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JPH0943605A - 面光源装置及び液晶ディスプレイ - Google Patents

面光源装置及び液晶ディスプレイ

Info

Publication number
JPH0943605A
JPH0943605A JP7213964A JP21396495A JPH0943605A JP H0943605 A JPH0943605 A JP H0943605A JP 7213964 A JP7213964 A JP 7213964A JP 21396495 A JP21396495 A JP 21396495A JP H0943605 A JPH0943605 A JP H0943605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
prism
scattering
guide
light source
Prior art date
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Granted
Application number
JP7213964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3653308B2 (ja
Inventor
Eizaburo Higuchi
榮三郎 樋口
Yasuhiro Koike
康博 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Jushi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Jushi Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Jushi Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Jushi Kogyo Co Ltd
Priority to JP21396495A priority Critical patent/JP3653308B2/ja
Priority to DE69629003T priority patent/DE69629003T2/de
Priority to EP96925140A priority patent/EP0785458B8/en
Priority to US08/809,890 priority patent/US5887964A/en
Priority to KR1019970702022A priority patent/KR100433887B1/ko
Priority to PCT/JP1996/002151 priority patent/WO1997005522A1/ja
Publication of JPH0943605A publication Critical patent/JPH0943605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3653308B2 publication Critical patent/JP3653308B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0011Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
    • G02B6/0033Means for improving the coupling-out of light from the light guide
    • G02B6/005Means for improving the coupling-out of light from the light guide provided by one optical element, or plurality thereof, placed on the light output side of the light guide
    • G02B6/0053Prismatic sheet or layer; Brightness enhancement element, sheet or layer
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝光面の白さと柔らかさに優れ、映り込みの
無い面光源装置とそれをバックライトに用いた液晶ディ
スプレイの提供。 【解決手段】 光散乱導光体1の肉厚側の端面は光入射
面2とされ、その近傍に蛍光ランプLが配置される。光
取出面5の外側に両面にプリズム面を形成したプリズム
シート4’が配置される。プリズムシート4’の配向方
向は、内側面のプリズム列4a,4bの延在方向が光散
乱導光体1の横断方向と一致し、外側面のプリズム列4
c,4dの延在方向が光散乱導光体1の縦断方向と一致
するように選ばれる。光散乱導光体1の裏面6側には反
射体3が配置される。光取出面5からの出射光は、内側
面のプリズム列4a,4bの作用によって正面方向へ伝
