JPH10177365A - プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置 - Google Patents
プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置Info
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- JPH10177365A JPH10177365A JP8353670A JP35367096A JPH10177365A JP H10177365 A JPH10177365 A JP H10177365A JP 8353670 A JP8353670 A JP 8353670A JP 35367096 A JP35367096 A JP 35367096A JP H10177365 A JPH10177365 A JP H10177365A
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コントラストの向上や消費電力の削減を効果
的に行うことのできるプラズマディスプレイパネル表示
装置の駆動制御装置を提供する。 【解決手段】 1フィールドを複数のサブフィールドに
分割して画像信号の中間調表示を行うようにし、サブフ
ィールドをリセット期間とアドレス期間と維持放電期間
とで構成する。サブフィールド画像ビット情報判定回路
23は、画像領域内で、1サブフィールド中の画像ビッ
ト情報を判定する。リセット期間駆動パルス一括停止回
路22は、画像ビット情報が全く存在しないと判定した
フィールドに対しては、リセット期間における駆動パル
スを停止させる。
的に行うことのできるプラズマディスプレイパネル表示
装置の駆動制御装置を提供する。 【解決手段】 1フィールドを複数のサブフィールドに
分割して画像信号の中間調表示を行うようにし、サブフ
ィールドをリセット期間とアドレス期間と維持放電期間
とで構成する。サブフィールド画像ビット情報判定回路
23は、画像領域内で、1サブフィールド中の画像ビッ
ト情報を判定する。リセット期間駆動パルス一括停止回
路22は、画像ビット情報が全く存在しないと判定した
フィールドに対しては、リセット期間における駆動パル
スを停止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル表示装置に画像表示するためのプラズマディ
スプレイパネル表示装置の駆動制御装置に係り、特に、
表示放電(表示書き込み放電及び維持放電)を行う以外
に、補助放電(表示放電に直接関係のない補助的な放
電)も行うプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動
制御装置に関する。
レイパネル表示装置に画像表示するためのプラズマディ
スプレイパネル表示装置の駆動制御装置に係り、特に、
表示放電(表示書き込み放電及び維持放電)を行う以外
に、補助放電(表示放電に直接関係のない補助的な放
電)も行うプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、直流
(DC)方式と交流(AC)方式の2種類の駆動方式の
違いにより、それぞれパネル構造が異なっている。一般
的に、DC方式は電極が放電空間上に露出しているが、
AC方式は電極が誘電体層で覆われているのが特徴であ
る。AC方式は、誘電体の作用により、放電セル自体に
メモリ機能を有している。これについては、各種の文献
(例えば、日経エレクトロニクス1995年10−23
(no.647)号特集「壁掛けテレビが2000年に
普及へ」等)に記載されているので、ここでは詳細な説
明は省略する。
(DC)方式と交流(AC)方式の2種類の駆動方式の
違いにより、それぞれパネル構造が異なっている。一般
的に、DC方式は電極が放電空間上に露出しているが、
AC方式は電極が誘電体層で覆われているのが特徴であ
る。AC方式は、誘電体の作用により、放電セル自体に
メモリ機能を有している。これについては、各種の文献
(例えば、日経エレクトロニクス1995年10−23
(no.647)号特集「壁掛けテレビが2000年に
普及へ」等)に記載されているので、ここでは詳細な説
明は省略する。
【0003】図19は、一般的なAC方式プラズマディ
スプレイパネルの中で、3電極方式の面放電型プラズマ
ディスプレイパネルを簡略的に示した平面図である。図
19において、プラズマディスプレイパネル1は、A1
〜Amで示すアドレス電極2,X電極3,Y1〜Ynで
示すY電極4,放電セル部5,障壁6で構成されてい
る。なお、ここでは簡略化のため、Y電極4の本数nに
対してX電極3の本数を1としているが、X電極の駆動
条件によっては、Y電極4の本数nに対してX電極3の
本数を複数としても構わない。また、1つの放電セル部
5に斜線を付して図示している。
スプレイパネルの中で、3電極方式の面放電型プラズマ
ディスプレイパネルを簡略的に示した平面図である。図
19において、プラズマディスプレイパネル1は、A1
〜Amで示すアドレス電極2,X電極3,Y1〜Ynで
示すY電極4,放電セル部5,障壁6で構成されてい
る。なお、ここでは簡略化のため、Y電極4の本数nに
対してX電極3の本数を1としているが、X電極の駆動
条件によっては、Y電極4の本数nに対してX電極3の
本数を複数としても構わない。また、1つの放電セル部
5に斜線を付して図示している。
【0004】図20は、図19に示すプラズマディスプ
レイパネル1の断面の一例を示す部分斜視図である。図
20において、放電セル部5は、前面ガラス基板7,X
電極3,Y電極4,誘電体層8,MgO(酸化マグネシ
ウム)保護層9,障壁6,R(赤)蛍光体10(または
G(緑)蛍光体11,B(青)蛍光体12),アドレス
電極2,背面ガラス基板13で囲まれている放電空間で
ある。この放電空間内に、He(ヘリウム),Ne(ネ
オン),Xe(キセノン)等の混合ガスを封入して、ア
ドレス電極2,X電極3,Y電極4との間で放電を起こ
し、この放電によって生じた紫外線で蛍光体10〜12
を励起してR,G,B3原色の発光を得る。
レイパネル1の断面の一例を示す部分斜視図である。図
20において、放電セル部5は、前面ガラス基板7,X
電極3,Y電極4,誘電体層8,MgO(酸化マグネシ
ウム)保護層9,障壁6,R(赤)蛍光体10(または
G(緑)蛍光体11,B(青)蛍光体12),アドレス
電極2,背面ガラス基板13で囲まれている放電空間で
ある。この放電空間内に、He(ヘリウム),Ne(ネ
オン),Xe(キセノン)等の混合ガスを封入して、ア
ドレス電極2,X電極3,Y電極4との間で放電を起こ
し、この放電によって生じた紫外線で蛍光体10〜12
を励起してR,G,B3原色の発光を得る。
【0005】図21は、図19に示すプラズマディスプ
レイパネル1を備えたプラズマディスプレイパネル表示
装置による表示動作を説明するための駆動波形の一例を
示す図である。図21には、A1〜Amなるアドレス電
極2と、XなるX電極3と、Y1〜YnなるY電極4に
供給する駆動波形を示している。この図21に示すよう
に、1サブフィールドは、リセット期間,アドレス期
間,維持放電期間の3種類の期間によって構成されてい
る。なお、サブフィールドとはフィールドの一部を構成
するものであり、これについては後に詳述する。
レイパネル1を備えたプラズマディスプレイパネル表示
装置による表示動作を説明するための駆動波形の一例を
示す図である。図21には、A1〜Amなるアドレス電
極2と、XなるX電極3と、Y1〜YnなるY電極4に
供給する駆動波形を示している。この図21に示すよう
に、1サブフィールドは、リセット期間,アドレス期
間,維持放電期間の3種類の期間によって構成されてい
る。なお、サブフィールドとはフィールドの一部を構成
するものであり、これについては後に詳述する。
【0006】まず、リセット期間の放電動作について順
番に説明する。この例におけるリセット期間では、全
画面一括消去,全画面一括書き込み,全画面一括消
去の3段階の放電が順になされる。このリセット期間に
おける放電はリセット放電と称され、表示放電とは直接
的に関係ない補助放電である。このように、リセット期
間が3段階の動作によって構成されている主な理由は、
リセット期間の次のアドレス期間における表示書き込み
放電を安定化させるためと、駆動ドライバICの消費電
力を抑え、低いアドレス電圧で高速に表示書き込み放電
させるためである。
番に説明する。この例におけるリセット期間では、全
画面一括消去,全画面一括書き込み,全画面一括消
去の3段階の放電が順になされる。このリセット期間に
おける放電はリセット放電と称され、表示放電とは直接
的に関係ない補助放電である。このように、リセット期
間が3段階の動作によって構成されている主な理由は、
リセット期間の次のアドレス期間における表示書き込み
放電を安定化させるためと、駆動ドライバICの消費電
力を抑え、低いアドレス電圧で高速に表示書き込み放電
させるためである。
【0007】上記の全画面一括消去では、前サブフィ
ールドでの維持放電期間における表示状態、即ち、全画
面に対する放電している放電セル部5の割合等による壁
電荷の影響を受けないようにするために、X電極3に、
壁電荷の残留分のみを消去する電圧Veなるイレーズパ
ルスを印加し、全ての放電セル部5に対して消去放電を
行う。なお、このイレーズパルスは、壁電荷の残留分の
みを消去することが目的であるので、例えば、図21に
示すイレーズパルスよりも高い電圧で幅の細いパルス等
でも同様の効果がある。
ールドでの維持放電期間における表示状態、即ち、全画
面に対する放電している放電セル部5の割合等による壁
電荷の影響を受けないようにするために、X電極3に、
壁電荷の残留分のみを消去する電圧Veなるイレーズパ
ルスを印加し、全ての放電セル部5に対して消去放電を
行う。なお、このイレーズパルスは、壁電荷の残留分の
みを消去することが目的であるので、例えば、図21に
示すイレーズパルスよりも高い電圧で幅の細いパルス等
でも同様の効果がある。
【0008】次に、上記の全画面一括書き込みでは、
Y1〜Ynの全てのY電極4に、その電圧のみで放電が
開始する電圧Vwなるライトパルスを印加し、全ての放
電セル部5のX電極3とY電極4との間で強制的に書き
込み放電を行う。このとき、アドレス電極2がX電極3
と同電位(0V)になっているため、アドレス電極2と
X電極3とにイオンが2分され、イオンはそれぞれの電
極の表面に蓄積する。一方、Y電極4には、アドレス電
極2上のイオン数とX電極3上のイオン数との合計数の
電子が表面に蓄積する。
Y1〜Ynの全てのY電極4に、その電圧のみで放電が
開始する電圧Vwなるライトパルスを印加し、全ての放
電セル部5のX電極3とY電極4との間で強制的に書き
込み放電を行う。このとき、アドレス電極2がX電極3
と同電位(0V)になっているため、アドレス電極2と
X電極3とにイオンが2分され、イオンはそれぞれの電
極の表面に蓄積する。一方、Y電極4には、アドレス電
極2上のイオン数とX電極3上のイオン数との合計数の
電子が表面に蓄積する。
【0009】そして、上記の全画面一括消去では、再
びX電極3にイレーズパルスを印加し、リセット期間の
次のアドレス期間における表示書き込み放電に不要な分
だけの壁電荷を消去する消去放電を全ての放電セル部5
に対して行う。この消去放電後も、アドレス電極2上の
蛍光体表面にはイオンが残留し、Y電極4上にはアドレ
ス電極2上のイオンと同数の電子が残留している状態が
持続される。
びX電極3にイレーズパルスを印加し、リセット期間の
次のアドレス期間における表示書き込み放電に不要な分
だけの壁電荷を消去する消去放電を全ての放電セル部5
に対して行う。この消去放電後も、アドレス電極2上の
蛍光体表面にはイオンが残留し、Y電極4上にはアドレ
ス電極2上のイオンと同数の電子が残留している状態が
持続される。
【0010】次に、表示書き込み放電を行うためのアド
レス期間の表示動作について説明する。まず、アドレス
電極2では、表示ライン数にあたるn行分の画像ビット
情報を、Y1行から1行ずつシリアルデータとして順に
出力する。このとき、各アドレス電極A1〜Amでは、
表示させる放電セル部5のみにアドレスパルスを選択的
に印加する。一方、X電極3には、アドレス期間中、ア
ドレス期間の次の維持放電期間で印加するサステインパ
ルス(維持パルス)と同電位のVsなる電圧で固定させ
るサステイン電圧ホールドパルスが印加される。なお、
サステインパルスの電圧値は、リセット期間後に残留し
ている壁電荷と電圧Vsの合計電圧では放電が開始しな
い電圧値に設定する。
レス期間の表示動作について説明する。まず、アドレス
電極2では、表示ライン数にあたるn行分の画像ビット
情報を、Y1行から1行ずつシリアルデータとして順に
出力する。このとき、各アドレス電極A1〜Amでは、
表示させる放電セル部5のみにアドレスパルスを選択的
に印加する。一方、X電極3には、アドレス期間中、ア
ドレス期間の次の維持放電期間で印加するサステインパ
