JPH0248251A - ワイパ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は車両等の窓ガラスを払拭するためのワイパ装置
に関するものである。

（従来の技術） 従来、車両の走行時において、車速の増加に伴ないワイ
パブレードに揚力が作用することから、この揚力によっ
てワイパブレードがガラス面から浮き上がるのを防止す
るため、ワイパブレードのガラス面に対する押圧力を車
速の増加等に応じて可変できるようにした、いわゆる押
圧力可変型のワイパ装置が提案されている。

このような従来の押圧力可変型のワイパ装置としては第
７図に示すようなものが知られている。

（特開昭５６−６０７５１＞アームヘッド１０１はワイ
パ軸１０３に軸着され、このワイパ軸１０３を中心にし
て回動される。またアームヘッド１０１には払拭部が装
着される。この払拭部を具体的に説明すると、アームヘ
ッド１０１には枢支軸１０５を介してワイパアーム１０
７が取り付けられ、このワイパアーム１０７には図示し
ないワイパブレードが装着されている。ワイパブレード
は窓ガラスのガラス表面に当接するゴム部材等で成る当
接部を有しており、アームヘッド１０１がワイパ軸１０
３を回動中心として所定の回転角度の範囲内で往復して
回動することにより、前記ゴム部材等で成る当接部がガ
ラス表面を払拭してガラス表面に付着した水滴等を除去
り゛る。

またアームヘッド１０１とワイパアーム１０７とで成る
ワイパ本体１０９の内部には前述した当接部のガラス表
面への押圧力を調整するための調整機構が組み込まれて
いる。具体的に説明すると、コイルスプリング１１１ａ
及び１１１ｂの一端がワイパアーム１０７に固定され、
コイルスプリング１１１ａの他端はＬ字形レバー１１３
ａに係着されるとともに、コイルスプリング１１１ｂの
他端はＬ字形レバー１１３ｂに係着されている。ギャー
ドモータ１２１を動作させて杆状部材１２３を右方向に
移動させると、この杆状部材１２３に固定されたロンド
がレバー軸１１５を中心として回転するＬ字形レバー１
１３ａと１１３ｂとをタイミングをずらせてそれぞれ反
時計方向に回転さぜる。し字形レバー１１３ａ　、１１
３ｂの回転によってコイルスプリング１ｌｌａ、ｌ１ｌ
ｂがタイミングをずらせてそれぞれ伸長される。このよ
うにコイルスプリング１１１ａ及び１１１ｂの張力を変
化させることにより前述した払拭部のガラス表面に対す
る押圧力を調整するようにしている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、第７図に示す従来例ではギャードモータ１２
１等の電気回路部に対して電源等を供給するための」−
ド１３１がアームヘッド１０１から引き出され、このコ
ード１３１は、クリップ１３３等を用いてアームヘッド
１０１の外周部に固定されている。従ってアームヘッド
１０１がワ。

イバ軸１０３を回動中心として所定の回転角度の範囲内
で往復して回動すると、この回動に伴ないコード１３１
がクリップ１３３の近傍で折れ曲がり悪条件の環接下で
の長年の使用によって、この竹 折れ曲がり部分に切損が生じるおそれがあった。

また、第８図に示すように他の従来例では前述したコー
ドを保護するためこのコードをビニール部材等で成るデ
ユープで被覆してハーネス１５１を形成するとともに、
このハーネス１５１をアームヘッド１０１の側面に対し
て垂直な方向に引き出してアームヘッド１０１の側面か
ら離れた位置でクリップ１５３を用いて固定するように
している。

しかしながら、第８図に示す従来例においても第７図と
同様な問題点があった。すなわち第８図（Ｂ）に示すよ
うにアームヘッド１０１が時計方向に回動したときには
ハーネス１５１がアームへラド１０１の近傍で極度に折
れ曲がり、この部分町 でハーネス１５１が切損するおそれがあった。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、アームヘッドが
ワイパ軸を回動中心に往復して回動したとしてもアーム
ヘッドから引き出されたコード等に余分な力を加えるこ
となく、コード等の切損を防止して信頼性の高いワイパ
装置を提供することを目的とする。

Ｕ発明の構成ｊ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明は、払拭部を装着したア
ームヘッドをワイパ軸を中心に回動させてガラス面の払
拭のを行うと共に当該アームヘッドに内蔵され、コード
体を介して供給される電源によって作動する調整手段を
用いて前記払拭部のガラス面への押圧力を調整し得るワ
イパ装置において、前記アームヘッドを軸着する軸着部
分近傍に前記回動円の接線方向に前記コード体を導出す
るための導出部を有する。

（作用） 本発明はアームヘッドがワイパ軸を中心に回動すると、
このアームヘッドに装着した払拭部がガラス表面の水滴
等を払拭する。またコード体を介して電源等をアームヘ
ッドに内蔵した調整手段へ供給しており、この調整手段
を動作さけて前記払拭部のガラス表面に対する押圧力を
調整することができる。またアームヘッドの軸着部分近
傍に前記コード体を導出するだめの導出部を設けており
、この導出部によってアームヘッドが軸着部を中心に円
弧を描いて回動する際の軌跡の接線方向に沿って、前記
コード体を導出する。従って、アームヘッドが回動して
もコード体へ余分な力が加わらず、コード体の洟損を防
止する。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説
明する。

