JPH0976339A - ポリプロピレン蓋 - Google Patents
ポリプロピレン蓋Info
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- JPH0976339A JPH0976339A JP23663595A JP23663595A JPH0976339A JP H0976339 A JPH0976339 A JP H0976339A JP 23663595 A JP23663595 A JP 23663595A JP 23663595 A JP23663595 A JP 23663595A JP H0976339 A JPH0976339 A JP H0976339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- sheet
- polypropylene
- container
- coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリプロピレン固有のソフト感、強度等の特
性を有し、かつ重積された状態のブロックからの取り外
しをスムーズに行えるとともに、防曇性が付与されてい
るポリプロピレン蓋を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレンシートの熱成形体よりな
る重積可能な蓋等の軽量容器であって、成形品1個を順
次吸引等により1000mm/秒の速度で取りだした
時、1個ずつ取り外せる個数が少なくとも95個で重積
時に互いに同種の蓋と接触する蓋の外面の摩擦係数が
0.01〜0.7であり、かつ蓋の内面に防曇性が付与さ
れているポリプロピレン蓋である。該ポリプロピレン蓋
は、ポリプロピレンをシート状に溶融押出して冷却した
後、一対のロールで圧延したシート表面に滑剤を塗布
し、その後融点以下の温度で熱成形することによって好
適に製造される。
性を有し、かつ重積された状態のブロックからの取り外
しをスムーズに行えるとともに、防曇性が付与されてい
るポリプロピレン蓋を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレンシートの熱成形体よりな
る重積可能な蓋等の軽量容器であって、成形品1個を順
次吸引等により1000mm/秒の速度で取りだした
時、1個ずつ取り外せる個数が少なくとも95個で重積
時に互いに同種の蓋と接触する蓋の外面の摩擦係数が
0.01〜0.7であり、かつ蓋の内面に防曇性が付与さ
れているポリプロピレン蓋である。該ポリプロピレン蓋
は、ポリプロピレンをシート状に溶融押出して冷却した
後、一対のロールで圧延したシート表面に滑剤を塗布
し、その後融点以下の温度で熱成形することによって好
適に製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリプロピレン
蓋に関する。詳しくは、食品等の包装用の軽量蓋として
好適に使用される、ポリプロピレン特有のソフト感、強
度、透明性等の特性を有し、かつ重積された状態のブロ
ックからの取り外しをスムーズに行うことが可能である
とともに、防曇性に優れたポリプロピレン蓋に関する。
蓋に関する。詳しくは、食品等の包装用の軽量蓋として
好適に使用される、ポリプロピレン特有のソフト感、強
度、透明性等の特性を有し、かつ重積された状態のブロ
ックからの取り外しをスムーズに行うことが可能である
とともに、防曇性に優れたポリプロピレン蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】食品包装のための食品容器の蓋(以下、
蓋と略す)は、内容物である食品がよく見えるように透
明性に優れた延伸ポリスチレンシート(以下、OPSと
いう。)を代表として、A−PETシート、透明HIP
Sシート、硬質塩化ビニルシートを熱成形したものが一
般に使用されている。
蓋と略す)は、内容物である食品がよく見えるように透
明性に優れた延伸ポリスチレンシート(以下、OPSと
いう。)を代表として、A−PETシート、透明HIP
Sシート、硬質塩化ビニルシートを熱成形したものが一
般に使用されている。
【0003】上記用途に使用される蓋の構造は、通常図
1に示すように蓋の上面1に対して開口面積が広く、開
口部2に向けてやや広がるように傾斜した側壁を有する
重積可能な形状に成形されており、図1に示すようにこ
れを最大数百個重積したブロックで取り扱われている。
そして、食品等の充填時に手動あるいは自動により該ブ
ロックより1個ずつ蓋を外して使用している。
1に示すように蓋の上面1に対して開口面積が広く、開
口部2に向けてやや広がるように傾斜した側壁を有する
重積可能な形状に成形されており、図1に示すようにこ
れを最大数百個重積したブロックで取り扱われている。
そして、食品等の充填時に手動あるいは自動により該ブ
ロックより1個ずつ蓋を外して使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のOPS蓋
は、原料のシートが元来有する滑り性により積み重ねら
れた重積ブロックからの取り外しはスムーズに行うこと
ができたが、取り扱い時にOPSシート特有の耳障りな
金属音を発し易いという問題を有していた。また、上記
した蓋は一般にホッチキスやセロテープ等の止め具によ
り容器に固定して使用されるが、開封時に止め具部分か
ら裂け易くスムーズな開封が困難であった。
は、原料のシートが元来有する滑り性により積み重ねら
れた重積ブロックからの取り外しはスムーズに行うこと
ができたが、取り扱い時にOPSシート特有の耳障りな
金属音を発し易いという問題を有していた。また、上記
した蓋は一般にホッチキスやセロテープ等の止め具によ
り容器に固定して使用されるが、開封時に止め具部分か
ら裂け易くスムーズな開封が困難であった。
【0005】これに対して、ソフト感がありかつ強度を
有する素材であるポリプロピレンシートの熱成形体より
なるポリプロピレン蓋が考えられるが、該ポリプロピレ
ン蓋は透明性が劣るばかりでなく、重積されたブロック
より蓋を取り外す場合、蓋が相互にブロッキングし食品
等を包装する際の作業性を著しく阻害する改善すべき点
を有する。また、これらの蓋は、食品中に含有される水
分あるいは食品表面に付着した水分によって蓋の内側の
面が微細な水滴で曇り、内容物の透視ができなくなるこ
とを防止するため、優れた防曇性が必要とされている。
しかし、従来のポリプロピレンシートから作られた蓋は
防曇性が劣るため改良が求められていた。
有する素材であるポリプロピレンシートの熱成形体より
なるポリプロピレン蓋が考えられるが、該ポリプロピレ
ン蓋は透明性が劣るばかりでなく、重積されたブロック
より蓋を取り外す場合、蓋が相互にブロッキングし食品
等を包装する際の作業性を著しく阻害する改善すべき点
を有する。また、これらの蓋は、食品中に含有される水
