JPH01272783A - ホウロウ基板およびその製造方法 - Google Patents
ホウロウ基板およびその製造方法Info
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- JPH01272783A JPH01272783A JP10023888A JP10023888A JPH01272783A JP H01272783 A JPH01272783 A JP H01272783A JP 10023888 A JP10023888 A JP 10023888A JP 10023888 A JP10023888 A JP 10023888A JP H01272783 A JPH01272783 A JP H01272783A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23D—ENAMELLING OF, OR APPLYING A VITREOUS LAYER TO, METALS
- C23D5/00—Coating with enamels or vitreous layers
- C23D5/02—Coating with enamels or vitreous layers by wet methods
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は特性を向上させたホウロウ基板に関するもので
ある。
ある。
更に詳しくは、熱伝導率を調節したホウロウ層を有する
ホウロウ基板に関し、特にサーマルプリンタヘッド用の
基板に応用した場合には、熱の拡散をコントロールし、
印字効率を向上させたホウロウ基板に関する。
ホウロウ基板に関し、特にサーマルプリンタヘッド用の
基板に応用した場合には、熱の拡散をコントロールし、
印字効率を向上させたホウロウ基板に関する。
サーマルプリンタヘッド用基板に要求される特性として
は、発熱回路に電流を流したとき数7FL sec或い
はそれ以下の極めて短時間で300〜400℃の高温に
昇温し、電流を切ったときは同程度の速さで短時間に常
温まで降温する特性が必要とされている。
は、発熱回路に電流を流したとき数7FL sec或い
はそれ以下の極めて短時間で300〜400℃の高温に
昇温し、電流を切ったときは同程度の速さで短時間に常
温まで降温する特性が必要とされている。
これに対し、現在主にアルミナ基板が用いられているが
、上述の要求特性に対し、アルミナ基板の熱伝導率が高
過ぎ、短時間昇温が困難な欠点をもっている。そこで、
この欠点を除くため、アルミナ基板表面に熱伝導率の低
いRFJのガラス層を設けたのち回路を形成して使用し
ている。
、上述の要求特性に対し、アルミナ基板の熱伝導率が高
過ぎ、短時間昇温が困難な欠点をもっている。そこで、
この欠点を除くため、アルミナ基板表面に熱伝導率の低
いRFJのガラス層を設けたのち回路を形成して使用し
ている。
しかし、この様にガラス層を設けたアルミナ基板におい
ては、通電によるon、offが繰り返し行われると、
次第に基材のアルミナに蓄熱され、降温性が悪くなる欠
点を持っている。このため現在は、このアルミナ基板に
放熱板を取り付けるなどして使用している。
ては、通電によるon、offが繰り返し行われると、
次第に基材のアルミナに蓄熱され、降温性が悪くなる欠
点を持っている。このため現在は、このアルミナ基板に
放熱板を取り付けるなどして使用している。
これを解決するため、金属コア上にホウロウ層を設けた
ホウロウ基板が用いられる傾向にある。
ホウロウ基板が用いられる傾向にある。
金属コアは熱伝導性が大きいため降温性の問題を解決し
得る。
得る。
サーマルプリンタヘッド用にホウロウ基板を用いた公知
例としては特開昭62−109,984号公報がある。
例としては特開昭62−109,984号公報がある。
これは結晶化ガラスの懸濁液を用いて、ガラス粉末を金
R基体上に電析し、焼成して、絶縁ホウロウ基板を形成
したものである。
R基体上に電析し、焼成して、絶縁ホウロウ基板を形成
したものである。
ホウロウ基板の場合、前記のごとく、表面のガラスが蓄
熱層となり、電流を切った時には、コアの金属に熱が逃
げるので、ザーマルプリンタヘッド用基板に向いた構造
となっている。従って通常のサーマルプリンタヘッド用
としては前記公知のホウロウ基板のままで使用できる。
熱層となり、電流を切った時には、コアの金属に熱が逃
げるので、ザーマルプリンタヘッド用基板に向いた構造
となっている。従って通常のサーマルプリンタヘッド用
としては前記公知のホウロウ基板のままで使用できる。
ホウロウ基板をサーマルプリンタヘッド用の基板として
用いる際、いろいろな特性が要求される。
用いる際、いろいろな特性が要求される。
