JPH0191957A - 鋳物の熱処理方法 - Google Patents
鋳物の熱処理方法Info
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- JPH0191957A JPH0191957A JP4971487A JP4971487A JPH0191957A JP H0191957 A JPH0191957 A JP H0191957A JP 4971487 A JP4971487 A JP 4971487A JP 4971487 A JP4971487 A JP 4971487A JP H0191957 A JPH0191957 A JP H0191957A
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Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、鋳型空洞部にシェル中子を配置して鋳造し
た鋳物の熱処理方法に関する。
た鋳物の熱処理方法に関する。
[従来の技術]
シェル中子を用いて鋳造した鋳物を機械加工工程等の後
工程に送る前に、鋳物内に残存したシェル中子を除去す
る場合、中子の大きさ、形状等によっては、通常の機械
的な方法で崩壊・除去することが困難な場合がある。こ
のような場合、中子を含む鋳物を所定温度で所定時間加
熱し、シェル中子に含有される粘結剤(レジン)を燃焼
させて中子の崩壊性を向上させ、中子の除去作業を容易
にすることが従来より行なわれている。
工程に送る前に、鋳物内に残存したシェル中子を除去す
る場合、中子の大きさ、形状等によっては、通常の機械
的な方法で崩壊・除去することが困難な場合がある。こ
のような場合、中子を含む鋳物を所定温度で所定時間加
熱し、シェル中子に含有される粘結剤(レジン)を燃焼
させて中子の崩壊性を向上させ、中子の除去作業を容易
にすることが従来より行なわれている。
例えば、車両のエンジンのシリンダブロックをアルミニ
ウム合金鋳物により製造する場合、エンジン冷却水が通
るウォータジャケットは、鋳造時、鋳型内にシェル中子
を配設して鋳込むことによって形成されるが、鋳造後の
中子を通常の機械的な方法によって除去することは困難
であり、以下のような方法が用いられている。
ウム合金鋳物により製造する場合、エンジン冷却水が通
るウォータジャケットは、鋳造時、鋳型内にシェル中子
を配設して鋳込むことによって形成されるが、鋳造後の
中子を通常の機械的な方法によって除去することは困難
であり、以下のような方法が用いられている。
すなわち、まず鋳物素材から堰、湯道等の不要部分を除
去し、次いで鋳物素材に振動を与えて中子の一部を崩壊
させ、崩壊した部分を除去する。
去し、次いで鋳物素材に振動を与えて中子の一部を崩壊
させ、崩壊した部分を除去する。
その後、鋳物素材を350℃以上に加熱して4時間程度
保持し、中子に含有される粘結剤を燃焼させて残存した
中子の崩壊性を向上させ、更にその後、鋳物素材に振動
を与え、残存した中子を崩壊させて除去する。
保持し、中子に含有される粘結剤を燃焼させて残存した
中子の崩壊性を向上させ、更にその後、鋳物素材に振動
を与え、残存した中子を崩壊させて除去する。
どころで、通常、シリンダブロックのウォータジャケッ
ト部を形成するための中子は、中子強度を向上さU″る
ため、予め中子砂粒子に粘結剤(レジン)がコーティン
グされたレジンコーテツドサンドで作られ、中子の表面
だけでなく内部においても砂粒子が互いに強固に結合し
、注場時の圧力、その他の外力に耐え得るようになって
いる。従って、鋳造後、上記ノニル中子の崩壊性を向上
さUて中子除去作業を効率的に行なうためには、中子の
表面だけでなく、内部の粘結剤も燃焼させる必要がある
。
ト部を形成するための中子は、中子強度を向上さU″る
ため、予め中子砂粒子に粘結剤(レジン)がコーティン
グされたレジンコーテツドサンドで作られ、中子の表面
だけでなく内部においても砂粒子が互いに強固に結合し
、注場時の圧力、その他の外力に耐え得るようになって
いる。従って、鋳造後、上記ノニル中子の崩壊性を向上
さUて中子除去作業を効率的に行なうためには、中子の
表面だけでなく、内部の粘結剤も燃焼させる必要がある
。
上記シェル中子に用いられる粘結剤は、酸素の供給が十
