JPH0979192A - 多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造 - Google Patents
多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造Info
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- JPH0979192A JPH0979192A JP7236992A JP23699295A JPH0979192A JP H0979192 A JPH0979192 A JP H0979192A JP 7236992 A JP7236992 A JP 7236992A JP 23699295 A JP23699295 A JP 23699295A JP H0979192 A JPH0979192 A JP H0979192A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D17/00—Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
- F04D17/08—Centrifugal pumps
- F04D17/10—Centrifugal pumps for compressing or evacuating
- F04D17/12—Multi-stage pumps
- F04D17/122—Multi-stage pumps the individual rotor discs being, one for each stage, on a common shaft and axially spaced, e.g. conventional centrifugal multi- stage compressors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/42—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
- F04D29/44—Fluid-guiding means, e.g. diffusers
- F04D29/441—Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/444—Bladed diffusers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 注入気体と昇圧気体との混合・衝突による損
失の少ない高性能な多段遠心圧縮機とその段間注入流路
構造を提供する。 【解決手段】 多段遠心圧縮機の段間を形成する戻り流
路の主流ガスに外部からガスを注入するための環状ノズ
ル11には、注入流18と主流17との衝突損失を減少
する手段として、複数の板状のノズル案内羽根12が、
合流部13における主流17の速度ベクトルの角度とほ
ぼ等しくなるように取り付けら、もって、合流部におけ
る支流と主流の速度ベクトルを一致させて混合損失を減
少させ、多段遠心圧縮機の性能を大幅に向上する。
失の少ない高性能な多段遠心圧縮機とその段間注入流路
構造を提供する。 【解決手段】 多段遠心圧縮機の段間を形成する戻り流
路の主流ガスに外部からガスを注入するための環状ノズ
ル11には、注入流18と主流17との衝突損失を減少
する手段として、複数の板状のノズル案内羽根12が、
合流部13における主流17の速度ベクトルの角度とほ
ぼ等しくなるように取り付けら、もって、合流部におけ
る支流と主流の速度ベクトルを一致させて混合損失を減
少させ、多段遠心圧縮機の性能を大幅に向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍プロセス等にお
いて昇圧用に使用される遠心圧縮機に関し、特に、段間
で注入が行われる高性能の多段遠心圧縮機とその段間注
入流路構造に関する。
いて昇圧用に使用される遠心圧縮機に関し、特に、段間
で注入が行われる高性能の多段遠心圧縮機とその段間注
入流路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の段により高圧まで順次昇
圧する多段遠心圧縮機では、各段は、羽根車とその下流
に配置されたディフューザ、及び、戻り流路等により構
成される。この戻り流路は、いわゆる、ベンド部と翼部
(チャネル部)により構成されており、さらに、これら
複数の段間で注入を行う場合には、従来、例えば、特公
平6−6957号公報、特開昭57−206800号公
報、あるいは、実公昭59−30240号公報により示
されるように、ベンド部の出口部や翼部(チャネル部)
の中間部でガスが注入される。このガス注入流路である
段間注入流路(ノズル)は、一般に、管状の吸込ノズ
ル、スクロール(コレクタ)及び環状ノズルにより構成
されている。
圧する多段遠心圧縮機では、各段は、羽根車とその下流
に配置されたディフューザ、及び、戻り流路等により構
成される。この戻り流路は、いわゆる、ベンド部と翼部
(チャネル部)により構成されており、さらに、これら
複数の段間で注入を行う場合には、従来、例えば、特公
平6−6957号公報、特開昭57−206800号公
報、あるいは、実公昭59−30240号公報により示
されるように、ベンド部の出口部や翼部(チャネル部)
の中間部でガスが注入される。このガス注入流路である
段間注入流路(ノズル)は、一般に、管状の吸込ノズ
ル、スクロール(コレクタ)及び環状ノズルにより構成
されている。
【0003】また、特開平6−257590号公報によ
れば、段間混入に伴う損失の低減を可能にする多段遠心
圧縮機の段間吸込ノズル構造として、段間吸込ノズルの
流路に複数の案内羽根を円周方向に内設し、さらに、そ
れぞれの案内羽根と戻り通路(主流通路)内に設けられ
た静止羽根との間に所定長さの円環状の仕切り板を設け
たものが既に知られている。
れば、段間混入に伴う損失の低減を可能にする多段遠心
圧縮機の段間吸込ノズル構造として、段間吸込ノズルの
流路に複数の案内羽根を円周方向に内設し、さらに、そ
れぞれの案内羽根と戻り通路(主流通路)内に設けられ
た静止羽根との間に所定長さの円環状の仕切り板を設け
たものが既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術になる段間注入を行う多段遠心圧縮機では、一
