JPH10191688A - 電動機システム - Google Patents
電動機システムInfo
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- JPH10191688A JPH10191688A JP8345694A JP34569496A JPH10191688A JP H10191688 A JPH10191688 A JP H10191688A JP 8345694 A JP8345694 A JP 8345694A JP 34569496 A JP34569496 A JP 34569496A JP H10191688 A JPH10191688 A JP H10191688A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保守によるコストの上昇が少なく、広い適用
範囲が得られるインバータ装置組込型の電動機システム
を提供すること。 【解決手段】 インバータ装置を制御ユニット1とイン
バータ部21に分離し、制御ユニット1にコンバータ部
10と平滑コンデンサ11を収容する。そしてインバー
タ部21を誘導電動機20に取付けてインバータ一体型
電動機2とし、これらの間を直流電力供給用の給電用ケ
ーブル3で接続させ、インバータ部21内にノイズと過
電圧抑制用のコンデンサ22を設けたもの。 【効果】 給電用ケーブル3の長さを変えることによ
り、制御ユニット1とインバータ一体型電動機2の設置
場所を、それぞれ個別に選ぶことができ、誘導電動機の
設置位置に拘束されることなく、操作や保守に便利な所
に制御ユニット1を設けることができる。また、インバ
ータ一体型電動機2の大きさが、誘導電動機単体のとき
よりも増加する虞れが少ないので、単独の誘導電動機と
変らない適用範囲を保つことができる。
範囲が得られるインバータ装置組込型の電動機システム
を提供すること。 【解決手段】 インバータ装置を制御ユニット1とイン
バータ部21に分離し、制御ユニット1にコンバータ部
10と平滑コンデンサ11を収容する。そしてインバー
タ部21を誘導電動機20に取付けてインバータ一体型
電動機2とし、これらの間を直流電力供給用の給電用ケ
ーブル3で接続させ、インバータ部21内にノイズと過
電圧抑制用のコンデンサ22を設けたもの。 【効果】 給電用ケーブル3の長さを変えることによ
り、制御ユニット1とインバータ一体型電動機2の設置
場所を、それぞれ個別に選ぶことができ、誘導電動機の
設置位置に拘束されることなく、操作や保守に便利な所
に制御ユニット1を設けることができる。また、インバ
ータ一体型電動機2の大きさが、誘導電動機単体のとき
よりも増加する虞れが少ないので、単独の誘導電動機と
変らない適用範囲を保つことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置に
より誘導電動機を駆動するようにした電動機システムに
係り、特に、汎用の電動機として好適な電動機システム
に関する。
より誘導電動機を駆動するようにした電動機システムに
係り、特に、汎用の電動機として好適な電動機システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】可変電圧で可変周波数の交流電力を容易
に発生させることができるインバータ装置は、誘導電動
機の可変速駆動用として従来から広く用いられている。
そして、このような誘導電動機駆動に用いられる汎用の
インバータ装置としては、そのコンバータ部(順変換部)
の直流側とインバータ部(逆変換部)の直流側との接続部
に、並列に平滑用のコンデンサを有する、いわゆる電圧
型のインバータ装置が主として用いられている。
に発生させることができるインバータ装置は、誘導電動
機の可変速駆動用として従来から広く用いられている。
そして、このような誘導電動機駆動に用いられる汎用の
インバータ装置としては、そのコンバータ部(順変換部)
の直流側とインバータ部(逆変換部)の直流側との接続部
に、並列に平滑用のコンデンサを有する、いわゆる電圧
型のインバータ装置が主として用いられている。
【0003】一方、近年は、インバータ装置を誘導電動
機に組合せ、汎用の電動機として用いられるようにした
電動機システムが用いられるようになり、その一例を特