分あるいは食品表面に付着した水分によって蓋の内側の
面が微細な水滴で曇り、内容物の透視ができなくなるこ
とを防止するため、優れた防曇性が必要とされている。
しかし、従来のポリプロピレンシートから作られた蓋は
防曇性が劣るため改良が求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、上記ポリプロピ
レンシートの熱成形体よりなる蓋において、重積時に上
部の蓋と接触する蓋外面の摩擦係数を特定の値より小さ
くするとともに、蓋内面に防曇性を付与することがかか
る蓋の取り外し時の作業性が改良でき、かかるポリプロ
ピレン容器の包装用蓋としての使用を可能とし、本発明
を完成するに至った。
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、上記ポリプロピ
レンシートの熱成形体よりなる蓋において、重積時に上
部の蓋と接触する蓋外面の摩擦係数を特定の値より小さ
くするとともに、蓋内面に防曇性を付与することがかか
る蓋の取り外し時の作業性が改良でき、かかるポリプロ
ピレン容器の包装用蓋としての使用を可能とし、本発明
を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、ポリプロピレンシー
トの熱成形により得られた重積可能な形状の蓋であっ
て、該蓋を100個その形状に沿って重積した重積体に
ついて1000mm/秒の速度で1個ずつ該蓋を該重積
体から取り外す際に、1個ずつ取り外せる個数が少なく
とも95個であるような外面の摩擦係数を有し、該蓋の
内面が防曇性を有することを特徴とするポリプロピレン
蓋によって達成される。
トの熱成形により得られた重積可能な形状の蓋であっ
て、該蓋を100個その形状に沿って重積した重積体に
ついて1000mm/秒の速度で1個ずつ該蓋を該重積
体から取り外す際に、1個ずつ取り外せる個数が少なく
とも95個であるような外面の摩擦係数を有し、該蓋の
内面が防曇性を有することを特徴とするポリプロピレン
蓋によって達成される。
【0008】本発明において、ポリプロピレンシートを
構成するポリプロピレンとしては、プロピレン単独重合
体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとの
ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合
体等の共重合体を挙げることができる。プロピレン以外
のα−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1等を挙げることができる。こ
れらのα−オレフィンの共重合割合は、10モル%以下
であることがポリプロピレンの剛性を発揮させるために
好適である。
構成するポリプロピレンとしては、プロピレン単独重合
体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとの
ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合
体等の共重合体を挙げることができる。プロピレン以外
のα−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1等を挙げることができる。こ
れらのα−オレフィンの共重合割合は、10モル%以下
であることがポリプロピレンの剛性を発揮させるために
好適である。
【0009】また、本発明におけるポリプロピレンとし
ては、上記したプロピレンの単独重合体や共重合体同士
の混合物を使用することもできる。これらのなかでも透
明性の改良に優れたプロピレン単独重合体およびプロピ
レン−エチレンランダム共重合体が特に好ましい。さら
に、上記ポリプロピレンには、必要に応じてエチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチ
レン−プロピレン−ブテン共重合体等のオレフィン系エ
ラストマー、スチレン−ブテン共重合体、スチレン−エ
チレン−ブテン共重合体等のスチレン系エラストマー等
のエラストマーを本発明の特性が損なわれない範囲、一
般には1〜10重量部の割合で適宜配合することができ
る。
ては、上記したプロピレンの単独重合体や共重合体同士
の混合物を使用することもできる。これらのなかでも透
明性の改良に優れたプロピレン単独重合体およびプロピ
レン−エチレンランダム共重合体が特に好ましい。さら
に、上記ポリプロピレンには、必要に応じてエチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチ
レン−プロピレン−ブテン共重合体等のオレフィン系エ
ラストマー、スチレン−ブテン共重合体、スチレン−エ
チレン−ブテン共重合体等のスチレン系エラストマー等
のエラストマーを本発明の特性が損なわれない範囲、一
般には1〜10重量部の割合で適宜配合することができ
る。
【0010】上記ポリプロピレンのメルトインデックス
は、後述する成形加工を良好に行うためには0.3〜1
0g/10分の範囲であることが好ましい。また、上記
のポリプロピレンには必要に応じて結晶化核剤を添加す
ることが得られる蓋の透明性を改良するうえで効果的で
ある。
は、後述する成形加工を良好に行うためには0.3〜1
0g/10分の範囲であることが好ましい。また、上記
のポリプロピレンには必要に応じて結晶化核剤を添加す
ることが得られる蓋の透明性を改良するうえで効果的で
ある。
【0011】かかる結晶化核剤としては、タルク;シリ
カ;リン酸メチレン(2,4−tert−ブチルフェニ
ル)ナトリウム等の芳香族リン酸化合物の金属塩;安息
香酸、トルイル酸、p−tert−ブチル安息香酸等の
芳香族モノカルボン酸の金属塩;1,3、2,4−(ジメ
チルベンジリデン)ソルビトール等のソルビトール類;
ポリ(3−メチル−ペンテン−1)等の高分子核剤等を
挙げることができる。特に芳香族リン酸化合物の金属
塩、芳香族モノカルボン酸の金属塩、ソルビトール類、
高分子核剤等の有機系結晶化核剤が好ましく、さらに、
ソルビトール類が透明性の改良効果の上で特に好適であ
る。結晶化核剤の添加量としては特に制限ないが、ポリ
プロピレン100重量部に対して0.0001〜1重量
部の範囲であることが好ましい。またさらに、上記ポリ
プロピレンには必要に応じて安定剤、帯電防止剤、紫外
線吸収剤、ブロッキング防止剤、着色剤等の添加剤を適
宜配合することができる。
カ;リン酸メチレン(2,4−tert−ブチルフェニ
ル)ナトリウム等の芳香族リン酸化合物の金属塩;安息
香酸、トルイル酸、p−tert−ブチル安息香酸等の
芳香族モノカルボン酸の金属塩;1,3、2,4−(ジメ
チルベンジリデン)ソルビトール等のソルビトール類;
ポリ(3−メチル−ペンテン−1)等の高分子核剤等を
挙げることができる。特に芳香族リン酸化合物の金属
塩、芳香族モノカルボン酸の金属塩、ソルビトール類、
