JPH1011669A - 車両盗難防止装置 - Google Patents
車両盗難防止装置Info
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- JPH1011669A JPH1011669A JP16777296A JP16777296A JPH1011669A JP H1011669 A JPH1011669 A JP H1011669A JP 16777296 A JP16777296 A JP 16777296A JP 16777296 A JP16777296 A JP 16777296A JP H1011669 A JPH1011669 A JP H1011669A
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- vehicle
- function
- activation
- switching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠隔的に盗難防止装置を能動化可能とすると
きの誤動作防止を、車両の使用状態に適合させる。 【解決手段】 受信部10が遠隔的な警備指令を受信
し、警備機能の能動化への切換えが禁止されていないと
き、ドアロック検出器8または警備検出器9からの入力
が侵入検知部15に検知されると警報機能4、走行阻止
機能5を作動させる。車両の使用時に遠隔制御器2の誤
操作により車両盗難防止装置1が動作するのを防ぐた
め、盗難防止装置3は、所定操作を検出する操作検出部
12と解錠判定部14とを備える。車両のドア口が正規
に解錠されるときに所定の操作が検出されるならば警備
機能の能動化への切換えが禁止されるようにする。所定
操作の検出の他、運転状態の検出や乗員の検出によって
警備機能の能動化への切換えを禁止または無効にするこ
ともできる。
きの誤動作防止を、車両の使用状態に適合させる。 【解決手段】 受信部10が遠隔的な警備指令を受信
し、警備機能の能動化への切換えが禁止されていないと
き、ドアロック検出器8または警備検出器9からの入力
が侵入検知部15に検知されると警報機能4、走行阻止
機能5を作動させる。車両の使用時に遠隔制御器2の誤
操作により車両盗難防止装置1が動作するのを防ぐた
め、盗難防止装置3は、所定操作を検出する操作検出部
12と解錠判定部14とを備える。車両のドア口が正規
に解錠されるときに所定の操作が検出されるならば警備
機能の能動化への切換えが禁止されるようにする。所定
操作の検出の他、運転状態の検出や乗員の検出によって
警備機能の能動化への切換えを禁止または無効にするこ
ともできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載され、車両内への不法な侵入を検知するセキュリ
テイ機能を装備し、その能動化と不能動化との制御が遠
隔的に可能な車両盗難防止装置に関する。
に搭載され、車両内への不法な侵入を検知するセキュリ
テイ機能を装備し、その能動化と不能動化との制御が遠
隔的に可能な車両盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来から車載用セキュリテイ
装置として採用されている車両盗難防止装置41の電気
的構成の概要を示す。車両盗難防止装置41は、キーレ
スエントリ用として、遠隔的にドアの解錠が可能なマス
ターキー42と、車両に搭載される盗難防止装置43と
を含む。盗難防止装置43は、予め設定されるプログラ
ムに従って動作するコンピュータ制御装置であり、盗難
防止のための警報出力として、ホーン44aの吹鳴や、
ランプ44bのフラッシャを行うことが可能である。ま
た、車両の走行機能を停止されるため、エンジンコント
ロール45として、スタータの駆動や燃料噴射のための
回路を遮断し、エンジンの始動を停止する。盗難防止装
置43に設けられるアンテナ46には、マスターキー4
2に設けられる押しボタン状などのスイッチ(以下、
「SW」と略称することもある。)から、車両の盗難を
防止するための機能である警備機能を能動化して能動状
態にするアーミング用の警備指令、または能動状態を不
能動化して不能動状態にするディスアーミング用の警備
解除指令を受信する。
装置として採用されている車両盗難防止装置41の電気
的構成の概要を示す。車両盗難防止装置41は、キーレ
スエントリ用として、遠隔的にドアの解錠が可能なマス
ターキー42と、車両に搭載される盗難防止装置43と
を含む。盗難防止装置43は、予め設定されるプログラ
ムに従って動作するコンピュータ制御装置であり、盗難
防止のための警報出力として、ホーン44aの吹鳴や、
ランプ44bのフラッシャを行うことが可能である。ま
た、車両の走行機能を停止されるため、エンジンコント
ロール45として、スタータの駆動や燃料噴射のための
回路を遮断し、エンジンの始動を停止する。盗難防止装
置43に設けられるアンテナ46には、マスターキー4
2に設けられる押しボタン状などのスイッチ(以下、
「SW」と略称することもある。)から、車両の盗難を
防止するための機能である警備機能を能動化して能動状
態にするアーミング用の警備指令、または能動状態を不
能動化して不能動状態にするディスアーミング用の警備
解除指令を受信する。
【0003】マスターキー42は、たとえば車両のイグ
ニッション(以下、「IG」と略称することもある。)
キーとして、車両の正規の利用者のみが保有する。盗難
防止装置43には、車両への不法侵入防止の目的で、ド
アをロックしないで車両を離れようとするときに警告す
るため、キーアンロックウォーニングSW48などが接
続される。盗難防止装置43には、電源としては車載の
バッテリ49が接続され、車両が運転中であることを検
知するためイグニッションSW50が接続される。イグ
ニッションSW50は、マスターキー42を挿入するイ
グニッションキーシリンダに設置され、アクセサリ(以
下、「ACC」と略称する。)の位置やIGの位置に切
換えることができる。
ニッション(以下、「IG」と略称することもある。)
キーとして、車両の正規の利用者のみが保有する。盗難
防止装置43には、車両への不法侵入防止の目的で、ド
アをロックしないで車両を離れようとするときに警告す
るため、キーアンロックウォーニングSW48などが接
続される。盗難防止装置43には、電源としては車載の
バッテリ49が接続され、車両が運転中であることを検
知するためイグニッションSW50が接続される。イグ
ニッションSW50は、マスターキー42を挿入するイ
グニッションキーシリンダに設置され、アクセサリ(以
下、「ACC」と略称する。)の位置やIGの位置に切
換えることができる。
【0004】警備指令や警備解除指令は、小さなボタン
の操作などのスイッチ47によって発生されるので、誤
操作によっても発生しやすい。警備機能が能動化されて
いるのに気付かずに不法侵入に該当する行為を行ってし
まうと、不所望にセキュリテイ機能が能動化してしまう
ことがある。盗難防止装置43では、走行中に運転者ま
たは同乗者である乗員がスイッチ47を誤操作した場合
に、警備指令が発信されて警備機能が能動化されること
によって、検出される乗員が不法侵入者と誤認されて警
報機能などが作動することのないように、車両の走行中
は警備機能の能動化への切換えが禁止される。盗難防止
装置43は、車両のドアが閉められて乗員がマスターキ
ー42を使用する場合に、イグニションSW50のAC
CまたはIGがONになっているときには、警備機能を
ディスアーム、すなわち能動化への切換えを禁止する。
の操作などのスイッチ47によって発生されるので、誤
操作によっても発生しやすい。警備機能が能動化されて
いるのに気付かずに不法侵入に該当する行為を行ってし
まうと、不所望にセキュリテイ機能が能動化してしまう
ことがある。盗難防止装置43では、走行中に運転者ま
たは同乗者である乗員がスイッチ47を誤操作した場合
に、警備指令が発信されて警備機能が能動化されること
によって、検出される乗員が不法侵入者と誤認されて警
報機能などが作動することのないように、車両の走行中
は警備機能の能動化への切換えが禁止される。盗難防止
装置43は、車両のドアが閉められて乗員がマスターキ
ー42を使用する場合に、イグニションSW50のAC
CまたはIGがONになっているときには、警備機能を
ディスアーム、すなわち能動化への切換えを禁止する。
【0005】ところが、車両を使用する場合に、現実に
はエンジンキーを挿入したまま、すなわちイグニッショ
ンSW50をONにしてエンジンを停止させないままで
乗員が一時的に車両から離れるときには警備機能を能動
化する必要があり、また乗員が乗車してからマスターキ
ー42をイグニッションキーシリンダに挿入しないで車
両内にいるときに警備機能が能動化しては困る場合もあ
り、さらにまたマスターキー42を操作する運転席では
なく後部座席に乗車していて警備機能の能動化を禁止し
たい場合もある。マスターキー42を使用しているとき
だけ警備機能の能動化を禁止することができる従来の方
法では実用上不適当な場合が多い。マスターキー42の
使用に関係なく警備機能の能動化を禁止することができ
る車両盗難防止装置が望まれる。
はエンジンキーを挿入したまま、すなわちイグニッショ
ンSW50をONにしてエンジンを停止させないままで
乗員が一時的に車両から離れるときには警備機能を能動
化する必要があり、また乗員が乗車してからマスターキ
ー42をイグニッションキーシリンダに挿入しないで車
両内にいるときに警備機能が能動化しては困る場合もあ
り、さらにまたマスターキー42を操作する運転席では
なく後部座席に乗車していて警備機能の能動化を禁止し
たい場合もある。マスターキー42を使用しているとき
だけ警備機能の能動化を禁止することができる従来の方
法では実用上不適当な場合が多い。マスターキー42の
使用に関係なく警備機能の能動化を禁止することができ
る車両盗難防止装置が望まれる。
【0006】このような問題を解決するための先行技術
として、種々の考え方が提案されている。実開平3−7
1952号では、車両の振動およびまたは運転席への搭
乗が検出されるならば車両は使用状態であるとみし、車
両盗難防止装置の警備機能が不能動化する。また特開平
3−189253号では、車両の走行状態を検出するこ
とにより、車両が停止しているときだけ遠隔操作器から
の警備信号を受け付けることができる盗難防止装置を提
供している。さらにまた特開平3−189255号で
は、オートマチック・トランスミッション車のトランス
ミッションレバーがパーキングポジションにあるとき、
またはパーキングブレーキが引かれているときだけ警備
機能を能動化することができるようにしている。さらに
また実開平3−86870号では、操作盤に設けられた
所定のキー操作により警備機能の能動化不能動化を切換
えることができるようにしている。
として、種々の考え方が提案されている。実開平3−7
1952号では、車両の振動およびまたは運転席への搭
乗が検出されるならば車両は使用状態であるとみし、車
両盗難防止装置の警備機能が不能動化する。また特開平
3−189253号では、車両の走行状態を検出するこ
とにより、車両が停止しているときだけ遠隔操作器から
の警備信号を受け付けることができる盗難防止装置を提
供している。さらにまた特開平3−189255号で
は、オートマチック・トランスミッション車のトランス
ミッションレバーがパーキングポジションにあるとき、
またはパーキングブレーキが引かれているときだけ警備
機能を能動化することができるようにしている。さらに
また実開平3−86870号では、操作盤に設けられた
所定のキー操作により警備機能の能動化不能動化を切換
えることができるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、マスタ
ーキー42をイグニッションキーとして使用している状
態の場合だけ警備機能を不能動化することができる車両
盗難防止装置では、運転中の警備が不可能であり、また
マスターキーをイグニッションキーとして使用しないと
きの警備機能の不能動化が不可能である。実開平3−7
1952号による提案では、車両の振動がない状態や運
転席への搭乗が検出されない状態の場合には盗難防止の
機能を禁止することができない。特開平3−18925
3号によれば、エンジンの動作中であっても、車速セン
サなどで車両の停止状態を検出するときに警備機能の能
動化が可能となり、さらにドアの開閉も条件として組合
わせ可能であると示唆されているけれども、車両の停止
中に誤作動によって警備機能が能動化してしまうと、種
々の不具合が生じる。さらにまた特開平3−18925
5号による提案は、オートマティック・トランスミッシ
ョン車以外の車両には適用できない。さらにまた実開平
3−86870号では、キー操作を忘れた場合には盗難
防止装置の誤動作を防止することができない。
ーキー42をイグニッションキーとして使用している状
態の場合だけ警備機能を不能動化することができる車両
盗難防止装置では、運転中の警備が不可能であり、また
マスターキーをイグニッションキーとして使用しないと
きの警備機能の不能動化が不可能である。実開平3−7
1952号による提案では、車両の振動がない状態や運
転席への搭乗が検出されない状態の場合には盗難防止の
機能を禁止することができない。特開平3−18925
3号によれば、エンジンの動作中であっても、車速セン
サなどで車両の停止状態を検出するときに警備機能の能
動化が可能となり、さらにドアの開閉も条件として組合
わせ可能であると示唆されているけれども、車両の停止
中に誤作動によって警備機能が能動化してしまうと、種
々の不具合が生じる。さらにまた特開平3−18925
5号による提案は、オートマティック・トランスミッシ
ョン車以外の車両には適用できない。さらにまた実開平
3−86870号では、キー操作を忘れた場合には盗難
防止装置の誤動作を防止することができない。
【0008】本発明の目的は、多様な車両に対して適用
することができ、車両の使用者が意識して操作しなくて
も、またマスターキーの操作に関わりなく、車両盗難防
