JPH0237912A - チタン及びチタン基合金パイプの引抜き加工方法 - Google Patents
チタン及びチタン基合金パイプの引抜き加工方法Info
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- JPH0237912A JPH0237912A JP18919988A JP18919988A JPH0237912A JP H0237912 A JPH0237912 A JP H0237912A JP 18919988 A JP18919988 A JP 18919988A JP 18919988 A JP18919988 A JP 18919988A JP H0237912 A JPH0237912 A JP H0237912A
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Landscapes
- Metal Extraction Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、チタン及びチタン基合金のパイプ素材を効率
よく引抜き加工するための方法に関する。
よく引抜き加工するための方法に関する。
〔従来の技術]
−mに、チタン及びチタン基(以下チタン系パイプとい
うことがある。)合金属は熱伝導性が良くない、このた
め、これらチタン系のパイプ素材を引抜き加工するに際
しては、必然的に加工硬化を伴う、この加工硬化が生じ
た状態のまま無理に引抜き加工を継続すると、パイプに
切断、変形あるいは内面損傷などの欠陥現象が学じる。
うことがある。)合金属は熱伝導性が良くない、このた
め、これらチタン系のパイプ素材を引抜き加工するに際
しては、必然的に加工硬化を伴う、この加工硬化が生じ
た状態のまま無理に引抜き加工を継続すると、パイプに
切断、変形あるいは内面損傷などの欠陥現象が学じる。
このような事態を避けるための対応策として、従来、引
抜き速度を緩徐にする、多量の潤滑剤を用いる、−回の
引抜き加工量(変形率)を低く押゛さえるなど、加工条
件の調整化が図られている。
抜き速度を緩徐にする、多量の潤滑剤を用いる、−回の
引抜き加工量(変形率)を低く押゛さえるなど、加工条
件の調整化が図られている。
(発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記した対応策を実施しても加工硬化による不
都合な現象は解消されず、引抜き加工の途中でパイプ素
材が動かなくなるといったトラブルが後を断たない。
都合な現象は解消されず、引抜き加工の途中でパイプ素
材が動かなくなるといったトラブルが後を断たない。
本発明者らは、当初、潤滑剤の種類と量的関係について
研究を重ねたが、チタン系パイプ表面の急激な硬度変化
に追随しうる潤滑成分および組成的な知見は得られなか
った。ところが、研究の過程で全く別の観点から、予め
チタン系パイプの表面硬度を高めた状態で引抜きをおこ
なえば加工時の硬度変化が減少し、結果的に潤滑剤と同
様の機能を与えるのではないかという着想を持った0本
発明は、この着想を基にして多角的な検討をおこなった
結果、チタン系パイプ素材の表面に酸化被膜を形成した
のち引抜きすると実質的に潤滑剤を用いなくとも高精度
の縮径加工が極めて円滑におこなうことができる事実を
確認して開発に成功したものである。
研究を重ねたが、チタン系パイプ表面の急激な硬度変化
に追随しうる潤滑成分および組成的な知見は得られなか
った。ところが、研究の過程で全く別の観点から、予め
チタン系パイプの表面硬度を高めた状態で引抜きをおこ
なえば加工時の硬度変化が減少し、結果的に潤滑剤と同
様の機能を与えるのではないかという着想を持った0本
発明は、この着想を基にして多角的な検討をおこなった
結果、チタン系パイプ素材の表面に酸化被膜を形成した
のち引抜きすると実質的に潤滑剤を用いなくとも高精度
の縮径加工が極めて円滑におこなうことができる事実を
確認して開発に成功したものである。
したがって、本発明の目的とするところは、実質的に潤
滑剤を使用せずにチタン系パイプの引抜き加工を円滑か
つ高精度におこなうことができる方法を提供するにある
。
滑剤を使用せずにチタン系パイプの引抜き加工を円滑か
つ高精度におこなうことができる方法を提供するにある
。
上記の目的を達成するための本発明によるチタン系パイ
プの引抜き加工方法は、チタン及びチタン基合金からな
るパイプ素材を酸化処理して表面に酸化被膜を形成し、
次いでダイスを介して引抜き加工を施すことを構成上の
特徴とする。
プの引抜き加工方法は、チタン及びチタン基合金からな
るパイプ素材を酸化処理して表面に酸化被膜を形成し、
次いでダイスを介して引抜き加工を施すことを構成上の
特徴とする。
本発明において、チタン及びチタン基合金からなるバイ
ブ素材を酸化処理する方法には特に制約はなく、大気中
での直火による方法、陽極酸化による方法、薬液塗布に
よる方法など常用の金属酸化手段を用いることができる
。
ブ素材を酸化処理する方法には特に制約はなく、大気中
での直火による方法、陽極酸化による方法、薬液塗布に
よる方法など常用の金属酸化手段を用いることができる
