JPH0336678Y2 - - Google Patents
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- JPH0336678Y2 JPH0336678Y2 JP1983015989U JP1598983U JPH0336678Y2 JP H0336678 Y2 JPH0336678 Y2 JP H0336678Y2 JP 1983015989 U JP1983015989 U JP 1983015989U JP 1598983 U JP1598983 U JP 1598983U JP H0336678 Y2 JPH0336678 Y2 JP H0336678Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- passage
- rotor
- guide pin
- key
- Prior art date
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば自動車のトランクなどに使用
されているカバー付きシリンダ錠に関するもので
ある。
されているカバー付きシリンダ錠に関するもので
ある。
自動車のトランクのシリンダ錠には、ロータ前
面を開閉するカバーを設け、カバーと錠本体の両
者に係止部を設けてカバーを開状態に保持できる
ようにし、このカバーに開状態から閉状態の方向
にスプリングによつて回動力を付勢し、通常はカ
バーが閉状態に保たれるようにしたものがある。
面を開閉するカバーを設け、カバーと錠本体の両
者に係止部を設けてカバーを開状態に保持できる
ようにし、このカバーに開状態から閉状態の方向
にスプリングによつて回動力を付勢し、通常はカ
バーが閉状態に保たれるようにしたものがある。
ところで、従来のこの種のカバー付きシリンダ
錠においては、キー操作の間中カバーを開状態に
維持するために係止部を設けてあるが、キー操作
の後手で係止を解除しないと、カバーは自動復帰
せず、応々にしてカバーを閉め忘れることがあ
る。この不便を解消するために本出願人は、カバ
ーを一旦開けると、キーをロータに挿入して開錠
回転する間はカバーの開状態が自動的に維持され
る一方、キーを閉錠回転した後キーをロータから
抜き出すとカバーが自動的に閉じられるようにし
たカバー付キーシリンダ錠を提供した(実願昭56
−45575号(実開昭57−157657号公報)参照)。し
かしながら、この提案によると、キーを解錠回転
すると同時にカバーが自動復帰しはじめ、キーを
抜き取るまでの間カバーがキーに当接し続けると
いう問題があつた。
錠においては、キー操作の間中カバーを開状態に
維持するために係止部を設けてあるが、キー操作
の後手で係止を解除しないと、カバーは自動復帰
せず、応々にしてカバーを閉め忘れることがあ
る。この不便を解消するために本出願人は、カバ
ーを一旦開けると、キーをロータに挿入して開錠
回転する間はカバーの開状態が自動的に維持され
る一方、キーを閉錠回転した後キーをロータから
抜き出すとカバーが自動的に閉じられるようにし
たカバー付キーシリンダ錠を提供した(実願昭56
−45575号(実開昭57−157657号公報)参照)。し
かしながら、この提案によると、キーを解錠回転
すると同時にカバーが自動復帰しはじめ、キーを
抜き取るまでの間カバーがキーに当接し続けると
いう問題があつた。
本考案はこれらの問題点に着目してなされたも
のであつて、解錠操作を行なつた後、ロータ前端
部に配置されたストツパにキーを挿入している間
はストツパのガイドピンがカバーのガイド溝に係
合してカバーを閉方向への付勢力に抗して保持
し、キーを抜き取つたときには係合が解除されて
カバーが閉状態に復帰することができるカバー付
きシリンダ錠を提供するものである。詳しくは、
ロータを収納したボデーにロータ前面を開閉する
カバーを回動自在に枢着しるカバーに開状態から
閉状態の方向に回動力を付勢するスプリングをボ
デーとカバーの間に装着し、かつ、 カバーを開状態にした時に相互に係止してカバ
ーを開状態に保持する一方、カバーがボデーから
離れる方向に押上げられた場合には係止が解除さ
れる係止部をカバー及びボデーの対応する位置に
それぞれ形成してなるカバー付きシリンダ錠にお
いて、 上記カバーとロータの前端部との間に、キー挿
入孔とガイドピンを有するストツパを軸ピンを介
してロータの前端部に一定角度範囲で回動可能に
取り付ける一方、 カバーの裏面に上記ストツパのガイドピンが嵌
合するガイド溝を形成し、該ガイド溝にカバーの
回動支点を中心とする円弧に沿つて形成される開
放用通路と、該開放用通路に一端部に連続してカ
