JPH10226060A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH10226060A JPH10226060A JP4304397A JP4304397A JPH10226060A JP H10226060 A JPH10226060 A JP H10226060A JP 4304397 A JP4304397 A JP 4304397A JP 4304397 A JP4304397 A JP 4304397A JP H10226060 A JPH10226060 A JP H10226060A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に
保護できるとともに電気的接続不良を確実に防止でき、
信頼性を向上させ得るインクジェット記録装置を提供す
る。 【構成】記録ヘッド13にインク吐出方向Bにほぼ垂直
な電気的コンタクト部26を設けるとともに記録手段装
着部11に記録ヘッド13との電気的コンタクト部21
を設け、記録ヘッド13を着脱する際にインク吐出部2
5が記録手段装着部の電気的コンタクト部21を避けて
通過するようにし、さらに、記録ヘッドを記録手段装着
部に固定する固定部材19により記録ヘッドの挿入ガイ
ドを兼ねさせる。
保護できるとともに電気的接続不良を確実に防止でき、
信頼性を向上させ得るインクジェット記録装置を提供す
る。 【構成】記録ヘッド13にインク吐出方向Bにほぼ垂直
な電気的コンタクト部26を設けるとともに記録手段装
着部11に記録ヘッド13との電気的コンタクト部21
を設け、記録ヘッド13を着脱する際にインク吐出部2
5が記録手段装着部の電気的コンタクト部21を避けて
通過するようにし、さらに、記録ヘッドを記録手段装着
部に固定する固定部材19により記録ヘッドの挿入ガイ
ドを兼ねさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録手段から被記録
媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置に関する。
媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録媒体
(被記録材)に画像(文字や記号等を含む)を記録して
いくように構成されている。前記記録装置は、記録方式
により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル
式、レーザービーム式等に分けることができる。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録媒体
(被記録材)に画像(文字や記号等を含む)を記録して
いくように構成されている。前記記録装置は、記録方式
により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル
式、レーザービーム式等に分けることができる。
【0003】被記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交
叉する方向に主走査しながら記録するシリアル型の記録
装置においては、被記録媒体に沿って移動する記録手段
(記録ヘッド)によって画像を記録(主走査)し、1行
分の記録を終了した後に所定量の紙送り(副走査として
のピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録媒
体に対して次の行の画像を記録(主走査)するという動
作を繰り返すことにより、被記録媒体全体の記録が行わ
れる。
叉する方向に主走査しながら記録するシリアル型の記録
装置においては、被記録媒体に沿って移動する記録手段
(記録ヘッド)によって画像を記録(主走査)し、1行
分の記録を終了した後に所定量の紙送り(副走査として
のピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録媒
体に対して次の行の画像を記録(主走査)するという動
作を繰り返すことにより、被記録媒体全体の記録が行わ
れる。
【0004】一方、被記録媒体の搬送方向の副走査のみ
で記録するライン型の記録装置においては、被記録媒体
を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を
連続的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を
行ない、被記録媒体の全体に画像が記録される。
で記録するライン型の記録装置においては、被記録媒体
を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を
連続的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を
行ない、被記録媒体の全体に画像が記録される。
【0005】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録媒体にインクを吐出して記録を行
うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、
高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特
別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニン
グコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が
少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を
記録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチタイ
プの記録手段を用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録媒体にインクを吐出して記録を行
うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、
高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特
別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニン
グコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が
少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を
記録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチタイ
プの記録手段を用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
【0006】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。
【0007】また、被記録媒体(被記録材)の材質に対
する要求も様々なものがあり、近年では、これらの要求
に対する開発が進み、通常の被記録媒体である紙(薄紙
や加工紙を含む)や樹脂薄板(OHP等)などの他に、
布、皮革、不織布、さらには金属等を記録媒体として用
いる記録装置も使用されるようになっている。
する要求も様々なものがあり、近年では、これらの要求
に対する開発が進み、通常の被記録媒体である紙(薄紙
や加工紙を含む)や樹脂薄板(OHP等)などの他に、
布、皮革、不織布、さらには金属等を記録媒体として用
いる記録装置も使用されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたような記録
装置では低価格化が強く求められている。インクジェッ
ト記録装置では、従来より、記録ヘッドを記録装置に対
して着脱する方法として種々の方法が提案されている。
しかしながら、記録ヘッドにインク吐出方向にほぼ垂直
に配置された電気的コンタクト部を設けるとともに記録
ヘッド装着部(記録手段装着部)に該記録ヘッドとの電
気的コンタクト部を設け、記録ヘッドを記録ヘッド装着
部に装着(固定)した状態でこれらの電気的コンタクト
部を導通接触させるようにしたインクジェット記録装置
にあっては、記録ヘッド装着部の構成が複雑になり、価
格が高くなるという課題がある。また、これらの電気コ
ンタクト部から成る電気接続部は、横方向の力が作用す
ると接続部がずれて電気的接続不良を生じやすくなると
いう課題もある。
装置では低価格化が強く求められている。インクジェッ
ト記録装置では、従来より、記録ヘッドを記録装置に対
して着脱する方法として種々の方法が提案されている。
しかしながら、記録ヘッドにインク吐出方向にほぼ垂直
に配置された電気的コンタクト部を設けるとともに記録
ヘッド装着部(記録手段装着部)に該記録ヘッドとの電
気的コンタクト部を設け、記録ヘッドを記録ヘッド装着
部に装着(固定)した状態でこれらの電気的コンタクト
部を導通接触させるようにしたインクジェット記録装置
にあっては、記録ヘッド装着部の構成が複雑になり、価
格が高くなるという課題がある。また、これらの電気コ
ンタクト部から成る電気接続部は、横方向の力が作用す
ると接続部がずれて電気的接続不良を生じやすくなると
いう課題もある。
【0009】すなわち、記録手段と記録手段装着部はそ
れぞれの電気的コンタクト部を当接させることにより電
気的に接続されるが、この電気的接続部に横方向の力が
作用すると接続部がずれて接触不良を生じやすくなる。
そのため、記録手段(記録ヘッド)は記録手段装着部
