JPH10210702A - 冷媒冷却回転電機 - Google Patents
冷媒冷却回転電機Info
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- JPH10210702A JPH10210702A JP8324987A JP32498796A JPH10210702A JP H10210702 A JPH10210702 A JP H10210702A JP 8324987 A JP8324987 A JP 8324987A JP 32498796 A JP32498796 A JP 32498796A JP H10210702 A JPH10210702 A JP H10210702A
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Links
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Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】経時劣化のあるOリングやパッキングの密封装
置の交換のための回転電機の分解を不必要にする。 【構成】内筒11と外筒12との間に冷却用の冷媒を流
通させる空間13を設け、内筒11の内側に図示しない
固定子を固着させる。内筒11と外筒12とを、内筒と
外筒とに一体化され内筒と外筒の全長にわたる軸方向の
リブ14で一体に結合する。内筒11と外筒12との両
端をパッキング15を介して環状板16でに閉じる。内
筒11に取付けられるブラケット17の外径は環状板1
6の内径より小径とする。ブラケット17には軸受箱1
7aが設けられる。環状板16の内側に環状溝16aが
設けられて一方に供給口16s、他方に排出口16dが
設けられる。ブラケット17は、環状板16より小径な
ので、密封装置であるパッキング15の交換には、ブラ
ケット17を分解する必要がない。
置の交換のための回転電機の分解を不必要にする。 【構成】内筒11と外筒12との間に冷却用の冷媒を流
通させる空間13を設け、内筒11の内側に図示しない
固定子を固着させる。内筒11と外筒12とを、内筒と
外筒とに一体化され内筒と外筒の全長にわたる軸方向の
リブ14で一体に結合する。内筒11と外筒12との両
端をパッキング15を介して環状板16でに閉じる。内
筒11に取付けられるブラケット17の外径は環状板1
6の内径より小径とする。ブラケット17には軸受箱1
7aが設けられる。環状板16の内側に環状溝16aが
設けられて一方に供給口16s、他方に排出口16dが
設けられる。ブラケット17は、環状板16より小径な
ので、密封装置であるパッキング15の交換には、ブラ
ケット17を分解する必要がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレームの内筒
と外筒との間に冷却用の液体や気体などの冷媒を流通さ
せる冷媒冷却回転電機に関する。なお、この明細書にお
いて「密に」とは、冷媒が液体のときには液密でよく、
気体のときには気密にするとよい。
と外筒との間に冷却用の液体や気体などの冷媒を流通さ
せる冷媒冷却回転電機に関する。なお、この明細書にお
いて「密に」とは、冷媒が液体のときには液密でよく、
気体のときには気密にするとよい。
【0002】
【従来の技術】図24は従来例の縦断面図である。図に
おいて、フレーム90の内筒91と外筒92との間に冷
却用の冷媒を流通させる空間93を設け、内筒91の内
側に図示しない固定子を固着させる。空間93を確保す
るために、内筒91の両端の外周にリング94を圧入す
る。リング94と外筒92とを密に着脱可能にするた
め、Oリング95を外筒92の環状凹部にはめる。内筒
91の両端とブラケット96との間を密に着脱可能にす
るため、パッキング97を介装する。ブラケット96に
は軸受箱96aが設けられる。リング94の両端に穴9
4aを、パッキング97の両端に穴97aをそれぞれ設
け、ブラケット96の供給口96sと排出口96dとに
連通する。外部から冷却用の冷媒を供給口96sを介し
て空間93に供給し、冷媒は内筒91を介して電動機を
冷却し、温まった冷媒は排出口96dを介して外部に排
出される。
おいて、フレーム90の内筒91と外筒92との間に冷
却用の冷媒を流通させる空間93を設け、内筒91の内
側に図示しない固定子を固着させる。空間93を確保す
るために、内筒91の両端の外周にリング94を圧入す
る。リング94と外筒92とを密に着脱可能にするた
め、Oリング95を外筒92の環状凹部にはめる。内筒
91の両端とブラケット96との間を密に着脱可能にす
るため、パッキング97を介装する。ブラケット96に
は軸受箱96aが設けられる。リング94の両端に穴9
4aを、パッキング97の両端に穴97aをそれぞれ設
け、ブラケット96の供給口96sと排出口96dとに
連通する。外部から冷却用の冷媒を供給口96sを介し
て空間93に供給し、冷媒は内筒91を介して電動機を
冷却し、温まった冷媒は排出口96dを介して外部に排
出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例によれ
ば、例えば、0.4kWから15kW程度までのもの
や、インバータで駆動される電動機などにおいて、電動
機は冷却用の冷媒で強く冷却されるので、小形化し、高
速化することができる。しかし、ゴム、合成樹脂、繊維
質又は有機質のOリング94やパッキング97は経時劣
化がある。経時劣化で冷媒が漏洩し始めてこれらを新品
に交換するためには、ブラケット96を着脱しなければ
ならない。軸受箱96aを持つブラケット96を着脱す
ることは、図示しない軸受や回転子を着脱することにつ
ながり、電動機の全体を分解することになる。電動機が
使用中であれば、当然に相手機械から電動機を取外す必
要がある。すなわち、経時劣化のあるOリングやパッキ
ングの密封装置の交換のために、電動機の分解作業が必
要であり、相手機械の停止損失と作業時間損失とが発生
する。
ば、例えば、0.4kWから15kW程度までのもの
や、インバータで駆動される電動機などにおいて、電動
機は冷却用の冷媒で強く冷却されるので、小形化し、高
速化することができる。しかし、ゴム、合成樹脂、繊維
質又は有機質のOリング94やパッキング97は経時劣
化がある。経時劣化で冷媒が漏洩し始めてこれらを新品
に交換するためには、ブラケット96を着脱しなければ
ならない。軸受箱96aを持つブラケット96を着脱す
ることは、図示しない軸受や回転子を着脱することにつ
ながり、電動機の全体を分解することになる。電動機が
使用中であれば、当然に相手機械から電動機を取外す必
要がある。すなわち、経時劣化のあるOリングやパッキ
ングの密封装置の交換のために、電動機の分解作業が必
要であり、相手機械の停止損失と作業時間損失とが発生
する。
【0004】この発明の課題は、経時劣化のあるOリン
グやパッキングの密封装置の交換のための回転電機の分
解を不必要にすることができ、望ましくは、密封装置そ
のものを不必要にすることができる冷媒冷却回転電機を
提供することにある。
グやパッキングの密封装置の交換のための回転電機の分
解を不必要にすることができ、望ましくは、密封装置そ
のものを不必要にすることができる冷媒冷却回転電機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1の冷媒冷却回転電
機は、フレームの内筒とこれに同心な外筒との間に冷却
用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に固定子
を固着させ、内筒と外筒とを結合手段で一体に結合し、
内筒と外筒との両端をパッキングを介して環状板で密に
閉じ、環状板より小径のブラケットを内筒に取付けるも
のである。
機は、フレームの内筒とこれに同心な外筒との間に冷却
用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に固定子
を固着させ、内筒と外筒とを結合手段で一体に結合し、
内筒と外筒との両端をパッキングを介して環状板で密に
閉じ、環状板より小径のブラケットを内筒に取付けるも
のである。
【0006】発明1の冷媒冷却回転電機によれば、内筒
と外筒とは、結合手段で一体に結合されるので、その間
に冷却用の冷媒を流通させる空間が確保される。内筒に
取付けられるブラケットは、空間すなわち内筒と外筒と
の両端をパッキングを介して密に閉じる環状板より小径
なので、密封装置であるパッキングの交換にはブラケッ
トを分解する必要がない。回転電機の分解が不必要なの
である。
と外筒とは、結合手段で一体に結合されるので、その間
に冷却用の冷媒を流通させる空間が確保される。内筒に
取付けられるブラケットは、空間すなわち内筒と外筒と
の両端をパッキングを介して密に閉じる環状板より小径
なので、密封装置であるパッキングの交換にはブラケッ
トを分解する必要がない。回転電機の分解が不必要なの
である。
【0007】発明2は発明1において、結合手段は内筒
と外筒の少なくとも中央部で内筒と外筒とに一体化され
る軸方向のリブであるものである。発明2によれば、内
筒と外筒とは、リブで一体に結合されるので、その間に
冷却用の冷媒を流通させる空間が確保される。内筒に取
付けられるブラケットは、環状板より小径なので、密封
装置であるパッキングの交換にはブラケットを分解する
必要がない。回転電機の分解が不必要なのである。リブ
を内筒と外筒の全長にわたる軸方向の部材とすれば、内
筒と外筒とリブとはアルミニウム又はアルミニウム合金
などの押出材から切り出して形成できる。このとき、冷
媒を空間の全周に流通させるために環状板の内側に環状
溝を必要とする。また、リブを内筒と外筒の中央部の軸
方向の部材とすれば、内筒と外筒とリブとはアルミニウ
ム又はアルミニウム合金などのダイカストで形成でき
る。このとき、環状板の環状溝は不必要である。
と外筒の少なくとも中央部で内筒と外筒とに一体化され
る軸方向のリブであるものである。発明2によれば、内
筒と外筒とは、リブで一体に結合されるので、その間に
冷却用の冷媒を流通させる空間が確保される。内筒に取
付けられるブラケットは、環状板より小径なので、密封
装置であるパッキングの交換にはブラケットを分解する
必要がない。回転電機の分解が不必要なのである。リブ
を内筒と外筒の全長にわたる軸方向の部材とすれば、内
筒と外筒とリブとはアルミニウム又はアルミニウム合金
などの押出材から切り出して形成できる。このとき、冷
媒を空間の全周に流通させるために環状板の内側に環状
溝を必要とする。また、リブを内筒と外筒の中央部の軸
方向の部材とすれば、内筒と外筒とリブとはアルミニウ
ム又はアルミニウム合金などのダイカストで形成でき
る。このとき、環状板の環状溝は不必要である。
【0008】発明3は発明1において、結合手段は両端
の環状板の一方が内筒と外筒とに一体化されてなるもの
である。発明3によれば、内筒と外筒とは、一方の環状
板で一体に結合されるので、その間に冷却用の冷媒を流
通させる空間が確保される。内筒に取付けられるブラケ
ットは、環状板より小径なので、密封装置であるパッキ
ングの交換にはブラケットを分解する必要がない。回転
電機の分解が不必要なのである。一体にする環状板の側
で相手機械と連結すれば、回転電機を相手機械から取外
す必要もない。内筒と外筒と一方の環状板は、アルミニ
ウム又はアルミニウム合金などのダイカストで形成でき
る。そのとき、環状板の環状溝は不必要である。
の環状板の一方が内筒と外筒とに一体化されてなるもの
である。発明3によれば、内筒と外筒とは、一方の環状
板で一体に結合されるので、その間に冷却用の冷媒を流
通させる空間が確保される。内筒に取付けられるブラケ
ットは、環状板より小径なので、密封装置であるパッキ
ングの交換にはブラケットを分解する必要がない。回転
電機の分解が不必要なのである。一体にする環状板の側
で相手機械と連結すれば、回転電機を相手機械から取外
