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JPH0224562Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0224562Y2
JPH0224562Y2 JP8384884U JP8384884U JPH0224562Y2 JP H0224562 Y2 JPH0224562 Y2 JP H0224562Y2 JP 8384884 U JP8384884 U JP 8384884U JP 8384884 U JP8384884 U JP 8384884U JP H0224562 Y2 JPH0224562 Y2 JP H0224562Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
spindles
main
workpiece
gears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8384884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS611301U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8384884U priority Critical patent/JPS611301U/ja
Publication of JPS611301U publication Critical patent/JPS611301U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0224562Y2 publication Critical patent/JPH0224562Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、クランク軸等の軸加工物を旋削加工
する工作機械に関するものである。
従来、この種の工作機械としては、第1図およ
び第2図に示すようなものが知られている。この
工作機械により、例えば4気筒エンジンのクラン
ク軸W1,W2…を加工する場合、第3図に示すよ
うに、一組の主軸1a,1bに一つのクランク軸
W1を、また、他の一組の主軸2a,2bに他の
クランク軸W2をそれぞれ装着し、駆動モータ3
により上記主軸1a,1bを駆動して回転させな
がら、主軸1a,1b用の刃物台4の刃物4aに
よりクランク軸W1の中央部側にある一側のピン
部P2,P3を加工するとともに、駆動モータ5に
より主軸2a,2bを回転させながら、主軸2
a,2b用の刃物台6の刃物6aによりクランク
軸W2の軸端側にある他側のピン部P1,P4を加工
していた。
ところが、上記従来の工作機械では、一方の組
の主軸1a,1bと他方の組の主軸2a,2b
は、それぞれ駆動モータ3,5により別個に駆動
され、かつ、クランク軸W1,W2は主軸1a,1
b用の刃物4aと主軸2a,2b用の刃物6aに
よりそれぞれ別個に加工されるようになつている
ので、一対の偏心ウエイトを有する工作物が完全
同期回転でないため互いに回転振動を加算するよ
うに運動することになり、装置全体に生じる振動
が大きくなる上、刃物台4,6にかかる切削抵抗
にもとづく荷重が大きく、また、装置が大型化す
る等の問題があつた。
また、各クランク軸W1,W2に対して長さ方向
の複数箇所において同時加工を行うようにしてい
るが、この場合、切削深さ等の切削条件によつて
は、切削抵抗が大きくなつて、切削効率の低下
や、クランク軸W1,W2の撓み等による切削精度
の低下を招いてしまうといつた問題点が生じる。
本考案は、一つの駆動機構により二組の主軸を
相互に逆回転させるとともに、各組の主軸により
把持回転される二つの加工物を刃物体により同時
に加工するようにし、かつ、一対の刃物台を加工
物の軸線方向に間隔をおいて配設してこれらを
個々に操作し得るようにし、さらに、加工物の両
端部に回転力を与えてこの加工物を回転駆動する
ようにして、上記従来の問題点を解消したもの
で、加工物の長さ方向の複数箇所における加工を
個々に行い得るようにして、種々の切削条件への
対応を可能とし、また、加工物の両端駆動によ
り、加工時における加工物の捩れ等の変形を抑制
し、さらに、振動を可及的に小さく抑えて加工精
度を高めることができる上、加工性能、作業性等
が向上し、しかも装置の小型簡略化が可能となる
クランク軸等を加工する工作機械を提供すること
を目的とする。以下、本考案を図面に基づいて説
明する。
第4図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
もので、図中10はベースである。このベース1
0の上部には、一対の主軸台11a,11bが相
互に対向して設けられ、この一対の主軸台11
a,11bに、軸線を一致させて相互に対向せし
められた状態で組をなし、かつ先端に把持部材と
してのチヤツク装置12a,12b,13a,1
3bを備えた第1,第2の二組の主軸14a,1
4b、15a,15bが、各組同志が互いに平行
になるように配設されている。さらに、上記第一
組の主軸14a,14bに一対の第1ギヤ16
a,16bが、また上記第二組の主軸15a,1
5bの所定位置には該第1ギヤ16a,16bに
かみ合い、かつ第1ギヤ16a,16bと同一歯
数の一対の第2ギヤ17a,17bがそれぞれ取
