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JPH09278649A - ドライ・アイ症候群の治療に特に適したアイ・ウォッシュ - Google Patents

ドライ・アイ症候群の治療に特に適したアイ・ウォッシュ

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Publication number
JPH09278649A
JPH09278649A JP8337187A JP33718796A JPH09278649A JP H09278649 A JPH09278649 A JP H09278649A JP 8337187 A JP8337187 A JP 8337187A JP 33718796 A JP33718796 A JP 33718796A JP H09278649 A JPH09278649 A JP H09278649A
Authority
JP
Japan
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polyvinylpyrrolidone
eyewash
buffer
eye wash
viscosity
Prior art date
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Application number
JP8337187A
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English (en)
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JP4044165B2 (ja
Inventor
Florence Maurin
モーラン フローレンス
Elisabeth Latour
ラトゥール エリザベト
Claude Coquelet
コクレ クロード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laboratoires Chauvin SAS
Original Assignee
Laboratoires Chauvin SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Laboratoires Chauvin SAS filed Critical Laboratoires Chauvin SAS
Publication of JPH09278649A publication Critical patent/JPH09278649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4044165B2 publication Critical patent/JP4044165B2/ja
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0048Eye, e.g. artificial tears
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • A61P27/04Artificial tears; Irrigation solutions

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  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
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  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
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  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライ・アイ症候群の治療に特に適したすぐ
に使用できるアイウォッシュの提供。 【解決手段】 本発明に係る組成物は、水溶液中、 −ゲル化ポリアニオン・ポリマー −アイウォッシュの粘度を10〜60 mPa・s の値に減
少させるために十分な量のバッファー、及び −アイウォッシュが透明であるために十分な量のポリビ
ニルピロリドン、を含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライ・アイ症候
群の治療に特に適したアイウォッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】ドライ・アイ症候群の治療のために意図
された組成物は、WO 84/04 680及びWO
84/04 681中に既に記載されている。これらの
組成物は、ポリアニオン・ポリマー、例えば、アリル・
スクロース又はアリルペンタエリスリトールにより架橋
されたアクリル酸ポリマーである商標カルボポール(C
arbopol)の下で販売される製品を含むゲル又は
ひじょうに粘性の溶液から構成される。このように、W
O 84/04 681は、例えば、0.2重量%のカ
ルボポール940(Carbopol 940)を含む
流動性ゲルについて記載している。このゲルは、12,
400〜12,600 mPa・ s の粘度をもつ。しかしな
がら、このようなゲルは、使用するのが難しく、そして
まぶたがくっつく感じをもたらすことができる。その