止装置が作動してはならない場合には、遠隔操作を誤っ
ても警備機能が能動状態にならない車両盗難防止装置を
提供することである。
することができ、車両の使用者が意識して操作しなくて
も、またマスターキーの操作に関わりなく、車両盗難防
止装置が作動してはならない場合には、遠隔操作を誤っ
ても警備機能が能動状態にならない車両盗難防止装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両内への不
法な侵入を検知して盗難を防ぐための機能を備える車両
盗難防止装置において、予め定める遠隔操作に従って、
盗難を防ぐための機能の能動化または不能動化を切換え
る機能切換え手段と、乗員による車両内での予め定める
操作の有無を検出する操作検出手段と、該操作検出手段
からの出力に応答し、車両内での予め定める操作が行わ
れると判定されるとき、機能切換え手段に対し、遠隔操
作による能動化への切換えを無効にするように制御する
制御手段とを含むことを特徴とする車両盗難防止装置で
ある。 本発明に従えば、乗員による車両内での予め定める操作
が行われる場合には、正規の乗員が乗車していると判断
され、乗員が通常行う操作を予め定めておけば、車両内
への不法な侵入を検知して盗難を防ぐための機能を備え
る車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換え
は無効になる。切換えられてはならない場合に誤って遠
隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない
ので、安心して車両を利用することができる。
法な侵入を検知して盗難を防ぐための機能を備える車両
盗難防止装置において、予め定める遠隔操作に従って、
盗難を防ぐための機能の能動化または不能動化を切換え
る機能切換え手段と、乗員による車両内での予め定める
操作の有無を検出する操作検出手段と、該操作検出手段
からの出力に応答し、車両内での予め定める操作が行わ
れると判定されるとき、機能切換え手段に対し、遠隔操
作による能動化への切換えを無効にするように制御する
制御手段とを含むことを特徴とする車両盗難防止装置で
ある。 本発明に従えば、乗員による車両内での予め定める操作
が行われる場合には、正規の乗員が乗車していると判断
され、乗員が通常行う操作を予め定めておけば、車両内
への不法な侵入を検知して盗難を防ぐための機能を備え
る車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換え
は無効になる。切換えられてはならない場合に誤って遠
隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない
ので、安心して車両を利用することができる。
【0010】また本発明で、前記操作検出手段は、車両
に装備されている機器への操作を検出することを特徴と
する。 本発明に従えば、乗員が車両に装備されている機器に予
め定める操作をすれば、車両盗難防止装置の遠隔操作に
よる能動化への切換えは無効になる。切換えられてはな
らない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能
動化へ切換えられないので、不所望に盗難防止の機能が
動作してしまう事態を防ぐことができる。
に装備されている機器への操作を検出することを特徴と
する。 本発明に従えば、乗員が車両に装備されている機器に予
め定める操作をすれば、車両盗難防止装置の遠隔操作に
よる能動化への切換えは無効になる。切換えられてはな
らない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能
動化へ切換えられないので、不所望に盗難防止の機能が
動作してしまう事態を防ぐことができる。
【0011】また本発明で、前記車両に装備されている
機器は、クルーズコントロール装置であることを特徴と
する。 本発明に従えば、乗員がクルーズコントロール装置を操
作すれば、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化へ
の切換えは無効になる。切換えられてはならない場合に
誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換え
られない。
機器は、クルーズコントロール装置であることを特徴と
する。 本発明に従えば、乗員がクルーズコントロール装置を操
作すれば、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化へ
の切換えは無効になる。切換えられてはならない場合に
誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換え
られない。
【0012】さらにまた本発明で、前記車両に装備され
ている機器は、シートベルトであることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がシートベルトを操作すれば、車
両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無
効になる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操
作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
ている機器は、シートベルトであることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がシートベルトを操作すれば、車
両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無
効になる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操
作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0013】さらにまた本発明で、前記車両に装備され
ている機器は、シートコントロール装置であることを特
徴とする。 本発明に従えば、乗員がシートコントロールを操作すれ
ば、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換
えは無効になる。切換えられてはならない場合に誤って
遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられな
い。
ている機器は、シートコントロール装置であることを特
徴とする。 本発明に従えば、乗員がシートコントロールを操作すれ
ば、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換
えは無効になる。切換えられてはならない場合に誤って
遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられな
い。
【0014】さらにまた本発明で、前記車両に装備され
ている機器は、ランプであることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がヘッドライトや車内灯などのラ
ンプを操作すれば、車両盗難防止装置の遠隔操作による
能動化への切換えは無効になる。切換えられてはならな
い場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化
へ切換えられない。
ている機器は、ランプであることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がヘッドライトや車内灯などのラ
ンプを操作すれば、車両盗難防止装置の遠隔操作による
能動化への切換えは無効になる。切換えられてはならな
い場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化
へ切換えられない。
【0015】さらにまた本発明で、前記車両に装備され
ている機器は、空調機器であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員が空調機器を操作すれば、車両盗
難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効に
なる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作し
ても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
ている機器は、空調機器であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員が空調機器を操作すれば、車両盗
難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効に
なる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作し
ても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0016】さらにまた本発明で、前記車両に装備され
ている機器は、音響機器であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員が音響機器を操作すれば、車両盗
難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効に
なる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作し
ても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
ている機器は、音響機器であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員が音響機器を操作すれば、車両盗
難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効に
なる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作し
ても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0017】さらにまた本発明で、前記車両に装備され
ている機器は、ワイパ装置であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がワイパ装置を操作すれば、車両
盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効
になる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作
しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
ている機器は、ワイパ装置であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がワイパ装置を操作すれば、車両
盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効
になる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作
しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0018】さらにまた本発明で、前記操作検出手段
は、車両に対する運転操作を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、乗員が運転操作をすれば、車両盗難防
止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作して
も盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
は、車両に対する運転操作を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、乗員が運転操作をすれば、車両盗難防
止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作して
も盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0019】さらにまた本発明で、前記車両に対する運
転操作は、マニュアルクラッチスタートのためのスイッ
チの操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がマニュアルクラッチスタートの
ためのスイッチの操作をすれば、車両盗難防止装置の遠
隔操作による能動化への切換えは無効になる。切換えら
れてはならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の
機能は能動化へ切換えられない。
転操作は、マニュアルクラッチスタートのためのスイッ
チの操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がマニュアルクラッチスタートの
ためのスイッチの操作をすれば、車両盗難防止装置の遠
隔操作による能動化への切換えは無効になる。切換えら
れてはならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の
機能は能動化へ切換えられない。
【0020】さらにまた本発明で、前記車両に対する運
転操作は、ステアリング操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がステアリング操作をすれば、車
両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無
効になる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操
