JPH01321281A - エレベータの据付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はエレベータの据付工事に使用夛る据付装置の
改良に関するものである。

［従来の技術］ 第４図はこの発明の出願人が実願昭６２−２９１３４号
（昭和６２年７月１日出願）として先に出願したエレベ
ータの据付装置を示す昇降路の縦断面図である。

第４図において、１は昇降路、２は昇降路壁、３は昇降
路１の最上階相当部分に設けられた足場、４は°アーム
式の吊りビーム、４ａは吊りビーム４の長手方向に沿っ
て所定間隔で設けられた取付孔である。吊りビーム４は
基橋部がＵ字形のフレーム１０にボルト１２によって前
後方向に回動自在に枢支され、フレーム１０が昇降路壁
２の足場３より上方にアンカーボルト１４によって固定
された取付金具１１に段付ピン１３によって左右方向に
水平回動可能に取り付けられている。吊りビーム４の取
付孔４ａ、４ａに滑車５ａ、５ｂが支持金具６，７を介
し枢支ボルト８，９によって取り付けられている。昇降
路壁２の取付金具１１より上方の上隅部には吊り金具１
５がアンカーボルトによって固定され、吊り金具１５に
鎖１６の一端部が連結され、鎖１６の他端部が吊りビー
ム４の遊端部となる先端部に取り付けられた滑車５ｂの
支持具７に連結されている。滑車５ａ、５ｂには図示し
ない電動ウィンチに巻回されたワイヤロープからなるウ
ィンチ用ロープ１７が掛けられ、このロープ１７の先端
部にシャックル１８を介してガイドレール１９などのエ
レベータの昇降路内機器が取り付けられ、上記ロープ１
７によって吊り上げられるように構成されている。

次に、この据付装置の使用について説明する。

足場３を利用して取付金具１１をアンカーボルト１４で
昇降路壁２に固定し、取付金具１１に段付ピン１３でフ
レームｌＯを回動可能に取り付け、吊りビーム４の基端
部をフレーム１０に枢支ポル１−１２によって回動可能
に取り付けることで、吊りビーム４の基端部を前後、左
右に回動可能に取付金具１１に取り付ける。案内レール
１９の揚重位置の吊芯と対して最適位置にある吊りビー
ム４の取付は孔４ａを選定し、この取付孔４ｋａに滑車
５ｂを枢支ボルト９によって取り付け、支持具７を昇降
路壁２に取り付けられた吊り金具１５に鎖１６で連結し
、鎖１７の長さを調整することで、吊りビーム４の先端
部を前後方向に移動させ、ガイドレール１９を吊り上げ
るのに最適な位置に滑車５ｂが配置されるようにして固
定する。

次に、滑車５ａを吊りビーム４の任意の位置に枢支ボル
ト８で取り付け、その後、ロープ１１を電動ウィンチを
回動させながら滑車５ａ、５ｂの溝に通して滑車５ａ、
５ｂに掛け、シャックル１８を介してガイドレール１９
を揚重する。

［発明が解決しようとする課題］ 先に出願人が提案したエレベータの据付装置は、以上の
ように構成され、鎖および滑車が一体の支持金具に取り
付けられ、この支持金具が吊りビームに枢支ボルトで取
り付けられているため、ガイドレールなどの吊り上げ時
に断続的な電動ウィンチの運動を１〒うと、上記枢支ボ
ルトを中心として鎖側と滑車側とが交互に上下運動、つ
まりシーソー運動を起こし、吊りビームが踊るように挑
れて吊り中心がその都度移動し、ガイドレールなどの昇
降路内機器の吊り上げが安全にできないという問題点が
あった。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、ガイドレールなどの昇降路内機器の安全な
吊り上げができるエレベータの据付装置を得ることを目
的としている。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るエレベータの据付装置は、吊りビームに
鎖を連結するための支持具と、滑車を支持するための支
持金具とを個々に有し、両方の支持金具を回動可能に係
合させて吊りビームの同一取付孔に枢支ボルトによって
取り付けたものである。

［作　用］ この発明におけるエレベータの据付装置は、鎖の支持金
具と滑車の支持金具とが別体であるため、鎖の張力によ
る運動と、電動ウィンチのロープの張力による滑車の運
動とが互いに干渉せずに別々に枢支ボルトを介して吊り
ビームに作用することにより、吊りビームが挑れて吊り
中心が移動することを防止できる。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を第１図ないし第３図につい
て説明する。

第１図ないし第３図において、第４図と同一符号は相当
部分を示し、２０は滑車５ｂの支持金具、２１は鎖１６
の支持金具であり、これらの支持金具ｚｏ、２１は共通
の枢支ボルト９によって吊りビーム４の先端部の取付孔
４ａに互いに独立して回動可能に取り付けられている。

