JPH09293949A - 樹脂製回路基板の製造方法 - Google Patents
樹脂製回路基板の製造方法Info
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- JPH09293949A JPH09293949A JP10811596A JP10811596A JPH09293949A JP H09293949 A JPH09293949 A JP H09293949A JP 10811596 A JP10811596 A JP 10811596A JP 10811596 A JP10811596 A JP 10811596A JP H09293949 A JPH09293949 A JP H09293949A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明によれば、大型樹脂製回路基板から個
々の樹脂製回路基板を切断・分離すべく、連結部を打ち
抜き処理しても、端子電極を損傷を与えることが一切な
い樹脂製回路基板の製造方法である。 【解決手段】端面に端子電極4が形成された複数の樹脂
製回路基板1・・・が、該樹脂製回路基板1・・の角部
から延びる連結部2・・・によって複数連設された大型
樹脂製回路基板10から、前記連結部2・・・を打ち抜
き切断によって樹脂製回路基板1を分離する製造方法に
おいて、前記連結部2・・・の打ち抜き切断面Xを、前
記樹脂製回路基板1の端子電極4が形成された端面に対
して傾斜させた。
々の樹脂製回路基板を切断・分離すべく、連結部を打ち
抜き処理しても、端子電極を損傷を与えることが一切な
い樹脂製回路基板の製造方法である。 【解決手段】端面に端子電極4が形成された複数の樹脂
製回路基板1・・・が、該樹脂製回路基板1・・の角部
から延びる連結部2・・・によって複数連設された大型
樹脂製回路基板10から、前記連結部2・・・を打ち抜
き切断によって樹脂製回路基板1を分離する製造方法に
おいて、前記連結部2・・・の打ち抜き切断面Xを、前
記樹脂製回路基板1の端子電極4が形成された端面に対
して傾斜させた。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ガラス−エポキシ
等を主成分とする基板材料を用いた該樹脂製回路基板の
多数個取りの製造方法に関するものである。
等を主成分とする基板材料を用いた該樹脂製回路基板の
多数個取りの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板の製造にあたり、大型基板から
多数個取り手法はごく一般的に行われている。例えば、
セラミック基板の場合では、予め大型基板に縦横の分割
用溝を形成し、分割溝によって縦横に区画され素子領域
に所定回路を形成した後、最終的に分割溝に沿って分割
処理していた。また、樹脂製回路基板も同様にして形成
することもできる。
多数個取り手法はごく一般的に行われている。例えば、
セラミック基板の場合では、予め大型基板に縦横の分割
用溝を形成し、分割溝によって縦横に区画され素子領域
に所定回路を形成した後、最終的に分割溝に沿って分割
処理していた。また、樹脂製回路基板も同様にして形成
することもできる。
【0003】また、このような樹脂を主成分とする基板
材料はセラミック材料に比較して、機械加工(打ち抜き
加工)が容易であるため、例えば、各基板(素子領域)
の一部、例えば角部間を連結部で連結した大型樹脂製回
路基板の状態で、各素子領域に所定回路を形成した後、
最終的に連結部分を打ち抜き加工によって、裁断して、
多々の素子領域に分離して樹脂製回路基板を抽出してい
た。
材料はセラミック材料に比較して、機械加工(打ち抜き
加工)が容易であるため、例えば、各基板(素子領域)
の一部、例えば角部間を連結部で連結した大型樹脂製回
路基板の状態で、各素子領域に所定回路を形成した後、
最終的に連結部分を打ち抜き加工によって、裁断して、
多々の素子領域に分離して樹脂製回路基板を抽出してい
た。
【0004】また、このような樹脂製回路基板は、セラ
ミック回路基板に比較して小型な形状が多く、その使用
の際には、別のプリント配線基板上に表面実装されるこ
とが多い。
ミック回路基板に比較して小型な形状が多く、その使用
の際には、別のプリント配線基板上に表面実装されるこ
とが多い。
【0005】このため、構造的に樹脂製回路基板の端面
に複数の端子電極が形成されている。このように基板の
端面に端子電極を形成する場合には、前者のように分割
溝を有する大型基板を用いた場合、分割した後に端面端
子電極の形成が必要となったり、また、分割溝に跨がる
導通スルーホールを形成したりする必要となってしま