作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
転操作は、ステアリング操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がステアリング操作をすれば、車
両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無
効になる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操
作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0021】さらにまた本発明で、前記車両に対する運
転操作は、ブレーキ操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がブレーキ操作をすれば、車両盗
難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効に
なる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作し
ても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
転操作は、ブレーキ操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員がブレーキ操作をすれば、車両盗
難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効に
なる。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作し
ても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0022】さらにまた本発明で、前記車両に対する運
転操作は、警報操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員が警報操作をすれば、車両盗難防
止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作して
も盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
転操作は、警報操作であることを特徴とする。 本発明に従えば、乗員が警報操作をすれば、車両盗難防
止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作して
も盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0023】さらに本発明は、車両内への不法な侵入を
検知して盗難を防ぐための機能を備える車両盗難防止装
置において、予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐ
ための機能の能動化または不能動化を切換える機能切換
え手段と、予め定める車両の運転状態を検出する運転状
態検出手段と、該運転状態検出手段からの出力に応答
し、車両が予め定める運転状態にあると判定されると
き、機能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への
切換えを無効にするように制御する制御手段とを含むこ
とを特徴とする車両盗難防止装置である。 本発明に従えば、車両が予め定める運転状態にあると
き、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換
えは無効になる。このような運転状態では、車両の正規
の使用者が運転操作を行っており、不所望に警備機能が
能動化されると、車両の走行に支障をきたしたり、安全
が損なわれたりする可能性がある。遠隔操作による能動
化への切換えを無効にするように制御するので、切換え
られてはならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止
の機能は能動化へ切換えられない。
検知して盗難を防ぐための機能を備える車両盗難防止装
置において、予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐ
ための機能の能動化または不能動化を切換える機能切換
え手段と、予め定める車両の運転状態を検出する運転状
態検出手段と、該運転状態検出手段からの出力に応答
し、車両が予め定める運転状態にあると判定されると
き、機能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への
切換えを無効にするように制御する制御手段とを含むこ
とを特徴とする車両盗難防止装置である。 本発明に従えば、車両が予め定める運転状態にあると
き、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換
えは無効になる。このような運転状態では、車両の正規
の使用者が運転操作を行っており、不所望に警備機能が
能動化されると、車両の走行に支障をきたしたり、安全
が損なわれたりする可能性がある。遠隔操作による能動
化への切換えを無効にするように制御するので、切換え
られてはならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止
の機能は能動化へ切換えられない。
【0024】さらにまた本発明で、前記運転状態検出手
段は、直流電源電圧を監視し、電圧の上昇によって運転
状態を検出することを特徴とする。 本発明に従えば、運転状態ではエンジンによって発電機
が駆動され、直流電源電圧が上昇するので、容易に運転
状態にあると判断することができ、車両盗難防止装置の
遠隔操作による能動化への切換えは無効になる。これに
よって、切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作
しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
段は、直流電源電圧を監視し、電圧の上昇によって運転
状態を検出することを特徴とする。 本発明に従えば、運転状態ではエンジンによって発電機
が駆動され、直流電源電圧が上昇するので、容易に運転
状態にあると判断することができ、車両盗難防止装置の
遠隔操作による能動化への切換えは無効になる。これに
よって、切換えられてはならない場合に誤って遠隔操作
しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられない。
【0025】さらにまた本発明で、前記運転状態検出手
段は、直流電源電圧を監視し、重畳されるイグニッショ
ンパルスによって運転状態を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、運転状態では直流電源電圧にイグニシ
ョンパルスが重畳されていれば運転状態にあると判断さ
れるので、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化へ
の切換えは無効になる。切換えられてはならない場合に
誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換え
られない。
段は、直流電源電圧を監視し、重畳されるイグニッショ
ンパルスによって運転状態を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、運転状態では直流電源電圧にイグニシ
ョンパルスが重畳されていれば運転状態にあると判断さ
れるので、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化へ
の切換えは無効になる。切換えられてはならない場合に
誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換え
られない。
【0026】さらに本発明は、車両内への不法な侵入を
検知して盗難を防ぐための機能を備える車両盗難防止装
置において、予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐ
ための機能の能動化または不能動化を切換える機能切換
え手段と、車両内に乗員が存在するか否かを検出する乗
員検出手段と、該乗員検出手段からの出力に応答し、車
両内に乗員が存在すると判定されるとき、機能切換え手
段に対し、遠隔操作による能動化への切換えを無効にす
るように制御する制御手段とを含むことを特徴とする車
両盗難防止装置である。 本発明に従えば、車両内に乗員が存在すれば、車両盗難
防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。正規の乗員が運転以外の用事で車両内に入っている
ときなどの切換えられてはならない場合に、誤って遠隔
操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられないの
で、安心して車両の利用を行うことができる。
検知して盗難を防ぐための機能を備える車両盗難防止装
置において、予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐ
ための機能の能動化または不能動化を切換える機能切換
え手段と、車両内に乗員が存在するか否かを検出する乗
員検出手段と、該乗員検出手段からの出力に応答し、車
両内に乗員が存在すると判定されるとき、機能切換え手
段に対し、遠隔操作による能動化への切換えを無効にす
るように制御する制御手段とを含むことを特徴とする車
両盗難防止装置である。 本発明に従えば、車両内に乗員が存在すれば、車両盗難
防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。正規の乗員が運転以外の用事で車両内に入っている
ときなどの切換えられてはならない場合に、誤って遠隔
操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換えられないの
で、安心して車両の利用を行うことができる。
【0027】さらにまた本発明で、前記乗員検出手段
は、レーダセンサによって乗員を検出することを特徴と
する。 本発明に従えば、レーダセンサによって乗員が検出され
ると、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切
換えは無効になる。正規の乗員が車両内に存在して切換
えられてはならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防
止の機能は能動化へ切換えられない。
は、レーダセンサによって乗員を検出することを特徴と
する。 本発明に従えば、レーダセンサによって乗員が検出され
ると、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切
換えは無効になる。正規の乗員が車両内に存在して切換
えられてはならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防
止の機能は能動化へ切換えられない。
【0028】さらにまた本発明で、前記乗員検出手段
は、車両の傾斜によって乗員を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、車両が傾斜すれば乗員が存在すると見
做されるので、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動
化への切換えは無効になる。切換えられてはならない場
合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切
換えられない。
は、車両の傾斜によって乗員を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、車両が傾斜すれば乗員が存在すると見
做されるので、車両盗難防止装置の遠隔操作による能動
化への切換えは無効になる。切換えられてはならない場
合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切
換えられない。
【0029】さらにまた本発明で、前記乗員検出手段
は、シートへの乗員の着席を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、乗員がシートに着席すれば、車両盗難
防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。正規の乗員がシートに着席していて、切換えられて
はならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能
は能動化へ切換えられない。
は、シートへの乗員の着席を検出することを特徴とす
る。 本発明に従えば、乗員がシートに着席すれば、車両盗難
防止装置の遠隔操作による能動化への切換えは無効にな
る。正規の乗員がシートに着席していて、切換えられて
はならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能
は能動化へ切換えられない。
【0030】さらにまた本発明で、前記乗員検出手段
は、トランスポンダ信号の受信によって乗員を検出する
ことを特徴とする。 本発明に従えば、トランスポンダ信号を受信すれば正規
の乗員が存在するとみなされ、車両盗難防止装置の遠隔
操作による能動化への切換えは無効になる。正規の乗員
が乗車しているような切換えられてはならない場合に、
誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換え
られない。
は、トランスポンダ信号の受信によって乗員を検出する
ことを特徴とする。 本発明に従えば、トランスポンダ信号を受信すれば正規
の乗員が存在するとみなされ、車両盗難防止装置の遠隔
操作による能動化への切換えは無効になる。正規の乗員
が乗車しているような切換えられてはならない場合に、
誤って遠隔操作しても盗難防止の機能は能動化へ切換え
られない。
