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JPH03255095A - カゼインペプチド - Google Patents

カゼインペプチド

Info

Publication number
JPH03255095A
JPH03255095A JP2052554A JP5255490A JPH03255095A JP H03255095 A JPH03255095 A JP H03255095A JP 2052554 A JP2052554 A JP 2052554A JP 5255490 A JP5255490 A JP 5255490A JP H03255095 A JPH03255095 A JP H03255095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peptide
tyr
lys
minutes
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2052554A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kizawa
謙司 木澤
Keiko Naganuma
長沼 敬子
Umeji Murakami
村上 梅司
Taira Takemoto
平 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP2052554A priority Critical patent/JPH03255095A/ja
Publication of JPH03255095A publication Critical patent/JPH03255095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
「f業上の利用分野」 本発明は、α−カゼインのペプシン分解物からjILs
された新規ペプチドおよびその薬学的に許容される塩に
関する。さらに詳しくは、下式(1)%式% ) (式中、RはOHまたはLeu−Ollを示す)で示さ
れるペプチドおよびその薬学的に許容される塩に関する
0式(1)のペプチドおよびその薬学的に許容される塩
は血小板凝集阻害作用を有し、血栓症の治療および予防
に有用である。 「従来の技術」 生体の血管または心臓の腔内で血液成分が局所的に凝固
したものを血栓といい、血栓は血管内腔の狭窄または間
奏を引き起こす、そして血栓形成とそれに伴う病的現象
を血栓症と言う。 血栓形成には血小板の凝集が関与しているので血小板凝
集阻害作用を有する化合物は、血栓症の治療および予防
に有用である。 血小板凝集阻害作用を有する化合物は種々知られている
が、血小板凝集阻害作用を有するペプチドの報告例は数
少ない。 血小板凝集阻害作用が認められているペプチドとしては
、例えばに−カゼインのフラグメントペプチドが報告さ
れている( Eur、 J、 Biochea、158
巻、379頁、1986年参照)が、これは、木発明ペ
プチドと全く構造を異にしている。そして、a−カゼイ
ンからは血小板112集閉害作用を存するペプチドが単
側されたとの報告はない。 「発明が解決しようとする!!題」 本発明者は、a−カゼインから血小板凝集阻害作用を有
するペプチドを見い出すべく種々検詞した0本発明の目
的は血小板凝集阻害活性を有する新規ペプチドまたはそ
の薬学的に許容される塩を提供することにある。 riBを解決するための手段」 α−カゼインをペプシンで加水分解し、得られる加水分
解物を分画して種々検削の結果、本発明者等は血小板凝
集阻害活性を有する下式(+)H−Val−Tyr−G
ln−Hls−Gln−Lys−^1a−Met−Ly
s−Pro−Trp−I Ie−Gln−Pro−Ly
s−Thr−Lys−Val−+1cmPro−Tyr
−Val−^rH−Tyr−R・・・(1)(式中、R
は011またはLeu−0)1を示す)で示される新規
ペプチドまたはその薬学的に許容される塩の!#動に成
功した。またこの合成にも成功して本発明を完成した。 fjお、本I!1細書において、アミノ酸、アミノ酸残
基、ア泉ノ酸誘導体、ペプチド、保!i基は1uPAc
−IUB生化学命名委員会で1ft奨された記号([1
iochemlstry、II!’、1726頁、19
72年、IUPACPure Appl、、404!、
317頁、1974年参照)tたは当該分野において慣
用される記号を用い、L−アミノ酸およびその残基のL
記号は省略する。かかる記号は例えば以下の通りである
。 Val:バリン、Tyr :チロシン、61n:グルタ
