JPH09506611A - 組合わせライブラリーおよびその使用法 - Google Patents
組合わせライブラリーおよびその使用法Info
- Publication number
- JPH09506611A JPH09506611A JP7516736A JP51673695A JPH09506611A JP H09506611 A JPH09506611 A JP H09506611A JP 7516736 A JP7516736 A JP 7516736A JP 51673695 A JP51673695 A JP 51673695A JP H09506611 A JPH09506611 A JP H09506611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subunits
- different
- containers
- subunit
- polysubunits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C40—COMBINATORIAL TECHNOLOGY
- C40B—COMBINATORIAL CHEMISTRY; LIBRARIES, e.g. CHEMICAL LIBRARIES
- C40B30/00—Methods of screening libraries
- C40B30/04—Methods of screening libraries by measuring the ability to specifically bind a target molecule, e.g. antibody-antigen binding, receptor-ligand binding
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K1/00—General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length
- C07K1/04—General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length on carriers
- C07K1/047—Simultaneous synthesis of different peptide species; Peptide libraries
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/68—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
- G01N33/6803—General methods of protein analysis not limited to specific proteins or families of proteins
- G01N33/6845—Methods of identifying protein-protein interactions in protein mixtures
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00274—Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
- B01J2219/00583—Features relative to the processes being carried out
- B01J2219/00592—Split-and-pool, mix-and-divide processes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00274—Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
- B01J2219/00718—Type of compounds synthesised
- B01J2219/0072—Organic compounds
- B01J2219/00725—Peptides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C40—COMBINATORIAL TECHNOLOGY
- C40B—COMBINATORIAL CHEMISTRY; LIBRARIES, e.g. CHEMICAL LIBRARIES
- C40B40/00—Libraries per se, e.g. arrays, mixtures
- C40B40/04—Libraries containing only organic compounds
- C40B40/10—Libraries containing peptides or polypeptides, or derivatives thereof
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Hematology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
各々が既知数のサブユニットから構成されている異なるポリサブユニットを含有する第1の複数の容器からなるキット、およびその使用および構成法。サブユニットの各々は1または2個以上の結合により結合されており、サブユニットおよび結合は、各々、同一または異なっているとすることができる。異なるポリサブユニットは、各々、異なる配列のサブユニットを有するが、一端で同一の公知のサブユニットを有する。各容器は一端で異なる公知のサブユニットを有するポリサブユニットを含有する。該キットは、さらに、各々が、前記した、既知数より1つ少ない数のサブユニットから構成されている異なるポリサブユニットからなる第2の複数の容器からなる。
Description
【発明の詳細な説明】
組合わせライブラリーおよびその使用法
本出願は1992年11月19日出願の米国特許出願番号07/978,64
6の継続出願である、1993年12月15日出願の米国特許出願番号08/1
68,966の一部継続出願である。
発明の背景
本発明はドラッグディスカバリーに有用な合成組合わせライブラリーおよびそ
のようなドラッグディスカバリーにおけるその使用法に関する。
ハクテン(Houghten)らは、354ネイチャー(Nature)84、1991およ
びWO92/09300(PCT/US91/08694)にて、基礎研究およ
びドラッグディスカバリーのための合成ペプチド組合わせライブラリーの形成お
よび使用を記載する。これらのライブラリーは異種ライブラリーを形成する遊離
ペプチドの混合物で構成されている。最適なペプチドリガンドの組織的同定は、
ライブラリーをスクリーンに付し、つづいて繰返し選択および合成工程に付すこ
とにより達成される。例えば、最初の2つの位置が特定され、最後の4つの位置
が18L−アミノ酸の無作為な混合物からなる一連6個のペプチド残基より構成
されているライブラリーがある。このライブラリーをスクリーンに付し、限定さ
れたペプチドのいずれの対が検定にて最適活性を有するかを決定した。ついで、
