JPH0376860A

JPH0376860A - 連続処理槽からの布導出装置

Info

Publication number: JPH0376860A
Application number: JP21127989A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Hikosaka; 彦坂　宏
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-08-18
Filing date: 1989-08-18
Publication date: 1991-04-02
Anticipated expiration: 2010-03-15
Also published as: JPH0723578B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は布の洗浄や強撚糸織物のしぼ立て、リラックス
等を行う連続処理槽からの布導出装置に関する。

〔従来の技術〕

従来布を波形状に屈曲させて順次搬送する連続処理槽に
、搬送中の布に充分なもみ作用や洗浄作用を与える装置
を取付けた処理装置は特公昭５９−５７０１号公報や特
開昭６２−１７０５７３号公報等に開示されているが、
このような連続処理槽から引き出した布は完全に拡げら
れた状態にはなく、若干の「しわ」を持っているのが普
通であるのに対し、該引き出し布は必ずマングルと称す
る互いに圧接した２本のゴ不ローラの間を通して含有液
を絞シ出さねばならないから、マングルに導入される布
のしわが最後まで残って使用に耐えなくなる。

これを避けるため、連続処理槽の布導出側と、その上方
のマングルとの間に、布を両側に拡げるように、左ねじ
条と右ねじ条とが左右半分宛設けられたスクリュウロー
ラを、布導出方向に駆動回転させて設けることも知られ
ているが、連続処理槽中を搬送される波形状屈曲布の中
央の軌跡を該処理槽の前後方向中心線に合致させ難いの
に対しスクリュウローラは、布が中央位置より左右何れ
かに一寸でもずれると、波布をずれた方に益々ずらす欠
点があるため、これだけでは布を中央位置に矯正できな
い。

〔発明が解決しようとする課題〕

そこで布をスクリュウローラの中央位置に矯正するため
、波布が処理槽液面よ少引上げられる部分にかいて、布
を該中央位置の方に矯正する強いシャワー液を波布の両
面に吹付ける装置を設けても、処理槽液面とスクリュウ
ローラとの間には距離があるのと、該スクリュウローラ
と布との摩擦力が大きいのとによって迅速に矯正するこ
とができず、このためスクリュクローラにより布が中央
位置より益々ずれて運転を中止せねばならない場合が往
々生じる。

本発明は布が片寄った側における波布とスクリュウロー
ラとの間の摩擦力を反対側における該摩擦力より小さく
することにより、左右のねじ条による布拡げ力に差を生
じさせて、布を拡げながら迅速に中央位置の方に戻させ
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこの目的を達成するため、スクリュウローラと
マングルとの間の布の両側に、夫々波布が中央位置より
側方に片寄った時に信号を発する検出器を取付け、且つ
スクリュウローラへの布導入側に接近して案内ローラを
配設して、該案内ローラの両端を夫々揺動可能に支持す
る軸受部を、スクリュウローラ前後の布の挟角が標準角
度に維持される常時位置と、これより波布の挟角が一定
角度増大された矯正位置との間で一定軌跡に沿い前後移
動させるローラ偏動装置を夫々設け、布の両側に設けた
前記検出器が共に信号を発しない時は両側の該ローラ偏
動装置が夫々常時位置を維持し、又布の左右何れかの側
における検出器が信号を発した時は、その側のロー２偏
動装置が矯正位置に移動して布を中央位置の方に戻す制
御装置を設けたものである。

〔作　用〕

本発明は上記構成ようなるから、スクリュウローラを経
由した布が略中央位置にある時は、両側の検出器が信号
を発したいから、左右のローラ偏動装置が夫々常時位置
に維持されてスクリュウローラの布導入側に設けた案内
ローラがスクリュウローラと平行になシ、該スクリュク
ロー２前後の布の挟角は波布の全幅にわたって標準角度
に維持される。このため布をスクリュウローラに押圧す
る力、即ち該両者間の摩擦力が布全幅にわたって一定す
るから、左右ねじ条による左右への布拡げ力が釣合って
、波布はスクリュウローラによう両側に略均等に拡げら
れる。