バーの開状態におけるロータの位置を中心とする
円弧に沿つて形成される解錠用通路と、該解錠用
通路に隣接して同心円状に形成される保持用通路
とを設けて、カバーが閉状態の時は上記ガイドピ
ンは開放用通路の先端点に位置し、カバーを開作
動すると開放用通路を移動して他端の解錠用通路
との連続点へと移動して、ストツパのキー挿入孔
とロータキー穴を一致させてキーの挿入を可能と
し、該キーの解錠動作によりストツパが移動して
ガイドピンは解錠用通路を移動した後に、カバー
はスプリングで付勢されて保持用通路側へガイド
ピンを移動して、保持用通路の壁でガイドピンは
当接し、よつて、カバーがスプリングにより付勢
されて閉じ方向へ回動するのが阻止される構成と
していることを特徴とするものである。
のであつて、解錠操作を行なつた後、ロータ前端
部に配置されたストツパにキーを挿入している間
はストツパのガイドピンがカバーのガイド溝に係
合してカバーを閉方向への付勢力に抗して保持
し、キーを抜き取つたときには係合が解除されて
カバーが閉状態に復帰することができるカバー付
きシリンダ錠を提供するものである。詳しくは、
ロータを収納したボデーにロータ前面を開閉する
カバーを回動自在に枢着しるカバーに開状態から
閉状態の方向に回動力を付勢するスプリングをボ
デーとカバーの間に装着し、かつ、 カバーを開状態にした時に相互に係止してカバ
ーを開状態に保持する一方、カバーがボデーから
離れる方向に押上げられた場合には係止が解除さ
れる係止部をカバー及びボデーの対応する位置に
それぞれ形成してなるカバー付きシリンダ錠にお
いて、 上記カバーとロータの前端部との間に、キー挿
入孔とガイドピンを有するストツパを軸ピンを介
してロータの前端部に一定角度範囲で回動可能に
取り付ける一方、 カバーの裏面に上記ストツパのガイドピンが嵌
合するガイド溝を形成し、該ガイド溝にカバーの
回動支点を中心とする円弧に沿つて形成される開
放用通路と、該開放用通路に一端部に連続してカ
バーの開状態におけるロータの位置を中心とする
円弧に沿つて形成される解錠用通路と、該解錠用
通路に隣接して同心円状に形成される保持用通路
とを設けて、カバーが閉状態の時は上記ガイドピ
ンは開放用通路の先端点に位置し、カバーを開作
動すると開放用通路を移動して他端の解錠用通路
との連続点へと移動して、ストツパのキー挿入孔
とロータキー穴を一致させてキーの挿入を可能と
し、該キーの解錠動作によりストツパが移動して
ガイドピンは解錠用通路を移動した後に、カバー
はスプリングで付勢されて保持用通路側へガイド
ピンを移動して、保持用通路の壁でガイドピンは
当接し、よつて、カバーがスプリングにより付勢
されて閉じ方向へ回動するのが阻止される構成と
していることを特徴とするものである。
以下、図示の実施例について本考案を具体的に
説明する。この実施例は、自動車のトランクに使
用され、カバーを開けてキー操作を行ない、キー
を解錠回転した後キーをロータから抜くとカバー
が自動的に閉じるようにした自動復帰機構を備え
たカバー付きシリンダ錠に本考案を実施したもの
である。
説明する。この実施例は、自動車のトランクに使
用され、カバーを開けてキー操作を行ない、キー
を解錠回転した後キーをロータから抜くとカバー
が自動的に閉じるようにした自動復帰機構を備え
たカバー付きシリンダ錠に本考案を実施したもの
である。
第1図に示すように、自動車のトランク部分の
車体1にパツド2を設置するとともに、ロータ3
を収納したボデー4の筒状部4aをパツド2およ
び車体1の各取付孔に挿入し、筒状部4aの外側
周囲に張り出した鍔部4bをパツド2の表面に配
設してあり、鍔部4bの表面にカバー5を設けて
ある。
車体1にパツド2を設置するとともに、ロータ3
を収納したボデー4の筒状部4aをパツド2およ
び車体1の各取付孔に挿入し、筒状部4aの外側
周囲に張り出した鍔部4bをパツド2の表面に配
設してあり、鍔部4bの表面にカバー5を設けて
ある。
上記カバー5は、その裏面に筒状突起6を備
え、この突起6がボデー4の鍔部4bの所定位置
に設けた孔4cに回転自在に、且つある範囲で傾
動自在に挿入され、この突起6を支点として回転
してロータ3の前面を開閉できるようになつてい
る。上記突起6には外周にコイルスプリング7を
嵌め込むとともに、端部にスプリングカバー8を
固定し、スプリング7の一端をスプリングカバー
8に固定する一方、他端を鍔部4bに固定し、カ
バー5を開くとスプリング7によつてカバー5を
閉じる方向の回動力、及びカバー5をボデー4の
鍔部4bに密着させる方向の引張力が付勢される
ようになつている。
え、この突起6がボデー4の鍔部4bの所定位置
に設けた孔4cに回転自在に、且つある範囲で傾