その中に最適な対のペプチドを含み、各ペプチドの第3の位置が個々に合成され
、最後の3個のペプチドが18L−アミノ酸の無作為な混合物からなる別のライ
ブラリーを合成した。このライブラリーを前記のようにスクリーンに付し、最適
な6個のペプチド残基が同定されるまでその工程を繰り返した。ハクテンらは:
「完全にD−アミノ酸からなるライブラリーのような他の多数のライブラリー
は、総合的に数億のペプチドを組織的にスクリーンに付すことにより調製される
。SPCL[合成ペプチド組合わせライブラリー]の基本的特徴は、遊離ペプチ
ドを形成し、その検定に最適な各ペプチドの濃度で実質的にすべての存在
する検定系における方法にて用いることができることである。この方法はまた、
ラジオ−レセプター検定(オピオイドペプチド)およびプラーク阻害検定(ヒト
免疫不全ウイルス(HIV−1)および単純ヘルペスウイルス(HSV))にて
用いるのに成功している。前記のSPCLは、ドラッグディスカバリーおよびペ
プチド関連の研究のあらゆる分野を著しく促進させるものである。」
と主張する。
ラム(Lam)らは、354ネイチャー82、1991およびWO92/000
91(PCT/US91/04666)にて、およびハクテンらは、354ネイ
チャー84、1991およびWO92/09300(PCT/US91/086
94)にて、限定された構造のペプチドおよび他のライブラリーの組織的合成お
よびスクリーンを記載する。ラムらによって用いられる方法は、数百万のビーズ
からなるラージペプチドライブラリーをスクリーンに付す一ビーズ一ペプチド法
を基礎とする。各ビーズは単一のペプチドを含有する。ラムらは:
「異なるアミノ酸の広範に異なるカップリング速度は不等な表現をもたらし、
各ビーズは異なるペプチドの混合物を含有するであろうから、ペプチド合成プロ
トコルにて活性化アミノ酸の無作為な混合物を使用することが十分でないことは
明らかである。我々の方法は、’分割合成’(split synthesis)法を用いるこ
とであった。第1のサイクルは、樹脂ビーズのプールを各々単一のアミノ酸を有
する別々の反応容器に分散させ、カップリング反応を終結させ、ついでビーズを
再びプールすることからなる。該サイクルを数回繰り返し、ペプチド鎖を拡張さ
せた。この方法にて、各ビーズは、単一のペプチド種だけを含有する。」
と主張する。
ビーズのライブラリーを染色操作によりスクリーンに付し、染色ビーズを顕微
鏡を用いて視覚化し、取り出した。ペプチドの構造は、単一ビーズ上の物質を化
学分析することにより得られる。ラムらは:
「加えて、我々の方法は、豊富な十分に確立されたペプチド化学を適用し、D
−アミノ酸または非天然アミノ酸ならびに環状ペプチドを包含する特異的な2
次構造を組み入れたライブラリーを合成することについて非常に大きな可能性が
ある。我々の興味はアクセプターとの強い相互作用のシグナルを提供するペプチ
ドに集中してあるため、合成生成物の記録を保持する必要がなく、このすべてを
達成することができる。」
と示唆する。
発明の要約
本発明は、組合わせライブラリーの効果的な構成および分解法であって、有用
なポリサブユニット化合物(同一または異なっていてもよく、時に、ポリマーと
称せられる2個または3個以上のサブユニットからできている)の同定を可能と
する方法を提供する。該方法はポリペプチドの同定に限定されるものではなく;
一のポリサブユニット化合物の中の種々のサブユニット(時に、モノマー化合物
と称される)でできているいずれの組み合わせの化合物にも応用できる。このよ
うなポリサブユニットの合成は、化学的に、または酵素を包含する触媒を用いて
行うことができる。例えば、サブユニットは、アミノ酸、ヌクレオチド、シュガ
ー、脂質および炭水化物を含む、天然または非天然の物質より選択できる。加え
て、各サブユニットをその前のサブユニットに付着させるのに用いられる結合は
、いずれの所望の型の結合とすることもでき、共有結合、イオン結合および配位
結合を包含してもよい。該結合は、所望により、酵素または化学処理により選択
的に切断することができる。かかる結合の例は:ペプチド[R1CONHR2]、
エステル[R1COOR2]、スルホンアミド[R1SO2NR2]、チオエステル
[R1COSR2]、ホスホジエステル[R1OPOR2]、エーテル[R1COC
R2]、チオエーテル[R1CSCR2]、ホスファミド[R1PONH−]、アミ
ン[−CH2NHC−]およびアゾ[−CNNC−](ここに、R1およびR2は
、各々、同一または異なっていてもよく、環状または非環状であってもよい)を
包含する。該方法において、遊離または固相結合したポリサブユニットを、いず
れか所望の試験または検定系にて、合成されたポリサブユニットを迅速にスクリ
ーンするのに用いることができる。本発明の有意な利点は、いずれか選択された
検定にて、かなり多数の望ましい特性についてスクリーンす
るために再生することのできる一連のポリサブユニットのライブラリーまたはコ
レクションを提供することにある。
本発明の方法は、数種の異なるサブユニットをーの容器内で化学的に組み入れ
る混合合成を用いるのではなく、むしろ単一のサブユニットを各工程で組み入れ
る合成を用いるものである。図1参照のこと。
すなわち、一例にて、本発明は、10個の異なるサブユニットA、B、C..
.Jを10個の別々の容器またはカラム中の固体支持体に付着させる第1工程を
包含する。第2工程において、第1工程で合成した物質の一部またはアリコート
を別のカラムに確保し、残り(まだ、個々の固体支持体に付着している)を混合
するかまたはプールし、10個の新しい別のカラムに分け、さらに10回の同様
な合成を行い、ダイマーXA1、XB1、XC1...XJ1(ここに、XはA−J
のうちのいずれかであり、A1、B1、C1...J1は、A−Jと同一または異な
っていてもよい10個の異なるサブユニットである)を得る。もちろん、10回
より少ないまたは多い合成をこの第2工程にて用いることができる。第3工程に
て、第2工程の新たに合成した物質の一部を再び別のカラムに確保し、所望のサ
ブユニットの全長が合成されるまで、合成操作を繰り返すことができるように、
残りを混合し、10個のさらなるカラムに分ける。このようにして、エキストラ
サブユニットの存在により前工程の容器と異なる、一連の容器が各工程にて形成
される。
前記した例における最終の10個のカラム(各々、その末端に公知なサブユニ
ットを有する種々の異なるポリサブユニットを有する)は、いずれかの標準検定
フォーマットを用いて検定できる。すなわち、その10個の混合物を、各々、検
定し、どの混合物が1種または2種以上の活性化合物を有するかを測定する。活
性化合物を含有すると認められるカラムは、ポリサブユニット末端で必要とされ
るサブユニットが該検定にて活性であると同定する。例えば、配列XXXXJ1
のポリサブユニットを含有するカラムが該検定にて活性であるとする。これは、
この検定にてJ1がポリサブユニットの末端で必要とされることを示す。次に、
このサブユニットを、前の合成工程にて確保されている各カラム(該例において
は、カ
ラムXXXA、XXXB...XXXJ)に結合させる。ついで、これらの10
