JPH0342037B2 - - Google Patents
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- JPH0342037B2 JPH0342037B2 JP59278686A JP27868684A JPH0342037B2 JP H0342037 B2 JPH0342037 B2 JP H0342037B2 JP 59278686 A JP59278686 A JP 59278686A JP 27868684 A JP27868684 A JP 27868684A JP H0342037 B2 JPH0342037 B2 JP H0342037B2
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- signal
- frequency
- video signal
- signals
- circuit
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
- H04N9/83—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は映像信号再生装置に係り、特に互いに
略1フイールドの時間差を有する2つの再生映像
信号を用いて、高画質の再生画像の再生映像信号
を最終的に出力する再生装置に関する。
略1フイールドの時間差を有する2つの再生映像
信号を用いて、高画質の再生画像の再生映像信号
を最終的に出力する再生装置に関する。
従来の技術
一般にヘリカルスキヤンニング方式VTRでは、
走行する磁気テープ上に映像信号を回転ヘツドに
より記録し、回転ヘツドにより既記録映像信号を
再生する。上記映像信号はその上限周波数が例え
ば4.2MHz程度で、広帯域であり、この広帯域の
映像信号を例えば周波数変調して磁気テープに記
録し、再生するには、ヘツド・テープ間の相対速
度を所定値以上の高速度にすると共に、高周波数
領域で高感度な高性能ヘツドを使用する必要があ
ることは周知の通りである。
走行する磁気テープ上に映像信号を回転ヘツドに
より記録し、回転ヘツドにより既記録映像信号を
再生する。上記映像信号はその上限周波数が例え
ば4.2MHz程度で、広帯域であり、この広帯域の
映像信号を例えば周波数変調して磁気テープに記
録し、再生するには、ヘツド・テープ間の相対速
度を所定値以上の高速度にすると共に、高周波数
領域で高感度な高性能ヘツドを使用する必要があ
ることは周知の通りである。
しかるに、家庭用VTRの場合は、特に低価格
化、装置の小型化、軽量化等の要請から、テー
プ・ヘツド間の相対速度は上記所定値よりもかな
り低い速度にせざるを得ず、このため記録再生帯
域が上記の映像信号の本来の帯域よりも狭帯域と
なり、より高画質の映像信号の再生に支障をもた
らしていた。
化、装置の小型化、軽量化等の要請から、テー
プ・ヘツド間の相対速度は上記所定値よりもかな
り低い速度にせざるを得ず、このため記録再生帯
域が上記の映像信号の本来の帯域よりも狭帯域と
なり、より高画質の映像信号の再生に支障をもた
らしていた。
そこで、本出願人は先に特願昭58−107379号に
て入力映像信号の必要周波数帯域の上限周波数よ
りも若干高い周波数で入力映像信号を標本化して
記録し、再生時は上記標本化周波数と略等しく、
かつ、互いに180°位相の異なる信号で標本化を交
互に行なう映像信号記録再生装置を提案した。こ
の提案になる装置によれば、記録再生機の記録再
生帯域が狭帯域であつても、それよりも広帯域
の、すなわち高画質の再生映像信号を得ることが
できる。
て入力映像信号の必要周波数帯域の上限周波数よ
りも若干高い周波数で入力映像信号を標本化して
記録し、再生時は上記標本化周波数と略等しく、
かつ、互いに180°位相の異なる信号で標本化を交
互に行なう映像信号記録再生装置を提案した。こ
の提案になる装置によれば、記録再生機の記録再
生帯域が狭帯域であつても、それよりも広帯域
の、すなわち高画質の再生映像信号を得ることが
できる。
また、フリツカーの無い高画質の再生映像信号
をノンインターレース走査により表示できること
が従来より知られている(例えば特開昭58−
77373号公報)。第14図はこのノンインターレー
ス走査を行なうための再生映像信号を得る再生装
置の要部の一例のブロツク系統図を示す。同図
中、入力端子1に入来した第15図Aに示す如き
再生映像信号は時間軸圧縮回路2及びフイールド
メモリ3に夫々供給される。この入力再生映像信
号は現行テレビジヨン方式に則つたインターレー
ス走査方式により表示されるべき映像信号であ
る。時間軸圧縮回路2は入力再生映像信号を1/2
倍に時間軸圧縮して、第15図Bに示す如き第1
の時間軸圧縮映像信号をスイツチ回路5の端子5
aに供給する。他方、フイールドメモリ3により
1フイールド遅延された再生映像信号は、時間軸
圧縮回路4に供給され、ここで1/2倍に時間軸圧
縮されて、第15図Cに示す如き第2の時間軸圧
縮映像信号に変換された後スイツチ回路5の端子
5bに供給される。
をノンインターレース走査により表示できること
が従来より知られている(例えば特開昭58−
77373号公報)。第14図はこのノンインターレー
ス走査を行なうための再生映像信号を得る再生装
置の要部の一例のブロツク系統図を示す。同図
中、入力端子1に入来した第15図Aに示す如き
再生映像信号は時間軸圧縮回路2及びフイールド
メモリ3に夫々供給される。この入力再生映像信
号は現行テレビジヨン方式に則つたインターレー
ス走査方式により表示されるべき映像信号であ
る。時間軸圧縮回路2は入力再生映像信号を1/2
倍に時間軸圧縮して、第15図Bに示す如き第1
の時間軸圧縮映像信号をスイツチ回路5の端子5
aに供給する。他方、フイールドメモリ3により
1フイールド遅延された再生映像信号は、時間軸
圧縮回路4に供給され、ここで1/2倍に時間軸圧
縮されて、第15図Cに示す如き第2の時間軸圧
縮映像信号に変換された後スイツチ回路5の端子
5bに供給される。
スイツチ回路5は端子5a,5bに入来する第
1、第2の時間軸圧縮映像信号を、1/2H(ただ
し、Hは水平走査期間:以下同じ)毎に交互に選
択出力し、出力端子6へ第15図Dに示す如く、
第1及び第2の時間軸圧縮映像信号が交互に時系
列的に合成された再生映像信号を出力する。この
再生映像信号をモニター表示装置にてノンインタ
ーレース走査して表示することにより、インター
レース走査ではフレーム単位でしか再現できない
ためにフリツカーを生じていた横線等の画像につ
いても、フイールド単位で再現できるためにフリ
ツカーの生じない高品位の画像が得られる。
1、第2の時間軸圧縮映像信号を、1/2H(ただ
し、Hは水平走査期間:以下同じ)毎に交互に選
択出力し、出力端子6へ第15図Dに示す如く、
第1及び第2の時間軸圧縮映像信号が交互に時系
列的に合成された再生映像信号を出力する。この
再生映像信号をモニター表示装置にてノンインタ
ーレース走査して表示することにより、インター
レース走査ではフレーム単位でしか再現できない
ためにフリツカーを生じていた横線等の画像につ
いても、フイールド単位で再現できるためにフリ
ツカーの生じない高品位の画像が得られる。
発明が解決しようとする問題点
しかるに、前記した本出願人の提案になる再生
装置では再生系において互いに1フイールドの時
間差を有する2種類の再生標本化信号を得るため
に、フイールドメモリを使用しており、また上記
のノンインターレース走査すべき再生映像信号を
得る従来の再生装置も第14図に示す如くフイー
ルドメモリ3を有していたため、いずれも装置が
大規模で高価になるという問題点を有していた。
装置では再生系において互いに1フイールドの時
間差を有する2種類の再生標本化信号を得るため
に、フイールドメモリを使用しており、また上記
のノンインターレース走査すべき再生映像信号を
得る従来の再生装置も第14図に示す如くフイー
ルドメモリ3を有していたため、いずれも装置が
大規模で高価になるという問題点を有していた。
そこで、本発明は2つのヘツドにより記録媒体
上から互いに略1フイールドの時間差を有する2
種類の映像信号を同時に再生し、それらの再生映
像信号に基づいて再標本化及びノンインターレー
ス走査のための変換の両方又はいずれか一方を行
なうことにより、上記の問題点を解決した映像信
号再生装置を提供することを目的とする。
上から互いに略1フイールドの時間差を有する2
種類の映像信号を同時に再生し、それらの再生映
像信号に基づいて再標本化及びノンインターレー
ス走査のための変換の両方又はいずれか一方を行
なうことにより、上記の問題点を解決した映像信
号再生装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明になる映像信号再生装置は、主ヘツド、
副ヘツド及び再生映像信号生成手段とよりなる。
上記ヘツド及び副ヘツドは映像信号がフイールド
単位で順次のトラツクに記録された記録媒体上の
各トラツクを夫々走査し、互いに略1フイールド
の時間差を有して記録されている第1、第2の映
像信号部分を夫々同時に再生する。また上記再生
映像信号生成手段は、本願第1発明においては、
記録媒体に記録されている映像信号は、輝度信号
等の入力映像信号の上限周波数の2倍未満の周波
数で、かつ、その上限周波数よりも高い周波数で
あつて、次式で示される繰り返し周波数fs fs≒n・fH (ただし、上式中、nは自然数、fHは入力映像信
号の水平走査周波数) のパルスで、その位相が1フイールド毎に180°異
なるパルスにより入力映像信号を標本化して得た
