JPH03153081A - 電界効果型トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
電界効果型トランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH03153081A JPH03153081A JP29318189A JP29318189A JPH03153081A JP H03153081 A JPH03153081 A JP H03153081A JP 29318189 A JP29318189 A JP 29318189A JP 29318189 A JP29318189 A JP 29318189A JP H03153081 A JPH03153081 A JP H03153081A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、薄膜構造の電界効果型トランジスタおよびそ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
[従来の技術]
従来、絶縁基板上に半導体薄膜を形成した所謂Sol
(Silicon On In5ulator)構
造を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下M
O3FETという)において、特にSol膜厚が数千Å
以下でチャネル領域が全て空乏化するような薄膜MOS
F ETでは、短チヤネル効果の抑制効果、移動度の
増加、オーバーシュート現象の低減など、バルク構造や
厚膜Sol構造のものでは得られない優れた性能を持つ
ことが知られている。
(Silicon On In5ulator)構
造を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下M
O3FETという)において、特にSol膜厚が数千Å
以下でチャネル領域が全て空乏化するような薄膜MOS
F ETでは、短チヤネル効果の抑制効果、移動度の
増加、オーバーシュート現象の低減など、バルク構造や
厚膜Sol構造のものでは得られない優れた性能を持つ
ことが知られている。
第2図に一般的な薄膜MO3FETの構造を示す。この
MOSFETは、絶縁基板、例えば表面にSing層2
5が形成された基板上にソース・ドレイン領域20とチ
ャネル形成領域21となるSi膜22を形成した後、こ
のSi膜22上にSingのゲート絶縁膜23とゲート
電極24を形成することにより製造できる。
MOSFETは、絶縁基板、例えば表面にSing層2
5が形成された基板上にソース・ドレイン領域20とチ
ャネル形成領域21となるSi膜22を形成した後、こ
のSi膜22上にSingのゲート絶縁膜23とゲート
電極24を形成することにより製造できる。
しかしながら、上述の薄膜MO3FETでは、例えばソ
ース・ドレイン領域20のように単に抵抗体として働い
ている部分の膜厚が薄いため、シート抵抗が非常に大き
くなり、電流駆動能力が低下してしまう問題がある。ま
た、素子の微細化に伴って、ゲート電極24とソース・
ドレイン領域20のオーバーラツプ部20aの不純物濃
度変化が急峻であることから高電界が印加し、ドレイン
頭載近傍にホットキャリア(電界からエネルギーを得て
高エネルギー状態となったキャリア)が発生し、このホ
ットキャリアのゲート酸化膜23への注入によって素子
特性が劣化するという問題がある。
ース・ドレイン領域20のように単に抵抗体として働い
ている部分の膜厚が薄いため、シート抵抗が非常に大き
くなり、電流駆動能力が低下してしまう問題がある。ま
た、素子の微細化に伴って、ゲート電極24とソース・
ドレイン領域20のオーバーラツプ部20aの不純物濃
度変化が急峻であることから高電界が印加し、ドレイン
頭載近傍にホットキャリア(電界からエネルギーを得て
高エネルギー状態となったキャリア)が発生し、このホ
ットキャリアのゲート酸化膜23への注入によって素子
特性が劣化するという問題がある。
これら問題を同時に解決するものとして、例えば特開昭
62−281473号公報には、イオン注入によって生
じる深さ方向の距離に対する不純物濃度分布を利用して
、ソース・ドレイン領域のゲート電極近傍が他のソース
・ドレイン領域表面より低くなるように段差を形成し、
ゲート電極領域をマスクとして不純物をイオン注入する
ことにより、第3図に示すように、ゲート電極30近傍
のソース・ドレイン領域31aにおける不純物濃度を他
のソース・ドレイン領域31より低濃度としてホットキ
ャリアの発生を抑制する所謂LDD(Lightly
