JPH0216338B2 - - Google Patents
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- JPH0216338B2 JPH0216338B2 JP56058279A JP5827981A JPH0216338B2 JP H0216338 B2 JPH0216338 B2 JP H0216338B2 JP 56058279 A JP56058279 A JP 56058279A JP 5827981 A JP5827981 A JP 5827981A JP H0216338 B2 JPH0216338 B2 JP H0216338B2
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- foam
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- vulcanization
- rubber
- polybutadiene
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Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
この発明は1,2ポリブタジエンの加硫発泡体
の製造法に関するものである。さらに詳しくは、
この発明はビニル結合含有量が70%以上、結晶化
度10〜50%の1,2ポリブタジエン40〜100重量
部と天然ゴムおよび合成ゴムより選ばれる一種ま
たは二種以上の生ゴム60〜0重量部の合計100重
量部に対して、発泡剤としてジニトロソペンタメ
チレンテトラミンとアゾジカルボンアミドの混合
割合が8/1〜1/1である発泡剤1〜20重量
部、および加硫剤、加硫促進剤、発泡助剤、充填
剤、その他配合剤を混練りし、発泡剤の分解温度
以上の温度で加熱、加圧後方圧して一次加硫のみ
で寸法安定性に優れ泡が均一で微細な独立気泡構
造を有する1,2ポリブタジエンの加硫発泡体を
製造する方法に関するものである。 1,2ポリブタジエンに加硫剤、発泡剤および
その他配合剤を配合した組成物を加熱し、一次加
硫のみで発泡体を製造する方法は公知である。従
来1,2ポリブタジエン加硫発泡体を製造するた
めに使用される発泡剤には、ニトロソ系、アゾ
系、ヒドラジン系などの有機発泡剤および重炭酸
ナトリウム、重炭酸アンモニウムなどの無機発泡
剤がある。しかしながらこれらの発泡剤では加硫
発泡時の加熱温度、加熱時間の微かな変化により
得られる発泡体の寸法が不安定になり泡構造が不
均一になるために、寸法安定性が優れ、泡構造が
微細で均一な発泡体の製造には加熱温度、加熱時
間等の条件を厳しく制御する必要があり、これだ
け生産効率の低下をきたしている。 発明者らはこのような欠点の解決にかねてから
鋭意検討を進めていたところ1,2ポリブタジエ
ンを天然ゴムおよび合成ゴムの1種以上からなる
混合物として使用し、混合物全体の40〜100重量
%使用し、これにジニトロソペンタメチレンテト
ラミン(以下DPTという)とアゾジカルボンア
ミド(以下ADCという)の2種類の発泡剤を特
定の割合で併用することによつて加硫発泡条件を
それほど厳密に制御しなくとも寸法安定性に優れ
泡構造が均一で微細な独立気泡体からなる発泡体
が得られることを知見したものである。 本発明で用いる1,2ポリブタジエンは泡構造
の均一な発泡体を得るためにはビニル結合含有量
が70%以上で結晶化度が5〜50%のものを用いる
必要があり、極限粘度は0.7〜3.0のものが好まし
い。 本発明の1,2ポリブタジエンは、目的とする
発泡体の性質に応じ天然ゴムおよび合成ゴムのい
わゆる生ゴムの1種以上と混合使用するが、その
使用割合は、生ゴムとの合計重量に対し40〜100
重量%である。40重量%未満では、発泡体の収縮
が大きくまた寸法安定性の良いものが得られにく
い。混合使用する生ゴムは特に制限はないが、代
表例としてポリイソプレンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ハイスチレンゴム、ポリブタジエン
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムなどがあ
る。 発泡剤は、DPTとADCとの併用が要件であ
り、何れかの単独使用では本発明の目的を達する
ことができない。それらの配合比率はDPT/
