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JPH10195772A - 衣料用仕上剤組成物および衣料の処理方法 - Google Patents

衣料用仕上剤組成物および衣料の処理方法

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Publication number
JPH10195772A
JPH10195772A JP34978196A JP34978196A JPH10195772A JP H10195772 A JPH10195772 A JP H10195772A JP 34978196 A JP34978196 A JP 34978196A JP 34978196 A JP34978196 A JP 34978196A JP H10195772 A JPH10195772 A JP H10195772A
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JP
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polymer
water
composition
weight
soluble
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Application number
JP34978196A
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Kenji Kano
賢治 鹿野
Yasuhisa Otani
泰久 大谷
Yuichi Kubota
裕一 窪田
Yoshihiro Hasebe
佳宏 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維に対して優れた吸着性を示し、また洗濯
時の糊落ち性に優れた衣料用仕上剤組成物の提供。 【解決手段】 ビニル重合体(i) 及びカチオン性基を有
する水溶性重合体(ii)を含有するエマルジョンからな
り、これらの重合体の合計重量に対する界面活性剤の含
有量が 1.0重量%以下である衣料用仕上剤組成物、及び
この衣料用仕上剤組成物を含有する処理液を用い、衣料
を処理する衣料の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣料用仕上剤組成物
および衣料の処理方法に関し、詳しくは繊維に対する吸
着性が非常に良好で、糊剤、柔軟剤、漂白剤、洗剤等の
分野で使用され、特に従来の糊料の分野に用いるのに適
した衣料用仕上剤組成物及びそれを用いた衣料の処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】糊料には従来、澱粉が用いられていた
が、使いやすくするために種々の改良が行われ、現在は
冷水に希釈が容易であり、使用が簡単で安定な糊料とし
て液状糊料が開発され、カルボキシメチルセルロース、
澱粉、ポリビニルアルコール等の2〜15重量%水溶液に
消泡剤、防腐剤、蛍光増白剤、香料等が配合されたもの
が使用されている。しかしながら、これらの糊剤は、ガ
ラス転移温度が80℃以上の硬いポリマーであり、糊料と
しては安価であるが衣料に糊付けすると衣料は硬くなり
すぎ、紙のような風合いを与え、厚み感がなく、高級衣
料用糊剤としては不向きである。さらには、これらポリ
マーの水溶液は濃度が低くても粘度が高く、取り扱いに
くいという欠点も持ち合わせている。
【0003】これらの欠点を除くものとして、ポリ酢酸
ビニル乳濁液(エマルジョン)が使用されており、高浴
比からの衣料への吸着性を改善し、家庭での洗濯処理が
可能なように糊料基剤にカチオン荷電を保持させる糊料
組成物も提案されている(例えば、特開昭53−70191
号、同53−94688 号、同52−53086 号、同59−88978
号、同58−4875号、同58−65073 号公報等)。
【0004】また、従来から、水に不溶の酢酸ビニルを
主モノマーとしたエマルジョンの場合、洗濯サイクルで
の糊落ち性が悪く、衣料の硬化等の原因となっていた
が、この点に関しても、不飽和カルボン酸を共重合する
ことで洗濯時のアルカリによってポリマーが膨潤、溶解
し、糊落ちが良くなるようにした糊料組成物も提案され
ている。さらに、水性モノマーの共重合も可能であるこ
とから、その効果により糊落ち性はさらに改善されるこ
とがわかっている。しかしながら、これらポリ酢酸ビニ
ルを主体とした糊剤の場合、酢酸ビニル部位自体の繊維
(主に木綿繊維)への吸着性が充分ではなく、高浴比の