高分子核剤等の有機系結晶化核剤が好ましく、さらに、
ソルビトール類が透明性の改良効果の上で特に好適であ
る。結晶化核剤の添加量としては特に制限ないが、ポリ
プロピレン100重量部に対して0.0001〜1重量
部の範囲であることが好ましい。またさらに、上記ポリ
プロピレンには必要に応じて安定剤、帯電防止剤、紫外
線吸収剤、ブロッキング防止剤、着色剤等の添加剤を適
宜配合することができる。
【0012】本発明のポリプロピレン蓋は、上記した材
質のポリプロピレンシートの熱成形体よりなる。上記ポ
リプロピレンシートとしては、公知の方法で得られたシ
ートが特に制限なく使用できる。一般には、ポリプロピ
レンをシート状に溶融押出して冷却した後、結晶融点よ
り低い温度でロール圧延する方法が挙げられる。本発明
のポリプロピレンシートの厚さは、実用的な剛性、高透
明性、柔軟性、耐熱性を得るために0.1〜0.8mm、
好ましくは0.15〜0.4mmの範囲にある。
質のポリプロピレンシートの熱成形体よりなる。上記ポ
リプロピレンシートとしては、公知の方法で得られたシ
ートが特に制限なく使用できる。一般には、ポリプロピ
レンをシート状に溶融押出して冷却した後、結晶融点よ
り低い温度でロール圧延する方法が挙げられる。本発明
のポリプロピレンシートの厚さは、実用的な剛性、高透
明性、柔軟性、耐熱性を得るために0.1〜0.8mm、
好ましくは0.15〜0.4mmの範囲にある。
【0013】厚さが0.8mmを越える場合には透明性
の改良効果が十分でなく、また、厚さが0.1mm未満
の場合は剛性、耐熱性が劣り、蓋としての使用は困難で
ある。 また、熱成形の方法としても公知の方法が特に
制限なく採用することができる。例えば、真空成形、圧
空成形、真空圧空成形の各方法が挙げられる。具体的に
は、真空成形機、圧空成形機、これらを組み合わせた真
空圧空成形機を使用して熱板加熱や遠赤外線ヒーターに
よる間接加熱により熱成形する。この場合、良好な金型
転写性を確保するために3kg/cm2以上の比較的高
い圧空圧力で真空圧空成形することが望ましい。熱成形
時のシート表面温度は、透明性の優れた蓋を得るために
はポリプロピレンの融点以下であることが必要である。
通常は130〜165℃の範囲から選ぶことが得られた
蓋の透明性の点から好ましい。
の改良効果が十分でなく、また、厚さが0.1mm未満
の場合は剛性、耐熱性が劣り、蓋としての使用は困難で
ある。 また、熱成形の方法としても公知の方法が特に
制限なく採用することができる。例えば、真空成形、圧
空成形、真空圧空成形の各方法が挙げられる。具体的に
は、真空成形機、圧空成形機、これらを組み合わせた真
空圧空成形機を使用して熱板加熱や遠赤外線ヒーターに
よる間接加熱により熱成形する。この場合、良好な金型
転写性を確保するために3kg/cm2以上の比較的高
い圧空圧力で真空圧空成形することが望ましい。熱成形
時のシート表面温度は、透明性の優れた蓋を得るために
はポリプロピレンの融点以下であることが必要である。
通常は130〜165℃の範囲から選ぶことが得られた
蓋の透明性の点から好ましい。
【0014】本発明のポリプロピレンの蓋は、重積可能
な形状であればどのような形状であってもよい。例え
ば、蓋単独でなくとも蓋と容器が一体になったフードパ
ックもポリプロピレンシートの熱成形体である場合は、
本発明の蓋に含まれる。上記したポリプロピレン蓋の代
表的な形状を図1および図2に示した。すなわち、図1
は食品容器の蓋を示すものである。蓋の上面1に対して
蓋の開口2の面積をやや広くし、側壁が開口2に向けて
やや広がるように傾斜した側壁を有することにより重積
可能とした構造が採用される。
な形状であればどのような形状であってもよい。例え
ば、蓋単独でなくとも蓋と容器が一体になったフードパ
ックもポリプロピレンシートの熱成形体である場合は、
本発明の蓋に含まれる。上記したポリプロピレン蓋の代
表的な形状を図1および図2に示した。すなわち、図1
は食品容器の蓋を示すものである。蓋の上面1に対して
蓋の開口2の面積をやや広くし、側壁が開口2に向けて
やや広がるように傾斜した側壁を有することにより重積
可能とした構造が採用される。
【0015】また、図2は前記フードパックの態様を示
すものである。図2のフードパックは、容器3の一辺に
蓋4が一体に成形されている態様である。蓋4は容器3
との接合部において折曲自在であり、食品を容器に詰め
た後に蓋4を容器の開口部を覆うように折曲げ、ホッチ
キス等の止め具で蓋と容器とを締結して使用する。この
場合、容器は前記したように底面5に対して開口6の面
積を広くし、側壁7が開口6に向けてやや広がるように
傾斜した側壁を有することのより重積可能とした構造が
採用される。
すものである。図2のフードパックは、容器3の一辺に
蓋4が一体に成形されている態様である。蓋4は容器3
との接合部において折曲自在であり、食品を容器に詰め
た後に蓋4を容器の開口部を覆うように折曲げ、ホッチ
キス等の止め具で蓋と容器とを締結して使用する。この
場合、容器は前記したように底面5に対して開口6の面
積を広くし、側壁7が開口6に向けてやや広がるように
傾斜した側壁を有することのより重積可能とした構造が
採用される。
【0016】本発明において、蓋は上記の要件を満足す
るものであれば他の構造は特に制限されない。例えば、
蓋の平面形状は図1および図2に示す長方形以外に、正
方形、円形、楕円形等の任意の形状が採用される。ま
た、蓋の大きさは内容物である食品等の種類によって決
定され、一概に限定することはできないが、通常は10
0〜400(縦)×100〜400(横)×10〜50
(深さ)mmの範囲から選ばれる。
るものであれば他の構造は特に制限されない。例えば、
蓋の平面形状は図1および図2に示す長方形以外に、正
方形、円形、楕円形等の任意の形状が採用される。ま
た、蓋の大きさは内容物である食品等の種類によって決
定され、一概に限定することはできないが、通常は10
0〜400(縦)×100〜400(横)×10〜50
(深さ)mmの範囲から選ばれる。
【0017】本発明のポリプロピレン蓋は、該蓋を10
0個その形状に沿って重積した重積体を1000mm/
秒の速度で1個ずつ取り外せる個数が少なくとも95個
であることが必要である。1000mm/秒の速度で1
個ずつ取り外せる個数が95個以上であるためには、重
積時における外面の摩擦係数が0.01〜0.7、好まし
くは0.01〜0.5の範囲であることが必要である。こ
の場合、摩擦係数は静摩擦係数および動摩擦係数の総称
であり、本発明においてはこれらが共に上記範囲にある
ことが必要である。
0個その形状に沿って重積した重積体を1000mm/
秒の速度で1個ずつ取り外せる個数が少なくとも95個
であることが必要である。1000mm/秒の速度で1
個ずつ取り外せる個数が95個以上であるためには、重
積時における外面の摩擦係数が0.01〜0.7、好まし
くは0.01〜0.5の範囲であることが必要である。こ