す必要もない。内筒と外筒と一方の環状板は、アルミニ
ウム又はアルミニウム合金などのダイカストで形成でき
る。そのとき、環状板の環状溝は不必要である。
【0009】発明4は発明1、2又は3において、一方
のブラケットを内筒に一体化するものである。発明4に
よれば、一方のブラケットもフレームと一体にダイカス
トが可能となる。発明5の冷媒冷却回転電機は、フレー
ムの内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流
通させる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、
内筒と外筒との両端に圧入される金属製の環状詰め物に
より内筒と外筒とを密に結合するものである。
のブラケットを内筒に一体化するものである。発明4に
よれば、一方のブラケットもフレームと一体にダイカス
トが可能となる。発明5の冷媒冷却回転電機は、フレー
ムの内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流
通させる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、
内筒と外筒との両端に圧入される金属製の環状詰め物に
より内筒と外筒とを密に結合するものである。
【0010】発明5によれば、内筒と外筒との両端に圧
入される金属製の環状詰め物は、内筒と外筒とをその弾
性変化の弾性力により密に結合する。金属製の環状詰め
物は、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置ではな
いので、交換が必要なパッキングのような密封装置その
ものを不必要にする。発明6は発明5において、環状詰
め物に軸方向外側に開く環状凹部を設けるものである。
発明6によれば、環状凹部は環状詰め物に径方向の弾性
を付与し、内筒と外筒とをさらに密に結合する。そし
て、温度変化や外力に対応して密封性が向上する。
入される金属製の環状詰め物は、内筒と外筒とをその弾
性変化の弾性力により密に結合する。金属製の環状詰め
物は、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置ではな
いので、交換が必要なパッキングのような密封装置その
ものを不必要にする。発明6は発明5において、環状詰
め物に軸方向外側に開く環状凹部を設けるものである。
発明6によれば、環状凹部は環状詰め物に径方向の弾性
を付与し、内筒と外筒とをさらに密に結合する。そし
て、温度変化や外力に対応して密封性が向上する。
【0011】発明7は発明5又は6において、内筒若し
くは外筒又は環状詰め物の外周若しくは内周に、圧入方
向に開くテーパ、面取り又は丸みを設けるものである。
発明7によれば、テーパ、面取り又は丸みは、圧入をス
ムーズにし、圧入面を損傷することがなく、密封は確実
になる。発明8の冷媒冷却回転電機は、フレームの内筒
とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流通させる
空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、外筒の両
端に、中央部より小径な締付部を形成して空間を確保
し、内筒を外筒に挿入して締付部で内筒と外筒とを密に
結合するものである。
くは外筒又は環状詰め物の外周若しくは内周に、圧入方
向に開くテーパ、面取り又は丸みを設けるものである。
発明7によれば、テーパ、面取り又は丸みは、圧入をス
ムーズにし、圧入面を損傷することがなく、密封は確実
になる。発明8の冷媒冷却回転電機は、フレームの内筒
とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流通させる
空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、外筒の両
端に、中央部より小径な締付部を形成して空間を確保
し、内筒を外筒に挿入して締付部で内筒と外筒とを密に
結合するものである。
【0012】発明8の冷媒冷却回転電機によれば、締付
部は、外筒に冷却用の冷媒を流通させる空間を確保する
とともに、直接に内筒に密に結合する。締付部は、ゴム
などのような経時劣化がある密封装置ではないので、交
換が必要なパッキングのような密封装置そのものを不必
要にする。発明9は発明8において、内筒の挿入方向の
先端を中央部より僅かに大径にするものである。発明9
によれば、挿入のために内筒と外筒とを相互に差し込む
とき、外筒の締付部が僅かに大径な内筒の先端に位置す
るまでは、締付部は内筒の中央部に強く当たらないの
で、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷することがな
く、圧入のとき密封は確実になる。
部は、外筒に冷却用の冷媒を流通させる空間を確保する
とともに、直接に内筒に密に結合する。締付部は、ゴム
などのような経時劣化がある密封装置ではないので、交
換が必要なパッキングのような密封装置そのものを不必
要にする。発明9は発明8において、内筒の挿入方向の
先端を中央部より僅かに大径にするものである。発明9
によれば、挿入のために内筒と外筒とを相互に差し込む
とき、外筒の締付部が僅かに大径な内筒の先端に位置す
るまでは、締付部は内筒の中央部に強く当たらないの
で、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷することがな
く、圧入のとき密封は確実になる。
【0013】発明10は発明8又は9において、外筒又
は内筒の挿入方向の先端に、挿入方向に開くテーパ、面
取り又は丸みを設けるものである。発明10によれば、
テーパ、面取り又は丸みは、挿入をスムーズにし、挿入
面を損傷することがなく、圧入のとき密封は確実にな
る。発明11は発明5から10までのいずれかにおい
て、密に結合される挿入面に接着剤又はシーリング剤を
施すものである。発明11によれば、接着剤又はシーリ
ング剤は、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷すること
がなく、圧入のとき密封は確実になる。
は内筒の挿入方向の先端に、挿入方向に開くテーパ、面
取り又は丸みを設けるものである。発明10によれば、
テーパ、面取り又は丸みは、挿入をスムーズにし、挿入
面を損傷することがなく、圧入のとき密封は確実にな
る。発明11は発明5から10までのいずれかにおい
て、密に結合される挿入面に接着剤又はシーリング剤を
施すものである。発明11によれば、接着剤又はシーリ
ング剤は、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷すること
がなく、圧入のとき密封は確実になる。
【0014】発明12は発明5から10までのいずれか
において、密に結合される挿入面と空間との隅にシーリ
ング剤を施すものである。発明12によれば、挿入面と
空間との隅のシーリング剤は、圧入のときに密封効果を
さらに高める。発明13の冷媒冷却回転電機は、フレー
ムの内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流
通させる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、
内筒と外筒とに一体化される軸方向のリブを設け、空間
の軸方向の一端を開放端として他端を環状板で閉じ、内
筒と外筒とリブと環状板とを一体形成してリブと環状板
とを連続させ、開放端に環状閉鎖板を密に固着し、環状
閉鎖板の内側にリブをまたいで隣合う空間を連通する凹
部を設けるものである。
において、密に結合される挿入面と空間との隅にシーリ
ング剤を施すものである。発明12によれば、挿入面と
空間との隅のシーリング剤は、圧入のときに密封効果を
さらに高める。発明13の冷媒冷却回転電機は、フレー
ムの内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流
通させる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、
内筒と外筒とに一体化される軸方向のリブを設け、空間
の軸方向の一端を開放端として他端を環状板で閉じ、内
筒と外筒とリブと環状板とを一体形成してリブと環状板
とを連続させ、開放端に環状閉鎖板を密に固着し、環状
閉鎖板の内側にリブをまたいで隣合う空間を連通する凹
部を設けるものである。
【0015】発明13の冷媒冷却回転電機によれば、内
筒と外筒とリブと環状板とからなるフレームと、凹部を
持つ環状閉鎖板とは、リブで仕切られる空間を凹部によ
り周方向に連通して冷媒を順序よく導いて電機をよく冷
却する。内筒に取付けられるブラケットを環状閉鎖板よ
り小径にできるので、密封装置であるパッキングの交換
にはブラケットを分解する必要がない。回転電機の分解
が不必要なのである。そして、なかごで鋳造も可能であ
るが、リブと環状板とを連続させるので、内筒と外筒と
リブと環状板とは、アンダカットを無くすことができて
ダイカストなどで一体形成が可能である。
筒と外筒とリブと環状板とからなるフレームと、凹部を
持つ環状閉鎖板とは、リブで仕切られる空間を凹部によ
り周方向に連通して冷媒を順序よく導いて電機をよく冷
却する。内筒に取付けられるブラケットを環状閉鎖板よ
り小径にできるので、密封装置であるパッキングの交換
にはブラケットを分解する必要がない。回転電機の分解
が不必要なのである。そして、なかごで鋳造も可能であ
るが、リブと環状板とを連続させるので、内筒と外筒と
リブと環状板とは、アンダカットを無くすことができて
ダイカストなどで一体形成が可能である。
【0016】発明14の冷媒冷却回転電機は、フレーム
の内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流通
させる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、内
筒と外筒とに一体化される軸方向のリブを設け、空間の
軸方向の一端を開放端として他端を環状板で閉じ、内筒
と外筒とリブと環状板とを一体形成してリブと環状板と
を連続させ、開放端に環状閉鎖板を密に固着し、環状閉
鎖板側のリブを内筒より軸方向に短くするものである。
の内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流通
させる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、内
筒と外筒とに一体化される軸方向のリブを設け、空間の
軸方向の一端を開放端として他端を環状板で閉じ、内筒
と外筒とリブと環状板とを一体形成してリブと環状板と
を連続させ、開放端に環状閉鎖板を密に固着し、環状閉
鎖板側のリブを内筒より軸方向に短くするものである。
【0017】発明14の冷媒冷却回転電機によれば、環
状閉鎖板側の内筒より軸方向に短いリブが、発明13の
凹部と同等の作用をする。発明15は発明13又は14
において、リブの間の位置に配置され、空間の環状板の
近くまでに入り込む軸方向の仕切板を環状閉鎖板に一体
形成するものである。
状閉鎖板側の内筒より軸方向に短いリブが、発明13の
凹部と同等の作用をする。発明15は発明13又は14
において、リブの間の位置に配置され、空間の環状板の
近くまでに入り込む軸方向の仕切板を環状閉鎖板に一体
形成するものである。
【0018】発明15によれば、環状板の近くまでに入
り込む軸方向の仕切板は、空間を周方向にS字状に仕切
って冷媒をよく導いて電機を更によく冷却する。発明1
6は発明13又は14において、リブの間の位置に配置
され、空間の環状板の近くまでに入り込む軸方向の仕切
板を内筒と外筒との溝に差し込むものである。
り込む軸方向の仕切板は、空間を周方向にS字状に仕切
って冷媒をよく導いて電機を更によく冷却する。発明1