ルス(維持パルス)と同電位のVsなる電圧で固定させ
るサステイン電圧ホールドパルスが印加される。なお、
サステインパルスの電圧値は、リセット期間後に残留し
ている壁電荷と電圧Vsの合計電圧では放電が開始しな
い電圧値に設定する。
【0011】また、Y電極4は、アドレス期間のほとん
どでは、アドレスパルスと同電位のVaなる電圧で固定
されているが、アドレス電極に印加されるシリアルデー
タに対応して、Y電極4における電極Y1から電極Yn
に向かって1行ずつ順番に、アドレスパルスと同位相
で、0Vの電圧にするスキャンパルスが印加される。こ
れにより、アドレス電極2にアドレスパルスが印加され
ると共に、Y電極4にスキャンパルスが印加されている
場合にのみ、アドレスパルスとサステインパルスの合計
電圧が、リセット期間後に残留している壁電荷に重畳さ
れて放電開始電圧以上になるため表示書き込み放電が起
こり、画像ビット情報が書き込まれる。また、このとき
にリセット期間における上記の全画面一括書き込み時
と同様に放電セル部5内に壁電荷が残留する。
どでは、アドレスパルスと同電位のVaなる電圧で固定
されているが、アドレス電極に印加されるシリアルデー
タに対応して、Y電極4における電極Y1から電極Yn
に向かって1行ずつ順番に、アドレスパルスと同位相
で、0Vの電圧にするスキャンパルスが印加される。こ
れにより、アドレス電極2にアドレスパルスが印加され
ると共に、Y電極4にスキャンパルスが印加されている
場合にのみ、アドレスパルスとサステインパルスの合計
電圧が、リセット期間後に残留している壁電荷に重畳さ
れて放電開始電圧以上になるため表示書き込み放電が起
こり、画像ビット情報が書き込まれる。また、このとき
にリセット期間における上記の全画面一括書き込み時
と同様に放電セル部5内に壁電荷が残留する。
【0012】そして、維持放電期間では、Y電極4とX
電極3に放電を維持させるためのサステインパルスを交
互に印加する。このとき、アドレス電極2は0Vに固定
しているが、アドレス期間において画像ビット情報が書
き込まれた放電セル部5に残留している壁電荷の量は、
リセット期間後に残留している壁電荷の量よりも不要な
壁電荷を消去した量だけ多いため、結果的にサステイン
パルスのみで再放電(維持放電)する。従って、維持放
電期間では、アドレス期間で画像ビット情報が書き込ま
れた放電セル部5のみ、サステインパルスを印加した回
数だけ放電が持続する。このように、AC方式プラズマ
ディスプレイパネルには、セル自体に壁電荷を残留させ
ることにより、パネルにメモリ機能を持たせることがで
きる。
電極3に放電を維持させるためのサステインパルスを交
互に印加する。このとき、アドレス電極2は0Vに固定
しているが、アドレス期間において画像ビット情報が書
き込まれた放電セル部5に残留している壁電荷の量は、
リセット期間後に残留している壁電荷の量よりも不要な
壁電荷を消去した量だけ多いため、結果的にサステイン
パルスのみで再放電(維持放電)する。従って、維持放
電期間では、アドレス期間で画像ビット情報が書き込ま
れた放電セル部5のみ、サステインパルスを印加した回
数だけ放電が持続する。このように、AC方式プラズマ
ディスプレイパネルには、セル自体に壁電荷を残留させ
ることにより、パネルにメモリ機能を持たせることがで
きる。
【0013】図22は、図21に示す駆動方法でサブフ
ィールド分割による中間調表示をする場合の動作の一例
を示す図である。図22における縦軸Y1〜Ynは表示
ライン数を示しており、横軸は時間軸を表している。図
22では、256階調(8ビット)を得るために、1フ
ィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個
のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビ
ット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位
ビット)まで順番にサブフィールドを構成している。こ
のように、1フィールドをM個のサブフィールドに分割
して、画像ビット情報に基づいたビットの重み付けによ
る視覚的な積分効果を利用して、2のM乗の階調をプラ
ズマディスプレイパネル1に画像表現している。
ィールド分割による中間調表示をする場合の動作の一例
を示す図である。図22における縦軸Y1〜Ynは表示
ライン数を示しており、横軸は時間軸を表している。図
22では、256階調(8ビット)を得るために、1フ
ィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個
のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビ
ット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位
ビット)まで順番にサブフィールドを構成している。こ
のように、1フィールドをM個のサブフィールドに分割
して、画像ビット情報に基づいたビットの重み付けによ
る視覚的な積分効果を利用して、2のM乗の階調をプラ
ズマディスプレイパネル1に画像表現している。
【0014】それぞれのサブフィールドは、上述のよう
に、リセット期間,アドレス期間,放電維持期間で構成
される。サブフィールド毎に維持期間の長さが異なって
いるのは、ビットの重み付けに相当した維持パルス(サ
ステインパルス)数を印加しているためである。実際に
印加される維持パルス数は、LSBより、1,2,4,
…,128であり、発光輝度を稼ぐためにさらにそのN
倍(Nは正の整数)のパルス数を印加している。
に、リセット期間,アドレス期間,放電維持期間で構成
される。サブフィールド毎に維持期間の長さが異なって
いるのは、ビットの重み付けに相当した維持パルス(サ
ステインパルス)数を印加しているためである。実際に
印加される維持パルス数は、LSBより、1,2,4,
…,128であり、発光輝度を稼ぐためにさらにそのN
倍(Nは正の整数)のパルス数を印加している。
【0015】図23は従来のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置の駆動制御装置による駆動方法を体系的に示
す図である。図23は、図21に示す従来の駆動方法で
図22に示すサブフィールド分割による中間調表示を行
う際、プラズマディスプレイパネル表示装置で表示する
全ての有効画像領域内において、1フィールド中のある
特定のサブフィールドの画像ビット情報が全く存在しな
い場合の、各電極3,4に供給するパルスの供給状況を
簡略的に示している。
ル表示装置の駆動制御装置による駆動方法を体系的に示
す図である。図23は、図21に示す従来の駆動方法で
図22に示すサブフィールド分割による中間調表示を行
う際、プラズマディスプレイパネル表示装置で表示する
全ての有効画像領域内において、1フィールド中のある
特定のサブフィールドの画像ビット情報が全く存在しな
い場合の、各電極3,4に供給するパルスの供給状況を
簡略的に示している。
【0016】なお、図23において、RSTはリセット
期間、ADRはアドレス期間、SUSは維持放電期間で
ある。A1〜Amで示されるアドレス電極2において
は、アドレスパルスの有無を“有”,“無”で表し、X
で示されるX電極3及びY1〜Ynで示されるY電極4
においては、駆動パルス(イレーズパルス,ライトパル
ス,サステイン電圧ホールドパルス,スキャンパルス,
サステインパルス)の有を“○”で表している。
期間、ADRはアドレス期間、SUSは維持放電期間で
ある。A1〜Amで示されるアドレス電極2において
は、アドレスパルスの有無を“有”,“無”で表し、X
で示されるX電極3及びY1〜Ynで示されるY電極4
においては、駆動パルス(イレーズパルス,ライトパル
ス,サステイン電圧ホールドパルス,スキャンパルス,
サステインパルス)の有を“○”で表している。
【0017】図23に示すように、例えばサブフィール
ドSF8のみ画像ビット情報が全く存在しない場合に
は、サブフィールドSF8では、アドレス期間において
アドレス電極2に供給されるべきアドレスパルスは全く
印加されない。そのため、X電極3やY電極4にサステ
イン電圧ホールドパルスやスキャンパルスが供給されて
も、表示書き込み放電は起こらない。また、表示書き込
み放電が起こらないため、維持放電期間においてX電極
3やY電極4にサステインパルスが供給されても、維持
放電(再放電)は起こらない。
ドSF8のみ画像ビット情報が全く存在しない場合に
は、サブフィールドSF8では、アドレス期間において
アドレス電極2に供給されるべきアドレスパルスは全く
印加されない。そのため、X電極3やY電極4にサステ
イン電圧ホールドパルスやスキャンパルスが供給されて
も、表示書き込み放電は起こらない。また、表示書き込
み放電が起こらないため、維持放電期間においてX電極
3やY電極4にサステインパルスが供給されても、維持
放電(再放電)は起こらない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図23からも分かるよ
うに、AC方式プラズマディスプレイパネルの中で3電
極方式の面放電型プラズマディスプレイパネル1を駆動
する場合には、放電セル部5内で表示書き込み放電及び
維持放電以外にも、各サブフィールドのリセット期間に
おいて、全画面書き込み放電及び全画面消去放電を毎回
必ず行うため、これがコントラストを著しく低下させて
しまうという問題点があった。この問題点に対して、リ
セット期間における全画面書き込み放電あるいは全画面
消去放電の回数を減少する等してコントラストを改善し
ているものや、白ピーク輝度を上げることによって見か
け上コントラスト比を上げる等の提案がされているが、
根本的な解決方法ではない。
うに、AC方式プラズマディスプレイパネルの中で3電
極方式の面放電型プラズマディスプレイパネル1を駆動
する場合には、放電セル部5内で表示書き込み放電及び
維持放電以外にも、各サブフィールドのリセット期間に
おいて、全画面書き込み放電及び全画面消去放電を毎回
必ず行うため、これがコントラストを著しく低下させて
しまうという問題点があった。この問題点に対して、リ
セット期間における全画面書き込み放電あるいは全画面
消去放電の回数を減少する等してコントラストを改善し
ているものや、白ピーク輝度を上げることによって見か
け上コントラスト比を上げる等の提案がされているが、
根本的な解決方法ではない。
【0019】さらに、全体的に暗い画面のとき、あるい
は、シーンチェンジのときや同期信号のみが入力されて
画像信号が無信号のとき等では、特に黒浮きが目立つた
め、著しく表示品質を低下させてしまうという問題点も
ある。また、この問題点は上記AC方式のパネルに限ら
ず、同一放電セル部内で表示書き込み放電や維持放電を
行う以外に表示放電に直接関係のない補助的な放電も行
うプラズマディスプレイパネルでは例外なく全ての場合
に共通して全く同様に存在する。
は、シーンチェンジのときや同期信号のみが入力されて
画像信号が無信号のとき等では、特に黒浮きが目立つた
め、著しく表示品質を低下させてしまうという問題点も
ある。また、この問題点は上記AC方式のパネルに限ら
ず、同一放電セル部内で表示書き込み放電や維持放電を
行う以外に表示放電に直接関係のない補助的な放電も行
うプラズマディスプレイパネルでは例外なく全ての場合
に共通して全く同様に存在する。
【0020】一方、DC方式のプラズマディスプレイパ
ネルの中で、表示書き込み放電及び維持放電を行う表示
セル以外に、表示放電に直接関係のない補助的な放電を
行う補助セルを設けているプラズマディスプレイパネル
では、補助セルをブラックマトリクスすることによって
黒レベルを真っ黒にすることができる。このように、コ
ントラストの改善、特に、黒レベルを改善することが、
補助セルを設けていないプラズマディスプレイパネルに
とって必須の課題である。
ネルの中で、表示書き込み放電及び維持放電を行う表示
セル以外に、表示放電に直接関係のない補助的な放電を
行う補助セルを設けているプラズマディスプレイパネル
では、補助セルをブラックマトリクスすることによって
黒レベルを真っ黒にすることができる。このように、コ
ントラストの改善、特に、黒レベルを改善することが、
補助セルを設けていないプラズマディスプレイパネルに
とって必須の課題である。
【0021】さらに、従来の駆動制御装置においては、
入力画像信号が無信号のときや、特定のサブフィールド
の入力画像ビット情報が全くないときなどでも、各サブ
フィールドのアドレス期間及び維持放電期間において、
スキャンパルスやサステインパルス等の駆動パルスを毎
回必ず印加するため、駆動回路部で消費する表示放電に
寄与しない無駄な消費電力が発生してしまうという問題
点もあった。パネルの高精細化や大型化のために表示ピ
クセル数が増えれば増えるほど、駆動回路部で消費する
表示放電に寄与しない無駄な消費電力は著しく増大して
しまう。
入力画像信号が無信号のときや、特定のサブフィールド
の入力画像ビット情報が全くないときなどでも、各サブ
フィールドのアドレス期間及び維持放電期間において、
