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JPH0965092A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH0965092A
JPH0965092A JP7218630A JP21863095A JPH0965092A JP H0965092 A JPH0965092 A JP H0965092A JP 7218630 A JP7218630 A JP 7218630A JP 21863095 A JP21863095 A JP 21863095A JP H0965092 A JPH0965092 A JP H0965092A
Authority
JP
Japan
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error
expansion
facsimile
image
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7218630A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroharu Saito
弘治 斉藤
Masami Kurata
正實 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7218630A priority Critical patent/JPH0965092A/ja
Publication of JPH0965092A publication Critical patent/JPH0965092A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 展開時にエラーが発生する文書データを、フ
ァクシミリ送信することを防止すること。 【構成】 入力された文書データを展開しながら送信す
るファクシミリ装置に於て、入力された文書データを展
開したときにエラーが発生するか否かを検出する展開時
エラー検出手段を設け、展開時エラー検出手段により展
開時エラーがあると判断された場合は送信を禁止する
か、或いは、展開時エラーが発生したことを示すエラー
信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RS−232Cや、イ
ーサネット(登録商標)等の通信回線やネットワークを
介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置から送
られてくるデータを画像に展開して記録する画像処理装
置に関し、特に、展開した画像を直接ファクシミリ出力
するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置は、イメージセ
ンサーやCCDを使用した画像読み取り装置で読み取ら
れたビットマップ画像を、解像度変換や圧縮を行って送
信データを作成しながらファクシミリ通信を行ってい
た。また、プリンタ装置は、RS−232Cや、イーサ
ネット(登録商標)等に接続されたパーソナルコンピュ
ータなどのホスト装置から送られてくる画像データを、
レーザープリンタ等の出力装置の解像度に対応したビッ
トマップ画像に展開した後、出力していた。
【0003】オフィスでは、ワープロやパソコン上の文
書作成アプリケーション等の普及により、コンピュータ
で作成される文書が増え、ファクシミリ装置により文書
を送信する場合、一旦、コンピュータ上で作成された文
書をプリンタで出力した後、ファクシミリ装置で読み取
らせて、ファクシミリ送信を行っていた。
【0004】一方、ファクシミリ装置やプリンタ装置
は、レーザプリンタ等の出力装置を用い、また、画像処
理もビットマップメモリを用いる等、構成が類似してい
るため、プリンタ機能を備えたファクシミリ装置が作ら
れている。しかしながら、この種の装置は、ファクシミ
リ機能とプリンタ機能が独立しており、コンピュータで
作成される文書をファクシミリ送信する場合、一旦、プ
リンタ機能によってプリント出力したものを、再度、フ
ァクシミリ装置で読ませてファクシミリ送信していた。
【0005】すなわち、プリンタ機能を備えたファクシ
ミリ装置において、コンピュータで作成される文書をフ
ァクシミリ送信する場合、コンピュータで作成される文
書をビットマップに展開できるのにもかかわらず、一
旦、プリント出力したものを再度、読み取り装置で読み
