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JPH02200653A - 1級アルコールからアルデヒドの製造法 - Google Patents

1級アルコールからアルデヒドの製造法

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Publication number
JPH02200653A
JPH02200653A JP1907889A JP1907889A JPH02200653A JP H02200653 A JPH02200653 A JP H02200653A JP 1907889 A JP1907889 A JP 1907889A JP 1907889 A JP1907889 A JP 1907889A JP H02200653 A JPH02200653 A JP H02200653A
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JP
Japan
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oxyl
primary alcohol
compound
reaction
bromite
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JP1907889A
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Inventor
Shigeru Torii
滋 鳥居
Tsutomu Iguchi
勉 井口
Shigeaki Matsumoto
繁章 松本
Tokio Nishiyama
西山 登起男
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Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/27Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
    • C07C45/30Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with halogen containing compounds, e.g. hypohalogenation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1級アルコールからアルデヒドを高収率でうる
ことができる1級アルコールからアルデヒドの製造法に
関する。
[従来の技術] 1級アルコールを酸化して相当するアルデヒド類に変換
することは、有機合成化学において重要な反応技術であ
り、とくに医薬品、農薬などに有用な化合物や工業原料
の中間体などの合成の際に広く採られている。
1級アルコールを酸化してアルデヒドをうる方法は種々
開発されているが、たとえば酸化剤に二酸化マンガン、
クロム酸、四酢酸鉛などの重金属酸化物を用いる方法で
は、毒性のある酸化剤を化学量論量またはそれ以上の量
を必要とするので、反応後の廃棄物の処理に問題を残し
ている。
また酸化剤を化学量論量用いる他の方法としては、過酸
化水素−金属塩を用いる方法(Can。
J、Chea、、48.2924(19B5))、DM
SO(ジメチルスルホキシド)を用いる方法(CheI
l、Ber、、100.8881(1967)) 、鉄
Nカリウムを用いる方法(J、Am。
CheIIl、 Soc、、80.2038(195B
)) 、過酸化ニッケル用いる方法(J、Org、Ch
em、、27.1597(19B2))、ルテニウム錯
体を用いる方法(TetrahedronLetter
s、22.1605(1981))、次亜塩素酸を用い
る方法(Tetrahedron Letters、1
641(197B))などが知られているが、これらの
方法はいずれも−般に反応操作が複雑なため、工業的に
実施するには問題が多い。
これらの方法以外にも貴金属を触媒に用いる空気酸化法
として、たとえば白金ブラックを用いる方法(Tetr
ahedron、9.67(1960))やパラジウム
塩を用いる方法(Tetrahedron、9.67(
1980))が知られているが、これらの方法はいずれ
も一般に高温高圧の条件を必要とするため、アルデヒド
の合成には不適切であり、また高価な貴金属を使用する
ので経済的に不利である。
またニトロソニウム塩を触媒として用いる比較的穏和な
条件での1級アルコールに相当するアルデヒドへの酸化
法が開発されている。かかる酸化法としては、たとえば
N−オキシル化合物からニトロソニウム塩の生成に臭素
、塩素などのハロゲンを酸化剤とする方法(J、AIl
、Che+a。
Soc、、106.3877(19B4)、J、Org
、Chem、、50.3930(1965)) 、銅、
鉄などの金属化合物を用いる方法(J、Am、Chen
+、Soc、、106.3374(1984) 、J、
Mol。
Cat、、32,357 (19g5)および31.2
17(1985))、過酸化物による酸化法(J、Or
g、Che[1,,40,1988(1975)、40
.1880 (1975)および42.2077(19
77))などが知られている。しかしながら、これらの