動自在に挿入され、この突起6を支点として回転
してロータ3の前面を開閉できるようになつてい
る。上記突起6には外周にコイルスプリング7を
嵌め込むとともに、端部にスプリングカバー8を
固定し、スプリング7の一端をスプリングカバー
8に固定する一方、他端を鍔部4bに固定し、カ
バー5を開くとスプリング7によつてカバー5を
閉じる方向の回動力、及びカバー5をボデー4の
鍔部4bに密着させる方向の引張力が付勢される
ようになつている。
ロータ3の前面にはストツパ11を収納してロ
ータカバー15を取付けてあり、ストツパ11は
第2図に示すような略三角形の板状のもので、キ
ー穴12を穿設し、裏面に軸ピン13を、表面に
ガイドピン14をそれぞれ突設してある。ロータ
3の前面には、第3図に示すようにストツパ11
が収納される凹部3aが形成され、凹部3aに設
けた軸孔3bに軸ピン13を挿入した状態でスト
ツパ11は凹部3aに収納され、鎖線で示すよう
に軸ピン13を支点として約20°の範囲で回動可
能となつている。この時ガイドピン14は、後述
のカバー5の開放用通路19の円孤と交叉する方
向に動く。また、ストツパ11のガイドピン14
はロータカバー15に設けた穴から前面に突出し
ている。
ータカバー15を取付けてあり、ストツパ11は
第2図に示すような略三角形の板状のもので、キ
ー穴12を穿設し、裏面に軸ピン13を、表面に
ガイドピン14をそれぞれ突設してある。ロータ
3の前面には、第3図に示すようにストツパ11
が収納される凹部3aが形成され、凹部3aに設
けた軸孔3bに軸ピン13を挿入した状態でスト
ツパ11は凹部3aに収納され、鎖線で示すよう
に軸ピン13を支点として約20°の範囲で回動可
能となつている。この時ガイドピン14は、後述
のカバー5の開放用通路19の円孤と交叉する方
向に動く。また、ストツパ11のガイドピン14
はロータカバー15に設けた穴から前面に突出し
ている。
一方、カバー5の裏面には、第4図に示すよう
に上記ストツパ11のガイドピン14が嵌合する
ガイド溝17が設けてある。このガイド溝17は
これを囲む突条18を設けることによつて形成さ
れており、ガイド溝17は突起6を中心とする円
弧に沿つて左右方向に形成された開放用通路19
と、この開放用通路19から連続してカバー5の
開状態におけるロータ3の位置を中心とする円弧
に沿つて上下方向に形成された解錠用通路20、
および解錠用通路20に隣接して同心円状に形成
された保持用通路21とで構成されている。解錠
用通路20は、第4図dに示すように開放用通路
19と同じ深さの導入部20a、斜面20b、浅
底部20cが連続形成されており、保持用通路2
1は、第4図eに示すように浅底部20cとは斜
面21aを介して浅底部20cより深く、開放用
通路19および導入部20aより浅い深さで形成
されている。また、カバー5の裏面には、突起6
を中心とする円弧に沿つて突条22が形成されて
おり、第4図cに示すように突条22の端縁は
60°の角度で切込まれた係止部23となつている。
に上記ストツパ11のガイドピン14が嵌合する
ガイド溝17が設けてある。このガイド溝17は
これを囲む突条18を設けることによつて形成さ
れており、ガイド溝17は突起6を中心とする円
弧に沿つて左右方向に形成された開放用通路19
と、この開放用通路19から連続してカバー5の
開状態におけるロータ3の位置を中心とする円弧
に沿つて上下方向に形成された解錠用通路20、
および解錠用通路20に隣接して同心円状に形成
された保持用通路21とで構成されている。解錠
用通路20は、第4図dに示すように開放用通路
19と同じ深さの導入部20a、斜面20b、浅
底部20cが連続形成されており、保持用通路2
1は、第4図eに示すように浅底部20cとは斜
面21aを介して浅底部20cより深く、開放用
通路19および導入部20aより浅い深さで形成
されている。また、カバー5の裏面には、突起6
を中心とする円弧に沿つて突条22が形成されて
おり、第4図cに示すように突条22の端縁は
60°の角度で切込まれた係止部23となつている。
また、ボデー4の鍔部4bの孔4cを中心とす
る円弧上に突部25形成され、その下端は60°の
角度で切込まれて上記係止部23に対応する係止
部26となつている。
る円弧上に突部25形成され、その下端は60°の
角度で切込まれて上記係止部23に対応する係止
部26となつている。
本実施例は上述のような構造であり、次にカバ
ー5の開閉動作について説明する。
ー5の開閉動作について説明する。
まず、第1図のようにカバー5がロータ3の前
面を覆う閉位置にある時は、ストツパ11のガイ
ドピン14はカバー5の開放用通路19のA点に
