JPH0937592A - 3レベルインバータのpwm制御方法および制御装置 - Google Patents
3レベルインバータのpwm制御方法および制御装置Info
- Publication number
- JPH0937592A JPH0937592A JP7185866A JP18586695A JPH0937592A JP H0937592 A JPH0937592 A JP H0937592A JP 7185866 A JP7185866 A JP 7185866A JP 18586695 A JP18586695 A JP 18586695A JP H0937592 A JPH0937592 A JP H0937592A
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- command
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 3レベルインバータを空間ベクトル方式で制
御する際、瞬時負荷電流を用いて出力電圧ベクトルを生
成し中性点電位の変動を抑制すること。 【解決手段】 第1の手段1によりベクトルの360°
の全空間を12個の区間に分け、ベクトル指令Vを出力
する。第2の手段2は上記回転角から指令ベクトルVが
存在する区間番号を判断し、また、第3の手段3はベク
トルの大きさから変調率αを計算する。第5の手段5は
指令ベクトルVの区間番号と、電流検知手段4により検
出された負荷電流瞬時値とを利用して各区間番号に対応
する電流比を計算する。第6の手段6は上記変調率αと
電流比に基づき3レベルインバータの中性点電位を抑制
する発信方式と発信順序を決定する。第7の手段7は上
記発信方式と発信順序に基づき、各ベクトルの出力時間
を求め、電圧型インバータ8を制御するPWM制御信号
を生成する。
御する際、瞬時負荷電流を用いて出力電圧ベクトルを生
成し中性点電位の変動を抑制すること。 【解決手段】 第1の手段1によりベクトルの360°
の全空間を12個の区間に分け、ベクトル指令Vを出力
する。第2の手段2は上記回転角から指令ベクトルVが
存在する区間番号を判断し、また、第3の手段3はベク
トルの大きさから変調率αを計算する。第5の手段5は
指令ベクトルVの区間番号と、電流検知手段4により検
出された負荷電流瞬時値とを利用して各区間番号に対応
する電流比を計算する。第6の手段6は上記変調率αと
電流比に基づき3レベルインバータの中性点電位を抑制
する発信方式と発信順序を決定する。第7の手段7は上
記発信方式と発信順序に基づき、各ベクトルの出力時間
を求め、電圧型インバータ8を制御するPWM制御信号
を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般産業及び鉄道分
野でモータを駆動する制御電源として使用される電圧形
3レベルインバータのPWM制御方法および制御装置に
関する。
野でモータを駆動する制御電源として使用される電圧形
3レベルインバータのPWM制御方法および制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】3レベルインバータは電気鉄道をはじめ
主として大容量、高電圧インバータとして普及しつつあ
る。図7は3レベルインバータの回路構成を示す図であ
る。図7において10は直流電圧電源、11は直流リア
クトル、12C1及び12C2は同一容量のコンデンサ
で、その両端P及びNは直流電圧電源10のそれぞれ正
端子、負端子に接続されている。更に、コンデンサ12
C1と12C2の接続点は中性点端子Oが導出されてい
る。13,14,15は三相の各アームである。各アー
ム13,14,15の13u1〜13u4、14v1〜
14v4及び15w1〜15w4は正端子Pと負端子N
との間にそれぞれ直列接続されたU、V、W相の主スイ
チング素子群であり、それぞれがこの順に13D1〜1
3D4、14D1〜14D4及び15D1〜15D4で
示される逆並列ダイオードを備える。
主として大容量、高電圧インバータとして普及しつつあ
る。図7は3レベルインバータの回路構成を示す図であ
る。図7において10は直流電圧電源、11は直流リア
クトル、12C1及び12C2は同一容量のコンデンサ
で、その両端P及びNは直流電圧電源10のそれぞれ正
端子、負端子に接続されている。更に、コンデンサ12
C1と12C2の接続点は中性点端子Oが導出されてい
る。13,14,15は三相の各アームである。各アー
ム13,14,15の13u1〜13u4、14v1〜
14v4及び15w1〜15w4は正端子Pと負端子N
との間にそれぞれ直列接続されたU、V、W相の主スイ
チング素子群であり、それぞれがこの順に13D1〜1
3D4、14D1〜14D4及び15D1〜15D4で
示される逆並列ダイオードを備える。
【0003】13D5〜13D6、14D5〜14D6
及び15D5〜15D6は図7に示す通りの極性で前記
主スイッチング素子群の1、2及び3、4間接続点と中
性点端子Oとの間に接続された中性点クランプダイオー
ドである。図7において、例えばアーム13について
は、スイッチング素子13u1,13u2がオンになっ
たときU相端子が+Eとなり、スイッチング素子13u
2,13u3がオンになったとき、U相端子が0とな
り、さらに、スイッチング素子13u2,13u3がオ
ンになったとき、U相端子が−Eとなる。同様に各相の
スイッチング素子は2個ずつペアでオンとなり、U,
V,W相に+E,0,−Eの出力が発生する。なお、各
相の出力が0のとき中性点端子Oに電流が流入または流
出する。また、各相の電流(iu ,iv ,iw )の和i
u +iv +iw は0である。
及び15D5〜15D6は図7に示す通りの極性で前記
主スイッチング素子群の1、2及び3、4間接続点と中
性点端子Oとの間に接続された中性点クランプダイオー
ドである。図7において、例えばアーム13について
は、スイッチング素子13u1,13u2がオンになっ
たときU相端子が+Eとなり、スイッチング素子13u
2,13u3がオンになったとき、U相端子が0とな
り、さらに、スイッチング素子13u2,13u3がオ
ンになったとき、U相端子が−Eとなる。同様に各相の
スイッチング素子は2個ずつペアでオンとなり、U,
V,W相に+E,0,−Eの出力が発生する。なお、各
相の出力が0のとき中性点端子Oに電流が流入または流
出する。また、各相の電流(iu ,iv ,iw )の和i
u +iv +iw は0である。
【0004】上記のようにU、V、W各相端子の電位は
3種類のレベル+E、0、−Eを出力し、その空間電圧
ベクトルは図8に示すようになる。なお、同図におい
て、例えば(01−1)は上記U、V、W相の電圧がそ
れぞれ(0,+E,−E)であることを示す。従って、
33 =27とおりのスイッチング状態で、19種類の離
散な電圧ベクトルが出力可能である。このため、指令電
圧ベクトルVと隣接したベクトルのうちいくつのベクト
ルを選択して、その合成ベクトルが指令ベクトルと一致
するように制御することができる。空間ベクトル方式に
おいては、上記のようにして指令電圧ベクトルに隣接し
たベクトルを選択してスイッチングモードを決定し、指
令電圧ベクトルの大きさに応じた期間上記ベクトルを出
力するようにスイッチング素子を制御し、インバータを
