JPH0387246A - タイヤのグルービング装置およびグルービング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、タイヤのグルービング装置においてタイヤ切
削面がタイヤの幅方向に＠泣する横振れに応じてカッタ
位置を制御する補正方法とその装置に関する。

（従来の技術） 新品タイヤや更生タイヤのトレッド面にグルービングを
行う装置では、タイヤを垂直に支持するタイヤ支持軸と
、このタイヤ支持軸に対して少なくとも平行な横行、お
よび直角な方向の直行移動が可能なカッタ装置をそなえ
ているが、タイヤ自体の歪みやタイヤ支持の片寄りなど
によりタイヤ側面に幅方向の横振れを生じろと、このタ
イヤを回転させながら設定されたプログラムにより、所
定の形状に沿った移動量でカッタを制御してグルービン
グを行っても、トレッド中心に対する溝の位置がタイヤ
ごとに異なり、また−本のタイヤにおいてもトレッド中
心が片寄ったりして製品が不安定になり、強度が低下す
るなどの品質上の問題がある。

たとえば特開昭６２−７４６３５号公報には、トレッド
面の形状を検出する非接触式の検出手段を設け、タイヤ
の径方向の振れ、いわゆる縦振れの検出結果にもとづい
てカッタの位置を制御し、タイヤから切除するゴム量を
一定にするものか提案されている。

（本発明か解決しようとする問題点） しかしながら、このようなタイヤのグルービング装置で
は、タイヤの横方向の振れに対してカッタを移動するこ
とができず、タイヤの横振れに追従して溝位置を一定に
することができないなどの問題点がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、複数の動作軸を用いてカッタの移動を制御し
、タイヤ表面に所望のパターン溝を加工するタイヤのグ
ルービングにおいて、グルービングを行う前、またはグ
ルービングしながら、タイヤの幅方向の横振れを検出し
、カッタをタイヤ支持軸と平行に移動させる横行駆動軸
の基準プログラムによる移動量を、前記検出値にもとづ
くカッタの補正プログラムにより、タイヤの横振れに追
従して補正させるようにしており、また、このためにタ
イヤの幅方向の横振れを検出する検出器を設け、基準プ
ログラムによって回転されカッタをタイヤの幅方向に移
動させる横行駆動軸と、この横行駆動軸に平行に設けら
れ前記検出器の検出値にもとづく補正プログラムによっ
て回転しカッタを移動させる横行補正軸とをそなえてい
る。

（作用） したがって、タイヤの基準トレッド面に対してカッタ位
置を設定する基準プログラムによりタイヤの幅方向に移
動させる横行駆動軸の基９１ｇ動量に、グルービングに
先立ち、またはグルービングしながらタイヤの横振れを
検出する検出器の検出値に応じた補正プログラムにより
動作する横行補正軸の補正移動ち１か１＆鍼的に追従合
成され、タイヤの構振れに対してカッタ位置をｈｉｔ正
させる。

（実施例） これを図に示す実施例について詳細に説明する。

第１図および第２図に示すグルービング装置において、
１はベツド、２はベツド！上に設けたタイヤ支持台で、
タイヤ支持軸２目こタイヤ３を装着してモータ２２で回
転させる。４は基台で、ベツドＩ上のレール４Ｉをガイ
ドバー４２に沿って図示しないモータによりタイヤ支持
台２の軸心と直角なＸ軸方向に移動できるようにしであ
る。なお、基台４はタイヤ支持台との間隔を所定値にし
ておけば移動させなくてもよい。

５は前記基台４上をレール４３に沿ってタイヤ支持軸と
平行なＹ軸方向に移動する横行台、６は横行台５の横行
駆動装置で、とくに第３図で明らかなように、基台４上
に駆動モータ６１て回転され送りねじを構成する横行駆
動軸６２と、？＋ｌｉ正モータ６３で回転されろスプラ
イン軸からなる横行補正軸６４を、タイヤ支持軸２Ｉと
平行なＹ軸方向に平行に設け、横行台５の下面に設けｆ
こフレーム５１にボールねしで構成しためねじ体６５と
支持ポス６６を回転自由に取り付け、このめねじ体６５
を前記横行駆動軸６２のねじ部に螺合させ、支持ボス６
６は横行補正軸６４に軸とともに回転し軸方向に自由に
移動できろように挿入させている。６７は支持ボス６６
に一体に固着された駆動ギヤ、６８は横行駆動軸６２に
遊嵌し、めねじ体６５に固着した従動ギヤで、前記駆動
ギヤ６７に噛み合わせである。６９は基台４上の支持軸
受である。