標本化信号であり、上記主ヘツド及び副ヘツドに
より同時に再生された第1及び第2の標本化信号
部分の夫々に対して、次式で示される周波数fa fa≒fs−fb (ただし、上式中、fbは前記入力映像信号の必要
周波数帯域の上限周波数) よりも高周波数である高域信号成分と、周波数fa
以下の低域信号成分とに夫々帯域分割する第1及
び第2の帯域分割回路と、第1及び第2の帯域分
割回路より夫々取り出された高域信号成分を上記
繰り返し周波数fsに等しく、その位相が1フイー
ド毎に180°異なるパルスにより交互に再標本化し
た後加算合成して再標本化信号を得る再標本手段
と、第1及び第2の帯域分割回路の少なくとも一
方より取り出された低域信号と再標本化手段の出
力再標本化信号とを夫々加算合成して再生映像信
号を得る加算回路とより構成するか、又は上記加
算回路に変えて前記第1及び第2の帯域分割回路
の夫々より取り出された低域信号に別々に前記再
標本化信号を夫々加算合成する第1及び第2の加
算回路と、第1及び第2の加算回路の各出力信号
を別々に時間軸圧縮すると共に交互に時系列的に
合成してノンインターレース走査されるべき再生
映像信号として出力する回路とより構成する。
副ヘツド及び再生映像信号生成手段とよりなる。
上記ヘツド及び副ヘツドは映像信号がフイールド
単位で順次のトラツクに記録された記録媒体上の
各トラツクを夫々走査し、互いに略1フイールド
の時間差を有して記録されている第1、第2の映
像信号部分を夫々同時に再生する。また上記再生
映像信号生成手段は、本願第1発明においては、
記録媒体に記録されている映像信号は、輝度信号
等の入力映像信号の上限周波数の2倍未満の周波
数で、かつ、その上限周波数よりも高い周波数で
あつて、次式で示される繰り返し周波数fs fs≒n・fH (ただし、上式中、nは自然数、fHは入力映像信
号の水平走査周波数) のパルスで、その位相が1フイールド毎に180°異
なるパルスにより入力映像信号を標本化して得た
標本化信号であり、上記主ヘツド及び副ヘツドに
より同時に再生された第1及び第2の標本化信号
部分の夫々に対して、次式で示される周波数fa fa≒fs−fb (ただし、上式中、fbは前記入力映像信号の必要
周波数帯域の上限周波数) よりも高周波数である高域信号成分と、周波数fa
以下の低域信号成分とに夫々帯域分割する第1及
び第2の帯域分割回路と、第1及び第2の帯域分
割回路より夫々取り出された高域信号成分を上記
繰り返し周波数fsに等しく、その位相が1フイー
ド毎に180°異なるパルスにより交互に再標本化し
た後加算合成して再標本化信号を得る再標本手段
と、第1及び第2の帯域分割回路の少なくとも一
方より取り出された低域信号と再標本化手段の出
力再標本化信号とを夫々加算合成して再生映像信
号を得る加算回路とより構成するか、又は上記加
算回路に変えて前記第1及び第2の帯域分割回路
の夫々より取り出された低域信号に別々に前記再
標本化信号を夫々加算合成する第1及び第2の加
算回路と、第1及び第2の加算回路の各出力信号
を別々に時間軸圧縮すると共に交互に時系列的に
合成してノンインターレース走査されるべき再生
映像信号として出力する回路とより構成する。
作 用
主及び副ヘツドにより互いに略1フイールドの
時間差を有する再生信号が同時に得られるから、
上記再生映像信号生成手段はフイールドメモリを
使用することなく、ノンインターレースに走査さ
れるべき再生映像信号及び2種の再標本化信号を
時系列的に交互に合成して得た再生映像信号の一
方又は両方を生成することができる。以下、本発
明の実施例について第1図乃至第13図と共に説
明する。
時間差を有する再生信号が同時に得られるから、
上記再生映像信号生成手段はフイールドメモリを
使用することなく、ノンインターレースに走査さ
れるべき再生映像信号及び2種の再標本化信号を
時系列的に交互に合成して得た再生映像信号の一
方又は両方を生成することができる。以下、本発
明の実施例について第1図乃至第13図と共に説
明する。
実施例
第1図は本発明装置の一実施例のブロツク系統
図を示す。本実施例は記録系と再生系を併せ持つ
VTRであるが、本発明はビデオデイスクプレー
ヤ、再生系しか持たないVTR等の他の映像信号
再生装置にも広く適用することができるものであ
る。まず、記録時の動作につき説明するに、入力
端子11に入来した複合カラー映像信号はY/C
分離回路12に供給され、ここで輝度信号と搬送
色信号とに夫々分離され、搬送色信号は搬送色信
号記録処理回路13に供給され、ここで従来の低
域変換記録再生方式と同様に低域周波数に変換さ
れ、また輝度信号はサンプラ14に供給される一
方、端子R側に接続されているスイツチ回路15
を通してサンプリングパルス発生回路16に供給
される。第2図はY/C分離回路12の一例のブ
ロツク系統図を示す。同図中、入力端子11より
の複合カラー映像信号は遮断周波数3MHz程度の
高域フイルタ55を通して減算回路56に供給さ
れる一方、直接に減算回路56に供給される。こ
れにより、減算回路56からは3MHz程度以下の
輝度信号の低域周波数成分が取り出されて加算回
路61に供給される。
図を示す。本実施例は記録系と再生系を併せ持つ
VTRであるが、本発明はビデオデイスクプレー
ヤ、再生系しか持たないVTR等の他の映像信号
再生装置にも広く適用することができるものであ
る。まず、記録時の動作につき説明するに、入力
端子11に入来した複合カラー映像信号はY/C
分離回路12に供給され、ここで輝度信号と搬送
色信号とに夫々分離され、搬送色信号は搬送色信
号記録処理回路13に供給され、ここで従来の低
域変換記録再生方式と同様に低域周波数に変換さ
れ、また輝度信号はサンプラ14に供給される一
方、端子R側に接続されているスイツチ回路15
を通してサンプリングパルス発生回路16に供給
される。第2図はY/C分離回路12の一例のブ
ロツク系統図を示す。同図中、入力端子11より
の複合カラー映像信号は遮断周波数3MHz程度の
高域フイルタ55を通して減算回路56に供給さ
れる一方、直接に減算回路56に供給される。こ
れにより、減算回路56からは3MHz程度以下の
輝度信号の低域周波数成分が取り出されて加算回
路61に供給される。
また、高域フイルタ55より取り出された、
3MHz程度以上の輝度信号の高域周波数成分と搬
送色信号とが夫々帯域共用多重化された信号は加
算回路57及び1H遅延回路59よりなる第1の
くし形フイルタにより輝度信号の高域周波数成分
が分離波されてアツテネータ60へ供給される
一方、減算回路58及び1H遅延回路59よりな
る第2のくし形フイルタにより搬送色信号が分離
波されて出力端子62へ出力される。アツテネ
ータ60によりその振幅を1/2に減衰された輝度
信号の高域周波数成分は加算回路61に供給され
る。これにより、加算回路61からは入力複合カ
ラー映像信号中の輝度信号が分離されて取り出さ
れ、出力端子63へ出力される。
3MHz程度以上の輝度信号の高域周波数成分と搬
送色信号とが夫々帯域共用多重化された信号は加
算回路57及び1H遅延回路59よりなる第1の
くし形フイルタにより輝度信号の高域周波数成分
が分離波されてアツテネータ60へ供給される
一方、減算回路58及び1H遅延回路59よりな
る第2のくし形フイルタにより搬送色信号が分離
波されて出力端子62へ出力される。アツテネ
ータ60によりその振幅を1/2に減衰された輝度
信号の高域周波数成分は加算回路61に供給され
る。これにより、加算回路61からは入力複合カ
ラー映像信号中の輝度信号が分離されて取り出さ
れ、出力端子63へ出力される。
サンプリングパルス発生回路16は例えば入力
輝度信号から水平同期信号を分離出力する同期分
離回路と、この同期分離回路よりの水平同期信号
に位相同期し、所定の繰り返し周波数fsで、か
つ、互いに180°位相の異なる2種のサンプリング
パルスφ1及びφ2を夫々発生出力するフエーズ・
ロツクト・ループ(PLL)と、PLLの出力サン
プリングパルスφ1及びφ2を1フイールド毎に交
互に選択出力してサンプラ14に供給するスイツ
チ回路とよりなる。上記所定の繰り返し周波数fs
は、入力輝度信号の必要周波数帯域の上限周波数
fbの2倍未満の周波数で、かつ、上限周波数fbよ
りも高い周波数であつて、水平走査周波数fHの自
然数倍の周波数に選定されており、一例として約
6MHzである。
輝度信号から水平同期信号を分離出力する同期分
離回路と、この同期分離回路よりの水平同期信号
に位相同期し、所定の繰り返し周波数fsで、か
つ、互いに180°位相の異なる2種のサンプリング
パルスφ1及びφ2を夫々発生出力するフエーズ・
ロツクト・ループ(PLL)と、PLLの出力サン
プリングパルスφ1及びφ2を1フイールド毎に交
互に選択出力してサンプラ14に供給するスイツ
チ回路とよりなる。上記所定の繰り返し周波数fs
は、入力輝度信号の必要周波数帯域の上限周波数
fbの2倍未満の周波数で、かつ、上限周波数fbよ
りも高い周波数であつて、水平走査周波数fHの自
然数倍の周波数に選定されており、一例として約
6MHzである。
サンプラ14はパルス幅の狭い上記サンプリン
グパルスφ1又はφ2のパルス幅期間に入力輝度信
号をサンプリングし、そのサンプリング信号を次
にサンプリングパルスφ1又はφ2が入来するまで
の期間ホールドするサンプル及びホールド回路
で、入力輝度信号をサンプリングパルスφ1,φ2
で標本化して得た標本化信号を輝度信号記録処理
回路17に供給する。ここで、サンプリングパル
スは1フイールド毎に180°位相が異なるため、上
記標本化信号の各標本点は第3図Aに示す如く、