う。これに対して、後者のように、各素子領域の角部に
連結部を形成した、隣接する複数の素子領域を連設した
大型基板を用いた場合の方が、端面に端子電極を形成す
る上で好都合となる。
に複数の端子電極が形成されている。このように基板の
端面に端子電極を形成する場合には、前者のように分割
溝を有する大型基板を用いた場合、分割した後に端面端
子電極の形成が必要となったり、また、分割溝に跨がる
導通スルーホールを形成したりする必要となってしま
う。これに対して、後者のように、各素子領域の角部に
連結部を形成した、隣接する複数の素子領域を連設した
大型基板を用いた場合の方が、端面に端子電極を形成す
る上で好都合となる。
【0006】このような大型樹脂製回路基板の一例を、
図4に示す。
図4に示す。
【0007】図において、10は大型樹脂製回路基板で
あり、1・・・・は、所定回路が形成された各素子領域
(分離されて樹脂製回路基板となる)である。
あり、1・・・・は、所定回路が形成された各素子領域
(分離されて樹脂製回路基板となる)である。
【0008】大型樹脂製回路基板10は、ガラス−エポ
キシ等の樹脂を主成分とした樹脂製材料からなり、各素
子領域1は、その角部に延びる連結部2・・・で互いに
連結しあっている。尚、図中、1zは最終的に捨てられ
る耳部分である。
キシ等の樹脂を主成分とした樹脂製材料からなり、各素
子領域1は、その角部に延びる連結部2・・・で互いに
連結しあっている。尚、図中、1zは最終的に捨てられ
る耳部分である。
【0009】例えば連結部2は、1つの素子領域1と耳
部分1zを連結したり、2つの素子領域1の角部に共用
されるように連結したり、また4つの素子領域1の角部
に共用されるように連結したりする。
部分1zを連結したり、2つの素子領域1の角部に共用
されるように連結したり、また4つの素子領域1の角部
に共用されるように連結したりする。
【0010】従って、大型樹脂製回路基板10には、各
素子領域1・・・の4端辺には、比較的貫通穴3・・・
が形成されることになる。この貫通穴3・・・は、各素
子領域1・・の端面に端子電極4を形成することを容易
とする。
素子領域1・・・の4端辺には、比較的貫通穴3・・・
が形成されることになる。この貫通穴3・・・は、各素
子領域1・・の端面に端子電極4を形成することを容易
とする。
【0011】このような大型樹脂製回路基板10を用い
て、各素子領域1・・・の構造を用いて説明する。
て、各素子領域1・・・の構造を用いて説明する。
【0012】例えば、素子領域1aは、その角部に4つ
の連結部2・・・が配置されており、これによって、隣
接する周囲の素子領域と一体化している。そして、素子
領域1aの4つの端辺は、夫々4つの貫通穴3・・・と
接することになる。
の連結部2・・・が配置されており、これによって、隣
接する周囲の素子領域と一体化している。そして、素子
領域1aの4つの端辺は、夫々4つの貫通穴3・・・と
接することになる。
【0013】そして素子領域1aの上面には、少なくと
も所定回路配線パターンが形成されて、さらに、各電子
部品素子が搭載されている(尚、回路配線パターン、各
電子部品素子は図示せず)。このような所定回路配線パ
ターンは、素子領域1aの端面に導出される。そして、
導出された端面部分には、貫通穴3を利用して端子電極
4・・・が形成される。
も所定回路配線パターンが形成されて、さらに、各電子
部品素子が搭載されている(尚、回路配線パターン、各
電子部品素子は図示せず)。このような所定回路配線パ
ターンは、素子領域1aの端面に導出される。そして、
導出された端面部分には、貫通穴3を利用して端子電極
4・・・が形成される。
【0014】素子領域1の端子電極4・・・は、端面に
は、基板の端面の厚み方向に延び、若干凹んだ凹部5が
形成され、この凹部5の内壁面に導体膜が形成されて構
成される。
は、基板の端面の厚み方向に延び、若干凹んだ凹部5が
形成され、この凹部5の内壁面に導体膜が形成されて構
成される。
【0015】このような回路配線パターンや端子電極4
・・・となる導体膜は、導電性箔体の付着、導体膜の塗
布などの周知の方法によって形成される。
・・・となる導体膜は、導電性箔体の付着、導体膜の塗
布などの周知の方法によって形成される。
【0016】大型樹脂製回路基板10においては、複数
の素子領域1・・・に共通的に回路の形成処理されるも
のであり、共通的に処理すべき内容が終了次第に、連結
部2・・・がパンチなどを用いて打ち抜き切断されてい
た。これにより、各素子領域1・・・を個々の樹脂製回
路基板として分離・抽出されることになる。
の素子領域1・・・に共通的に回路の形成処理されるも
のであり、共通的に処理すべき内容が終了次第に、連結