ミン、Glu:グルタミン酸、His:ヒスチジン、L
ys :リジン、^laアラニン、Metメヂオニン、
 Proニブロリン、Trpトリプトファン、Ile:
イソロイシン、Thr :スレオニン、^「g:アルギ
ニン、 Leu:ロイシン、Boc: t−ブチルオキ
シカルボニル、Br−Z: P−ブロモベンジルオキシ
カルボニル、 CI−Z: p−クロロベンジルオキシ
カルボニル、Bzl:ベンジル、Mts :メシチレン
ー2−スルホニル、Dnp:2,4−ジニトロフェニル
、CHIJ=ホルミル。 最初に、a−カゼインからの製造法について説明する。 α−カゼインの加水分解は、α−カゼインを塩酸中、ペ
プシンで行う、塩酸には通常0.05〜1.5規定、好
ましくは約0.1規定の塩酸を使用しその使用量は、通
常α−カゼインに対して7〜20倍(V/w)である。 ペプシンの使用量は、カゼイン1!!量部に対して通常
0.01〜0.05重量部であり、好ましくは002〜
0.03fi量部である。 加水分解反応は、通常35〜38℃で30分〜3時間、
好ましくは37℃で約1時間行う。 次に、上記加水分解反応液にアルカリ、好ましくは、ア
ンモニア水を添加し反応液のpl+を約4にユX1整し
、不溶物を除去して加水分解物の水溶1ft(以下、こ
れを加水分解液と呼ぶ)を得る。 次に、陽イオン交換体を充填したカラムクロマトグラフ
ィーにより加水分解液から塩基性ペプチド混合物を分画
する。 この操作は、加水分解液を弱酸性〜弱塩基性に7A整し
た後、陽イオン交換体(緩衝液で平衡化済み)を充填し
たカラムに付して加水分解液中の塩基性ペプチドを@着
させ、次いで溶出m奴でこれを溶出させ分画することに
より行なう。 陽イオン交換体には、例えばCM−5ephadex 
@C−25、CM−5ephadex @C−50(い
ずれもファルマシア社製)の如きカルボキシル基を有す
るイオン交換体(弱酸性陽イオン交換体と呼ぶ)を使用
する。 陽イオン交換体の平衡化は、弱酸性〜弱塩基性の緩衝液
、好ましくは、pH約86の酢酸−アンモニア緩衝液を
使用する。 溶出溶媒には、例えば、酢酸−アンモニア緩衝液、炭酸
アンモニウム水溶液、アンモニア水tB液等の徴塩基性
〜塩基性の溶出溶媒を用い、このplあるいは/および
濃度を上昇させtlがら溶出を行う。 塩基性ペプチド混合物は溶出溶媒のpHあるいは塩濃度
が高い時に溶出する0例えばイオン交換体としてCM−
5ephadex @ C−25(ファルマシア社製)
を用い、熔出j6 ’)lとして炭酸アンモニウム水溶
液を用いた場合、炭酸アンモニウム濃度が約0.02M
の時に熔出し妬め、約0.3Mの時に溶出し終る。 tt jj、効率良い分画のために、加水分解液および
溶出液に0.01〜5mi%の割合で例えば、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、シ日llll11肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の
非イオン界面活性剤を添加するのが好ましい。 次に、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によっ
て、塩基性ペプチド混合物から本発明ペプチドまたはそ
の塩を単離する。 HPLCのカラムには、逆相系カラム、好ましくはオク
タデシルシリル化シリカゲル(OD S )を充填した
カラムを使用する。溶出溶媒には例えばアセトニトリル
等の有II f8 tlILと水およびトリフルオロ酢
酸との混合溶媒を使用し、Hましくは有機溶媒のdAy
L勾配をかけて溶出する。ペプチドの検出は、溶出溶媒
の28(inn 、 275nm 、 23Snmある
いは220同付近の吸光度を測定することにより行う。 例えば、カラムにYMC5)1343−5005 (2
0mm x150mm 、株式会社山村化学研究所製)
を用い、木−アセトニトリル−トリフルオロ酢酸(85
:l5O0l)から水−アセトニトリル−トリフルオロ
酢酸(30ニア0:(1,1)の直線的濃度勾配法で溶
出(tl速+s、oml/分)すると、式(りにおいて
RがOHの本発明ペプチド(1−1)のトリフルオロ酢
酸塩は保持時間的23.1分で溶出し、式(1)におい
てRがLeu−OHの本発明ペプチド(1−2)のトリ
フルオロ酢酸塩は保持時間的28.2分で溶出するので
、この四分をそれぞれ分取し、減圧dI縮、乾燥あるい
は凍結乾燥することにより本発明ペプチドのトリフルオ
ロ酢酸塩を得ることが出来る。 また、目的とする両分は、溶出液のカルモジュリン依存
ホスホジェステラーゼ阻害活性を指揮にして分取するこ