6は発明13又は14において、リブの間の位置に配置
され、空間の環状板の近くまでに入り込む軸方向の仕切
板を内筒と外筒との溝に差し込むものである。
【0019】発明16によれば、内筒と外筒との溝に確
実に差し込まれる仕切板は、空間を周方向にS字状に仕
切って冷媒をよく導いて電機を更によく冷却する。そし
て、仕切板と環状閉鎖板とは分離されてそれぞれが簡単
な構造になる。発明17の冷媒冷却回転電機は、内側に
固定子を固着させる内筒の外側に内筒の軸心と直交する
軸心を持つ外筒を配置し、内筒の軸心方向の両端を外筒
に連続させ、内筒の軸心と直角方向の外筒の少なくとも
一端を外部に開放して閉鎖板を密に固着し、外筒の他端
に第2閉鎖板を密に固着するか、または、外筒と一体形
成して内筒と外筒との間に冷却用の冷媒を流通させる空
間を設け、内筒の少なくとも一端を外部に開放し、内筒
と外筒とに一体形成して内筒の軸心と直交する方向のリ
ブを設け、閉鎖板の内側にリブをまたいで隣合う空間を
連通する凹部を設けるものである。
実に差し込まれる仕切板は、空間を周方向にS字状に仕
切って冷媒をよく導いて電機を更によく冷却する。そし
て、仕切板と環状閉鎖板とは分離されてそれぞれが簡単
な構造になる。発明17の冷媒冷却回転電機は、内側に
固定子を固着させる内筒の外側に内筒の軸心と直交する
軸心を持つ外筒を配置し、内筒の軸心方向の両端を外筒
に連続させ、内筒の軸心と直角方向の外筒の少なくとも
一端を外部に開放して閉鎖板を密に固着し、外筒の他端
に第2閉鎖板を密に固着するか、または、外筒と一体形
成して内筒と外筒との間に冷却用の冷媒を流通させる空
間を設け、内筒の少なくとも一端を外部に開放し、内筒
と外筒とに一体形成して内筒の軸心と直交する方向のリ
ブを設け、閉鎖板の内側にリブをまたいで隣合う空間を
連通する凹部を設けるものである。
【0020】発明17の冷媒冷却回転電機によれば、内
筒と外筒とリブと第2閉鎖板と凹部を持つ閉鎖板とは、
冷媒を収容する空間を形成する。リブで仕切られる空間
は、凹部により軸方向に連通して冷媒を順序よく導いて
電機をよく冷却する。内筒に取付けられるブラケットを
閉鎖板より小径にできるので、密封装置であるパッキン
グの交換にはブラケットを分解する必要がない。回転電
機の分解が不必要なのである。そして、なかごで鋳造も
可能であるが、内筒と外筒とリブとは、アンダカットを
無くすことができてダイカストなどで一体形成が可能で
ある。外筒の他端に第2閉鎖板を外筒と一体形成すれ
ば、ダイカストによる部品点数の減少がある。
筒と外筒とリブと第2閉鎖板と凹部を持つ閉鎖板とは、
冷媒を収容する空間を形成する。リブで仕切られる空間
は、凹部により軸方向に連通して冷媒を順序よく導いて
電機をよく冷却する。内筒に取付けられるブラケットを
閉鎖板より小径にできるので、密封装置であるパッキン
グの交換にはブラケットを分解する必要がない。回転電
機の分解が不必要なのである。そして、なかごで鋳造も
可能であるが、内筒と外筒とリブとは、アンダカットを
無くすことができてダイカストなどで一体形成が可能で
ある。外筒の他端に第2閉鎖板を外筒と一体形成すれ
ば、ダイカストによる部品点数の減少がある。
【0021】発明18の冷媒冷却回転電機は、内側に固
定子を固着させる内筒の外側に内筒の軸心と直交する軸
心を持つ外筒を配置し、内筒の軸心方向の両端を外筒に
連続させ、内筒の軸心と直角方向の外筒の少なくとも一
端を外部に開放して閉鎖板を密に固着し、外筒の他端に
第2閉鎖板を密に固着するか、または、外筒と一体形成
して内筒と外筒との間に冷却用の冷媒を流通させる空間
を設け、内筒の少なくとも一端を外部に開放し、内筒と
外筒とに一体形成して内筒の軸心と直交する方向のリブ
を設け、閉鎖板側のリブを外筒より内筒の軸心と直角方
向に短くするものである。
定子を固着させる内筒の外側に内筒の軸心と直交する軸
心を持つ外筒を配置し、内筒の軸心方向の両端を外筒に
連続させ、内筒の軸心と直角方向の外筒の少なくとも一
端を外部に開放して閉鎖板を密に固着し、外筒の他端に
第2閉鎖板を密に固着するか、または、外筒と一体形成
して内筒と外筒との間に冷却用の冷媒を流通させる空間
を設け、内筒の少なくとも一端を外部に開放し、内筒と
外筒とに一体形成して内筒の軸心と直交する方向のリブ
を設け、閉鎖板側のリブを外筒より内筒の軸心と直角方
向に短くするものである。
【0022】発明18の冷媒冷却回転電機によれば、閉
鎖板側の外筒より内筒の軸心と直交する方向に短いリブ
が、発明17の凹部と同等の作用をする。発明19は発
明17又は18において、リブの間の位置に配置され、
空間の第2閉鎖板の近くまでに入り込む内筒の軸心に直
角な仕切板を閉鎖板に一体形成するものである。
鎖板側の外筒より内筒の軸心と直交する方向に短いリブ
が、発明17の凹部と同等の作用をする。発明19は発
明17又は18において、リブの間の位置に配置され、
空間の第2閉鎖板の近くまでに入り込む内筒の軸心に直
角な仕切板を閉鎖板に一体形成するものである。
【0023】発明19によれば、第2閉鎖板の近くまで
に入り込む内筒の軸心に直角な仕切板は、空間を内筒の
軸心と直交する方向にS字状に仕切って冷媒をよく導い
て電機を更によく冷却する。発明20は発明17又は1
8において、リブの間の位置に配置され、空間の第2閉
鎖板の近くまでに入り込む径方向の仕切板を内筒と外筒
との溝に差し込むものである。
に入り込む内筒の軸心に直角な仕切板は、空間を内筒の
軸心と直交する方向にS字状に仕切って冷媒をよく導い
て電機を更によく冷却する。発明20は発明17又は1
8において、リブの間の位置に配置され、空間の第2閉
鎖板の近くまでに入り込む径方向の仕切板を内筒と外筒
との溝に差し込むものである。
【0024】発明20によれば、内筒と外筒との溝に確
実に差し込まれる仕切板は、空間を内筒の軸心と直交す
る方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更に
よく冷却する。そして、仕切板と閉鎖板とは分離されて
それぞれが簡単な構造になる。発明21は発明13から
20までのいずれかにおいて、内筒の内側の閉鎖板の反
対側にブラケットを一体形成するものである。
実に差し込まれる仕切板は、空間を内筒の軸心と直交す
る方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更に
よく冷却する。そして、仕切板と閉鎖板とは分離されて
それぞれが簡単な構造になる。発明21は発明13から
20までのいずれかにおいて、内筒の内側の閉鎖板の反
対側にブラケットを一体形成するものである。
【0025】発明21によれば、閉鎖板の反対側のブラ
ケットもダイカストなどで一体形成すれば、ダイカスト
による部品点数の減少がある。発明22の冷媒冷却回転
電機は、フレームの内筒とこれに同心な外筒との間に冷
却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に固定
子を固着させ、内筒と外筒との一端を内筒より大径な締
付部で密に結合し、他端に軸受箱を持つ内筒の底部と外
筒の底部との間に空間の延長部を設けるものである。
ケットもダイカストなどで一体形成すれば、ダイカスト
による部品点数の減少がある。発明22の冷媒冷却回転
電機は、フレームの内筒とこれに同心な外筒との間に冷
却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に固定
子を固着させ、内筒と外筒との一端を内筒より大径な締
付部で密に結合し、他端に軸受箱を持つ内筒の底部と外
筒の底部との間に空間の延長部を設けるものである。
【0026】発明22の冷媒冷却回転電機によれば、内
筒の他端の底部は、軸受箱を持ってブラケットが一体形
成されることとなり、空間の底部の延長部は電機をさら
によく冷却する。内筒より大径な締付部は、ゴムなどの
ような経時劣化がある密封装置を必要としないので、交
換が必要なパッキングのような密封装置そのものを不必
要にする。また、締付部は内筒より大径なので、一端に
ブラケットの着脱が可能であり、内筒と外筒とはプレス
加工に適する。
筒の他端の底部は、軸受箱を持ってブラケットが一体形
成されることとなり、空間の底部の延長部は電機をさら
によく冷却する。内筒より大径な締付部は、ゴムなどの
ような経時劣化がある密封装置を必要としないので、交
換が必要なパッキングのような密封装置そのものを不必
要にする。また、締付部は内筒より大径なので、一端に
ブラケットの着脱が可能であり、内筒と外筒とはプレス
加工に適する。
【0027】発明23は発明22において、軸受箱と外
筒の底部とを締付部で密に結合し、軸受箱と外筒とに軸
の貫通穴を設けるものである。発明23によれば、他端
の締付部が具体化される。発明24は発明22におい
て、軸受箱の外側と外筒の底部との間に空間の延長部を
設けるものである。
筒の底部とを締付部で密に結合し、軸受箱と外筒とに軸
の貫通穴を設けるものである。発明23によれば、他端
の締付部が具体化される。発明24は発明22におい
て、軸受箱の外側と外筒の底部との間に空間の延長部を
設けるものである。
【0028】発明24によれば、軸受箱の外側もよく冷
却される。発明25の冷媒冷却回転電機は、フレームの
内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流通さ
せる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、内筒
と外筒との一端を内筒以上の径の締付部で密に結合し、
他端を外筒以下の径の締付部で密に結合するものであ
る。
却される。発明25の冷媒冷却回転電機は、フレームの
内筒とこれに同心な外筒との間に冷却用の冷媒を流通さ
せる空間を設け、内筒の内側に固定子を固着させ、内筒
と外筒との一端を内筒以上の径の締付部で密に結合し、
他端を外筒以下の径の締付部で密に結合するものであ
る。
【0029】発明25の冷媒冷却回転電機によれば、両
締付部は、外筒に冷却用の冷媒を流通させる空間を確保
するとともに、ゴムなどのような経時劣化がある密封装
置ではないので、交換が必要なパッキングのような密封
装置そのものを不必要にするし、一端の締付部は内筒以
上の径なので、一端にブラケットの着脱が可能であり、
内筒と外筒とはプレス加工に適する。
締付部は、外筒に冷却用の冷媒を流通させる空間を確保
するとともに、ゴムなどのような経時劣化がある密封装
置ではないので、交換が必要なパッキングのような密封
装置そのものを不必要にするし、一端の締付部は内筒以
上の径なので、一端にブラケットの着脱が可能であり、
内筒と外筒とはプレス加工に適する。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は実施例1の回転図示断面図
を含む縦断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は実
施例2の縦断面図、図4は図3のB−B断面図、図5は
実施例3の縦断面図、図6は実施例4の縦断面図、図7
は図6の左側面図、図8は実施例5の工程を示す要部断
面図、図9は実施例6の要部断面図、図10は実施例7
の縦断面図、図11は図10のC−C断面図、図12は
実施例8の要部断面図、図13は実施例9の要部断面
図、図14は実施例10の要部展開断面図、図15は実
施例11の要部展開断面図、図16は実施例12の要部
展開断面図、図17は図16のD−D断面図、図18は
実施例13の縦断面図、図19は図18の水平断面図、
図20は実施例14の縦断面図、図21は図20の縦断
面図、図22は実施例15の縦断面図、図23は実施例
16の要部断面図である。各図において同一符号を付け
るものはおよそ同一機能を持ち説明を省くことがある。
以下の実施例で内筒と外筒とは、円筒に限らないで多角
筒や多角錐台でもよい。多角錐台の内筒に円筒状又は非
円筒状の固定子を固着することは円筒内の内リブなどの
公知の手段で可能である。