■耐酸性、耐熱性・・・結晶化ガラスホウロウを用いれ
ば良好である。0表面平滑性・・・微粒ガラスを用いる
ことにより良好なものが得られる。■放熱性・・・基板
全体としては放熱性が良好である必要があるが、ホウロ
ウ基板は金属コア上にホウロウを施しているので全体的
には良好である。■表面蓄熱層・・・基板表面には熱伝
導率の小さい蓄熱層が必要である。基板表面に形成され
た発熱体に電流を流した時に、瞬間的に温度を十分に上
昇させるためである。ただし電流を切った時に、直ぐに
温度が下がるように、この層はあまり厚くなく、熱伝導
率も適当な値をもつことが必要である。
ば良好である。0表面平滑性・・・微粒ガラスを用いる
ことにより良好なものが得られる。■放熱性・・・基板
全体としては放熱性が良好である必要があるが、ホウロ
ウ基板は金属コア上にホウロウを施しているので全体的
には良好である。■表面蓄熱層・・・基板表面には熱伝
導率の小さい蓄熱層が必要である。基板表面に形成され
た発熱体に電流を流した時に、瞬間的に温度を十分に上
昇させるためである。ただし電流を切った時に、直ぐに
温度が下がるように、この層はあまり厚くなく、熱伝導
率も適当な値をもつことが必要である。
通常のサーマルプリンタヘッド用としては、公知のホウ
ロウ基板のままで使用できるが、更に効率を上げる、即
ちより少ない電力で、より高速で印字するためには、ガ
ラスの熱伝導率を下げる必要がある。
ロウ基板のままで使用できるが、更に効率を上げる、即
ちより少ない電力で、より高速で印字するためには、ガ
ラスの熱伝導率を下げる必要がある。
しかし熱伝導率を下げるため、熱伝導率の低い材質のガ
ラスに変更すると耐酸性や耐熱性が不足してしまうとい
う烈点がある。
ラスに変更すると耐酸性や耐熱性が不足してしまうとい
う烈点がある。
本発明の目的は、表面平滑性、耐酸性、耐熱性を保持し
ながら、ホウロウ層の熱伝導率を低くした、効率の高い
サーマルプリンタヘッド用として好適なホウロウ基板を
提供することである。
ながら、ホウロウ層の熱伝導率を低くした、効率の高い
サーマルプリンタヘッド用として好適なホウロウ基板を
提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意研究を行っ
た。その結果、ホウロウ層を2層にし、上層には耐酸性
、耐熱性、平滑性の良いガラスを使用すると共に下層に
熱伝S率の小さいガラスを使用することによって解決し
得ること、熱伝導率の小さいガラスとしてはガラス中に
泡径の大きな気泡を多く保持させることによって解決し
得ることをみいだし本発明を完成した。
た。その結果、ホウロウ層を2層にし、上層には耐酸性
、耐熱性、平滑性の良いガラスを使用すると共に下層に
熱伝S率の小さいガラスを使用することによって解決し
得ること、熱伝導率の小さいガラスとしてはガラス中に
泡径の大きな気泡を多く保持させることによって解決し
得ることをみいだし本発明を完成した。
すなわち本発明は金属基板上で、泡径の大きな気孔率の
高い内層と該内層より泡径の小さな気孔率の低い外層と
で被覆されてなるホウロウ基板である。
高い内層と該内層より泡径の小さな気孔率の低い外層と
で被覆されてなるホウロウ基板である。
またその製造方法としては、平均粒径10〜20μmと
粒径の比較的大きな結晶化ホウロウフリットを分散させ
たスラリー中に金属基板を浸漬し、第1層を電気泳動に
より電着させた後、該電着層を乾燥させることなく直ち
に、前記スラリーよりも粒径が小さく、平均粒径0.5
〜5μmの小さな結晶化ホウロウフリットを分@させた
スラリー中に前記基板を浸漬し、第2層を電着させるN
@工程と、前記第11ilと第2FMとを電着後、焼成
する工程とを有することを特徴とする前記のボウロウ基
板の製造方法である。
粒径の比較的大きな結晶化ホウロウフリットを分散させ
たスラリー中に金属基板を浸漬し、第1層を電気泳動に
より電着させた後、該電着層を乾燥させることなく直ち
に、前記スラリーよりも粒径が小さく、平均粒径0.5
〜5μmの小さな結晶化ホウロウフリットを分@させた
スラリー中に前記基板を浸漬し、第2層を電着させるN
@工程と、前記第11ilと第2FMとを電着後、焼成
する工程とを有することを特徴とする前記のボウロウ基
板の製造方法である。
外層の泡径の小さな気孔率の低いホウロウ層を形成させ
るには、平均粒径が0.5〜5μmと微粒の結晶化ガラ
スを用いればよい。
るには、平均粒径が0.5〜5μmと微粒の結晶化ガラ
スを用いればよい。
反対に内層のホウロウ層の熱伝導率を低くするには、勿
論熱伝導率そのものが小さい材質のガラスを使用すれば
よいが、このようななガラスは概して耐酸性や耐熱性が
劣るケースが多いので、本発明では、焼成後、大きな気
泡(ボイド)を多く含むガラス層を形成するガラスを使
用する。気泡を多く含むガラス層を形成させるためには