分であれば、350℃以上の温度で加熱すると中子内部
のものまで燃焼させることができる。
分であれば、350℃以上の温度で加熱すると中子内部
のものまで燃焼させることができる。
[発明か解決しようとする問題点]
ところが、中子を含んだ鋳物を加熱して中子の粘結剤を
燃焼させる場合、従来では、単に、鋳物を加熱炉内で所
定温度に所定時間保持するだけであったので、酸素の供
給量が十分でないため、中子内部の粘結剤を燃焼さ什ろ
ことかできず、そのため、中子の崩壊性を十分に高める
ことができなかった。例えば、400℃程度の加熱温度
では、中子表面近傍の粘結剤は燃焼させることかできる
が、中子内部の粘結剤は燃焼さU“ることができないの
で、中子内部の崩壊性を十分に高めることはできなかっ
た。
燃焼させる場合、従来では、単に、鋳物を加熱炉内で所
定温度に所定時間保持するだけであったので、酸素の供
給量が十分でないため、中子内部の粘結剤を燃焼さ什ろ
ことかできず、そのため、中子の崩壊性を十分に高める
ことができなかった。例えば、400℃程度の加熱温度
では、中子表面近傍の粘結剤は燃焼させることかできる
が、中子内部の粘結剤は燃焼さU“ることができないの
で、中子内部の崩壊性を十分に高めることはできなかっ
た。
このため、鋳物の加熱温度を高くして粘結剤の燃焼を促
進することが考えられるか、例えばアルミニウム合金の
ように、鋳物材質の融点が比較的低い場合には、上記加
熱温度をあまり高くすると鋳物材質の特性を損なうおそ
れがあるので、酸素の供給が不十分な状態でも中子内部
の粘結剤を燃焼させるに足る高い温度を加えることはで
きなかった。
進することが考えられるか、例えばアルミニウム合金の
ように、鋳物材質の融点が比較的低い場合には、上記加
熱温度をあまり高くすると鋳物材質の特性を損なうおそ
れがあるので、酸素の供給が不十分な状態でも中子内部
の粘結剤を燃焼させるに足る高い温度を加えることはで
きなかった。
[発明の目的]
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、加熱温度を上昇させることなしにシェル中子内部の
崩壊性を向上させ、中子除去作業の効率を高めることを
目的とする。
で、加熱温度を上昇させることなしにシェル中子内部の
崩壊性を向上させ、中子除去作業の効率を高めることを
目的とする。
[問題点を解決するための手段]
このため、この発明は、加熱炉内を通うさけて行なうシ
ェル中子を含む鋳物の熱処理方法において、加熱炉内で
の上記鋳物の搬送を間欠送りとし、該鋳物の停止位置で
上記シェル中子開口部分に相対する位置に設けられたエ
アノズルからシェル中子にエアを噴出させ、加熱炉内の
雰囲気温度とシェル中子内に浸透するエアとで該シェル
中子を燃焼させるようにしたものである。
ェル中子を含む鋳物の熱処理方法において、加熱炉内で
の上記鋳物の搬送を間欠送りとし、該鋳物の停止位置で
上記シェル中子開口部分に相対する位置に設けられたエ
アノズルからシェル中子にエアを噴出させ、加熱炉内の
雰囲気温度とシェル中子内に浸透するエアとで該シェル
中子を燃焼させるようにしたものである。
[発明の効果]
この発明によれば、加熱炉内での鋳物の搬送を間欠送り
とし、該鋳物の停止位置で、鋳物に含まれたシェル中子
開口部分にエアノズルか嵌合するようにしたので、加熱
炉内の雰囲気温度に加えて、」二記エアノズルから噴出
される圧縮エアによって、シェル中子の粘結剤の燃焼を
促進することができる。その結果、上記シェル中子の表
面近傍だけでなく、その内部まて崩壊性を高めることが
できるとともに、焼成n’j壊(また中子砂の排出効率
を向上させることができるので、中子除去作業を効率的
に行なうことができろ。
とし、該鋳物の停止位置で、鋳物に含まれたシェル中子
開口部分にエアノズルか嵌合するようにしたので、加熱
炉内の雰囲気温度に加えて、」二記エアノズルから噴出
される圧縮エアによって、シェル中子の粘結剤の燃焼を
促進することができる。その結果、上記シェル中子の表
面近傍だけでなく、その内部まて崩壊性を高めることが
できるとともに、焼成n’j壊(また中子砂の排出効率
を向上させることができるので、中子除去作業を効率的
に行なうことができろ。
[実施例]
以下、本発明の実施例を、車両用エンジンのシリンダブ
ロックのアルミニウム合金鋳物に適用した場合について
