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JPH01297416A - スクリーン印刷用活性エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物 - Google Patents

スクリーン印刷用活性エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物

Info

Publication number
JPH01297416A
JPH01297416A JP12491688A JP12491688A JPH01297416A JP H01297416 A JPH01297416 A JP H01297416A JP 12491688 A JP12491688 A JP 12491688A JP 12491688 A JP12491688 A JP 12491688A JP H01297416 A JPH01297416 A JP H01297416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
sensitive adhesive
polymer
pressure
acrylic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12491688A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumihisa Oda
純久 小田
Tadashi Sugiyama
正 杉山
Nobuyuki Miyaji
信之 宮治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority to JP12491688A priority Critical patent/JPH01297416A/ja
Publication of JPH01297416A publication Critical patent/JPH01297416A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ラベル、エンブレム、ステッカ−、ストライ
プテープに用いられる薄手の転写印刷シート用として、
また、自動車の種々の計器パネルや電気機器の種々の操
作パネル等の成形硬質基材用として好適に用いることが
できるスクリーン印刷用の活性エネルギー線硬化型感圧
接着剤組成物に関し、詳しくは、特定のアクリル系(共
)重合体及び特定の不飽和化合物からなる樹脂成分並び
に特定の有機溶剤を含有してなることを特徴とするスク
リーン印刷用活性エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物
に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、薄手の転写印刷シート等における文字、図柄等の
印刷層の上に感圧接着剤層を形成する場合、及び、自動
車の種々の計器パネルや電気機器の種々の操作パネル等
の固定用として感圧接着剤層を設ける場合等に、スクリ
ーン印刷がしばしば採用されている。
このようなスクリーン印刷による感圧接着剤層の形成に
おいては、−度の印刷で十分な厚さの接着剤層を形成す
るためにできるだけ感圧接着剤の樹脂成分濃度を高める
必要があるとともに印刷時の作業性として、粘度が高す
ぎないこと、引曵きがないこと等の性質が求められる。
そのためには該接着剤中の(共)重合体成分の分子量を
あまり高くすることができないという問題が生ずる。従
って、例えば前記の自動車外装用ストライプなどのよう
に耐久性を要求される用途の転写印刷シート等の場合に
は、凝集力などの必要性からイソシアネート等の架橋剤
を用いた架橋型感圧接着剤の使用が−i的である。しか
し、このような架橋型感圧接着剤では、十分な凝集力が
発現するのに長時間を要しく例えば、乾燥後室温で約1
週間)、生産性に問題があった。
本発明者等は、上記の如き、スクリーン印刷用の感圧接
着剤に関する上記の問題点を解決すべ(鋭意研究を行な
った結果、感圧接着剤として、特定の平均分子量のアク
リル系(共)重合体及び特定の不飽和化合物からなる樹
脂成分、並びに、特定の有機溶媒を含有してなる活性エ
ネルギー線硬化型感圧接着剤組成物を用いることにより
、卓越した性能を有する感圧接着剤層を作成し得ること
を見出し、本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、下記(A)並びに(B)、 (A)下記(a)及び(b)、 (a)  アクリル系(共)重合体であって、そのGP