開平6−351260号公報に見ることができる。
機に組合せ、汎用の電動機として用いられるようにした
電動機システムが用いられるようになり、その一例を特
開平6−351260号公報に見ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による電動機
システムは、インバータ装置の保守期間と誘導電動機の
保守期間に大きな差がある点について配慮がされておら
ず、電動機の保守コストが上昇するという問題があっ
た。
システムは、インバータ装置の保守期間と誘導電動機の
保守期間に大きな差がある点について配慮がされておら
ず、電動機の保守コストが上昇するという問題があっ
た。
【0005】すなわち、電動機システムで電動機に実装
されるインバータ装置は、コスト面から汎用の電圧型イ
ンバータを用いざるを得ないが、この場合は、例えば平
滑用コンデンサ、冷却ファンなど、電動機本体の寿命に
比して、極端に寿命の短い部品が存在するため、保守期
間が従来の電動機単独品より短くなって、コストが上昇
してしまうのである。
されるインバータ装置は、コスト面から汎用の電圧型イ
ンバータを用いざるを得ないが、この場合は、例えば平
滑用コンデンサ、冷却ファンなど、電動機本体の寿命に
比して、極端に寿命の短い部品が存在するため、保守期
間が従来の電動機単独品より短くなって、コストが上昇
してしまうのである。
【0006】ここで、冷却ファンを有する電動機に組合
せた場合には、電動機自体の冷却風を利用することによ
り、インバータ装置の冷却ファンは不要にできるので、
大きな問題にはならないが、平滑用のコンデンサは動作
原理上、除去できなず、しかも、かなり大きな静電容量
を必要とするため、有寿命(約5〜10年)の電解コンデ
ンサを用いざるを得ない。
せた場合には、電動機自体の冷却風を利用することによ
り、インバータ装置の冷却ファンは不要にできるので、
大きな問題にはならないが、平滑用のコンデンサは動作
原理上、除去できなず、しかも、かなり大きな静電容量
を必要とするため、有寿命(約5〜10年)の電解コンデ
ンサを用いざるを得ない。
【0007】一方、汎用の電動機の実装場所は、部品交
換が容易ではない天井裏、狭い機械室、相手機械の内部
などが多く、現実には保守が不可能な場所に実装される
ことすらあり、この結果、インバータ装置を電動機に実
装した電動機システムでは、電動機の寿命には、まだ充
分に余裕があるにもかかわらず、インバータ装置の寿命
により装置全体の寿命が決定され、この結果、極めて高
価な製品となっていた。
換が容易ではない天井裏、狭い機械室、相手機械の内部
などが多く、現実には保守が不可能な場所に実装される
ことすらあり、この結果、インバータ装置を電動機に実
装した電動機システムでは、電動機の寿命には、まだ充
分に余裕があるにもかかわらず、インバータ装置の寿命
により装置全体の寿命が決定され、この結果、極めて高
価な製品となっていた。
【0008】また、汎用のインバータ装置では、大容量
の平滑コンデンサを有する結果、電源投入時、このコン
デンサの初期充電電流による大電流の突入電流を抑制す
るための電磁接触器、サイリスタ、限流抵抗など、大型
の制御回路部品が必要になるが、この結果、インバータ
装置が大型化し、電動機に設置するのに必要なスペース
が無くなったり、実装されたインバータが電動機よりも
大きな形状になって、従来の電動機単体の場合には設置
できたものが、インバータ装置を組合せた電動機システ
ムにしたため、設置により大きな空間を必要とすること
になり、極端な場合、設置できなくなってしまう場合も
生じてしまう。
の平滑コンデンサを有する結果、電源投入時、このコン
デンサの初期充電電流による大電流の突入電流を抑制す
るための電磁接触器、サイリスタ、限流抵抗など、大型
の制御回路部品が必要になるが、この結果、インバータ
装置が大型化し、電動機に設置するのに必要なスペース
が無くなったり、実装されたインバータが電動機よりも
大きな形状になって、従来の電動機単体の場合には設置
できたものが、インバータ装置を組合せた電動機システ
ムにしたため、設置により大きな空間を必要とすること
になり、極端な場合、設置できなくなってしまう場合も
生じてしまう。
【0009】また、最近は、ソーラエネルギーや燃料電
池に代表される直流の分散電源が工業的に利用可能にな