個の新たに合成された一連の化合物を検定し、最終のポリサブユニット配列がわ
かるまで、この工程を繰り返すことができる。図2および図3参照のこと。
かくして、本発明の方法は、従来のライブラリーよりも多くのあるサブユニッ
トを含有する各ライブラリーを有する部分的組合わせライブラリーのセットまた
はキットを提供する。最終ライブラリーを、末端のサブユニットで出発して、段
階的に分解する。この逆戻り分析または演鐸の形態は、最終の分析工程にて達成
される、所望の生成物の合成を明確にする。構成されると、ライブラリーの全セ
ットを多くの種々のプロジェクトについて用いることができる。
かくして、第1の態様にて、本発明は、その各々が既知数のサブユニットより
構成されている種々のポリサブユニットを含有する第1の複数の容器からなるキ
ットを提供する。各サブユニットを1または2以上の結合によって結合させる;
サブユニットおよび結合は、各々、同一または異なるものとすることができる。
種々のポリサブユニットの各々は、異なる配列のサブユニットを有するが、一末
端にて同一の公知サブユニットを有する。容器は、各々、その末端で異なる公知
サブユニットを有するポリサブユニットを含有する。該キットは、さらには、そ
の各々が、前記した、既知の数より1少ないサブユニットから構成されている種
々のポリサブユニットを有する第2の複数の容器からなる。
このキットは、前記したように、スクリーンし、分解することができる組合わ
せライブラリーを形成する。第1および第2の複数の容器の数は同一または異な
っていてもよく、一般に、サブユニットを加えるポリサブユニットの末端は、各
セットの容器にて同一である。
好ましい具体例にて、該キットは、ポリサブユニット中に存在するサブユニッ
トの数が、既知の数から2または3あるいはそれ以上を減じた数である、さらな
る複数の容器からなっていてもよい。かくして、複数の容器は、各々、ポリサブ
ユニット中にあるサブユニットの数にて他の複数の容器と区別される。最も好ま
しくは、複数の容器の各々のサブユニットの数は、1個づつ異なり、1個から既
知の数まである。前記したように、このようなキットは、逆戻り分析法を用い、
所望のポリサブユニットの配列を組織的に同定するのに有用である。
前記したように、該ポリサブユニットは所望の一連のサブユニットより形成さ
れ、各工程でのこれらのポリサブユニットを含有する容器の数は、加えられる各
サブユニットと異なるようにすることができる。したがって、前記したように、
一の工程にて10個のアミノ酸を組み入れ、別の工程にて2または3個の炭水化
物を、次の工程にて20個のアミノ酸を組み入れてもよい。サブユニットの添加
工程についても、また各工程で加えることのできるサブユニットの選択について
も何ら制限はない。キットが有用であるために必要なことは、そのキットがそれ
らのポリサブユニット中に存在するサブユニットの数の配列的に異なっているポ
リサブユニットを含有する一連の容器からなることである。該キットにおける最
終の複数の容器は、溶液中に遊離しているか、または固体支持体に結合した第1
のサブユニットだけを含有するであろう。
関連する態様において、本発明は、前記の工程に従うキットの構成方法、およ
び前記したキットのスクリーン法を提供する。
詳細には、本発明は、所望の化合物を同定するのに有用なキットの構成方法で
あって、(a)その各々が1または2以上の結合により結合された既知数のサブ
ユニットより構成されている異なるポリサブユニットを含有する第1の複数の容
器を得る工程;サブユニットおよび結合は、各々、同一または異なるものとする
ことができ、異なるポリサブユニットは、各々、異なる配列のサブユニットを有
するが、ポリサブユニットの一端で同一の公知のサブユニットを有する;容器は
、各々、その末端で異なる公知のサブユニットを有するポリサブユニットを含む
;(b)各容器からの異なるポリサブユニットのアリコートを合して混合物を形
成させる工程;この場合、アリコートは各容器中の全含量よりも少量である;(
c)その混合物を第2の複数の容器に分ける工程;および(d)さらなるサブユ
ニットを、第2の複数の容器中の各ポリサブユニットに結合させる工程;この場
合、該サブユニットは第2の複数の容器の各々について異なることからなる方法
を提供する。
好ましい具体例において、該方法はさらに、第2の複数の容器について、工程
(a)ないし(d)を繰り返すか;または工程(a)ないし(d)を複数回を繰
り返すことからなる。
関連する態様において、本発明は、所望の化合物の同定方法であって、(a)
前記のキットを得、第1の複数の容器をスクリーンして検定にて所望の活性を有
する容器を同定し、それにより第1の公知のサブユニットを同定し;および(b
)第1の公知のサブユニットを第2の複数の容器中の異なるポリサブユニットの
各々の内容物のアリコートの末端に結合させる工程からなる。
好ましい具体例において、該方法は、さらには、検定にて所望の活性に対する
第1の公知のサブユニットを有する異なるポリサブユニットをスクリーンし、そ
れにより第2の公知のサブユニットを同定するか;または工程(a)ないし(b
)を数回繰り返すことからなる。
本発明の他の特徴および利点は、その好ましい具体例の以下の記載および請求
の範囲より明らかである。
好ましい具体例の記載
第1に図面を簡単に説明する。図面
:
図1は組合わせライブラリーの分割プール合成を示す。
図2は組合わせライブラリーのメンバーの配列を決定するための解明(de-con
volution)経路の利用を示す。
図3はペンタペプチドライブラリーの解明を示す。
図4はβ−エンドルフィン抗体に最も強く結合したペンタペプチドの配列を決
定するための、β−エンドルフィン抗体と反応するライブラリー産物のプールの
修正した吸光度を示す。
出願人は、ライブラリーの有用なシリーズまたはキットが、ポリサブユニット
を種々のサブユニットから段階的に合成することにより構成されうることを決定
した。これらのライブラリーならびにその合成法および使用法は、通常、標準L
−またはD−アミノ酸より形成されるペプチドを用いる使用に適しているが、当
業者であれば他のサブユニットおよび共有結合、イオン結合または配位結合以外
の結合を用いて最終ポリサブユニットを形成させることができ、それをどのよう
な標準検定においてもスクリーンしうることを認識するであろう。これらの合成
プロトコルおよび検定は当業者にとって周知であり、本明細書にて繰り返して記
載することを要しない。ラムらの前掲書類、およびハクテンらの前掲書類を参照
し、そのすべてを出典明示により本明細書の一部とする。本発明の方法およびキ
ットの一例を以下に示す。この例は本発明を限定するものではなく、当業者であ
れば(前記したように)他の均等な方法、合成および分析を用いることができる
ことを容易に認識するであろう。実施例
本明細書中に提案されている方法は、組合わせ合成を基礎とし、あらゆる物質
の利用を効果的にする。第1工程は、10個のサブユニット、A〜Jを10個の
カラム中の固体支持体に付着させることである。この物質の6分の1を、A、B
、...Jで示される形態にて確保し;まだ固体支持体に付着している残りをプ
ールし、10個のカラムに分け、10の同種の合成を行い、XA、XB、...