を含む縦断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は実
施例2の縦断面図、図4は図3のB−B断面図、図5は
実施例3の縦断面図、図6は実施例4の縦断面図、図7
は図6の左側面図、図8は実施例5の工程を示す要部断
面図、図9は実施例6の要部断面図、図10は実施例7
の縦断面図、図11は図10のC−C断面図、図12は
実施例8の要部断面図、図13は実施例9の要部断面
図、図14は実施例10の要部展開断面図、図15は実
施例11の要部展開断面図、図16は実施例12の要部
展開断面図、図17は図16のD−D断面図、図18は
実施例13の縦断面図、図19は図18の水平断面図、
図20は実施例14の縦断面図、図21は図20の縦断
面図、図22は実施例15の縦断面図、図23は実施例
16の要部断面図である。各図において同一符号を付け
るものはおよそ同一機能を持ち説明を省くことがある。
以下の実施例で内筒と外筒とは、円筒に限らないで多角
筒や多角錐台でもよい。多角錐台の内筒に円筒状又は非
円筒状の固定子を固着することは円筒内の内リブなどの
公知の手段で可能である。
【0031】図1及び図2に示す実施例1において、フ
レーム10の内筒11と外筒12との間に冷却用の冷媒
を流通させる空間13を設け、内筒11の内側に図示し
ない固定子を固着させる。内筒11と外筒12とを、内
筒と外筒とに一体化され内筒と外筒の全長にわたる軸方
向のリブ14で一体に結合する。内筒11と外筒12と
の両端をパッキング15を介して環状板16で密に閉じ
る。内筒11に取付けられるブラケット17の外径は環
状板16の内径より小径とする。ブラケット17には軸
受箱17aが設けられる。環状板16の内側に環状溝1
6aが設けられて一方に供給口16s、他方に排出口1
6dが設けられる。ブラケット17は相互にスタッド1
8で、環状板16はリブ14にボルト19で取付けられ
る。
レーム10の内筒11と外筒12との間に冷却用の冷媒
を流通させる空間13を設け、内筒11の内側に図示し
ない固定子を固着させる。内筒11と外筒12とを、内
筒と外筒とに一体化され内筒と外筒の全長にわたる軸方
向のリブ14で一体に結合する。内筒11と外筒12と
の両端をパッキング15を介して環状板16で密に閉じ
る。内筒11に取付けられるブラケット17の外径は環
状板16の内径より小径とする。ブラケット17には軸
受箱17aが設けられる。環状板16の内側に環状溝1
6aが設けられて一方に供給口16s、他方に排出口1
6dが設けられる。ブラケット17は相互にスタッド1
8で、環状板16はリブ14にボルト19で取付けられ
る。
【0032】実施例1によれば、内筒11と外筒12と
は、結合手段を具体化したリブ14で一体に結合される
ので、その間に冷却用の冷媒を流通させる空間13が確
保される。内筒11に取付けられるブラケット17は、
環状板16より小径なので、密封装置であるパッキング
15の交換には、ブラケット17を分解する必要がな
い。回転電機の分解が不必要なのである。リブ14は内
筒11と外筒12の全長にわたる軸方向の部材なので、
内筒11と外筒12とリブ14とはアルミニウム又はア
ルミニウム合金などの押出材から切り出して形成でき
る。このとき、冷媒を空間13の全周に流通させるため
に環状板16の内側に環状溝16aを必要とする。ま
た、リブ14を内筒11と外筒12の中央部の軸方向の
部材とすれば、内筒11と外筒12とリブ14とはアル
ミニウム又はアルミニウム合金などのダイカストで形成
できる。このとき、環状板16の環状溝16aは不必要
である。内筒11と外筒12とリブ14とを押出材から
形成する場合にも、フレーム10の両端の仕上げ加工と
同時に、リブ14の両端を切除すれば、環状板16の環
状溝16aは不必要である。実施例2を実施例3に変形
するように、一方のブラケット17を内筒11に一体化
してダイカストが可能である。スタッド18に代わり、
ボルトで固定子にブラケット17を取付けたり、固定子
とブラケット17の間の位置でフレーム10の内筒11
の内側にめねじを持つ金具を固着してボルトでブラケッ
ト17を取付けることは慣用の技術である。また、環状
板16をリブ14にボルト19で取付けるのに代えて、
外筒12の外側に一体なリブ又は耳にボルトで取付けて
もよい。供給口16s、排出口16dは外筒12から取
り出してもよい。
は、結合手段を具体化したリブ14で一体に結合される
ので、その間に冷却用の冷媒を流通させる空間13が確
保される。内筒11に取付けられるブラケット17は、
環状板16より小径なので、密封装置であるパッキング
15の交換には、ブラケット17を分解する必要がな
い。回転電機の分解が不必要なのである。リブ14は内
筒11と外筒12の全長にわたる軸方向の部材なので、
内筒11と外筒12とリブ14とはアルミニウム又はア
ルミニウム合金などの押出材から切り出して形成でき
る。このとき、冷媒を空間13の全周に流通させるため
に環状板16の内側に環状溝16aを必要とする。ま
た、リブ14を内筒11と外筒12の中央部の軸方向の
部材とすれば、内筒11と外筒12とリブ14とはアル
ミニウム又はアルミニウム合金などのダイカストで形成
できる。このとき、環状板16の環状溝16aは不必要
である。内筒11と外筒12とリブ14とを押出材から
形成する場合にも、フレーム10の両端の仕上げ加工と
同時に、リブ14の両端を切除すれば、環状板16の環
状溝16aは不必要である。実施例2を実施例3に変形
するように、一方のブラケット17を内筒11に一体化
してダイカストが可能である。スタッド18に代わり、
ボルトで固定子にブラケット17を取付けたり、固定子
とブラケット17の間の位置でフレーム10の内筒11
の内側にめねじを持つ金具を固着してボルトでブラケッ
ト17を取付けることは慣用の技術である。また、環状
板16をリブ14にボルト19で取付けるのに代えて、
外筒12の外側に一体なリブ又は耳にボルトで取付けて
もよい。供給口16s、排出口16dは外筒12から取
り出してもよい。
【0033】図3及び図4に示す実施例2において、結
合手段を具体化した部材は、実施例1のリブ14に代え
て、両端の環状板16の一方の環状板21が内筒11と
外筒12とに一体化されてなるものである。実施例2に
よれば、内筒11と外筒12とは、一方の環状板21で
一体に結合されるので、その間に冷却用の冷媒を流通さ
せる空間13が確保される。内筒11に取付けられるブ
ラケット17は、環状板16より小径なので、密封装置
であるパッキング15の交換にはブラケット17を分解
する必要がない。回転電機の分解が不必要なのである。
一体にする環状板21の側で相手機械と連結すれば、回
転電機を相手機械から取外す必要もない。内筒11と外
筒12と一方の環状板21は、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金などのダイカストで形成できる。そのとき、
環状板16の環状溝16aは不必要である。環状板21
とともに、加えて実施例1のようにリブ14を設けれ
ば、内筒11と外筒12との間の剛性が増す。
合手段を具体化した部材は、実施例1のリブ14に代え
て、両端の環状板16の一方の環状板21が内筒11と
外筒12とに一体化されてなるものである。実施例2に
よれば、内筒11と外筒12とは、一方の環状板21で
一体に結合されるので、その間に冷却用の冷媒を流通さ
せる空間13が確保される。内筒11に取付けられるブ
ラケット17は、環状板16より小径なので、密封装置
であるパッキング15の交換にはブラケット17を分解
する必要がない。回転電機の分解が不必要なのである。
一体にする環状板21の側で相手機械と連結すれば、回
転電機を相手機械から取外す必要もない。内筒11と外
筒12と一方の環状板21は、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金などのダイカストで形成できる。そのとき、
環状板16の環状溝16aは不必要である。環状板21
とともに、加えて実施例1のようにリブ14を設けれ
ば、内筒11と外筒12との間の剛性が増す。
【0034】図5に示す実施例3において、一方のブラ
ケット22を内筒11に一体化し、他方のブラケット2
3を環状板21の軸方向外側からボルト24で取付け
る。環状板21はフレーム10と一体で取外しの必要が
ないので、他方のブラケット23は環状板21の軸方向
外側からボルト24で取付けられる自由度が増して環状
板より小径である必要がないが、実施例1又はその変形
に説明したような取付け構造を採用してもよい。
ケット22を内筒11に一体化し、他方のブラケット2
3を環状板21の軸方向外側からボルト24で取付け
る。環状板21はフレーム10と一体で取外しの必要が
ないので、他方のブラケット23は環状板21の軸方向
外側からボルト24で取付けられる自由度が増して環状
板より小径である必要がないが、実施例1又はその変形
に説明したような取付け構造を採用してもよい。
【0035】実施例3によれば、一方のブラケット22
もフレーム10を構成する内筒11、外筒12及び環状
板21と一体にダイカストが可能となる。一体化される
ブラケット22は図示とは異なって環状板21側でもよ
いが、このとき、環状板16側のブラケットは環状板1
6より小径である必要がある。実施例3の一方のブラケ
ット22を内筒11に一体化することは、実施例1で説
明したように、実施例1にも適用できる。
もフレーム10を構成する内筒11、外筒12及び環状
板21と一体にダイカストが可能となる。一体化される
ブラケット22は図示とは異なって環状板21側でもよ
いが、このとき、環状板16側のブラケットは環状板1
6より小径である必要がある。実施例3の一方のブラケ
ット22を内筒11に一体化することは、実施例1で説
明したように、実施例1にも適用できる。
【0036】図6及び図7に示す実施例4において、フ
レーム10の内筒11と外筒12との間に冷却用の冷媒
を流通させる空間13を設け、内筒11の内側に図示し
ない固定子を固着させる。内筒11と外筒12とはあら
かじめ個別に製造され、その両端に、内外径にしめしろ
を持たせた金属製の環状詰め物31を圧入して内筒11
と外筒12とを密に結合する。外筒12に供給口16
s、排出口16dが設けられる。内筒11や外筒12
は、鋼材を筒状に溶接したり、鋼管やアルミニウム又は
アルミニウム合金などの管からなり、ダイカストで形成
する。金属製の環状詰め物31は、鋼材、アルミニウム
又はアルミニウム合金など又は鉛などがよい。内筒11
と外筒12とは、軸方向長さが多少異なってもよい。
レーム10の内筒11と外筒12との間に冷却用の冷媒
を流通させる空間13を設け、内筒11の内側に図示し
ない固定子を固着させる。内筒11と外筒12とはあら
かじめ個別に製造され、その両端に、内外径にしめしろ
を持たせた金属製の環状詰め物31を圧入して内筒11
と外筒12とを密に結合する。外筒12に供給口16
s、排出口16dが設けられる。内筒11や外筒12
は、鋼材を筒状に溶接したり、鋼管やアルミニウム又は
アルミニウム合金などの管からなり、ダイカストで形成
する。金属製の環状詰め物31は、鋼材、アルミニウム
又はアルミニウム合金など又は鉛などがよい。内筒11
と外筒12とは、軸方向長さが多少異なってもよい。
【0037】実施例4によれば、内筒11と外筒12と
の両端に圧入される金属製の環状詰め物31は、内筒1
1と外筒12とをその弾性変化の弾性力により密に結合
する。金属製の環状詰め物31はゴムなどのような経時
劣化がある密封装置ではないので、交換が必要なパッキ
ングのような密封装置そのものを不必要にする。図8に
示す実施例5は実施例4の変形であり、環状詰め物31
に軸方向外側に開く環状凹部32を設ける。内筒11若
しくは外筒12又は環状詰め物31の外周若しくは内周
に、圧入方向に開くテーパ33を設ける。テーパ33に
代えて、面取り又は丸みでもよい。実施例5によれば、