の場合、摩擦係数は静摩擦係数および動摩擦係数の総称
であり、本発明においてはこれらが共に上記範囲にある
ことが必要である。
【0018】上記1000mm/秒の速度で1個ずつ取
り外せる個数が95未満および摩擦係数が0.7を越え
る場合には、容器の滑り性の改良効果が十分でなく、手
動による取り外しまたは自動取出装置による重積された
ブロックからの容器の取り外しがスムーズに行えず、本
発明の目的を達成できない。また、摩擦係数が0.01
未満の容器を経済的に製造することは困難である。
り外せる個数が95未満および摩擦係数が0.7を越え
る場合には、容器の滑り性の改良効果が十分でなく、手
動による取り外しまたは自動取出装置による重積された
ブロックからの容器の取り外しがスムーズに行えず、本
発明の目的を達成できない。また、摩擦係数が0.01
未満の容器を経済的に製造することは困難である。
【0019】なお、重積時に上部の蓋と接触する蓋の外
面とは、表の面を対象とするものであり、食品に接触し
ない部分である。また、本発明のポリプロピレン容器の
蓋は、外面の滑り性に加えて内面が防曇性を有すること
が必要である。防曇性が良好な蓋は、水に対する接触角
が大きくとも20゜であることが好ましい。接触角が2
0゜を越えると、食品中に含有される水分あるいは食品
表面に付着した水分によって蓋の内側の面が微細な水滴
で曇り内容物の透視ができなくなるので本発明の目的を
達成できない。なお、蓋の内面とは裏の面を対象とする
ものであり、食品に接触あるいは接触する可能性のある
部分である。
面とは、表の面を対象とするものであり、食品に接触し
ない部分である。また、本発明のポリプロピレン容器の
蓋は、外面の滑り性に加えて内面が防曇性を有すること
が必要である。防曇性が良好な蓋は、水に対する接触角
が大きくとも20゜であることが好ましい。接触角が2
0゜を越えると、食品中に含有される水分あるいは食品
表面に付着した水分によって蓋の内側の面が微細な水滴
で曇り内容物の透視ができなくなるので本発明の目的を
達成できない。なお、蓋の内面とは裏の面を対象とする
ものであり、食品に接触あるいは接触する可能性のある
部分である。
【0020】本発明のポリプロピレン容器の蓋の外面の
摩擦係数を上記範囲に調節する方法および内面に防曇性
を付与する方法は特に制限されるものではない。例え
ば、前記ポリプロピレンに添加する滑剤および防曇剤の
量を増加させて調製する方法、容器の表面に滑剤や防曇
剤を塗布する方法等が挙げられる。
摩擦係数を上記範囲に調節する方法および内面に防曇性
を付与する方法は特に制限されるものではない。例え
ば、前記ポリプロピレンに添加する滑剤および防曇剤の
量を増加させて調製する方法、容器の表面に滑剤や防曇
剤を塗布する方法等が挙げられる。
【0021】しかし、滑り性と防曇性の改良効果があ
り、しかも後述する容器の透明性を阻害しない手段とし
て、滑剤および防曇剤を容器の表および裏面に塗布する
方法が挙げられる。かかる滑剤および防曇剤の塗布方法
は特に制限されない。代表的な態様を例示すれば、容器
に成形前のポリプロピレンシートの表および裏面に滑剤
および防曇剤をそれぞれ部分的にあるいは全面に塗布す
る態様、容器に成形時あるいは成形後に塗布する態様等
が挙げられる。特に、ポリプロピレンシートの状態で塗
布することが作業性の面で好ましい。
り、しかも後述する容器の透明性を阻害しない手段とし
て、滑剤および防曇剤を容器の表および裏面に塗布する
方法が挙げられる。かかる滑剤および防曇剤の塗布方法
は特に制限されない。代表的な態様を例示すれば、容器
に成形前のポリプロピレンシートの表および裏面に滑剤
および防曇剤をそれぞれ部分的にあるいは全面に塗布す
る態様、容器に成形時あるいは成形後に塗布する態様等
が挙げられる。特に、ポリプロピレンシートの状態で塗
布することが作業性の面で好ましい。
【0022】上記滑剤や防曇剤を塗布する方法として
は、水や溶剤中に滑剤や防曇剤を分散させた溶液を噴霧
器でポリプロピレンシートあるいはポリプロピレン容器
表面に噴霧する方法、グラビアコーターやリバースロー
ルコーター、キスコーター等のコーターでポリプロピレ
ンシート表面に塗布する方法が挙げられる。これらの中
でも、グラビアコーターを使用する方法が均一で薄い塗
膜を形成できて好ましい。上記滑剤および防曇剤は、例
えば水や溶剤中に滑剤および防曇剤を分散させた溶液と
して、それぞれ専用の塗工ヘッドを使用してシートの表
および裏面に塗布し、その後乾燥炉で乾燥する態様のも
のが一般に使用される。
は、水や溶剤中に滑剤や防曇剤を分散させた溶液を噴霧
器でポリプロピレンシートあるいはポリプロピレン容器
表面に噴霧する方法、グラビアコーターやリバースロー
ルコーター、キスコーター等のコーターでポリプロピレ
ンシート表面に塗布する方法が挙げられる。これらの中
でも、グラビアコーターを使用する方法が均一で薄い塗
膜を形成できて好ましい。上記滑剤および防曇剤は、例
えば水や溶剤中に滑剤および防曇剤を分散させた溶液と
して、それぞれ専用の塗工ヘッドを使用してシートの表
および裏面に塗布し、その後乾燥炉で乾燥する態様のも
のが一般に使用される。
【0023】シートに塗布する滑剤としては、安全でか
つシートの透明性を損なわない滑剤を選択することが好
ましいが、特にシリコーンオイルの水系エマルジョンが
好ましい。シリコーンオイルの水系エマルジョンは、シ
リコーンオイルを各種の乳化剤で乳化した水中油滴型エ
マルジョンあるいはシリコーンオイルを特殊な方法で乳
化したタイプで、有効成分が25〜65%の範囲のもの
が好適に使用される。
つシートの透明性を損なわない滑剤を選択することが好
ましいが、特にシリコーンオイルの水系エマルジョンが
好ましい。シリコーンオイルの水系エマルジョンは、シ
リコーンオイルを各種の乳化剤で乳化した水中油滴型エ
マルジョンあるいはシリコーンオイルを特殊な方法で乳
化したタイプで、有効成分が25〜65%の範囲のもの
が好適に使用される。
【0024】また、シートに塗布する防曇剤としては、
安全でかつシートの透明性を損なわないものであれば特
に制限はない。例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、クエン酸モノステア
リルエステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、
トリメチルロールプロパン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の脂
肪酸エステルおよびこれらのエチレンオキサイド付加
物、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポリオキシ
エチレンココアミン、ポリオキシエチレン大豆アミン酸
等の脂肪族アミンおよびこれらのエチレンオキサイド付
加物、ポリオキシエチレンラウリルアミド、ポリオキシ