上、溶解性塩、例えば、塩化ナトリウム又は塩化カルシ
ウムの、カルボポール含有媒体への添加が、これらの媒
体の粘度を減少させることが、知られている(BF G
oodrichの文書、Carbopol(商標))−
水性媒体に溶解する樹脂、1981)。
【0003】その上、 WO 95/05 804は、
0.1〜10重量%のポリアニオン・ポリマー、例え
ば、アクリル酸ポリマー、そして特に、カルボポール、
及び0.01〜1.0重量%の電解質供給カチオン、例
えば、Na+ 、Zn2+又はAl 3+を含む、眼用(oph
thalmic)組成物を提供している。これらの組成
物は、点眼(instillation)が実施される
ことを許容する低い粘度をもつ。しかしながら、本出願
人の会社は、このような組成物が、乳光を発し(opa
lescent)、そして点眼の間視界を曇らせること
ができることを発見した。その上、1995年5月9−
11日の、APGI/APVのブダペスト会議との文通
において、ポリビニルピロリドンの添加が、カルボポー
ル980に基づく水性配合品の粘度を減少させたこと、
そして水酸化ナトリウムの添加が、これらの配合品を透
明にしたことが断言されている。後に示されるであろう
が、これらの結果は、再現されることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低粘度を示
し、かつ、透明である、特にドライ・アイの治療を意図
された眼用組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水溶液中、 −ゲル化ポリアニオン・ポリマー(a gelifyi
ng polyanionic polymer)、 −10〜60 mPa・ s 、好ましくは、10〜30 mPa・
s の値にアイウォッシュの粘度を減少させるために十分
な量におけるバッファー、及び −アイウォッシュが透明であるために十分な量における
ポリビニルピロリドン、を含んで成る、ドライ・アイの
治療に特に適したすぐに使用できるアイウォッシュ(r
eady−for−use eyewash)に関す
る。本発明は、ゲル化ポリアニオン・ポリマー及び10
〜60 mPa・ s の値に組成物の粘度を減少させるために
十分な量におけるバッファーを含む乳光を発する組成物
を透明にする方法であって、その組成物を透明にするた
めに十分な量のポリビニルピロリドンの添加を含む方法
にも関する。
【0006】このゲル化ポリアニオン・ポリマーは、特
に架橋されたアクリル酸ポリマー、そして特に、架橋さ
れたアクリル酸ホモポリマーであることができる。これ
らのポリマーは、特に、商標カルボポール下で販売さ
れ、そしてアリル・スクロース又はアリルペンタエリス
リトールにより架橋されたもの、例えば、カルボポール
934(Carbopol 934)、カルボポール9
40(Carbopol940)又はカルボポール98
0(Carbopol 980)である。これらのポリ
マーは、特に、0.1〜1重量%の濃度において存在す
ることができる。本アイウォッシュのpHは、有利には、
6.0〜8.0、そして特に、7.0の領域にある。そ
れは、水酸化ナトリウムにより調整されることができ
る。本アイウォッシュの粘度を減少させることを可能に
するバッファーは、リン酸カリウム・バッファー(pH
7.0)、ホウ酸塩バッファー(pH7.0)、クエン酸
塩バッファー(pH7.0)及びリン酸ナトリウム・バッ
ファー(pH7.0)の如きバッファーであることがで
き、リン酸ナトリウム又はリン酸カリウムが好ましい。
【0007】添加されるべきバッファーの量は、ポリア
ニオン・ポリマーの濃度に伴って増加する。添加される
べきバッファーの量は、粘度計測により容易に測定され
ることができる。示される粘度は、17.85〜20.
1mmの半径及び60mmの高さをもつ内部シリンダー並び
に17.5〜20.5mmの半径及び0.35mmの幅をも
つ外部シリンダーを含むNV同軸シリンダーを備えたH
aake VT500回転粘度計を使用して計測された
ものである。示された粘度は、22℃±1℃の温度にお
いて1200s-1において計測されたものである。
【0008】本発明において使用されるポリビニルピロ
リドンは、有利には、25,000〜100,000の
重量平均分子質量をもつ水溶性ポリビニルピロリドン、
例えば、ポリビドンPVP K30(重量平均分子質量
45,000)である。添加されるべきポリビニルピ
ロリドンの量は、その透明度(clarity)の目測
により容易に測定されることができる。一般には、添加
されるべきポリビニルピロリドンの量は、ポリアニオン
・ポリマーの量に伴って増加する。0.2重量%のオー
ダーのポリアニオン・ポリマーのパーセンテージのため
には、1重量%のポリビニルピロリドンのパーセンテー
ジが好適である。好ましいアイウォッシュは、水溶液中
に:0.2%のカルボポール980、1%のポリビニル
ピロリドンK30、及び10〜30 mPa・ s の粘度を作
り出すために十分な量におけるリン酸ナトリウム・バッ
ファー、を含んで成る。
【0009】本発明に係るアイウォッシュは、さらに、
慣用のアイウォッシュ補助剤、例えば、保存料として作
用し、(そしてその粘度の減少に一部貢献する)エデト
酸ナトリウム、抗微生物保存料、例えば、塩化ベンザル
コニウム又はチオール水銀ナトリウム(sodium
mercurothiolate)、及び浸透圧調整
剤、例えば、ソルビトール又はマンニトールを含むこと
ができる。同時に、低粘度をもち、かつ、透明である本