環状凹部32は環状詰め物31に径方向の弾性を付与
し、内筒11と外筒12とをさらに密に結合する。そし
て温度変化や外力に対応して密封性が向上する。テーパ
33、面取り又は丸みは、圧入をスムーズにし、圧入面
を損傷することがなく、密封は確実になる。
の両端に圧入される金属製の環状詰め物31は、内筒1
1と外筒12とをその弾性変化の弾性力により密に結合
する。金属製の環状詰め物31はゴムなどのような経時
劣化がある密封装置ではないので、交換が必要なパッキ
ングのような密封装置そのものを不必要にする。図8に
示す実施例5は実施例4の変形であり、環状詰め物31
に軸方向外側に開く環状凹部32を設ける。内筒11若
しくは外筒12又は環状詰め物31の外周若しくは内周
に、圧入方向に開くテーパ33を設ける。テーパ33に
代えて、面取り又は丸みでもよい。実施例5によれば、
環状凹部32は環状詰め物31に径方向の弾性を付与
し、内筒11と外筒12とをさらに密に結合する。そし
て温度変化や外力に対応して密封性が向上する。テーパ
33、面取り又は丸みは、圧入をスムーズにし、圧入面
を損傷することがなく、密封は確実になる。
【0038】図9に示す実施例6は実施例4又は実施例
5の変形であり、内筒11と外筒12とに密に結合され
る環状詰め物31の圧入面に接着剤又はシーリング剤3
4を施すものである。また、密に結合される圧入面と空
間13との隅にシーリング剤35を施すとよい。シーリ
ング剤35はシリコン樹脂などであり、供給口16s又
は排出口16d(図6参照)から注入され、内筒の軸心
と直角な軸の周りに回転させた遠心力で空間13の隅に
運ばれ、ゴム状の膜となる。実施例6によれば、接着剤
又はシーリング剤34は、圧入をスムーズにし、圧入面
を損傷することがなく、密封は確実になる。また、圧入
面と空間13との隅のシーリング剤35は、密封効果を
さらに高める。
5の変形であり、内筒11と外筒12とに密に結合され
る環状詰め物31の圧入面に接着剤又はシーリング剤3
4を施すものである。また、密に結合される圧入面と空
間13との隅にシーリング剤35を施すとよい。シーリ
ング剤35はシリコン樹脂などであり、供給口16s又
は排出口16d(図6参照)から注入され、内筒の軸心
と直角な軸の周りに回転させた遠心力で空間13の隅に
運ばれ、ゴム状の膜となる。実施例6によれば、接着剤
又はシーリング剤34は、圧入をスムーズにし、圧入面
を損傷することがなく、密封は確実になる。また、圧入
面と空間13との隅のシーリング剤35は、密封効果を
さらに高める。
【0039】図10及び図11に示す実施例7におい
て、フレーム10の内筒11と外筒12との間に冷却用
の冷媒を流通させる空間13を設け、内筒11の内側に
図示しない固定子を固着させる。外筒12の両端に、中
央部より小径な締付部41を形成して空間13を確保
し、締付部41を圧入可能なしめしろで内筒11と密に
結合する。内筒11と外筒12とはあらかじめ個別に製
造され、外筒12に供給口16s、排出口16dが設け
られる。内筒11や外筒12は、鋼材を筒状に溶接した
り、鋼管やアルミニウム又はアルミニウム合金などの管
からなり、締付部41は液圧成形法などの塑性加工がよ
いが、鋳造でもよい。締付部41やこれに圧入される部
分の内筒11を機械加工で面粗さを仕上げてもよい。
て、フレーム10の内筒11と外筒12との間に冷却用
の冷媒を流通させる空間13を設け、内筒11の内側に
図示しない固定子を固着させる。外筒12の両端に、中
央部より小径な締付部41を形成して空間13を確保
し、締付部41を圧入可能なしめしろで内筒11と密に
結合する。内筒11と外筒12とはあらかじめ個別に製
造され、外筒12に供給口16s、排出口16dが設け
られる。内筒11や外筒12は、鋼材を筒状に溶接した
り、鋼管やアルミニウム又はアルミニウム合金などの管
からなり、締付部41は液圧成形法などの塑性加工がよ
いが、鋳造でもよい。締付部41やこれに圧入される部
分の内筒11を機械加工で面粗さを仕上げてもよい。
【0040】実施例7によれば、締付部41は、外筒1
2に冷却用の冷媒を流通させる空間13を確保するとと
もに、直接に内筒11に圧入されてその弾性変化の弾性
力により密に結合する。締付部41は、ゴムなどのよう
な経時劣化がある密封装置ではないので、交換が必要な
パッキングのような密封装置そのものを不必要にする。
2に冷却用の冷媒を流通させる空間13を確保するとと
もに、直接に内筒11に圧入されてその弾性変化の弾性
力により密に結合する。締付部41は、ゴムなどのよう
な経時劣化がある密封装置ではないので、交換が必要な
パッキングのような密封装置そのものを不必要にする。
【0041】図12に示す実施例8は実施例7の変形で
あり、内筒11の圧入方向の先端を中央部より僅かに大
径にするものである。このため、圧入のために内筒11
と外筒12とを相互に差し込むとき、外筒12の締付部
41が僅かに大径な内筒11の先端に位置するまでは、
締付部41は内筒の中央部に強く当たらないので、圧入
をスムーズにし、圧入面を損傷することがなく、密封は
確実になる。外筒12又は内筒11の圧入方向の先端
に、圧入方向に開くテーパ42、面取り又は丸みを設け
るものである。テーパ42、面取り又は丸みは、圧入を
スムーズにし、圧入面を損傷することがなく、密封は確
実になる。図示では内筒11の圧入方向の後端を中央部
より僅かに小径にしてあるが、これをしなくてもよい。
あり、内筒11の圧入方向の先端を中央部より僅かに大
径にするものである。このため、圧入のために内筒11
と外筒12とを相互に差し込むとき、外筒12の締付部
41が僅かに大径な内筒11の先端に位置するまでは、
締付部41は内筒の中央部に強く当たらないので、圧入
をスムーズにし、圧入面を損傷することがなく、密封は
確実になる。外筒12又は内筒11の圧入方向の先端
に、圧入方向に開くテーパ42、面取り又は丸みを設け
るものである。テーパ42、面取り又は丸みは、圧入を
スムーズにし、圧入面を損傷することがなく、密封は確
実になる。図示では内筒11の圧入方向の後端を中央部
より僅かに小径にしてあるが、これをしなくてもよい。
【0042】図13に示す実施例9は実施例7又は実施
例8の変形であり、内筒11と外筒12とに密に結合す
る締付部41の圧入面に接着剤又はシーリング剤34を
施すものである。また、密に結合される圧入面と空間1
3との隅にシーリング剤35を施すとよい。シーリング
剤35はシリコン樹脂などであり、供給口16s又は排
出口16d(図10参照)から注入され、内筒の軸心と
直角な軸心の周りに回転させた遠心力で空間13の隅に
運ばれ、ゴム状の膜となる。実施例9によれば、接着剤
又はシーリング剤34は、圧入をスムーズにし、圧入面
を損傷することがなく、密封は確実になる。また、圧入
面と空間13との隅のシーリング剤35は、密封効果を
さらに高める。
例8の変形であり、内筒11と外筒12とに密に結合す
る締付部41の圧入面に接着剤又はシーリング剤34を
施すものである。また、密に結合される圧入面と空間1
3との隅にシーリング剤35を施すとよい。シーリング
剤35はシリコン樹脂などであり、供給口16s又は排
出口16d(図10参照)から注入され、内筒の軸心と
直角な軸心の周りに回転させた遠心力で空間13の隅に
運ばれ、ゴム状の膜となる。実施例9によれば、接着剤
又はシーリング剤34は、圧入をスムーズにし、圧入面
を損傷することがなく、密封は確実になる。また、圧入
面と空間13との隅のシーリング剤35は、密封効果を
さらに高める。
【0043】実施例7、実施例8又は実施例9におい
て、締付部41を圧入によらないで、溶接により密に結
合してもよい。図14の実施例10において、フレーム
の内筒11とこれに同心な図示されない外筒との間に冷
却用の冷媒を流通させる空間13を設け、内筒11の内
側に固定子を固着させる。内筒と外筒とに一体化される
軸方向のリブ14を設け、空間13の軸方向の一端を開
放端として他端を環状板21で閉じる。内筒11と外筒
とリブ14と環状板21とを一体形成してリブ14と環
状板21とを連続させる。開放端に図1の環状板16と
類似形をした環状閉鎖板51をパッキング15で密に固
着する。図1の環状板16との相違点として環状溝16
aに代えて環状閉鎖板51の内側にリブ14をまたい
で、隣合う空間13を連通する凹部52を設ける。凹部
52に代えて、環状閉鎖板51側のリブ14に欠損部を
設けて、内筒11より軸方向に短くしてもよい。
て、締付部41を圧入によらないで、溶接により密に結
合してもよい。図14の実施例10において、フレーム
の内筒11とこれに同心な図示されない外筒との間に冷
却用の冷媒を流通させる空間13を設け、内筒11の内
側に固定子を固着させる。内筒と外筒とに一体化される
軸方向のリブ14を設け、空間13の軸方向の一端を開
放端として他端を環状板21で閉じる。内筒11と外筒
とリブ14と環状板21とを一体形成してリブ14と環
状板21とを連続させる。開放端に図1の環状板16と
類似形をした環状閉鎖板51をパッキング15で密に固
着する。図1の環状板16との相違点として環状溝16
aに代えて環状閉鎖板51の内側にリブ14をまたい
で、隣合う空間13を連通する凹部52を設ける。凹部
52に代えて、環状閉鎖板51側のリブ14に欠損部を
設けて、内筒11より軸方向に短くしてもよい。
【0044】実施例10によれば、内筒11と外筒とリ
ブ14と環状板21とからなるフレームと、凹部52を
持つ環状閉鎖板51(又はリブ14の欠損部)とは、リ
ブ14で仕切られる空間13を凹部52により周方向に
連通して冷媒を順序よく導いて電機をよく冷却する。内
筒11に取付けられるブラケットを環状閉鎖板51より
小径にできるので、密封装置であるパッキングの交換に
はブラケットを分解する必要がない。回転電機の分解が
不必要なのである。そして、リブ14と環状板21とを
連続させるので、内筒11と外筒とリブ14と環状板2
1とは、アンダカットを無くすことができてダイカスト
などで一体形成が可能である。
ブ14と環状板21とからなるフレームと、凹部52を
持つ環状閉鎖板51(又はリブ14の欠損部)とは、リ
ブ14で仕切られる空間13を凹部52により周方向に
連通して冷媒を順序よく導いて電機をよく冷却する。内
筒11に取付けられるブラケットを環状閉鎖板51より
小径にできるので、密封装置であるパッキングの交換に
はブラケットを分解する必要がない。回転電機の分解が
不必要なのである。そして、リブ14と環状板21とを
連続させるので、内筒11と外筒とリブ14と環状板2
1とは、アンダカットを無くすことができてダイカスト
などで一体形成が可能である。
【0045】図15の実施例11が図14と異なる点
は、リブ14の間の位置に配置され、空間13の環状板
21の近くまでに入り込む軸方向の仕切板63を環状閉
鎖板61に一体形成することである。凹部52を必要と
するが、凹部52に代えて、環状閉鎖板61側のリブ1
4に欠損部を設けて、内筒11より軸方向に短くしても
よい。
は、リブ14の間の位置に配置され、空間13の環状板
21の近くまでに入り込む軸方向の仕切板63を環状閉
鎖板61に一体形成することである。凹部52を必要と
するが、凹部52に代えて、環状閉鎖板61側のリブ1
4に欠損部を設けて、内筒11より軸方向に短くしても
よい。
【0046】実施例11によれば、環状板21の近くま
でに入り込む軸方向の仕切板63は、空間13を周方向
にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更によく冷
却する。図16及び図17の実施例12が図15と異な
る点は、リブ14の間の位置に配置され、空間13の環
状板21の近くまでに入り込む軸方向の仕切板73を内
筒11と外筒12との溝74に差し込むことである。凹
部52を必要とするが、凹部52に代えて、環状閉鎖板
61側のリブ14に欠損部を設けて、内筒11より軸方
向に短くしてもよい。
