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JPH0390037A - リポソーム製剤 - Google Patents

リポソーム製剤

Info

Publication number
JPH0390037A
JPH0390037A JP22320589A JP22320589A JPH0390037A JP H0390037 A JPH0390037 A JP H0390037A JP 22320589 A JP22320589 A JP 22320589A JP 22320589 A JP22320589 A JP 22320589A JP H0390037 A JPH0390037 A JP H0390037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liposome
antibody
monoclonal antibody
linking
lymphotoxin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22320589A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Osawa
利昭 大沢
Masamichi Sugimoto
正道 杉本
Tooru Mitsuno
徹 満野
Masahiro Higuchi
昌宏 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP22320589A priority Critical patent/JPH0390037A/ja
Publication of JPH0390037A publication Critical patent/JPH0390037A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有効成分として少なくともリンホトキシン(
以下LTと略すことがある)を含有するリポソームとモ
ノクローナル抗体との結合物からなる抗腫瘍剤に関する
〔従来の技術〕
LTはリンパ球及びリンパ球系株化細胞から抗原刺激、
またはマイトジェン刺激によって生産されるリンホカイ
ンの1種であり種々の癌細胞に対して障害性を有するこ
とから抗腫瘍剤(Evans C。
■、らCancer Res、  37 、  p 8
98  (1977) )として、ウィルスに対して障
害性を有することから抗ウィルス剤(G、H,W、Wo
ng & D、V、GoeddelらNature32
3.p819.(1986))として、更にマクロファ
ージ活性化剤〔特開昭64−42441号〕として医薬
への応用が期待されている。しかしながら、それらの効
果を発現させるため、多量のLTを投与すると副作用が
認められることから、より少量で効果のある工夫、また
は副作用が少ない技術手段の提供が望まれている。
一方、従来、そのような工夫としては、LTをリポソー
ム内に封入する試みもあるが、データはなく効果は全く
示されていない(特開昭6l−56197)。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、少量の使用で前述した効果を発揮する製剤
を得ることを目的として、鋭意検討した結果、LTをリ
ポソーム内に含有させた後、得られたLT含有リポソー
ムをモノクローナル抗体と結合させればよいことを見出
して本発明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、リンホトキシンを含有するリポソ
ームとモノクローナル抗体との結合物からなる抗腫瘍剤
を提供する。
以下に本発明について詳しく説明する。
この発明において使用するLTは、次の一般式:%式% で表わされるアミノ酸配列と実質的に同等なアミノ酸配
列を有するものであって、ある種の腫瘍細胞系統に対す
る細胞抑制作用を持つリンホカインの1つである。その
ようなLTは、天然型、遺伝子組換え型のいずれでもよ
いが、好ましくは、遺伝子組換え型である。その具体例
をあげれば特開昭64−6298号公報、特開昭63−
8698号公報、特開昭63−8399号公報、特開昭
62−151182号公報で示された蛋白質があげられ
る。
またモノクローナル抗体としては標的とする部位、病巣
、細胞が有する抗原に対するものがあげられる。癌に対
して集積させようとするなら適用しようとしている癌細
胞が有している抗原、例えばCEA、  トランスフェ
リンレセプター(T f −R)、AFP、などといっ
た蛋白質とか癌特異的なm鎖などに対するモノクローナ
ル抗体があげられる。病巣の組織に集積させようとすれ
ば、その組繊細胞に特異的な抗原に対するモノクローナ
ル抗体が良い適用例であり、免疫担当細胞に作用させよ
うとすれば目的とする免疫担当細胞が有するマーカー抗
原に対するモノクローナル抗体があげられる。実際CE
A、Tf−R等を有する癌細胞に対しては、インビボで
、モノクローナル抗体を投与するとその癌組織にモノク
ローナル抗体が集積することが確かめられており、本発
明の実施例中で使用しているヒト黒色腫細胞株A−37
5に対するマウスモノクローナル抗体(AM−4E3)
も、ヌードマウスを用いた実験で腫瘍部位に抗体が集積
することが確かめられている(WatanabeY、ら
、J、Biol、 Re5ponse nod、  6
  (5) 、  556゜(1987))。上記のこ
とよりモノクローナル抗体とリポソームを結合させたモ
ノクローナル抗体修飾リポソームも目的の部位に集積す
ることが推察できる。またこれらのモノクローナル抗体
は、ヒト抗体、ヒト−マウスキメラ抗体、マウス抗体等
にいずれでもよく、抗体そのもの以外に抗体の1部であ
るF(ab’ )g 、 F(ab’ )でもよい。
本発明においてリポソームとはリン脂質を塩類溶液中に
分散せしめて得られる脂質多重構造の閉鎖小胞であり、
リポソーム化は、薄膜法、溶液注入法、界面活性剤処理
法、超音波法、凍結融解法、逆相蒸発法等の公知の方法
によることが出来る。
材料としてはリン脂質、例えばホスファチジルコリン、
ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミ
ン、リゾレシチン、スフィンゴ逅ニリン、ジセチルリン
酸、ステアリルアミン、ホスファチジルグリセロール、
ホスファチジン酸、ホスファチジルイノシトール或はこ
れらを改質したもの、及びその混合物を挙げることがで
きるが、特にこれらに限定されない。また、リポソーム
2分子膜の補強剤として中性脂質であるコレステロール
等を安定剤として、糖脂質、糖蛋白質等を加えてもよい
。要はリポソームを形成することの出来るリン脂質であ
ればよくレシチンのごときホスファチジルコリンは、リ
ポソーム基本構成リン脂質として好ましい材料である。
モノクローナル抗体/脂質のモル比は1〜10−10で
ある。また、リポソームとモノクローナル抗体を結合さ
せる方法としては、■リポソーム表面へ抗体を吸着させ
る方法、■リポソーム膜上べ抗体を取り込ませる方法、
■5PDP等のスペーサーを介して、抗体とリポソーム
の膜脂質と結合させる方法、■抗体を修飾し疎水基を導
入することでリポソーム膜上に抗体を組み込む方法、■
疎水基を有し反応性に冨むポリマーをリポソーム膜上に
組み込みそのポリマーと抗体を結合させる方法(Tor
chilin V。
P、、 CRCCr1tical Reviews i
n Therapeutic DrugCarrier
 Systems vol、 2+ l5sue l 
)等、公知の方法のいずれでもよいが特に■、■、■の
方法が抗体を積極的に膜上に結合させるので好ましい。
その中で一例を挙げ、■5PDP等のスペーサーを介し
て結合させる方法を説明する。モノクローナル抗体をN
 −Succinimidyl 3  (2−pyrt
dyidHhio ) propinate  (S 
P D P )を用いて5PDP化した後、ジチオスレ
イトール(DTT)を添加、SH化しSH−抗体を得る
。一方SH−抗体に結合させる脂質としてホスファチジ
ルエタノールアミン(PE)と5PDPよりN−(3−
(2−pyridyldithio ) propyn
yl)phosphatidyl ethanol a
a+ine (P D P −P E )を台底する(
Martin、 F、J、et al、 Bioche
s+1stry童立、4229.(1981))。次に
FDP−PEを組み込んだLT含有リポソームを作製し
、SH−抗体と反応させることでモノクローナル抗体修
飾LT含有リポソームを得ることが出来る。
モノクローナル抗体修飾LT含有リポソームは懸濁剤と
して注射剤、エアロゾルとして吸入剤、また凍結乾燥し
て粉末として用いる等、利用法が考えられるが、抗体の
選択により目的の標的部位に高濃度で集積させることが
可能のため、LTの直接投与に比べより少量で効果を期
待することが出来、また不必要な部位でのLTが少なく
なるため副作用も軽減することが可能である。
〔実施例〕
以下、実施例を掲げて本発明について詳細に説明するが
、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
モノクローナル抗体産生株は、特開昭62−11193
4で示したように、Ba1b/cマウス(5週令、雌)
にヒト黒色腫細胞株A−375を免疫し、その肺臓細胞
とマウスミエローマm胞株5p−2を融合し、固定した
A−375との結合能を指標として取得した。この株の
産生ずるヒト黒色腫細胞株A−375に対するモノクロ
ーナル抗体(AM−423)をマウス腹水にて大量取得
後、硫安塩析、ゲル濾過及びイオン交換クロマトグラフ
ィーを用いて精製した。この抗体をN−SucN−5u
ccint 3  (2pyridyldithio 
)propionate (S P D P )と混合
して反応させ、5PDP化した後、未反応の5PDPを
ゲル濾過で除去し、さらにジチオスレイトール(DTT
) を添加し、SH化してSH−抗体を得た。一方SH
抗体に結合させる脂質としてホスファチジルエタノ−ル
アごン(PE)と5PDPよりN−(3(2pyrid
yldithio ) propynyl)phosp
liatidyl ethanol amine (P
 D P −P E )を合成した。合或は、Mart
inらの方法(Martin、 F。
J、 et al、 Biochemistry20 
、 4229 。
(1981))に従い、メタノール3成とトリエチルア
ミン18.4μlに5PDP25■を溶解、PE100
dを添加して遮光下室温で5時間反応させ、未反応の5
PDPをシリカゲルカラムで除去することで得た。
卵黄レシチン、FDP−PE、コレステロール計10■
をモル比が9:l:toになるように混合し、エーテル
300μlに溶解し、特開昭64−6298号公報で示
した遺伝子組換え型LT溶液(5,5X 10’ μ/
d)LOOμlを加え、超音波処理(2分間)によりエ
マルジョン化した。
エーテルを減圧除去し、PBS (塩化ナトリウム7.
5%含有5mMリン酸緩衝液、pH7,2) 4.7 
witを加え、混合後、遠心分離(50,0OOG、1
時間)し、上清(封入されなかったLT?V液)を除去
、沈澱にSH−抗体溶液(1■/絨)を500μl加え
混合し、4 ’Cで1夜反応させた。反応後遠心分離機
を用いPBSで2回洗浄し、沈澱を500μAのPBS
に懸濁させ、0.4μmのポリカーボネート膜にュクリ
ボアー製)を通過させることで無菌化した。3Hでラベ
ルしたフコースを用いてLTとり込み率を調べたところ
8.4%の収率を示した。よって作製したモノクローナ
ル抗体修飾LT含有リポソームは2.5X103μ/−
と推定された。
Ba1b/c nu/nuマウス4週令雄を退会てヒト
メラノーマA−375に対するモノクローナル抗体修飾
LT含有リポソームとLT温溶液腫瘍増殖抑制効果をイ
ンビボで検討した。Ba1b/c nu/nuマウスの
右そけい部皮下にA−375![1胞をlXl0’個移
植し、移植日より2.5.9.12.16.19及び2
3日目に1回/日計7回、実施例1で作成したモノクロ
ーナル抗体修飾LT含有リポソームと比較のためモノク
ローナル抗体修飾LT不含リポソーム(比較例1)、モ
ノクローナル抗体修飾LT不合リポソームとLTの混合
液(比較例2)、LT温溶液比較例3)を200μl/
匹投与した。
尚、網内系にモノクローナル抗体修飾LT含有リポソー
ムが賞食されるのを防ぐ目的で、各試料投与1時間前に
ホスファチジルセリン、ホスファチジルコリン、コレス
テロールからなるリポソームを2■/匹投与した。
25日目の腫瘍面積(短径×長径)を調べ、生理食塩水
投与群と比較することで増殖抑制率(%)を次式により
算出した。
増殖抑制率(%)= 結果を第1表に示す。尚、生理食塩水投与群の腫瘍面積
は39m”であった。
驚くべきことに、モノクローナル抗体修飾LT含有すポ
ソーム投与群は、LT単独ではほとんど効果を示さない
投与量にもかかわらず著しい腫瘍増殖抑制効果を示した
〔発明の効果〕
モノクローナル抗体修飾LT含有リポソームは、LTを
単独で用いる場合に比べより強力な腫瘍増殖抑制効果を
示した。上記のことより同等の効果を期待するのに必要
なLTO量を軽減することができ、かつ副作用も軽減す
ることが可能であることから優れた抗腫瘍剤としての用
途が期待できる。
特 許 出 願 人 電気化学工業株式会社 手 続 補 正 書 平$、1年10月 4日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リンホトキシンを含有するリポソームとモノクローナル
    抗体との結合物からなる抗腫瘍剤。
JP22320589A 1989-08-31 1989-08-31 リポソーム製剤 Pending JPH0390037A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03106821A (ja) * 1989-09-20 1991-05-07 Denki Kagaku Kogyo Kk 抗腫瘍剤
WO2004013180A3 (en) * 2002-08-01 2004-09-16 Immunomedics Inc Alpha-fetoprotein immu31 antibodies and fusion proteins and methods of use thereof

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