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JPH01206462A - ベクトル計算機 - Google Patents

ベクトル計算機

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Publication number
JPH01206462A
JPH01206462A JP3087788A JP3087788A JPH01206462A JP H01206462 A JPH01206462 A JP H01206462A JP 3087788 A JP3087788 A JP 3087788A JP 3087788 A JP3087788 A JP 3087788A JP H01206462 A JPH01206462 A JP H01206462A
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JP
Japan
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data
memory
vector
address
pipeline
Prior art date
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JP3087788A
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JPH0746350B2 (ja
Inventor
Toshihiko Manabe
俊彦 真鍋
Satoshi Hashimoto
智 橋本
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の1」的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば科学技術計算等の高速処理を行なうべ
くパイプライン方式によるベクトル処理を行なうベクト
ル計算機に関する。
(従来の技術) メモリ上に規則的に配置されたベクトルデータに対し、
同一演算を繰返し実行させる演算をベクトル演算と呼ぶ
。F 0rtranを例にとると、第6図(a)に示す
ように、ベクトルA、B、CにおけるBとCをオペラン
ドとして演算を行ない、その結果をディスティネーショ
ンAに代入し、これをDOループによって添字Iを順次
変化させながら繰返し行なうような演算がベクトル演算
である。
このベクトル演算の品速化の手法として従来よリパイプ
ライン方式が知られている。このパイプライン方式によ
れば、第6図(a)の演算は、同図(b)のように行わ
れる。なお、この図は、パイプラインの段数をn=3に
設定した場合の例を示している。先ず、サイクル1でB
(1)。
C(1)でリート要求を出してオペランドを参照し、演
算を開始する。次のサイクル2では、サイクル1で始ま
った演算の結果を待たずにB(2)。
C(2)を参照し演算を始める。サイクル3では、サイ
クル1で開始された演算の結果A(1)が求まるので、
この結果を書込むと同時にB (3) 。
C(3)の参照を行ない演算を始める。以後、同様にサ
イクル1+2ではサイクルiから開始された演算の結果
のA(i)が求まると同時にB (i+2)、C(i+
2)による演算を始める。
このように、繰返しによる演算を一つの演算の結果を待
たすに連続的に処理するベクトル化処理では、上記の例
のように演算に2サイクルを要する場合でも、最初の演
算結果A(1)が求まるまでに2サイクルの遅れはある
ものの、それ以後は演算結果が毎サイクル求まるという
利点がある。
また、例えば第7図(a)に示すように、オペランド(
A(1))とディスティネーション(A(1+3))の
ベクトルが同じである回帰的データ参照の場合も、ディ
スティネーションのベクトルAの添字とオペランドのベ
クトルAの添字との差(3)がパイプラインの段数n 
(−3)以上であれば、第7図(b)に示すように、サ
イクル1で開始されたA (1) +C(1)なる演算
の結果A(4)がサイクル3で終了するので、サイクル
4ではA (4) 、  C(4)を参照可能である。
したがって、この演算はベクトル化することができる。
しかしながら、このような回++li的データ参照にお
いて、例えば第8図(a)に示すように、ディスティネ
ーションのベクトルAの添字とオペランドのベクトルA
の添字との差(1)がパイプラインの段数n(−3)未
満であると、サイクル1で開始されたA (1) 十C
(1)の演算結果A(2)がサイクル2では未だ求まっ
てぃないため、A (2) 、  C(2)の参照はこ
の演算が終了するサイクル4でないと行なえない。従っ
て、この場合には演算をベクトル化することはできない
このように、パイプライン方式を採用していても、ディ
スティネーションとオペランドのベクトルの添字の差か
パイプラインの段数n未満のときには、ベクトル化は不
可能である。
そこで、回帰的データ参照が起こる場合には、コンパイ
ラに予めパイプラインの段数nを覚えさせておき、コン
パイル時に上記添字の差がパイプライン段数nより大き
いかどうかを判定し、この判定結果に応じてベクトル化
するがどうかを決定することも考えられる。しがし、こ
の場合にはパイプライン段数を増やした場合、コンパイ
ラを新しいパイプライン段数に合せて作り直さなければ
ならない。また、同一アーキテクチャの計算機で、パイ
プラインの段数だけが違っている場合には、各計算機毎
にその計算機のパイプライン段数に合わせたコンパイラ
を用意しなければならずコンパイラの作成が非常に面倒
になるという問題があった。
また、第9図に示すように、ディスティネーションの添
字に突数kが含まれている場合、この変数にはコンパイ
ル時には定まらず、実行時に定まるため、たとえ実行時
にに≧nとなってもベクトル化することは不可能となる
史に、第10図(a)のようなサブルーチンでは文番号
10のディスティネーションとオペランドとが表面上は
同一でないが、サブルーチンの呼び元で第10図(b)
に示すように第1引数と第2引数とを同一の引数として
呼出すと、上記と同様の回帰的データ参照の問題が生じ
る。この場合、上記第1引数と第2引数とに同一の変数
を割当てない等の制限を付して上記の問題を回避するこ
と更には、第11図に示すように、隣接する演算におい
て、メモリの一部が重なって定義されてぃる場合にも同
様の問題が生じる。即ち、この例は、るので、文1の計
算結果の格納場所であるDの一部をなすA(2)を次の
文2で参照している。このため、文2の実行は文1の実
行か終了するまで行なうことができない。
以上のことから、従来のベクトル計算機では、回帰的デ
ータ参照が行われる可能性のある演算についてはベクト
ル化を断念している。このため、ベクトル化した場合に
比べて演算速度が数十倍も遅くなるという問題があった
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来のベクトル計算機では、回帰的データ
参照が起こる場合にベクトル化を行なわないようにして
いるため、演算の実行速度を高めることができないとい
う聞届があった。
本発明は、かかる問題点を解決すへくなされたしので、
そのLj的とするところは、回螺的データ参照が生じる
演算についてもベクトル化できる部分は全てベクトル化
することができ、もって演算速度を大幅に高めることが
できるベクトル計算機を提供することにある。
[発明の構成コ (問題点を解決するだめの手段) 本発明は、ベクトルデータを格納したメモリからer算
処理部が順次ベクトルデータを読み出してパイプライン
方式によるベクトル演算処理を行なうヘクトル計算機に
おいて、次の手段を備えたことを特徴としている。
即ち、本発明は、パイプラインの各ステージに保持され
ている演算処理中のデータの書込みアドレスとそのデー
タのサイズとを前J己パ・rプラインの各ステージに対
応させて格納するレジスタファイルと、前記パイプライ
ンから順次出力される演算結果を前記レジスタファイル
から順次読出した前記書込みアドレスで指定される前記
メモリの記憶場所に格納する手段と、前記演算処理部が
前記及びデータのサイズとに基づいて前記メモリの前記
両アドレスで指定される領域の重複の有無を検査する手
段と、この手段で重複が検出された場合には前記メモリ
からの読出しを待たせる手段とを具備している。
(作用) 本発明では、パイプラインの各ステージに格納されたデ
ータと対応させて該データの書込みアドレスとそのデー
タのサイズとをレジスタファイルに格納するようにして
いるので、レジスタファイルに格納されたアドレスとサ
イズとを参照すれば、そのアドレスに書込まれるべきデ
ータが現在演算処理中であること及びそのデータがメモ
リのどの程度の領域を書替えるかが分る。そこで、演算
処理部がメモリからベクトルデータを読出そうとしたと
き、その読出しアドレス及び読出すデータのサイズとレ
ジスタファイルに格納された現(l:。
処理中のデータのアドレス及びサイズとから、読み出そ
うとしているメモリの領域と現在処理中でその後に書込
まれるメモリの領域との重複を検査し、もし重複が検出
された場合にはメモリからの読出しを待たせるようにし
ている。従って、演算処理部は、このような待機指示が
なされない限り、メモリ゛からベクトルデータを順次読
み出し、パイ正指令が出ない限り、ベクトル化+1J能
なものとして処理を進めるので、ベクトル化できる部分
は全てベクトル化されベクトル演算を大幅にスピードア
ップすることができる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明の詳細な説
明する。
第2図は本発明の一実施例に係るベクトル計算機の概略
1.!、7成を示す図である。
ベクトル計算機は、ベクトルデータを格納するメモリ]
]と、このメモリ11からベクトルデータを順次読み出
して、パイプライン方式に基づくベクトル処理を行ない
、その演算結果をメモリ1]に格納する演算処理部12
と、この演算処理部〕2かメモリ]1からデータを読み
出すのを許6Jするためのパイプライン制御部13とで
h′4成されている。
メモリ11は、〕ワード2ハイド構成のメモリで、8ビ
ツトのアドレス空間を持ち、ワード単位とバイト11位
の二通りのアクセスが可能なものとなっている。
演算処理部12は、3段のパイプライン処理を行なうも
のとなっている。
パイプライン制御部13は、具体的には、第1図に示す
ように構成されている。
即ち、書込み情報レジスタ(以下、「Wレジスタ」と呼
ぶ)21は、演算処理部12からアドレスバスABを介
して与えられる書込みアドレスWAと、DS線を介して
与えられるデータサイズWDSと、VB線を介して与え
られるバリッドピッl−W V Bとを書込み情報とし
て格納する。
レジスタファイル22は、縦続接続されたシフトレジス
タ構成の3段のレジスタ2B、24゜25からなり、W
レジスタ2]に格納された書込み情報を順次格納し、格
納した順に出力するF I F O(F 1rst i
n F 1rsL out)メモリを構成するものであ
る。このレジスタファイル22の段数(3段)は演算処
理部13におけるパイプラインの段数に対応している。
このレジスタファイル22の各レジスタ23〜25には
、現在パイプラインのステージにある演算途中のデータ
の書込みアドレスWAi  (i=1.2.3)とデー
タサイズDSiとデータの有効性を示すバリッドピット
VBiとが格納される。
読出し情報レジスタ(以下、「Rレジスタ」と呼ぶ)2
6は、演算処理部12からアドレスバスABを介して与
えられる読出しアドレスRAと、DS線を介して与えら
れるデータサイズRDSと、VB線を介して与えられる
バリッドビットRVBとを+’%出し情報として格納す
る。両レジスタ21゜26への書込みタイミングは、例
えば演算処理部]1から出力されるライト信号Wによっ
て与えられる。
これら書込み情報及び読出し情報は、10ビットのデー
タであり、第3図に示すように、下色8ビットにアドレ
ス情報か配置され、上位2ビツト目にサイズビットが配
置され、最上位ビット(msb)にバリッドピットが配
置されたものとなっている。サイズビットは、′0“の
ときに書込み又は読出しされるデータのサイズがワード
であることを示し、“1′のときに読出し又は書込みさ
れるデータのサイズがバイトであることを示している。
また、バリッドピットは、“1”のとに格納された書込
み情報と、Rレジスタ26に格納された読出し情報とは
コンパレータ27,28゜29にそれぞれ与えられてい
る。コンパレータ27〜2つは、各レジスタ23〜25
に格納された書込み情報と上記読出し情報とから、メモ
リ12の書込み領域及び読出し領域の重複を検査し、そ
の結果、重複が検出された場合には、“0“を出力し、
重複が検出されなかったら“1”を出力する。これらコ
ンパレータ27〜29からの検査結果は、アンドゲート
30に)、えられている。
アンドゲート30は、いずれか一つのコンパレータ27
〜29で重1夏が検出されたら、REQ信号を“0”に
して演算処理部11かメモリ12からデータを読出すの
を禁止し、いずれのコンパレータ27〜2つからも重1
夏か検出されなかったら、REQ信号を“1″にして演
算処理部11がメモリ12からデータを読出すのを許可
する。
第4図はコンパレータ27の史に詳細な構成を示した図
である。なお、コンパレータ28,29もこれと同様な
構成をHしているので、これらの8つのXORゲート3
1〜38は、レジスタファイル22内の1段[」のレジ
スタ23上の8ビツトの書込みアドレスWAIとRレジ
スタ26上の8ビツトの読出しアドレスRAの各対応す
るビットを比較するためのもので、ビットが一致した場
合に、“0′を出力する。アドレスのLSBを比較する
XORゲート31の出力は、アンドゲート40の一つの
入力として与えられている。このアンドゲート40の他
の2つの入力には、レジスタファイル22の1段口のレ
ジスタ23に格納されたサイズビットWDSと、Rレジ
スタ26に格納されたサイズビットRDSとが人力され
ている。
このアンドゲート40は、読出すデータ或はパイプライ
ンの1段目で処理されているデータのサイズかワードを
示したとき、つまりRDS。
WDSIのいずれか一方が“0”を示したときに、アド
レスのLSBの一致、不一致に拘らずその出力を“0”
にするためのものである。このアンドヶ−1・40の出
力及びXORゲート32〜38の出力は、NORゲート
41に入力されている。
NORゲート41は、レジスタファイル22の1段口の
レジスタ23に格納された書込みアドレスWAIとRレ
ジスタ26に格納された読出しアドレスRAとが一致若
しくは一部重複した場合に、“1”を出力する。このN
ORゲート41の出力は、NANDゲート42の一方の
入力にりえられている。NANDゲート42の他方の人
力には、レジスタファイル22の1段目のレジスタ23
に格納されたバリッドピッhWVB1が人力されている
。また、このNANDゲート42の出力は、ANDゲー
ト4Bに入力されており、史にこのANDゲート43の
他方の人力には、Rレジスタ26上のバリッドピッI−
RV Bが入力されている。
これらNANDゲート42及びANDケート43は、バ
リッドピッI−WVB1、RVBによってアドレス比較
の結果を補正するために設けられている。この二つのゲ
ートにより、Rレジスタ26上のアドレスが無効、即ち
RVBが“0“のときには、アドレスの領域が重なって
いなくても読出しアドレスか無効であるから、メモリか
らのデータの読出しを行なわないようにコンパレータか
らは“0“が出力され、またRレジスタ26上のアドレ
スが有効で、かつレジスタフィル22内のアドレスが無
効のとき、即ちWVBIが“0“のとき(4は、読出し
アドレスと書込みアドレスの重複が検出された場合でも
、比較したアドレスの1つが無効であることから、コン
パレータからは“1”が出力される。
次に以上のように構成された本実施例に係るベクトル計
算機の作用について説明する。
まず、第1のサイクルCIでレジスタファイル22の1
段目のレジスタ23にアドレス“1.0 H″、サイズ
“ワード″の古込み情報が格納され、またRレジスタ2
6にアドレス“IIH”、サイズバイト”の読出し情報
が格納されたとする。これら画情報は有効であるので、
バリッドビットWVBI、RVBは、いずれも1″とな
っている。なお、Wレジスタ21には、Rレジスタ26
で示されたメモリ内のデータによる演算の結果か格納さ
れるべきアドレスが記憶されている。サイクルC1では
、コンパレータ27によりアドレス“10H” とアド
レス“11H“どの比較が行われるが、両者の比較結果
は一致し、どちらのアドレスも有効なのでコンパレータ
27の出力は“0”となり、REQ信号が“0”となっ
てアドレス“1 ]、 H”によるデータの読出しは行
われず、アドレス“IIH”はRレジスタ26の上に有
効なまま残る。同時に、アドレス較が、コンパレータ2
8により行イっれ、同様に“0”が出力され、アドレス
“11 H”はRレジスタ26の上に残り、アドレス“
IOH”は3段目に移る。
次の第3のサイクルC3では、コンパレータ29により
両アドレスの比較が行われ、同(lに0“か出力され、
アドレス“11.H”はRレジスタ26に残る。
サイクルC1からC3の間はANDゲート30の出力は
0なので、Wレジスタ21からレジスタファイル22へ
のアドレスやサイズの移動は行われない。そのため、同
一の演算の読出し用のアドレスと書込み用のアドレスと
を比較することはない。なお、サイクルC3では、アド
レス“]OH”によるデータの書込みが行われ、アドレ
ス“10 H″がレジスタファイル22から消える。こ
のことにより、次の第4のサイクルC4ではアドレス“
IIH”によるデータの読出しが行われ、Wレジスタ2
1上のアドレスとサイズとがレジスタファイル22に入
り、Rレジスタ26とWレジスタ21とには、次の演算
のデータのアドレスとサイズとが格納される。
もし、アドレス“IOH”のサイズがバイトであったな
らば、アドレスの全ビットによる比較が行われるため、
アドレス“11H”の領域とは重−なっていないと判定
され、サイクルC1でアドレス“IIH“の読出しが行
われる。
このように、この実施例によれば、書込みが行われる予
定のアドレスの領域と重なるデータの読出しは、書込み
が行われるまで待たされ、データの定義、参照順序が逐
次処理の場合と逆転することはない。また、重なってい
なければ読出しを待たせることはないように正確にメモ
リアドレスの領域の重なりの判定を行なう。そして、こ
のことにより、コンパイル時にパイプライン処理が可能
か否かの判定を行なわなくてすみ、パイプライン処理゛
の性能を十分に引出せるようになる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
即ち、上記実施例では、読出し用のアドレスを1つだけ
設定したが、読出し用のアドレスを複数設定するように
しても良い。また、演算のパイプラインの段数は、演算
毎に異なっていても構わない。その場合は、FIFO構
成のレジスタファイルを用意すれば対応できる。更に、
アクセスのl111位となるデータのサイズをワードと
バイトの2種類に限定しているが、この発明では4バイ
トのワードに対する2バイトの/S−フワード等、多様
なアクセスのサイズを許容できる。同様にこの実施例で
は読出し用か書出し用のどちらかのデータの全領域がも
う一方の領域に重なっている場合だけを例にとったが、
第5図に示すように、両方のデータの領域の一部だけが
重なっている場合でも本発明を適用可能である。
[発明の効果コ 以上、説明したように、この発明によれば、実行時に読
出しと書込みのデータのワード領域の重なりを正確に判
定し、データの定義、参照の順番をプログラム文の順番
通りに行なえる。このことにより、コンパイル時にデー
タの領域の重なりを正確に判定できないような多くの演
算についてもパイプライン処理を実行できる。そして、
その際、実行結果の正しさは保証される。したがって、
)くイブライン方式の計算機に対して、プログラム言語
に制限を加える必要はなくなる。また、データの定義、
参照関係を正確に判定しようとする複雑な処理を組込ん
だ巨大なコンパイラ等の言語処理システムも作成せずに
、たとえそのようなコンノ々これらの効果を実施例に示
したように、簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例に係るベクトル計
算機を説明するための図で、第1図は要部構成を示すブ
ロック図、第2図は全体(14成を示すブロック図、第
3図は各レジスタに格納される情報の構成を示す図、第
4図はコンパレータの詳細ブロック図、第5図は本発明
の他の実施例で検査されるメモリアドレスの重なりの態
様を示す図、第6図及び第7図は従来のパイプライン処
理をそれぞれ説明するための図、第8図乃至第12図は
従来パイプライン処理を実行できなかった例をそれぞれ
示す図である。 11・・・演算処理部、12・・・メモリ、13・・・
パイプライン制御部、21・・・書込み情報レジスタ(
Wレジスタ)、22・・・レジスタファイル、23〜2
5・・・レジスタ、26・・・読出し情報レジスタ(R
レジスタ)、27〜29・・・コンパレータ、30゜4
0.43・・・ANDゲート、31〜38・・XORゲ
ート、41・・・N、ORゲート、42・・NANDゲ
ート。 出願人 工業技術院長 飯塚幸三 第2図 第 3 因 第4図 テーク2 第6図 第8図 第9図 第10図 第11図 り 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ベクトルデータを格納するメモリと、このメモリから順
    次ベクトルデータを読み出してパイプライン方式による
    ベクトル演算処理を行ない、その演算結果を前記メモリ
    に格納する演算処理部と、パイプラインの各ステージに
    保持されている演算処理中のデータの書込みアドレスと
    上記データのサイズとを前記パイプラインの各ステージ
    に対応させて格納するレジスタファイルと、前記パイプ
    ラインから順次出力される演算結果を前記レジスタファ
    イルから順次読出した前記書込みアドレスで指定される
    前記メモリの記憶場所に格納する手段と、前記演算処理
    部が前記メモリから前記ベクトルデータを読出す際に、
    その読出しアドレス及び読出すデータのサイズと前記レ
    ジスタファイル内に格納されているアドレス及びデータ
    のサイズとに基づいて前記メモリの前記両アドレスで指
    定される領域の重複の有無を検査する手段と、この手段
    で重複が検出された場合には前記メモリからの読出しを
    待たせる手段とを具備したことを特徴とするベクトル計
    算機。
JP63030877A 1988-02-15 1988-02-15 ベクトル計算機 Expired - Lifetime JPH0746350B2 (ja)

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