(シリアル記録装置のキャリッジ等)に対して吐出方向
へ押圧して位置決めすることが好ましい。このことは、
インク吐出部と紙間距離とを所定の間隔に維持するため
にも好ましいことである。
れぞれの電気的コンタクト部を当接させることにより電
気的に接続されるが、この電気的接続部に横方向の力が
作用すると接続部がずれて接触不良を生じやすくなる。
そのため、記録手段(記録ヘッド)は記録手段装着部
(シリアル記録装置のキャリッジ等)に対して吐出方向
へ押圧して位置決めすることが好ましい。このことは、
インク吐出部と紙間距離とを所定の間隔に維持するため
にも好ましいことである。
【0010】従って、記録手段(記録ヘッド)は、最終
的にはインク吐出方向へ押圧した状態で装着することを
要請される。その際、記録手段と記録手段装着部との間
の電気的接続も押圧方向に行うことが望ましく、それを
実現しようとすると、通常ではインク吐出部と電気的接
続部とが同一面にあるような構成となる。しかし、両者
が同一面にあると、インク吐出部のインクが電気的接続
部へ付着して接続不良(導通不良)を起こすおそれがあ
る。そこで、記録手段(インク吐出部)と被記録媒体
(記録用紙など)との間隔をなるべく接近させながら、
インク吐出部と電気的接続部を異なる面に設けることが
要請される。
的にはインク吐出方向へ押圧した状態で装着することを
要請される。その際、記録手段と記録手段装着部との間
の電気的接続も押圧方向に行うことが望ましく、それを
実現しようとすると、通常ではインク吐出部と電気的接
続部とが同一面にあるような構成となる。しかし、両者
が同一面にあると、インク吐出部のインクが電気的接続
部へ付着して接続不良(導通不良)を起こすおそれがあ
る。そこで、記録手段(インク吐出部)と被記録媒体
(記録用紙など)との間隔をなるべく接近させながら、
インク吐出部と電気的接続部を異なる面に設けることが
要請される。
【0011】本発明はこのような技術的背景のもとにな
されたものであり、本発明の目的は、インクジェット記
録装置において、記録手段装着部及び記録手段にインク
吐出方向にほぼ垂直な電気的コンタクト部を設けるに際
し、簡単かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に保護
できるとともに電気的接続不良を確実に防止でき、信頼
性を向上させ得るインクジェット記録装置を提供するこ
とである。
されたものであり、本発明の目的は、インクジェット記
録装置において、記録手段装着部及び記録手段にインク
吐出方向にほぼ垂直な電気的コンタクト部を設けるに際
し、簡単かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に保護
できるとともに電気的接続不良を確実に防止でき、信頼
性を向上させ得るインクジェット記録装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録手段を着
脱する際に該記録手段のインク吐出部が前記記録手段装
着部の電気的コンタクト部を避けて通過する構成とする
ことで、記録手段装着部及び記録手段にインク吐出方向
にほぼ垂直な電気的コンタクト部を設けるに際し、簡単
かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に保護できると
ともに電気的接続不良を確実に防止できる信頼性の高い
インクジェット記録装置を提供しようとするものであ
る。
脱する際に該記録手段のインク吐出部が前記記録手段装
着部の電気的コンタクト部を避けて通過する構成とする
ことで、記録手段装着部及び記録手段にインク吐出方向
にほぼ垂直な電気的コンタクト部を設けるに際し、簡単
かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に保護できると
ともに電気的接続不良を確実に防止できる信頼性の高い
インクジェット記録装置を提供しようとするものであ
る。
【0013】請求項1の発明は、上記目的を達成するた
め、記録手段から被記録媒体にインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置において、記録手段にイン
ク吐出方向にほぼ垂直に配置された電気的コンタクト部
を設けるとともに記録手段装着部に該記録手段との電気
的コンタクト部を設け、記録手段を着脱する際に該記録
手段のインク吐出部が前記記録手段装着部の電気的コン
タクト部を避けて通過することを特徴とする。
め、記録手段から被記録媒体にインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置において、記録手段にイン
ク吐出方向にほぼ垂直に配置された電気的コンタクト部
を設けるとともに記録手段装着部に該記録手段との電気
的コンタクト部を設け、記録手段を着脱する際に該記録
手段のインク吐出部が前記記録手段装着部の電気的コン
タクト部を避けて通過することを特徴とする。
【0014】請求項2〜5の各発明は、請求項1の構成
に加えて、記録手段を記録手段装着部に固定する固定部
材は該記録手段を該記録手段装着部に装着する際の挿入
ガイドを兼ねる構成、記録手段装着部の電気的コンタク
ト部に導通しているフレキシブルケーブルを該記録手段
装着部に固定するための導電部材は記録手段を該記録手
段装着部に着脱する際に該記録手段の挿入をガイドする
構成、記録手段装着部に記録手段を固定状態から解除す
るための解除部材が設けられ、記録手段が記録手段装着
部に固定されている状態で前記解除部材は記録手段を記
録手段装着部にロックする構成、あるいは、前記記録手
段装着部が被記録媒体に対して相対移動するキャリッジ
であり、該キャリッジに搭載される電気基板に位置セン
サが実装され、該キャリッジと該位置センサはキャリッ
ジ走査方向に対して嵌合している構成とすることによ
り、一層効果的に上記目的を達成するものである。
に加えて、記録手段を記録手段装着部に固定する固定部
材は該記録手段を該記録手段装着部に装着する際の挿入
ガイドを兼ねる構成、記録手段装着部の電気的コンタク
ト部に導通しているフレキシブルケーブルを該記録手段
装着部に固定するための導電部材は記録手段を該記録手
段装着部に着脱する際に該記録手段の挿入をガイドする
構成、記録手段装着部に記録手段を固定状態から解除す
るための解除部材が設けられ、記録手段が記録手段装着
部に固定されている状態で前記解除部材は記録手段を記
録手段装着部にロックする構成、あるいは、前記記録手
段装着部が被記録媒体に対して相対移動するキャリッジ
であり、該キャリッジに搭載される電気基板に位置セン
サが実装され、該キャリッジと該位置センサはキャリッ
ジ走査方向に対して嵌合している構成とすることによ
り、一層効果的に上記目的を達成するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明を適用するのに好適
なインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的断面
図である。図1において、給紙用のカセット1内に積載
された用紙またはプラスチック薄板等の被記録媒体2
は、給紙ローラ3を回転させることによって最上部の1
枚が分離されて給紙ガイド4、5の間を通して供給され
る。
施の形態を説明する。図1は本発明を適用するのに好適
なインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的断面
図である。図1において、給紙用のカセット1内に積載
された用紙またはプラスチック薄板等の被記録媒体2
は、給紙ローラ3を回転させることによって最上部の1
枚が分離されて給紙ガイド4、5の間を通して供給され
る。
【0016】前記給紙ローラ3が1回転して図1に示す
位置で停止すると、被記録媒体2に対する搬送力は消滅
する。しかし、この時には、既にパルスモーター(被記
録媒体搬送モーター)によって搬送下ローラ6が回転駆
動されており、被記録媒体2の先端部分は該搬送下ロー
ラ9と従動回転する搬送上ローラ7との間に挟み込まれ
ている。したがって、その後の被記録媒体2の紙送り量
はこれらの搬送ローラ対6、7によって規制されること
になる。なお、前記搬送ローラ対6、7(搬送下ローラ
6)は、例えば、パルスモーター(不図示)により、ベ
ルト(不図示)およびプーリー(不図示)などから成る
伝動機構を介して回転駆動される。
位置で停止すると、被記録媒体2に対する搬送力は消滅
する。しかし、この時には、既にパルスモーター(被記
録媒体搬送モーター)によって搬送下ローラ6が回転駆
動されており、被記録媒体2の先端部分は該搬送下ロー
ラ9と従動回転する搬送上ローラ7との間に挟み込まれ
ている。したがって、その後の被記録媒体2の紙送り量
はこれらの搬送ローラ対6、7によって規制されること
になる。なお、前記搬送ローラ対6、7(搬送下ローラ
6)は、例えば、パルスモーター(不図示)により、ベ
ルト(不図示)およびプーリー(不図示)などから成る
伝動機構を介して回転駆動される。
【0017】図1において、被記録媒体2は前記搬送ロ
ーラ対6、7によりさらに搬送され、その先端部分が排
紙ローラ対8、9の間に挟み込まれたところで一旦停止
する。前記排紙ローラ対は排紙下ローラ8とこれに不図
示のバネ手段で圧接された排紙上ローラ9とで構成され
ている。前記排紙下ローラ8は、前記搬送下ローラ6と
共通の前記パルスモーターにより、ギヤトレーン(不図
示)を介して回転駆動される。この場合、排紙下ローラ
8の周速が搬送下ローラ6の周速より所定割合(例え
ば、2%)だけ速くなるように設定され、これにより、
被記録媒体2は、記録部(プラテン10に支持される部
分)で所定の張力を付与された状態に保持される。