嵌まつている。
面を覆う閉位置にある時は、ストツパ11のガイ
ドピン14はカバー5の開放用通路19のA点に
嵌まつている。
次に、第6図に示すようにスプリング7の力に
対して表側から見て時計方向にカバー5を回転し
て開作動させると、ガイドピン14に沿つて開放
用通路19が移動し、解錠用通路20の導入部2
0aの入口付近のB点に達し、ストツパ11は少
し回転してそのキー穴12がロータ3のキー穴3
cと一致してキー27の挿入が可能となる。また
このカバー5の開作動に伴つて、ボデー4の突部
25がカバー5の突条22の斜面22a上を摺動
しながら相対的に移動し、第7図に示すように係
止部23,26が相互に係止し、カバー5はスプ
リング7により不勢されている回動力に抗してこ
の開状態で保持される。ここで、係止部23,2
6はそれぞれ60°の角度で形成されているので、
この状態から閉方向への回動力をカバー5に加え
るとスプリング7により付勢されている引張力に
抗して係止部23,26が滑つてカバー5を押上
げられる。従つて、カバー5を閉方向に回動させ
れば係止部23,26間の係止を解除することが
でき、一旦カバー5を開いて開状態とした後にキ
ーを用いないで再びカバー5を閉じることができ
るのである。
対して表側から見て時計方向にカバー5を回転し
て開作動させると、ガイドピン14に沿つて開放
用通路19が移動し、解錠用通路20の導入部2
0aの入口付近のB点に達し、ストツパ11は少
し回転してそのキー穴12がロータ3のキー穴3
cと一致してキー27の挿入が可能となる。また
このカバー5の開作動に伴つて、ボデー4の突部
25がカバー5の突条22の斜面22a上を摺動
しながら相対的に移動し、第7図に示すように係
止部23,26が相互に係止し、カバー5はスプ
リング7により不勢されている回動力に抗してこ
の開状態で保持される。ここで、係止部23,2
6はそれぞれ60°の角度で形成されているので、
この状態から閉方向への回動力をカバー5に加え
るとスプリング7により付勢されている引張力に
抗して係止部23,26が滑つてカバー5を押上
げられる。従つて、カバー5を閉方向に回動させ
れば係止部23,26間の係止を解除することが
でき、一旦カバー5を開いて開状態とした後にキ
ーを用いないで再びカバー5を閉じることができ
るのである。
次にキー27を挿入し、時計方向に回転して解
錠動作を行なうと、ストツパ11も回転してガイ
ドピン14は解錠用通路20内を導入部20aか
ら斜面20bを経て浅底部20cへと移動し、浅
底部20cの底に当つてカバー5を押上げ、前記
の係止部23,26の係止が解除される。カバー
5にはスプリング7による閉方向への回動力が付
勢されているので、カバー5は若干閉方向へ回転
し、ガイドピン14は浅底部20cから斜面21
aを経て保持用通路21のC点に達する。この位
置では係止部23,26による係止は解除されて
いるが、キーがストツパ11のキー穴12に当接
しているのでストツパ11が回動を阻止され、し
たがつてカバー5もガイドピン14が保持用通路
壁21bに当接することにより回動を阻止され、
カバー5はこの位置で開状態を保持される。ガイ
ドピン14は保持用通路21内で移動できるか
ら、この範囲でもキー27は回転可能であり、必
要な解錠操作を行なうことができる。
錠動作を行なうと、ストツパ11も回転してガイ
ドピン14は解錠用通路20内を導入部20aか
ら斜面20bを経て浅底部20cへと移動し、浅
底部20cの底に当つてカバー5を押上げ、前記
の係止部23,26の係止が解除される。カバー
5にはスプリング7による閉方向への回動力が付
勢されているので、カバー5は若干閉方向へ回転
し、ガイドピン14は浅底部20cから斜面21
aを経て保持用通路21のC点に達する。この位
置では係止部23,26による係止は解除されて
いるが、キーがストツパ11のキー穴12に当接
しているのでストツパ11が回動を阻止され、し
たがつてカバー5もガイドピン14が保持用通路
壁21bに当接することにより回動を阻止され、
カバー5はこの位置で開状態を保持される。ガイ
ドピン14は保持用通路21内で移動できるか
ら、この範囲でもキー27は回転可能であり、必
要な解錠操作を行なうことができる。
開錠を終つてキー27を反時計方向に回転する
と、ガイドピン14は保持用通路21のC′点に移
る。この位置ではキーによつてストツパ11の回
動が阻止されるので、ガイドピン14は開放用通
路19に移ることができないので、カバー5の開
状態が保持される。キー27を抜くとストツパ1
1のキー穴12への当接が解除されストツパ11
はカバー5のスプリング7による回動力で軸ピン
13を軸にして反時計方向第2図aに回動しガイ
