JPH09307287A - 部品の吸着装置 - Google Patents
部品の吸着装置Info
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- JPH09307287A JPH09307287A JP8140915A JP14091596A JPH09307287A JP H09307287 A JPH09307287 A JP H09307287A JP 8140915 A JP8140915 A JP 8140915A JP 14091596 A JP14091596 A JP 14091596A JP H09307287 A JPH09307287 A JP H09307287A
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- suction
- holes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 交換しなくても複数種類の電子部品を吸着し
て保持することができる部品の吸着装置を提供する。 【解決手段】 部品PA1,PA2を吸引力で保持する
ための部品の吸着装置200であり、本体201と、本
体201に設けられて複数の穴300が形成された部品
の接触部203と、接触部に部品PA1,PA2を吸引
力で保持させる真空アキュムレータ202を備える。
て保持することができる部品の吸着装置を提供する。 【解決手段】 部品PA1,PA2を吸引力で保持する
ための部品の吸着装置200であり、本体201と、本
体201に設けられて複数の穴300が形成された部品
の接触部203と、接触部に部品PA1,PA2を吸引
力で保持させる真空アキュムレータ202を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きさの異なる電
子部品のような部品を吸着して保持する場合に用いて最
適な汎用型の部品の吸着装置に関するものである。
子部品のような部品を吸着して保持する場合に用いて最
適な汎用型の部品の吸着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実装機は、プリント配線板に対して複数
種類の電子部品を適宜必要な箇所に実装する。この種の
実装機は、微小な電子部品、中型の電子部品、大型の電
子部品を、プリント配線板の必要な箇所に実装する必要
がある。このために、この種の実装機は、各電子部品の
大きさに合わせた個別の吸着用のノズルを用意してお
り、部品サイズに合ったノズルを使用することで、各種
大きさの電子部品を、プリント配線板の必要な箇所に実
装することができる。
種類の電子部品を適宜必要な箇所に実装する。この種の
実装機は、微小な電子部品、中型の電子部品、大型の電
子部品を、プリント配線板の必要な箇所に実装する必要
がある。このために、この種の実装機は、各電子部品の
大きさに合わせた個別の吸着用のノズルを用意してお
り、部品サイズに合ったノズルを使用することで、各種
大きさの電子部品を、プリント配線板の必要な箇所に実
装することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリント配
線板に対して実装される電子部品の種類は、益々増えて
きており、しかも多品種少量生産の傾向が強くなってい
るので生産品目や生産量の変動が生じ易い。このような
実情に合わせて吸着用のノズルの種類を増やすと、ノズ
ルを保持するヘッド部の構造が複雑となりかつ大型とな
ってしまい、重量も増してしまう。従ってノズルのヘッ
ド部の高速移動が難しくなり、ヘッド部におけるノズル
の種類の切換えの制御も複雑となる。そしてヘッド部に
おける各種のノズルの位置精度をうまく出すことも難し
くなる。電子部品の種類が増えるとノズルの種類が多く
なり、そのメンテナンスに手間が掛かることになる。本
発明は上記課題を解消し、交換しなくても複数種類の電
子部品を確実に吸着して保持することができる部品の吸
着装置を提供することを目的としている。
線板に対して実装される電子部品の種類は、益々増えて
きており、しかも多品種少量生産の傾向が強くなってい
るので生産品目や生産量の変動が生じ易い。このような
実情に合わせて吸着用のノズルの種類を増やすと、ノズ
ルを保持するヘッド部の構造が複雑となりかつ大型とな
ってしまい、重量も増してしまう。従ってノズルのヘッ
ド部の高速移動が難しくなり、ヘッド部におけるノズル
の種類の切換えの制御も複雑となる。そしてヘッド部に
おける各種のノズルの位置精度をうまく出すことも難し
くなる。電子部品の種類が増えるとノズルの種類が多く
なり、そのメンテナンスに手間が掛かることになる。本