ってきたが、従来の汎用インバータ装置や可変速電動機
では依然として交流電源を要求しており、これら直流の
分散電源への対応は、たとえばインバータ装置の大改造
を必要とし、簡単には対応できないという問題があっ
た。
池に代表される直流の分散電源が工業的に利用可能にな
ってきたが、従来の汎用インバータ装置や可変速電動機
では依然として交流電源を要求しており、これら直流の
分散電源への対応は、たとえばインバータ装置の大改造
を必要とし、簡単には対応できないという問題があっ
た。
【0010】本発明の目的は、保守によるコストの上昇
が少なく、広い適用範囲が得られるインバータ装置組込
型の電動機システムを提供することにある。
が少なく、広い適用範囲が得られるインバータ装置組込
型の電動機システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、順変換部と
逆変換部の直流部分に平滑コンデンサを有するインバー
タ装置を用い、該インバータ装置により誘導電動機を駆
動する方式の電動機システムにおいて、前記逆変換部
を、前記順変換部とは独立したユニットとして前記誘導
電動機に取付け、前記順変換部の直流側と前記逆変換部
の直流側を2本の電線で接続した上で、前記平滑コンデ
ンサを、前記2本の電線の前記順変換部側の端部に並列
に接続させ、前記2本の電線の前記逆変換部側の端部に
は、該2本の電線による誘導リアクタンス分にほぼ等し
い静電リアクタンス分を有するコンデンサを並列に接続
させることにより達成される。
逆変換部の直流部分に平滑コンデンサを有するインバー
タ装置を用い、該インバータ装置により誘導電動機を駆
動する方式の電動機システムにおいて、前記逆変換部
を、前記順変換部とは独立したユニットとして前記誘導
電動機に取付け、前記順変換部の直流側と前記逆変換部
の直流側を2本の電線で接続した上で、前記平滑コンデ
ンサを、前記2本の電線の前記順変換部側の端部に並列
に接続させ、前記2本の電線の前記逆変換部側の端部に
は、該2本の電線による誘導リアクタンス分にほぼ等し
い静電リアクタンス分を有するコンデンサを並列に接続
させることにより達成される。
【0012】本発明によれば、インバータ装置が、コン
バータ部(交/直変換部)とインバータ部(直/交変換部)
に分けられ、インバータ部だけを誘導電動機本体に実装
することにより、有寿命で大型部品が多くある順変換部
を誘導電動機本体から切り放し、小形の別ブロックから
なる制御ユニットに収納することができる。
バータ部(交/直変換部)とインバータ部(直/交変換部)
に分けられ、インバータ部だけを誘導電動機本体に実装
することにより、有寿命で大型部品が多くある順変換部
を誘導電動機本体から切り放し、小形の別ブロックから
なる制御ユニットに収納することができる。
【0013】また、このとき、誘導電動機側の直流部分
の入口には、給電用布線のインダクタンスをキャンセル
するだけの小容量で長寿命の小型のコンデンサを取付け
ると共に、該布線には平行電線か同軸電線が使用できる
ようにし、布線のインダクタンスによる過電圧が発生し
ないようにできる。
の入口には、給電用布線のインダクタンスをキャンセル
するだけの小容量で長寿命の小型のコンデンサを取付け
ると共に、該布線には平行電線か同軸電線が使用できる
ようにし、布線のインダクタンスによる過電圧が発生し
ないようにできる。
【0014】また、誘導電動機の端子には、3相交流電
源受電端子(U、V、W)を設け、交流電源で直接駆動で
きるようにすると共に、直流電源端子(P、N)を設け、
インバータ部を介することにより、直流電力でも直接駆
動できるようにすることもできる。
源受電端子(U、V、W)を設け、交流電源で直接駆動で
きるようにすると共に、直流電源端子(P、N)を設け、
インバータ部を介することにより、直流電力でも直接駆
動できるようにすることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電動機システ
ムについて、図示の実施形態により詳細に説明する。図
1は本発明の一実施形態の回路ブロック図で、図2はそ
の外観図であり、これらの図において、1は制御ユニッ
ト、2はインバータ一体型電動機、3は給電用ケーブル
である。
ムについて、図示の実施形態により詳細に説明する。図