ーラ対6、7によりさらに搬送され、その先端部分が排
紙ローラ対8、9の間に挟み込まれたところで一旦停止
する。前記排紙ローラ対は排紙下ローラ8とこれに不図
示のバネ手段で圧接された排紙上ローラ9とで構成され
ている。前記排紙下ローラ8は、前記搬送下ローラ6と
共通の前記パルスモーターにより、ギヤトレーン(不図
示)を介して回転駆動される。この場合、排紙下ローラ
8の周速が搬送下ローラ6の周速より所定割合(例え
ば、2%)だけ速くなるように設定され、これにより、
被記録媒体2は、記録部(プラテン10に支持される部
分)で所定の張力を付与された状態に保持される。
【0018】本実施例では、被記録媒体に対して相対的
に移動するキャリッジに搭載(装着)された記録手段を
用いて記録するシリアルインクジェット記録装置の場
合、すなわち、記録手段装着部がキャリッジである場合
を例に挙げて説明する。
に移動するキャリッジに搭載(装着)された記録手段を
用いて記録するシリアルインクジェット記録装置の場
合、すなわち、記録手段装着部がキャリッジである場合
を例に挙げて説明する。
【0019】被記録媒体2をプラテン10上で位置決め
保持した状態(紙送りは停止)で、キャリッジ11をガ
イドレール12に沿って図1の紙面に直角の方向に移動
(主走査)させるとともに、該キャリッジ11に搭載
(装着)された記録手段13のインク吐出部を記録情報
に基づいて駆動することにより、1行(1ライン)分の
記録が行なわれる。1行分の記録が終了すると、搬送ロ
ーラ6を矢印A方向に所定量だけ回転させて被記録媒体
2を1行分だけ紙送り(副走査)し、次の行の記録を行
なう。以下、被記録媒体2の紙送り(副走査)動作とキ
ャリッジ11の移動(主走査)に同期した記録動作とを
交互に繰り返すことにより、被記録媒体2の全体に対す
る記録を行なう。記録が終了した被記録媒体2は、排紙
ローラ対8、9により排紙トレイ14へ排出される。こ
うして、一連の記録動作が行なわれる。なお、本実施例
では、前記記録手段13として、いわゆる記録ヘッド
(記録手段)にインクカートリッジ(インク貯留源)1
8が一体的に結合されたものが使用されている。
保持した状態(紙送りは停止)で、キャリッジ11をガ
イドレール12に沿って図1の紙面に直角の方向に移動
(主走査)させるとともに、該キャリッジ11に搭載
(装着)された記録手段13のインク吐出部を記録情報
に基づいて駆動することにより、1行(1ライン)分の
記録が行なわれる。1行分の記録が終了すると、搬送ロ
ーラ6を矢印A方向に所定量だけ回転させて被記録媒体
2を1行分だけ紙送り(副走査)し、次の行の記録を行
なう。以下、被記録媒体2の紙送り(副走査)動作とキ
ャリッジ11の移動(主走査)に同期した記録動作とを
交互に繰り返すことにより、被記録媒体2の全体に対す
る記録を行なう。記録が終了した被記録媒体2は、排紙
ローラ対8、9により排紙トレイ14へ排出される。こ
うして、一連の記録動作が行なわれる。なお、本実施例
では、前記記録手段13として、いわゆる記録ヘッド
(記録手段)にインクカートリッジ(インク貯留源)1
8が一体的に結合されたものが使用されている。
【0020】前記記録手段(記録ヘッド)13は、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記
録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱
変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド13
は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギー
により生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生
じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出さ
せ、記録を行なうものである。
ネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記
録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱
変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド13
は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギー
により生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生
じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出さ
せ、記録を行なうものである。
【0021】図2は、記録手段(記録ヘッド)13のイ
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
2において、被記録媒体2と所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面5
1には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成され、
共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路54の
壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するため
の電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設されてい
る。記録ヘッド13は、前記吐出口52がキャリッジ1
1の移動方向(主走査方向)と交叉する方向に並ぶよう
な位置関係で、該キャリッジ11に搭載されている。こ
うして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電
気熱変換体55を駆動(通電)して、液路54内のイン
クを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口
52からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)1
3が構成されている。
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
2において、被記録媒体2と所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面5
1には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成され、
共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路54の
壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するため
の電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設されてい
る。記録ヘッド13は、前記吐出口52がキャリッジ1
1の移動方向(主走査方向)と交叉する方向に並ぶよう
な位置関係で、該キャリッジ11に搭載されている。こ
うして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電
気熱変換体55を駆動(通電)して、液路54内のイン
クを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口
52からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)1
3が構成されている。
【0022】図3は本発明を適用したインクジェット記
録装置の記録手段装着部としてのキャリッジ及び記録手
段の縦断面図である。図3において、11はキャリッ
ジ、15はキャリッジふた、16は電気基板(以下、P
CBとも称す)、17はPCB16に実装された位置セ
ンサ、13はインクジェット記録手段(記録ヘッド)、
18はインク貯留源としてのインクカートリッジ、19
は記録ヘッド13をキャリッジ11上に固定するための
ヘッド固定部材、20はヘッド固定バネ、21はキャリ
ッジ11の電気的コンタクト部である。
録装置の記録手段装着部としてのキャリッジ及び記録手
段の縦断面図である。図3において、11はキャリッ
ジ、15はキャリッジふた、16は電気基板(以下、P
CBとも称す)、17はPCB16に実装された位置セ
ンサ、13はインクジェット記録手段(記録ヘッド)、
18はインク貯留源としてのインクカートリッジ、19
は記録ヘッド13をキャリッジ11上に固定するための
ヘッド固定部材、20はヘッド固定バネ、21はキャリ
ッジ11の電気的コンタクト部である。
【0023】キャリッジふた15はキャリッジ11に固
定されており、PCB16はキャリッジふた15により
固定されている。また、キャリッジふた15は、記録ヘ
ッド13を着脱する際、該記録ヘッド13の上下移動を
案内するガイドになっている。電気基板(PCB)16
はキャリッジ11とキャリッジふた15により固定され
ており、位置センサ17は前記PCB16に実装されて
いる。ここでは、前記位置センサ17としてフォトイン
タラプタが使用されている。前記ヘッド固定部材19
は、前記ヘッド固定バネ20で付勢されることで、記録
ヘッド13をキャリッジ11上に固定している。
定されており、PCB16はキャリッジふた15により
固定されている。また、キャリッジふた15は、記録ヘ
ッド13を着脱する際、該記録ヘッド13の上下移動を