発明は上記課題を解消し、交換しなくても複数種類の電
子部品を確実に吸着して保持することができる部品の吸
着装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、部品を吸引力で保持するための部品の吸着装置
において、本体と、本体に設けられて、複数の穴が形成
された部品の接触部と、接触部に部品を吸引力で保持さ
せるための真空アキュムレータと、を備える部品の吸着
装置により、達成される。本発明の部品の吸着装置は、
接触部と真空アキュムレータを備えており、接触部には
複数の穴が形成されている。真空アキュムレータの作用
が作用することで、複数の穴を通して接触部に異なる種
類の電子部品を吸着することができる。
っては、部品を吸引力で保持するための部品の吸着装置
において、本体と、本体に設けられて、複数の穴が形成
された部品の接触部と、接触部に部品を吸引力で保持さ
せるための真空アキュムレータと、を備える部品の吸着
装置により、達成される。本発明の部品の吸着装置は、
接触部と真空アキュムレータを備えており、接触部には
複数の穴が形成されている。真空アキュムレータの作用
が作用することで、複数の穴を通して接触部に異なる種
類の電子部品を吸着することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0006】図1は、本発明の部品の供給装置の好まし
い実施の形態を備える部品の実装機1を示している。こ
の部品の実装機1は本体10と部品の供給装置12及び
部品ストック部13などを備えている。部品の供給装置
12は本体10の中に配置されており、部品ストック部
13は、本体10の前部11側に配置されている。図1
の部品の供給装置12は、対象物であるプリント配線板
に対して、複数種類の電子部品をプリント配線板の必要
な箇所に実装するための装置である。
い実施の形態を備える部品の実装機1を示している。こ
の部品の実装機1は本体10と部品の供給装置12及び
部品ストック部13などを備えている。部品の供給装置
12は本体10の中に配置されており、部品ストック部
13は、本体10の前部11側に配置されている。図1
の部品の供給装置12は、対象物であるプリント配線板
に対して、複数種類の電子部品をプリント配線板の必要
な箇所に実装するための装置である。
【0007】図2は、図1の部品の供給装置12を示し
ている。この部品の供給装置12は、プリント配線板P
1,P2を搬送する搬送コンベア14に対応して設けら
れている。搬送コンベア14は、図1と図2に示すよう
に、基板P1,P2,…を順次矢印X1方向に搬送する
ための手段である。従ってこの搬送コンベア14は動力
源16によりプリント配線板P1,P2,・・・を矢印
X1方向に順次搬送し、かつ図2のように、二枚のプリ
ント配線板P1,P2を、ポジションPR1,PR2に
それぞれ位置決めすることができるようになっている。
ている。この部品の供給装置12は、プリント配線板P
1,P2を搬送する搬送コンベア14に対応して設けら
れている。搬送コンベア14は、図1と図2に示すよう
に、基板P1,P2,…を順次矢印X1方向に搬送する
ための手段である。従ってこの搬送コンベア14は動力
源16によりプリント配線板P1,P2,・・・を矢印
X1方向に順次搬送し、かつ図2のように、二枚のプリ
ント配線板P1,P2を、ポジションPR1,PR2に
それぞれ位置決めすることができるようになっている。
【0008】搬送コンベア14は、ベース18の上に搭
載されているが、上述した部品の供給装置12もベース
18の上に搭載されている。部品の供給装置12は、図
2に示す移動操作手段20、複数の保持手段22,22
と、部品の吸着装置200などを備えている。
載されているが、上述した部品の供給装置12もベース
18の上に搭載されている。部品の供給装置12は、図
2に示す移動操作手段20、複数の保持手段22,22
と、部品の吸着装置200などを備えている。
【0009】図2の移動操作手段20は、図3と図4に
示すような構造を有している。移動操作手段20は、X
方向レール30,32と、二つのY方向ビーム40,4
2などを有している。X方向レール30,32は、図1
の本体10の枠体に対して間隔をおいて平行にX軸方向
に沿って配列されている。これらのX方向レール30,
32の間には、搬送コンベア14が配置されている。Y
方向ビーム40,42は、駆動手段50の作動により、
矢印X1,X2の方向に沿って、X方向レール30,3
2において移動可能になっている。つまりX方向レール
30,32は、Y方向ビーム40,42のX方向のガイ
ドレールである。
示すような構造を有している。移動操作手段20は、X