Cによる重量平均分子量が5〜50万である(共)重合
体、及び、 (b)  共重合体(a) 100重量部に対して、1
分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有する化合
物であって、その分子量が1000未満である化合物1
〜10重量部、 よりなる樹脂成分、並びに、 (B)沸点が100〜250℃の範囲の有機溶剤、 を含有してなることを特徴とするスクリーン印刷用活性
エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物の提供を目的とす
るものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の活性エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物に用
いられる樹脂成分は、アクリル系(共)重合体であって
、そのGPCによる重量平均分子量が5〜50万である
(共)重合体(a)及び1分子中に2個以上のエチレン
性不飽和結合を有する化合物であって、その分子量が1
000未満である化合物(b)よりなる。
上記アクリル系(共)重合体としては、■ 一般弐〇、
C=CR’C0OR” (但し、R1はHまたはCH,
+であり、R2は02〜Cl1lの直鎖もしくは分枝ア
ルキル基を示す)で表わされるアクリル酸またはメタク
リル酸エステル単量体であって、その単独重合体のガラ
ス転移点が一20℃以下である単量体に対して、必要に
応じて、 ■ 飽和脂肪酸ビニルエステル単量体、■ C1〜C2
のα、β−不飽和モノーもしくはジ−カルボン酸単量体
、及び、 ■ 該■〜■と共重合可能な、■〜■以外の単量体、 よりなる単量体混合物を(共)重合してなるアクリル系
(共)重合体を用いるのが、得られる感圧接着剤層の接
着力、凝集力及び感圧接着性のバランスの良さの観点か
ら好ましい。
の単独重合体のガラス転移温度が一20℃以下で直鎖も
しくは分枝アルキル基を示すが、R1がR1即ちアクリ
ル酸エステル単量体の場合、R4は、好ましくは02〜
C,の直鎖もしくは分枝アルキル基を示し、そのような
MRZO例としては、エチル基、n−プロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、n−ヘキシル基、2−エチル
ヘキシル基、n−オクチル基、イソオクチル基、イソノ
ニル基などを挙げることができ、その具体例としては、
エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、n 
−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、n−
へキシルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレ
ート、イソノニルアクリレートなどを例示することがで
きる。また、R1がCI+3、即ちメタクリル酸エステ
ル単量体の場合には、好ましくはC6〜CI5の直鎖も
しくは分枝アルキル基を示し、そのようなR2の例とし
ては、n−オクチル基、イソオクチル基、2−エチルヘ
キシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基
、イソデシル基、n−ドデシル基、イソドデシル基、テ
トラデシル基などを挙げることができ、その具体例とし
ては、n−オクチルメタクリレート、イソオクチルメタ
クリレート、2−エチルへキシルメタクリレート、イソ
ノニルメタクリレート、n−ドデシルメタクリレート、
イソドデシルメタクリレートなどを例示することができ
る。
上記アクリル酸またはメタクリル酸エステル単量体■の
使用量は、前記単量体混合物合計100重量%中、例え
ば50〜100重量%、好ましくは63〜96,5重量
%程度の量が好適である。
該アクリル酸エステル単量体■を上記使用量範また、前
記■の飽和脂肪酸ビニルエステル単量体は一般式CII
z=CHOCOR’で表わされる飽和脂肪酸ビニルエス
テルであって、R3はHもしくはC3〜CI8好ましく
はCI”CIgの直鎖もしくは分枝アルキル基を示し、
該基R3の例としては、メチル基、エチル基、t−ブチ
ル基、L−オクチル基、t−ノニル基、t−デシル基な
どを挙げることができる。
このような飽和脂肪酸ビニルエステル単量体の具体例と
しては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチッ
ク酸ビニルなどを例示することができ、これらの中、活
性エネルギー線硬化性の良さなどの観点より酢酸ビニル