スキャンパルスやサステインパルス等の駆動パルスを毎
回必ず印加するため、駆動回路部で消費する表示放電に
寄与しない無駄な消費電力が発生してしまうという問題
点もあった。パネルの高精細化や大型化のために表示ピ
クセル数が増えれば増えるほど、駆動回路部で消費する
表示放電に寄与しない無駄な消費電力は著しく増大して
しまう。
【0022】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、表示放電(表示書き込み放電及び維持放
電)を行う以外に、補助放電(表示放電に直接関係のな
い補助的な放電)も行うプラズマディスプレイパネルに
おいて、黒レベルを下げてコントラストを向上させるこ
とができ、さらに、消費電力を効率的に削減することが
できるプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御
装置を提供することを目的とする。
ものであり、表示放電(表示書き込み放電及び維持放
電)を行う以外に、補助放電(表示放電に直接関係のな
い補助的な放電)も行うプラズマディスプレイパネルに
おいて、黒レベルを下げてコントラストを向上させるこ
とができ、さらに、消費電力を効率的に削減することが
できるプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御
装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、1フィールドを複数のサ
ブフィールドに分割して画像信号の中間調表示を行うよ
うにし、前記サブフィールドをリセット期間とアドレス
期間と維持放電期間とで構成し、前記アドレス期間及び
前記維持放電期間において前記画像信号の中間調表示に
関わる表示放電を行うと共に、前記リセット期間もしく
は前記アドレス期間において前記中間調表示には直接関
わらない補助放電を行うように駆動するプラズマディス
プレイパネル表示装置の駆動制御装置において、前記画
像信号を貯蔵するメモリ(14)と、前記メモリへの前
記画像信号の書き込みを制御するメモリ書き込み制御回
路(15)と、前記メモリより前記画像信号をサブフィ
ールド毎に読み出すよう制御するメモリ読み出し制御回
路(16)と、1サブフィールド中に画像ビット情報が
存在するか否かを判定するサブフィールド画像ビット情
報判定回路(23)と、前記サブフィールド画像ビット
情報判定回路により前記画像ビット情報が全く存在しな
いと判定したサブフィールドに対しては、前記リセット
期間における駆動パルスを停止するリセット期間駆動パ
ルス停止手段(22)とを備えて構成したことを特徴と
するプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装
置を提供するものである。さらには、サブフィールド画
像ビット情報判定回路により前記画像ビット情報が全く
存在しないと判定したサブフィールドに対しては、前記
アドレス期間における駆動パルスを停止するアドレス期
間駆動パルス停止手段(24)や、前記維持放電期間に
おける駆動パルスを停止する維持放電期間駆動パルス停
止手段(25)をさらに備えるプラズマディスプレイパ
ネル表示装置の駆動制御装置を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、1フィールドを複数のサ
ブフィールドに分割して画像信号の中間調表示を行うよ
うにし、前記サブフィールドをリセット期間とアドレス
期間と維持放電期間とで構成し、前記アドレス期間及び
前記維持放電期間において前記画像信号の中間調表示に
関わる表示放電を行うと共に、前記リセット期間もしく
は前記アドレス期間において前記中間調表示には直接関
わらない補助放電を行うように駆動するプラズマディス
プレイパネル表示装置の駆動制御装置において、前記画
像信号を貯蔵するメモリ(14)と、前記メモリへの前
記画像信号の書き込みを制御するメモリ書き込み制御回
路(15)と、前記メモリより前記画像信号をサブフィ
ールド毎に読み出すよう制御するメモリ読み出し制御回
路(16)と、1サブフィールド中に画像ビット情報が
存在するか否かを判定するサブフィールド画像ビット情
報判定回路(23)と、前記サブフィールド画像ビット
情報判定回路により前記画像ビット情報が全く存在しな
いと判定したサブフィールドに対しては、前記リセット
期間における駆動パルスを停止するリセット期間駆動パ
ルス停止手段(22)とを備えて構成したことを特徴と
するプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装
置を提供するものである。さらには、サブフィールド画
像ビット情報判定回路により前記画像ビット情報が全く
存在しないと判定したサブフィールドに対しては、前記
アドレス期間における駆動パルスを停止するアドレス期
間駆動パルス停止手段(24)や、前記維持放電期間に
おける駆動パルスを停止する維持放電期間駆動パルス停
止手段(25)をさらに備えるプラズマディスプレイパ
ネル表示装置の駆動制御装置を提供するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマディスプ
レイパネル表示装置の駆動制御装置について、添付図面
を参照して説明する。図1は本発明の駆動制御装置の第
1実施例を示すブロック図、図2は図1のさらに詳細な
構成の一例を示すブロック図、図3は図2の動作を説明
するためのタイミング図、図4は本発明の駆動制御装置
の第1実施例による表示動作を説明するための駆動波形
の一例を示す図、図5は本発明の駆動制御装置の第1実
施例を体系的に示す図、図6は本発明の駆動制御装置の
第1実施例でサブフィールド分割による中間調表示をす
る場合の動作の一例を示す図、図7は本発明の駆動制御
装置の第2実施例を示すブロック図、図8は本発明の駆
動制御装置の第2実施例による表示動作を説明するため
の駆動波形の一例を示す図、図9は本発明の駆動制御装
置の第2実施例を体系的に示す図、図10は本発明の駆
動制御装置の第2実施例でサブフィールド分割による中
間調表示をする場合の動作の一例を示す図、図11は本
発明の駆動制御装置の第3実施例を示すブロック図、図
12は本発明の駆動制御装置の第3実施例による表示動
作を説明するための駆動波形の一例を示す図、図13は
本発明の駆動制御装置の第3実施例を体系的に示す図、
図14は本発明の駆動制御装置の第3実施例でサブフィ
ールド分割による中間調表示をする場合の動作の一例を
示す図、図15は本発明の駆動制御装置の第4実施例を
示すブロック図、図16は本発明の駆動制御装置の第4
実施例による表示動作を説明するための駆動波形の一例
を示す図、図17は本発明の駆動制御装置の第4実施例
を体系的に示す図、図18は本発明の駆動制御装置の第
4実施例でサブフィールド分割による中間調表示をする
場合の動作の一例を示す図である。
レイパネル表示装置の駆動制御装置について、添付図面
を参照して説明する。図1は本発明の駆動制御装置の第
1実施例を示すブロック図、図2は図1のさらに詳細な
構成の一例を示すブロック図、図3は図2の動作を説明
するためのタイミング図、図4は本発明の駆動制御装置
の第1実施例による表示動作を説明するための駆動波形
の一例を示す図、図5は本発明の駆動制御装置の第1実
施例を体系的に示す図、図6は本発明の駆動制御装置の
第1実施例でサブフィールド分割による中間調表示をす
る場合の動作の一例を示す図、図7は本発明の駆動制御
装置の第2実施例を示すブロック図、図8は本発明の駆
動制御装置の第2実施例による表示動作を説明するため
の駆動波形の一例を示す図、図9は本発明の駆動制御装
置の第2実施例を体系的に示す図、図10は本発明の駆
動制御装置の第2実施例でサブフィールド分割による中
間調表示をする場合の動作の一例を示す図、図11は本
発明の駆動制御装置の第3実施例を示すブロック図、図
12は本発明の駆動制御装置の第3実施例による表示動
作を説明するための駆動波形の一例を示す図、図13は
本発明の駆動制御装置の第3実施例を体系的に示す図、
図14は本発明の駆動制御装置の第3実施例でサブフィ
ールド分割による中間調表示をする場合の動作の一例を
示す図、図15は本発明の駆動制御装置の第4実施例を
示すブロック図、図16は本発明の駆動制御装置の第4
実施例による表示動作を説明するための駆動波形の一例
を示す図、図17は本発明の駆動制御装置の第4実施例
を体系的に示す図、図18は本発明の駆動制御装置の第
4実施例でサブフィールド分割による中間調表示をする
場合の動作の一例を示す図である。
【0025】従来の駆動制御装置では、前述のように、
表示放電に関わる表示書き込み放電や維持放電が起こら
なくても、各サブフィールドのリセット期間において、
X電極3とY電極4との間で全画面消去や全画面書き込
みを毎回必ず行うため、表示放電の有無に関わらず各サ
ブフィールド毎に放電セル部5においてリセット放電
(全画面消去や全画面書き込み)による発光が起きるこ
とになる。また、表示放電に関わる表示書き込み放電や
維持放電が起こらなくても、各サブフィールドのアドレ
ス期間や維持放電期間において、表示放電(表示書き込
み放電や維持放電)に関わる駆動パルスの印加を毎回必
ず行うため、駆動回路部で消費する表示放電に寄与しな
い無駄な消費電力が発生することになる。
表示放電に関わる表示書き込み放電や維持放電が起こら
なくても、各サブフィールドのリセット期間において、
X電極3とY電極4との間で全画面消去や全画面書き込
みを毎回必ず行うため、表示放電の有無に関わらず各サ
ブフィールド毎に放電セル部5においてリセット放電
(全画面消去や全画面書き込み)による発光が起きるこ
とになる。また、表示放電に関わる表示書き込み放電や
維持放電が起こらなくても、各サブフィールドのアドレ
ス期間や維持放電期間において、表示放電(表示書き込
み放電や維持放電)に関わる駆動パルスの印加を毎回必
ず行うため、駆動回路部で消費する表示放電に寄与しな
い無駄な消費電力が発生することになる。
【0026】そこで、ある特定の試験信号、パソコン入
力信号やアニメーションの画像等のように、1フィール
ド中のある特定のサブフィールド画像のビット情報が全
く存在しない場合には、これを検出する。そして、この
状態に該当する場合にはリセット期間における駆動パル
スを停止させることによってリセット放電を停止させ、
黒レベルを下げてコントラストを向上させる。さらに
は、アドレス期間や維持放電期間における駆動パルスを
停止させることによって、消費電力を削減する。
力信号やアニメーションの画像等のように、1フィール
ド中のある特定のサブフィールド画像のビット情報が全
く存在しない場合には、これを検出する。そして、この
状態に該当する場合にはリセット期間における駆動パル
スを停止させることによってリセット放電を停止させ、
黒レベルを下げてコントラストを向上させる。さらに
は、アドレス期間や維持放電期間における駆動パルスを
停止させることによって、消費電力を削減する。
【0027】<第1実施例>まず、本発明のプラズマデ
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第1実施例
について説明する。本発明のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは図1
9,図20と同様である。
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第1実施例
について説明する。本発明のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは図1
9,図20と同様である。
【0028】まず、図5を用いて本発明の駆動制御装置
の第1実施例について体系的に説明する。図5におい
て、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、S
USは維持放電期間である。A1〜Amで示されるアド
レス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,スキャンパルス,サステインパルス)の有無を
“○”,“×”で表している。図5は、プラズマディス
プレイパネル表示装置で表示する全ての有効画像領域内
において、サブフィールドSF8のみ画像ビット情報が
全く存在しない場合を示している。この図5より分かる
ように、サブフィールドにおける画像ビット情報が全く
存在しない状態を検出したときには、リセット期間にお
いて、X電極3及びY電極4への駆動パルス(イレーズ
パルス,ライトパルス)の供給を停止することにより、
X電極3とY電極4との間で放電させるリセット放電を
全て停止させる。
の第1実施例について体系的に説明する。図5におい
て、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、S
USは維持放電期間である。A1〜Amで示されるアド
レス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,スキャンパルス,サステインパルス)の有無を