取らせていたため、ファクシミリ送信の際に、プリント
と読み取りにより画質が劣化するという問題点が発生し
ていた。また、プリント出力された記録紙を、読み取り
装置で読ませなければならないため、操作者の業務効率
が上がらないという問題点もあった。
【0006】前述の問題点を改善するために、特開平5
−191557号公報に記載の発明では、ホスト装置か
ら送られてくる画像データをページメモリ上に展開し
て、直接ファクシミリ送信することができるファクシミ
リ装置が開示されている。前記開示のシステムによれ
ば、ファクシミリ装置内のページメモリに記憶されたデ
ータを、伝送制御部及びプリンタ部に選択的に切り換え
るセレクタを設けることで、操作者は、送信データであ
るコンピュータ上で作成された文書を、プリント出力し
て画像読み取り装置で読み取らせる作業を必要としない
で、ファクシミリ送信することができるため、ファクシ
ミリ送信画像の画質劣化を少なくして、さらに、操作者
の業務効率が上がるという利点がある。
【0007】また、特開平5−211585号公報に開
示の発明では、ファクシミ装置にエミユレーション機能
を持たせることによって、ホスト装置から送られてくる
プリントデータをエミュレーション手段によりイメージ
データに展開して、展開されたイメージデータをファク
シミリ送信することで、操作者は、送信データであるコ
ンピュータ上で作成された文書を、プリント出力して画
像読み取り装置で読み取らせる作業を必要としないで、
ファクシミリ送信することができるため、ファクシミリ
送信画像の画質劣化を少なくして、さらに、操作者の業
務効率が上がるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前者の特開平5−19
1557号公報に開示の発明では、ファクシミリ送信を
行う場合、パソコン等のホスト装置で作成された文書を
受信して、キャラクタジェネレータを介してページメモ
リに展開する。前記ページメモリに展開が終了するとぺ
ージメモリ上のビットマップデータを、セレクタを介し
て伝送制御部に渡し、伝送制御部からファクシミリ送信
を行う構成となっている。
【0009】また、後者の特開平5−211585号公
報に開示の発明では、パソコン等のホスト装置で作成さ
れた文書を受信して、文書のデータ数が一定以上に達す
るか、もしくは、1行分以上受信した場合、エミュレー
ション手段によりイメージデータに展開している。そし
て前記イメージデータを符号化して、ファクシミリ送信
する構成となっている。
【0010】したがって、いずれの場合も、ファクシミ
リ送信する際には、受信されるパソコン等のホスト装置
で作成された文書のデータは、ファクシミリ装置でファ
クシミリ装置のぺージメモリもしくは送信バッファの容
量を越えてビットマップデータに展開できないため、複
数ページにまたがる文書のデータを送信する際には、全
ての文書データのビットマップへの展開が終了する前
に、ファクシミリの通信回線を接続して、送信を開始す
る必要があった。
【0011】このため、複数ページにまたがる文書等、
ページメモリもしくは送信バッファの容量を越えてビッ
トマップデータに展開する処理を必要とする文書データ
を送信する場合、文書データによっては、通信回線を接
続後、キャラクタジエネレータやエミュレーションによ
るビットマップへの展開時にエラーが発生すると、エラ
ーが発生したままで状態で相手側にファクシミリデータ
を送信したり、また、エラーを検出した時点で、送信を
終了するため、送信側の操作者は、再度、全ての文書デ
ータの送信をやり直したり、エラーが発生したページだ
けを選択してホスト上で編集および修正して送信する等
の操作が必要になるという問題点があった。また、展開
時にエラーが発生した状態で相手側にファクシミリデー
タを送信した場合、受信側では、展開時にエラーが発生
したままの状態で送られてきたファクシミリ文書を受け
取っても、文書上のエラーの有無を判定できない場合も
あり、業務上の連絡が不備になる等の問題点があった。
【0012】なお、展開時にエラーが発生する状況とし
ては、記述中に文法エラーが含まれている場合、記述中
に展開用の情報としてファイル名が記述されているが該
当するファイル名のファイルが無い場合、展開機構が作
業領域として確保しているメモリ領域が不足した場合等
が考えられる。
【0013】さらに、近年は高品位な画像を得るため
に、画像をページ記述言語(PDL)で記述するアプリ
ケーションも増加しており、アプリケーションによっ