播する光となって、外側面のプリズム列4c,4dで横
断方向にシフトされた上で逆進光となる。この作用を通
して、プリズムシート4’からの出射光の経路履歴が多
様化され、視覚特性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面光源装置及び液
晶ディスプレイに関し、更に詳しく言えば、光を散乱さ
せつつ導光させる作用を有する光学素子(以下、「光散
乱導光体」と言う。)とプリズム作用を有する板状素子
(以下、「プリズムシート」と言う。)を利用した面光
源装置、並びに、該面光源装置をバックライトとして用
いた液晶ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】光散乱導光体とプリズムシートを利用し
た面光源装置が提案され、液晶ディスプレイのバックラ
イト等に用いられている。プリズムシートは、V字状の
繰り返し凹凸列を形成した面(以下、単に「プリズム
面」とも言う。)を備えた光学材料からなる板状部材で
構成され、光束の伝播方向特性を修正する機能を有して
いることが知られている。
【0003】導光板として光散乱導光体を用いた面光源
装置におけるプリズムシートの最も一般的な使用法は、
図1に示したようなものである。 同図において、符号
1は楔形断面形状の光散乱導光体であり、例えばポリメ
チルメタクリレート(PMMA)からなるマトリックス
中に異屈折率物質を一様に混入分散させたものからな
る。光散乱導光体1の肉厚側の端面は光入射面2とさ
れ、その近傍には光源素子(蛍光ランプ)Lが配置され
ている。
【0004】光散乱導光体1の一方の面(裏面6)に沿
って反射体3が配置されている。反射体3には、正反射
性の銀箔シートあるいは拡散反射性の白色シートが使用
される。照明光は、光散乱導光体1の他方の光取出面5
から取り出される。符号4で示されたプリズムシート
は、この光取出面5の外側に配置される。
【0005】図示の便宜上、光散乱導光体1との間隔、
プリズム列のピッチ、深さ等は誇張して示されている。
プリズムシート4の内側面にはV字状のプリズム面4
a,4bが形成され、外側面は照明光束4fを出射させ
る平坦面(輝光面)4eとされている。プリズムシート
4の更に外側に公知の液晶表示パネルを配置すれば、図
1に示した面光源装置をバックライトとした液晶ディス
プレイが構成される。
【0006】このような面光源装置は、光散乱導光体1
の厚さが光入射面2側から遠ざかるにつれて薄くなって
いる為に、光散乱導光体1内で起こる斜面繰り返し反射
効果によって、光の利用効率と輝度の均一性に関して優
れた特性を有している。
【0007】光源素子Lから光散乱導光体1内に送り込
まれた光は、光散乱導光体1内で散乱作用や反射作用を
受けながら肉薄側の端面7に向けて導光される過程で、
徐々に光取出面5から出射される。光散乱導光体1内に
混入分散させる異屈折率粒子の粒径(一般には、屈折率
不均一構造に関する相関距離)に応じて、光取出面5か
ら出射される光は優先伝播方向を持つ。換言すれば、光
取出面5から取り出される照明光が平行光束の性質を帯
びる。
【0008】光散乱導光体1内に混入分散させる異屈折
率粒子の粒径が大きい程(一般には、屈折率不均一構造
に関する相関距離が大きい程)、光取出面5から出射さ
れる光は明瞭に平行光束化される。優先伝播方向(照明
光束の中心的な伝播方向)は通常、光入射面2側から見
て光取出面25°から30°前後立ち上がった方向にあ
る。
【0009】このことを前提に、従来の面光源装置にお
けるプリズムシート4の伝播方向特性修正機能について
図2及び図3を参照して説明する。図2は、図1に示し
た配置において、縦断方向に沿った断面内における光の
挙動を説明する図である。ここで、「縦断方向」とは、
光散乱導光体1への光供給方向と平行(光入射面2の延
在方向と垂直)な方向のことである。同様に、光散乱導
光体1への光供給方向と垂直(光入射面2の延在方向と
平行な方向のことを「横断方向」と言う。
【0010】図2に示されているように、プリズムシー
ト4は、光散乱導光体1の光取出面5側に臨んでそのプ
リズム面を内側に向けて配置されている。プリズム面に
形成されたプリズムの頂角の好ましい角度はφ3 =60
°前後である。
【0011】光入射方向を矢印L’の方向として、光入
射面5から出射される光束の優先伝播方向は、光取出面
5に立てた法線に対してφ2 =60°前後となる。光散
乱導光体1を屈折率1.492(PMMAマトリックス
使用)を考慮すれば、φ2 =60°前後を与える光取出
面5への入射角は、φ1 =35°前後となる。このよう
な優先伝播方向に対応した光線を代表光線と呼ぶことと
する。ここでは代表光線を符号B1 で指示した。
【0012】光取出面5から出射した代表光線B1 は、
空気層AR(屈折率n0 =1.0とみなすことが出来
る。)を直進した後、プリズムシート4のプリズム面4
aに垂直に近い角度で入射する(φ3 =60°前後)。
なお、この光線が反対側のプリズム面4bに入射する割
合は相対的に小さい。
【0013】次いで、プリズムシート4内を代表光線B
1 は反対側のプリズム面4bまでほぼ直進して正反射さ