、電着時に平均粒径が10〜20μmと大きな結晶化ガ
ラスを使用するのが必要で、泡径が最大で約50μm、
気孔率は10%以上とすることができる。
論熱伝導率そのものが小さい材質のガラスを使用すれば
よいが、このようななガラスは概して耐酸性や耐熱性が
劣るケースが多いので、本発明では、焼成後、大きな気
泡(ボイド)を多く含むガラス層を形成するガラスを使
用する。気泡を多く含むガラス層を形成させるためには
、電着時に平均粒径が10〜20μmと大きな結晶化ガ
ラスを使用するのが必要で、泡径が最大で約50μm、
気孔率は10%以上とすることができる。
これによって熱伝導率を下げることができるのである。
ここで粒径を10〜20μmとしたのは粒計が10μm
未満であると、泡径と気孔率が小さくなるため熱伝導率
が下がらず、20μmを超えるとホーロー表面の事情性
に悪影響を与えるためである。もちろん気泡を多く含ま
せるためには、発泡性ガラスを使用してもよい。
未満であると、泡径と気孔率が小さくなるため熱伝導率
が下がらず、20μmを超えるとホーロー表面の事情性
に悪影響を与えるためである。もちろん気泡を多く含ま
せるためには、発泡性ガラスを使用してもよい。
焼成後の膜厚としては内Fy4(下層)が50〜200
μm1外層(上層)が5〜50μm程度の厚さとするこ
とが好ましい。
μm1外層(上層)が5〜50μm程度の厚さとするこ
とが好ましい。
この2層コーティングを行なうに当っては電気泳動法に
よるffi着が有効である。すなわち、電着法はつきま
わり性が良いので、全面均一の厚さに付着させることが
でき、特に縁部に厚く着くようなことがないばかりでな
く、上層と下層それぞれを任意の厚さにできるので熱伝
導率の調整が容易であることによる。電着の際は、まず
下層を電着し、これを乾燥させずに、すぐに別の電着浴
に入れて、上層を電着する。−度乾燥させると、再び浴
に入れられたときに、ガラス層がひび割れ、剥離してし
まうからである。また下層を一度乾燥、焼成してしまっ
た場合には、基板表面に絶縁層ができるので上層を再び
N@することが不可能になる。
よるffi着が有効である。すなわち、電着法はつきま
わり性が良いので、全面均一の厚さに付着させることが
でき、特に縁部に厚く着くようなことがないばかりでな
く、上層と下層それぞれを任意の厚さにできるので熱伝
導率の調整が容易であることによる。電着の際は、まず
下層を電着し、これを乾燥させずに、すぐに別の電着浴
に入れて、上層を電着する。−度乾燥させると、再び浴
に入れられたときに、ガラス層がひび割れ、剥離してし
まうからである。また下層を一度乾燥、焼成してしまっ
た場合には、基板表面に絶縁層ができるので上層を再び
N@することが不可能になる。
ガラス微粒子の電着について更に詳しく説明すると、ガ
ラス材料は高温で先づ溶解され、冷却器で冷却して、ガ
ラスセラミックスのカレットを得る。これをボールミル
等の粉砕機で粉砕する。この後、粒径の大きいものをあ
る程度取り除き、さらにボールミルにガラスセラミック
ス粉末とイソプロピルアルコールを入れ、ガラスセラミ
ックスの重層累積粒度分布における平均粒径(50wt
%値)が10〜20μmになるまで時間をかけてミル引
きして懸濁液(スリップ)を作り、電気泳動槽に入れ、
電圧50〜600Vでガラスセラミックスを電気泳動電
着させる。この後乾燥することなく、直ちに別個の電気
泳動槽に平均粒径0.5〜5μmになるまでミル引きし
たスリップを満たし、これに移しかえ、引続ぎ電着を行
い、焼成後の膜厚に換算して、下層50〜200μm、
上層5〜50μmとなる時間電着を行う。
ラス材料は高温で先づ溶解され、冷却器で冷却して、ガ
ラスセラミックスのカレットを得る。これをボールミル
等の粉砕機で粉砕する。この後、粒径の大きいものをあ
る程度取り除き、さらにボールミルにガラスセラミック
ス粉末とイソプロピルアルコールを入れ、ガラスセラミ
ックスの重層累積粒度分布における平均粒径(50wt
%値)が10〜20μmになるまで時間をかけてミル引
きして懸濁液(スリップ)を作り、電気泳動槽に入れ、
電圧50〜600Vでガラスセラミックスを電気泳動電
着させる。この後乾燥することなく、直ちに別個の電気
泳動槽に平均粒径0.5〜5μmになるまでミル引きし
たスリップを満たし、これに移しかえ、引続ぎ電着を行
い、焼成後の膜厚に換算して、下層50〜200μm、
上層5〜50μmとなる時間電着を行う。
基板を引き上げ、乾燥した後、800〜950℃で焼成
し、コア金属上にガラスセラミックスの平滑な2層のホ
ウロウ層を得る。
し、コア金属上にガラスセラミックスの平滑な2層のホ
ウロウ層を得る。
この絶縁基板上に薄膜で発熱抵抗体、リード電極、耐摩
耗層を形成してサーマルヘッドを作製する。
耗層を形成してサーマルヘッドを作製する。