て、今までより複雑な線画等の画像がページ記述言語で
作成されるようになったため、線画や文字で構成される
画像の構成の難しさによっては、画像データヘ展開する
際にエラーが発生する度合いが多くなるという問題点が
あった。
【0014】本発明は、上記従来技術における問題を改
善するために、パソコン等のホスト装置から送られてく
る文書データを展開しながらファクシミリ送信用のデー
タを作成して、ファクシミリ送信を行うことができるフ
ァクシミリ装置において、展開時にエラーが発生する文
書データを、ファクシミリ送信することを防止するファ
クシミリ装置を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、操作者に展開時にエラー
が発生するためにファクシミリ送信できない旨を通知す
ることができるファクシミリ装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、入力された文書データを展開しながら送
信するファクシミリ装置に於て、実際の展開処理及び送
信処理に先立ち、前記入力された文書データを展開した
ときにエラーが発生するか否かを検出する展開時エラー
検出手段と、前記展開時エラー検出手段により展開時エ
ラーがあると判断された場合は送信を禁止する送信制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0017】また、前記展開時エラー検出手段が、展開
前の文書データ中の構文情報によりエラーを判断するも
の、或いは、展開前の文書データ中で記述された資源の
有無によりエラーを判断するものであることを特徴とす
る。
【0018】また本発明は、入力された文書データを展
開しながら送信するファクシミリ装置に於て、前記入力
された文書データを展開する際にエラーが発生したか否
かを検出する展開時エラー検出手段と、前記展開時エラ
ー検出手段により展開時エラーがあった判断された場合
は、エラーが発生したことを示すエラー信号を送信する
エラー信号送信手段とを備えることを特徴とする。
【0019】また、前記エラー信号が、展開時エラーが
発生したことを受信側において可視的に表示するための
エラー通知信号、或いは、展開処理が異常終了したこと
を示す異常終了信号であることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明によれば、ホスト装置から送られてくる
文書データに対して展開処理を行う際にエラーが発生す
るか否かを予め検出するので、ファクシミリ送信時に、
展開時エラーにより発生する誤った画像データを送信す
ることが防止される。
【0021】また、ホスト装置から送られてくる文書デ
ータを展開しながらファクシミリ送信する際、展開中に
エラーを検出した場合、エラーの発生を示すエラー信号
を相手側端末に送出することにより、送信側でエラーが
発生したことを受信側で知ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0023】この実施例についての説明は、本発明の一
般的原理について説明するもので、制限的な意昧に解さ
れるべきではない。
【0024】図1に、本実施例で用いた画像処理装置の
構成を示す。なお、図1に示すブロック図は、実施例を
実現するための機能的な構成を示すもので、ハードウェ
アとソフトウェアで構成されたアプリケーションを示し
ている。
【0025】ネットワーク通信処理部1−5は、イーサ
ネット(登録商標)6−3等のネットワークに接続され
たホストコンピュータ(図示せず)からプリントデータ
を受信して、受信データを蓄積制御部1−41に渡した
り、ホスト装置からのプリント状況の問合せに対してプ
リント状況の応答を行う等の処理を行う処理部であり、
主にイーサネット(登録商標)6−3のネットワーク・
インターフェース部7−18から入ってくるデータやコ
マンドに対する処理を行っている。
【0026】蓄積制御部は1−41は、ネットワーク・
インターフェース部から受信されたプリン卜データや、
ファクシミリ通信処理部1−31から受信したファクシ
ミリデータの蓄積制御を行う処理部であり、本実施例で
は、蓄積媒体としてハードディスク装置1−44を備え
ている。
【0027】システム制御部1−12は、本実施例のフ
ァクシミリ装置全体の制御を行う制御部であり、ハード
ウェア的なエラーを検知したり、電源起動時の初期化処
理を行ったりしている。
【0028】メモリ管理部は1−15は、画像展開部1