部2・・・がパンチなどを用いて打ち抜き切断されてい
た。これにより、各素子領域1・・・を個々の樹脂製回
路基板として分離・抽出されることになる。
【0017】従来は、樹脂製回路基板の形状は、矩形状
との一般概念のために、打ち抜きによって発生する切断
線は、図4の線Yに示すように行われていた。即ち、打
ち抜き切断線Yは、各素子領域1・・の端面に沿わせて
いた。
との一般概念のために、打ち抜きによって発生する切断
線は、図4の線Yに示すように行われていた。即ち、打
ち抜き切断線Yは、各素子領域1・・の端面に沿わせて
いた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、打ち抜き切断線Yは、各素子領域1・・の端面に形
成された端子電極4をも打ち抜いてしまうと、回路基板
として用いることができなくなるため、打ち抜きパンチ
の位置を正確に制御する必要があった。
に、打ち抜き切断線Yは、各素子領域1・・の端面に形
成された端子電極4をも打ち抜いてしまうと、回路基板
として用いることができなくなるため、打ち抜きパンチ
の位置を正確に制御する必要があった。
【0019】このため、この制御を容易にするため、各
素子領域1の凹部5を内部側に深く窪むように設定し
て、切断線Yと端子電極4までの間隔Δyを大きくする
ようにしていた。
素子領域1の凹部5を内部側に深く窪むように設定し
て、切断線Yと端子電極4までの間隔Δyを大きくする
ようにしていた。
【0020】しかし、このように端子電極4を各素子領
域1・・・の内部側に大きく入り込むように構成する
と、素子領域1・・・の表面面積を減少させることにな
り、その結果、各素子領域1・・・の表面に形成する配
線パターンの形成領域を大きく減少させることになる。
域1・・・の内部側に大きく入り込むように構成する
と、素子領域1・・・の表面面積を減少させることにな
り、その結果、各素子領域1・・・の表面に形成する配
線パターンの形成領域を大きく減少させることになる。
【0021】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、大型基板から個々の各素子領
域に対応して、打ち抜き切断しても各素子領域の端面に
形成した端子電極を損傷させることが一切ない樹脂製回
路基板の製造方法を提供するものである。
ものであり、その目的は、大型基板から個々の各素子領
域に対応して、打ち抜き切断しても各素子領域の端面に
形成した端子電極を損傷させることが一切ない樹脂製回
路基板の製造方法を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、端面に
端子電極が形成された複数の樹脂製回路基板が、該樹脂
製回路基板の角部から延びる連結部によって複数連設さ
れている大型樹脂製回路基板の前記連結部を端子電極が
形成された端面に対して斜め方向に打ち抜き切断する樹
脂製回路基板の製造方法である。
端子電極が形成された複数の樹脂製回路基板が、該樹脂
製回路基板の角部から延びる連結部によって複数連設さ
れている大型樹脂製回路基板の前記連結部を端子電極が
形成された端面に対して斜め方向に打ち抜き切断する樹
脂製回路基板の製造方法である。
【0023】
【作用】以上のように、本発明によれば、各素子領域の
角部に形成された各素子領域を連結し、大型樹脂製回路
基板を構成する連結部を、打ち抜き加工によって、切断
して、個々の素子領域(樹脂製回路基板)に分離する
際、素子領域と連結部とを、各素子領域の端面に対して
傾斜するように切断している。
角部に形成された各素子領域を連結し、大型樹脂製回路
基板を構成する連結部を、打ち抜き加工によって、切断
して、個々の素子領域(樹脂製回路基板)に分離する
際、素子領域と連結部とを、各素子領域の端面に対して
傾斜するように切断している。
【0024】従って、打ち抜き線が、各素子領域の端面
と平行になることが一切ないため、仮に切断・分離線に
位置ずれが発生しても、各素子領域の端面に形成した端
子電極つでの間隔を大きく設定でき、端子電極の一部ま
たは全部が除去することが一切なくなる。
と平行になることが一切ないため、仮に切断・分離線に
位置ずれが発生しても、各素子領域の端面に形成した端
子電極つでの間隔を大きく設定でき、端子電極の一部ま
たは全部が除去することが一切なくなる。
【0025】結局、端子電極を安定した形状に維持した
ままに、大型樹脂製回路基板から個々の樹脂製回路基板
を簡単に分離することができ、端子電極の信頼性が大き
く向上することになる。
ままに、大型樹脂製回路基板から個々の樹脂製回路基板
を簡単に分離することができ、端子電極の信頼性が大き
