JPH03500598A - 挟み込まれ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容量性の送信プレートを備えた窓及びドアの挟み込まれ防止装置に関す る。送信プレートは、可変電圧を供給する交流電源の一方の極に接続されており 、交流電源は固定電位を有する他方の極、例えばアースに接続されている。送信 プレートは電極として機能し、固定電位にあって導電し第２の電極を形成する部 品に対し絶縁して設置されており、そこに（ｂｅｉ　ｄｅＩＩｌ）中間電極が備 わっており、この中間電極は、送信プレートにより形成された電極に、必要な場 合に増幅器を介して接続されており、固定電位に接続され第２の電極を形成する 部品に対し絶縁して設置されており、その際、容量の変化に応答する評価回路が 備わっている。

このような防止装置は、例えば西独公開公報第２４５３４３９号により公知であ る。この公知の解決法の場合、互いに電気的に接続された電極は一定の相互の間 隔に保たれている。

更に、交流電圧で印加された電極と中間電極との基本的に少なくとも２組の対を 備えていなければならない公知の場合に、評価回路は、電極対の各々が固定電位 で印加された電極に対して有する容量の差に応答する。従って、公知の場合の評 価回路は、電極対のアース電極に対する容量の非対称に応答する。

しかし、この場合、こうした解決法が室内でのみ使用可能であって、例えば、車 両の電動の窓用の挟み込まれ防止装置としては不適当であるという欠点がある。

例えば、２組の電極対の領域で汚れが異なっていることにより、非対称が生じて 、エラー遮断となり得る。特に雨の場合、こういうことが起こることを心配しな ければならない。何故ならば、２組の電極対の領域が、特に、相応の弊害（Ｖｅ ｒｗｉｒｂｅｌｕｎｇｅｑ）が生じるような走行中に、全く異なって濡れろこと があるからである。弊害の場合に、例えば窓が開いた時に評価回路が自動的に調 整するための回路を設置しても成功しない。何故ならば、状況が直ぐに変化する ことがあり、従って、窓が閉鎖する間に、雨によって不均等に濡れることにより 非対称が生じ、この非対称により評価回路が応答し、窓の駆動が停止することが ある。

更に、オーストリア特許公報第３６４７９６号により挟み込まれ防止装置は公知 である。この挾み込まれ防止装置の場合も、振動回路に接続され且つ共通のアー ス電極と協働する２つの電極が設けられている。この解決法でも、評価回路はア ース電極に対する２つの電極の容量の非対称に応答するので、この解決法でも、 前述の場合と同様の問題が生じる。

更に、これらの解決法の場合、通常２つの電極装置が必要であり、これにより、 相応にコストのかかる電気機械式の構造が必要である、という欠点が生じる。そ の上、これにより、手段が接近する障害物に反応しない箇所も生じる。このこと は特に手段の対称点に該当し、そして、複雑な幾何学的形状を有する互いに接近 する部品、例えば車両の窓の場合、評価回路の調整についての問題が生じる。何 故ならば、こうした形状では、信号が、部品同士が離れると共に、非直線的に変 化するからである。

本発明の目的は、こうした欠点を回避し、冒頭に述べた種類の挟み込まれ防止装 置を提案することである。この挾み込まれ防止装置は汚染及び湿気に強く、戸外 及び車両での使用にも適している。

このことは、本発明の基づき、変化する電位にある２つの電極が互いに相対的に 移動可能であり、評価回路が、固定電位に接続された電極の、同相の交流電圧信 号で印加された他の２つの電極に対する容量変化にのみ応答することにより達成 される。

こうした措置により、汚染とか湿気のような環境の影響が２つの電極に同様に作 用し、例えば汚染により引き起こされた２つの電極間のみの容量変化が、評価回 路の出力信号に影響を及ぼさないことが保証されている。このことにより、本発 明の解決法は、例えば電動のウィンドリフタ（Ｆｅｎ５ｔｅｒｈｅ−ｂｅｒ　） を監視するため、車両にも用いられ得る。

本発明の他の特徴に基づき、一方の電極が非反転増幅器、好ましくは演算増幅器 を介して中間電極に接続されていることが意図されている。

増幅器の低インピーダンス出力端は、例えば汚れ及び湿気による、特に塩水によ る容量性又は無誘導負荷に強い。このことにより、増幅器の入力端への影響が著 しく回避される。

更に、このことにより、例えば車両窓のフレーム及びガラスの、輪郭の形状が、 挾み込まれ防止装置の機能に対し顕著な影響を有しないことが保証されている。

構造的な観点において非常に簡単な解決法が生じるのは、評価回路が交流電圧源 に一体的に組み込まれており、交流電圧源の周波数の変化で評価がなされ、これ により、回路技術のコストがわずかに保たれる場合である。