−22でビットマップ画像に展開する際に使用されるペ
ージ単位のメモリ(ページメモリ7−10)を確保して
画像展開部1−22に割当てたり、ネットワーク通信処
理部1−5やファクシミリ通信処理部1−31が動作す
る際に必要なバッファメモリ(RAM7−17)の管理
を行っている。
【0029】画像形成部1−21は、画像展開部1−2
2と構文/記述エラー判定部1−23で構成される。画
像展開部1−22は、ネットワーク通信処理部1−5が
受信する文書データをビットマップ画像データに展開す
る処理を行い、ソフトウエアと展開演算用のハードウエ
アで構成されている。また、構文/記述エラー判定部1
−23は、画像展開部1−22と同様な処理を行うが、
実際にビットマップ画像データを作成せず、文書データ
をビットマップ画像データに展開する処理をシミュレー
トする処理を行い、展開時のエラーの有無を判定する処
理を行う判定部である。判定の手順については後述す
る。
【0030】ファクシミリ通信処理部1−31は、圧縮
/伸長処理部1−35、通信制御部1−32、画素密度
変換処理部1−33およびモデム1−34から構成さ
れ、ファクシミリの送受信処理を行う。
【0031】圧縮/伸長処理部1−31は、ファクシミ
リ送信時にビットマップ画像を圧縮したり、受信したフ
ァクシミリデータを伸長する処理を行う。通信制御部1
−32は、ファクシミリの送受信のプロトコル制御を含
む通信制御を行い、CPUとROMとRAM(いずれも
図示せず)で構成され、ファクシミリの制御ソフトウエ
アによって動作している。画素密度変換処理部1−33
は、ビッ卜マップ画像の画素密度を変換する処理を行っ
ている。モデム1−34は、電話回線を通してファクシ
ミリデータの送受信を行うインターフェース部である。
【0032】ジョブ制御部1−16は、ネットワーク通
信処理部1−5が受信した文書データをファクシミリ送
信したりプリント出力を行う処理に関するジョブの制御
を行う制御部である。例えば、ホストから送られてくる
文書データをファクシミリ出力する際には、ネットワー
ク通信処理部1−5、画像/データ蓄積制御部1−4
1、画像形成部1−21、及びファクシミリ通信処理部
1−31の各処理部の調停を行って、データの入力から
出力までのジョブの制御を行う。
【0033】プリント出力部1−17は、展開されたビ
ットマップ画像やファクシミリ受信した画像を記録出力
する処理を行う処理部であり、レーザービームを使用し
た静電記録方式のプリント出力装置とプリント部の制御
ソフトウエアで構成されている。
【0034】図2は、図1の画像処理装置のブロック図
に示す各機能を実現するためのハードウエア構成を示す
図である。
【0035】CPU7−2は、演算制御部であり、プリ
ンタ装置全体の制御を行う。ROM部7−3は、不揮発
性のメモリで構成されており、画像処理装置の処理プロ
グラムや制御情報が格納されている。RAM部7−17
は、メモリで構成されており、ビットマップの記録画像
の形成時等に用いられる。フロッピーディスク制御部7
−7は、フロッピーディスク装置7−23とデータの送
受信を行うためのインターフェース部である。SCSI
制御部7−8は、ハードディスク装置7−24とデータ
の送受信を行うためのインターフェース部である。RS
−232C部7−5とセントロニクスI/F(インター
フェース)部7−6は、RS−232Cインターフェー
ス及びセントロニクスインターフェースを通して接続さ
れるホスト装置から、プリントデータを受信する処理を
行う。ネットワークI/F部7−18は、ネットワーク
を使用してデータの送受信を行うためのインターフェー
ス部である。ファクシミリI/F部7−18は、電話回
線(図示せず)から送られてくるファクシミリデータを
受信したり、プリンタ装置で、展開されたビットマップ
画像のファクシミリ送信を行う。画像展開部7−9は、
RS−232C部7−5やセントロニクスI/F部7−
6もしくはネットワークI/F部7−18から送られて
くるプリントデータを、記録出力部7−21から記録出
力するためにビットマップ画像に展開する処理を行う。
展開する際に、必要ならフォント回転部7−16にて画
像の展開を行う。フォント回転部7−16は、ビットマ
ップ画像に展開されたフォントデータを90度、180
度、270度に回転する処理を行う。ページメモリ7−
10は、記録出力のために確保されるメモリで、画像展
開部7−9で展開処理される画像は、ページメモリ7−
10の領域に形成される。出力バッファ7−20は、ペ
ージメモリ7−10上に形成されたビットマップ画像を
