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JPH0995291A - 車両用バッテリ収納装置 - Google Patents

車両用バッテリ収納装置

Info

Publication number
JPH0995291A
JPH0995291A JP7254814A JP25481495A JPH0995291A JP H0995291 A JPH0995291 A JP H0995291A JP 7254814 A JP7254814 A JP 7254814A JP 25481495 A JP25481495 A JP 25481495A JP H0995291 A JPH0995291 A JP H0995291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
outer box
opening
closed
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7254814A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ohira
優 大平
Satoshi Ishikawa
敏 石川
Nozomi Takada
望 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP7254814A priority Critical patent/JPH0995291A/ja
Publication of JPH0995291A publication Critical patent/JPH0995291A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】悪戯でリッドを開けることができないようにし
た電動自転車用バッテリ収納装置を提供する。 【解決手段】蓋45で開閉される挿入開口を有するアウ
タボックスと、バッテリを内蔵するインナボックスをア
ウタボックス内に収納したときバッテリ側と車両側とを
電気的に接続可能にする接続機構を設け、蓋45を閉状
態にしたときインナボックスを電気的接続方向に付勢す
るように構成し、充電用接続端子を蓋45内側でアウタ
ボックスとの合い面部近傍に設け、充電開口を開閉する
リッド49を形成し、このリッド49は蓋45を閉じる
際には充電開口にはめ込み可能であり、かつリッド49
に、蓋45を閉じた状態でアウタボックスの合い面部の
内側に係止可能な延出部49dが形成され、蓋45を閉
じた状態でリッド49の開放を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電動自転
車のようにモータの電源としてバッテリを搭載した車両
用バッテリ収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動自転車等のように走行中にバッテリ
を充電することの困難な車両の場合、非使用時に例えば
家庭用電源に接続された充電器によってバッテリを繰り
返し充電することとなる。このように、頻繁に充電する
必要のある場合には、バッテリを車両から取り外して行
なう単体充電方式と、車両に取り付けたまま行なう車載
充電方式があり、さらに取扱が便利なようにどちらの方
式でも充電できるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリを
車両から取り外して充電を行なう方式の場合、例えば蓋
で開閉される挿入開口を有するアウタボックスを車両側
に固定し、バッテリを内蔵するインナボックスをアウタ
ボックス内に挿入開口から出し入れ自在に収納し、イン
ナボックスとアウタボックスとの間にインナボックスを
アウタボックス内に収納したときバッテリ側と車両側と
を電気的に接続する接続機構を設け、蓋を閉状態にした
ときインナボックスを電気的接続方向に付勢するような
構造が望ましい。
【0004】しかしながら、このような着脱式の構造で
も、バッテリを車両に取り付けたまま充電を行なう場合
があり、この場合にはアウタボックスに設けた充電用開
口のキャップを外してこの開口部から充電用コネクタを
差し込んでインナボックスに設けられた充電用接続端子
に接続して充電するが、キャップは誰でも外すことがで
き、開口から泥やごみ等の異物を押し込んだりする悪戯
をされ易い。このため、キャップを悪戯で開けないよう
にロックを設けることが考えられるが、その分コストが
嵩む。
【0005】この発明は、前記実情に鑑みてなされたも
ので、悪戯でキャップを開けることができないように
