JPH09300243A - 空打ち防止機構を有する打撃工具 - Google Patents
空打ち防止機構を有する打撃工具Info
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- JPH09300243A JPH09300243A JP12546496A JP12546496A JPH09300243A JP H09300243 A JPH09300243 A JP H09300243A JP 12546496 A JP12546496 A JP 12546496A JP 12546496 A JP12546496 A JP 12546496A JP H09300243 A JPH09300243 A JP H09300243A
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- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工具部の空打ちを確実に防止することがで
き、しかも打撃子の強度性を確保することができ、かつ
空打ち防止機能の低下を回避することができる空打ち防
止機構を有する打撃工具の提供。 【解決手段】 工具部10を加工対象から離した状態に
おいては打撃子4は矢印90方向に移動し、空気穴11
は第1室21に連通する。これによって、ピストン3が
移動しても打撃子4は連動しにくくなる。第2室22に
連通している空気穴13には逆止弁14が設けられてお
り、第2室22内の空気を外部に流出させるが、第2室
22内に空気を流入させない。このため、打撃子4は矢
印91方向には移動せず、矢印90方向にのみ移動し、
図2Bに示す状態に至る。これによって、打撃子4のは
ね返りが抑制され、工具部10の空打ちが確実に防止さ
れる。
き、しかも打撃子の強度性を確保することができ、かつ
空打ち防止機能の低下を回避することができる空打ち防
止機構を有する打撃工具の提供。 【解決手段】 工具部10を加工対象から離した状態に
おいては打撃子4は矢印90方向に移動し、空気穴11
は第1室21に連通する。これによって、ピストン3が
移動しても打撃子4は連動しにくくなる。第2室22に
連通している空気穴13には逆止弁14が設けられてお
り、第2室22内の空気を外部に流出させるが、第2室
22内に空気を流入させない。このため、打撃子4は矢
印91方向には移動せず、矢印90方向にのみ移動し、
図2Bに示す状態に至る。これによって、打撃子4のは
ね返りが抑制され、工具部10の空打ちが確実に防止さ
れる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は打撃工具の構造に関
し、特に確実に空打ち防止を行なうことができる空打ち
防止機構を有する打撃工具に関する。
し、特に確実に空打ち防止を行なうことができる空打ち
防止機構を有する打撃工具に関する。
【0002】
【従来の技術】打撃工具は、先端に工具部が取り付けら
れており、この工具部をコンクリートなどの加工対象に
押し付けた場合(加工作業時)、工具部はモータの駆動
を受けて往復移動して打撃動作を行なう。そして、この
打撃動作によって加工対象を粉砕する。
れており、この工具部をコンクリートなどの加工対象に
押し付けた場合(加工作業時)、工具部はモータの駆動
を受けて往復移動して打撃動作を行なう。そして、この
打撃動作によって加工対象を粉砕する。
【0003】また、打撃工具は工具部を加工対象に押し
付けるまで(非加工作業時)は、打撃動作を行わないよ
うになっている。この非加工作業時に、工具部が打撃動
作を行なわないようにするための機構が空打ち防止機構
である。以下に空打ち防止機構を有する打撃工具の各従
来例を説明する。
付けるまで(非加工作業時)は、打撃動作を行わないよ
うになっている。この非加工作業時に、工具部が打撃動
作を行なわないようにするための機構が空打ち防止機構
である。以下に空打ち防止機構を有する打撃工具の各従
来例を説明する。
【0004】[第1の従来例]空打ち防止機構を有する
打撃工具の第1の従来例として、実開昭58−1061
70号公報に開示されている打撃工具の空打ち防止装置
を掲げる。この第1の従来例の主要部の側面断面図が図
3である。
打撃工具の第1の従来例として、実開昭58−1061
70号公報に開示されている打撃工具の空打ち防止装置
を掲げる。この第1の従来例の主要部の側面断面図が図
3である。
【0005】シリンダ2内にはスリーブ33が設けられ
ており、このスリーブ33にスライドシャフト34が挿
入保持されている。また、シリンダ2内には打撃子30
が矢印90、91方向に移動可能に位置しており、スリ
ーブ33との間に第2室22を形成している。そして、
打撃子30の後方にはピストンが設けられており(図示
せず)、打撃子30との間に第1室21を形成する。な
お、ピストンはモータ駆動を受けてシリンダ2内で往復
移動している。
ており、このスリーブ33にスライドシャフト34が挿
入保持されている。また、シリンダ2内には打撃子30
が矢印90、91方向に移動可能に位置しており、スリ
ーブ33との間に第2室22を形成している。そして、
打撃子30の後方にはピストンが設けられており(図示
せず)、打撃子30との間に第1室21を形成する。な
お、ピストンはモータ駆動を受けてシリンダ2内で往復