XJを得る。この物質の5分の1をこの形態にて確保し、組合わせ合成を繰り返
し、10個のポリサブユニットXXA、XXB、...XXJを得る。4分の1
を確保し、4回目の残りを組合わせ合成によってその残りに加え、ポリサブユニ
ットXXXA、XXXB、...XXXJを得る。これらのポリサブユニットの
3分の1を確保した後、合成の最終組合わせ工程を終了し、その物質をカラムか
ら取り出し、XXXXA、XXXXB、...XXXXJを含有する10個の溶
液を得る。これらの物質を検定する。
陽性の検定結果が、構造XXXXCのポリサブユニットを含有するーの容器で
得られる(すなわち、Cがペンタサブユニットにおいける5番目の位置での臨界
的サブユニットである)ならば、実験者は前の工程で確保したカラムに戻り、各
アリコートにCを添加し、10個の溶液、XXXAC、XXXBC、...XX
XJCを得る。再度、これらを試験する。陽性の検定結果が、XXXECで得ら
れる(すなわち、Eがペンタサブユニットにおける4位での臨界的サブユニット
である)ならば、実験者は前の部分ライブラリーに戻り、E+Cを10個すべ
てに添加し、XXAEC、XXBEC、...XXJECを得ることによりその
工程を終える。すべての位置が特定されるまで、これらの工程を繰り返す。
すなわち、本質的に、各々がその最終ライブラリーよりも残基が一つ長い、一
連の部分組合わせライブラリーを製造する。最終ライブラリーを、末端の残基で
出発して段階的に分解する。この逆戻り一分析の形態は、所望の生成物の合成を
明確にすることができ、それは、実際には、だいたい最終工程にて達成される。
構成されると、ライブラリーの完全なセットを再び異なるプロジェクトに用いる
ことができる。
最終の合成工程がまた、所望の生成物の合成法を提供することは注目に値する
。物質および方法
溶媒. DMF(HPLCグレード)をバクスター(Baxter)より購入し、
さらに精製することなく用いる。CH2Cl2をフィッシャー・サイエンティッフ
ィック(Fisher Scientific)より購入し、使用前にCaH2で蒸留した。
操作. UV吸光度をヒューレット・パッカード(Hewlett−Packard)84
52Aダイオード・アレイ・スペクトロフォトメーターで測定した。遠心分離操
作はすべてエッペンドルフ(Eppendorf)5415C分離機で、10,000rpm
で1分間行った。
ペンタペプチドライブラリーの形成. ペプチドライブラリーを固相法によ
り手で合成した。すべての合成について、テンタゲル(tentagel)(TG)樹脂
が固体支持体であり、直径が90μmであった。ライブラリーを形成するのに用
いたアミノ酸は、Gly−FMOC、Leu−FMOC、Phe−FMOCおよびTyr
(tBu)−FMOCであった。アミノ酸はすべてHBTUおよびDIPEAの援
助によって結合させた。用いたテンタゲル、HBTU、DIPEAおよびアミノ
酸はノババイオケム(NovaBiochem)より購入した。テンタゲルを4個のガラス
製のフリット化フィルターバイアルに加え、DMFと一緒に振盪し、濾過した。
各バイアルに、ライブラリーのFMOC保護アミノ酸成分の一つ、HBTU、D
MFおよび20μlのDIPEAを加えた。4個のすべてのバイアルを1時間振
盪し、濾過し、DMFで洗浄した。無水酢酸のDMF中5%溶液(v/v)を各
バイアルに加え、20分間振盪し、結合していないいずれの遊離アミノ酸基にも
キャップを付した。ついで、そのビーズを濾過し、DMF(2x)およびCH2
Cl2(2x)で洗浄し、真空オーブン(20mmHg、55℃)にて2時間乾燥
させた。およそ、75mg部のアミノ酸結合テンタゲルビーズを各バイアルより
取り出し、ペプチド長および結合した最後のアミノ酸の同一性を明示するように
標識化した。また、約5mg部の樹脂を取り、前記のアミノ酸結合工程の完成度
を測定するためにFMOC脱保護試験を行った。残りの樹脂を合し、3:1(v
/v)のDMF/CH2Cl2中で30分間振盪し、ビーズを無作為化した。ビー
ズを等量(したがって、等モル)に4分割し、4つのガラス製のフリット化フィ
ルターバイアルに入れ、N−末端FMOC保護基を切断するために、DMF中2
0%ピペリジン(v/v)と一緒に10分間の振盪に2回付した。ビーズを濾過
し、DMF(3x)で洗浄し、ライブラリーの4個のアミノ酸成分の一と結合さ
せ、4個のジペプチドのプール、TG−Xaa−Gly−FMOC、TG−Xaa
−Leu−FMOC、TG−Xaa−Phe−FMOCおよびTG−Xaa−Tyr
(tBu)−FMOCを得た。次の工程;1)ペプチドを無水酢酸でキャップし、
2)75mg部の樹脂を貯蔵かつ標識化し、3)該ビーズを合し、無作為化し、
均等に分け、および4)その分けたものを、各々、FMOC保護アミノ酸と結合
させる工程を、第5の結合が形成されるまで繰り返した。この時点で、4個のペ
ンタペプチドライブラリーがある。これらのペンタペプチドライブラリーを、該
樹脂をTFA(ピアース(Pierce))と2時間混合することによりチロシン上の
t−ブチル保護基を切断した。該ビーズを濾過し、エタノール(2x)およびD
MF(2x)で洗浄した。ついで、該ビーズをDMF中20%ピペリジン(v/
v)と一緒に10分間で2回振盪し、N−末端FMOC基を切断した。ついで、
脱保護したビーズをDMF(3x)、CH2Cl2(2x)で洗浄し、真空オーブ
ン(20mmHg、55℃)中に一夜置き、残りの溶媒を蒸発させた。
エライザ操作. テンタゲル樹脂(〜3mg)含有のライブラリーをポリプ
ロピレン管に加えた。該管をPBS中3%BSA(w/v)およびPBS中0.