Doped Drain)構造とするものが提案さ
れている。
62−281473号公報には、イオン注入によって生
じる深さ方向の距離に対する不純物濃度分布を利用して
、ソース・ドレイン領域のゲート電極近傍が他のソース
・ドレイン領域表面より低くなるように段差を形成し、
ゲート電極領域をマスクとして不純物をイオン注入する
ことにより、第3図に示すように、ゲート電極30近傍
のソース・ドレイン領域31aにおける不純物濃度を他
のソース・ドレイン領域31より低濃度としてホットキ
ャリアの発生を抑制する所謂LDD(Lightly
Doped Drain)構造とするものが提案さ
れている。
しかしながら、このものは上述の如くゲート電極領域を
マスクとしてイオン注入を行うために、必然的にゲート
長はSi膜の段差によって低くされた領域幅よりも微細
に構成する必要がある。従って、素子の微細化がさらに
進めば、さらにゲート電極は微細化が要求され、ゲート
電極を精度よく構成することが困難となってしまう、す
なわち、素子を精度よく構成しようとすると、素子の微
細化に対応できなくなってしまうという問題がある。
マスクとしてイオン注入を行うために、必然的にゲート
長はSi膜の段差によって低くされた領域幅よりも微細
に構成する必要がある。従って、素子の微細化がさらに
進めば、さらにゲート電極は微細化が要求され、ゲート
電極を精度よく構成することが困難となってしまう、す
なわち、素子を精度よく構成しようとすると、素子の微
細化に対応できなくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記種々の問題を鑑みてなされたものであり
、ソース・ドレイン領域のシート抵抗増大およびホット
キャリアの発生を抑制するとともに、素子の微細化に対
応できる薄膜構造の電界効果型トランジスタおよびその
製造方法を提供することを目的とする。
、ソース・ドレイン領域のシート抵抗増大およびホット
キャリアの発生を抑制するとともに、素子の微細化に対
応できる薄膜構造の電界効果型トランジスタおよびその
製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は上記目的を達成するために、
請求項1記載の発明においては、
絶縁基板上の半導体膜に、ソース領域、ドレイン領域、
ゲート絶縁膜およびゲート電極を有して、前記半導体膜
を動作半導体層とする電界効果型トランジスタにおいて
、 前記半導体膜には、前記ソース、ドレイン領域の一部を
含むチャネル領域を、前記ソース、ドレイン領域の他部
よりも薄膜とする凹部が設けられ、かつ、この半導体膜
に設けられた凹部の幅と実質的に同一長もしくはそれよ
り長く、前記ゲート電極が構成されていることを特徴と
する電界効果型トランジスタを提供し、 請求項2記載の発明においては、 絶縁基板上に、第1導電型の第1半導体層およびその上
層に前記第1半導体層よりも不純物濃度が高濃度の第2
導電型の第2半導体層を有する半導体膜を形成する第1
の工程と、 前記半導体nりの一領域を他領域に比して薄膜化するべ
く、この一領域における前記第2半導体層を除去して、
この一領域に第1導電型の前記第1半導体層からなる薄
膜部を形成する第2の工程と、前記半導体膜の薄膜部を
熱酸化してゲート酸化膜を形成するとともに、この熱酸
化の熱処理によって、前記半導体膜の他領域における前
記第2半導体層から第2導電型の不純物を前記薄膜部へ
水平方向に拡散させて、前記yi膜部に第1導電型と第
2導電型の境界面を形成し、この薄膜部の拡散領域を前
記第2半・導体層よりも不純物濃度が低濃度の第2導電
型とする第3の工程と、 前記ゲート酸化膜を介して前記半導体膜の薄膜部上にゲ
ート電極を配設する第4の工程とを含むことを特徴とす
る電界効果型トランジスタの製造方法を提供する。
ゲート絶縁膜およびゲート電極を有して、前記半導体膜
を動作半導体層とする電界効果型トランジスタにおいて
、 前記半導体膜には、前記ソース、ドレイン領域の一部を
含むチャネル領域を、前記ソース、ドレイン領域の他部
よりも薄膜とする凹部が設けられ、かつ、この半導体膜
に設けられた凹部の幅と実質的に同一長もしくはそれよ
り長く、前記ゲート電極が構成されていることを特徴と
する電界効果型トランジスタを提供し、 請求項2記載の発明においては、 絶縁基板上に、第1導電型の第1半導体層およびその上
層に前記第1半導体層よりも不純物濃度が高濃度の第2
導電型の第2半導体層を有する半導体膜を形成する第1
の工程と、 前記半導体nりの一領域を他領域に比して薄膜化するべ
く、この一領域における前記第2半導体層を除去して、
この一領域に第1導電型の前記第1半導体層からなる薄
膜部を形成する第2の工程と、前記半導体膜の薄膜部を
熱酸化してゲート酸化膜を形成するとともに、この熱酸
化の熱処理によって、前記半導体膜の他領域における前
記第2半導体層から第2導電型の不純物を前記薄膜部へ
水平方向に拡散させて、前記yi膜部に第1導電型と第
2導電型の境界面を形成し、この薄膜部の拡散領域を前
記第2半・導体層よりも不純物濃度が低濃度の第2導電
型とする第3の工程と、 前記ゲート酸化膜を介して前記半導体膜の薄膜部上にゲ
ート電極を配設する第4の工程とを含むことを特徴とす
る電界効果型トランジスタの製造方法を提供する。
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図(a)〜(g)は本発明一実施例の製造方法の各
工程における断面図を示したものである。以下、本実施
例を製造工程に従って説明する。
工程における断面図を示したものである。以下、本実施
例を製造工程に従って説明する。
まず、第1図(a)に示すように、Si基板10表面に
順次SiO□膜1b、Si膜1aを形成し、Sol基板
1とする。なお、Sol基板1において、S iNl
aは301部を構成する膜厚0.3〜1μm程度、不純
物濃度I X 1017cm−’以下のp型5iW4で
ある。
順次SiO□膜1b、Si膜1aを形成し、Sol基板
1とする。なお、Sol基板1において、S iNl
aは301部を構成する膜厚0.3〜1μm程度、不純
物濃度I X 1017cm−’以下のp型5iW4で
ある。
次に、このSO■基板1を、第1図(b)に示すように
、301部1aをエツチングしてシリコンアイランドと
することにより素子分離する。またこの素子分離はLO
CO3法を用い、酸化膜層によって行うようにしてもよ
い。
、301部1aをエツチングしてシリコンアイランドと
することにより素子分離する。またこの素子分離はLO
CO3法を用い、酸化膜層によって行うようにしてもよ
い。
次に、第1図(C)に示すように、イオン注入法により
、例えばリンPのようなn型の不純物をドープして、不
純物濃度が10”cm−’以上の高濃度n゛層3を形成
する。らの時、基板絶縁膜lb上に残ったp−714の
厚さが0.2μm程度になるようにイオン注入の加速電
圧、熱処理時間を制御する。
、例えばリンPのようなn型の不純物をドープして、不
純物濃度が10”cm−’以上の高濃度n゛層3を形成
する。らの時、基板絶縁膜lb上に残ったp−714の
厚さが0.2μm程度になるようにイオン注入の加速電
圧、熱処理時間を制御する。
なお、2はシリコンアイランド表面に形成された酸化膜
である。また、この時の不純物のドープは気相法などの
他の方法を用いてもよい。
である。また、この時の不純物のドープは気相法などの
他の方法を用いてもよい。
そして、第1図(d)に示すように、チャネル領域形成
予定位置が開口した所定のパターンを有するレジスト6
を被着して、例えばフッ酸、硝酸、酢酸の1:3:8の
混合液により、n″N3を選択的にエツチングする。こ
れにより、チャネル領域5として、膜厚0.2μm以下
に薄膜化された2層7が形成される。ここでn゛層3選
択エツチングを用いることでp−層7の膜厚は精度よく
制御できる。なお、このエツチングは光励起C1□ガス
によるドライエツチング法など他のエツチングを用いて
もよい。また、p−層7の膜厚を精度よく制御できれば
、特に選択エツチングは必要とするものではない。続い
て、第1図(e)に示すように、レジスト6を剥離した
後に、熱酸化してチャネル領域5にゲート酸化膜8を形
成する。また、この時の熱処理の条件により、n0層3
の不純物がさらに拡散し、n″N3は基板絶縁膜ibま
で達することになる。このn0層3の拡散により、n゛
層3p−層7の接合面9が薄膜とされたチャネル領域5
を水平方向に移動することになるが、この水平方向への
拡散は第5図の曲線Pに示すようにn″N3の濃度が1
0”CI−”以下の比較的低いところから起こるため、
第4図(a)の曲線Aに示すようにゲート領域とソース
・ドレイン領域とのオーバーラツプ部(薄膜部5へのn
゛層3拡散領域)での不純物濃度変化はゆるやかとなる
。なお、第4図(a)の曲線Bは第2図に示す従来の薄
膜MOSFETの不純物濃度の変化を示す特性線である
。
予定位置が開口した所定のパターンを有するレジスト6
を被着して、例えばフッ酸、硝酸、酢酸の1:3:8の
混合液により、n″N3を選択的にエツチングする。こ
れにより、チャネル領域5として、膜厚0.2μm以下
に薄膜化された2層7が形成される。ここでn゛層3選
択エツチングを用いることでp−層7の膜厚は精度よく
制御できる。なお、このエツチングは光励起C1□ガス
によるドライエツチング法など他のエツチングを用いて
もよい。また、p−層7の膜厚を精度よく制御できれば
、特に選択エツチングは必要とするものではない。続い
て、第1図(e)に示すように、レジスト6を剥離した
後に、熱酸化してチャネル領域5にゲート酸化膜8を形
成する。また、この時の熱処理の条件により、n0層3
の不純物がさらに拡散し、n″N3は基板絶縁膜ibま
で達することになる。このn0層3の拡散により、n゛
層3p−層7の接合面9が薄膜とされたチャネル領域5
を水平方向に移動することになるが、この水平方向への
拡散は第5図の曲線Pに示すようにn″N3の濃度が1
0”CI−”以下の比較的低いところから起こるため、
第4図(a)の曲線Aに示すようにゲート領域とソース
・ドレイン領域とのオーバーラツプ部(薄膜部5へのn
゛層3拡散領域)での不純物濃度変化はゆるやかとなる
。なお、第4図(a)の曲線Bは第2図に示す従来の薄
膜MOSFETの不純物濃度の変化を示す特性線である
。
その後、第1図(f)に示すようにチャネル領域すなわ
ち薄膜部5にゲート10を形成する。この時、ゲート長
Wは薄膜部5の幅と同等かそれ以上の長さとするが、ソ
ース・ドレイン領域とチャネル領域とは薄膜部5の凹部
によって自己整合的に形成されるために、素子の微細化
が進んでもゲートの位置合わせ精度等により素子加工精
度が悪くなることはない。
ち薄膜部5にゲート10を形成する。この時、ゲート長
Wは薄膜部5の幅と同等かそれ以上の長さとするが、ソ
ース・ドレイン領域とチャネル領域とは薄膜部5の凹部
によって自己整合的に形成されるために、素子の微細化
が進んでもゲートの位置合わせ精度等により素子加工精
度が悪くなることはない。
さらに、第1図(g)に示すように、層間絶縁膜11、
電極12を形成し、所望のSol構造MO3FETが製
造される。また、厚膜のソース・ドレイン領域のシート
抵抗を低減するためゲートIO形成後にこのゲート領域
と自己整合的にさらにAsなどのn型の不純物をドープ
してもよい。これによりソース・ドレイン電極12直下
の垂直方向の不純物Asの濃度分布は、第5図の曲線A
sに示すように基板絶縁膜1bから薄膜領域5と同等の
厚さの部分までを10”cl”以上の高濃度とすること
ができる。
電極12を形成し、所望のSol構造MO3FETが製
造される。また、厚膜のソース・ドレイン領域のシート
抵抗を低減するためゲートIO形成後にこのゲート領域
と自己整合的にさらにAsなどのn型の不純物をドープ
してもよい。これによりソース・ドレイン電極12直下
の垂直方向の不純物Asの濃度分布は、第5図の曲線A
sに示すように基板絶縁膜1bから薄膜領域5と同等の
厚さの部分までを10”cl”以上の高濃度とすること
ができる。
上記製造工程に従って製造した第1図(g)に示すMO
SFETは、ソース・ドレイン領域の一部13aを含む
チャネル領域14が他のソース・ドレイン領域13に対
して薄くされている。従って、チャネル領域14が薄膜
であることから、チャネル領域はすべて空乏化し、第2
図に示す従来の薄膜MO3FET同様、ソース・ドレイ
ン耐圧向上。
SFETは、ソース・ドレイン領域の一部13aを含む
チャネル領域14が他のソース・ドレイン領域13に対
して薄くされている。従って、チャネル領域14が薄膜
であることから、チャネル領域はすべて空乏化し、第2
図に示す従来の薄膜MO3FET同様、ソース・ドレイ
ン耐圧向上。
しきい値シフトの抑制、サブスレッショルド特性の劣化
抑制等の短チヤネル効果の抑制、チャネル移動度の増加
、オーバーシュート現象の低減などの優れた特性を得る
ことができる。さらに、ソース・ドレイン領域において
、薄膜領域は必要最小限で他の部分は厚膜とされている
ので、ソース・ドレイン領域のシート抵抗は小さくでき
、この部分の直列抵抗成分を低減できる。
抑制等の短チヤネル効果の抑制、チャネル移動度の増加
、オーバーシュート現象の低減などの優れた特性を得る
ことができる。さらに、ソース・ドレイン領域において
、薄膜領域は必要最小限で他の部分は厚膜とされている
ので、ソース・ドレイン領域のシート抵抗は小さくでき
、この部分の直列抵抗成分を低減できる。
また、上記実施例によるMO3FE−Tと第2図に示す
薄膜MO3FETにおいて、各々第1図(6)。
薄膜MO3FETにおいて、各々第1図(6)。
第2図の、XX′線に沿ったSot部境異境界面ける不
純物濃度分布を第4図(a)に、またゲート電圧Vcs
”IV、 ソース・ドレイン電圧■。、=2■におけ
る電界強度分布のシミュレーション結果を第4図(b)
に示す、これら第4図において、曲線Aは上記実施例に
よるものの特性、曲線Bは第2図に示す従来のものの特
性を示しているが、第4図(a)に示す如く、本実施例
によるものは、yl膜部のゲート領域とソース・ドレイ
ン領域のオーバーラツプ部13aの不純物濃度変化が従
来のものの回部20aの不純物濃度変化よりも緩やかと
なっているため、第4図(b)に示す如く、ドレイン側
に発生する最大電界を抑えることができ、ドレイン領域
近傍におけるホットキャリアの発生を抑制することがで
きる。
純物濃度分布を第4図(a)に、またゲート電圧Vcs
”IV、 ソース・ドレイン電圧■。、=2■におけ
る電界強度分布のシミュレーション結果を第4図(b)
に示す、これら第4図において、曲線Aは上記実施例に
よるものの特性、曲線Bは第2図に示す従来のものの特
性を示しているが、第4図(a)に示す如く、本実施例
によるものは、yl膜部のゲート領域とソース・ドレイ
ン領域のオーバーラツプ部13aの不純物濃度変化が従
来のものの回部20aの不純物濃度変化よりも緩やかと
なっているため、第4図(b)に示す如く、ドレイン側
に発生する最大電界を抑えることができ、ドレイン領域
近傍におけるホットキャリアの発生を抑制することがで
きる。
そして、上記実施例によればゲート電極はゲート長Wが
薄膜部の幅と同等かそれ以上の長さで構成でき、かつ、
ソース・ドレイン領域とチャネル領域とは薄膜部によっ
て自己整合的に形成されるため、素子の微細化が進んで
も、ゲートの位置合わせ精度等により素子加工精度が悪
くなることもなく、精度よく素子を製造することができ
る。
薄膜部の幅と同等かそれ以上の長さで構成でき、かつ、
ソース・ドレイン領域とチャネル領域とは薄膜部によっ
て自己整合的に形成されるため、素子の微細化が進んで
も、ゲートの位置合わせ精度等により素子加工精度が悪
くなることもなく、精度よく素子を製造することができ
る。
なお、上記実施例においては、nチャネル型のMOSF
ETであったが、Pチャネル型のものであってもよい。
ETであったが、Pチャネル型のものであってもよい。
〔発明の効果]
以上述べたように、本発明の薄膜構造の電界効果型トラ
ンジスタによれば、ソース・ドレイン領域のシート抵抗
増大およびホットキャリアの発生を抑制することができ
るとともに、素子の微細化に対応することができるとい
う優れた効果がある。
ンジスタによれば、ソース・ドレイン領域のシート抵抗
増大およびホットキャリアの発生を抑制することができ
るとともに、素子の微細化に対応することができるとい
う優れた効果がある。
第1図(a)〜(2)は本発明一実施例の製造工程順の
素子断面図、第2図および第3図は従来の製造方法によ
り製造された薄膜MO3FETの断面図、第4図(a)
は本発明一実施例によるMOS F ETと従来技術に
よる薄膜MO3FETの不純物濃度分布を示す特性図、
第4図(b)は同図(a)に示す不純物濃度分布での電
界強度分布を示す特性図、第5図は本発明一実施例での
表面からの深さ方向の不純物濃度の分布を示す特性図で
ある。 1・・・Sol基板、la・・・Si膜縁膜、3・・・
n−層、4・・・p−層・・・薄nりp−層、8・・・
ゲート酸化膜。 p−層の接合面、10・・・ゲート トレイン’tllL 13 a・・・ソース・ゲート
領域とのオーハーラソプ部2 ヤネル領域。 1b・・・基板絶 5・・・薄膜部、7 9・・・n゛層と 13・・・ソース・ ドレイン領域の 14・・・薄膜チ
素子断面図、第2図および第3図は従来の製造方法によ
り製造された薄膜MO3FETの断面図、第4図(a)
は本発明一実施例によるMOS F ETと従来技術に
よる薄膜MO3FETの不純物濃度分布を示す特性図、
第4図(b)は同図(a)に示す不純物濃度分布での電
界強度分布を示す特性図、第5図は本発明一実施例での
表面からの深さ方向の不純物濃度の分布を示す特性図で
ある。 1・・・Sol基板、la・・・Si膜縁膜、3・・・
n−層、4・・・p−層・・・薄nりp−層、8・・・
ゲート酸化膜。 p−層の接合面、10・・・ゲート トレイン’tllL 13 a・・・ソース・ゲート
領域とのオーハーラソプ部2 ヤネル領域。 1b・・・基板絶 5・・・薄膜部、7 9・・・n゛層と 13・・・ソース・ ドレイン領域の 14・・・薄膜チ
Claims (3)
- (1)絶縁基板上の半導体膜に、ソース領域、ドレイン
領域、ゲート絶縁膜およびゲート電極を有して、前記半
導体膜を動作半導体層とする電界効果型トランジスタに
おいて、 前記半導体膜には、前記ソース、ドレイン領域の一部を