PWM制御する。
3種類のレベル+E、0、−Eを出力し、その空間電圧
ベクトルは図8に示すようになる。なお、同図におい
て、例えば(01−1)は上記U、V、W相の電圧がそ
れぞれ(0,+E,−E)であることを示す。従って、
33 =27とおりのスイッチング状態で、19種類の離
散な電圧ベクトルが出力可能である。このため、指令電
圧ベクトルVと隣接したベクトルのうちいくつのベクト
ルを選択して、その合成ベクトルが指令ベクトルと一致
するように制御することができる。空間ベクトル方式に
おいては、上記のようにして指令電圧ベクトルに隣接し
たベクトルを選択してスイッチングモードを決定し、指
令電圧ベクトルの大きさに応じた期間上記ベクトルを出
力するようにスイッチング素子を制御し、インバータを
PWM制御する。
【0005】ところで、図7において、直流側平滑コン
デンサの中性点電位Vnは、中性点に流入または流出す
る電流により変動する。中性点電位の変動はスイッチン
グ素子の過電圧の原因となるので、中性点電位の変動を
抑制する必要がある。
デンサの中性点電位Vnは、中性点に流入または流出す
る電流により変動する。中性点電位の変動はスイッチン
グ素子の過電圧の原因となるので、中性点電位の変動を
抑制する必要がある。
【0006】従来、3レベルインバータにおける中性点
電位の変動の抑制は次のように行われていた。 キャリア方式では、キャリアの周波数が非常に高
く、各相の電流(iu ,iv ,iw )の高調波がとても
小さい時、中性点電圧を出力する期間に、各相電流(i
u ,iv ,iw )はあまり変化せず、一定と見なす事が
できる。図9(a)は、特願平7−170750号に示
された、3レベルインバタータの中性点電位変動を抑制
するための方式を示す。同図は、各相の指令電圧Vu
*,Vv * ,Vw * をキャリアAとキャリアBにより変
調してPWM信号を出力する場合を示しており、各相の
指令電圧Vu * ,Vv * ,Vw * がキャリアAより大き
いとき電圧+Eが出力され、キャリアBより小さいとき
電圧−Eが出力され、また、キャリアA,Bに間にある
とき、0(中性点電圧)が出力される。
電位の変動の抑制は次のように行われていた。 キャリア方式では、キャリアの周波数が非常に高
く、各相の電流(iu ,iv ,iw )の高調波がとても
小さい時、中性点電圧を出力する期間に、各相電流(i
u ,iv ,iw )はあまり変化せず、一定と見なす事が
できる。図9(a)は、特願平7−170750号に示
された、3レベルインバタータの中性点電位変動を抑制
するための方式を示す。同図は、各相の指令電圧Vu
*,Vv * ,Vw * をキャリアAとキャリアBにより変
調してPWM信号を出力する場合を示しており、各相の
指令電圧Vu * ,Vv * ,Vw * がキャリアAより大き
いとき電圧+Eが出力され、キャリアBより小さいとき
電圧−Eが出力され、また、キャリアA,Bに間にある
とき、0(中性点電圧)が出力される。
【0007】図9(a)のようにキャリア波形を変調
し、キャリアの半周期を拡大したものを図9(b)に示
す。同図に示すように、上段のキャリアAの最小値が三
相のうちの最小の電圧指令値と一致し、下段のキャリア
Bの最大値が三相のうちの最大の電圧指令値と一致する
ようにキャリアA及びキャリアBが変調されているた
め、各相の指令値が二つのキャリアに挟まれる期間(中
性点電圧出力時間)は平行四辺形の向かい合った2辺と
なり、同じ長さとなるる。このため、キャリア半周期当
たりの各相の中性点電圧出力時間(tu,tv,tw)
は同じとなる。即ち、tu=tv=tw=△tとなる。
この間に中性点に流入と流出する電荷量は次の(1)式
となる。 (iu +iv +iw )×Δt=0 (1) 即ち、キャリア方式において、上記のようにキャリアの
周波数が非常に高く、中性点電圧を出力する期間に各相
電流(iu ,iv ,iw )はあまり変化せず一定と見な
す事ができる場合には、中性点電位の変動は零になる。
し、キャリアの半周期を拡大したものを図9(b)に示
す。同図に示すように、上段のキャリアAの最小値が三
相のうちの最小の電圧指令値と一致し、下段のキャリア
Bの最大値が三相のうちの最大の電圧指令値と一致する
ようにキャリアA及びキャリアBが変調されているた
め、各相の指令値が二つのキャリアに挟まれる期間(中
性点電圧出力時間)は平行四辺形の向かい合った2辺と
なり、同じ長さとなるる。このため、キャリア半周期当
たりの各相の中性点電圧出力時間(tu,tv,tw)
は同じとなる。即ち、tu=tv=tw=△tとなる。
この間に中性点に流入と流出する電荷量は次の(1)式
となる。 (iu +iv +iw )×Δt=0 (1) 即ち、キャリア方式において、上記のようにキャリアの
周波数が非常に高く、中性点電圧を出力する期間に各相
電流(iu ,iv ,iw )はあまり変化せず一定と見な
す事ができる場合には、中性点電位の変動は零になる。
【0008】 一方、前記空間ベクトル方式で中性点
電位の変動を抑制するためには、図10に示す中性点電
位の検知回路が必要となる。即ち、空間ベクトル方式の
場合には、前記図8に示したように、選択された電圧ベ
クトルを出力するスイッチングモードが複数存在する場
合があるため、図10に示す中性点電位の検知回路を利
用して、中性点電位Vnの制御を行っている。図10に
おいて、Rは抵抗、12C1,12C2は前記図7に示
したコンデンサ、AMPは増幅器であり、抵抗Rにより
分圧された電圧とコンデンサ12C1,12C2の接続
点の電圧を増幅器AMPで比較し、中性点電圧の変動を
検知する。そして、中性点電位の変動に許容範囲△Vn
を設定し、中性点電位Vnが常にこの許容範囲内に入る
ように前記したスイッチングモードを決定する。中性点
電位が許容範囲を超えて上昇した場合には、既に選択さ
れた電圧ベクトルと負荷電流の方向に応じて、中性点の
電流が流出するスイッチングモード(例えば、モード
(010))を選択する。逆に下降した場合には、流入
するスイッチングモード(例えば、モード(−10−
1))を選択する。
電位の変動を抑制するためには、図10に示す中性点電
位の検知回路が必要となる。即ち、空間ベクトル方式の
場合には、前記図8に示したように、選択された電圧ベ
クトルを出力するスイッチングモードが複数存在する場
合があるため、図10に示す中性点電位の検知回路を利
用して、中性点電位Vnの制御を行っている。図10に
おいて、Rは抵抗、12C1,12C2は前記図7に示
したコンデンサ、AMPは増幅器であり、抵抗Rにより
分圧された電圧とコンデンサ12C1,12C2の接続
点の電圧を増幅器AMPで比較し、中性点電圧の変動を
検知する。そして、中性点電位の変動に許容範囲△Vn
を設定し、中性点電位Vnが常にこの許容範囲内に入る
ように前記したスイッチングモードを決定する。中性点
電位が許容範囲を超えて上昇した場合には、既に選択さ
れた電圧ベクトルと負荷電流の方向に応じて、中性点の
電流が流出するスイッチングモード(例えば、モード
(010))を選択する。逆に下降した場合には、流入
するスイッチングモード(例えば、モード(−10−
1))を選択する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した中性点電位の