エチレンココアミド等の脂肪酸アミドおよびこれらのエ
チレンオキサイド付加物、ブチルアクリレート、メチル
メタアクリレート、メタクリル酸等のアクリルおよびメ
タクリル系ポリマーおよびこれらの共重合体、混合物が
挙げられる。なかでも脂肪酸エステルおよびアクリルま
たはメタクリル系ポリマーの水系エマルジョンが特に好
ましい。
安全でかつシートの透明性を損なわないものであれば特
に制限はない。例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、クエン酸モノステア
リルエステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、
トリメチルロールプロパン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の脂
肪酸エステルおよびこれらのエチレンオキサイド付加
物、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポリオキシ
エチレンココアミン、ポリオキシエチレン大豆アミン酸
等の脂肪族アミンおよびこれらのエチレンオキサイド付
加物、ポリオキシエチレンラウリルアミド、ポリオキシ
エチレンココアミド等の脂肪酸アミドおよびこれらのエ
チレンオキサイド付加物、ブチルアクリレート、メチル
メタアクリレート、メタクリル酸等のアクリルおよびメ
タクリル系ポリマーおよびこれらの共重合体、混合物が
挙げられる。なかでも脂肪酸エステルおよびアクリルま
たはメタクリル系ポリマーの水系エマルジョンが特に好
ましい。
【0025】また、ポリプロピレン表面への滑剤の密着
性を向上させる目的で、滑剤および防曇剤を塗布する前
に該ポリプロピレンシート表面にコロナ処理等の表面処
理を施すことが好ましい。表面処理は、シート表面の臨
界表面張力が35〜55dyne/cmになるように処
理することが好ましい。
性を向上させる目的で、滑剤および防曇剤を塗布する前
に該ポリプロピレンシート表面にコロナ処理等の表面処
理を施すことが好ましい。表面処理は、シート表面の臨
界表面張力が35〜55dyne/cmになるように処
理することが好ましい。
【0026】本発明において、得られるポリプロピレン
容器の透明性をOPS容器に匹敵する程度まで向上させ
るためにポリプロピレンシートは、そのヘイズ値H
(%)、肉厚をt(mm)としたときのH/tが0.0
1〜20、好ましくは0.01〜15の範囲であること
が必要である。H/tが20を越える場合には透明性の
改良効果が不十分であり、本発明の目的を達成できな
い。また、H/tが0.01〜15の範囲であることが
必要である。H/tが20を越える場合には、透明性の
改良効果が不十分であり、本発明の目的を達成できな
い。また、H/tが0.01未満の容器は経済的に製造
することが困難である。
容器の透明性をOPS容器に匹敵する程度まで向上させ
るためにポリプロピレンシートは、そのヘイズ値H
(%)、肉厚をt(mm)としたときのH/tが0.0
1〜20、好ましくは0.01〜15の範囲であること
が必要である。H/tが20を越える場合には透明性の
改良効果が不十分であり、本発明の目的を達成できな
い。また、H/tが0.01〜15の範囲であることが
必要である。H/tが20を越える場合には、透明性の
改良効果が不十分であり、本発明の目的を達成できな
い。また、H/tが0.01未満の容器は経済的に製造
することが困難である。
【0027】かかる透明性を実現させるためのポリプロ
ピレンシートの製造方法としては、特に下記の方法が推
奨される。すなわち、先ずポリプロピレンをシート状に
溶融押出して冷却する。かかる方法は、公知の技術によ
り実施できる。例えば、ポリプロピレンを押出機に供給
して樹脂温度200〜280℃で溶融し、ダイからシー
ト状に押出し、好ましくは表面温度20〜100℃、よ
り好ましくは30〜80℃の冷却ロールで冷却してシー
トに成形する。次いで、ロール圧延する方法としては次
の方法が好適に採用できる。上記の冷却ロールで冷却し
たシートを圧延ロール間に通す前に十分に予熱し、その
後予熱温度以上、シートの結晶融点より低い温度でロー
ル圧延する方法を好適に採用できる。
ピレンシートの製造方法としては、特に下記の方法が推
奨される。すなわち、先ずポリプロピレンをシート状に
溶融押出して冷却する。かかる方法は、公知の技術によ
り実施できる。例えば、ポリプロピレンを押出機に供給
して樹脂温度200〜280℃で溶融し、ダイからシー
ト状に押出し、好ましくは表面温度20〜100℃、よ
り好ましくは30〜80℃の冷却ロールで冷却してシー
トに成形する。次いで、ロール圧延する方法としては次
の方法が好適に採用できる。上記の冷却ロールで冷却し
たシートを圧延ロール間に通す前に十分に予熱し、その
後予熱温度以上、シートの結晶融点より低い温度でロー
ル圧延する方法を好適に採用できる。
【0028】上記圧延前の予熱が、透明性の優れた圧延
シートを製造する上で重要な工程である。予熱温度は予
熱するシートの厚さにより変わるが、圧延前のシート温
度が以下の式を満足するように予熱することが好まし
い。
シートを製造する上で重要な工程である。予熱温度は予
熱するシートの厚さにより変わるが、圧延前のシート温
度が以下の式を満足するように予熱することが好まし
い。
【0029】 80+35×t1-15×t1/t2≦T≦155+15×t1-27×t1/t2
【0030】(但し、Tは延伸前のシート温度(℃)、
t1は圧延前のシートの厚さ(mm)、t2は圧延後の
シートの厚さ(mm)である。) 圧延前のシート温度を上記温度とする方法は、圧延前の
シート温度が上記温度となるように表面温度を調節した
予熱ロールにシートを通す方法、遠赤外線ヒーター等の
間接加熱方法で予熱する方法、所定の温度に加熱された
空気や水等の媒体内にシートを通す方法等を挙げること
ができる。これらのなかでも、予熱ロールを使用する方
法が簡便に温度調節が可能であるために好適である。
t1は圧延前のシートの厚さ(mm)、t2は圧延後の
シートの厚さ(mm)である。) 圧延前のシート温度を上記温度とする方法は、圧延前の
シート温度が上記温度となるように表面温度を調節した
予熱ロールにシートを通す方法、遠赤外線ヒーター等の
間接加熱方法で予熱する方法、所定の温度に加熱された
空気や水等の媒体内にシートを通す方法等を挙げること
ができる。これらのなかでも、予熱ロールを使用する方
法が簡便に温度調節が可能であるために好適である。
【0031】次に、圧延は上記の予熱したシートを一対
のロール間に通すことによって行われる。圧延ロールの
温度は、好ましくは120〜160℃、より好ましくは
130〜155℃、さらに好ましくは140〜155℃
である。圧延は、結晶配向係数が0.2〜0.95、フィ
ブリル径が0.01〜0.4μmの範囲の圧延シートが得
られるように行うのが好ましい。このためには、圧延シ
