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JPH03130130A - 枝管用内張り材の施工方法 - Google Patents

枝管用内張り材の施工方法

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Publication number
JPH03130130A
JPH03130130A JP26825689A JP26825689A JPH03130130A JP H03130130 A JPH03130130 A JP H03130130A JP 26825689 A JP26825689 A JP 26825689A JP 26825689 A JP26825689 A JP 26825689A JP H03130130 A JPH03130130 A JP H03130130A
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JP
Japan
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lining material
pipe
tube
branch pipe
support plate
Prior art date
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Application number
JP26825689A
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JPH0813508B2 (ja
Inventor
Takao Yamamura
山村 隆男
Shintaro Ikeda
新太郎 池田
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Nippon Kokan Koji KK
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Koji KK filed Critical Nippon Kokan Koji KK
Priority to JP1268256A priority Critical patent/JPH0813508B2/ja
Publication of JPH03130130A publication Critical patent/JPH03130130A/ja
Publication of JPH0813508B2 publication Critical patent/JPH0813508B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分1ト〕 この発明は、下水道、上水道、送油管その他の既設配管
の枝管内面にライニングする枝管用内張り材及びその施
工方法に関するものである。
[従来の技術] 例えば下水道管等において、漏水や侵入水が多くなると
その分だけ処理場における処理量が増加する。しかし処
理場の処理能力には限界があり、漏水、侵入水により処
理量が増加することを防止する必要である。
また、侵入水に溶けている亜硫酸ガスがバクテリヤを介
してF7fLMに変り、この硫酸によりコンクリド管は
腐食してしまう、このため銅酸性バリヤを作成する必要
がある。
近年、かかる下水道や上水道等の既設管の強度補強や防
食対策、漏水・浸入水対策あるいは流里改善などを目的
として、既設管本管内面に合成樹脂なライニングしたり
、内面に合成樹脂管を形成する反転ライニング工法が脚
光を浴びている。
しかしながら、浸入水は例えば下水道本管から分岐した
取付管の継手部分から一番多く入る。この現象は主とし
て取付管の継手部分に埋めたモルタルが経時変化により
割れるために生じる。
従来、取付管の継手部分及び取付管自体の割れ等からの
浸入水を防+hするための出水工法が例えば特開昭62
−284727公報に開示されている。
特開昭62−284727公報に示された工法は、熱硬
化性樹脂を含浸した内張り材を、先端が本管内まで突き
出すように取付管内に反転・挿入し、挿入した内張り材
を加熱硬化して取付管内に合成樹脂管を形成する。この
合成樹脂管の本管内に突き出た部分を本管内に挿入した
コアカッタで切断除去してから本管内に熱硬化性樹脂を
含浸した内張り材を反転・抑大し、挿入した内張り材を
加熱硬化して本管内に合成樹脂管を形成する。
その後、取付管内に半硬質グラウト用チューブをその先
端が本管内の合成樹脂管の近傍に達するまで挿入し、半
硬質グラウト用チューブに並行して軟質チューブを加圧
しながら取付管内に反転・挿入して、その反転部が本管
内の合成樹脂管の近傍に達するようにする。この軟質チ
ューブに加えた圧力を保持しながら、軟質チューブの反
転部と本管内の合成樹脂管外面とで形成された空所に半
硬質グラウト用チューブからグラウト剤を注入し、軟質
チューブに加えている圧力を高めて、取付管と本管の継
手部分にグラウト剤を浸透させて止水を行なう。その後
軟質チューブを裏返して取付管から抜き取り、本管内の
合成樹脂管の取付管口部分を穿孔する。
[発明が解決しようとする課題1 上記工法においては、取付管内に熱硬化性樹脂を含浸し
た内張り材を挿入し、加熱硬化して合成樹脂管を形成す
るが、加熱硬化のときの加熱時間と冷却時間の合計時間
は熱硬化性樹脂としてポリエステル樹脂を使用した場合
で15時間程度を要する。また、エポキシ樹脂の速乾タ
イプを使用しても6〜8時間程度かかり、作業時間が長
くかかるという短所があった。
また、熱硬化性樹脂を含浸した伸縮性の少ない内張り材
により取付管内に合成樹脂管を形成するため、取付管が
屈曲しているときには形成された合成樹脂管にしわや突
起等が生じて、管断面積を減少したり、流れを妨げたり
するおそれがあるという短所ちあった。
さらに、取付管と本管の接合部分にグラウト剤を注入し
でいるが、その継手部分に通じる侵入水の経路は通常細
長く、いく筋にも分かれているので、侵入水が入るのを
完全に防ぐためには侵入水の経路にもグラウト剤を注入
充填する必要がある。
しかしながら、グラウト剤の注入圧力は通常l kgf
/c−あるいはそれ以下の低圧力であるため、継手部分
の侵入口だけにしか注入することができず、かつ接着を
伴わないので耐久性は期待できなかった。しがち、継手
部分は地殻変動や動加重による変位置が最も大きくなり
やすい場所であるため、長期的にわたって侵入水を防止
することは困難であるという短所があった。
この発明はかかる短所を解決するためになされたもので
あり、下水道の取付管等の枝管と継手部分とを迅速に、
かつ確実にライニングすることができる枝管用内張り材
及びその施工方法を提案することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る枝管用内張り材は、耐溶剤性を有する合
成樹脂からなる外層フィルムチューブと、該外層フィル
ムチューブの内面に接着され、ガラス繊維フェルト単体
ちしくはガラスm維フェルトとガラスマットの組合わせ
又はガラス繊維フェルトとアクリルニトリルフェルトの
組合わせからなる繊維をパンチングして一体化し、かつ
近紫外線を吸収する光開始剤を含有した紫外線硬化型不
飽和ポリエステル樹脂を含浸した樹脂含浸層と、該樹脂
含浸層の内面に接着され光透過性が良い内層フィルムチ
ューブからなり、一端部に鍔を有することを特徴とする
また、枝管用内張り材の施工方法は、発熱体が埋設され
枝管外径より大きな外径の鍔を有する中質又は硬質の円
形ゴム板からなり、中央上面に上記枝管用内張り材の鍔
内面を嵌合する突出部を有し、下面に上記発熱体に導通
するケーブルが接続され、上面中央部に連結具を有する
支持板と、該支持板の連結具に滑動自在に取付けられた
ロープとロープに連結された帯状ベルトとからなる治具
を用いた枝管用内張り材の施工方法であって、紫外線波
長領域より離れた波長の光を出射する光源のちとで、 ■、上記支持板の連結具に取付けたロープと帯状ベルト
を内張り材内を貫通して支持板の鍔上面と内張り材の鍔
下面をゴム系接着剤で接着し、(2)、接着した内張り
材の鍔上面に円板状の水膨張性ゴムシートを接着し、 (3)、内張り材全体を遮光チューブ内に保管する予備
加工を行ない、 上記予備加工後に下記工程で本施工を行なうことを特徴
とする。
(4)、遮光チューブ内から内張り材を取出しつつ本管
側から内張り材を挿入して枝管に導入して内張り材の鍔
上面の水膨張性ゴムシートを枝管の継手部に当て、 (3)、枝管内を貫通した内張り材の先端を密1・1し
、内張り材内に加圧流体を供給して内張り材を枝管に密
着させ、 ■6上記ロープに所定間隔置いて複数の発光源を取付け
、帯状ベルトを引き出しながら発光源を内張り材内に設
置し、 7、発光源から紫外線を出射して内張り材を硬化させ、 8、内張り材の硬化後上記支持板のヒータに通電するこ
とにより、支持板と内張り材の鍔の間のゴム系接着剤を
軟化させて内張り材から支持板を剥離し支持板を本管か
ら取出す。
[作用] この発明の内張り材においては、紫外線で硬化する樹脂
含浸層をガラス繊維にガラスマット又はアクリルニトリ
ルフェルトとパンチングして一体化して形成することに
より、樹脂含浸層の引張・圧縮強度1弾性率等の機械的
特性を高める。
また、樹脂含浸層の既設管側になる外面に耐溶剤性を有
する合成樹脂からなる外層フィルムチューブを設けるこ
とにより、内張り材を既設管内面に押圧するときに樹脂
含浸層に地下水が侵入することを防ぎ、かつ含浸した樹
脂が外部に浸み出すことを防ぐ。
また、樹脂含浸層の内面に光透過性が良い内層フィルム
チューブを設けることにより、紫外線が吸収されること
なしに樹脂含浸層を照射するとともに、水圧等で内張り
材を内部から膨張させるときに樹脂含浸層内に流体が侵
入することを防ぐ。
また、内張り材の一端部に鍔を設けることにより内張り
材の端部で枝管の継手部を覆う。
また、この発明の枝管用内張り材の施工方法は、発熱体
が埋設され枝管外径より大きな外径の鍔を有する中質又
は硬質の円形ゴム板からなり、中央上面に上記枝管用内
張り材の鍔内面を嵌合する嵌合部を有し、下面に上記発
熱体に導通するケーブルが接続され、上面中央部に連結
具を有する支持板と、該支持板の連結具に滑動自在に取
付けられたロープとロープに連結された帯状ベルトとか
らなる治具を用い、支持板の鍔上面に接着した内張り材
の鍔上面に円板状の水膨張性ゴムシートを接着し、この
内張り材を枝管に導入して内張r)Hの鍔上面の水膨張
性ゴムシートを枝管の継手部に当て、内張り材内に加圧
流体を供給して内張り材を枝管に密着させ、その後支持
板に取付けたロープに所定間隔置いて設けた複数の発光
源を内張り材内に設置して発光源から出射する紫外線に
より内張り材を硬化させて、枝管とその継手部内に合成
樹脂管を形成する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示す断面図である0図に
示すように、内張り材1はチューブ2とチューブ2の一
端部に設けられた鍔部3とから構成されている。
チューブ2は第2図の斜視図に示すように、銅溶剤性が
優れたナイロン、ビニロン等の合成樹脂フィルムで形成
された外層フィルムチューブ4と、外層フィルムチュー
ブ4の内面に接着された樹脂含浸層5及び樹脂含浸N5
の内面に接着され光透過性が良く水を透過しないナイロ
ン等の合成樹脂フィルムで形成された内層フィルムチュ
ーブ6により形成されている。
樹脂含浸層5は成形後の合成樹脂の管厚を決定する層で
あり、ガラスffl I(flフェルト単体あるいは第
3図の斜視図に示すようにガラス繊維フェルト7の両面
もしくは片面にガラスマット又はアクリルニトリルフェ
ルトからなる補強層8をパンチングで一体化して形成さ
れている。この樹脂含浸層5には近紫外線の浸透深さが
大きい長波長スペクトルから可視光域にわたる250〜
450 nmを吸収する光開始剤を含有した紫外線硬化
型不飽和ポリエステル樹脂が含浸しである。この樹脂含
浸層5に含浸する紫外線硬化型不飽和ポリエステル樹脂
は、例えばネオペンチルグリコール系樹脂などからなり
、光開始剤は例えばアシルホスフィンオキサイドと溶剤
、またはアシルホスフィンオキサイドと厚み方向の光に
より生じた熱で加熱硬化を補助するパーオキサイド触媒
と溶剤等からなり、この樹脂は樹脂含浸層5への含浸性
や保厚性を良好に得るため温度206Cで1〜40po
iseの粘度を有するちのが良い。
鍔部3は第4図の断面図に示すように、チューブ2と同
様に外層フィルムチューブ4と樹脂含浸層5及び内層フ
ィルムチューブ6からなり、一端部に下水道の取付管よ
り例えば20〜50o+m直径が大きい円形状の鍔9を
有する。
次に、上記のように構成された内張り材lの製造方法を
説明する。
まず、外層フィルムチューブ4と内層フィルムチューブ
6で樹j指含浸層5を密封して枝管内周の90〜98%
の周長な有するチューブ2を形成する。
このチューブ2を紫外線領域より離れた波長の光を出射
する光源を有する室内において、チューブ2の樹脂含浸
rVJ5を真空ポンプにより負圧にして、紫外線硬化型
不飽和ポリエステル樹脂を含浸させる。
同様に、外層フィルムチューブ4と(2)脂含浸層5及
び内層フィルムチューブ6で円形状のr49を有する鍔
部3を形成し、鍔部3の樹脂含浸N5に紫外線硬化型不
飽和ポリエステル樹脂を含浸させる。この鍔部3の鍔9
の外周端部全周にわたり約5■幅の紫外線のスポット光
を照射して鍔9端部の樹脂含浸層5を硬化させる。
その後、チューブ2と鍔部3を接合して、第1図に示す
ように先端部に鍔部9が有る内張り材lを形成する。こ
のように形成された内張り材Iは紫外線の照射により硬
化するため、円形巻きか折りたたんだ状態で紫外線を透
過しない黒色の合成樹脂チューブあるいは布袋に押入し
て保管する。
次に上記のように構成された内張り材lにより下水道の
本管から分岐した取付管内面に合成樹脂管を形成する場
合の施工法を説明する。
この施工は内張り材lに治具を取付ける予備加工と、予
備加工した内張り材lを取付管内に挿入して合成樹脂管
を形成する本施工とに分けて行なわれる。
第5図は予備加工に使用する治具である支持板lOを示
す断面図である。支持板lOは中質又は硬質の円板ゴム
板からなり、内張り材lの鍔9の直径と同じか、それよ
り若干径の大きい鍔11と、中央上面に内張り材lの鍔
9内面と嵌合する円柱状の突出部12を有する。そして
、支持板lOの内部にはケーブル14に接続されたヒー
タ13が埋設され、中央上面には例えば連結シャックル
からなる連結具15が固定されている。
支持板10の連結具15には第6図の斜視図に示すよう
に、長さが取付管の全長より長いロープ16が滑動自在
に取付けられ、このロープ16の一端に幅が10011
101程度で長さが取付管全長より長い例えばナイロン
スリングベルト等からなる帯状ベルト17が固定されて
いる。
予備加工は内張り材lの樹脂含浸層5に含浸した紫外線
硬化型不飽和ポリエステル樹脂が硬化しないようにする
ため、紫外線領域より離れた波長の光を出射する光源を
有する室内において行なう。
まず、ロープ16と帯状ベルト17を内張り材lの鍔部
3から挿入して内張り材l内を貫通させる。そして、支
持板lOの鍔11上面又は内張り材lの鍔9下面に最高
使用温度が80°C以下のゴム系接着剤あるいは粘着剤
を塗布して内張り材lを支持板10の突出部12に嵌合
させて位置決めを行ない、内張り材lの鍔9と支持板1
0の鍔11を接着し、第7図の斜視図に示すように内張
り材lと支持板10を一体化する。そして、ロープ16
と帯状ベルト17が出ている内張り材lの先端部をテー
プ等で塞ぎ、ロープ16と帯状ベルト17が移動しない
ように固定する。
次に、第8図の部分断面図に示すように、内張ワ材lの
鍔9上面に鍔9より大きい直径を有する円板状の水膨張
性ゴムシート18を接着し、内張9N1全体を遮光チュ
ーブ内に保管して予備加工を終了する。
この内張り材1で取付管内に合成樹脂管を形成する場合
の動作を第9図〜第11図を参照して説明する。
まず、遮光チューブに内張り材lを保管した状態で本管
20のマンホール21内に内張り材lを搬入する0次に
、取付管22のます23から取付管22と本管20を通
して索引ロー124をマンホール21まで挿入し、索引
ロープ24に内張り材lに固定したロープ16と帯状ベ
ルト17の先端を固定する。この索引ロープ24をます
23から徐々に引き上げながら、遮光チューブ内から内
張り材lを取出しつつ、第9図に示すように内張りfイ
lを暗い本管20内に挿入する。そして、ロープ16と
帯状ベルト17の先端がます23内に表われたら、ロー
プ16と帯状ベルト17を同時に引き上げて、内張り材
lの鍔9上面に接着した水膨張性ゴムシート9を第1O
図に示すように取付管22の継手部に当てる。このよう
に内張り材lを本管20と取付管22に挿入するときに
、内張り材l内に幅の広い帯状ベルト17が貫通してい
るから柔軟な内張り材lをよじれることなしに挿入する
ことができる。
この状態で索引ロープ24をロープ16と帯状ベルト1
7から取りはずし、内張り材lの先端にロープ16と帯
状ベルト17の通過孔と給水口及び排気口を有する気密
蓋25を固定する。次に、ロープ16と帯状ベルト17
を同時に引張って、水膨張ゴムシート9を取付管22の
継手部に押圧させながら気密蓋25の給水口から内張り
材l内に水を注入し排気口から排気しながら内張り材1
内に水を充填する。内張り材l内に水が充填されたら排
気口を閉じて内張り材l内の水圧を0.1〜1kgf/
cm”程度に昇圧し、内張り材lを取付管22に密着さ
せる。この内張り材lを取付管22に密着させるときに
、内張り材1が柔軟な外層フィルムチューブ4と樹脂含
浸層5及び内層フィルムチューブ6で形成されているか
ら、取付管22が屈曲していても、その形状に合わせて
密着させることができ、内面をしわのない滑らかな形状
にすることができる。また、内張り材lを密着させると
きに樹脂含浸層5が内層フィルムチューブ6と外層フィ
ルムチューブ4で覆われているから、加圧水や地下水が