現フイールドでは実線で示す現フイールドの走査
線上黒丸の位置のものであり、垂直方向上一列に
整列し、また前フイールドでは破線で示す前フイ
ールドの走査線上白丸の位置のものであり、垂直
方向上一列に整列し、かつ、現フイールドの各標
本点に対し夫々約1/(2fs)だけ水平方向にず
れた位置のものである。従つて、後述する再生系
にて両フイールドの各標本点を加算合成すること
により、現フイールドの任意の一本の走査線上の
標本点が第3図Bに示す如くなる再標本化信号が
生成される。この再標本化信号は前記繰り返し周
波数fsの2倍の周波数でサンプリングした信号と
実質上等価であり、これにより輝度信号は高々
3.5MHz程度しか伝送でない狭帯域の伝送系にお
いて、例えば5MHz程度の広帯域の輝度信号が入
来した場合にも実質上伝送することができる。
グパルスφ1又はφ2のパルス幅期間に入力輝度信
号をサンプリングし、そのサンプリング信号を次
にサンプリングパルスφ1又はφ2が入来するまで
の期間ホールドするサンプル及びホールド回路
で、入力輝度信号をサンプリングパルスφ1,φ2
で標本化して得た標本化信号を輝度信号記録処理
回路17に供給する。ここで、サンプリングパル
スは1フイールド毎に180°位相が異なるため、上
記標本化信号の各標本点は第3図Aに示す如く、
現フイールドでは実線で示す現フイールドの走査
線上黒丸の位置のものであり、垂直方向上一列に
整列し、また前フイールドでは破線で示す前フイ
ールドの走査線上白丸の位置のものであり、垂直
方向上一列に整列し、かつ、現フイールドの各標
本点に対し夫々約1/(2fs)だけ水平方向にず
れた位置のものである。従つて、後述する再生系
にて両フイールドの各標本点を加算合成すること
により、現フイールドの任意の一本の走査線上の
標本点が第3図Bに示す如くなる再標本化信号が
生成される。この再標本化信号は前記繰り返し周
波数fsの2倍の周波数でサンプリングした信号と
実質上等価であり、これにより輝度信号は高々
3.5MHz程度しか伝送でない狭帯域の伝送系にお
いて、例えば5MHz程度の広帯域の輝度信号が入
来した場合にも実質上伝送することができる。
なお、前記繰り返し周波数(標本化周波数)fs
は、第4図にで示す周波数帯域の輝度信号の上
限周波数fbに対し、fb≦fs<2fbの関係にあるか
ら、同図に斜線で示す、周波数fs−fbからfs/
2までの輝度信号帯域内に折り返し成分が混在す
ることになる。
は、第4図にで示す周波数帯域の輝度信号の上
限周波数fbに対し、fb≦fs<2fbの関係にあるか
ら、同図に斜線で示す、周波数fs−fbからfs/
2までの輝度信号帯域内に折り返し成分が混在す
ることになる。
再び第1図に戻つて説明するに、輝度信号記録
処理回路17は従来のVTRに用いられている輝
度信号の記録系での処理と同様に、サンプラ14
よりの上記標本化信号に対し、例えばプリエンフ
アシス、周波数変調等の信号処理を行なつて、被
周波数変調波信号(FM信号)を加算回路18に
供給する。加算回路18により上記FM信号と搬
送色信号記録処理回路13よりの低域変換搬送色
信号とが周波数分割多重された信号が取り出さ
れ、この信号は記録アンプ19を通して記録用回
転ヘツド20に供給され、これにより磁気テープ
21a上に第5図に示す如きトラツクt1,t2,t3,
…を順次に形成して記録される。なお、第5図
中、トラツクt1〜t3内の数値は走査線数525本方
式の複合カラー映像信号の記録走査線番号を示し
ており、よつて映像信号は1フイールド単位で順
次のトラツクt1,t2,t3,…に記録される。
処理回路17は従来のVTRに用いられている輝
度信号の記録系での処理と同様に、サンプラ14
よりの上記標本化信号に対し、例えばプリエンフ
アシス、周波数変調等の信号処理を行なつて、被
周波数変調波信号(FM信号)を加算回路18に
供給する。加算回路18により上記FM信号と搬
送色信号記録処理回路13よりの低域変換搬送色
信号とが周波数分割多重された信号が取り出さ
れ、この信号は記録アンプ19を通して記録用回
転ヘツド20に供給され、これにより磁気テープ
21a上に第5図に示す如きトラツクt1,t2,t3,
…を順次に形成して記録される。なお、第5図
中、トラツクt1〜t3内の数値は走査線数525本方
式の複合カラー映像信号の記録走査線番号を示し
ており、よつて映像信号は1フイールド単位で順
次のトラツクt1,t2,t3,…に記録される。
第6図Aはオーデイオ信号をビデオトラツクに
記録しない場合の、回転ヘツド20に供給される
記録信号の周波数スペクトラムの一例を示し、
は輝度信号記録処理回路17よりのFM信号の周
波数スペクトラムを示し、搬送波偏移帯域幅C、
上側波帯U及び下側波帯Lとよりなり、また
は前記低域変換搬送色信号の周波数スペクトラム
を示す(第6図Bも同様)。他方、第6図Bはオ
ーデイオ信号をビデオトラツクに記録する場合の
上記記録信号の周波数スペクトラムを示し、は
上記FM信号の周波数スペクトラムであるが、上
記FM信号の周波数スペクトラムに比し、オー
デイオ信号の記録に要する帯域分狭くなつてい
る。第6図B中、は2つの記録用回転ヘツドの
夫々についてステレオの左、右チヤンネルのオー
デイオ信号で、互いに異なる4種の搬送波を別々
に周波数変調して得た4種のFMオーデイオ信号
の周波数帯域を示す。この場合4種のFMオーデ
イオ信号のうち2種のFMオーデイオ信号を一組
とする二組のFMオーデイオ信号が、1トラツク
記録毎に交互に切換えられて映像信号に周波数分
割多重されて順次記録される。なお、オーデイオ
信号のビデオトラツクへの記録は、磁気テープの
磁性層の深層に、ビデオヘツドと異なるアジマス
角度をもつたオーデイオ専用ヘツドで記録する従
来技術を用いても良い。
記録しない場合の、回転ヘツド20に供給される
記録信号の周波数スペクトラムの一例を示し、
は輝度信号記録処理回路17よりのFM信号の周
波数スペクトラムを示し、搬送波偏移帯域幅C、
上側波帯U及び下側波帯Lとよりなり、また
は前記低域変換搬送色信号の周波数スペクトラム
を示す(第6図Bも同様)。他方、第6図Bはオ
ーデイオ信号をビデオトラツクに記録する場合の
上記記録信号の周波数スペクトラムを示し、は
上記FM信号の周波数スペクトラムであるが、上
記FM信号の周波数スペクトラムに比し、オー
デイオ信号の記録に要する帯域分狭くなつてい
る。第6図B中、は2つの記録用回転ヘツドの
夫々についてステレオの左、右チヤンネルのオー
デイオ信号で、互いに異なる4種の搬送波を別々
に周波数変調して得た4種のFMオーデイオ信号
の周波数帯域を示す。この場合4種のFMオーデ
イオ信号のうち2種のFMオーデイオ信号を一組
とする二組のFMオーデイオ信号が、1トラツク
記録毎に交互に切換えられて映像信号に周波数分
割多重されて順次記録される。なお、オーデイオ
信号のビデオトラツクへの記録は、磁気テープの
磁性層の深層に、ビデオヘツドと異なるアジマス
角度をもつたオーデイオ専用ヘツドで記録する従
来技術を用いても良い。
次に再生系について説明する。第1図におい
て、磁気テープ21aと同一の記録信号が記録さ
れている磁気テープ21bは、主ヘツド22及び
副ヘツド23により、略1フイールドの時間差を
有して記録された信号部分が夫々同時に再生され
る。主ヘツド22は第7図Aに示す如く、回転ド
ラム65上に相対向して設けられたアジマス角度
θ1の第1の主ヘツド221とアジマス角度θ2(≠
θ1)の第2の主ヘツド222とからなり、副ヘツ
ド23も主ヘツド22と同様に、回転ドラム65
上に相対向して設けられたアジマス角度θ2の第1
の副ヘツド231とアジマス角度θ1の第2の副ヘ
ツド232とよりなる。前記した記録用回転ヘツ
ド20は、例えば主ヘツド221及び222が使用
される。また、主ヘツド221,222は副ヘツド
231,232に対して、第7図A,Bに示す如
く、回転ドラム65の回転方向上後行する位置に
距離dだけ離間して取付けられている。
て、磁気テープ21aと同一の記録信号が記録さ
れている磁気テープ21bは、主ヘツド22及び
副ヘツド23により、略1フイールドの時間差を
有して記録された信号部分が夫々同時に再生され
る。主ヘツド22は第7図Aに示す如く、回転ド
ラム65上に相対向して設けられたアジマス角度
θ1の第1の主ヘツド221とアジマス角度θ2(≠
θ1)の第2の主ヘツド222とからなり、副ヘツ
ド23も主ヘツド22と同様に、回転ドラム65
上に相対向して設けられたアジマス角度θ2の第1
の副ヘツド231とアジマス角度θ1の第2の副ヘ
ツド232とよりなる。前記した記録用回転ヘツ
ド20は、例えば主ヘツド221及び222が使用
される。また、主ヘツド221,222は副ヘツド
231,232に対して、第7図A,Bに示す如
く、回転ドラム65の回転方向上後行する位置に
距離dだけ離間して取付けられている。
上記距離dは第5図に示す如きテープパターン
の磁気テープ21bを再生する場合、磁気テープ
21b上で2Hの記録波長に相当する長さに選定
されている。更に、第7図Bに示す如く、固定ド
ラム66の上部に位置する回転ドラム65に取付
けられる主ヘツド221,222と副ヘツド231,
232との相対高さhは、主ヘツド221,222
が或る記録トラツクを走査するとき、副ヘツド2
31,232が1フイールド前に記録した隣接トラ
ツクを走査するよう、1トラツクピツチ分だけ主
ヘツド221,222の方が副ヘツド231,232
よりも高く配置される。これにより、回転ドラム
65に180°強の角度範囲に亘つて斜めに巻回され
つつ走行せしめられる磁気テープ21bから、主