ドピン14は保持用通路21から開放用通路19
に移動し、カバー5は自動的に閉状態に復帰する
のである。この時ガイドピン14は、カバー5の
開放用通路19のA点に戻る。したがつて、カバ
ーとガイドピンとの相対的移動を第8図でまとめ
ると次のようになる。
と、ガイドピン14は保持用通路21のC′点に移
る。この位置ではキーによつてストツパ11の回
動が阻止されるので、ガイドピン14は開放用通
路19に移ることができないので、カバー5の開
状態が保持される。キー27を抜くとストツパ1
1のキー穴12への当接が解除されストツパ11
はカバー5のスプリング7による回動力で軸ピン
13を軸にして反時計方向第2図aに回動しガイ
ドピン14は保持用通路21から開放用通路19
に移動し、カバー5は自動的に閉状態に復帰する
のである。この時ガイドピン14は、カバー5の
開放用通路19のA点に戻る。したがつて、カバ
ーとガイドピンとの相対的移動を第8図でまとめ
ると次のようになる。
A→B′→Bは、カバー5を手動にて開状態と
すると、係止部23と26の係合状態となる。
すると、係止部23と26の係合状態となる。
B′→Bでは、ガイドピン14がガイド溝17
に導かれて回動し、ストツパ11も回動してスト
ツパ11のキー穴12とロータ3のキー穴3cが
一致する。
に導かれて回動し、ストツパ11も回動してスト
ツパ11のキー穴12とロータ3のキー穴3cが
一致する。
B→C→C′は、キー27により解錠操作を行
う。
う。
B→Cでは、キー27を解錠方向にいつぱいに
回す。ガイドピン14が解錠用通路20の斜面2
0bを通過する時に係止部23と26の係合がは
ずれ、ガイドピン14は保持用通路21に移る。
回す。ガイドピン14が解錠用通路20の斜面2
0bを通過する時に係止部23と26の係合がは
ずれ、ガイドピン14は保持用通路21に移る。
C→C′は、キー27を離すとロータ3の復帰力
によりガイドピン14はロータ3とともに復帰す
る。カバー5の復帰力がガイドピン14に作用す
るが、ストツパ11の回動は挿入されたキー27
の側面で阻止されているため、ガイドピン14は
C′の位置で止まり、よつてカバー5は閉状態への
復帰が阻止される。
によりガイドピン14はロータ3とともに復帰す
る。カバー5の復帰力がガイドピン14に作用す
るが、ストツパ11の回動は挿入されたキー27
の側面で阻止されているため、ガイドピン14は
C′の位置で止まり、よつてカバー5は閉状態への
復帰が阻止される。
C′→Dは、キーを抜きとると、ストツパの回動
が自由となるため、カバーの回動力によつてガイ
ドピンが押されて回動し、開放用通路に移る。
が自由となるため、カバーの回動力によつてガイ
ドピンが押されて回動し、開放用通路に移る。
D→A′は、カバーの回動力によつて閉状態に
復帰する。
復帰する。
このようなサイクルを繰り返す。
以上の実施例の説明からも明らかなように、本
考案は解錠操作を行なつた後、ストツパにキーが
挿入されている間はストツパのガイドピンによつ
てカバーが開状態に保持され、キーを抜き取つた
後に、ガイドピンとカバーの係合が解除されてカ
バーが閉状態に復帰するようにしたものであり、
解錠操作を行なつた後にカバーが回動してキーに
当接し続けるという不都合を解消することができ
るものである。
考案は解錠操作を行なつた後、ストツパにキーが
挿入されている間はストツパのガイドピンによつ
てカバーが開状態に保持され、キーを抜き取つた
後に、ガイドピンとカバーの係合が解除されてカ
バーが閉状態に復帰するようにしたものであり、
解錠操作を行なつた後にカバーが回動してキーに
当接し続けるという不都合を解消することができ
るものである。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はカバ
ーを閉じた状態のシリンダ錠の側断面図、第2図
a及びbはそれぞれストツパの正面図及び−
線断面図、第3図はロータの正面図、第4図はカ
バーを示すもので、第4図aは裏面から見た正面
図、第4図bは−線断面図、第4図cは−
線断面図、第4図dは−線断面図、第4図
eは−線断面図、第5図a及び第5図bはそ
れぞれボデーの正面図及び−線断面図、第6
図はカバーの作動を示す説明図、第7図は係止部
の係止状態を示す説明図、第8図はカバーとガイ
ドピンの相対的な移動関係を示す説明図である。 3……ロータ、4……ボデー、5……カバー、
7……スプリング、23,26……係止部。
ーを閉じた状態のシリンダ錠の側断面図、第2図
a及びbはそれぞれストツパの正面図及び−
線断面図、第3図はロータの正面図、第4図はカ
バーを示すもので、第4図aは裏面から見た正面
