JPH01280018A - ポリエーテルケトンモノフイラメントとその製造法 - Google Patents
ポリエーテルケトンモノフイラメントとその製造法Info
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- JPH01280018A JPH01280018A JP10815588A JP10815588A JPH01280018A JP H01280018 A JPH01280018 A JP H01280018A JP 10815588 A JP10815588 A JP 10815588A JP 10815588 A JP10815588 A JP 10815588A JP H01280018 A JPH01280018 A JP H01280018A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、産業資材用途に適した十分な強度特性を有し
、熱安定性の優れた実質的に芳香族ポリエーテルケトン
からなるモノフィラメントとその製造法に関するもので
ある。
、熱安定性の優れた実質的に芳香族ポリエーテルケトン
からなるモノフィラメントとその製造法に関するもので
ある。
(従来の技術)
芳香族ポリエーテルケトンは、特開昭54−90296
号公報に記載されているように、耐熱性、耐薬品性、耐
放射線性等の各種の優れた特性を有している。
号公報に記載されているように、耐熱性、耐薬品性、耐
放射線性等の各種の優れた特性を有している。
このポリマーの特徴を生かして、産業資材用途に適した
繊維を製造することが試みられており。
繊維を製造することが試みられており。
例えば、特開昭57−191322号公報には9強度が
4g/d以上の繊維とその製造法が提案されている。
4g/d以上の繊維とその製造法が提案されている。
また、特開昭62−231016号公報には、ガラス転
移温度以下の温度で延伸した後、熱処理することにより
産業資材用途に適した高タフネスの繊維を得る方法が提
案されている。
移温度以下の温度で延伸した後、熱処理することにより
産業資材用途に適した高タフネスの繊維を得る方法が提
案されている。
(発明が解決しようとする課題)
芳香族ポリエーテルケトンから強度特性及び熱安定性の
優れた延伸モノフィラメントを得るには。
優れた延伸モノフィラメントを得るには。
延伸、熱処理の条件を適切に選ぶ必要があるが。
上記のような低温延伸法では7均一な延伸が困難で、優
れた特性を有する延伸モノフィラメントを得ることは困
難であった。
れた特性を有する延伸モノフィラメントを得ることは困
難であった。
本発明は、適切な条件で延伸、熱処理することによって
1強度特性及び熱安定性の優れた芳香族ポリエーテルケ
トンモノフィラメントを製造しようとするものである。
1強度特性及び熱安定性の優れた芳香族ポリエーテルケ
トンモノフィラメントを製造しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明の要旨は2次のとおりである。
(1)実質的に芳香族ポリエーテルケトンからなるポリ
マーを溶融紡糸して得られたモノフィラメントであって
2強度が6 g / d以上、音波弾性率が10GPa
以上で、180℃における乾熱収縮率が3.7%以下で
あることを特徴とするポリエーテルケトンモノフィラメ
ント。
マーを溶融紡糸して得られたモノフィラメントであって
2強度が6 g / d以上、音波弾性率が10GPa
以上で、180℃における乾熱収縮率が3.7%以下で
あることを特徴とするポリエーテルケトンモノフィラメ
ント。
(2)実質的に芳香族ポリエーテルケトンからなるポリ
マーを溶融紡糸して得られた未延伸モノフィラメントを
ガラス転移温度以上、250℃以下で、未延伸糸の自然
延伸倍率の1.2〜1.8倍の倍率で第1段延伸し1次
いで第1段延伸の温度よりも30℃以上高く、糸条の融
点よりも低い温度で延伸した後。
マーを溶融紡糸して得られた未延伸モノフィラメントを
ガラス転移温度以上、250℃以下で、未延伸糸の自然
延伸倍率の1.2〜1.8倍の倍率で第1段延伸し1次
いで第1段延伸の温度よりも30℃以上高く、糸条の融
点よりも低い温度で延伸した後。
熱処理することを特徴とするポリエーテルケトンモノフ
ィラメントの製造法。
ィラメントの製造法。
本発明でいう芳香族ポリエーテルケトンとは。
反復単位が下記(I)、(n)又は(III)で表され