“○”,“×”で表している。図5は、プラズマディス
プレイパネル表示装置で表示する全ての有効画像領域内
において、サブフィールドSF8のみ画像ビット情報が
全く存在しない場合を示している。この図5より分かる
ように、サブフィールドにおける画像ビット情報が全く
存在しない状態を検出したときには、リセット期間にお
いて、X電極3及びY電極4への駆動パルス(イレーズ
パルス,ライトパルス)の供給を停止することにより、
X電極3とY電極4との間で放電させるリセット放電を
全て停止させる。
【0029】具体的には、画像ビット情報が全く存在し
ないサブフィールドSF8においては、図4に示すよう
に、リセット期間において各電極3,4に供給されるべ
き全てのパルスを停止させて、強制的にパルスを何も印
加しない状態にする。画像ビット情報が存在する他のサ
ブフィールドSF1〜SF7においては、従来と同様、
図21に示すように、リセット期間においても各電極
3,4にパルスを供給する。
ないサブフィールドSF8においては、図4に示すよう
に、リセット期間において各電極3,4に供給されるべ
き全てのパルスを停止させて、強制的にパルスを何も印
加しない状態にする。画像ビット情報が存在する他のサ
ブフィールドSF1〜SF7においては、従来と同様、
図21に示すように、リセット期間においても各電極
3,4にパルスを供給する。
【0030】この図4に示す駆動方法によると、図22
と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1フ
ィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個
のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビ
ット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位
ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図6
に示すように、各サブフィールドにおけるリセット期間
は、画像ビット情報が全く存在しないサブフィールドS
F8では休止期間となり、他のサブフィールドSF1〜
SF7では従来通りのリセット期間となる。
と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1フ
ィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個
のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビ
ット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位
ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図6
に示すように、各サブフィールドにおけるリセット期間
は、画像ビット情報が全く存在しないサブフィールドS
F8では休止期間となり、他のサブフィールドSF1〜
SF7では従来通りのリセット期間となる。
【0031】ここで、第1実施例を実現するプラズマデ
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の構成につい
て、図1〜図3を用いて説明する。図1において、フレ
ームメモリ14には例えば8ビットのデジタル信号に変
換された画像信号(R,G,B信号)が入力される。フ
レームメモリ14は2つのフィールドメモリで構成され
ており、1フィールド毎に書き込みと読み出しが交互に
切り替わる。なお、画像信号の信号形態がR,G,B信
号別々の3系統となっている場合には、フレームメモリ
14は3つ必要であり、R,G,B信号が複合されて1
系統となっている場合には、フレームメモリ14は1つ
で構成される。メモリ書き込み制御回路15は、フレー
ムメモリ14に書き込み制御信号を入力して画像信号の
フレームメモリ14への書き込みを制御する。メモリ読
み出し制御回路16は、フレームメモリ14に読み出し
制御信号を入力してフレームメモリ14からのサブフィ
ールド画像ビット信号の読み出しを制御する。
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の構成につい
て、図1〜図3を用いて説明する。図1において、フレ
ームメモリ14には例えば8ビットのデジタル信号に変
換された画像信号(R,G,B信号)が入力される。フ
レームメモリ14は2つのフィールドメモリで構成され
ており、1フィールド毎に書き込みと読み出しが交互に
切り替わる。なお、画像信号の信号形態がR,G,B信
号別々の3系統となっている場合には、フレームメモリ
14は3つ必要であり、R,G,B信号が複合されて1
系統となっている場合には、フレームメモリ14は1つ
で構成される。メモリ書き込み制御回路15は、フレー
ムメモリ14に書き込み制御信号を入力して画像信号の
フレームメモリ14への書き込みを制御する。メモリ読
み出し制御回路16は、フレームメモリ14に読み出し
制御信号を入力してフレームメモリ14からのサブフィ
ールド画像ビット信号の読み出しを制御する。
【0032】フレームメモリ14より読み出された表示
データ信号であるサブフィールド画像ビット信号は、ア
ドレス電極駆動回路18に入力される。駆動パルス発生
回路17は、プラズマディスプレイパネル1を駆動する
ために、各電極2〜4へ供給する各種駆動パルスを発生
する。即ち、駆動パルス発生回路17は、アドレス電極
駆動回路18にアドレス電極駆動パルスを供給し、X電
極駆動回路19にX電極駆動パルスを供給し、Y電極駆
動回路20にY電極駆動パルスを供給する。アドレス電
極駆動回路18,X電極駆動回路19,Y電極駆動回路
20は、それぞれの駆動パルスを高圧パルスに変換して
各電極2〜4に供給する。これによって、プラズマディ
スプレイパネル1は駆動される。
データ信号であるサブフィールド画像ビット信号は、ア
ドレス電極駆動回路18に入力される。駆動パルス発生
回路17は、プラズマディスプレイパネル1を駆動する
ために、各電極2〜4へ供給する各種駆動パルスを発生
する。即ち、駆動パルス発生回路17は、アドレス電極
駆動回路18にアドレス電極駆動パルスを供給し、X電
極駆動回路19にX電極駆動パルスを供給し、Y電極駆
動回路20にY電極駆動パルスを供給する。アドレス電
極駆動回路18,X電極駆動回路19,Y電極駆動回路
20は、それぞれの駆動パルスを高圧パルスに変換して
各電極2〜4に供給する。これによって、プラズマディ
スプレイパネル1は駆動される。
【0033】一方、フレームメモリ14に入力される画
像信号は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
にも入力される。サブフィールド画像ビット情報判定回
路23は、フレームメモリ14に入力される画像信号の
プラズマディスプレイパネル1で表示する全ての有効画
像領域において、それぞれのサブフィールド毎に、画像
ビット情報があるかないかを判定し、そのサブフィール
ド画像ビット情報をリセット期間駆動パルス一括停止回
路22及び駆動パルス発生回路17に入力する。
像信号は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
にも入力される。サブフィールド画像ビット情報判定回
路23は、フレームメモリ14に入力される画像信号の
プラズマディスプレイパネル1で表示する全ての有効画
像領域において、それぞれのサブフィールド毎に、画像
ビット情報があるかないかを判定し、そのサブフィール
ド画像ビット情報をリセット期間駆動パルス一括停止回
路22及び駆動パルス発生回路17に入力する。
【0034】リセット期間駆動パルス一括停止回路22
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
【0035】図1中のサブフィールド画像ビット情報判
定回路23は、一例として図2に示すように、8個のJ
Kフリップフロップ231,Dフリップフロップ23
2,セレクタ233を備えて構成される。なお、JKフ
リップフロップ231は、本実施例では1フィールドを
8サブフィールドに分割しているので8個であり、1フ
ィールドにおけるサブフィールドの数に応じた個数とな
る。JKフリップフロップ231の端子Jには、MSB
からLSBのそれぞれのビットのデータが入力され、端
子Kには垂直同期パルスVDが入力され、また、クロッ
ク端子には書き込みクロックCKWが入力される。な
お、ここでは図示を省略しているが、この書き込みクロ
ックCKWはフレームメモリ14にも供給され、フレー
ムメモリ14に入力される画像信号の書き込み用クロッ
クとして使用される。
定回路23は、一例として図2に示すように、8個のJ
Kフリップフロップ231,Dフリップフロップ23
2,セレクタ233を備えて構成される。なお、JKフ
リップフロップ231は、本実施例では1フィールドを
8サブフィールドに分割しているので8個であり、1フ
ィールドにおけるサブフィールドの数に応じた個数とな
る。JKフリップフロップ231の端子Jには、MSB
からLSBのそれぞれのビットのデータが入力され、端
子Kには垂直同期パルスVDが入力され、また、クロッ
ク端子には書き込みクロックCKWが入力される。な
お、ここでは図示を省略しているが、この書き込みクロ
ックCKWはフレームメモリ14にも供給され、フレー
ムメモリ14に入力される画像信号の書き込み用クロッ
クとして使用される。
【0036】JKフリップフロップ231は、1フィー
ルドの期間において、一旦、端子Jにハイの信号が入力
されると、そのフィールドの期間は端子Qからの出力を
ハイに保持する。8個のJKフリップフロップ231の
それぞれの出力はDフリップフロップ232の端子D1
〜D8に入力される。Dフリップフロップ232のクロ
ック端子には垂直同期パルスVDが入力される。このD
フリップフロップ232はディレイ素子として動作する
ものであり、JKフリップフロップ231の出力を1フ
ィールド遅延して出力する。即ち、Dフリップフロップ
232の端子Q1〜Q8からの出力は、サブフィールド
の画像ビット情報が存在すればハイであり、サブフィー
ルドの画像ビット情報が全く存在しなければ、ローとな
る。
ルドの期間において、一旦、端子Jにハイの信号が入力
されると、そのフィールドの期間は端子Qからの出力を
ハイに保持する。8個のJKフリップフロップ231の
それぞれの出力はDフリップフロップ232の端子D1
〜D8に入力される。Dフリップフロップ232のクロ
ック端子には垂直同期パルスVDが入力される。このD
フリップフロップ232はディレイ素子として動作する
ものであり、JKフリップフロップ231の出力を1フ
ィールド遅延して出力する。即ち、Dフリップフロップ
232の端子Q1〜Q8からの出力は、サブフィールド
の画像ビット情報が存在すればハイであり、サブフィー
ルドの画像ビット情報が全く存在しなければ、ローとな
る。
【0037】Dフリップフロップ232の出力はセレク
タ233の端子SF1〜SF8に入力される。セレクタ
233には、メモリ読み出し制御回路16よりメモリ読
み出し制御信号が入力される。このメモリ読み出し制御
信号によって、セレクタ233より、フレームメモリ1
4より出力されるサブフィールド画像ビット信号に合わ
せたサブフィールドの画像ビット情報が選択的に出力さ
れる。なお、画像信号はフレームメモリ14によって1
フィールド遅延され、サブフィールド画像ビット情報判
定回路23によって判定されたサブフィールドの画像ビ
ット情報もDフリップフロップ232によって1フィー
ルド遅延されることになるので、画像信号とサブフィー
ルドの画像ビット情報とが同期している。
タ233の端子SF1〜SF8に入力される。セレクタ
233には、メモリ読み出し制御回路16よりメモリ読
み出し制御信号が入力される。このメモリ読み出し制御
信号によって、セレクタ233より、フレームメモリ1
4より出力されるサブフィールド画像ビット信号に合わ
せたサブフィールドの画像ビット情報が選択的に出力さ
れる。なお、画像信号はフレームメモリ14によって1
フィールド遅延され、サブフィールド画像ビット情報判
定回路23によって判定されたサブフィールドの画像ビ
ット情報もDフリップフロップ232によって1フィー
ルド遅延されることになるので、画像信号とサブフィー
ルドの画像ビット情報とが同期している。
【0038】セレクタ233の出力は、上記のようにリ
セット期間駆動パルス一括停止回路22に入力されるの
で、画像ビット情報が全く存在しないサブフィールドに
対しては、リセット期間におけるリセット放電を停止す
ることができる。
セット期間駆動パルス一括停止回路22に入力されるの
で、画像ビット情報が全く存在しないサブフィールドに
対しては、リセット期間におけるリセット放電を停止す
ることができる。
【0039】ここで、図2に示すサブフィールド画像ビ