【0031】さらにまた本発明で、前記制御手段は、機
能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への切換え
を禁止することによって、無効にするように制御するこ
とを特徴とする。 本発明に従えば、前記機能切換え手段に対して、遠隔操
作による能動化への切換えを禁止することによって車両
盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えを無効
にするように制御している。正規の乗員の意志で、自由
に能動化への切換えを禁止することができ、誤って遠隔
操作しても盗難防止の機能が能動化へ切換えられること
を確実に防止可能である。
能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への切換え
を禁止することによって、無効にするように制御するこ
とを特徴とする。 本発明に従えば、前記機能切換え手段に対して、遠隔操
作による能動化への切換えを禁止することによって車両
盗難防止装置の遠隔操作による能動化への切換えを無効
にするように制御している。正規の乗員の意志で、自由
に能動化への切換えを禁止することができ、誤って遠隔
操作しても盗難防止の機能が能動化へ切換えられること
を確実に防止可能である。
【0032】さらにまた本発明で、前記制御手段は、機
能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への切換え
が行われた後で不能動化することによって、無効にする
ように制御することを特徴とする。 本発明に従えば、前記機能切換え手段に対して、遠隔操
作による能動化への切換えが行われた後に不能動化する
ように制御している。切換えられてはならない場合に誤
って遠隔操作しても、盗難防止の機能は能動化へ切換え
られた後で、確実に不能動化して、不所望な盗難防止の
能動化を防ぐことができる。
能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への切換え
が行われた後で不能動化することによって、無効にする
ように制御することを特徴とする。 本発明に従えば、前記機能切換え手段に対して、遠隔操
作による能動化への切換えが行われた後に不能動化する
ように制御している。切換えられてはならない場合に誤
って遠隔操作しても、盗難防止の機能は能動化へ切換え
られた後で、確実に不能動化して、不所望な盗難防止の
能動化を防ぐことができる。
【0033】さらにまた本発明で、前記制御手段は、機
能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への切換え
を無効にするように制御した後、予め定める乗員による
操作に応答して、遠隔操作による能動化への切換えの無
効を解除することを特徴とする。 本発明に従えば、前記機能切換え手段に対して、遠隔操
作による能動化への切換えを無効にするように制御した
後、乗員による操作に応答して遠隔操作による能動化へ
の切換えの無効を解除することができる。切換えられて
はならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能
の能動化への切換えを無効にするとともに、無効にした
後に切換えを必要とする場合の乗員の操作によって能動
化への切換えの無効を解除することができる。
能切換え手段に対し、遠隔操作による能動化への切換え
を無効にするように制御した後、予め定める乗員による
操作に応答して、遠隔操作による能動化への切換えの無
効を解除することを特徴とする。 本発明に従えば、前記機能切換え手段に対して、遠隔操
作による能動化への切換えを無効にするように制御した
後、乗員による操作に応答して遠隔操作による能動化へ
の切換えの無効を解除することができる。切換えられて
はならない場合に誤って遠隔操作しても盗難防止の機能
の能動化への切換えを無効にするとともに、無効にした
後に切換えを必要とする場合の乗員の操作によって能動
化への切換えの無効を解除することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある車両盗難防止装置1の電気的構成の概要を示すブロ
ック図である。車両盗難防止装置1は、携帯用の遠隔操
作器2と、車載用の盗難防止装置3と、警報機能4と、
走行阻止機能5と、車両装備機器6と、運転操作対象7
と、ドアロック検出器8と、警備検出器9とを含む。遠
隔操作器2は、車両の使用者の操作によって車両盗難防
止装置1の盗難を防止するための機能である警備機能の
能動化への切換えを指令する警備指令信号または不能動
化への切換えを指令する警備解除指令信号を発信する。
警備指令と警備解除指令との遠隔操作信号は異なった信
号であってもよいし、同じ信号を用いて、警備機能が能
動化されているときに発信されれば警備解除指令信号と
して受信され、不能動化されているときに発信されれば
警備指令信号として受信されるものであってもよい。遠
隔操作器2として、キーレスエントリを兼ねて、乗用車
用にはマスターキー内蔵型、宅配車などの業務用には小
型の専用ケース内蔵型がそれぞれ用いられる。
ある車両盗難防止装置1の電気的構成の概要を示すブロ
ック図である。車両盗難防止装置1は、携帯用の遠隔操
作器2と、車載用の盗難防止装置3と、警報機能4と、
走行阻止機能5と、車両装備機器6と、運転操作対象7
と、ドアロック検出器8と、警備検出器9とを含む。遠
隔操作器2は、車両の使用者の操作によって車両盗難防
止装置1の盗難を防止するための機能である警備機能の
能動化への切換えを指令する警備指令信号または不能動
化への切換えを指令する警備解除指令信号を発信する。
警備指令と警備解除指令との遠隔操作信号は異なった信
号であってもよいし、同じ信号を用いて、警備機能が能
動化されているときに発信されれば警備解除指令信号と
して受信され、不能動化されているときに発信されれば
警備指令信号として受信されるものであってもよい。遠
隔操作器2として、キーレスエントリを兼ねて、乗用車
用にはマスターキー内蔵型、宅配車などの業務用には小
型の専用ケース内蔵型がそれぞれ用いられる。
【0035】盗難防止装置3は、遠隔操作器2から発信
される指令信号を受信する受信部10と、警報機能4お
よび走行阻止機能5の作動を制御する警報・走行阻止機
能作動制御部11と、警報・走行阻止機能作動制御部1
1の制御機能を能動状態または不能動状態に切換えるこ
とによって車両盗難防止装置1の警備機能を能動化また
は不能動化する能動化不能動化切換え制御部12と、車
両装備機器6の操作または運転操作対象7の運転操作を
検出する操作検出部13と、車両内の出入口の解錠が予
め定められる基準に従って正規に行われるか否かを判定
する解錠判定部14と、車両への侵入を検知する侵入検
知部15とを含む。警報機能4は、警報・走行阻止機能
作動制御部11に作動されると警報ホーンを吹鳴し、ま
たヘッドライトを点滅して警報する。走行阻止機能5
は、警報・走行阻止機能作動制御部11に作動されると
スタータと燃料ポンプの電源スイッチが断たれて、スタ
ータカットおよび燃料カットによって車両の走行を阻止
する。
される指令信号を受信する受信部10と、警報機能4お
よび走行阻止機能5の作動を制御する警報・走行阻止機
能作動制御部11と、警報・走行阻止機能作動制御部1
1の制御機能を能動状態または不能動状態に切換えるこ
とによって車両盗難防止装置1の警備機能を能動化また
は不能動化する能動化不能動化切換え制御部12と、車
両装備機器6の操作または運転操作対象7の運転操作を
検出する操作検出部13と、車両内の出入口の解錠が予
め定められる基準に従って正規に行われるか否かを判定
する解錠判定部14と、車両への侵入を検知する侵入検
知部15とを含む。警報機能4は、警報・走行阻止機能
作動制御部11に作動されると警報ホーンを吹鳴し、ま
たヘッドライトを点滅して警報する。走行阻止機能5
は、警報・走行阻止機能作動制御部11に作動されると
スタータと燃料ポンプの電源スイッチが断たれて、スタ
ータカットおよび燃料カットによって車両の走行を阻止
する。
【0036】図2は、図1の実施形態における警備機能
の能動化への切換えを禁止し、また禁止を解除する方法
のフローチャートである。ステップa1では、盗難を防
止するための機能である警備機能の遠隔操作による能動
化への切換えが可能であるかどうかすなわち既に能動化
が禁止されてはいないかどうかを判定し、能動化への切
換えが可能であればステップa2に進み、禁止されてい
て能動化への切換えが不可能であれば、スタートにもど
って可能になるまで待機する。ステップa2では、車両
の出入口の解錠が前述のとおり正規の解錠であるどうか
を判定する。正規の解錠であるならばステップa3に進
み、正規の解錠でなければスタートにもどる。ステップ
a3では、前述の車両装備機器6のいずれかの操作が検
出されるかどうかを判定する。この場合前述のような車
両装備機器6のいずれか一つの操作が検出されるもので
あってもよいし、各機器のいずれかの2以上の操作の組
合わせが検出されるものであってもよい。車両の使用者
が乗車時に習慣的に操作する機器の操作を検出するよう
な装備機器からの検出を選ぶならば、使用者が誤動作を
防止することについて特に意識して操作を行わなくて
も、無意識であっても乗車して車両の操作を開始すれば
操作検出部13に検出信号が入力される。ステップa3
で操作が検出されるとステップa4に進む。
の能動化への切換えを禁止し、また禁止を解除する方法
のフローチャートである。ステップa1では、盗難を防
止するための機能である警備機能の遠隔操作による能動
化への切換えが可能であるかどうかすなわち既に能動化
が禁止されてはいないかどうかを判定し、能動化への切
換えが可能であればステップa2に進み、禁止されてい
て能動化への切換えが不可能であれば、スタートにもど
って可能になるまで待機する。ステップa2では、車両
の出入口の解錠が前述のとおり正規の解錠であるどうか
を判定する。正規の解錠であるならばステップa3に進
み、正規の解錠でなければスタートにもどる。ステップ
a3では、前述の車両装備機器6のいずれかの操作が検
出されるかどうかを判定する。この場合前述のような車
両装備機器6のいずれか一つの操作が検出されるもので
あってもよいし、各機器のいずれかの2以上の操作の組
合わせが検出されるものであってもよい。車両の使用者
が乗車時に習慣的に操作する機器の操作を検出するよう
な装備機器からの検出を選ぶならば、使用者が誤動作を
防止することについて特に意識して操作を行わなくて
も、無意識であっても乗車して車両の操作を開始すれば
操作検出部13に検出信号が入力される。ステップa3
で操作が検出されるとステップa4に進む。
【0037】ステップa4では、運転操作対象7のいず
れかの操作が検出されるかどうかを判定する。この場合
も前述のとおり運転操作対象7のいずれか一つの操作を
検出するものであってもよいし、各対象のいずれかの2
以上の操作を組合わせて検出するものであってもよい。
また本実施形態の場合は、ステップa3とステップa4
との2段階のステップで操作を検出しているが、この2
段階のステップのうち1段階を省略することも可能で、
使用者が乗車時に必ず行う操作を確実に検出する方法で
あればよい。ステップa4で操作が検出されるとステッ
プa5に進む。ステップa5では、遠隔操作による警備
機能の能動化への切換えが禁止される。ステップa5で
警備機能の能動化への切換えが禁止されるとステップa
6に進む。ステップa6では警備機能の能動化への切換
えが禁止されている状態で乗員による所定の操作が検出
されるかどうかを判定する。乗員による所定の操作は、
警備機能の能動化の切換えの禁止を解除しても良いと判
定できる操作であって、前述のように乗員が車両を停車
させてからドアを開けて降車し、再びドアを閉めて車か
ら離れる場合に行う操作である。ステップa6で操作が
検出されるとステップa7に進み、操作が検出されない
場合はステップa5にもどって警備機能の能動化への切
換えの禁止状態を継続する。ステップa7では、警備機
能の能動化への切換えの禁止を解除して遠隔操作による
警備機能の能動化への切換えが可能な状態になる。
れかの操作が検出されるかどうかを判定する。この場合
も前述のとおり運転操作対象7のいずれか一つの操作を
検出するものであってもよいし、各対象のいずれかの2
以上の操作を組合わせて検出するものであってもよい。
また本実施形態の場合は、ステップa3とステップa4
との2段階のステップで操作を検出しているが、この2
段階のステップのうち1段階を省略することも可能で、
使用者が乗車時に必ず行う操作を確実に検出する方法で
あればよい。ステップa4で操作が検出されるとステッ
プa5に進む。ステップa5では、遠隔操作による警備
機能の能動化への切換えが禁止される。ステップa5で
警備機能の能動化への切換えが禁止されるとステップa
6に進む。ステップa6では警備機能の能動化への切換
えが禁止されている状態で乗員による所定の操作が検出
されるかどうかを判定する。乗員による所定の操作は、
警備機能の能動化の切換えの禁止を解除しても良いと判
定できる操作であって、前述のように乗員が車両を停車
させてからドアを開けて降車し、再びドアを閉めて車か
ら離れる場合に行う操作である。ステップa6で操作が
検出されるとステップa7に進み、操作が検出されない
場合はステップa5にもどって警備機能の能動化への切
換えの禁止状態を継続する。ステップa7では、警備機
能の能動化への切換えの禁止を解除して遠隔操作による
警備機能の能動化への切換えが可能な状態になる。
【0038】なおステップa6における乗員による所定
の操作の条件に車両装備機器6の操作の中止あるいは運
転操作対象7の運転操作の中止を加えてもよい。盗難防
止装置1は、誤動作しないように車両の使用者が警備機
能の不能動化への切換えの禁止またはその解除のための
操作を意識して行わなくても、車両に装備されている機
器の操作または車両の運転操作によって警備機能の能動
化への切換えを禁止しまた禁止を解除することができ
る。
の操作の条件に車両装備機器6の操作の中止あるいは運