れ、プリズムシート4の平坦面4eに対して垂直方向に
近い角度で入射し、プリズムシート4から出射される。
このような過程を通して、光取出面5から出射された光
束の優先伝播方向が光取出面5に対してほぼ垂直な方向
に修正される。但し、修正後の優先伝播方向は光取出面
5に対して正確に垂直方向とは限らず、プリズムシート
4の頂角φ3 の選択、プリズムシート4の材料(屈折
率)の選択、光散乱導光体1の材料(屈折率)の選択等
を通してある程度の角度範囲で調整され得る。
【0014】次に図3は、図1あるいは図2に示した配
置におけるプリズムシート4を裏返し、そのプリズム面
を外側に向けて配置した場合の光の挙動を説明する断面
図である。プリズム面に形成されたプリズムの頂角は、
例えばφ4 =70°前後とすることが出来る。プリズム
面を外側に向けた配置では、好ましい結果を与える頂角
の範囲は、プリズム面を内側に向けた配置の場合よりも
広い。
【0015】光入射方向を矢印L’の方向とすれば、図
2の場合と同様に、優先伝播方向に対応する代表光線B
2 は、φ1 =35°前後の角度を以て光取出面5に入射
し、その大部分が空気層AR(屈折率n0 =1.0)へ
出射される。この時の出射角φ2 は60°前後となる。
【0016】代表光線B2 は、空気層ARを直進した
後、プリズムシート4の平坦面4eに斜めに入射し、図
示されたような屈折経路を辿り、光取出面5に対して垂
直方向に近い角度でプリズムシート4の面4cから出射
される(面4dから出射される割合は相対的に小さ
い。)。プリズムシート4の平坦面4e入射以後の光の
経路は、プリズムシート4の屈折率n2 やプリズム頂角
φ4 に依存して変化するから、これらパラメータを調整
することを通して優先伝播方向の調整が可能である。
【0017】以上説明した従来構成の面光源装置は薄型
化が可能で、且つ、所望方向へ伝播する均一で明るい照
明光束を提供する点で優れたものである。しかし、バッ
クライト方式の液晶ディスプレイに関して、昨今ますま
す薄型化、大画面化が進み、高い省電力性と高品位の視
覚感が要求されるようになっており、そのような高い要
求レベルを前提とした場合には、上記従来の面光源装置
は、輝光面(プリズムシート上面)を肉眼で見たときの
明るさのレベルと均一性、柔らかさの感覚のすべてを満
足するという域には到達していない。
【0018】即ち、きめが細かく、ぎらつき感がなく、
十分な白さを持った輝光面が得られなかった。特に、光
入射面に近い部分ではいわゆる映り込みの現象が観察さ
れ、問題となっている。
【0019】この原因は次のように推察される。図1に
示した構成における光散乱導光体1に与えられる散乱能
は視覚的にはそれ程強いものではない。輝光面が大きく
なる程散乱能は弱く選ばれ、この傾向が顕著となる。こ
のことから推測されるように、光散乱導光体1の裏面側
に配置される反射体3から相当量の反射光が十分な拡散
作用を受けずに観察者の眼に入る可能性が否定出来な
い。
【0020】その為、反射体3に正反射性の銀箔シー
ト、アルミニウム箔シート等を使用すると、正反射面特
有の視覚感(いわゆる「白さ」の不足)と柔らかさ不足
(ぎらつき感があること)が解消されない。また、プリ
ズムシートに刻まれた溝が縞状に観察されたりする原因
ともなっている。更に、光入射面に近い部分ではいわゆ
る映り込みの現象を引き起こし、液晶ディスプレイの表
示品質に悪影響を及ぼすことになる。
【0021】このような諸現象とそれによって観察者に
惹起される感覚は、単に光量レベルの問題のみならず、
色温度の問題や照明光束の伝播方向特性の問題等が複合
的に関係しているものと推測される。
【0022】反射体3に拡散反射性の白色シートを使用
すれば、白さの問題はある程度改善されるが、輝光面全
体の明るさの均一性や光量レベルの低下という問題が生
じてしまう。また、正反射性/拡散反射性いずれの反射
体を使用した場合も、反射体3の表面になんらかのむら
(例えば、局所的な皺や凸凹)が存在すると、それが視
覚上のむらをもたらすおそれがある。
【0023】本発明者は、上記問題を解決するために、
光散乱導光体の光取出面側に配置されるプリズムシート
とは別に、裏面側にプリズムシートをプリズム列が光供
給方向と平行に延在するな向きで配置することを提案し
た(特願平7−74671号に添付された明細書及び図
面を参照)。この面光源装置を用いれば、上記諸問題は
一応解決されるが、プリズムシートを2枚必要とするこ
とは、薄型構造化、製造コストの低減という観点からみ
て不満があった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、上記従来技術の欠点を克服することにある。即ち、
本発明は、構造が簡単で部品使用点数が少なく、明るさ
のレベル、均一性、輝光面の視覚感(白さと柔らかさ)
などが改善され、光入射面近傍の映りり込みが除去され
た面光源装置を提供しようとするものである。また、そ
のことを通して、省電力性のみならず、視覚上の品位に
も優れた液晶ディスプレイを提供しようとするものであ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、光散乱導光体
