JPH0258492A - 複合カラーテレビジョン信号の動き情報の検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複合カラーテレビジョン信号における動き情報
の検出方法に関する。

〔従来の技術〕

複合カラーテレビジョン信号を高画質で受信するＩＤＴ
Ｖ（インブルーブト　デフイニションテイヴイー：　Ｉ
ｍｐｒｏｖｅｄ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　Ｔ　Ｖ　）な
どでは、静止画像、動画像に対して輝度信号Ｙ２色信号
Ｃの分離モードを変化させる、いわゆる、動き適応のＹ
Ｃ分離信号処理により、漏話成分の少ない分離特性を実
現している。

上記、動き適応の信号処理を行なうためには動きの情報
が必要になる。そこで、複合カラーテレビジョン信号よ
り動きの情報を検出するノブ法として、例えば、２フレ
ーム間の差分信号、１フレーム間の差分信号の低周波成
分を使用することが知られている。

〔発明が解決しようとする課題］ 上記従来技術は９時間周波数成分が１５Ｈｚ近傍の動き
の検出に対する配慮がされておらず、この種の動きに対
しては、動画像であるのに誤って静止画像と判定するた
め、動き適応処理が誤動作し、これに伴なう画質劣化が
発生するといった問題があった。

本発明の目的は、上記、時間周波数成分が１５Ｈｚ近傍
の動きに対しても動きの情報が検出可能となるような、
複合カラーテレビジョン信号の動き検出方法を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、複合カラーテレビジョン信
号の１フレーム間の差分信号に対して。

ライン間櫛型フィルタにより抽出した色信号成分が小さ
い場合には、差分信号の低周波成分のみならず高周波成
分も動きの情報として使用する動き検出方法により１時
間周波数１５　Ｈｚ近傍の動きに対する検出精度を向上
したものである。

〔作用〕

Ｎ　’ＦＳ　ＣＪｊ式の複合カラーテレビジョン信号に
おいては１色信号Ｃは、ライン毎、フレーム毎に位相反
転した関係で輝度信号Ｙに重畳されている。

このため、水平、垂直２時間の３次元周波数領域では、
その信号スペクトルは第２図に示すような特性を有する
。同図において、μ、シ、ｆはそれぞれ水平周波数（Ｈ
ｚ）、垂直周波数（ｃｐｈ）＋時間周波数（Ｈｚ）に対
応する。

一方、複合カラーテレビジョン信号の２フレーム間の差
分信号、あるいは１フレーム間の差分信号の低周波成分
などを利用した従来技術の動き検出方法は、３次元周波
数領域において、第３図に示す斜線領域を動きの情報と
して検出している。

ここで、同図（ａ）、（ｂ）は２フレーム間の差分信号
、同図（Ｃ）、（ｄ）は１フレーム間の低周波成分を示
す。

このため、輝度信号の高周波成分（例えばμ〉２ＭＨｚ
）がＬ　５Ｈ２近傍の時間周波数で動いた場合には、従
来技術では動きの情報を検出することが不可能になる。

さて、従来技術において、ａき情報の検出に１フレーム
間の差分信号の低周波成分を使用するのは、この高周波
成分には輝度信号の動き情報とともに色信号Ｃの成分も
含まれているためである。

したがって、この高周波成分において、色信号Ｃの成分
がない場合には、この信号は輝度信号の動き情報に対応
することになり、動きの検出に利用す、ることができる
。

さて、色信号Ｃの成分の有無は、例えば第４図に示すよ
うな特性のライン間櫛型フィルタによって検出可能であ
る。

そこで１色信号Ｃの成分が検出されない、あるいはその
成分が比較的小さい場合には、１フレーム間の差分信号
の高周波成分も動き情報の検出に使用することができ、
動きに対する検出精度を向上させ、動き情報の検出もれ
などの誤動作の低減を図ることができる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図により説明する。

１フレーム遅延回路１により、１フレーム相当遅延させ
た複合カラーテレビジョン信号ａ、および、複合カラー
テレビジョン信号すに対し、減算回路２では両者の差分
を取り、１フレーム間の差分信号Ｃを生成する。この差
分信号Ｃの一方は、ＬＰＦ回路３により、例えばμ＜　
２　Ｍ　Ｈｚの低周波成分の信号ｄを抽出するつ他の一
方は、遅延口シにより遅延調整した差分信号ｅを構成す
る。

一方、複合カラーテレビジョン信号より、ライン櫛型フ
ィルタ６では１例えば第４図に示した特性で色信号成分
を抽出する。この抽出した色信号成分のレベルを、レベ
ル判定回路７で検出し、例えば、信号レベルが一Δ′ｒ
ｈ〜ΔＴｈの範囲内であれば色信号成分は無し、この範
囲を越えるものに対しては色信号成分が有りといった判
定を行なう。

選択回路４では、レベル判定回路７で色信号成分が有り
と判定された場合には、信号ｄ、すなわち、１フレーム
間の差分信号の低周波成分１色信号成分が無しと判定さ
れた場合には信号ｅ、すなわち、高周波成分も含めた１
フレーム間の差分４ｒｊ号を出力信号として選択する。