７は直行台、８は直行台７をタイヤ支持軸２！に直角な
Ｘ軸方向に移動させる直行駆動装置で、横行台５に垂直
方向に支持され駆動モータ８１により回転する送りねじ
で構成された直行駆動軸８２とにより直行台７をガイド
軸８３に沿って上下動させる。

７！は回動アームで、直行台７からＸ軸方向に突出させ
たアーム支持軸７２に取り付けられ、直行台７内の図示
しないモータによりアーム支持軸７２の軸心線７３を中
心に第２図の矢印Ａ方向に回動される。

９は回動アーム７１から前記軸心線７３に向かって直角
方向に取り付けたカッタ支持装置で、回動アーム７１に
支持した支柱９１にカッタ支持枠９２を設け、絶縁体９
３を介して取り付けたカッタホルダ９４にカッタｌＯを
切削位置Ｐが前記軸心線７３上に一致するように着脱可
能に取り付けており、図示しない給電装置によってカッ
タ１０を加熱するようにしである。１１はカッタ支持装
置９を回動させカッタの向きを変えるモータ、１２はカ
ッタＩＯの位置を軸心線７３に合わせるためカッタ支持
装置を上下動させるアクチエータである。

なお、アクチエータ１２に代えて、支１１９１にカッタ
支持装置９を取り付ける位置を調整してカッタ切削位置
Ｐを軸心線７３上に一致させるようにしてもよい。

１３はタイヤ側面のバトレスに適当な間隔ｍで対向させ
タイヤの横振れを検出する横振れ検出器で、たとえばタ
イヤ支持台２に取り付けた支持装置１３１によりタイヤ
径に応じて位置を調整するようにした光学式反射型変位
センサーなどであり、タイヤ支持軸２１に支持されたタ
イヤのｆｌｌ１１面に向けて投光し、その検出値を図示
しない制御装置に人力させて横行駆動装置６の補正モー
タ６３を駆動させる。

第４図および第５図は、横行台５を駆動する横行駆動装
置６の別の実施例を示すもので、基台４上に設けた駆動
モータ６１で回転され送りねじを構成する横行駆動軸６
２とガイドロッド６０１で支持された中間支持台６０２
をそなえており、めねし部６０３を介して横行駆動軸６
２の回転により中間支持台６０２が移動する。この中間
支持台６０２上に補正モータ６３と、送りねじを構成す
る横行補正軸６．１が設けられ、レール４３に支持され
た横行台５のめねじ部６０４を前記横行駆動軸６４に螺
合させている。なお、６０５は軸受であり、横行駆動軸
６２と溝行蒲正袖６４を入ｎｉｌえて配置ｄさせてもよ
い。

上述の実施例では、カッタＩＯをタイヤ３の上方に設け
て、′７？、降Ｆ２動させるグルービング装置面につぃ
て説明しであるが、カッタをタイヤ支持軸に対して直角
な横方向に移動させる装置にも適用できることは当然で
ある。

また、モータは電気式サーボモータでら流体式のサーボ
モータでもよく、補正モータは微小位置の補正をすれば
足りるため、低速運転でよく、小容量のモータでよい。

なお、横振れ検出器１３は光学式反射型変位センサーに
限られず、接触式の差動トランスやディジタル式ダイヤ
ルゲージなどを用いることもてき、タイヤ両側に設けて
、両側の検出値によってカッタ位置の補正をするように
してもよい。

（動作） 本発明を用いてグルービングを行いながら、タイヤの振
れを検出し、振れデータを取り込み、演算してカッタの
補正を行う場合の動作を第７図のフローチャートによっ
て説明する。