く向上することになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樹脂製回路基板の
製造方法を図面に基づいて説明する。
製造方法を図面に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の樹脂製回路基板の製造方
法によって形成された樹脂製回路基板の斜視図である。
法によって形成された樹脂製回路基板の斜視図である。
【0028】樹脂製回路基板1は、矩形状の角部が切断
された全体として8角形状と成し、ガラス−エポキシを
主成分とした樹脂材料からなる。
された全体として8角形状と成し、ガラス−エポキシを
主成分とした樹脂材料からなる。
【0029】樹脂製回路基板1は、単板または積層構造
であり、その表面には、所定配線パターン11が形成さ
れ、その表面には、各種電子部品素子12が搭載されて
いる。
であり、その表面には、所定配線パターン11が形成さ
れ、その表面には、各種電子部品素子12が搭載されて
いる。
【0030】このような樹脂製回路基板1は、図示して
いないが、マザーボードであるプリント配線基板の所定
配線パターンに半田接合によって実装される。
いないが、マザーボードであるプリント配線基板の所定
配線パターンに半田接合によって実装される。
【0031】樹脂製回路基板1の所定回路とプリント配
線基板の所定配線パターンとの接続を達成するに、樹脂
製回路基板1の端面には、複数の端子電極4が形成され
ている。端子電極4は所定厚みの導体膜から成り、樹脂
製回路基板1の端面から若干凹んだ凹部5の内壁面に形
成されている。
線基板の所定配線パターンとの接続を達成するに、樹脂
製回路基板1の端面には、複数の端子電極4が形成され
ている。端子電極4は所定厚みの導体膜から成り、樹脂
製回路基板1の端面から若干凹んだ凹部5の内壁面に形
成されている。
【0032】このような樹脂製回路基板1は、各素子領
域に所定回路を形成した状態の大型樹脂製回路基板10
から打ち抜き加工により抽出されて形成される。ここ
で、所定回路とは、電子部品素子12を除いた状態であ
っても構わない。電子部品素子12の種類によっては、
個々の樹脂製回路基板1・・・に切断・分離した後に、
その後の処理をする場合もある。
域に所定回路を形成した状態の大型樹脂製回路基板10
から打ち抜き加工により抽出されて形成される。ここ
で、所定回路とは、電子部品素子12を除いた状態であ
っても構わない。電子部品素子12の種類によっては、
個々の樹脂製回路基板1・・・に切断・分離した後に、
その後の処理をする場合もある。
【0033】図2は、連結しあった各素子領域1・・・
に所定回路を形成した状態の大型樹脂製回路基板10の
部分平面図である。尚、図4と同一部分は同一符号を付
している。
に所定回路を形成した状態の大型樹脂製回路基板10の
部分平面図である。尚、図4と同一部分は同一符号を付
している。
【0034】大型樹脂製回路基板10は、打ち抜き切断
処理後に個々の樹脂製回路基板(素子領域)1となる。
処理後に個々の樹脂製回路基板(素子領域)1となる。
【0035】即ち、大型樹脂製回路基板10は複数の素
子領域1・・・、連結部2・・・などからから構成され
る。尚、各素子領域の最外周部分には、最終的に捨てら
れる耳部分1zが存在している。
子領域1・・・、連結部2・・・などからから構成され
る。尚、各素子領域の最外周部分には、最終的に捨てら
れる耳部分1zが存在している。
【0036】連結部2・・・は、基板材料と同一材料か
らなり、夫々各素子領域1・・・の角部に形成されてい
る。例えば、連結部2・・・は、1つの素子領域1の角
部と耳部分1zを連結するもの、2つの素子領域1・・
・と耳部分1zを連結するものであり、4つの素子領域
1・・・を連結するものなどがある。
らなり、夫々各素子領域1・・・の角部に形成されてい
る。例えば、連結部2・・・は、1つの素子領域1の角
部と耳部分1zを連結するもの、2つの素子領域1・・
・と耳部分1zを連結するものであり、4つの素子領域
1・・・を連結するものなどがある。
【0037】これにより、各素子領域1・・・の4つの
端面の周囲には夫々貫通穴3・・・が形成されることに
なる。この貫通穴3・・・から現れる各素子領域1の端
面に端子電極4が形成される。
端面の周囲には夫々貫通穴3・・・が形成されることに
なる。この貫通穴3・・・から現れる各素子領域1の端
面に端子電極4が形成される。
【0038】この端子電極4は、各素子領域1の端面に
若干凹んだ凹部5の内壁に形成される。この凹部5は、
個々の樹脂製回路基板1に切断・分離した後の工程中の
搬送などによって他の樹脂製回路基板1との衝突による
端子電極4の損傷を軽減するものであり、また、マサー