1は本発明の一実施形態の回路ブロック図で、図2はそ
の外観図であり、これらの図において、1は制御ユニッ
ト、2はインバータ一体型電動機、3は給電用ケーブル
である。
【0016】制御ユニット1は、3相ブリッジ型整流器
などからなるコンバータ部10と、大容量の電解コンデ
ンサからなる平滑コンデンサ11、遅延動作する電磁接
触器12、それに突入電流抑制用の抵抗器13とで構成
され、例えば商用電源などから3相交流電力ACを受電
し、コンバータ部10で整流し、コンデンサ11で平滑
化した直流電力を出力する働きをする。
などからなるコンバータ部10と、大容量の電解コンデ
ンサからなる平滑コンデンサ11、遅延動作する電磁接
触器12、それに突入電流抑制用の抵抗器13とで構成
され、例えば商用電源などから3相交流電力ACを受電
し、コンバータ部10で整流し、コンデンサ11で平滑
化した直流電力を出力する働きをする。
【0017】このとき、電磁接触器12は、3相交流電
力ACが投入されたときから、例えは数10m秒などの
所定の時間が経過後にその接点12aを閉じ、これによ
り電源投入時での平滑コンデンサ11による突入電流が
抵抗器13により抑制され、その後、平滑コンデンサ1
1の初期充電が完了した後はこの抵抗器13を短絡し
て、負荷電流による損失が生じないようにする働きをす
る。
力ACが投入されたときから、例えは数10m秒などの
所定の時間が経過後にその接点12aを閉じ、これによ
り電源投入時での平滑コンデンサ11による突入電流が
抵抗器13により抑制され、その後、平滑コンデンサ1
1の初期充電が完了した後はこの抵抗器13を短絡し
て、負荷電流による損失が生じないようにする働きをす
る。
【0018】インバータ一体型電動機2は、誘導電動機
20と、インバータユニット21、それにノイズ抑制用
のコンデンサ22とで構成され、給電用ケーブル3を介
して制御ユニット1から供給される直流電力をインバー
タユニット21により所定の周波数で所定の電圧の3相
交流電力に変換し、これを誘導電動機20に供給し、こ
れにより誘導電動機20が所定の回転速度で回転動作す
るように構成されている。
20と、インバータユニット21、それにノイズ抑制用
のコンデンサ22とで構成され、給電用ケーブル3を介
して制御ユニット1から供給される直流電力をインバー
タユニット21により所定の周波数で所定の電圧の3相
交流電力に変換し、これを誘導電動機20に供給し、こ
れにより誘導電動機20が所定の回転速度で回転動作す
るように構成されている。
【0019】このため、インバータユニット21は、例
えばIGBTなどのパワースイッチング素子21Aと、
フリーホイールダイオード21Bからなる3相ブリッジ
型の主回路を備え、例えばPWM(パルス幅変調)方式な
どによりスイッチング制御され、これにより、VVVF
(可変電圧可変周波数)インバータ装置として動作するよ
うに構成されている。
えばIGBTなどのパワースイッチング素子21Aと、
フリーホイールダイオード21Bからなる3相ブリッジ
型の主回路を備え、例えばPWM(パルス幅変調)方式な
どによりスイッチング制御され、これにより、VVVF
(可変電圧可変周波数)インバータ装置として動作するよ
うに構成されている。
【0020】そして、このインバータユニット21は、
特に図2に明瞭に示されているように、誘導電動機20
の、例えば端子箱20Aの上側などに直接搭載され、こ
れによりインバータ一体型電動機2を構成する。
特に図2に明瞭に示されているように、誘導電動機20
の、例えば端子箱20Aの上側などに直接搭載され、こ
れによりインバータ一体型電動機2を構成する。
【0021】インバータユニット21の直流側は給電用
ケーブル3に接続されるが、このため、端子箱20Aの
中には、2個の端子P、Nが設けられており、これらに
インバータユニット21の直流側が接続されているが、
この端子箱20Aの中には、更にインバータユニット2
1の交流側、つまり誘導電動機20に接続された3個の
端子U、V、Wが設けてある。
ケーブル3に接続されるが、このため、端子箱20Aの
中には、2個の端子P、Nが設けられており、これらに
インバータユニット21の直流側が接続されているが、
この端子箱20Aの中には、更にインバータユニット2
1の交流側、つまり誘導電動機20に接続された3個の
