JPH09301915A - フラボン及びナフタレン誘導体 - Google Patents
フラボン及びナフタレン誘導体Info
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- JPH09301915A JPH09301915A JP11396096A JP11396096A JPH09301915A JP H09301915 A JPH09301915 A JP H09301915A JP 11396096 A JP11396096 A JP 11396096A JP 11396096 A JP11396096 A JP 11396096A JP H09301915 A JPH09301915 A JP H09301915A
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- benzyl
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】エストロゲンリセプターに特異的に結合でき
る、エストロゲン作用剤用。 【解決手段】一般式1で表される化合物及びその塩、な
らびに当該化合物を有効成分として含む医薬組成物。 〔式中、R1 :OH,H;R2 :アリール置換可アルキ
ル若しくはアルケニル;R3 :H,アルキル;R4 及び
R5 :H,アルキル;R6 :OH,ハロゲン,アルキ
ル;X:O,CH2 ;----:単結合,二重結合〕
る、エストロゲン作用剤用。 【解決手段】一般式1で表される化合物及びその塩、な
らびに当該化合物を有効成分として含む医薬組成物。 〔式中、R1 :OH,H;R2 :アリール置換可アルキ
ル若しくはアルケニル;R3 :H,アルキル;R4 及び
R5 :H,アルキル;R6 :OH,ハロゲン,アルキ
ル;X:O,CH2 ;----:単結合,二重結合〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エストロゲンリセ
プターに特異的に結合することによりエストロゲン作用
を発揮する化合物に関するものである。また、本発明
は、これらの化合物からなるエストロゲン作用剤として
有用な医薬、及び該化合物を有効成分として含む医薬用
組成物にも関する。
プターに特異的に結合することによりエストロゲン作用
を発揮する化合物に関するものである。また、本発明
は、これらの化合物からなるエストロゲン作用剤として
有用な医薬、及び該化合物を有効成分として含む医薬用
組成物にも関する。
【0002】
【従来の技術】エストロゲンは女性ホルモンの一種であ
り、発情作用を示すホルモンおよび類似の作用を持つ物
質の総称である。天然に存在するエストロゲンとして
は、ステロイド系のエストロゲンであるエストラジオー
ルが主要なヒト・エストロゲンとして知られている。ス
テロイド系のエストロゲン作用剤としては、例えば、エ
ストロン、エストリオール、エキリン、ホモエストロ
ン、及びエチニルエストラジオール等も知られている。
また非ステロイド系のエストロゲン作用剤として、例え
ばジエチルスチルベステロールやヘキセストロール等が
知られている。
り、発情作用を示すホルモンおよび類似の作用を持つ物
質の総称である。天然に存在するエストロゲンとして
は、ステロイド系のエストロゲンであるエストラジオー
ルが主要なヒト・エストロゲンとして知られている。ス
テロイド系のエストロゲン作用剤としては、例えば、エ
ストロン、エストリオール、エキリン、ホモエストロ
ン、及びエチニルエストラジオール等も知られている。
また非ステロイド系のエストロゲン作用剤として、例え
ばジエチルスチルベステロールやヘキセストロール等が
知られている。
【0003】これらのエストロゲン作用剤のうち、ステ
ロイド系のエストロゲン作用剤は、例えば、エストロゲ
ンの減少に起因する無月経、無排卵周期症、機能性子宮
出血、子宮発育不全などを適応症とする医薬として用い
られており、更年期障害の治療や乳汁分泌抑制などにも
用いられている。また、非ステロイド系のエストロゲン
作用剤は、主として前立腺癌及び前立腺肥大症などの治
療薬として使用されている。
ロイド系のエストロゲン作用剤は、例えば、エストロゲ
ンの減少に起因する無月経、無排卵周期症、機能性子宮
出血、子宮発育不全などを適応症とする医薬として用い
られており、更年期障害の治療や乳汁分泌抑制などにも
用いられている。また、非ステロイド系のエストロゲン
作用剤は、主として前立腺癌及び前立腺肥大症などの治
療薬として使用されている。
【0004】現在使用されているエストロゲン作用剤
は、何れも、胃腸障害、血栓症、子宮出血、肝障害など
の副作用を有するという問題があり、長期投与すると、
子宮体癌や乳癌などが発現する場合があることが知られ
ている。従って、これらの副作用が軽減されたエストロ
ゲン作用剤が望まれている。
は、何れも、胃腸障害、血栓症、子宮出血、肝障害など
の副作用を有するという問題があり、長期投与すると、
子宮体癌や乳癌などが発現する場合があることが知られ
ている。従って、これらの副作用が軽減されたエストロ
ゲン作用剤が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、優れ
たエストロゲン様作用を有し、エストロゲン剤の有効成
分として有用な化合物を提供することにある。本発明の
別の課題は、優れたエストロゲン様作用を有し、かつ、
従来のエストロゲン剤が有する副作用が軽減された化合
物を提供することにある。本発明のさらに別の課題は、
上記の特徴を有する化合物を有効成分とする医薬を提供
することにあり、併せて、上記の医薬を用いることによ
り、エストロゲンの減少に起因する疾患(例えば、無月
経、無排卵周期症、機能性子宮出血、子宮発育不全等)
や、更年期障害、骨粗鬆症、前立腺癌、前立腺肥大症な
どを治療する方法を提供することにある。
たエストロゲン様作用を有し、エストロゲン剤の有効成
分として有用な化合物を提供することにある。本発明の
別の課題は、優れたエストロゲン様作用を有し、かつ、
従来のエストロゲン剤が有する副作用が軽減された化合
物を提供することにある。本発明のさらに別の課題は、
上記の特徴を有する化合物を有効成分とする医薬を提供
することにあり、併せて、上記の医薬を用いることによ
り、エストロゲンの減少に起因する疾患(例えば、無月
経、無排卵周期症、機能性子宮出血、子宮発育不全等)
や、更年期障害、骨粗鬆症、前立腺癌、前立腺肥大症な
どを治療する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討を重ね、エストロゲンリセプター
へのエストラジオールの結合において、リガンドである
エストラジオールと拮抗する物質を見いだすべく種々の
化合物を合成した。その結果、特定のフラボン及びナフ
タレン誘導体が強いエストロゲン活性(アゴニスト活
性)を有することを見出した。本発明は、上記の知見を
基にして完成されたものである。
を解決すべく鋭意検討を重ね、エストロゲンリセプター
へのエストラジオールの結合において、リガンドである
エストラジオールと拮抗する物質を見いだすべく種々の
化合物を合成した。その結果、特定のフラボン及びナフ
タレン誘導体が強いエストロゲン活性(アゴニスト活
性)を有することを見出した。本発明は、上記の知見を
基にして完成されたものである。
【0007】すなわち、本発明は、下記の一般式(I):
【0008】
【化2】
【0009】[式中、R1 は、水素原子又は水酸基を示
し、R2 は、無置換若しくはアリール置換のアルキル
基、又は無置換若しくはアリール置換のアルケニル基を
示し、R3 は、水素原子又は低級アルキル基を示し、R
4 及びR5 は、それぞれ独立に水素原子又は低級アルキ
ル基を示し、R6 は、水酸基、ハロゲン原子、又は低級
アルキル基を示し、Xは、酸素原子またはメチレン基を
示し、----は当該結合が単結合又は二重結合であること
を示す]で表される化合物及びその塩を提供するもので
ある。
し、R2 は、無置換若しくはアリール置換のアルキル
基、又は無置換若しくはアリール置換のアルケニル基を
示し、R3 は、水素原子又は低級アルキル基を示し、R
4 及びR5 は、それぞれ独立に水素原子又は低級アルキ
ル基を示し、R6 は、水酸基、ハロゲン原子、又は低級
アルキル基を示し、Xは、酸素原子またはメチレン基を
示し、----は当該結合が単結合又は二重結合であること
を示す]で表される化合物及びその塩を提供するもので
ある。
【0010】この発明の好ましい態様によれば、R2 が
無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換のC
2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換若しくは無置
換フェニル基を置換基として有するC1-4アルキル基であ
り;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R5
が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6 が水
酸基、ハロゲン原子、又は無置換C1-4アルキル基である
上記の化合物及びその塩が提供される。
無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換のC
2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換若しくは無置
換フェニル基を置換基として有するC1-4アルキル基であ
り;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R5
が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6 が水
酸基、ハロゲン原子、又は無置換C1-4アルキル基である
上記の化合物及びその塩が提供される。
【0011】さらに、上記の好ましい化合物及びその塩
において、R1 が水酸基であり、かつ、Xが酸素原子で
ある化合物及びその塩;R1 が水酸基であり、R6 が水
酸基であり、Xがメチレン基であり、かつ、----の付さ
れた結合が単結合である化合物及びその塩;R1 が水素
原子であり、R6 が水酸基であり、かつ、Xが酸素原子
である化合物及びその塩;並びに、R1 が水素原子であ
り、R3 が水素原子であり、R4 が水素原子であり、R
6 が水酸基であり、Xがメチレン基であり、かつ、----
の付された結合が単結合である化合物及びその塩が提供
される。
において、R1 が水酸基であり、かつ、Xが酸素原子で
ある化合物及びその塩;R1 が水酸基であり、R6 が水
酸基であり、Xがメチレン基であり、かつ、----の付さ
れた結合が単結合である化合物及びその塩;R1 が水素
原子であり、R6 が水酸基であり、かつ、Xが酸素原子
である化合物及びその塩;並びに、R1 が水素原子であ
り、R3 が水素原子であり、R4 が水素原子であり、R
6 が水酸基であり、Xがメチレン基であり、かつ、----
の付された結合が単結合である化合物及びその塩が提供
される。
【0012】また、本発明の別の態様によれば、上記化
合物又は薬理学的に許容されるその塩からなる医薬、及
び上記化合物又は薬理学的に許容されるその塩を有効成
分として含む医薬用組成物が提供される。好ましい医薬
組成物として、エストロゲン作用剤として用いる上記組
成物;エストロゲンの減少に起因する疾患、更年期障
害、前立腺癌、及び前立腺肥大症からなる群から選択さ
れる疾患の予防及び/又は治療に用いる上記組成物;並
びに、乳汁分泌抑制に用いる上記組成物が提供される。
さらに本発明の別の態様により、上記各組成物の製造の
ための上記化合物又は薬理学的に許容されるその塩の使
用も提供される。
合物又は薬理学的に許容されるその塩からなる医薬、及
び上記化合物又は薬理学的に許容されるその塩を有効成
分として含む医薬用組成物が提供される。好ましい医薬
組成物として、エストロゲン作用剤として用いる上記組
成物;エストロゲンの減少に起因する疾患、更年期障
害、前立腺癌、及び前立腺肥大症からなる群から選択さ
れる疾患の予防及び/又は治療に用いる上記組成物;並
びに、乳汁分泌抑制に用いる上記組成物が提供される。
さらに本発明の別の態様により、上記各組成物の製造の
ための上記化合物又は薬理学的に許容されるその塩の使
用も提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】上記の一般式(I) において、R2
は無置換若しくはアリール置換のアルキル基、又は無置
換若しくはアリール置換のアルケニル基を示す。R2 が
示すアルキル基は直鎖又は分岐鎖のいずれでもよい。ア
ルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n-プロピ
ル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-ブチル、
t-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、2-メチルブチ
ル、ネオペンチル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、4-
メチルペンチル、3-メチルペンチル、2-メチルペンチ
ル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチルブチル、2,2-ジメ
チルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチ
ル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、2-エチ
ルブチル、ヘプチル、1-メチルヘキシル、2-メチルヘキ
シル、3-メチルヘキシル、4-メチルヘキシル、5-メチル
ヘキシル、1-プロピルブチル、4,4-ジメチルペンチル、
オクチル、1-メチルヘプチル、2-メチルヘプチル、3-メ
チルヘプチル、4-メチルヘプチル、5-メチルヘプチル、
6-メチルヘプチル、1-プロピルペンチル、2-エチルヘキ
シル、5,5-ジメチルヘキシル、ノニル、3-メチルオクチ
ル、4-メチルオクチル、5-メチルオクチル、6-メチルオ
クチル、1-プロピルヘキシル、2-エチルヘプチル、6,6-
ジメチルヘプチル、デシル、1-メチルノニル、3-メチル
ノニル、8-メチルノニル、3-エチルオクチル、3,7-ジメ
チルオクチル、7,7-ジメチルオクチル、ウンデシル、4,
8-ジメチルノニル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、3,7,11- トリメチルドデシル、ヘキ
サデシル、4,8,12- トリメチルトリデシル、1-メチルペ
ンタデシル、14- メチルペンタデシル、13,13-ジメチル
テトラデシル、ヘプタデシル、15- メチルヘキサデシ
ル、オクタデシル、1-メチルヘプタデシル、ノナデシ
ル、アイコシル、3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシ
ル、ヘニコシル、及びドコシルなどを挙げることができ
る。好適には、直鎖又は分枝鎖のC1-10 (炭素数3〜10
個の)アルキル基、より好ましくは直鎖又は分枝鎖のC
1-6アルキル基、特に好ましくは直鎖又は分枝鎖のC2-5
アルキル基を用いることができる。
は無置換若しくはアリール置換のアルキル基、又は無置
換若しくはアリール置換のアルケニル基を示す。R2 が
示すアルキル基は直鎖又は分岐鎖のいずれでもよい。ア
ルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n-プロピ
ル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-ブチル、
t-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、2-メチルブチ
ル、ネオペンチル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、4-
メチルペンチル、3-メチルペンチル、2-メチルペンチ
ル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチルブチル、2,2-ジメ
チルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチ
ル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、2-エチ
ルブチル、ヘプチル、1-メチルヘキシル、2-メチルヘキ
シル、3-メチルヘキシル、4-メチルヘキシル、5-メチル
ヘキシル、1-プロピルブチル、4,4-ジメチルペンチル、
オクチル、1-メチルヘプチル、2-メチルヘプチル、3-メ
チルヘプチル、4-メチルヘプチル、5-メチルヘプチル、
6-メチルヘプチル、1-プロピルペンチル、2-エチルヘキ
シル、5,5-ジメチルヘキシル、ノニル、3-メチルオクチ
ル、4-メチルオクチル、5-メチルオクチル、6-メチルオ
クチル、1-プロピルヘキシル、2-エチルヘプチル、6,6-
ジメチルヘプチル、デシル、1-メチルノニル、3-メチル
ノニル、8-メチルノニル、3-エチルオクチル、3,7-ジメ
チルオクチル、7,7-ジメチルオクチル、ウンデシル、4,
8-ジメチルノニル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、3,7,11- トリメチルドデシル、ヘキ
サデシル、4,8,12- トリメチルトリデシル、1-メチルペ
ンタデシル、14- メチルペンタデシル、13,13-ジメチル
テトラデシル、ヘプタデシル、15- メチルヘキサデシ
ル、オクタデシル、1-メチルヘプタデシル、ノナデシ
ル、アイコシル、3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシ
ル、ヘニコシル、及びドコシルなどを挙げることができ
る。好適には、直鎖又は分枝鎖のC1-10 (炭素数3〜10
個の)アルキル基、より好ましくは直鎖又は分枝鎖のC
1-6アルキル基、特に好ましくは直鎖又は分枝鎖のC2-5
アルキル基を用いることができる。
【0014】R2 がアリール置換アルキル基を示す場
合、アルキル基としては上記に例示したものを用いるこ
とができるが、好ましくは直鎖又は分枝鎖のC1-4アルキ
ル基、より好ましくは直鎖のC1-4アルキル基を用いるこ
とができる。アルキル基上の置換基であるアリール基
(芳香環基)の位置は特に限定されず、アルキル基上の
任意の位置に置換していてもよい。また、アルキル基上
のアリール基の個数は特に限定されず、1個又は2個以
上、好ましくは1個のアリール基がアルキル基上に置換
していてもよい。アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、又はピリジル基、好ましくはフェニ
ル基などを用いることができ、これらのアリール基は芳
香環上に1個又は2個以上、好ましくは1個の置換基を
有していてもよい。このような芳香環上の置換基として
は、例えば、直鎖又は分枝鎖のC1-4アルキル基、好まし
くはメチル基などを用いることができる。より具体的に
は、アリール置換アルキル基として、例えば、ベンジル
基、(2-メチルフェニル)メチル基、(3-メチルフェニ
ル)メチル基、(4-メチルフェニル)メチル基、(3,
4−ジメチルフェニル)メチル基、2−ナフチルメチル
基、4-ピリジルメチル基、2-フェニルエチル基、1-フェ
ニルエチル基、1-フェニルプロピル基、2-フェニルプロ
ピル基、3-フェニルプロピル基、3-フェニル-2- プロピ
ル基、2-フェニルブチル基、3-フェニルブチル基、3-フ
ェニル-2- ブチル基、4-フェニルブチル基、4-フェニル
-2- ブチル基、4-フェニル-3- ブチル基、3,3-ジフェニ
ルプロピル基などを挙げることができる。
合、アルキル基としては上記に例示したものを用いるこ
とができるが、好ましくは直鎖又は分枝鎖のC1-4アルキ
ル基、より好ましくは直鎖のC1-4アルキル基を用いるこ
とができる。アルキル基上の置換基であるアリール基
(芳香環基)の位置は特に限定されず、アルキル基上の
任意の位置に置換していてもよい。また、アルキル基上
のアリール基の個数は特に限定されず、1個又は2個以
上、好ましくは1個のアリール基がアルキル基上に置換
していてもよい。アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、又はピリジル基、好ましくはフェニ
ル基などを用いることができ、これらのアリール基は芳
香環上に1個又は2個以上、好ましくは1個の置換基を
有していてもよい。このような芳香環上の置換基として
は、例えば、直鎖又は分枝鎖のC1-4アルキル基、好まし
くはメチル基などを用いることができる。より具体的に
は、アリール置換アルキル基として、例えば、ベンジル
基、(2-メチルフェニル)メチル基、(3-メチルフェニ
ル)メチル基、(4-メチルフェニル)メチル基、(3,
4−ジメチルフェニル)メチル基、2−ナフチルメチル
基、4-ピリジルメチル基、2-フェニルエチル基、1-フェ
ニルエチル基、1-フェニルプロピル基、2-フェニルプロ
ピル基、3-フェニルプロピル基、3-フェニル-2- プロピ
ル基、2-フェニルブチル基、3-フェニルブチル基、3-フ
ェニル-2- ブチル基、4-フェニルブチル基、4-フェニル
-2- ブチル基、4-フェニル-3- ブチル基、3,3-ジフェニ
ルプロピル基などを挙げることができる。
【0015】R2 が示すアルケニル基は直鎖又は分岐鎖
のいずれでもよい。アルケニル基中の二重結合の数は特
に限定されないが、1ないし3個、より好ましくは1又
は2個、特に好ましくは1個の二重結合を有していても
よい。アルケニル基に存在するそれぞれの二重結合は、
シス又はトランス配置のいずれの立体配置を有していて
もよい。アルケニル基としては、例えば、2-プロペニ
ル、1-メチル-2- プロペニル、2-メチル-2- プロペニ
ル、2-エチル-2- プロペニル、2-ブテニル、1-メチル-2
- ブテニル、2-メチル-2- ブテニル、1-エチル-2- ブテ
ニル、3-ブテニル、1-メチル-3- ブテニル、2-メチル-3
- ブテニル、3-メチル-2- ブテニル(プレニル)、1-エ
チル-3- ブテニル、2-ペンテニル、1-メチル-2- ペンテ
ニル、2-メチル-2- ペンテニル、3-ペンテニル、1-メチ
ル-3- ペンテニル、2-メチル-3- ペンテニル、4-ペンテ
ニル、1-メチル-4- ペンテニル、2-メチル-4- ペンテニ
ル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘ
キセニル、9-ヘキサデセニル、シス-9- オクタデセニ
ル、トランス-11-オクタデセニル、シス、シス-9,12-オ
クタデカジエニル、9,12,15-オクタデカトリエニル、6,
9,12- オクタデカトリエニル、9,11,13-オクタデカトリ
エニル、5,8,11,14-アイコサテトラエニル、シス-15-テ
トラコセニルのような直鎖又は分枝鎖のC2-25 アルケニ
ル基を用いることができる。
のいずれでもよい。アルケニル基中の二重結合の数は特
に限定されないが、1ないし3個、より好ましくは1又
は2個、特に好ましくは1個の二重結合を有していても
よい。アルケニル基に存在するそれぞれの二重結合は、
シス又はトランス配置のいずれの立体配置を有していて
もよい。アルケニル基としては、例えば、2-プロペニ
ル、1-メチル-2- プロペニル、2-メチル-2- プロペニ
ル、2-エチル-2- プロペニル、2-ブテニル、1-メチル-2
- ブテニル、2-メチル-2- ブテニル、1-エチル-2- ブテ
ニル、3-ブテニル、1-メチル-3- ブテニル、2-メチル-3
- ブテニル、3-メチル-2- ブテニル(プレニル)、1-エ
チル-3- ブテニル、2-ペンテニル、1-メチル-2- ペンテ
ニル、2-メチル-2- ペンテニル、3-ペンテニル、1-メチ
ル-3- ペンテニル、2-メチル-3- ペンテニル、4-ペンテ
ニル、1-メチル-4- ペンテニル、2-メチル-4- ペンテニ
ル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘ
キセニル、9-ヘキサデセニル、シス-9- オクタデセニ
ル、トランス-11-オクタデセニル、シス、シス-9,12-オ
クタデカジエニル、9,12,15-オクタデカトリエニル、6,
9,12- オクタデカトリエニル、9,11,13-オクタデカトリ
エニル、5,8,11,14-アイコサテトラエニル、シス-15-テ
トラコセニルのような直鎖又は分枝鎖のC2-25 アルケニ
ル基を用いることができる。
【0016】これらのアルケニル基のうち、好ましくは
直鎖又は分枝鎖のC2-12 アルケニル基、さらに好ましく
は1個の二重結合を有する直鎖又は分枝鎖のC2-8アルケ
ニル基、特に好ましくは1個の二重結合を有する直鎖又
は分枝鎖のC2-6アルケニル基を用いることができる。例
えば、2-プロペニル、3-ブテニル、3ーメチル-2- ブテニ
ル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、2-ヘ
キセニル、4-ヘキセニル、及び9-ヘキサデセニルは特に
好適に使用できる。R2 がアリール置換アルケニル基を
示す場合、アルケニル基としては上記に例示したものを
用いることができるが、好ましくは直鎖又は分枝鎖のC
2-4アルケニル基、より好ましくは直鎖のC2-4アルケニ
ル基を用いることができる。アルケニル基上の置換基で
あるアリール基の位置は特に限定されず、任意の位置に
置換していてもよい。アリール基としては、上記に例示
した置換若しくは無置換のアリール基を用いることがで
き、アルケニル基上には1個又は2個以上、好ましくは
1個のアリール基が置換していてもよい。例えば、3-フ
ェニル-2- プロペニル、4-(4- メチルフェニル)-3-ブテ
ニルなどを用いることができる。
直鎖又は分枝鎖のC2-12 アルケニル基、さらに好ましく
は1個の二重結合を有する直鎖又は分枝鎖のC2-8アルケ
ニル基、特に好ましくは1個の二重結合を有する直鎖又
は分枝鎖のC2-6アルケニル基を用いることができる。例
えば、2-プロペニル、3-ブテニル、3ーメチル-2- ブテニ
ル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、2-ヘ
キセニル、4-ヘキセニル、及び9-ヘキサデセニルは特に
好適に使用できる。R2 がアリール置換アルケニル基を
示す場合、アルケニル基としては上記に例示したものを
用いることができるが、好ましくは直鎖又は分枝鎖のC
2-4アルケニル基、より好ましくは直鎖のC2-4アルケニ
ル基を用いることができる。アルケニル基上の置換基で
あるアリール基の位置は特に限定されず、任意の位置に
置換していてもよい。アリール基としては、上記に例示
した置換若しくは無置換のアリール基を用いることがで
き、アルケニル基上には1個又は2個以上、好ましくは
1個のアリール基が置換していてもよい。例えば、3-フ
ェニル-2- プロペニル、4-(4- メチルフェニル)-3-ブテ
ニルなどを用いることができる。
【0017】R3 、R4 、R5 、およびR6 における低
級アルキル基としては直鎖又は分枝鎖のいずれを用いて
もよい。低級アルキル基としては、例えば、メチル、エ
チル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチ
ル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、
2-メチルブチル、ネオペンチル、1-エチルプロピル、n-
ヘキシル、4-メチルペンチル、3-メチルペンチル、2-メ
チルペンチル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチルブチ
ル、2,2-ジメチルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジ
メチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチ
ル、2-エチルブチルなどの直鎖又は分枝鎖のC1-6アルキ
ル基、好ましくは直鎖又は分枝鎖のC1-4アルキル基を用
いることができる。R6 におけるハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子
のいずれを用いてもよい。式(I) の化合物の母核内に存
在する結合のうち、----を付した結合(点線及び実線の
組み合わせで示される結合)は単結合又は二重結合のい
ずれかである。
級アルキル基としては直鎖又は分枝鎖のいずれを用いて
もよい。低級アルキル基としては、例えば、メチル、エ
チル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチ
ル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、
2-メチルブチル、ネオペンチル、1-エチルプロピル、n-
ヘキシル、4-メチルペンチル、3-メチルペンチル、2-メ
チルペンチル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチルブチ
ル、2,2-ジメチルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジ
メチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチ
ル、2-エチルブチルなどの直鎖又は分枝鎖のC1-6アルキ
ル基、好ましくは直鎖又は分枝鎖のC1-4アルキル基を用
いることができる。R6 におけるハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子
のいずれを用いてもよい。式(I) の化合物の母核内に存
在する結合のうち、----を付した結合(点線及び実線の
組み合わせで示される結合)は単結合又は二重結合のい
ずれかである。
【0018】上記一般式で示される化合物は、必要に応
じて塩、好ましくは薬理学上許容しうる塩としてもよ
い。このような塩として、例えば、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩、カルシウム塩等の金属塩、アンモ
ニウム塩、モノメチルアミンやトリエチルアミン等の有
機アミン化合物塩などの塩基付加塩を挙げることができ
る。また、本発明の化合物は特定の異性体に限定される
ことはなく、アルケニル基に存在する二重結合に基づく
シス又はトランス異性体の他、分子中に存在することの
ある1又は2以上の不斉炭素に基づく任意の光学異性
体、ラセミ体、2以上の不斉炭素に基づく任意のジアス
テレオ異性体、光学異性体及び/又はジアステレオ異性
体の任意の混合物などもすべて本発明の範囲に包含され
る。さらに、遊離形態及び塩の形態の化合物についての
任意の溶媒和物及び水和物も本発明の範囲の包含され
る。
じて塩、好ましくは薬理学上許容しうる塩としてもよ
い。このような塩として、例えば、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩、カルシウム塩等の金属塩、アンモ
ニウム塩、モノメチルアミンやトリエチルアミン等の有
機アミン化合物塩などの塩基付加塩を挙げることができ
る。また、本発明の化合物は特定の異性体に限定される
ことはなく、アルケニル基に存在する二重結合に基づく
シス又はトランス異性体の他、分子中に存在することの
ある1又は2以上の不斉炭素に基づく任意の光学異性
体、ラセミ体、2以上の不斉炭素に基づく任意のジアス
テレオ異性体、光学異性体及び/又はジアステレオ異性
体の任意の混合物などもすべて本発明の範囲に包含され
る。さらに、遊離形態及び塩の形態の化合物についての
任意の溶媒和物及び水和物も本発明の範囲の包含され
る。
【0019】本発明の好ましい化合物としては、例え
ば、 (a) 上記の一般式(I) において、R1 が水酸基又は水素
原子であり;R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を
1個含む無置換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル
置換フェニル基若しくは無置換フェニル基が置換したC
1-4アルキル基であり;R3 が水素原子又は無置換C1-4
アルキル基であり;R4 が水素原子又は無置換C1-4アル
キル基であり;R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル
基であり;R6 が水酸基、ハロゲン原子、又は無置換C
1-4アルキル基であり;Xが酸素原子又はメチレン基で
あり;かつ、----が付された結合が単結合又は二重結合
である化合物を挙げることができる。
ば、 (a) 上記の一般式(I) において、R1 が水酸基又は水素
原子であり;R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を
1個含む無置換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル
置換フェニル基若しくは無置換フェニル基が置換したC
1-4アルキル基であり;R3 が水素原子又は無置換C1-4
アルキル基であり;R4 が水素原子又は無置換C1-4アル
キル基であり;R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル
基であり;R6 が水酸基、ハロゲン原子、又は無置換C
1-4アルキル基であり;Xが酸素原子又はメチレン基で
あり;かつ、----が付された結合が単結合又は二重結合
である化合物を挙げることができる。
【0020】より好ましい化合物は、例えば、 (b) 上記一般式(I) において、R1 が水酸基であり;R
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、、又はC1-4アルキル置換フェニル
基若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基
であり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基、ハロゲン原子、又は無置換C1-4アルキル基で
あり;Xが酸素原子であり;かつ、----が付された結合
が単結合又は二重結合である化合物; (c) 上記一般式(I) において、R1 が水酸基であり;R
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル基
若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基で
あり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基であり;Xがメチレン基であり;かつ、----が
付された結合が単結合である化合物; (d) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル
基若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基
であり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基であり;Xが酸素原子であり;かつ、----が付
された結合が単結合又は二重結合である化合物;及び (e) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル
基若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基
であり;R3 が水素原子であり;R4 が水素原子であ
り;R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R6 が水酸基であり;Xがメチレン基であり;かつ、--
--が付された結合が単結合である化合物を挙げることが
できる。
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、、又はC1-4アルキル置換フェニル
基若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基
であり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基、ハロゲン原子、又は無置換C1-4アルキル基で
あり;Xが酸素原子であり;かつ、----が付された結合
が単結合又は二重結合である化合物; (c) 上記一般式(I) において、R1 が水酸基であり;R
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル基
若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基で
あり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基であり;Xがメチレン基であり;かつ、----が
付された結合が単結合である化合物; (d) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル
基若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基
であり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基であり;Xが酸素原子であり;かつ、----が付
された結合が単結合又は二重結合である化合物;及び (e) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル
基若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基
であり;R3 が水素原子であり;R4 が水素原子であ
り;R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R6 が水酸基であり;Xがメチレン基であり;かつ、--
--が付された結合が単結合である化合物を挙げることが
できる。
【0021】特に好ましい化合物としては、 (f) 上記一般式(I) において、R1 が水酸基であり;R
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル基
若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基で
あり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基であり;Xが酸素原子であり;かつ、----が付
された結合が単結合又は二重結合である化合物; (g) 上記一般式(I) において、R1 が水酸基であり;R
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル基
若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基で
あり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子であり;R5 が水素原子又は無置換
C1-4アルキル基であり;R6 が水酸基であり;Xがメチ
レン基であり;かつ、----が付された結合が単結合であ
る化合物; (h) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換若しくは
無置換のベンジル基であり;R3 が水素原子であり;R
4 が水素原子であり;R5 が水素原子又は無置換C1-4ア
ルキル基であり;R6 が水酸基であり;Xが酸素原子で
あり;かつ、----が付された結合が単結合又は二重結合
である化合物;及び (i) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換若しくは
無置換のベンジル基であり;R3 が水素原子であり;R
4 が水素原子であり;R5 が水素原子又は無置換C1-4ア
ルキル基であり;R6 が水酸基であり;Xがメチレン基
であり;かつ、----が付された結合が単結合である化合
物を挙げることができる。
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル基
若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基で
あり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;
R5 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり;R6
が水酸基であり;Xが酸素原子であり;かつ、----が付
された結合が単結合又は二重結合である化合物; (g) 上記一般式(I) において、R1 が水酸基であり;R
2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置換
のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換フェニル基
若しくは無置換フェニル基が置換したC1-4アルキル基で
あり;R3 が水素原子又は無置換C1-4アルキル基であ
り;R4 が水素原子であり;R5 が水素原子又は無置換
C1-4アルキル基であり;R6 が水酸基であり;Xがメチ
レン基であり;かつ、----が付された結合が単結合であ
る化合物; (h) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換若しくは
無置換のベンジル基であり;R3 が水素原子であり;R
4 が水素原子であり;R5 が水素原子又は無置換C1-4ア
ルキル基であり;R6 が水酸基であり;Xが酸素原子で
あり;かつ、----が付された結合が単結合又は二重結合
である化合物;及び (i) 上記一般式(I) において、R1 が水素原子であり;
R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を1個含む無置
換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル置換若しくは
無置換のベンジル基であり;R3 が水素原子であり;R
4 が水素原子であり;R5 が水素原子又は無置換C1-4ア
ルキル基であり;R6 が水酸基であり;Xがメチレン基
であり;かつ、----が付された結合が単結合である化合
物を挙げることができる。
【0022】本発明の化合物の好ましい化合物の具体例
を以下の表に示す。表中、例えば、R2欄に Et, Allyl,
Prenyl, Benzyl, 及び 3-Ph-2-Pro-と記載された化合物
は、それぞれ、一般式(I) においてR2がCH3CH2-, CH2=C
H-CH2-, CH3-CH(CH3)=CH-CH2-, C6H5-CH2-, 及び C6H5-
CH2-CH(CH3)-であることを示す。
を以下の表に示す。表中、例えば、R2欄に Et, Allyl,
Prenyl, Benzyl, 及び 3-Ph-2-Pro-と記載された化合物
は、それぞれ、一般式(I) においてR2がCH3CH2-, CH2=C
H-CH2-, CH3-CH(CH3)=CH-CH2-, C6H5-CH2-, 及び C6H5-
CH2-CH(CH3)-であることを示す。
【0023】
【化3】
【0024】
【表1】 X=Oの化合物 ─────────────────────────────── No. ---- R1 R2 R3 R4 R5 R6 ─────────────────────────────── 1 単結合 OH Et H H H OH 2 単結合 OH Et H H H F 3 単結合 OH Et H H H Cl 4 単結合 OH Pr H H H OH 5 単結合 OH Pr H H H F 6 単結合 OH Pr H H Me OH 7 単結合 OH Pr H Me Me OH 8 単結合 OH Pr Me Me Me OH 9 単結合 OH Allyl H H H OH 10 単結合 OH Allyl H H H F 11 単結合 OH Allyl H H H Cl 12 単結合 OH Allyl H H H Br 13 単結合 OH Allyl H H Me OH 14 単結合 OH Allyl H Me Me OH 15 単結合 OH Allyl Me Me Me OH 16 単結合 OH Bu H H H OH 17 単結合 OH Bu H H Me OH 18 単結合 OH Bu H Me Me OH 19 単結合 OH Bu Me Me Me OH 20 単結合 OH 2-Butene H H H OH 21 単結合 OH 2-Butene H H Me OH 22 単結合 OH 2-Butene H Me Me OH 23 単結合 OH 2-Butene Me Me Me OH 24 単結合 OH 3-Butene H H H OH 25 単結合 OH 1-Butene H H H OH 26 単結合 OH Prenyl Me H H OH 27 単結合 OH Prenyl H H H F 28 単結合 OH Prenyl H H H Cl 29 単結合 OH Prenyl H H H Br 30 単結合 OH Prenyl H H H I 31 単結合 OH Prenyl H H H Me 32 単結合 OH Prenyl H H H Et 33 単結合 OH Prenyl H H H Pr 34 単結合 OH Prenyl H H Me OH 35 単結合 OH Prenyl H Me Me OH 36 単結合 OH Prenyl Me H Me OH 37 単結合 OH Prenyl H H Et OH 38 単結合 OH Prenyl H H Pr OH 39 単結合 OH Prenyl H H Bu OH 40 単結合 OH Prenyl H Me Et OH 41 単結合 OH Prenyl H Me Pr OH 42 単結合 OH Prenyl H Me Bu OH 43 単結合 OH Prenyl H Me tBu OH 44 単結合 OH Prenyl H Et Et OH 45 単結合 OH Prenyl H Et Pr OH 46 単結合 OH Prenyl H Et Bu OH 47 単結合 OH Prenyl H Et tBu OH 48 単結合 OH Prenyl H Pr Pr OH 49 単結合 OH Prenyl H Pr Bu OH 50 単結合 OH Prenyl H Pr tBu OH 51 単結合 OH Prenyl H Bu Bu OH 52 単結合 OH Prenyl H Bu tBu OH 53 単結合 OH Prenyl H tBu tBu OH 54 単結合 OH Prenyl Me H Me OH 55 単結合 OH Prenyl Me H Et OH 56 単結合 OH Prenyl Me H Pr OH 57 単結合 OH Prenyl Me H Bu OH 58 単結合 OH Prenyl Me Me Et OH 59 単結合 OH Prenyl Me Me Pr OH 60 単結合 OH Prenyl Me Me Bu OH 61 単結合 OH Prenyl Me Me tBu OH 62 単結合 OH Prenyl Me Et Et OH 63 単結合 OH Prenyl Me Et Pr OH 64 単結合 OH Prenyl Me Et Bu OH 65 単結合 OH Prenyl Me Et tBu OH 66 単結合 OH Prenyl Me Pr Pr OH 67 単結合 OH Prenyl Me Pr Bu OH 68 単結合 OH Prenyl Me Pr tBu OH 69 単結合 OH Prenyl Me Bu Bu OH 70 単結合 OH Prenyl Me Bu tBu OH 71 単結合 OH Prenyl Me tBu tBu OH 72 単結合 OH Prenyl Me tBu tBu OH 73 単結合 OH Pentyl H H H OH 74 単結合 OH Pentyl H H Me OH 75 単結合 OH Pentyl H Me Me OH 76 単結合 OH Pentyl Me Me Me OH 77 単結合 OH 1-Pentenyl H H H OH 78 単結合 OH 1-Pentenyl H H Me OH 79 単結合 OH 1-Pentenyl H Me Me OH 80 単結合 OH 1-Pentenyl Me Me Me OH 81 単結合 OH 2-Pentenyl H H H OH 82 単結合 OH 2-Pentenyl H H Me OH 83 単結合 OH 2-Pentenyl H Me Me OH 84 単結合 OH 2-Pentenyl Me Me Me OH 85 単結合 OH 3-Pentenyl H H H OH 86 単結合 OH 3-Pentenyl H H Me OH 87 単結合 OH 3-Pentenyl H Me Me OH 88 単結合 OH 3-Pentenyl Me Me Me OH 89 単結合 OH 4-Pentenyl H H H OH 90 単結合 OH 4-Pentenyl H H Me OH 91 単結合 OH 4-Pentenyl H Me Me OH 92 単結合 OH 4-Pentenyl Me Me Me OH 93 単結合 OH 3-MeBu H H H OH 94 単結合 OH 3-MeBu H H Me OH 95 単結合 OH 3-MeBu H Me Me OH 96 単結合 OH 3-MeBu Me Me Me OH 97 単結合 OH 2-MeBu H H H OH 98 単結合 OH 2-MeBu H H Me OH 99 単結合 OH 2-MeBu H Me Me OH 100 単結合 OH 2-MeBu Me Me Me OH 101 単結合 OH Benzyl H H H OH 102 単結合 OH Benzyl H H H F 103 単結合 OH Benzyl H H H Cl 104 単結合 OH Benzyl H H H Br 105 単結合 OH Benzyl H H H I 106 単結合 OH Benzyl H H H Me 107 単結合 OH Benzyl H H H Et 108 単結合 OH Benzyl H H H Pr 109 単結合 OH Benzyl H H Me OH 110 単結合 OH Benzyl H Me Me OH 111 単結合 OH Benzyl Me H Me OH 112 単結合 OH Benzyl H H Et OH 113 単結合 OH Benzyl H H Pr OH 114 単結合 OH Benzyl H H Bu OH 115 単結合 OH Benzyl H Me Et OH 116 単結合 OH Benzyl H Me Pr OH 117 単結合 OH Benzyl H Me Bu OH 118 単結合 OH Benzyl H Me tBu OH 119 単結合 OH Benzyl H Et Et OH 120 単結合 OH Benzyl H Et Pr OH 121 単結合 OH Benzyl H Et Bu OH 122 単結合 OH Benzyl H Et tBu OH 123 単結合 OH Benzyl H Pr Pr OH 124 単結合 OH Benzyl H Pr Bu OH 125 単結合 OH Benzyl H Pr tBu OH 126 単結合 OH Benzyl H Bu Bu OH 127 単結合 OH Benzyl H Bu tBu OH 128 単結合 OH Benzyl H tBu tBu OH 129 単結合 OH Benzyl Me H Me OH 130 単結合 OH Benzyl Me H Et OH 131 単結合 OH Benzyl Me H Pr OH 132 単結合 OH Benzyl Me H Bu OH 133 単結合 OH Benzyl Me Me Et OH 134 単結合 OH Benzyl Me Me Pr OH 135 単結合 OH Benzyl Me Me Bu OH 136 単結合 OH Benzyl Me Me tBu OH 137 単結合 OH Benzyl Me Et Et OH 138 単結合 OH Benzyl Me Et Pr OH 139 単結合 OH Benzyl Me Et Bu OH 140 単結合 OH Benzyl Me Et tBu OH 141 単結合 OH Benzyl Me Pr Pr OH 142 単結合 OH Benzyl Me Pr Bu OH 143 単結合 OH Benzyl Me Pr tBu OH 144 単結合 OH Benzyl Me Bu Bu OH 145 単結合 OH Benzyl Me Bu tBu OH 146 単結合 OH Benzyl Me tBu tBu OH 147 単結合 OH Benzyl Me tBu tBu OH 148 単結合 OH 2-MeBzl H H H OH 149 単結合 OH 2-MeBzl H H Me OH 150 単結合 OH 2-MeBzl H Me Me OH 151 単結合 OH 2-MeBzl Me Me Me OH 152 単結合 OH 3-MeBzl H H H OH 153 単結合 OH 3-MeBzl H H Me OH 154 単結合 OH 3-MeBzl H Me Me OH 155 単結合 OH 3-MeBzl Me Me Me OH 156 単結合 OH 4-MeBzl H H H OH 157 単結合 OH 4-MeBzl H H Me OH 158 単結合 OH 4-MeBzl H Me Me OH 159 単結合 OH 4-MeBzl Me Me Me OH 161 単結合 OH 2-PhEt H H Me OH 162 単結合 OH 2-PhEt H Me Me OH 163 単結合 OH 2-PhEt Me Me Me OH 164 単結合 OH 3-PhPr H H H OH 165 単結合 OH 3-PhPr H H Me OH 166 単結合 OH 3-PhPr H Me Me OH 167 単結合 OH 3-PhPr Me Me Me OH 168 単結合 OH 3-Ph-2-Prp H H H OH 169 単結合 OH 3-Ph-2-Prp H H Me OH 170 単結合 OH 3-Ph-2-Prp H Me Me OH 171 単結合 OH 3-Ph-2-Prp Me Me Me OH 172 単結合 OH 3-PhBu H H H OH 173 単結合 OH 3-PhBu H H Me OH 174 単結合 OH 3-PhBu H Me Me OH 175 単結合 OH 3-PhBu Me Me Me OH 176 単結合 OH 4-PhBu H H