配線基板に実装した時に、半田のはい上がり部分の距離
を多くして強固な接合を達成するためのものである。
若干凹んだ凹部5の内壁に形成される。この凹部5は、
個々の樹脂製回路基板1に切断・分離した後の工程中の
搬送などによって他の樹脂製回路基板1との衝突による
端子電極4の損傷を軽減するものであり、また、マサー
配線基板に実装した時に、半田のはい上がり部分の距離
を多くして強固な接合を達成するためのものである。
【0039】図3は、図2に示す大型樹脂製回路基板1
0から個々の樹脂製回路基板1・・・に打ち抜き切断す
るための打ち抜き処理を説明する図である。
0から個々の樹脂製回路基板1・・・に打ち抜き切断す
るための打ち抜き処理を説明する図である。
【0040】具体的には連結部2・・・は、打ち抜きパ
ンチで切断される。そのパンチによって発生する切断線
Xは各樹脂製回路基板1の端面に対して傾斜するように
切断する。従って、打ち抜きパンチの形状は、4つの線
Xによって形成される概略菱形状の形状を成している。
御、図で斜線部分は切断される除去される部分である。
尚、概略菱形状のパンチの代わりに、この概略菱形形状
を内接または外接する円形状のパンチを用いても構わな
い。
ンチで切断される。そのパンチによって発生する切断線
Xは各樹脂製回路基板1の端面に対して傾斜するように
切断する。従って、打ち抜きパンチの形状は、4つの線
Xによって形成される概略菱形状の形状を成している。
御、図で斜線部分は切断される除去される部分である。
尚、概略菱形状のパンチの代わりに、この概略菱形形状
を内接または外接する円形状のパンチを用いても構わな
い。
【0041】ここで、菱形とは、4つの線Xで構成され
るものであり、概略矩形状の樹脂製回路基板1・・(切
断する前)の端面に対して、夫々傾斜している矩形状で
ある。そして、このように打ち抜き切断が可能なのは、
基板材料が樹脂を主成分とする材料であるためである。
るものであり、概略矩形状の樹脂製回路基板1・・(切
断する前)の端面に対して、夫々傾斜している矩形状で
ある。そして、このように打ち抜き切断が可能なのは、
基板材料が樹脂を主成分とする材料であるためである。
【0042】これによって、連結部2・・・が打ち抜き
切断され、大型樹脂製回路基板10から、個々の樹脂製
回路基板1・・・に切断・分離されることになる。この
時、図3の点線Xで示すように、打ち抜き切断線は、回
路基板1の端面に対して、傾斜したものとなり、打ち抜
き切断された樹脂製回路基板1・・・の角部は、図1に
示すように、本来の4つの角部が落とされた形状とな
り、全体として、概略8角形状となる。
切断され、大型樹脂製回路基板10から、個々の樹脂製
回路基板1・・・に切断・分離されることになる。この
時、図3の点線Xで示すように、打ち抜き切断線は、回
路基板1の端面に対して、傾斜したものとなり、打ち抜
き切断された樹脂製回路基板1・・・の角部は、図1に
示すように、本来の4つの角部が落とされた形状とな
り、全体として、概略8角形状となる。
【0043】以上の製造方法によれば、線Xと樹脂製回
路基板1・・の端面に形成した端子電極4との間隔Δx
を大きくとれるため、打ち抜きパンチの位置制御が緩和
されることになり、製造効率が向上する。
路基板1・・の端面に形成した端子電極4との間隔Δx
を大きくとれるため、打ち抜きパンチの位置制御が緩和
されることになり、製造効率が向上する。
【0044】また、間隔Δxが大きいため、その間隔で
許容できる程度で打ち抜きパンチが位置ずれしても端子
電極4の形状がそのまま残存され、樹脂製回路基板1と
しても機能を喪失することがない。
許容できる程度で打ち抜きパンチが位置ずれしても端子
電極4の形状がそのまま残存され、樹脂製回路基板1と
しても機能を喪失することがない。
【0045】また、従来ように凹部5を樹脂製回路基板
1・・・の内部側に大きく深く凹むように形成する必要
なく、安定した端子電極4を維持でき、端子電極4とし
て機能を充分に満足させることができる。
1・・・の内部側に大きく深く凹むように形成する必要
なく、安定した端子電極4を維持でき、端子電極4とし
て機能を充分に満足させることができる。
【0046】尚、連結部2・・・を樹脂製回路基板1・
・・の角部の見成らず貫通穴3の途中に連結部を形成す
るしても構わない。この場合、連結部を包含するように
な菱形状、または円形状の打ち抜きパンチを用いてその
連結部を打ち抜き除去すればよい。
・・の角部の見成らず貫通穴3の途中に連結部を形成す
るしても構わない。この場合、連結部を包含するように
な菱形状、または円形状の打ち抜きパンチを用いてその
連結部を打ち抜き除去すればよい。
【0047】尚、樹脂製回路基板に搭載する電子部品素
