JPH0393551A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクシートの有するインクを記録媒体に転
写して記録を行う熱転写記録装置に関するものである。

そして、本発明の熱転写記録装置は、タイプライタ．パ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサ或はファクシ
より等の情報処理機器において多く用いられる。

〔従来技術〕

一般に、この種の熱転写記録装置においては、熱溶融性
インクが塗布された記録材（インクシート〉を収納・装
着し、サーマルヘッドを画像信号等に応じて発熱させる
ことにより、サーマルヘッドと対向した記録材に熱を伝
え、熱溶融性インクが溶融して被記録材（記録媒体）で
ある記録用紙へ転写されて所望の文字や画像等が記録さ
れる。

従来、このような記録装置において文字や画像の光沢感
を変えるために、次のような方法が採られていた。

すなわち、基体表面をマット化し、該マット化された基
体上に熱溶融性インクを塗布したシート状記録材を用い
ることにより、光沢感の乏しい画像を得る方法、さらに
は被記録材として表面平滑性に富むフィルム状のプラス
チック材や、表面に高平滑加工をほどこした加工紙を用
いたり、あるいは透明なフィルム状のプラスチック材に
裏面から記録を行うことにより光沢感じ富む画像を得る
方法等である。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来例では、シート状記録材や被記
録材の種類により記録画像の光沢感が決まってしまうの
で、光沢感の異なった記録画像を所望するとき、記録装
置の使用者は、その都度適宜の記録材や被記録材を選択
して用いなければならず、操作が煩雑であるという問題
点があった。

本発明は、かかる問題点を解決し、記録材や被記録材の
選択・装着という煩雑さを伴うことなく、容易に記録画
像の光沢感を変更できる熱転写記録装置を提供すること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ そのために、本発明は、インクシートの有するインクを
記録媒体に転写して前記記録媒体に記録を行う熱転写記
録装置において、 発熱素子を備えた記録ヘッドと、 記録時に、前記記録ヘッドに設けられた前記発熱素子の
部分を通過した前記記録媒体が前記インクシートと相対
的に剥離するタイミングを変更する変更手段と、 を有することを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれば、記録媒体からのインクリボン等の記録
材（インクシート）の剥離タイミングを変更することよ
り、容易に光沢感の調子の変更を行うことができる。

例えば、画信号に応じて発熱する発熱素子を記録材の移
送方向に複数配し、該発熱素子を選択可能とする構成に
より、光沢感の異った記録画像等を容易に得ることがで
きる。

あるいは、画信号に応じて発熱する発熱素子の中心から
インクシート搬送方向下流側端面までの距離が小さい記
録ヘッドを用い、更にそのヘッドから上記搬送方向下流
側にディレイローラ等の部材を設けてこれを適切な位置
に設定可能とすることにより、記録材の離脱タイミング
を変更して記録画像の光沢感を選択可能とすることがで
きる．（実施例） 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。

（実施例１） 第１図は本発明の一実施例として、シリアル型熱転写記
録装置の主要部を示す。図において、１はキャリッジ２
上に装着されるカセットであり、下ケースｌａと上カバ
−１ｂとで構成されている。カセットｌの内部には、記
録材であるインクリボン３が供給コア４ａに巻回されて
収納され、供給コア４ａから、カセット１の凹部１Ｇで
一旦露出するように導かれた後、巻き取りコア４ｂに巻
き付けられている。また、キャリツジ２にはプーり５ａ
，Ｓｂ間に架け渡されたベルト５Ｃが接続され、ブーり
５ｂと連結したキャリツジモータ５ｄを駆動するとキャ
リツジ２がキャリツジ軸２ａに案内されて矢印八方向お
よびその逆方向に往復移動するように構成されている。

キャリッジ２の所定位置には、巻き取りコア４ｂと係合
するフリクションクラッチ２ｂが設けられ記録時（キャ
リツジ２の矢印八方向の移動時）のみキャリッジ２の動
きと同期して矢印Ｂ方向に回転するように構威されてい
る．このフリクションフラッチ２ｂは、一定以上のトル
クが加わると回転しなくなる構造を有するものであり、
このクラッチ２ｂの回転により木例に係るインクシート
であるインクリボン３は供給コア４ａから送り出された
量だけ巻き取りコア４ｂに巻き取られる。