般に、段間注入を行うための環状ノズルには案内羽根は
設けられておらず、そのため、注入部(合流部)におけ
る主流と支流(注入流)の速度の大きさや方向が異な
り、大きな衝突損失が発生し、圧縮機の性能が低下する
という問題があった。
従来技術になる段間注入を行う多段遠心圧縮機では、一
般に、段間注入を行うための環状ノズルには案内羽根は
設けられておらず、そのため、注入部(合流部)におけ
る主流と支流(注入流)の速度の大きさや方向が異な
り、大きな衝突損失が発生し、圧縮機の性能が低下する
という問題があった。
【0005】また、上記実公昭59−30240号公報
に示されるような、吸込みノズル、コレクタ、及び、ガ
ス吸入口により構成される従来の注入流路において、吸
入口の面積を調整することにより、主流と支流(注入
流)の速度の大きさを合わせることは可能であるが、し
かしながら、やはり、主流と支流のガスの方向が異なる
ため、衝突損失が大きくなり圧縮機性能が低下するとい
う問題点があった。
に示されるような、吸込みノズル、コレクタ、及び、ガ
ス吸入口により構成される従来の注入流路において、吸
入口の面積を調整することにより、主流と支流(注入
流)の速度の大きさを合わせることは可能であるが、し
かしながら、やはり、主流と支流のガスの方向が異なる
ため、衝突損失が大きくなり圧縮機性能が低下するとい
う問題点があった。
【0006】さらに、特開平6−257590号公報に
より知られるガス注入流路構造においては、主流と支流
のガスの方向については積極的に一致させる対策はとら
れておらず、衝突損失が大きくなり圧縮機性能が低下す
るという問題点があった。
より知られるガス注入流路構造においては、主流と支流
のガスの方向については積極的に一致させる対策はとら
れておらず、衝突損失が大きくなり圧縮機性能が低下す
るという問題点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、複数段により高
圧まで順次昇圧する多段遠心圧縮機において、段間注入
流路における主流と支流のガスの混合損失を減少させる
ことにより、高性能な多段遠心圧縮機とその段間注入流
路構造を提供することにある。
圧まで順次昇圧する多段遠心圧縮機において、段間注入
流路における主流と支流のガスの混合損失を減少させる
ことにより、高性能な多段遠心圧縮機とその段間注入流
路構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、回転する遠心羽根車の径方向外周
にディフューザを配置し、前記ディフューザの下流に設
けられた戻り流路を介して、前記遠心羽根車により昇圧
した気体を次段の遠心羽根車に導く多段遠心圧縮機であ
って、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体
に段間で気体を注入する環状ノズルを備えたものにおい
て、前記環状ノズルには、前記段間で注入する気体の流
れと、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体
の流れとの衝突損失を減少する手段を設けた多段遠心圧
縮機が提案されている。
め、本発明によれば、回転する遠心羽根車の径方向外周
にディフューザを配置し、前記ディフューザの下流に設
けられた戻り流路を介して、前記遠心羽根車により昇圧
した気体を次段の遠心羽根車に導く多段遠心圧縮機であ
って、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体
に段間で気体を注入する環状ノズルを備えたものにおい
て、前記環状ノズルには、前記段間で注入する気体の流
れと、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体
の流れとの衝突損失を減少する手段を設けた多段遠心圧
縮機が提案されている。
【0009】また、本発明によれば、やはり、上記の目
的を達成するため、回転する遠心羽根車の径方向外周に
ディフューザを配置し、前記ディフューザの下流に設け
られた戻り流路を介して、前記遠心羽根車により昇圧し
た気体を次段の遠心羽根車に導く多段遠心圧縮機におい
て、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体に
段間で気体を注入するための段間注入流路構造であっ
て、前記戻り流路の一部に環状ノズルを備え、さらに、
前記環状ノズルには、前記段間で注入する気体の流れ
と、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体の
流れとの衝突損失を減少する手段を設けた多段遠心圧縮
機の段間注入流路構造が提案されている。
的を達成するため、回転する遠心羽根車の径方向外周に
ディフューザを配置し、前記ディフューザの下流に設け
られた戻り流路を介して、前記遠心羽根車により昇圧し
た気体を次段の遠心羽根車に導く多段遠心圧縮機におい
て、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体に
段間で気体を注入するための段間注入流路構造であっ
て、前記戻り流路の一部に環状ノズルを備え、さらに、
前記環状ノズルには、前記段間で注入する気体の流れ
と、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体の
流れとの衝突損失を減少する手段を設けた多段遠心圧縮
機の段間注入流路構造が提案されている。
【0010】すなわち、上記の本発明になる多段遠心圧
縮機及びその段間注入流路構造によれば、多段遠心圧縮
機を構成する戻り流路の一部に設けられ、前記戻り流路
を介して導かれる昇圧された気体の流れに、環状ノズル
により構成される注入流路により気体を注入する構造に
おいて、前記環状ノズルには、案内羽根などから構成さ
れ、段間で注入する気体の流れと戻り流路を介して導か
れる昇圧気体の流れとの衝突損失を減少するための手段
を設けたことにより、これら戻り流路を介して導かれる
昇圧気体流と段間注入気体流との合流部におけるそれぞ
れの速度ベクトルを互いに一致させることが可能とな
り、これにより、混合損失(衝突損失)を大幅に減少
し、もって、高性能な多段遠心圧縮機を実現可能とす
る。
縮機及びその段間注入流路構造によれば、多段遠心圧縮