以下に実施例を記載して、本発明を具体的に説明するが
、本発明はこれによって何等限定されるものではない。
、本発明はこれによって何等限定されるものではない。
表面平滑なステンレス板を洗浄後、2層コーティング、
焼成を行い、ガラスを剥離して、レーザーフラッシュ法
によって熱伝導率を測定した。
焼成を行い、ガラスを剥離して、レーザーフラッシュ法
によって熱伝導率を測定した。
通常は金属コアとしてホウロウ用鋼板を用い、脱脂、酸
洗、Niメツキなどの峙処理を行った後コーティング、
焼成を行うが、ここで平滑なステンレス板を用いたのは
、ガラスを剥離し易くするためである。
洗、Niメツキなどの峙処理を行った後コーティング、
焼成を行うが、ここで平滑なステンレス板を用いたのは
、ガラスを剥離し易くするためである。
平滑なステンレス板を洗浄した後、粒径が大きな(平均
粒径15μm)結晶化ガラス(特公昭61−2970号
公報に示されるBad。
粒径15μm)結晶化ガラス(特公昭61−2970号
公報に示されるBad。
S t 02.B2O3,voo系ガラス)を電着によ
ってコーティングした。ひきつづいて、同じ組成の粒径
の小さな結晶化ガラス(平均粒径3μTrL)を電着し
、乾燥、焼成(850℃、10分間)した。
ってコーティングした。ひきつづいて、同じ組成の粒径
の小さな結晶化ガラス(平均粒径3μTrL)を電着し
、乾燥、焼成(850℃、10分間)した。
膜厚は焼成後で第1層(下層)が200μ、第2層(上
層)が50μmとなるようにした。
層)が50μmとなるようにした。
このガラスをステンレス板より剥離し、レーザーフラッ
シュ法によって熱伝導率を測定したところ、0.002
4cal /c−sec −”Cであった。
シュ法によって熱伝導率を測定したところ、0.002
4cal /c−sec −”Cであった。
同じ組成のガラスで平均粒径9μmのガラスを1層だけ
電着、焼成したものの場合は熱伝導率は0.0029c
al /z−sec ・’Cであルノテコレに比べて本
実施例の場合は約17%熱伝導率を低下させることがで
きた。
電着、焼成したものの場合は熱伝導率は0.0029c
al /z−sec ・’Cであルノテコレに比べて本
実施例の場合は約17%熱伝導率を低下させることがで
きた。
(比較例)
実施例において第1層の結晶化ガラスの平均粒径を8μ
mおよび21μmとした他は実施例通りとし、ガラス層
をステンレス板より剥離し、レーザーフラッシュ法によ
って熱伝導率を測定したとこる平均粒径8μmの場合に
は熱伝導率は0、0030Cal /cII−sec
、℃となり、2層にした効果はみられなかった。また
平均粒径を21μmとした場合には熱伝導率は0.00
23cal/cm・sec ・℃となり目的を達するが
、表面平滑性が劣化する。
mおよび21μmとした他は実施例通りとし、ガラス層
をステンレス板より剥離し、レーザーフラッシュ法によ
って熱伝導率を測定したとこる平均粒径8μmの場合に
は熱伝導率は0、0030Cal /cII−sec
、℃となり、2層にした効果はみられなかった。また
平均粒径を21μmとした場合には熱伝導率は0.00
23cal/cm・sec ・℃となり目的を達するが
、表面平滑性が劣化する。
また第21の結晶化ガラスの平均粒径を0.3μmおよ
び7μmとした他は、実施例通りに行い、ガラス層をス
テンレス板より剥離し、レーザーフラッシュ法によって
熱伝導率を測定したところ、両者共に0.0024ca
l /3−se(e”cとなり熱伝導率の面では満足す
べきものであったが、平均粒径0.3μmでは平均気泡
径は小さくなるものの、焼成時の軟化流動時間が短くな
り、脱泡しにくくなるためか、平滑な表面が得られなか
った。
び7μmとした他は、実施例通りに行い、ガラス層をス
テンレス板より剥離し、レーザーフラッシュ法によって
熱伝導率を測定したところ、両者共に0.0024ca
l /3−se(e”cとなり熱伝導率の面では満足す
べきものであったが、平均粒径0.3μmでは平均気泡
径は小さくなるものの、焼成時の軟化流動時間が短くな
り、脱泡しにくくなるためか、平滑な表面が得られなか
った。
また平均粒径7μmとした場合には、生成する平均気泡
径が大きくなり、平滑な表面が得られなかった。
径が大きくなり、平滑な表面が得られなかった。
(発明の効果)
ホウロウ基板の表面の耐酸性、耐熱性、平滑性などの表
面の性質をそのままに保持しながら、ガラス層全体の熱
伝導率を小さくすることができた。
面の性質をそのままに保持しながら、ガラス層全体の熱
伝導率を小さくすることができた。
またその値をある範囲内で自由に変えることができた。
従って該基板をサーマルプリンタヘッドに用いた場合、
より少ない電力で、より高速で印字できることになり、
ホウロウ基板による迅速な放熱性と相まって極めてBr
Ie率な印字を可能にした。