図、第4図bは−線断面図、第4図cは−
線断面図、第4図dは−線断面図、第4図
eは−線断面図、第5図a及び第5図bはそ
れぞれボデーの正面図及び−線断面図、第6
図はカバーの作動を示す説明図、第7図は係止部
の係止状態を示す説明図、第8図はカバーとガイ
ドピンの相対的な移動関係を示す説明図である。 3……ロータ、4……ボデー、5……カバー、
7……スプリング、23,26……係止部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ロータ3を収納したボデー4にロータ前面を開
閉するカバー5を回動自在に枢着しカバー5に開
状態から閉状態の方向に回動力を付勢するスプリ
ング7をボデー4とカバー5の間に装着し、か
つ、 カバー5を開状態にした時に相互に係止してカ
バー5を開状態に保持する一方、カバー5がボデ
ー4から離れる方向に押上げられた場合には係止
が解除される係止部23,26をカバー5及びボ
デー4の対応する位置にそれぞれ形成してなるカ
バー付きシリンダ錠において、 上記カバー5とロータ3の前端部との間で、軸
ピン13を介してロータ3の前端部に一定角度範
囲で回動可能に取り付けられ、キー挿入孔12と
ガイドピン14を有するストツパ11と、 上記カバー5の裏面に形成され、上記ストツパ
11のガイドピン14が嵌合する開放用通路21
からなるガイド溝17とを備え、 上記開放用通路19は、カバー5の回動支点を
中心とする円弧に沿つて左右方向に形成され、カ
バー5の開作動時にガイドピン14が該開放用通
路19に沿つて移動してキー挿入孔12をロータ
キー穴3cを一致させるように設定しており、 上記解錠用通路20は、上記開放用通路19の
一端部に連続してカバー5の開状態におけるロー
タ3の位置を中心とする円弧に沿つて上下方向に
形成され、キー27の解錠動作によりストツパ1
1が移動した時にガイドピン14が該解錠用通路
20に沿つて移動するように設定しており、 上記保持用通路21は、上記解錠用通路20に
隣接して同心円状に形成され、ガイドピン14が
解錠用通路20を移動した後に、スプリング7で
カバー5が閉じ方向へ付勢されているために該保
持用通路21に移動してその壁21bに当接する
ように設定していることを特徴とするカバー付き
シリンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1598983U JPS59122354U (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | カバ−付きシリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1598983U JPS59122354U (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | カバ−付きシリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59122354U JPS59122354U (ja) | 1984-08-17 |
JPH0336678Y2 true JPH0336678Y2 (ja) | 1991-08-02 |
Family
ID=30147293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1598983U Granted JPS59122354U (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | カバ−付きシリンダ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59122354U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714580Y2 (ja) * | 1987-12-28 | 1995-04-10 | 株式会社本田ロック | カバー付きシリンダ錠 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6212763Y2 (ja) * | 1981-03-30 | 1987-04-02 |
-
1983
- 1983-02-04 JP JP1598983U patent/JPS59122354U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59122354U (ja) | 1984-08-17 |
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