２２は滑車５ｂの支持金具２０に固定されたストッパで
あり、ストッパ２２は吊りビーム４の水平面に対する傾
斜角度が所定角度θ（第２図参照）以上になった時に、
滑車５ｂと吊りビーム４とが干渉しないようにするだめ
のもので、吊りビーム４が所定角度θ以上傾斜するとス
トッパ２２の傾斜面２２ａが吊りビーム４Ｌこ当接し、
所定角度６未満の傾斜では傾斜面２２ａが吊りビーム４
と離れるように支持金具２０に固定されている。２３．
２３は支持金具２０と支持金具２１とを相対回動可能に
係合させて吊りビーム４に取り付けるための係合金具で
あり、係合金具２３．２３は、支持金具２１にフランジ
が固定され、筒軸部が枢支ボルト９および支持金具２０
に対し回動可能に嵌められており、これによって支持金
具２０と支持金具２１とが係合状態で吊りビーム４の任
意の取付孔４ａにスライドさせて位置決めを行った後、
枢支ボルト９とこれの先端部にねし嵌合したナツト２４
とによって吊りビーム４に枢支することができる。なお
、この実施例の上述した以外の構成は、第４図に示す据
付装置と同様である。

この実施例の据付装置を使用するには、上述した第４図
に示すものと同様にして、吊りビーム４の基端部を前後
、左右に回動可能に取付金具１１に取り付ける。そして
、ガイドレール１９の揚重位置の吊芯に対し最適位置に
ある取付孔４ａを選定し、この取付孔４ａに支持金具２
０と支持金具２１とを係合させて枢支ボルト９とナツト
２４によって滑車５ｂと鎖１６とを取り付け、吊り金具
１５に連結する鎖１６の長さを調整することで、ガイド
レール１９を吊り上げるのに最適な位置に滑車５ｂが配
置されるようにする。また、第４図に示すものと同様に
、滑車５ａを吊りビーム４に取り付け、ロープ１７を滑
車５ａ、５ｂに掛け、シャックル１８によってガイドレ
ール１９を結合し、これを吊り上げる。

そして、この実施例では、吊りビーム４の水平面に対す
る傾斜角度が大きくなっても、所定角度０以上の時には
滑車５ｂの支持金具２１に固定したストッパ２２が吊り
ビーム４に当接することにより、滑車５ｂは自由状態を
保ち、ロープ１７を支持して円滑な回転を持続すること
ができ、したがって、吊りビーム４の使用範囲を拡大で
きるという効果が得られる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、滑車の支持金
具−と鎖の支持金具とを個々に有し、これらの支持金具
を回動可能に係合させて吊りビームの取付孔に枢支ボル
トによって取り付けたので、ガイドレールなどの吊り上
げ時に断続的な電動ウィンチの運動を行っても、ロープ
の張力による滑車の運動と、鎖の張力による運動とが別
々に枢支ボルトを介して吊りビームに作用することによ
り、吊りビームが描れて吊り中心が移動することがなく
、したがって、ガイドレールなどの昇降路内機器の安全
な揚重ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるエレベータの据付装
置を示す昇降路の縦断面図、第２図は同滑車および鎖取
付部分の拡大側面図、第３図は第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ
線断面図、第４図は従来のエレベータの据付装置を示す
昇降路の縦断面図である。 １・・・昇降路、２・・・昇降路壁、４・・・吊りビー
ム、４ａ・・・取付孔、５ｂ・・・滑車、９・・・枢支
ボルト、１０・・・フレーム、１１・・・取付金具、１
５・・・吊り金具、１６・・・鎖、１７・・・ロープ、
２０．２１・・・・・・ストッパ、２３・・・保合金具
、２４・・・ナツト。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 昇降路壁の上端部に設けた取付金具にアーム式吊りビー
   ムの基端部を前後、左右に回動自在に取り付け、上記吊
   りビームを昇降路壁の上記取付金具より上方に設けた吊
   り金具に鎖によって吊持し、吊りビームに取り付けられ
   た滑車に電動ウインチに巻回されたロープを掛け、この
   ロープでエレベータの昇降路内機器を吊り上げるように
   したエレベータの据付装置であって、上記吊りビームに
   上記鎖を連結するための支持具と、上記滑車を支持する
   ための支持金具とを個々に有し、両方の支持金具を回動
   可能に係合させて吊りビームの同一取付孔に枢支ボルト
   によって取り付けたことを特徴とするエレベータの据付
   装置。