変動を抑制するための方法として、キャリア方式におい
ては、スイッチング周波数が十分高く、しかも、制御周
期Tc内に電流が変化しないという仮定が必要である。
したがって、この方法はスイッチング周波数が低い場合
に抑制誤差が生じ、中性点電位の変動を抑制する効果が
低くなる。特に、この方法は、電流の過渡過程に適用で
きないという欠点がある。
変動を抑制するための方法として、キャリア方式におい
ては、スイッチング周波数が十分高く、しかも、制御周
期Tc内に電流が変化しないという仮定が必要である。
したがって、この方法はスイッチング周波数が低い場合
に抑制誤差が生じ、中性点電位の変動を抑制する効果が
低くなる。特に、この方法は、電流の過渡過程に適用で
きないという欠点がある。
【0010】一方、前記した公知の空間ベクトル方式
は、前記図10に示した中性点電位の検知装置が必要で
あるという欠点がある。また、中性点電位Vnの変動を
抑制するために、中性点電位Vnの変動に応じて、制御
周期Tc内に二つのスイッチングモード間に、例えば、
モード(010)とモード(−10−1 )を数回切り換
えることが必要となる。しかし、この方法はスイッチン
グ回数(周波数)が増加し、三相が同時にスイッチング
しなければならないし、望ましくない。
は、前記図10に示した中性点電位の検知装置が必要で
あるという欠点がある。また、中性点電位Vnの変動を
抑制するために、中性点電位Vnの変動に応じて、制御
周期Tc内に二つのスイッチングモード間に、例えば、
モード(010)とモード(−10−1 )を数回切り換
えることが必要となる。しかし、この方法はスイッチン
グ回数(周波数)が増加し、三相が同時にスイッチング
しなければならないし、望ましくない。
【0011】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、本発明は、瞬時負荷電流に応
じてインバータの出力電圧指令ベクトルVを生成すると
ともに、中性点電位の変動を抑制することができる3レ
ベルインバータのPWM制御方法および制御装置を提供
することを目的とする。
めになされたものであり、本発明は、瞬時負荷電流に応
じてインバータの出力電圧指令ベクトルVを生成すると
ともに、中性点電位の変動を抑制することができる3レ
ベルインバータのPWM制御方法および制御装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
すブロック図である。同図において、1はベクトル指令
を送出する第1の手段であり、第1の手段1によりベク
トルの360°の全空間を図8に示した区間A1から区
間A12まで12個の区間に分け、ベクトル指令Vを出
力する。ベクトル指令Vの大きさ|V|は第3の手段3
に与えられ、また、ベクトル指令Vの回転角〔V〕は第
2の手段2に与えられる。第2の手段2は上記回転角
〔V〕から指令ベクトルVが存在する区間番号(前記8
におけるA1〜A12)を判断する。また、第3の手段
3により上記大きさ|V|からベクトルの出力時間を定
める変調率αを計算する。一方、電流検知手段4により
負荷電流が検出されると、第5の手段5は指令ベクトル
Vの区間番号と、電流検知手段4により検出された負荷
電流瞬時値とを利用して各区間番号に対応する電流比、
例えば、iu /iv 等を計算する。第6の手段6は後述
するように第3の手段3により計算された変調率αと第
5の手段により演算された電流比に基づき予め設定され
たベクトルの発信方式と発信順序を決定する。第7の手
段7は上記第6の手段6により決定したベクトルの発信
方式と発信順序に基づき、各ベクトルの出力時間を求め
てPWM信号を生成し、電圧型インバータ8のスイッチ
ング素子を制御する。
すブロック図である。同図において、1はベクトル指令
を送出する第1の手段であり、第1の手段1によりベク
トルの360°の全空間を図8に示した区間A1から区
間A12まで12個の区間に分け、ベクトル指令Vを出
力する。ベクトル指令Vの大きさ|V|は第3の手段3
に与えられ、また、ベクトル指令Vの回転角〔V〕は第
2の手段2に与えられる。第2の手段2は上記回転角
〔V〕から指令ベクトルVが存在する区間番号(前記8
におけるA1〜A12)を判断する。また、第3の手段
3により上記大きさ|V|からベクトルの出力時間を定
める変調率αを計算する。一方、電流検知手段4により
負荷電流が検出されると、第5の手段5は指令ベクトル
Vの区間番号と、電流検知手段4により検出された負荷
電流瞬時値とを利用して各区間番号に対応する電流比、
例えば、iu /iv 等を計算する。第6の手段6は後述
するように第3の手段3により計算された変調率αと第
5の手段により演算された電流比に基づき予め設定され
たベクトルの発信方式と発信順序を決定する。第7の手
段7は上記第6の手段6により決定したベクトルの発信
方式と発信順序に基づき、各ベクトルの出力時間を求め
てPWM信号を生成し、電圧型インバータ8のスイッチ
ング素子を制御する。
【0013】次に、指令ベクトルVが図8に示したよう
に区間A1にあると仮定し、図2(a)(b)のベクト
ル合成図を参照して本発明を説明する。なお、図2は図
8の区間A1とその隣接する区間を示しており、Vは指
令ベクトル、Vs1,…,Vs4,Vs ,VL ,Vm は図8
に示した各ベクトルに対応するベクトル、T1 は同図
(a)の方向1へのベクトルの出力時間、T2 は同じく
方向2へのベクトルの出力時間、Tmmは同図(b)の方
向1へのベクトルの出力時間、Tsnは同じく方向2への
ベクトルの出力時間、Tc は制御周期を示している。
に区間A1にあると仮定し、図2(a)(b)のベクト
ル合成図を参照して本発明を説明する。なお、図2は図
8の区間A1とその隣接する区間を示しており、Vは指
令ベクトル、Vs1,…,Vs4,Vs ,VL ,Vm は図8
に示した各ベクトルに対応するベクトル、T1 は同図
(a)の方向1へのベクトルの出力時間、T2 は同じく
方向2へのベクトルの出力時間、Tmmは同図(b)の方
向1へのベクトルの出力時間、Tsnは同じく方向2への
ベクトルの出力時間、Tc は制御周期を示している。
【0014】第6の手段6は上記したように第3の手段
3により計算された変調率αと第5の手段により演算さ
れた電流比に基づき次のように予め設定されたベクトル
の発信方式と発信順序を選定する。負荷電流リップルを
小さくするため、第3の手段3により計算された変調率
αが0.5以下になる場合には、図2(a)に示すよう
に、指令ベクトルVを挟む短いベクトルVs だけを使
う。また、変調率αが0.5以上になる場合には、図2
(b)に示すように、指令ベクトルVを挟む短いベクト
ルVs と長いベクトルVm 、VL を使う。そして、中性
点電位の変動を抑制するために、制御周期Tc の間に発
信順序における中性点にクランプするベクトルを着目し
て、次のように三つの発信方式を定義する。
3により計算された変調率αと第5の手段により演算さ
れた電流比に基づき次のように予め設定されたベクトル
の発信方式と発信順序を選定する。負荷電流リップルを
小さくするため、第3の手段3により計算された変調率
αが0.5以下になる場合には、図2(a)に示すよう
に、指令ベクトルVを挟む短いベクトルVs だけを使