ートの厚みが元のシートの厚みの1/1.5〜1/3.5
の範囲となるように行うことが好ましい。圧延は必要に
応じて複数回繰り返すこともできる。
のロール間に通すことによって行われる。圧延ロールの
温度は、好ましくは120〜160℃、より好ましくは
130〜155℃、さらに好ましくは140〜155℃
である。圧延は、結晶配向係数が0.2〜0.95、フィ
ブリル径が0.01〜0.4μmの範囲の圧延シートが得
られるように行うのが好ましい。このためには、圧延シ
ートの厚みが元のシートの厚みの1/1.5〜1/3.5
の範囲となるように行うことが好ましい。圧延は必要に
応じて複数回繰り返すこともできる。
【0032】以上のようにして得られた圧延シートの熱
成形性を改良する方法で、圧延後に該シートを特定の温
度に加熱処理することが好ましい。その方法としては、
加熱処理後のシート温度(Ta(℃))が以下の式を満
足するように加熱処理することが推奨される。
成形性を改良する方法で、圧延後に該シートを特定の温
度に加熱処理することが好ましい。その方法としては、
加熱処理後のシート温度(Ta(℃))が以下の式を満
足するように加熱処理することが推奨される。
【0033】圧延後のシート温度(℃)−15≦Ta≦
圧延後のシート温度(℃)+15
圧延後のシート温度(℃)+15
【0034】該加熱処理後のシート温度を上記範囲とす
る方法は、シート温度が上記温度になるように表面温度
を調節した加熱ロールにシートを通す方法、遠赤外線ヒ
ーター等の間接加熱方法で予熱する方法、所定の温度に
加熱された空気や水等の媒体内にシートを通す方法また
はこれらを組み合わせた方法等を挙げることができる。
これらのなかでも、加熱ロールを使用する方法が簡便で
あるために好適である。こうして得られたポリプロピレ
ン容器は、結晶配向係数が0.2〜0.95、フィリブル
径が0.01〜0.4μmの範囲にあることが好ましい。
る方法は、シート温度が上記温度になるように表面温度
を調節した加熱ロールにシートを通す方法、遠赤外線ヒ
ーター等の間接加熱方法で予熱する方法、所定の温度に
加熱された空気や水等の媒体内にシートを通す方法また
はこれらを組み合わせた方法等を挙げることができる。
これらのなかでも、加熱ロールを使用する方法が簡便で
あるために好適である。こうして得られたポリプロピレ
ン容器は、結晶配向係数が0.2〜0.95、フィリブル
径が0.01〜0.4μmの範囲にあることが好ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン蓋は、ポリプロ
ピレンでありながらOPSシートから製造されたものに
匹敵する透明性を有し、しかもソフト感があり、ホッチ
キスやセロテープ等の止め具でトレーと締結して使用し
た場合でもその開封が容易であるばかりでなく、滑り性
および防曇性も優れているポリプロピレン食品蓋であ
る。従って、本発明のポリプロピレン容器は、例えば揚
げ物、テンプラ、惣菜、やきそば、たこ焼き、スパゲッ
ティ、サラダ、サンドイッチ、弁当、ご飯、オムライ
ス、チャーハン、むすび、ギョーザ、シューマイ、しる
こ等の各種食品蓋として好適に使用することができる。
ピレンでありながらOPSシートから製造されたものに
匹敵する透明性を有し、しかもソフト感があり、ホッチ
キスやセロテープ等の止め具でトレーと締結して使用し
た場合でもその開封が容易であるばかりでなく、滑り性
および防曇性も優れているポリプロピレン食品蓋であ
る。従って、本発明のポリプロピレン容器は、例えば揚
げ物、テンプラ、惣菜、やきそば、たこ焼き、スパゲッ
ティ、サラダ、サンドイッチ、弁当、ご飯、オムライ
ス、チャーハン、むすび、ギョーザ、シューマイ、しる
こ等の各種食品蓋として好適に使用することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するため実施例
を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、以下の実施例および比較例において、結
晶配向係数は「アドバンシズ・イン・エックスレイ・ア
ナリシス(Advances in X-ray Analysis)」第6巻、p
231(1963)に記載された方法により、また、フ
ィブリル径は「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエン
ス(Journal of Polymer Science)」第27巻、p87
(1958)に示された方法により測定した。また、ヘ
イズはJISK7105、摩擦係数はASTMD189
4にそれぞれ準拠して測定した。
を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、以下の実施例および比較例において、結
晶配向係数は「アドバンシズ・イン・エックスレイ・ア
ナリシス(Advances in X-ray Analysis)」第6巻、p
231(1963)に記載された方法により、また、フ
ィブリル径は「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエン
ス(Journal of Polymer Science)」第27巻、p87
(1958)に示された方法により測定した。また、ヘ
イズはJISK7105、摩擦係数はASTMD189
4にそれぞれ準拠して測定した。
【0037】防曇性は、縦150mm×横210mm×
深さ40mmの容器に70℃の温水を深さ30mmにな
るように入れ、ポリプロピレン蓋で密閉し、蓋内部に付
着する水滴の状態を観察した。判定基準を以下に示す。 ○:蓋内部が透明で容器内が判別できる。 ×:蓋内部に微小水滴が付着し、容器内の判別が困難で
ある。 接触角は自動接触計を用い、23℃の蒸留水を滴下後瞬
時の値を測定した。蓋の非追随数は、蓋を100個重ね
た重積体より、成形品1個を順次吸引等により1000
mm/秒の速度で取りだした時、下部の蓋が追随しない
数を測定した。
深さ40mmの容器に70℃の温水を深さ30mmにな
るように入れ、ポリプロピレン蓋で密閉し、蓋内部に付
着する水滴の状態を観察した。判定基準を以下に示す。 ○:蓋内部が透明で容器内が判別できる。 ×:蓋内部に微小水滴が付着し、容器内の判別が困難で
ある。 接触角は自動接触計を用い、23℃の蒸留水を滴下後瞬
時の値を測定した。蓋の非追随数は、蓋を100個重ね
た重積体より、成形品1個を順次吸引等により1000
mm/秒の速度で取りだした時、下部の蓋が追随しない
数を測定した。
【0038】実施例1〜3 メルトインデックス0.9g/10分、融点161℃の
ポリプロピレンを、スクリュー径65mmの二軸押出機
により溶融し、ダイ幅1300mmのダイからシート状
に押出し、表面温度70℃の冷却ロールで冷却して表1
の厚さのシートを得た。このシートをロールの表面温度
が表1の値に設定された予熱ロールを通すことによって