方向レール30,32と、二つのY方向ビーム40,4
2などを有している。X方向レール30,32は、図1
の本体10の枠体に対して間隔をおいて平行にX軸方向
に沿って配列されている。これらのX方向レール30,
32の間には、搬送コンベア14が配置されている。Y
方向ビーム40,42は、駆動手段50の作動により、
矢印X1,X2の方向に沿って、X方向レール30,3
2において移動可能になっている。つまりX方向レール
30,32は、Y方向ビーム40,42のX方向のガイ
ドレールである。
【0010】駆動手段50は、上述したように、Y方向
ビーム40,42を矢印X1あるいはX2の方向に移動
させる。図4の駆動手段50は、二つのモータ52,5
4、ボールネジ56,58、ナット60,62,64,
66などを備えている。駆動手段50、ナット60,6
2は、Y方向ビーム40において、ベアリング60a,
62aによりそれぞれ回転可能に支持されている。同様
にしてナット64,66は、Y方向ビーム42におい
て、ベアリング64a,66aによりそれぞれ回転可能
に支持されている。これらのナット60,64は、ボー
ルネジ56に噛み合っている。同様にしてナット62,
66は、ボールネジ58に噛み合っている。
ビーム40,42を矢印X1あるいはX2の方向に移動
させる。図4の駆動手段50は、二つのモータ52,5
4、ボールネジ56,58、ナット60,62,64,
66などを備えている。駆動手段50、ナット60,6
2は、Y方向ビーム40において、ベアリング60a,
62aによりそれぞれ回転可能に支持されている。同様
にしてナット64,66は、Y方向ビーム42におい
て、ベアリング64a,66aによりそれぞれ回転可能
に支持されている。これらのナット60,64は、ボー
ルネジ56に噛み合っている。同様にしてナット62,
66は、ボールネジ58に噛み合っている。
【0011】ナット60,62は、モータ52の作動に
より回転するようになっている。同様にしてナット6
4,66は、モータ54により回転するようになってい
る。つまりモータ52のプーリ52aと、ナット60,
62には、歯付きベルト70,72が設けられている。
これにより、モータ52が正転あるいは逆転することに
より、ナット60,62が同期して正転及び逆転するこ
とができる。同様にして、モータ54のプーリ54aと
ナット64,66に対して歯付きベルト74,76が設
けられている。これによりモータ54が正転あるいは逆
転することで、ナット64,66が、正転あるいは逆転
できる。ナット60,62が正転と逆転をすることで、
Y方向ビーム40は、矢印X1方向あるいは矢印X2の
方向に移動及び位置決め可能である。同様にしてY方向
ビーム42は、ナット64,66が正転または逆転する
ことで、矢印X1方向あるいは矢印X2の方向に移動及
び位置決め可能である。
より回転するようになっている。同様にしてナット6
4,66は、モータ54により回転するようになってい
る。つまりモータ52のプーリ52aと、ナット60,
62には、歯付きベルト70,72が設けられている。
これにより、モータ52が正転あるいは逆転することに
より、ナット60,62が同期して正転及び逆転するこ
とができる。同様にして、モータ54のプーリ54aと
ナット64,66に対して歯付きベルト74,76が設
けられている。これによりモータ54が正転あるいは逆
転することで、ナット64,66が、正転あるいは逆転
できる。ナット60,62が正転と逆転をすることで、
Y方向ビーム40は、矢印X1方向あるいは矢印X2の
方向に移動及び位置決め可能である。同様にしてY方向
ビーム42は、ナット64,66が正転または逆転する
ことで、矢印X1方向あるいは矢印X2の方向に移動及
び位置決め可能である。
【0012】次に、図2の移動操作手段20の別の駆動
手段150について説明する。この駆動手段150は、
モータ152,154と、ボールネジ156,158
と、ナット160,162などを備えている。ナット1
60はボールネジ156に噛み合っており、このナット
160は保持手段22に固定されている。モータ152
によりボールネジ156が回転すると、ナット160と
保持手段22は、矢印Y1方向あるいは矢印Y2の方向
に沿って、Y方向ビーム40において移動及び位置決め
可能である。
手段150について説明する。この駆動手段150は、
モータ152,154と、ボールネジ156,158
と、ナット160,162などを備えている。ナット1
60はボールネジ156に噛み合っており、このナット
160は保持手段22に固定されている。モータ152
によりボールネジ156が回転すると、ナット160と
保持手段22は、矢印Y1方向あるいは矢印Y2の方向