記録出力部7−21に出力する際に使用されるバッファ
である。記録出力部7−21は、画像を記録出力するた
めの記録部で、たとえば、レーザービームを使用した静
電記録部である。シリアルI/F部7−11は、記録出
力部7−21の制御を行う記録制御部7−12とプリン
タ装置の操作パネルを制御するU/I(ユーザインター
フェース)制御部7−15と接続され、CPU7−2と
制御情報の送受信を行うインターフェース部である。
【0036】次に、上述した画像処理装置で、ホスト装
置から送られてきた文書データを展開してファクシミリ
出力する処理のフローチャートを図3と図4に示す。
【0037】ホスト装置からは、文書データとしてのデ
ータファイルと文書データの処理を記述したジョブ制御
ファイルが送られてくる。ファクシミリ装置では、ネッ
トワークインターフェース7−18から送信用の文書デ
ータがファイルとして送られてくる(S3−1)と、ネ
ットワーク通信処理部1−5が、受信データの種別を判
断して(S3−2)、文書データの場合、データファイ
ルとして蓄積装置1−44であるハードディスク装置7
−23に蓄積する。また、ジョブ制御データの場合、ジ
ョブ制御ファイルとしてデータをハードディスク装置7
−23に蓄積する。プリントデータとジョブ制御データ
は、一対である必要が有るので、各データを受信した際
に、もう一方のデータが受信されているかどうかを確認
して(S3−6,S3−5)、各ファイルを受信した
後、ジョブの実行を開始するためにジョブ制御部1−1
6が起動される。
【0038】ジョブ制御部1−16は、ジョブの実行形
態が、プリント出力かファクシミリ出力かを判断するた
めに、まず、ジョブ制御ファイルを解析する(S3−
7)。図5にジョブ制御ファイルの記述例を示す。
【0039】ここで、ジョブ制御ファイルとは、ジョブ
を処理するために必要な情報が記述されたファイルであ
る。ファイルは複数ラインの文宇列で形成されており、
各ラインの先頭の1文字が属性を示す。例えば“P”
は、出力処理を示し、“P”に続く文字が“FAX”な
らファクシミリ送信を、“PRINTER”ならプリン
ト出力を示す。
【0040】ジョブ制御ファイルからジョブの処理を判
断して(S3−8)、プリント出力の場合、画像展開部
1−22とプリント出力処理部1−17が起動されプリ
ント処理を開始する。先ず、画像展開部1−22が、蓄
積装置1−44に蓄積されているプリントファイルを読
み出して、プリントデータを記録用の画像データに展開
する。展開された画像データは、プリント出力処理部1
−17に渡され、プリント出力処理部1−17は、記録
出力部7−21を起動制御することで、画像データの記
録処理を行い、記録出力部7−21のレーザービームプ
リンタによって記録出力される。また、ファクシミリ出
力の場合、最初に構文/記述エラー判定部1−23が起
動される。構文/記述エラー判定部1−23は、蓄積装
置1−44に蕎積されているプリントファイルを読み出
し、蓄積されているプリントデータが展開時にエラーを
発生するかどうかを判定する(S3−11)。
【0041】ここでエラーの判定は、実際に文書データ
を展開するのではなく、文書データ中の構文の構成情報
や資源の有無によって疑似的に判定している。例えば、
構成情報による判定とは、“{”(左閉じ括弧)に対応
する“}”(右閉じ括弧)の数が合っているか等の判定
であり、資源の有無による判定とは、指定されたフォン
トやロゴの有無等の判定である。判定が終了すると判定
結果がジョブ制御部1−16に通知される。
【0042】ジョブ制御部1−16は、構文/記述エラ
ー判定部1−23の判定結果に基づいてジョブを処理す
る(S3−12)。エラーがあると判定された場合、通
信エラーシートを作成してプリント出力処理部1−17
を起動して通信エラーシートを出力する(S3−1
4)。
【0043】エラーが無いと判定された場合、ジョブ制
御部1−16は、画像展開部1−22とファクシミリ通
信処理部1−31を起動して、ファクシミリ送信処理が
開始される。まず、通信制御部1−32によって回線が
接続され(S3−15)、所定の通信手順により通信モ
ードが決定される(S3−16)。通信モードが決定さ
れると送信画像データの画素密度や圧縮方法が定まる。
また回線接後、画像展開部1−22によって、蓄積装置
1−44に蓄積されているプリントファイルの画像デー
タへの展開が開始される(S3−18)。展開された画
像データは、ファクシミリ通信処理部1−31に渡さ