ット情報判定回路23の動作について図3を用いてさら
に説明する。図3において、(A)は垂直同期パルスV
D、(B)〜(I)は8個のJKフリッフフロップ23
1それぞれの端子Qの出力波形の一例、(J)〜(Q)
はDフリップフロップ232の端子Q1〜Q8の出力波
形、(R)はセレクタ233に入力されるメモリ読み出
し制御信号、(S)はセレクタ233の出力波形をそれ
ぞれ示している。
ット情報判定回路23の動作について図3を用いてさら
に説明する。図3において、(A)は垂直同期パルスV
D、(B)〜(I)は8個のJKフリッフフロップ23
1それぞれの端子Qの出力波形の一例、(J)〜(Q)
はDフリップフロップ232の端子Q1〜Q8の出力波
形、(R)はセレクタ233に入力されるメモリ読み出
し制御信号、(S)はセレクタ233の出力波形をそれ
ぞれ示している。
【0040】図3に示す左側の1フィールドにおいて
は、8個のJKフリッフフロップ231がそれぞれ図3
(B)〜(I)に示すような波形を出力すれば、Dフリ
ップフロップ232は次のフィールドである右側の1フ
ィールドにおいて、ハイもしくはローに保持した図3
(J)〜(Q)に示す波形を出力する。なお、左側の1
フィールドにおいては、Dフリップフロップ232の出
力やセレクタ233の出力は、前フィールドの状態を図
示していないので、図3(J)〜(Q),(S)に示す
ようにハッチングを付して不定としている。
は、8個のJKフリッフフロップ231がそれぞれ図3
(B)〜(I)に示すような波形を出力すれば、Dフリ
ップフロップ232は次のフィールドである右側の1フ
ィールドにおいて、ハイもしくはローに保持した図3
(J)〜(Q)に示す波形を出力する。なお、左側の1
フィールドにおいては、Dフリップフロップ232の出
力やセレクタ233の出力は、前フィールドの状態を図
示していないので、図3(J)〜(Q),(S)に示す
ようにハッチングを付して不定としている。
【0041】そして、図3に示す右側の1フィールドに
おいては、図3(J)〜(Q)に示す波形がメモリ読み
出し制御回路16からの図3(R)に示すメモリ読み出
し制御信号によって選択されるので、セレクタ233の
出力波形は図3(S)に示す波形となる。図3(S)に
示す例においては、サブフィールドSF1,SF3,S
F6〜SF8がローとなっているので、これらのサブフ
ィールドが無信号であり、リセット期間における駆動パ
ルスが停止されることになる。
おいては、図3(J)〜(Q)に示す波形がメモリ読み
出し制御回路16からの図3(R)に示すメモリ読み出
し制御信号によって選択されるので、セレクタ233の
出力波形は図3(S)に示す波形となる。図3(S)に
示す例においては、サブフィールドSF1,SF3,S
F6〜SF8がローとなっているので、これらのサブフ
ィールドが無信号であり、リセット期間における駆動パ
ルスが停止されることになる。
【0042】以上により、従来、あるサブフィールドに
おいて、入力画像信号が無信号の状態のときに発生して
いた放電セル部5の表示放電に直接関係しない補助的な
放電(リセット放電)を全てなくすことができる。よっ
て、黒浮きが抑えられ、コントラスト感も高まり、その
分、表示品位が向上する。また、リセット期間における
駆動パルスを停止させるので、表示放電に直接寄与しな
い無駄な消費電力も減少させることができる。
おいて、入力画像信号が無信号の状態のときに発生して
いた放電セル部5の表示放電に直接関係しない補助的な
放電(リセット放電)を全てなくすことができる。よっ
て、黒浮きが抑えられ、コントラスト感も高まり、その
分、表示品位が向上する。また、リセット期間における
駆動パルスを停止させるので、表示放電に直接寄与しな
い無駄な消費電力も減少させることができる。
【0043】<第2実施例>次に、本発明のプラズマデ
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第2実施例
について説明する。本発明のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは図1
9,図20と同様である。
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第2実施例
について説明する。本発明のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは図1
9,図20と同様である。
【0044】まず、図9を用いて本発明の駆動制御装置
の第2実施例について体系的に説明する。図9におい
て、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、S
USは維持放電期間である。A1〜Amで示されるアド
レス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,スキャンパルス,サステインパルス)の有無を
“○”,“×”で表している。図9は、プラズマディス
プレイパネル表示装置で表示する全ての有効画像領域内
において、サブフィールドSF8のみ画像ビット情報が
全く存在しない場合を示している。
の第2実施例について体系的に説明する。図9におい
て、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、S
USは維持放電期間である。A1〜Amで示されるアド
レス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,スキャンパルス,サステインパルス)の有無を
“○”,“×”で表している。図9は、プラズマディス
プレイパネル表示装置で表示する全ての有効画像領域内
において、サブフィールドSF8のみ画像ビット情報が
全く存在しない場合を示している。
【0045】この図9より分かるように、サブフィール
ドにおける画像ビット情報が全く存在しない状態を検出
したときには、リセット期間において、一例としてX電
極3及びY電極4への駆動パルス(イレーズパルス,ラ
イトパルス)の供給を停止することにより、X電極3と
Y電極4との間で放電させるリセット放電を全て停止さ
せる。さらに、アドレス期間において、一例としてX電
極3及びY電極4への駆動パルス(サステイン電圧ホー
ルドパルス,スキャンパルス)の供給を全て停止させ
る。
ドにおける画像ビット情報が全く存在しない状態を検出
したときには、リセット期間において、一例としてX電
極3及びY電極4への駆動パルス(イレーズパルス,ラ
イトパルス)の供給を停止することにより、X電極3と
Y電極4との間で放電させるリセット放電を全て停止さ
せる。さらに、アドレス期間において、一例としてX電
極3及びY電極4への駆動パルス(サステイン電圧ホー
ルドパルス,スキャンパルス)の供給を全て停止させ
る。
【0046】具体的には、画像ビット情報が全く存在し
ないサブフィールドSF8においては、図8に示すよう
に、リセット期間及びアドレス期間において各電極3,
4に供給されるべき全てのパルスを停止させて、強制的
にパルスを何も印加しない状態にする。画像ビット情報
が存在する他のサブフィールドSF1〜SF7において
は、従来と同様、図21に示すように、リセット期間及
びアドレス期間においても各電極3,4にパルスを供給
する。
ないサブフィールドSF8においては、図8に示すよう
に、リセット期間及びアドレス期間において各電極3,
4に供給されるべき全てのパルスを停止させて、強制的
にパルスを何も印加しない状態にする。画像ビット情報
が存在する他のサブフィールドSF1〜SF7において
は、従来と同様、図21に示すように、リセット期間及
びアドレス期間においても各電極3,4にパルスを供給
する。
【0047】この図8に示す駆動方法によると、図22
と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1フ
ィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個
のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビ
ット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位
ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図1
0に示すように、各サブフィールドにおけるリセット期
間及びアドレス期間は、画像ビット情報が全く存在しな
いサブフィールドSF8では休止期間となり、他のサブ
フィールドSF1〜SF7では従来通りのリセット期間
及びアドレス期間となる。
と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1フ
ィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個
のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビ
ット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位
ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図1
0に示すように、各サブフィールドにおけるリセット期
間及びアドレス期間は、画像ビット情報が全く存在しな
いサブフィールドSF8では休止期間となり、他のサブ
フィールドSF1〜SF7では従来通りのリセット期間
及びアドレス期間となる。
【0048】ここで、第2実施例を実現するプラズマデ
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の構成につい
て、図7を用いて説明する。図7において、図1と同一
部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。サ
ブフィールド画像ビット情報判定回路23より出力され
たサブフィールド画像ビット情報は、リセット期間駆動
パルス一括停止回路22,アドレス期間駆動パルス一括
停止回路24,駆動パルス発生回路17に入力される。
ィスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の構成につい
て、図7を用いて説明する。図7において、図1と同一
部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。サ
ブフィールド画像ビット情報判定回路23より出力され
たサブフィールド画像ビット情報は、リセット期間駆動
パルス一括停止回路22,アドレス期間駆動パルス一括
停止回路24,駆動パルス発生回路17に入力される。
【0049】リセット期間駆動パルス一括停止回路22
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
【0050】また、アドレス期間駆動パルス一括停止回
路24は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
により画像ビット情報がないと判定したサブフィールド
に対しては、アドレス期間で各電極3,4に供給される
全ての駆動パルスを強制的に停止させるアドレス期間駆
動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給
する。これによって、画像ビット情報が全く存在しない
と判定したサブフィールドに対しては、アドレス期間に
おける駆動パルスが停止させられる。
路24は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
により画像ビット情報がないと判定したサブフィールド
に対しては、アドレス期間で各電極3,4に供給される
全ての駆動パルスを強制的に停止させるアドレス期間駆
動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給
する。これによって、画像ビット情報が全く存在しない
と判定したサブフィールドに対しては、アドレス期間に
おける駆動パルスが停止させられる。
【0051】以上により、従来、特定のサブフィールド
において、入力画像ビット情報が全く存在しないときに
発生していた放電セル部5の表示放電に直接関係しない
補助的な放電(リセット放電)を全てなくすことができ
る。よって、黒浮きが抑えれ、コントラスト感も高ま
り、その分、表示品位が向上する。また、リセット期間
及びアドレス期間における駆動パルスを停止させるの
で、第1実施例よりもさらに消費電力を減少させること
ができる。
において、入力画像ビット情報が全く存在しないときに
発生していた放電セル部5の表示放電に直接関係しない
補助的な放電(リセット放電)を全てなくすことができ
る。よって、黒浮きが抑えれ、コントラスト感も高ま
り、その分、表示品位が向上する。また、リセット期間
及びアドレス期間における駆動パルスを停止させるの
で、第1実施例よりもさらに消費電力を減少させること
ができる。