洗濯機使用では充分な張りを得るためにはかなり多くの
糊剤を投与しなければならない。
【0005】また、水中に溶解しているカルシウムイオ
ンやマグネシウムイオンなどの硬度成分をキレート剤に
より捕捉し、繊維への吸着性を向上させることが提案さ
れている(特開平7−229067号公報)が、一般的な糊基
剤に対する効果は非常に低く、浴比の影響を大きく受け
るとともに、大量のキレート剤を投与しなければ効果が
現れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の糊剤の吸着性を大幅に改善し、衣類、シーツなどの繊
維に対して、従来の糊料と比較して少量で同等の張り性
を与えることを可能にし、柔軟剤等に用いられている全
自動洗濯機の自動投入システムに適応した使用量と液性
を実現するとともに、硬めを好む人が使用量を増やした
場合でも、繰り返しの糊付けでも衣料に累積してゴワつ
かない糊料等の衣料用仕上剤を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究の結果、これまでの糊剤の繊維に
対する吸着性能を大幅に高めることと、使用量を増やし
た場合でも、洗濯時の糊落ち性に優れることで、繰り返
しの糊付けでも衣料に累積しない衣料用仕上剤組成物及
びこれを用いた衣料の処理方法を見出し本発明を完成す
るに到った。
【0008】即ち本発明は、ビニル重合体(i) 及びカチ
オン性基を有する水溶性重合体(ii)を含有するエマルジ
ョンからなり、これらの重合体の合計重量(但し衣料用
仕上剤組成物が水溶性非イオン性重合体(iii) を含有す
る場合、重合体(i) と重合体(ii)と重合体(iii) との合
計重量)に対する界面活性剤の含有量が 1.0重量%以下
であることを特徴とする衣料用仕上剤組成物を提供する
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0010】本発明に用いられるビニル重合体(i)とし
ては、低級脂肪酸ビニルエステル(a)と、不飽和カルボ
ン酸類(b) と、これらと共重合可能な水溶性モノマー
(c) との共重合体が挙げられる。
【0011】ここで用いられる低級脂肪酸ビニルエステ
ル(a) としては、酢酸ビニル、酪酸ビニル、プロピオン
酸ビニル等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組
み合わせて用いることができるが、酢酸ビニルが特に好
ましい。
【0012】また不飽和カルボン酸類(b) としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、アコニチン酸、ソルビン酸、ケイ
皮酸、α−クロロソルビン酸、シトラコン酸、p−ビニ
ル安息香酸等の不飽和カルボン酸;イタコン酸、マレイ
ン酸、フマル酸等の不飽和ポリカルボン酸のアルキルエ
ステル、部分エステル(好ましくは炭素数1〜6の低級
アルキルモノエステル)又は部分アミドが挙げられる。
これらのうちアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノブチル、フマル
酸モノメチル、フマル酸モノブチル、マレイン酸モノブ
チル等が特に好ましい。
【0013】また、水溶性モノマー(c) としては、上記
低級脂肪酸ビニルエステル(a) 及び不飽和カルボン酸類
(b) と共重合可能な水溶性基を有するビニルモノマーで
あれば特に限定されず、例えば、N,N−ジアルキルア
クリルアミド、N,N−ジアルキルメタクリルアミド、
N−アルキルアクリルアミド、N−アルキルメタクリル
アミド、N−アルコキシアルキルアクリルアミド、N−
ヒドロキシアルキルアクリルアミド、N−ヒドロキシア
ルキルメタクリルアミド、N−アシルアルキルアクリル
アミド、N−アシルアルキルメタクリルアミド等のα,
β−不飽和カルボン酸アミド;スチレン、α−メチルス
チレン、クロロスチレン、アルキルスチレン、ジビニル
ベンゼン等の芳香族モノ及びジビニル化合物;メチルア
クリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、ブ
チルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート、ターシャリーブチルアクリレート、ターシャリー
ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート等のアクリル酸エ
ステル及びメタクリル酸エステル;アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル;トリフル