より少ない電力で、より高速で印字できることになり、
ホウロウ基板による迅速な放熱性と相まって極めてBr
Ie率な印字を可能にした。
実用的効果の大きい発明である。
第1図は本発明のホウロウ基板の断面の133倍顕微鏡
写真を図で表したものである。 出願人代理人 藤 本 博 売名 1 目
写真を図で表したものである。 出願人代理人 藤 本 博 売名 1 目
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、金属基板上で泡径の大きな気孔率の高い内層と該内
層より泡径の小さな気孔率の低い外層とで被覆されてな
るホウロウ基板。 2、平均粒径10〜20μmと粒径の比較的大きな結晶
化ホウロウフリットを分散させたスラリー中に金属基板
を浸漬し、第1層を電気泳動により電着させた後、該電
着層を乾燥させることなく直ちに、前記スラリーよりも
粒径が小さく、平均粒径0.5〜5μmの小さな結晶化
ホウロウフリットを分散させたスラリー中に前記基板を
浸漬し、第2層を電着させる電着工程と、前記第1層と
第2層とを電着後焼成する工程とを有することを特徴と
する請求項1記載のホウロウ基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10023888A JPH01272783A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | ホウロウ基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10023888A JPH01272783A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | ホウロウ基板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01272783A true JPH01272783A (ja) | 1989-10-31 |
Family
ID=14268672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10023888A Pending JPH01272783A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | ホウロウ基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01272783A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101934637A (zh) * | 2009-06-30 | 2011-01-05 | 山东华菱电子有限公司 | 一种热敏打印头及其生产方法 |
JP2011162426A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | グラスライニング組成物 |
JP2015025185A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | Toto株式会社 | ホーロー物品およびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319270A (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サ−マルヘツドおよびその製造法 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP10023888A patent/JPH01272783A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319270A (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サ−マルヘツドおよびその製造法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101934637A (zh) * | 2009-06-30 | 2011-01-05 | 山东华菱电子有限公司 | 一种热敏打印头及其生产方法 |
JP2011162426A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | グラスライニング組成物 |
JP2015025185A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | Toto株式会社 | ホーロー物品およびその製造方法 |
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