に沿って、Y方向ビーム40において移動及び位置決め
可能である。
【0013】同様にして、ナット162は、ボールネジ
158に噛み合っており、このナット162は別の保持
手段22に固定されている。従って、モータ154が作
動してボールネジ156が回転すると、ナット162と
保持手段22は矢印Y1あるいは矢印Y2の方向に沿っ
て、Y方向ビーム42において移動及び位置決め可能で
ある。ところで、図2と図3及び図4に示すように、モ
ータ52,54,152,154は、制御手段100の
指令によりそれぞれ別個に駆動ができるようになってい
る。また搬送コンベア14の動力源16は、制御手段1
00によりやはりその駆動が制御されている。
158に噛み合っており、このナット162は別の保持
手段22に固定されている。従って、モータ154が作
動してボールネジ156が回転すると、ナット162と
保持手段22は矢印Y1あるいは矢印Y2の方向に沿っ
て、Y方向ビーム42において移動及び位置決め可能で
ある。ところで、図2と図3及び図4に示すように、モ
ータ52,54,152,154は、制御手段100の
指令によりそれぞれ別個に駆動ができるようになってい
る。また搬送コンベア14の動力源16は、制御手段1
00によりやはりその駆動が制御されている。
【0014】図1において、部品ストック部13は、図
3にも示すように、例えば複数の部品カセット13a,
13b,13cを備えている。これらの部品カセット1
3a,13b,13cは、異なる電子部品を収容してお
り、例えばテープキャリアに対してそれら必要な電子部
品を張り付けて供給していく方式を採用することができ
る。
3にも示すように、例えば複数の部品カセット13a,
13b,13cを備えている。これらの部品カセット1
3a,13b,13cは、異なる電子部品を収容してお
り、例えばテープキャリアに対してそれら必要な電子部
品を張り付けて供給していく方式を採用することができ
る。
【0015】図5と図6は、本発明の部品の吸着装置2
00を示している。部品の吸着装置200は、図2の部
品の供給装置12の保持手段22,22に各々着脱可能
に、機械的なチャック機構や電磁チャック等を用いて保
持できるようになっている。部品の吸着装置200は、
本体であるノズルヘッド201、真空アキュムレータ2
02、部品の接触部203などを有している。ノズルヘ
ッド201は、吸着ノズル204を備えており、ノズル
ヘッド201の内部には真空アキュムレータ202が設
けられている。この真空アキュムレータ202は、真空
吸引ポンプ400に接続されている。吸着ノズル204
は、ノズルヘッド201に対して好ましくは着脱可能に
取付けることができる。吸着ノズル204の一端部分2
05がノズルヘッド201の穴206にはめ込まれてお
り、吸着ノズル204の下端面が部品の接触部203で
ある。この部品の接触部203には、複数の吸着用の穴
300が、図7に示すようなパターンで配置されてい
る。即ち、接触部203を形成している周辺部分A1の
穴300の配置が、この周辺部分A1よりも内側部分A
2の穴300の配置よりも「疎」になっている。言換れ
ば、内側部分A2の穴300の配置が周辺部分A1の穴
300の配置より「密」になっている。
00を示している。部品の吸着装置200は、図2の部
品の供給装置12の保持手段22,22に各々着脱可能
に、機械的なチャック機構や電磁チャック等を用いて保
持できるようになっている。部品の吸着装置200は、
本体であるノズルヘッド201、真空アキュムレータ2
02、部品の接触部203などを有している。ノズルヘ
ッド201は、吸着ノズル204を備えており、ノズル
ヘッド201の内部には真空アキュムレータ202が設
けられている。この真空アキュムレータ202は、真空
吸引ポンプ400に接続されている。吸着ノズル204
は、ノズルヘッド201に対して好ましくは着脱可能に
取付けることができる。吸着ノズル204の一端部分2
05がノズルヘッド201の穴206にはめ込まれてお
り、吸着ノズル204の下端面が部品の接触部203で
ある。この部品の接触部203には、複数の吸着用の穴
300が、図7に示すようなパターンで配置されてい
る。即ち、接触部203を形成している周辺部分A1の
穴300の配置が、この周辺部分A1よりも内側部分A
2の穴300の配置よりも「疎」になっている。言換れ
ば、内側部分A2の穴300の配置が周辺部分A1の穴
300の配置より「密」になっている。
【0016】このようにすることで、例えば図8のよう
に微小な電子部品、例えばベアチップのような微小な電
子部品PA1を吸着装置200で保持する場合に、微小
な電子部品PA1は、部品の接触部203の内側部分A