発明に係るアイウォッシュの例を、以下に示す。
【0010】
【実施例】例1 カルボポール934 : 0.200g エデト酸ナトリウム : 0.050g 水酸化ナトリウム : 0.078g 70%結晶性ソルビトール : 6.630g ポリビドンPVP K30 : 1.000g リン酸2水素カリウム : 0.074g リン酸水素カリウム : 0.200g 精製水 : 100.000gまで適量 粘度(1200s-1) : 11.4 mPa・ s
【0011】例2 カルボポール980 : 0.500g 水酸化ナトリウム : 0.195g ポリビドンPVP K30 : 2.000g リン酸2水素ナトリウム・2水和物 : 0.540g リン酸水素ナトリウム・12水和物 : 2.260g 精製水 : 100.000gまで適量 粘度(1200s-1) : 30.0 mPa・ s
【0012】例3 カルボポール980 : 0.750g 水酸化ナトリウム : 0.292g ポリビドンPVP K30 : 2.550g リン酸2水素ナトリウム・2水和物 : 1.250g リン酸水素ナトリウム・12水和物 : 5.200g 精製水 : 100.000gまで適量 粘度(1200s-1) : 27.7 mPa・ s
【0013】例4 カルボポール980 : 0.200g 眼用のための塩化ベンザルコニウム溶液 : 0.010g エデト酸ナトリウム : 0.050g ポリビドンPVP K30 : 1.000g 水酸化ナトリウム : 0.078g リン酸2水素ナトリウム・2水和物 : 0.052g リン酸水素ナトリウム・12水和物 : 0.217g 70%結晶性ソルビトール : 6.360g 精製水 : 100.000gまで適量 粘度(1200s-1) : 15.0 mPa・ s
【0014】同一濃度のカルボポール(0.2重量%)
を含むゲルの持続性に比較して、本発明に係るアイウォ
ッシュの眼上での持続性のウサギについての研究結果
を、以下に示す。その眼の表面における上記組成物の持
続性を、ポリマーを含まない眼用溶液の効果と比較し
て、涙の量(lacrimal volume)におけ
るその人工的に誘導された増加の動態を研究することに
より、測定した。
【0015】上記実験を、動物飼育室(温度19±2
℃、相対湿度:55±10%、照明:人工照明12時間
−暗12時間)内で最短で5日間、順応させた、ブリー
ダーであるCharles River France
(St Aubinles-Elbeuf,76410,CLEON)から入手した、
2.3kg〜3.6kgの重さの雄ニュージーランド・アル
ビノ・ラットに対して実施した。テストしたアイウォッ
シュは、以下の組成をもっていた:
【0016】
【表1】
【0017】涙の量を、ヒトにおいて、Mishima 他(In
vest.Ophthal mol.,5(3),264-276,1966 )及びGoebbels
他(Graefe's Arch.Clin.Exp.Ophthal mol.,299,147-14
9,1991)により使用された方法に類似の、フルオレセイ
ン溶液を希釈するための技術に従って計測した。この方
法の一般的な原理は、以下のようなものである:涙の反
射作用を避けるために可能な限り最小の容量において、
既知濃度のフルオレセイン溶液を、点眼し、そして次に
直ちに、連続したまばたきによりその涙のフィルム中に
均一に分配させる。涙のサンプルを、直後に採取し;こ
のサンプルの蛍光を、蛍光計測により測定する。その涙
の量を、以下の式に従って計算する:
【0018】 V : 涙の量 Vs: 採取した涙のサンプルの容量 Qi: 点眼したフルオレセインの量 Qs: 採取した涙のサンプル中のフルオレセインの量 Vi: 点眼したフルオレセイン溶液の容量
【0019】涙のサンプルの採取を容易にし、そしてそ
の涙の量の計測をより信頼性の高いものにするために、
上記動物を、ケタミン(35mg/kg)キシラジン(5mg
/kg)混合物の筋中投与により麻酔させ;実際、意識の
ある動物においては、より多くのまばたきが、そのマイ
クロキャピラリーのアプローチに基づいて観察される。
【0020】上記麻酔薬の注射10分後、1μlの1%
水性フルオレセイン溶液を、マイクロキャピラリーを使
用して、その下部結膜円蓋(the lower co
njunctival cul−de−sac)内に点
眼した。このまぶたを、その眼球にいかなる圧力をも加
えずに、手で2回閉じた。フルオレセイン点眼の5秒
後、1μlの涙を、下まぶた及び眼の表面とのマイクロ
キャピラリーのいずれの接触をも回避しながら下部半月
レンズ(the lower meniscus)から
キャピラリーにより取り出した。
【0021】採取した涙のサンプルを、4mlのpH7.4
等張リン酸塩バッファー(NaH2PO4 :32mM,N
2 HPO4 :104mM)中で希釈した。これらのサン
プルの蛍光を、4mlのリン酸塩バッファー中の1.6μ
gのフルオレセインを含む対照溶液の蛍光(100%蛍
光)と比較して、分光蛍光計測装置を用いて室温におい
て計測した(励起波長:496nm;発光波長:506n
m)。この0を、リン酸塩バッファー単独を用いて調整
した。採取した涙のサンプル中に含まれるフルオレセイ
ンの量(Qs)を、以下の式に従ってそのサンプルの蛍
光の相対パーセンテージ(X)から計算した:
【0022】μlにより表される涙の量を、先に与えた
式に従って計算した。ここで:Vi=1μl,Qi=1
0μg,Vs=1μlである。先のコントロールは、そ
の定量測定法がこの試験においてテストされたサンプル