端子U、V、Wが設けてある。
【0022】コンデンサ22は、例えば油入りペーパー
コンデンサなどの長寿命のコンデンサが用いられ、イン
バータユニット21の直流側で給電用ケーブル3が接続
されている部分に接続され、その静電容量値は、給電用
ケーブル3の2本の電線による誘導リアクタンス分にほ
ぼ等しい静電リアクタンス分を有するように選ばれてお
り、従って、通常、かなり小型のものとなっている。
コンデンサなどの長寿命のコンデンサが用いられ、イン
バータユニット21の直流側で給電用ケーブル3が接続
されている部分に接続され、その静電容量値は、給電用
ケーブル3の2本の電線による誘導リアクタンス分にほ
ぼ等しい静電リアクタンス分を有するように選ばれてお
り、従って、通常、かなり小型のものとなっている。
【0023】給電用ケーブル3は、互いに独立している
制御ユニット1とインバータ一体型電動機2の間で、制
御ユニット1からインバータ一体型電動機2のインバー
タユニット21に直流電力を供給する働きをするもの
で、このため2本の導電線を有していれば良いが、この
実施形態では、2本の電線が並行になって配置されてい
るケーブル、例えば2本撚りのケーブル、又は同軸にな
っているケーブルを用いている。
制御ユニット1とインバータ一体型電動機2の間で、制
御ユニット1からインバータ一体型電動機2のインバー
タユニット21に直流電力を供給する働きをするもの
で、このため2本の導電線を有していれば良いが、この
実施形態では、2本の電線が並行になって配置されてい
るケーブル、例えば2本撚りのケーブル、又は同軸にな
っているケーブルを用いている。
【0024】給電用ケーブル3として用いられた同軸ケ
ーブルや並行電線ケーブルは、制御ユニット1からイン
バータ一体型電動機2までの配線によるインダクタンス
分を打消す働きをするが、これでも発生や誘起を阻止し
きれなかったノイズや過電圧は、インバータ一体型電動
機2に設けてあるコンデンサ22により吸収、除去され
る。
ーブルや並行電線ケーブルは、制御ユニット1からイン
バータ一体型電動機2までの配線によるインダクタンス
分を打消す働きをするが、これでも発生や誘起を阻止し
きれなかったノイズや過電圧は、インバータ一体型電動
機2に設けてあるコンデンサ22により吸収、除去され
る。
【0025】従って、この実施形態によれば、使用する
給電用ケーブル3の長さを変えることにより、制御ユニ
ット1とインバータ一体型電動機2の設置場所を、それ
ぞれ個別に選ぶことができ、誘導電動機20の設置位置
に拘束されることなく、操作や保守に便利な所に制御ユ
ニット1を設けることができる。
給電用ケーブル3の長さを変えることにより、制御ユニ
ット1とインバータ一体型電動機2の設置場所を、それ
ぞれ個別に選ぶことができ、誘導電動機20の設置位置
に拘束されることなく、操作や保守に便利な所に制御ユ
ニット1を設けることができる。
【0026】一方、インバータユニット21は、主とし
て半導体素子や高温度に耐えられるチップ部品だけで構
成されるので、例えば1枚の回路基板上に実装でき、充
分に小型化することができる。
て半導体素子や高温度に耐えられるチップ部品だけで構
成されるので、例えば1枚の回路基板上に実装でき、充
分に小型化することができる。
【0027】このため、誘導電動機20の冷却ファンガ
イド近辺にも容易に取付けることができ、この結果、冷
却ファンからの送風による冷却が得られるようにもで
き、更には端子箱20Aの中に実装することもできる。
イド近辺にも容易に取付けることができ、この結果、冷
却ファンからの送風による冷却が得られるようにもで
き、更には端子箱20Aの中に実装することもできる。
【0028】また、この結果、インバータ一体型電動機
2の大きさが、誘導電動機20単体よりも増加するのを
充分に抑えることができ、単独の誘導電動機と変らない
適用範囲を保つことができる。
2の大きさが、誘導電動機20単体よりも増加するのを
充分に抑えることができ、単独の誘導電動機と変らない
適用範囲を保つことができる。
【0029】また、上記実施形態では、インバータ一体
型電動機2が、5本の端子P、N、U、V、Wを有し、
本来の動作に必要な直流端子P、Nの外に、3個の交流
端子U、V、Wが設けてある。そして、この端子U、