機を構成する戻り流路の一部に設けられ、前記戻り流路
を介して導かれる昇圧された気体の流れに、環状ノズル
により構成される注入流路により気体を注入する構造に
おいて、前記環状ノズルには、案内羽根などから構成さ
れ、段間で注入する気体の流れと戻り流路を介して導か
れる昇圧気体の流れとの衝突損失を減少するための手段
を設けたことにより、これら戻り流路を介して導かれる
昇圧気体流と段間注入気体流との合流部におけるそれぞ
れの速度ベクトルを互いに一致させることが可能とな
り、これにより、混合損失(衝突損失)を大幅に減少
し、もって、高性能な多段遠心圧縮機を実現可能とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、添付の
図2には、本発明の段間注入流路構造を採用した多段遠
心圧縮機の第1の実施の形態の内部構造を示す縦断面が
示されている。この図において、回転軸1には回転スリ
ーブ3と遠心羽根車4、4aが固定され、その回転によ
り、吸込部2から吸い込まれたガスは高速回転する羽根
車4によって圧縮される。この遠心羽根車4の半径方向
外方には、ディフュ−ザ5が配置され、ディフュ−ザの
下流には「U」字形状に湾曲したベンド部6が配置さ
れ、さらには、円形翼列状の案内羽根14を設けたチャ
ネル部7より構成される戻り流路15が配置されてい
る。そして、この戻り流路15の下流には、次段の羽根
車4aが設けられている。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、添付の
図2には、本発明の段間注入流路構造を採用した多段遠
心圧縮機の第1の実施の形態の内部構造を示す縦断面が
示されている。この図において、回転軸1には回転スリ
ーブ3と遠心羽根車4、4aが固定され、その回転によ
り、吸込部2から吸い込まれたガスは高速回転する羽根
車4によって圧縮される。この遠心羽根車4の半径方向
外方には、ディフュ−ザ5が配置され、ディフュ−ザの
下流には「U」字形状に湾曲したベンド部6が配置さ
れ、さらには、円形翼列状の案内羽根14を設けたチャ
ネル部7より構成される戻り流路15が配置されてい
る。そして、この戻り流路15の下流には、次段の羽根
車4aが設けられている。
【0012】そして、上記ベンド部6とチャネル部7と
の接続部には、複数の羽根車による多段圧縮の段間にお
いて、上記の戻り流路15にガスを注入するための環状
ノズル11が設けられており、図において一点鎖線で示
される断面線A−Aからの断面が、図1に示されている
(但し、その中央部分は図示を省略しているい)。この
図1からも明らかなように、注入流路の圧縮機への注入
口部は、段間注入されるガスが注入される注入ノズル1
6、周方向に沿ってその断面積が変化する(徐々に減少
する)スクロール10、及び、環状ノズル11により構
成されている。なお、この注入流路の圧縮機への注入
口、即ち環状ノズルの出口は、上記ベンド部6の出口、
つまり、チャネル部7の入口上流に設けられている。そ
して、この環状ノズル11には、平板状の複数の案内羽
根12、12…が円形翼列状に設けられており、これら
案内羽根12、12…の出口羽根角βa(接線方向から
測った角度)は、上記ベンド部6からのガスの主流と注
入ガスである支流との合流部(図中の円13、環状ノズ
ル出口)における主流の流れ角αaにほぼ等しい角度に
設定されている。また、この環状ノズル11の流路幅
は、環状ノズル出口における支流の半径方向速度が、上
記合流部13での主流の半径方向速度に等しくなるよう
選ばれている。さらに、上記の平板状の案内羽根12
は、その端縁部の表面を湾曲し、断面円形状に形成して
いる。
の接続部には、複数の羽根車による多段圧縮の段間にお
いて、上記の戻り流路15にガスを注入するための環状
ノズル11が設けられており、図において一点鎖線で示
される断面線A−Aからの断面が、図1に示されている
(但し、その中央部分は図示を省略しているい)。この
図1からも明らかなように、注入流路の圧縮機への注入
口部は、段間注入されるガスが注入される注入ノズル1
6、周方向に沿ってその断面積が変化する(徐々に減少
する)スクロール10、及び、環状ノズル11により構
成されている。なお、この注入流路の圧縮機への注入
口、即ち環状ノズルの出口は、上記ベンド部6の出口、
つまり、チャネル部7の入口上流に設けられている。そ
して、この環状ノズル11には、平板状の複数の案内羽
根12、12…が円形翼列状に設けられており、これら
案内羽根12、12…の出口羽根角βa(接線方向から
測った角度)は、上記ベンド部6からのガスの主流と注
入ガスである支流との合流部(図中の円13、環状ノズ
ル出口)における主流の流れ角αaにほぼ等しい角度に
設定されている。また、この環状ノズル11の流路幅
は、環状ノズル出口における支流の半径方向速度が、上
記合流部13での主流の半径方向速度に等しくなるよう
選ばれている。さらに、上記の平板状の案内羽根12
は、その端縁部の表面を湾曲し、断面円形状に形成して
いる。
【0013】次に、上記にその詳細な構造を説明した多
段遠心圧縮機を運転すると、吸込部2から吸い込まれた
ガスは、回転軸1により高速回転する羽根車4によって
圧縮され、すなわち、主流17は羽根車4により昇圧さ
れ、ディフュ−ザ5で減速された後、ベンド部6を通っ
てその出口に至る。一方、図1の注入ノズル16から注
入されるガスである注入流(支流)18は、スクロール
10に入り、環状ノズル11で加速されて注入口(すな
わち、ノズル出口)に至る。これらの主流17と支流1
8は、ベンド6の出口である合流部13で合流した後、
チャネル部7に流入し、さらに、次段の羽根車4aに吸
い込まれる。一般的に、従来の環状ノズル部11の構造
では、主流17と支流18とは、その速度ベクトルが異
なるので、これらの合流部13では、支流18と主流1
7の速度ベクトルを一致させることは困難であり、これ
が大きな混合損失(衝突損失)が発生する原因となって
いた。
段遠心圧縮機を運転すると、吸込部2から吸い込まれた
ガスは、回転軸1により高速回転する羽根車4によって
圧縮され、すなわち、主流17は羽根車4により昇圧さ
れ、ディフュ−ザ5で減速された後、ベンド部6を通っ
てその出口に至る。一方、図1の注入ノズル16から注
入されるガスである注入流(支流)18は、スクロール
10に入り、環状ノズル11で加速されて注入口(すな