。
形成する酸化被膜の好適な厚さは1000〜10000
λ程度で、この範囲の酸化被膜で表面の色調は淡黄色か
ら青紫色に変化する。表面に酸化被膜を形成したチタン
系パイプ素材は、次いで実質的に潤滑剤を用いることな
しに引抜き加工される。
λ程度で、この範囲の酸化被膜で表面の色調は淡黄色か
ら青紫色に変化する。表面に酸化被膜を形成したチタン
系パイプ素材は、次いで実質的に潤滑剤を用いることな
しに引抜き加工される。
引抜き加工の方法は通常のダイスを介して引抜し構造の
装置を用いておこなわれるが、可及的に高度の加工精度
が得られる方式を採用することが望ましい。チタン系パ
イプの内外径精度を±0.051以上(JIS公差は±
0.2■)の公差範囲で加工することができる装置例と
しては、スリーロール方式あるいはドローベンチ方式が
知られているが、このうちでは後者のドローベンチ方式
が前者に比べ安価な設備費で高精度のパイプが幅広くま
た生産性よく引抜き加工できる点で有利である。
装置を用いておこなわれるが、可及的に高度の加工精度
が得られる方式を採用することが望ましい。チタン系パ
イプの内外径精度を±0.051以上(JIS公差は±
0.2■)の公差範囲で加工することができる装置例と
しては、スリーロール方式あるいはドローベンチ方式が
知られているが、このうちでは後者のドローベンチ方式
が前者に比べ安価な設備費で高精度のパイプが幅広くま
た生産性よく引抜き加工できる点で有利である。
引抜き加工後のパイプ表面に残存している酸化被膜は、
パフ研磨もしくは酸洗のような手段によって容易に除去
することができる。
パフ研磨もしくは酸洗のような手段によって容易に除去
することができる。
本発明によれば、チタン及びチタン基合金からなるパイ
プ素材の表面に酸化処理により硬度の高い酸化被膜が形
成されているため、引抜き加工時における表面硬度の変
化が殆んど起こらない。したがって、表面の酸化被膜が
潤滑剤的な機能を営みなから縮径化が進行するから、従
来技術のように多量の潤滑剤を用いる必要なしに円滑か
つ高精度の引抜き加工が可能となる。
プ素材の表面に酸化処理により硬度の高い酸化被膜が形
成されているため、引抜き加工時における表面硬度の変
化が殆んど起こらない。したがって、表面の酸化被膜が
潤滑剤的な機能を営みなから縮径化が進行するから、従
来技術のように多量の潤滑剤を用いる必要なしに円滑か
つ高精度の引抜き加工が可能となる。
以下1本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例1〜7、
肉厚1.0++aおよび1.2閤、口径14〜32閣の
7種類のチタンパイプ素材にプロパンガス燃焼による直
火を当てて酸化処理し、表面に約5500人の酸化被膜
(青色)を形成した。
7種類のチタンパイプ素材にプロパンガス燃焼による直
火を当てて酸化処理し、表面に約5500人の酸化被膜
(青色)を形成した。
このようにして酸化被膜を形成した各パイプ素材をドロ
ーベンチ式装置を用い、極めて少量の潤滑剤を用いて引
抜き加工を施した。
ーベンチ式装置を用い、極めて少量の潤滑剤を用いて引
抜き加工を施した。
各試片の加工の状況ならびに精度を加工条件等と対比さ
せて表1に示した。
せて表1に示した。
比較例1〜3、
実施例と同種類のチタニウムパイプ素材をそのまま同一
のドローベンチ式装置を用いて引抜き加工をおこなった
。この場合、加工に際してはパイプの表面が潤滑剤で被
膜を生じる程度に多量に介在させた。
のドローベンチ式装置を用いて引抜き加工をおこなった
。この場合、加工に際してはパイプの表面が潤滑剤で被
膜を生じる程度に多量に介在させた。
このようにして実施した結果、引抜き加工は殆んど不能
であった。
であった。
表1の結果から、本発明の実施例の場合には弓抜き速度
約2m/秒、縮径率的10%という厳しい加工条件によ
っても良好な加工状況で円滑に加工され、公差も全て±
0.05mの高精度範囲に収まった。これに対し、比較
例では実施例と同一の加工条件では加工することが不能
となり、加工条件を緩徐にした場合でも加工過程で内面
傷跡が現出して不良となり、精度特性も著しく劣るもの
であった。
約2m/秒、縮径率的10%という厳しい加工条件によ
っても良好な加工状況で円滑に加工され、公差も全て±
0.05mの高精度範囲に収まった。これに対し、比較
例では実施例と同一の加工条件では加工することが不能
となり、加工条件を緩徐にした場合でも加工過程で内面
傷跡が現出して不良となり、精度特性も著しく劣るもの
であった。
(発明の効果)
以上のとおり、本発明に従えばパイプ素材の表面に予め
薄い酸化被膜を形成しておくことにより、潤滑剤の介在
を殆んど必要とせずに、常にトラブルのない円滑かつ高
精度の引抜き加工をおこなうことが保証される。したが
って、高精度が要求される各種サイズのチタン系バイブ
を安定して供給することが可能となり、工業的な効果は
頗る高い。
薄い酸化被膜を形成しておくことにより、潤滑剤の介在
を殆んど必要とせずに、常にトラブルのない円滑かつ高
精度の引抜き加工をおこなうことが保証される。したが
って、高精度が要求される各種サイズのチタン系バイブ