V、Wは、インバータユニット21を使用しないときに
は、誘導電動機20の通常の3相交流電源入力端子とな
る。
型電動機2が、5本の端子P、N、U、V、Wを有し、
本来の動作に必要な直流端子P、Nの外に、3個の交流
端子U、V、Wが設けてある。そして、この端子U、
V、Wは、インバータユニット21を使用しないときに
は、誘導電動機20の通常の3相交流電源入力端子とな
る。
【0030】従って、これから交流電源を供給してやれ
ば、直接、誘導電動機20を回転駆動させることがで
き、且つ、このときは、インバータユニット21の内部
にあるフリーホイールダイオード21Bの整流作用によ
り直流端子P、Nに直流電力を得ることができる。
ば、直接、誘導電動機20を回転駆動させることがで
き、且つ、このときは、インバータユニット21の内部
にあるフリーホイールダイオード21Bの整流作用によ
り直流端子P、Nに直流電力を得ることができる。
【0031】そこで、この場合には、この直流端子P、
Nに得られる直流電力により、例えば直流電磁ブレーキ
など、誘導電動機20以外の直流電力による装置を動作
させることができる。
Nに得られる直流電力により、例えば直流電磁ブレーキ
など、誘導電動機20以外の直流電力による装置を動作
させることができる。
【0032】また、上記実施形態では、インバータユニ
ット21の直流側に直流端子P、Nが設けてあり、これ
により制御ユニット1に接続された給電用ケーブル3だ
けでなく、それに加えて、或いは、装置の代わりに、図
3に示す太陽電池30からの電線を、ダイオード31を
介して接続したり、燃料電池40からの電線を、ダイオ
ード41を介して接続し、これにより誘導電動機20を
回転駆動することもできる。
ット21の直流側に直流端子P、Nが設けてあり、これ
により制御ユニット1に接続された給電用ケーブル3だ
けでなく、それに加えて、或いは、装置の代わりに、図
3に示す太陽電池30からの電線を、ダイオード31を
介して接続したり、燃料電池40からの電線を、ダイオ
ード41を介して接続し、これにより誘導電動機20を
回転駆動することもできる。
【0033】従って、この実施形態によれば、空調機
械、コンベヤ、繊維機械など、複数台のインバータ装置
を使用する機械や、直流電源しか存在しないシステム上
での電動機の制御、例えばレジャーボート、水上に浮か
ぶ簡易灯台、離島、非常用ポンプ、非常時エレベータ駆
動など、ソーラバッテリ、乾電池、燃料電池、蓄電池、
直流発電機などを有る施設でも有効に使用することがで
きる。
械、コンベヤ、繊維機械など、複数台のインバータ装置
を使用する機械や、直流電源しか存在しないシステム上
での電動機の制御、例えばレジャーボート、水上に浮か
ぶ簡易灯台、離島、非常用ポンプ、非常時エレベータ駆
動など、ソーラバッテリ、乾電池、燃料電池、蓄電池、
直流発電機などを有る施設でも有効に使用することがで
きる。
【0034】ここで、上記実施形態による作用効果につ
いて、以下に列挙する。
いて、以下に列挙する。
【0035】 アレウニスの法則として知られている
ように、電解コンデンサは、周囲温度の2乗に反比例し
て寿命が短くなるが、平滑コンデンサ11は、温度上昇
が著しい誘導電動機20からは切り放されているので、
インバータ一体型電動機2の寿命は、誘導電動機20単
体での寿命、つまり軸受けの寿命で決定されることにな
り、一方、平滑コンデンサ11の寿命がきたときでも、
制御ユニット1は、保守が容易な所に設置できるので、
容易に交換することができる。
ように、電解コンデンサは、周囲温度の2乗に反比例し
て寿命が短くなるが、平滑コンデンサ11は、温度上昇
が著しい誘導電動機20からは切り放されているので、
インバータ一体型電動機2の寿命は、誘導電動機20単
体での寿命、つまり軸受けの寿命で決定されることにな
り、一方、平滑コンデンサ11の寿命がきたときでも、
制御ユニット1は、保守が容易な所に設置できるので、
容易に交換することができる。
【0036】 インバータ一体型電動機2の給電に必
要な電線が2本で済むため、布線コストが2/3に軽減
され、この結果、ホイスト、搬送機械など、電動機ごと
移動する装置においては、電線コストが軽減される以外
にも電線重量が減るので、装置重量を軽くすることがで
きる。また、給電のためのレールも2本で済むので、建