2に配置された複数の穴300を用いて、吸着装置20
0は真空吸引ポンプ400及び真空アキュムレータ20
2の作用により吸引して保持することができる。
に微小な電子部品、例えばベアチップのような微小な電
子部品PA1を吸着装置200で保持する場合に、微小
な電子部品PA1は、部品の接触部203の内側部分A
2に配置された複数の穴300を用いて、吸着装置20
0は真空吸引ポンプ400及び真空アキュムレータ20
2の作用により吸引して保持することができる。
【0017】これに対して、図9に示すように駆動IC
のような比較的大型の電子部品PA2を、部品の吸着装
置200で保持する場合には、部品の接触部203の周
辺部分A1及び内側部分A2の各穴300を用いて、吸
着装置200は真空吸引ポンプ400と真空アキュムレ
ータ202の作用により吸着して保持することができ
る。
のような比較的大型の電子部品PA2を、部品の吸着装
置200で保持する場合には、部品の接触部203の周
辺部分A1及び内側部分A2の各穴300を用いて、吸
着装置200は真空吸引ポンプ400と真空アキュムレ
ータ202の作用により吸着して保持することができ
る。
【0018】次に、上述した部品の供給装置12におい
て、本発明の部品の吸着装置200を用いた場合の動作
例について説明する。図1において、部品ストック部1
3には、必要とする部品カセット13a,13b,13
cをセットする。そして図2に示すように、動力源16
を作動して2枚の対象物であるプリント配線板P1,P
2を搬送コンベア14で搬送してきて、この結果動力源
16を適当なところで停止することで、プリント配線板
P1はポジションPR1に位置決めされ、かつプリント
配線板P2は、ポジションPR2に位置決めされる。ポ
ジションPR1側の保持手段22と、ポジションPR2
の保持手段22のそれぞれに、部品の吸着装置200が
それぞれ着脱可能に取付けられている。
て、本発明の部品の吸着装置200を用いた場合の動作
例について説明する。図1において、部品ストック部1
3には、必要とする部品カセット13a,13b,13
cをセットする。そして図2に示すように、動力源16
を作動して2枚の対象物であるプリント配線板P1,P
2を搬送コンベア14で搬送してきて、この結果動力源
16を適当なところで停止することで、プリント配線板
P1はポジションPR1に位置決めされ、かつプリント
配線板P2は、ポジションPR2に位置決めされる。ポ
ジションPR1側の保持手段22と、ポジションPR2
の保持手段22のそれぞれに、部品の吸着装置200が
それぞれ着脱可能に取付けられている。
【0019】制御手段100が、モータ52,54及び
モータ152,154にそれぞれ指令を与えることで、
保持手段22,22は、それぞれX方向とY方向に適宜
別々に移動することにより、例えば一方の部品の吸着装
置200が、図3の部品カセット13aから図8に示す
ような小型の電子部品(例えばベアチップ)PA1を吸
引により保持する。同様にして、もう一つの保持手段2
2の部品の吸着装置200が、別の部品カセット13b
から比較的大型の電子部品PA2を図9に示すように吸
着して保持する。図8と図9に示すように、サイズの異
なる電子部品PA1,PA2は、同じ種類の吸着装置2
00により、確実に保持することができる。
モータ152,154にそれぞれ指令を与えることで、
保持手段22,22は、それぞれX方向とY方向に適宜
別々に移動することにより、例えば一方の部品の吸着装
置200が、図3の部品カセット13aから図8に示す
ような小型の電子部品(例えばベアチップ)PA1を吸
引により保持する。同様にして、もう一つの保持手段2
2の部品の吸着装置200が、別の部品カセット13b
から比較的大型の電子部品PA2を図9に示すように吸
着して保持する。図8と図9に示すように、サイズの異
なる電子部品PA1,PA2は、同じ種類の吸着装置2
00により、確実に保持することができる。
【0020】この場合に、図6の真空吸引ポンプ400
が作動して、真空アキュムレータ202は、ノズルヘッ
ド内部の真空度を安定化させ、吸着ノズルから外部エア
ーが吸引されても急速に内部真空度が下がらないように
している。大型部品の吸着時には吸着穴がすべてふさが
れるため特に問題はないが、小型部品の吸着時は周辺部
の吸着穴からエアーが入り、真空度が下がり易いが、こ
れがこの真空アキュムレータにより真空度が保たれ、安
定な吸着が可能となる。すなわち、大型から小型までの
安定な吸着を実現する。これにより、真空吸引ポンプ4
00が吸引作動を始めると、真空アキュムレータ20
2、吸着ノズル204の中空部204a及び複数個の穴
300を介して、図8あるいは図9に示すように電子部