るポリマーである。
るポリマーである。
−o (トc o舎 (1)
−〇−ゆトo −@r−c o÷ (II)−o c
−@)−o (トc o −@−(■)(1)はポリ
エーテルケトン(PEK)、 (I[)はポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)、 (III)はポリエー
テルケトンケトン(P E K K)として良く知られ
ているポリマーである。
−@)−o (トc o −@−(■)(1)はポリ
エーテルケトン(PEK)、 (I[)はポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)、 (III)はポリエー
テルケトンケトン(P E K K)として良く知られ
ているポリマーである。
なお、これらのポリマーの融点及びガラス転移温度を示
すと次のとおりである。
すと次のとおりである。
融 占 ノ(ラニタ連1移弓ハJ【P E
K 365 ℃ 1
65 ℃P E E K 334
145P E K K 350
165本発明のモノフィラメントは、こ
のようなポリマーを溶融紡糸し、延伸、熱処理して得ら
れるものである。
K 365 ℃ 1
65 ℃P E E K 334
145P E K K 350
165本発明のモノフィラメントは、こ
のようなポリマーを溶融紡糸し、延伸、熱処理して得ら
れるものである。
本発明のモノフィラメントの第一の特徴は1強度が6g
/d以上、好ましくは6.5g/d以上であることであ
る。強度が6 g / d未満のものでは産業資材用途
に使用するには2強度不足である。
/d以上、好ましくは6.5g/d以上であることであ
る。強度が6 g / d未満のものでは産業資材用途
に使用するには2強度不足である。
また、第二の特徴は、音波弾性率が10 GPa以上で
あることである。音波弾性率は1分子鎖の配向度合の指
標となるものであり、これが小さいものは分子鎖の配向
が不十分なため、産業資材用繊維としての強度特性が不
十分である。
あることである。音波弾性率は1分子鎖の配向度合の指
標となるものであり、これが小さいものは分子鎖の配向
が不十分なため、産業資材用繊維としての強度特性が不
十分である。
さらに、第三の特徴は、音波弾性率が10 GPa以上
で1分子鎖が高度に配向しているにもかかわらず、18
0℃における乾熱収縮率が3.7%以下であることであ
る。この乾熱収縮率が大きいものは、高温で使用される
と、使用時に収縮してしまい、芳香族ポリエーテルケト
ンの優れた耐熱特性が生かされないとともに、実用上不
都合である。
で1分子鎖が高度に配向しているにもかかわらず、18
0℃における乾熱収縮率が3.7%以下であることであ
る。この乾熱収縮率が大きいものは、高温で使用される
と、使用時に収縮してしまい、芳香族ポリエーテルケト
ンの優れた耐熱特性が生かされないとともに、実用上不
都合である。
なお1本発明の延伸モノフィラメントの太さは直径が0
.05〜1.Owmとなるように設定することが好まし
い。
.05〜1.Owmとなるように設定することが好まし
い。
次に1本発明のモノフィラメントの製造法について説明
する。
する。
まず、溶融紡糸して未延伸モノフィラメントを得るが、
紡糸に供するポリマーとしては、96%硫酸を溶媒とし
、25℃で測定した固有粘度が0.6以上、好ましくは
0.7以上の高粘度のものが用いられる。しかし、あま
り高粘度のものを用いると。
紡糸に供するポリマーとしては、96%硫酸を溶媒とし
、25℃で測定した固有粘度が0.6以上、好ましくは
0.7以上の高粘度のものが用いられる。しかし、あま
り高粘度のものを用いると。
紡糸温度を非常に高温にしなければならず、ポリマーの
ゲル化等の問題が生じるので、固有粘度が1.4以下、
好ましくは1.2以下のポリマーを用いるのが適当であ
る。また、ポリマーには、艶消剤。
ゲル化等の問題が生じるので、固有粘度が1.4以下、
好ましくは1.2以下のポリマーを用いるのが適当であ
る。また、ポリマーには、艶消剤。
着色剤等の改質剤が配合されていてもよい。
このポリマーは、融点が高く、かつ高粘度のため3通常
の溶融紡糸方法より高温、すなわち、融点より20〜8
0℃高い温度に保たれた紡糸口金より吐出し、紡糸口金
直下の高温雰囲気(加熱フード)中を通過させる。加熱
フードは、長さを紡糸口金面から5〜20cm、好まし
くは5〜15cm、温度を200〜400℃1好ましく