と、光散乱導光体の少なくとも一つの側面方向から光を
供給する光源手段と、光散乱導光体の裏面側に配置され
た反射体と、光散乱導光体の光取出面に沿って配置され
たプリズムシートを備えた型の面光源装置において、プ
リズムシートの形態と配置法に下記の条件(1)〜()
を課すことによって、上記技術課題を解決したものであ
る。
【0026】(1)プリズムシートは、プリズム列を形
成した外側プリズム面と内側プリズム面を有しているこ
と。即ち、プリズムシートの両面がプリズム面とされて
いること。なお、本明細書では、外側プリズム面とは面
光源装置の照明光が出射される側の面(光散乱導光体と
は反対側の面)を指し、内側プリズム面とは外側面とは
反対側の面(光散乱導光体の側の面))を指すものとす
る。
【0027】(2)内側プリズム面に形成されたプリズ
ム列は、光源手段からの光供給方向と直交する方向(光
入射面と平行な方向)に延在しているとともに、光散乱
導光体からされ優先伝播方向へ伝播する光をプリズムシ
ート内部でほぼ正面方向へ導くようなプリズム頂角を有
していること。
【0028】(3)外側プリズム面に形成されたプリズ
ム列は光源手段からの光供給方向と平行な方向に延在し
ているとともに、プリズムシート内部でほぼ正面方向へ
導かれた光線を光供給方向とほぼ直交した方向にシフト
させた上で逆進させるようなプリズム頂角を有している
こと。このようなプリズム頂角の値の代表値は当然90
°となるが、実際上は70°〜130°程度の範囲であ
れば良い。
【0029】本発明の面光源装置で使用される光散乱導
光体は楔形状の断面を有していることが好ましく、その
場合には、光供給手段は光散乱導光体の肉厚側端面に沿
って配置される。上述の面光源装置を周知の配置法に従
って液晶パネルの背後にバックライトとして配設すれ
ば、省電力性のみならず、視覚上の品位にも優れた液晶
ディスプレイが提供される。
【0030】
【作用】本発明によれば、例えば図1に示したような従
来構成の面光源装置に使用されているプリズムシートの
形態と配置法に簡単な改善を加えるだけで、明るさのレ
ベルと均一性が高く、映り込みが抑制され、輝光面の視
覚感(白さと柔らかさ)が改善された面光源装置が提供
される。また、そのことを通して、省電力性のみなら
ず、視覚上の品位にも優れた液晶ディスプレイが提供さ
れる。
【0031】本発明ではプリズムシートは光取出面側の
みに一枚配置すれば十分である。本発明で使用されるプ
リズムシートはその両面に互いに直交する方向にプリズ
ム列が形成されている。プリズムシートの配置の向き
は、内側面に形成されたプリズム列の延在方向が光源手
段からの光供給方向と直交し、外側面に形成されたプリ
ズム列の延在方向が光源手段からの光供給方向と平行と
なるように選ばれる。
【0032】図2の関連説明から明らかなように、内側
面に形成されるプリズム面のプリズム頂角を適当に調整
することによって、光散乱導光体の光取出面から出射さ
れる指向性の光の優先伝播方向に伝播する代表光線をプ
リズムシート内部で正面方向に導くことが出来る。図1
に示した従来型の面光源装置においては、この代表光線
は平坦な外側面から直接的に出射されるのに対して、本
発明で使用されるプリズムシートでは外側面に形成され
たプリズム面の作用によって、光供給方向と直交する方
向にシフトされた上で、再度光散乱導光体側へ逆進す
る。
【0033】一方、代表光線の優先伝播方向の周りに分
布した方向へ伝播する光の相当部分については、図3の
関連説明から推測されるように、横断方向(光供給方向
と直交する方向)に関して正面方向へ光を寄せ集める作
用が働き、正面方向から見た明るさの改善に寄与する。
上記逆進した代表光線も種々の経路を経て一定の割合
で、代表光線の周りに分布する光に転換され、やがてプ
リズムシートの外側面から出射される。
【0034】このようにな代表光線の直接出射を抑制す
る作用を通して、プリズムシートの外側面から最終的に
出射される光の履歴が多様化され、視覚感が改善される
とともに光入射面近傍における映り込みの発生が抑制さ
れる。
【0035】
【発明の実施の形態】図4は、本発明の一つの実施形態
の要部構成を表わしている。同図において、図1に示し
た面光源装置と共通した要素については同じ符号を使用
した。また、図示の都合上、光散乱導光体とプリズムシ
ートの間隔、プリズム列のピッチ、深さ等は誇張して示
されている。
【0036】本形態の面光源装置は、図1に示した従来
構造の面光源装置に使用されているプリズムシート4を
図示されたプリズムシート4’に置き換えた構造を有し
ている。即ち、楔形断面形状の光散乱導光体1の肉厚側
の端面は光入射面2とされ、その近傍に光源素子(蛍光
ランプ)Lが配置されている。図示は省略したが、通
常、光源素子(蛍光ランプ)Lを背面側から取り囲むよ
うに銀箔シートなどの反射体が設けられる。光散乱導光
体1の裏面6側には反射体3が配置されている。反射体
3には、正反射性の銀箔シートあるいは拡散反射性の白
色シートが使用される。照明光は、光散乱導光体1の他
方の光取出面5から取り出される。符号4’で示された
プリズムシートは、この光取出面5の外側に配置され
る。プリズムシート4’の更に外側に公知の液晶表示パ