う。また、変調率αが0.5以上になる場合には、図2
(b)に示すように、指令ベクトルVを挟む短いベクト
ルVs と長いベクトルVm 、VL を使う。そして、中性
点電位の変動を抑制するために、制御周期Tc の間に発
信順序における中性点にクランプするベクトルを着目し
て、次のように三つの発信方式を定義する。
【0015】(1) 変調率: α<0.5の場合。 上記変調率αの範囲で、短いベクトルVs だけ使って、
図3に示すように発信方式1の発信順序S11で指令ベ
クトルVを発生する。この場合には、指令ベクトルVが
短いので、発信順序S11は隣接する領域を含む2個の
短いベクトルとゼロベクトルのみで指令電圧ベクトルを
発生させる。そして、制御周期Tc 内で中性点電位の変
動が正負打ち消すように正側のスイッチングモード(0
10)と負側のスイッチングモード(−10−1)を交
互に用いる。ただし、ベクトルの変更は1回のスイッチ
ングで行うように順序づけられている。
図3に示すように発信方式1の発信順序S11で指令ベ
クトルVを発生する。この場合には、指令ベクトルVが
短いので、発信順序S11は隣接する領域を含む2個の
短いベクトルとゼロベクトルのみで指令電圧ベクトルを
発生させる。そして、制御周期Tc 内で中性点電位の変
動が正負打ち消すように正側のスイッチングモード(0
10)と負側のスイッチングモード(−10−1)を交
互に用いる。ただし、ベクトルの変更は1回のスイッチ
ングで行うように順序づけられている。
【0016】(2) 変調率: α≧0.5 の場合。 (a) 発信方式2 発信順序21 この発信方式は、指令ベクトルVが大きい場合に用いら
れ、図3に示すように発信方式2の発信順序S21で指
令ベクトルVを発生する。すなわち、発信順序がS11
のように短いベクトルのみでは不足する時に発信順序S
21を用い、区間A1に属する短いベクトルVsと中間
のベクトルVmを使用する。なお、図3において、T0
,Ts1,Ts2, …,Tl ,Tm ,…,T0 は、下に記
されたベクトル(000),(010),…,(−1−
1−1)(前記図2に示したベクトル)の一制御周期に
おける出力時間である。
れ、図3に示すように発信方式2の発信順序S21で指
令ベクトルVを発生する。すなわち、発信順序がS11
のように短いベクトルのみでは不足する時に発信順序S
21を用い、区間A1に属する短いベクトルVsと中間
のベクトルVmを使用する。なお、図3において、T0
,Ts1,Ts2, …,Tl ,Tm ,…,T0 は、下に記
されたベクトル(000),(010),…,(−1−
1−1)(前記図2に示したベクトル)の一制御周期に
おける出力時間である。
【0017】 発信順序S22:指令ベクトルVが更
に大きい場合に用いられ、図3に示すように、発信方式
2の発信順序S22で指令ベクトルVを発生する。ま
た、後述するように中性点電位の変動を抑制するために
短いベクトルの出力時間を調整する時にこの発信順序S
22を使う場合もある。
に大きい場合に用いられ、図3に示すように、発信方式
2の発信順序S22で指令ベクトルVを発生する。ま
た、後述するように中性点電位の変動を抑制するために
短いベクトルの出力時間を調整する時にこの発信順序S
22を使う場合もある。
【0018】(b) 発信方式3: 発信順序S31:中性点電位の変動を低くする必要
がある場合に、図3に示すように発信順序S31が用い
られる。すなわち、発信順序S31が発生するのは、発
信順序S21或いはS22において、中性点電位の変動
を低くする必要がある場合である。具体的には、前記し
た第6の手段6が、第5の手段5から与えられる電流演
算結果に基づき、後述するように図4の条件によって、
発信方式2或いは発信方式3を選択する。
がある場合に、図3に示すように発信順序S31が用い
られる。すなわち、発信順序S31が発生するのは、発
信順序S21或いはS22において、中性点電位の変動
を低くする必要がある場合である。具体的には、前記し
た第6の手段6が、第5の手段5から与えられる電流演
算結果に基づき、後述するように図4の条件によって、
発信方式2或いは発信方式3を選択する。
【0019】 発信順序S32:これは過渡的な発信
順序である。図3に示す順序で、発信順序S21或いは
S22から発信順序S31へ移行する。
順序である。図3に示す順序で、発信順序S21或いは
S22から発信順序S31へ移行する。
【0020】ところで、制御周期Tc の間に中性点に流
入、流出した電荷量の総和が零にならば中性点電位の変
動も零になる。これは本発明の基本原理であり、これに
よると、各発信方式の各発信順序におけるベクトルの出
力時間は下式を満足しなければならない。なお、下式に
おいて、Ts1,Ts2, …,Tl ,Tm はベクトルの出力
時間、iu ,iv ,iw は各相電流である。 <発信順序S11> 2Ts1×(iu +iw )+Ts2×iw+2Ts3×(iu
+iv )+Ts4×iv =0(2) <発信順序S21> Ts ×(iu +iw )+Tm ×iu =0 (3) <発信順序S22> Ts ×(iu +iw )+Tm ×iu =0 (4) <発信順序S31> Ts ×iv +Tm ×iu =0 (5)
入、流出した電荷量の総和が零にならば中性点電位の変
動も零になる。これは本発明の基本原理であり、これに
よると、各発信方式の各発信順序におけるベクトルの出
力時間は下式を満足しなければならない。なお、下式に
おいて、Ts1,Ts2, …,Tl ,Tm はベクトルの出力
時間、iu ,iv ,iw は各相電流である。 <発信順序S11> 2Ts1×(iu +iw )+Ts2×iw+2Ts3×(iu
+iv )+Ts4×iv =0(2) <発信順序S21> Ts ×(iu +iw )+Tm ×iu =0 (3) <発信順序S22> Ts ×(iu +iw )+Tm ×iu =0 (4) <発信順序S31> Ts ×iv +Tm ×iu =0 (5)
【0021】ここで、各ベクトル区間における中性点電
位の変動を抑制できる条件は次のように決定される。発
信方式1は変調率α<0.5の時に選択され、各ベクト
ルの出力時間が式(2)を満足するように決めれば、中
性点電位の変動を全く抑制できる。
位の変動を抑制できる条件は次のように決定される。発
信方式1は変調率α<0.5の時に選択され、各ベクト
ルの出力時間が式(2)を満足するように決めれば、中
性点電位の変動を全く抑制できる。
【0022】発信方式2は変調率α>0.5の時に選択
される。指令ベクトルVが区間A1にある場合には、同
様に、各ベクトルの出力時間が式(3)或いは式(4)
を満足するように決めれば、中性点電位の変動を全く抑
制できる。抑制できる条件は、後述するように次の式
(6)になる。 iu /iv ≦Tsn/Tmn (6)
される。指令ベクトルVが区間A1にある場合には、同
様に、各ベクトルの出力時間が式(3)或いは式(4)
を満足するように決めれば、中性点電位の変動を全く抑
制できる。抑制できる条件は、後述するように次の式
(6)になる。 iu /iv ≦Tsn/Tmn (6)
【0023】発信方式3も変調率α>0.5の時に選択
される。指令ベクトルVが区間A1にある場合には、同
様に、各ベクトルの出力時間が式(5)を満足するよう
に決めれば、中性点電位の変動を全く抑制できる。抑制