は250〜350℃とするのが適当である。加熱フード
の長さが短すぎたり、温度が低すぎると、紡糸口金が冷
え、紡糸操業性が悪く。
の溶融紡糸方法より高温、すなわち、融点より20〜8
0℃高い温度に保たれた紡糸口金より吐出し、紡糸口金
直下の高温雰囲気(加熱フード)中を通過させる。加熱
フードは、長さを紡糸口金面から5〜20cm、好まし
くは5〜15cm、温度を200〜400℃1好ましく
は250〜350℃とするのが適当である。加熱フード
の長さが短すぎたり、温度が低すぎると、紡糸口金が冷
え、紡糸操業性が悪く。
逆に加熱フードの長さが長すぎたり、温度が高すぎると
、紡糸口金面の汚れが著しくなると共に無駄なエネルギ
ーを消費することになる。
、紡糸口金面の汚れが著しくなると共に無駄なエネルギ
ーを消費することになる。
加熱フードを通過した糸条は、その温度がガラス転移温
度以下、50℃以上、好ましくは120〜70℃になっ
た時点で、40℃以下、好ましくは20〜40℃の水冷
浴に導入され、冷却される。
度以下、50℃以上、好ましくは120〜70℃になっ
た時点で、40℃以下、好ましくは20〜40℃の水冷
浴に導入され、冷却される。
水冷浴に導入される走行糸条の温度がガラス転移温度よ
り高い場合、水との温度差が大きいため。
り高い場合、水との温度差が大きいため。
表面部のみが冷却され、ゴム状の内層部は冷却されず、
モノフィラメントの表面層と内層に温度差が生じ、スキ
ン・コア構造の発現がみられ、その結果としてボイド発
生等が生じ、不均一な断面構造を有したものとなり、好
ましくない。特に、この現象は、融点近傍の糸条を水冷
浴に導入して冷却した場合に顕著であり、このようなモ
ノフィラメントからは、延伸しても強伸度特性が劣り、
不均一なモノフィラメントしか得られない。
モノフィラメントの表面層と内層に温度差が生じ、スキ
ン・コア構造の発現がみられ、その結果としてボイド発
生等が生じ、不均一な断面構造を有したものとなり、好
ましくない。特に、この現象は、融点近傍の糸条を水冷
浴に導入して冷却した場合に顕著であり、このようなモ
ノフィラメントからは、延伸しても強伸度特性が劣り、
不均一なモノフィラメントしか得られない。
水冷浴に導入する前に糸条の温度が50℃より低くなる
ように冷却する場合、糸条の周りの雰囲気温度の影響を
受けやすいと共に、冷却が徐々に進行するため、低伸度
のモノフィラメントしか得られず、結晶化が進行しすぎ
て、後の延伸操業性が悪くなる。
ように冷却する場合、糸条の周りの雰囲気温度の影響を
受けやすいと共に、冷却が徐々に進行するため、低伸度
のモノフィラメントしか得られず、結晶化が進行しすぎ
て、後の延伸操業性が悪くなる。
また、水冷浴の温度が高すぎる場合、冷却の効果が少な
く、冷却が徐々に進行し、延伸性の悪いモノフィラメン
トしか得られない。
く、冷却が徐々に進行し、延伸性の悪いモノフィラメン
トしか得られない。
水冷浴で冷却されたモノフィラメントは、20〜200
0m/min、好ましくは50〜1000m/minの
速度で引き取られる。
0m/min、好ましくは50〜1000m/minの
速度で引き取られる。
このようにして得られた未延伸モノフィラメントは1次
いで1本発明で規定する条件で、延伸。
いで1本発明で規定する条件で、延伸。
熱処理される。
延伸、熱処理は、未延伸のモノフィラメントを一旦巻き
取った後又は未延伸モノフィラメントの引き取りに連続
して行うことができる。
取った後又は未延伸モノフィラメントの引き取りに連続
して行うことができる。
延伸は2強度特性の優れたモノフィラメントを得るため
、2段以上で行われる。
、2段以上で行われる。
第1段目の延伸は、ガラス転移温度以上、250℃以下
、好ましくは230℃以下で、未延伸糸の自然延伸倍率
の1.2〜1.8倍の倍率で行われる。
、好ましくは230℃以下で、未延伸糸の自然延伸倍率
の1.2〜1.8倍の倍率で行われる。
この温度が低すぎると均一な延伸ができず、−方、高す
ぎると結晶化が進行しすぎて、続いて行われる第2段目
以降の延伸操業性が悪くなる。この際の加熱手段として
は、接触式又は非接触式の加熱板、加熱筒、熱媒浴等が
使用できるが、モノフィラメントの繊度が大きい場合に
は、熱伝導性及び均一加熱性の点で、グリセリン、シリ
コーンオイル等の熱媒浴を使用することが望ましい。
ぎると結晶化が進行しすぎて、続いて行われる第2段目