わち、ノズル出口)に至る。これらの主流17と支流1
8は、ベンド6の出口である合流部13で合流した後、
チャネル部7に流入し、さらに、次段の羽根車4aに吸
い込まれる。一般的に、従来の環状ノズル部11の構造
では、主流17と支流18とは、その速度ベクトルが異
なるので、これらの合流部13では、支流18と主流1
7の速度ベクトルを一致させることは困難であり、これ
が大きな混合損失(衝突損失)が発生する原因となって
いた。
【0014】ところで、本実施の形態では、上述のよう
に、環状ノズル11には、その出口羽根角βaが、上記
合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等しい案内
羽根12、12…が設けられているので、これら案内羽
根12、12…により支流は導かれ、合流部13におい
て、上記支流18の流れ角は主流17の流れ角とほぼ一
致する。また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル出口
における支流18の半径方向速度が合流部13での主流
17の半径方向速度に等しくなるよう選ばれているの
で、支流17の速度ベクトル22と主流18の速度ベク
トル21はほぼ一致し、これにより、支流17と主流1
8との衝突損失は大幅に減少し、その結果、圧縮機性能
も大幅に向上することが可能になる。
に、環状ノズル11には、その出口羽根角βaが、上記
合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等しい案内
羽根12、12…が設けられているので、これら案内羽
根12、12…により支流は導かれ、合流部13におい
て、上記支流18の流れ角は主流17の流れ角とほぼ一
致する。また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル出口
における支流18の半径方向速度が合流部13での主流
17の半径方向速度に等しくなるよう選ばれているの
で、支流17の速度ベクトル22と主流18の速度ベク
トル21はほぼ一致し、これにより、支流17と主流1
8との衝突損失は大幅に減少し、その結果、圧縮機性能
も大幅に向上することが可能になる。
【0015】図3は、本発明になる多段遠心圧縮機の第
2の実施の形態を、上記図1と同様、その環状ノズルの
断面構造により示している。この第2の実施の形態で
は、注入ガスの注入流路は、やはり、注入ノズル16、
コレクタ19、及び、環状ノズル11で構成されるが、
上記図1の実施の形態とは異なり、コレクタ19は、周
方向に沿ってその断面面積が一定となっている。なお、
圧縮機への注入口は、ベンド部6の出口、つまりチャネ
ル部7の入口上流に設けられており、環状ノズル11に
は複数の平板状の案内羽根12、12…が円形翼列状に
設けられており、これら案内羽根12の出口羽根角βa
は、合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等しく
設定されていることは、上記図1の実施の形態と同様で
ある。
2の実施の形態を、上記図1と同様、その環状ノズルの
断面構造により示している。この第2の実施の形態で
は、注入ガスの注入流路は、やはり、注入ノズル16、
コレクタ19、及び、環状ノズル11で構成されるが、
上記図1の実施の形態とは異なり、コレクタ19は、周
方向に沿ってその断面面積が一定となっている。なお、
圧縮機への注入口は、ベンド部6の出口、つまりチャネ
ル部7の入口上流に設けられており、環状ノズル11に
は複数の平板状の案内羽根12、12…が円形翼列状に
設けられており、これら案内羽根12の出口羽根角βa
は、合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等しく
設定されていることは、上記図1の実施の形態と同様で
ある。
【0016】そして、この第2の実施の形態でも、環状
ノズル11には、出口羽根角βaが合流部13における
主流の流れ角αaにほぼ等しい複数の案内羽根12、1
2…が設けられているので、これら案内羽根12、12
…の働きにより支流18が導かれ、そのため、合流部1
3における支流18の流れ角は、主流17の流れ角とほ
ぼ一致することとなる。なお、この実施の形態のよう
に、注入流路に断面面積が周方向に沿って一定であるコ
レクタ19を用いた場合、周方向に流量が減少すること
から、合流部13付近における支流18の速度ベクトル
22は周方向の位置に応じて変化するので、速度ベクト
ルを主流17と全周で一致させることは困難である。
(図に示す速度ベクトル22は、合流部13の頂部から
反時計回りにその大きさが次第に減少している。)しか
しながら、少なくとも、その流れ方向は一致するので、
従来より衝突損失は大幅に減少することとなり、その結
果、圧縮機性能も大幅に向上することとなる。
ノズル11には、出口羽根角βaが合流部13における
主流の流れ角αaにほぼ等しい複数の案内羽根12、1
2…が設けられているので、これら案内羽根12、12
…の働きにより支流18が導かれ、そのため、合流部1
3における支流18の流れ角は、主流17の流れ角とほ
ぼ一致することとなる。なお、この実施の形態のよう
に、注入流路に断面面積が周方向に沿って一定であるコ
レクタ19を用いた場合、周方向に流量が減少すること
から、合流部13付近における支流18の速度ベクトル
22は周方向の位置に応じて変化するので、速度ベクト
ルを主流17と全周で一致させることは困難である。
(図に示す速度ベクトル22は、合流部13の頂部から
反時計回りにその大きさが次第に減少している。)しか
しながら、少なくとも、その流れ方向は一致するので、
従来より衝突損失は大幅に減少することとなり、その結
果、圧縮機性能も大幅に向上することとなる。
【0017】図4は、本発明になる多段遠心圧縮機の第
3の実施の形態を、上記図1と同様、その特徴点である
環状ノズルの断面構造により示している。この第3の実
施の形態では、注入流路の環状ノズル11に設けられた
複数の案内羽根20、20…は、上記の平板状の案内羽
根12とは異なり、その前縁から後縁に向かって羽根厚
さが小さくなる翼形状の案内羽根20が設けられてい
る。なお、上記の複数の案内羽根20、20…の出口羽
根角βaは、合流部13における主流の流れ角αaにほぼ