方法は無水系で行なう必要があったり、大量のN−オキ
シル化合物を必要とするなど工業的には実施しがたい方
法である。
またこれらの方法を改良する目的で次亜塩素酸ナトリウ
ムを酸化剤に用いた方法(J、Org。
Chem、、52.2559(1987))が開発され
ている。かかる方法ではN−オキシル化合物が触媒量で
用いられ、ニトロソニウム塩を連続的に発生させること
により循環使用しうるように工夫されている。
しかし、この方法でも工業的な規模で実施するばあいに
は、つぎの点が問題となる。すなわち、次亜塩素酸ナト
リウムは不安定な化合物であり、高濃度ではとくにその
貯蔵、取り扱いが困難なため、一般に入手し、取り扱う
ことができるのは約12%濃度の水溶液晶であり、化学
量論量以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使用せんと
すれば反応液量が増加し、生産効率の低下、廃液の増加
などをまねき経済的に不利となるなどの問題がある。
また、N−オキシル化合物を直接法で電解酸化してニト
ロソニウム塩をつくり、このものを酸化剤として用いて
1級アルコールを該1級アルコールに相当するアルデヒ
ドに酸化する方法がある(J、AIl、Chem、So
c、、 105.4492(In2)) 。この方法は
、化学酸化剤を必要としないが、N−オキシル化合物を
1級アルコールに対して2倍モル用い、電解酸化による
ニトロソニウム塩の調整をアルコールの酸化とは別の反
応器で行なう、いわゆるエクセルメソド(Ex−Cel
 l M’ethod)であり、電解装置には構造的に
複雑な分離セルが必要とされるなど工業的に実施するに
は不利であるなどの欠点を有する。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明者らは前記従来技術に鑑みて1級アルコ
ールから高収率でアルデヒドを工業的に収得しうる方法
を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、触媒量のN−オキ
シル化合物の存在下で、1級アルコールに亜臭素酸アル
カリ金属塩を作用させることにより、1級アルコールか
らこれに相当するアルデヒドが高収率で収得されうるこ
とを見出し、本発明を完成するにいたった。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は1級アルコールをN−オキシル化合
物の存在下で亜臭素酸アルカリ金属塩と反応させること
を特徴とする1級アルコールからアルデヒドの製造法に
関する。
[作用および実施例] 亜臭素酸アルカリ金属塩を使用し、N−オキシル化合物
の存在下で1級アルコールを酸化してアルデヒドを製造
する本発明の方法においては、亜臭素酸アルカリ金属塩
の作用により、N−オキシル化合物からニトロソニウム
塩が生成される。
この化合物はただちに1級アルコールをアルデヒドに酸
化し、もとのN−オキシル化合物に戻るが、再び系内の
亜臭素酸アルカリ金属塩により、ニトロソニウム塩に変
えられ、再び1級アルコ−ルのアルデヒドへの酸化剤と
して作用する。
したがって、本発明の方法ではニトロソニウム塩が循環
使用される。
本発明の方法において使用される1級アルコールとして
は、たとえば−膜対:RCH20H(式中、Rは水素原
子または炭素数1〜50のアルキル基を示す)で表わさ
れる1級水酸基を有する鎖状または環状化合物などがあ
げられ、かかる1級アルコールの分子内にはニトロソニ
ウム塩の酸化に対して安定なケトン、エステル、アミド
、ニトロ、ニトリル、ハロゲン、スルホニル、オレフィ
ン、フェニルなどの官能基が含まれていてもよい。また
、前記1級アルコールは、分子内に1級水酸基を2個以
上有していてもよく、このばあいにはモノアルデヒドを
経由してジ(ポリ)アルデヒドに変換される。また同一
分子内に2級水酸基があるばあいには、ヒドロキシアル
デヒドを経由してケトアルデヒドに変換される。前記1
級アルコールの具体例としては、たとえば1−プロパツ
ール、l−ペンタノール、■−ヘキサノール、■−オク
タツール、l−デカノール、■−ウンデカノール、ヘプ
タデカノル、シクロヘキシルメチルカルビノール、ベン
ジルアルコール、β−フェネチルアルコール、2−エチ
ルヘキサノール、テトラゾカー2−インニーオール、1
.8−オクタンジオール、■、10−デカンジオール、
シクロヘキサンジメチルカルビノール、l−メチルスル
ホニル−1−オクタツール、2−二トロー1−デシルア
ルコール、4−エトキシカルボニル−1−ブタノール、
ヘプタデカフルオロるが、本発明はかかる例示によって
限定されるものではない。
本発明において、使用されるN−オキシル化合物は一般
式(I): (式中、RI   R2R3R4R5およびR6はそれ
ぞれ独立して炭素数1〜30のアルキル基を示し、R1
とR4は結合して環状化合物となってもよく、このばあ
い、環内に不飽和結合を有してもよい。また環を形成し
た炭素上にアミノ基、カルボニル基、アミド基、ハロゲ
ン、ニトリルなどの官能基が結合していてもよく、分子
内に2個以上のN−オキシル基を有していてもよい)で
表わされる化合物があげられる。かかるN−オキシル化
合物の具体例としては、たとえば2.2,4.4−テト
ラメチルアゼチジン−1−オキシル、2.2−ジメチル
−4,4−ジプロピルアゼチジン−1−オキシル、2.