そして、この選択回路４の出力信号は、絶対値量子化回
路５で１例えば同図（ｂ）に示すような特性で絶対値量
子化した動き情報を発生する。

なお、レベル判定回路７では、複数画素間にわたる空間
的平滑化などの処理を行なうことにより、雑音等による
誤判定の影響をとり除くことが好ましい。

次に、第５図に１本発明を複合カラーテレビジョン信号
のＹＣ分離信号処理に適用した場合の一実施例を示す。

この実施例では１本発明による動き情報の検出、ならび
に、２フレーム間の差分信号による動き情報の検出を併
用した場合を示す。

複合カラーテレビジョン信号に対し、フレーム櫛型フィ
ルタ９ではフレーム間の演算により、静止画像に対応し
た色信号成分ＣＦを抽出する。−方、水平ＢＰＦ回路１
０．ライン櫛型フィルタ１１の組み合せにより、動画像
に対応した色信号成分Ｃｓを抽出する。この場合、エツ
ジ検出回路１２において、水平エツジ領域を検出し、選
択回路１３により水平エツジ部では水平１３　））　Ｆ
回路の信号成分を抽出するような制御を行なって、劣化
の少ない色４Ｂ号成分の抽出を実現する。

これらの抽出したＣｓ　＋　Ｃｓ信号は、加重回路２０
においてそれぞれ後述する動き情報係数ｋ。

１−にの加重を行ない、加算回路２１で両者を加２２に
より遅延調整された複合カラーテレビジョン信号より色
信号成分Ｃを減算回路２３で減算して、輝度信号成分Ｙ
を抽出する。

さて、動き情報の検出は、複合カラーテレビジョン信号
の１フレーム間、２フレーム間の差分信号より行なう。

１フレーム間差分による動き検出回路１４は、先の第１
図に示すような構成により。

動き情報の検出を行なう。一方、２フレーム間差分信号
検出回路１５では２フレーム間の差分信号を検出し、絶
対値量子化回路１６で絶対値量子化した動き情報を検出
する。

ＭＡＸ選択回路１７では両者のうちの最大のものを選択
し、多次元平滑化回路１８では、水平。

垂直の２次元空間、あるいはさらに時間を含む３次元空
間での平滑化を行なう。そして、動き情報係数に、１−
に決定回路１９では、平滑化させた動き情報に応じて、
完全静止のに＝１から、動きの大きな動画像のに＝０ま
での間の動き係数を決定する。

なお、本実施例により検出される動き情報は。

ＹＣ分離の信号処理以外にも１例えば、走査線補間によ
るインタレース走査から順次走査への変換などの信号処
理にも適用することが可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、動き情報の検出精度が向上できるので
、検出もれに伴なう画質劣化を低減する効果がある。

なお１本実施例では、複合カラーテレビジョン信号とし
てＮ　Ｔ　Ｓ　Ｃ方式テレビジョン信号を例に動作説明
を行なったが、本発明は、ＮＴＳＣＪ式テレビジョン信
号と両立性を有するＥＤＴＶ　（イクステンデド　テフ
イニション　テイーヴイー：Ｅｘｔｅｎｄｅｄ　Ｄｅｆ
ｉｎｉｔｉｏｎ　Ｔ　Ｖ）に対しても有効なことは明ら
かである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の動き情報検出の一実施例を示す回路
ブロック図と絶対値量子化回路の特性図、第２図は、Ｎ
ＴＳＣ複合カラーテレビジョン信号の３次元信号スペク
トル図、第３図は、従来方法による動き情報の検出領域
の説明図、第４図は。 ライン櫛型フィルタの特性の一例を示す特性図、第５図
は本発明をｙｃ分離信号処理に適用した一実施例の回路
ブロック図である。 １・・・１フレーム遅延回路、２・・・減算回路、３−
°。 ＬＰＦ回路、４・・・選択回路、５・・・絶対値量子化
回路、６・・・ライン櫛型フィルタ、７・・・レベル判
定回路、８・・・遅延回路、９・・・フレーム櫛型フィ
ルタ。 １０・・・水平ＢＰＦ、１１・・・ライン櫛型フィルタ
。 １２・・・エツジ検出回路、１３・・・選択回路、１４
・・・１フレーム間差分による動き検出回路、１−２・
・・２フレーム間差分信号検出回路、１６・・・絶対値
量子化回路、１７・・・ＭＡＸ選択回路、１８・・・多
次元平滑化回路、１９・・・動き情報係数に、１−に決
定回路、２ｏ・・・加重回路、２１・・・加算回路、２
２・・・遅延回路、２３・・・減算回路。 支己 ３１之Σ銘 ＋ｂ）ｋｅ＝交ボイ互１１子、化５０ア３、ハ１李奇′
ｊ主）タリ広　力４ｚ舌 ム ス　２　！ （ｄ） （ｂ） １１、Ｎ平置：、４表 ビン！ｉりａ、・布・科；１．’ｌＺ’邑 、ｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複合カラーテレビジョン信号の１フレーム間の差分
   信号、ならびに差分信号の低周波成分を抽出する手段、
   ライン櫛型フィルタにより色信号成分を抽出する手段を
   有し、上記色信号成分が小さい場合には１フレーム間の
   差分信号、色信号成分が大きい場合には１フレーム間の
   差分信号の低周波成分を動き情報の検出に使用すること
   を特徴とする複合カラーテレビジョン信号の動き情報の
   検出方法。