れ、画素密度変換処理部1−33によって画素密度変換
が行なわれた後(S3−19)、圧縮/伸長処理部1−
35によって通信モードに対応した圧縮方式で圧縮して
(S3−20)、モデム1−34を介して圧縮データが
送信される(S3−21)。
【0044】次に、ホスト装置から送られてきた文書デ
ータを展開してファクシミリ出力する処理の他のフロー
チャートを図6と図7に示す。この例では、文書データ
の展開中にエラーが発生した場合、エラー通知画像を生
成して送信し、通信履歴にエラーを記録し、操作パネル
にエラーを表示するようにしている。
【0045】以下、図6と図7に従って実施例のファク
シミリ装置の動作を説明する。なお、ステップS9−1
〜S9−16の処理は、ステップS3−1〜S3−10
の処置と同じであるので説明を省略する。
【0046】ステップS9−8でジョブがプリント出力
であると判断された場合には、蓄積されているプリント
ファイルを読み出し、確保されたページメモリ上に画像
データを展開する(S9−11)。ここで、画像展開部
1−22は、画像データを展開する際にエラー発生の有
無を検出して、エラーの有無をジョブ制御部1−16に
通知する。
【0047】エラーが発生する場合は、通信エラーシー
トを作成してプリント出力処理部1−17を起動して通
信エラーシートを出力する(S9−14)。エラーが無
い場合は、ジョブ制御部1−16はファクシミリ通信処
理部1−31を起動してファクシミリ送信処理が開始さ
れる。まず、通信制御部1−32によつて回線が接続さ
れ(S9−15)、所定の通信手順により通信モードが
決定される(S9−16)。通信モードが決定される
と、送信画像データの画素密度や圧縮方法が定まる。展
開された画像データは、画素密度変換処理部1−33に
よって画素密度変換が行なわれた後(S9−19)、圧
縮/伸長処理部1−35によって通信モードに対応した
圧縮方式で圧縮される(S9−20)。
【0048】また回線接後、ジョブ制御部1−16によ
って指定されたページメモリから展開された画像データ
を読み出して画像データを送信する(S9−21)。そ
して、ページメモリ7−10の画像の送信完了をジョブ
制御部1−16に通知する。
【0049】送信完了の通知を受けると、ジョブ制御部
1−16は、画像展開部1−22に残りのプリントデー
タの展開を指示する。
【0050】ここで、展開すべきプリントデータが無い
場合は、終了をジョブ制御部1−16に通知して、ジョ
ブ制御部1−16は、ファクシミリ通信処理部1−31
に送信終了を指示する。送信終了を受けて通信制御部1
−32は、回線断を行い(S9−24)送信を終了す
る。
【0051】展開すべきプリントデータが存在する場合
は、蓄積されているプリントファイルを読み出し、確保
されたページメモリ7−10上に画像データを展開する
(S9−25)。ここで、画像展開部1−22は、画像
データを展開する際にエラー発生の有無を検出して(S
9−25)、エラーの有無をジョブ制御部1−16に通
知する。ジョブ制御部1−16では通知を受けて、エラ
ーが無い場合は、ファクシミリ通信処理部1−31を起
動してファクシミリ送信処理を開始する。エラーがある
場合は(S9−26)、画像展開部1−22が画像デー
タを展開したページメモリをクリアして、予めエラー発
生用のデータとして蓄積装置1−44に蓄積されている
エラー通知用のデータをページメモリ7−10上に読み
出す(S9−27)。図8に本実施例で用いたエラー通
知用のデータを示す。
【0052】さらに、通信履歴にエラー情報をセットし
て(S9−28)、ユーザインターフェース制御部7−
15に接続された操作パネル(図示せず)にエラー表示
をして警告音を発生させた後(S9−29)、ファクシ
ミリ通信処理部1−31を起動して、ページメモリ7−
10に読み出されたエラー通知用のデータのファクシミ
リ送信処理を開始する。以降、同一の処理が全てのプリ
ントデータの展開が終了するまで行われる。
【0053】次に、ホスト装置から送られてきた文書デ
ータを展開してファクシミリ出力する処理の更に他の例
のフローチャートを図9と図10に示す。この例では、
文書データの展開中にエラーが発生した場合、エラーの
発生を示すエラー信号を送信するようにしている。
【0054】以下、図9図と図10に従って実施例のフ
ァクシミリ装置の動作を説明する。なお、ステップS1
1−1〜S11−26の処理は、ステップS9−1〜S
9−26の処置と同じであるので説明を省略する。
【0055】ステップ11−25において、画像展開部