操作電源が投入されると、グルービングのパターンに応
じて図示しないコンピュータからの指令で各作動軸の原
点位置を設定する。

タイヤ支持軸２１にパターン溝を加工するタイヤ３を取
り付け、横振れ検出器１３をタイヤバトレス側面に向け
て設置させる。

コンピュータの基準プログラムにはタイヤの振れがない
場合の制御値が入力されており、このプログラムにした
がって、モータ１１により切り込み方向に合わせてカッ
タ１０の方向を設定し、タイヤ３をモータ２２で矢印（
第１図）方向に回転させるとともに、直行台７の直行駆
動装置８の駆動モータ８Ｉが運転され、直行駆動軸８２
の回転によりめねじ体８５を介して直行台７をＺ軸方向
に下降させ、給電により加熱したカッタ１０をタイヤ３
にトレッド面から所定の深さまで切り込ませ、所定の溝
形状に応じて横行駆動装置６の駆動モータ６１が基準プ
ログラムによって駆動され、横行駆動軸６２の回転で横
行台５をＹ軸方向の移動させてカッタ１０の横方向移動
を制御し、所要のグルービングが行われる。

また、第６図に示すように、タイヤ３に横振れＥ、を生
じてトレッド中心線がａからｂに偏った場合は、横振れ
検出器１３による検出値に応じて浦正プログラムから横
行駆動装置６の補正モータ６３か制御され、第３図の横
行駆動装置では、横行補正軸６４により駆動ギヤ６７お
よび従動ギヤ６８を介してめねじ体６５を回転させ、横
行台５をＹ軸方向に移動させてカッタ位置を点線で示す
ように補正し、タイヤ中心からの溝位置の距ＩＭを保持
させる。

第４図および第５図に示された横行駆動装置では、補正
モータ６３の回転により横行補正軸６４が回転し、めね
じ部６０４を介して横行台５を移動させる。

このようにして、グルービングの間タイヤの横振れを検
出し、基準プログラムによる横行駆動軸の制御とともに
検出値による浦正プログラムで、横行台の位置を調整し
、タイヤバトレス表面と横振れセンサーとの間隔ｍ（第
２図）が一定に保たれ、タイヤ全周にわたってタイヤ中
心からのｉｊ＋Ｙ　（Ｌ置が一定になる。

つぎに、本発明装置を用いて、あらかじめタイヤを回転
させて各回転角位置におけるタイヤの振れを検出して記
憶させ、グルービング時に振れデータを取り出して演算
し、カッタ位置の補正を行う場合の動作を、第８図に示
すフローヂャートにより説明する。

まず、電源を投入して図示しないコンピュータからの指
令で各作動軸の原点を設定しておき、タイヤ支持台２に
パターン溝を加工するタイヤ３を取り付け、原点マーク
として特定のウェヤインジ、ケータに一致するトレッド
表面上にマーキングを行い、ｋ’／ｊｆｉれセンサー１
３をタイヤバトレスに向けて配置させる。

タイヤ３を低速回転させ、前記マーキング位置をＮＧ制
御における原点とし、この位置からタイヤ３を１回転さ
せ、この間の溝振れセンサー１３の検出値を、回転角位
置とともにメモリに記憶させる。

メモリに振れデータの格納が終わった後に自動運転ボタ
ンを押すと、ＮＣ装置の基準プログラムにより、タイヤ
支持軸２Ｉが回転するとともにカッタＩＯは横行軸、直
行軸、回転軸など複数の作動軸により制御されてタイヤ
の所定位置に下降して接触し、この間にカッタを加熱し
て一定の軌跡で前記原点からの回転角位置に応じた所定
のグルービングを行う。

タイヤの回転角位置に応じてメモリから振れデータが取
り出され、基準プログラムからのＭｌｉｉＥプログラム
制畑指令で浦正プログラムによる浦正量が演算され、バ
トレス周上の各回転位置に応じてメモリから横振れデー
タが取り出され、ｈｌｉ正プログラムにより演算された
＋Ｘｊｉ振れ補正爪で横行駆動装置６の浦正モータ６３
を駆動し、横行補正軸６４を回転させ、カッタ１０を基
準プログラムによる移動量に加えて横行させる。

（本発明の効果） このように、本発明はカッタをタイヤ支持軸に対して平
行に移動させる（黄行駆動軸と、直ｒｑ方向に移動させ
る直行駆動軸と、タイヤの支持軸に支持されたタイヤ幅
方向の横振れを検出する検出：４をそなえ、前記横行駆
動軸と直行駆動軸を堰準喀動量で制御するとともに、前
記検出器の検出値に応じた補正移動量を前記横行駆動軸
の基準移動量に重畳させて、カッタの移動量を補正する
ようにしであるので、タイヤの溝振れを生じて乙製品タ
イヤそれぞれの溝位置をタイヤトレッドの中央に対して
一定にし、走行特性を良好に保持することができ、基準
移動量は基準プログラムにより常に設定された値で制御
し、振れ検出値による補正移動量を別個の補正プログラ
ムによって補正すればよいため、プログラムの構成が簡
単で装置を小形化てき、補正を確実にし、生産性と歩留
まりを向上させ得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す側面図、第２図は正面図
、第３図は横行駆動装置を断面で示した平面図、第４図
は横行駆動装置の別の例を示す側面図、第５図はＢ−Ｂ
線に沿う断面図、第６図はタイヤの鵠振れ補正の状態を
示す説明図、第７図はグルービング操作の例を示すフロ
ーチャート、第８図は他のグルービング操作のフローチ
ャートである。 ■はベツド、２はタイヤ支持台、３はタイヤ、４は基台
、５は横行台、６は横行駆動装置、６１は駆動モータ、
６２は横行駆動軸、６３は補正モータ、６４は横行補正
軸、６５はめねじ体、６６は支持ボス、６７は駆動ギヤ
、６８は従動ギヤ、７は直行台、７Ｉは回動アーム、７
２はアーム支持軸、７３は軸心線、８は直行駆動装置、
８１駆動モータ、８２は直行駆動軸、８３はガイド軸、
９はカッタ支持装置、１０はカッタ、１３は横振れ検出
器である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　複数の動作軸を用いてカッタの移動を制御し、タイ
   ヤ表面に所望のパターン溝を加工するタイヤのグルービ
   ングにおいて、タイヤ支持軸に支持されたタイヤの幅方
   向の横振れをグルービングを行う前、またはグルービン
   グしながら検出し、カッタをタイヤの幅方向に移動させ
   る横行駆動軸を基準プログラムにより駆動させながら前
   記検出値にもとづくカッタの補正プログラムによって、
   前記横行駆動軸の駆動量を横振れに追従して調整させる
   ことを特徴とするタイヤグルービングの横振れ補正方法
   。 ２　複数の動作軸を用いてカッタの移動を制御し、タイ
   ヤ表面に所望のパターン溝を加工するタイヤのグルービ
   ング装置において、タイヤ支持軸に支持されたタイヤの
   幅方向の横振れを検出する検出器をそなえ、基準プログ
   ラムに応じて回転し、カッタをタイヤの幅方向に移動さ
   せる横行駆動軸と、前記検出器の検出値にもとづく補正
   プログラムによって回転する横行補正軸とを平行に設け
   、横行補正軸の回転を横行駆動軸の回転に重畳させる横
   行駆動装置をそなえたことを特徴とするタイヤグルービ
   ングの横振れ補正装置。 ３　前記横行駆動軸が、カッタを移動させる横行台に回
   転可能に設けられためねじ体と螺合する送りねじで構成
   され、この横行駆動軸と平行な横行補正軸によって回転
   する駆動ギヤと、前記めねじ体と一体に連結し前記駆動
   ギヤに噛み合う従動ギヤとを設けていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載のタイヤグルービングの横
   振れ補正装置。 ４　前記横行駆動軸と横行補正軸をいずれも送りねじで
   構成し、カッタを移動させる横行台に設けためねじ体に
   それぞれの駆動軸と補正軸のいずれか一方軸を螺合させ
   、他方軸を前記一方軸を支持した中間支持台のめねじ部
   に螺合させて固定部に取り付けたことを特徴とする特許
   請求の範囲第２項記載のタイヤグルービングの横振れ補
   正装置。