ADCの重量比で8/1〜1/1、好ましくは
4/1〜2/1である。DPTがこれ以上となる
と泡が不均一になりやすく発泡体の外観に色むら
が生ずる。またADCの量がこれ以上となると加
硫速度が遅くなり発泡性、寸法安定性がわるくな
る。発泡剤の使用量は目的とする発泡倍率に応じ
て適宜決定されるが、1,2ポリブタジエンと生
ゴムの合計100重量部に対し1〜20重量部である。
発泡剤の使用量が上記範囲より少ないと発泡倍率
が極めて低い発泡体しか得られず、発泡剤の使用
量が上記範囲より多いと発泡剤の分解によつて発
生するガスの大部分が組成物内にとりこまれるこ
となく外部に逃散し、このために得られる発泡体
に亀裂を生じることがある。 本発明における加硫は一般の方法、例えば硫黄
−加硫促進剤系あるいは有機過酸化物などにより
加硫を行なうがなかでも安価で貯蔵安定性に優れ
る硫黄−加硫促進剤系を使用するのが好ましい。
また、本発明の組成物においては一般のゴム組成
物に配合される他の配合剤、すなわち充填剤、活
性剤、老化防止剤、加工助剤など適宜添加しても
よい。 本発明における配合物を混合する方法は特に制
限はなくバンバリー型ミキサー、加圧ニーダー、
オーブンロールなど一般のゴム配合物に使用され
る混合方法でよく、70〜120℃の範囲の温度で混
合するのが好ましい。こうして得られる配合物を
金型中に供給し加圧下に130〜180℃、好ましくは
140〜170℃の温度範囲で、かつ発泡剤の分解温度
以上の温度に加熱して配合物の加硫ならびに発泡
剤の分解を行なう。金型の型締圧は発泡剤の分解
によつて発生するガスの膨張を実質的に抑制する
圧力が必要で通常は80Kg/cm2以上の加圧下で行な
われる。 本発明によつて製造される発泡体は履物素材
(アウターソール、インナーソール、ミツドソー
ルなど)、工業用品、緩衝材料、包装材料などに
使用される。 つぎに実施例および比較例を挙げて、この発明
を具体的に説明する。実施例および比較例におい
て100%引張応力(M100)、破断強度(TB)、破
断伸び(EB)、引裂強度(TR−B)はJISK6301
に準拠した方法で、また硬度はラバーテスタータ
イプC(高分子計器製スポンジ硬度計)により密
度は浮力法により更に発泡倍率は常法に従つて体
積発泡倍率を測定した。泡構造は40倍の拡大鏡に
より下記の基準により評価した。 ◎:泡が微細で均一である。 〇:泡が微細で比較的均一である。 △:泡は小さいが不均一である。 ×:泡が大きく不均一である。 また、発泡体の外観は表面肌、ふくれ、亀裂な
どの状態を目視で観察し、下記の基準により評価
した。 ◎:亀裂、ふくれがなく、表面肌もよい。 〇:亀裂、ふくれはないが表面肌が悪い。 △:亀裂はないがふくれがあり表面肌も悪い ×:亀裂、ふくれが発生した 実施例 1〜4 1,2ポリブタジエン(日本合成ゴム社製
JSRRB820、ビニル結合含有量92%、結晶化度25
%〔η〕トルエン 30℃=1.25)にポリイソプレンゴム
(日本合成ゴム社製JSRIR2200)およびハイスチ
レンラバー(日本合成ゴム社製JSR0061)を60:
30:10の重量割合で加えて100重量部とし、これ
に発泡剤としてDPT/ADCの併用割合を変化さ
せて使用し、第1表に示す配合割合で混練りし、
155℃で12分間加硫して発泡体を得た。 その結果を第1表に示す。この結果より実施例
1〜4からは発泡体の物性、泡構造、外観とも優
れた発泡体が得られることが明らかである。 比較例 1〜3 実施例1〜4と同じ原料を使用して、発泡剤を
DPTならびにADCの夫々単味としたときと
DPT/ADCの割合を1/2としたものについて
実施例1〜4の方法を繰返した。 結果を第1表に併記する。比較例1は破断伸
び、引裂強度が低下した。また泡構造は不均一で
あり、外観はふくれがあら、表面肌が悪いもので
あつた。 比較例2,3では加硫速度が遅く加硫温度155
℃では良好な発泡体は得られなかつた。加硫温度
を高くし、また加硫時間も長くして発泡体を得た
が発泡倍率が小さく引張応力、破断強度が低下し
実用上好ましくなかつた。
の製造法に関するものである。さらに詳しくは、
この発明はビニル結合含有量が70%以上、結晶化
度10〜50%の1,2ポリブタジエン40〜100重量
部と天然ゴムおよび合成ゴムより選ばれる一種ま
たは二種以上の生ゴム60〜0重量部の合計100重
量部に対して、発泡剤としてジニトロソペンタメ
チレンテトラミンとアゾジカルボンアミドの混合