子によって、上述の個々の切断・分割した後に、電子部
品素子の搭載を行っても構わない。
子によって、上述の個々の切断・分割した後に、電子部
品素子の搭載を行っても構わない。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、大型樹
脂製基板から個々の樹脂製回路基板を打ち抜き切断すべ
く、連結部を打ち抜き処理しても、各樹脂製回路基板の
端面に形成した端子電極を損傷を与えることが一切な
い。従って、連結部と各樹脂製回路基板とのよって囲ま
れた貫通穴部分に端子電極を予め形成しておくこともで
き、また、従来からの製造方法の各工程の入れ換えなど
が一切ないため、量産性を安定した状態で維持できる。
脂製基板から個々の樹脂製回路基板を打ち抜き切断すべ
く、連結部を打ち抜き処理しても、各樹脂製回路基板の
端面に形成した端子電極を損傷を与えることが一切な
い。従って、連結部と各樹脂製回路基板とのよって囲ま
れた貫通穴部分に端子電極を予め形成しておくこともで
き、また、従来からの製造方法の各工程の入れ換えなど
が一切ないため、量産性を安定した状態で維持できる。
【図1】本発明に係る樹脂製回路基板の斜視図である。
【図2】本発明に係る大型樹脂製回路基板の部分平面図
である。
である。
【図3】本発明の連結部の打ち抜きによる切断・分離を
説明するための大型樹脂製回路基板の部分平面図であ
る。
説明するための大型樹脂製回路基板の部分平面図であ
る。
【図4】従来の大型樹脂製回路基板の部分平面図であ
る。
る。
10・・・・・・大型樹脂製回路基板 1・・・・・・・樹脂製回路基板(素子領域) 2・・・・・・・連結部 3・・・・・・・貫通穴 4・・・・・・・端子電極 X・・・・・・・切断・分離線
Claims (1)
- 【請求項1】 端面に端子電極が形成された複数の樹脂
製回路基板が、該樹脂製回路基板の角部から延びる連結
部によって複数連設されている大型樹脂製回路基板の前
記連結部を端子電極が形成された端面に対して斜め方向
に打ち抜き切断することを特徴とする樹脂製回路基板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10811596A JPH09293949A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 樹脂製回路基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10811596A JPH09293949A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 樹脂製回路基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09293949A true JPH09293949A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14476295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10811596A Pending JPH09293949A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 樹脂製回路基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09293949A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280250B1 (ko) * | 2010-09-30 | 2013-07-05 | 주식회사 케이씨씨 | 금속접합 세라믹기판 |
JP2016134538A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | 株式会社デンソー | 積層基板 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10811596A patent/JPH09293949A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280250B1 (ko) * | 2010-09-30 | 2013-07-05 | 주식회사 케이씨씨 | 금속접합 세라믹기판 |
JP2016134538A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | 株式会社デンソー | 積層基板 |
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