品PA1あるいは電子部品PA2を吸着して保持するこ
とができる。さらに、制御手段100は各モータ52,
54に対して制御信号を送ることにより、Y方向ビーム
40,42は別々にX方向レール30,32に沿って移
動して位置決めされる。これにより各プリント配線板P
1とP2にはそれぞれの位置に図8と図9に示す電子部
品PA1,PA2が装着できる。
が作動して、真空アキュムレータ202は、ノズルヘッ
ド内部の真空度を安定化させ、吸着ノズルから外部エア
ーが吸引されても急速に内部真空度が下がらないように
している。大型部品の吸着時には吸着穴がすべてふさが
れるため特に問題はないが、小型部品の吸着時は周辺部
の吸着穴からエアーが入り、真空度が下がり易いが、こ
れがこの真空アキュムレータにより真空度が保たれ、安
定な吸着が可能となる。すなわち、大型から小型までの
安定な吸着を実現する。これにより、真空吸引ポンプ4
00が吸引作動を始めると、真空アキュムレータ20
2、吸着ノズル204の中空部204a及び複数個の穴
300を介して、図8あるいは図9に示すように電子部
品PA1あるいは電子部品PA2を吸着して保持するこ
とができる。さらに、制御手段100は各モータ52,
54に対して制御信号を送ることにより、Y方向ビーム
40,42は別々にX方向レール30,32に沿って移
動して位置決めされる。これにより各プリント配線板P
1とP2にはそれぞれの位置に図8と図9に示す電子部
品PA1,PA2が装着できる。
【0021】ところで、図8のように、比較的小型の電
子部品PA1が部品の接触部203に対して保持される
場合には、例えば周辺部分A1の穴300が開放状態に
なっており、内側部分A2の穴300が塞がった状態に
なっている。このために、開放されている穴300から
エアーが入り、内部の真空度が下がり易い。しかしこの
真空度の低下を極力防ぐために、ノズルヘッド201の
内部には、図6のような出来るだけ大型の真空アキュム
レータ202を設けることが望ましい。
子部品PA1が部品の接触部203に対して保持される
場合には、例えば周辺部分A1の穴300が開放状態に
なっており、内側部分A2の穴300が塞がった状態に
なっている。このために、開放されている穴300から
エアーが入り、内部の真空度が下がり易い。しかしこの
真空度の低下を極力防ぐために、ノズルヘッド201の
内部には、図6のような出来るだけ大型の真空アキュム
レータ202を設けることが望ましい。
【0022】また図7のように、本発明の実施の形態で
は、内側部分A2の穴300の配置密度が、周辺部分A
1の穴300の配置密度よりも大きく設定されているこ
とから、図8のように、比較的小型の電子部品PA1を
内側部分A2の穴300に対応して吸引する場合にあっ
ても、極力周辺部分A1の穴300にエアーが入るのを
防ぐことができる。なお、本発明の実施の形態の吸着装
置200は、1005などの微小チップから、5mm角
程度の大型のチップまで吸着できる。なお、1005の
微小チップは1.0mm×0.5mmの角型をした微小
なチップで現在、コンデンサと抵抗の2種がある。
は、内側部分A2の穴300の配置密度が、周辺部分A
1の穴300の配置密度よりも大きく設定されているこ
とから、図8のように、比較的小型の電子部品PA1を
内側部分A2の穴300に対応して吸引する場合にあっ
ても、極力周辺部分A1の穴300にエアーが入るのを
防ぐことができる。なお、本発明の実施の形態の吸着装
置200は、1005などの微小チップから、5mm角
程度の大型のチップまで吸着できる。なお、1005の
微小チップは1.0mm×0.5mmの角型をした微小
なチップで現在、コンデンサと抵抗の2種がある。
【0023】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。本発明の実施の形態では、図5のよ
うに、吸着ノズル204の部品の接触部203の形状が
角形になっているが、これに限らず、図10に示すよう
に丸形の部品の接触部1203にしても勿論構わない。
この部品の接触部1203においても、周辺部分A1の
穴300の配置密度は、内側部分A2の穴300の配置
密度より「疎」とするのが好ましい。また、周辺部分A
1の穴の径を小さくし、内側部分A2の穴の径を大きく
してもよい。本発明の実施の形態では、電子部品がプリ
ント配線板のような対象物に対して実装する例を示して
いるが、他の分野において、1つの吸着装置を用いて異
なる大きさの部品を対象物に対して装着する場合であっ
ても、本発明の部品の吸着装置が適用できる。本発明の
実施の形態によれば、1種類の吸着装置200を用意す
ればよく、従来のような複数のノズルの旋回装置が不要
