JPH01242400A - ポジショナの落下防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として加工物用ポジショナの落下防止装
置に関する。

従来の技術 溶接作業９組立作業などにおいて、加工物の重量、形状
などが大なる場合には、ポジショナを使用して作業を行
う。第７図は、従来技術ポジショナ１の正面図である０
図において、２はポスト、３は電動チェンブロック、４
は摺動枠体、５はターンテーブル、６は支持フレーム、
７は支持フレーム回動用モータである。

次に、従来技術ポジショナ１の構成および機能について
述べる。ポジショナ１は、床面に突設した左右２個所の
ポスト２と、これに昇降自在に嵌挿し、ボスト２上部に
設けた電動チェノブロック３でつり上げるようにした摺
動枠体４と、中央部にターンテーブルらを有する支持フ
レーム６とにより構成されている。それで作業を行う場
合には加工物をターンテーブル５上に取付け、摺動枠体
４を電動チェノブロック３にて上下に昇降せしめて、加
工物を加工しやすい位置に調整する。

発明が解決しようとする課題 加工物用ポジショナの支持フレームは、電動イエンブロ
ックなどの巻上装置により、上下方向に移動される。こ
の場合に電動チェノブロックのチェノ（ワイヤロープの
場合も含む）が切断事故をおこしたり、あるいは巻上装
置用ブレーキ（図示なし）が故障することがあった。そ
のためにポジショナの支持フレームが落下するので、ス
トッパ台（第７図における８）などを置いていたが、安
全装置とはいえないので、人身事故を発生させる危険性
があった。

この発明は上記の課題を解決し、上記支持フレームの落
下を防止するポジショナ用落下防止装置を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 前記課題を解決するために講じたこの発明の手段は、 イ、ポストの外側一面に、垂直方向に所定の間隔を有す
る複数の係止穴部を穿設し、 ロ、一方、摺動枠体の下部にフレームを固着し、そのフ
レームの下端部に爪部付係止ブロックを上記係止穴部の
方向に回動自在に枢支し、かつ上記係止ブロックの一端
にピンを設け、 ハ、また、上記フレームに油圧シリンダを固定して取付
け、そのロッドボス部に長穴部を有するリンクプレート
の上端を回動自在に枢支し、かつ係止ブロックの一端に
設けたピンが上記リンクプレートの長穴部にそって摺動
自在となるように、リンクプレートと係止ブロックとを
連結するとともに、 二、上記油圧シリンダが伸長状態のとき係止ブロックの
重心位置作用により、ポストの係止穴部に対して係止ブ
ロックの爪部を挿入可能に設定して構成した。

作　　　　　　用 イ、摺動枠体下部に固着したフレームの下端部に、フレ
ーム下端ピンにて爪部付係止ブロックを枢支した。その
係止ブロックは、上記フレーム下端ピンを回動中心とし
て、ポストの係止穴部の方向に回動できる。また係止ブ
ロックの爪部は係止穴部と相対する側に設けられ、リン
クプレートと連結するピンは油圧シリンダ側に設けられ
ている。係止ブロックの重心は上記ピン側に片寄ってい
るので、油圧シリンダが伸長状態のときには、係止ブロ
ックのピンがリンクプレートの長穴部の中央部付近に位
置するとともに、係止ブロックの爪部先端はポストの係
止穴部を有する外側面に当接している。

口、電動チェノブロックを巻上操作して摺動枠体を上昇
移動させるときには、油圧シリンダを伸長状態にしてお
く。係止ブロックは、その爪部先端がポストの外接面に
当接しながら、またポストの係止穴部を通過するときに
は、上記爪部の傾斜上面が係止穴部の上縁部に接触して
上昇移動する。

ハ、電動チェンブロックを巻上操作して摺動枠体を下降
移動させるときには、油圧シリンダを縮小作動させる。

そうすると油圧シリンダのロッドボス部に連結している
リンクプレートも上昇移動する。係止ブロックの一端に
設けられているピンはリンクプレートの長穴部下端にて
上方へ持上げられるので、係止ブロックの上記ピン側は
、フレーム下端ピンを回動中心として上方へ回動する。

それにより、係止ブロックの爪部先端と、ポストの係止
穴部を有する外側面とは隔離されて間隙を生じる。した
がって、その状態で係止ブロックは摺動枠体とともに下
降移動する。

二、ポジショナの摺動枠体を停止させているときには、
油圧シリンダを伸長状態にしておく。この状態のときに
は、係止ブロックの重心位置作用によりその爪部先端は
、ポストの係止穴部を有する外側面に当接しているか、
または係止穴部の下縁部に爪部下面がかみ合っている。