できる条件は、後述するように次の式(7)になる。 iu /iv <−Tsn/Tmn (7) 上記のようにして、360゜全空間における抑制できる
条件を求めると、図4に示すようになる。
される。指令ベクトルVが区間A1にある場合には、同
様に、各ベクトルの出力時間が式(5)を満足するよう
に決めれば、中性点電位の変動を全く抑制できる。抑制
できる条件は、後述するように次の式(7)になる。 iu /iv <−Tsn/Tmn (7) 上記のようにして、360゜全空間における抑制できる
条件を求めると、図4に示すようになる。
【0024】第6の手段6は図4に基づき発信方式及び
発信順序を選択する。すなわち、第4の手段により検出
された負荷電流は第5の手段5に与えられる。一方、第
5の手段5が利用する指令ベクトルVの位置(区間番号
n)を把握するため、第2の手段は指令ベクトルVの回
転角度ψから区間番号nを次のように計算する。 n=(ψ/30°)−2 (8) 第5の手段5は、第4の手段4より検出した負荷電流瞬
時値を利用し、上の第2の手段により計算した区間番号
によって対応する電流比を計算する。第6の手段はこの
電流比と第3の手段により計算した変調率αによって後
述するように発信方式及び発信順序を選択する。
発信順序を選択する。すなわち、第4の手段により検出
された負荷電流は第5の手段5に与えられる。一方、第
5の手段5が利用する指令ベクトルVの位置(区間番号
n)を把握するため、第2の手段は指令ベクトルVの回
転角度ψから区間番号nを次のように計算する。 n=(ψ/30°)−2 (8) 第5の手段5は、第4の手段4より検出した負荷電流瞬
時値を利用し、上の第2の手段により計算した区間番号
によって対応する電流比を計算する。第6の手段はこの
電流比と第3の手段により計算した変調率αによって後
述するように発信方式及び発信順序を選択する。
【0025】以上のようにして発信方式及び発信順序が
選択されると、第7の手段7は、各発信順序における各
ベクトルの出力時間を計算する。以下、上記各ベクトル
の出力時間の計算方法について説明する。発信方式1を
使う場合には、まず、電圧指令ベクトルVを生成するた
めに図2(a)における方向1のベクトルの出力時間T
1及び方向2のベクトルの出力時間T2を計算する。こ
れは、同図における三角形の辺と角の関係から下式
(9)(10)(11)で計算される。なお、(9)
(10)(11)式において、Tc は制御周期、Vs は
ベクトルVs1,Vs2, Vs3,Vs4の大きさ、Vc は指令
ベクトルの大きさである。
選択されると、第7の手段7は、各発信順序における各
ベクトルの出力時間を計算する。以下、上記各ベクトル
の出力時間の計算方法について説明する。発信方式1を
使う場合には、まず、電圧指令ベクトルVを生成するた
めに図2(a)における方向1のベクトルの出力時間T
1及び方向2のベクトルの出力時間T2を計算する。こ
れは、同図における三角形の辺と角の関係から下式
(9)(10)(11)で計算される。なお、(9)
(10)(11)式において、Tc は制御周期、Vs は
ベクトルVs1,Vs2, Vs3,Vs4の大きさ、Vc は指令
ベクトルの大きさである。
【0026】
【数1】
【0027】一方、中性点電位の変動を抑制するため
に、発信順序S11の各ベクトルの出力時間は式(2)
を満足しなければならない。式(9)(10)(2)か
ら各ベクトルの出力時間は下のように決定すれば、電圧
指令ベクトルVを生成できるし、中性点電位の変動も抑
制できる。 Ts1=T1/4 (12) Ts4=T1/2 (13) Ts3=T1/4 (14) Ts2=T1/2 (15) すなわち、上記(12)(13)(14)(15)を前
記(2)式に代入すると、(2)の左辺はiu +iv +
iw となり、前記したようにiu +iv +iw=0であ
るから(2)式を満足することが分かる。
に、発信順序S11の各ベクトルの出力時間は式(2)
を満足しなければならない。式(9)(10)(2)か
ら各ベクトルの出力時間は下のように決定すれば、電圧
指令ベクトルVを生成できるし、中性点電位の変動も抑
制できる。 Ts1=T1/4 (12) Ts4=T1/2 (13) Ts3=T1/4 (14) Ts2=T1/2 (15) すなわち、上記(12)(13)(14)(15)を前
記(2)式に代入すると、(2)の左辺はiu +iv +
iw となり、前記したようにiu +iv +iw=0であ
るから(2)式を満足することが分かる。
【0028】発信方式2を使う場合には、まず、電圧指
令ベクトルVを生成するために方向1のベクトルの出力
時間Tsn及び方向2のベクトルの出力時間Tmnを求め
る。これは図2(b)の三角形の辺と角の関係から下式
(16)(17)(18)で計算される。
令ベクトルVを生成するために方向1のベクトルの出力
時間Tsn及び方向2のベクトルの出力時間Tmnを求め
る。これは図2(b)の三角形の辺と角の関係から下式
(16)(17)(18)で計算される。
【0029】
【数2】
【0030】一方、発信方式2において中性点電位を抑
制するためのベクトルVs (010)の出力時間をTs
z、ベクトルVm (01−1)の出力時間をTmzと表示
すると、上記出力時間Tsz、Tmzは前記式(3)を満足
しなければならず、(3)式とiu +iv +iw =0の
関係から下式(19)を得る。 Tsz=(iu /iv )×Tmz (19) ここで、ベクトルVm (01−1)は選択余地がないの
で、出力時間Tm は下式のように設定する。 Tm =Tmn=Tmz (20) 実際のベクトルVs(001)の出力時間Ts 及びベク
トルVL (−11−1)の出力時間Tl はTsnとTszを
比較することによって次のように決まる。
制するためのベクトルVs (010)の出力時間をTs
z、ベクトルVm (01−1)の出力時間をTmzと表示
すると、上記出力時間Tsz、Tmzは前記式(3)を満足
しなければならず、(3)式とiu +iv +iw =0の
関係から下式(19)を得る。 Tsz=(iu /iv )×Tmz (19) ここで、ベクトルVm (01−1)は選択余地がないの
で、出力時間Tm は下式のように設定する。 Tm =Tmn=Tmz (20) 実際のベクトルVs(001)の出力時間Ts 及びベク
トルVL (−11−1)の出力時間Tl はTsnとTszを
比較することによって次のように決まる。
【0031】 Tsn>Tszの場合 この場合には、長いベクトルVL (−11−1)を出力
することにより、中性点電位の変動を全く抑制できる。
発信順序S22の各ベクトルの出力時間は下式になる。 Tm =Tmn=Tmz (21) Ts =Tsz=(iu /iv )×Tm (22) Tl =(Tsn−Ts )/2 (23) T0 =Tc −Ts −Tm −Tl (24) すなわち、発信方式2の場合、中性点電位の変動を抑制
するには上記式(19)の関係を満足する必要があり、
式(19)と式(20)より、式(23)が得られる。
また、Tsn>Tsz=Ts なので、中性点電位の変動に関
係がないベクトルVL の出力時間をTl を式(24)に
より算出することができる。
することにより、中性点電位の変動を全く抑制できる。