予熱した。圧延前のシート温度を接触型温度計で測定し
たところ表1のとおりであった。引き続き、この予熱さ
れたシートを表面温度135℃の一対のロールで最終的
なシート厚さが0.3mmになるように圧延した。
ポリプロピレンを、スクリュー径65mmの二軸押出機
により溶融し、ダイ幅1300mmのダイからシート状
に押出し、表面温度70℃の冷却ロールで冷却して表1
の厚さのシートを得た。このシートをロールの表面温度
が表1の値に設定された予熱ロールを通すことによって
予熱した。圧延前のシート温度を接触型温度計で測定し
たところ表1のとおりであった。引き続き、この予熱さ
れたシートを表面温度135℃の一対のロールで最終的
なシート厚さが0.3mmになるように圧延した。
【0039】その後さらに引き続いて、この圧延シート
をロールの表面温度が140℃に設定された加熱処理ロ
ールに通すことによって加熱処理した。加熱処理ロール
出口でのシート温度を接触型温度計で測定したところ表
1のとおりであった。この圧延シートはMD方向(押出
方向)にC軸が配向した一軸配向シートで、その結晶配
向係数、フィブリル径は表1のとおりであった。次に、
このシートの表面に水を希釈剤としたジメチルシリコー
ンオイルのエマルジョンを、乾燥後のシリコーン塗膜の
厚みが0.5μmになるように専用のグラビアコーター
で塗布し、さらにシート裏面に水を希釈剤としたショ糖
脂肪酸エステルのエマルジョンを乾燥後の防曇剤塗膜の
厚みが0.2μmになるように専用のグラビアコーター
で塗布後乾燥した。このシートのヘイズと、ヘイズ値H
(%)と肉厚t(mm)との比、H/tは表1のとおり
であった。
をロールの表面温度が140℃に設定された加熱処理ロ
ールに通すことによって加熱処理した。加熱処理ロール
出口でのシート温度を接触型温度計で測定したところ表
1のとおりであった。この圧延シートはMD方向(押出
方向)にC軸が配向した一軸配向シートで、その結晶配
向係数、フィブリル径は表1のとおりであった。次に、
このシートの表面に水を希釈剤としたジメチルシリコー
ンオイルのエマルジョンを、乾燥後のシリコーン塗膜の
厚みが0.5μmになるように専用のグラビアコーター
で塗布し、さらにシート裏面に水を希釈剤としたショ糖
脂肪酸エステルのエマルジョンを乾燥後の防曇剤塗膜の
厚みが0.2μmになるように専用のグラビアコーター
で塗布後乾燥した。このシートのヘイズと、ヘイズ値H
(%)と肉厚t(mm)との比、H/tは表1のとおり
であった。
【0040】引き続き、このシートを真空圧空成形機で
シート表面温度162℃、圧空圧力5kg/cm2で真
空圧空成形を行い、縦200mm×横140mm×深さ
10mmの蓋を成形した。得られた蓋は、取り扱い時に
発する音も小さく、トレー部とホッチキスで締結した後
開封しても蓋が裂けることなく容易に開封できた。ま
た、蓋の底面の厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随
数、摩擦係数、接触角、防曇性、結晶配向係数、フィブ
リル径は表1のとおりであった。
シート表面温度162℃、圧空圧力5kg/cm2で真
空圧空成形を行い、縦200mm×横140mm×深さ
10mmの蓋を成形した。得られた蓋は、取り扱い時に
発する音も小さく、トレー部とホッチキスで締結した後
開封しても蓋が裂けることなく容易に開封できた。ま
た、蓋の底面の厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随
数、摩擦係数、接触角、防曇性、結晶配向係数、フィブ
リル径は表1のとおりであった。
【0041】実施例4 実施例3において、ショ糖脂肪酸エステルのエマルジョ
ンの代わりにアクリル系ポリマーのエマルジョンを使用
した以外は実施例3と全く同様にし、シートと蓋を得
た。得られたシートのヘイズ、H/tおよび蓋の底面の
厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、摩擦係数、接
触角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル径を測定し
た。結果を表1に示す。
ンの代わりにアクリル系ポリマーのエマルジョンを使用
した以外は実施例3と全く同様にし、シートと蓋を得
た。得られたシートのヘイズ、H/tおよび蓋の底面の
厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、摩擦係数、接
触角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル径を測定し
た。結果を表1に示す。
【0042】比較例1 実施例3において、ジメチルシリコーンオイルおよびシ
ョ糖脂肪酸エステルのエマルジョンの塗布を行わなかっ
た以外は実施例3と全く同様にし、シートと蓋を得た。
得られたシートのヘイズ、H/tおよび蓋の底面の厚
さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、摩擦係数、接触
角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル径を測定した。
結果を表1に示す。
ョ糖脂肪酸エステルのエマルジョンの塗布を行わなかっ
た以外は実施例3と全く同様にし、シートと蓋を得た。
得られたシートのヘイズ、H/tおよび蓋の底面の厚
さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、摩擦係数、接触
角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル径を測定した。
結果を表1に示す。
【0043】比較例2 実施例3において、シート製造工程での圧延とジメチル
シリコーンオイルおよびショ糖脂肪酸エステルのエマル
ジョンの塗布を行わなかった以外は実施例3と全く同様
にしてシートと蓋を得た。得られたフードパックは結晶
配向係数が小さく、かつフィブリル構造は認められなか
った。得られたシートのヘイズ、H/tおよびフードパ
ックの底面の厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、
摩擦係数、接触角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル
径の測定結果を表1に示す。
シリコーンオイルおよびショ糖脂肪酸エステルのエマル
ジョンの塗布を行わなかった以外は実施例3と全く同様
にしてシートと蓋を得た。得られたフードパックは結晶
配向係数が小さく、かつフィブリル構造は認められなか
った。得られたシートのヘイズ、H/tおよびフードパ
ックの底面の厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、