ヘツド221,222により現在の再生フイールド
となる第1の映像信号部分が再生され、これと同
時に副ヘツド231,232により、262H前、す
なわち略1フイールド前の第2の映像信号部分が
再生される。なお、前記距離dが2Hからずれて
いても、後述の時間合わせ回路により調整するこ
とにより、同様に現フイールドの信号と、262H
前の信号とを同時に得ることができる。
の磁気テープ21bを再生する場合、磁気テープ
21b上で2Hの記録波長に相当する長さに選定
されている。更に、第7図Bに示す如く、固定ド
ラム66の上部に位置する回転ドラム65に取付
けられる主ヘツド221,222と副ヘツド231,
232との相対高さhは、主ヘツド221,222
が或る記録トラツクを走査するとき、副ヘツド2
31,232が1フイールド前に記録した隣接トラ
ツクを走査するよう、1トラツクピツチ分だけ主
ヘツド221,222の方が副ヘツド231,232
よりも高く配置される。これにより、回転ドラム
65に180°強の角度範囲に亘つて斜めに巻回され
つつ走行せしめられる磁気テープ21bから、主
ヘツド221,222により現在の再生フイールド
となる第1の映像信号部分が再生され、これと同
時に副ヘツド231,232により、262H前、す
なわち略1フイールド前の第2の映像信号部分が
再生される。なお、前記距離dが2Hからずれて
いても、後述の時間合わせ回路により調整するこ
とにより、同様に現フイールドの信号と、262H
前の信号とを同時に得ることができる。
再び第1図に戻つて説明するに、主ヘツド2
2,221,222、副ヘツド23,231,232
から再生された互いに略1フイールドの時間差を
有する再生信号は、プリアンプ24,25で増幅
された後、輝度信号再生処理回路26,27に供
給され、ここで従来のVTRの輝度信号再生処理
と同様の、FM復調、デイエンフアシス等の信号
処理を施されて再生標本化信号(再生輝度信号)
とされた後、更にデイレーライン29、可変デイ
レーライン30及び同期分離回路31,32を
夫々経て位相比較器33に供給される。位相比較
器33は同期分離回路31,32より夫々取出さ
れた再生水平同期信号の位相差に応じた誤差電圧
を電圧制御発振器(VCO)34に制御電圧とし
て供給し、その発振周波数を可変制御する。
VCO34の出力発振周波数は、チヤージ・カツ
プルド・デバイス(CCD)などによりなる可変
デイレーライン30に遅延時間制御用クロツクパ
ルスとして印加される。上記のデイレーライン2
9、可変デイレーライン30、同期分離回路3
1,32、位相比較器33、VCO34よりなる
回路は、時間合わせ回路を構成しており、デイレ
ーライン29及び可変デイレーライン30より、
主ヘツド22、副ヘツド23の再生信号の間の
VTRのジツタによる時間軸のゆらぎが除去され、
かつ、両信号の水平同期信号位相が一致せしめら
れた、再生標本化信号(再生輝度信号)を出力す
る。ジツタが十分少ないVTRにおいては、上記
時間合わせ回路は省略してもよい。
2,221,222、副ヘツド23,231,232
から再生された互いに略1フイールドの時間差を
有する再生信号は、プリアンプ24,25で増幅
された後、輝度信号再生処理回路26,27に供
給され、ここで従来のVTRの輝度信号再生処理
と同様の、FM復調、デイエンフアシス等の信号
処理を施されて再生標本化信号(再生輝度信号)
とされた後、更にデイレーライン29、可変デイ
レーライン30及び同期分離回路31,32を
夫々経て位相比較器33に供給される。位相比較
器33は同期分離回路31,32より夫々取出さ
れた再生水平同期信号の位相差に応じた誤差電圧
を電圧制御発振器(VCO)34に制御電圧とし
て供給し、その発振周波数を可変制御する。
VCO34の出力発振周波数は、チヤージ・カツ
プルド・デバイス(CCD)などによりなる可変
デイレーライン30に遅延時間制御用クロツクパ
ルスとして印加される。上記のデイレーライン2
9、可変デイレーライン30、同期分離回路3
1,32、位相比較器33、VCO34よりなる
回路は、時間合わせ回路を構成しており、デイレ
ーライン29及び可変デイレーライン30より、
主ヘツド22、副ヘツド23の再生信号の間の
VTRのジツタによる時間軸のゆらぎが除去され、
かつ、両信号の水平同期信号位相が一致せしめら
れた、再生標本化信号(再生輝度信号)を出力す
る。ジツタが十分少ないVTRにおいては、上記
時間合わせ回路は省略してもよい。
デイレーライン29より取り出された第1の再
生標本化信号(再生輝度信号)は帯域分割回路3
5に供給される一方、再生期間中は端子P側に切
換接続されているスイツチ回路15を通してサン
プリングパルス発生回路16へ供給される。一
方、これと同時に可変デイレーライン30より取
り出された、現フイールドよりも262H前の第2
の再生標本化信号(再生輝度信号)は、帯域分割
回路36に供給される。帯域分割回路35及び3
6は入力された第1及び第2の再生標本化信号
(再生輝度信号)の帯域を、次式で示される周波
数fa fa≒(fs/2)−{fb−(fs/2)}=fs−fb を境にして2分割する回路である。
生標本化信号(再生輝度信号)は帯域分割回路3
5に供給される一方、再生期間中は端子P側に切
換接続されているスイツチ回路15を通してサン
プリングパルス発生回路16へ供給される。一
方、これと同時に可変デイレーライン30より取
り出された、現フイールドよりも262H前の第2
の再生標本化信号(再生輝度信号)は、帯域分割
回路36に供給される。帯域分割回路35及び3
6は入力された第1及び第2の再生標本化信号
(再生輝度信号)の帯域を、次式で示される周波
数fa fa≒(fs/2)−{fb−(fs/2)}=fs−fb を境にして2分割する回路である。
これは、第4図と共に前記したように、再生標
本化信号(再生輝度信号)の周波数fs−fb(≒fa)
からfs/2までの高周波帯域内には折り返し成分
と折り返さない成分とが夫々混在し、後述するサ
ンプラ37及び38で再標本化して折り返し成分
をもとの帯域に戻してやる必要があり、他方、折
り返し成分を含まない周波数fa以下の低域信号成
分については再標本化による垂直解像度の劣化を
防止するためである。なお、上記周波数fsは約
6MHz、周波数fbは約5MHzとすると、上記周波数
faは約1MHzとなる。
本化信号(再生輝度信号)の周波数fs−fb(≒fa)
からfs/2までの高周波帯域内には折り返し成分
と折り返さない成分とが夫々混在し、後述するサ
ンプラ37及び38で再標本化して折り返し成分
をもとの帯域に戻してやる必要があり、他方、折
り返し成分を含まない周波数fa以下の低域信号成
分については再標本化による垂直解像度の劣化を
防止するためである。なお、上記周波数fsは約
6MHz、周波数fbは約5MHzとすると、上記周波数
faは約1MHzとなる。
帯域分割回路35及び36により帯域分割され
て取り出された、第1及び第2の再生標本化信号
(再生輝度信号)中の周波数fa以上の高域信号成
分は、サンプラ14と同一構成のサンプラ37,
38に供給され、ここでサンプリングパルス発生
器16より取り出された前記サンプリングパルス
φ1,φ2により記録時に標本化された所が再標本
化される。サンプラ37,38より夫々取り出さ
れた互いに262Hの時間差を有する第1及び第2
の再標本化信号は、加算器39に供給されて夫々
加算合成されることにより、第3図A,Bと共に
説明したように、現ラインの標本点が262H前の
ラインの標本点で補間され、実質的に2fsとなる
周波数で標本化されたのと同等の再標本化信号が
得られ、折り返して記録されたスペクトラムがも
との周波数帯域に復元される。
て取り出された、第1及び第2の再生標本化信号
(再生輝度信号)中の周波数fa以上の高域信号成
分は、サンプラ14と同一構成のサンプラ37,
38に供給され、ここでサンプリングパルス発生
器16より取り出された前記サンプリングパルス
φ1,φ2により記録時に標本化された所が再標本
化される。サンプラ37,38より夫々取り出さ
れた互いに262Hの時間差を有する第1及び第2
の再標本化信号は、加算器39に供給されて夫々
加算合成されることにより、第3図A,Bと共に
説明したように、現ラインの標本点が262H前の
ラインの標本点で補間され、実質的に2fsとなる
周波数で標本化されたのと同等の再標本化信号が
得られ、折り返して記録されたスペクトラムがも
との周波数帯域に復元される。
このようにして得られた再標本化信号(高域信
号成分)は加算回路40及び41に夫々供給さ
れ、ここで帯域分割回路35,36により帯域分
割されて取り出された、第1及び第2の再生標本
化信号(再生輝度信号)中の周波数fa以下の低域
信号成分と夫々加算合成されて第1及び第2の再
生輝度信号とされる。このうち主ヘツド22によ
り再生された現フイールドの再生信号中から生成
された加算回路40よりの第1の再生輝度信号
は、プリアンプ24から取り出された主ヘツド2
2の再生信号中の低域変換搬送色信号から搬送色
信号再生処理回路28により従来のVTRにおけ
る搬送色信号再生処理と同様にして得られた再生
搬送色信号と加算回路42で加算合成される。こ
れにより、輝度信号の伝送系としては高々3MHz
強の伝送帯域しか持たない伝送系を通したにも拘
らず、5MHzの輝度信号帯域を持つ複合カラー映
像信号が、フイールドメモリを使用することなく
加算回路42より出力端子43へ取り出される。
号成分)は加算回路40及び41に夫々供給さ
れ、ここで帯域分割回路35,36により帯域分
割されて取り出された、第1及び第2の再生標本