発信順序S22の各ベクトルの出力時間は下式になる。 Tm =Tmn=Tmz (21) Ts =Tsz=(iu /iv )×Tm (22) Tl =(Tsn−Ts )/2 (23) T0 =Tc −Ts −Tm −Tl (24) すなわち、発信方式2の場合、中性点電位の変動を抑制
するには上記式(19)の関係を満足する必要があり、
式(19)と式(20)より、式(23)が得られる。
また、Tsn>Tsz=Ts なので、中性点電位の変動に関
係がないベクトルVL の出力時間をTl を式(24)に
より算出することができる。
【0032】 Tsn=Tszの場合 中性点電位の変動を全く抑制できる。しかも、長いベク
トルVL (−11−1)の出力は必要ではない。発信順
序S21の各ベクトルの出力時間は下式になる。 Tm =Tmn=Tmz (25) Ts =Tsz=Tsn (26) T0 =Tc −Ts −Tm (27)
トルVL (−11−1)の出力は必要ではない。発信順
序S21の各ベクトルの出力時間は下式になる。 Tm =Tmn=Tmz (25) Ts =Tsz=Tsn (26) T0 =Tc −Ts −Tm (27)
【0033】 Tsn<Tszの場合 この場合は中性点電位の変動を抑制できない部分が生じ
る。すなわち、前記(22)(23)を満たすベクトル
Vm の出力時間Tm 、ベクトルVs の出力時間Ts を選
定してもTsn<Tszなので、式(24)を満たすベクト
ルVL を出力することはできず、中性点電位の変動を完
全に抑制できない。
る。すなわち、前記(22)(23)を満たすベクトル
Vm の出力時間Tm 、ベクトルVs の出力時間Ts を選
定してもTsn<Tszなので、式(24)を満たすベクト
ルVL を出力することはできず、中性点電位の変動を完
全に抑制できない。
【0034】発信方式3の各ベクトルの出力時間の計算
も、基本的に発信方式2の計算方法と同様に求めること
ができる。上記のように発信方式2において中性点電位
の変動を抑制できるのは、区間A1においてはTsn≧T
szの場合である。ここで、前記式(19)に示したよう
にTsz=(iu /iv )×Tmzなので、式(19)とT
sn≧TszよりTsn≧(iu /iv )×Tmz=(iu /i
v )×Tmnが得られる。すなわち、発信方式2により中
性点電位の変動を完全に抑制できるのは、区間A1にお
いてはTsn/Tmn≧(iu /iv )の条件を満足する場
合であり、前記した式(6)を得ることができる。
も、基本的に発信方式2の計算方法と同様に求めること
ができる。上記のように発信方式2において中性点電位
の変動を抑制できるのは、区間A1においてはTsn≧T
szの場合である。ここで、前記式(19)に示したよう
にTsz=(iu /iv )×Tmzなので、式(19)とT
sn≧TszよりTsn≧(iu /iv )×Tmz=(iu /i
v )×Tmnが得られる。すなわち、発信方式2により中
性点電位の変動を完全に抑制できるのは、区間A1にお
いてはTsn/Tmn≧(iu /iv )の条件を満足する場
合であり、前記した式(6)を得ることができる。
【0035】また、発信方式3について、区間A1にお
いて中性点電位の変動を完全に抑制でき条件を同様に求
めると、前記式(7)を得ることができる。上記のよう
にして、各区間A1〜A12について発信方式2、発信
方式3により中性点電位の変動を完全に抑制でき条件を
求めると、結局、前記図4が得られる。前記した第6の
手段6は前記したように図4を参照して、電流比と区間
番号により、発信方式2または発信方式3を判定し発信
順序を決定する。
いて中性点電位の変動を完全に抑制でき条件を同様に求
めると、前記式(7)を得ることができる。上記のよう
にして、各区間A1〜A12について発信方式2、発信
方式3により中性点電位の変動を完全に抑制でき条件を
求めると、結局、前記図4が得られる。前記した第6の
手段6は前記したように図4を参照して、電流比と区間
番号により、発信方式2または発信方式3を判定し発信
順序を決定する。
【0036】
【発明の実施形態】図5は本発明の実施例の制御装置の
構成を示す図である。同図において、10、11は直流
電源及び直流リアクトル、12は入力分圧コンデンサ、
13、14、15は前記図7に示した3相3レベルイン
バータブリッジ、9は負荷であるモータ、16は負荷電
流検出器、17はデジタルシグナル・プロセッサ(以
下、DSPと略記する)、18はマイクロ・コンピュー
タ(以下、MCと略記する)である。
構成を示す図である。同図において、10、11は直流
電源及び直流リアクトル、12は入力分圧コンデンサ、
13、14、15は前記図7に示した3相3レベルイン
バータブリッジ、9は負荷であるモータ、16は負荷電
流検出器、17はデジタルシグナル・プロセッサ(以
下、DSPと略記する)、18はマイクロ・コンピュー
タ(以下、MCと略記する)である。
【0037】DSP17は、前記図1に示した第1〜3
の手段、第5〜7の手段の機能を果たす処理手段を備え
ており、負荷電流検出器16の出力を前記した手法で処
理し、ベクトルの出力方式(発信方式)及び各ベクトル
の出力時間を計算してMC18へ出力する。MC18は
DSP17で処理した結果によってPWM波形を生成
し、図示しないゲート回路により、3相3レベルインバ
ータブリッジ13,14,15のスイッチング素子を駆
動する。
の手段、第5〜7の手段の機能を果たす処理手段を備え
ており、負荷電流検出器16の出力を前記した手法で処
理し、ベクトルの出力方式(発信方式)及び各ベクトル
の出力時間を計算してMC18へ出力する。MC18は
DSP17で処理した結果によってPWM波形を生成
し、図示しないゲート回路により、3相3レベルインバ
ータブリッジ13,14,15のスイッチング素子を駆
動する。
【0038】図6は図5に示したDSP17及びMC1
8における処理を示すフローチャートである。まず、D
SP17のモータの制御部で公知の手法を用いてモータ
を制御するための演算を行い、電圧指令ベクトルVを生
成する。次に前記した式(8)により、電圧指令ベクト
ルVの位置、即ち、図8における区間番号nを計算す
る。更に、上記モータの制御部から指令ベクトルVに対
応する変調率αを得る。
8における処理を示すフローチャートである。まず、D
SP17のモータの制御部で公知の手法を用いてモータ
を制御するための演算を行い、電圧指令ベクトルVを生
成する。次に前記した式(8)により、電圧指令ベクト
ルVの位置、即ち、図8における区間番号nを計算す
る。更に、上記モータの制御部から指令ベクトルVに対
応する変調率αを得る。
【0039】次に、図6のステップS1において、変調
率αが0.5より大きいか否かを判別する。変調率αが
0.5より小さい場合には、ステップS4に行き、発信
方式1を選択する。そして、ステップS7において、指
令波形を生成する条件によってベクトル出力時間を計算
する。すなわち、計算した区間番号nと上記変調率αに
より出力するベクトルを決定し、前記式(9)〜(1
1)で説明した手法により計算した区間番号nにおける
ベクトルの出力時間T1,T2を求める。さらに、ステ
ップS8において、中性点電位の変動を抑制する条件に
よってベクトルの出力時間を調整する。すなわち、前記
した式(12)〜(15)により具体的な出力時間Ts
1,Ts2,Ts3,Ts4を求める。なお、零ベクトルV0