摩擦係数、接触角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル
径の測定結果を表1に示す。
【0044】実施例5〜6 メルトインデックス0.9g/10分のプロピレン単独
重合体100重量部に、1,3、2,4−(ジメチルベン
ジリデン)ソルビトールを0.3重量部配合したポリプ
ロピレン組成物を用い、スクリュー径65mmの二軸押
出機により溶融し、ダイ幅1300mmのダイからシー
ト状に押出し、表面温度70℃の冷却ロールで冷却して
表1の厚さのシートを得た。このシートをロールの表面
温度が表1の値の設定された予熱ロールに通すことによ
って予熱した。圧延前のシート温度を接触型温度計で測
定したところ表1のとおりであった。引き続き、この予
熱されたシートを表面温度が表1の値に設定された一対
の圧延ロールで最終的なシート厚さが0.25mmにな
るように圧延した。
重合体100重量部に、1,3、2,4−(ジメチルベン
ジリデン)ソルビトールを0.3重量部配合したポリプ
ロピレン組成物を用い、スクリュー径65mmの二軸押
出機により溶融し、ダイ幅1300mmのダイからシー
ト状に押出し、表面温度70℃の冷却ロールで冷却して
表1の厚さのシートを得た。このシートをロールの表面
温度が表1の値の設定された予熱ロールに通すことによ
って予熱した。圧延前のシート温度を接触型温度計で測
定したところ表1のとおりであった。引き続き、この予
熱されたシートを表面温度が表1の値に設定された一対
の圧延ロールで最終的なシート厚さが0.25mmにな
るように圧延した。
【0045】その後さらに引き続いて、この圧延シート
をロールの表面温度が140℃に設定された加熱処理ロ
ールに通すことによって加熱処理した。加熱処理ロール
出口でのシートは温度を接触型温度計で測定したところ
表1のとおりであった。得られたMD方向(押出方向)
にC軸が配向した一軸配向シートで、その結晶配向係
数、フィブリル径は表1のとおりであった。次に、この
シートの表面に水を希釈剤としたジメチルシリコーンオ
イルのエマルジョンを、乾燥後のシリコーン塗膜の厚み
が0.5μmになるように専用グラビアコーターで塗布
し、さらにシートの裏面に水を希釈剤としたショ糖脂肪
酸エステルのエマルジョンを、乾燥後の防曇剤塗布の厚
みが0.2μmになるように専用のグラビアコーターで
塗布後乾燥した。このシートのヘイズと、ヘイズ値H
(%)と肉厚t(mm)との比、H/tは表1のとおり
であった。
をロールの表面温度が140℃に設定された加熱処理ロ
ールに通すことによって加熱処理した。加熱処理ロール
出口でのシートは温度を接触型温度計で測定したところ
表1のとおりであった。得られたMD方向(押出方向)
にC軸が配向した一軸配向シートで、その結晶配向係
数、フィブリル径は表1のとおりであった。次に、この
シートの表面に水を希釈剤としたジメチルシリコーンオ
イルのエマルジョンを、乾燥後のシリコーン塗膜の厚み
が0.5μmになるように専用グラビアコーターで塗布
し、さらにシートの裏面に水を希釈剤としたショ糖脂肪
酸エステルのエマルジョンを、乾燥後の防曇剤塗布の厚
みが0.2μmになるように専用のグラビアコーターで
塗布後乾燥した。このシートのヘイズと、ヘイズ値H
(%)と肉厚t(mm)との比、H/tは表1のとおり
であった。
【0046】引き続き、このシートを真空圧空成形機で
シート表面温度162℃、圧空圧力5kg/cm2で真
空圧空成形を行い200mm×140mm×深さ10m
mの蓋を成形した。得られた蓋は取り扱い時に発する音
も小さく、トレー部をホッチキスで締結した後開封して
も、蓋が裂けることなく容易に開封できた。その蓋の底
面の厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、摩擦係
数、接触角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル径は表
1のとおりであった。
シート表面温度162℃、圧空圧力5kg/cm2で真
空圧空成形を行い200mm×140mm×深さ10m
mの蓋を成形した。得られた蓋は取り扱い時に発する音
も小さく、トレー部をホッチキスで締結した後開封して
も、蓋が裂けることなく容易に開封できた。その蓋の底
面の厚さ、底面のヘイズ、H/t、非追随数、摩擦係
数、接触角、防曇性、結晶配向係数、フィブリル径は表
1のとおりであった。
【0047】
【表1】
【図1】本発明のポリプロピレン蓋の1例である。食器
蓋の概略斜視図である。
蓋の概略斜視図である。
【図2】本発明のポリプロピレン蓋を持つフードパック
の1例の概略斜視図である。
の1例の概略斜視図である。
1 蓋の上面 2 蓋の開口 3 容器 4 蓋 5 容器の底面 6 容器の開口 7 容器の側壁
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリプロピレンシートの熱成形により得
られた重積可能な形状の蓋であって、該蓋を100個そ
の形状に沿って重積した重積体について、1000mm
/秒の速度で1個ずつ該蓋を該重積体から取り外す際
に、1個ずつ取り外せる個数が少なくとも95個である
ような外面の摩擦係数を有し、該蓋の内面が防曇性を有
することを特徴とするポリプロピレン蓋。 - 【請求項2】 重積体において上部の蓋内面と接触する
蓋外面が0.01〜0.7の摩擦係数を示す請求項1に記
載のポリプロピレン蓋。 - 【請求項3】 摩擦係数が0.01〜0.7の面が滑剤の
塗布面で、防曇性を有する面が防曇剤の塗布面である請
求項1に記載のポリプロピレン蓋。 - 【請求項4】 ポリプロピレンシートが、そのヘイズ値
をH(%)、肉厚をt(mm)とするときH/tが0.
01〜20を示す請求項1に記載のポリプロピレン蓋。 - 【請求項5】 ポリプロピレンシートの肉厚が、0.1
〜0.8mmである請求項1に記載のポリプロピレン
蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23663595A JPH0976339A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | ポリプロピレン蓋 |
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ID=17003553
Family Applications (1)
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JP (1) | JPH0976339A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-09-14 JP JP23663595A patent/JPH0976339A/ja active Pending
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