の使用が好ましい。
上記単量体■の使用量は、前記単量体混合物合計100
重量%中、例えば0〜50重量%、好ましくは3〜30
重量%程度の量を例示できる。該上@量以下の量範囲で
使用することにより感圧接着性が低下することもなく好
ましい。
一方、特に3重量%以上用いることによって活性エネル
ギー線硬化性が向上する傾向にあり好ましい。
前記■のC5〜C3のα、β−不飽和モノーもしくはジ
−カルボン酸単量体の具体例としては、アクリル酸、メ
チクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロ
トン酸、シトラコン酸などを例示できる。これらの中で
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸の利用がよ
り好ましい。
上記単量体■の使用量は、前記単量体混合物合計100
1景%中、例えばO〜15重景%重量ましくは0.5〜
10重量%程度の量を例示できる。
単量体■の使用量が該上限値以下であれば、得られる活
性エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物の粘度が高くな
り過ぎることがなく、また、スクリーン印刷による印刷
適性にも優れている。一方、該使用量が特に0.5重量
%以上となるようにすることにより接着力、凝集力及び
感圧接着性の良好なバランスが達成できるので好ましい
さらに、前記■〜■単量体と共重合可能な単量体であっ
て、該■〜■単量体以外の共単量体■としては、例えば
、メチルアクリレート、L−ブチルアクリレート、ステ
アリルアクリレートなどの前記■以外のアクリル酸エス
テル単量体;例えば、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチル
メタクリレート、L−ブチルメタクリレート、シクロヘ
キシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート等の
前記の以外のメタクリル酸エステル単量体;例えば、ジ
ブチルマレート、ジブチルフマレート、ジブチルイタコ
ネート、ジオクチルマレート、ジオクチルフマレート、
ジオクチルイタコネート等のC3〜CSのα、β−不飽
和ジカルボン酸の01〜CI8の直鎖もしくは分枝アル
キルエステル;例えば、スチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン等の芳香族ビ
ニル単1体;例えば、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のシアン化ビニル単量体;例えば、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート、ジメチルアミノエチルメタクリレート等のその
他の共単量体;等を例示することができる。
上記共単量体■の使用量は、前記単量体混合物合計10
0重景重量、一般に0〜50重量%、好ましくは0〜3
5重量%重量%量が好適である。
該単量体■の使用は、該共単量体の種類によっても変り
得るので一義的には使用量はきめられないが、接着力と
粘着力のバランス及びこれらと凝集力とのバランスなど
を所望に応じて調節するのに役立つので、そのような目
的に合致するように上記範囲量で適宜に選択することが
できる。該共単量体■の使用量が上記範囲量の上限値以
下であれば、感圧接着性が過小となることもなく、接着
力と感圧接着性の適切なバランスが維持されるので、共
単量体■を使用する場合には、上記範囲で適当に選択利
用するのがよい。
本発明に使用する活性エネルギー線硬化型感圧接着剤組
成物の好適な主成分であるアクリル系(共)重合体のガ
ラス転移点(以下、Tgと略記することがある)は、好
ましくは一20℃以下、より好ましくは一30″C以下
である。該上限値以下の温度では優れた感圧接着性を有
している。また、該(共)重合体のGPC法に従った重
量平均分子N(以下、籠と略記することがある)は、5
〜50万、好ましくは10〜40万である。該下限値未
満では、得られた感圧接着剤層の接着力及び凝集力が不
足する場合があり、一方、該上限値を越えては、樹脂成
分濃度が高く且つ粘度の低い感圧接着剤組成物が得難く
、また、糸曳き性が生ずる場合があって、スクリーン印
刷適性の点で問題が起きることがあるので好ましくない
なお、本発明において、アクリル系共重合体のガラス転
移点は下記により測定決定された値である。
ガラス転移点: 厚さ約0.05mmのアルミニウム箔製の、内径的5−
1深さ約5閣の円筒型のセルに、アクリル系共重合体の