を安定して供給することが可能となり、工業的な効果は
頗る高い。
特許出願人 トーホーテック株式会社
Claims (1)
- 1、チタン及びチタン基合金からなるパイプ素材を酸化
処理して表面に酸化被膜を形成し、次いでダイスを介し
て引抜き加工を施すことを特徴とするチタン系パイプの
引抜き加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18919988A JPH0237912A (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | チタン及びチタン基合金パイプの引抜き加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18919988A JPH0237912A (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | チタン及びチタン基合金パイプの引抜き加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0237912A true JPH0237912A (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=16237178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18919988A Pending JPH0237912A (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | チタン及びチタン基合金パイプの引抜き加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237912A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH091226A (ja) * | 1995-06-22 | 1997-01-07 | Sakurai Denshi Kogyo Kk | チタンを用いた光ファイバー保護管の製造方法と装置 |
US5765418A (en) * | 1994-05-16 | 1998-06-16 | Medtronic, Inc. | Method for making an implantable medical device from a refractory metal |
WO2009044186A1 (en) * | 2007-10-01 | 2009-04-09 | Johnson Matthey Public Limited Company | Improvements in manufacturing shape memory alloy tubes by drawing |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP18919988A patent/JPH0237912A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5765418A (en) * | 1994-05-16 | 1998-06-16 | Medtronic, Inc. | Method for making an implantable medical device from a refractory metal |
US5824056A (en) * | 1994-05-16 | 1998-10-20 | Medtronic, Inc. | Implantable medical device formed from a refractory metal having a thin coating disposed thereon |
JPH091226A (ja) * | 1995-06-22 | 1997-01-07 | Sakurai Denshi Kogyo Kk | チタンを用いた光ファイバー保護管の製造方法と装置 |
WO2009044186A1 (en) * | 2007-10-01 | 2009-04-09 | Johnson Matthey Public Limited Company | Improvements in manufacturing shape memory alloy tubes by drawing |
US20100282370A1 (en) * | 2007-10-01 | 2010-11-11 | Johnson Tatthey Public Limited Company | Manufacturing shape memory alloy tubes by drawing |
US8444775B2 (en) | 2007-10-01 | 2013-05-21 | Johnson Matthey Public Limited Company | Manufacturing shape memory alloy tubes by drawing |
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