で構造がシンプルであり切換制御が不要で、吸着装置の
小型化、軽量化ができる。しかも1種類の吸着装置20
0の位置精度の調整は、従来の複数のノズルを用いる場
合よりかんたんであり、メンテナンスも容易である。
れるものではない。本発明の実施の形態では、図5のよ
うに、吸着ノズル204の部品の接触部203の形状が
角形になっているが、これに限らず、図10に示すよう
に丸形の部品の接触部1203にしても勿論構わない。
この部品の接触部1203においても、周辺部分A1の
穴300の配置密度は、内側部分A2の穴300の配置
密度より「疎」とするのが好ましい。また、周辺部分A
1の穴の径を小さくし、内側部分A2の穴の径を大きく
してもよい。本発明の実施の形態では、電子部品がプリ
ント配線板のような対象物に対して実装する例を示して
いるが、他の分野において、1つの吸着装置を用いて異
なる大きさの部品を対象物に対して装着する場合であっ
ても、本発明の部品の吸着装置が適用できる。本発明の
実施の形態によれば、1種類の吸着装置200を用意す
ればよく、従来のような複数のノズルの旋回装置が不要
で構造がシンプルであり切換制御が不要で、吸着装置の
小型化、軽量化ができる。しかも1種類の吸着装置20
0の位置精度の調整は、従来の複数のノズルを用いる場
合よりかんたんであり、メンテナンスも容易である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交換しなくても複数種類の電子部品を確実に吸着して保
持することができる。
交換しなくても複数種類の電子部品を確実に吸着して保
持することができる。
【図1】本発明の部品の吸着装置を備える部品の実装機
の一例を示す斜視図。
の一例を示す斜視図。
【図2】図1の実装機における部品の供給装置の一例を
拡大して示す斜視図。
拡大して示す斜視図。
【図3】図2の部品の供給装置の構造を示す平面図。
【図4】部品の供給装置の構造を示す平面図。
【図5】本発明の部品の吸着装置の好ましい実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図6】図5の部品の吸着装置の構造を示す軸方向の断
面図。
面図。
【図7】部品の吸着装置の部品の接触部における穴の配
置例を示す底面図。
置例を示す底面図。
【図8】部品の吸着装置により比較的小型の電子部品を
吸着した状態を示す図。
吸着した状態を示す図。
【図9】部品の吸着装置により比較的大型の電子部品を
吸着した状態を示す図。
吸着した状態を示す図。
【図10】本発明の部品の吸着装置の別の実施の形態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図11】図10の部品の吸着装置の部品の接触部にお
ける穴の配置パターンを示す底面図。
ける穴の配置パターンを示す底面図。
12・・・部品の供給装置、14・・・搬送コンベア、
20・・・移動操作手段、22・・・保持手段、50・
・・駆動手段、100・・・制御手段、150・・・駆
動手段、200・・・部品の吸着装置、201・・・ノ
ズルヘッド(本体)、202・・・真空アキュムレー
タ、203・・・部品の接触部、204・・・吸着ノズ
ル、300・・・穴、400・・・真空吸引ポンプ、P
A1,PA2・・・電子部品(部品)、P1,P2・・
・プリント配線板(対象物)
20・・・移動操作手段、22・・・保持手段、50・
・・駆動手段、100・・・制御手段、150・・・駆
動手段、200・・・部品の吸着装置、201・・・ノ
ズルヘッド(本体)、202・・・真空アキュムレー
タ、203・・・部品の接触部、204・・・吸着ノズ
ル、300・・・穴、400・・・真空吸引ポンプ、P
A1,PA2・・・電子部品(部品)、P1,P2・・
・プリント配線板(対象物)
Claims (4)
- 【請求項1】 部品を吸引力で保持するための部品の吸
着装置において、 本体と、 本体に設けられて、複数の穴が形成された部品の接触部
と、 接触部に部品を吸引力で保持させるための真空アキュム
レータと、を備えることを特徴とする部品の吸着装置。 - 【請求項2】 複数の穴の接触部における配置として
は、接触部を形成している周辺部分の穴の配置が、接触
部を形成している周辺部分の内側部分の穴の配置よりも
「疎」になっている請求項1に記載の部品の吸着装置。 - 【請求項3】 真空アキュムレータは、本体内に配置さ
れている請求項1に記載の部品の吸着装置。 - 【請求項4】 部品は電子部品である請求項1に記載の