05%ツウィーン−20(シグマ(Sigma))(v/v)の1:1(v/v)遮
断溶液で被覆した。該管をPBS中1μg/mlのマウス抗−β−エンドルフィ
ンモノクローナル抗体(ベーリンガー・マンハイム(Boehringer Mannheim))
、PBS中3%BSAおよびPBS中0.05%ツウィーン−20からなる50
0μlの1:1:1(v/v/v)溶液と一緒に37℃で1時間インキュベート
した。管を遠心分離に付し、上澄をデカントした。該管を、繰り返し、PBS中
0.05%ツウィーン−20を添加し、該管を遠心分離に付し、上澄をデカント
することにより3回洗浄した。ついで、該管を、グルコースオキシダーゼ(カッ
ペル(Cappel)、PBS中3%BSAおよびPBS中0.05%ツウィーン−2
0の1:1(v/v)溶液で1000のファクターまで弱めた)に接合したヤギ
抗−マウス抗体(500μl)と一緒にインキュベートした。該管を、繰り返し
、PBS中0.05%ツウィーン−20を添加し、該管を遠心分離に付し、上澄
をデカントすることにより3回、そしてPBSを添加し、該管を遠心分離に付し
、上澄をデカントすることにより2回洗浄した。
25mlの0.1M Na3PO4(pH6.0)、3mlのH2O中20%グルコー
ス、200μlのホースラディッシュペルオキシダーゼ(0.1M Na3PO4中
0.1%、pH6.0)および200μlのABTS色素(0.1M Na3PO4中4
5mg/ml、pH6.0)を含有する顕色溶液を調製した。500μl部の顕色
溶液を該管に加え、UVの読み取りを行う前に、ペプチドライブラリーと1時間
反応させた。検定のUV測定では、900μlの0.1M Na3PO4(pH6.0
)をキュベットに入れ、ブランクとして測定し、ついで、100μlの顕色させ
た溶液を該キュベットに入れ、416nmでのUV吸光度をモニターした。
データ分析. ペンタペプチドライブラリーを検定する以外に、各エライザ
について、さらに陽性および陰性対照も同時に検定した。陽性対照は、独立して
合成したペンタペプチド、TG−Leu−Phe−Gly−Gly−Tyr−NH2であっ
た。陰性対照は、アセチル化テンタゲル(TG−Ac)であった。測定したUV
吸光度を、各検定管におけるTG−樹脂の重量差を考慮して標準化し、標準吸光
度を得た。416nmで測定された吸光度にTG−Ac(陰性対照)検定管にお
ける物質の質量を掛けることにより標準値を算定した。この値をペンタペプチド
ライブラリー管におけるTG−樹脂の質量で割り、標準吸光度を得た。陰性対照
の吸光度を標準吸光度より減じ、修正した吸光度を得た。
解明の初期の段階にて、陰性対照は、ライブラリーの読みよりもより高い吸光
度の読みを示した。このことはグラフ上に見られる零以下の吸光度の説明となる
。ライブラリーが限定されていくにつれて、負の修正吸光度は少なくなる。
アミノ酸結合の定量. DMFを既知量のGly−FMOCに100mlの容
量まで添加することにより、標準溶液を調製した。980μlのDMF中20%
ピペリジン(v/v)をブランクとしてスキャンした。20μlのGly−FMO
C溶液を該ブランクに加え、5分間撹拌し、スキャンした。ピペリジンによりF
MOC基を切断して形成されるピペリジン−ベンゾフルベン複合体は、302n
mに特徴的なUV吸光度のピークを有する。組合わせライブラリー合成の結合、
キャップおよび乾燥工程に付した後、各結合の終了度の測定を、既知量のテンタ
ゲル樹脂(通常、〜5mg)を各反応バイアルから取り、その試料を1ドラムバ
イアルに置くことにより行った。樹脂試料含有のバイアルを1000μlのDM
F中20%ピペリジンと一緒に15分間振盪した。該樹脂を底部に沈殿させ、1
00μlのピペリジン処理樹脂溶液を、予めキュベットに加え、ブランクとして
スキャンさせた、900μlのDMF中20%ピペリジンに加えた。302nm
でのUV吸光度を標準対照と比較し、アミノ酸の結合度を定量した。
解明操作の簡単な試験として、市販の抗−β−エンドルフィンモノクローナル
抗体に対してナノモル結合を示す、十分に研究されたペンタペプチド配列、Leu
−Phe−Gly−Gly−Tyr−NH2を含有するライブラリーをスクリーンに付す
実験が工夫された。5つの段階と、ロイシン、グリシン、フェニルアラニンおよ
びチロシンからなるアルファベットを有する合成組合わせペプチドライブラリー
をテンタゲル固体支持体に合成した。このライブラリーにおける分子の総数は45
(1024数)である。
FMOC保護アミノ酸のHBTUを有する固体支持体への結合は、各結合後に
なされるFMOC切断測定によれば、円滑かつ定量的に進行した。負荷容量(す
なわち、樹脂1グラム当たりのモル数)が略一定であり、ライブラリーの合成ま
たは解明にあるいかなる段階であっても、問題はないと仮定できるため、結合が
定量であることは有利なことである。
β−エンドルフィン抗体に対する結合検定を、テンタゲル樹脂に結合して残っ
ているペプチドライブラリーを用いて行った。解明の順序はスキーム3を示す図
3にて図面で理解することができ、各ラウンドに対する修正された吸光度を図4
に示す。ペンタペプチドライブラリーの4つのプール(N−末端アミノ酸だけが
限定されている)にて、TG−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Tyrが明らか
に最も強い吸光度を示した。これより、ペンタペプチド組合わせライブラリーを
形成する間に貯蔵され、かつ標識化された、4個のテトラペプチドライブラリー
、TG−Xaa−Xaa−Xaa−Gly−FMOC、TG−Xaa−Xaa−X
aa−Leu−FMOC、TG−Xaa−Xaa−Xaa−Phe−FMOCおよび
TG−Xaa−Xaa−Xaa−Tyr−FMOCをTyr−FMOCと結合させた
。TG−Xaa−Xaa−Xaa−Gly−Tyr、TG−Xaa−Xaa−Xaa
−Leu−Tyr、TG−Xaa−Xaa−Xaa−Phe−TyrおよびTG−Xaa
−Xaa−Xaa−Tyr−Tyrのプールのうち、TG−Xaa−Xaa−Xaa
−Gly−Tyrが明らかに最も強い結合を示した。この解明法を繰り返し、TG−
Xaa−Xaa−Gly−Gly−Tyrがβ−エンドルフィン抗体への最も優れた結
合体であると推論した。第4のアミノ酸について試験した場合、明らかに優れた
アミノ酸は得られなかった。天然エピトープを抗体に結合させる配列、TG−X
aa−Phe−Gly−Gly−Tyrが最も強い結合体であった。しかし、TG−Xa
a−Leu−Gly−Gly−Tyrもまた抗体に対して有意な結合を示した。事実、L
eu−Gly−Gly−TyrならびにPhe−Gly−Gly−Tyrは、組合わせ合成の第1
工程より貯蔵された単結合テンタゲルライブラリーへの結合を保証するのに十分
であった。
最終の分析において、TG−Leu−Phe−Gly−Gly−Tyrである天然のエピ
トープが最も強力な結合体であった。さらに、他のより弱い結合体が推論され、
TG−Phe−Phe−Gly−Gly−TyrおよびTG−Leu−Leu−Gly−Gly−T
yrもまたβ−エンドルフィン抗体に対して有意な結合を示した。
解明の繰り返し法は多くの利点を有する。単にペプチドまたはオリゴヌクレオ
チドライブラリーだけでなく、種々の化学ライブラリーも繰り返して特定するこ
とができる。コードしたライブラリーに対する繰り返し解明の利点は、脱コード
標識(decoding tag)の使用を回避できることである。このことは、脱コード標