移動している。
【0006】図3はスライドシャフト34を加工対象に
押し付けていない非加工作業時の状態を示している。加
工作業を行なう場合、図3に示す状態からスライドシャ
フト34を加工対象に押し付ける。これによってスライ
ドシャフト34は矢印91方向に移動し、スライドシャ
フト34の後端は打撃子30を押圧して、打撃子30は
図3に示す状態から矢印91方向に移動する。
押し付けていない非加工作業時の状態を示している。加
工作業を行なう場合、図3に示す状態からスライドシャ
フト34を加工対象に押し付ける。これによってスライ
ドシャフト34は矢印91方向に移動し、スライドシャ
フト34の後端は打撃子30を押圧して、打撃子30は
図3に示す状態から矢印91方向に移動する。
【0007】シリンダ2には空気穴11が形成されてお
り、打撃子30が矢印91方向に移動することによっ
て、空気穴11と第1室21との連通が遮断される。空
気穴11が遮断されることによって、ピストンの往復移
動にしたがい第1室21内の空気圧に変化が生じ、これ
に伴って打撃子30は往復移動を行なう。
り、打撃子30が矢印91方向に移動することによっ
て、空気穴11と第1室21との連通が遮断される。空
気穴11が遮断されることによって、ピストンの往復移
動にしたがい第1室21内の空気圧に変化が生じ、これ
に伴って打撃子30は往復移動を行なう。
【0008】そして、打撃子30はスライドシャフト3
4の後端を打撃し、スライドシャフト34は打撃動作を
行なう。なお、加工作業時においては、シリンダ2に形
成された空気穴12と第2室22とは直接連通してい
る。このため、第2室22内の空気圧が、打撃子30の
往復移動の障害になることはない。
4の後端を打撃し、スライドシャフト34は打撃動作を
行なう。なお、加工作業時においては、シリンダ2に形
成された空気穴12と第2室22とは直接連通してい
る。このため、第2室22内の空気圧が、打撃子30の
往復移動の障害になることはない。
【0009】スライドシャフト34を加工対象から離し
た場合、打撃子30は矢印90方向に移動して、図3に
示す状態に復帰する。この非加工作業時にスライドシャ
フト34が打撃動作を行なわないようにするための空打
ち防止機構として、第1の従来例には打撃子30に通気
孔31および逆止弁32を設けている。
た場合、打撃子30は矢印90方向に移動して、図3に
示す状態に復帰する。この非加工作業時にスライドシャ
フト34が打撃動作を行なわないようにするための空打
ち防止機構として、第1の従来例には打撃子30に通気
孔31および逆止弁32を設けている。
【0010】通気孔31は非加工作業時において第2室
22と空気穴12とを連通させるためのものであり、逆
止弁32は第2室22内の空気を外部に流出させ、かつ
外部からの空気を第2室22内に流入させないためのも
のである。この逆止弁32が設けられていることによっ
て、打撃子30は矢印90方向には移動するが、矢印9
1方向に移動しない。このため、打撃子30は往復移動
を行なうことができず、スライドシャフト34の空打ち
を防止することができる。
22と空気穴12とを連通させるためのものであり、逆
止弁32は第2室22内の空気を外部に流出させ、かつ
外部からの空気を第2室22内に流入させないためのも
のである。この逆止弁32が設けられていることによっ
て、打撃子30は矢印90方向には移動するが、矢印9
1方向に移動しない。このため、打撃子30は往復移動
を行なうことができず、スライドシャフト34の空打ち
を防止することができる。
【0011】[第2の従来例]空打ち防止機構を有する
打撃工具の第2の従来例として、実開昭62−1813
82号公報に開示されている打撃工具の空打ち防止装置
を掲げる。この第2の従来例の主要部の側面断面図が図
4である。図4は工具部10が加工対象に押し付けられ
た加工作業時の状態を示している。
打撃工具の第2の従来例として、実開昭62−1813
82号公報に開示されている打撃工具の空打ち防止装置
を掲げる。この第2の従来例の主要部の側面断面図が図
4である。図4は工具部10が加工対象に押し付けられ
た加工作業時の状態を示している。
【0012】シリンダ48内のピストン3はモータ駆動
を受けて矢印90、91方向に往復移動し、第1室21
内の空気圧によって打撃子49が移動して中間子45を
打撃する。中間子45は工具部10を保持しており、中
間子45が打撃されることによって工具部10の打撃動
作が行なわれる。
を受けて矢印90、91方向に往復移動し、第1室21
内の空気圧によって打撃子49が移動して中間子45を
打撃する。中間子45は工具部10を保持しており、中
間子45が打撃されることによって工具部10の打撃動
作が行なわれる。
【0013】中間子45には中間子溝46が形成されて
おり、シリンダ48の内周面にはOリング47が設けら
れている。工具部10を加工対象から離した非加工作業
時においては、中間子溝46にOリング47が嵌合し、
中間子45のはねかえり(矢印91方向への移動)を抑
える。これによって、中間子45の移動周期をみだし、
空打ちを防止している。
おり、シリンダ48の内周面にはOリング47が設けら
れている。工具部10を加工対象から離した非加工作業
時においては、中間子溝46にOリング47が嵌合し、
中間子45のはねかえり(矢印91方向への移動)を抑
える。これによって、中間子45の移動周期をみだし、
空打ちを防止している。
【0014】[第3の従来例]空打ち防止機構を有する
打撃工具の第3の従来例として、実開昭62−1592
84号公報に開示されている打撃工具の空打ち防止装置
を掲げる。この第3の従来例の主要部の側面断面図が図
5である。図5は工具部10が加工対象に押し付けられ
た加工作業時の状態を示している。
打撃工具の第3の従来例として、実開昭62−1592
84号公報に開示されている打撃工具の空打ち防止装置
を掲げる。この第3の従来例の主要部の側面断面図が図
5である。図5は工具部10が加工対象に押し付けられ
た加工作業時の状態を示している。
【0015】ピストン3の移動にしたがって、打撃子3
7はシリンダ2内で往復移動し、工具部10の後端を打
撃する。工具部10を加工対象から離した場合、打撃子
37は図5に示す状態から矢印90方向に移動する。シ
リンダ2内には把持部材38が設けられており、矢印9
0方向に移動した打撃子37の外周部を嵌合把持する。
これによって、打撃子37の往復移動を規制し、非加工
作業時における工具部10の空打ちを防止する。
7はシリンダ2内で往復移動し、工具部10の後端を打
撃する。工具部10を加工対象から離した場合、打撃子
37は図5に示す状態から矢印90方向に移動する。シ
リンダ2内には把持部材38が設けられており、矢印9
0方向に移動した打撃子37の外周部を嵌合把持する。
これによって、打撃子37の往復移動を規制し、非加工
作業時における工具部10の空打ちを防止する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来例には次の
ような問題があった。まず、図3に示す第1の従来例
は、空打ちを防止するために打撃子30に通気孔31を
形成している。打撃子30はスライドシャフト34を打
撃するものであり、このような打撃子30に穴加工を施
し、通気孔31を形成することによって打撃子30の強
度性が低下するという問題がある。
ような問題があった。まず、図3に示す第1の従来例
は、空打ちを防止するために打撃子30に通気孔31を
形成している。打撃子30はスライドシャフト34を打
撃するものであり、このような打撃子30に穴加工を施
し、通気孔31を形成することによって打撃子30の強
度性が低下するという問題がある。
【0017】また、打撃子30はシリンダ2内で摺動す
るため、シリンダ2内周面と打撃子30との間にわずか
な隙間がある。このため、逆止弁32が閉じた状態の非
加工作業時において、シリンダ2内周面と打撃子30と
の隙間から、第2室22内に空気が流入し、空打ちを確
実に防止できないという問題もある。
るため、シリンダ2内周面と打撃子30との間にわずか
な隙間がある。このため、逆止弁32が閉じた状態の非
加工作業時において、シリンダ2内周面と打撃子30と
の隙間から、第2室22内に空気が流入し、空打ちを確
実に防止できないという問題もある。
【0018】図4に示す第2の従来例は、中間子溝46
にOリング47を嵌合させることによって、非加工作業
時における空打ちを防止している。このため、Oリング
47が摩耗し、空打ち防止機能が低下してしまうという
問題がある。また、図5に示す第3の従来例も同様に、
把持部材38の摩耗によって空打ち防止機能が低下して
しまうという問題がある。
にOリング47を嵌合させることによって、非加工作業
時における空打ちを防止している。このため、Oリング
47が摩耗し、空打ち防止機能が低下してしまうという
問題がある。また、図5に示す第3の従来例も同様に、
把持部材38の摩耗によって空打ち防止機能が低下して
しまうという問題がある。
【0019】そこで本発明は、工具部の空打ちを確実に
防止することができ、しかも打撃子の強度性を確保する
ことができ、かつ空打ち防止機能の低下を回避すること
ができる空打ち防止機構を有する打撃工具の提供を目的
とする。
防止することができ、しかも打撃子の強度性を確保する
ことができ、かつ空打ち防止機能の低下を回避すること
ができる空打ち防止機構を有する打撃工具の提供を目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る空打ち防
止機構を有する打撃工具は、空打ち防止用孔が形成され
ているシリンダ、シリンダ内に位置しており、工具部を
打撃動作させるために往復移動する往復移動部材であっ
て、シリンダ内に形成される空打ち防止用空間に隣接
し、往復移動することによって、当該空打ち防止用空間
を拡大または縮小させる往復移動部材、を備えており、
前記空打ち防止用孔は、前記空打ち防止用空間に連通し
て形成されており、前記空打ち防止用孔には、シリンダ
内の空気を外部に流出させ、かつ外部からの空気をシリ
ンダ内に流入させない逆止弁が設けられている、ことを
特徴としている。
止機構を有する打撃工具は、空打ち防止用孔が形成され
ているシリンダ、シリンダ内に位置しており、工具部を
打撃動作させるために往復移動する往復移動部材であっ
て、シリンダ内に形成される空打ち防止用空間に隣接
し、往復移動することによって、当該空打ち防止用空間
を拡大または縮小させる往復移動部材、を備えており、
前記空打ち防止用孔は、前記空打ち防止用空間に連通し
て形成されており、前記空打ち防止用孔には、シリンダ
内の空気を外部に流出させ、かつ外部からの空気をシリ
ンダ内に流入させない逆止弁が設けられている、ことを
特徴としている。
【0021】請求項2に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具は、第1孔、第2孔および空打ち防止用孔が形成
されているシリンダ、シリンダ内に位置しており、駆動
源の駆動を受けて往復移動するピストン、シリンダ内に
位置しており、ピストンとの間に第1空間を形成する打
撃部、シリンダ内に位置しており、打撃部との間に第2
空間を形成する中間部であって、打撃部を介して伝達さ
れる前記往復移動を工具部に伝える中間部、を備えてお
り、前記空打ち防止用孔には、シリンダ内の空気を外部
に流出させ、かつ外部からの空気をシリンダ内に流入さ
せない逆止弁が設けられており、加工作業時において
は、打撃部によって前記第1孔と前記第1空間との連通
が遮断されることによって、打撃部はピストンの往復移
動に連動して所定の移動範囲内で往復移動して中間部を
打撃し、前記第2孔が前記第2空間に連通することによ
って打撃部の往復移動を許容し、非加工作業時において
は、打撃部が移動して前記移動範囲から外れ、前記第1
孔が前記第1空間に連通することによって打撃部はピス
トンの往復移動に連動しにくくなり、打撃部によって前
記第2孔と前記第2空間との連通が遮断され、前記第2
空間内の空気は、前記逆止弁によって外部に流出する、
ことを特徴としている。
撃工具は、第1孔、第2孔および空打ち防止用孔が形成
されているシリンダ、シリンダ内に位置しており、駆動
源の駆動を受けて往復移動するピストン、シリンダ内に
位置しており、ピストンとの間に第1空間を形成する打
撃部、シリンダ内に位置しており、打撃部との間に第2
空間を形成する中間部であって、打撃部を介して伝達さ
れる前記往復移動を工具部に伝える中間部、を備えてお
り、前記空打ち防止用孔には、シリンダ内の空気を外部
に流出させ、かつ外部からの空気をシリンダ内に流入さ
せない逆止弁が設けられており、加工作業時において
は、打撃部によって前記第1孔と前記第1空間との連通
が遮断されることによって、打撃部はピストンの往復移
動に連動して所定の移動範囲内で往復移動して中間部を
打撃し、前記第2孔が前記第2空間に連通することによ
って打撃部の往復移動を許容し、非加工作業時において
は、打撃部が移動して前記移動範囲から外れ、前記第1
孔が前記第1空間に連通することによって打撃部はピス
トンの往復移動に連動しにくくなり、打撃部によって前
記第2孔と前記第2空間との連通が遮断され、前記第2
空間内の空気は、前記逆止弁によって外部に流出する、
ことを特徴としている。
【0022】請求項3に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具は、請求項2に係る空打ち防止機構を有する打撃
工具において、前記打撃部には、前記第2空間に対する
パッキンが設けられている、ことを特徴としている。
撃工具は、請求項2に係る空打ち防止機構を有する打撃
工具において、前記打撃部には、前記第2空間に対する
パッキンが設けられている、ことを特徴としている。
【0023】
【発明の効果】請求項1に係る空打ち防止機構を有する
打撃工具においては、空打ち防止用孔は、空打ち防止用
空間に連通して形成されている。また、空打ち防止用孔
には、シリンダ内の空気を外部に流出させ、かつ外部か
らの空気をシリンダ内に流入させない逆止弁が設けられ
ている。
打撃工具においては、空打ち防止用孔は、空打ち防止用
空間に連通して形成されている。また、空打ち防止用孔
には、シリンダ内の空気を外部に流出させ、かつ外部か
らの空気をシリンダ内に流入させない逆止弁が設けられ
ている。
【0024】したがって、往復移動部材は空打ち防止用
空間を縮小させる方向に移動することはできるが、空打
ち防止用空間の空気圧によって、空打ち防止用空間を拡
大させる方向に移動することができない。このため、往
復移動部材の往復移動を制限することができ、工具部の
空打ちを確実に防止することができる。
空間を縮小させる方向に移動することはできるが、空打
ち防止用空間の空気圧によって、空打ち防止用空間を拡
大させる方向に移動することができない。このため、往
復移動部材の往復移動を制限することができ、工具部の
空打ちを確実に防止することができる。
【0025】また往復移動部材に、たとえば通気孔など
を形成して工具部の空打ちを防止するものではないた
め、往復移動部材の強度性を維持することができる。さ
らに、空打ち防止用空間の空気圧によって工具部の空打
ちを防止し、たとえばOリングや把持部材などの保持部
材を用いるものではないため、部材の摩耗による空打ち
防止機能の低下を回避することができる。
を形成して工具部の空打ちを防止するものではないた
め、往復移動部材の強度性を維持することができる。さ
らに、空打ち防止用空間の空気圧によって工具部の空打
ちを防止し、たとえばOリングや把持部材などの保持部
材を用いるものではないため、部材の摩耗による空打ち
防止機能の低下を回避することができる。
【0026】請求項2に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具は、加工作業時においては、打撃部によって第1
孔と第1空間との連通が遮断されることによって、打撃
部はピストンの往復移動に連動して所定の移動範囲内で
往復移動して中間部を打撃する。また、第2孔が第2空
間に連通することによって打撃部の往復移動を許容す
る。したがって、加工作業時において、確実に工具部の
打撃動作を行なうことができる。
撃工具は、加工作業時においては、打撃部によって第1
孔と第1空間との連通が遮断されることによって、打撃
部はピストンの往復移動に連動して所定の移動範囲内で
往復移動して中間部を打撃する。また、第2孔が第2空
間に連通することによって打撃部の往復移動を許容す
る。したがって、加工作業時において、確実に工具部の
打撃動作を行なうことができる。
【0027】また、非加工作業時においては、打撃部が
移動して移動範囲から外れ、第1孔が第1空間に連通す
ることによって打撃部はピストンの往復移動に連動しに
くくなる。そして、打撃部によって第2孔と第2空間と
の連通が遮断され、かつ第2空間内の空気は、逆止弁に
よって外部に流出する。この逆止弁は、シリンダ内の空
気を外部に流出させ、かつ外部からの空気をシリンダ内
に流入させない。
移動して移動範囲から外れ、第1孔が第1空間に連通す
ることによって打撃部はピストンの往復移動に連動しに
くくなる。そして、打撃部によって第2孔と第2空間と
の連通が遮断され、かつ第2空間内の空気は、逆止弁に
よって外部に流出する。この逆止弁は、シリンダ内の空
気を外部に流出させ、かつ外部からの空気をシリンダ内
に流入させない。
【0028】したがって、打撃部は第2空間を縮小させ
る方向に移動することはできるが、第2空間の空気圧に
よって、第2空間を拡大させる方向に移動することがで
きない。このため、打撃部の往復移動を制限することが
でき、工具部の空打ちを確実に防止することができる。
る方向に移動することはできるが、第2空間の空気圧に
よって、第2空間を拡大させる方向に移動することがで
きない。このため、打撃部の往復移動を制限することが
でき、工具部の空打ちを確実に防止することができる。
【0029】また打撃部に、たとえば通気孔などを形成
して工具部の空打ちを防止するものではないため、打撃
部の強度性を維持することができる。さらに、第2空間
の空気圧によって工具部の空打ちを防止し、たとえばO
リングや把持部材などの保持部材を用いるものではない
ため、部材の摩耗による空打ち防止機能の低下を回避す
ることができる。
して工具部の空打ちを防止するものではないため、打撃
部の強度性を維持することができる。さらに、第2空間
の空気圧によって工具部の空打ちを防止し、たとえばO
リングや把持部材などの保持部材を用いるものではない
ため、部材の摩耗による空打ち防止機能の低下を回避す
ることができる。
【0030】請求項3に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具においては、打撃部には第2空間に対するパッキ
ンが設けられている。したがって、非加工作業時におい
て、第2空間の気密性を保持することができ、第2空間
の空気圧による打撃部の往復移動を確実に制限すること
ができる。これによって、工具部の空打ちをより確実に
防止することができる。
撃工具においては、打撃部には第2空間に対するパッキ
ンが設けられている。したがって、非加工作業時におい
て、第2空間の気密性を保持することができ、第2空間
の空気圧による打撃部の往復移動を確実に制限すること
ができる。これによって、工具部の空打ちをより確実に
防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係る空打ち防止機構を有
する打撃工具の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は打撃工具の主要部の側面断面図である。図
1は加工作業時の状態を示しており、図2A、Bは非加
工作業時の状態を示している。
する打撃工具の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は打撃工具の主要部の側面断面図である。図
1は加工作業時の状態を示しており、図2A、Bは非加
工作業時の状態を示している。
【0032】先端に取り付けられた工具部10をコンク
リートなどの加工対象に押し付けた場合(加工作業
時)、工具部10は矢印90、91方向に往復移動する
打撃動作を行ない加工対象を粉砕する。
リートなどの加工対象に押し付けた場合(加工作業
時)、工具部10は矢印90、91方向に往復移動する
打撃動作を行ない加工対象を粉砕する。
【0033】工具部10を加工対象に押し付けるまで
(非加工作業時)は、空打ち防止機構によって工具部1
0は打撃動作を行わないようになっている。以下に、本
実施形態における打撃工具の全体構成、加工作業時の動
作、非加工作業時の動作を説明する。
(非加工作業時)は、空打ち防止機構によって工具部1
0は打撃動作を行わないようになっている。以下に、本
実施形態における打撃工具の全体構成、加工作業時の動
作、非加工作業時の動作を説明する。
【0034】[全体構成]シリンダ2内には矢印90、
91方向に移動可能に往復移動部材または中間部である
中間子5が設けられており、この中間子5に工具部10
が取り付けられる。中間子5の後方には打撃部である打
撃子4が位置している。打撃子4の前方の空間が、空打
ち防止用空間または第2空間としての第2室22であ
る。また、打撃子4後方にはピストン3が位置してお
り、打撃子4とピストン3との間に第1空間としての第
1室21が形成されている。
91方向に移動可能に往復移動部材または中間部である
中間子5が設けられており、この中間子5に工具部10
が取り付けられる。中間子5の後方には打撃部である打
撃子4が位置している。打撃子4の前方の空間が、空打
ち防止用空間または第2空間としての第2室22であ
る。また、打撃子4後方にはピストン3が位置してお
り、打撃子4とピストン3との間に第1空間としての第
1室21が形成されている。
【0035】ピストン3には連結バー7の一端が連結さ
れており、他端はモータ駆動を受けて回転するクランク
シャフト(図示せず)の偏心位置に接続されている。す
なわち、クランクシャフトの回転は、連結バー7を介し
て矢印90、91方向の往復移動としてピストン3に伝
達される。なお、ピストン3を往復移動させるためのク
ランクシャフトなどの機構は公知であるので詳細は省略
する。
れており、他端はモータ駆動を受けて回転するクランク
シャフト(図示せず)の偏心位置に接続されている。す
なわち、クランクシャフトの回転は、連結バー7を介し
て矢印90、91方向の往復移動としてピストン3に伝
達される。なお、ピストン3を往復移動させるためのク
ランクシャフトなどの機構は公知であるので詳細は省略
する。
【0036】シリンダ2には空気穴11、12、13、
空気圧調整穴15が形成されている。空気穴11が本実
施形態における第1孔であり、空気穴12が本実施形態
における第2孔である。また、空気穴13が本実施形態
における空打ち防止用孔である。
空気圧調整穴15が形成されている。空気穴11が本実
施形態における第1孔であり、空気穴12が本実施形態
における第2孔である。また、空気穴13が本実施形態
における空打ち防止用孔である。
【0037】空気穴13には逆止弁14が取り付けられ
ている。逆止弁14は弾性部材で構成されており、第2
室22内の空気圧が高くなった場合、逆止弁14が広が
って空気は外部に流出する。これに対し、第2室22内
の空気圧が低下した場合、逆止弁14は空気穴13を塞
ぎ第2室22内への空気の流入を阻止する。
ている。逆止弁14は弾性部材で構成されており、第2
室22内の空気圧が高くなった場合、逆止弁14が広が
って空気は外部に流出する。これに対し、第2室22内
の空気圧が低下した場合、逆止弁14は空気穴13を塞
ぎ第2室22内への空気の流入を阻止する。
【0038】なお、ピストン3先端にはOリング18が
設けられており、打撃子4の両端にはOリング6、17
が設けられている。Oリング6が本実施形態におけるパ
ッキンである。
設けられており、打撃子4の両端にはOリング6、17
が設けられている。Oリング6が本実施形態におけるパ
ッキンである。
【0039】[加工作業時]次に、本実施形態における
打撃工具の加工作業時の動作を詳述する。上記のよう
に、加工作業時には、工具部10をコンクリートなどの
加工対象に押し付け、工具部10を打撃動作させて加工
対象を粉砕する。図1が加工作業時の打撃工具の状態で
ある。
打撃工具の加工作業時の動作を詳述する。上記のよう
に、加工作業時には、工具部10をコンクリートなどの
加工対象に押し付け、工具部10を打撃動作させて加工
対象を粉砕する。図1が加工作業時の打撃工具の状態で
ある。
【0040】工具部10が加工対象に押し付けられ矢印
91方向に移動することによって打撃子4が押圧され、
打撃子4が空気穴11を閉じて空気穴11と第1室21
との連通を遮断する。ピストン3はモータ駆動を受けて
矢印90、91方向に往復移動しており、第1室21内
の空気圧の変化によって打撃子4はピストン3に連動し
て往復移動を行う。
91方向に移動することによって打撃子4が押圧され、
打撃子4が空気穴11を閉じて空気穴11と第1室21
との連通を遮断する。ピストン3はモータ駆動を受けて
矢印90、91方向に往復移動しており、第1室21内
の空気圧の変化によって打撃子4はピストン3に連動し
て往復移動を行う。
【0041】シリンダ2に形成されている空気圧調整穴
15によって第1室21内の空気圧が調整されており、
打撃子4は効率的に往復移動するようになっている。ま
た、ピストン3に設けられたOリング18、打撃子4に
設けられたOリング17によって、第1室21内の空気
圧が保持されている。打撃子4が往復移動することによ
って、中間子5の後端は打撃され、中間子5は矢印9
0、91方向に往復移動する。これによって工具部10
の打撃動作が行われる。
15によって第1室21内の空気圧が調整されており、
打撃子4は効率的に往復移動するようになっている。ま
た、ピストン3に設けられたOリング18、打撃子4に
設けられたOリング17によって、第1室21内の空気
圧が保持されている。打撃子4が往復移動することによ
って、中間子5の後端は打撃され、中間子5は矢印9
0、91方向に往復移動する。これによって工具部10
の打撃動作が行われる。
【0042】なお加工作業時においては、空気穴12と
第2室22とが連通した状態であり、空気穴12を通じ
て第2室22内に空気が出入りする。このため、第2室
22内の空気圧が打撃子4の往復移動の障害となること
はなく、打撃子4の往復移動が許容される。
第2室22とが連通した状態であり、空気穴12を通じ
て第2室22内に空気が出入りする。このため、第2室
22内の空気圧が打撃子4の往復移動の障害となること
はなく、打撃子4の往復移動が許容される。
【0043】[非加工作業時]工具部10を加工対象か
ら離した非加工作業時には、図1に示す状態から打撃子
4、中間子5は矢印90方向に移動し、図2Aに示す状
態となる。打撃子4が矢印90方向に移動することによ
って第1室21が広がり、空気穴11は第1室21に連
通する。
ら離した非加工作業時には、図1に示す状態から打撃子
4、中間子5は矢印90方向に移動し、図2Aに示す状
態となる。打撃子4が矢印90方向に移動することによ
って第1室21が広がり、空気穴11は第1室21に連
通する。
【0044】これによって、ピストン3が往復移動して
も第1室21内の空気圧はほとんど変化せず、打撃子4
はピストン3に連動しにくくなる。また、打撃子4が矢
印90方向に移動したことによって、空気穴12と第2
室22との連通が遮断される。これによって第2室22
は密閉状態となり、第2室22の空気圧によって打撃子
4は矢印91方向に移動不能になる。なお、打撃子4に
はOリング6が設けられているため、第2室22の密閉
状態をより確実に保持することができる。
も第1室21内の空気圧はほとんど変化せず、打撃子4
はピストン3に連動しにくくなる。また、打撃子4が矢
印90方向に移動したことによって、空気穴12と第2
室22との連通が遮断される。これによって第2室22
は密閉状態となり、第2室22の空気圧によって打撃子
4は矢印91方向に移動不能になる。なお、打撃子4に
はOリング6が設けられているため、第2室22の密閉
状態をより確実に保持することができる。
【0045】空気穴13には上述のように逆止弁14が
設けられており、第2室22内には空気が流入しないが
外部に流出可能になっている。このため、図2Aに示す
状態から打撃子4は矢印90方向に移動することが可能
であり、図2Bに示す状態に至る。これによって、打撃
子4、中間子5は矢印90方向への移動限界に達し、打
撃子4のはね返りが抑制され、工具部10の空打ちが確
実に防止される。
設けられており、第2室22内には空気が流入しないが
外部に流出可能になっている。このため、図2Aに示す
状態から打撃子4は矢印90方向に移動することが可能
であり、図2Bに示す状態に至る。これによって、打撃
子4、中間子5は矢印90方向への移動限界に達し、打
撃子4のはね返りが抑制され、工具部10の空打ちが確
実に防止される。
【0046】再度、加工作業を行なう場合、工具部10
を加工対象に押し付ける。この押圧力によって、図2B
に示す状態から打撃子4は矢印91方向に移動し、図1
に示す状態に戻る。これによって、打撃子4はピストン
3に連動して往復移動し、中間子5を打撃して工具部1
0は打撃動作を行う。
を加工対象に押し付ける。この押圧力によって、図2B
に示す状態から打撃子4は矢印91方向に移動し、図1
に示す状態に戻る。これによって、打撃子4はピストン
3に連動して往復移動し、中間子5を打撃して工具部1
0は打撃動作を行う。
【0047】[他の実施形態]上記実施形態において
は、逆止弁として弾性部材で構成された逆止弁14を例
示したが、シリンダ内の空気を外部に流出させ、かつ外
部からの空気をシリンダ内に流入させないものである限
り、他の構成を採用してもよい。また、パッキンとして
Oリング6を例示したが、第2空間の気密性を確実に保
持できるものであれば、他の構成を用いることもでき
る。
は、逆止弁として弾性部材で構成された逆止弁14を例
示したが、シリンダ内の空気を外部に流出させ、かつ外
部からの空気をシリンダ内に流入させないものである限
り、他の構成を採用してもよい。また、パッキンとして
Oリング6を例示したが、第2空間の気密性を確実に保
持できるものであれば、他の構成を用いることもでき
る。
【0048】さらに、上記実施形態においては、シリン
ダとしてシリンダ2、ピストンとしてピストン3を例示
し、打撃部として打撃子4、中間部として中間子5を例
示した。しかし、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、それぞれ他の形状、構造のものを用いてもよい。
ダとしてシリンダ2、ピストンとしてピストン3を例示
し、打撃部として打撃子4、中間部として中間子5を例
示した。しかし、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、それぞれ他の形状、構造のものを用いてもよい。
【図1】本発明に係る空打ち防止機構を有する打撃工具
の一実施形態を示す主要部の側面断面図であり、加工作
業時の状態を示している。
の一実施形態を示す主要部の側面断面図であり、加工作
業時の状態を示している。
【図2】本発明に係る空打ち防止機構を有する打撃工具
の一実施形態を示す主要部の側面断面図であり、非加工
作業時の状態を示している。
の一実施形態を示す主要部の側面断面図であり、非加工
作業時の状態を示している。
【図3】第1の従来例に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具を示す主要部の側面断面図である。
撃工具を示す主要部の側面断面図である。
【図4】第2の従来例に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具を示す主要部の側面断面図である。