部品の吸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8140915A JPH09307287A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 部品の吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8140915A JPH09307287A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 部品の吸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09307287A true JPH09307287A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15279784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8140915A Pending JPH09307287A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 部品の吸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09307287A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187679A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | チャック装置 |
JP2013193182A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Seiko Instruments Inc | 吸引ヘッドおよび吸引搬送装置 |
JP5610658B1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-10-22 | アキム株式会社 | ノズル構造及び吸着方法 |
CN105619432A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-06-01 | 苏州倍特罗智能科技有限公司 | 一种三耐用吸盘结构 |
CN105619433A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-06-01 | 苏州倍特罗智能科技有限公司 | 一种三吸盘结构 |
JP2020183317A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 株式会社メイキコウ | 物品のピッキング装置 |
JP2021009863A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 株式会社Fuji | 作業機、および部品装着方法 |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP8140915A patent/JPH09307287A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187679A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | チャック装置 |
JP2013193182A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Seiko Instruments Inc | 吸引ヘッドおよび吸引搬送装置 |
JP5610658B1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-10-22 | アキム株式会社 | ノズル構造及び吸着方法 |
CN105619432A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-06-01 | 苏州倍特罗智能科技有限公司 | 一种三耐用吸盘结构 |
CN105619433A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-06-01 | 苏州倍特罗智能科技有限公司 | 一种三吸盘结构 |
JP2020183317A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 株式会社メイキコウ | 物品のピッキング装置 |
JP2021009863A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 株式会社Fuji | 作業機、および部品装着方法 |
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