以降の延伸操業性が悪くなる。この際の加熱手段として
は、接触式又は非接触式の加熱板、加熱筒、熱媒浴等が
使用できるが、モノフィラメントの繊度が大きい場合に
は、熱伝導性及び均一加熱性の点で、グリセリン、シリ
コーンオイル等の熱媒浴を使用することが望ましい。
また、第1段目の延伸の倍率は、自然延伸倍率の1.2
〜1.8倍とすることが必要であり、この延伸倍率が低
すぎると第2段目以降の延伸を行っても分子鎖の配向が
不十分で1強度特性の劣ったものしか得られず、逆に高
すぎると結晶化が進行しすぎるため第2段目以降の延伸
操業性が悪くなる。
〜1.8倍とすることが必要であり、この延伸倍率が低
すぎると第2段目以降の延伸を行っても分子鎖の配向が
不十分で1強度特性の劣ったものしか得られず、逆に高
すぎると結晶化が進行しすぎるため第2段目以降の延伸
操業性が悪くなる。
第2段目以降の延伸は、第1段目の延伸温度よりも30
℃以上高く、糸条の融点よりも低い温度で行われる。こ
の際の加熱手段としては、第1段目の延伸と同様なもの
が使用できる。
℃以上高く、糸条の融点よりも低い温度で行われる。こ
の際の加熱手段としては、第1段目の延伸と同様なもの
が使用できる。
全延伸倍率は、未延伸モノフィラメントの引き取り速度
、繊度等により異なるが2通常、延伸操業性及び得られ
る延伸モノフィラメントの強伸度特性の点で、3〜6と
なるように行われる。全延伸倍率が低すぎると2強度的
に十分なものが得られず、高すぎると延伸操業性が悪く
なる。
、繊度等により異なるが2通常、延伸操業性及び得られ
る延伸モノフィラメントの強伸度特性の点で、3〜6と
なるように行われる。全延伸倍率が低すぎると2強度的
に十分なものが得られず、高すぎると延伸操業性が悪く
なる。
このようにして得られた延伸モノフィラメントは、熱収
縮率が高く、最終用途に使用するのに不適当であり、熱
収縮率を小さくするため、続いて熱処理することが必要
である。
縮率が高く、最終用途に使用するのに不適当であり、熱
収縮率を小さくするため、続いて熱処理することが必要
である。
熱処理は1通常、180℃以上、融点より低い温度で、
収縮を許容しない条件又は5%以下の収縮を許容する条
件、好ましくは弛緩率1〜5%で行われる。5%を超え
る弛緩率で熱処理すると力学的特性が低下し、高強度の
モノフィラメントを得ることができない。この際の加熱
手段としは、加熱ローラ1加熱板、加熱筒等が使用でき
るが、加熱ローラを使用するのが簡便で好ましい。
収縮を許容しない条件又は5%以下の収縮を許容する条
件、好ましくは弛緩率1〜5%で行われる。5%を超え
る弛緩率で熱処理すると力学的特性が低下し、高強度の
モノフィラメントを得ることができない。この際の加熱
手段としは、加熱ローラ1加熱板、加熱筒等が使用でき
るが、加熱ローラを使用するのが簡便で好ましい。
このようにして得られる本発明の芳香族ポリエーテルケ
トンモノフィラメントは、耐熱性、耐薬品性、耐放射線
性、耐摩耗性等に優れた強度特性及び熱安定性の優れた
ものであり、研磨ブラシ等のブラシ類、フィルター類、
ガツト、ドライヤーキャンパス、ゴム補強材等として用
いられる。
トンモノフィラメントは、耐熱性、耐薬品性、耐放射線
性、耐摩耗性等に優れた強度特性及び熱安定性の優れた
ものであり、研磨ブラシ等のブラシ類、フィルター類、
ガツト、ドライヤーキャンパス、ゴム補強材等として用
いられる。
次に1本発明における測定法等を説明する。
孜皿度
試料を20℃、65%RHで124時間調湿した後。
島原製作所製のオートグラフDSS−500を用い。
試料長25cm、引張速度30cm/minで測定した
。
。
査波髭性率
日本クラウドクレーマー社製の音波測定装置。
03L32−VA3 (周波数I MHz)により、音
速を測定し9次の式により音波弾性率E (GPa)を
算出した。
速を測定し9次の式により音波弾性率E (GPa)を
算出した。
E−ρv Z x l Q −’1
〔ρ:密度(g/cボ)、V:音速(cm/ s )
)乾7目ハ1寮 長さ20C111の試料を180℃の雰囲気中に30分
間。
)乾7目ハ1寮 長さ20C111の試料を180℃の雰囲気中に30分
間。
無張力で放置し、その後室温まで放冷して長さを測定し
、熱処理前の試料の長さに対する収縮率を求めた。
、熱処理前の試料の長さに対する収縮率を求めた。
延陣挫
延伸時の糸切れの発生状況により1次の4段階で評価し
た。
た。
◎:非常に良好、○:良好、△:やや不良。