ネルを配置すれば、液晶ディスプレイが構成されること
は従来と同様である。
【0037】図1に示した面光源装置と同じく、光散乱
導光体1の厚さが光入射面2側から遠ざかるにつれて薄
くなっているのは、光散乱導光体1内で起こる斜面繰り
返し反射効果によって光の利用効率と輝度の均一性を高
めるためである。
【0038】光源素子Lから光散乱導光体1内に送り込
まれた光は、光散乱導光体1内で散乱作用や反射作用を
受けながら肉薄側の端面7に向けて導光される過程で、
徐々に光取出面5から出射される。光散乱導光体1内に
混入分散させる異屈折率粒子の粒径(一般には、屈折率
不均一構造に関する相関距離)に応じて、光取出面5か
ら出射される光は優先伝播方向を持つ。換言すれば、光
取出面5から取り出される照明光が平行光束の性質を帯
びる。
【0039】光散乱導光体1内に混入分散させる異屈折
率粒子の粒径が大きい程(一般には、屈折率不均一構造
に関する相関距離が大きい程)、光取出面5から出射さ
れる光は明瞭に平行光束化される。優先伝播方向(照明
光束の中心的な伝播方向)は通常、光入射面2側から見
て光取出面25°から30°前後立ち上がった方向にあ
る。
【0040】光散乱導光体1は、従来と同じく、例えば
ポリメチルメタクリレート(PMMA)からなるマトリ
ックス中に異屈折率物質(例えば、シリコーン系微粒
子)を一様に混入分散させた材料で形成される。異屈折
率物質の混入割合(wt%)は、光散乱導光体1が適当
な散乱能を持つように調整される。
【0041】一般に、光散乱導光体1の縦断方向のサイ
ズが大きくなる程、異屈折率物質の混入割合は小さく選
ばれる。光散乱導光体1に散乱能を過剰に与えると、光
入射面2から遠い部分への光の伝播が阻害され、輝光面
に明るさ勾配が発生する恐れがある。
【0042】一方、異屈折率粒子の粒子サイズは光散乱
導光体1内部における個々の散乱過程の前方散乱性の強
さを左右するファクタである。一般に、粒子サイズが大
きい程前方散乱性が強くなる。これに起因して、粒子サ
イズが相対的に大きければ光散乱導光体1の光取出面5
から出射される光束の優先伝播方向が明瞭になる。即
ち、平行光束に近いものが得られるようになる。逆に、
粒子サイズが相対的に小さければ光散乱導光体1の光取
出面5から出射される光束の優先伝播方向の明瞭さは失
われる。
【0043】従って、粒子サイズの大小は照明光束に要
求される指向性の強さに応じて調整されることが好まし
い。なお、後述する実施例も含め、本発明においてはこ
れら光散乱導光体1を構成する材料の組成に関連する条
件については特に制限を設けていない。
【0044】次に、本発明の最も重要な特徴部分をなす
プリズムシート4’の構造とそれに基づく光の挙動につ
いて説明する。図4に描かれているように、プリズムシ
ート4’の内側面にはプリズム面4a,4bを繰り返し
単位とするプリズム列が形成される一方、外側面にはプ
リズム面4c,4dを繰り返し単位とするプリズム列が
形成されている。内側面に形成されたプリズム列の延在
方向は図1に示したプリズムシート4と同じく光入射面
2の延在方向と平行であり、外側面に形成されたプリズ
ム列の延在方向は光入射面2の延在方向と直交してい
る。
【0045】既に図1及び2の関連説明で述べたことか
ら、内側面に形成されるプリズム面のプリズム頂角を適
当に調整することによって、光散乱導光体の光取出面か
ら出射される指向性の光の優先伝播方向に伝播する代表
光線をプリズムシート内部で正面方向に導くことが出来
る。例えば、光散乱導光体1の光取出面5からの出射光
の優先伝播方向がφ2 が約60°であれば(図2を援
用)、プリズム面4a,4bのなすプリズム頂角φ3 を
約60°とすることでプリズムシート4’内部を外側面
に向かって正面方向に伝播する代表光線を生成すること
が出来る。
【0046】図5は、伝播プリズムシート4’の外側面
周辺における光の挙動を説明する図で、一つのプリズム
列の単位を光源素子L側から見た断面が示され、プリズ
ムシート4’内部を外側面に向かって正面方向に伝播す
る代表光線がC1 ,C2 で表記されている。
【0047】外側面のプリズム列のプリズム頂角φ4 を
ほぼ90°とすれば、プリズムシート4’内部を外側面
に向かって正面方向に伝播する代表光線がC1 ,C2
は、その全部または大半がプリズム面4c→4dの順、
または4c→4dの順に内面反射(通常は全反射)され
てその位置が横方向にシフトされ、逆進光線D1 ,D2
となる。図7は、この逆進光線D1 ,D2 の内側面周辺
における挙動を説明する図で、一つのプリズム列の単位
を横方向から見た断面(図2と同様の断面)が示されて
いる。この図に示したように、逆進光線D1 ,D2 は光
逆進の法則に従って、その多くの部分が再度光散乱導光
体1内でへ返される。
【0048】光散乱導光体1内へ戻された光は、再度光
散乱導光体1内部における散乱作用、裏面6あるいは反
射体3による反射、再度光散乱導光体1の光取出面5か
ら出射し、プリズムシート4’へ再入射する。この過程
における光の経路は極めて多様であるから、プリズムシ
ート4’への再入射時の光の伝播方向には相当の拡がり