識がライブラリー構成員のレセプターへの結合に関与しているのではないかとい
う問題を回避する。さらに、繰り返し法は、レセプターに結合したライブラリー
構成員の配列決定または脱コードに依存していないため、該方法は、ライブラリ
ーの活性構成員を特定する感受性の問題も回避する。
分割プール(split pool)法による組合わせライブラリーの製造は煩わしい工
程である。組合わせ合成の各工程に沿ってサブライブラリーを標識化することに
より、一のライブラリーだけを分割プール法により製造させる必要がある。この
ことは、オリゴヌクレオチドライブラリーのような高度に自動化された方法にて
合成されるライブラリーの製造では、大きな利点があるわけではないが、スモー
ル分子のライブラリーのような未だ自動操作されていない他のライブラリーの合
成において、本発明の繰り返し法は、今までの繰り返し法についての分割プール
ライブラリーの製造に関与する多くの時間および労働を回避するものである。
他の具体例も後記する請求の範囲の範囲内にある。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G
B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK
,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,
NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S
K,TJ,TT,UA,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.各々が1または2以上の結合により結合された既知数のサブユニットから 構成されている異なるポリサブユニットからなる第1の複数の容器であって、該 サブユニットおよび結合が、各々、同一または異なっていてもよく、該異なるポ リサブユニットが、各々、異なる配列のサブユニットからなるが、ポリサブユニ ットの一端で同一の公知のサブユニットを有し、該第1の複数の容器の各々が該 末端で異なる公知のサブユニットを有するポリサブユニットからなる、第1の複 数の容器と、 各々が1または2以上の結合により結合されたその既知数より1つ少ない数の サブユニットから構成されている異なるポリサブユニットからなる第2の複数の 容器であって、該サブユニットおよび結合が、各々、同一または異なっていても よく、該異なるポリサブユニットが、各々、異なる配列のサブユニットからなる が、該ポリサブユニットの一端で同一の公知のサブユニットを有し、該第2の複 数の容器の各々が該末端で異なる公知のサブユニットを有するポリサブユニット からなる、第2の複数の容器とからなることを特徴とするキット。 2.該キットがさらにその既知数より2つ少ないサブユニットから構成される 異なるポリサブユニットからなる第3の複数の容器からなる請求項1記載のキッ ト。 3.該キットがさらにその既知数より3つ少ないサブユニットから構成される 異なるポリサブユニットからなる第4の複数の容器からなる請求項1記載のキッ ト。 4.該キットが異なるポリサブユニットからなるさらなる複数の容器からなり 、該複数の容器が、各々、一の該ポリサブユニット中に存在するサブユニットの 数にて該別の複数の容器と区別される請求項1記載のキット。 5.該さらなる複数の容器が、その既知数より2つ少ないサブユニットから1 個のサブユニットまでを有することにより、別の複数の容器と異なるポリサブユ ニットを有する請求項4記載のキット。 6.所望の化合物を同定するのに有用なキットの構成方法であって、 (a)その各々が1または2以上の結合により結合された既知数のサブユニッ トより構成されている異なるポリサブユニットからなる第1の複数の容器を得る 工程であって、該サブユニットおよび結合が、各々、同一または異なるものとす ることができ、該異なるポリサブユニットが、各々、異なる配列のサブユニット を有するが、ポリサブユニットの一端で同一の公知のサブユニットを有し、該容 器が、各々、その末端で異なる公知のサブユニットを有するポリサブユニットか らなる工程、 (b)該容器の各々からの該異なるポリサブユニットのアリコートを合して混 合物を形成させ、ここにアリコートは各容器中の全含量よりも少量である工程、 (c)該混合物を第2の複数の容器に分ける工程、および (d)さらなるサブユニットを、該第2の複数の容器中の各々の該ポリサブユ ニットに結合させ、ここに該サブユニットは該第2の複数の容器の各々について 異なることからなる工程 からなることを特徴とする方法。 7.さらに、該第2の複数の容器について該工程(a)ないし(d)を繰り返 すことからなる請求項6記載の方法。 8.工程(a)ないし(d)を数回繰り返すことからなる請求項7記載の方法 。 9.所望の化合物の同定方法であって、 (a)請求項1に記載のキットを得、第1の複数の容器をスクリーンして検定 にて所望の活性を有する容器を同定し、それにより第1の公知のサブユニットを 同定する工程;および (b)該第1の公知のサブユニットを該第2の複数の容器中の該異なるポリサ ブユニットの各々の内容物のアリコートの末端に結合させる工程 からなることを特徴とする方法。 10.さらに、該検定にて所望の活性に対する該第1の公知のサブユニットか らなるその異なるポリサブユニットをスクリーンし、それにより第2の公知のサ ブユニットを同定することからなる請求項9記載の方法。 11.工程(a)および(b)を数回繰り返すことからなる請求項9記載の方 法。 12.工程(a)および(b)を数回繰り返すことからなる請求項10記載の 方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16896693A | 1993-12-15 | 1993-12-15 | |
US08/168,966 | 1993-12-15 | ||
PCT/US1994/008542 WO1995016918A1 (en) | 1993-12-15 | 1994-07-26 | Combinatorial libraries and methods for their use |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09506611A true JPH09506611A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=22613731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7516736A Ceased JPH09506611A (ja) | 1993-12-15 | 1994-07-26 | 組合わせライブラリーおよびその使用法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0734530B1 (ja) |
JP (1) | JPH09506611A (ja) |
AT (1) | ATE160223T1 (ja) |
AU (1) | AU7552394A (ja) |
DE (1) | DE69406806D1 (ja) |
SG (1) | SG48166A1 (ja) |