転操作対象7の運転操作の中止を加えてもよい。盗難防
止装置1は、誤動作しないように車両の使用者が警備機
能の不能動化への切換えの禁止またはその解除のための
操作を意識して行わなくても、車両に装備されている機
器の操作または車両の運転操作によって警備機能の能動
化への切換えを禁止しまた禁止を解除することができ
る。
【0039】図3は、図1の実施形態のより具体的な例
を示す。車両装備機器6としては、クルーズコントロー
ル装置、シートベルト、シートコントロール装置、ある
いはドームランプ、スモールランプ、ヘッドライトまた
はハザードランプなどのいずれかのランプ、空調設備、
オートラジオまたはカーステレオなどのいずれかの音響
機器、ワイパ、などが対象となる。これらのいずれかが
操作されるか、あるいはいずれかの2以上の組合せが併
せて操作されると、操作に連動して開閉するスイッチの
接点などによって盗難防止装置3に検出される。盗難防
止装置3には、警備検出器からの信号として、トランス
ポンダ信号9a、ガラス割れ信号9b、侵入センサ信号
9cなどが入力される。警報機能として、ホーン4aの
吹鳴、ハザードランプ4bやドームランプ4cの点滅が
行われる。走行阻止機能として、エンジンコントロール
5aを制御し、エンジンの始動を阻止する。ドアに対し
ては、ロック出力18aまたはアンロック出力18bが
切換えられる。盗難防止装置3には、電源としてバッテ
リ19が接続され、イグニッションSW20の状態も検
出される。
を示す。車両装備機器6としては、クルーズコントロー
ル装置、シートベルト、シートコントロール装置、ある
いはドームランプ、スモールランプ、ヘッドライトまた
はハザードランプなどのいずれかのランプ、空調設備、
オートラジオまたはカーステレオなどのいずれかの音響
機器、ワイパ、などが対象となる。これらのいずれかが
操作されるか、あるいはいずれかの2以上の組合せが併
せて操作されると、操作に連動して開閉するスイッチの
接点などによって盗難防止装置3に検出される。盗難防
止装置3には、警備検出器からの信号として、トランス
ポンダ信号9a、ガラス割れ信号9b、侵入センサ信号
9cなどが入力される。警報機能として、ホーン4aの
吹鳴、ハザードランプ4bやドームランプ4cの点滅が
行われる。走行阻止機能として、エンジンコントロール
5aを制御し、エンジンの始動を阻止する。ドアに対し
ては、ロック出力18aまたはアンロック出力18bが
切換えられる。盗難防止装置3には、電源としてバッテ
リ19が接続され、イグニッションSW20の状態も検
出される。
【0040】図4、図5および図6は、車両装備機器6
として、ドアコントロール18を手動で操作するマニュ
アルSW6a、ドームランプSW6b、ワイパモータ6
cを対象とする場合の部分的な構成を、それぞれ示す。
これらによって検出される操作は、車室内での通常の操
作であるので、アーミングを防止し、誤って警報などが
発生されるのを防ぐ。図5に示すドームランプSW6b
は、車室内のドームランプ4cの動作モードを切換え
る。動作モードとしては、常時ONまたはOFFとなる
モードの他に、ドアの開閉を検出するカーテシSW8a
に接続して、ドアを開けたときに点灯するモードもあ
る。図6に示すワイパモータ6cは、ワイパSW6c1
を閉じれば、ヒューズ6c2を介して電源に接続され、
動作する。
として、ドアコントロール18を手動で操作するマニュ
アルSW6a、ドームランプSW6b、ワイパモータ6
cを対象とする場合の部分的な構成を、それぞれ示す。
これらによって検出される操作は、車室内での通常の操
作であるので、アーミングを防止し、誤って警報などが
発生されるのを防ぐ。図5に示すドームランプSW6b
は、車室内のドームランプ4cの動作モードを切換え
る。動作モードとしては、常時ONまたはOFFとなる
モードの他に、ドアの開閉を検出するカーテシSW8a
に接続して、ドアを開けたときに点灯するモードもあ
る。図6に示すワイパモータ6cは、ワイパSW6c1
を閉じれば、ヒューズ6c2を介して電源に接続され、
動作する。
【0041】図7、および図8は、車両装備機器6とし
て、ターンランプ6dL,6dRおよびテールランプ6
eをそれぞれ対象とする例を示す。図7に示すターンラ
ンプ6dL,6dRは、方向指示SW6dSの操作に従
っていずれかが選択され、ヒューズ6dFを介してバッ
テリ19から供給される電流を、フラッシャリレー6d
Rによって断続して点滅させる。図8に示すテールラン
プ6eは、ヘッドライトの切換用SW6eSがONにな
り、ヘッドランプよりも先に、スモールランプ点灯と同
時に点灯する。テールランプ6eのON/OFFは、テ
ールリレー6eRを介して行われ、過電流保護用にテー
ルメインヒューズ6eMおよびテールヒューズ6eFが
接続される。
て、ターンランプ6dL,6dRおよびテールランプ6
eをそれぞれ対象とする例を示す。図7に示すターンラ
ンプ6dL,6dRは、方向指示SW6dSの操作に従
っていずれかが選択され、ヒューズ6dFを介してバッ
テリ19から供給される電流を、フラッシャリレー6d
Rによって断続して点滅させる。図8に示すテールラン
プ6eは、ヘッドライトの切換用SW6eSがONにな
り、ヘッドランプよりも先に、スモールランプ点灯と同
時に点灯する。テールランプ6eのON/OFFは、テ
ールリレー6eRを介して行われ、過電流保護用にテー
ルメインヒューズ6eMおよびテールヒューズ6eFが
接続される。
【0042】図1に示す運転操作対象7の運転操作は、
例えばマニュアルクラッチスタートのためのスイッチ操
作、ステアリング操作、ブレーキ操作、警報操作などの
いずれか、あるいはいずれかの2以上の組合せであっ
て、車両装備機器6の操作と同様に操作検出部13によ
って検出される。ドアロック検出器8は、ドアロックス
イッチの開閉によって車両のバッテリ電圧が接断されて
ロックまたはアンロックの状態を解錠判定部14および
侵入検知部15に入力する。警備検出器9は、たとえば
フード開扉検出器、トランク開扉検出器、窓ガラス破壊
検出器などであって、いずれかの検出があると侵入検知
部15に検知される。
例えばマニュアルクラッチスタートのためのスイッチ操
作、ステアリング操作、ブレーキ操作、警報操作などの
いずれか、あるいはいずれかの2以上の組合せであっ
て、車両装備機器6の操作と同様に操作検出部13によ
って検出される。ドアロック検出器8は、ドアロックス
イッチの開閉によって車両のバッテリ電圧が接断されて
ロックまたはアンロックの状態を解錠判定部14および
侵入検知部15に入力する。警備検出器9は、たとえば
フード開扉検出器、トランク開扉検出器、窓ガラス破壊
検出器などであって、いずれかの検出があると侵入検知
部15に検知される。
【0043】受信部10は、受信する指令信号を警報・
走行阻止機能作動制御部11に入力する。警報・走行阻
止機能作動制御部11は、警備指令が入力されると能動
化不能動化切換え制御部12によって能動状態への切換
えを禁止されていないときは制御機能は能動状態にな
り、車両盗難防止装置1の警備機能は能動化へ切換えら
れる。警報・走行阻止機能作動制御部11の制御機能が
能動状態にあるときに侵入検知部15からの検知入力が
あれば警報機能4と走行阻止機能5とを作動させる。ま
た警報・走行阻止機能作動制御部11の制御機能の能動
状態への切換えが禁止されているときは、警備指令が入
力され警備検出器9からの入力があっても警報機能4と
走行阻止機能5とが作動されることはない。制御機能が
能動状態のときに警備解除指令が入力されると警報・走
行阻止機能作動制御部11の制御機能は不能動状態にな
り、車両盗難防止装置1の警備機能は不能動化へ切換え
られる。
走行阻止機能作動制御部11に入力する。警報・走行阻
止機能作動制御部11は、警備指令が入力されると能動
化不能動化切換え制御部12によって能動状態への切換
えを禁止されていないときは制御機能は能動状態にな
り、車両盗難防止装置1の警備機能は能動化へ切換えら
れる。警報・走行阻止機能作動制御部11の制御機能が
能動状態にあるときに侵入検知部15からの検知入力が
あれば警報機能4と走行阻止機能5とを作動させる。ま
た警報・走行阻止機能作動制御部11の制御機能の能動
状態への切換えが禁止されているときは、警備指令が入
力され警備検出器9からの入力があっても警報機能4と
走行阻止機能5とが作動されることはない。制御機能が
能動状態のときに警備解除指令が入力されると警報・走
行阻止機能作動制御部11の制御機能は不能動状態にな
り、車両盗難防止装置1の警備機能は不能動化へ切換え
られる。
【0044】能動化不能動化切換え制御部12は、警報
・走行阻止機能作動制御部11の制御機能が能動状態で
ないときに、解錠判定部14が車両の出入口の乗車時の
解錠が予め定められる基準に従って正規に行われると判
定するとき、操作検出部13から検出信号が入力される
と、警報・走行阻止機能作動制御部11の制御機能の能
動状態への切換えを禁止し、車両盗難防止装置1の警備
機能の能動化への切換えは禁止される。警備機能の能動
化への切換えが禁止されている状態で、乗員が予め定め
られる基準に従って警備機能の能動化への切換えの禁止
が解除されても良いという操作を行う場合、例えば乗員
がブレーキを操作して車両を停止し車両の出入口から降
車するときは、すなわち表3の項7Cのブレーキ操作が
操作検出部13に検出されて解錠判定部14によって乗
員の正規の降車時の出入口の解錠であると判定されると
き、能動化不能動化切換え制御部12は警報・走行阻止
機能作動制御部11の制御機能の能動状態への切換えの
禁止を解除し、車両盗難防止装置1は警備機能の能動化
への切換えが可能になる。
・走行阻止機能作動制御部11の制御機能が能動状態で
ないときに、解錠判定部14が車両の出入口の乗車時の
解錠が予め定められる基準に従って正規に行われると判
定するとき、操作検出部13から検出信号が入力される
と、警報・走行阻止機能作動制御部11の制御機能の能
動状態への切換えを禁止し、車両盗難防止装置1の警備
機能の能動化への切換えは禁止される。警備機能の能動
化への切換えが禁止されている状態で、乗員が予め定め
られる基準に従って警備機能の能動化への切換えの禁止
が解除されても良いという操作を行う場合、例えば乗員
がブレーキを操作して車両を停止し車両の出入口から降
車するときは、すなわち表3の項7Cのブレーキ操作が
操作検出部13に検出されて解錠判定部14によって乗
員の正規の降車時の出入口の解錠であると判定されると
き、能動化不能動化切換え制御部12は警報・走行阻止
機能作動制御部11の制御機能の能動状態への切換えの
禁止を解除し、車両盗難防止装置1は警備機能の能動化
への切換えが可能になる。
【0045】解錠判定部14は、車両出入口であるドア
のドアロック検出器8からドアロックが車両のキーによ
ってまたはキーレスエントリシステムによる遠隔操作に
よってアンロックされてから再びマニュアルロックされ
る入力があるときには、所有者によりアンロックされた
ドアが開かれてから所有者が乗車し、ドアが閉じられて
からロックされる正規の乗車時の出入口の解錠であると
判定する。また解錠判定部14は、正規の乗車時の出入
口の解錠を判定した後にドアロックがマニュアルでアン
ロックされてから再びキーまたはキーレスエントリーシ
ステムによってロックされる場合には、所有者によりア
ンロックされてドアが開かれ、所有者が下車してからド
アが閉じられてロックされる正規の降車時の出入口の解
錠であると判定する。解錠判定部14の判定は、警報・
走行阻止機能作動制御部11に入力される。侵入検知部
15は、ドアロック検出器8からの入力および警備検出
器8からの入力を警報・走行阻止機能作動制御部11に
入力する。
のドアロック検出器8からドアロックが車両のキーによ
ってまたはキーレスエントリシステムによる遠隔操作に
よってアンロックされてから再びマニュアルロックされ
る入力があるときには、所有者によりアンロックされた
ドアが開かれてから所有者が乗車し、ドアが閉じられて
からロックされる正規の乗車時の出入口の解錠であると
判定する。また解錠判定部14は、正規の乗車時の出入
口の解錠を判定した後にドアロックがマニュアルでアン
ロックされてから再びキーまたはキーレスエントリーシ
ステムによってロックされる場合には、所有者によりア
ンロックされてドアが開かれ、所有者が下車してからド
アが閉じられてロックされる正規の降車時の出入口の解
錠であると判定する。解錠判定部14の判定は、警報・
走行阻止機能作動制御部11に入力される。侵入検知部
15は、ドアロック検出器8からの入力および警備検出
器8からの入力を警報・走行阻止機能作動制御部11に
入力する。
【0046】図9は、図1の運転操作対象7として、パ
ワーステアリングを装着している車両で、ステアリング
7aへの操作を検出する構成を示す。操舵操作によって
ステアリングを切ると、パワーステアリング用オイルポ
ンプ7aPが起動する。油圧ライン7aLを循環するオ
イルは、センサ7aSによって流量として検出され、検
出信号はエンジンコントロール5aに入力される。この
信号は、盗難防止装置3にも入力され、車両が走行中で
あるか否かの判断に使用される。車両が走行中であれ
ば、遠隔操作による警備機能の能動化を禁止する。
ワーステアリングを装着している車両で、ステアリング
7aへの操作を検出する構成を示す。操舵操作によって
ステアリングを切ると、パワーステアリング用オイルポ
ンプ7aPが起動する。油圧ライン7aLを循環するオ
イルは、センサ7aSによって流量として検出され、検
出信号はエンジンコントロール5aに入力される。この
信号は、盗難防止装置3にも入力され、車両が走行中で
あるか否かの判断に使用される。車両が走行中であれ
ば、遠隔操作による警備機能の能動化を禁止する。
【0047】図10は、パーキングブレーキ操作を検出
して、遠隔操作によって警備機能であるセキュリティを
能動化するセットまたは不能動化するリセット動作を示
す。ステップb1でパーキングブレーキがONからOF
Fになると、車両の運転が開始されると想定されるの
で、ステップb2で遠隔的な盗難防止装置の警備機能の