化信号(再生輝度信号)中の周波数fa以下の低域
信号成分と夫々加算合成されて第1及び第2の再
生輝度信号とされる。このうち主ヘツド22によ
り再生された現フイールドの再生信号中から生成
された加算回路40よりの第1の再生輝度信号
は、プリアンプ24から取り出された主ヘツド2
2の再生信号中の低域変換搬送色信号から搬送色
信号再生処理回路28により従来のVTRにおけ
る搬送色信号再生処理と同様にして得られた再生
搬送色信号と加算回路42で加算合成される。こ
れにより、輝度信号の伝送系としては高々3MHz
強の伝送帯域しか持たない伝送系を通したにも拘
らず、5MHzの輝度信号帯域を持つ複合カラー映
像信号が、フイールドメモリを使用することなく
加算回路42より出力端子43へ取り出される。
ここで、第1図中、破線で囲んだ回路部52の
より詳細なブロツク系統図を第8図に示す。同図
中、第1図と同一構成部分には同一符号を付して
ある。第8図において、入力端子68,69に入
来したデイレーライン29、可変デイレーライン
30よりの再生標本化信号は、帯域分割回路3
5,36に供給される。帯域分割回路35は低域
フイルタ70及び減算回路71からなり、低域フ
イルタ70より低域信号成分を取り出して時間合
わせのための遅延回路76を通して加算回路40
に供給する一方、減算回路71から高域信号成分
を取り出してスイツチ回路74の端子74aに供
給する。また、帯域分割回路36は低域フイルタ
72及び減算回路73からなり、低域フイルタ7
2より低域信号成分を取り出して時間合わせのた
めの遅延回路77を通して加算回路41に供給す
る一方、減算回路73から高域信号成分を取り出
してスイツチ回路74の端子74bに供給する。
より詳細なブロツク系統図を第8図に示す。同図
中、第1図と同一構成部分には同一符号を付して
ある。第8図において、入力端子68,69に入
来したデイレーライン29、可変デイレーライン
30よりの再生標本化信号は、帯域分割回路3
5,36に供給される。帯域分割回路35は低域
フイルタ70及び減算回路71からなり、低域フ
イルタ70より低域信号成分を取り出して時間合
わせのための遅延回路76を通して加算回路40
に供給する一方、減算回路71から高域信号成分
を取り出してスイツチ回路74の端子74aに供
給する。また、帯域分割回路36は低域フイルタ
72及び減算回路73からなり、低域フイルタ7
2より低域信号成分を取り出して時間合わせのた
めの遅延回路77を通して加算回路41に供給す
る一方、減算回路73から高域信号成分を取り出
してスイツチ回路74の端子74bに供給する。
スイツチ回路74は入力端子80に1フイール
ド毎に交互に入来したサンプリングパルスφ1,
φ2によりスイツチング制御され、端子74a,
74bの入力高域信号成分をサンプリングパルス
φ1,φ2が入来する毎に交互に選択出力して再標
本化信号を出力する。この再標本化信号はスイツ
チングの際の切換ノイズを除去するための低域フ
イルタ75を通して加算回路40及び41に夫々
供給される。従つて、スイツチ回路74、低域フ
イルタ75よりなる回路は、サンプラ37,38
及び加算回路39よりなる再標本化回路を構成す
る。遅延回路76,77は低域フイルタ75によ
る遅延量に対する時間合わせのために設けられて
いる。加算回路40,41より取り出された第
1、第2の再生輝度信号は出力端子78,79へ
出力される。
ド毎に交互に入来したサンプリングパルスφ1,
φ2によりスイツチング制御され、端子74a,
74bの入力高域信号成分をサンプリングパルス
φ1,φ2が入来する毎に交互に選択出力して再標
本化信号を出力する。この再標本化信号はスイツ
チングの際の切換ノイズを除去するための低域フ
イルタ75を通して加算回路40及び41に夫々
供給される。従つて、スイツチ回路74、低域フ
イルタ75よりなる回路は、サンプラ37,38
及び加算回路39よりなる再標本化回路を構成す
る。遅延回路76,77は低域フイルタ75によ
る遅延量に対する時間合わせのために設けられて
いる。加算回路40,41より取り出された第
1、第2の再生輝度信号は出力端子78,79へ
出力される。
再標本化を終えた上記第1及び第2の再生輝度
信号に、更に次に説明する信号処理を行なうこと
により、水平走査周波数が通常の標準テレビジヨ
ン方式の水平走査周波数fHの2倍になつたノンイ
ンターレースの表示が可能なデイスプレイによつ
て、再生映像信号のノンインターレース走査によ
る表示を行なうことができる。すなわち、上記第
1の再生輝度信号は第1図に示す時間軸圧縮回路
44に供給され、ここで1/2倍に時間軸を圧縮さ
れた後スイツチ回路46の端子46aに印加さ
れ、また上記第2の再生輝度信号は時間軸圧縮回
路45に供給され、ここで1/2倍に時間軸圧縮さ
れた後スイツチ回路46の端子46bに印加され
る。ここで、CCDやランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)に書き込むときのクロツク周波数を
Fとすると、読み出す際のクロツク周波数を2F
とすることにより、1/2倍の時間軸圧縮を行なう
ことができることは周知の通りである。スイツチ
回路46は端子53を介して供給される繰り返し
周波数fHの対称方形波により、端子46a,46
bの入力第1、第2の時間軸圧縮輝度信号をH/
2毎に交互に出力端子47へ選択出力する。これ
により、出力端子47には2倍の水平走査周波数
のノンインターレース走査表示に適した再生輝度
信号が得られる。
信号に、更に次に説明する信号処理を行なうこと
により、水平走査周波数が通常の標準テレビジヨ
ン方式の水平走査周波数fHの2倍になつたノンイ
ンターレースの表示が可能なデイスプレイによつ
て、再生映像信号のノンインターレース走査によ
る表示を行なうことができる。すなわち、上記第
1の再生輝度信号は第1図に示す時間軸圧縮回路
44に供給され、ここで1/2倍に時間軸を圧縮さ
れた後スイツチ回路46の端子46aに印加さ
れ、また上記第2の再生輝度信号は時間軸圧縮回
路45に供給され、ここで1/2倍に時間軸圧縮さ
れた後スイツチ回路46の端子46bに印加され
る。ここで、CCDやランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)に書き込むときのクロツク周波数を
Fとすると、読み出す際のクロツク周波数を2F
とすることにより、1/2倍の時間軸圧縮を行なう
ことができることは周知の通りである。スイツチ
回路46は端子53を介して供給される繰り返し
周波数fHの対称方形波により、端子46a,46
bの入力第1、第2の時間軸圧縮輝度信号をH/
2毎に交互に出力端子47へ選択出力する。これ
により、出力端子47には2倍の水平走査周波数
のノンインターレース走査表示に適した再生輝度
信号が得られる。
第9図は時間軸圧縮回路44,45及びスイツ
チ回路46の更に詳細なブロツク系統図を示す。
同図中、入力端子82,83に入来した前記第
1、第2の再生輝度信号は1Hメモリ84及び8
5,86及び87に夫々供給される。これらの入
力第1、第2の再生輝度信号は、前記したように
主ヘツド22と副ヘツド23のヘツド間隔dを
2Hとすると、第10図A,Bに夫々模式的に示
す如く、時間的に並んでいる(水平同期信号位相
が一致している)。1Hメモリ84〜87は、入力
端子88よりの再生水平同期信号に基づいてクロ
ツクパルス及びコントロール信号発生回路89に
より生成された、所定周波数Fの書き込み用クロ
ツクパルスにより1Hメモリ84,86が同時に
1H期間書き込み動作を行ない、次の1H期間は
1Hメモリ85,87が同時に書き込み動作を行
なうと共に、周波数2Fの読み出し用クロツクパ
ルスにより前半の1/2H期間で1Hメモリ84,8
6が読み出し動作を行ない、更に次の1H期間は
1Hメモリ84,86が同時に書き込み動作を行
なうと共に、その前半の1/2H期間で1Hメモリ8
5,87が読み出し動作を行なう。以下、上記と
同様の動作が繰り返される。
チ回路46の更に詳細なブロツク系統図を示す。
同図中、入力端子82,83に入来した前記第
1、第2の再生輝度信号は1Hメモリ84及び8
5,86及び87に夫々供給される。これらの入
力第1、第2の再生輝度信号は、前記したように
主ヘツド22と副ヘツド23のヘツド間隔dを
2Hとすると、第10図A,Bに夫々模式的に示
す如く、時間的に並んでいる(水平同期信号位相
が一致している)。1Hメモリ84〜87は、入力
端子88よりの再生水平同期信号に基づいてクロ
ツクパルス及びコントロール信号発生回路89に
より生成された、所定周波数Fの書き込み用クロ
ツクパルスにより1Hメモリ84,86が同時に
1H期間書き込み動作を行ない、次の1H期間は
1Hメモリ85,87が同時に書き込み動作を行
なうと共に、周波数2Fの読み出し用クロツクパ
ルスにより前半の1/2H期間で1Hメモリ84,8
6が読み出し動作を行ない、更に次の1H期間は
1Hメモリ84,86が同時に書き込み動作を行
なうと共に、その前半の1/2H期間で1Hメモリ8
5,87が読み出し動作を行なう。以下、上記と
同様の動作が繰り返される。
従つて、1Hメモリ84,85,86及び87
は第10図C,D,E及びFに夫々模式的に示す
動作を行なうことになる。第10図C〜F中、W
は書き込み動作、Rは読み出し動作を示し、数字
は同図A,B中の数字と同じ各水平走査期間の信
号を示す。1Hメモリ84〜87より読み出され
た1/2倍に時間軸圧縮された再生輝度信号はスイ
ツチ回路90の端子90a〜90dに夫々供給さ