とも出来る。カルモジュリン依存ホスホジェステラーゼ
阻害活性の測定は、ウシ脳カルモジュリンおよびウシ脳
ホスホジェステラーゼを用い公知の方法(^nalyt
ieal Biochemistry。 45壱、222頁、1972年参照〉により測定する。 次に、合成による本発明ペプチドまたはその塩の製造方
法について説明する。 本発明のペプチドまたはその塩は1例えば固相法(ペプ
チド合成の基礎と実馳、泉屋信夫など、丸善株式会社、
1985年出版1l94頁参照)により逐次、保護アミ
ノ酸を縮合して合成することが出来る。固相担体には4
−(ヒドロキシメチル)フェニルアセトアミドメチルポ
リ(スチレンーコージビニルベンゼン) (Journ
al of the^−ericanChemical
 5ociety、98壱、7357頁、l576年参
照、以下、HOCH,−Pan−84ff1と略記)が
好適に用いられる。 アミノ酸のα−アミソ基の保臘には、トリフルオロ酢酸
あるいは塩酸で切断され易い保護基、例えばBOC基が
用いられる。アミノ酸の側鎖官能基にはこれら酸で切断
され難い保!i基を用いる。すなわちTyrの水酸基は
Br−Z基で、^「8のグアニジノ基はMts基で、L
ysのε−アミノ基はC+−Z基で、Thrの水酸基は
Bxl &で、 Hisのイミダゾリル基はDnp基で
モしてTrpのインドール基はそilぞれホルミル基で
保璋するのが好適である。 担体上でのペプチド鎖の延長は通常の固相法に従い行う
ことが出来る。すなわち、N端アミノ基の脱保護と保護
アミノ酸との縮合反応をくり返し担体上にC#4から順
次ペプチド鎖を延長させ保護ペプチド−Paw−樹脂を
得る。 縮合反応は、ジシクロへキシルカルボジイミド法を用い
ることも出来るが、活性エステル法、特に保護アミノ酸
の1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステルを用いる
活性エステル法が副反応が少く好ましい。 担体からのペプチドの切断および保護基の除去は、フッ
化水素で除去できない保護基、例えば旧Sイミダゾリル
基のDnpをチオリシスで除去した後、−クレゾール、
エタンジチオール、ジメチルスルフィド等の存在下にフ
ッ化水素で行うことが出来る。 担体からの切断および脱保護により得られた粗ペプチド
またはその塩は、カラムクロマトグラフィーあるいは前
記と同様高速液体クロマトグラフィー等により精製する
ことが出来る。 0 「発明の効果」 本発明のペプチドおよびその薬学的に許容される塩はア
デノシン−5° −ジホスフェート(^DI’)誘発血
小板凝集に対する阻害活性およびコラーゲン誘発血小板
凝集に対する阻害活性を有する(後記試験例1参照〉、
従って、血栓症の治療および予防に有用である。また、
生化学的試薬としても有用である。 以下、本発明ペプチドの血小板凝集作用について試験例
を挙げて説明する。
【試験例1] Nature、 194 @、 927〜929頁(1
162年)に記載の方法に従って、以下の通り、アデノ
シン−5’%−ジホスフェート(^Dr)誘発血小板凝
集に対する阻害活性およびコラーゲン誘発血小板凝集に
対する阻害活性を測定した。 1検体 本発明ペプチド(1−1)のトリフルオロ酢酸塩・・・
H−Vat−Tyr−Gln−Hls−Gln−Lys
−^Ia−Met−Lys−Pro−Trp−目e−G
ln−r’ro−Lys−Thr−Lys−Val−1
1e−Pro−Tyr−Val−^rg−Tyr−OH
・トリフルオロ酢酸塩[実施例1で得たペプチド(1−
1)  ・トリフルオロ酢酸塩]本発明ペプチド(1−
2)のトリフルオロ酢酸塩・・・H−Val−Tyr−
Gin−Hls−Gln−Lys−^la−Met−L
ys−Pro−Trp−+1e−Gln−Pro−Ly
s−Thr−Lys−Val−11e−Pro−Tyr
−シal−^rg−Tyr−Leu−0)1・)リフル
オロ酢酸塩[実施例1で得たペプチド(1−2)  ・
トリフルオロ酢酸塩]2、試験方法 (2−11血小板mff1(p+u+) ト乏血小板血
漿(PPf’)の調整: モルモット(470〜6o0g)より採取された血液に
111O容の3.8%クエン酸ナトリウム水溶液を加え
て110(lr、p、s、 (130x g)で10分
間遠心分離し、血小板濃度の高い上澄を得た。残漬を更
に3000r、p、m、 (1700x g)で15分
間遠心分離して上澄部分を採取して乏血小板血漿(以下
PPPと略す)を得た。前記の血小板濃度の高い上澄中
の血小板数をコールタ−カウンター(コールタ1 2 一エレクトロニクス社)により計算し、PPPで5 x
 IO’cells/cm’に希釈して多血小板血I!