し、しかも構造が簡単で、低コストである車両用バッテ
リ収納装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手投】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、蓋で開
閉される挿入開口を有するアウタボックスを車両側に固
定し、バッテリを内蔵するインナボックスを前記アウタ
ボックス内に前記挿入開口から出し入れ自在に収納し、
前記インナボックスと前記アウタボックスとの間に前記
インナボックスを前記アウタボックス内に収納したとき
バッテリ側と車両側とを電気的に接続可能にする接続機
構を設け、前記蓋を閉状態にしたとき前記インナボック
スを電気的接続方向に付勢するように構成した車両用バ
ッテリ収納装置において、前記インナボックスに充電用
接続端子を設け、この充電用接続端子は前記蓋内側で前
記アウタボックスとの合い面部近傍に位置し、さらに前
記蓋の前記充電用接続端子に対向する位置に充電開口を
形成するとともに、前記充電開口を開閉するリッドを形
成し、このリッドは前記蓋を閉じる際には前記充電開口
にはめ込み可能であり、かつ前記リッドに、前記アウタ
ボックスの前記蓋を閉じた状態で前記アウタボックスの
合い面部の内側に係止可能な延出部が形成され、前記ア
ウタボックスの前記蓋を閉じた状態で前記リッドの開放
を禁止することを特徴としている。
【0007】このように、アウタボックスの蓋を閉じた
状態では、充電開口を開閉するリッドの延出部がアウタ
ボックスの合い面部の内側に係止されており、例えばロ
ック解除操作をして蓋を開けないとリッドが開かないた
め、充電開口から異物を入れる等の悪戯を防止すること
ができる。また、蓋のロックをリッドのロックに兼用で
きるため、構造が簡単で部品点数も少なく低コストであ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、前記リッドが付勢
手段により常に開く方向に付勢されていることを特徴と
している。このように、リッドは付勢手段により常に開
く方向に付勢されているので、リッドは開いた状態では
常に全開位置を保持することになり、アウタボックスの
蓋を閉じようとするとき、リッドの上記延出部がアウタ
ボックスの合い面部上に乗り上げ、リッドが破損するの
を防止する。
【0009】請求項3記載の発明は、前記リッドが、前
記蓋を閉じる際には前記付勢手段の付勢力に抗して前記
充電開口にはめ込み係止可能であることを特徴としてい
る。このように、アウタボックスの蓋を閉じる際には、
リッドを充電開口にはめ込みリッドが開くことが規制さ
れるため、蓋を閉じる時、付勢手段の付勢力に抗してリ
ッドを押さえつつ蓋を閉じる必要がなく操作が楽であ
る。
【0010】請求項4記載の発明は、前記リッドの延出
部が弾性変形可能であり、前記アウタボックスの前記蓋
を閉じた状態で前記延出部が弾性変形により前記アウタ
ボックスの合い面部の内側に係止可能であることを特徴
としている。
【0011】このように、リッドの延出部が弾性変形可
能であるから、蓋を開いてリッドを開き再び蓋のみを閉
じてロックした後、バッテリを車両に取り付けたまま充
電を行ない、充電完了後はアウタボックスの蓋を再度開
けることなく、蓋を閉じた状態でリッドを閉じると、そ
の延出部が弾性変形によりアウタボックスの合い面部の
内側に係止しリッドが開くことが禁止され、簡単な操作
でリッドを閉じ充電開口から異物を入れる等の悪戯を防
止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の車両用バッテリ
収納装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至
図21は電動自転車のバッテリ収納装置を説明するため
の図であり、図1は電動自転車の左側面図、図2は車両
用バッテリ収納装置の断面図、図3は図2のIII-III線
に沿う断面図、図4はアウタボックスの左側面図、図5
アウタボックスの右側面図、図6はアウタボックスの背
面図、図7は図6のVII-VII線に沿う断面図、図8はア
ウタボックスの平面図、図9は図8のIX-IX線に沿う断
面図、図10はアウタボックスの充電窓部の拡大一部断
面図、図11は図10のXI-XI線に沿う断面図、図12
は図4のXII-XII線に沿う断面図、図13は蓋の左側面
図、図14は図13のXIV-XIV線に沿う断面図、図15
はインナボックスの平面図、図16はインナボックスを
開いた外側の展開図、図17はインナボックスを開いた
内側の展開図、図18は図17のXVIII-XVIII線に沿う
断面図、図19はシュリンク包装されたバッテリの側面
図、図20は図19のXX-XX線に沿う断面図、図21は
アウタボックスの蓋の他の実施例の断面図である。な
お、この実施例において、左右とは、乗車状態で見て左
右との意味である。
【0013】図1において、1は車両用バッテリ収納装
置を備えた電動自転車であり、電動モータの駆動力のみ
で走行するものであってもよいし、あるいは人力と電動
モータの駆動力との合力で走行するものであってもよ
い。この電動自転車1は頻繁に充電する必要があり、バ
ッテリを車両から取り外して行なう単体充電方式と、車
両に取り付けたまま行なう車載充電方式とが用いられ、
取扱が便利なようにどちらの方式でも充電できるように
している。
【0014】自転車1の車体2は、前輪3が回転自在に
軸支されたフロントフォーク4を回動自在に支持するへ
ッドパイプ2aと、ヘッドパイプ2aから後方斜め下方
に延びるダウンチューブ2bと、ダウンチューブ2bの
後部にセンタラグ5を介して連結されたシートチューブ
2cと、またダウンチューブ2bの後部にセンタラグ5
を介して連結された左右一対のチェーンステー2dと、
シートチューブ2cの上部とチェーンステー2dの後端
部とを略三角形をなすように連結する左右一対のシート
ステー2eとから構成されている。
【0015】チェーンステー2dとシートステー2eと
は後輪ブラケット2fを介して一体に連結されており、
後輪ブラケット2fには後輸6が回転自在に支持されて
いる。また、フロントフォーク4の上端には操向ハンド
ル7が装着されており、シートチューブ2cの上端には
サドル8が装着されたシートピラーチューブ9が伸縮可
能に挿入され、不図示のロックハンドルにより所望高さ
位置に固定可能となっている。サドル8は、シートピラ
ーチューブ9の上端に固定されたブラケット10の先端
部にピン11を支点に上下に回動可能に装着されてお
り、後述するバッテリ取り外し時には、サドル8を上方
に回動させることによりバッテリとの干渉を回避できる
ようになっている。
【0016】センタラグ5の下方には、パワーユニット
12が配設されている。パワーユニット12は、ペダル
13からクランク14を介してクランク軸15に入力さ
れた踏力と、補助駆動装置16からの駆動力とを合力
し、チェーン17を介して後輪6に伝達する装置であ
る。補助駆動装置16は、駆動力を出力する電動モータ
18と、電動モータ18の電源であるバッテリを収納す
るバッテリ収納装置19と、電動モータ18からの駆動
力をペダル踏力に応じた値に制御するためのコントロー
ラ20とから構成されている。電動モータ18及びコン
トローラ20はダウンチューブ2bの下側にダウンチュ
ーブ2bに沿うように配設されており、この両部品及び
ダウンチューブ2b、センタラグ5の周囲は、上下二分
割式の上カバー21a、下カバー21bによって覆われ
ている。また、シートチューブ2cは、シートカバー2
1cによって覆われている。
【0017】バッテリ収納装置19は、アウタボックス
31内にバッテリを内蔵するインナボックス32を出し
入れ自在に収納した二重ケース構造のものであり、シー
トチューブ2cの後側にシートチューブ2cに沿うよう
に配置され、アウタボックス31の前壁31aの下端
部、後壁31bの上下端部にそれぞれ左右一対設けられ
たフランジ31c,31dが車体2にボルト締め固定さ
れている。
【0018】アウタボックス31は、樹脂製の左右二分
割構造のもので、左右の前壁31a及び後壁31bに形
成された係止爪31e,31fを掛止するとともに、上
端部をボルト91で固定することにより、上端に挿入開
口31gを、下端に底壁31hを有する略直方体状にな
っている。また、アウタボックス31の前壁31aに
は、シートチューブ2cに係止する係止片31iが上下
に延びるように形成されており、また左壁31j及び右
側壁31kには剛性及び意匠効果を上げるためのリブ3
1lが形成されている。
【0019】アウタボックス31の底壁31hには、バ
ッテリを駆動回路に接続するための接続機構41の一部
を構成する雄コネクタ42が配置されている。雄コネク
タ42は底壁31hの外面に形成されたボス部31mに
ボルト43により締付固定され、その雄端子42aは底
壁31hの内方に突出しており、また雄端子42aはリ
ード線42bを介して電動モータ18、コント一ラ20
等に接続されている。
【0020】アウタボックス31の上端には挿入開口3
1gを開閉する蓋45が配設されている。蓋45は周縁
を下方に屈曲する側壁45aを有する皿状のもので、そ