オロエチルメタクリレート、2,2,3,3 −テトラフルオロ
プロピルメタクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオ
ロブチルメタクリレート、パーフルオロオクチルメタク
リレート、パーフルオロオクチルアクリレート等のフッ
素系単量体または分子量 10000までのマクロモノマーな
どが挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせ
て用いることができる。
【0014】これらの水溶性モノマー(c) の中ではα,
β−不飽和カルボン酸アミドが好ましく、特にα,β−
不飽和カルボン酸アミドのアルキル基、アルコキシル
基、アシル基の鎖長が炭素数1〜18のものが好ましい。
具体的には、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N
−ジエチルメタクリルアミド、N−プロピルアクリルア
ミド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、ダイア
セトンイソアクリルアミド等が好ましいものとして例示
される。また、ジアルキル置換体の場合、2つのアルキ
ル鎖長は異なっていてもよく、α,β−不飽和カルボン
酸アミドモノマーのかわりにそのポリマーも使用可能で
ある。ポリマーの場合、その分子量は特に限定されず、
上記のアミドモノマー群から選ばれる2種以上のコポリ
マーであってもよい。
【0015】ビニル重合体(i) を構成する上記低級脂肪
酸ビニルエステル(a) 、不飽和カルボン酸類(b) 及び水
溶性モノマー(c) の共重合割合は、全モノマー中、低級
脂肪酸ビニルエステル(a)99.9 〜70重量%、不飽和カル
ボン酸類(b) 0.1 〜10重量%、水溶性モノマー(c) 0〜
20重量%の割合が好ましい。不飽和カルボン酸類(b)及
び水溶性モノマー(c) の共重合割合等を変化させること
により、フィルム(成膜)時の強度、のび等を調節する
ことが可能となり、また共重合反応の安定性を調節する
ことができる。
【0016】本発明に係わるビニル重合体(i) を含有す
るエマルジョンを製造するに際し、低級脂肪酸ビニルエ
ステル(a) は、エマルジョンを合成する際の全仕込み原
料に対して20〜60重量%用いるのが好ましく、25〜50重
量%用いるのが更に好ましい。また不飽和カルボン酸類
(b) は前記低級脂肪酸ビニルエステル(a) 100重量部に
対して 0.1〜15重量部、特に0.2 〜5重量部の割合で用
いるのが好ましい。
【0017】また、水溶性モノマー(c) 、特にα,β−
不飽和カルボン酸アミドは、前記低級脂肪酸ビニルエス
テル(a) 100 重量部に対して1〜30重量部、特に2〜20
重量部の割合で用いるのが好ましい。α,β−不飽和カ
ルボン酸アミドの割合を1重量部以上とすることにより
洗濯時の糊落ち性を充分に改善することができ、また30
重量部以下とすることにより共重合時のエマルジョンの
安定性が良好となる。
【0018】本発明の仕上剤組成物は、高浴比における
繊維への吸着性を向上させる目的で種々のカチオン性基
を有する水溶性重合体(ii)を含有する。カチオン性基を
有する水溶性重合体(ii)は、ビニル重合体(i) を構成す
るモノマーの共重合時に共存させるか、これらモノマー
の重合途中または終了後に添加することもできる。本発
明の仕上剤組成物中のカチオン性基を有する水溶性重合
体(ii)の配合量は0.001 〜5重量%が好ましく、 0.2〜
3重量%がより好ましい。
【0019】本発明に用いられるカチオン性基を有する
水溶性重合体(ii)としては、カチオン性セルロース、カ
チオン性澱粉、カチオン性ビニル重合体等が挙げられ
る。カチオン性セルロース及びカチオン性澱粉として
は、例えば次の一般式(I)で表される化合物が好まし
い。
【0020】
【化2】
【0021】〔式中、 A :セルロース残基又は澱粉残基を示す。 R1:炭素数1〜12のアルキレン基又はヒドロキシアルキ
レン基を示す。 R2,R3,R4:同一又は異なって、炭素数1〜12のアルキ
ル基、アリール基又はアラルキル基を示す。またR2
R3,R4のうちのいずれか2つは窒素原子とともに複素環
を形成していてもよい。 X-:塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫
酸、燐酸、硝酸等のアニオンを示す。
【0022】n :1以上、セルロース又は澱粉中の水酸
基の数以下の整数を示す。〕 本発明に用いられるカチオン性セルロース及びカチオン