1−22は、画像データを展開する際にエラー発生の有
無を検出して(S11−26)、エラーの有無をジョブ
制御部1−16に通知する。
【0056】ジョブ制御部1−16では通知を受けて、
エラーが無い場合は、ファクシミリ通信処理部1ー31
を起動してファクシミリ送信処理が開始する。
【0057】エラーがある場合は、ジョブ制御部1−1
6は、ファクシミリ通信処理部1−31に異常終了を指
示する。指示を受けたファクシミリ通信処理部1−31
は、ファクシミリ情報フィールドの拡張ビットに異常終
了を示すフラグをセットして、手順終了信号を送信した
後(S11−31)、強制的に回線を遮断する(S11
−32)。なお、拡張ビットは、規格で定められた情報
とは別に、メーカー独自の機能等の独自の情報交換を行
なうためのビットであり、ファクシミリ情報フィールド
の所定のビットに割り当てられている。
【0058】なお、上述の実施例においては、構文/記
述エラー判定部1−23によってエラーの有無を判定し
ていたが、画像展開部1−22によって実際に画像を展
開してエラーを検出してもよい、また、画像展開部1−
22でエラーを検出する場合、画像展開処理を行なうの
みで、実際にぺージバッファにビットマップ画像を生成
しなくても判定は可能である。また、ページバッファに
実際にビットマップ画像を生成する場合、生成された画
像データを蓄積装置1−44に蓄積しても良い。ここで
ぺージバッファとは、ビットマップ画像を展開するため
に、必要な画像サイズに相当する容量のメモリで構成さ
れた、ソフトウェアによって動的に確保される画像展開
用のバッファである。
【0059】また、第2の処理例においては、展開時に
エラーが発生したことを通知する手段として画像データ
を用いたが、通信手順の中で展開時エラーを通知する手
段を設けて展開時のエラー信号として送信側から受信側
へ送信しても、その効果は同様である。
【0060】また、第3の処理例においては、展開時の
エラー発生による異常終了の通知を、ファクシミリ情報
フレームの拡張フィールドを使用して行っていたが、受
信側に異常を知らせることが出来るという目的で故意に
伝送エラーを発生させても良い。
【0061】また、受信側が通信手順の途中で突然の回
線遮断を検出して操作者に通知する機能を持つものに対
しては、異常終了の通知を行わないで、通信の途中で回
線を切るだけで、相手側は通信の異常を検出できるた
め、展開時エラーを検出後、回線終了の手順を行なわな
いで直ちに回線を切るようにしても、相手側に異常を検
出させる点では、その効果は同様である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果がある。
【0063】(1)入力された文書データを展開して送
信するに先立って、展開処理エラーが発生するか否を予
め検出しているので、ファクシミリ送信時に、展開時エ
ラーにより発生する誤った画像データを送信することを
防止して、不要な通信コストの発生を抑えることがで
き、さらには、誤ったデータを送信することで発生する
業務上の不具合を防ぐ事ができる。
【0064】(2)入力された文書データを展開しなが
ら送信するに際し、展開処理中にエラーを検出した場
合、エラーの発生を示すエラー信号を相手側端末に送出
するため、受信側のファクシミリ装置へ、受信データに
エラーが発生した旨を通知することができ、ファクシミ
リ文書の受信者が、誤った情報により発生する業務上の
不具合を防ぐ事ができる。
【0065】(3)入力された文書データを展開しなが
ら送信するに際し、展開処理中にエラーを検出した場
合、異常終了信号を発生して送信を中断するため、簡単
な構成で、間違ったデータが相手側に送信されることを
防止できる。また、誤ったデータを送信することで発生
する業務上の不具合を防ぐ事ができ、さらには、余分な
通信コストの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成図である。
【図2】 本発明の実施例のハードウエアの構成図であ
る。
【図3】 本発明の実施例の動作を示すフローチャート
の第1の部分である。
【図4】 本発明の実施例の動作を示すフローチャート
の第2の部分である。
【図5】 本発明の実施例のプリント制御ファイルの例
を示す説明図である。
【図6】 本発明の実施例の他の動作例を示すフローチ
ャートの第1の部分である。
【図7】 本発明の実施例の他の動作例を示すフローチ
ャートの第2の部分である。