(000)の出力時間T0 は制御周期Tc と上記出力時
間Ts1,Ts2,Ts3,Ts4の合計の差により定める。
率αが0.5より大きいか否かを判別する。変調率αが
0.5より小さい場合には、ステップS4に行き、発信
方式1を選択する。そして、ステップS7において、指
令波形を生成する条件によってベクトル出力時間を計算
する。すなわち、計算した区間番号nと上記変調率αに
より出力するベクトルを決定し、前記式(9)〜(1
1)で説明した手法により計算した区間番号nにおける
ベクトルの出力時間T1,T2を求める。さらに、ステ
ップS8において、中性点電位の変動を抑制する条件に
よってベクトルの出力時間を調整する。すなわち、前記
した式(12)〜(15)により具体的な出力時間Ts
1,Ts2,Ts3,Ts4を求める。なお、零ベクトルV0
(000)の出力時間T0 は制御周期Tc と上記出力時
間Ts1,Ts2,Ts3,Ts4の合計の差により定める。
【0040】また、変調率が0.5より大きい場合に
は、ステップS2に行き、DSP17に取り込まれた負
荷電流検出器16の出力により、各相の電流iu ,iv
,iwの電流比を求める。一方、前記した式(16)〜
(18)で説明した手法により発信方式2,3における
方向1のベクトルの出力時間Tsn、方向2のベクトルの
出力時間Tmnを求める。そして、図4に示した発信方式
2及び3の使用条件を記憶したテーブルを参照して、指
令電圧ベクトルVの区間番号とTsn/Tmnと各相の電流
iu ,iv ,iw の電流比に基づき、発信方式2を採る
か発信方式3を採るかを決定する。
は、ステップS2に行き、DSP17に取り込まれた負
荷電流検出器16の出力により、各相の電流iu ,iv
,iwの電流比を求める。一方、前記した式(16)〜
(18)で説明した手法により発信方式2,3における
方向1のベクトルの出力時間Tsn、方向2のベクトルの
出力時間Tmnを求める。そして、図4に示した発信方式
2及び3の使用条件を記憶したテーブルを参照して、指
令電圧ベクトルVの区間番号とTsn/Tmnと各相の電流
iu ,iv ,iw の電流比に基づき、発信方式2を採る
か発信方式3を採るかを決定する。
【0041】決定された発信方式に応じてステップS5
またはステップS6に行き、ステップS7において、指
令波形を生成する条件によってベクトル出力時間を計算
する。すなわち、計算した区間番号nと上記変調率αに
より出力するベクトルを決定し、前記式(16)〜(1
8)で説明した手法により区間番号nにおけるベクトル
の出力時間Tsn,Tmnを求める。さらに、ステップS7
において、中性点電位の変動を抑制する条件によってベ
クトルの出力時間を調整する。すなわち、前記した式
(21)〜(27)で説明した手法により具体的な出力
時間Ts ,Tm ,Tl ,T0 を求める。
またはステップS6に行き、ステップS7において、指
令波形を生成する条件によってベクトル出力時間を計算
する。すなわち、計算した区間番号nと上記変調率αに
より出力するベクトルを決定し、前記式(16)〜(1
8)で説明した手法により区間番号nにおけるベクトル
の出力時間Tsn,Tmnを求める。さらに、ステップS7
において、中性点電位の変動を抑制する条件によってベ
クトルの出力時間を調整する。すなわち、前記した式
(21)〜(27)で説明した手法により具体的な出力
時間Ts ,Tm ,Tl ,T0 を求める。
【0042】以上のようにして各ベクトルの出力時間が
定まると、ステップS8において上記出力時間をMC1
8に発信してPWM波形を生成し、3相3レベルインバ
ータブリッジ13,14,15のスイッチング素子を駆
動する。
定まると、ステップS8において上記出力時間をMC1
8に発信してPWM波形を生成し、3相3レベルインバ
ータブリッジ13,14,15のスイッチング素子を駆
動する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、以下の効果を得ることができる。 (1)本発明によって指令ベクトルVを発生できると共
に中性点電位の変動を大幅に抑制できる。しかも、中性
点電位の変動を抑制する方法は指令電圧波形生成にとっ
て影響がない。 (2)中性点電位の変動を負荷電流の検知によって抑制
することができる。即ち、もともとモータを制御するた
めに検知した電流情報を利用して中性点電位の変動を抑
制することができ、電圧の検知など付加的な設備は必要
ではない。 (3)任意の瞬間で中性点に流入と流出の電荷量の総和
を零になるようにインバータの出力を制御するので、始
動や指令突変などの過渡過程でも適用できる。 (4)抑制効果は変調率及び負荷力率に依存するが、そ
れほど大きな影響を受けない。即ち、本発明による抑制
効果は変調率及び負荷力率にとってロバスト性を持つ。 (5)演算や判断論理は簡単なので、処理時間が短く、
システム全体の時間応答特性にとって影響がない。
は、以下の効果を得ることができる。 (1)本発明によって指令ベクトルVを発生できると共
に中性点電位の変動を大幅に抑制できる。しかも、中性
点電位の変動を抑制する方法は指令電圧波形生成にとっ
て影響がない。 (2)中性点電位の変動を負荷電流の検知によって抑制
することができる。即ち、もともとモータを制御するた
めに検知した電流情報を利用して中性点電位の変動を抑
制することができ、電圧の検知など付加的な設備は必要
ではない。 (3)任意の瞬間で中性点に流入と流出の電荷量の総和
を零になるようにインバータの出力を制御するので、始
動や指令突変などの過渡過程でも適用できる。 (4)抑制効果は変調率及び負荷力率に依存するが、そ
れほど大きな影響を受けない。即ち、本発明による抑制
効果は変調率及び負荷力率にとってロバスト性を持つ。 (5)演算や判断論理は簡単なので、処理時間が短く、
システム全体の時間応答特性にとって影響がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すブロック図である。
【図2】発信方式1、発信方式2、発信方式3における
ベクトル合成図である。
ベクトル合成図である。
【図3】発信方式1、発信方式2、発信方式3における
発信順序を示す図である。
発信順序を示す図である。
【図4】発信方式2および発信方式3の使用条件を示す
図である。
図である。
【図5】本発明の実施例の制御装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施例の処理フローチャートを示す図
である。
である。
【図7】3レベルインバータの回路構成図である。
【図8】3レベルインバータにおける空間ベクトル図で
ある。
ある。
【図9】キャリア方式における中性点電位の変動を抑制
する原理を示す図である。
する原理を示す図である。
【図10】空間ベクトル方式における中性点電位の変動
検知回路を示す図である。
検知回路を示す図である。
9 モータ 10,11 直流電源及び直流リアクトル 12 入力分圧コンデンサ 13,14,15 3相3レベルインバータブリッジ 16 負荷電流検出器 17 デジタルシグナル・プロセッサ(D
SP) 18 マイクロ・コンピュータ(MC) V 指令ベクトル Tc 制御周期 V0 零ベクトル Vs 短いベクトル VL 長いベクトル Vm その以外のベクトル Txn 指令ベクトルを発生するためのベクトルV