案内するガイドになっている。電気基板(PCB)16
はキャリッジ11とキャリッジふた15により固定され
ており、位置センサ17は前記PCB16に実装されて
いる。ここでは、前記位置センサ17としてフォトイン
タラプタが使用されている。前記ヘッド固定部材19
は、前記ヘッド固定バネ20で付勢されることで、記録
ヘッド13をキャリッジ11上に固定している。
【0024】記録装置においては、記録手段と記録手段
装着部はそれぞれの電気的コンタクト部を当接させるこ
とにより電気的に接続されるが、この電気的接続部に横
方向の力が作用すると接続部がずれて接触不良を生じや
すくなる。そのため、インクジェット記録装置では、記
録手段(記録ヘッド)は記録手段装着部(シリアル記録
装置のキャリッジ等)に対して吐出方向へ押圧して位置
決めすることが好ましい。このことは、インク吐出部と
紙間距離とを所定の間隔に維持するためにも好ましいこ
とである。
装着部はそれぞれの電気的コンタクト部を当接させるこ
とにより電気的に接続されるが、この電気的接続部に横
方向の力が作用すると接続部がずれて接触不良を生じや
すくなる。そのため、インクジェット記録装置では、記
録手段(記録ヘッド)は記録手段装着部(シリアル記録
装置のキャリッジ等)に対して吐出方向へ押圧して位置
決めすることが好ましい。このことは、インク吐出部と
紙間距離とを所定の間隔に維持するためにも好ましいこ
とである。
【0025】従って、記録手段は、最終的にはインク吐
出方向へ押圧した状態で装着することを要請される。そ
の際、記録手段と記録手段装着部との間の電気的接続も
押圧方向に行うことが望ましく、それを実現しようとす
ると、通常ではインク吐出部と電気的接続部とが同一面
にあるような構成となる。しかし、両者が同一面にある
と、インク吐出部のインクが電気的接続部へ付着して接
続不良(導通不良)を起こすおそれがある。そこで、記
録手段(インク吐出部)と被記録媒体(記録用紙など)
との間隔をなるべく接近させながら、インク吐出部と電
気的接続部を異なる面に設けることが要請される。
出方向へ押圧した状態で装着することを要請される。そ
の際、記録手段と記録手段装着部との間の電気的接続も
押圧方向に行うことが望ましく、それを実現しようとす
ると、通常ではインク吐出部と電気的接続部とが同一面
にあるような構成となる。しかし、両者が同一面にある
と、インク吐出部のインクが電気的接続部へ付着して接
続不良(導通不良)を起こすおそれがある。そこで、記
録手段(インク吐出部)と被記録媒体(記録用紙など)
との間隔をなるべく接近させながら、インク吐出部と電
気的接続部を異なる面に設けることが要請される。
【0026】よって、図3の実施例では、記録手段(記
録ヘッド)13を着脱する際に該記録手段のインク吐出
部25(図4)がキャリッジ11の電気的コンタクト部
21を避けて通過するように構成されている。つまり、
記録ヘッド13の着脱は、図3中に二点鎖線で示すよう
な姿勢を採りながら行われる。このような構成とするこ
とで、記録手段装着部(キャリッジ)11及び記録手段
13にインク吐出方向にほぼ垂直な電気的コンタクト部
21、26(図3、図4)を設けるに際し、簡単かつ安
価な構成で、前記インク吐出部25を確実に保護できる
とともに電気的接続不良を確実に防止できる信頼性の高
いインクジェット記録装置を提供することが可能にな
る。
録ヘッド)13を着脱する際に該記録手段のインク吐出
部25(図4)がキャリッジ11の電気的コンタクト部
21を避けて通過するように構成されている。つまり、
記録ヘッド13の着脱は、図3中に二点鎖線で示すよう
な姿勢を採りながら行われる。このような構成とするこ
とで、記録手段装着部(キャリッジ)11及び記録手段
13にインク吐出方向にほぼ垂直な電気的コンタクト部
21、26(図3、図4)を設けるに際し、簡単かつ安
価な構成で、前記インク吐出部25を確実に保護できる
とともに電気的接続不良を確実に防止できる信頼性の高
いインクジェット記録装置を提供することが可能にな
る。
【0027】図4は前記記録手段(記録ヘッド)13を
下面側から見た模式的斜視図である。図4において、2
2は記録ヘッド13の左右外側面に設けられたボス、2
3は前記ヘッド固定部材19と係合する係合部、24は
記録ヘッド13の吐出口面51に所定の配列を成して形
成された吐出口列である。吐出口列24を形成する各吐
出口52からは、矢印B方向(z方向)にインクが吐出
される。25は記録ヘッド13のインク吐出部、26は
インク吐出方向Bにほぼ垂直でかつ吐出口面51よりイ
ンク吐出方向反対側(図4中の下側)に配置された記録
手段13の電気的コンタクト部である。
下面側から見た模式的斜視図である。図4において、2
2は記録ヘッド13の左右外側面に設けられたボス、2
3は前記ヘッド固定部材19と係合する係合部、24は
記録ヘッド13の吐出口面51に所定の配列を成して形
成された吐出口列である。吐出口列24を形成する各吐
出口52からは、矢印B方向(z方向)にインクが吐出
される。25は記録ヘッド13のインク吐出部、26は
インク吐出方向Bにほぼ垂直でかつ吐出口面51よりイ
ンク吐出方向反対側(図4中の下側)に配置された記録
手段13の電気的コンタクト部である。
【0028】図4において、27はインク吐出方向(z
方向)Bの記録ヘッド13の位置決め部である。この位
置決め部27は、図中のy軸回りの回転モーメント(z
−x)を抑えることもでき、位置決め部〔z、z−x〕
として機能するものである。28は図中のx軸回りの回
転モーメント(y−z)を抑える位置決め部〔y−
z〕、29は図中のy方向の位置決めを行うとともにz
軸回りの回転モーメント(x−y)を抑える位置決め部
〔y、x−y〕である。30は図中のx方向の位置決め
を行う位置決め部〔x〕である。なお、位置決め部30
の反対側は図中x方向に力を受ける受け部(不図示)が
ある。31は後述するヘッド解除部材を受ける凸部であ
る。
方向)Bの記録ヘッド13の位置決め部である。この位
置決め部27は、図中のy軸回りの回転モーメント(z
−x)を抑えることもでき、位置決め部〔z、z−x〕
として機能するものである。28は図中のx軸回りの回
転モーメント(y−z)を抑える位置決め部〔y−
z〕、29は図中のy方向の位置決めを行うとともにz
軸回りの回転モーメント(x−y)を抑える位置決め部
〔y、x−y〕である。30は図中のx方向の位置決め
を行う位置決め部〔x〕である。なお、位置決め部30
の反対側は図中x方向に力を受ける受け部(不図示)が
ある。31は後述するヘッド解除部材を受ける凸部であ
る。
【0029】図5はキャリッジ11の模式的斜視図であ
る。図5において、32はキャリッジ11に設けられた
電気的コンタクト部21に電気的に接続されているフレ
キシブルケーブル、33はフレキシブルケーブル32を
キャリッジ11に固定する導電部材、34は記録ヘッド
13を着脱する際に該記録ヘッドを案内するためにキャ
リッジ11設けられたヘッド着脱用ガイド部、35は記
録ヘッド13の前記ボス22をガイドするガイド部、3
6はキャリッジ11を主走査方向にガイドするガイドレ
ール12(図1、図3)が嵌合するガイド軸受部であ
る。前記ヘッド着脱用ガイド部34は記録手段13をキ
ャリッジ11上に挿入する時の入口ガイド部であり、記
録手段13がキャリッジ11に装着された状態では、該
ヘッド着脱用ガイド部34と該記録手段13がオーバー
ラップしないような構成になっている。
る。図5において、32はキャリッジ11に設けられた
電気的コンタクト部21に電気的に接続されているフレ
キシブルケーブル、33はフレキシブルケーブル32を
キャリッジ11に固定する導電部材、34は記録ヘッド
13を着脱する際に該記録ヘッドを案内するためにキャ
リッジ11設けられたヘッド着脱用ガイド部、35は記
録ヘッド13の前記ボス22をガイドするガイド部、3
6はキャリッジ11を主走査方向にガイドするガイドレ
ール12(図1、図3)が嵌合するガイド軸受部であ
る。前記ヘッド着脱用ガイド部34は記録手段13をキ
ャリッジ11上に挿入する時の入口ガイド部であり、記
録手段13がキャリッジ11に装着された状態では、該
ヘッド着脱用ガイド部34と該記録手段13がオーバー
ラップしないような構成になっている。
【0030】なお、キャリッジ11の材質としては、例
えば、変性PPO(ポニフェニレンオキサイド)、変性
PPE(ポニフェニレンエーテル)もしくはPC(ポリ
カーボネート)などが使用され、これにガラス繊維、炭
素繊維もしくは各ビーズを加えたり、フィラーとして摺
動性を加えるものや、マイカなどの無機質を加えたりし
たものも使用される。キャリッジふた15の材質として
は、ABS、変性PPO、PCなどが使用される。ヘッ
ド固定部材19の材質としては、ABS、POM(ポリ
アセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)
などが使用される。導電部材33の材質としては、SU
Sや銅合金や鉄にメッキを施したものが使用されてい
る。なお、図5のキャリッジ11は、2個の記録手段
(記録ヘッド)13を同時に装着可能な構造になってい
るが、1個または3個以上の記録手段13を装着する構
造であってもよい。
えば、変性PPO(ポニフェニレンオキサイド)、変性
PPE(ポニフェニレンエーテル)もしくはPC(ポリ
カーボネート)などが使用され、これにガラス繊維、炭
素繊維もしくは各ビーズを加えたり、フィラーとして摺
動性を加えるものや、マイカなどの無機質を加えたりし
たものも使用される。キャリッジふた15の材質として
は、ABS、変性PPO、PCなどが使用される。ヘッ
ド固定部材19の材質としては、ABS、POM(ポリ
アセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)
などが使用される。導電部材33の材質としては、SU
Sや銅合金や鉄にメッキを施したものが使用されてい
る。なお、図5のキャリッジ11は、2個の記録手段
(記録ヘッド)13を同時に装着可能な構造になってい
るが、1個または3個以上の記録手段13を装着する構
造であってもよい。
【0031】図6はキャリッジ11の電気的コンタクト
部21の周辺を示す斜視図である。図6において、37
は導電部材33に設けられた凸状のエンボスであり、こ
のエンボス37は記録ヘッド13を着脱する際の左右の
ガイドになっている。38は導電部材33に設けられた
弾性を有するヘッド押圧部であり、このヘッド押圧部3
8はヘッド位置決め部30の対向部分を押圧する。な
お、凸状のエンボス37はエンボス加工で形成される
が、これは摺動性のよいPOM(ポリアセタール)やP
BT(ポリブチレンテレフタレート)などの別部材で形
成してもよい。
部21の周辺を示す斜視図である。図6において、37
は導電部材33に設けられた凸状のエンボスであり、こ
のエンボス37は記録ヘッド13を着脱する際の左右の
ガイドになっている。38は導電部材33に設けられた
弾性を有するヘッド押圧部であり、このヘッド押圧部3
8はヘッド位置決め部30の対向部分を押圧する。な
お、凸状のエンボス37はエンボス加工で形成される
が、これは摺動性のよいPOM(ポリアセタール)やP
BT(ポリブチレンテレフタレート)などの別部材で形
成してもよい。
【0032】39はキャリッジふた15の一部で形成さ
れたフレキシブルケーブル32を押さえる部分である。
40はキャリッジ11に形成された開口部であり、フレ
キシブルケーブル32はこの開口部40を通って反対側
のPCB(電気基板)16に接続されている。41、4
2、43はキャリッジ11に設けられたヘッド位置決め
部である。ヘッド位置決め部41は記録ヘッド13の位
置決め部〔z、z−x〕27に対応し、ヘッド位置決め
部42は記録ヘッド13の位置決め部〔y、x−y〕2
9に対応し、ヘッド位置決め部43は記録ヘッド13の
位置決め部〔x〕30に対応に対応している。
れたフレキシブルケーブル32を押さえる部分である。
40はキャリッジ11に形成された開口部であり、フレ
キシブルケーブル32はこの開口部40を通って反対側
のPCB(電気基板)16に接続されている。41、4
2、43はキャリッジ11に設けられたヘッド位置決め
部である。ヘッド位置決め部41は記録ヘッド13の位
置決め部〔z、z−x〕27に対応し、ヘッド位置決め
部42は記録ヘッド13の位置決め部〔y、x−y〕2
9に対応し、ヘッド位置決め部43は記録ヘッド13の
位置決め部〔x〕30に対応に対応している。
【0033】図7はキャリッジ11で記録手段13を着
脱する状態を示す縦断面図である。なお、前述のごと
く、本実施例の記録手段(記録ヘッド)13にはインク
カートリッジ18が一体的に結合されている。また、記
録ヘッド13の複数の吐出口52から成る吐出口列24
はポリサルフォンや変性PPOなどで形成されている。
キャリッジ11の電気的コンタクト部21はポリイミド
またはポリエチレンテレフタレートなどをベースとした
フレキシブルケーブルで形成されており、該電気的コン
タクト部21とキャリッジ11との間にはコンタクト用
ゴムパッド44が装着されている。このゴムパッド44
の材質としては、一般に、シリコンゴムやCRなどの耐
クリープ性にすぐれた材料が使用される。
脱する状態を示す縦断面図である。なお、前述のごと
く、本実施例の記録手段(記録ヘッド)13にはインク
カートリッジ18が一体的に結合されている。また、記
録ヘッド13の複数の吐出口52から成る吐出口列24
はポリサルフォンや変性PPOなどで形成されている。
キャリッジ11の電気的コンタクト部21はポリイミド
またはポリエチレンテレフタレートなどをベースとした
フレキシブルケーブルで形成されており、該電気的コン
タクト部21とキャリッジ11との間にはコンタクト用
ゴムパッド44が装着されている。このゴムパッド44
の材質としては、一般に、シリコンゴムやCRなどの耐
クリープ性にすぐれた材料が使用される。
【0034】図7において、記録ヘッド13を着脱する
際、そのインク吐出部25は図示のようにキャリッジ1
1の電気的コンタクト部21を避けて通過するような動
きをする。記録ヘッド13のインク吐出部25は、吐出
口列24が形成された吐出口面51を有しており、非常
にデリケートな部分である。そのため、インク吐出部2
5に不用意な力が加わるとインク吐出にへい害(例え
ば、吐出方向の曲がり、不吐出など)が現われることが
ある。一方、キャリッジ11の電気コンタクト部21は
記録ヘッド13に電気的に接合する部分であり、この部
分に不用意な力が加わると、コンタクト部21が変形し
たりして電気的な接触不良を起こすことがある。
際、そのインク吐出部25は図示のようにキャリッジ1
1の電気的コンタクト部21を避けて通過するような動
きをする。記録ヘッド13のインク吐出部25は、吐出
口列24が形成された吐出口面51を有しており、非常
にデリケートな部分である。そのため、インク吐出部2
5に不用意な力が加わるとインク吐出にへい害(例え
ば、吐出方向の曲がり、不吐出など)が現われることが
ある。一方、キャリッジ11の電気コンタクト部21は
記録ヘッド13に電気的に接合する部分であり、この部
分に不用意な力が加わると、コンタクト部21が変形し
たりして電気的な接触不良を起こすことがある。
【0035】すなわち、前述したように、記録装置にお
いては、記録手段と記録手段装着部はそれぞれの電気的
コンタクト部を当接させることにより電気的に接続され
るが、この電気的接続部に横方向の力が作用すると接続
部がずれて接触不良を生じやすくなる。そのため、イン
クジェット記録装置では、記録手段(記録ヘッド)は記
録手段装着部(シリアル記録装置のキャリッジ等)に対
して吐出方向へ押圧して位置決めすることが好ましい。
このことは、インク吐出部と紙間距離とを所定の間隔に
維持するためにも好ましいことである。
いては、記録手段と記録手段装着部はそれぞれの電気的
コンタクト部を当接させることにより電気的に接続され
るが、この電気的接続部に横方向の力が作用すると接続
部がずれて接触不良を生じやすくなる。そのため、イン
クジェット記録装置では、記録手段(記録ヘッド)は記
録手段装着部(シリアル記録装置のキャリッジ等)に対
して吐出方向へ押圧して位置決めすることが好ましい。
このことは、インク吐出部と紙間距離とを所定の間隔に
維持するためにも好ましいことである。
【0036】従って、記録手段は、最終的にはインク吐
出方向へ押圧した状態で装着することを要請される。そ
の際、記録手段と記録手段装着部との間の電気的接続も
押圧方向に行うことが望ましく、それを実現しようとす
ると、通常ではインク吐出部と電気的接続部とが同一面
にあるような構成となる。しかし、両者が同一面にある
と、インク吐出部のインクが電気的接続部へ付着して接
続不良(導通不良)を起こすおそれがある。そこで、記
録手段(インク吐出部)と被記録媒体(記録用紙など)
との間隔をなるべく接近させながら、インク吐出部と電
気的接続部を異なる面に設けることが要請される。
出方向へ押圧した状態で装着することを要請される。そ
の際、記録手段と記録手段装着部との間の電気的接続も
押圧方向に行うことが望ましく、それを実現しようとす
ると、通常ではインク吐出部と電気的接続部とが同一面
にあるような構成となる。しかし、両者が同一面にある
と、インク吐出部のインクが電気的接続部へ付着して接
続不良(導通不良)を起こすおそれがある。そこで、記
録手段(インク吐出部)と被記録媒体(記録用紙など)
との間隔をなるべく接近させながら、インク吐出部と電
気的接続部を異なる面に設けることが要請される。
【0037】よって、図7に示すように、記録手段(記
録ヘッド)13を着脱する際に該記録手段のインク吐出
部25がキャリッジ11の電気的コンタクト部21を避
けて通過するように構成されている。つまり、記録ヘッ
ド13の着脱は、図7中に二点鎖線で示すような姿勢を
採りながら行われる。このような構成とすることで、記
録手段装着部(キャリッジ)11及び記録手段13にイ
ンク吐出方向にほぼ垂直な電気的コンタクト部21、2
6を設けるに際し、簡単かつ安価な構成で、前記インク
吐出部25を確実に保護できるとともに電気的接続不良
を確実に防止できる信頼性の高いインクジェット記録装
置を提供することが可能になる。
録ヘッド)13を着脱する際に該記録手段のインク吐出
部25がキャリッジ11の電気的コンタクト部21を避
けて通過するように構成されている。つまり、記録ヘッ
ド13の着脱は、図7中に二点鎖線で示すような姿勢を
採りながら行われる。このような構成とすることで、記
録手段装着部(キャリッジ)11及び記録手段13にイ
ンク吐出方向にほぼ垂直な電気的コンタクト部21、2
6を設けるに際し、簡単かつ安価な構成で、前記インク
吐出部25を確実に保護できるとともに電気的接続不良
を確実に防止できる信頼性の高いインクジェット記録装
置を提供することが可能になる。
【0038】すなわち、記録ヘッド13を着脱する際
に、デリケートな部分であるインク吐出部25とキャリ
ッジ11の電気的コンタクト部21が接触しない構成を
採ることにより、簡単かつ安価な構成で、それぞれの信
頼性を向上させることができる。そのための構成とし
て、本実施例では、キャリッジ11に記録ヘッド13の
ボス22のガイド部35を設け、キャリッジふた15に
ガイド部を設け、記録ヘッド13にガイドボス22を設
ける構成が採られている。