れる。スイツチ回路90はクロツクパルス及びコ
ントロール信号発生回路89よりのコントロール
信号に基づいて、H/2期間ずつ順次に切換接続
されて、1Hメモリ84〜87のうち読み出し動
作を行なつている1Hメモリの読み出し出力信号
を出力端子91へ選択出力する。これにより、出
力端子91(第1図の出力端子47に相当)に
は、第10図Gに模式的に示す如く、2倍の水平
走査周波数でノンインターレース走査されるべき
再生輝度信号が取り出される。
は第10図C,D,E及びFに夫々模式的に示す
動作を行なうことになる。第10図C〜F中、W
は書き込み動作、Rは読み出し動作を示し、数字
は同図A,B中の数字と同じ各水平走査期間の信
号を示す。1Hメモリ84〜87より読み出され
た1/2倍に時間軸圧縮された再生輝度信号はスイ
ツチ回路90の端子90a〜90dに夫々供給さ
れる。スイツチ回路90はクロツクパルス及びコ
ントロール信号発生回路89よりのコントロール
信号に基づいて、H/2期間ずつ順次に切換接続
されて、1Hメモリ84〜87のうち読み出し動
作を行なつている1Hメモリの読み出し出力信号
を出力端子91へ選択出力する。これにより、出
力端子91(第1図の出力端子47に相当)に
は、第10図Gに模式的に示す如く、2倍の水平
走査周波数でノンインターレース走査されるべき
再生輝度信号が取り出される。
ここで、出力端子47,91の出力再生輝度信
号の周波数fa以下の低域信号成分については、第
11図Aに模式的に示すように現フイールドの走
査線に前フイールドの走査線が補間されてノンイ
ンターレース走査表示用信号となつている。これ
に対して、上記再生輝度信号中の周波数fa以上の
高域信号成分については、第3図Bに示した如き
ドツトインターリーブによるサンプリングの補間
を前のフイールドとの間で行なつたため、ノンイ
ンターレース走査表示に適した信号とされた場
合、第11図Bに模式的に示す如く、隣接する2
ライン毎に同じ情報内容の信号が並ぶことにな
る。従つて、走査線のノンインターレース化とド
ツトインターリーブによる帯域圧縮を組み合わせ
ることにより、水平方向の高域信号成分に関して
は垂直解像度は若干低下するものの、水平解像度
が向上することになる。
号の周波数fa以下の低域信号成分については、第
11図Aに模式的に示すように現フイールドの走
査線に前フイールドの走査線が補間されてノンイ
ンターレース走査表示用信号となつている。これ
に対して、上記再生輝度信号中の周波数fa以上の
高域信号成分については、第3図Bに示した如き
ドツトインターリーブによるサンプリングの補間
を前のフイールドとの間で行なつたため、ノンイ
ンターレース走査表示に適した信号とされた場
合、第11図Bに模式的に示す如く、隣接する2
ライン毎に同じ情報内容の信号が並ぶことにな
る。従つて、走査線のノンインターレース化とド
ツトインターリーブによる帯域圧縮を組み合わせ
ることにより、水平方向の高域信号成分に関して
は垂直解像度は若干低下するものの、水平解像度
が向上することになる。
ただし、この垂直解像度の低下は、例えば1フ
イールド内の近傍の走査線によりサンプリングの
補間を行なつた場合に比べると、程度は少なく、
実用上問題はない。水平方向の低域信号成分に関
しては、1フイールド前の信号で走査線を補間す
ることにより、垂直解像度を劣化させることな
く、従来のインターレース走査による画面のフリ
ツカーを抑えることができる。
イールド内の近傍の走査線によりサンプリングの
補間を行なつた場合に比べると、程度は少なく、
実用上問題はない。水平方向の低域信号成分に関
しては、1フイールド前の信号で走査線を補間す
ることにより、垂直解像度を劣化させることな
く、従来のインターレース走査による画面のフリ
ツカーを抑えることができる。
再び第1図に戻つて説明するに、搬送色信号再
生処理回路28から取り出された再生搬送色信号
は、時間軸圧縮回路48に供給され、ここで時間
軸を1/2倍に圧縮された後デコーダ49に供給さ
れる。デコーダ49は入力時間軸圧縮搬送色信号
を復調し、時間軸圧縮された色素信号R−Y,B
−Yを、ノンインターレース走査表示用のカラー
コンポーネント信号として出力端子50,51へ
出力する。第1図に示す実施例では再生搬送色信
号については1フイールド前の再生搬送色信号を
用いていないので、時間軸圧縮回路48は1/2倍
の時間軸を圧縮された再生搬送色信号を2回ずつ
繰り返して出力する。このように構成することに
より、搬送色信号再生処理回路が28で示す如く
一回路で済むため、回路構成が簡単になる。ま
た、デコーダ49のしては、入力搬送色信号の時
間軸が標準テレビジヨン方式のそれの1/2倍に圧
縮されてその色副搬送波周波数が標準テレビジヨ
方式のそれの2倍の周波数2fsc(NTSC方式の場
合は3.58MHz×2)となつているので、基準副搬
送波も2fscに選定しなければならない点を除け
ば、従来から知られた標準テレビジヨン方式用の
デコーダと同様のものを使用することができる。
生処理回路28から取り出された再生搬送色信号
は、時間軸圧縮回路48に供給され、ここで時間
軸を1/2倍に圧縮された後デコーダ49に供給さ
れる。デコーダ49は入力時間軸圧縮搬送色信号
を復調し、時間軸圧縮された色素信号R−Y,B
−Yを、ノンインターレース走査表示用のカラー
コンポーネント信号として出力端子50,51へ
出力する。第1図に示す実施例では再生搬送色信
号については1フイールド前の再生搬送色信号を
用いていないので、時間軸圧縮回路48は1/2倍
の時間軸を圧縮された再生搬送色信号を2回ずつ
繰り返して出力する。このように構成することに
より、搬送色信号再生処理回路が28で示す如く
一回路で済むため、回路構成が簡単になる。ま
た、デコーダ49のしては、入力搬送色信号の時
間軸が標準テレビジヨン方式のそれの1/2倍に圧
縮されてその色副搬送波周波数が標準テレビジヨ
方式のそれの2倍の周波数2fsc(NTSC方式の場
合は3.58MHz×2)となつているので、基準副搬
送波も2fscに選定しなければならない点を除け
ば、従来から知られた標準テレビジヨン方式用の
デコーダと同様のものを使用することができる。
なお、再生搬送色信号についても、再生輝度信
号系と同様に副ヘツド23から取り出された略1
フイールド前の再生信号に対して信号処理を行な
つて再生搬送色信号を取り出し、現フイールドと
前フイールドの両再生搬送色信号を夫々時間軸圧
縮してそれらを交互に出力するよう構成しても良
いことは勿論である。また、再生搬送色信号をデ
コーダでデコードして得た2つ色差信号に対して
夫々時間軸圧縮するよう構成してもよい。その場
合は、時間軸圧縮回路48に比し、時間軸圧縮に
用いるメモリの入力信号帯域が狭くて済み、低い
周波数で動作させることができるので、安価な回
路素子を用いることができる。
号系と同様に副ヘツド23から取り出された略1
フイールド前の再生信号に対して信号処理を行な
つて再生搬送色信号を取り出し、現フイールドと
前フイールドの両再生搬送色信号を夫々時間軸圧
縮してそれらを交互に出力するよう構成しても良
いことは勿論である。また、再生搬送色信号をデ
コーダでデコードして得た2つ色差信号に対して
夫々時間軸圧縮するよう構成してもよい。その場
合は、時間軸圧縮回路48に比し、時間軸圧縮に
用いるメモリの入力信号帯域が狭くて済み、低い
周波数で動作させることができるので、安価な回
路素子を用いることができる。
次に本発明を簡略化した例について説明する。
本実施例は第1図中、破線で囲んだ回路部52、
サンプラ14、スイツチ回路15及びサンプリン
グパルス発生回路16を削除した構成となる。従
つて、記録系は従来のVTRの記録系と同一構成
となり、従来のVTRで記録した磁気テープを互
換再生することができる。本実施例では前記した
再標本化を行なう必要がないので、時間軸圧縮回
路44,45及びスイツチ回路46よりなる回路
部は第12図に示す如く構成されると共に、その
入力端子93,94に入来する互いに略1フイー
ルドの時間差を有する第1、第2の再生輝度信号
は第13図A,Bに夫々模式的に示す如き時間関
係とされて入来せしめられる。入力端子93に入
来した第1の再生輝度信号はスイツチ回路95,
96及び97の端子95a,96a及び97aに
夫々供給され、また入力端子94に入来した第2
の再生輝度信号はスイツチ回路95,96及び9
7の端子95b,96b及び97bに夫々供給さ
れる。
本実施例は第1図中、破線で囲んだ回路部52、
サンプラ14、スイツチ回路15及びサンプリン
グパルス発生回路16を削除した構成となる。従
つて、記録系は従来のVTRの記録系と同一構成
となり、従来のVTRで記録した磁気テープを互
換再生することができる。本実施例では前記した
再標本化を行なう必要がないので、時間軸圧縮回
路44,45及びスイツチ回路46よりなる回路
部は第12図に示す如く構成されると共に、その
入力端子93,94に入来する互いに略1フイー
ルドの時間差を有する第1、第2の再生輝度信号
は第13図A,Bに夫々模式的に示す如き時間関
係とされて入来せしめられる。入力端子93に入
来した第1の再生輝度信号はスイツチ回路95,
96及び97の端子95a,96a及び97aに
夫々供給され、また入力端子94に入来した第2
の再生輝度信号はスイツチ回路95,96及び9
7の端子95b,96b及び97bに夫々供給さ
れる。
スイツチ回路95〜97は、入力端子98より
の再生水平同期信号が供給されるクロツクパルス
及びコントロール信号発生回路99により生成さ
れたコントロール信号によりスイツチング制御さ
れ、入力された第1及び第2の再生輝度信号のい