まず第１図乃至第４図を参照して本発明に係るワイパ装
置の要部の構成を説明する。

アームヘッド１の軸着部１ａがワイパ軸３に軸着されて
おり、このワイパ軸３を回動中心こして所定の回転角度
の範囲内で往復して回動する。またアームヘッド１には
図示しない払拭部が装着されている。払拭部はワイパア
ーム及びこのワイパアームに取付けられたワイパブレー
ド等から形成されており、アームヘッド１が回動するこ
とによってゴム部材等で成るワイパブレードがガラス表
面を払拭してガラス表面に付着した水滴等を除去する。

アームヘッド１の内部には抵抗等の電気回路部が組み込
まれており、接続線等のコードを介して外部から電源等
が供給される。この電気回路部は調整手段を形成してお
り、コードを介して供給された電源によって動作し、前
述した払拭部のガラス面への押圧力を調整するようにな
っている。

前記コードを保護するため、このコードをごニール部材
等で成るフレキシブルなチューブで被覆してハーネス５
１を形成している。このハーネス５１は導出部４からア
ームヘッド１の外部へ導出される。導出部４は軸４部１
ａの外周の接線方向に向けて開口されており、この導出
部４の介在によって軸着部１ａの回動に伴なう軌跡の接
線方向に沿ってハーネス５１を導出する。

導出部４を更に詳細に説明すると、アームヘッド１には
表面及び裏面のそれぞれにカバー６．８が装着されてお
り、このカバー６．８の先端部をそれぞれガイド板５ａ
　、　８ａとして形成している。

このガイド板５ａ　、　８ａは円形状を有する軸着部１
ａの外周部に沿って延長して設けられており、アームヘ
ッド１の表面側及び裏面側へ前記ハーネス５１が移動す
るのを制約してハーネス５１の導出方向を一定の範囲内
に収めるようにしている。

また第１図に示すように先端が曲線状に形成された天井
板１０がガイド板６ａと８ａとのあいだに設けられてい
る。天井板１０と、この天井板１０の両側に位置するガ
イド板６ａ、８ａとで囲まれた形状の開口部が形成され
る。この天井板１０の先端の前記接線方向の長さはガイ
ド板６ａ　、　８ａより短く設定されてｄ３す、アーム
ヘッド１が反時計方向に回動する際にハーネス５１の引
っ掛かりを防止してハーネス５１を適切に案内する。

次に第５図を参照して導出部５の近傍の構成を説明する
。

導出部５から導出されたハーネス５１は、カウルカバー
１８にハーネス保持具５３により保持されている。

次に第６図を参照して作用を説明する。

第６図はアームヘッド１が反時計方向へ最大量回動した
場合を実線で示し、時計方向へ最大量回動じた場合を鎖
線で示している。アームヘッド１が反対時計方向へ最大
量回動した位置では軸着部１ａの外周部の接線方向に沿
って、すなわち円形状の軸着部１ａの外周部に沿ってハ
ーネス５１がガイドされる。この位置からアームヘッド
１が時計方向へ回動すると、軸着部１ａの回動に応じて
ハーネス５１が軸着部１ａの外周部に沿ってガイドされ
る。このときガイド板６ａ　、　８ａによってハーネス
５１の上下方向の移動量がアームヘッド１の表面側と裏
面側とのあいだで一定の範囲内に収めるようにしており
、ハーネス５１がカウルカバー１８に当接することがな
く、カウルカバー１８との接触によるハーネスの欠損を
防止できる。

点線で示すようにアームヘッド１が時計方向へ最大量回
動じた位置では、アームヘッド１の回動に伴ってあたか
もハーネス５１が軸７１部１ａの外周部に沿って巻き取
られた状態となり、ハーネス５１には余分な力が加わる
ことなくハーネス５１の湾曲部５１ａが左方向へ移動す
る。

またアームヘッド１が反時計方向へ回動する際には、天
井板１０の先端が曲線形状に形成されるとともに、天井
板１０の長さがガイド板６ａ、８ａより短く設定されて
いるため、ハーネス５１の引っ掛かりを防止してハーネ
ス５１を適切にガイドする。

以上の如くガイド板５ａ　、　８ａを軸着部１ａの外周
部に沿って設けたことから、ハーネス５１の上下方向の
移動量を一定の範囲内に収めることができ、適切にハー
ネス５１をガイドすることができる。

し発明の効果１ 以上説明してきたように本発明によれば、アームヘッド
の軸着部の回動に伴なう軌跡の接線方向に沿ってコード
体を導出するようにしたことから、は第２図の底面図、
第５図は導出部の近傍を示した・説明図、第６図は本発
明に係る実施例の作用を説明するための図、第７図及び
第８図は従来例を示した説明図である。

１・・・アームヘッド １ａ・・・軸着部 ３・・・ワイパ軸 ４・・・導出部 ６ａ、８ａ・・・ガイド板 ５１・・・ハーネス 代理人　弁理士　三　好　　保　男 性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明に係るワイパ装置の要部を示
した図であり、第１図は裏面側のカバーを除去して示し
た内部構成図、第２図はワイパー装置の正面図、第３図
は第２図の背面図、第４図第１図 第３図 第２面 ＷＣ４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）払拭部を装着したアームヘッドをワイパ軸を中心
   に回動させてガラス面の払拭を行うと共に、当該アーム
   ヘッドに内蔵され、コード体を介して供給される電源に
   よつて作動する調整手段を用いて前記払拭部のガラス面
   への押圧力を調整し得るワイパ装置において、 前記アームヘッドを軸着する軸着部分近傍に前記回動円
   の接線方向に前記コード体を導出するための導出部を有
   することを特徴とするワイパ装置。
2. （２）前記導出部は前記導出方向の振れ量を制約しつつ
   前記コード体を案内するための案内部を有することを特
   徴とする請求項１に記載のワイパ装置。