に、デリケートな部分であるインク吐出部25とキャリ
ッジ11の電気的コンタクト部21が接触しない構成を
採ることにより、簡単かつ安価な構成で、それぞれの信
頼性を向上させることができる。そのための構成とし
て、本実施例では、キャリッジ11に記録ヘッド13の
ボス22のガイド部35を設け、キャリッジふた15に
ガイド部を設け、記録ヘッド13にガイドボス22を設
ける構成が採られている。
【0039】図8は記録ヘッド13を着脱する際のヘッ
ド固定部材19に対する記録ヘッド13の動きを示すキ
ャリッジ上の部分縦断面図であり、図9はキャリッジ1
1に記録ヘッド13を装着した状態を示すキャリッジ上
の部分縦断面図である。先ず記録ヘッド13を装着する
場合について説明する。図8において、記録ヘッド13
はヘッド固定部材19の上部にガイドされ、、該記録ヘ
ッド13の下面を滑らせて該記録ヘッドをキャリッジ1
1の奥まで挿入する。次いで、記録ヘッド13を図中下
方に押すことで該記録ヘッドはガイド部に案内されて図
中に示す動きをすることになる。ここで、記録ヘッド1
3の係合部23の断面部が図中に斜線部(ハッチング)
で示されている。
ド固定部材19に対する記録ヘッド13の動きを示すキ
ャリッジ上の部分縦断面図であり、図9はキャリッジ1
1に記録ヘッド13を装着した状態を示すキャリッジ上
の部分縦断面図である。先ず記録ヘッド13を装着する
場合について説明する。図8において、記録ヘッド13
はヘッド固定部材19の上部にガイドされ、、該記録ヘ
ッド13の下面を滑らせて該記録ヘッドをキャリッジ1
1の奥まで挿入する。次いで、記録ヘッド13を図中下
方に押すことで該記録ヘッドはガイド部に案内されて図
中に示す動きをすることになる。ここで、記録ヘッド1
3の係合部23の断面部が図中に斜線部(ハッチング)
で示されている。
【0040】ヘッド固定部材19は、ヘッド固定バネ2
0で図中矢印C方向(右下方向)に押圧され、かつキャ
リッジ11に設けられた突き当て部45で止められるこ
とにより弾性変位可能に所定位置に保持されている。そ
の場合、ヘッド固定部材19の側面にリブを立て、キャ
リッジ11の内壁に溝を設け、該リブと該溝を係合させ
て該ヘッド固定部材19を止めるとさらによい。記録ヘ
ッド13の係合部23は、ヘッド固定部材19に沿って
図示の23(a)→23(b)→23(c)のように移
動する。
0で図中矢印C方向(右下方向)に押圧され、かつキャ
リッジ11に設けられた突き当て部45で止められるこ
とにより弾性変位可能に所定位置に保持されている。そ
の場合、ヘッド固定部材19の側面にリブを立て、キャ
リッジ11の内壁に溝を設け、該リブと該溝を係合させ
て該ヘッド固定部材19を止めるとさらによい。記録ヘ
ッド13の係合部23は、ヘッド固定部材19に沿って
図示の23(a)→23(b)→23(c)のように移
動する。
【0041】図8中の23(c)の状態から記録ヘッド
13をさらに下方へ押し込むことにより、記録ヘッド1
3は図9に示す状態でキャリッジ11上の所定位置に固
定される。このとき、記録ヘッド13の位置決め部〔y
−z〕28は、キャリッジ11に形成されたボス部と当
接している。記録ヘッド13は、ヘッド固定バネ20の
バネ力によりヘッド固定部材19を介してその係合部2
3を矢印C方向(図中の右下方向)に押圧することによ
り、キャリッジ11上に固定されている。
13をさらに下方へ押し込むことにより、記録ヘッド1
3は図9に示す状態でキャリッジ11上の所定位置に固
定される。このとき、記録ヘッド13の位置決め部〔y
−z〕28は、キャリッジ11に形成されたボス部と当
接している。記録ヘッド13は、ヘッド固定バネ20の
バネ力によりヘッド固定部材19を介してその係合部2
3を矢印C方向(図中の右下方向)に押圧することによ
り、キャリッジ11上に固定されている。
【0042】記録ヘッド13をキャリッジ11から外す
ときは、該記録ヘッドに図中上向きの力を加えることに
よりヘッド固定部材19を図中左上方向に変位させて図
8中の23(a)の状態にし、そこから図中左方向(や
や左上方向)に引き出すことにより簡単に取り外すこと
ができる。
ときは、該記録ヘッドに図中上向きの力を加えることに
よりヘッド固定部材19を図中左上方向に変位させて図
8中の23(a)の状態にし、そこから図中左方向(や
や左上方向)に引き出すことにより簡単に取り外すこと
ができる。
【0043】図10及び図11は前記ヘッド固定部材1
9の代わりにヘッド解除部材を設ける別の実施例を示す
ものであり、図10は記録ヘッド13を着脱する際のヘ
ッド解除部材47に対する記録ヘッド13の動きを示す
キャリッジ上の部分縦断面図であり、図11はキャリッ
ジ11に記録ヘッド13を装着した状態を示すキャリッ
ジ上の部分縦断面図である。図10及び図11におい
て、47はキャリッジ11に回動可能に取り付けられた
ヘッド解除部材である。ヘッド解除部材47は、記録ヘ
ッド13の凸状の受け部(凸部)31に対応するヘッド
ロック部48と、記録ヘッド13を取り外す際には該ヘ
ッドを図中上方へ押し上げ記録ヘッド13を装着する際
には回転する回転部49と、弾性を有する凸部50とを
備えている。キャリッジ11には、前記ヘッド解除部材
47の凸部50を受ける受け部56が設けられている。
この受け部56は、図中の左右方向中央部が前記凸部5
0に対して凸状をなし、図中左右部分(着脱方向の前後
部分)が斜面で形成されている。
9の代わりにヘッド解除部材を設ける別の実施例を示す
ものであり、図10は記録ヘッド13を着脱する際のヘ
ッド解除部材47に対する記録ヘッド13の動きを示す
キャリッジ上の部分縦断面図であり、図11はキャリッ
ジ11に記録ヘッド13を装着した状態を示すキャリッ
ジ上の部分縦断面図である。図10及び図11におい
て、47はキャリッジ11に回動可能に取り付けられた
ヘッド解除部材である。ヘッド解除部材47は、記録ヘ
ッド13の凸状の受け部(凸部)31に対応するヘッド
ロック部48と、記録ヘッド13を取り外す際には該ヘ
ッドを図中上方へ押し上げ記録ヘッド13を装着する際
には回転する回転部49と、弾性を有する凸部50とを
備えている。キャリッジ11には、前記ヘッド解除部材
47の凸部50を受ける受け部56が設けられている。
この受け部56は、図中の左右方向中央部が前記凸部5
0に対して凸状をなし、図中左右部分(着脱方向の前後
部分)が斜面で形成されている。
【0044】記録ヘッド13がキャリッジ11に固定さ
れている図10の状態のときには、該記録ヘッドに不用
意な上向き力を作用させても、掛け止め状態になってい
るヘッドの受け部(凸部)31とヘッド解除部材47の
ヘッドロック部48が当接し、記録ヘッド13が外れる
ことはない。また、ヘッド解除部材47の凸部50はキ
ャリッジ11の受け部56の斜面により図中右方向に押
され、ヘッド解除部材47は図中右回転方向に付勢され
ている。このような図10の状態で、記録ヘッド13は
キャリッジ11にロック状態で装着されている。
れている図10の状態のときには、該記録ヘッドに不用
意な上向き力を作用させても、掛け止め状態になってい
るヘッドの受け部(凸部)31とヘッド解除部材47の
ヘッドロック部48が当接し、記録ヘッド13が外れる
ことはない。また、ヘッド解除部材47の凸部50はキ
ャリッジ11の受け部56の斜面により図中右方向に押
され、ヘッド解除部材47は図中右回転方向に付勢され
ている。このような図10の状態で、記録ヘッド13は
キャリッジ11にロック状態で装着されている。
【0045】次に、図11を参照して、図10の状態か
ら記録ヘッド13を取り外すときの動作及び状態を説明
する。ヘッド解除部材47を図中左回転方向(反時計方
向)に回動させると、弾性を有する凸部50が受け部5
6の斜面を乗り越えて中央凸部へ移動し、このとき、ヘ
ッドロック部48は記録ヘッド13の受け部(凸部)3
1より離れ、該記録ヘッド13は上方へ移動可能な状態
になる。ヘッド解除部材47を図中でさらに左回転させ
ると、回転部49が記録ヘッド13の底部を上方へ押し
上げ、該記録ヘッド13は完全にキャリッジ11上の固
定状態から解放される。また、ヘッド解除部材47の凸
部50はキャリッジ11の受け部56の図示左側の斜面
へ移動し、該ヘッド解除部材47は左回転方向(ヘッド
解放方向)へ付勢されている。
ら記録ヘッド13を取り外すときの動作及び状態を説明
する。ヘッド解除部材47を図中左回転方向(反時計方
向)に回動させると、弾性を有する凸部50が受け部5
6の斜面を乗り越えて中央凸部へ移動し、このとき、ヘ
ッドロック部48は記録ヘッド13の受け部(凸部)3
1より離れ、該記録ヘッド13は上方へ移動可能な状態
になる。ヘッド解除部材47を図中でさらに左回転させ
ると、回転部49が記録ヘッド13の底部を上方へ押し
上げ、該記録ヘッド13は完全にキャリッジ11上の固
定状態から解放される。また、ヘッド解除部材47の凸
部50はキャリッジ11の受け部56の図示左側の斜面
へ移動し、該ヘッド解除部材47は左回転方向(ヘッド
解放方向)へ付勢されている。
【0046】記録ヘッド13をキャリッジ11に装着す
るときは、ヘッド解除部材47の回転部49が該記録ヘ
ッド13の底面で押されることで、該ヘッド解除部材4
7が図中で左回転して図10の状態になり、記録ヘッド
13はキャリッジ11の所定位置に装着される。図10
及び図11で説明した構成を採ることにより、ヘッド解
除部材47という1つの部品で、記録ヘッド固定時のロ
ック機能と記録ヘッド取り外し時の解除機能を兼ね備え
ることが可能になる。
るときは、ヘッド解除部材47の回転部49が該記録ヘ
ッド13の底面で押されることで、該ヘッド解除部材4
7が図中で左回転して図10の状態になり、記録ヘッド