樹脂含浸rrI5に侵入することを防ぐとともに含浸さ
れに樹脂が外部に浸み出すことを防いでいる。
次に、内張り材l内に水を充填した状態でロープ16の
先端に所定間隔置いて紫外線を出射する複数の発光源2
6を取付け、帯状ベルト17を引き出しながら発光源2
6を内張り材l内に設置する。そして、発光源26に通
電することにより、発光源26から紫外線を内張り材l
の内面に照射する。この照射された紫外線は光透過性の
良い内層フィルムチューブ6を通過するときにほとんど
吸収されずにガラス繊維を基材とした樹脂含浸層5に入
る。この紫外線を樹脂含浸層5に含浸された光開始剤が
吸収してラジカル重合反応を起こして熱を発生する。こ
の熱がさらにパーオキサイド触媒分子を活性化すること
により、紫外線硬化型不胞和ポリエステル樹脂の硬化を
促進し、樹脂含浸層5を3分前後の短時間で硬化させる
。なお、発光源26から紫外線を照射するときに生じる
熱は内張り材l内に充填された水に吸収されるから、発
光源26からの熱で内張り材lが溶けることは防止され
る。
内張り材lが硬化した後、ロープ16と帯状ベルト17
の接続部を切断し、発光源26を引き出してから、支持
板lOのヒータ13に本管20 (lIllのケーブル
14を介して電源部27から通電し支持板10を加熱す
ることにより、支持板lOと内張り材lを接着している
ゴム系接着剤を軟化させる。そこで、ケーブル14を引
き抜くことにより内張り材lから支持板lOを剥離させ
て、支持板10を本管20から取り出すことにより、第
11図に示すように取付管22と継手部22aに合成樹
脂管28を形成することができる。
その後、本管20内に合成樹脂管29を形成することに
より、取付管22の継手部22aを完全に覆うことがで
きる。そして、継手部22aと合成樹脂管28.29の
間に水膨張性ゴムシート18が挿入されているので、継
手部22aから侵入水が侵入しても、水膨張性ゴムシー
ト18が膨張して侵入水が合成樹脂管28.29の接合
部から入り込むことを防止する。また、鍔9の下面に残
留しているゴム系接着剤は本管の合成樹脂管29外面と
再接着し止水効果を補助する。
なお、上記実施例においては内張り材lを直接索引ロー
124で引張って本管20と取付管22内に挿入する場
合について説明したが、第12図に示すようにそり30
を有する昇降機31の固定台32に支持板10を固定し
、索引ロー124の引き上げと同時に索引ロープ33で
そり30を移動することにより、内張り材lをより容易
に本管20内に挿入することができる。
そして、この場合は第13図に示すように、支持板10
が取付管22の継手部22aの真下に達したときに、昇
降8131を動作させて固定台32を上昇させることに
より、内張り材lの鍔上部に接着した水膨張性ゴムシー
ト9をより確実に継手部22aに押圧することができる
また、上記実施例においては支持板IOに円柱状の突出
部12を設けた場合について説明したが、突出部12の
形状は事前にテレビカメラで調べた継手部の形状に応じ
て楕円形か円形かを選択すると良い。
[発明の効果] この発明の内張り材は以上説明したように、紫外線で硬
化する樹脂含浸層をガラス繊維にガラスマット又はアク
リルニトリルフェルトとパンチングして一体化して形成
することにより、樹脂含浸層の引張・圧縮強度1弾性率
等の機械的特性を高めることができる。
また、樹脂含浸層の既設管側になる外面に嗣溶剤性を有
する合成樹脂からなる外層フィルムチューブと内層フィ
ルムチューブを設けることにより、内張り材を既設管内
面に押圧するときに樹脂含浸層に地下水や加圧水が侵入
することを防ぎ、かつ含浸した樹脂が外部に浸み出すこ
とを防ぐことかできる。
また、樹脂含浸層の内面に光透過性が良い内層フィルム
チューブを設けることにより、紫外線が吸収されること
なしに樹脂含浸層を照射することができ、内張り材を短
時間で硬化させることができる。
また、内張り材の一端部に鍔を設けることにより内張り
材の端部で枝管の継手部を覆うことができ、継手部から
浸入水が入り込むことを防止することができる。
また、この発明の枝管用内張り材の施工方法は、発熱体
が埋設され枝管外径より大きな外径の鍔を有する中質又
は硬質の円形ゴム板からなり、中央上面に上記枝管用内
張り材の鍔内径を嵌合する突出部を有し、下面に上記発
熱体に導通するケーブルが接続され、上面中央部に連結
具を有する支持板と、支持板の連結具に滑動自在に取付
けられたロープとロープに連結された帯状ベルトとから
なる治具を用い、支持板の鍔上面に接着した内張り材の