含むチャネル領域を、前記ソース、ドレイン領域の他部
よりも薄膜とする凹部が設けられ、かつ、この半導体膜
に設けられた凹部の幅と実質的に同一長もしくはそれよ
り長く、前記ゲート電極が構成されていることを特徴と
する電界効果型トランジスタ。 - (2)絶縁基板上に、第1導電型の第1半導体層および
その上層に前記第1半導体層よりも不純物濃度が高濃度
の第2導電型の第2半導体層を有する半導体膜を形成す
る第1の工程と、 前記半導体膜の一領域を他領域に比して薄膜化するべく
、この一領域における前記第2半導体層を除去して、こ
の一領域に第1導電型の前記第1半導体層からなる薄膜
部を形成する第2の工程と、前記半導体膜の薄膜部を熱
酸化してゲート酸化膜を形成するとともに、この熱酸化
の熱処理によって、前記半導体膜の他領域における前記
第2半導体層から第2導電型の不純物を前記薄膜部へ水
平方向に拡散させて、前記薄膜部に第1導電型と第2導
電型の境界面を形成し、この薄膜部への拡散領域を前記
第2半導体層よも不純物濃度が低濃度の第2導電型とす
る第3の工程と、 前記ゲート酸化膜を介して前記半導体膜の薄膜部上にゲ
ート電極を配設する第4の工程と を含むことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造
方法。 - (3)前記第4の工程の後に、前記ゲート電極あるいは
前記ゲート酸化膜と自己整合的に、第2導電型の不純物
を前記半導体膜の他領域にドープする工程を含むことを
特徴とする請求項2記載の電界効果型トランジスタの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29318189A JPH03153081A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 電界効果型トランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29318189A JPH03153081A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 電界効果型トランジスタおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03153081A true JPH03153081A (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=17791465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29318189A Pending JPH03153081A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 電界効果型トランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03153081A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5810994A (en) * | 1994-12-16 | 1998-09-22 | Korea Advanced Institute Of Science And Technology | Method for fabricating silicon-on-insulator device wafer |
JP2008211144A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法及び半導体装置 |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP29318189A patent/JPH03153081A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5810994A (en) * | 1994-12-16 | 1998-09-22 | Korea Advanced Institute Of Science And Technology | Method for fabricating silicon-on-insulator device wafer |
JP2008211144A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法及び半導体装置 |
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