!(以下PIIPと略す)を調製した。 +2−21八〇P誘発lI&阻害試験 回転子を入れた血小板凝集flli!芝用セルにrnr
160μQおよび検体溶液(生理食塩水溶液に溶解して
調製)20μOを加え、攪拌した。このセルをヘマトレ
ーサー(三光バイオサイエンス社製)中、37℃で1分
間インキュベーションした。 その後、50μHアデノシン−5°−ジホスフェート(
^Dr)溶液[^Dr  (シグマ社製)を2511ト
リス−塩酸緩衝液(pl+7.41に熔解して調製32
01口を加え、血小板の凝集を5分間モニタリングした
。 血小板の81集が最大とtjった時点(光の透過度が最
大となった時点)の凝!f!(B)を下記の式により算
出した。 a : PRPの光の透過度 b : PPPの光の透過度 C:上記の方法で血小板凝集を起こさせ血小板凝集が最
大となったときの光の透過度一方、検体溶液の代わりに
生理食塩水を加え同1!e血小板を凝集させ、コントロ
ールの凝集率(A)を求め、下式により凝集阻害率(%
)を算出した。 凝集阻害!I!(%)=1−XIO[+種々の濃度の検
体溶液について上記と同様に試験し、検体が50%の凝
集阻害率を示す濃度(IC5o値)を、用量反応1II
l線のIiI線回帰によって求めた。 (2−3)コラーゲン誘発凝集阻害試験凝集剤として^
DP f8液を用いるかわりにコラーゲン溶i[コラー
ゲンのアイソトニックグルコース悲濁液pH2,7〜2
.9(ホルム社製)をアイソ]・ニックグルコースm 
?&で10倍に希釈して調製、濃度100μg/ml 
] 20μQを加え、血小板のgli2を10分間モニ
タリングする以外は上4 Rt2−2)  と同様にして、r c 、 o ib
を求めた。 3.試験結果 第1表に示す。 第1表 °)検体は、それぞれのペプチドのトリフルオロ酢酸塩
である。 以下、実施例を挙げて本発明を説明する。 なお、本発明ペプチドわよびその塩の各種分析は、下記
の方法で実施した。 ペプチドのCアミノ   :  0.2M N−二チル
モルホリンー酢@llkmflt (pH8,5) O
,Sml ニ溶解したペプチド約8nmolに対し、ジ
イソプロピルフルオロリン酸で釦理したカルボキシペプ
チダーゼA(シグマ社製タイプI)の8p■O1を加え
、25℃で反応を行い、1llI的に遊間のアミノ酸を
アミノ酸分析機で定量することにより行?jった。 アミノ  11  :気相プロティンシーケンサ−(ア
プライドバイオシステムズ社471^)で行なった。 のアミノ   :4%グリコール酸 を含む6N MCIで加水分解(110℃、22時間)
して得た加水分解物をアミノ酸分析機(日立835型)
で行flった。 体クロマトグラフィー     Rt ’、Rt ’土
、トに生」エニ」−二東ソー株式会社製高速液体クロマ
トグラフを使用し、下記条件で測定した。 Rt’の測定条件 カラム: YMC^コ120DS (8ms x IS
Dmm、株式会社山村化学研究所製) 溶出:水−アセトニトリル−トリフルオロ酢酸(IIs
:Is:0.1)から水−アセトニトリル−トリフルオ
ロ酢酸(30ニア0:0.1)のi純的濃度勾配 流速:l、5量l/分 5 6 検出: 275 n■における吸光度 Rt’の測定条件 溶出に水−アセトニトリル−トリフルオロ酸@ (79
:21:0.1)を使用する(濃度勾配をかけない)以
外は、Rt’の測定の場合に同じ。 Rt”の測定条件 溶出に水−アセトニトリル−トリフルオロ酸M (75
:25:0.1)を使用する(濃度勾配をかけない〉以