が生じている。従って、再入射光の相当部分は、C3 ,
C4 のようにやや斜め方向からプリズム面4cまたは4
dに入射し、正面方向の光D3 ,D4 となって出射され
る。
【0049】このように、プリズムシート4’に入射し
た光の最も強い伝播方向成分の直接出射を抑制すること
で、プリズムシート4’の外側面の同一の微小部分から
正面方向に出射される光の経路履歴が多様化され、均一
で柔らかい照明光が作り出される。特に、光入射面2に
近い部分では、最も強い伝播方向成分の直接出射を抑制
することで、映り込みによる輝度むらの発生が防止され
る。
【0050】図5、図7では、代表光線C1 ,C2 の伝
播方向は正確に正面方向を向き、プリズム頂角φ4 は正
確に90°であるとして説明を行なった。しかし、代表
光線C1 ,C2 の伝播方向やあるいはプリズム頂角φ4
がこれらの条件からある程度ずれていても同質の作用は
十分期待出来る。
【0051】このような状況を考慮に入れると、プリズ
ム頂角φ4 の実際的な範囲は70°〜130°となる。
70°を下回るようなプリズム頂角では、横断方向の面
内で光の伝播方向を正面方向に寄せ集める集光効果が弱
くなり、面光源装置の輝度が低下する。
【0052】また、プリズム頂角φ4 が過大であると、
ほぼ正面方向に向かう代表光線C1,C2 の大半がプリ
ズム面4c,4dからそのまま出射されてしまい、プリ
ズムシート4’からの出射光の経路履歴の多様化が期待
出来なくなる。図6は、φ4=160°のケースを例に
とり、その様子を描いたものである。同図に記されてい
るように、ほぼ正面方向に伝播する代表光線C1 ,C2
の大半はプリズム面4c,4dから出射光線D1 ,D2
となってそのまま出射されてしまう。そして、全反射に
よる逆進が起るのは、符号C5 で示したような斜め入射
光であり、プリズムシート4’からの出射光の経路履歴
の多様化への寄与は小さい。
【0053】以上、図4、図5、図7に示した実施形態
について詳しく説明したが、本発明はこの実施形態に限
定されるものではない。例えば、光散乱導光体1の形
状、光源素子Lの数、形態等についても種々の変形が可
能である。図10〜図13にその例を簡単な部分見取図
で列挙する。なお、面光源装置の各構成要素の構造、配
置、機能並びに配置/配向方向についての個別的な説明
は省略する。
【0054】先ず図10は、平板状の光散乱導光体1を
使用し、光源素子Lをその一端面に配置したものであ
る。図4に示した実施形態との違いは、光散乱導光体1
の断面形状のみである。図11は、平板状の光散乱導光
体1を使用し、光源素子Lをその対向端面に計2本配置
したものである。図4に示した実施形態との違いは、光
散乱導光体1の断面形状並びに光源素子Lの配置、使用
数である。図12は、直線楔形状を突き合わせた断面形
状を有する光散乱導光体1を使用し、その両端に光源素
子Lを計2本配置したものである。そして、図13は、
光散乱導光体1の裏面側をアーチ状のものとし、その両
端に光源素子Lを計2本配置したものである。
【0055】
【実施例】次に、本発明の面光源装置が輝度レベルと角
度特性の面から見て優れた特性を有していることを示す
測定結果について述べる。図8及び図9は、図4に示し
た実施形態について、プリズムシート4’の使用によっ
て輝度が変化する様子を、プリズムシート4を使用した
場合(図1に示した従来配置)と比較して示したグラフ
である。両グラフにおいて、縦軸はcd(カンデラ)/
2 単位で測定された輝光面(プリズムシート4,4’
の外側面)の輝度を表わし、横軸は輝度の測定方向(輝
度計の視線方向)を表わしている。
【0056】図8では、輝度の測定方向を光散乱導光体
1の縦断方向断面内で角度走査を行なった。一方、図9
では、輝度の測定方向を光散乱導光体1の横断方向断面
内で角度走査した。いずれのグラフにおいても、角度0
°が正面方向を表わしている。
【0057】両グラフにおいて、実線は本実施例につい
ての測定結果を表わし、破線は従来構成についての測定
結果を表わしている。
【0058】本実施例におけるプリズム頂角は、内側面
についてφ3 =66°、外側面についてφ4 =98°と
した。従来例におけるプリズム頂角は、内側面について
φ3=66°とした(外側面は平坦面)。なお、光散乱
導光体1、光源素子L、反射体3等、プリズムシート以
外の構成については、全く同じものを使用した。これら
の測定結果は次のように解釈される。
【0059】(1)図8、図9いずれのグラフにおいて
も、プリズムシート4,4’の入れ替えによってグラフ
の全体的な形が崩れることはない。
【0060】(2)図8のグラフから、プリズムシート
4’の使用によって、光散乱導光体1の縦断方向断面内
でほぼ正面方向の輝度が低下することはなく、むしろ約
数%向上している。
【0061】(3)図9のグラフから、プリズムシート
4’の使用によって、光散乱導光体1の横断方向断面内
において正面方向へ光が寄せ集められている。これは、
プリズムシート4’の外側面のプリズム面の集光作用に
よるものと思われる。
【0062】これらのことから、従来構成の面光源装置
の光散乱導光体の光取出面側に配置されたプリズムシー
ト4に代えて内外面にプリズム列を形成したプリズムシ