13はキャリッジ11の所定位置に装着される。図10
及び図11で説明した構成を採ることにより、ヘッド解
除部材47という1つの部品で、記録ヘッド固定時のロ
ック機能と記録ヘッド取り外し時の解除機能を兼ね備え
ることが可能になる。
【0047】図12はキャリッジ11と電気基板16の
分解斜視図である。図12において、電気基板(PC
B)16は、キャリッジ11に設けられた引っ掛け部5
7及び当接部58とキャリッジふた15に設けられた弾
性固定部59によってキャリッジ11に位置決め固定さ
れる。60は位置センサ17を固定するためにキャリッ
ジ11に設けられた位置センサ用位置決めボス部であ
る。PCB16には、前記位置センサ用位置決めボス部
60に対応した位置に該ボス部60の形状より大きな孔
(開口)61が形成されている。この孔61は、位置セ
ンサ17をPCB16上に実装するための基準孔となる
ものである。
分解斜視図である。図12において、電気基板(PC
B)16は、キャリッジ11に設けられた引っ掛け部5
7及び当接部58とキャリッジふた15に設けられた弾
性固定部59によってキャリッジ11に位置決め固定さ
れる。60は位置センサ17を固定するためにキャリッ
ジ11に設けられた位置センサ用位置決めボス部であ
る。PCB16には、前記位置センサ用位置決めボス部
60に対応した位置に該ボス部60の形状より大きな孔
(開口)61が形成されている。この孔61は、位置セ
ンサ17をPCB16上に実装するための基準孔となる
ものである。
【0048】図12において、前記位置センサ17に
は、前記位置センサ用位置決めボス部60に対応する位
置に、孔62が形成されている。この孔62は、両矢印
Dで示すキャリッジ走査方向に対するキャリッジ11及
び位置センサ17の位置を正確に出すためのものであ
り、キャリッジ11の前記位置センサ用位置決めボス部
60と嵌合している。
は、前記位置センサ用位置決めボス部60に対応する位
置に、孔62が形成されている。この孔62は、両矢印
Dで示すキャリッジ走査方向に対するキャリッジ11及
び位置センサ17の位置を正確に出すためのものであ
り、キャリッジ11の前記位置センサ用位置決めボス部
60と嵌合している。
【0049】図12に示すような構成を採ることによ
り、低価格な構造で、キャリッジ11と位置センサ17
を一対一の関係で正確に位置決めすることができ、高精
度のインクジェット記録を行うことが可能になる。この
場合、図示の位置決め構造に代えて、位置センサ17の
ハウジングの一部にボス部を突設するとともにキャリッ
ジ11に溝又は孔を形成する構成によっても、同様の効
果が得られる。しかし、このような構成では、位置セン
サ17をPCB(電気基板)16に実装するときに、該
PCB16より該位置センサのボス部が凸状に出っ張る
ことになり、作業性がよくないという不利益がある。
り、低価格な構造で、キャリッジ11と位置センサ17
を一対一の関係で正確に位置決めすることができ、高精
度のインクジェット記録を行うことが可能になる。この
場合、図示の位置決め構造に代えて、位置センサ17の
ハウジングの一部にボス部を突設するとともにキャリッ
ジ11に溝又は孔を形成する構成によっても、同様の効
果が得られる。しかし、このような構成では、位置セン
サ17をPCB(電気基板)16に実装するときに、該
PCB16より該位置センサのボス部が凸状に出っ張る
ことになり、作業性がよくないという不利益がある。
【0050】さらに、前記位置センサ17のボス部がプ
ラスチックの場合、該ボス部が実装工程で熱変形する可
能性があることから、位置センサ17に位置決め用ボス
部を設け、この位置決め用ボス部を電気基板16の孔に
貫通させる構成を採ることは望ましくない。また、電気
基板16に形成された前記孔(開口)61の大きさにつ
いては、各部品の寸法公差や組立実装公差を考慮すれ
ば、前記位置センサ用位置決めボス部60よりどの程度
大きくすればよいかを簡単に計算することができる。
ラスチックの場合、該ボス部が実装工程で熱変形する可
能性があることから、位置センサ17に位置決め用ボス
部を設け、この位置決め用ボス部を電気基板16の孔に
貫通させる構成を採ることは望ましくない。また、電気
基板16に形成された前記孔(開口)61の大きさにつ
いては、各部品の寸法公差や組立実装公差を考慮すれ
ば、前記位置センサ用位置決めボス部60よりどの程度
大きくすればよいかを簡単に計算することができる。
【0051】なお、本発明は、被記録媒体に対して相対
的に移動するキャリッジ(記録手段装着部)に記録ヘッ
ド(記録手段)を搭載するシリアル型のインクジェット
記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、装
置本体に設けられる記録手段装着部にラインタイプの記
録手段を装着するライン型のインクジェット記録装置な
ど、その他の記録方法を採るインクジェット記録装置に
対しても同様に適用することができ、同様の作用効果が
得られるものである。また、本発明は、記録ヘッドの数
や各記録ヘッドで使用するインクの種類がどのような場
合でも、同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。
的に移動するキャリッジ(記録手段装着部)に記録ヘッ
ド(記録手段)を搭載するシリアル型のインクジェット
記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、装
置本体に設けられる記録手段装着部にラインタイプの記
録手段を装着するライン型のインクジェット記録装置な
ど、その他の記録方法を採るインクジェット記録装置に
対しても同様に適用することができ、同様の作用効果が
得られるものである。また、本発明は、記録ヘッドの数
や各記録ヘッドで使用するインクの種類がどのような場
合でも、同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。
【0052】また、本発明は、交換可能な記録ヘッド
(記録手段)を用いるインクジェット記録装置であれ
ば、記録ヘッドとインクタンクを別体にしたもの、ある
いは記録ヘッドとインクタンクを一体化したヘッドカー
トリッジなど、記録手段の構成がどのような場合にも同
様に適用することができ、同様の効果が得られるもので
ある。
(記録手段)を用いるインクジェット記録装置であれ
ば、記録ヘッドとインクタンクを別体にしたもの、ある
いは記録ヘッドとインクタンクを一体化したヘッドカー
トリッジなど、記録手段の構成がどのような場合にも同
様に適用することができ、同様の効果が得られるもので
ある。
【0053】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において特に
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれ
ば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからであ
る。
置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において特に
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれ
ば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録媒体にインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
記録手段にインク吐出方向にほぼ垂直に配置された電気
的コンタクト部を設けるとともに記録手段装着部に該記
録手段との電気的コンタクト部を設け、記録手段を着脱
する際に該記録手段のインク吐出部が前記記録手段装着
部の電気的コンタクト部を避けて通過する構成としたの
で、簡単かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に保護
できるとともに電気的接続不良を確実に防止できる信頼
性の高いインクジェット記録装置が提供される。
1の発明によれば、記録手段から被記録媒体にインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
記録手段にインク吐出方向にほぼ垂直に配置された電気
的コンタクト部を設けるとともに記録手段装着部に該記
録手段との電気的コンタクト部を設け、記録手段を着脱
する際に該記録手段のインク吐出部が前記記録手段装着
部の電気的コンタクト部を避けて通過する構成としたの
で、簡単かつ安価な構成で、インク吐出部を確実に保護
できるとともに電気的接続不良を確実に防止できる信頼
性の高いインクジェット記録装置が提供される。
【0055】請求項2〜請求項5の発明によれば、請求
項1の構成に加えて、記録手段を記録手段装着部に固定
する固定部材は該記録手段を該記録手段装着部に装着す
る際の挿入ガイドを兼ねる構成、記録手段装着部の電気
的コンタクト部に導通しているフレキシブルケーブルを
該記録手段装着部に固定するための導電部材は記録手段
を該記録手段装着部に着脱する際に該記録手段の挿入を
ガイドする構成、記録手段装着部に記録手段を固定状態
から解除するための解除部材が設けられ、記録手段が記
録手段装着部に固定されている状態で前記解除部材は記
録手段を記録手段装着部にロックする構成、あるいは、
前記記録手段装着部が被記録媒体に対して相対移動する
キャリッジであり、該キャリッジに搭載される電気基板
に位置センサが実装され、該キャリッジと該位置センサ
はキャリッジ走査方向に対して嵌合している構成とした
ので、一層効率よく、簡単かつ安価な構成で、インク吐
出部を確実に保護できるとともに電気的接続不良を確実