撃工具を示す主要部の側面断面図である。
【図5】第3の従来例に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具を示す主要部の側面断面図である。
撃工具を示す主要部の側面断面図である。
2・・・・・シリンダ 3・・・・・ピストン 4・・・・・打撃子 5・・・・・中間子 6・・・・・Oリング 10・・・・・工具部 11・・・・・空気穴 12・・・・・空気穴 13・・・・・空気穴 14・・・・・逆止弁 21・・・・・第1室 22・・・・・第2室
Claims (3)
- 【請求項1】空打ち防止用孔が形成されているシリン
ダ、 シリンダ内に位置しており、工具部を打撃動作させるた
めに往復移動する往復移動部材であって、シリンダ内に
形成される空打ち防止用空間に隣接し、往復移動するこ
とによって、当該空打ち防止用空間を拡大または縮小さ
せる往復移動部材、 を備えており、 前記空打ち防止用孔は、前記空打ち防止用空間に連通し
て形成されており、 前記空打ち防止用孔には、シリンダ内の空気を外部に流
出させ、かつ外部からの空気をシリンダ内に流入させな
い逆止弁が設けられている、 ことを特徴とする空打ち防止機構を有する打撃工具。 - 【請求項2】第1孔、第2孔および空打ち防止用孔が形
成されているシリンダ、 シリンダ内に位置しており、駆動源の駆動を受けて往復
移動するピストン、 シリンダ内に位置しており、ピストンとの間に第1空間
を形成する打撃部、 シリンダ内に位置しており、打撃部との間に第2空間を
形成する中間部であって、打撃部を介して伝達される前
記往復移動を工具部に伝える中間部、 を備えており、 前記空打ち防止用孔には、シリンダ内の空気を外部に流
出させ、かつ外部からの空気をシリンダ内に流入させな
い逆止弁が設けられており、 加工作業時においては、 打撃部によって前記第1孔と前記第1空間との連通が遮
断されることによって、打撃部はピストンの往復移動に
連動して所定の移動範囲内で往復移動して中間部を打撃
し、 前記第2孔が前記第2空間に連通することによって打撃
部の往復移動を許容し、 非加工作業時においては、 打撃部が移動して前記移動範囲から外れ、前記第1孔が
前記第1空間に連通することによって打撃部はピストン
の往復移動に連動しにくくなり、 打撃部によって前記第2孔と前記第2空間との連通が遮
断され、 前記第2空間内の空気は、前記逆止弁によって外部に流
出する、 ことを特徴とする空打ち防止機構を有する打撃工具。 - 【請求項3】請求項2に係る空打ち防止機構を有する打
撃工具において、 前記打撃部には、前記第2空間に対するパッキンが設け
られている、 ことを特徴とする空打ち防止機構を有する打撃工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12546496A JPH09300243A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 空打ち防止機構を有する打撃工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12546496A JPH09300243A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 空打ち防止機構を有する打撃工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300243A true JPH09300243A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14910744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12546496A Pending JPH09300243A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 空打ち防止機構を有する打撃工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09300243A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526275A (ja) * | 1998-09-23 | 2002-08-20 | ワツカー ヴエルケ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシヤフト | 戻し空気ばねを備えた空気ばね式打撃機構 |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP12546496A patent/JPH09300243A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526275A (ja) * | 1998-09-23 | 2002-08-20 | ワツカー ヴエルケ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシヤフト | 戻し空気ばねを備えた空気ばね式打撃機構 |
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