性澱粉のカチオン置換度は0.01〜2、即ち無水グルコー
ス単位当り0.01〜2個のカチオン基が導入されたものが
好ましく、0.05〜1.5 個のカチオン基が導入されたもの
が特に好ましい。カチオン置換度を0.01以上とすること
により繊維への吸着性を十分向上させることができ、ま
た2を超えてもかまわないが反応収率の点から2以下が
好ましい。
【0023】かかるカチオン性セルロースは、例えばア
ルカリ性条件下でヒドロキシエチルセルロースにグリシ
ジルトリメチルアンモニウムクロライドまたは3−クロ
ル−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライドを反応させて得ることができる。また、ヒドロ
キシエチルセルロースに4−クロルブテントリメチルア
ンモニウムクロライドを反応させて得ることもできる。
【0024】カチオン性澱粉の場合も、例えばアルカリ
条件下で澱粉にグリシジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドまたは3−クロル−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライドを反応させて得ることが
できる。また、ジメチルアミノエチル化澱粉を4級化し
て得ることもできる。更に、澱粉に4−クロルブテント
リメチルアンモニウムクロライドを反応させて得ること
もできる。
【0025】またカチオン性ビニル重合体としては次の
一般式(II)で表されるものが例示される。
【0026】
【化3】
【0027】〔式中、 R5:水素原子又はメチル基を示す。 R6, R7, R8:同一又は異なって、水素原子、炭素数1〜
4のアルキル基又は置換アルキル基を示す。 Y :酸素原子またはアミド結合中のNH基を示す。 X-:前記の意味を示す。 p :1〜10の数を示す。 q :10〜10,000の数を示す。〕 これらカチオン性基を有する水溶性重合体(ii)として
は、上記一般式(I)で表されるカチオン性セルロース
又はカチオン性澱粉が好ましい。また、カチオン性基を
有する水溶性重合体(ii)の粘度は、20℃における1重量
%水溶液の粘度が5〜1000cps(センチポイズ)のものが
好ましく、10〜500cpsのものが特に好ましい。
【0028】また、本発明の仕上剤組成物は、非イオン
性化工澱粉、ポリビニルアルコール又は非イオン性セル
ロース誘導体等の水溶性非イオン性重合体(iii) を含有
させることにより、布に対しより好ましい風合いを与え
ることができる。また、その際の糊落ち性も充分満足で
きるものである。
【0029】本発明に使用できる非イオン性化工澱粉は
水溶性の非イオン性化工澱粉であり、例えば、ヒドロキ
シエチル化澱粉、ヒドロキシプロピル化澱粉等を挙げる
ことができる。
【0030】本発明に使用できるポリビニルアルコール
としては、酢酸ビニルホモポリマー、又は酢酸ビニルと
他のモノマーとのコポリマーの完全又は不完全鹸化物、
又はこれらを例えばアルデヒド等によって化工したポリ
ビニルアルコール誘導体であって、その5%水溶液の粘
度が30℃で5〜10000 センチポイズのものが例示され
る。
【0031】本発明に使用することのできる非イオン性
セルロース誘導体は水溶性のヒドロキシアルキル化セル
ロース又はアルキルセルロースであって、その5%水溶
液の粘度が30℃で5〜10000 センチポイズのものであ
り、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース等を挙げることが
できる。
【0032】これらの水溶性非イオン性重合体(iii) は
エマルジョンの合成の仕込み原料中に、10重量%以下、
特に1〜4重量%配合するのが好ましい。
【0033】本発明に係わるビニル重合体(i) を含有す
るエマルジョンを得るための共重合反応に際しては、乳
化剤として界面活性剤が用いられる。本発明に用いられ
る界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、アニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が挙げられる。
【0034】本発明に用いられるノニオン性界面活性剤
の具体例としては、炭素数7〜18のアルキル基と9〜30
またはそれ以上のエチレンオキサイド単位を持つポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、例えばポリオ
キシエチレンヘプチルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
メチルオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシル
フェニルエーテル等、またはメチレン結合で連結したア
ルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、ノニル
メルカプタン、ドデシルメルカプタン、テトラデシルメ
ルカプタン等のメルカプタンや炭素数6〜15のアルキル
基を有するアルキルチオフェノールと必要な量のエチレ
ンオキサイドを縮合させた硫黄を含む界面活性剤、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ト
ール油混合酸のような長鎖カルボン酸のエチレンオキサ
イド付加物、疎水性炭化水素鎖をもつエーテル化した又
はエステル化したポリヒドロキシ化合物のエチレンオキ
サイド付加物等が挙げられる。これらのノニオン界面活
性剤としては、HLB が12〜19のものが好ましく、15〜18
のものが特に好ましい。
【0035】本発明に用いられるアニオン界面活性剤の
具体例としては、ラウリルアルコールのような炭素数8
〜18のアルコールの硫酸エステルのナトリウム塩、カリ
ウム塩等の高級脂肪族アルコール硫酸塩、炭素数8〜18
の脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、或いはトリエタ
ノールアミン塩のようなアルカノールアミン塩、例えば
オレイン酸トリエタノールアミン、ステアリン酸トリエ
タノールアミン、ロート油、硫酸化リシノレイン酸のよ
うなスルホン化物、ナトリウム−t−オクチルベンゼン
スルホネート、ナトリウム−t−オクチルフェノールス
ルホネートのようなスルホン化アルキルアリール化合物
等が挙げられる。
【0036】本発明に用いられるカチオン界面活性剤の
具体例としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、
ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチル
エチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアン
モニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルキノリ
ウム塩、アルキルイソキノリウム塩、ステアリルアミド
メチルピリジニウム塩、アシルアミノエチルメチルジエ
チルアンモニウム塩、アシルアミノエチルピリジニウム
塩、アルコキシメチルピリジニウム塩、1−メチル−1
−アシルアミノエチル−2−アルキルイミダゾリン、ジ
アシルアミノプロピルジメチルアンモニウム塩、ジアシ
ルアミノエチルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルジ
(ポリオキシエチレン)アンモニウム塩、ジアルキルメ
チルポリオキシエチレンアンモニウム塩などが挙げられ
る。
【0037】本発明の仕上剤組成物においては、これら
の界面活性剤の含有量を、ビニル重合体(i) およびカチ
オン性基を有する水溶性重合体(ii)の合計重量(但し衣
料用仕上剤組成物が水溶性非イオン性重合体(iii) を含
有する場合、重合体(i) と重合体(ii)と重合体(iii) と
の合計重量)に対して1.0重量%以下、好ましくは0.5重
量%以下とする必要がある。界面活性剤の含有量が 1.0
重量%より多いと、エマルジョンの繊維への吸着性は著
しく低下し、繊維へ張りを与えるために大量のエマルジ
ョンが必要とされ好ましくない。界面活性剤の含有量を
1.0 重量%以下にする方法としては、上記ビニル重合体
(i) およびカチオン性基を有する水溶性重合体(ii)を含
有するエマルジョンを製造する際に、乳化剤として用い
られる界面活性剤の添加量を上記割合になるように調整
する方法、又は得られたエマルジョン中の界面活性剤を
濾過等により除去して、界面活性剤の含有量が上記割合
になるようにする方法が挙げられる。
【0038】本発明に係わるエマルジョンを得るための
共重合反応に使用される重合開始剤としては2,2'−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)の他、過酸化水素、t−
ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、過酢酸、過安息香酸、過硫酸カリウム等を用いるこ
とができる。かかる重合開始剤の添加量は、ビニル重合
体(i) を構成する低級脂肪酸ビニルエステル(a)に対し