能動化であるセットを禁止する。ステップb3でパーキ
ングブレーキがOFFからONになると、車両の停止が
想定される。ステップb4でIGキーがシリンダから引
き抜かれると、ステップb5でドアが閉から開に変わる
か否かを判断する。開であれば、ステップb6でセット
禁止を解除する。各条件が成立しないとき、あるいはス
テップb6が終了すると、ステップb7およびステップ
b8で、ドアが閉で遠隔操作によるリモート信号があれ
ば、ステップb9およびb10ですでにセキュリティが
セットされているときにはリセットし、セットされてい
ないときにはステップb11およびb12でセットす
る。
して、遠隔操作によって警備機能であるセキュリティを
能動化するセットまたは不能動化するリセット動作を示
す。ステップb1でパーキングブレーキがONからOF
Fになると、車両の運転が開始されると想定されるの
で、ステップb2で遠隔的な盗難防止装置の警備機能の
能動化であるセットを禁止する。ステップb3でパーキ
ングブレーキがOFFからONになると、車両の停止が
想定される。ステップb4でIGキーがシリンダから引
き抜かれると、ステップb5でドアが閉から開に変わる
か否かを判断する。開であれば、ステップb6でセット
禁止を解除する。各条件が成立しないとき、あるいはス
テップb6が終了すると、ステップb7およびステップ
b8で、ドアが閉で遠隔操作によるリモート信号があれ
ば、ステップb9およびb10ですでにセキュリティが
セットされているときにはリセットし、セットされてい
ないときにはステップb11およびb12でセットす
る。
【0048】図11は、キーレスエントリと組合わせ、
車両装備機器として、シートSWやクラッチSWを対象
とする動作を示す。ステップc1,c2でキーレス信号
がロックを示すと判断されるときは、ステップc3でロ
ック信号を出力し、警備機能を能動化してアーミング状
態にセットする。ステップc2,c5で、アンロック信
号受信と判断されるときは、ステップc6でアンロック
信号を出力し、ステップc7で警備機能を遠隔操作に対
して不能動化するディスアーミング状態にセットする。
ステップc4の後は、ステップc8,c9で、シートS
W、クラッチSWなどがそれぞれONになっていると判
断されるときは、ステップc7に移る。
車両装備機器として、シートSWやクラッチSWを対象
とする動作を示す。ステップc1,c2でキーレス信号
がロックを示すと判断されるときは、ステップc3でロ
ック信号を出力し、警備機能を能動化してアーミング状
態にセットする。ステップc2,c5で、アンロック信
号受信と判断されるときは、ステップc6でアンロック
信号を出力し、ステップc7で警備機能を遠隔操作に対
して不能動化するディスアーミング状態にセットする。
ステップc4の後は、ステップc8,c9で、シートS
W、クラッチSWなどがそれぞれONになっていると判
断されるときは、ステップc7に移る。
【0049】次に、ステップc10で、警報を発生して
いるアラーム中であるか否かを判断し、アラーム中でな
ければ、ステップc11でアーミング中であると判断さ
れるとき、ステップc12で盗難検知のための処理を行
い、ステップc13でその結果を判断する。ステップc
10でアラーム中であると判断されるときはステップc
14,c15でアラーム終了を判定する。終了していな
いとき、およびステップc13で盗難検知と判断される
ときは、ステップc16で警備機能としてのアラーム処
理を行う。
いるアラーム中であるか否かを判断し、アラーム中でな
ければ、ステップc11でアーミング中であると判断さ
れるとき、ステップc12で盗難検知のための処理を行
い、ステップc13でその結果を判断する。ステップc
10でアラーム中であると判断されるときはステップc
14,c15でアラーム終了を判定する。終了していな
いとき、およびステップc13で盗難検知と判断される
ときは、ステップc16で警備機能としてのアラーム処
理を行う。
【0050】図12は、本発明の実施の他の形態である
車両盗難防止装置21の電気的構成の概要を示すブロッ
ク図である。構成要素のうち車両盗難防止装置1と共通
する部分は、同一の参照符号を付している。遠隔操作器
2から警備指令信号を受信する盗難防止装置22の受信
部10の出力は、能動化不能動化切換え制御部23に入
力される。警報・走行阻止機能作動制御部24は、能動
化不能動化切換え制御部23からの入力によって、警報
機能4および走行阻止機能5の作動を制御する制御機能
が能動状態または不能動状態に切換えられる。能動化不
能動化切換え制御部23は、受信部10からの入力によ
って警報・走行阻止機能作動制御部24の制御機能を能
動状態または不能動状態に切換えるとともに、運転状態
検知部25からの入力と解錠判定部14からの入力とに
よって、前記制御機能の能動状態への切換えを無効にし
たり無効を解除したりして、車両盗難防止装置21の警
備機能の能動化または不能動化への切換えを制御する。
運転状態検知部25は、運転状態検出器26からの入力
を検知して警報・走行阻止機能作動制御部23に入力す
る。運転状態検出器26は、たとえば直流電源+B電圧
の上昇を検出する検出器、または直流電源+B電圧に重
畳されるイグニションパルスを検出する検出器のいずれ
かかまたは両方が併用される。
車両盗難防止装置21の電気的構成の概要を示すブロッ
ク図である。構成要素のうち車両盗難防止装置1と共通
する部分は、同一の参照符号を付している。遠隔操作器
2から警備指令信号を受信する盗難防止装置22の受信
部10の出力は、能動化不能動化切換え制御部23に入
力される。警報・走行阻止機能作動制御部24は、能動
化不能動化切換え制御部23からの入力によって、警報
機能4および走行阻止機能5の作動を制御する制御機能
が能動状態または不能動状態に切換えられる。能動化不
能動化切換え制御部23は、受信部10からの入力によ
って警報・走行阻止機能作動制御部24の制御機能を能
動状態または不能動状態に切換えるとともに、運転状態
検知部25からの入力と解錠判定部14からの入力とに
よって、前記制御機能の能動状態への切換えを無効にし
たり無効を解除したりして、車両盗難防止装置21の警
備機能の能動化または不能動化への切換えを制御する。
運転状態検知部25は、運転状態検出器26からの入力
を検知して警報・走行阻止機能作動制御部23に入力す
る。運転状態検出器26は、たとえば直流電源+B電圧
の上昇を検出する検出器、または直流電源+B電圧に重
畳されるイグニションパルスを検出する検出器のいずれ
かかまたは両方が併用される。
【0051】警備機能の能動化への切換えが無効にされ
ている状態で、乗員が予め定められる基準に従って警備
機能の能動化への切換えの禁止が解除されても良いと判
断される操作を行う場合、すなわち運転状態が検出され
なくて、車両盗難防止装置1の場合と同様に乗員による
操作が解錠判定部14によって乗員の正規の降車時の出
入口の解錠であると判定されるとき、能動化不能動化切
換え制御部23は警報・走行阻止機能作動制御部24の
制御機能の能動状態への切換えの無効を解除し、車両盗
難防止装置21は警備機能の能動化への切換えが可能に
なる。
ている状態で、乗員が予め定められる基準に従って警備
機能の能動化への切換えの禁止が解除されても良いと判
断される操作を行う場合、すなわち運転状態が検出され
なくて、車両盗難防止装置1の場合と同様に乗員による
操作が解錠判定部14によって乗員の正規の降車時の出
入口の解錠であると判定されるとき、能動化不能動化切
換え制御部23は警報・走行阻止機能作動制御部24の
制御機能の能動状態への切換えの無効を解除し、車両盗
難防止装置21は警備機能の能動化への切換えが可能に
なる。
【0052】図13は、図12に示す実施形態における
警備機能の能動化不能動化の切換え、また能動化への切
換えを無効にし、さらにまたその無効を解除する方法に
ついてのフローチャートである。ステップd1では、遠
隔操作による警備指令を受けているかどうかを判定し、
受けていればステップd2に進み、受けていなければス
テップd3に進む。ステップd2では、警備機能が能動
化へ切換えられてステップd4に進む。ステップd3で
は、遠隔操作による警備解除指令を受けているかどうか
を判定し、指令を受けていればステップd5に進み、受
けていなければスタートにもどって指令を待つ。ステッ
プd4では、出入口が正規に解錠されるかどうかを判定
し正規に解錠されるならばステップd6に進み、正規に
解錠されなければステップd2にもどる。ステップd5
では警備機能が不能動化へ切換えられてスタートにもど
る。ステップd6では、車両の運転状態が検出されてい
るかどうかを判定し、検出されればステップd7に進
み、検出されなければステップd2にもどる。ステップ
d7では、能動化への切換えが無効にされてステップd
8に進む。ステップd8では、図2の場合と同様の乗員
による所定の操作が検出されるかどうかを判定し、検出
されるならばステップd9に進み、検出されなければス
テップd7にもどって警備機能の能動化への切換えの無
効状態を続ける。ステップd9では警備機能の能動化の
無効が解除されてステップd2にもどる。なお本実施形
態でも、図1の実施形態と同様に、車両運転状態におい
ては警備機能の能動化への切換えを禁止する方法を採用
することができる。誤動作を防ぐ方法としての能動化へ
の切換えを禁止する方法の代わりに一旦警備機能を能動
化へ切換えてから能動化への切換えを無効にする方法を
採用してもよい。盗難防止装置21は、誤動作しないよ
うに車両の使用者が警備機能の不能動化またはその解除
のための操作を意識して行わなくても、車両の運転状態
によって警備機能の能動化を無効にしまた無効を解除す
ることができる。
警備機能の能動化不能動化の切換え、また能動化への切
換えを無効にし、さらにまたその無効を解除する方法に
ついてのフローチャートである。ステップd1では、遠
隔操作による警備指令を受けているかどうかを判定し、
受けていればステップd2に進み、受けていなければス
テップd3に進む。ステップd2では、警備機能が能動
化へ切換えられてステップd4に進む。ステップd3で
は、遠隔操作による警備解除指令を受けているかどうか
を判定し、指令を受けていればステップd5に進み、受
けていなければスタートにもどって指令を待つ。ステッ
プd4では、出入口が正規に解錠されるかどうかを判定
し正規に解錠されるならばステップd6に進み、正規に
解錠されなければステップd2にもどる。ステップd5
では警備機能が不能動化へ切換えられてスタートにもど
る。ステップd6では、車両の運転状態が検出されてい
るかどうかを判定し、検出されればステップd7に進
み、検出されなければステップd2にもどる。ステップ
d7では、能動化への切換えが無効にされてステップd
8に進む。ステップd8では、図2の場合と同様の乗員
による所定の操作が検出されるかどうかを判定し、検出
されるならばステップd9に進み、検出されなければス
テップd7にもどって警備機能の能動化への切換えの無
効状態を続ける。ステップd9では警備機能の能動化の
無効が解除されてステップd2にもどる。なお本実施形
態でも、図1の実施形態と同様に、車両運転状態におい
ては警備機能の能動化への切換えを禁止する方法を採用
することができる。誤動作を防ぐ方法としての能動化へ
の切換えを禁止する方法の代わりに一旦警備機能を能動
化へ切換えてから能動化への切換えを無効にする方法を
採用してもよい。盗難防止装置21は、誤動作しないよ
うに車両の使用者が警備機能の不能動化またはその解除
のための操作を意識して行わなくても、車両の運転状態
によって警備機能の能動化を無効にしまた無効を解除す
ることができる。
【0053】図14は、運転状態検出器の例を示す。タ
コメータ6fおよび発電機6gは、エンジンの回転に基
づいて表示および発電をそれぞれ行う。発電電圧が低い
ときは、バッテリから+Bのラインを介して流れる電流
によってウォーニングランプ6hが点灯する。タコメー
タ6fは、エンジン点火のためのイグナイタ6iからの
イグニッションパルスを計数する。図15は、発電機の
端子電圧とイグナイタ6iの出力パルスを示す。発電機
の端子電圧は、エンジンの始動時に低下し、エンジンが
かかるとバッテリ電圧よりも上昇すると同時に、イグニ
ッションパルスによる雑音成分が重畳する。このような
電圧レベルの変化や、ノイズの状態から、エンジンが運
転状態であるか否かを検出することができる。
コメータ6fおよび発電機6gは、エンジンの回転に基
づいて表示および発電をそれぞれ行う。発電電圧が低い
ときは、バッテリから+Bのラインを介して流れる電流
によってウォーニングランプ6hが点灯する。タコメー
タ6fは、エンジン点火のためのイグナイタ6iからの
イグニッションパルスを計数する。図15は、発電機の
端子電圧とイグナイタ6iの出力パルスを示す。発電機
の端子電圧は、エンジンの始動時に低下し、エンジンが
かかるとバッテリ電圧よりも上昇すると同時に、イグニ
ッションパルスによる雑音成分が重畳する。このような
電圧レベルの変化や、ノイズの状態から、エンジンが運
転状態であるか否かを検出することができる。
【0054】図16は、本発明の実施のさらに他の形態
である車両盗難防止装置31の構成の概要を示すブロッ
ク図である。構成要素のうち車両盗難防止装置1および
車両盗難防止装置21と共通する部分は同一の符号を付
与している。遠隔操作器2から警備指令信号を受信する
盗難防止装置32の受信部10の出力は、能動化不能動
化切換え制御部33に入力される。警報・走行阻止機能
作動制御部23の制御機能は、能動化不能動化切換え制
御部33からの入力によって能動状態または不能動状態
に切換えられる。能動化不能動化切換え制御部33は、
受信部10からの入力によって警報・走行阻止機能作動
制御部23の制御機能を能動状態または不能動状態に切
換えるとともに、乗員検知部34からの入力と解錠判定
部14からの入力とによって前記制御機能の能動状態へ
の切換えを無効にしたり無効を解除したりして、車両盗
難防止装置31の警備機能の能動化または不能動化への
切換えを制御する。乗員検知部34は、乗員検出器35
からの入力を検知して能動化不能動化切換え制御部33