ずれか一方を選択出力し、対応する1Hメモリ1
00〜102に供給する。1Hメモリ100〜1
02はクロツクパルス及びコントロール信号発生
回路99により生成された、所定周波数Fの書き
込み用クロツクパルスにより書き込み動作を行な
い、周波数2Fの読み出し用クロツクパルスによ
り読み出し動作を行なうことにより、1/2倍に時
間軸圧縮された再生輝度信号を出力する。1Hメ
モリ100,101及び102の書き込み動作と
読み出し動作は、第13図C,D及びEに夫々模
式的に示す如くになる。第13図C〜E中、Wは
書き込み動作、Rは読み出し動作を示し、数字は
同図A,B中の数字と同じ各水平走査期間の信号
を示す。
の再生水平同期信号が供給されるクロツクパルス
及びコントロール信号発生回路99により生成さ
れたコントロール信号によりスイツチング制御さ
れ、入力された第1及び第2の再生輝度信号のい
ずれか一方を選択出力し、対応する1Hメモリ1
00〜102に供給する。1Hメモリ100〜1
02はクロツクパルス及びコントロール信号発生
回路99により生成された、所定周波数Fの書き
込み用クロツクパルスにより書き込み動作を行な
い、周波数2Fの読み出し用クロツクパルスによ
り読み出し動作を行なうことにより、1/2倍に時
間軸圧縮された再生輝度信号を出力する。1Hメ
モリ100,101及び102の書き込み動作と
読み出し動作は、第13図C,D及びEに夫々模
式的に示す如くになる。第13図C〜E中、Wは
書き込み動作、Rは読み出し動作を示し、数字は
同図A,B中の数字と同じ各水平走査期間の信号
を示す。
1Hメモリ100〜102より読み出された1/2
倍に時間軸圧縮された再生輝度信号はスイツチ回
路103の端子103a〜103cに夫々供給さ
れる。スイツチ回路103はスイツチ回路95〜
97と同様にクロツクパルス及びコントロール信
号発生回路99よりのコントロール信号に基づい
て、1Hメモリ100〜102のうち読み出し動
作を行なつている一の1Hメモリからの読み出し
出力信号を出力端子104へ選択出力するように
スイツチング制御される。これにより、出力端子
104には第13図Fに模式的に示す如く、2倍
の水平走査周波数でノンインターレース走査され
るべき再生輝度信号が取り出される。
倍に時間軸圧縮された再生輝度信号はスイツチ回
路103の端子103a〜103cに夫々供給さ
れる。スイツチ回路103はスイツチ回路95〜
97と同様にクロツクパルス及びコントロール信
号発生回路99よりのコントロール信号に基づい
て、1Hメモリ100〜102のうち読み出し動
作を行なつている一の1Hメモリからの読み出し
出力信号を出力端子104へ選択出力するように
スイツチング制御される。これにより、出力端子
104には第13図Fに模式的に示す如く、2倍
の水平走査周波数でノンインターレース走査され
るべき再生輝度信号が取り出される。
なお、第13図A,Bに示すような時間関係で
互いに略1フイールドの時間差を有する2種の再
生輝度信号を得る方法としては、第7図Bに示し
た主ヘツド221,222と副ヘツド231,232
との間の距離dを、磁気テープ21b上で1.5H
の記録波長に等しい値に選定するか、前記した第
1図中の回路26,27,29〜34よりなる時
間合わせ回路で主ヘツド221,222と副ヘツド
231,232よりの各再生信号の時間差を調整す
ることにより得ることができる。
互いに略1フイールドの時間差を有する2種の再
生輝度信号を得る方法としては、第7図Bに示し
た主ヘツド221,222と副ヘツド231,232
との間の距離dを、磁気テープ21b上で1.5H
の記録波長に等しい値に選定するか、前記した第
1図中の回路26,27,29〜34よりなる時
間合わせ回路で主ヘツド221,222と副ヘツド
231,232よりの各再生信号の時間差を調整す
ることにより得ることができる。
なお、上記ヘツド間距離dは、第5図に示す如
きテープパターン以外のテープパターンの既記録
信号を再生する場合、そのテープパターンに応じ
て互いに略1フイールドの時間差をもつて記録さ
れた映像信号部分が再生できるような値に選定さ
れることは勿論である。
きテープパターン以外のテープパターンの既記録
信号を再生する場合、そのテープパターンに応じ
て互いに略1フイールドの時間差をもつて記録さ
れた映像信号部分が再生できるような値に選定さ
れることは勿論である。
発明の効果
上述の如く、本発明によれば、主ヘツド及び副
ヘツドにより互いに略1フイールドの時間差を有
して記録された信号部分を同時に再生するように
したので、これらの2つの再生信号を用いて1フ
イールド期間の走査線を補間することにより、フ
イールドメモリを用いることなくノンインターレ
ース走査されるべき再生映像信号を生成すること
ができ、また主ヘツド及び副ヘツドにより夫々同
時に再生された互いに略1フイールドの時間差を
有する2種の再生標本化信号を用いてそれらの標
本点を交互に取り出す再標本化を行なうようにし
たので、狭帯域の伝送系を通したにも拘らず、そ
れよりも広帯域のベースバンド信号帯域をもつ再
生映像信号をフイールドメモリを用いることなく
生成することができ、特許請求の範囲第1項の発
明においては、折り返し成分の存在する高域信号
成分を、再標本化による帯域圧縮を行うことによ
り、水平解像度を向上することができ、また、特
許請求の範囲第2項の発明においては、折り返し
成分の存在しない低域信号成分に対しては上記の
ノンインターレース化のみを行なうことにより垂
直解像度の低下を生じさせることなくフリツカー
を抑えることができ、一方、折り返し成分の存在
する高域信号成分に対しては上記のノンインター
レースと再標本化による帯域圧縮とを組合わせる
ことにより、垂直解像度は若干低下するものの、
水平解像度を向上することができ、更にフイール
ドメモリを使用しないから、簡単かつ安価に構成
することができる等の数々の特長を有するもので
ある。
ヘツドにより互いに略1フイールドの時間差を有
して記録された信号部分を同時に再生するように
したので、これらの2つの再生信号を用いて1フ
イールド期間の走査線を補間することにより、フ
イールドメモリを用いることなくノンインターレ
ース走査されるべき再生映像信号を生成すること
ができ、また主ヘツド及び副ヘツドにより夫々同
時に再生された互いに略1フイールドの時間差を
有する2種の再生標本化信号を用いてそれらの標
本点を交互に取り出す再標本化を行なうようにし
たので、狭帯域の伝送系を通したにも拘らず、そ
れよりも広帯域のベースバンド信号帯域をもつ再
生映像信号をフイールドメモリを用いることなく
生成することができ、特許請求の範囲第1項の発
明においては、折り返し成分の存在する高域信号
成分を、再標本化による帯域圧縮を行うことによ
り、水平解像度を向上することができ、また、特
許請求の範囲第2項の発明においては、折り返し
成分の存在しない低域信号成分に対しては上記の
ノンインターレース化のみを行なうことにより垂
直解像度の低下を生じさせることなくフリツカー
を抑えることができ、一方、折り返し成分の存在
する高域信号成分に対しては上記のノンインター
レースと再標本化による帯域圧縮とを組合わせる
ことにより、垂直解像度は若干低下するものの、
水平解像度を向上することができ、更にフイール
ドメモリを使用しないから、簡単かつ安価に構成
することができる等の数々の特長を有するもので
ある。
第1図は本発明装置の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図は第1図図示ブロツク系統中の
Y/C分離回路の一例を示すブロツク系統図、第
3図は本発明における標本化及び再標本化の動作
を説明するための図、第4図は輝度信号帯域内に
折り返し成分が混入することを説明する図、第5
図は再生すべき磁気テープのテープパターンの一
例を示す図、第6図は記録信号の周波数スペクト
ラムの各例を示す図、第7図は主ヘツドと副ヘツ
ドの回転ドラムへの取付位置関係を示す平面図及
び側面図、第8図は第1図図示ブロツク系統中の
再生系の要部の一実施例を示すブロツク系統図、
第9図は第1図図示ブロツク系統中の時間軸圧縮
回路等の一実施例を示すブロツク系統図、第10
図は第9図図示ブロツク系統の動作説明図、第1
1図はノンインターレース化された低域信号成分
と高域信号成分の情報内容を模式的に示す図、第
12図は本発明装置の他の実施例における要部の
一実施例を示すブロツク系統図、第13図は第1
2図図示ブロツク系統の動作説明図、第14図は
従来のノンインターレースを走査されるべき映像
信号を得る装置の一例を示すブロツク系統図、第
15図は第14図図示ブロツク系統の動作説明用
信号波形図である。 11……複合カラー映像信号入力端子、12…
…Y/C分離回路、14,37,38……サンプ
ラ、15,46,74,90,95〜97,10
3……スイツチ回路、16……サンプリングパル
ス発生回路、18,39〜42……加算回路、2
1a,21b……磁気テープ、22,221,2
22……主ヘツド、23,231,232……副ヘ
ツド、26,27……輝度信号再生処理回路、2
9……デイレーライン、30……可変デイレーラ
イン、31,32……同期分離回路、33……位
相比較器、34……電圧制御発振器(VCO)、3
5,36……帯域分割回路、43……再生複合カ
ラー映像信号出力端子、44,45,48……時
間軸圧縮回路、47,91……ノンインターレー
ス走査されるべき再生輝度信号出力端子、49…
…デコーダ、50,51……ノンインターレース
走査されるべき再生色差信号出力端子、65……