築コストを大幅に抑えることができる。
要な電線が2本で済むため、布線コストが2/3に軽減
され、この結果、ホイスト、搬送機械など、電動機ごと
移動する装置においては、電線コストが軽減される以外
にも電線重量が減るので、装置重量を軽くすることがで
きる。また、給電のためのレールも2本で済むので、建
築コストを大幅に抑えることができる。
【0037】 平滑コンデンサ11や電磁接触器1
2、抵抗器13など小型化が困難な回路部品が制御ユニ
ット1に収納されているので、インバータユニット2が
小型化でき、この結果、僅かな空間にもインバータユニ
ット2が収容できるようになり、従来は無駄な空間であ
った場所にもインバータが実装できるようになり、誘導
電動機20単独の寸法と大差無い大きさのインバータ一
体型電動機2を得ることができる。
2、抵抗器13など小型化が困難な回路部品が制御ユニ
ット1に収納されているので、インバータユニット2が
小型化でき、この結果、僅かな空間にもインバータユニ
ット2が収容できるようになり、従来は無駄な空間であ
った場所にもインバータが実装できるようになり、誘導
電動機20単独の寸法と大差無い大きさのインバータ一
体型電動機2を得ることができる。
【0038】 インバータユニット21内に過電圧が
発生し難くなるので、主回路の半導体素子の耐電圧が下
げられ、コストが安くなる。
発生し難くなるので、主回路の半導体素子の耐電圧が下
げられ、コストが安くなる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、給電用ケーブルの長さ
を変えることにより、制御ユニットとインバータ一体型
電動機の設置場所を、それぞれ個別に選ぶことができ、
誘導電動機の設置位置に拘束されることなく、操作や保
守に便利な所に制御ユニット1を設けることができる。
を変えることにより、制御ユニットとインバータ一体型
電動機の設置場所を、それぞれ個別に選ぶことができ、
誘導電動機の設置位置に拘束されることなく、操作や保
守に便利な所に制御ユニット1を設けることができる。
【0040】また、インバータ一体型電動機の大きさ
が、誘導電動機単体のときよりも増加する虞れが少ない
ので、単独の誘導電動機と変らない適用範囲を保つこと
ができる。
が、誘導電動機単体のときよりも増加する虞れが少ない
ので、単独の誘導電動機と変らない適用範囲を保つこと
ができる。
【図1】本発明による電動機システムの一実施形態を示
す回路ブロック図である。
す回路ブロック図である。
【図2】本発明による電動機システムの一実施形態の側
面図と正面図である。
面図と正面図である。
【図3】本発明の一実施形態における電源の説明図であ
る。
る。
1 制御ユニット 2 インバータ一体型電動機 3 給電用ケーブル 10 コンバータ部 11 平滑コンデンサ 12 遅延動作する電磁接触器 12a 電磁接触器12の接点(常開接点) 13 突入電流抑制用の抵抗器 20 誘導電動機 20A 端子箱 21 インバータユニット 21A パワースイッチング素子 21B フリーホイールダイオード 22 コンデンサ(ノイズ、過電圧除去用)
Claims (3)
- 【請求項1】 順変換部と逆変換部の直流部分に平滑コ
ンデンサを有するインバータ装置を用い、該インバータ
装置により誘導電動機を駆動する方式の電動機システム
において、 前記逆変換部を、前記順変換部とは独立したユニットと
して前記誘導電動機に取付け、 前記順変換部の直流側と前記逆変換部の直流側を2本の
電線で接続した上で、前記平滑コンデンサを、前記2本
の電線の前記順変換部側の端部に並列に接続させ、 前記2本の電線の前記逆変換部側の端部には、該2本の
電線による誘導リアクタンス分にほぼ等しい静電リアク
タンス分を有するコンデンサを並列に接続させたことを
特徴とする電動機システム。 - 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記2本の電線が、並行して配置されいる線路又は同軸
になっている線路の何れかであることを特徴とする電動
機システム。 - 【請求項3】 請求項1の発明において、 前記電動機には、前記2本の電線を接続するための2本
の端子(P、N)と、前記逆変換部の交流側に接続された
3本の端子(U、V、W)とが設けられていることを特徴