付けられるとともに、上記一対の第1ギヤ16
a,16bにはアイドルギヤ18a,18bがか
み合され、さらに、これらアイドルギヤ18a,
18bは、ベース10内に主軸14a,…に沿つ
て平行に配設されたカウンタ軸19に備えられた
ピニオンギヤ20a,20bにそれぞれかみ合さ
れている。また、上記カウンタ軸19の一端には
駆動モータ21が連結されており、これら駆動モ
ータ21、カウンタ軸19、ピニオンギヤ20
a,20b、アイドルギヤ18a,18b、第
1,第2ギヤ16a,…,17aが一つの駆動機
構22を構成している。そして、上記駆動モータ
21の作動によりカウンタ軸19が矢印A方向に
回転され、これによりピニオンギヤ20a,20
b、アイドルギヤ18a,18b、第1ギヤ16
a,16bを介して第一組の主軸14a,14b
が矢印B方向に回転されると同時に、上記第1ギ
ヤ16a,16bの回転が第2ギヤ17a,17
bに伝わつて第二組の主軸15a,15bが、上
記第一組の主軸14の回転方向と反対の矢印C方
向に回転されるようになつている。
さらに、上記一対の主軸台11a,11bの上
部にはコラム23,24がそれぞれ設けられ、こ
れらコラム23,24の相互に対向する面に設け
られた案内部23a,24aには、該コラム2
3,24の頂部に固定した送りモータ25,26
によつて、昇降せしめられる刃物台27,28が
それぞれ取付けられている。そして、これら刃物
台27,28に、前記主軸14a…に垂直な面内
で旋回自在なタレツトツールポスト29,30が
それぞれ備えられており、これらタレツトツール
ポスト29,30には、上記第一組の主軸14
a,14bに把持回転されるクランク軸W1を加
工する各第1バイト31a,32aと、上記第二
組の主軸15a,15bに把持回転されるクラン
ク軸W2を加工する各第2バイト31a,32b
とをそれぞれ備えて成る複数の刃物体31,32
が、それぞれ取付けられている。すなわち、上記
各第1バイト31a,32aは、刃面が第二組の
主軸14a,14bの回転方向と反対方向を向
き、かつ該主軸14a,14bを結ぶ軸線の上方
に位置しており、相互に主軸14a,14bの軸
方向に所要距離離間して刃物体31,32に固定
されている。また、上記各第2バイト31b,3
2bは刃面が上記第1バイト31a,32aの刃
面と反対方向を向いておりかつ第二組の主軸15
a,15bを結ぶ軸線の上方に位置しており、上
記第1バイト31a,32aに対し、上記各主軸
14a…の軸方向に所要距離隔てて、上記刃物体
31,32に固定されている。そして、上記第1
バイト31a,32aと第2バイト31b,32
bとの対が、タレツトツールポスト29,30の
周方向に適宜間隔をおいて複数個(本実施例では
90゜間隔をおいて4個)設けられている。
次に、本考案の工作機械の作用について説明す
る。
本考案の工作機械により、4気筒エンジンのク
ランク軸W1,W2を加工する場合、まず、クラン
ク軸W1,W2の各両端のジヤーナル部を各組の主
軸14a,14b,15a,15bのチヤツク装
置12a,12b,13a,13bにそれぞれ把
持させ、次いで、駆動モータ21を作動させる。
すると、カウンタ軸19が矢印A方向に回転され
てピニオンギヤ20a,20b、アイドルギヤ1
8a,18b、第1ギヤ16a,16bを介して
一方の組の主軸14a,14bが回転され、これ
によりクランク軸W1が矢印B方向に回転される
と同時に、上記第1ギヤ16a,16bにより第
2ギヤ17a,17bが回転されて他方の組の主
軸15a,15bが回転され、これによりクラン
ク軸W2がB方向とは逆のC方向に回転される。
この状態で各送りモータ25,26を作動して、
各刃物台27,28を所定の位置まで下降させ、
第6図に示すように、刃物台27の刃物体31の
バイト31a,31bによりクランク軸W1のピ
ン部P3とクランク軸W2のピン部P4を同時に切削
する一方、刃物台28の刃物体32のバイト32
a,32bによりクランク軸W1のピン部P2とク
ランク軸W2のピン部P1を同時に切削する。なお、
この場合、各クランク軸W1,W2ともに、その両
端部から回転力が与えられていることから、刃物
体31,32によつて切削抵抗が生じた状態にお
いても、クランク軸W1,W2に生じる捩れ等の変
形が小さく抑えられる。一方、刃物体31による
クランク軸W1,W2のピン部P3,P4の切削と刃物
体32によるクランク軸W1,W2のピン部P1,P2
の切削は片方が終ると同時に他方が開始するよう
にタイミングをずらして行うと、クランク軸W1
W2に対する切削抵抗が半分ずつに分割されるこ
とになるため、弱剛性のクランク軸W1,W2の場
合でも切削抵抗による変形が小さく抑えられて、
切削精度が高まる。
このように、本考案の工作機械では、一方の組
の主軸14a,14bと他方の組の主軸15a,
15bとは相互に逆回転せしめられるから、工作
物は互いに回転振動を相殺するように運動するこ
とになり、装置の振動が極めて小さくなる。ま
た、各刃物体31,32には切削抵抗の主分力が
一方向のみからではなく両側から互いに打消し合
うようにかかるから、各刃物台27,28等にか
かる荷重が軽減される。さらに、二組の主軸14
a,14b,15a,15bを駆動する駆動モー
タ21等の駆動機構22は一つだけであり、ま
た、二組の主軸間距離が小さくなるから、装置の
構成が簡単になり、かつ主軸に対する切削荷重が