ここで、係止ブロックの爪部先端がポストの上記外側面
に当接している状態のとき、電動チェノブロックのチェ
ノ切断事故が発生すると、ポジショナの摺動枠体が下降
を始めた時点で、係止ブロックの爪部は、爪部先端が当
接していた位置の最初の下方側係止穴部に挿入する。そ
れにより、ポジショナの摺動枠体は直ちに下降を停止す
る。

実　　　施　　　例 以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する
。第１図は、この発明にかかる落下防止装置９をそなえ
たポジショナ１０の正面図である図において、３′は電
動チェノブロック、４″は摺動枠体、１１はボストであ
る。第２図は、第１図におけるボスト１１をＡより見た
図であるが、１２は係止穴部である。第３図は、第１図
のＢ部詳細図である０図において、１３はフレーム、１
４はフレーム下端ピン、１５は係止ブロック、１６は係
止ブロック１５の爪部、１７．１８はそれぞれピン、１
９は油圧シリンダ、２０は油圧シリンダ１９のロッドボ
ス部、２１はリンクプレート２２はリンクプレート２１
の長穴部、２３は油圧シリンダ１つ取付用ブラケットで
ある。第４図は第３図のＣより見た図である。

次に、この発明にかかる落下防止装置９の構成について
述べる。ボスト１１の外側一面イに、垂直方向に所定の
間隔叉を有する複数の係止穴部１２を穿設した。一方、
摺動枠体４′の下部にフレーム１３を固着し、そのフレ
ーム１３の下端部に爪部付係止ブロック１５を上記係止
穴部１２の方向に回動自在に枢支し、かつ上記係止ブロ
ック１５の一端にピン１７を設けた。また、上記フレー
ム１３に油圧シリンダ１９を固定して取付け、そのロッ
ドボス部２０に長穴部２２を有するリンクプレート２１
の上端を回動自在に、ピン１８にて枢支した。そして、
係止ブロック１５の一端に設けたピン１７がリンクプレ
ート２１の長穴部２２にそって摺動自在となるように、
リンクプレート２１と係止ブロック１５とを連結した。

それとともに、上記油圧シリンダ１９が伸長状態のとき
係止ブロック１５の重心位置作用により、ボスト１１の
係止穴部１２に対して係止ブロック１５の爪部１６を挿
入可能に設定して、構成した。なお、上記油圧シリンダ
１９の代わりに空圧シリンダ。

マグネット（図示なし）などを取付け、空圧シリンダに
よるエア圧またはマグネットによる磁力などを使用して
もよい。

次に、この発明にかかる落下防止装置９の作用機能につ
いて述べる。ポジショナ１０の摺動枠体４′を停止させ
ているときには、油圧シリンダ１９を伸長状態にしてお
く、フレーム１３の下端部にフレーム下端ピン１４にて
枢支されている係止ブロック１５の重心をＧとする。係
止ブロック１５の重心Ｇは第３図のように、フレーム下
端ピン１４の垂直線口よりピン１７側に片寄っているの
で、係止ブロック１５の重量Ｗにより、係止ブロック１
５はフレーム下端ピン１４を回動中心として矢印パの方
向に回動しようとする力を有している。上記の場合に、
係止ブロック１５の爪部１６がボスト１１の係止穴部１
２に挿入された状態ならば、摺動枠体４′落下のおそれ
はない。しかし上記爪部１６が係止穴部１２に挿入され
ていない状態ならば、摺動枠体４′は電動チェノブロッ
ク３′のチェノなどにより懸吊保持されている。次に、
電動チェノブロック３′を巻下操作して摺動枠体４°を
下降移動させるときには、油圧シリンダ１９を縮小作動
させる。そうすると第５図のように、油圧シリンダ１９
のロッドボス部２０に連結しているリンクプレート２１
も上昇移動する。

係止ブロック１５の一端に設けられているピン１７はリ
ンクプレート２１の長穴部２２下端にて上方へ持上げら
れるので、係止ブロック１５のピン１７側は、フレーム
下端ピン１７を回動中心として上方（矢印二の方向）へ
回動する。それにより係止ブロック１５の爪部１６先端
とボスト１１の外側面イとは隔離されて間隙ｍを生じる
。したがって、その状態で係止ブロック１５は摺動枠体
４′とともに下降移動する。