割合が8/1〜1/1である発泡剤1〜20重量
部、および加硫剤、加硫促進剤、発泡助剤、充填
剤、その他配合剤を混練りし、発泡剤の分解温度
以上の温度で加熱、加圧後方圧して一次加硫のみ
で寸法安定性に優れ泡が均一で微細な独立気泡構
造を有する1,2ポリブタジエンの加硫発泡体を
製造する方法に関するものである。 1,2ポリブタジエンに加硫剤、発泡剤および
その他配合剤を配合した組成物を加熱し、一次加
硫のみで発泡体を製造する方法は公知である。従
来1,2ポリブタジエン加硫発泡体を製造するた
めに使用される発泡剤には、ニトロソ系、アゾ
系、ヒドラジン系などの有機発泡剤および重炭酸
ナトリウム、重炭酸アンモニウムなどの無機発泡
剤がある。しかしながらこれらの発泡剤では加硫
発泡時の加熱温度、加熱時間の微かな変化により
得られる発泡体の寸法が不安定になり泡構造が不
均一になるために、寸法安定性が優れ、泡構造が
微細で均一な発泡体の製造には加熱温度、加熱時
間等の条件を厳しく制御する必要があり、これだ
け生産効率の低下をきたしている。 発明者らはこのような欠点の解決にかねてから
鋭意検討を進めていたところ1,2ポリブタジエ
ンを天然ゴムおよび合成ゴムの1種以上からなる
混合物として使用し、混合物全体の40〜100重量
%使用し、これにジニトロソペンタメチレンテト
ラミン(以下DPTという)とアゾジカルボンア
ミド(以下ADCという)の2種類の発泡剤を特
定の割合で併用することによつて加硫発泡条件を
それほど厳密に制御しなくとも寸法安定性に優れ
泡構造が均一で微細な独立気泡体からなる発泡体
が得られることを知見したものである。 本発明で用いる1,2ポリブタジエンは泡構造
の均一な発泡体を得るためにはビニル結合含有量
が70%以上で結晶化度が5〜50%のものを用いる
必要があり、極限粘度は0.7〜3.0のものが好まし
い。 本発明の1,2ポリブタジエンは、目的とする
発泡体の性質に応じ天然ゴムおよび合成ゴムのい
わゆる生ゴムの1種以上と混合使用するが、その
使用割合は、生ゴムとの合計重量に対し40〜100
重量%である。40重量%未満では、発泡体の収縮
が大きくまた寸法安定性の良いものが得られにく
い。混合使用する生ゴムは特に制限はないが、代
表例としてポリイソプレンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ハイスチレンゴム、ポリブタジエン
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムなどがあ
る。 発泡剤は、DPTとADCとの併用が要件であ
り、何れかの単独使用では本発明の目的を達する
ことができない。それらの配合比率はDPT/
ADCの重量比で8/1〜1/1、好ましくは
4/1〜2/1である。DPTがこれ以上となる
と泡が不均一になりやすく発泡体の外観に色むら
が生ずる。またADCの量がこれ以上となると加
硫速度が遅くなり発泡性、寸法安定性がわるくな
る。発泡剤の使用量は目的とする発泡倍率に応じ
て適宜決定されるが、1,2ポリブタジエンと生
ゴムの合計100重量部に対し1〜20重量部である。
発泡剤の使用量が上記範囲より少ないと発泡倍率
が極めて低い発泡体しか得られず、発泡剤の使用
量が上記範囲より多いと発泡剤の分解によつて発
生するガスの大部分が組成物内にとりこまれるこ
となく外部に逃散し、このために得られる発泡体
に亀裂を生じることがある。 本発明における加硫は一般の方法、例えば硫黄
−加硫促進剤系あるいは有機過酸化物などにより
加硫を行なうがなかでも安価で貯蔵安定性に優れ
る硫黄−加硫促進剤系を使用するのが好ましい。
また、本発明の組成物においては一般のゴム組成
物に配合される他の配合剤、すなわち充填剤、活
性剤、老化防止剤、加工助剤など適宜添加しても
よい。 本発明における配合物を混合する方法は特に制
限はなくバンバリー型ミキサー、加圧ニーダー、
オーブンロールなど一般のゴム配合物に使用され
る混合方法でよく、70〜120℃の範囲の温度で混
合するのが好ましい。こうして得られる配合物を
金型中に供給し加圧下に130〜180℃、好ましくは
140〜170℃の温度範囲で、かつ発泡剤の分解温度
以上の温度に加熱して配合物の加硫ならびに発泡
剤の分解を行なう。金型の型締圧は発泡剤の分解
によつて発生するガスの膨張を実質的に抑制する
圧力が必要で通常は80Kg/cm2以上の加圧下で行な
われる。 本発明によつて製造される発泡体は履物素材