従来型に比べ半分になるため、その構成部品も容
易に小型化することができる。またさらに、バイ
ト31a,…の交換等を装置の一側から行うこと
ができる等、作業性が向上する。
なお、本考案はクランク軸のピン部切削のみな
らず、チヤツク装置を取り替えてジヤーナル部の
切削を行うことも可能であり、この場合、例えば
第7図に示すように、一組のチヤツク装置13
a,13bにて一つのクランク軸の第1ジヤーナ
ル部1J及びフランジ部Fを把持してその第2,
第5ジヤーナル部2J,5Jを切削し、他組のチ
ヤツク装置12a,12bにて、他のクランク軸
の第2,第5ジヤーナル部2J,5Jを把持して
その第3,第4ジヤーナル部3J,4Jを切削す
る。この際、刃物体32は、第2,第3ジヤーナ
ル部2J,3Jを切削するバイトを有し、刃物体
31は第5,第4ジヤーナル部5J,4Jを切削
するるバイトを具備すればよい。
以上のように、本考案のクランク軸等を加工す
る工作機械にあつては、二組の主軸が一つの駆動
機構により相互に逆回転されるとともに、主軸に
より把持回転される二つの加工物を同時に加工す
る刃物体が備えられているから、装置全体の振動
が可及的に小さく抑えられる上、刃物台にかかる
荷重も低減され、かつ、装置の小型簡略化が可能
となる。また、加工性能や作業性が向上する等の
効果も奏する。
また、加工物の両端部に回転力を与えて回転駆
動するようにしたから、切削加工時における加工
物の捩れ等の変形が抑えられ、これによつて、加
工精度の向上が図られる。
しかも、刃物台を加工物の軸方向に間隔をおい
て一対設け、これらを同時にまたは個々に操作し
て加工物の加工を行うようにしたから、両刃物台
を同時に操作して加工を能率的に行つたり、ま
た、両刃物台を選択的に操作することにより、加
工時の抵抗を最適な値に設定することができ、こ
の点からも、加工物の撓み等の変形を抑制しつつ
加工精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の工作機械を説明す
るためのもので、第1図は正面図、第2図は側面
図、第3図は加工物の加工状態を示す平面図であ
る。また、第4図ないし第6図は本考案の一実施
例を示すもので、第4図は正面図、第5図は第4
図の−矢視断面図、第6図は加工物の加工状
態を示す平面図、第7図は加工物の他の加工状態
を示す平面図である。 11a,11b…主軸台、14a,14b,1
5a,15b…主軸、22…駆動機構、31,3
2…刃物体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸等の加工物の両端部をそれぞれ把持
    する一対の把持部材が個々に設けられた一対の主
    軸の組が二組、互いに平行な状態で主軸台に配設
    され、かつ、これら二組の主軸には、これら二組
    の主軸を相互に逆回転させる一つの駆動機構が付
    設されるとともに、主軸台に設けられたコラムに
    は、上記各組の主軸により把持回転させられる二
    つの加工物を同時に加工する刃物体を備えた刃物
    台が、上記加工物の軸線方向に間隔をおいて一対
    設けられてなり、上記駆動機構は、上記各主軸に
    一体に装着されるとともに、一方の組の主軸と他
    方の組の主軸とをそれぞれ各主軸の対ごとに歯車
    結合する一対2組のギヤと、上記主軸と平行に配
    設され、上記一方の組の主軸に設けられた上記一
    対のギヤのそれぞれに歯車結合させられた一対の
    ピニオンギヤを有し、上記加工物にその両端部か
    ら回転力を与えるカウンタ軸と、該カウンタ軸を
    回転させる一つの駆動モータとを備え、かつ、上
    記コラムには、各刃物台を個別に移動させる進退
    機構が併設されていることを特徴とするクランク
    軸等の加工用工作機械。
JP8384884U 1984-06-06 1984-06-06 クランク軸等の加工用工作機械 Granted JPS611301U (ja)

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JP8384884U JPS611301U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 クランク軸等の加工用工作機械

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JP8384884U JPS611301U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 クランク軸等の加工用工作機械

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Publication Number Publication Date
JPS611301U JPS611301U (ja) 1986-01-07
JPH0224562Y2 true JPH0224562Y2 (ja) 1990-07-05

Family

ID=30632842

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JPS611301U (ja) 1986-01-07

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