でに入り込む軸方向の仕切板63は、空間13を周方向
にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更によく冷
却する。図16及び図17の実施例12が図15と異な
る点は、リブ14の間の位置に配置され、空間13の環
状板21の近くまでに入り込む軸方向の仕切板73を内
筒11と外筒12との溝74に差し込むことである。凹
部52を必要とするが、凹部52に代えて、環状閉鎖板
61側のリブ14に欠損部を設けて、内筒11より軸方
向に短くしてもよい。
【0047】実施例12によれば、内筒11と外筒12
との溝74に確実に差し込まれる仕切板73は、空間1
3を周方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を
更によく冷却する。そして、仕切板73と環状閉鎖板5
1とは分離されてそれぞれが簡単な構造になる。図18
及び図19の実施例13の要点は、内筒81の軸心と外
筒82の軸心とが直交する。図において、内側に固定子
を固着させる内筒81の外側に内筒81の軸心と直交す
る軸心を持つ4角筒などの外筒82を配置する。内筒8
1の軸心方向の両端を外筒82に連続させる。内筒81
の軸心と直角方向の外筒82の少なくとも一端を外部に
開放して閉鎖板83をパッキング15で密に固着し、外
筒82の他端を第2閉鎖板84を外筒82と一体形成し
て内筒81と外筒82との間に冷却用の冷媒を流通させ
る空間13を設ける。内筒81の少なくとも一端81a
を外部に開放し図示しないブラケットを取付ける。さら
に、内筒81と外筒82との間に内筒81の軸心と直交
する方向のリブ85を一体形成する。閉鎖板83側のリ
ブ85を外筒82より内筒の軸心と直角方向に短くして
欠損部85aを設ける。内筒81の一端81aの反対側
の他端に外筒82とによる空間13の延長部を設けて軸
受箱17aを持つブラケット22を形成する。供給口1
6s、排出口16dが設けられ、管85bや欠損部85
aで空間13に連通する。外筒82の外側に電装品箱8
6を一体形成して内部にインバータ86aや端子台など
を外筒78に密着させて収納してもよい(図19におい
て、電装品箱86インバータ86aの図示を省く)。イ
ンバータ86aがよく冷却される。
との溝74に確実に差し込まれる仕切板73は、空間1
3を周方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を
更によく冷却する。そして、仕切板73と環状閉鎖板5
1とは分離されてそれぞれが簡単な構造になる。図18
及び図19の実施例13の要点は、内筒81の軸心と外
筒82の軸心とが直交する。図において、内側に固定子
を固着させる内筒81の外側に内筒81の軸心と直交す
る軸心を持つ4角筒などの外筒82を配置する。内筒8
1の軸心方向の両端を外筒82に連続させる。内筒81
の軸心と直角方向の外筒82の少なくとも一端を外部に
開放して閉鎖板83をパッキング15で密に固着し、外
筒82の他端を第2閉鎖板84を外筒82と一体形成し
て内筒81と外筒82との間に冷却用の冷媒を流通させ
る空間13を設ける。内筒81の少なくとも一端81a
を外部に開放し図示しないブラケットを取付ける。さら
に、内筒81と外筒82との間に内筒81の軸心と直交
する方向のリブ85を一体形成する。閉鎖板83側のリ
ブ85を外筒82より内筒の軸心と直角方向に短くして
欠損部85aを設ける。内筒81の一端81aの反対側
の他端に外筒82とによる空間13の延長部を設けて軸
受箱17aを持つブラケット22を形成する。供給口1
6s、排出口16dが設けられ、管85bや欠損部85
aで空間13に連通する。外筒82の外側に電装品箱8
6を一体形成して内部にインバータ86aや端子台など
を外筒78に密着させて収納してもよい(図19におい
て、電装品箱86インバータ86aの図示を省く)。イ
ンバータ86aがよく冷却される。
【0048】変形として欠損部85aに代えて、閉鎖板
83の内側にリブ85をまたいで隣合う空間13を連通
する凹部(図14の凹部52相当)を設けてもよいし、
外筒82の他端に独立した第2閉鎖板84をパッキング
などで密に固着してもよい。内筒81の他端も一端81
aと同様に開放してブラケットを独立させてもよい。図
示の外筒82は筒を形成する4壁が4角筒であるが、4
壁がテーパや段差を持っ曲面であり、円筒や円錐台形で
もよい。
83の内側にリブ85をまたいで隣合う空間13を連通
する凹部(図14の凹部52相当)を設けてもよいし、
外筒82の他端に独立した第2閉鎖板84をパッキング
などで密に固着してもよい。内筒81の他端も一端81
aと同様に開放してブラケットを独立させてもよい。図
示の外筒82は筒を形成する4壁が4角筒であるが、4
壁がテーパや段差を持っ曲面であり、円筒や円錐台形で
もよい。
【0049】実施例13によれば、内筒81と外筒82
と閉鎖板83と第2閉鎖板84とは、冷媒を収容する空
間13を形成する。リブ85で仕切られる空間13は、
欠損部85a(又は、閉鎖板83の凹部)により軸方向
に連通して冷媒を順序よく導いて電機をよく冷却する。
内筒81に取付けられるブラケットを閉鎖板83より小
径にできるので、密封装置であるパッキングの交換には
ブラケットを分解する必要がない。回転電機の分解が不
必要なのである。そして、なかごで鋳造も可能である
が、内筒81と外筒82とリブ85と第2閉鎖板84と
は、アンダカットを無くすことができてダイカストなど
で一体形成が可能である。第2閉鎖板84を外筒82と
独立させれて閉鎖板83の形状に類似させれば、第2閉
鎖板84の側の内筒81に空間13を延長できる。
と閉鎖板83と第2閉鎖板84とは、冷媒を収容する空
間13を形成する。リブ85で仕切られる空間13は、
欠損部85a(又は、閉鎖板83の凹部)により軸方向
に連通して冷媒を順序よく導いて電機をよく冷却する。
内筒81に取付けられるブラケットを閉鎖板83より小
径にできるので、密封装置であるパッキングの交換には
ブラケットを分解する必要がない。回転電機の分解が不
必要なのである。そして、なかごで鋳造も可能である
が、内筒81と外筒82とリブ85と第2閉鎖板84と
は、アンダカットを無くすことができてダイカストなど
で一体形成が可能である。第2閉鎖板84を外筒82と
独立させれて閉鎖板83の形状に類似させれば、第2閉
鎖板84の側の内筒81に空間13を延長できる。
【0050】実施例13の応用として、実施例11又は
実施例12のような仕切板を設ければ、内筒の軸心に直
角な仕切板は、空間13を内筒の軸心と直交する方向に
S字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更によく冷却
する。図20、図21に示す実施例14の冷媒冷却回転
電機は、フレームの内筒11とこれに同心な外筒12と
の間に冷却用の冷媒を流通させる空間13を設ける。内
筒11の内側に図示しない固定子を固着させる。内筒1
1と外筒12との一端を内筒11より大径な締付部41
で圧入又は溶接で密に結合する。他端に軸受箱17aを
持つ内筒11の底部11aと外筒12の底部12aとの
間に空間13の延長部13aを設ける。軸受箱17aと
外筒12の底部12aとを締付部41aで圧入又は溶接
で密に結合する。軸受箱17aと外筒12の底部12a
とに図示しない軸の貫通穴17hを設ける。内筒11に
固定子の回り止めのための溝11mを設けるとよい。取
付用のフランジ11fは無くてもよい。
実施例12のような仕切板を設ければ、内筒の軸心に直
角な仕切板は、空間13を内筒の軸心と直交する方向に
S字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更によく冷却
する。図20、図21に示す実施例14の冷媒冷却回転
電機は、フレームの内筒11とこれに同心な外筒12と
の間に冷却用の冷媒を流通させる空間13を設ける。内
筒11の内側に図示しない固定子を固着させる。内筒1
1と外筒12との一端を内筒11より大径な締付部41
で圧入又は溶接で密に結合する。他端に軸受箱17aを
持つ内筒11の底部11aと外筒12の底部12aとの
間に空間13の延長部13aを設ける。軸受箱17aと
外筒12の底部12aとを締付部41aで圧入又は溶接
で密に結合する。軸受箱17aと外筒12の底部12a
とに図示しない軸の貫通穴17hを設ける。内筒11に
固定子の回り止めのための溝11mを設けるとよい。取
付用のフランジ11fは無くてもよい。
【0051】実施例14の冷媒冷却回転電機によれば、
内筒11の他端の底部11aは、軸受箱17aを持って
ブラケットが一体形成されることとなり、空間13の底
部の延長部13aは電機をさらによく冷却する。内筒1
1より大径な締付部41は、ゴムなどのような経時劣化
がある密封装置を必要としないので、交換が必要なパッ
キングのような密封装置そのものを不必要にする。ま
た、締付部41は内筒11より大径なので、一端にブラ
ケットの着脱が可能であり、内筒11と外筒12とはプ
レス加工に適する。
内筒11の他端の底部11aは、軸受箱17aを持って
ブラケットが一体形成されることとなり、空間13の底
部の延長部13aは電機をさらによく冷却する。内筒1
1より大径な締付部41は、ゴムなどのような経時劣化
がある密封装置を必要としないので、交換が必要なパッ
キングのような密封装置そのものを不必要にする。ま
た、締付部41は内筒11より大径なので、一端にブラ
ケットの着脱が可能であり、内筒11と外筒12とはプ
レス加工に適する。
【0052】図22に示す実施例15において、軸受箱
17aの外側と外筒12の底部12aとの間に空間13
の延長部13bを設ける。実施例15によれば、軸受箱
17aの外側もよく冷却される。図23に示す実施例1
6の冷媒冷却回転電機において、フレームの内筒11と
これに同心な外筒12との間に冷却用の冷媒を流通させ
る空間13を設ける。内筒11の内側に図示しない固定
子を固着させる。内筒11と外筒12との一端を内筒1
1以上の径の締付部41で圧入又は溶接で密に結合し、
他端を外筒12以下の径の締付部41で圧入又は溶接で
密に結合する。図12のようなテーパ42や図13のよ
うな接着剤又はシーリング剤34又は隅のシーリング剤
35を使用してもよい。
17aの外側と外筒12の底部12aとの間に空間13
の延長部13bを設ける。実施例15によれば、軸受箱
17aの外側もよく冷却される。図23に示す実施例1
6の冷媒冷却回転電機において、フレームの内筒11と
これに同心な外筒12との間に冷却用の冷媒を流通させ
る空間13を設ける。内筒11の内側に図示しない固定
子を固着させる。内筒11と外筒12との一端を内筒1
1以上の径の締付部41で圧入又は溶接で密に結合し、
他端を外筒12以下の径の締付部41で圧入又は溶接で
密に結合する。図12のようなテーパ42や図13のよ
うな接着剤又はシーリング剤34又は隅のシーリング剤
35を使用してもよい。
【0053】実施例16によれば、両締付部41は、外
筒12に冷却用の冷媒を流通させる空間13を確保する
とともに、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置で
はないので、交換が必要なパッキングのような密封装置
そのものを不必要にするし、一端の締付部41は内筒1
1以上の径なので、一端にブラケットの着脱が可能であ
り、内筒11と外筒12とはプレス加工に適する。
筒12に冷却用の冷媒を流通させる空間13を確保する
とともに、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置で
はないので、交換が必要なパッキングのような密封装置
そのものを不必要にするし、一端の締付部41は内筒1
1以上の径なので、一端にブラケットの着脱が可能であ
り、内筒11と外筒12とはプレス加工に適する。
【0054】
【発明の効果】発明1の冷媒冷却回転電機によれば、内
筒と外筒とは、結合手段で一体に結合されてその間に冷