しかしスクリュウローラで拡げられた布が中央位置より
左右何れか一方、例えば右側に片寄った時は、その側に
訃けるローラ偏動装置が、スクリュウローラに導入され
る布の案内ローラの右端を矯正位置に移動させるのに対
し、該案内ローラの左端はその側のローラ偏動装置によ
う常時位置に保持された筐＼であるから、スクリュウロ
ーラ前後の布の挟角は波布の左端よう右端へ至るに従い
次第に増大し、従って布をスクリュウローラに押圧する
力、即ち該両者間の摩擦力は布の左端より右端に至るに
従い次第に減少する。このため左ねじ条により布を左方
に摩擦移動させる力が、右ねじ条により布を右方へ摩擦
移動させる力よりも著しく増大すると共に、波布にはこ
れを左右に拡げ賦勢する力が左方に至るに従い強く作用
するから、布は拡げられながら迅速に中央位置の方に戻
される。

こうして布が中央位置の方に戻ることにより、右側の検
出器が信号を発しなくなれば、右側のローラ偏動装置が
常時位置に戻って左方への布の摩擦移動を停止するから
、布は略中央位置に維持されてマングルに導入される。

〔実　施　例〕

図面を参照して本発明の一実施例を説明すると、第１図
の連続処理槽１はその布導山部分を示し、前述の特開昭
６２−１７０５７３号公報記載の布もみ洗浄機構等を通
った波形状屈曲布５ａは、液面（Ｉ、）に近接して（Ａ
）方向に常時推進され、該処理槽１上方の支台に取付け
たマングルの上下圧接ゴムローラ２，３を同図矢印方向
に駆動回転することによう、該波形状屈曲布は前記支台
１０に両端支持されたスクリュウローラ４を経由して連
続処理槽から引上げられる。

スクリュウローラ４は第２図に示すようにピッチの大き
い左ねじ条４ｂと右ねじ条４ａとを左右半分完備え、マ
ングル（２、３）による布引出し速度と同等或いはそれ
以上の円周速度で第１図矢印方向に駆動されて、布５が
該スクリュウローラの中央位置にある時は、波布を左右
に略均等に拡げる。

スクリュウローラ４への布導入側に接近して設けた案内
ローラ７の両端軸部を夫々支持するローラ偏動装置９，
９′は、該スクリュウローラや案内ローラと平行して支
台１０に両端を固定支持させた支軸１１に左右対称構成
のベルクランク状のレバー１２，１２’を回動自在に支
承させ、該両レバーの一端に案内ローラ７の両端軸部を
揺動可能に支持する軸受部８，８′を設けると共に、該
両レバーの他端と支台１０との間を夫々エアシリンダ１
３．１３’で連結してなる。

スクリュウローラ４とマングル（２、３）との間の布５
０両側に夫々配設した検出器６，６′は左右対称構成の
スイッチで、該各検出器６，６′は夫々絶縁板１５．１
５’に左右揺動自在に上端を枢着した導電性の検知棒１
６．１６’と、該絶縁板に昇降調節可能に固着したアン
グル状の電気接点１７．１７’とを備え、常時は検知棒
が重力作用で図示の垂直位置に維持されているが、布５
の片寄すにより該検知棒が回動して電気接点に接触した
時は信号を発する。検知器をこのようなシンプルな構成
にしたのは、連続処理槽１内の液が加熱されていて蒸気
を発生するためである。

検出器６，６′を夫々取付けた移動台１４　、１４’は
、支台１０に取付けたアングル状のレール１８に摺動自
在に支持され、該レール１８の両端に夫々取付けた手動
可能な鎖車１９．２０（第２図）に、前記両脇動台の間
を連結するチェ７２１，２２をループ状にかけて、一方
の鎖車を回動することにより検出器６，６′が左右対称
的に変位して布幅の変化に対応し得るようにしている。

ローラ偏動装置９，９′の制御装置は、第６図に示すよ
うに両側検出器６，６′により夫々制御される電磁方向
切換弁２５　、２５　’を含み、常時は該方向切換弁が
図示のようにエアシリンダ１３゜１３′の上部シリンダ
室（Ｂ）を圧縮空気源２４に接続すると共に、下部シリ
ンダ室（Ｃ）を排気ボート（Ｅ′）に接続し、又両側の
検出器の一方が信号を発した時は、その側の方向切換弁
が図の右位置に切換えられて、対応するエアシリンダの
下部シリンダ室（Ｃ）を圧縮空気源２４に接続すると共
に、上部シリンダ室（Ｂ）を排気ボー）　（Ｅ）に接続
する。尚第６図の２５は電磁方向切換弁を切換える電源
を示す。