等しく、また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル出口
における支流の半径方向速度が合流部主流の半径方向速
度に等しくなるよう選ばれている点は上記の実施の形態
と同様である。
3の実施の形態を、上記図1と同様、その特徴点である
環状ノズルの断面構造により示している。この第3の実
施の形態では、注入流路の環状ノズル11に設けられた
複数の案内羽根20、20…は、上記の平板状の案内羽
根12とは異なり、その前縁から後縁に向かって羽根厚
さが小さくなる翼形状の案内羽根20が設けられてい
る。なお、上記の複数の案内羽根20、20…の出口羽
根角βaは、合流部13における主流の流れ角αaにほぼ
等しく、また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル出口
における支流の半径方向速度が合流部主流の半径方向速
度に等しくなるよう選ばれている点は上記の実施の形態
と同様である。
【0018】かかる構成の多段遠心圧縮機でも、上記の
実施の形態と同様に、環状ノズル11には、その出口羽
根角βaが合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等
しい角度で案内羽根20が設けられているので、これら
案内羽根20、20…により支流18が導かれ、合流部
13において支流18の流れ角は主流17の流れ角とほ
ぼ一致する。また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル
出口における支流18の半径方向速度が合流部13での
主流17の半径方向速度に等しくなるよう選ばれている
ので、支流18と主流17の速度ベクトルはほぼ一致
し、衝突損失は大幅に減少することは上記と同様であ
る。
実施の形態と同様に、環状ノズル11には、その出口羽
根角βaが合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等
しい角度で案内羽根20が設けられているので、これら
案内羽根20、20…により支流18が導かれ、合流部
13において支流18の流れ角は主流17の流れ角とほ
ぼ一致する。また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル
出口における支流18の半径方向速度が合流部13での
主流17の半径方向速度に等しくなるよう選ばれている
ので、支流18と主流17の速度ベクトルはほぼ一致
し、衝突損失は大幅に減少することは上記と同様であ
る。
【0019】さらに、この第3の実施の形態では、以下
のような効果をも発揮する。すなわち、上記図1の実施
の形態の構造においては、上記板状の案内羽根12の前
縁半径は小さいので、スクロール10から流入するガス
の流れの角度と案内羽根12の入口羽根角度が異なる場
合、このガスの流れは案内羽根12の前縁から剥離し、
損失が増加することになる。これに対し、この第3の実
施の形態では、案内羽根20の前縁半径ρは図1の案内
羽根12の前縁半径より大きいので、スクロール10か
ら流入するガスの流れ角度と案内羽根20の入口羽根角
度が異なっていても、ガスの流れはその前縁から剥離し
難く、従って、上記第1の実施の形態よりも注入流路の
損失は小さくなる。その結果、この実施の形態による多
段圧縮機の性能は、上記図1の場合よりもさらに向上す
ることとなる。
のような効果をも発揮する。すなわち、上記図1の実施
の形態の構造においては、上記板状の案内羽根12の前
縁半径は小さいので、スクロール10から流入するガス
の流れの角度と案内羽根12の入口羽根角度が異なる場
合、このガスの流れは案内羽根12の前縁から剥離し、
損失が増加することになる。これに対し、この第3の実
施の形態では、案内羽根20の前縁半径ρは図1の案内
羽根12の前縁半径より大きいので、スクロール10か
ら流入するガスの流れ角度と案内羽根20の入口羽根角
度が異なっていても、ガスの流れはその前縁から剥離し
難く、従って、上記第1の実施の形態よりも注入流路の
損失は小さくなる。その結果、この実施の形態による多
段圧縮機の性能は、上記図1の場合よりもさらに向上す
ることとなる。
【0020】図5は、本発明になる多段遠心圧縮機の第
4の実施の形態を、その特徴点である環状ノズル11部
分を中心にして示している。この多段遠心圧縮機では、
上記図2に示した第1の実施の形態と同様に、環状ノズ
ル11には平板状の案内羽根12が円形翼列状に設けら
れ、また、図示しないが、この案内羽根12の出口羽根
角βaは、合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等
しく設定される。しかしながら、図からも明らかなよう
に、環状ノズル11の流路幅Wは、下流に向かって徐々
に小さくなっている。なお、環状ノズル11の出口流路
幅は、ノズル出口における支流の半径方向速度が合流部
13における主流17の半径方向速度に等しくなるよう
選ばれ、また、その入口流路幅は、案内羽根12の入口
における流れ角が、羽根角に一致するように選ばれてお
り、こうしてこの第4の実施の形態は、特に、スクロー
ル10の断面積が比較的大きい場合に好適な環状ノズル
11の形状となっている。
4の実施の形態を、その特徴点である環状ノズル11部
分を中心にして示している。この多段遠心圧縮機では、
上記図2に示した第1の実施の形態と同様に、環状ノズ
ル11には平板状の案内羽根12が円形翼列状に設けら
れ、また、図示しないが、この案内羽根12の出口羽根
角βaは、合流部13における主流の流れ角αaにほぼ等
しく設定される。しかしながら、図からも明らかなよう
に、環状ノズル11の流路幅Wは、下流に向かって徐々
に小さくなっている。なお、環状ノズル11の出口流路
幅は、ノズル出口における支流の半径方向速度が合流部
13における主流17の半径方向速度に等しくなるよう
選ばれ、また、その入口流路幅は、案内羽根12の入口
における流れ角が、羽根角に一致するように選ばれてお
り、こうしてこの第4の実施の形態は、特に、スクロー
ル10の断面積が比較的大きい場合に好適な環状ノズル
11の形状となっている。
【0021】また、この第4の実施の形態でも、合流部
13における支流17と主流18の速度ベクトルはほぼ
一致するので、衝突損失は大幅に減少する。さらに、案
内羽根12の入口部の流れ角が羽根角度と一致するの