回転ドラム、68,69……再生標本化信号入力
端子、70,72,75……低域フイルタ、7
1,73……減算回路、78,79……再生輝度
信号出力端子、80……サンプリングパルス入力
端子、82,83,93,94……再生輝度信号
入力端子、84〜87,100〜102……1H
メモリ、89,99……クロツクパルス及びコン
トロール信号発生回路。
系統図、第2図は第1図図示ブロツク系統中の
Y/C分離回路の一例を示すブロツク系統図、第
3図は本発明における標本化及び再標本化の動作
を説明するための図、第4図は輝度信号帯域内に
折り返し成分が混入することを説明する図、第5
図は再生すべき磁気テープのテープパターンの一
例を示す図、第6図は記録信号の周波数スペクト
ラムの各例を示す図、第7図は主ヘツドと副ヘツ
ドの回転ドラムへの取付位置関係を示す平面図及
び側面図、第8図は第1図図示ブロツク系統中の
再生系の要部の一実施例を示すブロツク系統図、
第9図は第1図図示ブロツク系統中の時間軸圧縮
回路等の一実施例を示すブロツク系統図、第10
図は第9図図示ブロツク系統の動作説明図、第1
1図はノンインターレース化された低域信号成分
と高域信号成分の情報内容を模式的に示す図、第
12図は本発明装置の他の実施例における要部の
一実施例を示すブロツク系統図、第13図は第1
2図図示ブロツク系統の動作説明図、第14図は
従来のノンインターレースを走査されるべき映像
信号を得る装置の一例を示すブロツク系統図、第
15図は第14図図示ブロツク系統の動作説明用
信号波形図である。 11……複合カラー映像信号入力端子、12…
…Y/C分離回路、14,37,38……サンプ
ラ、15,46,74,90,95〜97,10
3……スイツチ回路、16……サンプリングパル
ス発生回路、18,39〜42……加算回路、2
1a,21b……磁気テープ、22,221,2
22……主ヘツド、23,231,232……副ヘ
ツド、26,27……輝度信号再生処理回路、2
9……デイレーライン、30……可変デイレーラ
イン、31,32……同期分離回路、33……位
相比較器、34……電圧制御発振器(VCO)、3
5,36……帯域分割回路、43……再生複合カ
ラー映像信号出力端子、44,45,48……時
間軸圧縮回路、47,91……ノンインターレー
ス走査されるべき再生輝度信号出力端子、49…
…デコーダ、50,51……ノンインターレース
走査されるべき再生色差信号出力端子、65……
回転ドラム、68,69……再生標本化信号入力
端子、70,72,75……低域フイルタ、7
1,73……減算回路、78,79……再生輝度
信号出力端子、80……サンプリングパルス入力
端子、82,83,93,94……再生輝度信号
入力端子、84〜87,100〜102……1H
メモリ、89,99……クロツクパルス及びコン
トロール信号発生回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 輝度信号等の入力映像信号の上限周波数の2
倍未満の周波数で、かつ、該上限周波数よりも高
い周波数であつて、次式で示される繰り返し周波
数fs fs≒n・fH (ただし、上式中、nは自然数、fHは前記入力映
像信号の水平走査周波数) のパルスで、その位相が前記入力映像信号の1フ
イールド毎に180°異なるパルスにより前記入力映
像信号を標本化して得た標本化信号がフイールド
単位で順次のトラツクに記録された記録媒体上の
各トラツクを走査し現在の再生フイールドとなる
第1の標本化信号部分を再生する主ヘツドと、 前記記録媒体上の各トラツクを走査し前記第1
の標本化信号部分に対して略1フイールドの時間
差を有して記録された第2の標本化信号部分を再
生する副ヘツドと、 該主ヘツド及び副ヘツドにより同時に再生され
た前記第1及び第2の標本化信号部分の夫々に対
して、次式で示される周波数fa fa≒fs−fb (ただし、上式中、fbは前記入力映像信号の必要
周波数帯域の上限周波数) よりも高周波数である高域信号成分と、該周波数
fa以下の低域信号成分とに夫々帯域分割する第1
及び第2の帯域分割回路と、 該第1及び第2の帯域分割回路より夫々取り出
された前記高域信号成分を前記繰り返し周波数fs
に等しく、その位相が1フイールド毎に180°異な
るパルスにより交互に再標本化した後加算合成し
て再標本化信号を得る再標本化手段と、 前記第1及び第2の帯域分割回路の少なくとも
一方より取り出された前記低域信号と該再標本化
手段の出力再標本化信号とを夫々加算合成して再
生映像信号を得る加算回路と よりなることを特徴とする映像信号再生装置。 2 輝度信号等の入力映像信号の上限周波数の2
倍未満の周波数で、かつ、該上限周波数よりも高
い周波数であつて、次式で示される繰り返し周波
数fs fs≒n・fH (ただし、上式中、nは自然数、fHは前記入力映
像信号の水平走査周波数) のパルスで、その位相が前記入力映像信号の1フ
イールド毎に180°異なるパルスにより前記入力映
像信号を標本化して得た標本化信号がフイールド
単位で順次のトラツクに記録された記録媒体上の
各トラツクを走査し現在の再生フイールドとなる
第1の標本化信号部分を再生する主ヘツドと、 前記記録媒体上の各トラツクを走査し前記第1
の標本化信号部分に対して略1フイールドの時間
差を有して記録された第2の標本化信号部分を再
生する副ヘツドと、 該主ヘツド及び副ヘツドにより同時に再生され
た前記第1及び第2の標本化信号部分の夫々に対
して、次式で示される周波数fa fa≒fs−fb (ただし、上式中、fbは前記入力映像信号の必要
周波数帯域の上限周波数) よりも高周波数である高域信号成分と、該周波数
fa以下の低域信号成分とに夫々帯域分割する第1
及び第2の帯域分割回路と、 該第1及び第2の帯域分割回路より夫々取り出
された前記高域信号成分を前記繰り返し周波数fs
に等しく、その位相が1フイールド毎に180°異な
るパルスにより交互に再標本化した後加算合成し
て再標本化信号を得る再標本化手段と、 該第1及び第2の帯域分割回路の夫々より取り
出された前記低域信号に別々に前記再標本化手段
の出力再標本化信号を夫々加算合成する第1及び
第2の加算回路と、 該第1及び第2の加算回路の各出力信号を別々
に時間軸圧縮すると共に交互に時系列的に合成し
てノンインターレース走査されるべき再生映像信
号として出力する回路 とよりなることを特徴とする映像信号再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59278686A JPS61157193A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 映像信号再生装置 |
US06/814,222 US4772961A (en) | 1984-12-28 | 1985-12-27 | Video signal reproducing apparatus |
DE19853546263 DE3546263A1 (de) | 1984-12-28 | 1985-12-28 | Videosignalwiedergabegeraet |
GB08531879A GB2169469B (en) | 1984-12-28 | 1985-12-30 | Video signal reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59278686A JPS61157193A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 映像信号再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61157193A JPS61157193A (ja) | 1986-07-16 |
JPH0342037B2 true JPH0342037B2 (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=17600756
Family Applications (1)
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JPS5877373A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-10 | Hitachi Ltd | テレビジヨン信号処理回路 |
JPS59221189A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | Sony Corp | 画像表示装置 |
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-
1985
- 1985-12-27 US US06/814,222 patent/US4772961A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-12-28 DE DE19853546263 patent/DE3546263A1/de active Granted
- 1985-12-30 GB GB08531879A patent/GB2169469B/en not_active Expired
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Publication number | Publication date |
---|---|
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