【0052】<第3実施例>さらに、本発明のプラズマ
ディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第3実施
例について説明する。本発明のプラズマディスプレイパ
ネル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは図
19,図20と同様である。
ディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第3実施
例について説明する。本発明のプラズマディスプレイパ
ネル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは図
19,図20と同様である。
【0053】まず、図13を用いて本発明の駆動制御装
置の第3実施例について体系的に説明する。図13にお
いて、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、
SUSは維持放電期間である。A1〜Amで示されるア
ドレス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,スキャンパルス,サステインパルス)の有無を
“○”,“×”で表している。図13は、プラズマディ
スプレイパネル表示装置で表示する全ての有効画像領域
内において、サブフィールドSF8のみ画像ビット情報
が全く存在しない場合を示している。
置の第3実施例について体系的に説明する。図13にお
いて、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、
SUSは維持放電期間である。A1〜Amで示されるア
ドレス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,スキャンパルス,サステインパルス)の有無を
“○”,“×”で表している。図13は、プラズマディ
スプレイパネル表示装置で表示する全ての有効画像領域
内において、サブフィールドSF8のみ画像ビット情報
が全く存在しない場合を示している。
【0054】この図13より分かるように、サブフィー
ルドにおける画像ビット情報が全く存在しない状態を検
出したときには、リセット期間において、X電極3及び
Y電極4への駆動パルス(イレーズパルス,ライトパル
ス)の供給を停止することにより、X電極3とY電極4
との間で放電させるリセット放電を全て停止させる。さ
らに、維持放電期間において、X電極3及びY電極4へ
の駆動パルス(サステインパルス)の供給を全て停止す
る。
ルドにおける画像ビット情報が全く存在しない状態を検
出したときには、リセット期間において、X電極3及び
Y電極4への駆動パルス(イレーズパルス,ライトパル
ス)の供給を停止することにより、X電極3とY電極4
との間で放電させるリセット放電を全て停止させる。さ
らに、維持放電期間において、X電極3及びY電極4へ
の駆動パルス(サステインパルス)の供給を全て停止す
る。
【0055】具体的には、画像ビット情報が全く存在し
ないサブフィールドSF8においては、図12に示すよ
うに、リセット期間及び維持放電期間において各電極
3,4に供給されるべき全てのパルスを停止させて、強
制的にパルスを何も印加しない状態にする。画像ビット
情報が存在する他のサブフィールドSF1〜SF7にお
いては、従来と同様、図21に示すように、リセット期
間及び維持放電期間においても各電極3,4にパルスを
供給する。
ないサブフィールドSF8においては、図12に示すよ
うに、リセット期間及び維持放電期間において各電極
3,4に供給されるべき全てのパルスを停止させて、強
制的にパルスを何も印加しない状態にする。画像ビット
情報が存在する他のサブフィールドSF1〜SF7にお
いては、従来と同様、図21に示すように、リセット期
間及び維持放電期間においても各電極3,4にパルスを
供給する。
【0056】この図12に示す駆動方法によると、図2
2と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1
フィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8
個のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像
ビット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上
位ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図
14に示すように、各サブフィールドにおけるリセット
期間及び維持放電期間は、画像ビット情報が全く存在し
ないサブフィールドSF8では休止期間となり、他のサ
ブフィールドSF1〜SF7では従来通りのリセット期
間及び維持放電期間となる。
2と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1
フィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8
個のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像
ビット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上
位ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図
14に示すように、各サブフィールドにおけるリセット
期間及び維持放電期間は、画像ビット情報が全く存在し
ないサブフィールドSF8では休止期間となり、他のサ
ブフィールドSF1〜SF7では従来通りのリセット期
間及び維持放電期間となる。
【0057】ここで、第3実施例を実現するプラズマデ
ィスプレイパネル表示装置の構成について、図11を用
いて説明する。図11において、図1と同一部分には同
一符号を付し、その説明を適宜省略する。サブフィール
ド画像ビット情報判定回路23より出力されたサブフィ
ールド画像ビット情報は、リセット期間駆動パルス一括
停止回路22,維持放電期間駆動パルス一括停止回路2
5,駆動パルス発生回路17に入力される。
ィスプレイパネル表示装置の構成について、図11を用
いて説明する。図11において、図1と同一部分には同
一符号を付し、その説明を適宜省略する。サブフィール
ド画像ビット情報判定回路23より出力されたサブフィ
ールド画像ビット情報は、リセット期間駆動パルス一括
停止回路22,維持放電期間駆動パルス一括停止回路2
5,駆動パルス発生回路17に入力される。
【0058】リセット期間駆動パルス一括停止回路22
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
【0059】また、維持放電期間駆動パルス一括停止回
路25は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
により画像ビット情報がないと判定したサブフィールド
に対しては、維持放電期間で各電極3,4に供給される
全ての駆動パルスを強制的に停止させる維持放電期間駆
動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給
する。これによって、画像ビット情報が全く存在しない
と判定したサブフィールドに対しては、維持放電期間に
おける駆動パルスが停止させられる。
路25は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
により画像ビット情報がないと判定したサブフィールド
に対しては、維持放電期間で各電極3,4に供給される
全ての駆動パルスを強制的に停止させる維持放電期間駆
動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給
する。これによって、画像ビット情報が全く存在しない
と判定したサブフィールドに対しては、維持放電期間に
おける駆動パルスが停止させられる。
【0060】以上により、従来、特定のサブフィールド
において、入力画像ビット情報が全く存在しないときに
発生していた放電セル部5の表示放電に直接関係しない
補助的な放電(リセット放電)を全てなくすことができ
る。よって、黒浮きが抑えれ、コントラスト感も高ま
り、その分、表示品位が向上する。また、リセット期間
及び維持放電期間における駆動パルスを停止させるの
で、第1実施例よりもさらに消費電力を減少させること
ができる。
において、入力画像ビット情報が全く存在しないときに
発生していた放電セル部5の表示放電に直接関係しない
補助的な放電(リセット放電)を全てなくすことができ
る。よって、黒浮きが抑えれ、コントラスト感も高ま
り、その分、表示品位が向上する。また、リセット期間
及び維持放電期間における駆動パルスを停止させるの
で、第1実施例よりもさらに消費電力を減少させること
ができる。
【0061】<第4実施例>引き続き、本発明のプラズ
マディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第4実
施例について説明する。本発明のプラズマディスプレイ
パネル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは
図19,図20と同様である。
マディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置の第4実
施例について説明する。本発明のプラズマディスプレイ
パネル表示装置に用いるプラズマディスプレイパネルは
図19,図20と同様である。
【0062】まず、図17を用いて本発明の駆動方法の
第4実施例について体系的に説明する。図17におい
て、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、S
USは維持放電期間である。A1〜Amで示されるアド
レス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,サステインパルス)の有無を“○”,“×”で
表している。図17は、プラズマディスプレイパネル表
示装置で表示する全ての有効画像領域内において、サブ
フィールドSF8のみ画像ビット情報が全く存在しない
場合を示している。
第4実施例について体系的に説明する。図17におい
て、RSTはリセット期間、ADRはアドレス期間、S
USは維持放電期間である。A1〜Amで示されるアド
レス電極2においては、アドレスパルスの有無を
“有”,“無”で表し、Xで示されるX電極3及びY1
〜Ynで示されるY電極4においては、駆動パルス(イ
レーズパルス,ライトパルス,サステイン電圧ホールド
パルス,サステインパルス)の有無を“○”,“×”で
表している。図17は、プラズマディスプレイパネル表
示装置で表示する全ての有効画像領域内において、サブ
フィールドSF8のみ画像ビット情報が全く存在しない
場合を示している。
【0063】この図17より分かるように、サブフィー
ルドにおける画像ビット情報が全く存在しない状態を検
出したときには、リセット期間において、X電極3及び
Y電極4への駆動パルス(イレーズパルス,ライトパル
ス)の供給を停止することにより、X電極3とY電極4
との間で放電させるリセット放電を全て停止させる。さ
らに、アドレス期間と維持放電期間の双方において、X
電極3及びY電極4への駆動パルス(サステイン電圧ホ
ールドパルス,スキャンパルス,サステインパルス)の
供給を全て停止する。
ルドにおける画像ビット情報が全く存在しない状態を検
出したときには、リセット期間において、X電極3及び
Y電極4への駆動パルス(イレーズパルス,ライトパル
ス)の供給を停止することにより、X電極3とY電極4
との間で放電させるリセット放電を全て停止させる。さ
らに、アドレス期間と維持放電期間の双方において、X
電極3及びY電極4への駆動パルス(サステイン電圧ホ
ールドパルス,スキャンパルス,サステインパルス)の
供給を全て停止する。
【0064】具体的には、画像ビット情報が全く存在し
ないサブフィールドSF8においては、図16に示すよ
うに、リセット期間,アドレス期間,維持放電期間の全
てにおいて、各電極3,4に供給されるべき全てのパル
スを停止させて、強制的にパルスを何も印加しない状態
にする。画像ビット情報が存在する他のサブフィールド
SF1〜SF7においては、従来と同様、図21に示す
ように、リセット期間及び維持放電期間においても各電
極3,4にパルスを供給する。
ないサブフィールドSF8においては、図16に示すよ
うに、リセット期間,アドレス期間,維持放電期間の全
てにおいて、各電極3,4に供給されるべき全てのパル
スを停止させて、強制的にパルスを何も印加しない状態
にする。画像ビット情報が存在する他のサブフィールド
SF1〜SF7においては、従来と同様、図21に示す
ように、リセット期間及び維持放電期間においても各電
極3,4にパルスを供給する。
【0065】この図16に示す駆動方法によると、図2
2と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1
フィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8
個のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像
ビット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上
位ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図
18に示すように、各サブフィールドにおけるリセット
期間,アドレス期間,維持放電期間は、画像ビット情報
が全く存在しないサブフィールドSF8では休止期間と
なり、他のサブフィールドSF1〜SF7では従来通り
のリセット期間,アドレス期間,維持放電期間となる。
2と同様に、256階調(8ビット)を得るために、1
フィールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8
個のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像
ビット情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上
位ビット)まで順番にサブフィールドを構成すると、図
18に示すように、各サブフィールドにおけるリセット
期間,アドレス期間,維持放電期間は、画像ビット情報
が全く存在しないサブフィールドSF8では休止期間と
なり、他のサブフィールドSF1〜SF7では従来通り
のリセット期間,アドレス期間,維持放電期間となる。
【0066】ここで、第4実施例のプラズマディスプレ
イパネル表示装置の構成について、図15を用いて説明
する。図15において、図1と同一部分には同一符号を
付し、その説明を適宜省略する。サブフィールド画像ビ
ット情報判定回路23より出力されたサブフィールド画
像ビット情報は、リセット期間駆動パルス一括停止回路
22,アドレス期間駆動パルス一括停止回路24,維持
放電期間駆動パルス一括停止回路25,駆動パルス発生
回路17に入力される。
イパネル表示装置の構成について、図15を用いて説明
する。図15において、図1と同一部分には同一符号を
付し、その説明を適宜省略する。サブフィールド画像ビ
ット情報判定回路23より出力されたサブフィールド画
像ビット情報は、リセット期間駆動パルス一括停止回路
22,アドレス期間駆動パルス一括停止回路24,維持
放電期間駆動パルス一括停止回路25,駆動パルス発生
回路17に入力される。
【0067】リセット期間駆動パルス一括停止回路22
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23により
画像ビット情報がないと判定したサブフィールドに対し
ては、リセット期間で各電極3,4に供給される全ての
駆動パルスを強制的に停止させるリセット期間駆動パル
ス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給する。
これによって、画像ビット情報が全く存在しないと判定
したサブフィールドに対しては、リセット期間における
リセット放電が停止させられる。
【0068】また、アドレス期間駆動パルス一括停止回
路24は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
により画像ビット情報がないと判定したサブフィールド
に対しては、アドレス期間で各電極3,4に供給される
全ての駆動パルスを強制的に停止させるアドレス期間駆
動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給
する。これによって、画像ビット情報が全く存在しない
と判定したサブフィールドに対しては、アドレス期間に
おける駆動パルスが停止させられる。
路24は、サブフィールド画像ビット情報判定回路23
により画像ビット情報がないと判定したサブフィールド
に対しては、アドレス期間で各電極3,4に供給される
全ての駆動パルスを強制的に停止させるアドレス期間駆
動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供給
する。これによって、画像ビット情報が全く存在しない
と判定したサブフィールドに対しては、アドレス期間に
おける駆動パルスが停止させられる。
【0069】さらに、維持放電期間駆動パルス一括停止
回路25は、サブフィールド画像ビット情報判定回路2
3により画像ビット情報がないと判定したサブフィール
ドに対しては、維持放電期間で各電極3,4に供給され
る全ての駆動パルスを強制的に停止させる維持放電期間
駆動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供
給する。これによって、画像ビット情報が全く存在しな
いと判定したサブフィールドに対しては、維持放電期間
における駆動パルスが停止させられる。
回路25は、サブフィールド画像ビット情報判定回路2
3により画像ビット情報がないと判定したサブフィール
ドに対しては、維持放電期間で各電極3,4に供給され
る全ての駆動パルスを強制的に停止させる維持放電期間
駆動パルス一括停止信号を駆動パルス発生回路17に供
給する。これによって、画像ビット情報が全く存在しな
いと判定したサブフィールドに対しては、維持放電期間
における駆動パルスが停止させられる。
【0070】以上により、従来、特定のサブフィールド
において、入力画像ビット情報が全く存在しないときに
発生していた放電セル部5の表示放電に直接関係しない
補助的な放電(リセット放電)を全てなくことができ
る。よって、黒浮きが抑えれ、コントラスト感も高ま
り、その分、表示品位が向上する。また、リセット期
間,アドレス期間,維持放電期間の全てにおける駆動パ
ルスを停止させるので、第1〜第3実施例よりもさらに
消費電力を減少させることができる。
において、入力画像ビット情報が全く存在しないときに
発生していた放電セル部5の表示放電に直接関係しない
補助的な放電(リセット放電)を全てなくことができ
る。よって、黒浮きが抑えれ、コントラスト感も高ま
り、その分、表示品位が向上する。また、リセット期
間,アドレス期間,維持放電期間の全てにおける駆動パ
ルスを停止させるので、第1〜第3実施例よりもさらに
消費電力を減少させることができる。
【0071】なお、第1〜第4実施例では、AC方式プ
ラズマディスプレイパネル1を備えたプラズマディスプ
レイパネル表示装置について説明したが、本発明の駆動
制御装置は、DC方式プラズマディスプレイパネルを備
えたプラズマディスプレイパネル表示装置を含め、表示
放電(表示書き込み放電及び維持放電)を行う以外に、
補助放電(表示放電に直接関係のない補助的な放電)も
行うプラズマディスプレイパネル表示装置の全てに対し
て同様に適用することができる。例えば、中間調表示に
直接関わらない補助放電をアドレス期間に行うようにし
たプラズマディスプレイパネル表示装置においても、同
様に、補助放電に関わる駆動パルスを停止する。
ラズマディスプレイパネル1を備えたプラズマディスプ
レイパネル表示装置について説明したが、本発明の駆動
制御装置は、DC方式プラズマディスプレイパネルを備
えたプラズマディスプレイパネル表示装置を含め、表示
放電(表示書き込み放電及び維持放電)を行う以外に、
補助放電(表示放電に直接関係のない補助的な放電)も
行うプラズマディスプレイパネル表示装置の全てに対し
て同様に適用することができる。例えば、中間調表示に
直接関わらない補助放電をアドレス期間に行うようにし
たプラズマディスプレイパネル表示装置においても、同
様に、補助放電に関わる駆動パルスを停止する。
【0072】さらに、本発明は本実施例で示した図1,
図7,図11,図15の構成に限定されることはなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
ある。一例として本実施例では、リセット期間駆動パル
ス一括停止回路22,アドレス期間駆動パルス一括停止
回路24,維持放電期間駆動パルス一括停止回路25を
用いてそれぞれの期間における駆動パルスを停止してい
るが、次のように構成してもよい。即ち、サブフィール
ド画像ビット情報判定回路22より出力されるサブフィ
ールド画像ビット情報をX電極駆動回路19やY電極駆
動回路20に入力し、X電極駆動回路19やY電極駆動
回路20において高圧パルスの電圧値を0とすることに
よって、それぞれの期間においてプラズマディスプレイ
パネル1に供給(印加)する駆動パルスを停止させるこ
ともできる。
図7,図11,図15の構成に限定されることはなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
ある。一例として本実施例では、リセット期間駆動パル
ス一括停止回路22,アドレス期間駆動パルス一括停止
回路24,維持放電期間駆動パルス一括停止回路25を
用いてそれぞれの期間における駆動パルスを停止してい
るが、次のように構成してもよい。即ち、サブフィール
ド画像ビット情報判定回路22より出力されるサブフィ
ールド画像ビット情報をX電極駆動回路19やY電極駆
動回路20に入力し、X電極駆動回路19やY電極駆動
回路20において高圧パルスの電圧値を0とすることに
よって、それぞれの期間においてプラズマディスプレイ
パネル1に供給(印加)する駆動パルスを停止させるこ
ともできる。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のプ
ラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置は、
画像信号を貯蔵するメモリと、このメモリへの画像信号
の書き込みを制御するメモリ書き込み制御回路と、メモ
リよりサブフィールド毎に画像ビット信号を読み出すよ
う制御するメモリ読み出し制御回路と、1サブフィール
ド中に画像ビット情報が存在するか否かを判定するサブ
フィールド画像ビット情報判定回路と、このサブフィー
ルド画像ビット情報判定回路により画像ビット情報が全
く存在しないと判定したサブフィールドに対しては、リ
セット期間における駆動パルスを停止するリセット期間
駆動パルス停止手段とを備えて構成したので、黒レベル
を下げてコントラストを向上させることができる。ま
た、消費電力も削減することができる。さらに、アドレ
ス期間における駆動パルスを停止するアドレス期間駆動
パルス停止手段や、維持放電期間における駆動パルスを
停止する維持放電期間駆動パルス停止手段をさらに備え
れば、消費電力をさらに効率的に削減することができ
る。
ラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置は、
画像信号を貯蔵するメモリと、このメモリへの画像信号
の書き込みを制御するメモリ書き込み制御回路と、メモ
リよりサブフィールド毎に画像ビット信号を読み出すよ
う制御するメモリ読み出し制御回路と、1サブフィール
ド中に画像ビット情報が存在するか否かを判定するサブ
フィールド画像ビット情報判定回路と、このサブフィー
ルド画像ビット情報判定回路により画像ビット情報が全
く存在しないと判定したサブフィールドに対しては、リ
セット期間における駆動パルスを停止するリセット期間
駆動パルス停止手段とを備えて構成したので、黒レベル
を下げてコントラストを向上させることができる。ま
た、消費電力も削減することができる。さらに、アドレ
ス期間における駆動パルスを停止するアドレス期間駆動
パルス停止手段や、維持放電期間における駆動パルスを
停止する維持放電期間駆動パルス停止手段をさらに備え
れば、消費電力をさらに効率的に削減することができ
る。
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のさらに詳細な構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】図2の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
る。
【図4】本発明の第1実施例による表示動作を説明する
ための駆動波形の一例を示す図である。
ための駆動波形の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を体系的に示す図である。
【図6】本発明の第1実施例でサブフィールド分割によ
る中間調表示をする場合の動作の一例を示す図である。
る中間調表示をする場合の動作の一例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例による表示動作を説明する
ための駆動波形の一例を示す図である。
ための駆動波形の一例を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例を体系的に示す図である。
【図10】本発明の第2実施例でサブフィールド分割に
よる中間調表示をする場合の動作の一例を示す図であ