で、案内羽根12の前縁での流れの剥離を防止し環状ノ
ズル11の損失が低減し、その結果、圧縮機性能は、上
述の図1及び図2に示したものよりも、さらに、向上す
ることになる。
13における支流17と主流18の速度ベクトルはほぼ
一致するので、衝突損失は大幅に減少する。さらに、案
内羽根12の入口部の流れ角が羽根角度と一致するの
で、案内羽根12の前縁での流れの剥離を防止し環状ノ
ズル11の損失が低減し、その結果、圧縮機性能は、上
述の図1及び図2に示したものよりも、さらに、向上す
ることになる。
【0022】図6は、本発明になる多段遠心圧縮機の第
5の実施の形態を、その特徴点である環状ノズル11部
分を中心にして示している。この多段遠心圧縮機でも、
環状ノズル11には平板状の案内羽根12が円形翼列状
に設けられており、案内羽根12の出口羽根角βaは、
合流部13における主流17の流れ角αaにほぼ等しく
設定されている。但しこの第5の実施の形態になる多段
遠心圧縮機では、図からも明らかなように、環状ノズル
11の流路幅Wは、下流に向かって徐々に大きくなって
いる。また、環状ノズル11の出口流路幅は、ノズル出
口における支流の半径方向速度が合流部主流の半径方向
速度に等しくなるよう選ばれ、他方、その入口流路幅
は、案内羽根12の入口における流れ角が、羽根角に一
致するように選ばれており、本実施の形態は、特にスク
ロール10の断面積が比較的小さい場合に好適な形状で
ある。
5の実施の形態を、その特徴点である環状ノズル11部
分を中心にして示している。この多段遠心圧縮機でも、
環状ノズル11には平板状の案内羽根12が円形翼列状
に設けられており、案内羽根12の出口羽根角βaは、
合流部13における主流17の流れ角αaにほぼ等しく
設定されている。但しこの第5の実施の形態になる多段
遠心圧縮機では、図からも明らかなように、環状ノズル
11の流路幅Wは、下流に向かって徐々に大きくなって
いる。また、環状ノズル11の出口流路幅は、ノズル出
口における支流の半径方向速度が合流部主流の半径方向
速度に等しくなるよう選ばれ、他方、その入口流路幅
は、案内羽根12の入口における流れ角が、羽根角に一
致するように選ばれており、本実施の形態は、特にスク
ロール10の断面積が比較的小さい場合に好適な形状で
ある。
【0023】なお、この第5の実施の形態でも、合流部
13における支流17と主流18の速度ベクトルはほぼ
一致するので、衝突損失は大幅に減少することが可能で
あり、さらに、案内羽根12の入口部の流れ角が羽根角
度と一致するので、案内羽根12の前縁での流れの剥離
を防止し、環状ノズル11の損失が低減することとな
る。その結果、圧縮機性能は、上記の実施の形態と同様
に、図1及び図2に示した第1の実施の形態よりも、さ
らに、向上することになる。
13における支流17と主流18の速度ベクトルはほぼ
一致するので、衝突損失は大幅に減少することが可能で
あり、さらに、案内羽根12の入口部の流れ角が羽根角
度と一致するので、案内羽根12の前縁での流れの剥離
を防止し、環状ノズル11の損失が低減することとな
る。その結果、圧縮機性能は、上記の実施の形態と同様
に、図1及び図2に示した第1の実施の形態よりも、さ
らに、向上することになる。
【0024】図7は、本発明の形態になる多段遠心圧縮
機の第6の実施の形態を、その特徴点である環状ノズル
11部分を中心に示している。この第6の実施の形態に
なる多段遠心圧縮機でも、その注入流路は、上記と同様
に、注入ノズル16、スクロール10、及び、案内羽根
12を円形翼列状に設けた環状ノズル11で構成される
が、しかしながら、この実施の形態では、この注入流路
の圧縮機への注入口は、戻り流路15の案内羽根14の
途中(前縁より下流側)に設けられている。なお、案内
羽根12の出口羽根角βa(接線方向から測った角度)
は、戻り流路15の案内羽根14の合流部23の羽根角
度にほぼ等しく、また、環状ノズル11の流路幅は、ノ
ズル出口における支流18の半径方向速度が、上記合流
部23での主流17の半径方向速度に等しくなるよう選
ばれていることは上記と同様である。
機の第6の実施の形態を、その特徴点である環状ノズル
11部分を中心に示している。この第6の実施の形態に
なる多段遠心圧縮機でも、その注入流路は、上記と同様
に、注入ノズル16、スクロール10、及び、案内羽根
12を円形翼列状に設けた環状ノズル11で構成される
が、しかしながら、この実施の形態では、この注入流路
の圧縮機への注入口は、戻り流路15の案内羽根14の
途中(前縁より下流側)に設けられている。なお、案内
羽根12の出口羽根角βa(接線方向から測った角度)
は、戻り流路15の案内羽根14の合流部23の羽根角
度にほぼ等しく、また、環状ノズル11の流路幅は、ノ
ズル出口における支流18の半径方向速度が、上記合流
部23での主流17の半径方向速度に等しくなるよう選
ばれていることは上記と同様である。
【0025】上記の構成になる第6の実施の形態では、
環状ノズル11には、出口羽根角βaが合流部23にお
ける戻り流路15の案内羽根14の羽根角度にほぼ等し
い角度で、上記案内羽根12が設けられているので、こ
の案内羽根12により支流18は導かれ、合流部23に
おいて支流18は案内羽根14にスムーズに流入する。
また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル出口における
支流18の半径方向速度が合流部23での主流17の半
径方向速度に等しくなるよう選ばれているので、支流1
7と主流18の速度ベクトルはほぼ一致し、衝突損失は
大幅に減少する。その結果、圧縮機性能も大幅に向上す
ることとなる。さらに、この第6の実施の形態では、上
記図1の実施の形態の場合よりも、圧縮機の外径をより
小さくできるというメリットもある。
環状ノズル11には、出口羽根角βaが合流部23にお
ける戻り流路15の案内羽根14の羽根角度にほぼ等し
い角度で、上記案内羽根12が設けられているので、こ
の案内羽根12により支流18は導かれ、合流部23に
おいて支流18は案内羽根14にスムーズに流入する。
また、環状ノズル11の流路幅は、ノズル出口における
支流18の半径方向速度が合流部23での主流17の半
径方向速度に等しくなるよう選ばれているので、支流1
7と主流18の速度ベクトルはほぼ一致し、衝突損失は
大幅に減少する。その結果、圧縮機性能も大幅に向上す