WO (1) | WO1995016918A1 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69430727T2 (de) | 1993-07-26 | 2003-03-06 | Innovasive Devices, Inc. | Greifereinrichtung für nahtmaterial |
DE69705838T2 (de) | 1996-04-24 | 2002-04-11 | Medivir Uk Ltd., Cambridge | Substrate und inhibitoren von proteolytischen enzymen |
CZ20004794A3 (cs) | 1998-06-24 | 2001-08-15 | Aventis Pharmaceuticals Products, Inc. | Fluorfenylové sloučeniny vázané k polymernímu nosiči |
DE69940430D1 (de) | 1998-06-24 | 2009-04-02 | Illumina Inc | Dekodierung von matrixartig-angeordneten Sensoren durch Mikropartikel |
US20040009535A1 (en) | 1998-11-27 | 2004-01-15 | Celltech R&D, Inc. | Compositions and methods for increasing bone mineralization |
MX343200B (es) | 1998-11-27 | 2016-10-19 | Ucb Pharma Sa | Composiciones y metodos para aumentar la mineralizacion ósea. |
US20060275782A1 (en) | 1999-04-20 | 2006-12-07 | Illumina, Inc. | Detection of nucleic acid reactions on bead arrays |
US6544732B1 (en) | 1999-05-20 | 2003-04-08 | Illumina, Inc. | Encoding and decoding of array sensors utilizing nanocrystals |
US8481268B2 (en) | 1999-05-21 | 2013-07-09 | Illumina, Inc. | Use of microfluidic systems in the detection of target analytes using microsphere arrays |
ATE542916T1 (de) | 1999-08-18 | 2012-02-15 | Illumina Inc | Methoden zur erzeugung von oligonukleotidlösungen |
US7361488B2 (en) | 2000-02-07 | 2008-04-22 | Illumina, Inc. | Nucleic acid detection methods using universal priming |
DE60136166D1 (de) | 2000-02-07 | 2008-11-27 | Illumina Inc | Nukleinsäure-nachweisverfahren mit universellem priming |
US6812005B2 (en) | 2000-02-07 | 2004-11-02 | The Regents Of The University Of California | Nucleic acid detection methods using universal priming |
US7582420B2 (en) | 2001-07-12 | 2009-09-01 | Illumina, Inc. | Multiplex nucleic acid reactions |
EP1257668B1 (en) | 2000-02-16 | 2008-10-29 | Illumina, Inc. | Parallel genotyping of multiple patient samples |
ATE405586T1 (de) | 2001-05-08 | 2008-09-15 | Darwin Molecular Corp | Verfahren zur regulierung der immunfunktion in primaten unter verwendung des foxp3-proteins |
EP2258724A1 (en) | 2002-11-21 | 2010-12-08 | Celltech R & D, Inc. | Modulating immune responses using multimerized anti-CD83 antibodies |
WO2008067196A2 (en) | 2006-11-16 | 2008-06-05 | The Regents Of The University Of California | Methods for identifying inhibitors of solute transporters |
US20110015239A1 (en) | 2007-12-14 | 2011-01-20 | The Regents Of The University Of California | Inhibitors of calcium-activated chloride channels |
TWI492951B (zh) | 2007-12-31 | 2015-07-21 | Baxter Int | 表現人類凝血因子的基因轉殖非人類動物及其用途 |
WO2013063530A2 (en) | 2011-10-28 | 2013-05-02 | Presage Biosciences, Inc. | Methods for drug delivery |
CA3217862A1 (en) | 2021-05-05 | 2022-11-10 | Radius Pharmaceuticals, Inc. | Animal model having homologous recombination of mouse pth1 receptor |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5650489A (en) * | 1990-07-02 | 1997-07-22 | The Arizona Board Of Regents | Random bio-oligomer library, a method of synthesis thereof, and a method of use thereof |
AU668347B2 (en) * | 1990-11-21 | 1996-05-02 | Torrey Pines Institute For Molecular Studies | Synthesis of equimolar multiple oligomer mixtures, especially of oligopeptide mixtures |
US5573905A (en) * | 1992-03-30 | 1996-11-12 | The Scripps Research Institute | Encoded combinatorial chemical libraries |
-
1994
- 1994-07-26 EP EP94925706A patent/EP0734530B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-26 WO PCT/US1994/008542 patent/WO1995016918A1/en active IP Right Grant
- 1994-07-26 AU AU75523/94A patent/AU7552394A/en not_active Abandoned
- 1994-07-26 SG SG1996007530A patent/SG48166A1/en unknown
- 1994-07-26 DE DE69406806T patent/DE69406806D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-26 AT AT94925706T patent/ATE160223T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-07-26 JP JP7516736A patent/JPH09506611A/ja not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE160223T1 (de) | 1997-11-15 |
EP0734530B1 (en) | 1997-11-12 |
DE69406806D1 (de) | 1997-12-18 |
AU7552394A (en) | 1995-07-03 |
EP0734530A1 (en) | 1996-10-02 |
WO1995016918A1 (en) | 1995-06-22 |
SG48166A1 (en) | 1998-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5807683A (en) | Combinatorial libraries and methods for their use | |
JPH09506611A (ja) | 組合わせライブラリーおよびその使用法 | |
Salmon et al. | Discovery of biologically active peptides in random libraries: solution-phase testing after staged orthogonal release from resin beads. | |
Erb et al. | Recursive deconvolution of combinatorial chemical libraries. | |
US5541061A (en) | Methods for screening factorial chemical libraries | |
US5182366A (en) | Controlled synthesis of peptide mixtures using mixed resins | |
Lebl et al. | One‐bead–one‐structure combinatorial libraries | |
Schmidt et al. | Molecular interaction between the Strep-tag affinity peptide and its cognate target, streptavidin | |
Lam et al. | A new type of synthetic peptide library for identifying ligand-binding activity | |
US5539083A (en) | Peptide nucleic acid combinatorial libraries and improved methods of synthesis | |
US5738996A (en) | Combinational library composition and method | |
US5646285A (en) | Combinatorial non-peptide libraries | |
Rothbart et al. | Peptide microarrays to interrogate the “histone code” | |
EP0642669B1 (en) | Peptide sub-library kits | |
US5891737A (en) | Combinatorial non-peptide libraries | |
Meldal et al. | Direct visualization of enzyme inhibitors using a portion mixing inhibitor library containing a quenched fluorogenic peptide substrate. Part 1. Inhibitors for subtilisin Carlsberg | |
Lam et al. | A one-bead one-peptide combinatorial library method for B-cell epitope mapping | |
CN1038034C (zh) | 肽模拟物的快速合成和筛选 | |
JP2003522961A (ja) | セグメント合成 | |
JPH09508355A (ja) | 組合せ化合物ライブラリーの製法 | |
JPWO2002090985A1 (ja) | ペプチド固定化基板及びそれを用いた標的タンパク質の測定方法 | |
Eichler | Synthetic peptide arrays and peptide combinatorial libraries for the exploration of protein-ligand interactions and the design of protein inhibitors | |
Kunys et al. | Specificity Profiling of Protein‐Binding Domains Using One‐Bead‐One‐Compound Peptide Libraries | |
Liu et al. | Design, synthesis, and application of OB2C combinatorial peptide and peptidomimetic libraries | |
Li et al. | Specific electrostatic molecular recognition in water |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A313 | Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313 Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313 Effective date: 20040316 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |