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JPH09505822A - L−アルギニン、l−オルニチン又はl−シトルリン及びこれらの物質の局所用調製物類の使用 - Google Patents

L−アルギニン、l−オルニチン又はl−シトルリン及びこれらの物質の局所用調製物類の使用

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Publication number
JPH09505822A
JPH09505822A JP7515400A JP51540094A JPH09505822A JP H09505822 A JPH09505822 A JP H09505822A JP 7515400 A JP7515400 A JP 7515400A JP 51540094 A JP51540094 A JP 51540094A JP H09505822 A JPH09505822 A JP H09505822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
preparations
arginine
salts
ornithine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7515400A
Other languages
English (en)
Inventor
ヨアヒム エネン,
ゲルハルト ザウアーマン,
フランツ シユテプ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beiersdorf AG
Original Assignee
Beiersdorf AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beiersdorf AG filed Critical Beiersdorf AG
Publication of JPH09505822A publication Critical patent/JPH09505822A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 神経感覚的症状の予防及び/又は治療のための、必要な場合には葉酸又はその塩類及び/又はフラビン類の群から選ばれる1種類以上の化合物の添加を伴った、L−アルギニン、L−オルニチン及びL−シトルリン又はそれらの塩類、酸付加塩類、エステル類又はアミド類の群から選ばれる1種類以上の化合物の使用が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 L−アルギニン、L−オルニチン又はL−シトルリン及びこれらの物質の局所用 調製物類の使用 本発明はL−アルギニン、L−オルニチン及び/又はL−シトルリンの使用並 びにこれらの活性成分を含有する、美容的及び皮膚科学的局所用調製物類の使用 に関する。 表皮は神経並びに、ファーター−パチーニ(Vater-Pacini)小体、メルケル( Merkel)細胞−軸索複合体及び、痛覚、冷感及び温感及び掻痒感のための遊離神 経末端のような末梢受容体を多数備えている。 過敏性の又は傷付きやすい皮膚をもつヒトにおいては、「刺激(stinging)」( 「刺激する」=傷付ける、ずきずきさせる、痛みを引き起こす)の語により表さ れる神経感覚的症状が認められる。この「過敏性皮膚」は、肥厚化し、硬化した 角質層をもつ「乾燥皮膚」とは根本的に異なる。 過敏性皮膚における「刺激(stinging)」の典型的な反応は皮膚の赤化、つっぱ り及びずきずきする痛み及びまた掻痒感である。 アトピー性皮膚の掻痒感、及びまた皮膚障害の掻痒感は更に重症の神経感覚的 症状とみなすことができる。 従って、神経感覚的症状を予防するかあるいはそれらが発生した後ではそれら を軽減するか又は早急に沈静化させる、すなわち予防及び/又は治療に適した、 活性成分及びそれらの活性成分の局所用調製物類を開発することが本発明の目的 であった。 「刺激」の症状は美容的に処置されるべき障害とみなすことができる。他方、 重篤な掻痒感、特にアトピーにおいて発生する重篤な掻痒感はまた、比較的重篤 な皮膚科学的障害と称することができる。 これらの目的は、適宜な場合には葉酸もしくはその塩類及び/又はフラビン類 の群から選ばれた1種類以上の化合物を添加した、L−アルギニン、L−オルニ チン及びL−シトルリン又はそれらの塩類、酸付加塩類、エステル類又はアミド 類からなる群から選ばれる1種類以上の化合物の、神経感覚的症状の予防及び/ 又は治療のための使用により達成される。 それらは好ましくは皮膚の神経感覚的症状、特に「刺激」又はアトピー(神経 皮膚炎)、の予防及び/又は治療のために使用される。 本発明はまた、本発明による活性成分を含有する美容的及び皮膚科学的局所用 調製物類の、神経感覚的症状の予防及び/又は治療のための使用に関する。 本発明による活性成分並びに本発明によるアルギニン、シトルリン、オルニチ ン、葉酸及びフラビン類の活性含有物類を含む美容的又は皮膚科学的調製物が、 神経感覚的症状の予防及び治療に著しく適切であることは、当業者には予知する ことができなかった。 L−アルギニン、L−オルニチン及びL−シトルリンの好ましい塩類は水溶性 の塩類、例えばナトリウム、カリウム及びアンモニウム塩類である。これはまた 酸付加塩類にも適用される。適切な酸付加塩類は無機及び有機酸類から得られる 。好ましい酸塩類は塩酸塩類、硫酸塩類、酢酸塩類、カプリル酸塩類又はクエン 酸塩類である。 これらの化合物の適切なエステル類は例えば、短鎖及び中程度の鎖長をもつア ルコール類、好ましくはモノアルコール類、しかし特にはメタノール、エタノー ル又はプロパノールにより生成されるエステル類である。エチルエステル類が好 ましい。 好ましいアミド類は短鎖及び中程度の鎖長をもつモノ−及びジアルキルアミド 類である。 前記の置換体のアルキル類は例えば12個までの、好ましくは6個までの炭素 原子類を含有する。 本発明によるL−アルギニン及び/又はその誘導体類を含有する、活性成分の 組み合わせ物類及び局所用調製物類が特に好ましい。 L−アルギニン及びその誘導体類はまた特に良好な皮膚浸透力により特徴付け られる。 本発明によるアミノ酸類及び/又はそれらの誘導体類は好ましくは、本発明に よる美容的及び皮膚科学的調製物類中に、それぞれ総調製物量を基にして0.0 1から30重量%、特に好ましくは0.01から10重量%、特には0.1−7 .5重量%の量で含有される。L−アルギニン、オルニチン及びシトルリン及び それらの誘導体類は単独でも組み合わせても使用することができるが、その際調 製物類は特に好ましくは、L−アルギニンを総調製物量を基にして、1から10 重量%の量で含有する。 特に適切な葉酸の塩類は水溶性の塩類、特にナトリウム、カリウム及びアンモ ニウム塩類である。 フラビン類の群の好ましい化合物は、フラビンアデニンジヌクレオチド(FA D)又はフラビンモノヌクレオチド(FMN)である。 葉酸又はその塩類及び/又はフラビン類は好ましくは、それぞれ該調製物の総 重量を基にして0.0001から5重量%、特には0.01から1.5重量%の 量で本発明による調製物類中に含有される。 本発明による美容的又は皮膚科学的局所用調製物類はそれ自体通常使 用されている調製基材類を基礎にすることができ、そして皮膚科学的治療又は保 護用化粧品類の意味における処置、の意味で皮膚の処置のために使用することが できる。 更に、本発明による活性成分を抗酸化剤類と組み合わせると特に好都合な調製 物類が得られる。 該活性成分及びアルギニン、オルニチン又はシトルリンの活性含有物及び前記 のコファクター類との組み合わせ物類又は前記の抗酸化剤類との組み合わせ物類 が、神経感覚性過敏症及び掻痒症を軽減させるであろうことは予知されていなか った。更に、それらが皮膚に適合性のある製品類をもたらしたり又はそれらの製 品類の適合性を増強しそして、健康な皮膚においては皮膚自身の微生物叢を阻害 しないであろうことも予知されていなかった。 こうして上記目的は達成される。 「刺激」もしくは「過敏性皮膚」の術語に関連する、典型的で面倒な神経感覚 的症状は、皮膚の赤化、ちくちくする痛み、ヒリヒリする痛み、つっぱり及びず きずきする痛み及び掻痒感である。それらは刺激性の周囲からの条件、例えばマ ッサージ、界面活性剤の作用、日光、寒さ、乾燥、しかしまた湿潤高温のような 天候の影響、熱光線及びUV光線(例えば太陽からの)により引き起こされる可 能性がある。 驚くべきことに、本発明によると過敏性の皮膚の症状及び例えばアトピーにお けるような皮膚疾患の掻痒感が軽減されるか又は予防される。 本発明による抗酸化剤類は、好都合には、通常の美容的及び皮膚科学的抗酸化 剤類の群から、特に、トコフェロール類及びそれらの誘導体類、特にα−トコフ ェロール及びα−トコフェリルエステル類、特に酢酸α −トコフェリル、更にゴマ油、没食子酸メチル、エチル、プロピル、アミル、ブ チル及びラウリルのような胆汁酸誘導体類、ベンゾインの安息香酸コニフェリル 、ノルジヒドログアヤレチン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキ シトルエン、アスコルビン酸、クエン酸、リン酸、レシチン、トリヒドロキシブ チロフェノン、カロテン類、ビタミンA及びその誘導体類、特にパルミチン酸レ チニル、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、チオジプロピオン酸ジラ ウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、クエン酸モノイソプロピル、チオジ プロピオン酸、EDTA及びEDTA誘導体類、システイン、グルタチオン及び エステル類、尿酸、リポ酸及びエステル類、デルタ−アミノレブリン酸のような 重金属錯体生成物質及びフィチン酸からなる群から選ぶことができる。 本発明による美容的又は皮膚科学的調製物類は好ましくは、抗酸化剤類の群か らの1種類以上の物質を、該調製物の総重量を基にして0.01から10重量% 、しかし特には0.1から6重量を含有する。 本発明による抗酸化剤類を、トコフェロール類及びそれらの誘導体類の群から 選ぶことが好ましい。 更に、該調製物類はまた好都合には尿素を含有する。該尿素の含量は例えば、 それぞれ該調製物類の総重量を基にして、0.01−30重量%、特には0.1 −10重量%である。 使用に際し、該調製物類は美容的又は皮膚科学的薬剤にとって通常の方法で適 量を皮膚に投与する。 特に好ましい調製物類は、皮膚及び手の保護用調製物類、日焼け止め及び日焼 け後用調製物類、皮膚の保護機能をもつ洗浄及びシャワー用調 製物類である。 本発明による皮膚科学的及び美容的調製物類は種々の形態で存在することがで きる。従って、例えば、水性、アルコール性又は水性−アルコール性溶液類、水 中油(O/W)型のエマルション類、油中水(W/O)型のエマルション類、例 えば水中油中水(W/O/W)型の複エマルション類、ゲル剤類、ヒドロ分散物 類、固形スティック剤類又はエアゾール類が前記活性成分の組み合わせ物類を含 有することができる。 本発明による局所用調製物類は、乳化剤類及び保存剤類のような通常の補助剤 類を含有することができる。 好ましい美容的及び皮膚科学的調製物類はまた日焼け止め剤の形態で存在する 調製物である。これらは好都合には更に少なくとも1種類のUVAフィルター及 び/又は少なくとも1種類のUVBフィルター及び/又は少なくとも1種類の無 機顔料を含有する。 しかし、日光被曝後に皮膚に使用されるこれらの調製物類、すなわち日焼け後 用製品類は非常に好都合である。このような調製物類の場合に、更にUVフィル ター物質類を使用するべきかどうかは当業者の随意である。 UV光線からの皮膚の防護のための本発明による美容的調製物類は、例えばこ の種類の調製物に通常使用されているような種々の形態で存在することができる 。従ってそれらは例えば、水性、アルコール性又は水性−アルコール性溶液、油 中水(W/O)型又は水中油(O/W)型のエマルション、あるいは例えば水中 油中水(W/O/W)型の複エマルション、ゲル剤、ヒドロ分散物、固形スティ ック剤又は代替的にエアゾール剤にすることができる。 本発明による局所用調製物類はこのような調製物中に通常使用されるような化 粧品補助剤類、例えば保存剤類、殺菌剤類、香料類、発泡抑制剤類、着色剤類、 着色作用を有する顔料類、増粘剤類、界面活性物質類、乳化剤類、柔軟化物質類 、増湿剤類及び/又は保湿物質類、脂肪類、油類、ワックス類あるいは、アルコ ール類、ポリオール類、ポリマー類、気泡安定剤類、電解質類、有機溶媒類又は シリコーン誘導体類のような、化粧品調製物のその他の従来の成分を含有するこ とができる。 該美容的又は皮膚科学的調製物が溶液又はローションである場合、下記の物質 を溶媒類として使用することができる: − 水又は水溶液類 − カプリン酸又はカプリル酸のトリグリセリド類のような油類、しかし好まし くはヒマシ油; − 脂肪類、ワックス類及びその他の天然の及び合成の脂肪物質類、好ましくは 低C数アルコール類、例えば、イソプロパノール、プロピレングリール又はグリ セロールと脂肪酸類とのエステル類、あるいは低C数のアルカン酸類と又は脂肪 酸類との脂肪酸アルコール類のエステル類; − 低C数のアルコール類、ジオール類又はポリオール類、並びにそれらのエー テル類、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グ リセロール、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモノ ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブ チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル及 び類似製品。 特に前記の溶媒類の混合物類が使用される。アルコール性溶媒類の場合には、 水を更なる成分にすることができる。 例えば日焼け止めクリーム、日焼け止めローション又は日焼け止め乳剤の形態 の、本発明によるエマルション類は好都合であり、そして例えば、前記の脂肪類 、油類、ワックス類及びその他の脂肪物質類、並びに水及びこのような種類の調 製物に通常使用されるような乳化剤を含有する。 皮膚の治療及び保護のための美容的及び皮膚科学的調製物類はゲル剤類として 存在することができ、それらは、この目的のために通常使用されている活性化合 物類及び溶媒類の他に、更に有機増粘剤類、例えばアラビアガム、キサンタンガ ム、アルギン酸ナトリウム、セルロース誘導体類、好ましくはメチルセルロース 、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、又は無機増粘剤類、例 えば、ベントナイト類のようなケイ酸アルミニウム類、又はポリエチレングリコ ールとステアリン酸もしくはジステアリン酸ポリエチレングリコールとの混合物 、を含有する。該増粘剤は該ゲル剤中に例えば、0.1と30重量%の間、好ま しくは0.5と15重量%の間の量で含有される。 本発明によるゲル剤類は通常、低C数のアルコール類、例えばエタノール、イ ソプロパノール、1,2−プロパンジオール、グリセロール、及び水又は、1種 類の増粘剤の存在下で前記の油を含有し、その増粘剤は油性−アルコール性ゲル 剤類の場合には好ましくはシリカ又はケイ酸アルミニウムであり、そして水性− アルコール性もしくはアルコール性ゲル剤類の場合には好ましくはポリアクリレ ートである 。 ヒドロ分散物類は、外部の水性(連続的)相中の、内部の流体、半固体又は固 体(不連続的)脂質相の分散物である。 しかし、類似の相の様態により特徴付けられるO/Wエマルション類と対照的 に、ヒドロ分散物類は本質的に乳化剤類を含まない。その他の点ではエマルショ ン類に類似しているヒドロ分散物類は準安定性の系でありそして2種類の凝集し た離散相の状態に転移する傾向がある。エマルション類においては、適宜な乳化 剤の選択が相の分離を阻止する。 外部の水性相中の流体脂質相のヒドロ分散物類中では、このような系の安定性 は、例えば、その中で脂質滴類が安定な様態で懸濁している水性相中にゲル構造 を形成することにより確保することができる。 本発明による固形スティック剤類は例えば天然の又は合成のワックス類、脂肪 酸アルコール類又は脂肪酸エステル類を含有することができる。口唇保護用ステ ィック剤類が好ましい。 エアゾール容器から噴霧することができる、本発明による美容的又は皮膚科学 的調製物に適した噴射剤類は通常知られている、揮発しやすい液化噴射剤類、例 えば、それら単独でも又は相互の混合物としても使用することができる炭化水素 類(プロパン、ブタン又はイソブタン)である。圧縮空気もまた好都合に使用す ることができる。 もちろん当業者は、それ自体無毒で原則的には本発明に適しているであろうが 、しかし環境又はその他の付随状況に対する疑問のある作用のために、廃棄され ねばならない噴射ガス類、特にフルオロ炭化水素類及びクロロフルオロ炭化水素 類(CFC)があることは知っている。 本発明による調製物類は好ましくは、更にUVB域のUV光線を吸収する物質 類を含んでなり、該フィルター物質類の総量は、全域の紫外線 から皮膚を防御する化粧品調製物を提供するためには、例えば、該調製物類の総 重量を基にして0.1から30重量%、好ましくは0.5から10重量%、特に は1から6重量%である。それらはまた日焼け止め組成物類としても使用できる 。 UVBフィルター類は油溶性でも水溶性でもよい。列挙することができる油溶 性物質類は、例えば: − 3−ベンジリデンカンファー誘導体類、好ましくは 3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、 3−ベンジリデンカンファー; − 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは 4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、 4−ジメチルアミノ安息香酸アミル; − ケイ皮酸のエステル類、好ましくは 4−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、 4−メトキシケイ皮酸イソペンチル; − サリチル酸エステル類、好ましくは サリチル酸2−エチルヘキシル、 サリチル酸4−イソプロピルベンジル、 サリチル酸ホモメンチル; − ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン及び 2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; − ベンジリデンマロン酸のエステル類、好ましくは 4−メトキシベンジリデンマロン酸ジ(2−エチルヘキシル); − 2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2’−エチル−1’− ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン である。 列挙できる水溶性物質類は、例えば: − 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸の塩類、例えば そのナトリウム、カリウム又はそのトリエタノールアンモニウム塩、 並びにそのスルホン酸自体; − ベンゾフェノン類のスルホン酸誘導体類、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸 及びその塩類; − 3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体類、例えば、 4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン 酸及びそれらの塩類 である。 本発明はまた、本発明による活性成分の、1種類以上のUVBフィルター類と の組み合わせ物に、又は1種類以上のUVBフィルター類をも含有する本発明に よる美容的又は皮膚科学的調製物類に関する。 今日まで美容的及び/又は皮膚科学的調製物類中に通常含有されてきたUVA フィルター類と、該活性成分を組み合わせることもまた好都合の可能性がある。 これらの物質は好ましくはジベンゾイルメタンの誘導体類、特に1(4’−te rt−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3− ジオン及び1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)プロパン−1, 3−ジオンである。本発明 はまたこれらの組み合わせ物類又はこれらの組み合わせ物類を含有する調製物類 に関する。前記UVB組み合わせ物に使用された量を使用することができる。 本発明による活性成分をUVA及びUVBフィルター類と組み合わせるとまた 好都合な調製物類が得られる。 本発明による活性成分の、1種類以上の抗酸化剤類及び1種類以上のUVAフ ィルター類及び/又は1種類以上のUVBフィルター類との組み合わせ物類もま た本発明により特に好都合である。 該美容的又は皮膚科学的調製物類はまたUV光線から皮膚を防護するために化 粧品中に通常使用されている無機顔料類を含有することができる。これらは、チ タン、亜鉛、鉄、ジルコン、シリコン、マンガン、アルミニウム、セリウムの酸 化物類及びそれらの混合物類、並びにその中でそれらの酸化物類が活性物質類で あるような誘導体類である。二酸化チタンを基にした顔料類が特に好ましい。 本発明はまた本発明による局所用調製物類の製造方法に関し、その方法は該活 性成分を、それ自体既知の方法で美容的又は皮膚科学的調製物類中に取り込むこ とを特徴としている。 すべての定量的データ、割合及び百分率は、特記されない限り、該調製物類の 重量及び総量に、あるいは総重量に基づいている。 以下の実施例は本発明を、制限することなしに、具体的に示すことを目的とし ている。 実施例1 日焼け止めゲル剤LF4(透明) 重量% L−アルギニン塩酸塩 10 ベンゾフェノン−4 0.5 フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 1.3 アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマー 1.6 エタノール 5.0 グリセロール 15.0 NaOH(濃度15%) 適量 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例2 ヒドロ分散物 重量% L−オルニチン塩酸塩 5.0 フェニルトリメチコン 1.0 カーボマー(Carbomer)(Carbopol 981) 1.0 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2 ブチレングリコール 3.0 トロメタミン 適量 EDTA溶液(濃度14%) 0.5 エタノール 5.0 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例3 日焼け止め乳剤O/W 重量% L−アルギニン塩酸塩 5.0 メトキシケイ皮酸オクチル 5.0 ブチルメトキシジベンゾイルメタン 1.0 セテアリルアルコール+PEG−40−ヒマシ油 +硫酸セテアリルナトリウム 2.5 ラノリン酸グリセリル 1.0 ラウリルメチコンコポリオール 0.5 鉱油(GP9) 5.0 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 5.0 アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマー 0.3 シクロメチコン 2.0 TiO2 1.0 グリセロール 3.0 EDTA溶液(濃度14%) 0.5 エタノール 5.0 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例4 保護ローションW/O 重量% L−アルギニン塩酸塩 2.5 葉酸 0.1 シクロメチコン 3.0 PEG−1−オレオステアリン酸ソルビタングリセロール 1.7 PEG−7水素化ヒマシ油 6.3 鉱油(GP9) 13.0 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 13.0 グリセロール 4.0 MgSO4 0.7 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例5 昼間用保護クリームO/W 重量% L−アルギニン塩酸塩 5.0 L−オルニチン 1.0 PEG−5−ステアリン酸グリセリル 2.00 ステアリン酸グリセリル 3.00 シクロメチコン 3.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 3.00 セチルアルコール 3.00 メトキシケイ皮酸オクチル 2.50 エタノール 1.00 ヒアルロン酸 0.05 酢酸トコフェリル 0.50 グリセリル 4.00 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例6 W/Oクリーム 重量% L−シトルリン 2.5 L−アルギニン塩酸塩 2.5 FAD 0.1 FMN 0.05 PEG−22−ドデシルグリコールコポリマー 3.0 セチルジメチコンコポリオール 2.0 シクロメチコン 4.0 鉱油(GP9) 4.0 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 4.0 グリセロール 4.00 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例7 W/Oクリーム 重量% L−オルニチン塩酸塩 2.5 L−シトルリン 2.5 L−アルギニン塩酸塩 2.5 FAD 0.1 FMN 0.05 PEG−22−ドデシルグリコールコポリマー 3.0 セチルジメチコンコポリオール 2.0 シクロメチコン 4.0 鉱油(GP9) 4.0 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 4.0 グリセロール 4.00 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例8 日焼け後ローション 重量% L−アルギニン塩酸塩 5.0 葉酸 0.1 尿素 2.5 セテアリルアルコール+PEG40ヒマシ油 +硫酸セテアリルナトリウム 2.50 ステアリン酸グリセリルSE 0.60 鉱油(DAB9) 4.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 2.00 シアバター 2.00 アボカド油 2.00 酢酸トコフェリル 3.00 アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマー 0.30 グリセロール 4.00 ヒアルロン酸 0.05 ビサボロール(Bisabolol) 0.05 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実施例9 シャワー用乳剤 重量% L−アルギニン塩酸塩 10.0 葉酸 1.0 硫酸ラウレスナトリウム 12 コカミドプロピルベタイン 5 コカミドDEA 1 PEG8 1 大豆油 1 クエン酸 0.1 塩化ナトリウム 0.2 香料 0.1 水、脱塩化 100.0に 実施例10 W/Oクリーム 重量% L−オルニチン塩酸塩 2.5 L−シトルリン 2.5 L−アルギニン塩酸塩 2.5 FAD 0.1 FMN 0.05 葉酸 0.1 酢酸トコフェリル 1.0 尿素 2.5 PEG−22−ドデシルグリコールコポリマー 3.0 セチルジメチコンコポリオール 2.0 シクロメチコン 4.0 鉱油(GP9) 4.0 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 4.0 グリセロール 4.00 香料、保存剤 適量 水、完全に脱塩化 100.0に 実験報告 本発明による活性成分の著明な作用を下記の実験報告により示す。この目的の ために、L−アルギニン5重量%の活性成分含有量を有し、そして葉酸及び香料 を除いた実施例4のローションを、フロシュ及びクリグマン[PeterJ.Frosch an d Albert M.Kligman: "A method for appraising the stinging capacity of to pically applied substances(局所投与物質の刺激能の評価法)",J.Soc.Cosm et.Chem.28,197-209,1977]の方法と同様に、乳酸5重量%の水溶液を用いた「 刺激テスト」における「刺激物質」として使用する。 1週間、両側に同時の製品の使用(1日2回)後、5%乳酸の刺激性を、最初 に片側のほほに、そして約1時間後にその刺激がおさまった後、 他方のほほに1回投与後に測定する。5%乳酸の刺激作用は5%L−アルギニン で前処置した側のほほにおいて有意に減少する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/505 9454−4C A61K 31/505 31/70 AAP 9051−4C 31/70 AAP C07D 475/14 8415−4C C07D 475/14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 神経感覚的症状の予防及び/又は治療のための、適当な場合には葉酸又は その塩類及び/又はフラビン類の群から選ばれる1種類以上の化合物の添加を伴 った、L−アルギニン、L−オルニチン及びL−シトルリン又はそれらの塩類、 酸付加塩類、エステル類又はアミド類、からなる群から選ばれる、1種類以上の 化合物の使用。 2. 神経感覚的症状の予防及び/又は治療のための、適当な場合には葉酸又は その塩類及び/又はフラビン類の群から選ばれる1種類以上の化合物の添加を伴 った、L−アルギニン、L−オルニチン及びL−シトルリン又はそれらの塩類、 酸付加塩類、エステル類又はアミド類、からなる群から選ばれる、1種類以上の 化合物を含有する美容的及び皮膚科学的局所用調製物類の使用。 3. 前記調製物類がL−アルギニンを含有することを特徴とする、請求の範囲 第2項に記載の使用。 4. 前記調製物類が葉酸及び/又は、フラビン類の群から選ばれる1種類以上 の化合物を含有することを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の使用。 5. 前記調製物類が少なくとも1種類の抗酸化剤を含有することを特徴とする 、請求の範囲第2項に記載の使用。 6. 前記調製物が尿素を含有することを特徴とする、請求の範囲第2項に記載 の使用。 7. 前記調製物類が少なくとも1種類のUVAフィルター及び/又は少なくと も1種類のUVBフィルター及び/又は少なくとも1種類の無機顔料を含有する ことを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の使用。 8. 前記調製物類がL−アルギニン、葉酸、フラビン類の群から選ばれる1種 類以上の化合物、少なくとも1種類の抗酸化剤、尿素及び、適宜な場合には、少 なくとも1種類のUVAフィルター及び/又は少なくとも1種類のUVBフィル ター及び/又は少なくとも1種類の無機顔料を含有することを特徴とする、請求 の範囲第2項に記載の使用。
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