に入力する。警備機能の能動化への切換えが無効にされ
た状態で、乗員検出器35が乗員の検出をしないときに
は乗員検知部34からの入力がないので、予め定められ
た手順でドアの解錠と施錠とが検出されれば、能動化不
能動化切換え制御部33は警報・走行阻止機能作動制御
部23の警備機能の能動化への切換えの無効を解除す
る。乗員検出器35は、不法侵入者も検出するので、検
出情報は侵入検知部36にも入力され、正規の解錠によ
って乗車しない乗員を検出する場合は不法侵入者とみな
されて警備機能が作動される。
である車両盗難防止装置31の構成の概要を示すブロッ
ク図である。構成要素のうち車両盗難防止装置1および
車両盗難防止装置21と共通する部分は同一の符号を付
与している。遠隔操作器2から警備指令信号を受信する
盗難防止装置32の受信部10の出力は、能動化不能動
化切換え制御部33に入力される。警報・走行阻止機能
作動制御部23の制御機能は、能動化不能動化切換え制
御部33からの入力によって能動状態または不能動状態
に切換えられる。能動化不能動化切換え制御部33は、
受信部10からの入力によって警報・走行阻止機能作動
制御部23の制御機能を能動状態または不能動状態に切
換えるとともに、乗員検知部34からの入力と解錠判定
部14からの入力とによって前記制御機能の能動状態へ
の切換えを無効にしたり無効を解除したりして、車両盗
難防止装置31の警備機能の能動化または不能動化への
切換えを制御する。乗員検知部34は、乗員検出器35
からの入力を検知して能動化不能動化切換え制御部33
に入力する。警備機能の能動化への切換えが無効にされ
た状態で、乗員検出器35が乗員の検出をしないときに
は乗員検知部34からの入力がないので、予め定められ
た手順でドアの解錠と施錠とが検出されれば、能動化不
能動化切換え制御部33は警報・走行阻止機能作動制御
部23の警備機能の能動化への切換えの無効を解除す
る。乗員検出器35は、不法侵入者も検出するので、検
出情報は侵入検知部36にも入力され、正規の解錠によ
って乗車しない乗員を検出する場合は不法侵入者とみな
されて警備機能が作動される。
【0055】図17は、図16に示す実施形態における
警備機能の能動化不能動化の切換え、また能動化への切
換えを無効にし、さらにまたその無効を解除する方法に
ついてのフローチャートである。ステップe1では、遠
隔操作による警備指令を受けているかどうかを判定し、
受けていればステップe2に進み、受けていなければス
テップe3に進む。ステップe2では、警備機能を能動
状態に切換えてステップe4に進む。ステップe3で
は、遠隔操作による警備解除指令を受けているかどうか
を判定し、指令を受けていればステップe5に進み、受
けていなければスタートにもどって指令を待つ。ステッ
プe4では、出入口が正規に解錠されるかどうかを判定
し正規に解錠されるならばステップe6に進み、正規に
解錠されなければステップe2にもどる。ステップe5
では警備機能の不能動化への切換えが行われてスタート
にもどる。ステップe6では、乗員が検出されるかどう
かを判定し、検出されればステップe7に進み、検出さ
れなければステップe2にもどる。ステップe7では、
能動化への切換えを無効にしてステップe8に進む。ス
テップe8では、再び乗員が検出されるかどうかを判定
し、検出されなければステップe9に進み、検出されれ
ばステップe7にもどって警備機能の能動化への切換え
の無効状態を続ける。ステップe9では、出入口が正規
の手順で施錠されているかどうかを判定し、正規に施錠
されていればステップ10に進み、施錠されていなけれ
ばステップ7にもどる。ステップ10では、警備機能の
能動化の無効を解除しステップe2にもどる。本実施形
態の場合にも図1の実施形態と同様に、警備機能を一旦
能動化してから無効にする方法の代わりに警備機能の能
動化を禁止する方法を採用することができる。盗難防止
装置31は、誤動作しないように車両の使用者が警備機
能の不能動化またはその解除のための操作を意識して行
わなくても、車両に備えられている検出器によって乗員
を検知して警備機能の能動化を禁止しまた禁止を解除す
ることができる。
警備機能の能動化不能動化の切換え、また能動化への切
換えを無効にし、さらにまたその無効を解除する方法に
ついてのフローチャートである。ステップe1では、遠
隔操作による警備指令を受けているかどうかを判定し、
受けていればステップe2に進み、受けていなければス
テップe3に進む。ステップe2では、警備機能を能動
状態に切換えてステップe4に進む。ステップe3で
は、遠隔操作による警備解除指令を受けているかどうか
を判定し、指令を受けていればステップe5に進み、受
けていなければスタートにもどって指令を待つ。ステッ
プe4では、出入口が正規に解錠されるかどうかを判定
し正規に解錠されるならばステップe6に進み、正規に
解錠されなければステップe2にもどる。ステップe5
では警備機能の不能動化への切換えが行われてスタート
にもどる。ステップe6では、乗員が検出されるかどう
かを判定し、検出されればステップe7に進み、検出さ
れなければステップe2にもどる。ステップe7では、
能動化への切換えを無効にしてステップe8に進む。ス
テップe8では、再び乗員が検出されるかどうかを判定
し、検出されなければステップe9に進み、検出されれ
ばステップe7にもどって警備機能の能動化への切換え
の無効状態を続ける。ステップe9では、出入口が正規
の手順で施錠されているかどうかを判定し、正規に施錠
されていればステップ10に進み、施錠されていなけれ
ばステップ7にもどる。ステップ10では、警備機能の
能動化の無効を解除しステップe2にもどる。本実施形
態の場合にも図1の実施形態と同様に、警備機能を一旦
能動化してから無効にする方法の代わりに警備機能の能
動化を禁止する方法を採用することができる。盗難防止
装置31は、誤動作しないように車両の使用者が警備機
能の不能動化またはその解除のための操作を意識して行
わなくても、車両に備えられている検出器によって乗員
を検知して警備機能の能動化を禁止しまた禁止を解除す
ることができる。
【0056】図18に示すように、乗員検出器は、たと
えばマイクロ波レーダ等のレーダセンサ35aや、超音
波センサ35b、赤外線センサ35cなど、いずれも車
両への不法侵入防止用として装備する検出器である。ま
た、車両の傾斜によって乗員を検出する検出器であるレ
ベルセンサ35dや、エアバッグシステムのシートスイ
ッチなどのシートへの乗員の着席を検出する検出器、ま
たトランスポンダ信号の受信によって車両の所有者を検
出する検出器などのいずれかか、またはいずれかの2以
上の組合せの併用も使用することができる。
えばマイクロ波レーダ等のレーダセンサ35aや、超音
波センサ35b、赤外線センサ35cなど、いずれも車
両への不法侵入防止用として装備する検出器である。ま
た、車両の傾斜によって乗員を検出する検出器であるレ
ベルセンサ35dや、エアバッグシステムのシートスイ
ッチなどのシートへの乗員の着席を検出する検出器、ま
たトランスポンダ信号の受信によって車両の所有者を検
出する検出器などのいずれかか、またはいずれかの2以
上の組合せの併用も使用することができる。
【0057】図19は、図18の乗員検出器を用いる場
合の動作を示す。ステップf1で車両が停止中であり、
ステップf2でドアの施錠をするとき、ステップf3で
盗難防止装置のセットを行うか否かを設定することがで
きる。セットはステップf4で行い、ステップf5でド
アの解錠を行うまで、セット状態を続ける。解錠する
と、ステップf6で盗難防止装置がリセットされること
を確認する。ステップf7のリセット状態は、ステップ
f8で人物の車両内への侵入を検知するまで継続する。
人物が車両内へ入れば、ステップf9で盗難防止装置の
セットを禁止し、ステップf1に戻る。なお、ステップ
f6でリセットしないときは、ステップf10で装置不
良となる。
合の動作を示す。ステップf1で車両が停止中であり、
ステップf2でドアの施錠をするとき、ステップf3で
盗難防止装置のセットを行うか否かを設定することがで
きる。セットはステップf4で行い、ステップf5でド
アの解錠を行うまで、セット状態を続ける。解錠する
と、ステップf6で盗難防止装置がリセットされること
を確認する。ステップf7のリセット状態は、ステップ
f8で人物の車両内への侵入を検知するまで継続する。
人物が車両内へ入れば、ステップf9で盗難防止装置の
セットを禁止し、ステップf1に戻る。なお、ステップ
f6でリセットしないときは、ステップf10で装置不
良となる。
【0058】図20および図21は、本発明の実施のさ
らに他の形態として、遠隔的な警備機能の能動化である
リモートアームを、運転操作、たとえばブレーキ操作
と、専用の禁止スイッチの操作で制御する動作をそれぞ
れ示す。なお、電気的な構成は、前述のいずれかの実施
形態と同様である。
らに他の形態として、遠隔的な警備機能の能動化である
リモートアームを、運転操作、たとえばブレーキ操作
と、専用の禁止スイッチの操作で制御する動作をそれぞ
れ示す。なお、電気的な構成は、前述のいずれかの実施
形態と同様である。
【0059】図20では、ステップg1,g2,g3,
g4によって、リモートアーム中ではなく、ブレーキが
ONで、イグニッションキーが挿入されており、しかも
IGまたはACCがONになっていると判断されると
き、ステップg5でリモートアームが禁止される。ステ
ップg6,g7,g8,g9,g10で、ブレーキがO
FFになり、イグニッションキーが無く、IGおよびA
CCがOFFで、ドアが開いた後で閉じれば、運転者が
車両外へ出たと判断され、ステップg11でリモートア
ームの禁止が解除され、遠隔的に警備機能をいつでも能
動化することができるようになる。
g4によって、リモートアーム中ではなく、ブレーキが
ONで、イグニッションキーが挿入されており、しかも
IGまたはACCがONになっていると判断されると
き、ステップg5でリモートアームが禁止される。ステ
ップg6,g7,g8,g9,g10で、ブレーキがO
FFになり、イグニッションキーが無く、IGおよびA
CCがOFFで、ドアが開いた後で閉じれば、運転者が
車両外へ出たと判断され、ステップg11でリモートア
ームの禁止が解除され、遠隔的に警備機能をいつでも能
動化することができるようになる。
【0060】図21では、ステップh1で禁止SWがO
Nであれば、ステップh2でリモートアームが禁止され
る。禁止の状態で、ステップh3で禁止SWがOFFで
あれば、ステップh4でリモートアームの禁止を解除す
る。以下、同様に、禁止SWのON/OFFに従って制
御を行う。車両の使用者の意志に応じて、リモートアー
ムの禁止状態を制御することができるので、不用意に警
備機能を能動化して誤操作による警報機能などを発生さ
せるおそれを解消することができる。
Nであれば、ステップh2でリモートアームが禁止され
る。禁止の状態で、ステップh3で禁止SWがOFFで
あれば、ステップh4でリモートアームの禁止を解除す
る。以下、同様に、禁止SWのON/OFFに従って制
御を行う。車両の使用者の意志に応じて、リモートアー
ムの禁止状態を制御することができるので、不用意に警
備機能を能動化して誤操作による警報機能などを発生さ
せるおそれを解消することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、乗員によ
ってキーまたはキーレスエントリーシステムによる操作
によって出入口の解錠が行われ、乗車してドアが閉じら
れドアロックされてから、車両装備機器が操作される
か、または運転操作がなされるか、または運転状態が検
出されるか、または乗員が検出されることによって、車
両用盗難防止装置の遠隔操作による警備機能の能動化へ
の切換えは無効になる。また無効にしなければならない
状態が消滅するときには無効が解除される。多様な車両
の種類に適応することができる方法で、またエンジンキ
ーの操作に関係なく、さらにまた特殊な検出機器を装備
しなくても車両に装備されている機器を利用して、車両
の使用者が意識して警備機能の能動化不能動化への切換
え操作をしなくても、必要でないときには確実に警備機
能の能動化への切換えを無効にし、必要なときには前記
無効を解除することができるので遠隔操作器の誤操作に
よる盗難防止装置の誤動作を防ぐことができる。車両盗
難防止装置を装備する車両の使用者が車両装備機器を操
作し、または車両に乗車し、さらにまたは車両を運転
し、さらにまたは車両を走行させるときは、遠隔操作器
の誤操作によって発生する警報ホーンの吹鳴、またヘッ
ドライトの点滅、さらにまた走行停止などを防ぐことが
できる。
ってキーまたはキーレスエントリーシステムによる操作
によって出入口の解錠が行われ、乗車してドアが閉じら
れドアロックされてから、車両装備機器が操作される
か、または運転操作がなされるか、または運転状態が検
出されるか、または乗員が検出されることによって、車
両用盗難防止装置の遠隔操作による警備機能の能動化へ
の切換えは無効になる。また無効にしなければならない
状態が消滅するときには無効が解除される。多様な車両
の種類に適応することができる方法で、またエンジンキ
ーの操作に関係なく、さらにまた特殊な検出機器を装備
しなくても車両に装備されている機器を利用して、車両
の使用者が意識して警備機能の能動化不能動化への切換
え操作をしなくても、必要でないときには確実に警備機
能の能動化への切換えを無効にし、必要なときには前記
無効を解除することができるので遠隔操作器の誤操作に
よる盗難防止装置の誤動作を防ぐことができる。車両盗
難防止装置を装備する車両の使用者が車両装備機器を操
作し、または車両に乗車し、さらにまたは車両を運転
し、さらにまたは車両を走行させるときは、遠隔操作器
の誤操作によって発生する警報ホーンの吹鳴、またヘッ
ドライトの点滅、さらにまた走行停止などを防ぐことが
できる。
【図1】本発明の実施の一形態による車両盗難防止装置
の電気的構成の概略を示すブロック図である。