H OH 177 単結合 OH 4-PhBu H H Me OH 178 単結合 OH 4-PhBu H Me Me OH 179 単結合 OH 4-PhBu Me Me Me OH 180 二重結合 OH Et H H H OH 181 二重結合 OH Et H H H F 182 二重結合 OH Et H H H Cl 183 二重結合 OH Pr H H H OH 184 二重結合 OH Pr H H H F 185 二重結合 OH Pr H H Me OH 186 二重結合 OH Pr H Me Me OH 187 二重結合 OH Pr Me Me Me OH 188 二重結合 OH Allyl H H H OH 189 二重結合 OH Allyl H H H F 190 二重結合 OH Allyl H H H Cl 191 二重結合 OH Allyl H H H Br 192 二重結合 OH Allyl H H Me OH 193 二重結合 OH Allyl H Me Me OH 194 二重結合 OH Allyl Me Me Me OH 195 二重結合 OH Bu H H H OH 196 二重結合 OH Bu H H Me OH 197 二重結合 OH Bu H Me Me OH 198 二重結合 OH Bu Me Me Me OH 199 二重結合 OH 2-Butene H H H OH 200 二重結合 OH 2-Butene H H Me OH 201 二重結合 OH 2-Butene H Me Me OH 202 二重結合 OH 2-Butene Me Me Me OH 203 二重結合 OH 3-Butene H H H OH 204 二重結合 OH 1-Butene H H H OH 205 二重結合 OH Prenyl Me H H OH 206 二重結合 OH Prenyl H H H F 207 二重結合 OH Prenyl H H H Cl 208 二重結合 OH Prenyl H H H Br 209 二重結合 OH Prenyl H H H I 210 二重結合 OH Prenyl H H H Me 211 二重結合 OH Prenyl H H H Et 212 二重結合 OH Prenyl H H H Pr 213 二重結合 OH Prenyl H H Me OH 214 二重結合 OH Prenyl H Me Me OH 215 二重結合 OH Prenyl Me H Me OH 216 二重結合 OH Prenyl H H Et OH 217 二重結合 OH Prenyl H H Pr OH 218 二重結合 OH Prenyl H H Bu OH 219 二重結合 OH Prenyl H Me Et OH 220 二重結合 OH Prenyl H Me Pr OH 221 二重結合 OH Prenyl H Me Bu OH 222 二重結合 OH Prenyl H Me tBu OH 223 二重結合 OH Prenyl H Et Et OH 224 二重結合 OH Prenyl H Et Pr OH 225 二重結合 OH Prenyl H Et Bu OH 226 二重結合 OH Prenyl H Et tBu OH 227 二重結合 OH Prenyl H Pr Pr OH 228 二重結合 OH Prenyl H Pr Bu OH 229 二重結合 OH Prenyl H Pr tBu OH 230 二重結合 OH Prenyl H Bu Bu OH 231 二重結合 OH Prenyl H Bu tBu OH 232 二重結合 OH Prenyl H tBu tBu OH 233 二重結合 OH Prenyl Me H Me OH 234 二重結合 OH Prenyl Me H Et OH 235 二重結合 OH Prenyl Me H Pr OH 236 二重結合 OH Prenyl Me H Bu OH 237 二重結合 OH Prenyl Me Me Et OH 238 二重結合 OH Prenyl Me Me Pr OH 239 二重結合 OH Prenyl Me Me Bu OH 240 二重結合 OH Prenyl Me Me tBu OH 241 二重結合 OH Prenyl Me Et Et OH 242 二重結合 OH Prenyl Me Et Pr OH 243 二重結合 OH Prenyl Me Et Bu OH 244 二重結合 OH Prenyl Me Et tBu OH 245 二重結合 OH Prenyl Me Pr Pr OH 246 二重結合 OH Prenyl Me Pr Bu OH 247 二重結合 OH Prenyl Me Pr tBu OH 248 二重結合 OH Prenyl Me Bu Bu OH 249 二重結合 OH Prenyl Me Bu tBu OH 250 二重結合 OH Prenyl Me tBu tBu OH 251 二重結合 OH Prenyl Me tBu tBu OH 252 二重結合 OH Pentyl H H H OH 253 二重結合 OH Pentyl H H Me OH 254 二重結合 OH Pentyl H Me Me OH 255 二重結合 OH Pentyl Me Me Me OH 256 二重結合 OH 1-Pentenyl H H H OH 257 二重結合 OH 1-Pentenyl H H Me OH 258 二重結合 OH 1-Pentenyl H Me Me OH 259 二重結合 OH 1-Pentenyl Me Me Me OH 260 二重結合 OH 2-Pentenyl H H H OH 261 二重結合 OH 2-Pentenyl H H Me OH 262 二重結合 OH 2-Pentenyl H Me Me OH 263 二重結合 OH 2-Pentenyl Me Me Me OH 264 二重結合 OH 3-Pentenyl H H H OH 265 二重結合 OH 3-Pentenyl H H Me OH 266 二重結合 OH 3-Pentenyl H Me Me OH 267 二重結合 OH 3-Pentenyl Me Me Me OH 268 二重結合 OH 4-Pentenyl H H H OH 269 二重結合 OH 4-Pentenyl H H Me OH 270 二重結合 OH 4-Pentenyl H Me Me OH 271 二重結合 OH 4-Pentenyl Me Me Me OH 272 二重結合 OH 3-MeBu H H H OH 273 二重結合 OH 3-MeBu H H Me OH 274 二重結合 OH 3-MeBu H Me Me OH 275 二重結合 OH 3-MeBu Me Me Me OH 276 二重結合 OH 2-MeBu H H H OH 277 二重結合 OH 2-MeBu H H Me OH 278 二重結合 OH 2-MeBu H Me Me OH 279 二重結合 OH 2-MeBu Me Me Me OH 280 二重結合 OH Benzyl H H H OH 281 二重結合 OH Benzyl H H H F 282 二重結合 OH Benzyl H H H Cl 283 二重結合 OH Benzyl H H H Br 284 二重結合 OH Benzyl H H H I 285 二重結合 OH Benzyl H H H Me 286 二重結合 OH Benzyl H H H Et 287 二重結合 OH Benzyl H H H Pr 288 二重結合 OH Benzyl H H Me OH 289 二重結合 OH Benzyl H Me Me OH 290 二重結合 OH Benzyl Me H Me OH 291 二重結合 OH Benzyl H H Et OH 292 二重結合 OH Benzyl H H Pr OH 293 二重結合 OH Benzyl H H Bu OH 294 二重結合 OH Benzyl H Me Et OH 295 二重結合 OH Benzyl H Me Pr OH 296 二重結合 OH Benzyl H Me Bu OH 297 二重結合 OH Benzyl H Me tBu OH 298 二重結合 OH Benzyl H Et Et OH 299 二重結合 OH Benzyl H Et Pr OH 300 二重結合 OH Benzyl H Et Bu OH 301 二重結合 OH Benzyl H Et tBu OH 302 二重結合 OH Benzyl H Pr Pr OH 303 二重結合 OH Benzyl H Pr Bu OH 304 二重結合 OH Benzyl H Pr tBu OH 305 二重結合 OH Benzyl H Bu Bu OH 306 二重結合 OH Benzyl H Bu tBu OH 307 二重結合 OH Benzyl H tBu tBu OH 308 二重結合 OH Benzyl Me H Me OH 309 二重結合 OH Benzyl Me H Et OH 310 二重結合 OH Benzyl Me H Pr OH 311 二重結合 OH Benzyl Me H Bu OH 312 二重結合 OH Benzyl Me Me Et OH 313 二重結合 OH Benzyl Me Me Pr OH 314 二重結合 OH Benzyl Me Me Bu OH 315 二重結合 OH Benzyl Me Me tBu OH 316 二重結合 OH Benzyl Me Et Et OH 317 二重結合 OH Benzyl Me Et Pr OH 318 二重結合 OH Benzyl Me Et Bu OH 319 二重結合 OH Benzyl Me Et tBu OH 320 二重結合 OH Benzyl Me Pr Pr OH 321 二重結合 OH Benzyl Me Pr Bu OH 322 二重結合 OH Benzyl Me Pr tBu OH 323 二重結合 OH Benzyl Me Bu Bu OH 324 二重結合 OH Benzyl Me Bu tBu OH 325 二重結合 OH Benzyl Me tBu tBu OH 326 二重結合 OH Benzyl Me tBu tBu OH 327 二重結合 OH 2-MeBzl H H H OH 328 二重結合 OH 2-MeBzl H H Me OH 329 二重結合 OH 2-MeBzl H Me Me OH 330 二重結合 OH 2-MeBzl Me Me Me OH 331 二重結合 OH 3-MeBzl H H H OH 332 二重結合 OH 3-MeBzl H H Me OH 333 二重結合 OH 3-MeBzl H Me Me OH 334 二重結合 OH 3-MeBzl Me Me Me OH 335 二重結合 OH 4-MeBzl H H H OH 336 二重結合 OH 4-MeBzl H H Me OH 337 二重結合 OH 4-MeBzl H Me Me OH 338 二重結合 OH 4-MeBzl Me Me Me OH 339 二重結合 OH 2-PhEt H H H OH 340 二重結合 OH 2-PhEt H H Me OH 341 二重結合 OH 2-PhEt H Me Me OH 342 二重結合 OH 2-PhEt Me Me Me OH 343 二重結合 OH 3-PhPr H H H OH 344 二重結合 OH 3-PhPr H H Me OH 345 二重結合 OH 3-PhPr H Me Me OH 346 二重結合 OH 3-PhPr Me Me Me OH 347 二重結合 OH 3-Ph-2-Prp H H H OH 348 二重結合 OH 3-Ph-2-Prp H H Me OH 349 二重結合 OH 3-Ph2-Prp H Me Me OH 350 二重結合 OH 3-Ph2-Prp Me Me Me OH 351 二重結合 OH 3-PhBu H H H OH 352 二重結合 OH 3-PhBu H H Me OH 353 二重結合 OH 3-PhBu H Me Me OH 354 二重結合 OH 3-PhBu Me Me Me OH 355 二重結合 OH 4-PhBu H H H OH 356 二重結合 OH 4-PhBu H H Me OH 357 二重結合 OH 4-PhBu H Me Me OH 358 二重結合 OH 4-PhBu Me Me Me OH ───────────────────────────────
【0025】
【化4】
【0026】
【表2】 X=CH2 の化合物 ─────────────────────────────── No. ---- R1 R2 R3 R4 R5 R6 ─────────────────────────────── 359 単結合 OH Et H H H OH 360 単結合 OH Et H H H F 361 単結合 OH Et H H H Cl 362 単結合 OH Pr H H H OH 363 単結合 OH Pr H H H F 364 単結合 OH Pr H H Me OH 365 単結合 OH Pr H Me Me OH 366 単結合 OH Pr Me Me Me OH 367 単結合 OH Allyl H H H OH 368 単結合 OH Allyl H H H F 369 単結合 OH Allyl H H H Cl 370 単結合 OH Allyl H H H Br 371 単結合 OH Allyl H H Me OH 372 単結合 OH Allyl H Me Me OH 373 単結合 OH Allyl Me Me Me OH 374 単結合 OH Bu H H H OH 375 単結合 OH Bu H H Me OH 376 単結合 OH Bu H Me Me OH 377 単結合 OH Bu Me Me Me OH 378 単結合 OH 2-Butene H H H OH 379 単結合 OH 2-Butene H H Me OH 380 単結合 OH 2-Butene H Me Me OH 381 単結合 OH 2-Butene Me Me Me OH 382 単結合 OH 3-Butene H H H OH 383 単結合 OH 1-Butene H H H OH 384 単結合 OH Prenyl H H H OH 385 単結合 OH Prenyl H H H F 386 単結合 OH Prenyl H H H Cl 387 単結合 OH Prenyl H H H Br 388 単結合 OH Prenyl H H H I 389 単結合 OH Prenyl H H H Me 390 単結合 OH Prenyl H H H Et 391 単結合 OH Prenyl H H H Pr 392 単結合 OH Prenyl H H Me OH 393 単結合 OH Prenyl H Me Me OH 394 単結合 OH Prenyl Me H H OH 395 単結合 OH Prenyl H H Et OH 396 単結合 OH Prenyl H H Pr OH 397 単結合 OH Prenyl H H Bu OH 398 単結合 OH Prenyl H Me Et OH 399 単結合 OH Prenyl H Me Pr OH 400 単結合 OH Prenyl H Me Bu OH 401 単結合 OH Prenyl H Me tBu OH 402 単結合 OH Prenyl H Et Et OH 403 単結合 OH Prenyl H Et Pr OH 404 単結合 OH Prenyl H Et Bu OH 405 単結合 OH Prenyl H Et tBu OH 406 単結合 OH Prenyl H Pr Pr OH 407 単結合 OH Prenyl H Pr Bu OH 408 単結合 OH Prenyl H Pr tBu OH 409 単結合 OH Prenyl H Bu Bu OH 410 単結合 OH Prenyl H Bu tBu OH 411 単結合 OH Prenyl H tBu tBu OH 412 単結合 OH Prenyl Me H Me OH 413 単結合 OH Prenyl Me H Et OH 414 単結合 OH Prenyl Me H Pr OH 415 単結合 OH Prenyl Me H Bu OH 416 単結合 OH Prenyl Me Me Et OH 417 単結合 OH Prenyl Me Me Pr OH 418 単結合 OH Prenyl Me Me Bu OH 419 単結合 OH Prenyl Me Me tBu OH 420 単結合 OH Prenyl Me Et Et OH 421 単結合 OH Prenyl Me Et Pr OH 422 単結合 OH Prenyl Me Et Bu OH 423 単結合 OH Prenyl Me Et tBu OH 424 単結合 OH Prenyl Me Pr Pr OH 425 単結合 OH Prenyl Me Pr Bu OH 426 単結合 OH Prenyl Me Pr tBu OH 427 単結合 OH Prenyl Me Bu Bu OH 428 単結合 OH Prenyl Me Bu tBu OH 429 単結合 OH Prenyl Me tBu tBu OH 430 単結合 OH Prenyl Me tBu tBu OH 431 単結合 OH Pentyl H H H OH 432 単結合 OH Pentyl H H Me OH 433 単結合 OH Pentyl H Me Me OH 434 単結合 OH Pentyl Me Me Me OH 435 単結合 OH 1-Pentenyl H H H OH 436 単結合 OH 1-Pentenyl H H Me OH 437 単結合 OH 1-Pentenyl H Me Me OH 438 単結合 OH 1-Pentenyl Me Me Me OH 439 単結合 OH 2-Pentenyl H H H OH 440 単結合 OH 2-Pentenyl H H Me OH 441 単結合 OH 2-Pentenyl H Me Me OH 442 単結合 OH 2-Pentenyl Me Me Me OH 443 単結合 OH 3-Pentenyl H H H OH 444 単結合 OH 3-Pentenyl H H Me OH 445 単結合 OH 3-Pentenyl H Me Me OH 446 単結合 OH 3-Pentenyl Me Me Me OH 447 単結合 OH 4-Pentenyl H H H OH 448 単結合 OH 4-Pentenyl H H Me OH 449 単結合 OH 4-Pentenyl H Me Me OH 450 単結合 OH 4-Pentenyl Me Me Me OH 451 単結合 OH 3-MeBu H H H OH 452 単結合 OH 3-MeBu H H Me OH 453 単結合 OH 3-MeBu H Me Me OH 454 単結合 OH 3-MeBu Me Me Me OH 455 単結合 OH 2-MeBu H H H OH 456 単結合 OH 2-MeBu H H Me OH 457 単結合 OH 2-MeBu H Me Me OH 458 単結合 OH 2-MeBu Me Me Me OH 459 単結合 OH Benzyl H H H OH 461 単結合 OH Benzyl H H H Cl 462 単結合 OH Benzyl H H H Br 463 単結合 OH Benzyl H H H I 464 単結合 OH Benzyl H H H Me 465 単結合 OH Benzyl H H H Et 466 単結合 OH Benzyl H H H Pr 467 単結合 OH Benzyl H H Me OH 468 単結合 OH Benzyl H Me Me OH 469 単結合 OH Benzyl Me H Me OH 470 単結合 OH Benzyl H H Et OH 471 単結合 OH Benzyl H H Pr OH 472 単結合 OH Benzyl H H Bu OH 473 単結合 OH Benzyl H Me Et OH 474 単結合 OH Benzyl H Me Pr OH 475 単結合 OH Benzyl H Me Bu OH 476 単結合 OH Benzyl H Me tBu OH 477 単結合 OH Benzyl H Et Et OH 478 単結合 OH Benzyl H Et Pr OH 479 単結合 OH Benzyl H Et Bu OH 480 単結合 OH Benzyl H Et tBu OH 481 単結合 OH Benzyl H Pr Pr OH 482 単結合 OH Benzyl H Pr Bu OH 483 単結合 OH Benzyl H Pr tBu OH 484 単結合 OH Benzyl H Bu Bu OH 485 単結合 OH Benzyl H Bu tBu OH 486 単結合 OH Benzyl H tBu tBu OH 487 単結合 OH Benzyl Me H Me OH 488 単結合 OH Benzyl Me H Et OH 489 単結合 OH Benzyl Me H Pr OH 490 単結合 OH Benzyl Me H Bu OH 491 単結合 OH Benzyl Me Me Et OH 492 単結合 OH Benzyl Me Me Pr OH 493 単結合 OH Benzyl Me Me Bu OH 494 単結合 OH Benzyl Me Me tBu OH 495 単結合 OH Benzyl Me Et Et OH 496 単結合 OH Benzyl Me Et Pr OH 497 単結合 OH Benzyl Me Et Bu OH 498 単結合 OH Benzyl Me Et tBu OH 499 単結合 OH Benzyl Me Pr Pr OH 500 単結合 OH Benzyl Me Pr Bu OH 501 単結合 OH Benzyl Me Pr tBu OH 502 単結合 OH Benzyl Me Bu Bu OH 503 単結合 OH Benzyl Me Bu tBu OH 504 単結合 OH Benzyl Me tBu tBu OH 505 単結合 OH Benzyl Me tBu tBu OH 506 単結合 OH 2-MeBzl H H H OH 507 単結合 OH 2-MeBzl H H Me OH 508 単結合 OH 2-MeBzl H Me Me OH 509 単結合 OH 2-MeBzl Me Me Me OH 510 単結合 OH 3-MeBzl H H H OH 511 単結合 OH 3-MeBzl H H Me OH 512 単結合 OH 3-MeBzl H Me Me OH 513 単結合 OH 3-MeBzl Me Me Me OH 514 単結合 OH 4-MeBzl H H H OH 515 単結合 OH 4-MeBzl H H Me OH 516 単結合 OH 4-MeBzl H Me Me OH 517 単結合 OH 4-MeBzl Me Me Me OH 519 単結合 OH 2-PhEt H H Me OH 520 単結合 OH 2-PhEt H Me Me OH 521 単結合 OH 2-PhEt Me Me Me OH 522 単結合 OH 3-PhPr H H H OH 523 単結合 OH 3-PhPr H H Me OH 524 単結合 OH 3-PhPr H Me Me OH 525 単結合 OH 3-PhPr Me Me Me OH 526 単結合 OH 3-Ph-2-Prp H H H OH 527 単結合 OH 3-Ph-2-Prp H H Me OH 528 単結合 OH 3-Ph-2-Prp H Me Me OH 529 単結合 OH 3-Ph2-Prp Me Me Me OH 530 単結合 OH 3-PhBu H H H OH 531 単結合 OH 3-PhBu H H Me OH 532 単結合 OH 3-PhBu H Me Me OH 533 単結合 OH 3-PhBu Me Me Me OH 534 単結合 OH 4-PhBu H H H OH 535 単結合 OH 4-PhBu H H Me OH 536 単結合 OH 4-PhBu H Me Me OH 537 単結合 OH 4-PhBu Me Me Me OH ──────────────────────────────────
【0027】
【化5】
【0028】
【表3】 X=O の化合物 ─────────────────────────────── No. ---- R1 R2 R3 R4 R5 R6 ─────────────────────────────── 538 単結合 H Et H H H OH 539 単結合 H Et H H H F 540 単結合 H Et H H H Cl 541 単結合 H Pr H H H OH 542 単結合 H Pr H H H F 543 単結合 H Pr H H Me OH 544 単結合 H Pr H Me Me OH 545 単結合 H Pr Me Me Me OH 546 単結合 H Allyl H H H OH 547 単結合 H Allyl H H H F 548 単結合 H Allyl H H H Cl 549 単結合 H Allyl H H H Br 550 単結合 H Allyl H H Me OH 551 単結合 H Allyl H Me Me OH 552 単結合 H Allyl Me Me Me OH 553 単結合 H Bu H H H OH 554 単結合 H Bu H H Me OH 555 単結合 H Bu H Me Me OH 556 単結合 H Bu Me Me Me OH 557 単結合 H 2-Butene H H H OH 558 単結合 H 2-Butene H H Me OH 559 単結合 H 2-Butene H Me Me OH 560 単結合 H 2-Butene Me Me Me OH 561 単結合 H 3-Butene H H H OH 562 単結合 H 1-Butene H H H OH 563 単結合 H Prenyl H H H OH 564 単結合 H Prenyl H H H F 565 単結合 H Prenyl H H H Cl 566 単結合 H Prenyl H H H Br 567 単結合 H Prenyl H H H I 568 単結合 H Prenyl H H H Me 569 単結合 H Prenyl H H H Et 570 単結合 H Prenyl H H H Pr 571 単結合 H Prenyl H H Me OH 572 単結合 H Prenyl H Me Me OH 573 単結合 H Prenyl Me H Me OH 574 単結合 H Prenyl H H Et OH 575 単結合 H Prenyl H H Pr OH 576 単結合 H Prenyl H H Bu OH 577 単結合 H Prenyl H Me Et OH 578 単結合 H Prenyl H Me Pr OH 579 単結合 H Prenyl H Me Bu OH 580 単結合 H Prenyl H Me tBu OH 581 単結合 H Prenyl H Et Et OH 582 単結合 H Prenyl H Et Pr OH 583 単結合 H Prenyl H Et Bu OH 584 単結合 H Prenyl H Et tBu OH 585 単結合 H Prenyl H Pr Pr OH 586 単結合 H Prenyl H Pr Bu OH 587 単結合 H Prenyl H Pr tBu OH 588 単結合 H Prenyl H Bu Bu OH 589 単結合 H Prenyl H Bu tBu OH 590 単結合 H Prenyl H tBu tBu OH 591 単結合 H Prenyl Me H Me OH 592 単結合 H Prenyl Me H Et OH 593 単結合 H Prenyl Me H Pr OH 594 単結合 H Prenyl Me H Bu OH 595 単結合 H Prenyl Me Me Et OH 596 単結合 H Prenyl Me Me Pr OH 597 単結合 H Prenyl Me Me Bu OH 598 単結合 H Prenyl Me Me tBu OH 599 単結合 H Prenyl Me Et Et OH 600 単結合 H Prenyl Me Et Pr OH 601 単結合 H Prenyl Me Et Bu OH 602 単結合 H Prenyl Me Et tBu OH 603 単結合 H Prenyl Me Pr Pr OH 604 単結合 H Prenyl Me Pr Bu OH 605 単結合 H Prenyl Me Pr tBu OH 606 単結合 H Prenyl Me Bu Bu OH 607 単結合 H Prenyl Me Bu tBu OH 608 単結合 H Prenyl Me tBu tBu OH 609 単結合 H Prenyl Me tBu tBu OH 610 単結合 H Pentyl H H H OH 611 単結合 H Pentyl H H Me OH 612 単結合 H Pentyl H Me Me OH 613 単結合 H Pentyl Me Me Me OH 614 単結合 H 1-Pentenyl H H H OH 615 単結合 H 1-Pentenyl H H Me OH 616 単結合 H 1-Pentenyl H Me Me OH 617 単結合 H 1-Pentenyl Me Me Me OH 618 単結合 H 2-Pentenyl H H H OH 619 単結合 H 2-Pentenyl H H Me OH 620 単結合 H 2-Pentenyl H Me Me OH 621 単結合 H 2-Pentenyl Me Me Me OH 622 単結合 H 3-Pentenyl H H H OH 623 単結合 H 3-Pentenyl H H Me OH 624 単結合 H 3-Pentenyl H Me Me OH 625 単結合 H 3-Pentenyl Me Me Me OH 626 単結合 H 4-Pentenyl H H H OH 627 単結合 H 4-Pentenyl H H Me OH 628 単結合 H 4-Pentenyl H Me Me OH 629 単結合 H 4-Pentenyl Me Me Me OH 630 単結合 H 3-MeBu H H H OH 631 単結合 H 3-MeBu H H Me OH 632 単結合 H 3-MeBu H Me Me OH 633 単結合 H 3-MeBu Me Me Me OH 634 単結合 H 2-MeBu H H H OH 635 単結合 H 2-MeBu H H Me OH 636 単結合 H 2-MeBu H Me Me OH 637 単結合 H 2-MeBu Me Me Me OH 638 単結合 H Benzyl H H H OH 639 単結合 H Benzyl H H H F 640 単結合 H Benzyl H H H Cl 641 単結合 H Benzyl H H H Br 642 単結合 H Benzyl H H H I 643 単結合 H Benzyl H H H Me 644 単結合 H Benzyl H H H Et 645 単結合 H Benzyl H H H Pr 646 単結合 H Benzyl H H Me OH 647 単結合 H Benzyl H Me Me OH 648 単結合 H Benzyl Me H Me OH 649 単結合 H Benzyl H H Et OH 650 単結合 H Benzyl H H Pr OH 651 単結合 H Benzyl H H Bu OH 652 単結合 H Benzyl H Me Et OH 653 単結合 H Benzyl H Me Pr OH 654 単結合 H Benzyl H Me Bu OH 655 単結合 H Benzyl H Me tBu OH 656 単結合 H Benzyl H Et Et OH 657 単結合 H Benzyl H Et Pr OH 658 単結合 H Benzyl H Et Bu OH 659 単結合 H Benzyl H Et tBu OH 660 単結合 H Benzyl H Pr Pr OH 661 単結合 H Benzyl H Pr Bu OH 662 単結合 H Benzyl H Pr tBu OH 663 単結合 H Benzyl H Bu Bu OH 664 単結合 H Benzyl H Bu tBu OH 665 単結合 H Benzyl H tBu tBu OH 666 単結合 H Benzyl Me H Me OH 667 単結合 H Benzyl Me H Et OH 668 単結合 H Benzyl Me H Pr OH 669 単結合 H Benzyl Me H Bu OH 670 単結合 H Benzyl Me Me Et OH 671 単結合 H Benzyl Me Me Pr OH 672 単結合 H Benzyl Me Me Bu OH 673 単結合 H Benzyl Me Me tBu OH 674 単結合 H Benzyl Me Et Et OH 675 単結合 H Benzyl Me Et Pr OH 676 単結合 H Benzyl Me Et Bu OH 677 単結合 H Benzyl Me Et tBu OH 678 単結合 H Benzyl Me Pr Pr OH 679 単結合 H Benzyl Me Pr Bu OH 680 単結合 H Benzyl Me Pr tBu OH 681 単結合 H Benzyl Me Bu Bu OH 682 単結合 H Benzyl Me Bu tBu OH 683 単結合 H Benzyl Me tBu tBu OH 684 単結合 H Benzyl Me tBu tBu OH 685 単結合 H 2-MeBzl H H H OH 686 単結合 H 2-MeBzl H H Me OH 687 単結合 H 2-MeBzl H Me Me OH 688 単結合 H 2-MeBzl Me Me Me OH 689 単結合 H 3-MeBzl H H H OH 690 単結合 H 3-MeBzl H H Me OH 691 単結合 H 3-MeBzl H Me Me OH 692 単結合 H 3-MeBzl Me Me Me OH 693 単結合 H 4-MeBzl H H H OH 694 単結合 H 4-MeBzl H H Me OH 695 単結合 H 4-MeBzl H Me Me OH 696 単結合 H 4-MeBzl Me Me Me OH 697 単結合 H 2-PhEt H H H OH 698 単結合 H 2-PhEt H H Me OH 699 単結合 H 2-PhEt H Me Me OH 700 単結合 H 2-PhEt Me Me Me OH 701 単結合 H 3-PhPr H H H OH 702 単結合 H 3-PhPr H H Me OH 703 単結合 H 3-PhPr H Me Me OH 704 単結合 H 3-PhPr Me Me Me OH 706 単結合 H 3-Ph-2-Prp H H Me OH 707 単結合 H 3-Ph-2-Prp H Me Me OH 708 単結合 H 3-Ph-2-Prp Me Me Me OH 709 単結合 H 3-PhBu H H H OH 710 単結合 H 3-PhBu H H Me OH 711 単結合 H 3-PhBu H Me Me OH 712 単結合 H 3-PhBu Me Me Me OH 713 単結合 H 4-PhBu H H H OH 714 単結合 H 4-PhBu H H Me OH 715 単結合 H 4-PhBu H Me Me OH 716 単結合 H 4-PhBu Me Me Me OH 717 二重結合 H Et H H H OH 718 二重結合 H Et H H H F 719 二重結合 H Et H H H Cl 720 二重結合 H Pr H H H OH 721 二重結合 H Pr H H H F 722 二重結合 H Pr H H Me OH 723 二重結合 H Pr H Me Me OH 724 二重結合 H Pr Me Me Me OH 725 二重結合 H Allyl H H H OH 726 二重結合 H Allyl H H H F 727 二重結合 H Allyl H H H Cl 728 二重結合 H Allyl H H H Br 729 二重結合 H Allyl H H Me OH 730 二重結合 H Allyl H Me Me OH 731 二重結合 H Allyl Me Me Me OH 732 二重結合 H Bu H H H OH 733 二重結合 H Bu H H Me OH 734 二重結合 H Bu H Me Me OH 735 二重結合 H Bu Me Me Me OH 736 二重結合 H 2-Butene H H H OH 737 二重結合 H 2-Butene H H Me OH 738 二重結合 H 2-Butene H Me Me OH 739 二重結合 H 2-Butene Me Me Me OH 740 二重結合 H 3-Butene H H H OH 741 二重結合 H 1-Butene H H H OH 742 二重結合 H Prenyl H H H OH 743 二重結合 H Prenyl H H H F 744 二重結合 H Prenyl H H H Cl 745 二重結合 H Prenyl H H H Br 746 二重結合 H Prenyl H H H I 747 二重結合 H Prenyl H H H Me 748 二重結合 H Prenyl H H H Et 749 二重結合 H Prenyl H H H Pr 750 二重結合 H Prenyl H H Me OH 751 二重結合 H Prenyl H Me Me OH 752 二重結合 H Prenyl Me H Me OH 753 二重結合 H Prenyl H H Et OH 754 二重結合 H Prenyl H H Pr OH 755 二重結合 H Prenyl H H Bu OH 756 二重結合 H Prenyl H Me Et OH 757 二重結合 H Prenyl H Me Pr OH 758 二重結合 H Prenyl H Me Bu OH 759 二重結合 H Prenyl H Me tBu OH 760 二重結合 H Prenyl H Et Et OH 761 二重結合 H Prenyl H Et Pr OH 762 二重結合 H Prenyl H Et Bu OH 764 二重結合 H Prenyl H Pr Pr OH 765 二重結合 H Prenyl H Pr Bu OH 766 二重結合 H Prenyl H Pr tBu OH 767 二重結合 H Prenyl H Bu Bu OH 768 二重結合 H Prenyl H Bu tBu OH 769 二重結合 H Prenyl H tBu tBu OH 770 二重結合 H Prenyl Me H Me OH 771 二重結合 H Prenyl Me H Et OH 772 二重結合 H Prenyl Me H Pr OH 773 二重結合 H Prenyl Me H Bu OH 774 二重結合 H Prenyl Me Me Et OH 775 二重結合 H Prenyl Me Me Pr OH 776 二重結合 H Prenyl Me Me Bu OH 777 二重結合 H Prenyl Me Me tBu OH 778 二重結合 H Prenyl Me Et Et OH 779 二重結合 H Prenyl Me Et Pr OH 780 二重結合 H Prenyl Me Et Bu OH 781 二重結合 H Prenyl Me Et tBu OH 782 二重結合 H Prenyl Me Pr Pr OH 783 二重結合 H Prenyl Me Pr Bu OH 784 二重結合 H Prenyl Me Pr tBu OH 785 二重結合 H Prenyl Me Bu Bu OH 786 二重結合 H Prenyl Me Bu tBu OH 787 二重結合 H Prenyl Me tBu tBu OH 788 二重結合 H Prenyl Me tBu tBu OH 789 二重結合 H Pentyl H H H OH 790 二重結合 H Pentyl H H Me OH 791 二重結合 H Pentyl H Me Me OH 792 二重結合 H Pentyl Me Me Me OH 793 二重結合 H 1-Pentenyl H H H OH 794 二重結合 H 1-Pentenyl H H Me OH 795 二重結合 H 1-Pentenyl H Me Me OH 796 二重結合 H 1-Pentenyl Me Me Me OH 797 二重結合 H 2-Pentenyl H H H OH 798 二重結合 H 2-Pentenyl H H Me OH 799 二重結合 H 2-Pentenyl H Me Me OH 800 二重結合 H 2-Pentenyl Me Me Me OH 801 二重結合 H 3-Pentenyl H H H OH 802 二重結合 H 3-Pentenyl H H Me OH 803 二重結合 H 3-Pentenyl H Me Me OH 804 二重結合 H 3-Pentenyl Me Me Me OH 805 二重結合 H 4-Pentenyl H H H OH 806 二重結合 H 4-Pentenyl H H Me OH 807 二重結合 H 4-Pentenyl H Me Me OH 808 二重結合 H 4-Pentenyl Me Me Me OH 809 二重結合 H 3-MeBu H H H OH 810 二重結合 H 3-MeBu H H Me OH 811 二重結合 H 3-MeBu H Me Me OH 812 二重結合 H 3-MeBu Me Me Me OH 813 二重結合 H 2-MeBu H H H OH 814 二重結合 H 2-MeBu H H Me OH 815 二重結合 H 2-MeBu H Me Me OH 816 二重結合 H 2-MeBu Me Me Me OH 817 二重結合 H Benzyl H H H OH 818 二重結合 H Benzyl H H H F 819 二重結合 H Benzyl H H H Cl 820 二重結合 H Benzyl H H H Br 821 二重結合 H Benzyl H H H I 822 二重結合 H Benzyl H H H Me 823 二重結合 H Benzyl H H H Et 824 二重結合 H Benzyl H H H Pr 825 二重結合 H Benzyl H H Me OH 826 二重結合 H Benzyl H Me Me OH 827 二重結合 H Benzyl Me H Me OH 828 二重結合 H Benzyl H H Et OH 829 二重結合 H Benzyl H H Pr OH 830 二重結合 H Benzyl H H Bu OH 831 二重結合 H Benzyl H Me Et OH 832 二重結合 H Benzyl H Me Pr OH 833 二重結合 H Benzyl H Me Bu OH 834 二重結合 H Benzyl H Me tBu OH 835 二重結合 H Benzyl H Et Et OH 836 二重結合 H Benzyl H Et Pr OH 837 二重結合 H Benzyl H Et Bu OH 838 二重結合 H Benzyl H Et tBu OH 839 二重結合 H Benzyl H Pr Pr OH 840 二重結合 H Benzyl H Pr Bu OH 841 二重結合 H Benzyl H Pr tBu OH 842 二重結合 H Benzyl H Bu Bu OH 843 二重結合 H Benzyl H Bu tBu OH 844 二重結合 H Benzyl H tBu tBu OH 845 二重結合 H Benzyl Me H Me OH 846 二重結合 H Benzyl Me H Et OH 847 二重結合 H Benzyl Me H Pr OH 848 二重結合 H Benzyl Me H Bu OH 849 二重結合 H Benzyl Me Me Et OH 851 二重結合 H Benzyl Me Me Bu OH 852 二重結合 H Benzyl Me Me tBu OH 853 二重結合 H Benzyl Me Et Et OH 854 二重結合 H Benzyl Me Et Pr OH 855 二重結合 H Benzyl Me Et Bu OH 856 二重結合 H Benzyl Me Et tBu OH 857 二重結合 H Benzyl Me Pr Pr OH 858 二重結合 H Benzyl Me Pr Bu OH 859 二重結合 H Benzyl Me Pr tBu OH 860 二重結合 H Benzyl Me Bu Bu OH 861 二重結合 H Benzyl Me Bu tBu OH 862 二重結合 H Benzyl Me tBu tBu OH 863 二重結合 H Benzyl Me tBu tBu OH 864 二重結合 H 2-MeBzl H H H OH 865 二重結合 H 2-MeBzl H H Me OH 866 二重結合 H 2-MeBzl H Me Me OH 867 二重結合 H 2-MeBzl Me Me Me OH 868 二重結合 H 3-MeBzl H H H OH 869 二重結合 H 3-MeBzl H H Me OH 870 二重結合 H 3-MeBzl H Me Me OH 871 二重結合 H 3-MeBzl Me Me Me OH 872 二重結合 H 4-MeBzl H H H OH 873 二重結合 H 4-MeBzl H H Me OH 874 二重結合 H 4-MeBzl H Me Me OH 875 二重結合 H 4-MeBzl Me Me Me OH 876 二重結合 H 2-PhEt H H H OH 877 二重結合 H 2-PhEt H H Me OH 878 二重結合 H 2-PhEt H Me Me OH 880 二重結合 H 3-PhPr H H H OH 881 二重結合 H 3-PhPr H H Me OH 882 二重結合 H 3-PhPr H Me Me OH 883 二重結合 H 3-PhPr Me Me Me OH 884 二重結合 H 3-Ph-2-Prp H H H OH 885 二重結合 H 3-Ph-2-Prp H H Me OH 886 二重結合 H 3-Ph-2-Prp H Me Me OH 887 二重結合 H 3-Ph-2-Prp Me Me Me OH 888 二重結合 H 3-PhBu H H H OH 889 二重結合 H 3-PhBu H H Me OH 890 二重結合 H 3-PhBu H Me Me OH 891 二重結合 H 3-PhBu Me Me Me OH 892 二重結合 H 4-PhBu H H H OH 893 二重結合 H 4-PhBu H H Me OH 894 二重結合 H 4-PhBu H Me Me OH 895 二重結合 H 4-PhBu Me Me Me OH ───────────────────────────────
【0029】
【化6】
【0030】
【表4】 X=CH2 の化合物 ─────────────────────────────── No. ---- R1 R2 R3 R4 R5 R6 ─────────────────────────────── 896 単結合 H Et H H H OH 897 単結合 H Et H H H F 898 単結合 H Et H H H Cl 899 単結合 H Pr H H H OH 900 単結合 H Pr H H H F 901 単結合 H Pr H H Me OH 902 単結合 H Pr H Me Me OH 903 単結合 H Pr Me Me Me OH 904 単結合 H Allyl H H H OH 905 単結合 H Allyl H H H F 906 単結合 H Allyl H H H Cl 907 単結合 H Allyl H H H Br 908 単結合 H Allyl H H Me OH 909 単結合 H Allyl H Me Me OH 910 単結合 H Allyl Me Me Me OH 911 単結合 H Bu H H H OH 912 単結合 H Bu H H Me OH 913 単結合 H Bu H Me Me OH 914 単結合 H Bu Me Me Me OH 915 単結合 H 2-Butene H H H OH 916 単結合 H 2-Butene H H Me OH 917 単結合 H 2-Butene H Me Me OH 918 単結合 H 2-Butene Me Me Me OH 919 単結合 H 3-Butene H H H OH 920 単結合 H 1-Butene H H H OH 921 単結合 H Prenyl H H H OH 922 単結合 H Prenyl H H H F 923 単結合 H Prenyl H H H Cl 924 単結合 H Prenyl H H H Br 925 単結合 H Prenyl H H H I 926 単結合 H Prenyl H H H Me 927 単結合 H Prenyl H H H Et 928 単結合 H Prenyl H H H Pr 929 単結合 H Prenyl H H Me OH 930 単結合 H Prenyl H Me Me OH 931 単結合 H Prenyl Me H Me OH 932 単結合 H Prenyl H H Et OH 933 単結合 H Prenyl H H Pr OH 934 単結合 H Prenyl H H Bu OH 935 単結合 H Prenyl H Me Et OH 936 単結合 H Prenyl H Me Pr OH 937 単結合 H Prenyl H Me Bu OH 938 単結合 H Prenyl H Me tBu OH 939 単結合 H Prenyl H Et Et OH 940 単結合 H Prenyl H Et Pr OH 941 単結合 H Prenyl H Et Bu OH 942 単結合 H Prenyl H Et tBu OH 943 単結合 H Prenyl H Pr Pr OH 944 単結合 H Prenyl H Pr Bu OH 945 単結合 H Prenyl H Pr tBu OH 946 単結合 H Prenyl H Bu Bu OH 947 単結合 H Prenyl H Bu tBu OH 948 単結合 H Prenyl H tBu tBu OH 949 単結合 H Prenyl Me H Me OH 950 単結合 H Prenyl Me H Et OH 952 単結合 H Prenyl Me H Bu OH 953 単結合 H Prenyl Me Me Et OH 954 単結合 H Prenyl Me Me Pr OH 955 単結合 H Prenyl Me Me Bu OH 956 単結合 H Prenyl Me Me tBu OH 957 単結合 H Prenyl Me Et Et OH 958 単結合 H Prenyl Me Et Pr OH 959 単結合 H Prenyl Me Et Bu OH 960 単結合 H Prenyl Me Et tBu OH 961 単結合 H Prenyl Me Pr Pr OH 962 単結合 H Prenyl Me Pr Bu OH 963 単結合 H Prenyl Me Pr tBu OH 964 単結合 H Prenyl Me Bu Bu OH 965 単結合 H Prenyl Me Bu tBu OH 966 単結合 H Prenyl Me tBu tBu OH 967 単結合 H Prenyl Me tBu tBu OH 968 単結合 H Pentyl H H H OH 969 単結合 H Pentyl H H Me OH 970 単結合 H Pentyl H Me Me OH 971 単結合 H Pentyl Me Me Me OH 972 単結合 H 1-Pentenyl H H H OH 973 単結合 H 1-Pentenyl H H Me OH 974 単結合 H 1-Pentenyl H Me Me OH 975 単結合 H 1-Pentenyl Me Me Me OH 976 単結合 H 2-Pentenyl H H H OH 977 単結合 H 2-Pentenyl H H Me OH 978 単結合 H 2-Pentenyl H Me Me OH 979 単結合 H 2-Pentenyl Me Me Me OH 981 単結合 H 3-Pentenyl H H Me OH 982 単結合 H 3-Pentenyl H Me Me OH 983 単結合 H 3-Pentenyl Me Me Me OH 984 単結合 H 4-Pentenyl H H H OH 985 単結合 H 4-Pentenyl H H Me OH 986 単結合 H 4-Pentenyl H Me Me OH 987 単結合 H 4-Pentenyl Me Me Me OH 988 単結合 H 3-MeBu H H H OH 989 単結合 H 3-MeBu H H Me OH 990 単結合 H 3-MeBu H Me Me OH 991 単結合 H 3-MeBu Me Me Me OH 992 単結合 H 2-MeBu H H H OH 993 単結合 H 2-MeBu H H Me OH 994 単結合 H 2-MeBu H Me Me OH 995 単結合 H 2-MeBu Me Me Me OH 996 単結合 H Benzyl H H H OH 997 単結合 H Benzyl H H H F 998 単結合 H Benzyl H H H Cl 999 単結合 H Benzyl H H H Br 1000 単結合 H Benzyl H H H I 1001 単結合 H Benzyl H H H Me 1002 単結合 H Benzyl H H H Et 1003 単結合 H Benzyl H H H Pr 1004 単結合 H Benzyl H H Me OH 1005 単結合 H Benzyl H Me Me OH 1006 単結合 H Benzyl Me H Me OH 1007 単結合 H Benzyl H H Et OH 1008 単結合 H Benzyl H H Pr OH 1009 単結合 H Benzyl H H Bu OH 1010 単結合 H Benzyl H Me Et OH 1011 単結合 H Benzyl H Me Pr OH 1012 単結合 H Benzyl H Me Bu OH 1013 単結合 H Benzyl H Me tBu OH 1014 単結合 H Benzyl H Et Et OH 1015 単結合 H Benzyl H Et Pr OH 1016 単結合 H Benzyl H Et Bu OH 1017 単結合 H Benzyl H Et tBu OH 1018 単結合 H Benzyl H Pr Pr OH 1019 単結合 H Benzyl H Pr Bu OH 1020 単結合 H Benzyl H Pr tBu OH 1021 単結合 H Benzyl H Bu Bu OH 1022 単結合 H Benzyl H Bu tBu OH 1023 単結合 H Benzyl H tBu tBu OH 1024 単結合 H Benzyl Me H Me OH 1025 単結合 H Benzyl Me H Et OH 1026 単結合 H Benzyl Me H Pr OH 1027 単結合 H Benzyl Me H Bu OH 1028 単結合 H Benzyl Me Me Et OH 1029 単結合 H Benzyl Me Me Pr OH 1030 単結合 H Benzyl Me Me Bu OH 1031 単結合 H Benzyl Me Me tBu OH 1032 単結合 H Benzyl Me Et Et OH 1033 単結合 H Benzyl Me Et Pr OH 1034 単結合 H Benzyl Me Et Bu OH 1035 単結合 H Benzyl Me Et tBu OH 1036 単結合 H Benzyl Me Pr Pr OH 1037 単結合 H Benzyl Me Pr Bu OH 1038 単結合 H Benzyl Me Pr tBu OH 1039 単結合 H Benzyl Me Bu Bu OH 1040 単結合 H Benzyl Me Bu tBu OH 1041 単結合 H Benzyl Me tBu tBu OH 1042 単結合 H Benzyl Me tBu tBu OH 1043 単結合 H 2-MeBzl H H H OH 1044 単結合 H 2-MeBzl H H Me OH 1045 単結合 H 2-MeBzl H Me Me OH 1046 単結合 H 2-MeBzl Me Me Me OH 1047 単結合 H 3-MeBzl H H H OH 1048 単結合 H 3-MeBzl H H Me OH 1049 単結合 H 3-MeBzl H Me Me OH 1050 単結合 H 3-MeBzl Me Me Me OH 1051 単結合 H 4-MeBzl H H H OH 1052 単結合 H 4-MeBzl H H Me OH 1053 単結合 H 4-MeBzl H Me Me OH 1054 単結合 H 4-MeBzl Me Me Me OH 1055 単結合 H 2-PhEt H H H OH 1056 単結合 H 2-PhEt H H Me OH 1057 単結合 H 2-PhEt H Me Me OH 1058 単結合 H 2-PhEt Me Me Me OH 1059 単結合 H 3-PhPr H H H OH 1060 単結合 H 3-PhPr H H Me OH 1061 単結合 H 3-PhPr H Me Me OH 1062 単結合 H 3-PhPr Me Me Me OH 1063 単結合 H 3-Ph-2-Prp H H H OH 1064 単結合 H 3-Ph-2-Prp H H Me OH 1065 単結合 H 3-Ph-2-Prp H Me Me OH 1066 単結合 H 3-Ph-2-Prp Me Me Me OH 1068 単結合 H 3-PhBu H H Me OH 1069 単結合 H 3-PhBu H Me Me OH 1070 単結合 H 3-PhBu Me Me Me OH 1071 単結合 H 4-PhBu H H H OH 1072 単結合 H 4-PhBu H H Me OH 1073 単結合 H 4-PhBu H Me Me OH 1074 単結合 H 4-PhBu Me Me Me OH ─────────────────────────────── 本発明に好適な具体的化合物は、上記表中の No.1、
4、6、9、13、14、15、16、17、20、2
1、24、25、26、27、28、29、31、3
2、34、35、36、37、38、39、40、4
4、53、54、55、56、73、74、77、8
1、82、85、86、89、90、93、94、9
7、101、109、111、112、129、14
8、149、152、153、156、157、16
0、161、164、165、168、172、17
3、176、180、181、185、188、19
2、195、196、199、200、203、20
4、205、206、207、210、213、21
6、232、233、234、252、253、25
6、257、260、264、265、268、26
9、272、273、276、277、280、28
8、289、307、327、328、331、33
2、335、336、339、340、343、34
7、351、355、359、364、365、36
7、371、374、375、378、382、38
3、384、392、393、402、411、41
2、431、432、435、436、439、44
0、443、444、447、448、451、45
2、455、456、459、467、468、48
7、488、506、507、510、511、51
4、515、518、519、522、523、52
6、527、530、531、534、535、53
8、541、543、546、550、553、55
7、563、571、591、592、610、61
4、615、618、619、622、623、62
6、627、630、634、638、646、68
5、689、690、693、697、701、70
5、709、713、717、725、732、73
6、740、741、742、750、751、78
9、793、797、801、805、809、81
0、813、817、825、864、868、87
2、876、896、899、904、908、91
1、915、919、920、921、929、96
8、972、976、980、984、988、99
2、996、1004、1043、1047、105
1、及び1055の化合物である。
4、6、9、13、14、15、16、17、20、2
1、24、25、26、27、28、29、31、3
2、34、35、36、37、38、39、40、4
4、53、54、55、56、73、74、77、8
1、82、85、86、89、90、93、94、9
7、101、109、111、112、129、14
8、149、152、153、156、157、16
0、161、164、165、168、172、17
3、176、180、181、185、188、19
2、195、196、199、200、203、20
4、205、206、207、210、213、21
6、232、233、234、252、253、25
6、257、260、264、265、268、26
9、272、273、276、277、280、28
8、289、307、327、328、331、33
2、335、336、339、340、343、34
7、351、355、359、364、365、36
7、371、374、375、378、382、38
3、384、392、393、402、411、41
2、431、432、435、436、439、44
0、443、444、447、448、451、45
2、455、456、459、467、468、48
7、488、506、507、510、511、51
4、515、518、519、522、523、52
6、527、530、531、534、535、53
8、541、543、546、550、553、55
7、563、571、591、592、610、61
4、615、618、619、622、623、62
6、627、630、634、638、646、68
5、689、690、693、697、701、70
5、709、713、717、725、732、73
6、740、741、742、750、751、78
9、793、797、801、805、809、81
0、813、817、825、864、868、87
2、876、896、899、904、908、91
1、915、919、920、921、929、96
8、972、976、980、984、988、99
2、996、1004、1043、1047、105
1、及び1055の化合物である。
【0031】本発明のさらに好適な化合物は、上記表中
の No.9、26、34、35、36、53、73、8
1、93、94、101、109、111、112、1
29、148、149、152、153、156、15
7、160、161、188、195、199、20
0、205、213、232、233、252、26
0、272、273、280、288、327、33
1、335、339、367、374、378、38
4、392、412、431、435、439、45
1、459、467、506、510、514、51
8、546、557、563、571、618、62
2、630、634、638、646、685、68
9、693、742、750、789、797、81
3、817、825、868、872、915、92
1、929、976、992、996、1043、10
47、及び1051の化合物である。もっとも、本発明
の範囲は、上記表中に例示した化合物、並びに上記の好
適な化合物に限定されることはない。
の No.9、26、34、35、36、53、73、8
1、93、94、101、109、111、112、1
29、148、149、152、153、156、15
7、160、161、188、195、199、20
0、205、213、232、233、252、26
0、272、273、280、288、327、33
1、335、339、367、374、378、38
4、392、412、431、435、439、45
1、459、467、506、510、514、51
8、546、557、563、571、618、62
2、630、634、638、646、685、68
9、693、742、750、789、797、81
3、817、825、868、872、915、92
1、929、976、992、996、1043、10
47、及び1051の化合物である。もっとも、本発明
の範囲は、上記表中に例示した化合物、並びに上記の好
適な化合物に限定されることはない。
【0032】本発明の化合物は、例えば、以下に記載す
る方法によって製造することができる。以下に示す各ス
キームにおいてR1ないしR6はそれぞれ上記と同じものを
示し、R1' 及びR6' は、R1及びR6が水酸基の場合にはメ
トキシ基又はR7-O- と同一の基を表す(R7は水酸基の保
護基を示す)。R1及びR6が水酸基以外の基の場合には、
それぞれR1及びR6と同一の置換基を表す。
る方法によって製造することができる。以下に示す各ス
キームにおいてR1ないしR6はそれぞれ上記と同じものを
示し、R1' 及びR6' は、R1及びR6が水酸基の場合にはメ
トキシ基又はR7-O- と同一の基を表す(R7は水酸基の保
護基を示す)。R1及びR6が水酸基以外の基の場合には、
それぞれR1及びR6と同一の置換基を表す。
【0033】R7の表す水酸基の保護基としては、通常の
有機反応に用いられるものであれば特に限定はないが、
例えば、ホルミル、アセチル、メトキシアセチルの様な
低級アルコキシ基が置換していてもよいアルカノイル
基;ベンゾイル、4-クロロベンゾイル、4-トルオイルの
ようなハロゲン原子又は低級アルキル基が置換していて
もよいベンゾイル基;テトラヒドロピラン-2- イル、4-
メトキシテトラヒドロピラン-2- イル、テトラヒドロチ
オピラン-2- イルのような低級アルコキシ基が置換して
いてもよいテトラヒドロピラニル基又はテトラヒドロチ
オピラニル基;トリメチルシリル、トリエチルシリル、
tert- ブチルジメチルシリルの様な低級アルキルシリル
基;ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル
のような1又は2個のフェニル基が置換していてもよい
低級アルキルシリル基;メトキシメチル、1,1-ジメチル
-1- メトキシメチル、2-メトキシエトキシメチル、エト
キシメチル、エトキシエチルのような低級アルコキシ置
換低級アルキル基;ベンジル、4-メチルベンジル、4-メ
トキシベンジル、4-シアノベンジル、トリフェニルメチ
ルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、
又はシアノ基がベンゼン環に置換していてもよいアラル
キル基;メチルチオメチルのような低級アルキルチオメ
チル基を用いることができる。好適には、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルなどのような低級
アルキル基;ベンジル、4-メトキシベンジル、4-ニトロ
ベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチルなど
のような芳香環に置換基を有していてもよいアラルキル
基;テトラヒドロピラン-2- イル、4-メトキシテトラヒ
ドロピラン-2- イルのような低級アルコキシ基が置換し
ていてもよいテトラヒドロピラニル基;トリメチルシリ
ル、t-ブチルジメチルシリルのような低級アルキルシリ
ル基;メトキシメチル、1,1-ジメチル-1- メトキシメチ
ル、2-メトキシエトキシメチル、エトキシメチル、エト
キシエチルなどの様な低級アルコキシ置換低級アルキル
基;トリクロロエチル、2,2,2-トリクロロエチルなどの
ようなハロゲン原子が置換していてもよいアルキル基;
トリメチルシリルメチル、トリメチルシリルエチルなど
の様な低級アルキルシリル基が置換していてもよいアル
キル基などを用いることができる。これらのうち、メト
キシメチル基を特に好適に用いることができる。
有機反応に用いられるものであれば特に限定はないが、
例えば、ホルミル、アセチル、メトキシアセチルの様な
低級アルコキシ基が置換していてもよいアルカノイル
基;ベンゾイル、4-クロロベンゾイル、4-トルオイルの
ようなハロゲン原子又は低級アルキル基が置換していて
もよいベンゾイル基;テトラヒドロピラン-2- イル、4-
メトキシテトラヒドロピラン-2- イル、テトラヒドロチ
オピラン-2- イルのような低級アルコキシ基が置換して
いてもよいテトラヒドロピラニル基又はテトラヒドロチ
オピラニル基;トリメチルシリル、トリエチルシリル、
tert- ブチルジメチルシリルの様な低級アルキルシリル
基;ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル
のような1又は2個のフェニル基が置換していてもよい
低級アルキルシリル基;メトキシメチル、1,1-ジメチル
-1- メトキシメチル、2-メトキシエトキシメチル、エト
キシメチル、エトキシエチルのような低級アルコキシ置
換低級アルキル基;ベンジル、4-メチルベンジル、4-メ
トキシベンジル、4-シアノベンジル、トリフェニルメチ
ルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、
又はシアノ基がベンゼン環に置換していてもよいアラル
キル基;メチルチオメチルのような低級アルキルチオメ
チル基を用いることができる。好適には、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルなどのような低級
アルキル基;ベンジル、4-メトキシベンジル、4-ニトロ
ベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチルなど
のような芳香環に置換基を有していてもよいアラルキル
基;テトラヒドロピラン-2- イル、4-メトキシテトラヒ
ドロピラン-2- イルのような低級アルコキシ基が置換し
ていてもよいテトラヒドロピラニル基;トリメチルシリ
ル、t-ブチルジメチルシリルのような低級アルキルシリ
ル基;メトキシメチル、1,1-ジメチル-1- メトキシメチ
ル、2-メトキシエトキシメチル、エトキシメチル、エト
キシエチルなどの様な低級アルコキシ置換低級アルキル
基;トリクロロエチル、2,2,2-トリクロロエチルなどの
ようなハロゲン原子が置換していてもよいアルキル基;
トリメチルシリルメチル、トリメチルシリルエチルなど
の様な低級アルキルシリル基が置換していてもよいアル
キル基などを用いることができる。これらのうち、メト
キシメチル基を特に好適に用いることができる。
【0034】
【化7】
【0035】〔工程1〕本工程は、酸または塩基存在下
で化合物2に対してR2-L (L は脱離基を示す)で示され
る化合物を作用させて化合物3を得る工程である。脱離
基としては通常の反応に於いて利用されるものであれば
特に限定はないが、例えば、塩素、臭素、沃素のような
ハロゲン原子;アセトキシ、プロピオニルオキシのよう
なアルキルカルボニルオキシ基;クロロアセチルオキ
シ、ジクロロアセチルオキシ、トリクロロアセチルオキ
シ、トリフルオロアセチルオキシのようなハロゲン化ア
ルキルカルボニルオキシ基;メトキシアセチルオキシの
ような低級アルコキシアルキルカルボニルオキシ基;
(E)-2-メチル-2- ブテノイルオキシのような不飽和アル
キルカルボニルオキシ基等の脂肪族アシルオキシ基;ベ
ンゾイルオキシのようなアリールカルボニルオキシ基;
2-ブロモベンゾイルオキシ、4-クロロベンゾイルオキシ
のようなハロゲン化アリールカルボニルオキシ基;2,4,
6-トリメチルベンゾイルオキシ、4-トルオイルオキシの
ような低級アルキル化アリールカルボニルオキシ基;4-
アニソイルオキシのような低級アルコキシ化アリールカ
ルボニルオキシ基;4-ニトロベンゾイルオキシ、2-ニト
ロベンゾイルオキシのようなニトロ化アリールカルボニ
ルオキシ基等の芳香族アシルオキシ基;トリクロロメチ
ルオキシのようなトリハロゲノメチルオキシ基;メタン
スルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低
級アルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンス
ルホニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキ
シのようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;
ベンゼンスルホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキ
シのようなアリールスルホニルオキシ基などを用いるこ
とができる。さらに好適には、ハロゲン原子、低級アル
カンスルホニルオキシ基、ハロゲノ低級アルカンスルホ
ニルオキシ基、またはアリールスルホニルオキシ基を用
いることができる。
で化合物2に対してR2-L (L は脱離基を示す)で示され
る化合物を作用させて化合物3を得る工程である。脱離
基としては通常の反応に於いて利用されるものであれば
特に限定はないが、例えば、塩素、臭素、沃素のような
ハロゲン原子;アセトキシ、プロピオニルオキシのよう
なアルキルカルボニルオキシ基;クロロアセチルオキ
シ、ジクロロアセチルオキシ、トリクロロアセチルオキ
シ、トリフルオロアセチルオキシのようなハロゲン化ア
ルキルカルボニルオキシ基;メトキシアセチルオキシの
ような低級アルコキシアルキルカルボニルオキシ基;
(E)-2-メチル-2- ブテノイルオキシのような不飽和アル
キルカルボニルオキシ基等の脂肪族アシルオキシ基;ベ
ンゾイルオキシのようなアリールカルボニルオキシ基;
2-ブロモベンゾイルオキシ、4-クロロベンゾイルオキシ
のようなハロゲン化アリールカルボニルオキシ基;2,4,
6-トリメチルベンゾイルオキシ、4-トルオイルオキシの
ような低級アルキル化アリールカルボニルオキシ基;4-
アニソイルオキシのような低級アルコキシ化アリールカ
ルボニルオキシ基;4-ニトロベンゾイルオキシ、2-ニト
ロベンゾイルオキシのようなニトロ化アリールカルボニ
ルオキシ基等の芳香族アシルオキシ基;トリクロロメチ
ルオキシのようなトリハロゲノメチルオキシ基;メタン
スルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低
級アルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンス
ルホニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキ
シのようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;
ベンゼンスルホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキ
シのようなアリールスルホニルオキシ基などを用いるこ
とができる。さらに好適には、ハロゲン原子、低級アル
カンスルホニルオキシ基、ハロゲノ低級アルカンスルホ
ニルオキシ基、またはアリールスルホニルオキシ基を用
いることができる。
【0036】酸としては、通常の反応において酸触媒と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、若しくは燐酸
のような無機酸、又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、若
しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸等
のブレンステッド酸、あるいは塩化亜鉛、四塩化スズ、
ボロントリクロリド、ボロントリフルオリド、ボロント
リブロミドのようなルイス酸を用いることができる。好
適には、有機強酸又はルイス酸を用いることができ、さ
らに好適にはルイス酸が使用できる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、若しくは燐酸
のような無機酸、又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、若
しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸等
のブレンステッド酸、あるいは塩化亜鉛、四塩化スズ、
ボロントリクロリド、ボロントリフルオリド、ボロント
リブロミドのようなルイス酸を用いることができる。好
適には、有機強酸又はルイス酸を用いることができ、さ
らに好適にはルイス酸が使用できる。
【0037】塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt-ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアル
カリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウ
ム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタ
ンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又は
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのよう
な有機金属塩基類を用いることができる。なお、反応を
効率的に行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド、テトラブチルアンモニウムクロリドのよ
うな第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6
のようなクラウンエーテル類等を添加することもでき
る。好適にはアルカリ金属炭酸塩を用いることができ
る。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt-ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアル
カリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウ
ム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタ
ンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又は
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのよう
な有機金属塩基類を用いることができる。なお、反応を
効率的に行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド、テトラブチルアンモニウムクロリドのよ
うな第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6
のようなクラウンエーテル類等を添加することもでき
る。好適にはアルカリ金属炭酸塩を用いることができ
る。
【0038】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はない。例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
ール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のような
アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよ
うなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのような
ニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリル
のようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロト
リアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、ス
ルホランのようなスルホキシド類を挙げることができ
る。好適にはハロゲン化炭化水素、アミド類、又はエー
テル類を用いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はない。例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
ール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のような
アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよ
うなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのような
ニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリル
のようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロト
リアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、ス
ルホランのようなスルホキシド類を挙げることができ
る。好適にはハロゲン化炭化水素、アミド類、又はエー
テル類を用いることができる。
【0039】反応温度は-78 ℃〜100 ℃であり、好適に
は20℃から使用する溶媒の還流温度までの範囲である。
反応時間は化合物や反応温度などの条件により変化する
が、通常1時間〜50時間程度であり、好適には10時間〜
30時間程度である。
は20℃から使用する溶媒の還流温度までの範囲である。
反応時間は化合物や反応温度などの条件により変化する
が、通常1時間〜50時間程度であり、好適には10時間〜
30時間程度である。
【0040】反応終了後、本反応の目的化合物3は常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、不溶物が存在する場合には濾過により
適宜除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離
して、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去す
ることによって得られる。得られた目的化合物は、必要
ならば常法(例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフ
ィ−等の手段)によってさらに精製することができる。
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、不溶物が存在する場合には濾過により
適宜除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離
して、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去す
ることによって得られる。得られた目的化合物は、必要
ならば常法(例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフ
ィ−等の手段)によってさらに精製することができる。
【0041】〔工程2〕本工程は化合物3の水酸基を保
護して化合物4を得る工程である。保護基がアシル基の
場合には、一般式R7-L (L は脱離基を示す)又はR7-O-
R7と化合物3とを塩基存在下または非存在下に反応させ
る方法(方法1)か、あるいはR7-OH と各種エステル化
剤と化合物3とを塩基存在下に反応させる方法(方法
2)で行うことができる。
護して化合物4を得る工程である。保護基がアシル基の
場合には、一般式R7-L (L は脱離基を示す)又はR7-O-
R7と化合物3とを塩基存在下または非存在下に反応させ
る方法(方法1)か、あるいはR7-OH と各種エステル化
剤と化合物3とを塩基存在下に反応させる方法(方法
2)で行うことができる。
【0042】方法1において用いる化合物R7-Lにおける
脱離基(L) は求核残基として脱離する基であれば特に限
定はないが、例えば、塩素、臭素の様なハロゲン原子;
アセトキシ様なアシルオキシ基;又はシアノ基などを用
いることができ、好適にはハロゲン原子又はアシルオキ
シ基を用いることができる。塩基としては、通常の反応
において塩基として使用されるものであれば特に限定は
ないが、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク-7-エン(DBU) のような有機塩基類を用いる
ことができる。なお、4-(N,N- ジメチルアミノ)ピリジ
ンや4-ピロリジノピリジンなどを他の塩基と組み合わせ
て触媒量用いることもでき、また反応を効率的に行わせ
るために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、
テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4級アン
モニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6の様なクラウン
エーテル類などを添加することもできる。反応温度は、
通常、-20 ℃から使用する溶媒の還流温度までの範囲で
行われるが、好適には0 ℃から使用する溶媒の還流温度
の範囲である。反応時間は、反応温度、原料化合物、使
用される塩基または使用される溶媒の種類などの条件に
よって異なるが、通常、10分〜3日程度であり、好適に
は、1時間〜6時間程度である。
脱離基(L) は求核残基として脱離する基であれば特に限
定はないが、例えば、塩素、臭素の様なハロゲン原子;
アセトキシ様なアシルオキシ基;又はシアノ基などを用
いることができ、好適にはハロゲン原子又はアシルオキ
シ基を用いることができる。塩基としては、通常の反応
において塩基として使用されるものであれば特に限定は
ないが、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク-7-エン(DBU) のような有機塩基類を用いる
ことができる。なお、4-(N,N- ジメチルアミノ)ピリジ
ンや4-ピロリジノピリジンなどを他の塩基と組み合わせ
て触媒量用いることもでき、また反応を効率的に行わせ
るために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、
テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4級アン
モニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6の様なクラウン
エーテル類などを添加することもできる。反応温度は、
通常、-20 ℃から使用する溶媒の還流温度までの範囲で
行われるが、好適には0 ℃から使用する溶媒の還流温度
の範囲である。反応時間は、反応温度、原料化合物、使
用される塩基または使用される溶媒の種類などの条件に
よって異なるが、通常、10分〜3日程度であり、好適に
は、1時間〜6時間程度である。
【0043】一般式R7-Lで示される化合物の具体例とし
ては、例えば、アセチルクロリド、プロピオニルクロリ
ド、ブチリルクロリド、バレリルクロリド、ヘキサノイ
ルクロリド等のような脂肪族アシルハライド;メトキシ
カルボニルクロリド、エトキシカルボニルクロリド、プ
ロポキシカルボニルクロリドのような低級アルコキシカ
ルボニルハライド;ベンゾイルクロリド、ナフトイルク
ロリドのようなアリールカルボニルハライドなどをあげ
ることができる。一般式R7-O- R7で示される化合物の具
体例としては、例えば、ギ酸と酢酸との間で生成される
ような混合酸無水物;無水酢酸、無水プロピオン酸、無
水バレリル酸等のような脂肪族カルボン酸無水物をあげ
ることができる。
ては、例えば、アセチルクロリド、プロピオニルクロリ
ド、ブチリルクロリド、バレリルクロリド、ヘキサノイ
ルクロリド等のような脂肪族アシルハライド;メトキシ
カルボニルクロリド、エトキシカルボニルクロリド、プ
ロポキシカルボニルクロリドのような低級アルコキシカ
ルボニルハライド;ベンゾイルクロリド、ナフトイルク
ロリドのようなアリールカルボニルハライドなどをあげ
ることができる。一般式R7-O- R7で示される化合物の具
体例としては、例えば、ギ酸と酢酸との間で生成される
ような混合酸無水物;無水酢酸、無水プロピオン酸、無
水バレリル酸等のような脂肪族カルボン酸無水物をあげ
ることができる。
【0044】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シク
ロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類など
を用いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シク
ロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類など
を用いることができる。
【0045】方法2においてエステル化剤としては、縮
合剤;クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチルのようなハ
ロゲン化ギ酸エステル;シアノリン酸エチルのようなシ
アノリン酸ジエステルなどを挙げることができる。縮合
剤としては、例えば、N-ヒドロキシサクシイミド、1-ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール、N-ヒドロキシ-5- ノルボ
ルネン-2,3- ジカルボキシイミドのようなN-ヒドロキシ
サクシンイミド誘導体とジシクロヘキシルカルボジイミ
ド等のカルボジイミドとの組み合わせ;2,2'-ジピリジ
ルジスルフィド等の活性ジスルフィド類とトリフェニル
ホスフィン等のトリアリールホスフィン類との組み合わ
せ;炭酸 N,N'-ジサクシニミジル等の炭酸ジサクシミニ
ジル誘導体;N,N'- ビス(2- オキソ-3- オキサゾリジニ
ル)ホスフィニッククロリドのようなホスフィニックク
ロリド化合物類;N,N'- ジスクシミジルオキザレート(D
SO) 、N,N'- ジフタールイミドオキザレート(DPO)、1,
1'- ビス(ベンゾトリアゾリル)オキザレート(BBTO)、
1,1'- ビス(6- クロロベンゾトリアゾリル)オキザレー
ト(BCTO)のようなオキザレート誘導体;アゾジカルボン
酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピルなどのア
ゾジカルボン酸誘導体とトリフェニルホスフィン、トリ
ブチルホスフィンなどのトリアラルキルホスフィンとの
組み合わせ;N-エチル-5- フェニルイソキサゾリウム-
3'-スルホナートのようなN-低級アルキル-5- フェニル
イソキサゾリウム-3'-スルホナート類;N,N'- ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミド類;2-
クロル-1- メチルピリジニウム・ヨウダイドのような2-
ハロ-1- 低級アルキルピリジニウム・ハライド類;ジフ
ェニルホスホリルアジドのようなジアリールホスホリル
アジド類を挙げることができるが、好適には、ハロゲン
化ギ酸エステル類を用いることができる。
合剤;クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチルのようなハ
ロゲン化ギ酸エステル;シアノリン酸エチルのようなシ
アノリン酸ジエステルなどを挙げることができる。縮合
剤としては、例えば、N-ヒドロキシサクシイミド、1-ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール、N-ヒドロキシ-5- ノルボ
ルネン-2,3- ジカルボキシイミドのようなN-ヒドロキシ
サクシンイミド誘導体とジシクロヘキシルカルボジイミ
ド等のカルボジイミドとの組み合わせ;2,2'-ジピリジ
ルジスルフィド等の活性ジスルフィド類とトリフェニル
ホスフィン等のトリアリールホスフィン類との組み合わ
せ;炭酸 N,N'-ジサクシニミジル等の炭酸ジサクシミニ
ジル誘導体;N,N'- ビス(2- オキソ-3- オキサゾリジニ
ル)ホスフィニッククロリドのようなホスフィニックク
ロリド化合物類;N,N'- ジスクシミジルオキザレート(D
SO) 、N,N'- ジフタールイミドオキザレート(DPO)、1,
1'- ビス(ベンゾトリアゾリル)オキザレート(BBTO)、
1,1'- ビス(6- クロロベンゾトリアゾリル)オキザレー
ト(BCTO)のようなオキザレート誘導体;アゾジカルボン
酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピルなどのア
ゾジカルボン酸誘導体とトリフェニルホスフィン、トリ
ブチルホスフィンなどのトリアラルキルホスフィンとの
組み合わせ;N-エチル-5- フェニルイソキサゾリウム-
3'-スルホナートのようなN-低級アルキル-5- フェニル
イソキサゾリウム-3'-スルホナート類;N,N'- ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミド類;2-
クロル-1- メチルピリジニウム・ヨウダイドのような2-
ハロ-1- 低級アルキルピリジニウム・ハライド類;ジフ
ェニルホスホリルアジドのようなジアリールホスホリル
アジド類を挙げることができるが、好適には、ハロゲン
化ギ酸エステル類を用いることができる。
【0046】塩基としては方法1と同様のものを使用す
ることができる。溶媒としては、反応を阻害せず出発物
質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、
好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エー
テルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化
水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタ
ン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニ
トリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類などを用いることができる。
ることができる。溶媒としては、反応を阻害せず出発物
質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、
好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エー
テルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化
水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタ
ン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニ
トリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類などを用いることができる。
【0047】保護基が低級アルキルオキシ基、アラルキ
ルオキシ基、低級アルキルチオ基、1ないし3個のアリ
ール基で置換されたメチル基、又はアルキル基の場合に
は、化合物R7-L (L は脱離基を示す)を塩基又は酸の存
在下に化合物3と反応させる方法(方法3)、またはR7
O-C=NHCY3 (Y はハロゲン原子を示す)と酸とを化合物
3に作用させる方法(方法4)により保護基を導入する
ことができる。
ルオキシ基、低級アルキルチオ基、1ないし3個のアリ
ール基で置換されたメチル基、又はアルキル基の場合に
は、化合物R7-L (L は脱離基を示す)を塩基又は酸の存
在下に化合物3と反応させる方法(方法3)、またはR7
O-C=NHCY3 (Y はハロゲン原子を示す)と酸とを化合物
3に作用させる方法(方法4)により保護基を導入する
ことができる。
【0048】方法3において、化合物R7-Lの脱離基(L)
としては求核残基として脱離する基であれば特に限定は
ないが、例えば、メトキシ、エトキシなどの低級アルキ
ルオキシ基;塩素、臭素、ヨウ素のようなハロゲン原
子;メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオ
キシのような低級アルコキシカルボニルオキシ基;クロ
ロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキシ、トリクロ
ロアセチルオキシ、トリフルオロアセチルオキシのよう
なハロゲン化アルキルカルボニルオキシ基;メタンスル
ホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低級ア
ルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホ
ニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシの
ようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベン
ゼンスルホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキシ、
p-ニトロベンゼンスルホニルオキシのようなアリールス
ルホニルオキシ基を挙げることができ、更に好適には、
ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ
基、及びアリールスルホニルオキシ基などを用いること
ができる。
としては求核残基として脱離する基であれば特に限定は
ないが、例えば、メトキシ、エトキシなどの低級アルキ
ルオキシ基;塩素、臭素、ヨウ素のようなハロゲン原
子;メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオ
キシのような低級アルコキシカルボニルオキシ基;クロ
ロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキシ、トリクロ
ロアセチルオキシ、トリフルオロアセチルオキシのよう
なハロゲン化アルキルカルボニルオキシ基;メタンスル
ホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低級ア
ルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホ
ニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシの
ようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベン
ゼンスルホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキシ、
p-ニトロベンゼンスルホニルオキシのようなアリールス
ルホニルオキシ基を挙げることができ、更に好適には、
ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ
基、及びアリールスルホニルオキシ基などを用いること
ができる。
【0049】塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモ
ルホリン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,
5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビ
シクロ[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ
[5.4.0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;
又はブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドの
ような有機金属塩基類を用いることができ、好適にはア
ルカリ金属水素化物(特に水素化ナトリウム)を使用す
ることができる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモ
ルホリン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,
5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビ
シクロ[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ
[5.4.0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;
又はブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドの
ような有機金属塩基類を用いることができ、好適にはア
ルカリ金属水素化物(特に水素化ナトリウム)を使用す
ることができる。
【0050】酸としては、通常の反応において酸触媒と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような
無機酸、又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パ
ラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸のような有機酸等のブレンステッド
酸、あるいは塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリ
ド、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのよう
なルイス酸を用いることができる。好適には有機酸、さ
らに好適には有機強酸を使用することができる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような
無機酸、又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パ
ラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸のような有機酸等のブレンステッド
酸、あるいは塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリ
ド、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのよう
なルイス酸を用いることができる。好適には有機酸、さ
らに好適には有機強酸を使用することができる。
【0051】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を用
いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を用
いることができる。
【0052】方法4においてR7O-C=NHCY3 で表される化
合物のハロゲン原子(Y) としてはフッ素原子又は塩素原
子などを用いることができ、使用される酸としては、ト
リフルオロ酢酸のようなハロゲノ低級アルカン酸;トリ
フルオロメタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、カ
ンファースルホン酸などの有機スルホン酸;強酸性イオ
ン交換樹脂などを挙げることができる。溶媒は、反応を
阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合
物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニ
トリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドの
ようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランの
ようなスルホキシド類を用いることができる。
合物のハロゲン原子(Y) としてはフッ素原子又は塩素原
子などを用いることができ、使用される酸としては、ト
リフルオロ酢酸のようなハロゲノ低級アルカン酸;トリ
フルオロメタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、カ
ンファースルホン酸などの有機スルホン酸;強酸性イオ
ン交換樹脂などを挙げることができる。溶媒は、反応を
阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合
物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニ
トリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドの
ようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランの
ようなスルホキシド類を用いることができる。
【0053】また、保護基がテトラヒドロピラニル基、
テトラヒドロトチオピラニル基、テトラヒドロフラニル
基、テトラヒドロチオフラニル基の場合には、ジヒドロ
ピランなどの対応するジヒドロ体を酸存在下に化合物3
と反応させることによって化合物4を製造することがで
きる(方法5)。
テトラヒドロトチオピラニル基、テトラヒドロフラニル
基、テトラヒドロチオフラニル基の場合には、ジヒドロ
ピランなどの対応するジヒドロ体を酸存在下に化合物3
と反応させることによって化合物4を製造することがで
きる(方法5)。
【0054】酸としては、通常の反応において酸触媒と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような
無機酸又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パラ
トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸のような有機酸等のブレンステッド酸
或いは塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリド、ボ
ロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなルイ
ス酸を用いることができ、好適には有機酸、さらに好適
には有機強酸を使用することができる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような
無機酸又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パラ
トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸のような有機酸等のブレンステッド酸
或いは塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリド、ボ
ロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなルイ
ス酸を用いることができ、好適には有機酸、さらに好適
には有機強酸を使用することができる。
【0055】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を用
いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を用
いることができる。
【0056】さらに、保護基がシリル基の場合には、一
般式R7-L (L は脱離基を示す)で表される化合物を塩基
の存在下又は非存在下に化合物3と反応させることによ
り化合物4を製造することができる(方法6)。
般式R7-L (L は脱離基を示す)で表される化合物を塩基
の存在下又は非存在下に化合物3と反応させることによ
り化合物4を製造することができる(方法6)。
【0057】R7-Lで示される化合物の脱離基(L) は求核
残基として脱離する基であれば特に限定はないが、例え
ば、塩素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;アセトキ
シ、プロピオニルオキシのようなアルキルカルボニルオ
キシ基;クロロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキ
シ、トリクロロアセチルオキシ、トリフルオロアセチル
オキシのようなハロゲン化アルキルカルボニルオキシ
基;メトキシアセチルオキシのような低級アルコキシア
ルキルカルボニルオキシ基;(E)-2-メチル-2- ブテノイ
ルオキシのような不飽和アルキルカルボニルオキシ基等
の脂肪族アシルオキシ基;ベンゾイルオキシのようなア
リールカルボニルオキシ基;2-ブロモベンゾイルオキ
シ、4-クロロベンゾイルオキシのようなハロゲン化アリ
ールカルボニルオキシ基;2,4,6-トリメチルベンゾイル
オキシ、4-トルオイルオキシのような低級アルキル化ア
リールカルボニルオキシ基;4-アニソイルオキシのよう
な低級アルコキシ化アリールカルボニルオキシ基;4-ニ
トロベンゾイルオキシ、2-ニトロベンゾイルオキシのよ
うなニトロ化アリールカルボニルオキシ基等の芳香族ア
シルオキシ基;トリクロロメチルオキシのようなトリハ
ロゲノメチルオキシ基;メタンスルホニルオキシ、エタ
ンスルホニルオキシのような低級アルカンスルホニルオ
キシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタ
フルオロエタンスルホニルオキシのようなハロゲノ低級
アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼンスルホニルオキ
シ、p-トルエンスルホニルオキシのようなアリールスル
ホニルオキシ基を用いることができる。好適には、ハロ
ゲン原子、ハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基、
又はアリールスルホニルオキシ基などを用いることがで
きる。
残基として脱離する基であれば特に限定はないが、例え
ば、塩素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;アセトキ
シ、プロピオニルオキシのようなアルキルカルボニルオ
キシ基;クロロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキ
シ、トリクロロアセチルオキシ、トリフルオロアセチル
オキシのようなハロゲン化アルキルカルボニルオキシ
基;メトキシアセチルオキシのような低級アルコキシア
ルキルカルボニルオキシ基;(E)-2-メチル-2- ブテノイ
ルオキシのような不飽和アルキルカルボニルオキシ基等
の脂肪族アシルオキシ基;ベンゾイルオキシのようなア
リールカルボニルオキシ基;2-ブロモベンゾイルオキ
シ、4-クロロベンゾイルオキシのようなハロゲン化アリ
ールカルボニルオキシ基;2,4,6-トリメチルベンゾイル
オキシ、4-トルオイルオキシのような低級アルキル化ア
リールカルボニルオキシ基;4-アニソイルオキシのよう
な低級アルコキシ化アリールカルボニルオキシ基;4-ニ
トロベンゾイルオキシ、2-ニトロベンゾイルオキシのよ
うなニトロ化アリールカルボニルオキシ基等の芳香族ア
シルオキシ基;トリクロロメチルオキシのようなトリハ
ロゲノメチルオキシ基;メタンスルホニルオキシ、エタ
ンスルホニルオキシのような低級アルカンスルホニルオ
キシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタ
フルオロエタンスルホニルオキシのようなハロゲノ低級
アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼンスルホニルオキ
シ、p-トルエンスルホニルオキシのようなアリールスル
ホニルオキシ基を用いることができる。好適には、ハロ
ゲン原子、ハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基、
又はアリールスルホニルオキシ基などを用いることがで
きる。
【0058】塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば、特に限定はないが、好適
には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムの
ようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金
属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N- ジ
メチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-
ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ-5
- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン(DABCO)
、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク- 7-エン(DBU)
のような有機塩基類;又はブチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類などを用
いることができる。なお、4-(N,N'-ジメチルアミノ)ピ
リジン又は4-ピロリジノピリジンなどを他の塩基と組み
合わせて触媒量用いることができ、また、反応を効率的
に行わせるためにベンジルトリエチルアンモニウムクロ
リド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4
級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のような
クラウンエーテル類等を添加することもできる。
して使用されるものであれば、特に限定はないが、好適
には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムの
ようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金
属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N- ジ
メチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-
ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ-5
- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン(DABCO)
、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク- 7-エン(DBU)
のような有機塩基類;又はブチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類などを用
いることができる。なお、4-(N,N'-ジメチルアミノ)ピ
リジン又は4-ピロリジノピリジンなどを他の塩基と組み
合わせて触媒量用いることができ、また、反応を効率的
に行わせるためにベンジルトリエチルアンモニウムクロ
リド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4
級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のような
クラウンエーテル類等を添加することもできる。
【0059】溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニ
トロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムア
ミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド
類を用いることができる。
をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好
適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、
クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニ
トロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムア
ミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド
類を用いることができる。
【0060】〔工程3〕化合物4を塩基存在下にアルデ
ヒド化合物と縮合して化合物5を得る工程である。塩基
としては、通常の反応において塩基として使用されるも
のであれば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのよ
うなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのような
アルカリ金属水酸化物類等の無機塩基類;ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキ
シド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメル
カプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属
類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-
(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリ
ン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.
0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オクタ
ン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク- 7-
エン(DBU) のような有機塩基類;又はブチルリチウム、
リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類
を用いることができる。好適にはアルカリ金属水素化物
を使用することができる。反応を効率的に行わせるため
に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリドやテトラ
ブチルアンモニウムクロリドのような第4級アンモニウ
ム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のようなクラウンエー
テル類等を添加することもできる。
ヒド化合物と縮合して化合物5を得る工程である。塩基
としては、通常の反応において塩基として使用されるも
のであれば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのよ
うなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのような
アルカリ金属水酸化物類等の無機塩基類;ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキ
シド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメル
カプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属
類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-
(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリ
ン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.
0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オクタ
ン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク- 7-
エン(DBU) のような有機塩基類;又はブチルリチウム、
リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類
を用いることができる。好適にはアルカリ金属水素化物
を使用することができる。反応を効率的に行わせるため
に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリドやテトラ
ブチルアンモニウムクロリドのような第4級アンモニウ
ム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のようなクラウンエー
テル類等を添加することもできる。
【0061】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコ−ル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのよ
うなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スル
ホランのようなスルホキシド類を用いることができ、好
適にはアミド類を使用することができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコ−ル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのよ
うなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スル
ホランのようなスルホキシド類を用いることができ、好
適にはアミド類を使用することができる。
【0062】反応温度は-78 ℃〜30℃であり、好適には
-30 ℃〜10℃の範囲である。反応時間は、化合物の種類
や反応温度などの条件により変化するが、通常、1時間
〜20時間程度であり、好適には2時間〜5時間程度であ
る。反応終了後、溶剤を留去して得られる濃縮物に水を
注ぎ、この混合物を水と混和しない溶剤、例えば、ベン
ゼン、エーテル、酢酸エチルなどで抽出し、抽出液から
溶剤を留去することにより化合物5を得ることができ、
この生成物をさらに精製することなく次の工程に用いる
ことが可能である。もっとも、所望により各種クロマト
グラフィーあるいは再結晶法などの手法によりさらに精
製を行うことも可能である。
-30 ℃〜10℃の範囲である。反応時間は、化合物の種類
や反応温度などの条件により変化するが、通常、1時間
〜20時間程度であり、好適には2時間〜5時間程度であ
る。反応終了後、溶剤を留去して得られる濃縮物に水を
注ぎ、この混合物を水と混和しない溶剤、例えば、ベン
ゼン、エーテル、酢酸エチルなどで抽出し、抽出液から
溶剤を留去することにより化合物5を得ることができ、
この生成物をさらに精製することなく次の工程に用いる
ことが可能である。もっとも、所望により各種クロマト
グラフィーあるいは再結晶法などの手法によりさらに精
製を行うことも可能である。
【0063】〔工程4〕化合物5を塩基で処理すること
により閉環して化合物6を製造する工程である。塩基と
しては、通常の反応において塩基として使用されるもの
であれば特に限定はないが、好適には、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのよ
うなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのような
アルカリ金属水酸化物類等の無機塩基類;ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキ
シド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジ
ン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチル
アニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ
[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オ
クタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク
- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又はブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩
基類を挙げることができる。好適にはアルカリ金属水酸
化物を用いることができる。反応を効率的に行わせるた
めに、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、テト
ラブチルアンモニウムクロリドのような第4級アンモニ
ウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のようなクラウンエ
ーテル類等を添加することもできる。
により閉環して化合物6を製造する工程である。塩基と
しては、通常の反応において塩基として使用されるもの
であれば特に限定はないが、好適には、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのよ
うなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのような
アルカリ金属水酸化物類等の無機塩基類;ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキ
シド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジ
ン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチル
アニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ
[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オ
クタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク
- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又はブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩
基類を挙げることができる。好適にはアルカリ金属水酸
化物を用いることができる。反応を効率的に行わせるた
めに、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、テト
ラブチルアンモニウムクロリドのような第4級アンモニ
ウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のようなクラウンエ
ーテル類等を添加することもできる。
【0064】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のような
アルコ−ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよ
うなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのような
ニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリル
のようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロト
リアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、ス
ルホランのようなスルホキシド類などを用いることがで
きる。好適にはアルコール類を用いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のような
アルコ−ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよ
うなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのような
ニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリル
のようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロト
リアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、ス
ルホランのようなスルホキシド類などを用いることがで
きる。好適にはアルコール類を用いることができる。
【0065】反応温度は-50 ℃〜50℃の範囲、好適には
0 ℃〜30℃の範囲である。反応時間は、化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜20時間程
度であり、好適には3時間〜10時間程度である。反応終
了後、溶剤を留去して得られた濃縮物を水に注ぎ、水と
混和しない溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エ
チルなどで抽出し、抽出液から溶剤を留去することによ
り化合物6を得ることができ、この生成物をさらに精製
することなく次の工程に用いることが可能である。もっ
とも、所望により各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手法によりさらに精製を行うことも可能であ
る。
0 ℃〜30℃の範囲である。反応時間は、化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜20時間程
度であり、好適には3時間〜10時間程度である。反応終
了後、溶剤を留去して得られた濃縮物を水に注ぎ、水と
混和しない溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エ
チルなどで抽出し、抽出液から溶剤を留去することによ
り化合物6を得ることができ、この生成物をさらに精製
することなく次の工程に用いることが可能である。もっ
とも、所望により各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手法によりさらに精製を行うことも可能であ
る。
【0066】〔工程5]本工程は、化合物6の水酸基の
保護基を除去して、一般式(I)で示される本発明の化
合物においてXが酸素原子であり----が付された結合が
単結合である化合物(化合物7)を得る工程である。水
酸基の保護基の除去はその種類によって異なるが、一般
にこの分野の技術において周知の方法によって以下の様
に実施される。水酸基の保護基としてシリル基を使用し
た場合には、通常、フッ化テトラブチルアンモニウムの
ようなフッ素アニオンを生成する化合物で処理すること
により除去することができる。反応溶媒は、反応を阻害
しないものであれば特に限定はないが、テトラヒドロフ
ランやジオキサンのようなエーテル類が好適である。反
応温度及び反応時間は特に限定されないが、通常、室温
で10〜18時間程度実施される。水酸基の保護基がアラル
キル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場合に
は、通常、溶媒中で還元剤と接触させることにより(好
適には、触媒下に常温で接触還元することにより)除去
するか、あるいは酸化剤を用いて除去することができ
る。接触還元による除去において使用される溶媒として
は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、メタノール、エタノール、イソプロパノールのよう
なアルコ−ル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類;トルエン、ベンゼ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ヘキサン、シ
クロヘキサンのような脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、
酢酸プロピルのようなエステル類;酢酸のような脂肪酸
類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適であ
る。触媒としては、通常、接触還元反応に使用されるも
のであれば特に限定はないが、好適には、パラジウム炭
素、水酸化パラジウム、ラネ−ニッケル、酸化白金、白
金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホス
フィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムを用
いることができる。圧力は特に限定されないが、通常1
〜10気圧程度で行なうことができる。反応温度及び反応
時間は、出発物質、溶媒及び触媒の種類等の条件により
異なるが、通常、0〜100 ℃で、5分〜24時間実施され
る。酸化による除去において溶媒としては、本反応に関
与しないものであれば特に限定はないが、好適には含水
有機溶媒を用いることができる。このような有機溶媒と
しては、例えば、アセトンのようなケトン類;メチレン
クロリド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなア
ミド類;及びジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類などを用いることができる。酸化剤としては、通常
の酸化反応に使用される化合物であれば特に限定はない
が、好適には、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、ア
ンモニウムセリウムナイトレイト(CAN) 、2,3-ジクロロ
-5,6- ジシアノ-p- ベンゾキノン(DDQ) を用いることが
できる。反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び
触媒の種類等の条件により異なるが、通常、0〜150 ℃
で10〜24時間程度実施される。また、液体アンモニア中
若しくはメタノール、エタノールのようなアルコ−ル中
において、−78℃〜−20℃で金属リチウム、金属ナトリ
ウムのようなアルカリ金属類を作用させることによって
も除去することが可能である。
保護基を除去して、一般式(I)で示される本発明の化
合物においてXが酸素原子であり----が付された結合が
単結合である化合物(化合物7)を得る工程である。水
酸基の保護基の除去はその種類によって異なるが、一般
にこの分野の技術において周知の方法によって以下の様
に実施される。水酸基の保護基としてシリル基を使用し
た場合には、通常、フッ化テトラブチルアンモニウムの
ようなフッ素アニオンを生成する化合物で処理すること
により除去することができる。反応溶媒は、反応を阻害
しないものであれば特に限定はないが、テトラヒドロフ
ランやジオキサンのようなエーテル類が好適である。反
応温度及び反応時間は特に限定されないが、通常、室温
で10〜18時間程度実施される。水酸基の保護基がアラル
キル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場合に
は、通常、溶媒中で還元剤と接触させることにより(好
適には、触媒下に常温で接触還元することにより)除去
するか、あるいは酸化剤を用いて除去することができ
る。接触還元による除去において使用される溶媒として
は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、メタノール、エタノール、イソプロパノールのよう
なアルコ−ル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類;トルエン、ベンゼ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ヘキサン、シ
クロヘキサンのような脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、
酢酸プロピルのようなエステル類;酢酸のような脂肪酸
類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適であ
る。触媒としては、通常、接触還元反応に使用されるも
のであれば特に限定はないが、好適には、パラジウム炭
素、水酸化パラジウム、ラネ−ニッケル、酸化白金、白
金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホス
フィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムを用
いることができる。圧力は特に限定されないが、通常1
〜10気圧程度で行なうことができる。反応温度及び反応
時間は、出発物質、溶媒及び触媒の種類等の条件により
異なるが、通常、0〜100 ℃で、5分〜24時間実施され
る。酸化による除去において溶媒としては、本反応に関
与しないものであれば特に限定はないが、好適には含水
有機溶媒を用いることができる。このような有機溶媒と
しては、例えば、アセトンのようなケトン類;メチレン
クロリド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなア
ミド類;及びジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類などを用いることができる。酸化剤としては、通常
の酸化反応に使用される化合物であれば特に限定はない
が、好適には、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、ア
ンモニウムセリウムナイトレイト(CAN) 、2,3-ジクロロ
-5,6- ジシアノ-p- ベンゾキノン(DDQ) を用いることが
できる。反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び
触媒の種類等の条件により異なるが、通常、0〜150 ℃
で10〜24時間程度実施される。また、液体アンモニア中
若しくはメタノール、エタノールのようなアルコ−ル中
において、−78℃〜−20℃で金属リチウム、金属ナトリ
ウムのようなアルカリ金属類を作用させることによって
も除去することが可能である。
【0067】さらに、溶媒中で塩化アルミニウム−沃化
ナトリウム、又はトリメチルシリルイオダイドのような
アルキルシリルハライド類を用いて除去することができ
る。溶媒としては、本反応に関与しないものであれば特
に限定はないが、例えば、アセトニトリルのようなニト
リル類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類;又はこれらの混合溶媒を使用するこ
とができる。反応温度及び反応時間は、出発物質や溶媒
等の条件により異なるが、通常は0〜50℃で5分〜3日
間行えばよい。なお、反応基質が硫黄原子を有する場合
は、好適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用
いられる。
ナトリウム、又はトリメチルシリルイオダイドのような
アルキルシリルハライド類を用いて除去することができ
る。溶媒としては、本反応に関与しないものであれば特
に限定はないが、例えば、アセトニトリルのようなニト
リル類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類;又はこれらの混合溶媒を使用するこ
とができる。反応温度及び反応時間は、出発物質や溶媒
等の条件により異なるが、通常は0〜50℃で5分〜3日
間行えばよい。なお、反応基質が硫黄原子を有する場合
は、好適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用
いられる。
【0068】水酸基の保護基が、脂肪族アシル基、芳香
族アシル基、又はアルコキシカルボニル基である場合に
は、溶媒中で塩基で処理することにより除去することが
できる。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与え
ないものであれば特に限定はないが、例えば、ナトリウ
ムメトキシドのような金属アルコキシド類;炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物;又はアンモニ
ア水、濃アンモニア−メタノールのようなアンモニア類
が用いられる。溶媒としては、通常の加水分解反応に使
用されるものであれば特に限定はないが、例えば、水;
メタノール、エタノール、n-プロパノールのようなアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類等の有機溶媒、又は水と上記有機溶媒との混合
溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は、出発物
質、溶媒及び使用される塩基等の条件に応じて異なり特
に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0〜
150 ℃の範囲の温度で1〜10時間程度行えばよい。
族アシル基、又はアルコキシカルボニル基である場合に
は、溶媒中で塩基で処理することにより除去することが
できる。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与え
ないものであれば特に限定はないが、例えば、ナトリウ
ムメトキシドのような金属アルコキシド類;炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物;又はアンモニ
ア水、濃アンモニア−メタノールのようなアンモニア類
が用いられる。溶媒としては、通常の加水分解反応に使
用されるものであれば特に限定はないが、例えば、水;
メタノール、エタノール、n-プロパノールのようなアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類等の有機溶媒、又は水と上記有機溶媒との混合
溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は、出発物
質、溶媒及び使用される塩基等の条件に応じて異なり特
に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0〜
150 ℃の範囲の温度で1〜10時間程度行えばよい。
【0069】水酸基の保護基が、アルコキシメチル基、
テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル
基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチオフラニ
ル基又は置換されたエチル基である場合には、通常、溶
媒中で酸で処理することにより除去することができる。
酸としては、通常、ブレンステッド酸として使用される
ものであれば特に限定はなく、好適には、塩酸、硫酸の
ような無機酸又は酢酸、パラトルエンスルホン酸のよう
な有機酸を用いることができるが、ダウエックス50Wの
ような強酸性の陽イオン交換樹脂を用いてもよい。溶媒
としては、本反応に関与しないものであれば特に限定は
ないが、メタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適であ
る。反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び使用
される酸の種類等の条件により異なるが、通常は0〜50
℃で10分〜18時間程度行えばよい。
テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル
基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチオフラニ
ル基又は置換されたエチル基である場合には、通常、溶
媒中で酸で処理することにより除去することができる。
酸としては、通常、ブレンステッド酸として使用される
ものであれば特に限定はなく、好適には、塩酸、硫酸の
ような無機酸又は酢酸、パラトルエンスルホン酸のよう
な有機酸を用いることができるが、ダウエックス50Wの
ような強酸性の陽イオン交換樹脂を用いてもよい。溶媒
としては、本反応に関与しないものであれば特に限定は
ないが、メタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適であ
る。反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び使用
される酸の種類等の条件により異なるが、通常は0〜50
℃で10分〜18時間程度行えばよい。
【0070】水酸基の保護基が、アルケニルオキシカル
ボニル基である場合は、通常、水酸基の保護基が前記の
脂肪族アシル基、芳香族アシル基、又はアルコキシカル
ボニル基である場合の除去反応の条件と同様に、塩基と
処理することにより達成される。なお、アリルオキシカ
ルボニルの場合は、パラジウム、及びトリフェニルホス
フィン若しくはニッケルテトラカルボニルを使用して除
去する方法が簡便であり、副反応が少ないので好適であ
る。
ボニル基である場合は、通常、水酸基の保護基が前記の
脂肪族アシル基、芳香族アシル基、又はアルコキシカル
ボニル基である場合の除去反応の条件と同様に、塩基と
処理することにより達成される。なお、アリルオキシカ
ルボニルの場合は、パラジウム、及びトリフェニルホス
フィン若しくはニッケルテトラカルボニルを使用して除
去する方法が簡便であり、副反応が少ないので好適であ
る。
【0071】〔工程6〕化合物7に酸化剤を作用させ
て、一般式(I)で示される本発明の化合物においてX
が酸素原子であり----が付された結合が二重結合である
化合物(化合物8)を得る工程である。本工程に使用さ
れる酸化剤としては、通常、酸化反応に使用されるもの
であれば特に限定はないが、例えば、過マンガン酸カリ
ウム、二酸化マンガンのような酸化マンガン類;四酸化
ルテニウムのような酸化ルテニウム類;二酸化ゼレンの
ようなゼレン化合物;塩化鉄のような鉄化合物;四酸化
オスミウムのようなオスミウム化合物;酸化銀のような
銀化合物;酢酸水銀のような水銀化合物;酸化鉛、四酢
酸鉛のような酸化鉛化合物;クロム酸カリウム、クロム
酸−硫酸錯体、クロム酸−ピリジン錯体のようなクロム
酸化合物、アンモニウムセリウムナイトレイト(CAN) の
ようなセリウム化合物等の無機金属酸化剤;塩素分子、
臭素分子、沃素分子のようなハロゲン分子;過沃素酸ナ
トリウムのような過沃素酸類;オゾン;過酸化水素水;
亜硝酸のような亜硝酸化合物;亜塩素酸カリウム、亜塩
素酸ナトリウムのような亜塩素酸化合物;過硫酸カリウ
ム、過硫酸ナトリウムのような過硫酸化合物等の無機酸
化剤;DMSO酸化に使用される試薬類(ジメチルスルホキ
シドとジシクロヘキシルカルボジイミド、オキザリルク
ロリド、無水酢酸若しくは五酸化燐との錯体又はピリジ
ン−無水硫酸の錯体);t-ブチルヒドロパーオキシドの
ようなパーオキシド類;トリフェニルメチルカチオンの
ような安定なカチオン類;N-ブロモコハク酸イミドのよ
うなコハク酸イミド類;次亜塩素酸t-ブチルのような次
亜塩素酸化合物;アゾジカルボン酸エステルのようなア
ゾジカルボン酸化合物;ジメチルジスルフィド、ジフェ
ニルジスルフィド、ジピリジルジスルフィドのようなジ
スルフィド類とトリフェニルホスフィン;亜硝酸メチル
のような亜硝酸エステル類;四臭化メタンのようなテト
ラハロゲン化炭素、2,3-ジクロロ-5,6- ジシアノ-p- ベ
ンゾキノン(DDQ) のようなキノン化合物等の有機酸化剤
を挙げることができる。好適にはハロゲン分子を用いる
ことができる。
て、一般式(I)で示される本発明の化合物においてX
が酸素原子であり----が付された結合が二重結合である
化合物(化合物8)を得る工程である。本工程に使用さ
れる酸化剤としては、通常、酸化反応に使用されるもの
であれば特に限定はないが、例えば、過マンガン酸カリ
ウム、二酸化マンガンのような酸化マンガン類;四酸化
ルテニウムのような酸化ルテニウム類;二酸化ゼレンの
ようなゼレン化合物;塩化鉄のような鉄化合物;四酸化
オスミウムのようなオスミウム化合物;酸化銀のような
銀化合物;酢酸水銀のような水銀化合物;酸化鉛、四酢
酸鉛のような酸化鉛化合物;クロム酸カリウム、クロム
酸−硫酸錯体、クロム酸−ピリジン錯体のようなクロム
酸化合物、アンモニウムセリウムナイトレイト(CAN) の
ようなセリウム化合物等の無機金属酸化剤;塩素分子、
臭素分子、沃素分子のようなハロゲン分子;過沃素酸ナ
トリウムのような過沃素酸類;オゾン;過酸化水素水;
亜硝酸のような亜硝酸化合物;亜塩素酸カリウム、亜塩
素酸ナトリウムのような亜塩素酸化合物;過硫酸カリウ
ム、過硫酸ナトリウムのような過硫酸化合物等の無機酸
化剤;DMSO酸化に使用される試薬類(ジメチルスルホキ
シドとジシクロヘキシルカルボジイミド、オキザリルク
ロリド、無水酢酸若しくは五酸化燐との錯体又はピリジ
ン−無水硫酸の錯体);t-ブチルヒドロパーオキシドの
ようなパーオキシド類;トリフェニルメチルカチオンの
ような安定なカチオン類;N-ブロモコハク酸イミドのよ
うなコハク酸イミド類;次亜塩素酸t-ブチルのような次
亜塩素酸化合物;アゾジカルボン酸エステルのようなア
ゾジカルボン酸化合物;ジメチルジスルフィド、ジフェ
ニルジスルフィド、ジピリジルジスルフィドのようなジ
スルフィド類とトリフェニルホスフィン;亜硝酸メチル
のような亜硝酸エステル類;四臭化メタンのようなテト
ラハロゲン化炭素、2,3-ジクロロ-5,6- ジシアノ-p- ベ
ンゾキノン(DDQ) のようなキノン化合物等の有機酸化剤
を挙げることができる。好適にはハロゲン分子を用いる
ことができる。
【0072】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類;メタノール、エタノ
ール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、イソアミルアルコールのようなア
ルコール類;硫酸水のような希釈酸;水酸化ナトリウム
水のような希釈塩基;水;アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類;ピリジンのような有機塩基又はア
セトニトリルのようなニトリル類を用いることができ
る。好適にはピリジンを使用できる。反応温度は-50 ℃
〜100 ℃の範囲であり、反応時間は反応温度、原料化合
物又は使用される溶媒の種類などの条件によって異なる
が、通常30分〜15時間程度である。反応終了後、溶媒を
留去して濃縮された反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液から溶媒を留去することによって目的物
を単離することができる。所望により、各種クロマトグ
ラフィーあるいは再結晶法などの手段により精製するこ
とができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロ
ゲン化炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類;メタノール、エタノ
ール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、イソアミルアルコールのようなア
ルコール類;硫酸水のような希釈酸;水酸化ナトリウム
水のような希釈塩基;水;アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類;ピリジンのような有機塩基又はア
セトニトリルのようなニトリル類を用いることができ
る。好適にはピリジンを使用できる。反応温度は-50 ℃
〜100 ℃の範囲であり、反応時間は反応温度、原料化合
物又は使用される溶媒の種類などの条件によって異なる
が、通常30分〜15時間程度である。反応終了後、溶媒を
留去して濃縮された反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液から溶媒を留去することによって目的物
を単離することができる。所望により、各種クロマトグ
ラフィーあるいは再結晶法などの手段により精製するこ
とができる。
【0073】
【化8】
【0074】〔工程7〕化合物9と化合物10を酸触媒存
在下に縮合して化合物11を得る工程である。酸触媒とし
ては通常の反応に於いて酸触媒として用いられるもので
あれば特に限定はないが、好適には、トリメチルシリル
トリフルオロメタンスルホネートのようなトリ低級アル
キルシリルトリフルオロメタンスルホネート類;四塩化
錫のような錫類;臭化亜鉛のような亜鉛類;四塩化チタ
ンのようなチタン類;過塩素酸銀、ホウフッ化銀のよう
な銀類;又は過塩素酸トリメチルシリルエステル、過塩
素酸トリフェニルメチルエステルのような過塩素酸類を
用いることができる。溶媒としては、反応を阻害せず出
発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロ
リド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭
化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタ
ン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニ
トリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類などを用いることができる。
在下に縮合して化合物11を得る工程である。酸触媒とし
ては通常の反応に於いて酸触媒として用いられるもので
あれば特に限定はないが、好適には、トリメチルシリル
トリフルオロメタンスルホネートのようなトリ低級アル
キルシリルトリフルオロメタンスルホネート類;四塩化
錫のような錫類;臭化亜鉛のような亜鉛類;四塩化チタ
ンのようなチタン類;過塩素酸銀、ホウフッ化銀のよう
な銀類;又は過塩素酸トリメチルシリルエステル、過塩
素酸トリフェニルメチルエステルのような過塩素酸類を
用いることができる。溶媒としては、反応を阻害せず出
発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロ
リド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭
化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタ
ン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニ
トリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類などを用いることができる。
【0075】反応温度は、通常 -50℃〜60℃の範囲であ
り、好適には-10 ℃〜30℃である。反応時間は、化合物
や反応温度などの条件により変化するが、通常1時間〜
20時間であり、好適には2時間〜6時間程度である。反
応終了後、たとえば溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、
水と混和しない溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢
酸エチルなどで抽出し、抽出液より溶媒を留去すること
によって目的物を単離することができ、得られた生成物
を精製することなく次の工程に用いることが可能であ
る。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手段により精製することもできる。
り、好適には-10 ℃〜30℃である。反応時間は、化合物
や反応温度などの条件により変化するが、通常1時間〜
20時間であり、好適には2時間〜6時間程度である。反
応終了後、たとえば溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、
水と混和しない溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢
酸エチルなどで抽出し、抽出液より溶媒を留去すること
によって目的物を単離することができ、得られた生成物
を精製することなく次の工程に用いることが可能であ
る。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手段により精製することもできる。
【0076】〔工程8〕本工程は、溶媒の存在下あるい
は非存在下で化合物11に対してウィティッヒ反応を行っ
て化合物12を得る工程である。ウィティッヒ試薬として
は、ジエチルホスホノ酢酸エチル、ジメチルホスホノ酢
酸エチルのようなホスホノ酢酸エチル類;ヨウ化エトキ
シカルボニルトリフェニルホスホニウム等のエトキシカ
ルボニルホスホニウム塩類等を挙げることができる。塩
基としては、通常の反応において塩基として使用される
ものであれば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのよ
うなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのような
アルカリ金属水酸化物類等の無機塩基類;ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキ
シド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジ
ン、4-(N,N- ジメチルアミノ)ピリジン、N,N-ジメチル
アニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ
[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オ
クタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク
- 7-エン(DBU) のような有機塩基類又はブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩
基類を用いることができる。なお、反応を効率的に行わ
せるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリ
ド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4級
アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のようなク
ラウンエーテル類等を添加することもできる。
は非存在下で化合物11に対してウィティッヒ反応を行っ
て化合物12を得る工程である。ウィティッヒ試薬として
は、ジエチルホスホノ酢酸エチル、ジメチルホスホノ酢
酸エチルのようなホスホノ酢酸エチル類;ヨウ化エトキ
シカルボニルトリフェニルホスホニウム等のエトキシカ
ルボニルホスホニウム塩類等を挙げることができる。塩
基としては、通常の反応において塩基として使用される
ものであれば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのよ
うなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのような
アルカリ金属水酸化物類等の無機塩基類;ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキ
シド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジ
ン、4-(N,N- ジメチルアミノ)ピリジン、N,N-ジメチル
アニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ
[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オ
クタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク
- 7-エン(DBU) のような有機塩基類又はブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属塩
基類を用いることができる。なお、反応を効率的に行わ
せるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリ
ド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4級
アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のようなク
ラウンエーテル類等を添加することもできる。
【0077】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのような
エステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
ーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、
イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、t-
ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブのようなアルコール類;ニトロエ
タン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセト
ニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホ
ルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類を用いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのような
エステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
ーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、
イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、t-
ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノー
ル、メチルセロソルブのようなアルコール類;ニトロエ
タン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセト
ニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホ
ルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類を用いることができる。
【0078】反応温度は通常0℃〜300 ℃の範囲であ
り、好適には 50 ℃〜200 ℃である。反応時間は化合物
や反応温度などの条件により変化するが、通常1時間〜
20時間程度であり、好適には3時間〜10時間程度であ
る。反応終了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水
と混和しない溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢酸
エチルなどで抽出し、抽出液より溶媒を留去することに
よって目的物を単離することができる。この生成物をさ
らに精製することなく次の工程に用いることが可能であ
る。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手段により精製することもできる。
り、好適には 50 ℃〜200 ℃である。反応時間は化合物
や反応温度などの条件により変化するが、通常1時間〜
20時間程度であり、好適には3時間〜10時間程度であ
る。反応終了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水
と混和しない溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢酸
エチルなどで抽出し、抽出液より溶媒を留去することに
よって目的物を単離することができる。この生成物をさ
らに精製することなく次の工程に用いることが可能であ
る。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手段により精製することもできる。
【0079】〔工程9〕本工程は、化合物12のα, β−
二重結合に対して接触水素添加反応を施して化合物13を
得る工程である。使用される触媒としては、例えば、パ
ラジウム炭素、酸化白金、ラネ−ニッケルなどを挙げる
ことができる。溶媒としては、例えば、メタノール、エ
タノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類;酢酸のような脂肪酸;
又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒等を用いること
ができる。反応温度は通常0℃〜100 ℃の範囲であり、
好適には10℃〜50℃である。反応時間は化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜30時間程
度であり、好適には2時間〜10時間程度である。反応終
了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しな
い溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢酸エチルなど
で抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって目的
物を単離することができる。この生成物をそのまま次の
工程に用いることが可能である。所望により、各種クロ
マトグラフィーあるいは再結晶法などの手段によりさら
に精製を行うこともできる。
二重結合に対して接触水素添加反応を施して化合物13を
得る工程である。使用される触媒としては、例えば、パ
ラジウム炭素、酸化白金、ラネ−ニッケルなどを挙げる
ことができる。溶媒としては、例えば、メタノール、エ
タノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類;酢酸のような脂肪酸;
又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒等を用いること
ができる。反応温度は通常0℃〜100 ℃の範囲であり、
好適には10℃〜50℃である。反応時間は化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜30時間程
度であり、好適には2時間〜10時間程度である。反応終
了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しな
い溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢酸エチルなど
で抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって目的
物を単離することができる。この生成物をそのまま次の
工程に用いることが可能である。所望により、各種クロ
マトグラフィーあるいは再結晶法などの手段によりさら
に精製を行うこともできる。
【0080】〔工程10〕本工程は、不活性溶媒の存在下
あるいは非存在下で化合物13を酸触媒下に閉環して同時
に脱保護するか、または閉環した後に脱保護することに
よって化合物14を得る工程である。酸触媒としては、通
常の反応に於いて酸触媒として用いられるものであれば
特に限定はないが、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
過塩素酸、燐酸、ポリリン酸のような無機酸、又は酢
酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスル
ホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホ
ン酸のような有機酸等のブレンステッド酸;あるいは塩
化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリド、ボロントリ
フルオリド、ボロントリブロミドのようなルイス酸を用
いることができる。好適にはポリリン酸及びルイス酸を
使用することができる。
あるいは非存在下で化合物13を酸触媒下に閉環して同時
に脱保護するか、または閉環した後に脱保護することに
よって化合物14を得る工程である。酸触媒としては、通
常の反応に於いて酸触媒として用いられるものであれば
特に限定はないが、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
過塩素酸、燐酸、ポリリン酸のような無機酸、又は酢
酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスル
ホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホ
ン酸のような有機酸等のブレンステッド酸;あるいは塩
化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリド、ボロントリ
フルオリド、ボロントリブロミドのようなルイス酸を用
いることができる。好適にはポリリン酸及びルイス酸を
使用することができる。
【0081】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル
のような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、
シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニ
トロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムア
ミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド
類を挙げることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル
のような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、
シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニ
トロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムア
ミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド
類を挙げることができる。
【0082】反応温度は通常-100℃〜200 ℃であり、好
適には-78 ℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応
温度などの条件により変化するが、通常、1時間〜50時
間程度であり、好適には2時間〜30時間程度である。反
応終了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和
しない溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢酸エチル
などで抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって
目的物を単離することができ、このようにして得られた
生成物をさらに精製することなく次の工程に用いること
ができる。所望により、各種クロマトグラフィーあるい
は再結晶法などの手段により精製することもできる。
適には-78 ℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応
温度などの条件により変化するが、通常、1時間〜50時
間程度であり、好適には2時間〜30時間程度である。反
応終了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和
しない溶剤、たとえばベンゼン、エーテル、酢酸エチル
などで抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって
目的物を単離することができ、このようにして得られた
生成物をさらに精製することなく次の工程に用いること
ができる。所望により、各種クロマトグラフィーあるい
は再結晶法などの手段により精製することもできる。
【0083】〔工程11〕本工程は、化合物14の水酸基を
塩基の存在下でR2-L (L は脱離基を示す)で表される化
合物と反応させて化合物15を得る工程である。R2-Lの化
合物における脱離基(L) としては、通常の反応に於いて
利用されるものであれば特に限定はないが、例えば、塩
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;アセトキシ、プ
ロピオニルオキシのようなアルキルカルボニルオキシ
基、クロロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキシ、
トリクロロアセチルオキシ、トリフルオロアセチルオキ
シのようなハロゲン化アルキルカルボニルオキシ基;メ
トキシアセチルオキシのような低級アルコキシアルキル
カルボニルオキシ基;(E)-2-メチル-2- ブテノイルオキ
シのような不飽和アルキルカルボニルオキシ基等の脂肪
族アシルオキシ基;ベンゾイルオキシのようなアリ−ル
カルボニルオキシ基;2-ブロモベンゾイルオキシ、4-ク
ロロベンゾイルオキシのようなハロゲン化アリ−ルカル
ボニルオキシ基;2,4,6-トリメチルベンゾイルオキシ、
4-トルオイルオキシのような低級アルキル化アリ−ルカ
ルボニルオキシ基;4-アニソイルオキシのような低級ア
ルコキシ化アリ−ルカルボニルオキシ基;4-ニトロベン
ゾイルオキシ、2-ニトロベンゾイルオキシのようなニト
ロ化アリ−ルカルボニルオキシ基等の芳香族アシルオキ
シ基;トリクロロメチルオキシのようなトリハロゲノメ
チルオキシ基;メタンスルホニルオキシ、エタンスルホ
ニルオキシのような低級アルカンスルホニルオキシ基;
トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロ
エタンスルホニルオキシのようなハロゲノ低級アルカン
スルホニルオキシ基;ベンゼンスルホニルオキシ、p-ト
ルエンスルホニルオキシのようなアリ−ルスルホニルオ
キシ基を用いることができる。より好適には、ハロゲン
原子、低級アルカンスルホニルオキシ基、ハロゲノ低級
アルカンスルホニルオキシ基、またはアリールスルホニ
ルオキシ基などを使用することができる。
塩基の存在下でR2-L (L は脱離基を示す)で表される化
合物と反応させて化合物15を得る工程である。R2-Lの化
合物における脱離基(L) としては、通常の反応に於いて
利用されるものであれば特に限定はないが、例えば、塩
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;アセトキシ、プ
ロピオニルオキシのようなアルキルカルボニルオキシ
基、クロロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキシ、
トリクロロアセチルオキシ、トリフルオロアセチルオキ
シのようなハロゲン化アルキルカルボニルオキシ基;メ
トキシアセチルオキシのような低級アルコキシアルキル
カルボニルオキシ基;(E)-2-メチル-2- ブテノイルオキ
シのような不飽和アルキルカルボニルオキシ基等の脂肪
族アシルオキシ基;ベンゾイルオキシのようなアリ−ル
カルボニルオキシ基;2-ブロモベンゾイルオキシ、4-ク
ロロベンゾイルオキシのようなハロゲン化アリ−ルカル
ボニルオキシ基;2,4,6-トリメチルベンゾイルオキシ、
4-トルオイルオキシのような低級アルキル化アリ−ルカ
ルボニルオキシ基;4-アニソイルオキシのような低級ア
ルコキシ化アリ−ルカルボニルオキシ基;4-ニトロベン
ゾイルオキシ、2-ニトロベンゾイルオキシのようなニト
ロ化アリ−ルカルボニルオキシ基等の芳香族アシルオキ
シ基;トリクロロメチルオキシのようなトリハロゲノメ
チルオキシ基;メタンスルホニルオキシ、エタンスルホ
ニルオキシのような低級アルカンスルホニルオキシ基;
トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロ
エタンスルホニルオキシのようなハロゲノ低級アルカン
スルホニルオキシ基;ベンゼンスルホニルオキシ、p-ト
ルエンスルホニルオキシのようなアリ−ルスルホニルオ
キシ基を用いることができる。より好適には、ハロゲン
原子、低級アルカンスルホニルオキシ基、ハロゲノ低級
アルカンスルホニルオキシ基、またはアリールスルホニ
ルオキシ基などを使用することができる。
【0084】塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリ
ウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプ
タンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又は
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのよう
な有機金属塩基類を用いることができ、好適にはアルカ
リ金属炭酸塩を使用することができる。反応を効率的に
行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロ
リド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4
級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のような
クラウンエーテル類等を添加することもできる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリ
ウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプ
タンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又は
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのよう
な有機金属塩基類を用いることができ、好適にはアルカ
リ金属炭酸塩を使用することができる。反応を効率的に
行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロ
リド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4
級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のような
クラウンエーテル類等を添加することもできる。
【0085】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル
のような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタ
ノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノ
ール、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアル
コール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノ
ール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のよう
なアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンの
ようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのよう
なニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリ
ルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロ
トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、
スルホランのようなスルホキシド類を用いることができ
る。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル
のような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタ
ノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノ
ール、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアル
コール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノ
ール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のよう
なアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンの
ようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのよう
なニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリ
ルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロ
トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、
スルホランのようなスルホキシド類を用いることができ
る。
【0086】反応温度は通常0℃〜150 ℃であり、好適
には20℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応温度
などの条件により変化するが、通常1時間〜10時間程度
であり、好適には2時間〜5時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって目的物
を単離することができ、このようにして得られた生成物
をさらに精製することなく次の工程に用いることができ
る。所望により、各種クロマトグラフィーや再結晶法な
どの手段により精製することも可能である。
には20℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応温度
などの条件により変化するが、通常1時間〜10時間程度
であり、好適には2時間〜5時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって目的物
を単離することができ、このようにして得られた生成物
をさらに精製することなく次の工程に用いることができ
る。所望により、各種クロマトグラフィーや再結晶法な
どの手段により精製することも可能である。
【0087】〔工程12〕本工程は、化合物15を酸処理し
て転位反応により一般式(I)で表される本発明の化合
物においてXがメチレンであり----が付された結合が単
結合の化合物16を得る工程である。酸触媒としては、通
常の反応において酸触媒として使用されるものであれば
特に限定はないが、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
過塩素酸、燐酸のような無機酸、又は酢酸、蟻酸、蓚
酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、トリ
フルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような
有機酸等のブレンステッド酸;あるいは塩化亜鉛、四塩
化スズ、ボロントリクロリド、ボロントリフルオリド、
ボロントリブロミド、塩化ガリウム、塩化ゲルマニウム
のようなルイス酸;モンモリロナイトの様な酸性粘土を
用いることができる。好適にはルイス酸および酸性粘土
を用いることができ、より好適には酸性粘土を使用する
ことができる。
て転位反応により一般式(I)で表される本発明の化合
物においてXがメチレンであり----が付された結合が単
結合の化合物16を得る工程である。酸触媒としては、通
常の反応において酸触媒として使用されるものであれば
特に限定はないが、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
過塩素酸、燐酸のような無機酸、又は酢酸、蟻酸、蓚
酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、トリ
フルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような
有機酸等のブレンステッド酸;あるいは塩化亜鉛、四塩
化スズ、ボロントリクロリド、ボロントリフルオリド、
ボロントリブロミド、塩化ガリウム、塩化ゲルマニウム
のようなルイス酸;モンモリロナイトの様な酸性粘土を
用いることができる。好適にはルイス酸および酸性粘土
を用いることができ、より好適には酸性粘土を使用する
ことができる。
【0088】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
ール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよう
なケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニ
トロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルの
ようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スル
ホランのようなスルホキシド類を用いることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、イソブタノール、t-ブタノール、イソアミルアルコ
ール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなア
ルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよう
なケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニ
トロ化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルの
ようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スル
ホランのようなスルホキシド類を用いることができる。
【0089】反応温度は通常-20 ℃〜100 ℃であり、好
適には0℃〜50℃である。反応時間は化合物や反応温度
などの条件により変化するが、通常1時間〜30時間程度
であり、好適には5時間〜24時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶剤を留去することによって目的物
を単離することができる。所望により、各種クロマトグ
ラフィーあるいは再結晶法などの手法により精製するこ
とも可能である。
適には0℃〜50℃である。反応時間は化合物や反応温度
などの条件により変化するが、通常1時間〜30時間程度
であり、好適には5時間〜24時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶剤を留去することによって目的物
を単離することができる。所望により、各種クロマトグ
ラフィーあるいは再結晶法などの手法により精製するこ
とも可能である。
【0090】
【化9】
【0091】〔工程13〕本工程は、化合物12を製造する
別法として上記スキームに示す方法の第一の工程であ
り、化合物11を金属及び金属塩存在下でブロモ酢酸エス
テルと処理することにより化合物17を得る工程である。
金属及び金属塩としては、通常の縮合反応に用いられる
ものであれば特に限定はないが、好適にはマグネシウ
ム、亜鉛、亜鉛銅合金、錫、二塩化錫、セリウム、塩化
セリウム、ヨウ化サマリウム等を用いることができる。
溶媒としては、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解
するものであれば特に限定はないが、好適には、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪
族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような
芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエ
チルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
メトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ルのようなエーテル類;ニトロベンゼンのようなニトロ
化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのよう
なニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミ
ドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホラ
ンのようなスルホキシド類を用いることができる。
別法として上記スキームに示す方法の第一の工程であ
り、化合物11を金属及び金属塩存在下でブロモ酢酸エス
テルと処理することにより化合物17を得る工程である。
金属及び金属塩としては、通常の縮合反応に用いられる
ものであれば特に限定はないが、好適にはマグネシウ
ム、亜鉛、亜鉛銅合金、錫、二塩化錫、セリウム、塩化
セリウム、ヨウ化サマリウム等を用いることができる。
溶媒としては、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解
するものであれば特に限定はないが、好適には、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪
族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような
芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエ
チルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
メトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ルのようなエーテル類;ニトロベンゼンのようなニトロ
化合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのよう
なニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミ
ドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホラ
ンのようなスルホキシド類を用いることができる。
【0092】反応温度は通常-100℃〜200 ℃であり、好
適には0℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜20時間程
度であり、好適には3時間〜10時間程度である。反応終
了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しな
い溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなど
で抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって目的
物を単離することができ、このようにして得られた生成
物をさらに精製することなく次の工程に用いることがで
きる。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再
結晶法などの手法により精製することもできる。
適には0℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜20時間程
度であり、好適には3時間〜10時間程度である。反応終
了後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しな
い溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなど
で抽出し、抽出液より溶媒を留去することによって目的
物を単離することができ、このようにして得られた生成
物をさらに精製することなく次の工程に用いることがで
きる。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再
結晶法などの手法により精製することもできる。
【0093】〔工程14〕本工程は、化合物17を塩基存在
下若しくは非存在下に脱水して化合物12を得る工程であ
る。脱水剤としては通常の反応に於いて脱水剤として用
いられるものであれば特に限定はないが、例えば、N-エ
チル-5- フェニルイソオキサゾリウム-3'-スルホナ−ト
のようなN-低級アルキル-5- アリールイソオキサゾリウ
ム-3'-スルホナ−ト類;N',N'-ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド(DCC) のようなN',N'-ジシクロアルキルカルボ
ジイミド類;ジ-2- ピリジルジセレニドのようなジヘテ
ロアリールジセレニド類;2-クロル-1- メチルピリジニ
ウム・ヨーダイドのような2-ハロ-1- 低級アルキルピリ
ジニウム・ハライド類;塩化チオニル;オキザリルクロ
リド;5塩化リン等などを用いることができる。
下若しくは非存在下に脱水して化合物12を得る工程であ
る。脱水剤としては通常の反応に於いて脱水剤として用
いられるものであれば特に限定はないが、例えば、N-エ
チル-5- フェニルイソオキサゾリウム-3'-スルホナ−ト
のようなN-低級アルキル-5- アリールイソオキサゾリウ
ム-3'-スルホナ−ト類;N',N'-ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド(DCC) のようなN',N'-ジシクロアルキルカルボ
ジイミド類;ジ-2- ピリジルジセレニドのようなジヘテ
ロアリールジセレニド類;2-クロル-1- メチルピリジニ
ウム・ヨーダイドのような2-ハロ-1- 低級アルキルピリ
ジニウム・ハライド類;塩化チオニル;オキザリルクロ
リド;5塩化リン等などを用いることができる。
【0094】塩基としては、通常の反応において塩基と
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム t- ブトキシド、リチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリ
ウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプ
タンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又は
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのよう
な有機金属塩基類を用いることができる。反応を効率的
に行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニウムク
ロリド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第
4級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のよう
なクラウンエーテル類等を添加することもできる。
して使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類等の無機塩基
類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム t- ブトキシド、リチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリ
ウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプ
タンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類;又は
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのよう
な有機金属塩基類を用いることができる。反応を効率的
に行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニウムク
ロリド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第
4級アンモニウム塩類、ジベンゾ-18-クラウン-6のよう
なクラウンエーテル類等を添加することもできる。
【0095】溶媒としては、反応を阻害せず出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シク
ロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を挙
げることができる。
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;
蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シク
ロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロ
ベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類を挙
げることができる。
【0096】反応温度は通常-20 ℃〜150 ℃であり、好
適には0℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜10時間で
あり、好適には2時間〜5時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶剤を留去することによって目的物
を単離することができ、このようにして得られた生成物
をさらに精製することなく次の工程に用いることができ
る。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手法により精製を行うことも出来る。
適には0℃〜100 ℃である。反応時間は化合物や反応温
度などの条件により変化するが、通常1時間〜10時間で
あり、好適には2時間〜5時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶剤を留去することによって目的物
を単離することができ、このようにして得られた生成物
をさらに精製することなく次の工程に用いることができ
る。所望により、各種クロマトグラフィーあるいは再結
晶法などの手法により精製を行うことも出来る。
【0097】
【化10】
【0098】〔工程15〕本工程は、化合物18と化合物19
とを金属または金属塩存在下に反応させて化合物13を製
造する別の方法である。金属及び金属塩としては、通常
の縮合反応に用いられるものであれば特に限定はない
が、好適にはリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、亜鉛、亜鉛銅合金、錫、二塩化錫、セリウム、
塩化セリウム、ヨウ化サマリウム等を用いることができ
る。溶媒としては、反応を阻害せず出発物質をある程度
溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような
脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジ
クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エ
チル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジ
エチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエー
テルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニトロベンゼ
ンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチ
ロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチル
ホスホロトリアミドのようなアミド類を用いることがで
きる。
とを金属または金属塩存在下に反応させて化合物13を製
造する別の方法である。金属及び金属塩としては、通常
の縮合反応に用いられるものであれば特に限定はない
が、好適にはリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、亜鉛、亜鉛銅合金、錫、二塩化錫、セリウム、
塩化セリウム、ヨウ化サマリウム等を用いることができ
る。溶媒としては、反応を阻害せず出発物質をある程度
溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような
脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジ
クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エ
チル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジ
エチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエー
テルのようなエーテル類;ニトロエタン、ニトロベンゼ
ンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル、イソブチ
ロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチル
ホスホロトリアミドのようなアミド類を用いることがで
きる。
【0099】反応温度は通常-50 ℃〜50℃であり、好適
には-30 ℃〜20℃である。反応時間は化合物や反応温度
などの条件により変化するが、通常1時間〜10時間程度
であり、好適には2時間〜8時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶剤を留去することによって目的物
を単離することができ、このようにして得られた生成物
をさらに精製することなく次の工程に用いることができ
る。所望により、各種クロマトフラフィーあるいは再結
晶法などの手法により精製することもできる。
には-30 ℃〜20℃である。反応時間は化合物や反応温度
などの条件により変化するが、通常1時間〜10時間程度
であり、好適には2時間〜8時間程度である。反応終了
後、溶媒を留去して反応液を水に注ぎ、水と混和しない
溶剤、例えば、ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで
抽出し、抽出液より溶剤を留去することによって目的物
を単離することができ、このようにして得られた生成物
をさらに精製することなく次の工程に用いることができ
る。所望により、各種クロマトフラフィーあるいは再結
晶法などの手法により精製することもできる。
【0100】以上、本発明の化合物の製造方法を詳細に
説明したが、本発明の化合物の製造方法はこれらに限定
されることはない。また、本明細書の実施例には、さら
に具体的に本発明の化合物の製造方法が説明されている
ので、本明細書の上記の開示や実施例の開示を参照する
ことにより、また、本明細書に説明されたこれらの方法
に必要に応じて適宜の改変や修飾を加えることにより、
上記一般式(I)に包含される本発明の化合物がいずれ
も製造可能であることは当業者に容易に理解されよう。
説明したが、本発明の化合物の製造方法はこれらに限定
されることはない。また、本明細書の実施例には、さら
に具体的に本発明の化合物の製造方法が説明されている
ので、本明細書の上記の開示や実施例の開示を参照する
ことにより、また、本明細書に説明されたこれらの方法
に必要に応じて適宜の改変や修飾を加えることにより、
上記一般式(I)に包含される本発明の化合物がいずれ
も製造可能であることは当業者に容易に理解されよう。
【0101】本発明の化合物又はその生理学的に許容さ
れる塩は、エストロゲン・リセプターに特異的に結合す
ることができ、優れたエストロゲン作用を発揮すること
ができる。従って、本発明の別の態様によれば、上記一
般式(I)で示される化合物及びその生理学的に許容さ
れる塩からなる医薬が提供される。本発明の上記医薬は
エストロゲン作用剤として有用であり、例えば、ヒトを
含む哺乳類、好ましくはヒトにおけるエストロゲン減少
に起因する無月経、無排卵周期症、機能性子宮出血、及
び子宮発育不全症などの疾患、更年期障害、骨粗鬆症、
前立腺癌、前立腺肥大症などの予防及び/又は治療のほ
か、乳汁分泌抑制などに用いることができる。本発明の
さらに別の態様によれば、エストロゲン減少に起因する
疾患、更年期障害、骨粗鬆症、前立腺癌、及び前立腺肥
大症からなる群から選ばれる疾患の予防及び/又は治療
方法であって、上記化合物の有効量をヒトを含む哺乳類
に投与する工程を含む方法、並びに、上記化合物の有効
量をヒトを含む哺乳類に投与する工程を含む乳汁分泌の
抑制方法が提供される。もっとも、本発明の化合物を医
薬として用いる場合の適用対象は上記のものに限定され
ることはない。
れる塩は、エストロゲン・リセプターに特異的に結合す
ることができ、優れたエストロゲン作用を発揮すること
ができる。従って、本発明の別の態様によれば、上記一
般式(I)で示される化合物及びその生理学的に許容さ
れる塩からなる医薬が提供される。本発明の上記医薬は
エストロゲン作用剤として有用であり、例えば、ヒトを
含む哺乳類、好ましくはヒトにおけるエストロゲン減少
に起因する無月経、無排卵周期症、機能性子宮出血、及
び子宮発育不全症などの疾患、更年期障害、骨粗鬆症、
前立腺癌、前立腺肥大症などの予防及び/又は治療のほ
か、乳汁分泌抑制などに用いることができる。本発明の
さらに別の態様によれば、エストロゲン減少に起因する
疾患、更年期障害、骨粗鬆症、前立腺癌、及び前立腺肥
大症からなる群から選ばれる疾患の予防及び/又は治療
方法であって、上記化合物の有効量をヒトを含む哺乳類
に投与する工程を含む方法、並びに、上記化合物の有効
量をヒトを含む哺乳類に投与する工程を含む乳汁分泌の
抑制方法が提供される。もっとも、本発明の化合物を医
薬として用いる場合の適用対象は上記のものに限定され
ることはない。
【0102】本発明の化合物を医薬として用いる際に
は、それ自体を経口的あるいは非経口的に投与してもよ
いが、上記化合物の1種又は2種以上と製剤上許容され
る他の添加物とを含む医薬用組成物の形態で用いること
が好ましい。従って、本発明のさらに別の態様により、
本発明の化合物と製剤上許容される添加物とを含む医薬
組成物が提供され、さらに上記医薬組成物の製造のため
の本発明の化合物の使用も提供される。このような医薬
用組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、若しくはシロップ剤などの経口用組成物;又
は、注射剤、点滴剤、座剤、貼付剤、外用剤などの非経
口投与用組成物を例示することができるが、本発明の医
薬用組成物はこれらに限定されることはない。
は、それ自体を経口的あるいは非経口的に投与してもよ
いが、上記化合物の1種又は2種以上と製剤上許容され
る他の添加物とを含む医薬用組成物の形態で用いること
が好ましい。従って、本発明のさらに別の態様により、
本発明の化合物と製剤上許容される添加物とを含む医薬
組成物が提供され、さらに上記医薬組成物の製造のため
の本発明の化合物の使用も提供される。このような医薬
用組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、若しくはシロップ剤などの経口用組成物;又
は、注射剤、点滴剤、座剤、貼付剤、外用剤などの非経
口投与用組成物を例示することができるが、本発明の医
薬用組成物はこれらに限定されることはない。
【0103】このような組成物の製造には、例えば、賦
形剤(例えば、乳糖、マンニット、トウモロコシデンプ
ン、結晶セルロース等);結合剤(例えば、セルロース
誘導体、アラビアゴム、ゼラチン等);崩壊剤(例え
ば、カルボキシメチルセルロースカルシウム等);滑沢
剤(例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム等);
安定剤;矯味矯臭剤;注射剤用溶剤(例えば、注射用蒸
留水、エタノール、グリセリン等)等を用いることがで
き、当業界で周知の方法に従って製剤化することが可能
である。投与量は化合物の種類、症状、治療又は予防の
目的、患者の年齢など種々の要因を勘案して適宜決定さ
れるべきであるが、例えば、成人一日あたりの投与量の
下限は約 0.6 mg 、好ましくは 6 mg 程度であり、上限
は約 600 mg 、好適には 120 mg 程度である。このよう
な一日投与量を数回に分けて投与することもできる。
形剤(例えば、乳糖、マンニット、トウモロコシデンプ
ン、結晶セルロース等);結合剤(例えば、セルロース
誘導体、アラビアゴム、ゼラチン等);崩壊剤(例え
ば、カルボキシメチルセルロースカルシウム等);滑沢
剤(例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム等);
安定剤;矯味矯臭剤;注射剤用溶剤(例えば、注射用蒸
留水、エタノール、グリセリン等)等を用いることがで
き、当業界で周知の方法に従って製剤化することが可能
である。投与量は化合物の種類、症状、治療又は予防の
目的、患者の年齢など種々の要因を勘案して適宜決定さ
れるべきであるが、例えば、成人一日あたりの投与量の
下限は約 0.6 mg 、好ましくは 6 mg 程度であり、上限
は約 600 mg 、好適には 120 mg 程度である。このよう
な一日投与量を数回に分けて投与することもできる。
【0104】
【0105】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲はこれらに実施例に限定され
ることはない。
説明するが、本発明の範囲はこれらに実施例に限定され
ることはない。
【0106】
【実施例1】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3- メトキシフェニ
ル)-8 -(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (1a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 13.4 g
(79.7 mmol)をTHF に溶解し、イソプレニルクロライド
10.8 g (104 mmol)及び炭酸カリウム14.3 g (104mmol)
を加えて 20 時間加熱還流した後、溶媒を留去し、残渣
を酢酸エチルに溶解して水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=2
0:1)に付して精製して 9.79 g (52%) の結晶を得た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノール=10:1, シリカ
ゲル t.l.c. MERCK 社製, Kieselgel 60 F254)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD)δ:5.81(s,1H,aro-H),5.
22(dt,1H,J=1.32,5.27Hz,CH=C),3.27(d,2H,J=7.25Hz,CH
2),2.64(s,3H,Me),1.78(s,3H,Me),1.69(s,3H,Me)(1b) 3
- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン
5.13 g (21.7 mmol) をTHF 200 mlに溶解し、氷冷下に
メトキシメチルクロライド 9.62 g (119.5mmol)及びジ
イソプロピルエチルアミン 16.82 g (130.4 mmol) を加
えて室温で8時間攪拌後、溶媒を留去し、酢酸エチルを
加えて水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=6:1) に付して精製し、3.85g (52.7%)の油状物を得
た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.81(s,1H,OH),6.39(s,1
H,arom-H),5.25(s,2H,-CH2),3.51(s,3H,-OMe),3.47(s,3
H,-OMe),3.30(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.66(s,3H,-CH3),
1.78(s,3H,-CH3),1.66(s,3H,-Me) (1c) ジモム保護3-イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキ
シアセトフェノン 1 g (3 mmol) をDMF 20 ml に溶解
し、氷冷下で水素化ナトリウム 285 mg (6 mmol)を加え
て30分攪拌後、モム保護 3- メトキシ-4- ヒドロキシベ
ンズアルデヒド 600mg (11.9 mmol) を加えて室温で3
時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて有機
層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=6:1) に付して精製し、1 g (64.4%) の油状物を得
た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ: 13.8(s,1H,-OH),7.83(d,
1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.73(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.26-
7.15(m,3H,arom-H),6.37(s,1H,arom-H),5.27(s,2H,-OCH
2),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(m,1H,-C
H),3.92(s,3H,-OCH3),3.52(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.48
(s,3H,-OCH3),3.33(d,2H,J=6.8Hz,-CH2),1.79(s,3H,-CH
3),1.67(s,3H,-CH3) (1d) カルコン体 500 mg (1.2 mmol)をメタノール 30
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌
後、2N-HCl 15ml を加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去して飽和重曹水、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン=2:1) に付して精製し所望の化合物 130 mg (1
7.0%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 194
〜196 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ :12.09(s,1H,-OH),7.02-
6.92(m,3H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.57(d,d,1H,J=
1.32,5.28Hz,-CH),5.22(m,1H,-CH=C),3.92(s,3H,OMe),
3.24(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),2.93(d,d,d,2H,J=3.3,12.54,
17.15Hz,-CH2),1.65(s,3H,Me),1.65(s,3H,Me )
ル)-8 -(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (1a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 13.4 g
(79.7 mmol)をTHF に溶解し、イソプレニルクロライド
10.8 g (104 mmol)及び炭酸カリウム14.3 g (104mmol)
を加えて 20 時間加熱還流した後、溶媒を留去し、残渣
を酢酸エチルに溶解して水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=2
0:1)に付して精製して 9.79 g (52%) の結晶を得た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノール=10:1, シリカ
ゲル t.l.c. MERCK 社製, Kieselgel 60 F254)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD)δ:5.81(s,1H,aro-H),5.
22(dt,1H,J=1.32,5.27Hz,CH=C),3.27(d,2H,J=7.25Hz,CH
2),2.64(s,3H,Me),1.78(s,3H,Me),1.69(s,3H,Me)(1b) 3
- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン
5.13 g (21.7 mmol) をTHF 200 mlに溶解し、氷冷下に
メトキシメチルクロライド 9.62 g (119.5mmol)及びジ
イソプロピルエチルアミン 16.82 g (130.4 mmol) を加
えて室温で8時間攪拌後、溶媒を留去し、酢酸エチルを
加えて水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=6:1) に付して精製し、3.85g (52.7%)の油状物を得
た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.81(s,1H,OH),6.39(s,1
H,arom-H),5.25(s,2H,-CH2),3.51(s,3H,-OMe),3.47(s,3
H,-OMe),3.30(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.66(s,3H,-CH3),
1.78(s,3H,-CH3),1.66(s,3H,-Me) (1c) ジモム保護3-イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキ
シアセトフェノン 1 g (3 mmol) をDMF 20 ml に溶解
し、氷冷下で水素化ナトリウム 285 mg (6 mmol)を加え
て30分攪拌後、モム保護 3- メトキシ-4- ヒドロキシベ
ンズアルデヒド 600mg (11.9 mmol) を加えて室温で3
時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて有機
層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=6:1) に付して精製し、1 g (64.4%) の油状物を得
た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ: 13.8(s,1H,-OH),7.83(d,
1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.73(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.26-
7.15(m,3H,arom-H),6.37(s,1H,arom-H),5.27(s,2H,-OCH
2),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(m,1H,-C
H),3.92(s,3H,-OCH3),3.52(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.48
(s,3H,-OCH3),3.33(d,2H,J=6.8Hz,-CH2),1.79(s,3H,-CH
3),1.67(s,3H,-CH3) (1d) カルコン体 500 mg (1.2 mmol)をメタノール 30
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌
後、2N-HCl 15ml を加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去して飽和重曹水、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン=2:1) に付して精製し所望の化合物 130 mg (1
7.0%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 194
〜196 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ :12.09(s,1H,-OH),7.02-
6.92(m,3H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.57(d,d,1H,J=
1.32,5.28Hz,-CH),5.22(m,1H,-CH=C),3.92(s,3H,OMe),
3.24(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),2.93(d,d,d,2H,J=3.3,12.54,
17.15Hz,-CH2),1.65(s,3H,Me),1.65(s,3H,Me )
【0107】
【実施例2】5,7-ジヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシ-3- メトキシフェニ
ル)-8 -(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (2a) 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフ
ェノン 1 g (3 mmol) をDMF 20 ml に溶解し氷冷下、水
素化ナトリウム 285 mg (6 mmol)を加えて30分攪拌し、
その後、モム保護 3- ヒドロキシ-4- メトキシベンズア
ルデヒド 600 mg(11.9 mmol) を加えて室温で3時間攪
拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて有機層を水
洗した。飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=2:1) に付して精製し、1.24 g(79.8%)の油状物を得
た。
ル)-8 -(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (2a) 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフ
ェノン 1 g (3 mmol) をDMF 20 ml に溶解し氷冷下、水
素化ナトリウム 285 mg (6 mmol)を加えて30分攪拌し、
その後、モム保護 3- ヒドロキシ-4- メトキシベンズア
ルデヒド 600 mg(11.9 mmol) を加えて室温で3時間攪
拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて有機層を水
洗した。飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=2:1) に付して精製し、1.24 g(79.8%)の油状物を得
た。
【0108】TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.84(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.72(d,2H,J=15.8Hz,-CH=C),7.50-
6.88(m,3H,arom-H),6.41(s,1H,arom-H),5.28(s,2H,-OCH
2),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OCH2),5.20(m,1H,-C
H),3.91(s,3H,-OCH3),3.53(s,2H,-OCH3),3.48(s,3H,-OC
H3),3.33(d,2H,J=7.26Hz,-CH),1.78(s,3H,-CH3),1.67
(s,3H,-CH3) (2b) カルコン体 730 mg (1.5 mmol)をメタノール 40
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌
後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去し、酢酸エチルを加えて飽和重曹水、水及び飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し所望
の化合物100mg (18%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.3(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 105 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.10(s,1H,-OH),7.01(m,
3H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.45(d,d,2H,J=3.3,12.
54Hz),5.19(m,1H),3.900(s,1H,-OMe),3.23(d,2H,J=7.26
Hz),2.83(d,d,d,2H,J=3.3,12.54,17.16Hz),1.65(s,3H,-
Me),1.64(s,3H,-Me)
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.72(d,2H,J=15.8Hz,-CH=C),7.50-
6.88(m,3H,arom-H),6.41(s,1H,arom-H),5.28(s,2H,-OCH
2),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OCH2),5.20(m,1H,-C
H),3.91(s,3H,-OCH3),3.53(s,2H,-OCH3),3.48(s,3H,-OC
H3),3.33(d,2H,J=7.26Hz,-CH),1.78(s,3H,-CH3),1.67
(s,3H,-CH3) (2b) カルコン体 730 mg (1.5 mmol)をメタノール 40
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌
後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去し、酢酸エチルを加えて飽和重曹水、水及び飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し所望
の化合物100mg (18%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.3(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 105 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.10(s,1H,-OH),7.01(m,
3H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.45(d,d,2H,J=3.3,12.
54Hz),5.19(m,1H),3.900(s,1H,-OMe),3.23(d,2H,J=7.26
Hz),2.83(d,d,d,2H,J=3.3,12.54,17.16Hz),1.65(s,3H,-
Me),1.64(s,3H,-Me)
【0109】
【実施例3】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-8 -(3-メ
チルブチル)-4-クロマノン (3a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 370 mgをエタノール 30 mlに溶解
し、10% Pd-C 150 mg を加えて水素気流下に接触水素添
加を行った。4時間後にセライト濾過し、溶媒を留去し
て残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=3:1) に付して精製し、油状物 150 mg (40%) を得
た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),6.38(s,1
H,arom-H),5.25(s,2H,-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),3.51
(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),2.65(s,3H,O=C-CH3),
2.62-2.56(m,2H,-CH2),1.78-1.53(m,1H,-CH),1.40-1.31
(m,3H,-CH3),0.95(s,3H,-CH3),0.92(s,3H,-CH3) (3b) 3-(3-メチルブチル)-2,4,6-トリヒドロキシアセト
フェノン 150 mg (0.4 mmol)をDMF 10 ml に溶解した。
氷冷下、水素化ナトリウム 44 mg (0.8 mmol) を加えて
30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズアルデヒ
ド 76 mg (0.4 mmol) を加えて室温で3時間攪拌した。
溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて有機層を水洗した。
飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付
して精製し、150 mg(68.4%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.54
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.05(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH2),5.23(s,2H,-OC
H2),5.20(s,2H,-OCH2),3.52(s,3H,-OCH3),3.49(s,3H,-O
CH3),3.48(s,3H,-OCH3),2.62(m,2H,-CH2),1.60(m,1H,-C
H),1.39(m,2H,-CH2),0.96(s,3H,-CH3),0.94(s,3H,-CH3) (3c) カルコン体 150 mg (0.456 mmol)をメタノール 3
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した。その後、2N-HCl 15ml を加ええ6時間加熱攪拌
し、溶媒を留去した。酢酸エチルを加えて飽和重曹水、
水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付
して精製し所望の化合物 16 mg (11.4 %) を結晶として
得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)m p 196
〜198 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.11(s,1H,-OH),7.30(d,
2H,J=8.58Hz,arom-H),6.87(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),5.9
7(s,1H,arom-H),5.32(d,d,1H,J=2.64,12.54Hz),2.89(d,
d,d,2H,J=3.0,12.54,17.16Hz),2.52(d,d,2H,J=7.92,10.
56Hz),1.53(m,1H,CH=Me),1.35(d,d,2H,J=7.92,10.56H
z),0.89(s,3H,Me),0.86(s,3H,Me)
チルブチル)-4-クロマノン (3a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 370 mgをエタノール 30 mlに溶解
し、10% Pd-C 150 mg を加えて水素気流下に接触水素添
加を行った。4時間後にセライト濾過し、溶媒を留去し
て残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=3:1) に付して精製し、油状物 150 mg (40%) を得
た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),6.38(s,1
H,arom-H),5.25(s,2H,-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),3.51
(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),2.65(s,3H,O=C-CH3),
2.62-2.56(m,2H,-CH2),1.78-1.53(m,1H,-CH),1.40-1.31
(m,3H,-CH3),0.95(s,3H,-CH3),0.92(s,3H,-CH3) (3b) 3-(3-メチルブチル)-2,4,6-トリヒドロキシアセト
フェノン 150 mg (0.4 mmol)をDMF 10 ml に溶解した。
氷冷下、水素化ナトリウム 44 mg (0.8 mmol) を加えて
30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズアルデヒ
ド 76 mg (0.4 mmol) を加えて室温で3時間攪拌した。
溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて有機層を水洗した。
飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付
して精製し、150 mg(68.4%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.54
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.05(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH2),5.23(s,2H,-OC
H2),5.20(s,2H,-OCH2),3.52(s,3H,-OCH3),3.49(s,3H,-O
CH3),3.48(s,3H,-OCH3),2.62(m,2H,-CH2),1.60(m,1H,-C
H),1.39(m,2H,-CH2),0.96(s,3H,-CH3),0.94(s,3H,-CH3) (3c) カルコン体 150 mg (0.456 mmol)をメタノール 3
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した。その後、2N-HCl 15ml を加ええ6時間加熱攪拌
し、溶媒を留去した。酢酸エチルを加えて飽和重曹水、
水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付
して精製し所望の化合物 16 mg (11.4 %) を結晶として
得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)m p 196
〜198 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.11(s,1H,-OH),7.30(d,
2H,J=8.58Hz,arom-H),6.87(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),5.9
7(s,1H,arom-H),5.32(d,d,1H,J=2.64,12.54Hz),2.89(d,
d,d,2H,J=3.0,12.54,17.16Hz),2.52(d,d,2H,J=7.92,10.
56Hz),1.53(m,1H,CH=Me),1.35(d,d,2H,J=7.92,10.56H
z),0.89(s,3H,Me),0.86(s,3H,Me)
【0110】
【実施例4】8-アリル- 5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニ
ル)-4-クロマノン (4a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 4.76 g (2
8.3 mmol) をTHF 300 mlに溶解し、アリルブロミド 2.6
g (33.9 mmol)及び炭酸カリウム9.3 g (56.6 mmol) を
加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去し、残渣 420 m
g にTHF 100 mlを加えて溶解し、氷冷下にメトキシメチ
ルクロライド 760 mg (0.95 mmol) 及びジイソプロピル
エチルアミン 1.46 g (1.8 mmol)を加えて室温で8時間
攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1) に
付して精製し、140 mg (1.5%)の黄色油状物を得た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.8(ns,1H,-OH),
6.41(s,1H,arom-H),6.01-5.86(m,1H,-CH=C),5.26(s,2H,
-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),5.12-4.91(m,2H,-CH2),3.51
(s,3H,-OCH3),3.46(s,3H,-OCH3),3.35(m,2H,-CH2),2.67
(s,3H,-CH3) (4b) ジモム保護 3- アリル-2,4,6- トリヒドロキシア
セトフェノン 140 mg (6.47 mmol) をDMF 10 ml に溶解
した。氷冷下、水素化ナトリウム 42 mg (0.94 mmol)を
加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズア
ルデヒド 78 mg (0.47 mmol)を加えて室温で3時間攪拌
した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に
付して精製し 160 mg (71.2%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.84(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.77(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.54
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.06(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.40(s,1H,arom-H),6.01-5.89(m,1H,-CH),5.28(s,2H,-O
CH2),5.24(s,2H,-OCH2),5.21(s,2H,-OCH2),5.12-4.48
(m,2H,-CH=CH-),3.59(s,3H,-OCH3),3.49(s,3H,-OCH3),
3.48(s,3H,-OCH3),3.39(m,2H,-CH2) (4c) カルコン体 160 mg (0.3 mmol)をメタノール 30
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌し
た。2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した後、溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和
食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に
溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し所望
の化合物 30 mg (20.2%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 193-19
5 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.1(s,1H,-OH),7.29(d,2
H,J=8.58Hz,arom-H),6.92(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.00
(s,1H,arom-H),5.91(m,1H,CH=C),5.33(d,d,1H,J=3.3,1
3.2Hz,-CH),4.95(d,d,1H,J=3.3,9.3Hz,CH=C),3.29(d,2
H,J=5.94Hz),2.90(d,d,d,2H,J=2.64,12.54,17.16Hz )
ル)-4-クロマノン (4a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 4.76 g (2
8.3 mmol) をTHF 300 mlに溶解し、アリルブロミド 2.6
g (33.9 mmol)及び炭酸カリウム9.3 g (56.6 mmol) を
加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去し、残渣 420 m
g にTHF 100 mlを加えて溶解し、氷冷下にメトキシメチ
ルクロライド 760 mg (0.95 mmol) 及びジイソプロピル
エチルアミン 1.46 g (1.8 mmol)を加えて室温で8時間
攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加えて水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1) に
付して精製し、140 mg (1.5%)の黄色油状物を得た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.8(ns,1H,-OH),
6.41(s,1H,arom-H),6.01-5.86(m,1H,-CH=C),5.26(s,2H,
-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),5.12-4.91(m,2H,-CH2),3.51
(s,3H,-OCH3),3.46(s,3H,-OCH3),3.35(m,2H,-CH2),2.67
(s,3H,-CH3) (4b) ジモム保護 3- アリル-2,4,6- トリヒドロキシア
セトフェノン 140 mg (6.47 mmol) をDMF 10 ml に溶解
した。氷冷下、水素化ナトリウム 42 mg (0.94 mmol)を
加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズア
ルデヒド 78 mg (0.47 mmol)を加えて室温で3時間攪拌
した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に
付して精製し 160 mg (71.2%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.84(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.77(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.54
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.06(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.40(s,1H,arom-H),6.01-5.89(m,1H,-CH),5.28(s,2H,-O
CH2),5.24(s,2H,-OCH2),5.21(s,2H,-OCH2),5.12-4.48
(m,2H,-CH=CH-),3.59(s,3H,-OCH3),3.49(s,3H,-OCH3),
3.48(s,3H,-OCH3),3.39(m,2H,-CH2) (4c) カルコン体 160 mg (0.3 mmol)をメタノール 30
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌し
た。2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した後、溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和
食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下に
溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し所望
の化合物 30 mg (20.2%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 193-19
5 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.1(s,1H,-OH),7.29(d,2
H,J=8.58Hz,arom-H),6.92(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.00
(s,1H,arom-H),5.91(m,1H,CH=C),5.33(d,d,1H,J=3.3,1
3.2Hz,-CH),4.95(d,d,1H,J=3.3,9.3Hz,CH=C),3.29(d,2
H,J=5.94Hz),2.90(d,d,d,2H,J=2.64,12.54,17.16Hz )
【0111】
【実施例5】5,7-ジヒドロキシ-2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-8-(3
- メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (5a) 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフ
ェノン 299 mg (0.8 mmol)をDMF 10 ml に溶解し、氷冷
下に水素化ナトリウム 88 mg (1.6 mmol) を加え30分攪
拌した。その後、ジモム保護3,4-ジヒドロキシベンズア
ルデヒド 1.97 g(11.9 mmol) を加えて室温で3時間攪
拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水
洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
4:1) に付して精製し300 mg (85.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.73(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.50-
7.18(m,4H,arom-H),6.41(s,1H,arom-H),5.28(s,2H, -OC
H2),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),3.52(s,3H,3
H,-OCH3,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.32(d,2H,J=7.26H
z,-CH2),1.78(s,3H,-CH3),1.67(s,3H,-CH3) (5b) カルコン体 300 mg (0.58 mmol) をメタノール 3
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 15ml を加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し
所望の化合物 22 mg (9.6%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 168 ℃1 H-NMR(270MHz, CDCl3) δ:12.11(s,1H,-OH),7.30-6.80
(m,3H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.40(d,d,2H,J=3.3,
12.54Hz),5.19(m,1H),3.24(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),2.93
(d,d,d,2H,J=3.3,12.54,17.15Hz,-CH2),1.65(s,3H,-M
e),1.65(s,3H,-CH2)
- メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (5a) 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフ
ェノン 299 mg (0.8 mmol)をDMF 10 ml に溶解し、氷冷
下に水素化ナトリウム 88 mg (1.6 mmol) を加え30分攪
拌した。その後、ジモム保護3,4-ジヒドロキシベンズア
ルデヒド 1.97 g(11.9 mmol) を加えて室温で3時間攪
拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水
洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
4:1) に付して精製し300 mg (85.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.73(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.50-
7.18(m,4H,arom-H),6.41(s,1H,arom-H),5.28(s,2H, -OC
H2),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),3.52(s,3H,3
H,-OCH3,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.32(d,2H,J=7.26H
z,-CH2),1.78(s,3H,-CH3),1.67(s,3H,-CH3) (5b) カルコン体 300 mg (0.58 mmol) をメタノール 3
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 15ml を加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し
所望の化合物 22 mg (9.6%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 168 ℃1 H-NMR(270MHz, CDCl3) δ:12.11(s,1H,-OH),7.30-6.80
(m,3H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.40(d,d,2H,J=3.3,
12.54Hz),5.19(m,1H),3.24(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),2.93
(d,d,d,2H,J=3.3,12.54,17.15Hz,-CH2),1.65(s,3H,-M
e),1.65(s,3H,-CH2)
【0112】
【実施例6】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-3-メチル
-8-(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (6a) 2,4,6- トリヒドロキシプロピオフェノン 5 g (2
7.4 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、イソプレニルクロラ
イド 2.87 g (27.4 mmol) 及び炭酸カリウム 7.58g (5
4.8 mmol) を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去
し、残渣 680 mg にTHF 200 mlを加えて溶解し、氷冷下
にメトキシメチルクロライド 1.09 g (13.5 mmol) 及び
ジイソプロピルエチルアミン 2.1 g (16.2 mmol)を加え
て室温で8時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを
加えて水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1) に付して精製し、330 mg (3.5%) の油状物
を得た。 TLC:Rf=0.4 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.8(s,1H,-OH),6.
39(s,1H,arom-H),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),
5.20(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.47(s,3H,-OCH3),
3.30(d,2H,J=8.26Hz,-CH2),3.06(q,2H,J=7.26Hz,-CH2),
1.77(s,3H,-CH3),1.65(s,3H,-CH3),1.17(t,3H,J=7.26H
z,-CH3) (6b) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシプロピオフェノン 330 mg (0.97 mmol) をDMF 10 m
l に溶解し氷冷下、水素化ナトリウム 106 mg (2.1 mmo
l)を加えて30分攪拌した後、モム保護 4- ヒドロキシベ
ンズアルデヒド 162 mg (0.97 mmol) を加えて室温で3
時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機
層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=5:1)に付して精製し、180 mg(44.1%)の油状物を
得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:11.4(s,1H,-OH),7.34(d,2
H,J=8.58Hz,arom-H),7.04(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.79
(m,1H,-CH=C),6.43(s,1H,arom-H),5.27(m,1H,-CH),5.23
(s,2H,-OCH2),5.18(s,2H,-OCH2),5.03(s,2H,-OCH2),3.4
7(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.32(s,3H,-OCH3),2.19(m,3H,
C=C-CH3),1.79(s,3H,-CH3),1.68(s,3H,-CH3) (6c) カルコン体 180 mg (0.41 mmol) をメタノール 1
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル: ヘキサン=2:1) に付してト
ランス体、シス体を分別精製し、トランス体 40 mg(36.
2%) 及びシス体 11 mg (0.099%) を結晶として得た。 トランス体:TLC:Rf=0.3 (ヘキサン: 酢酸エチル=2:1),
m.p.157-160℃ シス体 :TLC:Rf=0.25(ヘキサン: 酢酸エチル=2:1),
m.p.60-63℃ トランス体:1H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.28(s,1H,
-OH),7.27(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.87(d,2H,J=8.58H
z,arom-H),5.98(s,1H,arom-H),5.16(m,1H,-OH),4.89(d,
1H,J=11.88Hz,-CH),3.18(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.96(d,
q,1H,J=7.26,11.87Hz,-CH),1.64(s,3H,-Me),1.56(s,3H,
-Me),1.01(d,3H,J=7.26Hz,-Me) シス体 : 1H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.16(s,1H,
-OH),7.38-6.84(m,4H,arom-H),6.00(s,1H,arom-H),5.44
(d,1H,J=3.3Hz,-CH),5.23(m,1H),3.30(d,2H,J=7.0Hz,-C
H2),2.48(d,q,1H,J=2.64,7.26Hz,-CH),1.72(s,3H,-Me),
1.68(s,3H,-Me),1.00(d,3H,J=7.26Hz,-Me)
-8-(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (6a) 2,4,6- トリヒドロキシプロピオフェノン 5 g (2
7.4 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、イソプレニルクロラ
イド 2.87 g (27.4 mmol) 及び炭酸カリウム 7.58g (5
4.8 mmol) を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去
し、残渣 680 mg にTHF 200 mlを加えて溶解し、氷冷下
にメトキシメチルクロライド 1.09 g (13.5 mmol) 及び
ジイソプロピルエチルアミン 2.1 g (16.2 mmol)を加え
て室温で8時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを
加えて水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1) に付して精製し、330 mg (3.5%) の油状物
を得た。 TLC:Rf=0.4 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.8(s,1H,-OH),6.
39(s,1H,arom-H),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(s,2H,-OCH2),
5.20(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.47(s,3H,-OCH3),
3.30(d,2H,J=8.26Hz,-CH2),3.06(q,2H,J=7.26Hz,-CH2),
1.77(s,3H,-CH3),1.65(s,3H,-CH3),1.17(t,3H,J=7.26H
z,-CH3) (6b) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシプロピオフェノン 330 mg (0.97 mmol) をDMF 10 m
l に溶解し氷冷下、水素化ナトリウム 106 mg (2.1 mmo
l)を加えて30分攪拌した後、モム保護 4- ヒドロキシベ
ンズアルデヒド 162 mg (0.97 mmol) を加えて室温で3
時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機
層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=5:1)に付して精製し、180 mg(44.1%)の油状物を
得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:11.4(s,1H,-OH),7.34(d,2
H,J=8.58Hz,arom-H),7.04(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.79
(m,1H,-CH=C),6.43(s,1H,arom-H),5.27(m,1H,-CH),5.23
(s,2H,-OCH2),5.18(s,2H,-OCH2),5.03(s,2H,-OCH2),3.4
7(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.32(s,3H,-OCH3),2.19(m,3H,
C=C-CH3),1.79(s,3H,-CH3),1.68(s,3H,-CH3) (6c) カルコン体 180 mg (0.41 mmol) をメタノール 1
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル: ヘキサン=2:1) に付してト
ランス体、シス体を分別精製し、トランス体 40 mg(36.
2%) 及びシス体 11 mg (0.099%) を結晶として得た。 トランス体:TLC:Rf=0.3 (ヘキサン: 酢酸エチル=2:1),
m.p.157-160℃ シス体 :TLC:Rf=0.25(ヘキサン: 酢酸エチル=2:1),
m.p.60-63℃ トランス体:1H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.28(s,1H,
-OH),7.27(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.87(d,2H,J=8.58H
z,arom-H),5.98(s,1H,arom-H),5.16(m,1H,-OH),4.89(d,
1H,J=11.88Hz,-CH),3.18(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.96(d,
q,1H,J=7.26,11.87Hz,-CH),1.64(s,3H,-Me),1.56(s,3H,
-Me),1.01(d,3H,J=7.26Hz,-Me) シス体 : 1H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.16(s,1H,
-OH),7.38-6.84(m,4H,arom-H),6.00(s,1H,arom-H),5.44
(d,1H,J=3.3Hz,-CH),5.23(m,1H),3.30(d,2H,J=7.0Hz,-C
H2),2.48(d,q,1H,J=2.64,7.26Hz,-CH),1.72(s,3H,-Me),
1.68(s,3H,-Me),1.00(d,3H,J=7.26Hz,-Me)
【0113】
【実施例7】2-(4- クロロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-(3-メチル
-2- ブテニル)-4-クロマノン (7a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 500mg (1.47 mmol) をDMF 30 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 142 mg (2.94 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、p-クロロベンズアルデヒ
ド 200 mg (1.47mmol) を加えて室温で3時間攪拌し
た。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)
に付して精製し、500 mg(73%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.7(s,1H,-OH),7.87(d,1
H,J=15.1Hz,-CH=C),7.68(d,1H,J=15.1Hz,-CH=C),7.51
(d,2H,J=8.57Hz,arom-H),7.36(d,2H,J=8.57Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OC
H2),5.22(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH
3),3.32(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),1.79(s,3H,-CH3),1.67
(s,3H,-CH3) (7b) カルコン体 500 mg (1 mmol)をメタノール 30 ml
に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌した
後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和食
塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1) に付して精製し
所望の化合物 70 mg (18%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 162 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.0(s,1H,-OH),7.
39(m,4H,arom-H) 5.99(s,1H,arom-H),5.38(dd,1H,J=3.
3,12.5Hz,-CH),5.18(m,1H,-CH),3.23(d,2H,J=7.26Hz,-C
H2),2.88(ddd,2H,J=3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),1.66(s,3H,
-CH3),1.63(s,3H,-CH3)
-2- ブテニル)-4-クロマノン (7a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 500mg (1.47 mmol) をDMF 30 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 142 mg (2.94 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、p-クロロベンズアルデヒ
ド 200 mg (1.47mmol) を加えて室温で3時間攪拌し
た。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)
に付して精製し、500 mg(73%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.7(s,1H,-OH),7.87(d,1
H,J=15.1Hz,-CH=C),7.68(d,1H,J=15.1Hz,-CH=C),7.51
(d,2H,J=8.57Hz,arom-H),7.36(d,2H,J=8.57Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OC
H2),5.22(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH
3),3.32(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),1.79(s,3H,-CH3),1.67
(s,3H,-CH3) (7b) カルコン体 500 mg (1 mmol)をメタノール 30 ml
に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌した
後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和食
塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1) に付して精製し
所望の化合物 70 mg (18%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 162 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.0(s,1H,-OH),7.
39(m,4H,arom-H) 5.99(s,1H,arom-H),5.38(dd,1H,J=3.
3,12.5Hz,-CH),5.18(m,1H,-CH),3.23(d,2H,J=7.26Hz,-C
H2),2.88(ddd,2H,J=3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),1.66(s,3H,
-CH3),1.63(s,3H,-CH3)
【0114】
【実施例8】2-(4- ブロモフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-(3-メチル
-2- ブテニル)-4-クロマノン (8a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 450mg (1.33 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 128 mg (2.66 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、p-ブロモベンズアルデヒ
ド 246 mg (1.33mmol) を加えて室温で3時間攪拌し
た。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)
に付して精製し、590 mg(87.4%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.7(bs,1H,-OH),7.88(d,
1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.67(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.52
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.44(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OC
H2),5.21(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH
3),3.33(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),1.78(s,3H,-CH3),1.67
(s,3H,-CH3) (8b) カルコン体 590 mg (1.16 mmol) をメタノール 4
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加え室温で6時間攪拌し
た後、2N-HCl 25 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和
食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1) に付して精製
し所望の化合物 60 mg (15.1%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 164℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :12.0(bs,1H,-OH),
7.54(d,2H,J=7.9Hz,arom-H),7.34(d,2H,J=7.9Hz,arom-
H),5.99(s,1H,arom-H),5.37(dd,1H,J=3.3,12.5Hz,-CH),
5.18(m,1H,-CH),3.24(d,2H,J=7.2Hz,-CH2),2.88(ddd,2
H,J=3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),1.66(s,3H,-CH3),1.63(s,3
H,-CH3)
-2- ブテニル)-4-クロマノン (8a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 450mg (1.33 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 128 mg (2.66 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、p-ブロモベンズアルデヒ
ド 246 mg (1.33mmol) を加えて室温で3時間攪拌し
た。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)
に付して精製し、590 mg(87.4%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.7(bs,1H,-OH),7.88(d,
1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.67(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.52
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.44(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OC
H2),5.21(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH
3),3.33(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),1.78(s,3H,-CH3),1.67
(s,3H,-CH3) (8b) カルコン体 590 mg (1.16 mmol) をメタノール 4
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加え室温で6時間攪拌し
た後、2N-HCl 25 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和
食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1) に付して精製
し所望の化合物 60 mg (15.1%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 164℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :12.0(bs,1H,-OH),
7.54(d,2H,J=7.9Hz,arom-H),7.34(d,2H,J=7.9Hz,arom-
H),5.99(s,1H,arom-H),5.37(dd,1H,J=3.3,12.5Hz,-CH),
5.18(m,1H,-CH),3.24(d,2H,J=7.2Hz,-CH2),2.88(ddd,2
H,J=3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),1.66(s,3H,-CH3),1.63(s,3
H,-CH3)
【0115】
【実施例9】2-(4- フルオロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-(3-メチ
ル-2- ブテニル)-4-クロマノン (9a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 400mg (1.18 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 113 mg (2.36 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、p-フロロベンズアルデヒ
ド 147 mg (1.18mmol) を加えて室温で3時間攪拌し
た。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)
に付して精製し、450 mg(86%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz,CDCl3) δ:13.7(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.71(d.1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.56-
7.14(m,4H,arom-H),6.38(s,1H,arom-H),5.27(s,2H,-OCH
2),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(m,1H,-CH),3.51(s,3H,-OC
H3),3.48(s,3H,-OCH3),3.43(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),1.79
(s,3H,-CH3),1.67(s,3H,-CH3) (9b) カルコン体 450 mg (1 mmol)をメタノール 40 ml
に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌した
後、2N-HCl 25 mlを加え6時間加熱攪拌した。溶媒を留
去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和食塩
水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)に付して精製し所
望の化合物130 mg (17.0%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.6(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 152-15
3 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.0(s,1H,-OH),7.
46-7.08(m,4H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.39(dd,1H,
J=3.3,12.5Hz,-CH),5.18(m,1H,-CH),3.24(d,2H,J=7.26H
z,-CH2),2.86(ddd,2H,J=2.6,12.5,17.1Hz,-CH2),1.66
(s,3H,-CH3),1.63(s3H,-CH3)
ル-2- ブテニル)-4-クロマノン (9a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 400mg (1.18 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 113 mg (2.36 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、p-フロロベンズアルデヒ
ド 147 mg (1.18mmol) を加えて室温で3時間攪拌し
た。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)
に付して精製し、450 mg(86%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz,CDCl3) δ:13.7(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.71(d.1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.56-
7.14(m,4H,arom-H),6.38(s,1H,arom-H),5.27(s,2H,-OCH
2),5.24(s,2H,-OCH2),5.22(m,1H,-CH),3.51(s,3H,-OC
H3),3.48(s,3H,-OCH3),3.43(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),1.79
(s,3H,-CH3),1.67(s,3H,-CH3) (9b) カルコン体 450 mg (1 mmol)をメタノール 40 ml
に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌した
後、2N-HCl 25 mlを加え6時間加熱攪拌した。溶媒を留
去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和食塩
水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)に付して精製し所
望の化合物130 mg (17.0%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.6(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 152-15
3 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.0(s,1H,-OH),7.
46-7.08(m,4H,arom-H),5.99(s,1H,arom-H),5.39(dd,1H,
J=3.3,12.5Hz,-CH),5.18(m,1H,-CH),3.24(d,2H,J=7.26H
z,-CH2),2.86(ddd,2H,J=2.6,12.5,17.1Hz,-CH2),1.66
(s,3H,-CH3),1.63(s3H,-CH3)
【0116】
【実施例10】2-(4- アセトアミノフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-(3-
メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (10a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 700mg (2 mmol)をDMF 40 ml に溶
解し、氷冷下に水素化ナトリウム 200 mg (4 mmol)を加
えて30分攪拌した後、p-アセトアミノベンズアルデヒド
340 mg (2 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗した。飽和
食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
して減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル)に付して精製し、400
mg(39.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.6 (酢酸エチル)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.84(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.70(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.69
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.51(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.28(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OC
H2),5.22(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH
3),3.32(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.18(s,3H,O=C-CH3),1.7
8(s,3H,-CH3),1.60(s,3H,-CH3) (10b) カルコン体 400 mg (0.82 mmol) をメタノール 8
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精
製し所望の化合物 13.9 mg (4.1%) を結晶として得た。
メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (10a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 700mg (2 mmol)をDMF 40 ml に溶
解し、氷冷下に水素化ナトリウム 200 mg (4 mmol)を加
えて30分攪拌した後、p-アセトアミノベンズアルデヒド
340 mg (2 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗した。飽和
食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
して減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル)に付して精製し、400
mg(39.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.6 (酢酸エチル)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.84(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.70(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.69
(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.51(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),
6.38(s,1H,arom-H),5.28(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OC
H2),5.22(m,1H,-CH),3.50(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH
3),3.32(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.18(s,3H,O=C-CH3),1.7
8(s,3H,-CH3),1.60(s,3H,-CH3) (10b) カルコン体 400 mg (0.82 mmol) をメタノール 8
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精
製し所望の化合物 13.9 mg (4.1%) を結晶として得た。
【0117】TLC:Rf=0.4(酢酸エチル:ヘキサン=1:1),
m.p. 222-223 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:11.9(s,1H,-OH),7.
56(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.40(d,2H,J=8.58Hz,arom-
H),6.03(s,1H,arom-H),5.37(dd,1H,J=3.3,12.58Hz,-C
H),5.20(m,1H,-CH),3.28(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.89(dd
d,2H,J=3.0,12.5,17.1Hz,-CH2),2.20(s,3H,O=C-CH3),1.
68(s,3H,3H,-CH3,-CH3)
m.p. 222-223 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:11.9(s,1H,-OH),7.
56(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),7.40(d,2H,J=8.58Hz,arom-
H),6.03(s,1H,arom-H),5.37(dd,1H,J=3.3,12.58Hz,-C
H),5.20(m,1H,-CH),3.28(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.89(dd
d,2H,J=3.0,12.5,17.1Hz,-CH2),2.20(s,3H,O=C-CH3),1.
68(s,3H,3H,-CH3,-CH3)
【0118】
【実施例11】5,7-ジヒドロキシ-8-(3-メチル-2- ブテニル)-2-フェニ
ル- 4-クロマノン (11a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 400mg (1.18 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 62 mg (2.36 mmo
l)を加えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 142 mg
(1.18 mmol) を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留
去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗した。飽和食塩
水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付して精製
し、470 mg(89.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.87(d,1
H,J=15.18Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.18Hz,-CH=C),7.49
(d,2H,J=7.9Hz,arom-H),7.20(d,2H,J=7.9Hz,arom-H),6.
39(s,2H),5.26(s,2H,-OCH2),5.20(s,2H,-OCH2),5.17(m,
1H,-CH),3.57(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.32(d,2
H,J=7.26Hz,-CH3),2.37(s,3H,-CH3),1.78(s,3H,-CH3),
1.67(s,3H,-CH3) (11b) カルコン体 470 mg (1 mmol)をメタノール 50 ml
に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌した
後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1)に付して精製し所望
の化合物 64 mg (17%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.7(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 162-16
3 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1
H,−OH),7.34(d,2H,J=8.58H
z,arom−H),7.22(d,2H,J=8.5
8Hz,arom−H),5.98(s,1H,aro
m−H),5.37(dd,1H,J=3.3,12.
5Hz,−CH),5.20(m,1H,−CH=
C),3.24(d,2H,J=6.6Hz,−C
H2),2.79(ddd,2H,J=2.6,12.
5,17.1Hz,−CH2),2.31(s,3H,
−CH3),1.66(s,3H,−CH3),1.6
3(s,3H,−CH3)
ル- 4-クロマノン (11a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 400mg (1.18 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 62 mg (2.36 mmo
l)を加えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 142 mg
(1.18 mmol) を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留
去して酢酸エチルを加え、有機層を水洗した。飽和食塩
水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付して精製
し、470 mg(89.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.87(d,1
H,J=15.18Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.18Hz,-CH=C),7.49
(d,2H,J=7.9Hz,arom-H),7.20(d,2H,J=7.9Hz,arom-H),6.
39(s,2H),5.26(s,2H,-OCH2),5.20(s,2H,-OCH2),5.17(m,
1H,-CH),3.57(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.32(d,2
H,J=7.26Hz,-CH3),2.37(s,3H,-CH3),1.78(s,3H,-CH3),
1.67(s,3H,-CH3) (11b) カルコン体 470 mg (1 mmol)をメタノール 50 ml
に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌した
後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒を
留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1)に付して精製し所望
の化合物 64 mg (17%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.7(酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 162-16
3 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1
H,−OH),7.34(d,2H,J=8.58H
z,arom−H),7.22(d,2H,J=8.5
8Hz,arom−H),5.98(s,1H,aro
m−H),5.37(dd,1H,J=3.3,12.
5Hz,−CH),5.20(m,1H,−CH=
C),3.24(d,2H,J=6.6Hz,−C
H2),2.79(ddd,2H,J=2.6,12.
5,17.1Hz,−CH2),2.31(s,3H,
−CH3),1.66(s,3H,−CH3),1.6
3(s,3H,−CH3)
【0119】
【実施例12】5,7−ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3- メチルフェ
ニル)-8-(3- メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (12a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 400mg (1.18 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 113 mg (2.36 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、モム保護 3- メチル-4-
ヒドロキシベンズアルデヒド 213 mg (1.18 mmol) を加
えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチル
を加え、有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し
て残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=6:1)に付して精製し、480 mg(80.8%)
の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.81(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.73(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.41-
7.04(m,3H,arom-H),6.83(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-C
H2),5.24(s,2H,2H,-CH2,-CH2),5.20(m,1H,-CH),3.56(s,
3H,-OCH3),3.52(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.32
(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),2.26(s,3H,-CH3),1.78(s,3H,-C
H3),1.66(s,3H,-CH3) (12b) カルコン体 480 mg (0.95 mmol) をメタノール 4
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 25 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1) に付して精
製し、所望の化合物 20 mg (5.9%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 156-15
8 ℃1 H-NMR(270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.32−6.78
(m,3H,arom−H),5.97(s,1H,a
rom−H),5.29(dd,1H,J=3.3,1
2.8Hz,−CH),5.19(m,1H,−C
H),3.22(d,2H,J=7.26Hz,−CH
2),2.89(ddd,2H,J=3.2,12.
8,17.2Hz,−CH2),2.26(s,3H,
−CH3),1.65(s,3H,−CH3),1.6
3(s,3H,−CH3)
ニル)-8-(3- メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン (12a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 400mg (1.18 mmol) をDMF 40 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 113 mg (2.36 mm
ol) を加えて30分攪拌した後、モム保護 3- メチル-4-
ヒドロキシベンズアルデヒド 213 mg (1.18 mmol) を加
えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチル
を加え、有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し
て残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=6:1)に付して精製し、480 mg(80.8%)
の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.81(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.73(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.41-
7.04(m,3H,arom-H),6.83(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-C
H2),5.24(s,2H,2H,-CH2,-CH2),5.20(m,1H,-CH),3.56(s,
3H,-OCH3),3.52(s,3H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.32
(d,2H,J=6.6Hz,-CH2),2.26(s,3H,-CH3),1.78(s,3H,-C
H3),1.66(s,3H,-CH3) (12b) カルコン体 480 mg (0.95 mmol) をメタノール 4
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 25 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:1) に付して精
製し、所望の化合物 20 mg (5.9%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 156-15
8 ℃1 H-NMR(270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.32−6.78
(m,3H,arom−H),5.97(s,1H,a
rom−H),5.29(dd,1H,J=3.3,1
2.8Hz,−CH),5.19(m,1H,−C
H),3.22(d,2H,J=7.26Hz,−CH
2),2.89(ddd,2H,J=3.2,12.
8,17.2Hz,−CH2),2.26(s,3H,
−CH3),1.65(s,3H,−CH3),1.6
3(s,3H,−CH3)
【0120】
【実施例13】7−ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-8-(3- メチ
ル-2- ブテニル)-4-クロマノン (13a) 2,4-ジヒドロキシアセトフェノン 7 g (46 mmol)
をTHF 300 mlに溶解し、イソプレニルクロライド 4.78
g (46 mmol) 及び炭酸カリウム 19.1 g (138 mmol)を加
えて20時間加熱還流した後、溶媒を留去した。残渣 2.6
9 g にTHF 200 mlを加えて溶解し、氷冷下にメトキシメ
チルクロライド 1.97 g (24.4 mmol) 及びジイソプロピ
ルエチルアミン 3.15 g (24.4 mmol) を加えて室温で8
時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加え水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下に溶媒を留去して残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)に
付して精製し、1.63 g (61%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.6 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.8(s,1H,-OH),7.61-6.6
4(m,2H,arom-H),5.28(s,2H,-OCH2),5.21(m,1H,-CH),3.5
0(s,3H,-OCH3),3.39(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.58(s,3H,O
=C-CH3),1.81(s,3H,-CH3),1.69(s,3H,-CH3) (13b) モム保護 3- イソプレニル-2,4- ジヒドロキシア
セトフェノン 500 mg (1.89 mmol) をDMF 10 ml に溶解
し、氷冷下に水素化ナトリウム 173 mg (3.78 mmol) を
加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズア
ルデヒド 314 mg(3.78 mmol) を加えて室温で3時間攪
拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水
洗した。飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=6:1)に付して精製し、660 mg(81.3%)の油状物を得
た。
ル-2- ブテニル)-4-クロマノン (13a) 2,4-ジヒドロキシアセトフェノン 7 g (46 mmol)
をTHF 300 mlに溶解し、イソプレニルクロライド 4.78
g (46 mmol) 及び炭酸カリウム 19.1 g (138 mmol)を加
えて20時間加熱還流した後、溶媒を留去した。残渣 2.6
9 g にTHF 200 mlを加えて溶解し、氷冷下にメトキシメ
チルクロライド 1.97 g (24.4 mmol) 及びジイソプロピ
ルエチルアミン 3.15 g (24.4 mmol) を加えて室温で8
時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加え水洗し
た。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下に溶媒を留去して残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)に
付して精製し、1.63 g (61%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.6 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.8(s,1H,-OH),7.61-6.6
4(m,2H,arom-H),5.28(s,2H,-OCH2),5.21(m,1H,-CH),3.5
0(s,3H,-OCH3),3.39(d,2H,J=7.26Hz,-CH2),2.58(s,3H,O
=C-CH3),1.81(s,3H,-CH3),1.69(s,3H,-CH3) (13b) モム保護 3- イソプレニル-2,4- ジヒドロキシア
セトフェノン 500 mg (1.89 mmol) をDMF 10 ml に溶解
し、氷冷下に水素化ナトリウム 173 mg (3.78 mmol) を
加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズア
ルデヒド 314 mg(3.78 mmol) を加えて室温で3時間攪
拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を水
洗した。飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=6:1)に付して精製し、660 mg(81.3%)の油状物を得
た。
【0121】TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=4:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:12.8(s,1H,-OH),7.88(d,1
H,15.8Hz,-CH=C),7.80-6.71(m,6H,arom-H),7.51(d,1H,J
=15.8Hz,-CH=C),5.31(s,2H,-OCH2),5.27(m,1H,-CH),5.2
5(s,2H,-OCH2),3.51(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.44(d,2H,
J=7.26Hz,-CH2),1.82(s,3H,-CH3),1.72(s,3H,-CH3) (13c) カルコン体 660 mg (1.59 mmol) をメタノール 5
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 25 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去した後に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及
び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し
て減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)に付し
て精製し、所望の化合物 86.7 mg (16.8%)を結晶として
得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 183 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.8(s,1H,-OH),7.
67-6.51(m,6H,arom-H),5.34(dd,1H,J=3.3,12.5Hz,-CH),
5.21(m,1H,-CH),3.32(d,2H,J=7.2Hz,-CH2),2.79(ddd,2
H,J=3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),1.65(s,3H,-CH3),1.64(s,3
H,-CH3)
H,15.8Hz,-CH=C),7.80-6.71(m,6H,arom-H),7.51(d,1H,J
=15.8Hz,-CH=C),5.31(s,2H,-OCH2),5.27(m,1H,-CH),5.2
5(s,2H,-OCH2),3.51(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.44(d,2H,
J=7.26Hz,-CH2),1.82(s,3H,-CH3),1.72(s,3H,-CH3) (13c) カルコン体 660 mg (1.59 mmol) をメタノール 5
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 25 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去した後に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及
び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し
て減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)に付し
て精製し、所望の化合物 86.7 mg (16.8%)を結晶として
得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 183 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.8(s,1H,-OH),7.
67-6.51(m,6H,arom-H),5.34(dd,1H,J=3.3,12.5Hz,-CH),
5.21(m,1H,-CH),3.32(d,2H,J=7.2Hz,-CH2),2.79(ddd,2
H,J=3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),1.65(s,3H,-CH3),1.64(s,3
H,-CH3)
【0122】
【実施例14】8-シンナミル-5,7- ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェ
ニル)-4-クロマノン (14a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 5 g (2
9.5 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、シンナミルブロミド
5.8 g (29.5 mmol)及び炭酸カリウム 12.2 g (88.4 mmo
l) を加えて20時間加熱還流した後、溶媒を留去して残
渣を酢酸エチルに溶解した。水洗後、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=2
0:1)に付して精製し 2.42 g (23.7%) の黄色結晶を得
た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.33 -7.13(m,5H,a
rom-H),6.49-6.29(m,2H,-CH2),5.84(s,1H,arom-H),3.46
-3.45(m,2H,-CH2),2.67(s,3H,-CH3) (14b) 3- シンナミル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフ
ェノン 2 g (6.9 mmol)をTHF 80 ml に溶解し、氷冷下
にメトキシメチルクロライド 2.8g (34.8 mmol)及びジ
イソプロピルエチルアミン 5.4 g (41.8 mmol)を加えて
室温で8時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加
えて水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=6:1)に付して精製し、800 mg(30.8%)の黄色油状
物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.31-7.1
0(m,5H,arom-H),6.44-6.26(m,2H,-CH=CH),6.40(s,1H,ar
om-H),5.25(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OCH2),3.50(s,3H,
-OCH3),3.45(s,3H,-OCH3),2.66(s,3H,-CH3) (14c) ジモム保護 3- シンナミル-2,4,6- トリヒドロキ
シアセトフェノン 740 mg (1.99 mmol) をDMF 10 ml に
溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 100 mg (3.8mmol)
を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズ
アルデヒド 331 mg (1.99 mmol) を加えて室温で3時間
攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を
水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)に付して精製し、310 mg(29.3%)の油状物を得
た。
ニル)-4-クロマノン (14a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 5 g (2
9.5 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、シンナミルブロミド
5.8 g (29.5 mmol)及び炭酸カリウム 12.2 g (88.4 mmo
l) を加えて20時間加熱還流した後、溶媒を留去して残
渣を酢酸エチルに溶解した。水洗後、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=2
0:1)に付して精製し 2.42 g (23.7%) の黄色結晶を得
た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.33 -7.13(m,5H,a
rom-H),6.49-6.29(m,2H,-CH2),5.84(s,1H,arom-H),3.46
-3.45(m,2H,-CH2),2.67(s,3H,-CH3) (14b) 3- シンナミル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフ
ェノン 2 g (6.9 mmol)をTHF 80 ml に溶解し、氷冷下
にメトキシメチルクロライド 2.8g (34.8 mmol)及びジ
イソプロピルエチルアミン 5.4 g (41.8 mmol)を加えて
室温で8時間攪拌した。溶媒を留去し、酢酸エチルを加
えて水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=6:1)に付して精製し、800 mg(30.8%)の黄色油状
物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.31-7.1
0(m,5H,arom-H),6.44-6.26(m,2H,-CH=CH),6.40(s,1H,ar
om-H),5.25(s,2H,-OCH2),5.24(s,2H,-OCH2),3.50(s,3H,
-OCH3),3.45(s,3H,-OCH3),2.66(s,3H,-CH3) (14c) ジモム保護 3- シンナミル-2,4,6- トリヒドロキ
シアセトフェノン 740 mg (1.99 mmol) をDMF 10 ml に
溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 100 mg (3.8mmol)
を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベンズ
アルデヒド 331 mg (1.99 mmol) を加えて室温で3時間
攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を
水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)に付して精製し、310 mg(29.3%)の油状物を得
た。
【0123】TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.82(d,1
H,J=15.18Hz,-CH=C),7.76(d,1H,J=15.18Hz,-CH=C),7.56
-7.04(m,9H,arom-H),6.47-6.29(m,2H,-CH2),5.28(s,2H,
-OCH2),5.26(s,2H,-OCH2),5.17(s,2H,-OCH2),3.59(s,3
H,-OCH3),3.49(s,3H,-OCH3),3.47(s,3H,-OCH3) (14d) カルコン体 310 mg (0.58 mmol) をメタノール 4
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精
製し、所望の化合物 40 mg (17.5%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 90-9
2 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1
H,−OH),7.302−6.83(m,9H,ar
om−H),6.39−6.21(m,2H,−CH=
CH),6.01(s,1H,arom−H),5.3
2(d,1H,J=2.64,12.54Hz,−C
H),3.42(m,2H,−CH2),3.09−
2.73(m,2H,−CH2)
H,J=15.18Hz,-CH=C),7.76(d,1H,J=15.18Hz,-CH=C),7.56
-7.04(m,9H,arom-H),6.47-6.29(m,2H,-CH2),5.28(s,2H,
-OCH2),5.26(s,2H,-OCH2),5.17(s,2H,-OCH2),3.59(s,3
H,-OCH3),3.49(s,3H,-OCH3),3.47(s,3H,-OCH3) (14d) カルコン体 310 mg (0.58 mmol) をメタノール 4
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精
製し、所望の化合物 40 mg (17.5%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 90-9
2 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1
H,−OH),7.302−6.83(m,9H,ar
om−H),6.39−6.21(m,2H,−CH=
CH),6.01(s,1H,arom−H),5.3
2(d,1H,J=2.64,12.54Hz,−C
H),3.42(m,2H,−CH2),3.09−
2.73(m,2H,−CH2)
【0124】
【実施例15】8−ベンジル-5,7- ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェ
ニル)-4-クロマノン (15a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 5 g (2
9.6 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、ベンジルブロミド 5
g (29.6 mmol)及び炭酸カリウム 12.2 g (88.8 mmol)
を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去して残渣を酢
酸エチルに溶解し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し
て減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=20:1)に
付して精製し510 mg (6.65%) の結晶を得た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.32-7.04(m,5H,ar
om-H),5.82(s,1H,arom-H),3.89(s,2H,-CH2Ph),2.63(s,3
H,-CH3) (15b) 3- ベンジル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフェ
ノン 510 mg (1.97 mmol) をTHF 70 ml に溶解し、氷冷
下にメトキシメチルクロライド 795 mg (9.85 mmol) 及
びジイソプロピルエチルアミン 1.53 g (11.8 mmol) を
加えて室温で8時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチ
ルを加えて有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)に付して精製し、240 mg (3
4.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.7 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.30-6.9
9(m,5H,arom-H),6.39(s,1H,arom-H),5.25(s,2H,-OCH2),
5.20(s,2H,-OCH2),3.96(s,2H,CH2Ph), 3.50(s,3H,-OC
H3),3.35(s,3H,-OCH3),2.65(s,3H,-CH3) (15c) ジモム保護 3- ベンジル-2,4,6- トリヒドロキシ
アセトフェノン 240g (0.69 mmol) をDMF 20 ml に溶解
し、氷冷下に水素化ナトリウム 67 mg (13.8 mmol)を加
えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 115 mg (0.69
mmol) を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去して
酢酸エチルを加え、有機層を水洗した。飽和食塩水で洗
浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付して精製し、14
0 mg(40.7%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.0Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.0Hz,-CH=C),7.75-
7.04(m,9H,arom-H),6.40(s,1H,arom-H),5.27(s,2H-OC
H2),5.22(s,2H,-OCH2),5.21(s,2H,-OCH2),3.99(bs,2H,-
CH2),3.52(s,3H,-CH3),3.48(s,3H,-CH3),3.36(s,3H,-CH
3) (15d) カルコン体 140 mg (0.28 mmol) をメタノール 1
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 10 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)に付して精
製し、所望の化合物 10 mg (9.8%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 218-
219 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.2(s,1H,-OH),7.
29-6.91(m,9H,arom-H),6.08(s,1H,arom-H),5.41(dd,1H,
J=3.0,12.5Hz,-CH),3.85(s,2H,-CH2Ph),2.99(m,2H,-C
H2)
ニル)-4-クロマノン (15a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 5 g (2
9.6 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、ベンジルブロミド 5
g (29.6 mmol)及び炭酸カリウム 12.2 g (88.8 mmol)
を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去して残渣を酢
酸エチルに溶解し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し
て減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=20:1)に
付して精製し510 mg (6.65%) の結晶を得た。 TLC:Rf=0.4 (塩化メチレン:メタノ−ル=10:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.32-7.04(m,5H,ar
om-H),5.82(s,1H,arom-H),3.89(s,2H,-CH2Ph),2.63(s,3
H,-CH3) (15b) 3- ベンジル-2,4,6- トリヒドロキシアセトフェ
ノン 510 mg (1.97 mmol) をTHF 70 ml に溶解し、氷冷
下にメトキシメチルクロライド 795 mg (9.85 mmol) 及
びジイソプロピルエチルアミン 1.53 g (11.8 mmol) を
加えて室温で8時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチ
ルを加えて有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)に付して精製し、240 mg (3
4.8%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.7 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.30-6.9
9(m,5H,arom-H),6.39(s,1H,arom-H),5.25(s,2H,-OCH2),
5.20(s,2H,-OCH2),3.96(s,2H,CH2Ph), 3.50(s,3H,-OC
H3),3.35(s,3H,-OCH3),2.65(s,3H,-CH3) (15c) ジモム保護 3- ベンジル-2,4,6- トリヒドロキシ
アセトフェノン 240g (0.69 mmol) をDMF 20 ml に溶解
し、氷冷下に水素化ナトリウム 67 mg (13.8 mmol)を加
えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 115 mg (0.69
mmol) を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去して
酢酸エチルを加え、有機層を水洗した。飽和食塩水で洗
浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付して精製し、14
0 mg(40.7%)の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン: 酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.0Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.0Hz,-CH=C),7.75-
7.04(m,9H,arom-H),6.40(s,1H,arom-H),5.27(s,2H-OC
H2),5.22(s,2H,-OCH2),5.21(s,2H,-OCH2),3.99(bs,2H,-
CH2),3.52(s,3H,-CH3),3.48(s,3H,-CH3),3.36(s,3H,-CH
3) (15d) カルコン体 140 mg (0.28 mmol) をメタノール 1
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 10 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)に付して精
製し、所望の化合物 10 mg (9.8%) を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 218-
219 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.2(s,1H,-OH),7.
29-6.91(m,9H,arom-H),6.08(s,1H,arom-H),5.41(dd,1H,
J=3.0,12.5Hz,-CH),3.85(s,2H,-CH2Ph),2.99(m,2H,-C
H2)
【0125】
【実施例16】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-8-(3- フ
ェニルプロピル)-4-クロマノン (16a) ジモム保護 3- シンナミル-2,4,6- トリヒドロキ
シアセトフェノン 340 mg (1 mmol)をエタノール 80 ml
に溶解し、10% Pd-C 200 mg を加え室温で水素気流下に
接触水素添加を行った。3時間後、反応液をセライト濾
過した濾液から溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1) に付
して精製し mg の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.8(s,1H,-OH),7.
27-7.11(m,5H,arom-H),6.37(s,1H,arom-H),5.23(s,2H,-
OCH2),5.19(s,2H,-OCH2),3.50(s,3H,-OCH3),3.44(s,3H,
-OCH3),2.69-2.65(m,4H,-CH2,-CH2),1.83(m,2H,-CH2) (16b) ジモム保護 3- フェニルプロピル-2,4,6- トリヒ
ドロキシアセトフェノン340 mg (0.91 mmol) をDMF 20
ml に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 83 mg(1.82 m
mol)を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベ
ンズアルデヒド151 mg (0.91 mmol) を加えて室温で3
時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機
層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=5:1) に付して精製し、320 mg(71.3%)の無色油状
物を得た。 TLC:Rf=0.6 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.1Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.1Hz,-CH=C),7.56-
7.04(m,9H,arom-H),6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH
2),5.21(s,2H,2H,-OCH2,-OCH2),3.52(s,3H,-OCH3),3.48
(s,3H,-OCH3),3.46(s,3H,-OCH3),2.69(m,2H,2H,-CH2,-C
H2),1.85(m,2H,-CH2) (16c) カルコン体 320 mg (0.85 mmol) をメタノール 5
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 14 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精
製し、所望の化合物 80 mg (24%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 161
-162℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.0(s,1H,-OH),7.
26-6.85(m,9H,arom-H),5.98(s,1H,arom-H),5.38(dd,1H,
J=2.6,12.5Hz,-CH),2.88(ddd,2H,J=2.6,12.5,17.1Hz,-C
H2),2.64-2.56(m,2H,2H,-CH2,-CH2),1.88-1.78(m,2H,-C
H2)
ェニルプロピル)-4-クロマノン (16a) ジモム保護 3- シンナミル-2,4,6- トリヒドロキ
シアセトフェノン 340 mg (1 mmol)をエタノール 80 ml
に溶解し、10% Pd-C 200 mg を加え室温で水素気流下に
接触水素添加を行った。3時間後、反応液をセライト濾
過した濾液から溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1) に付
して精製し mg の油状物を得た。 TLC:Rf=0.5(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.8(s,1H,-OH),7.
27-7.11(m,5H,arom-H),6.37(s,1H,arom-H),5.23(s,2H,-
OCH2),5.19(s,2H,-OCH2),3.50(s,3H,-OCH3),3.44(s,3H,
-OCH3),2.69-2.65(m,4H,-CH2,-CH2),1.83(m,2H,-CH2) (16b) ジモム保護 3- フェニルプロピル-2,4,6- トリヒ
ドロキシアセトフェノン340 mg (0.91 mmol) をDMF 20
ml に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 83 mg(1.82 m
mol)を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベ
ンズアルデヒド151 mg (0.91 mmol) を加えて室温で3
時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機
層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=5:1) に付して精製し、320 mg(71.3%)の無色油状
物を得た。 TLC:Rf=0.6 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.1Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.1Hz,-CH=C),7.56-
7.04(m,9H,arom-H),6.38(s,1H,arom-H),5.26(s,2H,-OCH
2),5.21(s,2H,2H,-OCH2,-OCH2),3.52(s,3H,-OCH3),3.48
(s,3H,-OCH3),3.46(s,3H,-OCH3),2.69(m,2H,2H,-CH2,-C
H2),1.85(m,2H,-CH2) (16c) カルコン体 320 mg (0.85 mmol) をメタノール 5
0 mlに溶解し、1N-NaOHを数滴加えて室温で6時間攪拌
した後、2N-HCl 14 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶
媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精
製し、所望の化合物 80 mg (24%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 161
-162℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.0(s,1H,-OH),7.
26-6.85(m,9H,arom-H),5.98(s,1H,arom-H),5.38(dd,1H,
J=2.6,12.5Hz,-CH),2.88(ddd,2H,J=2.6,12.5,17.1Hz,-C
H2),2.64-2.56(m,2H,2H,-CH2,-CH2),1.88-1.78(m,2H,-C
H2)
【0126】
【実施例17】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-8-(2- メ
チルベンジル)-4-クロマノン (17a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 6 g (3
2.2 mmol)をTHF 400 mlに溶解し、2-メチルベンジルブ
ロミド 6 g (32.3 mmol)及び炭酸カリウム 13.4 g(96.9
mmol) を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去し、
残渣 820 mg にTHF200 mlを加えて溶解し、氷冷下にメ
トキシメチルクロライド 1.21 g (15 mmol)及びジイソ
プロピルエチルアミン 1.94 g (15 mmol) を加えて室温
で8時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、
有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=5:1) に付して精製し、410 mg (3.53%)の油状
物を得た。 TLC:Rf=0.4 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.89(s,1H,-OH),
7.24 -6.89(m,4H,arom-H),6.43(s,1H,arom-H),5.28(s,2
H,-OCH2),5.15(s,2H,-OCH2),3.90(s,2H,-CH2Ph),3.53
(s,3H,-OCH3),3.28(s,3H,-OCH3),2.97(s,3H,-CH3),2.43
(s,3H,-CH3) (17b) ジモム保護 3-(2-メチルベンジル)-2,4,6-トリヒ
ドロキシアセトフェノン410 mg (1.13 mmol) をDMF 20
ml に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 100 mg (2.2
mmol)を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシ
ベンズアルデヒド190 mg (1.13 mmol) を加えて室温で
3時間攪拌した。溶媒を留去しえ酢酸エチルを加え、有
機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=4:1) に付して精製し、430 mg(74%)の油状物を
得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.85(d,1
H,J=15.1Hz,-CH=C),7.76(d,1H,J=15.1Hz,-CH=C),7.56-
6.89(m,8H,arom-H),6.43(s,1H,-CH),5.30(s,2H,-OCH2),
5.20(s,2H,-OCH2),5.16(s,2H,-OCH2),3.93(s,2H,-CH2P
h),3.54(s,2H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.28(s,3H,-OC
H3),2.44(s,3H,-CH3) (17c) カルコン体 430 mg (0.8 mmol)をメタノール 50
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌し
た後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和
食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し、
所望の化合物 50 mg (15.7%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 198 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1H,-OH),7.
11-6.77(m,8H,arom-H),6.02(s,1H,arom-H),5.26(dd,1H,
J=3.3,12.5Hz,-CH),3.83(s,2H,-CH2Ph),2.98(ddd,2H,J=
3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),2.29(s,3H,-CH3)
チルベンジル)-4-クロマノン (17a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 6 g (3
2.2 mmol)をTHF 400 mlに溶解し、2-メチルベンジルブ
ロミド 6 g (32.3 mmol)及び炭酸カリウム 13.4 g(96.9
mmol) を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去し、
残渣 820 mg にTHF200 mlを加えて溶解し、氷冷下にメ
トキシメチルクロライド 1.21 g (15 mmol)及びジイソ
プロピルエチルアミン 1.94 g (15 mmol) を加えて室温
で8時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、
有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=5:1) に付して精製し、410 mg (3.53%)の油状
物を得た。 TLC:Rf=0.4 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.89(s,1H,-OH),
7.24 -6.89(m,4H,arom-H),6.43(s,1H,arom-H),5.28(s,2
H,-OCH2),5.15(s,2H,-OCH2),3.90(s,2H,-CH2Ph),3.53
(s,3H,-OCH3),3.28(s,3H,-OCH3),2.97(s,3H,-CH3),2.43
(s,3H,-CH3) (17b) ジモム保護 3-(2-メチルベンジル)-2,4,6-トリヒ
ドロキシアセトフェノン410 mg (1.13 mmol) をDMF 20
ml に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 100 mg (2.2
mmol)を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシ
ベンズアルデヒド190 mg (1.13 mmol) を加えて室温で
3時間攪拌した。溶媒を留去しえ酢酸エチルを加え、有
機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=4:1) に付して精製し、430 mg(74%)の油状物を
得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.9(s,1H,-OH),7.85(d,1
H,J=15.1Hz,-CH=C),7.76(d,1H,J=15.1Hz,-CH=C),7.56-
6.89(m,8H,arom-H),6.43(s,1H,-CH),5.30(s,2H,-OCH2),
5.20(s,2H,-OCH2),5.16(s,2H,-OCH2),3.93(s,2H,-CH2P
h),3.54(s,2H,-OCH3),3.48(s,3H,-OCH3),3.28(s,3H,-OC
H3),2.44(s,3H,-CH3) (17c) カルコン体 430 mg (0.8 mmol)をメタノール 50
mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪拌し
た後、2N-HCl 20 mlを加えて6時間加熱攪拌した。溶媒
を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び飽和
食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製し、
所望の化合物 50 mg (15.7%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 198 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1H,-OH),7.
11-6.77(m,8H,arom-H),6.02(s,1H,arom-H),5.26(dd,1H,
J=3.3,12.5Hz,-CH),3.83(s,2H,-CH2Ph),2.98(ddd,2H,J=
3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),2.29(s,3H,-CH3)
【0127】
【実施例18】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-8-(3- メ
チルベンジル)-4-クロマノン (18a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 6 g (3
2.4 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、3-メチルベンジルブ
ロミド 6 g (32.3 mmol)及び炭酸カリウム 13.4 g(96.9
mmol) を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去した
残渣 1.25 g にTHF200 mlを加えて溶解し、氷冷下にメ
トキシメチルクロライド 1.85 g (22.9 mmol) 及びジイ
ソプロピルエチルアミン 3 g (22.9 mmol)を加えて室温
で8時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、
有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=6:1) に付して精製し、660 mg (5.68%)の油状
物を得た。 TLC:Rf=0.4 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1 )1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.89(s,1H,-OH),
7.19 -6.84(m,4H,arom-H),6.43(s,1H,arom-H),5.27(s,2
H,-OCH2),5.13(s,2H,-OCH2),3.91(s,2H,-CH2Ph),3.53
(s,3H,-OCH3),3.28(s,3H,-OCH3),2.98(s,3H,-CH3),2.38
(s,3H,-CH3) (18b) ジモム保護 3-(3-メチルベンジル)-2,4,6-トリヒ
ドロキシアセトフェノン330 mg (0.9 mmol)をDMF 20 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム80 mg (1.8 mmo
l)を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベン
ズアルデヒド 152mg (0.9 mmol)を加えて室温で3時間
攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を
水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=4:1) に付して精製し、270 mg(57.7%)の油状物を得
た。
チルベンジル)-4-クロマノン (18a) 2,4,6- トリヒドロキシアセトフェノン 6 g (3
2.4 mmol)をTHF 300 mlに溶解し、3-メチルベンジルブ
ロミド 6 g (32.3 mmol)及び炭酸カリウム 13.4 g(96.9
mmol) を加えて20時間加熱還流した。溶媒を留去した
残渣 1.25 g にTHF200 mlを加えて溶解し、氷冷下にメ
トキシメチルクロライド 1.85 g (22.9 mmol) 及びジイ
ソプロピルエチルアミン 3 g (22.9 mmol)を加えて室温
で8時間攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、
有機層を水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=6:1) に付して精製し、660 mg (5.68%)の油状
物を得た。 TLC:Rf=0.4 (ヘキサン:酢酸エチル=3:1 )1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.89(s,1H,-OH),
7.19 -6.84(m,4H,arom-H),6.43(s,1H,arom-H),5.27(s,2
H,-OCH2),5.13(s,2H,-OCH2),3.91(s,2H,-CH2Ph),3.53
(s,3H,-OCH3),3.28(s,3H,-OCH3),2.98(s,3H,-CH3),2.38
(s,3H,-CH3) (18b) ジモム保護 3-(3-メチルベンジル)-2,4,6-トリヒ
ドロキシアセトフェノン330 mg (0.9 mmol)をDMF 20 ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム80 mg (1.8 mmo
l)を加えて30分攪拌した後、モム保護p-ヒドロキシベン
ズアルデヒド 152mg (0.9 mmol)を加えて室温で3時間
攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、有機層を
水洗した。飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=4:1) に付して精製し、270 mg(57.7%)の油状物を得
た。
【0128】TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:13.8(s,1H,-OH),7.83(d,1
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.14-
6.93(m,8H,arom-H),6.40(s,1H,arom-H),5.27(s,2H,-OCH
2),5.23(s,2H,-OCH2),5.21(s,2H,-OCH2),3.96(s,2H,-CH
2),3.52(s,3H,-OCH3),3.49(s,3H,-OCH3),3.39(s,3H,-OC
H3),2.28(s,3H,-CH3) (18c) カルコン体 270 mg (0.52 mmol) をメタノール 2
00 ml に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪
拌した後、2N-HCl 10 mlを加えて6時間加熱攪拌した。
溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び
飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して
精製し、所望の化合物 20 mg(11.3%) を結晶として得
た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 215 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1H,-OH),7.
35-6.83(m,8H,arom-H),5.98(s,1H,arom-H),5.29(dd,1H,
J=3.3,12.5Hz,-CH),3.83(s,2H,-CH2Ph),2.88(ddd,2H,J=
3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),2.21(s,3H,-CH3)
H,J=15.8Hz,-CH=C),7.75(d,1H,J=15.8Hz,-CH=C),7.14-
6.93(m,8H,arom-H),6.40(s,1H,arom-H),5.27(s,2H,-OCH
2),5.23(s,2H,-OCH2),5.21(s,2H,-OCH2),3.96(s,2H,-CH
2),3.52(s,3H,-OCH3),3.49(s,3H,-OCH3),3.39(s,3H,-OC
H3),2.28(s,3H,-CH3) (18c) カルコン体 270 mg (0.52 mmol) をメタノール 2
00 ml に溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪
拌した後、2N-HCl 10 mlを加えて6時間加熱攪拌した。
溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び
飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して
精製し、所望の化合物 20 mg(11.3%) を結晶として得
た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 215 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.1(s,1H,-OH),7.
35-6.83(m,8H,arom-H),5.98(s,1H,arom-H),5.29(dd,1H,
J=3.3,12.5Hz,-CH),3.83(s,2H,-CH2Ph),2.88(ddd,2H,J=
3.3,12.5,17.1Hz,-CH2),2.21(s,3H,-CH3)
【0129】
【実施例19】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3,5- ジメチルフェ
ニル)-8-(3- メチル-2-ブテニル)-4-クロマノン (19a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 300mg (0.9 mmol)をDMF 10 ml に
溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 81 mg (1.9mmol)
を加えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 180 mg
(0.8 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去
してメタノール 20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて
室温で6時間攪拌した後、2N-HCl 15 mlを加え6時間加
熱攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1) に付して精製し、所望の化合物 61 mg (19.2%)を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.58 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 139-
140 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.06(s,2H,arom-
H),6.01(s,1H,arom-H),5.31 -5.26(m,1H,-CH),5.25-5.2
0(m,1H,-CH=C),3.31(d,2H,J=7.2Hz,-CH2),3.11-2.79(m,
2H,-CH2),2.28(s,3H,3H,-CH3,-CH3),1.57(s,3H,-CH3)
ニル)-8-(3- メチル-2-ブテニル)-4-クロマノン (19a) ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロ
キシアセトフェノン 300mg (0.9 mmol)をDMF 10 ml に
溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム 81 mg (1.9mmol)
を加えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 180 mg
(0.8 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去
してメタノール 20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて
室温で6時間攪拌した後、2N-HCl 15 mlを加え6時間加
熱攪拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1) に付して精製し、所望の化合物 61 mg (19.2%)を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.58 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 139-
140 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.06(s,2H,arom-
H),6.01(s,1H,arom-H),5.31 -5.26(m,1H,-CH),5.25-5.2
0(m,1H,-CH=C),3.31(d,2H,J=7.2Hz,-CH2),3.11-2.79(m,
2H,-CH2),2.28(s,3H,3H,-CH3,-CH3),1.57(s,3H,-CH3)
【0130】
【実施例20】2-(3,5- ジ t-ブチル-4- ヒドロキシフェニル)-5,7-ジ
ヒドロキシ-8-(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシア
セトフェノン 300 mg(0.9 mmol)をDMF 10 ml に溶解
し、氷冷下に水素化ナトリウム 81 mg (1.9 mmol) を加
えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 257 mg (0.9 m
mol)を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去してメ
タノール 20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で
6時間攪拌した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪
拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹
水、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に
付して精製し、所望の化合物 52 mg (12.7%)を結晶とし
て得た。 TLC:Rf=0.58 (酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 190-
195 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.26(s,2H,arom-
H),6.01(s,1H,arom-H),5.36-5.30(m,1H,-CH),5.26-5.21
(m,1H,-CH),3.31(m,2H,-CH2),3.15-2.77(m,2H,-CH2),1.
71(s,6H,-CH3,-CH3),1.46(s,18H,t-Bu)
ヒドロキシ-8-(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン ジモム保護 3- イソプレニル-2,4,6- トリヒドロキシア
セトフェノン 300 mg(0.9 mmol)をDMF 10 ml に溶解
し、氷冷下に水素化ナトリウム 81 mg (1.9 mmol) を加
えて30分攪拌した後、ベンズアルデヒド 257 mg (0.9 m
mol)を加えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去してメ
タノール 20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で
6時間攪拌した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪
拌した。溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹
水、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に
付して精製し、所望の化合物 52 mg (12.7%)を結晶とし
て得た。 TLC:Rf=0.58 (酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 190-
195 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.26(s,2H,arom-
H),6.01(s,1H,arom-H),5.36-5.30(m,1H,-CH),5.26-5.21
(m,1H,-CH),3.31(m,2H,-CH2),3.15-2.77(m,2H,-CH2),1.
71(s,6H,-CH3,-CH3),1.46(s,18H,t-Bu)
【0131】
【実施例21】7-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3,5- ジメチルフェニ
ル)- 8-(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン モム保護 3- イソプレニル-2,4- ジヒドロキシアセトフ
ェノン 300 mg (1.1 mmol)をDMF 10 ml に溶解し、氷冷
下に水素化ナトリウム 100 mg (2.2 mmol)を加えて30分
攪拌した後、ベンズアルデヒド 220 mg (1.1 mmol)を加
えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去してメタノール
20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪
拌した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。
溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び
飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製
し、所望の化合物 68.4 mg(17%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.25 (酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 174-
175 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.76(d,1H,J=8.6H
z,arom-H),7.08(s,2H,arom-H),6.53(d,1H,J=8.6Hz,arom
-H),5.35 -5.34(m,1H,-CH),5.30-5.29(m,1H,-CH=C),3.4
2(d,2H,J=6.83Hz,-CH2),3.06-2.74(m,2H,-CH2),2.29(s,
3H,3H,-CH3,-CH3),1.76(s,3H,3H,-CH3,-CH3)
ル)- 8-(3-メチル-2- ブテニル)-4-クロマノン モム保護 3- イソプレニル-2,4- ジヒドロキシアセトフ
ェノン 300 mg (1.1 mmol)をDMF 10 ml に溶解し、氷冷
下に水素化ナトリウム 100 mg (2.2 mmol)を加えて30分
攪拌した後、ベンズアルデヒド 220 mg (1.1 mmol)を加
えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去してメタノール
20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪
拌した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。
溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び
飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製
し、所望の化合物 68.4 mg(17%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.25 (酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 174-
175 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.76(d,1H,J=8.6H
z,arom-H),7.08(s,2H,arom-H),6.53(d,1H,J=8.6Hz,arom
-H),5.35 -5.34(m,1H,-CH),5.30-5.29(m,1H,-CH=C),3.4
2(d,2H,J=6.83Hz,-CH2),3.06-2.74(m,2H,-CH2),2.29(s,
3H,3H,-CH3,-CH3),1.76(s,3H,3H,-CH3,-CH3)
【0132】
【実施例22】2-(3,5- ジ t-ブチル-4- ヒドロキシフェニル)-7-ヒド
ロキシ-8-(3-メチル-2-ブテニル)-4-クロマノン モム保護 3- イソプレニル-2,4- ジヒドロキシアセトフ
ェノン 300 mg (1.1 mmol)をDMF 10 ml に溶解し、氷冷
下に水素化ナトリウム 100 mg (2.2 mmol)を加えて30分
攪拌した後、ベンズアルデヒド 315 mg (1.1 mmol)を加
えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去してメタノール
20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪
拌した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。
溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び
飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製
し、所望の化合物 89.7 mg(18%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.58 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 180-
184 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.70−7.6
7(m,2H,arom−H),6.54−6.51
(m,2H,arom−H),5.37(dd,1H,
J=2.9,13.2Hz,−CH),5.28(m,
1H,−CH),3.37(m,2H,−CH2),
3.09−2.77(m,2H,−CH2),1.66
(s,3H,3H,−CH3,−CH3),1.46
(s,18H,t−Bu)
ロキシ-8-(3-メチル-2-ブテニル)-4-クロマノン モム保護 3- イソプレニル-2,4- ジヒドロキシアセトフ
ェノン 300 mg (1.1 mmol)をDMF 10 ml に溶解し、氷冷
下に水素化ナトリウム 100 mg (2.2 mmol)を加えて30分
攪拌した後、ベンズアルデヒド 315 mg (1.1 mmol)を加
えて室温で3時間攪拌した。溶媒を留去してメタノール
20 mlに溶解し、1N-NaOH を数滴加えて室温で6時間攪
拌した後、2N-HCl 15 mlを加えて6時間加熱攪拌した。
溶媒を留去して酢酸エチルを加え、飽和重曹水、水及び
飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧
下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して精製
し、所望の化合物 89.7 mg(18%)を結晶として得た。 TLC:Rf=0.58 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 180-
184 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:7.70−7.6
7(m,2H,arom−H),6.54−6.51
(m,2H,arom−H),5.37(dd,1H,
J=2.9,13.2Hz,−CH),5.28(m,
1H,−CH),3.37(m,2H,−CH2),
3.09−2.77(m,2H,−CH2),1.66
(s,3H,3H,−CH3,−CH3),1.46
(s,18H,t−Bu)
【0133】
【実施例23】7−ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-8- (3-メチ
ル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 136 mg (0.42mmol)をピリジン 10 mlに溶
解し、室温でヨウ素 107 mg (0.42 mmol) を加えた後、
90℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1) に付して精製し、所望の化合物 66 mg (49%)を結
晶として得た。 TLC:Rf=0.10 (酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 152-
153 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.90-6.23(m,6H,a
rom-H),6.66(s,1H,-CH ),5.31(m,1H,-CH),3.67(d,2H,-C
H2),1.84(s,3H,-CH3),1.70(s,3H,-CH3)
ル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 136 mg (0.42mmol)をピリジン 10 mlに溶
解し、室温でヨウ素 107 mg (0.42 mmol) を加えた後、
90℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1) に付して精製し、所望の化合物 66 mg (49%)を結
晶として得た。 TLC:Rf=0.10 (酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 152-
153 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.90-6.23(m,6H,a
rom-H),6.66(s,1H,-CH ),5.31(m,1H,-CH),3.67(d,2H,-C
H2),1.84(s,3H,-CH3),1.70(s,3H,-CH3)
【0134】
【実施例24】5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3- メチルフェニ
ル)-8- (3-メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 48.8 mg (0.14mmol) をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素35 mg (0.14mmol) を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1) に付して精製し、所望の化合物 11.6 mg (24%)を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.31 (酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 145-
153 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.69−6.
87(m,3H,arom−H),6.53(s,1
H,arom−H),6.30(s,1H,−CH),
5.28(dd,1H,−CH),3.54(d,2
H,J=7.75Hz,−CH2),2.30(s,3
H,−CH3),1.84(s,3H,−CH3),
1.70(s,3H,−CH3)
ル)-8- (3-メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 48.8 mg (0.14mmol) をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素35 mg (0.14mmol) を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1) に付して精製し、所望の化合物 11.6 mg (24%)を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.31 (酢酸エチル:ヘキサン=1:1), m.p. 145-
153 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.69−6.
87(m,3H,arom−H),6.53(s,1
H,arom−H),6.30(s,1H,−CH),
5.28(dd,1H,−CH),3.54(d,2
H,J=7.75Hz,−CH2),2.30(s,3
H,−CH3),1.84(s,3H,−CH3),
1.70(s,3H,−CH3)
【0135】
【実施例25】2−(4− ブロモフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-(3-
メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 27 mg (0.07mmol) をピリジン 10 mlに溶
解し、室温でヨウ素 17 mg (0.07 mmol)を加えた後、90
℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重曹
水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:
1) に付して精製し、所望の化合物 5 mg (19%) を結晶
として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 220-
224 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.76-7.65(m,4H,a
rom-H),6.66(s,1H,-CH),6.34(s,1H,arom-H),5.29(m,1H-
U),3.59(d,2H,J=7.04Hz,-CH2),1.86(s,3H,-CH3),1.77
(s,3H,-CH3)
メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 27 mg (0.07mmol) をピリジン 10 mlに溶
解し、室温でヨウ素 17 mg (0.07 mmol)を加えた後、90
℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重曹
水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=4:
1) に付して精製し、所望の化合物 5 mg (19%) を結晶
として得た。 TLC:Rf=0.35 (酢酸エチル:ヘキサン=3:1), m.p. 220-
224 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.76-7.65(m,4H,a
rom-H),6.66(s,1H,-CH),6.34(s,1H,arom-H),5.29(m,1H-
U),3.59(d,2H,J=7.04Hz,-CH2),1.86(s,3H,-CH3),1.77
(s,3H,-CH3)
【0136】
【実施例26】2-(4- クロロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-(3-メチル
-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 45.8 mg (0.13 mmol)をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素32 mg (0.13 mmol)を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1) に付して精製し、所望の化合物 8.3 mg (18%) を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.34 (酢酸エチル:ヘキサン=4:1), m.p. 198-
202 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.88−7.
50(m,4H,arom−H),6.64(s,1
H,−CH),6.32(s,1H,arom−H),
5.25−5.19(m,1H,−CH),3.55
(d,2H,−CH2),1.82(s,3H,−CH
3),1.70(s,3H,−CH3)
-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 45.8 mg (0.13 mmol)をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素32 mg (0.13 mmol)を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1) に付して精製し、所望の化合物 8.3 mg (18%) を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.34 (酢酸エチル:ヘキサン=4:1), m.p. 198-
202 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.88−7.
50(m,4H,arom−H),6.64(s,1
H,−CH),6.32(s,1H,arom−H),
5.25−5.19(m,1H,−CH),3.55
(d,2H,−CH2),1.82(s,3H,−CH
3),1.70(s,3H,−CH3)
【0137】
【実施例27】5,7−ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3- メトキシフ
ェニル)-8- (3-メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 132.8 mg (0.36 mmol) をピリジン 15 ml
に溶解し、室温でヨウ素 91 mg (0.36 mmol)を加えた
後、90℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽
和重曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネ
シウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン=2:1) に付して精製し、所望の化合物 49.7 mg (38%)
を結晶として得た。 TLC:Rf=0.26 (酢酸エチル:ヘキサン=3:2), m.p. 200-
210 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.46-7.00(m,3H,a
rom-H),6.55(s,1H,-CH),6.30(s,1H,arom-H),5.31(m,1H,
-CH),3.97(s,3H,-OCH3),3.54(m,2H,-CH2),1.81(s,3H,-C
H3),1.69(s,3H,-CH3)
ェニル)-8- (3-メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 132.8 mg (0.36 mmol) をピリジン 15 ml
に溶解し、室温でヨウ素 91 mg (0.36 mmol)を加えた
後、90℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽
和重曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネ
シウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン=2:1) に付して精製し、所望の化合物 49.7 mg (38%)
を結晶として得た。 TLC:Rf=0.26 (酢酸エチル:ヘキサン=3:2), m.p. 200-
210 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.46-7.00(m,3H,a
rom-H),6.55(s,1H,-CH),6.30(s,1H,arom-H),5.31(m,1H,
-CH),3.97(s,3H,-OCH3),3.54(m,2H,-CH2),1.81(s,3H,-C
H3),1.69(s,3H,-CH3)
【0138】
【実施例28】5,7-ジヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシ-4- メトキシフェニ
ル)-8- (3-メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 74.6 mg (0.2 mmol) をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素51 mg (0.2 mmol) を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1) に付して精製し、所望の化合物 26.1 mg (35%)を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.25 (酢酸エチル:ヘキサン=3:2), m.p. 190-
198 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.47−6.
96(m,3H,arom−H),6.54(s,1
H,−CH),6.30(s,1H,arom−H),
5.27(m,1H,−CH),3.54(m,2H,
−CH2),1.83(s,3H,−CH3),1.7
0(s,3H,−CH3)
ル)-8- (3-メチル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 74.6 mg (0.2 mmol) をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素51 mg (0.2 mmol) を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1) に付して精製し、所望の化合物 26.1 mg (35%)を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.25 (酢酸エチル:ヘキサン=3:2), m.p. 190-
198 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.47−6.
96(m,3H,arom−H),6.54(s,1
H,−CH),6.30(s,1H,arom−H),
5.27(m,1H,−CH),3.54(m,2H,
−CH2),1.83(s,3H,−CH3),1.7
0(s,3H,−CH3)
【0139】
【実施例29】5,7−ジヒドロキシ-2-(4-メチルフェニル)-8- (3-メ
チル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 48.9 mg (0.14 mmol)をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素37 mg (0.14 mmol)を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
3:1) に付して精製し、所望の化合物 8.3 mg (17%) を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.47 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 220-
222 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.83-7.32(m,4H,a
rom-H),6.63(s,1H,-CH,),6.30(s,1H,arom-H),5.28(m,1
H,-CH),3.55(d,2H,J=6.69Hz,-CH2),2.45(s,3H,-CH3)
チル-2- ブテニル)-4(4H)-クロメノン フラバノン体 48.9 mg (0.14 mmol)をピリジン 10 mlに
溶解し、室温でヨウ素37 mg (0.14 mmol)を加えた後、9
0℃で5時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重
曹水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
3:1) に付して精製し、所望の化合物 8.3 mg (17%) を
結晶として得た。 TLC:Rf=0.47 (酢酸エチル:ヘキサン=2:1), m.p. 220-
222 ℃1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ :7.83-7.32(m,4H,a
rom-H),6.63(s,1H,-CH,),6.30(s,1H,arom-H),5.28(m,1
H,-CH),3.55(d,2H,J=6.69Hz,-CH2),2.45(s,3H,-CH3)
【0140】
【実施例30】6,8-ジヒドロキシ-3-(4-ヒドロキシフェニル)-5- (3-メ
チル-2- ブテニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ナフタレン-1- オ
ン (30a) 乾燥THF 30 ml に予めヘキサンで洗浄したリチウ
ム分散物 200 mg を懸濁させ、窒素雰囲気下に3,5-ジメ
トキシベンジルクロライド 1 g (5.3 mmol) およびp-メ
トキシケイ皮酸メチルエステル 1 g (5.3mmol)を-20 ℃
で加えて4時間攪拌した。反応液をTHF で希釈し、次い
で飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて有機層を抽出し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ヘキサン=4:1) に付して精製し、所望の化合物
546 mg (27%) を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=4:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:7.06(d,2H,J=8.58Hz,arom
-H),6.80(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.26(m,1H,arom-H),
6.18-6.17(m,2H,arom-H),3.78(s,3H,OCH3),3.70(s,3H,3
H,OCH3,OCH3),3.52(s,3H,OCH3),3.34(m,1H,-CH),2.80
(m,2H,-CH2),2.63(m,2H,-CH2) (30b) エステル体 300 mg (0.87mmol)にポリリン酸 5 g
を加え、窒素気流下に 80 ℃で2時間加熱攪拌した。水
及び酢酸エチルを加えて有機層を抽出し、飽和重曹水、
水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣 260 mg を塩化メ
チレン70 ml に溶解し 1M 三臭化ボロン溶液 5.2 ml を
-78℃で加えて室温で8時間攪拌した。メタノール、酢
酸エチル、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)に付して精製し、所望の化合物 200 mg (87.5%) を
得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.8(s,1H,-OH),7.
11(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.81(d,2H,J=8.58Hz,arom-
H),6.22-6.21(m,2H,arom-H),3.37-3.24(m,2H,-CH),3.01
-2.98(m,2H,-CH2),2.81 -2.71(m,2H,-CH2) (30c) トリフェノール体 200 mg (0.75 mmol) をDMF 20
ml に溶解し、イソプレニルクロリド 78 mg (0.75 mmo
l)および炭酸カリウム 100 mg (0.75 mmol) を加えて80
℃で3時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重曹
水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:
1) に付して精製し、所望の化合物 230 mg (90%) を得
た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.8(s,1H,-OH),7.
12(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.82(d,2H,arom-H),6.30-6.
29(m,2H,arom-H),5.48 -5.42(m,1H,-CH),4.54-4.51(m,2
H,-CH2),3.37-3.25(m,1H,-CH),3.02-2.99(m,2H,-CH2),
2.88-2.71(m,2H,-CH2),1.79(s,3H,-CH3),1.73(s,3H,-CH
3) (30d) モノイソプレニルエーテル 230 mg (0.67 mmol)
を塩化メチレン 10 mlに溶解し、窒素気流下にモンモリ
ロナイトKSF 50 mg を懸濁させて一昼夜攪拌した。反応
液をセライト濾過し、濾液に酢酸エチルを加えて水及び
飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して
精製し、所望の化合物 20 mg (8.6%) を得た。 TLC:Rf=0.4(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.7(s,1H,-OH),7.
12(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.82(d,2H,J=8.58Hz,arom-
H),6.23(s,1H,arom-H),5.05-4.99(m,1H,-CH),3.28-3.25
(m,2H,-CH2),3.23-3.13(m,2H,-CH2),2.98 -2.71(m,m,2
H,1H,-CH2,-CH),1.69(s,3H,-CH3),1.66(s,3H,-CH3) (30e) 3,5-ジメトキシフェニル酢酸 3 g (15.4 mmol)を
ベンゼン 50 mlに懸濁させ、氷冷下にオキザリルクロリ
ド 2 g (16.0 mmol)及びDMF 2滴を加えて3時間攪拌し
た。溶媒を留去した後、アニソール 10 ml及び塩化アル
ミ 2.1 g (15.8 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。
希塩酸及び酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を水及び
飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:1) に付して
精製し、所望の化合物 3.18 g (72.4%) を得た。 TLC:Rf=0.7(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:7.99(d,2H,J=8.6Hz,arom-
H),6.92(d,2H,J=8.6Hz,arom-H),6.43-6.34(m,3H,arom-
H),4.15(s,2H,-CH2),3.85(s,3H,-CH3),3.76(s,3H,3H,-O
CH3,-OCH3) (30f) 予めヘキサンで洗浄したナトリウムヒドリド 14
g (62.5 mmol) を氷冷下でトリエチルフォスフォノアセ
テート 14 g (62.5 mmol) に加えて30分攪拌した後、
(3,5- ジメトキシベンジル)(4'- メトキシフェニル) ケ
トン 3.18 g (11.1mmol) を加えて120 ℃で3時間攪拌
した。反応液に酢酸エチルを加えて水及び飽和食塩水で
洗浄して溶媒を留去した。残渣 3 gをエタノール 100 m
l に溶解して10% Pd-C 500 mgを加え、水素気流下に室
温で3時間接触水素添加した。反応液をセライト濾過し
た後、濾液の溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=6:1) に付し
て精製し、所望の化合物 2.38g (60%) を得た。 TLC:Rf=0.7(酢酸エチル:ヘキサン=5:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:7.02(d,2H,J=8.6Hz,arom-
H),6.79(d,2H,J=8.6Hz,arom-H),6.28-6.26(m,1H,arom-
H),6.20-6.19(m,2H,arom-H),3.99(q,2H,J=7.1Hz,-CH2),
3.76(s,3H,-OCH3),3.71(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.38-3.
32(m,1H,-CH),2.83-2.79(m,2H,-CH2),2.68-2.50(m,2H,-
CH2),1.11(t,3H,J=7.1Hz,-CH3) (30g) (3,5- ジメトキシベンジル) (4'-メトキシフェニ
ル) ケトン 7.47 g (26mmol) をTHF 150 mlに溶解し、
亜鉛−銅合金(約亜鉛 91%及び銅 5%) 3.2 gとブロモ酢
酸エチル 3.5 ml を加えて窒素雰囲気下で6時間環流し
た。反応液に希塩酸及び酢酸エチルを加えて抽出し、有
機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣 7.61 g に
ベンゼン 100 ml 及びp-トルエンスルホンニルクロリド
100 mg (0.524 mmol ) を加えて窒素気流下で3時間環
流させた。反応液に水及び酢酸エチルを加えて抽出し、
有機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣 7.18 g
をエタノール 100 ml に溶解して 10% Pd-C 500 mgを加
えて水素気流下に室温で6時間接触水素添加した。反応
液をセライト濾過した後に溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
=6:1) に付して精製し、所望の化合物 5.66 g(57%)を得
た。この化合物の物理化学的性状は、上記(30f) で得ら
れた化合物と同一であった。
チル-2- ブテニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ナフタレン-1- オ
ン (30a) 乾燥THF 30 ml に予めヘキサンで洗浄したリチウ
ム分散物 200 mg を懸濁させ、窒素雰囲気下に3,5-ジメ
トキシベンジルクロライド 1 g (5.3 mmol) およびp-メ
トキシケイ皮酸メチルエステル 1 g (5.3mmol)を-20 ℃
で加えて4時間攪拌した。反応液をTHF で希釈し、次い
で飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて有機層を抽出し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ヘキサン=4:1) に付して精製し、所望の化合物
546 mg (27%) を得た。 TLC:Rf=0.5 (ヘキサン:酢酸エチル=4:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:7.06(d,2H,J=8.58Hz,arom
-H),6.80(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.26(m,1H,arom-H),
6.18-6.17(m,2H,arom-H),3.78(s,3H,OCH3),3.70(s,3H,3
H,OCH3,OCH3),3.52(s,3H,OCH3),3.34(m,1H,-CH),2.80
(m,2H,-CH2),2.63(m,2H,-CH2) (30b) エステル体 300 mg (0.87mmol)にポリリン酸 5 g
を加え、窒素気流下に 80 ℃で2時間加熱攪拌した。水
及び酢酸エチルを加えて有機層を抽出し、飽和重曹水、
水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣 260 mg を塩化メ
チレン70 ml に溶解し 1M 三臭化ボロン溶液 5.2 ml を
-78℃で加えて室温で8時間攪拌した。メタノール、酢
酸エチル、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)に付して精製し、所望の化合物 200 mg (87.5%) を
得た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.8(s,1H,-OH),7.
11(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.81(d,2H,J=8.58Hz,arom-
H),6.22-6.21(m,2H,arom-H),3.37-3.24(m,2H,-CH),3.01
-2.98(m,2H,-CH2),2.81 -2.71(m,2H,-CH2) (30c) トリフェノール体 200 mg (0.75 mmol) をDMF 20
ml に溶解し、イソプレニルクロリド 78 mg (0.75 mmo
l)および炭酸カリウム 100 mg (0.75 mmol) を加えて80
℃で3時間加熱攪拌した。酢酸エチルを加えて飽和重曹
水、水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:
1) に付して精製し、所望の化合物 230 mg (90%) を得
た。 TLC:Rf=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:12.8(s,1H,-OH),7.
12(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.82(d,2H,arom-H),6.30-6.
29(m,2H,arom-H),5.48 -5.42(m,1H,-CH),4.54-4.51(m,2
H,-CH2),3.37-3.25(m,1H,-CH),3.02-2.99(m,2H,-CH2),
2.88-2.71(m,2H,-CH2),1.79(s,3H,-CH3),1.73(s,3H,-CH
3) (30d) モノイソプレニルエーテル 230 mg (0.67 mmol)
を塩化メチレン 10 mlに溶解し、窒素気流下にモンモリ
ロナイトKSF 50 mg を懸濁させて一昼夜攪拌した。反応
液をセライト濾過し、濾液に酢酸エチルを加えて水及び
飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1) に付して
精製し、所望の化合物 20 mg (8.6%) を得た。 TLC:Rf=0.4(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3+CD3OD) δ:13.7(s,1H,-OH),7.
12(d,2H,J=8.58Hz,arom-H),6.82(d,2H,J=8.58Hz,arom-
H),6.23(s,1H,arom-H),5.05-4.99(m,1H,-CH),3.28-3.25
(m,2H,-CH2),3.23-3.13(m,2H,-CH2),2.98 -2.71(m,m,2
H,1H,-CH2,-CH),1.69(s,3H,-CH3),1.66(s,3H,-CH3) (30e) 3,5-ジメトキシフェニル酢酸 3 g (15.4 mmol)を
ベンゼン 50 mlに懸濁させ、氷冷下にオキザリルクロリ
ド 2 g (16.0 mmol)及びDMF 2滴を加えて3時間攪拌し
た。溶媒を留去した後、アニソール 10 ml及び塩化アル
ミ 2.1 g (15.8 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。
希塩酸及び酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を水及び
飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3:1) に付して
精製し、所望の化合物 3.18 g (72.4%) を得た。 TLC:Rf=0.7(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:7.99(d,2H,J=8.6Hz,arom-
H),6.92(d,2H,J=8.6Hz,arom-H),6.43-6.34(m,3H,arom-
H),4.15(s,2H,-CH2),3.85(s,3H,-CH3),3.76(s,3H,3H,-O
CH3,-OCH3) (30f) 予めヘキサンで洗浄したナトリウムヒドリド 14
g (62.5 mmol) を氷冷下でトリエチルフォスフォノアセ
テート 14 g (62.5 mmol) に加えて30分攪拌した後、
(3,5- ジメトキシベンジル)(4'- メトキシフェニル) ケ
トン 3.18 g (11.1mmol) を加えて120 ℃で3時間攪拌
した。反応液に酢酸エチルを加えて水及び飽和食塩水で
洗浄して溶媒を留去した。残渣 3 gをエタノール 100 m
l に溶解して10% Pd-C 500 mgを加え、水素気流下に室
温で3時間接触水素添加した。反応液をセライト濾過し
た後、濾液の溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=6:1) に付し
て精製し、所望の化合物 2.38g (60%) を得た。 TLC:Rf=0.7(酢酸エチル:ヘキサン=5:1)1 H-NMR (270MHz, CDCl3) δ:7.02(d,2H,J=8.6Hz,arom-
H),6.79(d,2H,J=8.6Hz,arom-H),6.28-6.26(m,1H,arom-
H),6.20-6.19(m,2H,arom-H),3.99(q,2H,J=7.1Hz,-CH2),
3.76(s,3H,-OCH3),3.71(s,3H,3H,-OCH3,-OCH3),3.38-3.
32(m,1H,-CH),2.83-2.79(m,2H,-CH2),2.68-2.50(m,2H,-
CH2),1.11(t,3H,J=7.1Hz,-CH3) (30g) (3,5- ジメトキシベンジル) (4'-メトキシフェニ
ル) ケトン 7.47 g (26mmol) をTHF 150 mlに溶解し、
亜鉛−銅合金(約亜鉛 91%及び銅 5%) 3.2 gとブロモ酢
酸エチル 3.5 ml を加えて窒素雰囲気下で6時間環流し
た。反応液に希塩酸及び酢酸エチルを加えて抽出し、有
機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣 7.61 g に
ベンゼン 100 ml 及びp-トルエンスルホンニルクロリド
100 mg (0.524 mmol ) を加えて窒素気流下で3時間環
流させた。反応液に水及び酢酸エチルを加えて抽出し、
有機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残渣 7.18 g
をエタノール 100 ml に溶解して 10% Pd-C 500 mgを加
えて水素気流下に室温で6時間接触水素添加した。反応
液をセライト濾過した後に溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
=6:1) に付して精製し、所望の化合物 5.66 g(57%)を得
た。この化合物の物理化学的性状は、上記(30f) で得ら
れた化合物と同一であった。
【0141】
【発明の効果】本発明の化合物はエストロゲンリセプタ
ーに特異的に結合するので、エストロゲン作用剤などの
医薬として有用である。
ーに特異的に結合するので、エストロゲン作用剤などの
医薬として有用である。
【0142】
【0143】
【試験例1】エストロゲンレセプターへの親和性 エストロゲンレセプターへの親和性は、Thibodeau,S.N.
らの方法(Clin. Chem., 27, 678-691 (1981) )を一部
改変し、用いることにより測定した。即ち、ウシ子宮を
摩砕し、100,000Gで、1時間超遠心して得られる細胞可
溶画分中のエストロゲンリセプター(エストロゲン結合
蛋白質)を用いて試験を行なった。最終濃度が、1nM
となるように希釈した〔3 H〕エストラジオール(13
6Ci/mmol)溶液10μl 、検体溶液(若しくは溶媒
のみ)10μl 、前記細胞可溶画分200μl を含む反
応液を混和した後に、4℃の状態で一晩保存した。反応
液中の遊離の〔3 H〕エストラジオールをデキストラン
(Dextran T70、ファルマシア社製)被覆活性炭(C
4386、シグマ社製)で吸着除去した後、エストロゲ
ンリセプターに結合した〔3 H〕エストラジオール量
を、液体シンチレーションカウンターで測定することに
より、エストロゲンリセプターに結合した〔3 H〕エス
トラジオール量を求めた。非特異的結合測定のために
は、検体溶液の代わりに、〔3 H〕エストラジオールの
500倍過剰のエストラジオールを添加し、同様の処理
をした。検体のエストロゲンレセプターへの親和性は、
〔3 H〕エストラジオールのエストロゲンリセプターに
対する結合の阻害率として、次式で求めた。 結合阻害率=100−(a/b×100) a:検体添加のdpm−非特異的結合のdpm b:検体非添加のdpm−非特異的結合のdpm なお、エストラジオール拮抗作用を示す対照化合物とし
て、ゲニステインを用いた。
らの方法(Clin. Chem., 27, 678-691 (1981) )を一部
改変し、用いることにより測定した。即ち、ウシ子宮を
摩砕し、100,000Gで、1時間超遠心して得られる細胞可
溶画分中のエストロゲンリセプター(エストロゲン結合
蛋白質)を用いて試験を行なった。最終濃度が、1nM
となるように希釈した〔3 H〕エストラジオール(13
6Ci/mmol)溶液10μl 、検体溶液(若しくは溶媒
のみ)10μl 、前記細胞可溶画分200μl を含む反
応液を混和した後に、4℃の状態で一晩保存した。反応
液中の遊離の〔3 H〕エストラジオールをデキストラン
(Dextran T70、ファルマシア社製)被覆活性炭(C
4386、シグマ社製)で吸着除去した後、エストロゲ
ンリセプターに結合した〔3 H〕エストラジオール量
を、液体シンチレーションカウンターで測定することに
より、エストロゲンリセプターに結合した〔3 H〕エス
トラジオール量を求めた。非特異的結合測定のために
は、検体溶液の代わりに、〔3 H〕エストラジオールの
500倍過剰のエストラジオールを添加し、同様の処理
をした。検体のエストロゲンレセプターへの親和性は、
〔3 H〕エストラジオールのエストロゲンリセプターに
対する結合の阻害率として、次式で求めた。 結合阻害率=100−(a/b×100) a:検体添加のdpm−非特異的結合のdpm b:検体非添加のdpm−非特異的結合のdpm なお、エストラジオール拮抗作用を示す対照化合物とし
て、ゲニステインを用いた。
【0144】
【化11】
【0145】
【試験例2】エストロゲン活性:培養細胞に対する効果 エストロゲンにより増殖が促進されるヒト乳癌由来細胞
T47D(Reddel, R.R. & Sutherland, R. L., Eur.
J. Clin. Oncol., 20, 1419-1424 (1984))を用いて、
本発明化合物のエストロゲン様活性を試験した。即ち、
T47D細胞3000個を、96穴のマイクロテストプ
レートの各穴に播種し、細胞が接着した後に、200I
U/Iのインスリン及び内在性のエストロゲンを活性炭
で除去したウシ胎児血清を10%含むRPMI1640
培地に代えた。ここに、検体溶液(又は溶媒のみ)を加
え、37℃で4日間培養した。
T47D(Reddel, R.R. & Sutherland, R. L., Eur.
J. Clin. Oncol., 20, 1419-1424 (1984))を用いて、
本発明化合物のエストロゲン様活性を試験した。即ち、
T47D細胞3000個を、96穴のマイクロテストプ
レートの各穴に播種し、細胞が接着した後に、200I
U/Iのインスリン及び内在性のエストロゲンを活性炭
で除去したウシ胎児血清を10%含むRPMI1640
培地に代えた。ここに、検体溶液(又は溶媒のみ)を加
え、37℃で4日間培養した。
【0146】また、エストラジオール細胞増殖効果に、
本発明の化合物が拮抗するか否かを確認するために、
0.1nMエストラジオール溶液と検体溶液(又は0.
1nMエストラジオール溶液のみ)を同時に加えた実験
も行った。培養後、T47D細胞の増殖の度合いを、Ca
rmichael, J.らの方法(Cancer Res., 47, 936-942 (19
87) )に従い、MTT〔(3-(4,5-dimethyl-2-thiazoly
l)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide)〕を用い
て、波長550nmにおける吸光度を指標として検出し
た。増殖促進率は以下の式により求めた。 増殖促進率=a/b×100 a:検体添加時の吸光度 b:検体非添加時の吸光度 各検体の種々の濃度での増殖促進率をプロットして、各
検体の最大効果のエストラジオールの最大効果に対する
割合(Emax )、Emax の1/2の効果を与える濃度
(EC50)及び0.1nMエストラジオールの作用に5
0%拮抗する濃度(IC50(T47D))を求めた。な
お、対照化合物として、ゲニステインを用いた。
本発明の化合物が拮抗するか否かを確認するために、
0.1nMエストラジオール溶液と検体溶液(又は0.
1nMエストラジオール溶液のみ)を同時に加えた実験
も行った。培養後、T47D細胞の増殖の度合いを、Ca
rmichael, J.らの方法(Cancer Res., 47, 936-942 (19
87) )に従い、MTT〔(3-(4,5-dimethyl-2-thiazoly
l)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide)〕を用い
て、波長550nmにおける吸光度を指標として検出し
た。増殖促進率は以下の式により求めた。 増殖促進率=a/b×100 a:検体添加時の吸光度 b:検体非添加時の吸光度 各検体の種々の濃度での増殖促進率をプロットして、各
検体の最大効果のエストラジオールの最大効果に対する
割合(Emax )、Emax の1/2の効果を与える濃度
(EC50)及び0.1nMエストラジオールの作用に5
0%拮抗する濃度(IC50(T47D))を求めた。な
お、対照化合物として、ゲニステインを用いた。
【0147】本発明の化合物は、細胞増殖促進効果を有
するが(EC50の結果から)、ゲニステインのようなフ
ルアゴニストではなく、パーシャルアゴニストであり
(Emax の結果から)、ゲニステインにはない、エスト
ロゲンアンタゴニスト活性を有する(IC50の結果か
ら)ことから、子宮癌や乳癌の増殖をもたらさない、骨
粗鬆症の予防剤又は治療剤となる。
するが(EC50の結果から)、ゲニステインのようなフ
ルアゴニストではなく、パーシャルアゴニストであり
(Emax の結果から)、ゲニステインにはない、エスト
ロゲンアンタゴニスト活性を有する(IC50の結果か
ら)ことから、子宮癌や乳癌の増殖をもたらさない、骨
粗鬆症の予防剤又は治療剤となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/35 AEK A61K 31/35 AEK C07D 311/30 C07D 311/30 311/32 311/32 (72)発明者 岩野 雄次 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 飯島 康輝 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 瀧 基彦 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 北岡 政弘 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 下記の式: 【化1】 [式中、 R1 は、水酸基又は水素原子を示し、 R2 は、無置換若しくはアリール置換のアルキル基、又
は無置換若しくはアリール置換のアルケニル基を示し、 R3 は、水素原子又は低級アルキル基を示し、 R4 及びR5 はそれぞれ独立に水素原子又は低級アルキ
ル基を示し、 R6 は水酸基、ハロゲン原子、又は低級アルキル基を示
し、 Xは酸素原子またはメチレン基を示し、 ----の付された結合は当該結合が単結合又は二重結合で
あることを示す]で表される化合物及びその塩。 - 【請求項2】R2 が、無置換C1-6アルキル基、二重結合
を1個含む無置換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキ
ル置換若しくは無置換フェニル基を置換基として有する
C1-4アルキル基であり、 R3 が、水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり、 R4 が、水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり、 R5 が、水素原子又は無置換C1-4アルキル基であり、 R6 が、水酸基、ハロゲン原子、又は無置換C1-4アルキ
ル基である請求項1に記載の化合物及びその塩。 - 【請求項3】R1 が水酸基であり、かつ、Xが酸素原子
である請求項2に記載の化合物及びその塩。 - 【請求項4】R6 が水酸基である請求項3に記載の化合
物及びその塩。 - 【請求項5】R1 が水酸基であり、R6 が水酸基であ
り、Xがメチレン基であり、かつ、----の付された結合
が単結合である請求項2に記載の化合物及びその塩。 - 【請求項6】R4 が水素原子である請求項5に記載の化
合物及びその塩。 - 【請求項7】R1 が水素原子であり、R6 が水酸基であ
り、かつ、Xが酸素原子である請求項2に記載の化合物
及びその塩。 - 【請求項8】R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合を
1個含む無置換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキル
置換若しくは無置換のベンジル基であり、R3 が水素原
子であり、かつ、R4 が水素原子である請求項7に記載
の化合物及びその塩。 - 【請求項9】R1 が水素原子であり、R3 が水素原子で
あり、R4 が水素原子であり、R6が水酸基であり、X
がメチレン基であり、かつ、----の付された結合が単結
合である請求項2に記載の化合物及びその塩。 - 【請求項10】R2 が無置換C1-6アルキル基、二重結合
を1個含む無置換のC2-6アルケニル基、又はC1-4アルキ
ル置換若しくは無置換のベンジル基である請求項9に記
載の化合物及びその塩。 - 【請求項11】請求項1ないし10のいずれか1項に記
載の化合物又は薬理学的に許容されるその塩からなる医
薬。 - 【請求項12】請求項1ないし10のいずれか1項に記
載の化合物又は薬理学的に許容されるその塩を有効成分
として含む医薬用組成物。 - 【請求項13】エストロゲン作用剤として用いる請求項
12に記載の医薬用組成物。 - 【請求項14】エストロゲンの減少に起因する疾患、更
年期障害、前立腺癌、及び前立腺肥大症からなる群から
選択される疾患の予防及び/又は治療に用いる請求項1
3に記載の医薬用組成物。 - 【請求項15】乳汁分泌抑制に用いる請求項13に記載
の医薬用組成物。 - 【請求項16】請求項12ないし15のいずれか1項に
記載の医薬組成物の製造のための請求項1ないし10の
いずれか1項に記載の化合物の使用。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11396096A JPH09301915A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | フラボン及びナフタレン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11396096A JPH09301915A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | フラボン及びナフタレン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09301915A true JPH09301915A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14625526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11396096A Pending JPH09301915A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | フラボン及びナフタレン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09301915A (ja) |
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