[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH10138100A - Nc工作機械における工具位置測定方法及びその方法のプログラムを記録した媒体 - Google Patents

Nc工作機械における工具位置測定方法及びその方法のプログラムを記録した媒体

Info

Publication number
JPH10138100A
JPH10138100A JP8299043A JP29904396A JPH10138100A JP H10138100 A JPH10138100 A JP H10138100A JP 8299043 A JP8299043 A JP 8299043A JP 29904396 A JP29904396 A JP 29904396A JP H10138100 A JPH10138100 A JP H10138100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
image
image data
cutting edge
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8299043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3958815B2 (ja
Inventor
Kiyoyuki Fukushima
清之 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
Mori Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mori Seiki Co Ltd filed Critical Mori Seiki Co Ltd
Priority to JP29904396A priority Critical patent/JP3958815B2/ja
Publication of JPH10138100A publication Critical patent/JPH10138100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3958815B2 publication Critical patent/JP3958815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/24Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools using optics or electromagnetic waves
    • B23Q17/2428Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools using optics or electromagnetic waves for measuring existing positions of tools or workpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】NC工作機械の工具刃先の認識位置の補正方法
を簡単な作業で短時間に行うことが出来なかったと言う
課題。 【解決手段】工具3を撮像するためにNC工作機械に取
り付けられたCCDカメラ1a,1bと、それらCCD
カメラの画像を切り換えるカメラ切換器4と、CCDカ
メラの画像を処理する画像処理装置5と、画像処理装置
5からの処理結果を受けて工具補正量を算出し各軸モー
タ17等の各種加工動作を制御するCNC装置6等を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC工作機械にお
ける工具位置測定方法、及びその方法のプログラムを記
録した媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、NC工作機械は、動作及び各種機
能をプログラムにより設定している。そのため、精密加
工を行うためには、NC工作機械が認識している工具刃
先の位置と、実際の工具刃先の位置とを一致させる必要
がある。従って、所定の基準位置に対する、実際に取り
付けられた工具刃先の位置を測定して、NC工作機械に
よる工具刃先の認識位置を補正する作業が行われる。以
下、この補正作業において、CCDカメラを利用した場
合について説明する。
【0003】即ち、同時2軸送りが可能なNC工作機械
であって、顕微鏡にCCDカメラを組合せ、工具に対し
てX軸とZ軸の両方向に移動可能に上記NC工作機械本
体に設置された撮像装置と、その撮像装置からの映像信
号から画像の輪郭位置を示す輪郭データを抽出する画像
処理装置と、工具刃先の公称幾何形状を入力するキーボ
ードと、その公称幾何形状に従って、上記撮像装置の視
野内に工具刃先の一部分が順次連続して入る様に、撮像
装置を順次移動するNC位置決め手段と、その位置決め
された各位置における上記輪郭データと、X軸及びZ軸
への上記撮像装置の移動量から、工具刃先の半径R、R
中心位置O、刃先頂点位置Pを算出するパラメータ算出
手段と、それらパラメータからNC工作機械の工具刃先
の認識位置を補正して加工を行う工具補正手段を備えた
構成である。
【0004】以上の構成により、先ずユーザがキーボー
ドから工具刃先の公称幾何形状を入力する。その後、測
定を開始するとその公称幾何形状に従って、撮像装置が
上記2方向へ移動して、工具刃先の形状が広範囲にわた
り測定される。尚、この様に広範囲な測定は、工具刃先
の実際の半径R、R中心位置O、刃先頂点位置Pを輪郭
データ等から算出する上で必要となる動作である。この
様にして算出された各種値を用いてNC工作機械の工具
刃先の認識位置を補正する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来のNC工作機械の工具刃先の認識位置の補正方法
では、補正の際に最も重要な刃先頂点位置Pを算出する
ために、一々工具刃先の公称幾何学形状のデータを入力
する必要が有り、更に、データの入力誤りが無いかをチ
ェックする必要が生じる等、極めて煩雑な作業を伴い、
補正作業に要する時間が長くなると言う課題が有った。
【0006】本発明は、従来のNC工作機械のこの様な
課題を考慮し、補正作業を従来に比べてより一層短時間
に行えるNC工作機械における工具位置測定方法及びそ
の方法のプログラムを記録した媒体を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、NC工作機械における工具の刃先形状を所定のパタ
ーンに分類するために予め定められた複数種類の形状パ
ターンの中から、測定対象となる工具の刃先形状に対応
する前記形状パターンを選択する形状パターン選択ステ
ップと、前記測定対象となる工具、又はその工具の撮像
に用いる撮像手段を移動させ、前記撮像手段の視野内に
前記工具が入る様に位置決めし、その位置決めされた工
具の画像データを前記撮像手段により獲得する画像デー
タ獲得ステップと、前記選択された形状パターンに対応
する探査方法に基づいて、前記獲得した画像データか
ら、前記測定対象となる工具の刃先のプログラムポイン
トを求めるプログラムポイント算出ステップと備えたN
C工作機械における工具位置測定方法である。
【0008】請求項2記載の本発明は、上記測定対象と
なる工具、又はその工具の撮像に用いる撮像手段を移動
させる場合、前記工具又は前記撮像手段を自転させるこ
となく移動させる請求項1記載のNC工作機械における
工具位置測定方法である。
【0009】請求項3記載の本発明は、上記予め定めら
れた複数種類の形状パターンは、直交座標系の原点に前
記刃先のプログラムポイントがあるときに、その背後の
部分が前記直交座標系の4つの象限の内、1つ又は複数
のどの象限にあるかによって、パターン分けされている
請求項2記載のNC工作機械における工具位置測定方法
である。
【0010】請求項4記載の本発明は、上記探査方法
は、前記パターンに対応する前記象限を利用する請求項
3記載のNC工作機械における工具位置測定方法であ
る。
【0011】請求項5記載の本発明は、上記探査方法
は、前記パターンに対応する前記象限が1つの場合に
は、前記画像データに対して水平スキャンと垂直スキャ
ンを利用し、又、前記パターンに対応する前記象限が複
数の場合には、前記画像データに対して水平スキャン又
は垂直スキャンを利用する請求項4記載のNC工作機械
における工具位置測定方法である。
【0012】請求項6記載の本発明は、上記画像データ
獲得ステップでは、前記撮像手段としてのカメラ装置は
移動せず、前記工具の方を移動させるものであり、前記
プログラムポイント算出ステップでは、前記カメラ装置
の取り付け誤差補正をも加味して、前記算出を行う請求
項1〜5の何れか一つに記載のNC工作機械における工
具位置測定方法である。
【0013】請求項7記載の本発明は、上記移動の初期
段階における前記視野の方が、前記位置決めの段階にお
ける前記視野よりも広い請求項1〜6の何れか一つに記
載のNC工作機械における工具位置測定方法である。
【0014】請求項8記載の本発明は、上記画像データ
獲得ステップでは、表示手段を利用して前記広い視野の
画像を表示する場合、それより狭い前記視野の領域を示
すガイド枠の画像を、前記広い視野の画像上に重ねて表
示する請求項7記載のNC工作機械における工具位置測
定方法である。
【0015】請求項9記載の本発明は、請求項1〜8の
何れか一つに記載の各ステップの全部又は一部のステッ
プをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した媒体である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るNC工作機械
における工具位置測定方法の一実施の形態について、図
面を用いて説明する。
【0017】図1は、上記NC工作機械における工具位
置測定方法が適用されたNC工作機械の略示ブロック図
であり、同図を参照しながら本実施の形態の構成を説明
する。 同図において、CCDカメラ1a、1bは、N
C工作機械の本体(図示省略)に固定されており、工具
取り付け部(刃物台)2に取り付けられた工具3の刃先
を撮像するための手段である。CCDカメラ(ズームカ
メラ)1bは、工具3の刃先のプログラムポイントの位
置計測に用いる画像を取り込むためのもので、その画像
領域をここでは計測視野と呼ぶ。又、CCDカメラ(標
準カメラ)1aは、上記計測視野をほぼ中央に含み、更
にその周囲の領域の画像をも広く取り込んで、工具3が
初期位置から移動し、最終位置決めされるまでの一連の
操作を容易に行うためのものである。尚、本実施の形態
では、図2に示すように、工具初期位置の刃先のプログ
ラムポイントの位置がX−Z軸に基づく機械座標系の原
点O(0、0)である。又、本実施の形態での位置座標
の表示は、特に示さない限り、上記機械座標系を基準と
する。図2は、機械座標と工具補正の関係を示す概念図
である。
【0018】又、上記計測視野(カメラ視野とも呼ぶ)
のサイズは、約21×20mmである。そのカメラ視野
の中央点、即ち、画像面上におけるカメラ原点Qが、機
械座標系において予め定められた画像認識基準点P(X
P、ZP)と正確に一致する様に、CCDカメラ1bが位
置決めされており、しかもその向きは、工具3の移動平
面に対してほぼ垂直となるように取り付けられている
(図2参照)。この工具3の移動平面はX軸及びZ軸に
より決まる平面である。尚、これらCCDカメラ1a及
び1bは一体となって組み立てられており、双方のカメ
ラの向きは一致する様に調整が完了しているものとす
る。
【0019】CCDカメラ1a、1bは、カメラ切換器
4を介して、画像処理装置5に接続されており、更に画
像処理装置5は、機械コントローラ(以下、CNC装置
と呼ぶ)6に接続されている。
【0020】カメラ切換器4は、画像処理演算部10か
らの指令を受けて、CCDカメラ1aと1bの内、何れ
の画像をディスプレイ装置9に表示させるかによって、
CCDカメラの切り換えを行う手段である。
【0021】画像処理装置5について更に説明する。即
ち、画像処理装置5において、A/D変換器7はCCD
カメラ1a,1bからの画像信号をディジタル信号に変
換する手段であり、2値化処理部8は、A/D変換器7
の出力であるディジタル化された濃淡画像信号を所定の
基準値を用いて2値化信号に変換する手段である。ディ
スプレイ装置9は、2値化処理部8の出力を2値化画像
として、又、CCDカメラ1aからの画像信号を通常の
濃淡を有するカメラ画像として、表示する手段である。
画像処理演算部10は、2値化画像データを用いて工具
の刃先のプログラムポイント位置Rの座標値(α、β)
(但し、(α、β)はカメラ原点Qを基準とする座標
値)を算出し、後述する主制御部12へ通知する手段で
ある。データメモリ11は、画像認識基準点P(XP
P)、2値化処理部8の出力である2値化データ、そ
して後述する工具形状パターン画像データ等を格納する
手段である。
【0022】CNC装置6について更に説明する。即
ち、CNC装置6は、画像処理演算部10と接続されて
いる主制御部12と、制御プログラム等を格納したRO
M15と、NC加工データ等を格納するRAM15と、
X軸モータ17及びZ軸モータ18の駆動制御を行うサ
ーボ制御部19と、補正量格納部20を備えている。主
制御部12は、画像処理演算部10からの工具刃先のプ
ログラムポイント位置の座標値を利用して後述する工具
補正量を算出し、その補正量を用いて、NC加工データ
に基づく各種加工動作を総括する手段である。補正量格
納部20は、工具補正量を格納するものである。又、主
制御部12には、キーボード21が接続されている。キ
ーボード21は、オペレータが後述する形状パターンの
選択指示を行ったり、工具の移動及び位置決め指示を行
うための手段である。
【0023】以上の構成において、以下、本実施の形態
の動作を図面を参照しながら説明し、同時に、本発明に
係るNC工作機械における工具位置測定方法の一実施の
形態について述べる。ここでは、(1)先ず最初に、C
CDカメラ1bの取り付け角度誤差の補正処理について
述べ(図3参照)、(2)その後、工具補正量の計測に
ついて述べる(図4〜図8参照)。
【0024】(1)CCDカメラ1bの取り付け角度誤
差の補正処理 図3は、CCDカメラ1bの取り付け角度誤差の補正処
理を示す流れ図である。
【0025】動作説明に入る前に、本動作の必要性につ
いて説明する。
【0026】即ち、本装置の組立時において、CCDカ
メラ1bの取り付けは、上述したように、本来、工具3
の移動平面に対して垂直となるように取り付けられるの
が理想であるが、現実には多少の取り付け角度に誤差が
生じる。この様な取り付け位置誤差を補正することによ
って、(2)で述べる工具補正量の測定精度を高めるこ
とが出来る。従って、ここで述べる補正処理は、本装置
の組立後、出荷前の調整の際に一度行えば足りるもので
ある。
【0027】尚、本実施の形態では、カメラの取り付け
角度誤差の補正は、CCDカメラ1bについてのみ行
い、CCDカメラ1aについては、特に行わない。これ
は、CCDカメラ1aによる画像は、上述した様に、あ
くまで、工具移動の操作を容易に行うための画像である
のに対して、CCDカメラ1bによる画像は、工具のプ
ログラムポイントの位置測定に直接関係する最も重要な
データであるからである。
【0028】以上で本動作の必要性の説明を終わり、次
に動作説明を行う。
【0029】ステップ1:調整者は、先ず工具取り付け
部2に、基準工具(図示省略)を取り付ける。次に、標
準工具の刃先のプログラムポイントを画像認識基準点P
(X P,ZP)に位置決めするために、キーボード21を
操作する。画像認識基準点Pは、上述した通り、画像表
示面上のカメラ原点Qと一致しているので、調整者は、
CCDカメラ1bが取り込んだ画像を表示しているディ
スプレイ装置9の表示画面を見ながら、その画面上中央
に表示された原点Qの位置に標準工具の刃先のプログラ
ムポイントを位置決めすればよい。尚、標準工具の刃先
のプログラムポイントの位置の座標値データを予めCN
C装置6内のメモリに格納しておけば、そのデータを利
用して、即座に原点Qの位置に上記位置決めが出来るこ
とは言うまでもない。
【0030】キーボード21からの入力に応じて、主制
御部12はサーボ制御部19に指令を送り、その指令に
従って、サーボ制御部19がX軸モータ17及びZ軸モ
ータ18の駆動制御を行うことにより、標準工具が画像
認識基準点P(XP,ZP)に位置決めされる。尚、本装
置においては、工具の移動に際し、工具3自身が自転す
る様な移動は行えない構成となっている。
【0031】ステップ2:次に、調整者は、標準工具を
X軸方向及びZ軸方向にそれぞれ一定量移動させるため
の指示をキーボード21から行う。
【0032】この指示を受けて、主制御部12は、先ず
サーボ制御部19を介して、X軸モータ17の駆動を指
令し、標準工具をX軸方向へ基準値5mmだけ移動させ
て停止させる。
【0033】ステップ3:上記移動後の標準工具の刃先
の画像データが、CCDカメラ1aから取り込まれて、
A/D変換器7及び2値化処理部8で信号処理され、画
像処理演算部10へ送られる。画像処理演算部10で
は、上記2値化処理された、刃先の画像データと、デー
タメモリ11に格納されているカメラ原点Qに基づい
て、刃先のプログラムポイントの位置のX軸方向への移
動量を算出し、基準値との誤差量XEを計算する。
【0034】ステップ4:次に、主制御部12は、サー
ボ制御部19を介して、Z軸モータ18の駆動を指令
し、標準工具をZ軸方向へ基準値5mmだけ移動させて
停止させる。
【0035】ステップ5:上記移動後の標準工具の刃先
の画像データが、CCDカメラ1aから取り込まれて、
A/D変換器7及び2値化処理部8で信号処理され、画
像処理演算部10へ送られる。画像処理演算部10で
は、上記ステップ3と同様にして、刃先のプログラムポ
イントのZ軸方向への移動量を算出し、基準値との誤差
量ZEを計算する。
【0036】ステップ6:画像処理演算部10は、以上
のようにして計算された誤差量XE及びZEを用いて、工
具移動平面とCCDカメラ1bによる計測平面との角度
のズレ即ち、CCDカメラ1bの取り付け角度誤差量を
算出して、データメモリ11へ格納する。
【0037】以上によりCCDカメラ1bの取り付け角
度誤差の補正処理が完了する。
【0038】次に、工具補正量の計測について図4〜図
8を参照しながら説明する。
【0039】図4は、工具補正量計測処理を示す流れ図
である。又、図5は、NC工作機械における工具の刃先
形状を所定のパターンに分類するために予め定められた
4種類の形状パターンを説明するための概念図である。
図5では、四角形の枠41内は計測視野に、又、四角形
の枠の中央点42はカメラ原点Qにそれぞれ対応する様
に描かれている。更に、この四角形の枠41内は、枠の
中央点42で直交するX軸47とZ軸48により第1象
限43〜第4象限46の4つのエリヤに分けられてい
る。これら4つのエリヤの内、黒く塗りつぶしたエリヤ
は、工具の刃先のプログラムポイントを直交座標系の原
点42に位置決めしたとした場合に、刃先及びその背後
の部分の画像が占める可能性のある領域を示している。
尚、CCDカメラ1bの計測視野に取り込まれた画像
の、ディスプレイ装置9の表示画像上においても、その
カメラ原点Qで直交するX軸47とZ軸48が表示さ
れ、図5と同様に、それら各軸により第1象限43〜第
4象限46の4つのエリヤに区分けされている。ここ
で、図5に示した4種類の形状パターンに該当する典型
的な工具の形状図を図6に示す。
【0040】(2)工具補正量の計測 ステップ101:オペレータは、先ず測定対象となる工
具3について、工具形状パターンを選択するために、キ
ーボード21から所定の指示を行う。
【0041】キーボード21からの指示に応じて、画像
処理演算部10は、工具形状パターンの画像データをデ
ータメモリ11から取り出して、ディスプレイ装置9に
出力させる。
【0042】オペレータは、ディスプレイ装置9の画面
上に表示された図5に示す4つの画像を見て、その中か
ら、測定対象となる工具3が何れのパターンに該当する
かを判断する。そして、Cタイプを選択指示したとす
る。画像処理演算部10は、この選択指示の内容をデー
タメモリ11に格納する。
【0043】ステップ102:次に、オペレータは、測
定対象となる工具3を初期位置から移動させ、図5にお
けるCタイプに対応する、計測視野内のエリヤ内に位置
決めさせるための指示をキーボード21により行う。
【0044】即ち、オペレータは、ディスプレイ装置9
に表示されているCCDカメラ1aにより取り込まれた
広い視野の画像50を見ながら、工具の初期位置51と
計測視野の位置との全体を確認して(図7参照)、とり
あえず、工具3の刃先が計測視野の外周枠52中に入る
様に、工具移動の指示を行う。ここで、図7は、カメラ
視野の説明図である。尚、図7に示すように、広い視野
の画像50の中央には、計測視野の外周枠52が重ねて
表示される。計測視野の外周枠52の内部領域に工具3
の画像領域が25%以上占めると画像処理演算部10の
指示により自動的に、ディスプレイ装置9における表示
が、CCDカメラ1bにより取り込まれた画像に切り替
わる(図8(a)参照)。図8(a)〜(c)は、計測
視野の外周枠52内における工具3の先端部の画像の移
動の様子を示す図であり、移動方向を矢印で示す。
【0045】工具移動の動作は、ステップ2で述べた内
容と基本的に同じである。
【0046】ステップ103:計測視野の画像に切り替
わった後は、オペレータは、その計測視野の画像(図8
(a)〜(c)参照)を見ながら、工具の刃先及びその
背後の画像が、ステップ101で選択した図5中に示す
Cタイプのエリヤ、即ち第3象限内に入り、それ以外の
象限には入らない位置に来るまで、工具移動の指示を行
う。そして、所望の位置に達すれば工具の移動を停止さ
せる機械移動停止指令が出される(図8(c)参照)。
尚、計測視野の画面では、直交座標系の各軸の画像が刃
先の画像に重ねて表示される。
【0047】ステップ104:オペレータは、工具刃先
のプログラムポイント位置の計測スタートを指示する。
画像処理演算部10は、その計測スタート指示を得て、
停止中の工具の刃先の画像データを取り込みデータメモ
リ11へ一端格納する。画像処理演算部10は、この画
像データに、ステップ6で算出したCCDカメラの取り
付け角度誤差量を加味した上で、刃先のプログラムポイ
ントの位置R(α、β)を計測する(図8(c)参
照)。(α、β)の値は、上述した通り、カメラ原点Q
(0、0)からのズレ量を示す。尚、刃先のプログラム
ポイント位置R(α、β)の計測方法については、更に
後述する。
【0048】ステップ105:画像処理演算部10は、
このようにして計測した刃先のプログラムポイント位置
R(α、β)の値と、画像認識基準点P(XP、ZP)の
値とを主制御部12へ通知する。
【0049】ステップ106:主制御部12では、刃先
のプログラムポイント位置R(α、β)の値と、画像認
識基準点P(XP、ZP)の値とから、工具補正量を(X
P−α、ZP−β)として算出する。この工具補正量は、
刃先のプログラムポイント位置R(α、β)を機械座標
系における値に変換したものである。
【0050】ステップ107:主制御部12は、工具補
正量(XP−α、ZP−β)を補正量格納部20における
所定のアドレスである指定補正番号に設定される。
【0051】ステップ108:機械移動停止信号が解除
され、工具補正量計測の処理が完了する。
【0052】以上で工具補正量計測の説明を終わり、次
に、上述した通り、刃先のプログラムポイント位置R
(α、β)の計測方法について、図9を参照しながら説
明する。
【0053】図9は、刃先のプログラムポイントの位置
R(α、β)の計測方法を説明するための図である。
【0054】ここでは、Aタイプが選択されていること
から、同図に示す様に、工具3の刃先の画像は第3象限
にのみ存在することが前提となっている。従って、画像
処理演算部10では、それに対応する様に、データメモ
リ11に格納されている2値画像データに対して、図9
に示した、垂直スキャンと水平スキャンの2通りの探査
を実行する。ここで、垂直スキャンとは、Z軸に垂直な
同一ライン上を走査し、しかもその走査ラインをZ軸に
対して順次正又は負の何れかの方向に進める探査のこと
であり、一方、水平スキャンとは、X軸に垂直な同一ラ
イン上を走査し、しかもその走査ラインをX軸に対して
順次正又は負の何れかの方向に進める探査のことであ
る。又、走査ラインの進む方向を特に探査方向と呼ぶ。
図9では、垂直スキャンの探査方向は負方向であり、こ
れを第1探査方向70と呼び、一方、水平スキャンの探
査方向は負方向であり、これを第2探査方向75と呼ぶ
ものとする。これら2つの探査方向について、順次、2
値画像データの白黒変化点の探査を行う。
【0055】即ち、具体的には同図に示すように、先
ず、垂直スキャンを行う。
【0056】ここでは、スキャン対象となる主な領域は
あくまで第3象限であるから、スキャン幅をX軸の全幅
に合わせ、しかも画像の最右端から第1探査方向に探査
すると言う必要はない。従って、ここでの垂直スキャン
においては、カメラ原点Qから第4象限側に少し入った
ところの垂直スキャンスタート位置71から第1探査方
向70に向けて探査を開始して、第3象限へ向かうもの
であり、そのスキャン幅は、カメラ原点QからX軸座標
の正の領域に若干入ったところから、X軸座標の負の領
域に一定量入ったところまでの幅で充分である。この垂
直スキャンの範囲は予め定められている。
【0057】この様に探査することにより、垂直スキャ
ンストップ位置72において、最初に白から黒に反転す
る点として点A(XA、β)が検出される。
【0058】次に、水平スキャンを行う。この場合は、
更にスキャン範囲を絞り込むことが出来る。
【0059】即ち、水平スキャンにおいては、カメラ原
点Qから第2象限側に少し入ったところの水平スキャン
スタート位置73から第2探査方向75に向けて探査を
開始して、第3象限へ向かうものであり、そのスキャン
幅は、点AのZ軸座標値に対応する位置からZ軸座標の
更に負の方向へ一定量進んだところまでの幅で充分であ
る。
【0060】この様に探査することにより、水平スキャ
ンストップ位置74において、最初に白から黒に反転す
る点として点B(α、ZB)が検出される。
【0061】以上のように、探査領域を限定することに
より、演算処理時間の短縮が図れる。
【0062】以上のようにして求められた点A(XA
β)と点B(α、ZB)の座標値から、工具3の刃先の
プログラムポイントの位置R(α、β)が求まる。
【0063】尚、上記探査方向は、工具形状のタイプに
応じて異なるが、それらは何れも上記と同様の考え方に
基づいて予め定められている。例えば、Aタイプの場合
は、垂直スキャンで、その探査方向がZ軸の正の方向の
探査と、水平スキャンで、その探査方向がX軸の正の方
向の探査との両方が必要となる。又、Bタイプの場合
は、垂直スキャンで、その探査方向がZ軸の負の方向の
探査と、水平スキャンで、その探査方向がX軸の正の方
向の探査との両方が必要となり、Dタイプの場合は、垂
直スキャンで、その探査方向がZ軸の正の方向の探査
と、水平スキャンで、その探査方向がX軸の負の方向の
探査との両方が必要となる。
【0064】次に、工具補正量の計測の別の実施の形態
について説明する。
【0065】即ち、ここでは、上述した4種類の工具形
状パターンに属さない工具をも対象とすることが出来る
ものであり、測定対象となり得る工具の種類が大幅に増
えると言う効果がある。尚、本実施の形態では、以下に
述べる工具補正量の計測処理以外のところは、上記実施
の形態と同じである。
【0066】図10は、NC工作機械における工具の先
端部形状を所定のパターンに分類するために予め定めら
れた8種類の形状パターンを説明するための概念図であ
る。
【0067】上記実施の形態における図5では、工具の
刃先のプログラムポイントを直交座標の原点42に位置
決めしたとした場合に、刃先及びその背後の部分の画像
が占める可能性のある領域が、1つの象限だけになるタ
イプ(Aタイプ〜Dタイプ)のみであったのに対して、
本実施の形態では、図10に示す通り、更に、2つの象
限にまたがるタイプ(Eタイプ〜Hタイプ)をも加えた
形になっている点で両者は異なる。即ち、例えば、図1
0に示す様に、Eタイプの形状パターンは、刃先及びそ
の背後の部分の画像が第1象限43及び第2象限44に
あるタイプを示す。尚、図10に示した8つのタイプの
それぞれに該当する典型的な工具の形状を図11に示
す。
【0068】以下、工具補正量の計測の動作を説明す
る。
【0069】ステップ201:オペレータは、先ず測定
対象となる工具3について、工具形状パターンを選択す
るために、キーボード21から所定の指示を行う。これ
は、上記ステップ101と同じである。但し、ディスプ
レイ装置9に表示される画像は、上述した8種類の形状
パターンである点は、ステップ101と異なる。尚、デ
ィスプレイ装置9に表示する画像としては、図10又は
図11の何れの画像が表示されてもかまわない。ここで
は、オペレータは、Fタイプを選択したとする。
【0070】ステップ202:オペレータは、上記ステ
ップ102と同様に、工具3を初期位置から移動させ
て、計測視野内に工具3の刃先が入る様に移動させる。
【0071】ステップ203:ここでは、オペレータ
は、ディスプレイ装置9に表示された計測視野の画面を
見ながら、工具の刃先がその画面上に現れているかどう
かを確認する。これにより工具移動及び位置決めが完了
する。
【0072】尚、上記実施の形態のステップ102で
は、オペレータが位置決めする場合に、選択された形状
パターンが示す特定された象限と同じ位置関係にある、
計測視野の画面上における象限に、工具の刃先及びその
背後の部分の画像がくる様に、上記位置決めをしてい
た。しかし、ここでは、その様な厳密な位置決めは必要
とせず、単に計測視野内に工具3の刃先が入りさえすれ
ばよい。
【0073】ステップ204:オペレータは、工具刃先
のプログラムポイント位置の計測スタートを指示する。
【0074】以下、上記ステップ104との主な相違点
を図12を参照しながら説明する。
【0075】ここで、図12は、ステップ203で述べ
た、位置決めされた工具刃先とその背後の部分の画像に
対して、本実施の形態の探査方法を適用する場合の動作
を説明するための図である。
【0076】ステップ201で形状パターンとして、F
タイプが選択されているので、同図に示す様に、垂直ス
キャンの探査を実行するだけでよい。
【0077】即ち、同図に示す様に、垂直スキャンスタ
ート位置71から第1探査方向70に向けて探査を開始
して、最初に白から黒に反転する点を検出した時点で探
査を終了する。この様にして求められた点R1(α1、β
1)が刃先のプログラムポイントの位置である。ところ
で、ここでの、垂直スキャンスタート位置71は、図1
1に示す画像の最右端であり、しかもスキャン幅は、X
軸の全幅に合わせてある点は、図9の場合と相違する。
これは、本実施の形態では、刃先の位置決めが上記実施
の形態の様な厳密なものではないことに起因している。
【0078】尚、タイプE、G、あるいはHが選択され
た場合も、1種類のスキャンを利用する点でFタイプの
場合と同様である。但し、Eタイプの場合は、水平スキ
ャンで、その探査方向がX軸の正の方向であり、Gタイ
プの場合は、水平スキャンで、その探査方向がX軸の負
の方向であり、又、Hタイプの場合は、垂直スキャン
で、その探査方向がZ軸の正の方向となる。
【0079】一方、タイプA〜Dの形状パターンに関し
ては、基本的に上記実施の形態で述べたものと同じ探査
方法が用いられる。しかしながら、本実施の形態では、
刃先の位置決めは上述した様な厳密なものではないた
め、2種類のスキャン動作の内、最初に行う垂直又は水
平スキャン動作のスキャン幅は、上記実施の形態の場合
に比べて広くする必要がある。その場合でも、その後に
行う水平又は垂直スキャン動作のスキャン幅は、上記実
施の形態と同様に、最初のスキャン動作で検出された白
黒反転する点A(XA、β)の座標値(図9参照)が利
用出来るので、スキャン幅を狭い範囲に抑えることが出
来き、演算時間の短縮が可能となる。
【0080】以上により、工具刃先のプログラムポイン
ト位置の計測が完了し、その後の動作は、上記実施の形
態で述べたステップ105〜108と同じであるので、
その説明を省略する。
【0081】ところで、上記実施の形態で述べた各ステ
ップの全部又は一部のステップをコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録した媒体として、NCテー
プあるいはフロッピーディスクや光ディスク等を作成
し、それらの媒体を利用することにより、容易に別のN
C工作機械等に対しても、同様の動作を実施させること
が出来る。
【0082】尚、上記実施の形態では、CCDカメラが
収納のための移動が出来ない固定タイプの場合について
説明したが、これに限らず例えば、CCDカメラが収納
可能なタイプであっても勿論良い。この場合、CCDカ
メラ使用時に、所定位置まで移動する構造となるため、
工具補正量の測定の都度、CCDカメラの取り付け角度
の補正処理が行われることが望ましい。その場合は、C
CDカメラの取り付け角度誤差を全自動計測出来る様に
すれば更に良い。
【0083】又、上記実施の形態では、工具のみを移動
させるタイプについて説明したがこれに限らず、例え
ば、工具を固定して、その工具の撮像に用いる撮像手段
の方を移動させる構成であってもよい。
【0084】又、上記実施の形態では、カメラの取り付
け角度補正を行う場合について説明したがこれに限ら
ず、例えば、カメラの取り付け角度補正を行わない構成
でもよい。
【0085】又、上記実施の形態では、工具補正の場合
について説明したがこれに限らず、例えば、工具磨耗量
や欠けなどを検出することにも利用可能である。その場
合は、初期の工具形状を記憶しておく必要がある。
【0086】又、4種類の工具形状パターンを利用する
上記実施の形態では、オペレータが、工具刃先を移動さ
せ、位置決めする際に、選択された形状パターンが示す
特定の象限と同じ位置関係にある、計測視野の画面上に
おける象限に、工具の刃先及びその背後の部分の画像が
くる様に、上記位置決めをする場合について説明した
が、これに限らず例えば、必ずしも同じ位置関係にある
象限に位置決めしなくても、単に計測視野の画面内に、
刃先及びその背後の部分の画像が入る様に位置決めする
ことで、刃先のプログラムポイントは求められる。その
場合、刃先画像がどの象限に有るかと言う情報が使えな
いため、上記の探査方法に比べて、スキャンすべき領域
を広くする必要はあるが、選択された形状パターンとそ
れに対応する探査方向との関係は同じであり、基本的に
は同様の方法で工具刃先のプログラムポイントの位置を
探査出来る。
【0087】又、8種類の工具形状パターンを利用する
上記実施の形態では、オペレータが、工具刃先を移動さ
せ、位置決めする際に、単に計測視野の画面内に、刃先
及びその背後の部分の画像が入る様に位置決めする場合
について説明したが、これに限らず例えば、選択された
形状パターンが示す特定の象限と同じ位置関係にある、
計測視野の画面上における象限に、工具の刃先及びその
背後の部分の画像がくる様に、上記位置決めをする様に
しても勿論良い。この場合、探査範囲が更に狭い範囲に
限定出来るので、演算処理時間の短縮が図れる。
【0088】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、補正作業を従来に比べてより一層短時間に行え
ると言う長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のNC工作機械における
工具位置測定方法が適用されたNC工作機械の略示ブロ
ック図
【図2】本実施の形態の機械座標と工具補正の関係を示
す概念図
【図3】本実施の形態のCCDカメラの取り付け角度誤
差の補正処理を示す流れ図
【図4】本実施の形態の工具補正量計測処理を示す流れ
【図5】本実施の形態のNC工作機械における工具の刃
先形状についての4種類の形状パターンを説明するため
の概念図
【図6】本実施の形態の4種類の形状パターンに該当す
る典型的な工具の形状図
【図7】本実施の形態のカメラ視野の説明図
【図8】(a)〜(c)は本実施の形態における、計測
視野の外周枠内における工具の先端部の画像の移動の様
子を示す図
【図9】本実施の形態の、刃先のプログラムポイントの
計測方法を説明するための図
【図10】他の実施の形態の、工具の刃先形状について
の8種類の形状パターンを説明するための概念図
【図11】同実施の形態の8種類の形状パターンに該当
する典型的な工具の形状図
【図12】同実施の形態の、刃先のプログラムポイント
の計測方法を説明するための図
【符号の説明】
3 工具 4 カメラ切換器 5 画像処理装置 6 機械コントローラ 10 画像処理演算部 12 主制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC工作機械における工具の刃先形状を
    所定のパターンに分類するために予め定められた複数種
    類の形状パターンの中から、測定対象となる工具の刃先
    形状に対応する前記形状パターンを選択する形状パター
    ン選択ステップ と、前記測定対象となる工具、又はその工具の撮像に用
    いる撮像手段を移動させ、前記撮像手段の視野内に前記
    工具が入る様に位置決めし、その位置決めされた工具の
    画像データを前記撮像手段により獲得する画像データ獲
    得ステップと、 前記選択された形状パターンに対応する探査方法に基づ
    いて、前記獲得した画像データから、前記測定対象とな
    る工具の刃先のプログラムポイントを求めるプログラム
    ポイント算出ステップと、を備えたことを特徴とするN
    C工作機械における工具位置測定方法。
  2. 【請求項2】 前記測定対象となる工具、又はその工具
    の撮像に用いる撮像手段を移動させる場合、前記工具又
    は前記撮像手段を自転させることなく移動させることを
    特徴とする請求項1記載のNC工作機械における工具位
    置測定方法。
  3. 【請求項3】 前記予め定められた複数種類の形状パタ
    ーンは、直交座標系の原点に前記刃先のプログラムポイ
    ントがあるときに、その背後の部分が前記直交座標系の
    4つの象限の内、1つ又は複数のどの象限にあるかによ
    って、パターン分けされていることを特徴とする請求項
    2記載のNC工作機械における工具位置測定方法。
  4. 【請求項4】 前記探査方法は、前記パターンに対応す
    る前記象限を利用することを特徴とする請求項3記載の
    NC工作機械における工具位置測定方法。
  5. 【請求項5】 前記探査方法は、前記パターンに対応す
    る前記象限が1つの場合には、前記画像データに対して
    水平スキャンと垂直スキャンを利用し、又、前記パター
    ンに対応する前記象限が複数の場合には、前記画像デー
    タに対して水平スキャン又は垂直スキャンを利用するこ
    とを特徴とする請求項4記載のNC工作機械における工
    具位置測定方法。
  6. 【請求項6】 前記画像データ獲得ステップでは、前記
    撮像手段としてのカメラ装置は移動せず、前記工具の方
    を移動させるものであり、 前記プログラムポイント算出ステップでは、前記カメラ
    装置の取り付け誤差補正をも加味して、前記算出を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のN
    C工作機械における工具位置測定方法。
  7. 【請求項7】 前記移動の初期段階における前記視野の
    方が、前記位置決めの段階における前記視野よりも広い
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載のN
    C工作機械における工具位置測定方法。
  8. 【請求項8】 前記画像データ獲得ステップでは、表示
    手段を利用して前記広い視野の画像を表示する場合、そ
    れより狭い前記視野の領域を示すガイド枠の画像を、前
    記広い視野の画像上に重ねて表示することを特徴とする
    請求項7記載のNC工作機械における工具位置測定方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか一つに記載の各ス
    テップの全部又は一部のステップをコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録したことを特徴とする媒
    体。
JP29904396A 1996-11-11 1996-11-11 Nc工作機械における工具位置測定方法 Expired - Fee Related JP3958815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29904396A JP3958815B2 (ja) 1996-11-11 1996-11-11 Nc工作機械における工具位置測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29904396A JP3958815B2 (ja) 1996-11-11 1996-11-11 Nc工作機械における工具位置測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10138100A true JPH10138100A (ja) 1998-05-26
JP3958815B2 JP3958815B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=17867481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29904396A Expired - Fee Related JP3958815B2 (ja) 1996-11-11 1996-11-11 Nc工作機械における工具位置測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3958815B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000000740A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Mori Seiki Co Ltd Ccdカメラを用いた工具補正量算出方法
WO2003071367A1 (en) * 2002-02-25 2003-08-28 Unisearch Limited A system and method for machining an object
JP2007505745A (ja) * 2003-09-16 2007-03-15 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ 光ビームで機械部品の位置をチェックする方法およびシステム
WO2010090147A1 (ja) * 2009-02-06 2010-08-12 旭硝子株式会社 電子デバイスの製造方法およびこれに用いる剥離装置
WO2012057280A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社牧野フライス製作所 工具寸法の測定方法及び測定装置、並びに工作機械
JP2014010687A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Toshiba Mach Co Ltd フライカットによるフィルム状ワークの鏡面加工方法及び溝加工方法
CN104181861A (zh) * 2014-09-02 2014-12-03 上海维宏电子科技股份有限公司 基于对位平台实现双轴数控机床校正定位的方法及系统
KR20150003352A (ko) * 2012-04-20 2015-01-08 마포스 쏘시에타 페르 아지오니 시각적 시스템의 가시 필드 내에 공작 기계의 툴을 위치시키는 방법 및 관련 공작 기계
EP2808123A4 (en) * 2012-01-26 2016-07-06 Doosan Infracore Co Ltd METHOD OF ESTABLISHING VISION-BASED STRUCTURE

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102405954B1 (ko) 2020-06-19 2022-06-08 현대위아 주식회사 공작 기계의 공구 길이 측정방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04256550A (ja) * 1991-02-08 1992-09-11 Seibu Electric & Mach Co Ltd 切削工具刃先検出装置
JPH05200654A (ja) * 1991-06-24 1993-08-10 Guenter Heilig 自動工具測定装置
JPH08257876A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Toshiba Mach Co Ltd 工具摩耗量自動計測方法および工作機械における工具摩耗量自動計測装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04256550A (ja) * 1991-02-08 1992-09-11 Seibu Electric & Mach Co Ltd 切削工具刃先検出装置
JPH05200654A (ja) * 1991-06-24 1993-08-10 Guenter Heilig 自動工具測定装置
JPH08257876A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Toshiba Mach Co Ltd 工具摩耗量自動計測方法および工作機械における工具摩耗量自動計測装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000000740A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Mori Seiki Co Ltd Ccdカメラを用いた工具補正量算出方法
WO2003071367A1 (en) * 2002-02-25 2003-08-28 Unisearch Limited A system and method for machining an object
JP2007505745A (ja) * 2003-09-16 2007-03-15 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ 光ビームで機械部品の位置をチェックする方法およびシステム
JP4708345B2 (ja) * 2003-09-16 2011-06-22 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ 光ビームで機械部品の位置をチェックする方法およびシステム
WO2010090147A1 (ja) * 2009-02-06 2010-08-12 旭硝子株式会社 電子デバイスの製造方法およびこれに用いる剥離装置
JP5360073B2 (ja) * 2009-02-06 2013-12-04 旭硝子株式会社 電子デバイスの製造方法およびこれに用いる剥離装置
JP2012093262A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Makino Milling Mach Co Ltd 工具寸法の測定方法及び測定装置、並びに工作機械
WO2012057280A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社牧野フライス製作所 工具寸法の測定方法及び測定装置、並びに工作機械
US9329029B2 (en) 2010-10-27 2016-05-03 Makino Milling Machine Co., Ltd. Method of measurement and apparatus
EP2808123A4 (en) * 2012-01-26 2016-07-06 Doosan Infracore Co Ltd METHOD OF ESTABLISHING VISION-BASED STRUCTURE
US9766613B2 (en) 2012-01-26 2017-09-19 Doosan Machine Tools Co., Ltd. Method for setting up work piece based on vision
KR20150003352A (ko) * 2012-04-20 2015-01-08 마포스 쏘시에타 페르 아지오니 시각적 시스템의 가시 필드 내에 공작 기계의 툴을 위치시키는 방법 및 관련 공작 기계
JP2015518213A (ja) * 2012-04-20 2015-06-25 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニMarposs S.P.A. 視覚システムの視野内において工作機械の工具を位置決めするための方法、及び、関連する工作機械
JP2014010687A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Toshiba Mach Co Ltd フライカットによるフィルム状ワークの鏡面加工方法及び溝加工方法
CN104181861A (zh) * 2014-09-02 2014-12-03 上海维宏电子科技股份有限公司 基于对位平台实现双轴数控机床校正定位的方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3958815B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6968080B2 (en) Method and apparatus for generating part programs for use in image-measuring instruments, and image-measuring instrument and method of displaying measured results therefrom
US8010224B2 (en) Automatic cutting device and production method for beveled product
US5715375A (en) Robot control system for executing multi-layer welding
JP2000346638A (ja) 測定手順ファイル生成方法、測定装置および記憶媒体
EP0047127A1 (en) Method of detecting position of symmetric article
CN112518132B (zh) 轮毂毛刺去除方法及电子装置
CN109213090B (zh) 位置控制系统、位置检测装置及记录介质
JPH10138100A (ja) Nc工作機械における工具位置測定方法及びその方法のプログラムを記録した媒体
US5444245A (en) Method of automatically setting coordinate conversion factor
CN110640303A (zh) 高精度视觉定位系统及其定位校准方法
JPH0914921A (ja) 非接触三次元測定装置
JP2519445B2 (ja) 工作線追従方法
JPH0641091B2 (ja) 研削装置
KR100926272B1 (ko) X―y스테이지를 이용한 엘브이에스 캘리브레이션 자동화방법
US7068378B2 (en) Apparatus and method for measuring amount of projection of abrasive grain on grinding tool
JPH11351824A (ja) 座標系補正方法及び画像測定装置
JP2519444B2 (ja) 工作線追従装置
WO2020065854A1 (ja) ワーク位置検出方法及び工作機械
JP3589512B2 (ja) 微細加工製品の検査ポイントマーキング方法、自動寸法検査方法及び自動寸法検査装置
JP2519442B2 (ja) 工作線追従方法
JPH08247719A (ja) エッジ検出方法及びこれを用いた非接触画像計測システム
JP2822314B2 (ja) レーザ加工装置
JP2695337B2 (ja) 硬度測定方法
JP3606336B2 (ja) パターン画像用cad装置
JP2773127B2 (ja) 画像編集方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070315

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees