JPH0264221A - 2サイクル内燃機関 - Google Patents
2サイクル内燃機関Info
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- JPH0264221A JPH0264221A JP21494288A JP21494288A JPH0264221A JP H0264221 A JPH0264221 A JP H0264221A JP 21494288 A JP21494288 A JP 21494288A JP 21494288 A JP21494288 A JP 21494288A JP H0264221 A JPH0264221 A JP H0264221A
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- Japan
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- valve
- air supply
- exhaust
- supply valve
- exhaust valve
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Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 45
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 14
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 11
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 241000254158 Lampyridae Species 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000013517 stratification Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は2サイクル内燃機関に関する。
給気弁および排気弁を具備し、給気弁の全開弁期間に亘
って排気弁側の給気弁周縁部と弁座間の開口を閉鎖する
マスク壁をシリンダヘッド内壁面上に形成した2サイク
ル内燃機関、)<本出願人により既に提案されている(
特願昭63−102659号参照)。
って排気弁側の給気弁周縁部と弁座間の開口を閉鎖する
マスク壁をシリンダヘッド内壁面上に形成した2サイク
ル内燃機関、)<本出願人により既に提案されている(
特願昭63−102659号参照)。
この2サイクル内燃機関では給気弁に対してマスク壁を
設けることによ゛って給気ポートから供給される新気が
排気ボート内に吹き抜けることがなく、大部分の新気は
マスク壁と反対側の給気弁開口から燃焼室内に流入して
燃焼室内をループ状に流れ、斯くして良好な掃気作用を
確保することができる。
設けることによ゛って給気ポートから供給される新気が
排気ボート内に吹き抜けることがなく、大部分の新気は
マスク壁と反対側の給気弁開口から燃焼室内に流入して
燃焼室内をループ状に流れ、斯くして良好な掃気作用を
確保することができる。
ところでバルブスプリングにより閉弁方向に付勢された
給気弁および排気弁をカムシャフトにより駆動するよう
にした内燃機関では機関回転数が高(なるにつれて給排
気弁がカムから離れやすくなり、これを防止するために
はバルブスプリングのばね荷重を大きく設定する必要が
ある。即ち、機関の最高回転数が高くなるほどバルブス
プリングのばね荷重を大きくしなければならない。また
、給排気弁の重量が増大するほどバルブスプリングのば
ね荷重を大きくしなければならない。しかしながらバル
ブスプリングの耐久性からみてバルブスプリングのばね
荷重には限度があり、従って給排気弁の重量が増大する
ほど機関の最高回転数、即ち許容回転数を低く設定せざ
るを得なくなる。
給気弁および排気弁をカムシャフトにより駆動するよう
にした内燃機関では機関回転数が高(なるにつれて給排
気弁がカムから離れやすくなり、これを防止するために
はバルブスプリングのばね荷重を大きく設定する必要が
ある。即ち、機関の最高回転数が高くなるほどバルブス
プリングのばね荷重を大きくしなければならない。また
、給排気弁の重量が増大するほどバルブスプリングのば
ね荷重を大きくしなければならない。しかしながらバル
ブスプリングの耐久性からみてバルブスプリングのばね
荷重には限度があり、従って給排気弁の重量が増大する
ほど機関の最高回転数、即ち許容回転数を低く設定せざ
るを得なくなる。
この場合、給気弁と排気弁の重量が異なると重量が重い
方の弁によってj許容回転数が決まってくる。
方の弁によってj許容回転数が決まってくる。
シリンダヘッド内壁面上における給気弁および排気弁に
対する取付はスペースには限度があり、従って一方の弁
の弁径を大きくすれば他方の弁の弁径を小さくせざるを
得ない。この場合、重量の重い弁径の大きな、弁によっ
て許容回転数が決まってくるから許容回転数を最大とす
るには給気弁と排気弁の弁径、即ち重量を実質的に同一
とすることが必要となる。しかしながら上述の2サイク
ル内燃機関では給気弁の弁径が排気弁の弁径よりも大き
く、即ち給気弁の重量が排気弁の重量よりも重く、・斯
くして機関の許容回転数が低くなるために機関回転数を
高くできないという問題がある。
対する取付はスペースには限度があり、従って一方の弁
の弁径を大きくすれば他方の弁の弁径を小さくせざるを
得ない。この場合、重量の重い弁径の大きな、弁によっ
て許容回転数が決まってくるから許容回転数を最大とす
るには給気弁と排気弁の弁径、即ち重量を実質的に同一
とすることが必要となる。しかしながら上述の2サイク
ル内燃機関では給気弁の弁径が排気弁の弁径よりも大き
く、即ち給気弁の重量が排気弁の重量よりも重く、・斯
くして機関の許容回転数が低くなるために機関回転数を
高くできないという問題がある。
また、2サイクル内燃機関において残留既燃ガスの量を
減少させるためには排気弁が開弁じたときに強力なブロ
ーダウンを生じさせることが必要であり、強力なブロー
ダウンを生じさせるためには排気弁の弁径を大きくしな
ければならない。しかしながら上述の2サイクル内燃機
関では排気弁の弁径が給気弁の弁径よりも小さいために
強力なブローダウンを生じさせるのは困難であり、従っ
て良好な掃気作用が得られないという問題がある。
減少させるためには排気弁が開弁じたときに強力なブロ
ーダウンを生じさせることが必要であり、強力なブロー
ダウンを生じさせるためには排気弁の弁径を大きくしな
ければならない。しかしながら上述の2サイクル内燃機
関では排気弁の弁径が給気弁の弁径よりも小さいために
強力なブローダウンを生じさせるのは困難であり、従っ
て良好な掃気作用が得られないという問題がある。
上記問題点を解決するために本発明によれば給気弁およ
び排気弁を具備した2サイクル内燃機関において、給気
弁の全開弁期間に亘って排気弁側の給気弁周縁部と弁座
間の開口を閉鎖するマスク手段を設け、給気弁および排
気弁の寸法および形状を実質的に同一としている。
び排気弁を具備した2サイクル内燃機関において、給気
弁の全開弁期間に亘って排気弁側の給気弁周縁部と弁座
間の開口を閉鎖するマスク手段を設け、給気弁および排
気弁の寸法および形状を実質的に同一としている。
給気弁および排気弁の寸法および形状を実質的に同一と
することによって給気弁および排気弁の重量が実質的に
等しくなり、斯くして機関の許容回転数が高くなる。ま
た、給気弁および排気弁の寸法および形状を実質的に同
一とすることにより排気弁の弁径を大きくすることがで
き、斯くして強力なブローダウンが得られる。
することによって給気弁および排気弁の重量が実質的に
等しくなり、斯くして機関の許容回転数が高くなる。ま
た、給気弁および排気弁の寸法および形状を実質的に同
一とすることにより排気弁の弁径を大きくすることがで
き、斯くして強力なブローダウンが得られる。
第1図および第2図を参照すると、1はシリンダブロッ
ク、2はシリンダブロックl内で往復動するピストン、
3はシリンダブロックl上に固定されたシリンダヘッド
、4はシリンダへソド3の内壁面3aとピストン2の頂
面間に形成された燃焼室を夫々示す。シリンダヘッド内
壁面3a−ヒには一対の凹溝5.a、5bが、形成され
、凹溝5aは全体的にみて凹溝5bよりも深く形成され
ている。
ク、2はシリンダブロックl内で往復動するピストン、
3はシリンダブロックl上に固定されたシリンダヘッド
、4はシリンダへソド3の内壁面3aとピストン2の頂
面間に形成された燃焼室を夫々示す。シリンダヘッド内
壁面3a−ヒには一対の凹溝5.a、5bが、形成され
、凹溝5aは全体的にみて凹溝5bよりも深く形成され
ている。
凹溝5aの底壁面をなすシリンダヘッド内壁面部分3b
上には一対の給気弁6が配置され、凹溝5bの底壁面を
なすシリンダヘッド内壁面部分3c上には一対の排気弁
7が配置される。これら給気弁6および排気弁7は図示
しないカムによって駆動される。シリンダヘッド内壁面
部分3bの傾斜角とシリンダヘッド内壁面部分3Cの傾
斜角は等しく、従って給気弁6の弁軸の傾斜角と排気弁
7の弁軸の傾斜角も等しくなっている。また、各給気弁
6および各排気弁7の寸法および形状は実質的に等しく
、従って各給気弁6および各排気弁7の重量および弁径
は実質的に等しくなっている。また、第2図かられかる
ように各給気弁6および各排気弁7はシリンダ軸線に関
し互いに90度の角度間隔を隔てて点対称に配置されて
いる。
上には一対の給気弁6が配置され、凹溝5bの底壁面を
なすシリンダヘッド内壁面部分3c上には一対の排気弁
7が配置される。これら給気弁6および排気弁7は図示
しないカムによって駆動される。シリンダヘッド内壁面
部分3bの傾斜角とシリンダヘッド内壁面部分3Cの傾
斜角は等しく、従って給気弁6の弁軸の傾斜角と排気弁
7の弁軸の傾斜角も等しくなっている。また、各給気弁
6および各排気弁7の寸法および形状は実質的に等しく
、従って各給気弁6および各排気弁7の重量および弁径
は実質的に等しくなっている。また、第2図かられかる
ように各給気弁6および各排気弁7はシリンダ軸線に関
し互いに90度の角度間隔を隔てて点対称に配置されて
いる。
シリンダヘッド内壁面部分3bとシリンダヘッド内壁面
部分3Cは凹溝5aの周壁8を介して互いに接続されて
いる。この凹溝周壁8は給気弁6の周縁部に極めて近接
配置されかつ給気弁6の周縁部に沿って円弧状に延びる
一対のマスク壁8aと、給気弁6間に位置する新気ガイ
ド壁8bとにより構成される。更に、シリンダヘッド内
壁面3a上には給気弁6の周縁部からシリンダヘッド内
壁面3aの周縁部まで延びる一対の新気ガイド壁8Cが
形成され、これら新気ガイド壁8Cはシリンダヘッド内
壁面部分3bからシリンダヘッド底壁面部分3dまで延
びている。各マスク壁8aは対応する新気ガイド壁8C
に接続される。各マスク壁8aは第1図においてIi線
で示す最大リフト位置にある給気弁6の最大外径部より
も下方まで燃焼室4に向けて延びており、従って排気弁
7側に位置する給気弁6周縁部と弁座9間の開口は給気
弁6の開弁期間全体に亙ってマスク壁8aにより閉鎖さ
れることになる。また、各新気ガイド壁13b、8cは
ほぼ同一平面内に位置しており、更にこれらの新気ガイ
ド壁8b、8cは両給気弁6の中心を結ぶ線に対してほ
ぼ平行に延びている。
部分3Cは凹溝5aの周壁8を介して互いに接続されて
いる。この凹溝周壁8は給気弁6の周縁部に極めて近接
配置されかつ給気弁6の周縁部に沿って円弧状に延びる
一対のマスク壁8aと、給気弁6間に位置する新気ガイ
ド壁8bとにより構成される。更に、シリンダヘッド内
壁面3a上には給気弁6の周縁部からシリンダヘッド内
壁面3aの周縁部まで延びる一対の新気ガイド壁8Cが
形成され、これら新気ガイド壁8Cはシリンダヘッド内
壁面部分3bからシリンダヘッド底壁面部分3dまで延
びている。各マスク壁8aは対応する新気ガイド壁8C
に接続される。各マスク壁8aは第1図においてIi線
で示す最大リフト位置にある給気弁6の最大外径部より
も下方まで燃焼室4に向けて延びており、従って排気弁
7側に位置する給気弁6周縁部と弁座9間の開口は給気
弁6の開弁期間全体に亙ってマスク壁8aにより閉鎖さ
れることになる。また、各新気ガイド壁13b、8cは
ほぼ同一平面内に位置しており、更にこれらの新気ガイ
ド壁8b、8cは両給気弁6の中心を結ぶ線に対してほ
ぼ平行に延びている。
点火栓lOはシリンダヘッド内壁面3aの中心に位置す
るようにシリンダヘッド内壁内部分3C上に配置されて
いる。一方、排気弁7に対しては排気弁7と弁座11間
の開口を覆うマスク壁が設けられておらず、従って、排
気弁7が開弁すると排気弁7と弁座11間に形成される
開口はその全体が燃焼室4内に開口することになる。
るようにシリンダヘッド内壁内部分3C上に配置されて
いる。一方、排気弁7に対しては排気弁7と弁座11間
の開口を覆うマスク壁が設けられておらず、従って、排
気弁7が開弁すると排気弁7と弁座11間に形成される
開口はその全体が燃焼室4内に開口することになる。
シリンダヘッド3内には給気弁6に対して給気ボート1
2が形成され、排気弁7に対して排気ポート13が形成
される。各給気ボート12は例えば機関によって駆動さ
れる機械式過給機(図示せず)を介してエアクリーナ(
図示せず)に連結されている。各給気ボー)12内又は
燃焼室4内には燃料噴射弁(図示せず)が配置され、こ
の燃料噴射弁から給気ボート12内又は燃焼室4内に燃
料が噴射される。
2が形成され、排気弁7に対して排気ポート13が形成
される。各給気ボート12は例えば機関によって駆動さ
れる機械式過給機(図示せず)を介してエアクリーナ(
図示せず)に連結されている。各給気ボー)12内又は
燃焼室4内には燃料噴射弁(図示せず)が配置され、こ
の燃料噴射弁から給気ボート12内又は燃焼室4内に燃
料が噴射される。
第3図は給気弁6および排気弁7の開弁期間の一例を示
している。第3図に示す例においては給気弁6よりも排
気弁7が先に開弁し、給気弁6よりも排気弁7が先に閉
弁する。また、給気弁6の弁リフト曲線は排気弁7の弁
リフト曲線と実質的に等しく、従って給気弁6と排気弁
7の最大リフト量は実質的に等しい。
している。第3図に示す例においては給気弁6よりも排
気弁7が先に開弁し、給気弁6よりも排気弁7が先に閉
弁する。また、給気弁6の弁リフト曲線は排気弁7の弁
リフト曲線と実質的に等しく、従って給気弁6と排気弁
7の最大リフト量は実質的に等しい。
第4図は給気弁6および排気弁7の弁リフトおよび排気
ポート13内の圧力変化P+ 、PzQ+ 、Qt
を示している。これらの圧力変化P1゜PK 、Q+
、Qzについては後述する。
ポート13内の圧力変化P+ 、PzQ+ 、Qt
を示している。これらの圧力変化P1゜PK 、Q+
、Qzについては後述する。
次に第5図および第6図を参照して掃気作用および成層
化作用について説明する。第5図は低負荷運転時を示し
ており、第6図は高負荷運転時を示している。また、第
5図(A)および第6図(A)は給気弁6が開弁した直
後を示しており、第5図(I3)および第6図(B)は
ピストン2がほぼ不死点にあるときを示している。
化作用について説明する。第5図は低負荷運転時を示し
ており、第6図は高負荷運転時を示している。また、第
5図(A)および第6図(A)は給気弁6が開弁した直
後を示しており、第5図(I3)および第6図(B)は
ピストン2がほぼ不死点にあるときを示している。
まず初めに第5図を参照して機関低負荷運転時について
説明する。
説明する。
ピストン2が下降して排気弁7が開弁すると燃焼室4内
の高圧既燃ガスが排気ポート13内に急激に即ち、ブロ
ーダウンを生じ、その結果第4図においてP、で示すよ
うに排気ポート13内の圧力は一時的に正圧となる。こ
の正圧P、は排気通路内を下流に向けて伝播し、各気筒
の排気通路の集合部において反射し、今後は負圧となっ
て再び排気ポート13内に伝播してくる。従って給気弁
6が開弁すると第4図においてP2で示されるように排
気ポート13内には負圧が発生する。ごの負圧の発生す
る時期は排気通路の長さに依存している。Ia関低負荷
運転時は燃焼圧が低く、従って排気ポート13内に発生
する正圧PI、負圧P2は比較的小さい。
の高圧既燃ガスが排気ポート13内に急激に即ち、ブロ
ーダウンを生じ、その結果第4図においてP、で示すよ
うに排気ポート13内の圧力は一時的に正圧となる。こ
の正圧P、は排気通路内を下流に向けて伝播し、各気筒
の排気通路の集合部において反射し、今後は負圧となっ
て再び排気ポート13内に伝播してくる。従って給気弁
6が開弁すると第4図においてP2で示されるように排
気ポート13内には負圧が発生する。ごの負圧の発生す
る時期は排気通路の長さに依存している。Ia関低負荷
運転時は燃焼圧が低く、従って排気ポート13内に発生
する正圧PI、負圧P2は比較的小さい。
給気ボート12内に燃料噴射するようにした場合には給
気弁6が開弁すると給気ボート12から燃焼室4内に燃
料を含んだ新気が流入するが給気弁6の開口に対してマ
スク壁8aが設けられているために新気および燃料は主
にマスク壁8aと反対側の給気弁6の開口部から燃焼室
4内に流入する。一方、給気弁6が開弁すると第4図に
おいてP2で示されるように排気ポート13内には負圧
が発生するので燃焼室4の上方部の既燃ガスがこの負圧
によって排気ポート13内に吸い出される、この既燃ガ
スの移動によって新気および燃料は第5図(A)におい
て矢印R1で示すように排気弁7に向けて引っばられ、
斯くして燃料が点火栓10(第2図)の周りに導びかれ
る。次いで第5図(B)に示すようにピストン2が下降
すると燃料を含んだ新気はRiで示されるように、給気
弁6下方のシリンダ内壁面に沿って下方に向かう。
気弁6が開弁すると給気ボート12から燃焼室4内に燃
料を含んだ新気が流入するが給気弁6の開口に対してマ
スク壁8aが設けられているために新気および燃料は主
にマスク壁8aと反対側の給気弁6の開口部から燃焼室
4内に流入する。一方、給気弁6が開弁すると第4図に
おいてP2で示されるように排気ポート13内には負圧
が発生するので燃焼室4の上方部の既燃ガスがこの負圧
によって排気ポート13内に吸い出される、この既燃ガ
スの移動によって新気および燃料は第5図(A)におい
て矢印R1で示すように排気弁7に向けて引っばられ、
斯くして燃料が点火栓10(第2図)の周りに導びかれ
る。次いで第5図(B)に示すようにピストン2が下降
すると燃料を含んだ新気はRiで示されるように、給気
弁6下方のシリンダ内壁面に沿って下方に向かう。
しかしながら機関低負荷運転時は燃焼室4内に流入する
新気量が少なくしかも流入速度が遅いために新気はピス
トン2の頂面まで達せず、燃焼室4の上方部に滞留して
いる。従ってピストン2が上昇すると燃焼室4の上方部
には混合気が集まり、燃焼室4の下方部には残留既燃ガ
スが集まるために燃焼室4内は成層化されることになる
。斯くして混合気が点火栓10によって確実に着火せし
められることになる。
新気量が少なくしかも流入速度が遅いために新気はピス
トン2の頂面まで達せず、燃焼室4の上方部に滞留して
いる。従ってピストン2が上昇すると燃焼室4の上方部
には混合気が集まり、燃焼室4の下方部には残留既燃ガ
スが集まるために燃焼室4内は成層化されることになる
。斯くして混合気が点火栓10によって確実に着火せし
められることになる。
一方、機関高負荷運転時には燃焼圧が高くなるために第
4図において01で示されるように排気ポート13内に
発生する正圧が高くなり、またこの正圧Q1の反射波で
ある負圧Q:も大きくなる。
4図において01で示されるように排気ポート13内に
発生する正圧が高くなり、またこの正圧Q1の反射波で
ある負圧Q:も大きくなる。
また、負圧Q、のピークは負圧P、のピークよりも若干
遅れて発生する。
遅れて発生する。
機関高負荷運転時には燃焼室4内に流入する新気の量が
多く、しかも流入速度が速くなる。従って給気弁6が開
弁すると多量の新気が高速度で燃焼室4内に流入する0
次いで排気ポート13内に発生する負圧Q、によって燃
焼室4の上方部の既燃ガスが排気ポート13内に吸い出
されると第6図(A)において矢印S+、Stで示され
るように新気は燃焼室4の中心部の方に向きを変える。
多く、しかも流入速度が速くなる。従って給気弁6が開
弁すると多量の新気が高速度で燃焼室4内に流入する0
次いで排気ポート13内に発生する負圧Q、によって燃
焼室4の上方部の既燃ガスが排気ポート13内に吸い出
されると第6図(A)において矢印S+、Stで示され
るように新気は燃焼室4の中心部の方に向きを変える。
次いで更にピストン2が下降すると第6図(B)におい
て52で示されるように新気は給気弁6下方のシリンダ
内壁面に沿って下方に向かい、ピストン2の頂面に達す
る。従って燃焼室4内の既燃ガスは第6図(B)におい
て矢印Tで示すように新気により徐々に追いやられて排
気ポー1−13内に排出され、斯くして燃焼室4内では
ループ掃気が行なわれることになる。
て52で示されるように新気は給気弁6下方のシリンダ
内壁面に沿って下方に向かい、ピストン2の頂面に達す
る。従って燃焼室4内の既燃ガスは第6図(B)におい
て矢印Tで示すように新気により徐々に追いやられて排
気ポー1−13内に排出され、斯くして燃焼室4内では
ループ掃気が行なわれることになる。
また、第1図および第2図に示す実施例では各新気ガイ
ド壁9b、gcが設けられているために各給気ポート1
2から供給された新気の一部は第6図(B)の矢印S4
で示されるように各新気ガイド壁8b、8cにより案内
されてピストン2の頂面近傍に達し、従ってこの新気流
S4によっても燃焼室4内の掃気が行なわれる。
ド壁9b、gcが設けられているために各給気ポート1
2から供給された新気の一部は第6図(B)の矢印S4
で示されるように各新気ガイド壁8b、8cにより案内
されてピストン2の頂面近傍に達し、従ってこの新気流
S4によっても燃焼室4内の掃気が行なわれる。
第7図および第8図に別の実施例を示す。なお°、この
実施例において第1図および第2図と同様の構成要素は
同一の符号で示す。
実施例において第1図および第2図と同様の構成要素は
同一の符号で示す。
第7図および第8図を参照するとこの実施例においても
各給気弁6および各排気弁7の寸法および形状は実質的
に等しく、従って各給気弁6および各排気弁7の重量お
よび弁径は実質的に等しく形成されている。一方、この
実施例では第1図および第2図に示すようなマスク壁8
aは設けられておらず、このマスク壁8aに代えて各給
気弁6のかさ部背面上には排気弁7例の周縁部に沿って
円弧状に延びるシュラウド2oが取付けられ、このシュ
ラウド20によって排気弁7側に位置する給気弁6周縁
部と弁座9間の開口は給気弁6の全開弁期間に亘って閉
鎖される。従って給気弁6が開弁すると第9図において
矢印Uで示されるように新気がシュラウド20と反対側
の給気弁6の開口から燃焼室4内に流入し、斯くして良
好なループ掃気が行なわれる。
各給気弁6および各排気弁7の寸法および形状は実質的
に等しく、従って各給気弁6および各排気弁7の重量お
よび弁径は実質的に等しく形成されている。一方、この
実施例では第1図および第2図に示すようなマスク壁8
aは設けられておらず、このマスク壁8aに代えて各給
気弁6のかさ部背面上には排気弁7例の周縁部に沿って
円弧状に延びるシュラウド2oが取付けられ、このシュ
ラウド20によって排気弁7側に位置する給気弁6周縁
部と弁座9間の開口は給気弁6の全開弁期間に亘って閉
鎖される。従って給気弁6が開弁すると第9図において
矢印Uで示されるように新気がシュラウド20と反対側
の給気弁6の開口から燃焼室4内に流入し、斯くして良
好なループ掃気が行なわれる。
上述したようにいずれの実施例においても各給気弁6お
よび各排気弁7の重量は実質的に等しく形成されている
。従って機関の許容回転数が高くなるので機関の最高回
転数を高くすることができる。また、いずれの実施例に
おいても各給気弁6および各排気弁7の弁径は実質的に
等しく形成されている。即ち、云い換えると排気弁7の
弁径が大きく形成されている。その結果、排気弁7が開
弁したときの排気弁7の開口面禎が大きくなるために燃
焼室4内の既燃ガスが容易に排気ポート13内に流出し
、斯くして強力なブローダウンが得られる、その結果、
燃焼室4内の既燃ガス螢が少なくなると共に燃焼室4内
の圧力が急激に低下するために新気が燃焼室4内に流入
しやすくなり、斯くして掃気効率を高めることができる
。
よび各排気弁7の重量は実質的に等しく形成されている
。従って機関の許容回転数が高くなるので機関の最高回
転数を高くすることができる。また、いずれの実施例に
おいても各給気弁6および各排気弁7の弁径は実質的に
等しく形成されている。即ち、云い換えると排気弁7の
弁径が大きく形成されている。その結果、排気弁7が開
弁したときの排気弁7の開口面禎が大きくなるために燃
焼室4内の既燃ガスが容易に排気ポート13内に流出し
、斯くして強力なブローダウンが得られる、その結果、
燃焼室4内の既燃ガス螢が少なくなると共に燃焼室4内
の圧力が急激に低下するために新気が燃焼室4内に流入
しやすくなり、斯くして掃気効率を高めることができる
。
なお、これまで本発明を2サイクルガソリン機関に適用
した場合について説明してきたが本発明を2サイクルデ