鍔上面に円板状の水膨張性ゴムシートを接着し、この内
張り材を枝管に導入して内張り材の鍔上面の水膨張性ゴ
ムシートを枝管の継手部に当て、内張り材内に加圧流体
を供給して内張り材を枝管に密着させ、その後支持板に
取付けたロープに所定間隔置いて設けたi数の発光源を
内張り材内に設置して発光源から出射する紫外線により
柔軟な内張り材を硬化させて、枝管と継手部内に合成樹
脂管を形成するから、短時間でしわ。
突起等がない合成樹脂管を形成することができる。
また、継手部と合成樹脂管の間に水膨張性ゴムシートを
挿入することができるから、より確実に侵入水を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る内張り材を示す断面図
、第2図、第3図は各々上記実施例のチューブを示す斜
視図、第4図は上記実施例の鍔部を示す断面図、第5図
はこの発明の実施例に係る施工法に使用する支持板を示
す断面図、第6図は上記施工法に使用する治具を示す斜
視図、第7図、第8図は上記施工法の子端加工の状態を
示し第7図は上記治具に内張り材を取付けた状態を示す
斜視図、第8図は内張り材の先端部を示す部分断面図、
第9図、第1O図、第11図は各々上記施工法の本施工
を示す断面図、第12図、第13図は各々他の施工法を
示す断面図である。 l・・・・内張り材、2・・・・チューブ、3・・・・
鍔部、4・・・・外層フィルムチューブ、5・・・・樹
脂含浸層、6・・・・内層フィルムチューブ、8・・・
・補強!、9.11・・・・鍔、10・・・・支持板、
12・・・・突出部、13・・・・ヒータ、14・・・
・ケーブル、15・・・・連結具、16・・・・ロープ
、17・・・・帯状ベルト、18・・・・水膨張性ゴム
シート、20・・・・本管、22・・・・取付管、24
・・・・索引ロープ、25・・・・気!!−器、26・
・・・発光源、28.29・・・・合成樹脂管、30・
・・・そり、31・・・・昇降機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐溶剤性を有する合成樹脂からなる外層フィルムチ
    ューブと、該外層フィルムチューブの内面に接着され、
    ガラス繊維フェルト単体もしくはガラス繊維フェルトと
    ガラスマットの組合わせ又はガラス繊維フェルトとアク
    リルニトリルフェルトの組合わせからなる繊維をパンチ
    ングして一体化し、かつ近紫外線を吸収する光開始剤を
    含有した紫外線硬化型不飽和ポリエステル樹脂を含浸し
    た樹脂含浸層と、該樹脂含浸層の内面に接着され光透過
    性が良い内層フィルムチューブからなり、一端部に鍔を
    有することを特徴とする枝管用内張り材。 2、発熱体が埋設され枝管外径より大きな外径の鍔を有
    する中質又は硬質の円形ゴム板からなり、中央上面に上
    記枝管用内張り材の鍔内面を嵌合する突出部を有し、上
    面中央部に連結具を有する支持板からなる治具を用いた
    枝管用内張り材の施工方法であって、 紫外線波長領域より離れた波長の光を出射する光源のも
    とで、 (1)、上記支持板の連結具に滑動自在に取付けたロー
    プとロープに連結された帯状ベルトとを内張り材内を貫
    通させてから支持板の鍔上面と内張り材の鍔下面をゴム
    系接着剤で接着し、 (2)、接着した内張り材の鍔上面に円板状の水膨張性
    ゴムシートを接着し、 (3)、内張り材全体を遮光チューブ内に保管する予備
    加工を行ない、上記予備加工後、(4)、遮光チューブ
    内から内張り材を取出しつつ本管側から内張り材を挿入
    して枝管に導入して内張り材の鍔上面の水膨張性ゴムシ
    ートを枝管の継手部に当て、 (5)、枝管内を貫通した内張り材の先端を密封し、内
    張り材内に加圧流体を供給して内張り材を枝管に密着さ
    せ、 (6)、上記ロープに所定間隔置いて複数の発光源を取
    付け、帯状ベルトを引き出しながら発光源を内張り材内
    に設置し、 7、発光源から紫外線を出射して内張り材を硬化させ、 8、内張り材の硬化後上記支持板のヒータに通電するこ
    とにより、支持板と内張り材の鍔の間のゴム系接着剤を
    軟化させて内張り材から支持板を剥離し支持板を本管か
    ら取出す、工程の本加工を行なうことを特徴とする枝管
    用内張り材の施工方法。
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