×:不良
(実施例)
以下7本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例1
固有粘度1.1. P E E Kを用い1次のように
してモノフィラメントを製造した。
してモノフィラメントを製造した。
通常のエクストルーダー型溶融紡糸装置を用い。
紡糸口金直下に、内径60fi、長さ100mm、雰囲
気温度250℃の加熱フードを設け、紡糸温度を400
℃。
気温度250℃の加熱フードを設け、紡糸温度を400
℃。
滞留時間を10分以内とし1直径1.5n、長さ3顛の
吐出孔を有する紡糸口金から紡出して走行させた後、糸
条温度が90℃となった時点で、40℃の水冷塔に導入
して冷却した後、 80m/winの速度で巻き取り、
自然延伸倍率が1.82で、2,500デニールの未延
伸モノフィラメントを得た。
吐出孔を有する紡糸口金から紡出して走行させた後、糸
条温度が90℃となった時点で、40℃の水冷塔に導入
して冷却した後、 80m/winの速度で巻き取り、
自然延伸倍率が1.82で、2,500デニールの未延
伸モノフィラメントを得た。
得られた未延伸モノフィラメントを、第1表に示す条件
で延伸、熱処理し、 20m/minの速度で巻き取り
、延伸モノフィラメントを得た。
で延伸、熱処理し、 20m/minの速度で巻き取り
、延伸モノフィラメントを得た。
なお、第1段目の延伸にはエンジンオイル系の熱媒浴、
第2段目の延伸には加熱板、熱処理には加熱ローラを使
用した。
第2段目の延伸には加熱板、熱処理には加熱ローラを使
用した。
得られた延伸モノフィラメントの特性値及び延伸性を第
1表に示す。
1表に示す。
(第1表において、Ikl、2及び8が本発明の実施例
で、他は比較例を示す。) 第 1 表 第1表から明らかなように1本発明の実施例では、延伸
性が良好で1強度特性及び熱安定性の優れたモノフィラ
メントが得られた。
で、他は比較例を示す。) 第 1 表 第1表から明らかなように1本発明の実施例では、延伸
性が良好で1強度特性及び熱安定性の優れたモノフィラ
メントが得られた。
これに対して、第1段目の延伸温度が低い隘5及び高い
隘7では、いずれも強度及び音波弾性率の低いものしか
得られなかった。
隘7では、いずれも強度及び音波弾性率の低いものしか
得られなかった。
また、第1段目の延伸倍率が高い階3では、延伸操業性
が悪く、逆に低いNl14では1強度的に不十分なもの
しか得られなかった。
が悪く、逆に低いNl14では1強度的に不十分なもの
しか得られなかった。
更に、第2段目の延伸温度が低い階6では、十分な延伸
が行えず、低強度のものしか得られなかった。
が行えず、低強度のものしか得られなかった。
また、延伸後、熱処理を行わなかった隘9では乾熱収縮
率の高い、熱安定性の悪いものしか得られなかった。
率の高い、熱安定性の悪いものしか得られなかった。
実施例2
実施例1と同様の方法で2自然延伸倍率が1.87で、
9,200デニールの未延伸モノフィラメントを得た。
9,200デニールの未延伸モノフィラメントを得た。
この未延伸モノフィラメントを実施例1と同様な方法、
ただし、第2段目の延伸において加熱板の代わりに加熱
筒を使用して、第2表の条件で延伸、熱処理し、延伸モ
ノフィラメントを得た。
ただし、第2段目の延伸において加熱板の代わりに加熱
筒を使用して、第2表の条件で延伸、熱処理し、延伸モ
ノフィラメントを得た。
得られた延伸モノフィラメントの特性値を第2表に示す
。
。
第2表
(発明の効果)
本発明によれば、優れた強度特性を有するとともに、高
温での乾熱収縮率が小さく、熱安定性の優れた芳香族ポ
リエーテルケトンモノフィラメントが提供される。
温での乾熱収縮率が小さく、熱安定性の優れた芳香族ポ
リエーテルケトンモノフィラメントが提供される。
また9本発明の方法によれば1強度特性及び熱安定性の
優れた芳香族ポリエーテルケトンモノフィラメントを操
業性良く、容易に製造することができる。
優れた芳香族ポリエーテルケトンモノフィラメントを操
業性良く、容易に製造することができる。
Claims (2)
- (1)実質的に芳香族ポリエーテルケトンからなるポリ
マーを溶融紡糸して得られたモノフィラメントであって
、強度が6g/d以上、音波弾性率が10GPa以上で
、180℃における乾熱収縮率が3.7%以下であるこ
とを特徴とするポリエーテルケトンモノフィラメント。 - (2)実質的に芳香族ポリエーテルケトンからなるポリ