さらにカセット１の上カバー１ｂの所定位置には、供給
側インクリボン３の残量を視認するための長孔１ｄが設
けられている。キャリツジ２には、反射型フォトセンサ
９が搭載され、センサ９はカセット１の下ケースｌａに
設けられた図示しない開口からカセット１内に挿入され
、センサ９の発光素子がインクリボン３の記録領域を照
射するように構成されている。なお、このセンサ９はサ
ーマルヘッド６よりもインクリボン３の搬送方向上流側
の位置をとるように配置されている．６は画信号に応じ
て発熱する多数の発熱素子６ａを列状に配した発熱素子
列６ｂ．６ｃを有するサーマルヘッドである．サーマル
ヘッド６は第２図にその概略を示すように、アルミナ等
のセラミック基板６ｇ上に形成されたガラス等から成る
部分グレーズ６ｅ上に、八見等からなる個別リード電極
６ｄ，共通電極６ｆおよび発熱素子６ａを有している．
発熱素子６ａは、列状に多数配列されて発熱素子列６ｂ
および６Ｃをなしている．発熱素子列６ｂおよび６Ｃは
、発熱素子６ａの中心線からサーマルヘッドのインクリ
ボン搬送方向下流側の端面までの距離をｄとすると、イ
オクリボン搬送方向上流側の発熱素子列６ｂについては
、ｄ＝２〜２０ｓａ＋程度、インクリボン搬送方向下流
側の発熱素子列６Ｃについては、ｄ＝０．０５〜１ｍｍ
程度の位置に形成されている。

インクリボンカセットｌに収納されるインクリボン３は
、第５図および第６図に示すように、従来から広く使用
されている公知の熱転写記録用インクリボンであって、
ポリエチレンフイルムやポリスチレンフィルム．ボリカ
ーボネートフィルム等から成る厚さ３〜ｌＯμ鵡程度の
基体３ａ上に、着色剤．バインダ，柔軟剤等を混合して
成る熱溶融性のインクをホットメルトコーティング等に
よって厚さ２〜１０μｍ程度の層状のインク層３ｂとし
て形威してなるものである。このインクリボン３の終端
部にはＡｆｆｉ等の金属膜をプラスチック材に形成させ
た図示しない反射テープ部材を貼り合わせてあり、反射
型フォトセンサ９により、インクリボン３の終端部を可
能としてある． かかる構成において、本例に係る記録装置の使用者によ
るキーボードやパネルスイッチ等種々の形態を可とする
指示人力部からの入力により光沢感モードが選択され、
当該入力信号が制御系に伝わってサーマルヘッド６の発
熱素子列６ｂ，６ｃいずれか一方が選択されて記録時に
使用される。そして、光沢感に冨む画像を出力するモー
ド選択されたときには発熱素子列６ｂが選択され、光沢
感にとぼしい画像を出力するモードが選択されたときは
、発熱素子列６Ｃが選択される． 第３図は本例に係る記録装置の制御系の概略を示す．こ
こで、１０は例えばマイクロコンピュータ形態の制御部
であり、第４図示の処理手順に従って各部を制御するＣ
ＰＬＩ１０ａ．その処理手順に対応したプログラム等の
固一定データを格納したＲＯＭ　１０ｂおよび記録社係
る画像データその他の各種データを格納するためのＲＡ
Ｍ　１０ｃの他、各入力を受容する人力部や各制御対象
に対するドライバ等を有している。

制御部ｌＯに対しては、本図示のホスト装置等より画像
データカ｛入力される他、上記光沢感モード選択のため
の指示入力等を与える指示入力部ｌ２からの信号および
インクリボン３の終端検知用フ才トセンサ９の検出信号
等が入力される。また、サーマルヘッド６およびキャリ
ッジモータ５ｄに加え、１ラインの記録後やｌ頁分の記
録後等に所定量被記録材８の搬送を行うフィードモータ
ｌ４が接続されている。

次に前記の如く構成された本例に係る記録装置の動作に
ついて説明する． 第４図は本例の記録の処理手順の一例を示す。

本手順では、指示入力部ｌ２からの入力に基づき、ステ
ップＳ１にて選択された光沢感モードが判定されるが、
まず始めに所望される記録画像が光沢感にとぼしい場合
から説明する。

このとき、サーマルヘッド６の発熱素子列は、インクリ
ボン搬送方向下流側発熱素子列６Ｃが選択される（ステ
ップＳ３）．次に画信号が人力されると記録処理（ステ
ップＳ７）が行われる。すなわち、サーマルヘッド６が
被記録材８の記録開始位置でヘッドダウンし、この状態
でキャリッジ２が第１図における矢印八方向に走行する
と共に画信号に応じて発熱素子６ａが通電され発熱する
。この熱がインクリボン３に伝わり、発熱した素子６ａ
に対向した位置にあるインク層３ｂのインクが溶融し、
被記録材に転写される。ここで、インクリボン搬送方向
下流側発熱素子列６Ｃが選択されている場合、第５図に
示すように、インクはインク層内部の凝集剥離を起す。

下流側発熱体素子列６Ｃによりインクの転写が行われる
場合、当該発熱体素子列６ｃの発熱素子６ａの中心線か
らサーマルヘッドの端面までの距離が小さいため、発熱
素子６ａの発熱により溶融したインク層は、溶融状態の
まま直ちに記録媒体（被記録材）８からはがされる。溶
融状態のインクの凝集力は、インクリボン３の基体３ａ
とインクとの接着力に比較して弱く、更に被記録材８と
インクとの接着力は、基体３ａとインクとの接着力に比
較して強いため、インク層内部から不均−に剥離しやす
くなる。仮にインクが基体３ａとの界面で剥離したとし
ても、溶融状態のまま剥離してその後急激に冷却される
ため、転写されたインクの表面は、粗面化されたものと
なり、従って光沢感の乏しい画像が形威される．インク
リボン３は、上記記録動作により供給コア４ａから巻き
取りコア４ｂへ搬送される。１行分の記録が終了すると
サーマルヘッド６がヘッドアツプして矢印Ａと逆方向へ
移送され、記録開始位置へ戻る。すると、フイードモー
タｌ４によりプラテン７が１行分回転し、補記録材８が
第１図中上方へ紙送りされる。この動作が繰り返し行わ
れ所望の光沢感の乏しい記録画像を得られる．次に、イ
ンクリボン搬送方向上流側の発熱素子列６ｂが選択され
た場合、発熱素子６ａの発熱により溶融したインクは、
上記距離ｄが大きいため、十分な冷却が行われてから、
剥離する。従って第６図に示すように、インクリボン３
の基体３ａとインク層３ｂとの接着力は、被記録材８と
加熱された部分のインクとの接着力やインク層３ｂにお
けるインク同士の凝集力に比較し弱くなるので、基体３
ａとの界面もしくはこれに近い部分で剥離が行われる。

このため、被記録材８に転写されたインクの表面は平滑
になり、光沢感に富んだ画像が形成されることになる。

以上の如くして本実施例に係る構成によれば、光沢感に
富んだ記録画像と光沢感の乏しいマット化された画像と
を、簡単に得ることができる。

すなわち、発熱素子列を複数有するサーマルヘッドを用
い、かつその発熱素子列を選択可能としたことにより、
光沢感の調子の異った画像を得ることができる効果があ
る。

また、同一種類のインクリボンカセットおよび被記録材
でこれが可能となるので、使用者がインクリボンカセッ
トを交換する煩雑さがなく、異なった光沢感の調子の画
像を容易かつ速やかに得ることができる効果がある。

加えて、サーマルヘッドの発熱素子列を複数有すること
によってインクリボンの剥離タイミングを変えたために
、操置の信頼性も高く、耐久性に富むという効果もある
。

（実施例２） 第７図は本発明の第２の実施例として、本発明をライン
プリンタ形態の熱転写記録装置に適用した場合の主要部
の構成例を示す。

木例では、第７図に示すように、長尺状の記録媒体（被
記録材）２１、例えば紙やプラスチック材等がロール状
に巻き回わされたシートロール形態の被記録材２ｌが記
録装置内に収納されている。

画信号Ｃ応じて発熱するサーマルヘッド２３は、第８図
に示すように、多数の発熱素子２３ａが列状に配列され
るとともに、発熱素子２３ａの中心線からインクシート
２２の搬送方向下流側端面までの距離が０．５〜２ｍｉ
＋程度の端面サーマルヘッドである。このサーマルヘッ
ド２３は、図示しない押圧スプリングにより、回転・駆
動可能なプラテンローラ２７に向けて付勢されている。

また、このサーマルヘッドは、図示しないヘッドアップ
／ダウン機構によりプラテンローラ２７への圧接および
圧接の解除が可能な構成となっている．ディレイローラ
２４ａは、支持部材２４ａを介して支点２４ｃを中心に
回転可能となっており、支持部材２４ｂには、引張りス
ブリング２６およびカム２５が連結されており、指示部
材２４ｂを介して矢印Ｄ方向およびその反対方向へ支点
２４ｃを中心に回転可能になっている。

インクシート２２は、第１１図．第１２図に示すように
、従来から広く使用されている熱転写記録用リボンであ
って、ポリエチレンフィルムやポリスチレンフィルム．
ポリカーボネートフィル等から成る厚さ３〜１０μ一程
度の基体２２ａ上に、着色材，バインダ．柔軟剤等を混
合して或る熱溶融性インクをホットメルトコーティング
等によって厚さ２〜１０μｍ程度の層状のインク層２２
ｂとして形成してなるものである。このインクシート２
２は、木例では供給リール２２ｃに巻きつけられたイン
クシートロールとなっている。そしてこのインクシート
２２は、供給リール２２ｃから第７図に示すようにフラ
テンローラ２７と、サーマルヘッド２３およびデレイロ
ーラ２４ａとの間を通り．巻き取りリール２２ｄへ巻き
取られる． 第９図は本例に係る記録装置の制御系の概略を示し、第
３図と同様に構成できる部分には対応箇所に同一符号を
付してある．図において、２４はディレイローラ２４ａ
の駆動機構であり、カム２５を回動させて支持部材２４
ｂを介しディレイローラ２４ａをプラテンローラ７に対
し圧接／１１脱させるためのモータ等を含むものである
。

次に本例に係る記録装置の動作について説明する。

第ｌＯ図は本例に係る記録処理手順の一例を示し、本例
では上記ステップＳ３およびＳ５に代えて、それぞれス
テップ５２３およびＳ２５を設けてある．記録開始信号
が制御系に伝達されると、サーマルヘッド２３は、図示
しない押圧スプリングによりプラテンローラ２７に圧接
される。そして光沢感に富んだ記録モードが選択される
と（ステップＳｌ）　、駆動機構２４によってカム２５
が支持部材２４ｂから第１１図に示すように回転して離
れ、ディレイローラ２４ａは支持部材２４ｂが引張りス
プリング２６により支点２４ｃを中心に回転することに
よりプラテンローラ２７に圧接する（ステップＳ２５）
。このとき、インクシート２２は、サーマルヘッド２３
からディレイローラ２４ａまでの間被記録材２１と密着
された状態になる。

このとき、画像データが入力されると、サーマルヘッド
２３の発熱素子２３ａに通電がなされ、信号に応じて発
熱する．この熱はインクシートに伝えられ、発熱素子２
３ａに対向したインク層２３ｂが溶融する。発熱素子の
配列範囲にわたった１ライン分の記録が終了すると、プ
ラテンローラ２７が第７図中矢印Ｃ方向に回転し、被記
録材２１およびインクシート２２が搬送される．溶融さ
れたインク層はディレイローラ２４ａまでの間に冷却さ
れ、被記録材２ｌからはがされて転写が終了する．溶融
され冷却されたインクにおいては、インクとインクシー
ト２２の基体２２ａとの接着力が被記録材２１とインク
との接着力に比べて弱く、さらにはインク層２２ｂにお
けるインク同士の凝集力に比較しても弱いため、基体２
２ａとの界面または、界面近くからはがされる。このた
め被記録材２ｌ上に転写されたインクの表面は、比較的
平滑なものとなり、光沢感に富んだ画像が得られる．モ
してｌライン分ごとに前述の動作が行われ、所望の画像
が得られる。次に、光沢感に乏しい記録モードが選択さ
れると（ステップＳｌ）、第１２図のように駆動機構２
４によってカム２５が回転し、ディレイローラ２４ａの
支持部材２４ｂを押すため、支持部材２４ｂは支点２４
ｃを中心に回転し、ディレイローラ２４ａがプラテンロ
ーラ２７から離れる方向に移動する（ステップＳ２３）
， インクシート２２は、ディレイローラ２４ａが解除され
るためサーマルヘード２３を通過した直後に被記録材２
１から引きはがされる状態になる。すなわち、画像デー
タに応じてサーマルヘッド２３が発熱し、インク層２２
ｂが溶融すると、溶融状態に近いままインクがインクシ
ート２２から引きはがされる。溶融部分のインク層２２
ｂにおけるインク，同士の凝集力は溶融状態のためイン
クと基体２２ｂとの間の接着力、および被記録材２ｌと
インクとの接着力に比較して小さく、従ってインク層内
部で不均一に剥離が生じ易くなる。このため転写された
インクの表面は平滑に乏しく、従って光沢に乏しい画像
が得られる． 以上のように、本実施例Ｃ係る構成によっても、同一種
のインクシートおよび同一種の被記録材を使用して光沢
感に富んだ記録画像と光沢感に乏しい画像とを容易に得
ることができる。

（他の実施例） なお、本発明は以上の２実施例に依られることなく種々
の変形を加えることができる。

例えば、上記実施例１において、発熱素子列を３列以上
としてさらに多段階に光沢感の調整を行うこともできる
。

また、発熱素子列が１列であっても、実施例２と同様に
インクリボン経路を変更する部材を配設することにより
同様の効果を得ることもできる。

逆に、実施例２において発熱素子列を複数設けて実施例
１と同様の制御を行うことも可能である。また、実施例
２においては、ディレイローラ２４ａの動作を引張りス
プリング２６ｂとカム２５との組み合せにより行うよう
にしたが、押圧スプリングとカム２５との組合せにより
行っても構わない。

さらに実施例２では、ディレイローラ２４ａや支持部材
２４ｂをサーマルヘッド２３などと独立して設けたが、
ヘッドホルダ等サーマルヘッド２３を支持する部材に設
けたり、インクシート２２を収納する収納体を設け、該
収納体にディレイ部材を設けても同じ効果が得られる。

加えて、被記録材の搬送部材を適切に構成し、インクシ
ートの経路変更を行う代わりに、被記録材の搬送経路を
選択された光沢モードに応じて変更するものであっても
よい。

［発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、記録材や被記録
材の選択・装着という煩雑さを伴うことなく、容易に記
録画像の光沢感を変更できるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る熱転写記録装置の主要
部の構成例を示す斜視図、 第２図はそのサーマルヘッドの構戒例を示す斜視図、 第３図は木例の制御系の構成例を示すブロック図、 第４図は本例の記録処理手順の一例を示すフローチャー
ト、 第５図および第６図は木例の作用を説明するための説明
図、 第７図は本発明の他の実施例に係る熱転写記録装置の主
要部の構成例を示す斜視図、 第８図はそのサーマルヘッドの構成例を示す斜視図、 第９図は木例の制御系の構成例を示すブロック図、 第１０図は木例の記録処理手順の一例を示すフローチャ
ート、 第１１図および第１２図は本例の作用を説明するための
説明図である。 １・・・インクリボンカセット、 ２・・・キャリッジ、 ３・・・インクリボン ３ａ，２２ａ・・・基体、 ３ｂ，２２ｂ・・・インク層、 ６．２３・・・サーマルヘッド ６ａ，２３ａ・・・発熱素子、 ６ｂ，６ｃ・・・発熱素子列、 ７．２７・・・プラテンローラ、 ８．２１・・・被記録材、 １０・・・制御部、 ｌ２・・・指示人力部、 ２４・・・ディレイローラ駆動機構、 ２４ａ・・・デイレイローラ、 ２４ｂ・・・支持部材、 ２５・・・カム。 ６ｅ ６ｂ 第 ２ 図 第 １０図 第 １２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）インクシートの有するインクを記録媒体に転写して
   前記記録媒体に記録を行う熱転写記録装置において、 発熱素子を備えた記録ヘッドと、 記録時に、前記記録ヘッドに設けられた前記発熱素子の
   部分を通過した前記記録媒体が前記インクシートと相対
   的に剥離するタイミングを変更する変更手段と、 を有することを特徴とする熱転写記録装置。 ２）記録される画像の光沢感の調子の変更を指示する指
   示手段を具え、当該指示に応じて前記変更手段が前記タ
   イミングを変更することを特徴とする請求項１に記載の
   熱転写記録装置。 ３）前記発熱素子は、前記インクシートの通過の方向に
   複数設けられ、前記変更手段は前記光沢感の調子の高低
   に応じて前記通過方向の上流側または下流側にある発熱
   素子が駆動されるように設定を行うことを特徴とする請
   求項２に記載の熱転写記録装置。 ４）前記変更手段は、前記発熱素子の部分を通過した前
   記インクシートが前記記録媒体と当接している距離を変
   更すべく前記インクシートの移送経路を変更する部材を
   有し、前記光沢感の調子の高低に応じて前記部材を駆動
   することにより前記距離の長短を定めることを特徴とす
   る請求項２に記載の熱転写記録装置。