、添付図面により説明する。
ロックのアルミニウム合金鋳物に適用した場合について
、添付図面により説明する。
尚、本実施例は、特に高強度、高硬度が要求され、鋳物
素材に溶体化処理T6を施す必要があるシリンダブロッ
クについて、上記T6処理での加熱工程に適用したもの
である。また、上記鋳物素材は、鋳造後、熱処理の前工
程で堰、湯道等の不要部分を除去し、振動により中子の
一部を崩壊・除去したらのであるか、ウォータジャケッ
ト部を形成するための中子は、レノンコーテツドサンド
で作られており、上記のような機械的な方法だけでは除
去することができず、このシェル中子を含んだ状態で熱
処理工程に送られてくる。
素材に溶体化処理T6を施す必要があるシリンダブロッ
クについて、上記T6処理での加熱工程に適用したもの
である。また、上記鋳物素材は、鋳造後、熱処理の前工
程で堰、湯道等の不要部分を除去し、振動により中子の
一部を崩壊・除去したらのであるか、ウォータジャケッ
ト部を形成するための中子は、レノンコーテツドサンド
で作られており、上記のような機械的な方法だけでは除
去することができず、このシェル中子を含んだ状態で熱
処理工程に送られてくる。
第1図及び第2図に示すように、上記シェル中子を含ん
だ鋳物Wは、溶体化処理T6を行なうために、平行に配
設された2本の固定レール2と、この2本の固定レール
2の中間に、該レール2と平行に配置された可動送りバ
ーIとを備えた搬送装置によって加熱炉Fに搬入されて
くる。該加熱炉Fは、熱処理品を、その炉内を通過さけ
て熱処理を行なう連続炉であり、炉の天井部3と炉床4
との間には、鋳物Wの進行方向(図における右方)と垂
直な方向に、炉内を所定温度に保つために多数の発熱体
5が平行に配設されている。
だ鋳物Wは、溶体化処理T6を行なうために、平行に配
設された2本の固定レール2と、この2本の固定レール
2の中間に、該レール2と平行に配置された可動送りバ
ーIとを備えた搬送装置によって加熱炉Fに搬入されて
くる。該加熱炉Fは、熱処理品を、その炉内を通過さけ
て熱処理を行なう連続炉であり、炉の天井部3と炉床4
との間には、鋳物Wの進行方向(図における右方)と垂
直な方向に、炉内を所定温度に保つために多数の発熱体
5が平行に配設されている。
上記可動送りバー1は、炉Fの長平方向について適当な
間隔で配置された間欠送り装置Aの昇降ロッド6に固着
され、該昇降ロッド6が上昇位置にあるときには固定レ
ール2よりも上方に位置して鋳物Wを持ち上げ、昇降ロ
ッド6が下降位置にあるときには固定レール2よりも下
方に位置して鋳物Wを固定レール2上に載置するように
なっている。上記昇降ロッド6は、床面Gに固定された
台座7上を、加熱炉Fの長平方向について前後動自在に
移動できるウオーキングビーム8に、上下動自在に取付
られている。また、ウオーキングビーム8の前後動に伴
って昇降ロッド6が前後動できるように、炉床4には開
口部4aが設けられ、該開口部4aは、加熱炉F内から
の熱放散を防止するために炉床4の下面に設置されたス
ライドシャッタ12で覆われている。
間隔で配置された間欠送り装置Aの昇降ロッド6に固着
され、該昇降ロッド6が上昇位置にあるときには固定レ
ール2よりも上方に位置して鋳物Wを持ち上げ、昇降ロ
ッド6が下降位置にあるときには固定レール2よりも下
方に位置して鋳物Wを固定レール2上に載置するように
なっている。上記昇降ロッド6は、床面Gに固定された
台座7上を、加熱炉Fの長平方向について前後動自在に
移動できるウオーキングビーム8に、上下動自在に取付
られている。また、ウオーキングビーム8の前後動に伴
って昇降ロッド6が前後動できるように、炉床4には開
口部4aが設けられ、該開口部4aは、加熱炉F内から
の熱放散を防止するために炉床4の下面に設置されたス
ライドシャッタ12で覆われている。
間欠送り装置Aは、昇降ロッド6が上昇して可動送りバ
ー1が固定レール2よりも上方に鋳物Wを持ち上げたと
きに、ウオーキングビーム8が前方(図における右方)
に移動して鋳物Wを搬送し、その後、昇降ロッド6が下
降して鋳物Wが固定レール2上に載置されている間に、
ウオーキングビーム8が後方(図における左方)に移動
して、次に再び昇降ロッド6が上昇するまでは静止する
ことによって、加熱炉F内の鋳物Wを、間欠的に、前方
に搬送するようになっている。