て、0.01〜5重量%が好ましく、0.02〜1重量%が更に
好ましい。
【0039】本発明に係わるエマルジョンを得るための
共重合反応の温度は、40〜120 ℃、好ましくは50〜90℃
であり、共重合時のpHは3〜9、好ましくは3〜7であ
る。この際、緩衝剤として炭酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、オルソリン酸ナトリウム、第2リン酸ナトリウ
ム、第1リン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナト
リウムのような無機塩をエマルジョン合成の仕込み原料
中、0〜2重量%、好ましくは 0.1〜1重量%用いるの
が良い。
【0040】また、本発明に係わるエマルジョンを得る
ために乳化重合を行う際、モノマーを反応槽内に一括仕
込みを行い、反応させても良いが、より好ましくは低級
脂肪酸ビニルエステル(a) を反応槽内に仕込み、該槽内
へ低級脂肪酸ビニルエステル(a) と、不飽和カルボン酸
類(b) と、水溶性モノマー(c) を徐々に添加していく方
法が望ましい。
【0041】本発明の仕上剤組成物中には、低温保存安
定性を向上させる目的で多価アルコール、低温での張り
性を発現させる目的でジカルボン酸ジエステルを配合し
てもよい。本発明において使用される多価アルコールと
しては、グリセリン、エチレングリコール、プロピレン
グリコール等が挙げられる。本発明において使用される
ジカルボン酸ジエステルとしては、フタル酸のジメチ
ル、ジエチル、ジブチル、ジヘプチル、ジオクチル、ジ
イソブチル及びブチルベンジルエステル、並びにアジピ
ン酸のジメチル、ジエチル、ジブチル、ジヘプチル、ジ
オクチル及びジイソブチルエステル、並びにセバシン酸
のジメチル、ジエチル、ジブチル、ジヘプチル、ジオク
チル及びジイソブチルエステル等が挙げられる。
【0042】さらに本発明の仕上剤組成物には必要に応
じて、シリコーン化合物、香料、殺菌剤、防腐剤、蛍光
染料、顔料等を添加することができる。本発明の仕上剤
組成物は、従来公知の糊料等の仕上剤組成物として使用
することもできるし、柔軟剤、漂白剤、洗剤等との併用
も可能である。
【0043】本発明の仕上剤組成物を糊料として使用す
るにあたっては、従来の糊料組成物を使用する方法、即
ち衣料に対する糊料組成物希釈の水量、所謂、浴比を1
対1〜1対4程度にする方法でも使用することができる
し、前述のようにカチオン性基を有する水溶性重合体(i
i)を使用した場合には1対10〜1対40程度での使用も可
能である。特に、このような浴比の増大は均一な糊付け
を可能にし、しかも家庭において使用する場合、電気洗
濯機による処理が可能になる。
【0044】本発明の仕上剤組成物を糊料として用いて
糊付けする際の仕上剤組成物の布重量に対する比率は、
衣料重量に対して仕上剤組成物有効分(固形分)が 0.2
〜6重量%が好ましく、 0.5〜4重量%が更に好まし
い。
【0045】
【発明の効果】本発明の仕上剤組成物を使用して糊付け
した場合、従来の酢酸ビニル系糊剤に比べて衣料への吸
着性が大幅に向上することから、衣類、シーツなどの繊
維に対して、従来の糊料と比較して少量で同等の張り性
を与えるとともに、洗濯時の糊落ち性に優れるために硬
めを好む人が使用量を増やした場合でも、繰り返しの糊
付けでも衣類に累積してゴワつかないという効果を有す
る。
【0046】
【実施例】以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の%は特記しない限り重量基準であ
る。またエマルジョンの平均粒径の測定には、堀場製作
所製 LA-910(屈折率1.2)を用いた。粘度の測定は、B
型粘度計(ローターNo.1, 50℃, 15rpm)を用い、エマル
ジョン中の界面活性剤を除く方法としては、ミリポア濾
過装置(ミリポア製、ペリコン膜 GVPP/GVLP 0005 C5)
を用いた。
【0047】実施例1 攪拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応器(2リットルセパラブルフラスコ)に脱イオン水50
g、表1記載のカチオン化澱粉44gとポリビニルアルコ
ール(ゴーセノールGL−05)7gの混合水溶液 425g、
ポリオキシエチレンドデシルエーテル(酸化エチレン付
加モル数:50モル)20%水溶液13g、5%燐酸三ナトリ
ウム緩衝液57g、先添加酢酸ビニル16g、及び先添加開
始剤V-50(和光純薬(株)製)1.4 gを仕込み、窒素ガ
スを吹き込みながら75℃に昇温した。これに、酢酸ビニ
ル94.5%、N,N −ジメチルアクリルアミド3%及び