却用の冷媒を流通させる空間が確保され、ブラケット
は、環状板より小径なので、密封装置であるパッキング
の交換にはブラケットを分解する必要がなくて回転電機
の分解が不必要になるという効果がある。
筒と外筒とは、結合手段で一体に結合されてその間に冷
却用の冷媒を流通させる空間が確保され、ブラケット
は、環状板より小径なので、密封装置であるパッキング
の交換にはブラケットを分解する必要がなくて回転電機
の分解が不必要になるという効果がある。
【0055】発明2によれば、内筒と外筒とは、リブで
一体に結合されるので、その間に冷却用の冷媒を流通さ
せる空間が確保され、ブラケットは、環状板より小径な
ので、密封装置であるパッキングの交換にはブラケット
を分解する必要がなくて回転電機の分解が不必要になる
という効果がある。発明3によれば、内筒と外筒とは、
一方の環状板で一体に結合されるので、その間に冷却用
の冷媒を流通させる空間が確保される。内筒に取付けら
れるブラケットは、環状板より小径なので、密封装置で
あるパッキングの交換にはブラケットを分解する必要が
なくて回転電機の分解が不必要になるという効果があ
り、一体にする環状板の側で相手機械と連結すれば、回
転電機を相手機械から取外す必要もないという効果があ
る。
一体に結合されるので、その間に冷却用の冷媒を流通さ
せる空間が確保され、ブラケットは、環状板より小径な
ので、密封装置であるパッキングの交換にはブラケット
を分解する必要がなくて回転電機の分解が不必要になる
という効果がある。発明3によれば、内筒と外筒とは、
一方の環状板で一体に結合されるので、その間に冷却用
の冷媒を流通させる空間が確保される。内筒に取付けら
れるブラケットは、環状板より小径なので、密封装置で
あるパッキングの交換にはブラケットを分解する必要が
なくて回転電機の分解が不必要になるという効果があ
り、一体にする環状板の側で相手機械と連結すれば、回
転電機を相手機械から取外す必要もないという効果があ
る。
【0056】発明4によれば、一方のブラケットもフレ
ームと一体にダイカストが可能となるという効果があ
る。発明5の冷媒冷却回転電機によれば、金属製の環状
詰め物は、内筒と外筒とをその弾性変化の弾性力により
密に結合し、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置
ではないので、交換が必要なパッキングのような密封装
置そのものを不必要にするという効果がある。
ームと一体にダイカストが可能となるという効果があ
る。発明5の冷媒冷却回転電機によれば、金属製の環状
詰め物は、内筒と外筒とをその弾性変化の弾性力により
密に結合し、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置
ではないので、交換が必要なパッキングのような密封装
置そのものを不必要にするという効果がある。
【0057】発明6によれば、環状凹部は環状詰め物に
径方向の弾性を付与し、内筒と外筒とをさらに密に結合
し、温度変化や外力に対応して密封性が向上するという
効果がある。発明7によれば、テーパ、面取り又は丸み
は、圧入をスムーズにし、圧入面を損傷することがな
く、密封は確実になるという効果がある。
径方向の弾性を付与し、内筒と外筒とをさらに密に結合
し、温度変化や外力に対応して密封性が向上するという
効果がある。発明7によれば、テーパ、面取り又は丸み
は、圧入をスムーズにし、圧入面を損傷することがな
く、密封は確実になるという効果がある。
【0058】発明8の冷媒冷却回転電機によれば、締付
部は、直接に内筒を密に結合し、ゴムなどのような経時
劣化がある密封装置ではないので、交換が必要なパッキ
ングのような密封装置そのものを不必要にするという効
果がある。発明9によれば、内筒と外筒とを相互に差し
込むとき、外筒の締付部が僅かに大径な内筒の先端に位
置するまでは、締付部は内筒の中央部に強く当たらない
ので、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷することがな
く、圧入のとき密封は確実になるという効果がある。
部は、直接に内筒を密に結合し、ゴムなどのような経時
劣化がある密封装置ではないので、交換が必要なパッキ
ングのような密封装置そのものを不必要にするという効
果がある。発明9によれば、内筒と外筒とを相互に差し
込むとき、外筒の締付部が僅かに大径な内筒の先端に位
置するまでは、締付部は内筒の中央部に強く当たらない
ので、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷することがな
く、圧入のとき密封は確実になるという効果がある。
【0059】発明10によれば、テーパ、面取り又は丸
みは、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷することがな
く、圧入のとき密封は確実になるという効果がある。発
明11によれば、接着剤又はシーリング剤は、挿入をス
ムーズにし、挿入面を損傷することがなく、圧入のとき
密封は確実になるという効果がある。発明12によれ
ば、挿入面と空間との隅のシーリング剤は、圧入のとき
密封効果をさらに高めるという効果がある。
みは、挿入をスムーズにし、挿入面を損傷することがな
く、圧入のとき密封は確実になるという効果がある。発
明11によれば、接着剤又はシーリング剤は、挿入をス
ムーズにし、挿入面を損傷することがなく、圧入のとき
密封は確実になるという効果がある。発明12によれ
ば、挿入面と空間との隅のシーリング剤は、圧入のとき
密封効果をさらに高めるという効果がある。
【0060】発明13の冷媒冷却回転電機によれば、リ
ブで仕切られる空間を凹部により周方向に連通して冷媒
を順序よく導いて電機をよく冷却するという効果があ
り、内筒に取付けられるブラケットを環状閉鎖板より小
径にできるので、密封装置であるパッキングの交換には
ブラケットを分解する必要がないう効果がある。そし
て、内筒と外筒とリブと環状板とは、ダイカストなどで
一体形成が可能であるという効果がある。
ブで仕切られる空間を凹部により周方向に連通して冷媒
を順序よく導いて電機をよく冷却するという効果があ
り、内筒に取付けられるブラケットを環状閉鎖板より小
径にできるので、密封装置であるパッキングの交換には
ブラケットを分解する必要がないう効果がある。そし
て、内筒と外筒とリブと環状板とは、ダイカストなどで
一体形成が可能であるという効果がある。
【0061】発明14の冷媒冷却回転電機によれば、環
状閉鎖板側の内筒より軸方向に短いリブが、発明13の
凹部と同等の効果がある。発明15又は発明16によれ
ば、環状板の近くまでに入り込む軸方向の仕切板は、空
間を周方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を
更によく冷却するという効果がある。
状閉鎖板側の内筒より軸方向に短いリブが、発明13の
凹部と同等の効果がある。発明15又は発明16によれ
ば、環状板の近くまでに入り込む軸方向の仕切板は、空
間を周方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を
更によく冷却するという効果がある。
【0062】発明17の冷媒冷却回転電機によれば、リ
ブで仕切られる空間は、凹部により軸方向に連通して冷
媒を順序よく導いて電機をよく冷却するという効果があ
り、密封装置であるパッキングの交換にはブラケットを
分解する必要がないという効果がある。そして、内筒と
外筒とリブとは、ダイカストなどで一体形成が可能であ
り、外筒の他端に第2閉鎖板を外筒と一体形成すれば、
ダイカストによる部品点数が減少するという効果があ
る。
ブで仕切られる空間は、凹部により軸方向に連通して冷
媒を順序よく導いて電機をよく冷却するという効果があ
り、密封装置であるパッキングの交換にはブラケットを
分解する必要がないという効果がある。そして、内筒と
外筒とリブとは、ダイカストなどで一体形成が可能であ
り、外筒の他端に第2閉鎖板を外筒と一体形成すれば、
ダイカストによる部品点数が減少するという効果があ
る。
【0063】発明18の冷媒冷却回転電機によれば、閉
鎖板側の外筒より、内筒の軸心と直交する方向に短いリ
ブが、発明17の凹部と同等の効果を持つ。発明19又
は発明20によれば、第2閉鎖板の近くまでに入り込む
内筒の軸心に直角な仕切板は、空間を内筒の軸心と直交
する方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更
によく冷却するという効果がある。
鎖板側の外筒より、内筒の軸心と直交する方向に短いリ
ブが、発明17の凹部と同等の効果を持つ。発明19又
は発明20によれば、第2閉鎖板の近くまでに入り込む
内筒の軸心に直角な仕切板は、空間を内筒の軸心と直交
する方向にS字状に仕切って冷媒をよく導いて電機を更
によく冷却するという効果がある。
【0064】発明21によれば、閉鎖板の反対側のブラ
ケットもダイカストなどで一体形成できるという効果が
ある。発明22の冷媒冷却回転電機によれば、内筒の他
端にブラケットが一体形成されることとなり、空間の延
長部は電機をさらによく冷却するという効果があり、締
付部は、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置を必
要としないので、交換が必要なパッキングのような密封
装置そのものを不必要にするという効果があり、内筒と
外筒とはプレス加工に適するという効果がある。
ケットもダイカストなどで一体形成できるという効果が
ある。発明22の冷媒冷却回転電機によれば、内筒の他
端にブラケットが一体形成されることとなり、空間の延
長部は電機をさらによく冷却するという効果があり、締
付部は、ゴムなどのような経時劣化がある密封装置を必
要としないので、交換が必要なパッキングのような密封
装置そのものを不必要にするという効果があり、内筒と
外筒とはプレス加工に適するという効果がある。
【0065】発明23によれば、軸受箱に軸の貫通穴を
設けられるという効果がある。発明24によれば、軸受
箱の外側もよく冷却されるという効果がある。発明25
の冷媒冷却回転電機によれば、両締付部は、外筒に冷却
用の冷媒を流通させる空間を確保するとともに、ゴムな
どのような経時劣化がある密封装置ではないので、交換
が必要なパッキングのような密封装置そのものを不必要
にするし、内筒と外筒とはプレス加工に適するという効
果がある。
設けられるという効果がある。発明24によれば、軸受
箱の外側もよく冷却されるという効果がある。発明25
の冷媒冷却回転電機によれば、両締付部は、外筒に冷却
用の冷媒を流通させる空間を確保するとともに、ゴムな
どのような経時劣化がある密封装置ではないので、交換
が必要なパッキングのような密封装置そのものを不必要
にするし、内筒と外筒とはプレス加工に適するという効
果がある。
【図1】実施例1の回転図示断面図を含む縦断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】実施例2の縦断面図
【図4】図3のB−B断面図
【図5】実施例3の縦断面図
【図6】実施例4の縦断面図
【図7】図6の左側面図
【図8】実施例5の工程を示す要部断面図
【図9】実施例6の要部断面図
【図10】実施例7の縦断面図
【図11】図10のC−C断面図
【図12】実施例8の要部断面図
【図13】実施例9の要部断面図
【図14】実施例10の要部展開断面図
【図15】実施例11の要部展開断面図
【図16】実施例12の要部展開断面図
【図17】図16のD−D断面図
【図18】実施例13の縦断面図
【図19】図18の水平断面図
【図20】実施例14の縦断面図
【図21】図20の縦断面図
【図22】実施例15の縦断面図
【図23】実施例16の要部断面図
【図24】従来例の縦断面図
10 フレーム 11 内筒 12 外筒 13 空間 14 リブ 15 パッキン