水性分散物試料的10■を秤取し、100″Cで2時間
乾燥したものを測定試料とする。
セイコー電子工業(株)類5SC−5000型示差走査
熱量計(Differential Scanning
Calorimeter )を用い、−150℃か昇温
速度10℃/winで測定決定する。
本発明に好適に用いられる前記アクリル系(共)重合体
の重合方法は特に限定されるものではなく、溶液重合、
乳化重合など公知の方法を採用できるが、重合により得
られた(共)重合体溶液から活性エネルギー線硬化型感
圧接着剤組成物を製造するに当って、処理工程が比較的
簡単で且つ短時間で行ない得る溶液重合の採用が好まし
い。
上記の溶液重合は、一般に重合系内に所定の有機溶媒、
単量体混合物、重合開始剤および適宜の連鎖移動剤を仕
込み窒素気流中又は有機溶媒の還流温度で攪拌しながら
数時間加熱反応させることにより行なわれ、この場合に
有機溶媒、単量体混合物、重合開始剤及び/又は連鎖移
動剤を逐次添加してもよい。
上記の有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン
、キシレン、芳香族ナフサ等の芳香族炭化水素1nn−
ヘキサン、n−へブタン、n−オクタン、イソオクタン
、n−デカン、ジペンテン、石油スピリット、石油ナフ
サ、テレピン油等の脂肪族系もしくは脂環族系炭化水素
類;エチルアセテート、n−ブチルアセテート、n−ア
ミルアセルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロ
ン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等のケ
トン類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ等のエーテル類;例えばメチルアルコール、
エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルア
ルコール、5ec−ブチルアルコール、t−ブチルアル
コール等のアルコール類;等を挙げることができる。こ
れらの有機溶媒はそれぞれ単独で、又は、2種以上混合
して用いることができる。これらの有機溶媒の中、得ら
れる(共)重合体溶液から該有機溶媒を揮散させて(共
)重合体を単離するなどの煩雑な操作が省略できること
から、沸点100〜250℃2特には、120〜220
℃の有機溶媒を用いるのが好ましく、就中、エチルセロ
ソルブ、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテー
ト、ブチルセロソルブアセテート、シクロヘキサノン、
イソホロン、ジペンテン、ミネラルスピリット、テレピ
ン油等の有機溶媒を用いるのが特に好ましい。
前記重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイド、カプロイルパーオ
キサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネ−1−
、ジー2−エチルへキシルパーオキシジカーボネート、
ターシャリブチルパーオキシビバレート等の有機過酸化
物;例えば、2.2′−アヅビスイソブチロニトリル、
2,2′ −アゾビス−2,4−ジメチバレロニトリル
、2,2′ −アゾビス−↓−メトキシー2.4−ジメ
チルバレロニトリル等のアゾ化合物;等をそれぞれ単独
又は組み合せて使用することができる。該重合開始剤の
使用量は一般に、単量体混合物100重量部に対して、
約0.01〜約0.3重量部、より好ましくは約0.0
1〜約0.15重量部用いるのが良い。
また、前記連鎖移動剤としては、例えば、シアノ酢酸;
アルキル基C,−C,のシアノ酢酸アルキルエステル頻
;ブロモ酢酸;アルキル基C5〜C6のブロモ酢酸エス
テル類;アントラセン、フェナントレン、フルオレン、
9−フェニルフルオレンなどの芳香族化合物類;パラニ
トロアニリン、ニトロベンゼン、ジニトロベンゼン、パ
ラニトロ安息香酸、パラニトロフェノール、パラニトロ
トルエン等の芳香族ニトロ化合物類;ベンゾキノン、2
.3,5.6−チトラメチルパラベンゾキノン等のベン
ゾキノン誘導体類;トリブチルボラン等のボラン誘導体
;四臭化炭素、四塩化炭素、1.1,2.2−テトラブ
ロモエタン、トリブロモエチレン、トリクロロエチレン
、ブロモトリクロロメタン、トリブロモメタン、3−ク
ロロ−1−プロペン等のハロゲン化炭化水素類;クロラ
ール、フラルデヒド等のアルデヒド類;アルキル基C8
〜C1l+のアルキルメルカプタン類;チオフェノール
、トルエンメルカプタン等の芳香族メルカプタン類;メ
