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JPH02235577A - ステンレスクラツド鋼板の溶接方法 - Google Patents

ステンレスクラツド鋼板の溶接方法

Info

Publication number
JPH02235577A
JPH02235577A JP5722389A JP5722389A JPH02235577A JP H02235577 A JPH02235577 A JP H02235577A JP 5722389 A JP5722389 A JP 5722389A JP 5722389 A JP5722389 A JP 5722389A JP H02235577 A JPH02235577 A JP H02235577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
materials
cladding
corrosion resistance
stainless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5722389A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Moriuchi
森内 祥二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5722389A priority Critical patent/JPH02235577A/ja
Publication of JPH02235577A publication Critical patent/JPH02235577A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ステンレスクラソド鋼板使用の溶接構造物に
おけるT継手の溶接方法に閲する. 〔従来の技術〕 ケミカルタンカーなどのタンク材料とじて使用される合
わせ材厚さが2〜31程度のステンレスクラッド鋼板の
すみ肉溶接によるT継手の断面形状の従来例を第2図及
び第3図横断面図に示すと、前者は、溶接部に比較的大
きな応力が作用する強度的に重要な部分に採用される継
手形状であり、後者は、溶接部への作用応力が比較的小
さく強度部材として重要視されない部分に採用される継
手形状である。
しかして、まず第2図において、21は炭素鋼母材22
及び2〜3膳重厚さのステンレス鋼合わせ材23よりな
るステンレスクラソド鋼板であり、24は母材22同士
が炭素鋼用溶接材料によって溶接された溶接ビード、2
5は母材22同士及び合わせ材23同士が異材用溶接材
料で溶接された溶接ビード、26は合わせ材23同士が
ステンレス鋼用溶接材料で溶接された溶接ビードである
。そして、このような継手形状の溶接は、母材22と合
わせ材23との界面剥離強度の安定性欠除を補う継手強
度を得るために採用されるものであり、ステンレス鋼合
わせ材23をはぎ取り炭素鋼母材22が現われる開先を
形成したうえ、まず炭素鋼母材22同士を専用の溶接棒
又はワイヤを用いて溶接し、次いでその上を炭素鋼とス
テンレス鋼の異材溶接用溶接棒又はワイヤを用いて溶接
し、更にその上にステンレス鋼用の溶接棒又はワイヤを
用いて溶接し、3種の異なった化学成分系の溶接ビード
24,25.26が積層されるので、炭素鋼母材22同
士の溶接ではステンレス鋼合わせ材23を溶融すること
なく、またステンレス鋼合わせ材23同士の溶接では、
炭素鋼母材22及び炭素鋼溶接ビード24を熔融しない
ような溶接条件及び溶接方法が採用される。
次に第3図において、ステンレスクラッド鋼31は炭素
鋼母材32とステンレス鋼合わせ材33とから構成され
ており、36は合わせ材33がステンレス鋼用溶接棒又
はワイヤで溶接された溶接ビードであり、この継手形状
では、ステンレス鋼合わせ材33をはぎ取らない状態で
溶接され、しかも炭素鋼母材32を溶融しないような溶
接条件及び溶接方法によって施工される. しかしながら、このような溶接方法には、次のような問
題点がある. まず一つには、通常ケミカルタンカーなどのタンク材料
に用いられているステンレスクラッド鋼板では合わせ材
の厚さは3鶴程度であるので、開先面積は狭く、したが
って第2図におけるように、炭素鋼,中間異材及びステ
ンレス鋼の3M類の異なった溶接ビードを理想的に積層
するには極めて高度な溶接技価が要求され、特に被覆ア
ーク溶接法又は消耗電極ガスシールドアーク溶接法では
、棒又はワイヤの熔融量が使用する溶接電流によって決
まるのでその量を任意に制御できないこともあって、異
なる溶接ビードの積層は極めて困難であり、したがって
十分な溶接品質及び耐食性を有する溶接部を得ることは
困難である. 次に二つには、第2図における合わせ材のはぎ取り作業
の困難さである。すなわち一般に合わせ材のはぎ取りは
機械的工具を用いて行われるが、合わせ材の厚さのみを
はぎ取るには多くの作業時間を必要とし、特にケミカル
タンカーにおけるコルゲート状トランスバルクヘソドの
ように曲線部を含んだ部分のはぎ取りには極めて多くの
労力を要し、また縦板は通常複数枚あってその間隔に合
わせて精度よくはぎ取り作業を行わなければならず、し
たがって合わせ材のはぎ取り作業には多くの工数を必要
とし、作業能率を著しく低下させている. 更に第3図のようなはぎ取りなしの溶接方法では、母材
と合わせ材との界面での剥離強度に不安があって、通用
範囲が制限されている. 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
ステンレスクラッド鋼板のT継手における十分な溶接品
質及び耐食性を有する溶接部が得られ、かつ合わせ材の
はぎ取り作業が不要で多大の労力と時間が節減できて大
巾な溶接コストの低減が得られ、更にクラッド界面の剥
離強度に対する不安要素がなくなるステンレスクラッド
鋼坂の溶接方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、炭素鋼母材とステンレス鋼合わせ
材とからなるステンレスクラッド鋼板のTel!手を上
記合わせ材側からすみ肉溶接するにあたり、上記合わせ
材と間等の耐食性が得られる溶接材料を用い、上記合わ
せ材をはぎ取らない状態で同合わせ材表面から1バスに
より上記母材までを溶かして溶接することを特徴とする
〔作用〕
本発明溶接方法においては、炭素鋼母材の希釈を受けて
も溶接割れなどの溶接欠陥が発生せずかつ合わせ材と同
等の耐食性が得られるような溶接材料を使用し、溶接に
よる溶込みが合わせ材の厚さ程度より太き《なるような
溶込み溶接法を採用して、ステンレス鋼合わせ材をはぎ
取ることなくその上から1バスの溶接で母材まで溶融す
るように溶接施工する。
〔実施例〕
本発明ステンレスクラッド鋼板の溶接方法の一実施例を
図面について説明すると、第1図は本発明方法を実施し
たときの継手形状及び得られる溶接ビードを示す横断面
図である。
第1図において、l1は被溶接材であるステンレスクラ
ソド鋼板で、炭素鋼母材12と2〜3ll厚さのステン
レス鋼合わせ材13とからなっている。このステンレス
クラッド鋼板11を2枚T継手に組合わせ、ステンレス
鋼合わせ材13111のすみ部をすみ肉溶接するにあた
っては、ステンレスシ4合わせ材13をはぎ取らない状
態で、ステンレス鋼合わせ材13と同等の耐食性が得ら
れる溶接材料を用い、被覆アーク溶接法,消耗電極ガス
シールドアーク溶接法などにより、1バス溶接で炭素鋼
母材12まで溶かして深溶込み溶接し、溶接ビードIG
を形成する。
以下に具体的実験例を説明する。
ケミカルタンカーのタンク材料として最もよく使用され
ているSUS316Lステンレスクラッド鋼又はSUS
317Lステンレスクラソド鋼で、合わせ材厚さ3鶴の
クラノド鋼板のT継手に対し、1.6■l径の高Ni合
金系:65Ni−L5Cr−15Mo−5Fe系の溶接
ワイヤを用い、ガスシールドアーク溶接により、溶接電
流が450〜480A、溶接速度が45〜5 0 cm
 / sinの溶接条件で溶接した。すると板厚方向に
5鰭以上の深い溶込みが得られ、したがって合わせ材を
はぎ取らず合わせ材の上からそのまま溶接しても母材の
炭素鋼まで十分溶融することができた。
またこの場合の溶接ビードが受ける炭素鋼の希釈率は最
大30%程度であったが、高Ni合金系ワイヤを使用し
た場合、この程度炭素鋼の希釈を受けても溶接金属の諸
性質特に耐食性の劣下は認められず、合わせ材と同等の
耐食性が得られ、実用上まったく問題ないことを確認し
ている。
〔発明の効果〕
要するに本発明によれば、炭素鋼母材とステンレス鋼合
わせ材とからなるステンレスクラソド鋼板のT継手を上
記合わせ材側からすみ肉溶接するにあたり、上記合わせ
材と同等の耐食性が得られる溶接材料を用い、上記合わ
せ材をはぎ取らない状態で同合わせ材表面から1パスに
より上記母材までを溶かして溶接することにより、ステ
ンレスクラッド鋼板のT継手における十分な溶接品質及
び耐食性を有する溶接部が得られ、かつ合わせ材のはぎ
取り作業が不要で多大の労力と時間が節減できて大巾な
溶接コストの低減が得られ、更にクラノド界面の剥離強
度に対する不安要素力くなくなるステンレスクラッド鋼
板の冫容ト妾方法を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ステンレスクラッドSvi板の溶接方法
の一実施例における継手形状を示す横断面図である。 第2図及び第3図はそれぞれ従来の溶接方法における継
手形状を示す横断面図である。 11・・・クラフド鋼板、12・・・炭素鋼母材、13
・・・ステンレス鋼合わせ材、16・・・溶接ビード。 代理人 弁理士 塚 本 正 文 第 / 図 第 図 第3図 3f

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 炭素鋼母材とステンレス鋼合わせ材とから なるステンレスクラッド鋼板のT継手を上記合わせ材側
    からすみ肉溶接するにあたり、上記合わせ材と同等の耐
    食性が得られる溶接材料を用い、上記合わせ材をはぎ取
    らない状態で同合わせ材表面から1パスにより上記母材
    までを溶かして溶接することを特徴とするステンレスク
    ラッド鋼板の溶接方法。
JP5722389A 1989-03-09 1989-03-09 ステンレスクラツド鋼板の溶接方法 Pending JPH02235577A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000257123A (ja) * 1999-03-04 2000-09-19 Omura Katsuyuki 連結送水管設備ならびに屋内消火栓設備
CN110026645A (zh) * 2019-04-10 2019-07-19 中广核研究院有限公司 复合板的t型焊接方法及t型接头
CN110026643A (zh) * 2019-04-10 2019-07-19 中广核研究院有限公司 双相不锈钢与复合板的t型焊接方法及t型接头
CN112958882A (zh) * 2021-02-25 2021-06-15 中铁四局集团有限公司 一种桥梁用不锈钢复合板高效焊接工艺
CN113833970A (zh) * 2021-10-18 2021-12-24 天津市宁河县隆昌异型轧钢厂 一种异形包覆型材

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