2,5.5−テトラメチルピロリジン−1−オキシル、
2.2.5.5−テトラメチル−3−オキソピロリジン
−1−オキシル、2.2.5.5−テトラメチルピロリ
ジン−1−オキシル、2.2.5.5−テトラメチルピ
ロリジン−1−オキシル−3−カルボキシアミド、2,
2,5.5−テトラメチル−8−ピロリン−1−オキシ
ル−3−カルボン酸、4−アミノ−2゜2.8.6−テ
トラメチルピペリジン−1−オキシル、4−オキソ−2
,2,8,8−テトラメチルピペリジン−lオキシル、
4−メトキシ−2,2,B、8−テトラメチルピペリジ
ン−1−オキシル、4−ベンゾイルオキシ−2,2,8
,8−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、2.2
.8.8−テトラメチルピペリジン−1−オキシル−4
−カルボン酸、4−ヒドロキシ−2,2,6,6テトラ
メチルピペリジンー1−オキシル、4−シアノ−2,2
,8,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、ジ
−t−ブチルアミン−N−オキシル、膜対二R’0CO
(CH2) s CO2R’ (式中、R7はを示す)
、−膜対: (式中、R7は前記と同じ)などがあげられる。
これらN−オキシル化合物の触媒としての使用量は、1
級アルコール1 n+olに対してo、oooi〜10
 mols好ましくは、0.003〜0.5molであ
る。
(1,Hl)Imolよりも少ないばあいには収率が低
下し、10molよりも多いばあいにはそれ以上多量に
使用しても効果の向上は望めず、不経済となる。
本発明に用いられる亜臭素酸アルカリ金属塩としては、
たとえば亜臭素酸カリウム、亜臭素酸ナトリウムなどが
あげられ、これらは無水物や水和物などとしてまたは水
溶液として用いられる。工業的には、たとえば糊抜剤と
して使用されている市販の亜臭素酸ナトリウム水溶液を
用いるのが好ましい。これら亜臭素酸アルカリ金属塩の
酸化剤としての使用量は、1級アルコール1molに対
して1〜10m011好ましくは2〜611olである
。1 molよりも少ないばあいには、反応が完結せず
、またlomolよりも多量に用いたばあいには、それ
以上の効果の向上は望めず、不経済となる。
反応は、反応基質である1級アルコールが水溶性のばあ
いには、水溶液中で行なうことができるが、一般には疎
水性有機溶媒と水の2相系からなる不均一系混合溶液中
または水と親水性有機溶媒の混合溶液中で行なってもよ
い。前記有機溶媒は、ニトロソニウム塩の酸化に対して
安定な有機溶媒であればよく、かかる有機溶媒の具体例
としては、たとえばアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、3−ペンタノンなどのケトン;
アセトニトリル、プロピオンニトリル、ベンゾニトリル
などのニトリル;四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチ
レン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、クロロベン
ゼンなどのハロゲン化炭化水素;ペンタン、ヘキサン、
シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロオクタン
などの脂肪族系または脂環式炭化水素;ベンゼン、トル
エン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族系炭化水
素;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル、プロピオン酸メチル、γ −ブチロラクトンな
どのエステル;テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン
、ジオキサンなどのエーテル:その他スルホランなどが
あげられる。これらの有機溶媒は単独でまたは2種以上
混合した混合溶媒として用いられる。なお、水と疎水性
有機溶媒からなる不均一系溶液を用いるばあいには、充
分なかきまぜを行なうことによって反応を円滑に行なう
ことが好ましい。
なお、1級アルコールの溶媒溶液中における濃度は、と
くに限定はないが、通常反応を円滑に行なうため、08
吋〜50重量%、なかんづく0.1〜80重量%である
のが好ましい。
また、前記水溶液または水層のpHは4〜12、好まし
くは6〜11であるのが望ましい。pHが4未満では副
反応によるエステル(二量化物)の生成量が増加し、ア
ルデヒドの収率が低下し、pHが12をこえると生成し
たアルデヒドからの副反応を併発し、収率が低下する傾
向がある。
前記1級アルコールの溶媒溶液、N−オキシル化合物お
よび亜臭素酸アルカリ金属塩を混合することにより反応
が開始されるが、反応温度は一20〜100℃の範囲、
好ましくは一10〜50℃の範囲であるのが望ましい。
かかる反応温度は20℃よりも低いばあいには、反応速
度が遅くなり、また100℃よりも高いばあいには、副
反応がおこり、収率が低下する傾向がある。
反応は系内の1級アルコールが消失するまで行なえばよ
く、通常1〜10時間程度を必要とする。
反応終了後、疎水性溶媒を分液し、溶媒を留去すること
により粗生成物が入手される。もし必要ならば、蒸留、
再結晶、クロマト精製などの常法の後処理を行なうこと
により、1級アルコールに相当するアルデヒドかえられ
る。
つぎに実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
実施N1 N15Oガラス製反応容器に1−ウンデカノール1.7
2 g (lomlIlol) 、4−ベンゾイルオキ
シ−2,2゜6.6−テトラメチルピペリジン−1−オ
キシル28 mg(0,1nvol) 、塩化メチレン
10m1および水層のp)Iを9に保つために重曹5%
を含有する水溶液20mlを秤り、水浴で冷却、かきま
ぜながら亜臭素酸ナトリウム三水和物(日本シリカニ業
■製、NaBr02として65%含有品)  6.1g
 (30mmol、)を加えた。このときの水層のpH
は9であった。その後、室温で3時間反応を行なった。
薄層クロマトグラフィ(TLC)にて原料の1級アルコ
ールの消失を確認後、未反応の過剰亜臭素酸ナトリウム
を不活性とするため、5%ナトリウムハイドロサルファ
イド10m1を加えて充分にかきまぜを行なった。反応
混合物は塩化メチレン層と水層に分離し、水層は塩化メ
チレンで抽出を行なった。塩化メチレン抽出液は1つに
まとめて濃縮し、残液をシリカゲルカラム上をn−ヘキ
サン酢酸エチル(7:1)  (容量比)の混合溶媒で
溶出して精製し、1−ウンデカナール1.88gをえた
(収率:99%)。
なお、IRスペクトルにより1792cm −’ (n
eat)、’H−NMR(CDCfs、 500MHz
)によりδ9.yeppm(t)にピークが認められ、
アルデヒドの存在が確認された。以下にえられた1−ウ
ンデカノールのIH−NMRスペクトルの結果を示す。
(1)1−NMR(CDCfs 、 500MHz)δ
ppm )0.88[(t) 、3H,−CH3]1.
