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JPH02290821A - コラーゲン合成阻害剤とその製造方法 - Google Patents

コラーゲン合成阻害剤とその製造方法

Info

Publication number
JPH02290821A
JPH02290821A JP1111261A JP11126189A JPH02290821A JP H02290821 A JPH02290821 A JP H02290821A JP 1111261 A JP1111261 A JP 1111261A JP 11126189 A JP11126189 A JP 11126189A JP H02290821 A JPH02290821 A JP H02290821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collagen synthesis
extract
inhibitor
extracted
essence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1111261A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Shimai
島居 義侑
Takeshi Shigematsu
重松 剛
Shingo Tajima
多島 新吾
Takeji Nishikawa
武二 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pias Corp
Original Assignee
Pias Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pias Corp filed Critical Pias Corp
Priority to JP1111261A priority Critical patent/JPH02290821A/ja
Publication of JPH02290821A publication Critical patent/JPH02290821A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコラーゲン合成阻害剤とその製造方法に関する
. (従来の技術) 一般に、術後の廠痕や熱傷性廠痕、或いは強皮症,肺線
維症,動脈硬化等の臓器線維症は、何らかの原因により
コラーゲン合成の異常冗進が起こり、線維化が進んで組
織の硬化変化を生ずることが主要な成因と考えられてい
る。
そこで、このようなコラーゲン合成を阻害してこれらの
疾患を治療するために、副腎皮質ホルモン剤,D−ペニ
シラミン.抗ヒスタミン剤等が治療薬として用いられて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、副腎皮質ホルモンは、副腎皮質機能を低
下させ、それに基づいて種々の副作用を生シ、また、D
−ペニシラミンはラチズムや薬疹等の副作用を生ずると
いう問題がある。
さらに、抗ヒスタミン剤は、コラーゲン合成阻害作用が
弱く、従って上記のような疾患に対する薬理効果は小さ
い。
よって、いずれにしても、従来では副作用や薬理効果等
の種々の面で満足すべきコラーゲン合成阻害剤は未だ開
発されていなかったのである。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、上記のような術後の廠痕や熱傷性廠痕、或いは
強皮症.肺線維症,動脈硬化等の臓器線維症等のコラー
ゲン線維の増加と関連の深い疾患に対し、コラーゲン合
成を特異的に抑制して症状の改善をはかりうるようなコ
ラーゲン合成阻害剤を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、このような課題を解決するために、コラーゲ
ン合成阻害剤及びその製造方法としてなされたもので、
コラーゲン合成阻害剤としての特徴は、丹参(Salv
ia miltiomhiza Bange)の根から
抽出されたコラーゲン合成阻害作用を有するエキスを有
効成分として含有してなることにある。
また、コラーゲン合成阻害剤の製造方法としての特徴は
、丹参(Salvia miltiomhiza Ba
nge)の根の乾燥原料を低級アルコール等の溶剤とと
もに加熱還流し、又は温浸若しくは冷浸して抽出し、そ
の後、その抽出されたコラーゲン合成阻害作用を有する
エキスを配合して製造することにある。
さらに、他の製造方法としての特徴は、上記のように抽
出されたエキスを、さらに水相に分画した後、カラムに
吸着し、その後、低級アルコール等の溶剤にて抽出し、
その抽出されたコラーゲン合成阻害作用を有するエキス
を配合して製造することにある。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
災施倣上 本実施例は、コラーゲン合成阻害剤の製造方法としての
実施例である。
先ず、丹参(Salvia miltiomhiza 
Bange)の根を乾燥し、細断若しくは粉状化した乾
燥原料を準備する。
次に、この原料をメタノールとともに加熱還流する。
その後、加熱還流された液を濾過し、その濾過後に得ら
れる抽出物を濃縮して所望のエキスを得る。
このようにして得られたエキスを各種の水性成分,粉末
成分等に配合することにより、コラーゲン合成阻害剤が
製造されることとなるのである。
丈施桝又 本実施例は、コラーゲン合成阻害剤の製造方法としての
他の実施例である。
本実施例においては、上記実施例1のように加熱還流に
よって抽出物を得た後、その抽出物を、水と酢酸エチル
との混合液に溶解して水相に分画し、その分画成分をカ
ラムの一種であるMCI GELCHP 20Pに吸着
させる。
その後、上記力ラム吸着後の成分をメタノールで抽出し
て所望のエキスが得られることとなる。