次に、電動チェノブロック３°を巻上操作して摺動枠体
４°を上昇移動させるときには、摺動枠体４°を停止さ
せているときと同様に油圧シリンダ１９を伸長状態にし
ておく。係止ブロック１５はその爪部１６先端がボスト
１１の外側面イに当接しながら、また係止穴部１２を通
過するときには、爪部１６の傾斜上面が係止穴部１２の
上端部に接触して上昇移動する。上記にょうな摺動枠体
４″の上昇移動中または停止中に電動チェノブロック３
°のチェノ切断事故、あるいは巻上装置のブレーキ故障
が発生すると、摺動枠体４°は下降を始める。その時点
で第６図のように、係止ブロック１５の爪部１６は、爪
部１６先端が当接していた位置の最初の下方側係止穴部
に挿入する。それにより、ポジショナ１０の摺動枠体４
°は直ちに下降を停止するので、摺動枠体４′の落下は
防止される。なお、電動チェノブロック３”を巻下操作
しているときにチェノ切断事故が発生したときには、油
圧シリンダ１９が伸長作動するとともに、係止ブロック
１５の爪部１６がボスト１１の係止穴部１２に挿入して
、摺動枠体４°および支持フレーム６′の落下を防止す
る。

発明の効果 加工物用ポジショナの支持フレームおよび摺動枠体など
は、電動チェノブロックなどの巻上装置により、上下方
向に移動される。この場合に電動チェノブロックのチェ
ノが切断事故をおこしたりあるいは巻上装置用ブレーキ
が故障することがあった。そのためにポジショナの支持
フレームが落下するので、ストッパ台などを置いていた
が安全装置とはいえないので、人身事故を発生させる危
険性があった。

しかし、この発明にかかる落下防止装置では、ボストの
外側面に垂直方向に所定の間隔を有する複数の係止穴部
を穿設し、一方、摺動枠体の下部にフレームを固着し、
そのフレームの下端部に爪部付係止ブロックを回動自在
に枢支し、かつその係止ブロックの一端にピンを設けた
。またフレームに油圧シリンダを固定して取付け、その
ロッドボス部に長穴部を有するリンクプレートの上端を
回動自在に枢支し、かつ係止ブロックの一端に設けたピ
ンがリンクプレートの長穴部にそって摺動自在となるよ
うに、連結した。それで電動チェノブロックのチェノ切
断事故が発生したときには、係止ブロックの重心位置作
用により、係止ブロックの爪部がボストの係止穴部に挿
入して、摺動枠体および支持フレームの落下を防止する
。

したがって、この発明にかかるポジショナの落下防止装
置では、チェン切断、ブレーキ故障事故が発生した時点
に、支持フレームおよび摺動枠体の落下を阻止して災害
を防止するので、安全性を向上させる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる落下防止装置をそなえたポジ
ショナの正面図、第２図は第１図におけるボストをＡよ
り見た図、第３図は第１図のＢ部詳細図、第４図は第３
図のＣより見た図、第５図および第６図はこの発明の実
施例を示す図、第７図は従来技術ポジショナの正面図で
ある。 １　、１０　−−−−−　ポジショナ ２．１１−−−−−−　ボスト ３．３’−−一電動チエンブロック ４．４’−−一　摺動枠体 ６　、６　’　−一−−−−−−−−　支持フレーム９
　−＝−＝−−−＝−一落下防止装置１２−−−＝−一
　係止穴部 １３　−一一一＝−−−フレーム １５−−＝−−−−−−一係止ブロック１６−−−爪部 １９−−−＝＝−油圧シリンダ ２ｌ−−＝−−−−−リンクプレート ２２−−一　長穴部 以　　　　　　上 特　　許　　出　　願　　人 油谷重工株式会社 代表者　早良　俊昭 第１図 第２図 第３図 弔４図 弔５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 床面に突設した左右２個所のポストと、これに昇降自在
   に嵌挿し、ポスト上部に設けた電動チェンブロックでつ
   り上げるようにした摺動枠体と、左右の摺動枠体間に枢
   支し、中央部にターンテーブルを有する支持フレームと
   よりなるポジショナにおいて、上記ポストの外側一面に
   垂直方向に所定の間隔を有する複数の係止穴部を穿設し
   、一方、摺動枠体の下部にフレームを固着し、そのフレ
   ームの下端部に爪部付係止ブロックを上記係止穴部の方
   向に回動自在に枢支し、かつ上記係止ブロックの一端に
   ピンを設け、また上記フレームに油圧シリンダを固定し
   て取付け、そのロッドボス部に長穴部を有するリンクプ
   レートの上端を回動自在に枢支し、かつ係止ブロックの
   一端に設けたピンが上記リンクプレートの長穴部にそっ
   て摺動自在となるように、リンクプレートと係止ブロッ
   クとを連結するとともに、上記油圧シリンダが伸長状態
   のとき係止ブロックの重心位置作用によりポストの係止
   穴部に対して係止ブロックの爪部を挿入可能に設定して
   構成したことを特徴とするポジショナの落下防止装置。