の後側壁45bの左右両側に一体に形成されたピン部4
5yがアウタボックス31の後壁31bの上端に形成さ
れた一対のボス部31n間に支持され、蓋45が車両後
側に回動可能に支持されている。
【0021】また、蓋45の先端側にはロックシリンダ
47が固定されており、このロックシリンダ47にキー
90を挿入して係止爪47aを進退させ、アウタボック
ス31の内面に突設された係止片48に係脱可能になっ
ており、これらで蓋45の開きを規制するロック機構A
を構成している。なお、係止爪47aの先端下面は、斜
面に形成しているため、蓋45を閉じる時は、キー90
の操作をすることなくロックできる。
【0022】さらに、蓋45の側部には、アウタボック
ス31にインナボックス32を収納した状態で充電器の
充電プラグを挿入するための充電開口45dが形成さ
れ、この充電開口45dの周囲には図13に示すように
一段低い段部45d1が形成され、この段部45d1に
リッド49の周囲が嵌まり込み充電開口45dにリッド
49が開閉可能になっている。リッド49の基部49a
は蓋45の充電開口45dの端部に上下方向に圧入され
た支持ピン50に回動可能に設けられ、支持ピン50に
はスプリング51が設けられている。スプリング51の
一端部51aは蓋45のボス部45eに係止され、他端
部51bはリッド49の凹部49bに係止され、スプリ
ング51によりリッド49は常に開く方向に付勢されて
いる。このように、充電時にリッド49を開き状態に保
持する付勢手段であるスプリング51が設けられ、リッ
ド49はスプリング51により常に開く方向に付勢され
ている。
【0023】このように、リッド49は付勢手段のスプ
リング51により常に開く方向に付勢されているので、
リッド49は開いた状態では常に全開位置を保持するこ
とになり、アウタボックス31の蓋45を閉じようとす
るとき、リッド49の延出部49dがアウタボックス3
1の合い面部31p上に乗り上げ、リッドが破損するの
を防止し、破損等も起こらず円滑に蓋45を閉じること
ができる。
【0024】また、リッド49には、フック部49c
と、延出部49dとが形成されている。フック部49c
は蓋45の内側に形成された凸部45fに係止可能に形
成され、延出部49dはアウタボックス31の合い面部
31pの内側に係止可能に形成されている。アウタボッ
クス31の蓋45を閉じる際には、リッド49を充電開
口45dにはめ込みフック部49cを凸部45fに係止
し、これによりリッド49がスプリング51によって開
くことが規制されている。
【0025】従って、アウタボックス31にインナボッ
クス32を収納し、リッド49が充電開口45dを閉じ
ている状態で蓋45を閉じると、延出部49dがアウタ
ボックス31の合い面部31pの内側に係止されてお
り、この蓋45を閉じる時、リッド49が開くことが規
制され、付勢手段のスプリング51の付勢力に抗してリ
ッド49を押さえつつ蓋を閉じる必要がなく操作が楽で
ある。
【0026】このアウタボックス31の蓋45を閉じた
状態では、リッド49の延出部49dがアウタボックス
31の合い面部31pの内側に係止されており、蓋45
を開けないとリッド49が開かないため、充電開口45
dから異物を入れる等の悪戯を防止することができる。
また、蓋45のロックをリッド49のロックに兼用でき
るため、構造が簡単で部品点数も少なく低コストであ
る。
【0027】さらに、蓋45を閉じた状態で充電した
後、リッド49を閉じるには、延出部49dが弾性変形
するため、延出部49dを充電開口45dにはめ込み閉
じることができ、蓋45のロックを操作する必要がな
い。
【0028】インナボックス32は、ボックス本体60
内にバッテリパック61を収納した構造のものである。
インナボックス32は、可撓性部材である樹脂で一体形
成し、ボックス本体60は左右の分割体62,63によ
る分割構造としている。左右の分割体62,63は、こ
れらに一体形成の薄肉の帯状部64で屈曲可能に連結さ
れており、組立時には帯状部64を折り曲げて箱状とな
り、組立状態でバッテリパック61を収納する収納空間
65と、この収納空間65とは別に仕切られた外部に開
放され把手部66を形成する把手空間67を有してい
る。
【0029】左右の分割体62,63の外側には、縦方
向にリブ62f,63f及び凹凸62g,63gが形成
され、縦方向からの荷重で曲がることがないようにして
いる。さらに、左右の分割体62,63の外側壁には、
それぞれ段部62k,63kが形成され、内側壁のスト
レート部62l,63lと形状を異ならせることでバッ
テリパック61が逆に入れられることを防止している。
【0030】また、左右の分割体62,63の内側に
は、上下位置にバッテリパック61を保持するための係
止リブ62h1,62h2,63h1,63h2が一体
に形成され、この係止リブ62h1と62h2の間及び
係止リブ63h1と63h2との間にバッテリパック6
1が保持される。さらに、左右の分割体62,63の内
側には、ダンパ200,201が設けられ、このダンパ
200,201によりバッテリパック61を両側から挟
み弾性支持してガタ付くことを防止するようになってい
る。
【0031】インナボックス32は、収納空間65にバ
ッテリパック61を収納して、分割体62,63同士の
接合部の凹部62aと凸部63aを突き合わせて係合
し、底側と把手部66とに形成されたピン孔63b,6
3c,63dからボルト68,69,70を挿通し、ボ
ス部62b,62c,62dに螺着して結合する。把手
部66には、ユーザの指を入れて持つことができるため
の握り孔202が形成され、この握り孔202は把手空
間67に連通している。
【0032】分割体63には充電コネクタを挿入する充
電窓63eが形成され、この充電窓63eに充電コネク
タ203を対応させビス204を充電窓63eの両側に
形成されたボス部63mに螺着して固定される。充電窓
63eから図示しない接続コネクタを挿入してインナボ
ックス32の内部に収納された充電コネクタ203に電
気的に接続可能になっている。また、分割体63の下部
には、ボス部63nが形成され、雌コネクタ205を当
てがいビス206をボス部63nに螺着して取り付けら
れる。
【0033】このように、左右の分割体62,63の組
立状態で、収納空間65とは別に仕切られた外部に開放
された把手空間67により、特別の部材を用いることな
くインナボックス32に一体に把手部66を形成してお
り、部品点数を軽減してコンパクトな構造でバッテリの
組付性が向上する。また、インナボックス32に一体に
把手部66を形成することで、把手部66の位置により
インナボックス32に方向性を持たせることができ、バ
ッテリを車両から取り外して充電を行なう時等、誤った
方向でインナボックス32をアウタボックス31に収納
することが防止できる。
【0034】さらに、把手部66を持ってインナボック
ス32の交換を行なうが、把手部66は、一側にオフセ
ットしており、持った状態でインナボックス32がアウ
タボックス31に沿って状態になり円滑に挿入すること
ができる。また、インナボックス32を取り外す時に
は、手で把手部66を握って持ち上げるが、アウタボッ
クス31の上端部は、把手部66と対応する部分31x
が把手部66の位置より下側になるように形成され、手
で把手部66を持つ時に邪魔にならないようにしてい
る。
【0035】バッテリパック61は、複数の充電可能な
バッテリセル70を、縦方向の仕切部71aと横方向の
仕切部71bとを有する仕切板71により区分けして配
置され、これらの複数のバッテリセル70同士を直列接
続で電気的に接続し、この電気的に接続した複数のバッ
テリセル70を、充電用リード線72a及び放電用リー
ド線72bとともにシュリンクフィルム73で一体に包
装して構成される。バッテリパック61は、インナボッ
クス32の把手部66を形成する把手空間67に対応す
る部分には、バッテリセル70を配置しないで空間74
が形成してある。
【0036】このように、複数のバッテリセル70を仕
切板71により区分けして配置することで複数のバッテ
リセル70が位置決めされシュリンクフィルム73での
包装が確実である。また、バッテリセル70同士の干渉
による破損を軽減し、また仕切板71により放熱効果が
あるとともに、バッテリセル70同士の短絡も防止でき
る。
【0037】このシュリンク包装されたバッテリパック
61は、把手部66を有するインナボックス32に収納
された状態でインナボックス32と電気的に接続され、
このインナボックス32は車両側に固定されたアウタボ
ックス31に収納可能に構成している。充電用リード線
72aは上方に導出されて充電コネクタ203に接続さ
れ、また放電用リード線72bは下方に導出されて、雌
コネクタ205に接続されている。
【0038】アウタボックス31の蓋45の内側には、
図14に示すように一対の係止リブ45kが形成され、
さらに一対の係止リブ45kの間にボス部45tが形成
されている。蓋45の上部の凹部45uにはボス部45
tに挿通してゴムダンパ210が設けられ、ワッシャ2
11をボス部45tに当てがいビス212で締付固定さ
れる。
【0039】アウタボックス31にインナボックス32
を収納して蓋45を閉じると、蓋45の内側に設けたゴ
ムダンパ210がインナボックス32の上面を押圧し、
インナボックス32を電気的接続方向に付勢するように
構成しており、走行にともなうインナボックス32の振
動を軽減でき電気的接続不良を防止できるとともに、振
動による騒音を軽減できる。さらに、インナボックス3
2の上下方向のガタ付きをゴムダンパ210が押さえて
いるが、急激な振動等で大きくガタ付くことがあつても
一対の係止リブ45kによって押さえられる。
【0040】なお、図21に示すように、蓋45の内側
に長い押さえリブ45sを設けて、蓋45を閉じた状態
でインナボックス32の上面を押さえるように構成して
もよい。
【0041】また、アウタボックス31の蓋45が車体
後側に配置されるピン45yを支点として開閉可能であ
り、蓋45の車体前側においてアウタボックス31に収
納されたインナボックス32の把手部66に対応する位
置に、蓋45の開きを規制するロック機構Aを配置し、
蓋45を車体後側を支点として開閉可能であるから、蓋
45の移動範囲がシートピラーチューブ9によって制約
されず蓋45の開度を確保することができる。また、イ
ンナボックス32の把手部66に対応する位置に、把手
部66を形成する把手空間67を利用してロック機構A
が配置され、ロック機構Aを配置するスペースを別途確
保する必要がない。
【0042】図22及び図23は車両用バッテリ収納装
置の他の実施例を示し、図22はアウタボックスの斜視
図、図23はリッドの断面図である。
【0043】この実施例では、アウタボックス31の蓋
45の側部には、充電器の充電プラグを挿入するための
充電開口45dが形成され、この充電開口45dはリッ
ド100で開閉可能になっている。リッド100の基部
100aは蓋45の充電開口45dの端部に横方向に圧
入された支持ピン101に回動可能に設けられている。
リッド100は延出部100bを有している。この延出
部100bは内側に屈曲し弾性変形可能であり、延出部
100bの先端部100cがアウタボックス31の合い
面部31pの内側に係止可能である。
【0044】従って、アウタボックス31の蓋45を開
いた後閉じた状態で、充電開口45dから充電器の充電
プラグを挿入して充電する。この充電が終了すると、充
電開口45dから充電器の充電プラグを取り外し、アウ
タボックス31の蓋45を閉じた状態でリッド100を
閉じると、延出部100bがアウタボックス31の合い
面部31pに当接して押され、これにより延出部100
bが弾性変形により充電開口45dの内側に入り込み先
端部100cが合い面部31pの内側に係止し、リッド
100の開放が禁止される。
【0045】このように、リッド100の延出部100
bが弾性変形可能であるから、着脱式の構造でも、バッ
テリを車両に取り付けたまま充電を行ない、アウタボッ
クス31の蓋45を再度開けることなく、蓋45を閉じ
た状態でリッド100の延出部100bが弾性変形によ
りアウタボックス31の合い面部31pの内側に係止
し、簡単な操作でリッド100を閉じ充電開口45dか
ら異物を入れる等の悪戯を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、充電開口を開閉するリッドを形成し、このリッドは
蓋を閉じる際には充電開口にはめ込み係止可能であり、
かつリッドに、アウタボックスの前記蓋を閉じた状態で
アウタボックスの合い面部の内側に係止可能な延出部が
形成され、アウタボックスの蓋を閉じた状態でリッドの
開放を禁止するから、例えばロック解除操作をして蓋を
開けないとリッドが開かないため、構造が簡単で、低コ
ストで充電開口から異物を入れる等の悪戯を防止するこ
とができる。また、蓋のロックをリッドのロックに兼用
できるため、構造が簡単で部品点数も少なく低コストで
ある。
【0047】請求項2記載の発明は、リッドが付勢手段
により常に開く方向に付勢されているので、リッドは開
いた状態では常に全開位置を保持することになり、アウ
タボックスの蓋を閉じようとするとき、リッドの上記延
出部がアウタボックスの合い面部上に乗り上げ、リッド
が破損するのを防止することができる。
【0048】請求項3記載の発明は、リッドが、蓋を閉
じる際には前記付勢手段の付勢力に抗して前記充電開口
にはめ込み係止可能であり、アウタボックスの蓋を閉じ
る際には、リッドを充電開口にはめ込みリッドが開くこ
とが規制されるため、蓋を閉じる時、付勢手段の付勢力
に抗してリッドを押さえつつ蓋を閉じる必要がなく操作
が楽である。
【0049】請求項4記載の発明は、リッドの延出部が
弾性変形可能であり、アウタボックスの蓋を閉じた状態