x の出力時間 Txz 中性点電位の変動を抑制するためのベクト
ルVx の出力時間 Tx 実際のベクトルVxの出力時間 T0 零ベクトルの出力時間
SP) 18 マイクロ・コンピュータ(MC) V 指令ベクトル Tc 制御周期 V0 零ベクトル Vs 短いベクトル VL 長いベクトル Vm その以外のベクトル Txn 指令ベクトルを発生するためのベクトルV
x の出力時間 Txz 中性点電位の変動を抑制するためのベクト
ルVx の出力時間 Tx 実際のベクトルVxの出力時間 T0 零ベクトルの出力時間
Claims (2)
- 【請求項1】 3レベルインバータの出力空間電圧ベク
トルにおける一つの長いベクトルとこれと隣接する中間
の長さのベクトルで挟む領域を一つの区間として、ベク
トルの360゜全空間を12個の区間に分け、 指令ベクトルVの回転角によって指令ベクトルVの上記
12個の区間における区間番号を判別するとともに、指
令ベクトルVの大きさによって変調率αを計算し、 上記指令ベクトルVの区間番号と負荷電流値によって区
間番号に対応する電流比を計算し、 上記変調率αと電流比によって、3レベルインバータの
分圧コンデンサの中性点電位の変動を抑制する発信方式
及び発信順序を定め、 上記発信方式及び発信順序における具体的な各ベクトル
の出力時間を計算して3レベルインバータをPWM制御
することを特徴とする3レベルインバータのPWM制御
方法。 - 【請求項2】 3レベルインバータの出力空間電圧ベク
トルにおける一つの長いベクトルとこれと隣接する中間
の長さのベクトルで挟む領域を一つの区間として、ベク
トルの360゜全空間を12個の区間に分ける第1の手
段と、 ベクトル制御装置より与えられた指令ベクトルVの回転
角によって指令ベクトルVの上記12個の区間における
区間番号区間番号を判別する第2の手段と、 指令ベクトルVの大きさによって変調率αを計算する第
3の手段と、 負荷電流を検知する第4の手段と、 第2の手段による与えられた指令ベクトルVの区間番号
と第4の手段により検出された負荷電流値によって区間
番号に対応する電流比を計算する第5の手段と、 第3の手段による計算した変調率αと第5の手段による
計算した電流比によって、3レベルインバータの分圧コ
ンデンサの中性点電位の変動を抑制する発信方式及び発
信順序を定める第6の手段と、 該手段による決定した発信順序における具体的な各ベク
トルの出力時間を計算する第7の手段とを備え、 上記第1、2、3、4、5、6及び7の手段に基づき負
荷電流に応じた発信方式及びベクトル出力時間を計算し
て中性点電位の変動を抑制することを特徴とする3レベ
ルインバータのPWM制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7185866A JPH0937592A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 3レベルインバータのpwm制御方法および制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7185866A JPH0937592A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 3レベルインバータのpwm制御方法および制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937592A true JPH0937592A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16178257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7185866A Pending JPH0937592A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 3レベルインバータのpwm制御方法および制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0937592A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001013504A1 (fr) * | 1999-08-12 | 2001-02-22 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Procede de reglage du potentiel du point neutre d'un onduleur du type a fixation de niveau au point neutre |
KR100329342B1 (en) * | 1999-04-20 | 2002-03-22 | Poscon Corp | Method for controlling instantaneous current at neutral point in 3 level converter/inverter system |
US6795323B2 (en) | 2000-12-07 | 2004-09-21 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Three-level neutral point clamping pwn inverter and neutral point voltage controller |
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JP2012016161A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Yaskawa Electric Corp | 3レベルインバータ、パワーコンディショナ及び発電システム |
CN105656337A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-06-08 | 冶金自动化研究设计院 | 一种大功率三电平整流器中点电压平衡控制的方法 |
WO2022138608A1 (ja) * | 2020-12-25 | 2022-06-30 | 株式会社日立製作所 | 三相3レベルインバータの駆動制御装置および駆動制御方法 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP7185866A patent/JPH0937592A/ja active Pending
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CN105656337B (zh) * | 2015-12-25 | 2018-12-14 | 冶金自动化研究设计院 | 一种大功率三电平整流器中点电压平衡控制的方法 |
WO2022138608A1 (ja) * | 2020-12-25 | 2022-06-30 | 株式会社日立製作所 | 三相3レベルインバータの駆動制御装置および駆動制御方法 |
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