る。
よる中間調表示をする場合の動作の一例を示す図であ
る。
【図11】本発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図12】本発明の第3実施例による表示動作を説明す
るための駆動波形の一例を示す図である。
るための駆動波形の一例を示す図である。
【図13】本発明の第3実施例を体系的に示す図であ
る。
る。
【図14】本発明の第3実施例でサブフィールド分割に
よる中間調表示をする場合の動作の一例を示す図であ
る。
よる中間調表示をする場合の動作の一例を示す図であ
る。
【図15】本発明の第4実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図16】本発明の第4実施例による表示動作を説明す
るための駆動波形の一例を示す図である。
るための駆動波形の一例を示す図である。
【図17】本発明の第4実施例を体系的に示す図であ
る。
る。
【図18】本発明の第4実施例でサブフィールド分割に
よる中間調表示をする場合の動作の一例を示す図であ
る。
よる中間調表示をする場合の動作の一例を示す図であ
る。
【図19】3電極方式の面放電型プラズマディスプレイ
パネルを簡略的に示す平面図である。
パネルを簡略的に示す平面図である。
【図20】3電極方式の面放電型プラズマディスプレイ
パネルの断面の一例を示す部分斜視図である。
パネルの断面の一例を示す部分斜視図である。
【図21】従来例による表示動作を説明するための駆動
波形の一例を示す図である。
波形の一例を示す図である。
【図22】従来例でサブフィールド分割による中間調表
示をする場合の動作の一例を示す図である。
示をする場合の動作の一例を示す図である。
【図23】従来例を体系的に示す図である。
1 プラズマディスプレイパネル 2 アドレス電極 3 X電極 4 Y電極 5 放電セル部 14 フレームメモリ 15 メモリ書き込み制御回路 16 メモリ読み出し制御回路 17 駆動パルス発生回路 18 アドレス電極駆動回路 19 X電極駆動回路 20 Y電極駆動回路 22 リセット期間駆動パルス一括停止回路(リセット
期間駆動パルス停止手段) 23 サブフィールド画像ビット情報判定回路 24 アドレス期間駆動パルス一括停止回路(アドレス
期間駆動パルス停止手段) 25 維持放電期間駆動パルス一括停止回路(維持放電
期間駆動パルス停止手段)
期間駆動パルス停止手段) 23 サブフィールド画像ビット情報判定回路 24 アドレス期間駆動パルス一括停止回路(アドレス
期間駆動パルス停止手段) 25 維持放電期間駆動パルス一括停止回路(維持放電
期間駆動パルス停止手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、Y電極4は、アドレス期間のほとん
どでは、アドレスパルスと同電位のVaなる電圧で固定
されているが、アドレス電極に印加されるシリアルデー
タに対応して、Y電極4における電極Y1から電極Yn
に向かって1行ずつ順番に、アドレスパルスと同位相
で、0Vの電圧にするスキャンパルスが印加される。こ
れにより、アドレス電極2にアドレスパルスが印加され
ると共に、Y電極4にスキャンパルスが印加されている
場合にのみ、電圧Vaが、リセット期間後に残留してい
る壁電荷に重畳されて放電開始電圧以上になるため表示
書き込み放電が起こり、画像ビット情報が書き込まれ
る。また、このときにリセット期間における上記の全
画面一括書き込み時と同様に放電セル部5内に壁電荷が
残留する。
どでは、アドレスパルスと同電位のVaなる電圧で固定
されているが、アドレス電極に印加されるシリアルデー
タに対応して、Y電極4における電極Y1から電極Yn
に向かって1行ずつ順番に、アドレスパルスと同位相
で、0Vの電圧にするスキャンパルスが印加される。こ
れにより、アドレス電極2にアドレスパルスが印加され
ると共に、Y電極4にスキャンパルスが印加されている
場合にのみ、電圧Vaが、リセット期間後に残留してい
る壁電荷に重畳されて放電開始電圧以上になるため表示
書き込み放電が起こり、画像ビット情報が書き込まれ
る。また、このときにリセット期間における上記の全
画面一括書き込み時と同様に放電セル部5内に壁電荷が
残留する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】そして、維持放電期間では、Y電極4とX
電極3に放電を維持させるためのサステインパルスを交
互に印加する。このとき、アドレス電極2は0Vに固定
しているが、アドレス期間において画像ビット情報が書
き込まれた放電セル部5に残留している壁電荷の量とサ
ステインパルスのみで再放電(維持放電)する。従っ
て、維持放電期間では、アドレス期間で画像ビット情報
が書き込まれた放電セル部5のみ、サステインパルスを
印加した回数だけ放電が持続する。このように、AC方
式プラズマディスプレイパネルには、セル自体に壁電荷
を残留させることにより、パネルにメモリ機能を持たせ
ることができる。
電極3に放電を維持させるためのサステインパルスを交
互に印加する。このとき、アドレス電極2は0Vに固定
しているが、アドレス期間において画像ビット情報が書
き込まれた放電セル部5に残留している壁電荷の量とサ
ステインパルスのみで再放電(維持放電)する。従っ
て、維持放電期間では、アドレス期間で画像ビット情報
が書き込まれた放電セル部5のみ、サステインパルスを
印加した回数だけ放電が持続する。このように、AC方
式プラズマディスプレイパネルには、セル自体に壁電荷
を残留させることにより、パネルにメモリ機能を持たせ
ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】それぞれのサブフィールドは、上述のよう
に、リセット期間,アドレス期間,維持放電期間で構成
される。サブフィールド毎に維持期間の長さが異なって
いるのは、ビットの重み付けに相当した維持パルス(サ
ステインパルス)数を印加しているためである。実際に
印加される維持パルス数は、LSBより、1,2,4,
…,128であり、発光輝度を稼ぐためにさらにそのN
倍(Nは正の整数)のパルス数を印加している。
に、リセット期間,アドレス期間,維持放電期間で構成
される。サブフィールド毎に維持期間の長さが異なって
いるのは、ビットの重み付けに相当した維持パルス(サ
ステインパルス)数を印加しているためである。実際に
印加される維持パルス数は、LSBより、1,2,4,
…,128であり、発光輝度を稼ぐためにさらにそのN
倍(Nは正の整数)のパルス数を印加している。
Claims (3)
- 【請求項1】1フィールドを複数のサブフィールドに分
割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
フィールドをリセット期間とアドレス期間と維持放電期
間とで構成し、前記アドレス期間及び前記維持放電期間
において前記画像信号の中間調表示に関わる表示放電を
行うと共に、前記リセット期間もしくは前記アドレス期
間において前記中間調表示には直接関わらない補助放電
を行うように駆動するプラズマディスプレイパネル表示
装置の駆動制御装置において、 前記画像信号を貯蔵するメモリと、 前記メモリへの前記画像信号の書き込みを制御するメモ
リ書き込み制御回路と、 前記メモリより前記画像信号をサブフィールド毎に読み
出すよう制御するメモリ読み出し制御回路と、 1サブフィールド中に画像ビット情報が存在するか否か
を判定するサブフィールド画像ビット情報判定回路と、 前記サブフィールド画像ビット情報判定回路により前記
画像ビット情報が全く存在しないと判定したサブフィー
ルドに対しては、前記リセット期間における駆動パルス
を停止するリセット期間駆動パルス停止手段とを備えて
構成したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル
表示装置の駆動制御装置。 - 【請求項2】前記サブフィールド画像ビット情報判定回
路により前記画像ビット情報が全く存在しないと判定し
たサブフィールドに対しては、前記アドレス期間におけ
る駆動パルスを停止するアドレス期間駆動パルス停止手
段をさらに備えて構成したことを特徴とする請求項1記
載のプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装
置。 - 【請求項3】前記サブフィールド画像ビット情報判定回
路により前記画像ビット情報が全く存在しないと判定し
たサブフィールドに対しては、前記維持放電期間におけ
る駆動パルスを停止する維持放電期間駆動パルス停止手
段をさらに備えて構成したことを特徴とする請求項1ま
たは2のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル
表示装置の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8353670A JPH10177365A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8353670A JPH10177365A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10177365A true JPH10177365A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18432427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8353670A Pending JPH10177365A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10177365A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002019305A1 (en) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display driving method and device |
KR100433212B1 (ko) * | 2001-08-21 | 2004-05-28 | 엘지전자 주식회사 | 어드레스 소비전력 저감을 위한 플라즈마 디스플레이패널의 구동방법 및 장치 |
WO2005010857A1 (en) | 2003-07-24 | 2005-02-03 | Lg Electronics Inc. | Apparatus and method of driving plasma display panel |
KR100571205B1 (ko) * | 1999-04-19 | 2006-04-17 | 엘지전자 주식회사 | 고주파를 이용한 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법 |
KR100607511B1 (ko) * | 2001-08-17 | 2006-08-02 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 |
WO2006080218A1 (ja) | 2005-01-25 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 表示装置およびその駆動方法 |
KR100667556B1 (ko) * | 2004-12-14 | 2007-01-12 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 구동 장치 및 방법 |
KR100733881B1 (ko) | 2003-08-23 | 2007-07-02 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동장치 및 구동방법 |
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-
1996
- 1996-12-16 JP JP8353670A patent/JPH10177365A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100571205B1 (ko) * | 1999-04-19 | 2006-04-17 | 엘지전자 주식회사 | 고주파를 이용한 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법 |
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WO2005010857A1 (en) | 2003-07-24 | 2005-02-03 | Lg Electronics Inc. | Apparatus and method of driving plasma display panel |
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