イ一ゼル機関に適用することもできる。
した場合について説明してきたが本発明を2サイクルデ
イ一ゼル機関に適用することもできる。
機関の最高回転数を高くすることができるので機関出力
を高めることができると共に良好な掃気作用を確保でき
るので更に機関出力を高めることができる。
を高めることができると共に良好な掃気作用を確保でき
るので更に機関出力を高めることができる。
第1図は2サイクル内燃機関の側面断面図、第2図はシ
リンダヘッド内壁面を示す図、第3図は給排気弁の開弁
期間を示す線図、第4図は給排気弁の弁リフトおよび排
気ボート内の圧力変化を示す図、第5図は低負荷運転時
の作動を説明するための図、第6図は高負荷運転時の作
動を説明するための図、第7図は別の実施例を示す2サ
イクル内燃機関の側面断面図、第8図は第7図のシリン
ダヘッド内壁面を示す図、第9図は作動を説明するため
の図である。 3・・・シリンダヘッド、 4・・・燃焼室、6・・
・給気弁、 7・・・排気弁、8a・・・マス
ク壁、 3b、3c・・・新気ガイド壁、 12・・・給気ボート、 20・・・シュラウド。 第 図 第 図 12・・・給気ボート (A) (A) (B) 第7 図
リンダヘッド内壁面を示す図、第3図は給排気弁の開弁
期間を示す線図、第4図は給排気弁の弁リフトおよび排
気ボート内の圧力変化を示す図、第5図は低負荷運転時
の作動を説明するための図、第6図は高負荷運転時の作
動を説明するための図、第7図は別の実施例を示す2サ
イクル内燃機関の側面断面図、第8図は第7図のシリン
ダヘッド内壁面を示す図、第9図は作動を説明するため
の図である。 3・・・シリンダヘッド、 4・・・燃焼室、6・・
・給気弁、 7・・・排気弁、8a・・・マス
ク壁、 3b、3c・・・新気ガイド壁、 12・・・給気ボート、 20・・・シュラウド。 第 図 第 図 12・・・給気ボート (A) (A) (B) 第7 図
Claims (1)
- 給気弁および排気弁を具備した2サイクル内燃機関にお
いて、給気弁の全開弁期間に亘って排気弁側の給気弁周
縁部と弁座間の開口を閉鎖するマスク手段を設け、給気
弁および排気弁の寸法および形状を実質的に同一とした
2サイクル内燃機関。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21494288A JPH0264221A (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 2サイクル内燃機関 |
US07/391,786 US4945867A (en) | 1988-08-12 | 1989-08-09 | Two-stroke engine |
DE3926631A DE3926631C2 (de) | 1988-08-12 | 1989-08-11 | Zweitaktmotor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21494288A JPH0264221A (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 2サイクル内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0264221A true JPH0264221A (ja) | 1990-03-05 |
Family
ID=16664120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21494288A Pending JPH0264221A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-31 | 2サイクル内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0264221A (ja) |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP21494288A patent/JPH0264221A/ja active Pending
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