ート4’を使用した構成は、従来構成の面光源装置の全
体的な伝播方向特性を壊すことなく、所望方向(ここで
は、正面方向)へ効率的に照明光束を放射させる性質を
有していることが判る。
【0063】最後に、本発明に使用されるプリズムシー
ト並びに光散乱導光体の材料とその製造方法について補
足説明する。本発明で使用するプリズムシート並びに光
散乱導光体には、ポリマー材料をベースとした種々のも
のが利用可能である。その代表的なものを表1及び表2
に記す。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】 プリズムシートは通常は透明体であるから、これらの材
料をそのまま使用することが出来る。もし、プリズムシ
ートの平坦面を梨地とする場合には、公知のプラスト加
工法などが適用出来る。また、所定角度のプリズム頂角
を与えるV字溝の形成には、周知のプラスチックフィル
ム成形技術が適用可能である。ポリマー材料をベースと
する光散乱導光体は、次のような製造法によって製造す
ることが可能である。その1つは、2種類以上のポリマ
ーを混練する工程を含む成形プロセスを利用する方法で
ある。即ち、2種類以上の屈折率の相互に異なるポリマ
ー材料(任意形状で良い。工業的には、例えばペレット
状のものが考えられる。)を混合加熱して、練り合わし
(混練工程)、混練された液状材料を射出成形機の金型
内に高圧で射出注入し、冷却固化することによって成形
された光散乱導光体を金型から取り出せば金型形状に対
応した形状の光散乱導光体を得ることが出来る。
【0066】混練された2種類以上の異屈折率のポリマ
ーは完全には混ざり合うことなく固化するので、それら
の局所的濃度に不均一(ゆらぎ)が生まれて固定され、
一様な散乱能が与えられる。また、混練された材料を押
し出し成形機のシリンダー内に注入し、通常のやり方で
押し出せば目的とする成形物を得ることが出来る。
【0067】これらポリマーブレンドの組合せや混合割
合については、非常に幅広い選択が可能であり、屈折率
差、成形プロセスで生成される屈折率不均一構造の強さ
や性質(散乱照射パラメータE、相関距離a、誘電率ゆ
らぎ2乗平均τ等)を考慮して決定すれば良い。なお、
使用し得るポリマー材料の代表的なものは前記表1及び
表2に示した通りである。
【0068】光散乱導光体を構成する材料の製造法の別
の1つは、ポリマー材料中に屈折率の異なる(0.00
1以上の屈折率差)粒子状材料を一様に混入分散させる
ものである。そして、粒子状材料の一様混入に利用可能
な方法の1つにサスペンション重合法と呼ばれる方法が
ある。即ち、粒子状材料をモノマー中に混入し、湯中に
懸濁させた状態で重合反応を行なわせると、粒子状材料
が一様に混入されたポリマー材料を得ることが出来る。
これを原材料に用いて成形を行なえば、所望の形状の光
散乱導光体が製造される。
【0069】また、サスペンション重合を種々の粒子状
材料とモノマーの組合せ(粒子濃度、粒径、屈折率等の
組合せ)について実行し、複数種類の材料を用意してお
き、これを選択的にブレンドして成形を行なえば、多様
な特性の光散乱導光体を製造することが出来る。また、
粒子状材料を含まないポリマーをブレンドすれば、粒子
濃度を簡単に制御することが出来る。
【0070】粒子状材料の一様混入に利用可能な方法の
更に別の1つの方法は、ポリマー材料と粒子状材料を混
練するものである。この場合も、種々の粒子状材料とポ
リマーの組合せ(粒子濃度、粒径、屈折率等の組合せ)
で混練・成形(ペレット化)を行なっておき、これらを
選択的にブレンドして光散乱導光体を成形製造すること
により、多様な特性の光散乱導光体を得ることが出来
る。
【0071】また、上記のポリマーブレンド法と粒子状
材料混入方法を組み合わせることも可能である。例え
ば、屈折率の異なるポリマーのブレンド・混練時に粒子
状材料を混入させることが考えられる。これら諸方法自
体は公知であるから、その製造条件等の詳細は省略す
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、プリズムシートを1枚
使用する簡単な構成で、明るさのレベルが高く、映り込
みが無く、輝光面の視覚感(白さと柔らかさ)が改善さ
れた面光源装置が提供される。また、そのことを通し
て、省電力性のみならず、視覚上の品位にも優れた液晶
ディスプレイが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の面光源装置の要部構成を表わした見取り
図である。
【図2】図1に示した配置において、縦断方向に沿った
断面内における光の挙動を説明する図である。
【図3】図1あるいは図2に示した配置におけるプリズ
ムシートを裏返し、そのプリズム面を外側に向けて配置
した場合の光の挙動を説明する断面図である。
【図4】本発明の一つの実施形態の要部構成を表わした
見取図である。
【図5】プリズム頂角φ4 が適正な場合について、伝播
プリズムシートの外側面周辺における光の挙動を説明す
る図である。
【図6】プリズム頂角φ4 が過大な場合について、伝播
プリズムシートの外側面周辺における光の挙動を説明す
る図である。
【図7】逆進光線D1 ,D2 の内側面周辺における挙動
を説明する図である。
【図8】図4に示した実施形態と図1に示した従来例に
ついて、測定方向を光散乱導光体の縦断方向断面内で角
度走査して得られた輝度測定結果を表わしたグラフであ
る。
【図9】図4に示した実施形態と図1に示した従来例に
ついて、測定方向を光散乱導光体の横断方向断面内で角
度走査して得られた輝度測定結果を表わしたグラフであ
る。
【図10】平板状の光散乱導光体を使用し、光源素子L
をその一端面に配置した本発明の変形実施形態を簡単な
部分見取図で表わしたものである。
【図11】平板状の光散乱導光体を使用し、光源素子L
をその両端面に配置した本発明の変形実施形態を簡単な
部分見取図で表わしたものである。
【図12】楔断面形状を突き合わせた形状の光散乱導光
体を使用した本発明の変形実施形態を簡単な部分見取図
で表わしたものである。
【図13】裏面をアーチ形状とした光散乱導光体を使用
した本発明の変形実施形態を簡単な部分見取図で表わし
たものである。
【符号の説明】
1 光散乱導光体 2 光入射面 3 反射体(銀箔) 4,4’ プリズムシート 4a〜4d プリズム面 4e 平坦面(輝光面) 4f 照明光束 5 光取出面 6 光散乱導光体の裏面 7 末端部 AR 空気層 L 光源素子(蛍光ランプ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光散乱導光体と、前記光散乱導光体の少
    なくとも一つの側面方向から光を供給する光源手段と、
    前記光散乱導光体の裏面側に配置された反射体と、前記
    光散乱導光体の光取出面に沿って配置されたプリズムシ
    ートを備え、 前記プリズムシートは、プリズム列を形成した外側プリ
    ズム面と内側プリズム面を有し、 前記内側プリズム面に形成されたプリズム列は、前記光
    源手段からの光供給方向と直交する方向に延在している
    とともに、前記光散乱導光体からされ優先伝播方向へ伝
    播する光を前記プリズムシート内部でほぼ正面方向へ導
    くようなプリズム頂角を有し、 前記外側プリズム面に形成されたプリズム列は前記光源
    手段からの光供給方向と平行な方向に延在しているとと
    もに、前記プリズムシート内部でほぼ正面方向へ導かれ
    た光線を前記光供給方向とほぼ直交した方向にシフトさ
    せた上で前記内側面に向けて逆進させるようなプリズム
    頂角を有している、面光源装置。
  2. 【請求項2】 前記光散乱導光体が楔形状の断面を有し
    ており、前記光供給手段が光散乱導光体の肉厚側端面に
    沿って配置されている、請求項1に記載された面光源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記外側プリズム面に形成されたプリズ
    ム列のプリズム頂角がほぼ90°である請求項1に記載
    された面光源装置。
  4. 【請求項4】 前記外側プリズム面に形成されたプリズ
    ム列のプリズム頂角が70°〜130°の範囲にある請
    求項1に記載された面光源装置。
  5. 【請求項5】 液晶パネルとバックライトとして配置さ
    れた面光源装置を備えた液晶ディスプレイであって、 前記面光源装置は、光散乱導光体と、前記光散乱導光体
    の少なくとも一つの側面方向から光を供給する光源手段
    と、前記光散乱導光体の裏面側に配置された反射体と、
    前記光散乱導光体の光取出面に沿って配置されたプリズ
    ムシートを備え、 前記プリズムシートは、プリズム列を形成した外側プリ
    ズム面と内側プリズム面を有し、 前記内側プリズム面に形成されたプリズム列は、前記光
    源手段からの光供給方向と直交する方向に延在している
    とともに、前記光散乱導光体からされ優先伝播方向へ伝
    播する光を前記プリズムシート内部でほぼ正面方向へ導
    くようなプリズム頂角を有し、 前記外側プリズム面に形成されたプリズム列は前記光源
    手段からの光供給方向と平行な方向に延在しているとと
    もに、前記プリズムシート内部でほぼ正面方向へ導かれ
    た光線を前記光供給方向とほぼ直交した方向にシフトさ
    せた上で前記内側面に向けて逆進させるようなプリズム
    頂角を有している、前記液晶ディスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記光散乱導光体が楔形状の断面を有し
    ており、前記光供給手段が光散乱導光体の肉厚側端面に
    沿って配置されている、請求項5に記載された液晶ディ
    スプレイ。
  7. 【請求項7】 前記外側プリズム面に形成されたプリズ
    ム列のプリズム頂角がほぼ90°である請求項5に記載
    された液晶ディスプレイ。
  8. 【請求項8】 前記外側プリズム面に形成されたプリズ
    ム列のプリズム頂角が70°〜130°の範囲にある請
    求項5に記載された液晶ディスプレイ。
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