ることとなる。さらに、この第6の実施の形態では、上
記図1の実施の形態の場合よりも、圧縮機の外径をより
小さくできるというメリットもある。
【0026】最後に、図8は、本発明になる多段遠心圧
縮機の第7の実施の形態を示したものであり、上記の実
施の形態と同様、環状ノズル11には平板状の案内羽根
24が円形翼列状に設けられており、さらに、この案内
羽根24の取付角は、例えば図中に符号25で示す調整
用軸部材により、調整可能な構造になっている。
縮機の第7の実施の形態を示したものであり、上記の実
施の形態と同様、環状ノズル11には平板状の案内羽根
24が円形翼列状に設けられており、さらに、この案内
羽根24の取付角は、例えば図中に符号25で示す調整
用軸部材により、調整可能な構造になっている。
【0027】すなわち、かかる案内羽根24の取付角が
調整可能な構造によれば、以下のような効果を得ること
が可能になる。すなわち、例えば図1や図2に示した実
施の形態の様に、固定した案内羽根12を備えた環状ノ
ズル11を使用すると、設計流量点以外では、合流部1
3における主流17と支流18の速度ベクトルは一致し
なくなり、衝突損失が増加する傾向がある。これに対
し、本実施の形態に示すように、環状ノズル11に設け
た案内羽根24の取付角、つまり、出口羽根角βaを流
量により変えることが可能になるので、設計流量点以外
の流量においても合流部13における支流18と主流1
7の速度ベクトルを一致させることが可能となり、これ
により、衝突損失をさらに低減することができ、その結
果、圧縮機性能をより広い流量範囲で従来よりも向上す
ることが可能となる。
調整可能な構造によれば、以下のような効果を得ること
が可能になる。すなわち、例えば図1や図2に示した実
施の形態の様に、固定した案内羽根12を備えた環状ノ
ズル11を使用すると、設計流量点以外では、合流部1
3における主流17と支流18の速度ベクトルは一致し
なくなり、衝突損失が増加する傾向がある。これに対
し、本実施の形態に示すように、環状ノズル11に設け
た案内羽根24の取付角、つまり、出口羽根角βaを流
量により変えることが可能になるので、設計流量点以外
の流量においても合流部13における支流18と主流1
7の速度ベクトルを一致させることが可能となり、これ
により、衝突損失をさらに低減することができ、その結
果、圧縮機性能をより広い流量範囲で従来よりも向上す
ることが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明の多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造に
よれば、多段遠心圧縮機における戻り流路の一部に設け
られ、前記戻り流路を介して導かれる昇圧された気体の
流れに注入流路からの気体を注入する環状ノズルに、案
内羽根などから構成され、段間で注入する気体の流れと
戻り流路を介して導かれる昇圧気体の流れとの衝突損失
を減少するための手段を設けたことにより、これら戻り
流路を介して導かれる昇圧気体流と段間注入気体流との
合流部におけるそれぞれの速度ベクトルを互いに一致さ
せることが可能となり、これにより、混合損失(衝突損
失)を大幅に減少し、もって、段間で注入を行う従来よ
り大幅に性能を向上した多段遠心圧縮機を実現可能とす
ることが可能になるという、極めて優れた効果を発揮す
る。
に、本発明の多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造に
よれば、多段遠心圧縮機における戻り流路の一部に設け
られ、前記戻り流路を介して導かれる昇圧された気体の
流れに注入流路からの気体を注入する環状ノズルに、案
内羽根などから構成され、段間で注入する気体の流れと
戻り流路を介して導かれる昇圧気体の流れとの衝突損失
を減少するための手段を設けたことにより、これら戻り
流路を介して導かれる昇圧気体流と段間注入気体流との
合流部におけるそれぞれの速度ベクトルを互いに一致さ
せることが可能となり、これにより、混合損失(衝突損
失)を大幅に減少し、もって、段間で注入を行う従来よ
り大幅に性能を向上した多段遠心圧縮機を実現可能とす
ることが可能になるという、極めて優れた効果を発揮す
る。
【図1】本発明の段間注入流路構造を採用した多段遠心
圧縮機の第1の実施の形態の内部構造を示す図2におけ
るA−A断面図である。
圧縮機の第1の実施の形態の内部構造を示す図2におけ
るA−A断面図である。
【図2】上記図1に示す多段遠心圧縮機の第1の実施の
形態の内部構造を示す縦断面図である。
形態の内部構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明になる多段遠心圧縮機の第2の実施の形
態の内部構造を示す断面図である。
態の内部構造を示す断面図である。
【図4】本発明になる多段遠心圧縮機の第3の実施の形
態内部構造を示す一部拡大断面図である。
態内部構造を示す一部拡大断面図である。
【図5】本発明になる多段遠心圧縮機の第4の実施の形
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
【図6】本発明になる多段遠心圧縮機の第5の実施の形
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
【図7】本発明になる多段遠心圧縮機の第6の実施の形
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
【図8】本発明になる多段遠心圧縮機の第7の実施の形
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
態の内部構造を示す一部拡大縦断面図である。
1 回転軸 2 吸込部 3 回転スリーブ 4 遠心羽根車 4a 次段羽根車 5 ディフュ−ザ 6 ベンド部 7 チャネル部 8 ケーシング 9 ダイアフラム 10 スクロール 11 環状ノズル 12 ノズル案内羽根 13 合流部 14 案内羽根 15 戻り流路 16 注入ノズル 17 主流 18 注入流(支流) 19 コレクタ 20 ノズル案内羽根 21 合流部主流速度ベクトル 22 合流部支流速度ベクトル 23 案内羽根合流部 24 ノズル案内羽根 25 調整用軸部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栄野 隆 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦工場内 (72)発明者 高橋 一樹 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦工場内