このようなエキスを、上記実施例1と同様に各種の水性
成分、粉末成分等に配合することにより、コラーゲン合
成阻害剤が製造されることとなるのである。
ス11辻1 本実施例は、コラーゲン合成阻害剤の一例としての外用
剤についての実施例である。
その処方例は次のとおりである。
成分         重量% 丹参抽出エキス       15 白色ワセリン        60 精製ラノリン       25 夾搭性土 本実施例は、コラーゲン合成阻害剤の一例としてのゲル
基剤についての実施例である。
成分         重量% 丹参抽出エキス       10 グリセリンモノステアレー}   10グリセリン  
     l0 ベントナイト         3 精製水          67 炎権医1 本実施例は、コラーゲン合成阻害剤の一例としての注射
液についての実施例である。
成分         重量% 丹参抽出エキス        5 注射用蒸留水       95 拭胱開土 上記のようなコラーゲン合成阻害剤のコラーゲン合成に
対する抑制効果を、ヒト正常皮膚線維芽細胞のコラーゲ
ン合成量より判定した。
試験した試料は、上記実施例2のようにカラム通過後に
メタノール抽出したエキスである。
被験試料は上記被験物質をメタノールに溶解して調製し
た。
コントロールはメタノールのみとした。被験物質の濃度
は、1,Opl/rtrl、5 μl/rnll, i
oμ1/m、20μladである.正常のヒト皮膚組織
(前腕)より線維芽細胞を培養し、各試料添加後に2日
間培養し、その間におけるトリチウム標識プロリンのコ
ラーゲンへの合成量(取込量)より測定した。
結果は、図面に示すように濃度依存的にコラーゲン合成
量が減少し、非コラーゲン蛋白の合成には影響が少なく
、特異的なコラーゲン阻害効果を有することが判明した
試駁貫l 表1 次に、被験物質の細胞毒性及びDNA合成阻害への影響
を調べる目的で、試験例lと同様の試料を用いてDNA
合成量を調べた。
結果は、上記表1のとおりであった。
この結果、被験物質の各濃度におけるDNA合成阻害率
に大きな変化のないことが判明した。
尚、コラーゲン合成阻害剤中の丹参エキスの配合量は上
記各実施例に限定されるものではないが、0.01〜2
0重景%、特に1〜15重景%であることが好ましい。
また、丹参エキス以外の他の成分の種類も上記実施例に
限定されるものではなく、水性成分,粉末成分,界面活
性剤,保湿剤,防腐剤.酸化防止剤.色素.香料等種々
のものを配合することが可能である. さらに、投与形態としては、外用.内服.静脈注射,筋
肉注射等問うものではない。
さらに、用途も医薬品に限定されるものではなく、種々
の用途に使用可能である。
さらに、上記実施例1.2のコラーゲン合成阻害剤の製
造方法においては、原料をメタノールによって抽出した
が、メタノールに代えてエタノールを使用することも可
能であり、また、低級アルコール以外の溶剤を使用する
ことも可能である。
また、該実施例では丹参の乾燥した原料を使用したが、
使用する原料は必ずしも乾燥したものでなくともよい. さらに、該実施例では、加熱還流によって抽出を行った
が、加熱還流に限らず、たとえば温浸や冷漫によって抽
出してもよい. さらに、上記実施例2では、抽出物を分画させる水相と
して水と酢酸エチルの混合液を用いたが、分両用の水相
の種類もこれに限定されない。
さらに、分画成分を吸着させるカラムも該実施例のMC
I GEL CHP 20Pに限定されるものではなく
たとえば}IP20等のカラムを使用することも可能で
あり、その種類は問わない. その他、コラーゲン合成阻害剤の製造のための作業条件
等も問わない。
(発明の効果) 叙上のように、本発明のコラーゲン合成阻害剤は、ヒト
のコラーゲン合成を特異的に抑制する効果を有するもの
である。
従って、コラーゲン合成の異常元進を抑制できるために
、臓器.M織の線維化,硬化が阻止され、その結果、外
科手術後に生じる術後廠痕、熱傷、交通事故等の後に生
じるケロイドや肥厚性廠痕、及び強皮症,肺線維症,動
脈硬化症.肝硬変等の臓器線維症の治療に有効な効果を
有するに至った。
また、本発明の製造方法においては、上記のような丹参
のエキスを確実に抽出することができ、特に水相での分
画やカラムの吸着を行えば、より純度の高いエキスが得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、丹参抽出エキスのコラーゲン合成抑制量の試験
結果を示す棒グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、丹参(Salvia miltiomhiza B
    ange)の根から抽出されたコラーゲン合成阻害作用
    を有するエキスを有効成分として含有してなることを特
    徴とするコラーゲン合成阻害剤。 2、丹参(Salvia miltiomhiza B
    ange)の根の乾燥原料を低級アルコール等の溶剤と
    ともに加熱還流し、又は温浸若しくは冷浸して抽出し、
    その後、その抽出されたコラーゲン合成阻害作用を有す
    るエキスを配合して製造することを特徴とするコラーゲ
    ン合成阻害剤の製造方法。 3、丹参(Salvia miltiomhiza B
    ange)の根の乾燥原料を低級アルコール等の溶剤と
    ともに加熱還流し、又は温浸若しくは冷浸して抽出し、
    次にその抽出物を水相に分画した後にカラムに吸着し、
    その後、低級アルコール等の溶剤にて抽出し、その抽出
    されたコラーゲン合成阻害作用を有するエキスを配合し
    て製造することを特徴とするコラーゲン合成阻害剤の製
    造方法。
JP1111261A 1989-04-28 1989-04-28 コラーゲン合成阻害剤とその製造方法 Pending JPH02290821A (ja)

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