ー1が固定レール2よりも上方に鋳物Wを持ち上げたと
きに、ウオーキングビーム8が前方(図における右方)
に移動して鋳物Wを搬送し、その後、昇降ロッド6が下
降して鋳物Wが固定レール2上に載置されている間に、
ウオーキングビーム8が後方(図における左方)に移動
して、次に再び昇降ロッド6が上昇するまでは静止する
ことによって、加熱炉F内の鋳物Wを、間欠的に、前方
に搬送するようになっている。
上記可動送りバー1には、該送りバー1上における鋳物
Wの位置を正確に定めるために、可動送りバー1の長平
方向について所定の間隔で、2本づつ配置された位置決
めピン9が固着され、該位置決めピン9は、シリンダヘ
ッド取付面を下側にして搬送されている鋳物Wのシリン
ダヘッド取付用ボルト穴の鋳抜き穴11.11に嵌合す
るようになっている。上記位置決めピン9の間隔は、ウ
オーキングビームSの移動ストロークと等しくなるよう
に設定されている。昇降ロッド6の下降により、可動送
りバー1から離れて固定レール2上に載置された鋳物W
が、所定期間経過した後に、昇降ロッド6の上昇により
、再び可動送りバー1で持ち上げられる際には、所定間
隔だけ前方に配置された位置決めピン9.9が鋳抜き穴
11.11に嵌合することにより、鋳物Wは、正確に位
置決めされた状態で、ウオーキングビーム8の移動スト
ロークだけ前方に移動される。
Wの位置を正確に定めるために、可動送りバー1の長平
方向について所定の間隔で、2本づつ配置された位置決
めピン9が固着され、該位置決めピン9は、シリンダヘ
ッド取付面を下側にして搬送されている鋳物Wのシリン
ダヘッド取付用ボルト穴の鋳抜き穴11.11に嵌合す
るようになっている。上記位置決めピン9の間隔は、ウ
オーキングビームSの移動ストロークと等しくなるよう
に設定されている。昇降ロッド6の下降により、可動送
りバー1から離れて固定レール2上に載置された鋳物W
が、所定期間経過した後に、昇降ロッド6の上昇により
、再び可動送りバー1で持ち上げられる際には、所定間
隔だけ前方に配置された位置決めピン9.9が鋳抜き穴
11.11に嵌合することにより、鋳物Wは、正確に位
置決めされた状態で、ウオーキングビーム8の移動スト
ロークだけ前方に移動される。
ところで、上記加熱炉Fには、シリンダブロックのウォ
ータジャケット部を形成するシェル中子の開口部分にエ
アを吹き込むためにエアノズル13が設けられている。
ータジャケット部を形成するシェル中子の開口部分にエ
アを吹き込むためにエアノズル13が設けられている。
該エアノズル!3には、加熱炉Fの外部に設置されたニ
アコンプレッサ(不図示)からの圧縮エアを上記エアノ
ズル13に供給するためのエア配管14が接続されてい
る。該エア配管14は、エアノズル13から噴出されろ
エアにより鋳物Wの温度が低下することを防止するため
に、加熱炉F内での配管長さができるだけ長くなるよう
に配設されている。
アコンプレッサ(不図示)からの圧縮エアを上記エアノ
ズル13に供給するためのエア配管14が接続されてい
る。該エア配管14は、エアノズル13から噴出されろ
エアにより鋳物Wの温度が低下することを防止するため
に、加熱炉F内での配管長さができるだけ長くなるよう
に配設されている。
上記エアノズル13は、第2図に示したように、可動送
りバー1と両側の固定レール2.2の中間に設けられ、
鋳物Wが固定レール2,2上に載置された状態で、第3
図に示したように、鋳物Wに含まれたウォータジャケッ
ト部形成用のシェル中子15の開口部15aに嵌合する
ように、位置決めピン9.9との位置関係が定められて
いる。また、上記エアノズル!3は、第4図に詳しく示
したように、上方から落下する崩壊した中子砂による目
詰りを防止するために、好ましくは、その先端部近傍の
側面に複数個のエア噴孔部13aが設けられ、エアノズ
ル13が開口部15aに嵌合した状態で、上記エア噴孔
部13aが開口部15a内に位置するように、その先端
部の高さが設定されている。そして、上記開口部15a
には、所定期間だけ圧縮エアが吹き込まれる。
りバー1と両側の固定レール2.2の中間に設けられ、
鋳物Wが固定レール2,2上に載置された状態で、第3
図に示したように、鋳物Wに含まれたウォータジャケッ
ト部形成用のシェル中子15の開口部15aに嵌合する
ように、位置決めピン9.9との位置関係が定められて
いる。また、上記エアノズル!3は、第4図に詳しく示
したように、上方から落下する崩壊した中子砂による目
詰りを防止するために、好ましくは、その先端部近傍の
側面に複数個のエア噴孔部13aが設けられ、エアノズ
ル13が開口部15aに嵌合した状態で、上記エア噴孔
部13aが開口部15a内に位置するように、その先端
部の高さが設定されている。そして、上記開口部15a
には、所定期間だけ圧縮エアが吹き込まれる。
溶体化処理T6の加熱工程のため、すなわち、約500
℃で約2時間加熱するため加熱炉Fに搬入された鋳物W
は、上記加熱炉F内で物温か350℃以上に加熱された
後、面述のエアノズル13により、約500℃保持期間
の前半1/3までの間に、シェル中子15の開口部15
aに圧縮エアを吹き込まれ、該シェル中子15の焼成崩
壊か行なわれる。
℃で約2時間加熱するため加熱炉Fに搬入された鋳物W
は、上記加熱炉F内で物温か350℃以上に加熱された
後、面述のエアノズル13により、約500℃保持期間
の前半1/3までの間に、シェル中子15の開口部15
aに圧縮エアを吹き込まれ、該シェル中子15の焼成崩
壊か行なわれる。
上記ンエルr41子15の焼成崩壊期間において、エア
ノズル13による圧縮エアの供給を、鋳物Wの温度が3
50℃以上に達してから行なうようにしたのは、350
℃以下ではシェル中子I5の粘結剤の燃焼効率が悪くな
るからであり、また、約500℃保持期間の前半1/3
までに終えるようにしたのは、鋳物W全体に、T6処理
で要求される温度(約500℃)を均一に与えるためで
ある。
ノズル13による圧縮エアの供給を、鋳物Wの温度が3
50℃以上に達してから行なうようにしたのは、350
℃以下ではシェル中子I5の粘結剤の燃焼効率が悪くな
るからであり、また、約500℃保持期間の前半1/3
までに終えるようにしたのは、鋳物W全体に、T6処理
で要求される温度(約500℃)を均一に与えるためで
ある。
従って、エアノズルI3の設置箇所、設置箇所数及び各
箇所でのノズル本数などは、これらとの兼ね合いと、鋳
物Wの大きさとによって定められる。
箇所でのノズル本数などは、これらとの兼ね合いと、鋳
物Wの大きさとによって定められる。
以上、説明したように、本実施例によれば、車両用エン
ジンのシリンダブロックのアルミニウム合金鋳物の熱処
理方法において、加熱炉F内での鋳物Wの搬送を間欠送
りとし、該鋳物Wの停止位置で、鋳物Wに含まれたシェ
ル中子15の開口部15aにエアノズル13が嵌合する
ようにしたので、加熱炉F内の雰囲気温度に加えて、上
記エアノズルI3から噴出される圧縮エアによって、シ
ェル中子I5の粘結剤の燃焼を促進することができる。
ジンのシリンダブロックのアルミニウム合金鋳物の熱処
理方法において、加熱炉F内での鋳物Wの搬送を間欠送
りとし、該鋳物Wの停止位置で、鋳物Wに含まれたシェ
ル中子15の開口部15aにエアノズル13が嵌合する
ようにしたので、加熱炉F内の雰囲気温度に加えて、上
記エアノズルI3から噴出される圧縮エアによって、シ
ェル中子I5の粘結剤の燃焼を促進することができる。
その結果、鋳物Wを、その融点に比較的近い高温にまで
加熱することなく、上記シェル中子15の表面近傍だけ
でなく、その内部まで崩壊性を高めることができるとと
もに、焼成崩壊した中子砂の排出効率を向−トさ仕るこ
とができ、中子除去作業を効率的に行なうことができる
のである。
加熱することなく、上記シェル中子15の表面近傍だけ
でなく、その内部まで崩壊性を高めることができるとと
もに、焼成崩壊した中子砂の排出効率を向−トさ仕るこ
とができ、中子除去作業を効率的に行なうことができる
のである。
尚、上記実施例は、アルミニウム合金鋳物に対して適用
したものであったが、本発明は、他の材質の鋳物、例え
ば鋳鉄などにも適用できるのはもちろんのことである。
したものであったが、本発明は、他の材質の鋳物、例え
ば鋳鉄などにも適用できるのはもちろんのことである。
図面はいずれも本発明を説明するためのものであり、第
1図は加熱炉内部の正面説明図、第2図は搬送装置と鋳
物の斜視図、第3図は中子を含んだノリンダブロック用
鋳物の縦断面図、第4図はシェル中子開口部に嵌合した
エアノズル先端部の縦断面図である。 l・・・可動送りバー、2・・・固定レール、6・・・
昇降ロッド、8・・ウオーキングビーム、13・・・エ