ルカプタト酢酸;アルキル基CI ””” CI Gの
メルカプト酢酸アルキルエステル類;アルキル基01〜
C1□のヒドロキシアルキルメルカプタン類;ピネン、
ターピ重量部当り約0.005〜約3.0重量部用いる
のが好ましい。
重合温度としては、一般に約30〜約180℃1好まし
くは約60〜約150℃の範囲が良い。
かくして得られる本発明に好適に用いられる(共)重合
体溶液は、通常、前記アクリル系(共)重合体を20〜
90重量%含有している。
本発明のスクリーン印刷用活性エネルギー線硬化型感圧
接着剤組成物は、前記のアクリル系(共)重合体(a)
、及び、1分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を
有する化合物であって、その分子量が1000未満であ
る化合物(以下、ポリ不飽和化合物と略称することがあ
る) (b)を含有してなるものである。
上記のポリ不飽和化合物の分子量が1000以上になる
と、得られた上記接着剤組成物をスクリーン印刷する場
合、該接着剤組成物の樹脂成分濃度を高くしようとする
と粘度が高くなり過ぎて印刷が困難になり、また、印刷
可能な粘度にしようとすると樹脂成分濃度が低くなり過
ぎて有機溶剤の揮散に長時間を要するなどの問題が起こ
りがちになり好ましくない。
前記のポリ不飽和化合物としては、例えば、エチレング
リコールジグリシジルエーテルジアクリレート、ジエチ
レングリコールジグリシジルエーテルジメタクリレート
、トリエチレングリコールジグリシジルエーテルジメタ
クリレート、プロピレングリコールジグリシジルエーテ
ルジアクリレート、ソルビトールテトラグリシジルエー
テルテトラメタクリレート、グリセロールトリグリシジ
ルエーテルトリアクリレート等のポリエポキシ化合物の
ポリ(メタ)アクリレート;例えば、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコーリメチロールプロパントリ
アクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート等のポリオールのポリ (メタ)アクリレート;例
えば、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、ジ
アリルマレート、ジアリルフマレート、ジアリルイタコ
ネート等のラジカル重合性モノ−もしくはジ−カルボン
酸の不飽和アルコールエステル;例えばジアリルフタレ
ート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌ
レート等の上記以外のポリカルボン酸の不飽和アルコー
ルエステル;等を例示することができる。
これらのポリ不飽和化合物としては、活性エネルギー線
照射前においてはアクリル系(共)重合体の希釈剤とし
て作用し、加熱等による有機溶剤の揮散後もほとんど揮
散することなく残留し、活性エネルギー線の照射により
自ら重合し及び/又は前記アクリル系(共)重合体と架
橋反応して固形樹脂化する、融点が室温(約20 ”C
)以下であって且つ沸点が200℃以上であるポリ不飽
和化合物の使用が好ましい。
前記ポリ不飽和化合物(b)の使用量は、前記アクリル
系(共)重合体(a) 100重量部に対して1〜10
重量部、好ましくは2〜6重量部である。該上限値を超
える使用すると得られる感圧接着剤層の感圧接着性が低
下することがあり、また、該下限値未満では該(b)成
分の添加効果が現われにくく、該感圧接着剤層の凝集力
、接着力が不足する場合があり好ましくない。
本発明のスクリーン印刷用活性エネルギー線硬化型感圧
接着剤組成物は、前記のアクリル系(共)停 重合対(a)及びポリ不飽和化合物(b)よりなる樹脂
成分(A)とともに、沸点が100〜250℃1好まし
くは110〜m°cの範囲の有機溶剤(B)を含有して
なるものである。該有機溶剤(B)沸点が該上限値を超
えては、活性エネルギー線照射に先立つ有機溶剤の揮散
に長時間を要するため生産性の低下をきたし、また、該
下限値未満では、該感圧接着剤組成物のスクリーン印刷
時に不都合な有機溶剤の揮散が起こって、粘度の経時上
昇、糸曳きなどを引き起こすなど印刷適性に問題を生じ
がちになるので好ましくない。
上記本発明に用いることのできる有機溶剤(B)として
は、例えば、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エ
チルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテー
ト、シクロヘキサノン、イソホロン、ミネラルスピリッ
ト、テレピン油等を例示することができ、これらの有機