Claims (14)
- 【請求項1】 回転する遠心羽根車の径方向外周にディ
フューザを配置し、前記ディフューザの下流に設けられ
た戻り流路を介して、前記遠心羽根車により昇圧した気
体を次段の遠心羽根車に導く多段遠心圧縮機であって、
前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体に段間
で気体を注入する環状ノズルを備えたものにおいて、前
記環状ノズルには、前記段間で注入する気体の流れと、
前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体の流れ
との衝突損失を減少する手段を設けたことを特徴とする
多段遠心圧縮機。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の多段遠心圧縮機に
おいて、前記衝突損失減少手段は、前記段間で注入する
気体の流れ角を、前記戻り流路を介して導かれる前記昇
圧した気体の流れとの合流部における前記昇圧気体の流
れ角に等しくなるようにするための案内手段から構成さ
れることを特徴とする多段遠心圧縮機。 - 【請求項3】 前記請求項2に記載の多段遠心圧縮機に
おいて、前記案内手段は、前記昇圧気体の流れ角と等し
い角度となるように取り付けられた複数の板状の案内羽
根から構成されていることを特徴とする多段遠心圧縮
機。 - 【請求項4】 前記請求項2に記載の多段遠心圧縮機に
おいて、前記環状ノズルの流路幅は、前記合流部におけ
る前記昇圧気体の流速と前記注入気体の流速とが等しく
なるように選定されていることを特徴とする多段遠心圧
縮機。 - 【請求項5】 前記請求項2に記載の多段遠心圧縮機に
おいて、前記案内手段は、前縁から後縁に向かって羽根
厚さが変化する複数の翼形状の案内羽根から構成されて
いることを特徴とする多段遠心圧縮機。 - 【請求項6】 前記請求項3あるいは前記請求項5に記
載の多段遠心圧縮機において、前記案内羽根は、その取
り付け角度が調整可能に取り付けられていることを特徴
とする多段遠心圧縮機。 - 【請求項7】 前記請求項3あるいは前記請求項5に記
載の多段遠心圧縮機において、その端縁部の表面を湾曲
して形成してなることを特徴とする多段遠心圧縮機。 - 【請求項8】 前記請求項4に記載の多段遠心圧縮機に
おいて、前記環状ノズルの流路幅は、その入口から出口
に向かって変化することを特徴とする多段遠心圧縮機。 - 【請求項9】 前記請求項8に記載の多段遠心圧縮機に
おいて、前記環状ノズルの流路幅は、その入口から出口
に向かって徐々に減少することを特徴とする多段遠心圧
縮機。 - 【請求項10】 前記請求項8に記載の多段遠心圧縮機
において、前記環状ノズルの流路幅は、その入口から出
口に向かって徐々に増加することを特徴とする多段遠心
圧縮機。 - 【請求項11】 回転する遠心羽根車の径方向外周にデ
ィフューザを配置し、前記ディフューザの下流に設けら
れた戻り流路を介して、前記遠心羽根車により昇圧した
気体を次段の遠心羽根車に導く多段遠心圧縮機におい
て、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体に
段間で気体を注入するための段間注入流路構造であっ
て、前記戻り流路の一部に環状ノズルを備え、さらに、
前記環状ノズルには、前記段間で注入する気体の流れ
と、前記戻り流路を介して導かれる前記昇圧した気体の
流れとの衝突損失を減少する手段を設けたことを特徴と
する多段遠心圧縮機の段間注入流路構造。 - 【請求項12】 前記請求項11に記載の多段遠心圧縮
機の段間注入流路構造において、前記衝突損失減少手段
は、前記段間で注入する気体の流れ角を、前記戻り流路
を介して導かれる前記昇圧した気体の流れとの合流部に
おける前記昇圧気体の流れ角に等しくなるようにするた
めの案内手段から構成されることを特徴とする多段遠心
圧縮機の段間注入流路構造。 - 【請求項13】 前記請求項12に記載の多段遠心圧縮
機の段間注入流路構造において、前記案内手段は、前記
昇圧気体の流れ角と等しい角度となるように取り付けら
れた複数の板状の案内羽根から構成されていることを特
徴とする多段遠心圧縮機の段間注入流路構造。 - 【請求項14】 前記請求項12に記載の多段遠心圧縮
機の段間注入流路構造において、前記環状ノズルの流路
幅は、前記合流部における前記昇圧気体の流速と前記注
入気体の流速とが等しくなるように選定されていること
を特徴とする多段遠心圧縮機の段間注入流路構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7236992A JPH0979192A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7236992A JPH0979192A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0979192A true JPH0979192A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17008792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7236992A Pending JPH0979192A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 多段遠心圧縮機とその段間注入流路構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0979192A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309154A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 一軸多段形遠心圧縮機 |
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