【図8】 本発明の実施例のエラー通知データの一例を
示す説明図である。
【図9】 本発明の実施例の更に他の動作例を示すフロ
ーチャートの第1の部分である。
【図10】 本発明の実施例の更に他の動作例を示すフ
ローチャートの第2の部分である。
【符号の説明】
1−5…ネットワーク通信処理部 1−12…システム制御部 1−15…メモリ管理部 1−16…ジョブ制御部 1−17…プリント出力処理部 1−21…画像形成部 1−22…画像展開部 1−23…構文/記述エラー判定部 1−31…ファクシミリ通信処理部 1−32…通信制御部 1−33…画素密度変換処理部 1−34…モデム 1−35…圧縮/伸長処理部 1−41…画像/データ蓄積制御部 1−44…蓄積装置 6−3…イーサネット 7−2…CPU 7−3…ROM部 7−4…割り込み制御部 7−5…RS−232C I/F部 7−6…セントロニクスI/F部 7−7…フロッピーディスク制御部 7−8…SCSI制御部 7−9…画像展開部 7−10…ページメモリ 7−11…シリアルI/F部 7−12…記録制御部 7−15…U/I制御部 7−16…フォント回転部 7−17…RAM部 7−18…ネットワークI/F 7−19…ファクシミリ通信部 7−20…出力バッファ 7−21…記録出力部 7−22…DMA制御部 7−23…フロッピーディスク装置 7−24…ハードディスク装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された文書データを展開しながら送信
    するファクシミリ装置に於て、 実際の展開処理及び送信処理に先立ち、前記入力された
    文書データを展開したときにエラーが発生するか否かを
    検出する展開時エラー検出手段と、 前記展開時エラー検出手段により展開時エラーがあると
    判断された場合は送信を禁止する送信制御手段とを備え
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記展開時エラー検出手段が、展開前の文
    書データ中の構文情報によりエラーを判断するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記展開時エラー検出手段が、展開前の文
    書データ中で記述された資源の有無によりエラーを判断
    するものであることを特徴とする請求項1記載のファク
    シミリ装置。
  4. 【請求項4】入力された文書データを展開しながら送信
    するファクシミリ装置に於て、 前記入力された文書データを展開する際にエラーが発生
    したか否かを検出する展開時エラー検出手段と、 前記展開時エラー検出手段により展開時エラーがあった
    判断された場合は、エラーが発生したことを示すエラー
    信号を送信するエラー信号送信手段とを備えることを特
    徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記エラー信号が、展開時エラーが発生し
    たことを受信側において可視的に表示するためのエラー
    通知信号であることを特徴とする請求項4記載のファク
    シミリ装置。
  6. 【請求項6】前記エラー信号が、展開処理が異常終了し
    たことを示す異常終了信号であることを特徴とする請求
    項4記載のファクシミリ装置。
JP7218630A 1995-08-28 1995-08-28 ファクシミリ装置 Pending JPH0965092A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8139244B2 (en) 2005-03-23 2012-03-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print data processing apparatus and printer

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US8139244B2 (en) 2005-03-23 2012-03-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print data processing apparatus and printer

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Effective date: 20040123