28[(m) 、14H、−(CH2)7 ]1.62
[(ffl) 、2H]、2.41[(m) 、2H]
9.76[(t) 、IH,−CH0]実施例2〜5 実施例1において用いた4−ベンゾイルオキシ−2,2
,8,8−テトラメチルピペリジン−1−オキシルのか
わりに第1表に示したN−オキシル化合物(0,1■o
l)を使用し、反応完結に必要な量の亜臭素酸ナトリウ
ムを加えて反応を完結させた以外は実施例1と同様にし
て反応を行なった。えられたl−ウンデカナールの収率
を第1表に併記する。
[以下余白] 実施例6〜8 実施例1において、4−ベンゾイルオキシ−2,2゜6
.6−テトラメチルピペリジン−l−オキシルの添加量
を第2表に示すように変更し、また亜臭素酸ナトリウム
三散水和物(80mIIlol)を加えて反応を行なっ
た以外は実施例1と同様にしてl−ウンデカナールをえ
た。えられたニーウンデカナールの収率を第2表に示す
第  2  表 実施例9〜16 実施例1において用いた塩化メチレンのかわりに第3表
に示した有機溶媒(10ml)を用い、亜臭素酸ナトリ
ウム三水和物を第3表に示すように使用した以外は実施
例1と同様に実施した。
えられた1−ウンデカナールの収率を第3表に示す。
[以下余白コ 実施例17〜22 実施例1で用いたl−ウンデカノールのかわりに第4表
に示した1級アルコールを用い、第4表に示す量の亜臭
素酸ナトリウム三水和物を用いた以外は実施例1と同様
に実施し、第4表に示すアルデヒドをえた。えられたア
ルデヒドの収率を第4表に併記する。
C以下余白j なお、実施例17〜24でえられた生成物のIH−NM
Rスペクトル(CDC#3、500MHz 、  δp
p11)は以下のとおりであった。
(実施例17;n−オクタナール) 1)1−NMRスペクトル 0.87 (m、 3H1−〇)+3)1.29 (m
、  101 、−(CH2)6−)2.41  (+
a、2H,−CH2−)9.85  (t、 t■、−
C)TO)(実施例18;n−ドデカナール) IH−NMRスペクトル 0.88 (t、 3H,−CH5) 1.28 (1,18H、−(CH2)9−)2.40
 (1,2H,−C)12−)9.65 (tStH,
−CHo) (実施例19;n−オクタデカナール)IH−NMRス
ペクトル 0.87 (m、 38.−CH3) 1.24 (m、 80B 、 −(CH2)+6−)
2、H(m、 2H,−CH2−) 9、ffO(t、  LH,−CHO)IH−NMRス
ペクトル 1.13 (d、 311、−CH5)1.59 (i
Sloll 、 −(CI2)5−)2.04 (s、
 ill、−〇H) 2.43 (+a、 ill、 −CIl(C113)
 −)9.83 (d、 11L −CHo)(実施例
21;   △バーψφ−= −CIIO)IH−NM
Rスペクトル 0.87 (t、 3H,−CHg )1.1〜1.8
(+n 、 18H、−CH2)9−)2.37 (t
、 2H,−C)+2−)9.17 (tSIHl−C
HO) (実施例22;ベンズアルデヒド) 1)(−NMRスペクトル 7.2〜7.9(m、5HSPh−) 9.87 (S、 ill、−CHo)(実施例23;
2−フェニルアセトアルデヒド)IH−NMRスペクト
ル 3.6(d、 2H,−〇H2−) 7.18 (s、 5HSPh−) 9.8(tSIH,−CHo) (実施例24;3−フェニルプロピオンアルデヒド)!
)1−NMRスペクトル 2.8(+n、4H,−(CH2)2−)7.1(s、
 5H,Ph−) 9.82 (t、 IHSCHO) 比較例1 実施例1で用いた2、2.8.8−テトラメチル−4−
ベンゾイルオキシピペリジン−1−オキシルを添加しな
かった以外は実施例1と同様に実施し、18時間反応を
行なったところ、■−ウンデカナールが収率■8%で生
成し、88%の1−ウンデカノールを回収した。
[発明の効果] 本発明の方法によれば、触媒量のN−オキシル化合物の
存在下で、1級アルコールに亜臭素酸アルカリ金属塩を
作用させることにより、1級アルコールからこれに相当
するアルデヒドを高収率で容易に工業的にうることがで
きるという効果が奏される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1級アルコールをN−オキシル化合物の存在下で亜
    臭素酸アルカリ金属塩と反応させることを特徴とする1
    級アルコールからアルデヒドの製造法。
JP1907889A 1989-01-27 1989-01-27 1級アルコールからアルデヒドの製造法 Expired - Fee Related JPH0832647B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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