(アウターソール、インナーソール、ミツドソー
ルなど)、工業用品、緩衝材料、包装材料などに
使用される。 つぎに実施例および比較例を挙げて、この発明
を具体的に説明する。実施例および比較例におい
て100%引張応力(M100)、破断強度(TB)、破
断伸び(EB)、引裂強度(TR−B)はJISK6301
に準拠した方法で、また硬度はラバーテスタータ
イプC(高分子計器製スポンジ硬度計)により密
度は浮力法により更に発泡倍率は常法に従つて体
積発泡倍率を測定した。泡構造は40倍の拡大鏡に
より下記の基準により評価した。 ◎:泡が微細で均一である。 〇:泡が微細で比較的均一である。 △:泡は小さいが不均一である。 ×:泡が大きく不均一である。 また、発泡体の外観は表面肌、ふくれ、亀裂な
どの状態を目視で観察し、下記の基準により評価
した。 ◎:亀裂、ふくれがなく、表面肌もよい。 〇:亀裂、ふくれはないが表面肌が悪い。 △:亀裂はないがふくれがあり表面肌も悪い ×:亀裂、ふくれが発生した 実施例 1〜4 1,2ポリブタジエン(日本合成ゴム社製
JSRRB820、ビニル結合含有量92%、結晶化度25
%〔η〕トルエン 30℃=1.25)にポリイソプレンゴム
(日本合成ゴム社製JSRIR2200)およびハイスチ
レンラバー(日本合成ゴム社製JSR0061)を60:
30:10の重量割合で加えて100重量部とし、これ
に発泡剤としてDPT/ADCの併用割合を変化さ
せて使用し、第1表に示す配合割合で混練りし、
155℃で12分間加硫して発泡体を得た。 その結果を第1表に示す。この結果より実施例
1〜4からは発泡体の物性、泡構造、外観とも優
れた発泡体が得られることが明らかである。 比較例 1〜3 実施例1〜4と同じ原料を使用して、発泡剤を
DPTならびにADCの夫々単味としたときと
DPT/ADCの割合を1/2としたものについて
実施例1〜4の方法を繰返した。 結果を第1表に併記する。比較例1は破断伸
び、引裂強度が低下した。また泡構造は不均一で
あり、外観はふくれがあら、表面肌が悪いもので
あつた。 比較例2,3では加硫速度が遅く加硫温度155
℃では良好な発泡体は得られなかつた。加硫温度
を高くし、また加硫時間も長くして発泡体を得た
が発泡倍率が小さく引張応力、破断強度が低下し
実用上好ましくなかつた。
【表】
実施例5、比較例4
実施例1〜4と同じ原料を用い1,2ポリブタ
ジエン、生ゴムおよび発泡剤の量を第2表に示す
通りに変え加硫温度、加硫時間を変化させる以外
は実施例1〜4の方法を繰返しその発泡倍率の変
化を調べた。 第1図に加硫時間を12分間一定とし加硫温度を
変化させた場合の加硫温度と発泡倍率の関係を、
第2図に加硫温度を155℃一定とし加硫時間を変
化させた場合の加硫時間と発泡倍率の関係を示し
た。 この結果より本発明によれば加硫温度、加硫時
間を変動させても発泡体の発泡倍率の変化が小さ
く寸法安定性が優れていることが明らかである。
ジエン、生ゴムおよび発泡剤の量を第2表に示す
通りに変え加硫温度、加硫時間を変化させる以外
は実施例1〜4の方法を繰返しその発泡倍率の変
化を調べた。 第1図に加硫時間を12分間一定とし加硫温度を
変化させた場合の加硫温度と発泡倍率の関係を、
第2図に加硫温度を155℃一定とし加硫時間を変
化させた場合の加硫時間と発泡倍率の関係を示し
た。 この結果より本発明によれば加硫温度、加硫時
間を変動させても発泡体の発泡倍率の変化が小さ
く寸法安定性が優れていることが明らかである。
【表】
第1図は実施例5および比較例4の組成物の加
硫温度と発泡倍率の関係を、第2図は加硫時間と
発泡倍率の関係を示すグラフである。
硫温度と発泡倍率の関係を、第2図は加硫時間と
発泡倍率の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 ビニル結合含有量が70%以上で結晶化度が5
〜50%の1,2−ポリブタジエン40〜100重量部
と、天然ゴムおよび合成ゴムから選ばれる1種以
上の生ゴム60〜0重量部との合計100重量部を、
ジニトロソペンタメチレンテトラミンとアゾジカ
ルボンアミドとを重量で8/1〜1/1の割合で
含む発泡剤1〜20重量部および加硫剤の存在下に
加硫発泡し、独立気泡体とすることを特徴とする