メタクリル酸 2.5%からなる単量体混合物 500gを6時
間かけて滴下し乳化重合を行った。また、単量体の滴下
開始から1時間後から滴下終了まで、後添加開始剤V-50
1.0gを加えた 190g水溶液を順次滴下して、表1記載
の組成を有するエマルジョンを得た。
【0048】実施例2〜3及び実施例5〜10 実施例1と同様の手法で、表1及び表2記載の組成にて
エマルジョンを合成した。
【0049】比較例1 攪拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応器(2リットルセパラブルフラスコ)に脱イオン水50
g、表1記載のカチオン化澱粉44gとポリビニルアルコ
ール(ゴーセノールGL−05)7gの混合水溶液 425g、
ポリオキシエチレンドデシルエーテル(酸化エチレン付
加モル数:50モル)20%水溶液65g、5%燐酸三ナトリ
ウム緩衝液57g、先添加酢酸ビニル16g、及び先添加開
始剤V-501.4gを仕込み、窒素ガスを吹き込みながら75
℃に昇温した。これに、酢酸ビニル94.5%、ジメチルア
クリルアミド 3.0%及びメタクリル酸 2.5%からなる単
量体混合物 500gを6時間かけて滴下して乳化重合を行
った。また、単量体の滴下開始から1時間後から滴下終
了まで、後添加開始剤V-50 1.0gを加えた 190g水溶液
を順次滴下して、表2記載の組成を有するエマルジョン
を得た。
【0050】実施例4 比較例1にて合成したエマルジョンをミリポア濾過によ
り低分子(界面活性剤)を留去することにより表1記載
の組成を有するエマルジョンを得た。
【0051】比較例2 比較例1の方法にて単量体混合物の滴下時間を6時間か
ら 4.5時間に短縮して行い、表2に示す組成のエマルジ
ョンを得た。
【0052】比較例3 攪拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応器(2リットルセパラブルフラスコ)に脱イオン水 1
50g、表2に記載のカチオン化澱粉3gと、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル(酸化エチレン付加モ
ル数:48モル)1gを加え、80℃で溶解し、60℃に冷却
した後、EDTA/4Naを25g溶解させ、窒素を導入した。次
に、酢酸ビニル5gを加え、さらに先添加開始剤V-50
0.1gをイオン交換水10gに溶解させた開始剤溶液を仕
込み、20分間かき混ぜたのち、液温を75℃に昇温させ、
重合開始後、2時間にわたって酢酸ビニル45g、クロト
ン酸1.55g及びV-50 0.4gをイオン交換水40gに溶解さ
せた開始剤溶液を連続滴下した。連続滴下終了後、液温
を80℃にまで昇温し、1時間熟成後、重合を終了した。
室温まで冷却し、10%塩酸水溶液を用いてエマルジョン
のpHを 9.0に調製し、表2に示す組成のエマルジョンを
得た。
【0053】比較例4 比較例3の方法にて滴下時間を6時間から 4.5時間に短
縮して行い、表2に示す組成のエマルジョンを得た。
【0054】試験例 実施例1〜10及び比較例1〜4で得られた仕上剤組成物
について、下記の方法により糊付け効果及び糊落ち性の
評価を行った。吸着率及び曲げ剛性値はそれぞれ低糊付
け量(13g)と高糊付け量(30g)について測定した。
結果を表1及び表2に示す。
【0055】<糊付け処理>ターゴトメーター型洗浄試
験機を使用し、イオン交換水5000ml、上述のようにして
合成した仕上剤組成物を固形分で5g又は11.5g(投与
エマルジョン量13g、30g)洗浄槽に入れ良く分散させ
た後、60#木綿ブロード布200 gを入れ 100回転/分の
回転速度で3分間攪拌糊付けした。1分間脱水した後、
20℃、65%相対湿度の恒温恒湿室に一昼夜乾燥した後、
以下の糊付け効果試験に供した。
【0056】<糊付け効果試験>上記糊付け処理により
糊付けした木綿布を5cm幅になるように切断し、10枚を
一組として、純曲げ試験機(カトーテック株式会社製)
を用いて、25℃、65%相対湿度の恒温恒湿室内におい
て、曲げ剛性を測定した。
【0057】<糊料の吸着量測定>上記糊付け処理によ
り糊付けした木綿布を糊付け前の重量と糊付け後の重量
変化から下式に従って吸着率を算出した。
【0058】
【数1】
【0059】<糊落ち性の評価>イオン交換水 500mlに
対して、上述のようにして合成した仕上剤組成物を固形
分で5g、11.5g(投与エマルジョン量13g、30g)、
洗い桶中に入れ良く分散させた後、60#木綿ブロード布
20gを入れ3分間、充分にもみ込み糊付けを行った。1