グ 16 環状板 16a 環状溝 16d 排出口 16s 供給口 17 ブラケット 17a 軸受箱 18 スタッド 19 ボルト 21 環状板 22 ブラケッ
ト 23 ブラケット 24 ボルト 31 環状詰め物 32 環状凹部 33 テーパ 34 シーリン
グ剤 35 シーリング剤 41 締付部 51 環状閉鎖板 52 凹部 61 環状閉鎖板 63 仕切板 73 仕切板 74 溝 81 内筒 82 外筒 83 閉鎖板 84 第2閉鎖
板 85 リブ 85a 欠損部 86 電装品箱 86a インバー
タ
グ 16 環状板 16a 環状溝 16d 排出口 16s 供給口 17 ブラケット 17a 軸受箱 18 スタッド 19 ボルト 21 環状板 22 ブラケッ
ト 23 ブラケット 24 ボルト 31 環状詰め物 32 環状凹部 33 テーパ 34 シーリン
グ剤 35 シーリング剤 41 締付部 51 環状閉鎖板 52 凹部 61 環状閉鎖板 63 仕切板 73 仕切板 74 溝 81 内筒 82 外筒 83 閉鎖板 84 第2閉鎖
板 85 リブ 85a 欠損部 86 電装品箱 86a インバー
タ
Claims (25)
- 【請求項1】フレームの内筒とこれに同心な外筒との間
に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に
固定子を固着させ、内筒と外筒とを結合手段で一体に結
合し、内筒と外筒との両端をパッキングを介して環状板
で密に閉じ、環状板より小径のブラケットを内筒に取付
けることを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項2】請求項1記載の冷媒冷却回転電機におい
て、結合手段は内筒と外筒の少なくとも中央部で内筒と
外筒とに一体化される軸方向のリブであることを特徴と
する冷媒冷却回転電機。 - 【請求項3】請求項1記載の冷媒冷却回転電機におい
て、結合手段は両端の環状板の一方が内筒と外筒とに一
体化されてなることを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の冷媒冷却回転電
機において、一方のブラケットを内筒に一体化すること
を特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項5】フレームの内筒とこれに同心な外筒との間
に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に
固定子を固着させ、内筒と外筒との両端に圧入される金
属製の環状詰め物により内筒と外筒とを密に結合するこ
とを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項6】請求項5記載の冷媒冷却回転電機におい
て、環状詰め物に軸方向外側に開く環状凹部を設けるこ
とを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項7】請求項5又は6記載の冷媒冷却回転電機に
おいて、内筒若しくは外筒又は環状詰め物の外周若しく
は内周に、圧入方向に開くテーパ、面取り又は丸みを設
けることを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項8】フレームの内筒とこれに同心な外筒との間
に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側に
固定子を固着させ、外筒の両端に、中央部より小径な締
付部を形成して空間を確保し、内筒を外筒に挿入して締
付部で内筒と外筒とを密に結合することを特徴とする冷
媒冷却回転電機。 - 【請求項9】請求項8記載の冷媒冷却回転電機におい
て、内筒の挿入方向の先端を中央部より僅かに大径にす
ることを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項10】請求項8又は9記載の冷媒冷却回転電機
において、外筒又は内筒の挿入方向の先端に、挿入方向
に開くテーパ、面取り又は丸みを設けることを特徴とす
る冷媒冷却回転電機。 - 【請求項11】請求項5から10までのいずれかに記載
の冷媒冷却回転電機において、密に結合される挿入面に
接着剤又はシーリング剤を施すことを特徴とする冷媒冷
却回転電機。 - 【請求項12】請求項5から10までのいずれかに記載
の冷媒冷却回転電機において、密に結合される挿入面と
空間との隅にシーリング剤を施すことを特徴とする冷媒
冷却回転電機。 - 【請求項13】フレームの内筒とこれに同心な外筒との
間に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側
に固定子を固着させ、内筒と外筒とに一体化される軸方
向のリブを設け、空間の軸方向の一端を開放端として他
端を環状板で閉じ、内筒と外筒とリブと環状板とを一体
形成してリブと環状板とを連続させ、開放端に環状閉鎖
板を密に固着し、環状閉鎖板の内側にリブをまたいで隣
合う空間を連通する凹部を設けることを特徴とする冷媒
冷却回転電機。 - 【請求項14】フレームの内筒とこれに同心な外筒との
間に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側
に固定子を固着させ、内筒と外筒とに一体化される軸方
向のリブを設け、空間の軸方向の一端を開放端として他
端を環状板で閉じ、内筒と外筒とリブと環状板とを一体
形成してリブと環状板とを連続させ、開放端に環状閉鎖
板を密に固着し、環状閉鎖板側のリブを内筒より軸方向
に短くすることを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項15】請求項13又は14記載の冷媒冷却回転
電機において、リブの間の位置に配置され、空間の環状
板の近くまでに入り込む軸方向の仕切板を環状閉鎖板に
一体形成することを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項16】請求項13又は14記載の冷媒冷却回転
電機において、リブの間の位置に配置され、空間の環状
板の近くまでに入り込む軸方向の仕切板を内筒と外筒と
の溝に差し込むことを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項17】内側に固定子を固着させる内筒の外側に
内筒の軸心と直交する軸心を持つ外筒を配置し、内筒の
軸心方向の両端を外筒に連続させ、内筒の軸心と直角方
向の外筒の少なくとも一端を外部に開放して閉鎖板を密
に固着し、外筒の他端に第2閉鎖板を密に固着するか、
または、外筒と一体形成して内筒と外筒との間に冷却用
の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の少なくとも一端
を外部に開放し、内筒と外筒とに一体形成して内筒の軸
心と直交する方向のリブを設け、閉鎖板の内側にリブを
またいで隣合う空間を連通する凹部を設けることを特徴
とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項18】内側に固定子を固着させる内筒の外側に
内筒の軸心と直交する軸心を持つ外筒を配置し、内筒の
軸心方向の両端を外筒に連続させ、内筒の軸心と直角方
向の外筒の少なくとも一端を外部に開放して閉鎖板を密
に固着し、外筒の他端に第2閉鎖板を密に固着するか、
または、外筒と一体形成して内筒と外筒との間に冷却用
の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の少なくとも一端
を外部に開放し、内筒と外筒とに一体形成して内筒の軸
心と直交する方向のリブを設け、閉鎖板側のリブを外筒
より内筒の軸心と直角方向に短くすることを特徴とする
冷媒冷却回転電機。 - 【請求項19】請求項17又は18記載の冷媒冷却回転
電機において、リブの間の位置に配置され、空間の第2
閉鎖板の近くまでに入り込む内筒の軸心に直角な仕切板
を閉鎖板に一体形成することを特徴とする冷媒冷却回転
電機。 - 【請求項20】請求項17又は18記載の冷媒冷却回転
電機において、リブの間の位置に配置され、空間の第2
閉鎖板の近くまでに入り込む径方向の仕切板を内筒と外
筒との溝に差し込むことを特徴とする冷媒冷却回転電
機。 - 【請求項21】請求項13から20までのいずれかに記
載の冷媒冷却回転電機において、内筒の内側の閉鎖板の
反対側にブラケットを一体形成することを特徴とする冷
媒冷却回転電機。 - 【請求項22】フレームの内筒とこれに同心な外筒との
間に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側
に固定子を固着させ、内筒と外筒との一端を内筒より大
径な締付部で密に結合し、他端に軸受箱を持つ内筒の底
部と外筒の底部との間に空間の延長部を設けることを特
徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項23】請求項22記載の冷媒冷却回転電機にお
いて、軸受箱と外筒の底部とを締付部で密に結合し、軸
受箱と外筒とに軸の貫通穴を設けることを特徴とする冷
媒冷却回転電機。 - 【請求項24】請求項22記載の冷媒冷却回転電機にお
いて、軸受箱の外側と外筒の底部との間に空間の延長部
を設けることを特徴とする冷媒冷却回転電機。 - 【請求項25】フレームの内筒とこれに同心な外筒との
間に冷却用の冷媒を流通させる空間を設け、内筒の内側
に固定子を固着させ、内筒と外筒との一端を内筒以上の
径の締付部で密に結合し、他端を外筒以下の径の締付部
で密に結合することを特徴とする冷媒冷却回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8324987A JPH10210702A (ja) | 1995-12-06 | 1996-12-05 | 冷媒冷却回転電機 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31765995 | 1995-12-06 | ||
JP7-317659 | 1996-11-25 | ||
JP8-313366 | 1996-11-25 | ||
JP31336696 | 1996-11-25 | ||
JP8324987A JPH10210702A (ja) | 1995-12-06 | 1996-12-05 | 冷媒冷却回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210702A true JPH10210702A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=27339319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8324987A Pending JPH10210702A (ja) | 1995-12-06 | 1996-12-05 | 冷媒冷却回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10210702A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001017095A1 (fr) * | 1999-08-31 | 2001-03-08 | Ebara Corporation | Bati de moteur, moteur utilisant ledit bati et motopompe |
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JP2008253024A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用電動モータ |
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