に防止できる信頼性の高いインクジェット記録装置が提
供される。
項1の構成に加えて、記録手段を記録手段装着部に固定
する固定部材は該記録手段を該記録手段装着部に装着す
る際の挿入ガイドを兼ねる構成、記録手段装着部の電気
的コンタクト部に導通しているフレキシブルケーブルを
該記録手段装着部に固定するための導電部材は記録手段
を該記録手段装着部に着脱する際に該記録手段の挿入を
ガイドする構成、記録手段装着部に記録手段を固定状態
から解除するための解除部材が設けられ、記録手段が記
録手段装着部に固定されている状態で前記解除部材は記
録手段を記録手段装着部にロックする構成、あるいは、
前記記録手段装着部が被記録媒体に対して相対移動する
キャリッジであり、該キャリッジに搭載される電気基板
に位置センサが実装され、該キャリッジと該位置センサ
はキャリッジ走査方向に対して嵌合している構成とした
ので、一層効率よく、簡単かつ安価な構成で、インク吐
出部を確実に保護できるとともに電気的接続不良を確実
に防止できる信頼性の高いインクジェット記録装置が提
供される。
【図1】本発明を適用するのに好適なインクジェット記
録装置の一例を示す模式的縦断面図である。
録装置の一例を示す模式的縦断面図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例における記録手段装着部(キャリッジ)及び記録
手段の縦断面図である。
実施例における記録手段装着部(キャリッジ)及び記録
手段の縦断面図である。
【図4】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例における記録手段を下面側から見た模式的斜視図
である。
実施例における記録手段を下面側から見た模式的斜視図
である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例における記録手段装着部(キャリッジ)の模式的
斜視図である。
実施例における記録手段装着部(キャリッジ)の模式的
斜視図である。
【図6】図5の記録手段装着部の電気的コンタクト部の
周辺を示す斜視図である。
周辺を示す斜視図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置で記
録手段装着部に対して記録手段を着脱する状態を示す縦
断面図である。
録手段装着部に対して記録手段を着脱する状態を示す縦
断面図である。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
いて記録手段を着脱する際のヘッド固定部材に対する動
きを示す部分縦断面図である。
いて記録手段を着脱する際のヘッド固定部材に対する動
きを示す部分縦断面図である。
【図9】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
いて記録手段装着部に記録手段を装着した状態を示す部
分縦断面図である。
いて記録手段装着部に記録手段を装着した状態を示す部
分縦断面図である。
【図10】本発明を適用したインクジェット記録装置の
別の実施例において記録手段を着脱する際のヘッド解除
部材に対する動きを示す部分縦断面図である。
別の実施例において記録手段を着脱する際のヘッド解除
部材に対する動きを示す部分縦断面図である。
【図11】図10の実施例において記録手段装着部に記
録手段を装着した状態を示す部分縦断面図である。
録手段を装着した状態を示す部分縦断面図である。
【図12】本発明を適用したインクジェット記録装置の
一実施例の記録手段装着部(キャリッジ)と電気基板の
分解斜視図である。
一実施例の記録手段装着部(キャリッジ)と電気基板の
分解斜視図である。
11 記録手段装着部(キャリッジ) 12 ガイドレール 13 記録手段(記録ヘッド) 15 キャリッジふた 16 電気基板 17 位置センサ 18 インクカートリッジ 19 ヘッド固定部材 20 ヘッド固定バネ 21 電気的コンタクト部(キャリッジ) 22 ボス(記録手段) 23 係合部(記録手段) 24 吐出口列 25 インク吐出部 26 電気的コンタクト部(記録手段) 27 位置決め部(記録手段) 28 位置決め部(記録手段) 29 位置決め部(記録手段) 30 位置決め部(記録手段) 31 凸部(記録手段) 32 フレキシブルケーブル 33 導電部材 34 ヘッド着脱用ガイド部 35 ガイド部(キャリッジ) 38 ヘッド押圧部 41 ヘッド位置決め部(キャリッジ) 42 ヘッド位置決め部(キャリッジ) 43 ヘッド位置決め部(キャリッジ) 46 位置決め用ボス部(キャリッジ) 47 ヘッド解除部材 48 ヘッドロック部(ヘッド解除部材) 49 回転部(ヘッド解除部材) 50 凸部(ヘッド解除部材) 51 吐出口面 52 吐出口 54 液路 55 電気熱変換体 56 受け部(キャリッジ) 57 引っ掛け部(キャリッジ) 58 当接部(キャリッジ) 59 弾性固定部(キャリッジ) 60 位置センサ用位置決めボス部 61 孔(開口) 62 孔(位置センサ)
Claims (7)
- 【請求項1】 記録手段から被記録媒体にインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録手段にインク吐出方向にほぼ垂直に配置された電気的
コンタクト部を設けるとともに記録手段装着部に該記録
手段との電気的コンタクト部を設け、記録手段を着脱す
る際に該記録手段のインク吐出部が前記記録手段装着部
の電気的コンタクト部を避けて通過することを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 記録手段を記録手段装着部に固定する
固定部材は該記録手段を該記録手段装着部に装着する際
の挿入ガイドを兼ねることを特徴とする請求項1に記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 記録手段装着部の電気的コンタクト部
に導通しているフレキシブルケーブルを該記録手段装着
部に固定するための導電部材は記録手段を該記録手段装
着部に着脱する際に該記録手段の挿入をガイドすること
を特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項4】 記録手段装着部に記録手段を固定状態
から解除するための解除部材が設けられ、記録手段が記
録手段装着部に固定されている状態で前記解除部材は記
録手段を記録手段装着部にロックすることを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項5】 前記記録手段装着部が被記録媒体に対
して相対移動するキャリッジであり、該キャリッジに搭
載される電気基板に位置センサが実装され、該キャリッ
ジと該位置センサはキャリッジ走査方向に対して嵌合し
ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記記録手段がインクを吐出するため
に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録
装置。 - 【請求項7】 前記記録手段が前記電気熱変換体が発
生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
求項6に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4304397A JPH10226060A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4304397A JPH10226060A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226060A true JPH10226060A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12652882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4304397A Pending JPH10226060A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10226060A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000198217A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-07-18 | Canon Inc | インクジェット記録カ―トリッジ、インクジェット記録カ―トリッジの製造方法、インクジェット記録カ―トリッジの製造装置および記録装置 |
JP2020151955A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出ユニットおよび液体吐出装置 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP4304397A patent/JPH10226060A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000198217A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-07-18 | Canon Inc | インクジェット記録カ―トリッジ、インクジェット記録カ―トリッジの製造方法、インクジェット記録カ―トリッジの製造装置および記録装置 |
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