溶剤(B)はそれぞれ単独で、または、2種以上組み合
せて使用することができる。更に、本発明の優れた作用
効果を妨げない範囲において、該有機溶剤(B)の他に
、アクリル系(共)重合体の重合に当って用いることの
できる該有機溶剤(B)以外の前記の有機溶媒を併用す
ることができる。
本発明の前記接着剤組成物は、重合により得られたアク
リル系(共)重合体溶液に対して、又は、該(共)重合
体溶液を例えば減圧乾燥等の手段を用いて一部乃至全部
の溶媒を除去した後、上記有機溶媒を添加混合したもの
に対して前記ポリ不飽和化合物ら)を所定量添加し、必
要に応じて、さらに有機溶媒、粘度及び粘性調節剤、光
重合開始剤、重合開始助剤、可塑剤、粘着付与剤、酸化
防止剤、重合禁止剤等を添加することによって製造する
ことができる。このようなアクリル系(共)重合体溶液
のうち、重合時の溶媒の除去等の工程を必要としないも
の、即ち、前記有機溶剤(B)を重合時の溶媒として用
いて重合した(共)重合体溶液を用いるのが好ましい。
本発明の前記感圧接着剤組成物中に占めるアクリル系(
共)重合体(a)及びポリ不飽和化合物(b)の合計量
、即ち、樹脂成分濃度は40〜90重量%であることが
好ましい。該濃度が40重量%以上であれば得られる感
圧接着剤層の厚さを所望の厚さとすることが容易となり
好ましく、また、90重量%以下であれば、該組成物の
粘度が高くなり過ぎることがなく好ましい。
前記の粘度及び粘性調節剤としては、例えばコロイダル
シリカ、ベントナイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸バリウム、アルミナ、ポリエチレンオキサイ
ド、ノニオン系界面活性剤、水添ひまし油等が例示でき
、その使用量は全組成物に対して5重量%以下の量を例
示できる。
本発明において後記する如く、活性エネルギー線として
紫外線等を用いる場合には光重合開始剤を併用するのが
普通である。該光重合開始剤としては、例えば、ジアセ
チル、ベンジル、ベンゾフシ エノン、ペンシイ俸、ω−ブロモアセトフェノン、クロ
ロアセトン、ベンゾキノン、アントラキノン、2−エテ
ルアントラキノン、ベンゾインイソプロ手 ピルエーテル、ベンゾインエナルエーテルなどを例示で
き、その使用量は、前記樹脂成分100重量部に対して
0.1〜15重景部重量示できる。
このほか、本発明の感圧接着剤組成物は、例えば、ポリ
ブテン、プロセスオイルのような可塑剤;タル久クレイ
、炭酸カルシウムなどの充填剤;老化防止剤;などの公
知の添加物を適宜必要に応じて添加することができる。
本発明においては、前記の如く活性エネルギー線硬化型
感圧接着剤組成物の層の表面から、該組成物の層が感圧
接着性を失わない程度に活性エネルギー線を照射するこ
とにより感圧接着剤層を形成することができる。
上記活性エネルギー線とは、紫外線または電子線、α線
、β線、γ線もしくはX線などの電離性放射線をいい、
装置上の問題、取り扱いの容易さ等の観点より紫外線ま
たは電子線の使用が好ましい。
活性エネルギー線の照射量は、例えば活性エネルギー線
が紫外線の場合には、ランプの強度、照射される面まで
の距離及び照射時間を調節することにより照射線量を調
整でき、咳線量は照射面を照度計を用いて測定して10
〜1000 mJ/cII!。
好ましくは、50〜500mJ/cTAにするのがよい
また、例えば電子線の場合には、電圧と電流と照射時間
を調節することによって照射線量を調整でき、咳線量は
照射面をCTA線量計を用いて測定して0.5〜10 
Mrad好ましくは2〜5 Mradにするのがよい。
かくして得られた感圧接着剤層の接着力はSO3に対し
て600g/25mo+以上、凝集力は、50分以上が
好ましく、100分以上が特に好ましい。
なお、上記の試験片の作成並びに感圧接着性、接着力及
び凝集力の測定法は次のとおりである。
(1)試験片の作成 25μのポリエチレンテレフタレートフィルム上に紫外
線硬化型感圧接着剤組成物を乾燥時感圧接着剤層の厚み
が約25μとなるようにスクリーン印刷し、乾燥時感圧
接着剤層の表面より照射線量 160mJ/c−の紫外
線照射により硬化させて試験片を得た。
(2)感圧接着性の測定 JIS R−6253に規定する#280耐水研磨紙で
みがいたSUS 304のステンレス鋼板に(1)で作
成した試験片をJIS Z−0237の方法に従って圧
着し、20分後、20℃165%RH、剥離速度300
ffll/minの条件下でその剥離強度(g/25m
m)を測定する。
(3)接着力の測定 JIS R−6253に規定する#280耐水研磨紙で
みがいたSUS 304のステンレス鋼板に(1)で作
成した試験片をJIS Z−0237の方法に従って圧
着し、24時間後、20℃165%RH、剥離速度30
0IIIIIl/l1inの条件下でその剥離強度(g
/25mm)を測定する。
(4)凝集力の測定 JIS R−6253に規定する#280の耐水研磨紙
でみがいたSOS 304のステンレス鋼板に、試験片
の貼着面積が25X25mn+”になる様に貼りつけ、
2kgローラーを1往復して圧着した。
これを40℃×30%RHの雰囲気下で1 kgの静荷
重を試料にかけ荷重が落下するまでの時間を測定する。
(実施例) 以下、実施例、比較例および参考例によって本発明を一
層詳細に説明する。
参考例1゜ 下記組成、 2−エチルへキシルアクリレート  90重量部酢酸ビ
ニル             7 〃アクリル酸  
            3 〃アゾビスイソブチロニ
トリル    0.2〃エチルセロソルブ      
   20 〃からなる混合物のうち20重量%を初期
仕込みとして還流冷却管、温度計、攪拌装置、逐次適下
装置をとりつけたガラス製セパラブルフラスコに入れ、
窒素で内部を置換した後加熱し内温を80〜85℃にコ
ントロールして窒素を流しながら40分間重合を行なっ
た。続いて残りの混合物80重重量を90分間にわたり
逐次適下し、更に90分間内温を80〜85℃に保った
。次にエチルセロソルブ80重量部を加えて稀釈してア
クリル系共重合体溶液を得た。共重合体溶液の粘度は7
000cps (aH型回転粘度計1 Orpm 、 
 25’C)固形分は50重量%であった。また該共重
合体の石は20万、Tgは一67℃であった。
参考例2 参考例1において、アゾビスイソブチロニトリル0.2
重量部の代りに0.1重量部用いる以外は置針1Orp
m、25°c)、固形分は50重量%であった。また該
共重合体の木は3o万、Tgは一67℃であった。
実施例I。
参考例1で得られた共重合体溶液100重量部にトリメ
チロールプロパントリアクリレート2重量部、ベンゾイ
ンエチルエーテル1重量部を加え混合し活性エネルギー
線硬化型感圧接着剤組成物を得た。
この組成物を用いて前記方法に従い試験片を作成した。
得られた試験片の物性測定結果は次のとおり。
感圧接着性     700g/25胴接着力    
  1000 g/25胴凝集力       200
分 比較例 実施例1において、トリメチロールプロパントリアクリ
レートを添加しない以外は同様にして試験片を作成した
。得られた試験片の物性測定結果は次のとおり。
感圧接着性  1000g/25mm(凝集破壊)接着
力    1000 g/25鴫(凝集破壊)凝集力 
   5分以下 実施例2゜ 実施例1において、参考例1の共重合体溶液を用いる代
りに参考例2の共重合体溶液を用いる以外は同様にして
試験片を作成した。得られた試験片の物性測定結果は次
のとおり。
感圧接着性     700g/25mm接着力   
   1000g/25mm凝集力      100
0分以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(A)並びに(B)、 (A)下記(a)及び(b)、 (a)アクリル系(共)重合体であって、そのGPCに
    よる重量平均分子量が5〜50万である(共)重合体、
    及び、 (b)(共)重合体(a)100重量部に対して、1分
    子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有する化合物
    であって、その分子量が1000未満である化合物1〜
    10重量部、 よりなる樹脂成分、並びに、 (B)沸点が100〜250℃の範囲の有機溶剤、 を含有してなることを特徴とするスクリーン印刷用活性
    エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009114382A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Emulsion Technology Co Ltd 紫外線硬化型粘着剤組成物
WO2013082416A2 (en) 2011-12-02 2013-06-06 3M Innovative Properties Company Manufacturing method for double-sided adhesive material, and article provided with double-sided adhesive material

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