アノズル、15・・・シェル中子、15a・・・シェル
中子開口部、A・・間欠送り装置、F ・加熱炉、W・
・・鋳物。 特許出願人 マツダ株式会社 代理人 弁理士 青白 葆 ほか2名第2ス 図面の浄書 N3図 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 ア 平りンフtユワt:I7+//チー住所 広島県
安芸郡府中町新地3番1号名称(313)マツダ株式会
社 住所 〒540 大阪府大阪市東区域見2丁目1番61
号7、補正の内容 IW、明細書の図面の簡単な説明の欄 明細書第13頁第2行目〜第4行目 「、第4図は・・・・・縦断面図」を削除します。 mt図面第3図、第4図を別紙の通り訂正しまず。 以 上
1図は加熱炉内部の正面説明図、第2図は搬送装置と鋳
物の斜視図、第3図は中子を含んだノリンダブロック用
鋳物の縦断面図、第4図はシェル中子開口部に嵌合した
エアノズル先端部の縦断面図である。 l・・・可動送りバー、2・・・固定レール、6・・・
昇降ロッド、8・・ウオーキングビーム、13・・・エ
アノズル、15・・・シェル中子、15a・・・シェル
中子開口部、A・・間欠送り装置、F ・加熱炉、W・
・・鋳物。 特許出願人 マツダ株式会社 代理人 弁理士 青白 葆 ほか2名第2ス 図面の浄書 N3図 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 ア 平りンフtユワt:I7+//チー住所 広島県
安芸郡府中町新地3番1号名称(313)マツダ株式会
社 住所 〒540 大阪府大阪市東区域見2丁目1番61
号7、補正の内容 IW、明細書の図面の簡単な説明の欄 明細書第13頁第2行目〜第4行目 「、第4図は・・・・・縦断面図」を削除します。 mt図面第3図、第4図を別紙の通り訂正しまず。 以 上
Claims (1)
- (1)加熱炉内を通過させて行なうシェル中子を含む鋳
物の熱処理方法において、 加熱炉内での上記鋳物の搬送を間欠送りとし、該鋳物の
停止位置で上記シェル中子開口部分に相対する位置に設
けられたエアノズルからシェル中子にエアを噴出させ、
加熱炉内の雰囲気温度とシェル中子内に浸透するエアと
で該シェル中子を燃焼させることを特徴とする鋳物の熱
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4971487A JPH0191957A (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 鋳物の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4971487A JPH0191957A (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 鋳物の熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0191957A true JPH0191957A (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=12838856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4971487A Pending JPH0191957A (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 鋳物の熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0191957A (ja) |
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JPS5939464A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | Toyota Motor Corp | 鋳造品の熱処理方法及びその装置 |
-
1987
- 1987-03-03 JP JP4971487A patent/JPH0191957A/ja active Pending
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