分間脱水した後、20℃、65%相対湿度の恒温恒湿室に一
昼夜乾燥した後、130℃で1分間プレスを行う。プレス
後の布の硬さを上述の純曲げ試験機を用いて測定し、こ
の時の硬さをHとする。プレスした布のターゴトメータ
ー型洗浄試験機を使用し、浴比30倍、家庭用洗剤「ニュ
ービーズ」(花王株式会社製)を濃度 0.133%で使用
し、 100回転/分の回転速度で10分間攪拌洗浄した。こ
のようにして洗浄した布を20℃、65%相対湿度の恒温恒
湿室に一昼夜乾燥した後、再び130℃で1分間プレスを
行い、同様に純曲げ試験機を用いて曲げ剛性を測定しこ
の時の硬さをIとする。また、予め処理前の布の硬さを
測定しておき、これをJとする。このようにして測定し
た布の曲げ剛性値を用いて、次の式により糊落ち率を算
出した。
【0060】
【数2】
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】注) *1 ビニル重合体(i) を構成する各モノマーのモノマー
全量に対する割合 VAc:酢酸ビニル、MAA:メタクリル酸、CA:ク
ロトン酸、DMMA:ジメチルアクリルアミド、HEM
A:ヒドロキシエチルメタクリレート *2 ビニル重合体(i) 及びカチオン性基を有する水溶性
重合体(ii)の合計重量に対する割合 EM150:ポリオキシエチレンドデシルエーテル(EO
付加モル数50) NP:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(EO
付加モル数48) *3 組成物中の含有量 DIBA:ジイソブチルアジペート、PG:プロピレン
グリコール、EDTA/4Na:エチレンジアミン4酢
酸/4ナトリウム塩
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 15/327 D06M 15/327 (72)発明者 長谷部 佳宏 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル重合体(i) およびカチオン性基を
    有する水溶性重合体(ii)を含有するエマルジョンからな
    り、これらの重合体の合計重量(但し衣料用仕上剤組成
    物が水溶性非イオン性重合体(iii) を含有する場合、重
    合体(i) と重合体(ii)と重合体(iii) との合計重量)に
    対する界面活性剤の含有量が 1.0重量%以下であること
    を特徴とする衣料用仕上剤組成物。
  2. 【請求項2】 界面活性剤の含有量が0.5 重量%以下で
    ある請求項1記載の衣料用仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 ビニル重合体(i) が、低級脂肪酸ビニル
    エステル(a) と、不飽和カルボン酸類(b) と、これらと
    共重合可能な水溶性モノマー(c) との共重合体である請
    求項1又は2記載の衣料用仕上剤組成物。
  4. 【請求項4】 ビニル重合体(i) が、低級脂肪酸ビニル
    エステル(a) を全モノマー中99.9〜70重量%、不飽和カ
    ルボン酸類(b) を全モノマー中 0.1〜10重量%、および
    水溶性モノマー(c) を全モノマー中0〜20重量%の割合
    で共重合させた共重合体である請求項3記載の衣料用仕
    上剤組成物。
  5. 【請求項5】 水溶性モノマー(c) がα,β−不飽和カ
    ルボン酸アミド誘導体である請求項3又は4記載の衣料
    用仕上剤組成物。
  6. 【請求項6】 カチオン性基を有する水溶性重合体(ii)
    が下記一般式(I)で表される化合物である請求項1〜
    5のいずれか一項に記載の衣料用仕上剤組成物。 【化1】 〔式中、 A :セルロース残基又は澱粉残基を示す。 R1:炭素数1〜12のアルキレン基又はヒドロキシアルキ
    レン基を示す。 R2,R3,R4:同一又は異なって、炭素数1〜12のアルキ
    ル基、アリール基又はアラルキル基を示す。またR2
    R3,R4のうちのいずれか2つは窒素原子とともに複素環
    を形成していてもよい。 X-:アニオンを示す。 n :1以上、セルロース又は澱粉中の水酸基の数以下の
    整数を示す。〕
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の衣
    料用仕上剤組成物を含有する処理液を用い、衣料を処理
    することを特徴とする衣料の処理方法。
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