で延出部が弾性変形によりアウタボックスの合い面部の
内側に係止可能であるから、蓋を開いてリッドを開き再
び蓋のみを閉じてロックした後、バッテリを車両に取り
付けたまま充電を行ない、充電完了後はアウタボックス
の蓋を再度開けることなく、蓋を閉じた状態でリッドを
閉じると、その延出部が弾性変形によりアウタボックス
の合い面部の内側に係止しリッドが開くことが禁止さ
れ、簡単な操作でリッドを閉じ充電開口から異物を入れ
る等の悪戯を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動自転車の左側面図である。
【図2】車両用バッテリ収納装置の断面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】アウタボックスの左側面図である。
【図5】アウタボックスの右側面図である。
【図6】アウタボックスの背面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】アウタボックスの平面図である。
【図9】図8のIX-IX線に沿う断面図である。
【図10】アウタボックスの充電窓部の拡大図である。
【図11】図10のXI-XI線に沿う断面図である。
【図12】図4のXII-XII線に沿う断面図である。
【図13】蓋の左側面図である。
【図14】図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【図15】インナボックスの平面図である。
【図16】インナボックスを開いた外側の展開図であ
る。
【図17】インナボックスを開いた内側の展開図であ
る。
【図18】図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図であ
る。
【図19】シュリンク包装されたバッテリの側面図であ
る。
【図20】図18のXIX-XIX線に沿う断面図である。
【図21】蓋の他の実施例の断面図である。
【図22】アウタボックスの斜視図である。
【図23】リッドの断面図である。
【符号の説明】
31 アウタボックス 31g 挿入開口 31p 合い面部 32 インナボックス 45 蓋 45d 充電開口 49 リッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋で開閉される挿入開口を有するアウタボ
    ックスを車両側に固定し、バッテリを内蔵するインナボ
    ックスを前記アウタボックス内に前記挿入開口から出し
    入れ自在に収納し、前記インナボックスと前記アウタボ
    ックスとの間に前記インナボックスを前記アウタボック
    ス内に収納したときバッテリ側と車両側とを電気的に接
    続可能にする接続機構を設け、前記蓋を閉状態にしたと
    き前記インナボックスを電気的接続方向に付勢するよう
    に構成した車両用バッテリ収納装置において、前記イン
    ナボックスに充電用接続端子を設け、この充電用接続端
    子は前記蓋内側で前記アウタボックスとの合い面部近傍
    に位置し、さらに前記蓋の前記充電用接続端子に対向す
    る位置に充電開口を形成するとともに、前記充電開口を
    開閉するリッドを形成し、このリッドは前記蓋を閉じる
    際には前記充電開口にはめ込み可能であり、かつ前記リ
    ッドに、前記アウタボックスの前記蓋を閉じた状態で前
    記アウタボックスの合い面部の内側に係止可能な延出部
    が形成され、前記アウタボックスの前記蓋を閉じた状態
    で前記リッドの開放を禁止することを特徴とする車両用
    バッテリ収納装置。
  2. 【請求項2】前記リッドが付勢手段により常に開く方向
    に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    用バッテリ収納装置。
  3. 【請求項3】前記リッドは、前記蓋を閉じる際には前記
    付勢手段の付勢力に抗して前記充電開口にはめ込み係止
    可能であることを特徴とする請求項2記載の車両用バッ
    テリ収納装置。
  4. 【請求項4】前記リッドの延出部が弾性変形可能であ
    り、前記アウタボックスの前記蓋を閉じた状態で前記延
    出部が弾性変形により前記アウタボックスの合い面部の
    内側に係止可能であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の車両用バッテリ収納装置。
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