1,2ポリブタジエンの加硫発泡体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5827981A JPS57172935A (en) | 1981-04-17 | 1981-04-17 | Preparation of cured 1,2-polybutadiene foam |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5827981A JPS57172935A (en) | 1981-04-17 | 1981-04-17 | Preparation of cured 1,2-polybutadiene foam |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57172935A JPS57172935A (en) | 1982-10-25 |
JPH0216338B2 true JPH0216338B2 (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=13079741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5827981A Granted JPS57172935A (en) | 1981-04-17 | 1981-04-17 | Preparation of cured 1,2-polybutadiene foam |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57172935A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59109533A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-25 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 架橋発泡体 |
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JPS60192735A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 発泡体 |
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JP6043467B2 (ja) * | 2010-09-27 | 2016-12-14 | 三和化工株式会社 | クロロプレンゴム発泡体及びその製造方法 |
CN109734981B (zh) * | 2018-11-30 | 2021-09-21 | 金旸(厦门)新材料科技有限公司 | 一种滚塑用交联发泡聚乙烯及其制备方法 |
Citations (2)
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JPS557468A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-19 | Toyota Motor Corp | Production of composite material |
JPS5516067A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-04 | Hitachi Chem Co Ltd | Blowing agent |
-
1981
- 1981-04-17 JP JP5827981A patent/JPS57172935A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS557468A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-19 | Toyota Motor Corp | Production of composite material |
JPS5516067A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-04 | Hitachi Chem Co Ltd | Blowing agent |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS57172935A (en) | 1982-10-25 |
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