外は、Rt’の測定の場合に同じ。 実施例1 カゼイン加水分解物からのjILIIlα−
カゼイン(シグマ社製) 10gを(1,IN塩酸20
0■1に37℃で懸濁し、これにペプシン(バイオザイ
ムラボラトリー製)25o■gを加え、同温で1&8間
攪拌した0反応液のpHをアンモニア水の添加によって
4,2に調整した後、遠心分@ (8000rpm) 
して不溶物を除去した。 得られた上清にTriLon X−100[ポリオキシ
エチレン(lO)オクチルフェニルエーテルの商品名〕
を01%の割合に加え、アンモニア水を添加してそのp
l+を86にFA整した。このm t&を、0.1%T
riton X−100を含む0.1M酢酸−アンモニ
ア11衝液(pH8,6)で予め平衡化したCM−5e
phadex @C−25(ファルマシア製)カラム(
2,6esx 25cm)に通し0.1%Trlton
 X−100を含む0.1M酢酸−アンモニア11衝液
(pH6,6) 60m1でカラムを洗浄した0次いで
吸着したペプチドを0.1%Triton X−100
および0.1M#酸−アンモニアII衝液を含む炭酸ア
ンモニウム水溶液を用いて、直線的濃度勾配法(炭酸ア
ンモニウムのOIl!かう0.5Mまでの直線的濃度勾
配、400婁1)で溶出させた。 211On口におけ
る吸光度を有する両分(炭酸アンモニウム濃度(1,0
2M〜0,3Mで溶出)を集め、減圧濃縮した。濃縮液
を16分割し、その1716ずつを下記条件の高速液体
クロマトグラフィー(ウォーターズ社製、高速液体クロ
マトグラフ使用)に付し、保持時間約23.1分の画分
(画分A)および保持時間約28.2分の画分く画分B
〉をそれぞれ分取した。 カラム: YMC5)1343−50DS (20gm
 x 150IIm 、株式会社山村化学研究所製) 溶出 水−アセトニトリル−トリフルオロ酢酸7  B (85:15:0.1)から水−アセトニトリル−トリ
フルオロ01酸(30ニア0:0.1)の凸線的濃度勾
配 流速・15.0tl/分 検出 235n+nにおける吸光度 得られた画分を減圧濃縮後、凍結乾燥して画分Aから式
(1)においてRが011のペプチド[ペプチド(1−
1) ]のトリフルオロ酢酸塩27.1mg、画分Bか
ら式(1)おいてRがL e u −ONのペプチド[
ペプチド(I−2) ]のトリフルオロ酢酸塩69−8
を得た。夫々の分析結果は以下の通りである。 ペプチド(1−1・トリフルオロ ペプチドのCt4アミノ酸分析結果: Tyrアミノ酸
配列配列分析結果1l−Val−Tyr−Gln−Hl
s−Gln−Lys−^1a−Met−Lys−Pro
−Trp−+1e−Gln−Pro−Lys−Thr−
Lys−Val−11e−Pro−Tyr−Val−A
rg−Tyr−OH 酸加水分解物のアミノ酸分析4m (モル比):Thr
、0.95;Glu、3.42;^Ia、1.30;V
al、2.64;Met、0.92;lle、1.53
;Tyr、2.85;Lys、4.29;10s、1.
00:^rg、1.06;Pro)、24;Trp、0
.81液体クロマトグラフィー保持時間 Rt、’、約12,1分、Rt”、約15.1分ペプチ
ド 1−2 ・トリフルオロ C端アミノ酸分析結果: Leu アミノ酸配列分析結果: II−Val−Tyr−Gi
n−旧5−Gln−Lys−^1a−Met−Lys−
Pro−Trp−11e−Gln−Pro−Lys−T
hr−Lys−Val−+1e−Pro−Tyr−Va
i^rH−Tyr−Leu−OH 酸加水分解物のアミノ酸分析値(そル比〉Thr、1.
01;Glu、3.42;^la、1.44;Val、
2.60;Met、0.91;Ile、1.69;Le
u、1.35;Tyr、2.98Lys、4.13:H
is、0.94;^rg、1.10;Pro、2.73
;Trp、0.71 液体クロマトグラフィー保持時間 Rt l、約14.7分、Rt’、約77分実施例2 H−Val−Tyr−Gln−)1is−Gln−Ly
s−Ala−Met−Lys−Pro−Trp−11e
−Gln−Pro−Lys−Thr−Lys−Val−
+1e−Pro−Tyr−Val−^rg−Tyr−0
)1 [式(1)においてRが0■9 0 のベブチドコトリフルオロ酢酸塩の合成アプライド・バ
イオシステム社製モデル430^ペプチド合成装置を使
用し、固相法にて室温で合成した。 1tcc−Tyr (fir−2)−Paall脂0.
5mmolを出発原料とし、Boc−Val、Boc−
Tyr(Br−2)、Boc−Gln、 Boc−Hi
s(Dnp)、Boc−Lys(CI−Z)、Boc−
^1a、Boc−Met、 Boc−Trp(CHO)
、  Boc−Pro、  Boc−+1e、 Boc
−Thr(Bzl)、Roc−ArgflJts)の各
保護アミノ酸を使用し、■Nt4?ocの脱保護■洗浄
0中和■洗浄■縮合反応■洗浄■未反応Nf4アミノ基
のアセチル化■洗浄、の各工程をくり返してCfi部か
ら逐次、樹脂上にペプチド釦を延長させた。 ■N端の脱保護は20i+1のトリフルオロ酢酸−ジク
ロロメタン混合液(40・60)で10分間38埋する
ことにより行なった。 ■のt′IC浄はN−メチルピロリドン−ジメチルスル
ホキシド(95:5)混合m !1120m lで行な
った。 S、の中和はジイソプロピルエチルアミンl++io+
を合方するジクロロメタン20m1で行tjつた。 ■の洗浄はジクロロメタン20s1、次いでジメチルス
ルホキシド20−1で行なった。 ■の縮合反応は、保護アミノ酸より調製した4当量の保
脛アミノ酸の1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステ
ル(活性エステル)?8液を加え、まず30分間、次い
で0.25容量のジメチルスルホキシドを加えて16分
間、さらに当量のジイソプロビルエチルアよンを加えて
7分間行った。 なお、活性エステル溶液は、N−メチルピロリドン4 
mlにそれぞれ2mmolの保護アミノ酸、ジシクロへ
キシルカルボジイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ールを加え、室温で40分間攪拌の後、生成するジシク
ロへキシルウレアを濾別することにより調製した。 ■のt先ttはジクロロメタン20m1で行なった。 ■のアセチル化は、無水酢酸10%とジイソプロピルエ
チルアミン5%とを含むジクロロメタン2011で20
分間行なった。 Φ)の1先!争はジクロロメタン20の1で行なった。 最後のBoc−Leuの縮合反応紅了後、塩化メチレ2 ンで洗痒、◆′を蜂し保躇ペプチドーP−−−銅断を1
9た。 これを、チオフ鼻ノールーN、N−ジメチル本ルムアミ
ド(25ニア51況合fk100園1に加え、1特間撹
拌し、Dnp &を1ilutIシめた後、不溶物を濾
取し、エーテル、ジクロロメタンで洗浄して減圧・2燥
した。 次ニ、 4G ’) 11 t:rlIUu km−1
しV −ル0.75I1. Lタンジチオールa 2 
Sa I 13よびジメチルスルフィド@、Sslの混
合物に加えた1&、−20℃でフッ化水素2」・1を加
え30分間、さらに0℃で2時間撹拌した。#&正圧下
反応混合物をis縮し、残喘に再度フッ化水素1nlを
加え0℃で40分間攪拌し、城圧下にフッ化水素を除去
した。残i;をエーテル、ジクロロメタンでt先棒した
後、酢錬−木(30:10)の混合f8奴で抽出し、抽
出液を凍結乾燥した。 得られた和ペプチドを下記条件の高速液体クロマトグラ
フィーで鎖側した。 カラム:センノエー(1115−525Hbμm0D^
20*mx 2SOss C1a  (センシa−1a
1字社劃) 溶出;水−アセトニトリルートリフルオ0#験(71:
Hall)から水−アセトニトリル−トリフルオロ酢瞭
(70; 3・;・、0のaam約1llIF!1勾配 梳470m1/分 検出:■Oロー&:おける吸光度 ffl@@閤約■、−分の一分を分取し、標記ペプチド
・トリフルオロ酢瞭龜2■−gを得た。 このペプチド・トリフルオロ#IIIk塩の高速液体ク
ロマトグラフィーffl特時IIIRt’*よびRt”
は、実施例1で得たペプチド(夏−t)・トリフルオロ
酢ai*oそれとそれぞれ一敗した。 瞭加水分解物のア竜ノ皺分析41(モル比):Thr、
IJ);C1m、3.B;^Ia、1.lH:Va1.