の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】図1の車両盗難防止装置の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】図1の実施形態の警備検出器の例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】図1の車両装備機器の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】図1の車両装備機器の他の例を示すブロック図
である。
である。
【図6】図1の車両装備機器のさらに他の例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】図1の車両装備機器のさらに他の例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】図1の車両装備機器のさらに他の例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】図1の運転操作対象の例を示すブロック図であ
る。
る。
【図10】図1の車両盗難防止装置の動作の他の例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図11】図1の車両盗難防止装置の動作のさらに他の
例を示すフローチャートである。
例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の他の形態による車両盗難防止
装置の電気的構成の概略を示すブロック図である。
装置の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図13】図12の車両盗難防止装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図14】図12の運転状態検出器の概略的な電気的構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図15】図14の動作を示すグラフである。
【図16】本発明の実施のさらに他の形態による車両盗
難防止装置の電気的構成の概略を示すブロック図であ
る。
難防止装置の電気的構成の概略を示すブロック図であ
る。
【図17】図16の車両盗難防止装置の動作の一例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図18】図16の乗員検出器の電気的構成を示ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図19】図16の車両盗難防止装置の動作の他の例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施のさらに他の形態による車両盗
難防止装置の動作の一例を示すフローチャートである。
難防止装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図21】図20の実施形態の動作の他の例を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図22】従来の車両盗難防止装置の電気的構成の概略
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
1,21,31 車両盗難防止装置 2 遠隔操作器 3,22,32 盗難防止装置 4 警報機能 5 走行阻止機能 6 車両装備機器 7 遠隔操作対象 8 ドアロック検出器 9 警備検出器 10 受信部 11,23 警報・走行阻止機能作動制御部 12,24,33 能動化不能動化切換え制御部 13 操作検出部 14 解錠判定部 15,36 侵入検知部 25 運転状態検知部 26 運転状態検出器 35 乗員検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 学 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 村田 一夫 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 竹村 弘樹 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 竹鼻 千景 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内
Claims (25)
- 【請求項1】 車両内への不法な侵入を検知して盗難を
防ぐための機能を備える車両盗難防止装置において、 予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐための機能の
能動化または不能動化を切換える機能切換え手段と、 乗員による車両内での予め定める操作の有無を検出する
操作検出手段と、 該操作検出手段からの出力に応答し、車両内での予め定
める操作が行われると判定されるとき、機能切換え手段
に対し、遠隔操作による能動化への切換えを無効にする
ように制御する制御手段とを含むことを特徴とする車両
盗難防止装置。 - 【請求項2】 前記操作検出手段は、車両に装備されて
いる機器への操作を検出することを特徴とする請求項1
記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項3】 前記車両に装備されている機器は、クル
ーズコントロール装置であることを特徴とする請求項2
記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項4】 前記車両に装備されている機器は、シー
トベルトであることを特徴とする請求項2記載の車両盗
難防止装置。 - 【請求項5】 前記車両に装備されている機器は、シー
トコントロール装置であることを特徴とする請求項2記
載の車両盗難防止装置。 - 【請求項6】 前記車両に装備されている機器は、ラン
プであることを特徴とする請求項2記載の車両盗難防止
装置。 - 【請求項7】 前記車両に装備されている機器は、空調
機器であることを特徴とする請求項2記載の車両盗難防
止装置。 - 【請求項8】 前記車両に装備されている機器は、音響
機器であることを特徴とする請求項2記載の車両盗難防
止装置。 - 【請求項9】 前記車両に装備されている機器は、ワイ
パ装置であることを特徴とする請求項2記載の車両盗難
防止装置。 - 【請求項10】 前記操作検出手段は、車両に対する運
転操作を検出することを特徴とする請求項1記載の車両
盗難防止装置。 - 【請求項11】 前記車両に対する運転操作は、マニュ
アルクラッチスタートのためのスイッチの操作であるこ
とを特徴とする請求項10記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項12】 前記車両に対する運転操作は、ステア
リング操作であることを特徴とする請求項10記載の車
両盗難防止装置。 - 【請求項13】 前記車両に対する運転操作は、ブレー
キ操作であることを特徴とする請求項10記載の車両盗
難防止装置。 - 【請求項14】 前記車両に対する運転操作は、警報操
作であることを特徴とする請求項10記載の車両盗難防
止装置。 - 【請求項15】 車両内への不法な侵入を検知して盗難
を防ぐための機能を備える車両盗難防止装置において、 予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐための機能の
能動化または不能動化を切換える機能切換え手段と、 予め定める車両の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、 該運転状態検出手段からの出力に応答し、車両が予め定
める運転状態にあると判定されるとき、機能切換え手段
に対し、遠隔操作による能動化への切換えを無効にする
ように制御する制御手段とを含むことを特徴とする車両
盗難防止装置。 - 【請求項16】 前記運転状態検出手段は、直流電源電
圧を監視し、電圧の上昇によって運転状態を検出するこ
とを特徴とする請求項15記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項17】 前記運転状態検出手段は、直流電源電
圧を監視し、重畳されるイグニッションパルスによって
運転状態を検出することを特徴とする請求項15記載の
車両盗難防止装置。 - 【請求項18】 車両内への不法な侵入を検知して盗難
を防ぐための機能を備える車両盗難防止装置において、 予め定める遠隔操作に従って、盗難を防ぐための機能の
能動化または不能動化を切換える機能切換え手段と、 車両内に乗員が存在するか否かを検出する乗員検出手段
と、 該乗員検出手段からの出力に応答し、車両内に乗員が存
在すると判定されるとき、機能切換え手段に対し、遠隔
操作による能動化への切換えを無効にするように制御す
る制御手段とを含むことを特徴とする車両盗難防止装
置。 - 【請求項19】 前記乗員検出手段は、レーダセンサに
よって乗員を検出することを特徴とする請求項18記載
の車両盗難防止装置。 - 【請求項20】 前記乗員検出手段は、車両の傾斜によ
って乗員を検出することを特徴とする請求項18記載の
車両盗難防止装置。 - 【請求項21】 前記乗員検出手段は、シートへの乗員
の着席を検出することを特徴とする請求項18記載の車
両盗難防止装置。 - 【請求項22】 前記乗員検出手段は、トランスポンダ
信号の受信によって乗員を検出することを特徴とする請
求項18記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項23】 前記制御手段は、機能切換え手段に対
し、遠隔操作による能動化への切換えを禁止することに
よって、無効にするように制御することを特徴とする請
求項1〜22のいずれかに記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項24】 前記制御手段は、機能切換え手段に対
し、遠隔操作による能動化への切換えが行われた後で不
能動化することによって、無効にするように制御するこ
とを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の車両
盗難防止装置。 - 【請求項25】 前記制御手段は、機能切換え手段に対
し、遠隔操作による能動化への切換えを無効にするよう
に制御した後、予め定める乗員による操作に応答して、
遠隔操作による能動化への切換えの無効を解除すること
を特徴とする請求項1〜24のいずれかに記載の車両盗
難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16777296A JPH1011669A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 車両盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16777296A JPH1011669A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 車両盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1011669A true JPH1011669A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15855826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16777296A Pending JPH1011669A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 車両盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1011669A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002242497A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Sony Corp | 自動車用キーおよび自動車用キーを用いた情報処理装置 |
JP2010079929A (ja) * | 2009-12-24 | 2010-04-08 | Sony Corp | 盗難検知装置 |
US8334760B2 (en) | 2007-07-18 | 2012-12-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Antitheft device, electronic control unit, antitheft security system, and antitheft method |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16777296A patent/JPH1011669A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002242497A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Sony Corp | 自動車用キーおよび自動車用キーを用いた情報処理装置 |
US8334760B2 (en) | 2007-07-18 | 2012-12-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Antitheft device, electronic control unit, antitheft security system, and antitheft method |
JP2010079929A (ja) * | 2009-12-24 | 2010-04-08 | Sony Corp | 盗難検知装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020402 |