この関連で、更に、交流電圧源が、抵抗と容量とを有するシュミット・トリガゲ ートにより形成されており、容量が送信プレートと中間電極との容量により形成 されていることが、意図されている。

このことにより、従来の一体的に組み込まれた部品より実現され得る特に簡単な 構造が生じる。

本発明を図面に基づき詳細に説明する。

第１図及び第２図は、本発明の挾み込まれ防止装置の実施例を夫々図及び断面図 で概略的に示す。

本発明に基づく車両窓用の挟み込まれ防止装置の図示した実施例の場合、窓８の フレームは、電極１として用いられる導電層を有する。この層は、アース３とし て接続されたその他の車体に対し絶縁して設けられている。この電極１は評価回 路６の出力端に直接に接続されている。評価回路は、交流電圧信号を出力する発 生器を有する。

電極１を有する枠部分側の窓ガラス８の端面に、他の電極２がアース３に対し絶 縁して設けられており、アースは増幅器７を介して電極１並びに評価回路６の出 力端に接続されており、評価回路の発生器はアース３に接続されている。従って 、２つの電極１及び２の間にある空間５は保護されており、その際、２つの電極 １及び２は相対的に移動可能である。

２つの電極は、必ずしも必要という訳でない増幅器７を介して、同一の周波数と 位相関係とを有する信号が印加される。

基本的には、２つの電極１，２の相互交換も可能である。

即ち、電極２も評価回路に直接的に接続され、電極１は増幅器を介して評価回路 に接続されているだろう。

増幅器７の出力端に同様に接続され得る補助中間電極１゜を電極１の領域で電極 １とアース３とから絶縁して備える可能性も、第２図で鎖線で示されている。

２つの電極１，２の間に障害物４、例えば手がなくて窓８を閉じる時、アース３ に対する電極１の容量は変化しない。

アースは、第２図から見て取れるように、発生器として作用するシュミット・ト リガＳの容量Ｃとして作用する。従って、評価回路６の出力信号も変化しない。

出力信号は、例えば窓８が矢印９の方向に移動するのを中断するため、図示しな い安全回路に送られる。

しかし、電極１，２の間の空間５に、障害物４、例えば手が侵入すると、アース ３に対する電極１の容量、従って又評価回路６のシュミット・トリガＳの容量も 変化する。このことにより、出力端６′から発する評価回路の出力信号の、周波 数は変化する。出力信号は相応に別個に評価され得る。

第２図から見て取れるように、シュミット・トリガＳは抵抗Ｒと電線で繋がれて おり、増幅器７は演算増幅器ＳＦにより形成されている。

電極１，２の汚染やこれらの電極の間への浸水は、これらの電極の間に支配的で ある容量の変化をもたらすが、出力端６′で評価回路の出力信号が変化すること にはならない。何故ならば、このことは、既に述べたように、アース３に対する 電極１の容量が変化する場合のみ、変化するがらである。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．容量性の送信プレートを備えた窓及びドアの挟み込まれ防止装置で、前記送 信プレートは、可変電圧を供給する交流電源（Ｓ）の一方の極に接続されており 、この交流電源は固定電位を有する他方の極、例えばアース（３）に接続されて おり、前記送信プレートは電極（１）として機能し、前記固定電位にあって導電 し第２の電極を形成する部品に対し絶縁して設置されており、そこに中間電極（ ２）が備わっており、この中間電極は、前記送信プレートにより形成された電極 （１）に、必要な場合に増幅器（７）を介して接続されており、固定電位に接続 され第２の電極を形成する部品に対し絶縁して設置されており、その際、容量の 変化に応答する評価回路（６）が備わっている挟み込まれ防止装置において、前 記可変電圧が印加された２つの電極（１，２）が互いに相対的に移動可能であり 、前記評価回路（６，６′）が、固定電位に接続された前記電極（３）の、同相 の交流電圧信号で印加された他の前記２つの電極（１，２）に対する容量変化に のみ応答することを特徴とする挟み込まれ防止装置。
2. ２．前記一方の電極（１）が非反転増幅器、好ましくは演算増幅器（７′）を介 して前記中間電極（２）に接続されていることを特徴とする請求項１に記載の挟 み込まれ防止装置。
3. ３．前記評価回路が交流電圧源（６′）に一体的に組み込まれており、交流電圧 源の周波数の変化で評価がなされることを特徴とする請求項１又は２に記載の挟 み込まれ防止装置。
4. ４．前記交流電圧源（６′）が、抵抗（Ｒ）と容量とを有するシユミット・トリ ガゲート（Ｓ）により形成されており、前記容量が前記送信プレート（１′）と 前記中間電極（２′）との容量により形成されていることを特徴とする請求項３ に記載の挟み込まれ防止装置。