マーを溶融紡糸して得られた未延伸モノフィラメントを
ガラス転移温度以上、250℃以下で、未延伸糸の自然
延伸倍率の1.2〜1.8倍の倍率で第1段延伸し、次
いで第1段延伸の温度よりも30℃以上高く、糸条の融
点よりも低い温度で延伸した後、熱処理することを特徴
とするポリエーテルケトンモノフィラメントの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10815588A JPH01280018A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | ポリエーテルケトンモノフイラメントとその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10815588A JPH01280018A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | ポリエーテルケトンモノフイラメントとその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01280018A true JPH01280018A (ja) | 1989-11-10 |
Family
ID=14477345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10815588A Pending JPH01280018A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | ポリエーテルケトンモノフイラメントとその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01280018A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240225A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-10-09 | Toray Ind Inc | ポリエーテルエーテルケトンモノフィラメントおよびその製造法、およびポリエーテルエーテルケトンモノフィラメントからなるフィルター |
JP2010106388A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Asahi Kasei Fibers Corp | 耐熱性不織布 |
JP2012520950A (ja) * | 2009-03-20 | 2012-09-10 | アーケマ・インコーポレイテッド | ポリエーテルケトンケトン不織布マット |
JP2019533774A (ja) * | 2016-11-08 | 2019-11-21 | テイジン・アラミド・ビー.ブイ.Teijin Aramid B.V. | ポリエーテルケトンケトン繊維の製造方法 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP10815588A patent/JPH01280018A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240225A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-10-09 | Toray Ind Inc | ポリエーテルエーテルケトンモノフィラメントおよびその製造法、およびポリエーテルエーテルケトンモノフィラメントからなるフィルター |
JP2010106388A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Asahi Kasei Fibers Corp | 耐熱性不織布 |
JP2012520950A (ja) * | 2009-03-20 | 2012-09-10 | アーケマ・インコーポレイテッド | ポリエーテルケトンケトン不織布マット |
JP2019533774A (ja) * | 2016-11-08 | 2019-11-21 | テイジン・アラミド・ビー.ブイ.Teijin Aramid B.V. | ポリエーテルケトンケトン繊維の製造方法 |
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