とする電動機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8345694A JPH10191688A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 電動機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8345694A JPH10191688A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 電動機システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191688A true JPH10191688A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18378338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8345694A Pending JPH10191688A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 電動機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10191688A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010016929A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Ihi Corp | 変圧機能付インバータ回路 |
US7764040B2 (en) | 2006-10-02 | 2010-07-27 | Fanuc Ltd | Robot control apparatus comprising a servo amplifier having an AC/DC converter |
GB2501783A (en) * | 2012-05-04 | 2013-11-06 | Control Tech Ltd | Controlling the temperature of a component based on an attribute of a conductive member |
JP2015107020A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社デンソー | 電力変換装置、及びその固定構造 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP8345694A patent/JPH10191688A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7764040B2 (en) | 2006-10-02 | 2010-07-27 | Fanuc Ltd | Robot control apparatus comprising a servo amplifier having an AC/DC converter |
JP2010016929A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Ihi Corp | 変圧機能付インバータ回路 |
GB2501783A (en) * | 2012-05-04 | 2013-11-06 | Control Tech Ltd | Controlling the temperature of a component based on an attribute of a conductive member |
GB2501783B (en) * | 2012-05-04 | 2020-04-08 | Nidec Control Techniques Ltd | Thermal model optimisation |
JP2015107020A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社デンソー | 電力変換装置、及びその固定構造 |
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