LH;M@t、103H11e、1.?3HτFF、3
.0@:Lys、4.12;旧s、1.04;^rg、
1.@!BPro、3.Ol;丁rp、IJ1゜実施例
3 訃νm1−Tyr−(iln−Hls−Gln−Lys
−^1a−M*L−Lys−Fro−3 4 丁rp−i It−G In−Pro−Lys−Thr
−Lys−ν・1−夏1e−f’ro−tyr−vN−
^rl−Tyr−L*u4H(式(1)にわいてRがL
eu−O射のベブチドコトリフルオロカ阪塩の合成 @oc−Lau−Fi@ 1lll11.5ssolを
出発フ料とし、実施例2の場合と同様にして固相法にて
合成した。 得られた粗ペプチドを15m例2の場合と同様、高速核
体クロマトグラフィー【但し、熔出は*−アセトニトリ
ルート97 A/オロrhll(7LH(1,1) T
hら水−アセトニトリル−トリフルオロ酢瞭(@3:B
:t1.l)のWL#R的横度勾配】で精粒した。保持
時ml約311分の1m分を分取し、「記ペプチドのト
リフルオOfiL e:i 111234tz f(4
1; t: 。 このペプチド・1リフ・〉オワ酢鮭塩の高i! 喰14
りOマドクラ74−14i1i!; n!j 7. t
 ’ jj 2びIIL’:=、実L=り:;!てi″
!I:ぺ−゛チ;′!−2)・トリフルメ1 ロわ^ 
ム:場Cノそ z−、!: +P”’−−で二 L す
ご。 れt加水分%tl :I、○アζノ鮫分析イへ(そル比
):11+r、1.DS;(ilしJ、D!l;Alg
、1.06:Val、2.&a;Me1.0.94;l
l(,1,70;Leu、1.(Ill;丁yr、コ、
09tys、4.1(1;m1m、1.・3:^rg+
LIi;Fre、L111;ir)、$、1$ S 6 手続補正書(0劃 平成2年5月18日 事件の表示 平成・2年特許願第52554号 2、発明の名称 カゼインペプチド 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17番4号〒534  
大阪市部島区友渕町1丁目鑓紡株式会社特許部 電話(06) 921−1251 5番■号 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書籍8頁4行目の「直線的濃度勾配法」の後
に、r(too分間かけて濃度勾配をかける)1を挿入
する。 (2)明細書第■頁19行目の「直線的濃度勾配」の後
に、r(50分間かけて濃度勾配をかける)Jを挿入す
る。 (3)明細書′5III頁5行目f) r60ml」ヲ
、r 20Gml Jと訂正する。 (4)明細書第19頁3行目の「濃度勾配」の後に’(
loo分間かけて濃度勾配をかける)1を挿入する。 (5)明細書籍24頁6行目の「濃度勾配」の後にr(
go分間かけて濃度勾配をかける)1を挿入する。 (6)明細書第25頁11行目の「直線的濃度勾配」の
後に、r(ao分間かけて濃度勾配をかける)1を挿入
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下式( I ) 【遺伝子配列があります】・・・( I ) (式中、RはOHまたはLeu−OHを示す)で表わさ
    れるペプチドまたはその薬学的に許容される塩。
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