このためスクリュウローラ４を経由した布５が第２図実
線用の中央位置にあって、両側の検出器６．６′が信号
を発しｉい時は両側のエアシリンダが共に伸長してレバ
ー１２．１２’を第１図実線用の位置に保持し、従って
処理槽１内にかける波形状屈曲布５ａの（Ａ）方向推進
によって布５が案内ローラ７に接触することにより、ス
クリュウローラ前後の布の挟角が標準角度に維持される
。

しかし布５が第２図鎖線示のように右方に片寄って右側
検出器６が信号を発した時は、右側のエアシリンダ１６
が収縮してレバー１２によυ案内ローラ７の右端を第１
図鎖線示の矯正位置に回動する。このため案内ローラ７
はその左端の軸受部８′を支点として第３図の横断平面
図に示すように揺動し、波布の右端においてはスクリュ
ウローラ４前後の布の挟角が第４図のように増大して、
該前後の布張力Ｑ）ａ）、（Ｐｂ）の合力（Ｐ′）が、
第５図に示す布左端のスクリュウローラ前後の布張力（
Ｐ　ａ）　、　（Ｐ　ｂ）の合力（Ｐ＞ようも著しく小
さくなるから、該スクリュウローラを経由する布は前述
のように拡げられながら迅速に中央位置の方に戻される
。

尚第１図は製図の都合上、スクリュウローラ４と検出器
６との間の距離を大きくしているが、該検出器をスクリ
ュウローラの布導出側に接近して設けるのがよいことは
、上記説明により明らかである。

〔発明の効果〕

本発明にかいては、スクリュウローラへの布導入側に接
近して設けた案内ローラの両端を夫々揺動可能に支持す
る軸受部を、常時は該スクリュウローラ前後の布の挟角
が標準角度に維持されるように位置させ、該スクリュウ
ローラを経由した布が中央位置より側方に片寄った時に
、その側の軸受部を前記布の挟角が増大する矯正位置に
移動させることにより、スクリュウローラと布との摩擦
力を利用して片寄った布を拡げながら迅速に中央位置の
方に戻すように構成したから、マングルに導入される布
を略中央位置に維持させて、しかも波布のしわを完全に
除去できる効果がある。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明一実施例の縦断側面図、第２図は第１図
のｘ−Ｘ断面図、第３図は右側ローラ偏動装置の作動時
にかける第２図のＹ−Ｙ断面図、第４図及び第５図は第
３図の布の両端にかける力図、第６図はローラ偏動装置
の制御装置の回路図である。１・・・連続処理槽、２，６・・・ゴムローラ、４・・
・スクリュウローラ．５・・・布、６，６′・・・検出
器、７・・・案内ローラ、８，８′・・・軸受部、９，
９′・・・ローラ偏動装置、１２，１２’・・・ベルク
ランク状のレバー　１３．１３’・・・エアシリンダ、
２３　、２３’・・・電磁方向切換弁。第　１　厘第　４　口第　５　図第　６　燗

Claims

【特許請求の範囲】

１　布が波形状に屈曲して順次搬送される連続処理槽（
１）の布導出側と、その上方に配設した液絞出し用のマ
ングル（２、３）との間に、布を両側に拡げるように左
ねじ条と右ねじ条とが左右半分宛設けられたスクリュウ
ローラ（４）を、布導出方向に駆動回転させて設けた布
導出装置において、スクリュウローラとマングルとの間
の布（５）の両側に、夫々該布が中央位置より側方に片
寄つた時に信号を発する検出器（６、６′）を取付け、
且つスクリユウローラへの布導入側に接近して案内ロー
ラ（７）を配設して、該案内ローラの両端を夫々揺動可
能に支持する軸受部（８、８′）を、スクリュウローラ
前後の布の挟角が標準角度に維持される常時位置と、こ
れより該布の挟角が一定角度増大された矯正位置との間
で一定軌跡に沿い前後移動させるローラ偏動装置（９、
９′）を夫々設け、布の両側に設けた前記検出器が共に
信号を発しない時は両側の該ローラ偏動装置が夫々常時
位置を維持し、又布の左右何れかの側における検出器が
信号を発した時は、その側のローラ偏動装置が矯正位置
に移動して布を中央位置の方に戻す制御装置を設けたこ
とを特徴とする連続処理槽からの布導出装置。