の濃度の上記レンジ内で線形であること、及び涙の添加
又はテストされたフォーミュラの添加が、対照フルオレ
セイン溶液の蛍光の強度を変化させなかったことを確信
させることができた。
【0023】上記動物を、その涙の量を計測する前の異
なる時において、25μlのテスト調製物の下部結膜円
蓋内への点眼により、1つの眼についてテストした。次
に、そのまぶたを手で1回閉じた。テストされた各フォ
ーミュラ及び各時について、同一条件下で、25μlの
等張性ソルビトール溶液を受容する動物のバッチを、対
照として含ませた(7.5%w/wにおける70%ソル
ビトール)。
【0024】異なる処置(異なる配合又は処理前時間)
が同一動物においてテストされたとき、3日間の最小間
隔が、それらの実験の間に置かれた。涙の量を、平均値
±標準偏差の形で表す。ひじょうに稀な場合には、まぶ
たを手で閉じた後、不十分な麻酔又はフルホレセイン溶
液の乏しい均一化が観察された。これに対応する計測値
は、上記平均を計算するに際し採用されなかった。
【0025】各バッチ(対照及び処置)内で得られた平
均値を、Mann−WhitneyUテストを使用して
比較した。統計的分析を、Statworksソフトウ
ェアーを使用して行った。この差異を、pが0.05以
下のときに有意と認めた。アイウォッシュAとBは、本
発明に係るアイウォッシュであり、一方、アイウォッシ
ュCは、カルボポールを含んでいない。
【0026】この比較ゲルの組成は、以下のようなもの
であった: カルボポール 940 : 0.2000g 塩化ベンザルコニウム : 0.0100g 水酸化ナトリウム : 0.0660g 70%結晶性ソルビトール : 5.7143g 精製水 : 100.000gまで適量
【0027】上記組成物の粘度を、Carri−Med
CSL 100装置を用いて計測した。 ローター:直径4cmをもつゲルについて、ステンレス・
スチールのコーン/プレート、角度:2°、ギャップ=
56;直径6cmをもつ他の組成物についてのコーン/プ
レート、角度:2°及びギャップ67。速度勾配は、3
4.0±1℃の温度において3分間にわたり0〜120
0s-1である。
【0028】 組成物 見掛け粘度* (mPa ・ s ) A 30.4±0.3** B 15.0±0.1 ゲル 256.5±3.4 * 剪断速度:1200s-1 **平均値±標準偏差(3回計測)
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】上記結果は、上記ゲルの持続性に事実上匹
敵する本発明に係るアイウォッシュAとBによる上記眼
に対する持続性を立証する。一方、ポリビニルピロリド
ンを含むが、カルボポールを含まないアイウォッシュC
は、ひじょうに限定された効果をもつのみである。その
上、その粘度及び透明度に対する、水性カルボポール−
ベース組成物へのポリビニルピロリドン及びバッファー
の添加の影響を示すことを意図される結果を、以下に与
える。これらの結果を、以下の表中にまとめる。
【0034】
【表6】
【0035】これらの結果は、上述のブダペスト会議と
の通信において紹介されたものに反して、ポリビニルピ
ロリドンの添加が、1%又は6%のいずれの濃度におい
ても、カルボポール−ベース組成物の粘度を有意に変化
させないこと、そして6%のポリビニルピロリドンの添
加が、(中性を超えることができないので、水酸化ナト
リウムの添加によりマスクされることができない)乳光
を、引き起こすことを示す。バッファーの添加だけが、
その粘度を減少させることを可能にし(フォーミラ4と
5)、そしてその乳光は、ポリビニルピロリドンの添加
により取り除かれる(フォーミラ5)。ポリビニルピロ
リドン K30の代わりに、上記通信における教示され
るような、ポリビニルピロリドン K25の添加は、同
一の結果を与える。
【0036】最後に、所望の粘度を達成するために添加
されるべきバッファーの量を測定することが容易である
ことを示す結果を、与える。増加量のリン酸ナトリウム
・バッファーを例4の組成と同一であるが、バッファー
及び保存料を含まない組成物に添加した。上記リン酸ナ
トリウム・バッファーは以下の組成をもっていた: NaH2 PO4 ・2H2 O 0.87g NaH2 PO4 ・12H2 O 3.62g H2 O 100mlまで適量
【0037】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クロード コクレ フランス国,34980 サン ゲリー デュ フェスク,リュ デ リラ,113

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液中に、 −ゲル化ポリアニオン・ポリマー、 −アイウォッシュの粘度を10〜60 mPa・s の値に減
    少させるのに十分な量におけるバッファー、及び −アイウォッシュが透明であるために十分な量における
    ポリビニルピロリドン、を含んで成る、ドライ・アイ症
    候群の治療に特に適したすぐに使用できるアイウォッシ
    ュ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアイウォッシュであっ
    て、そのゲル化ポリマーが、架橋したアクリル酸ポリマ
    ーであるもの。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のアイウォッシュであっ
    て、その架橋されたアクリル酸ポリマーが、カルボポー
    ル(商標)であるもの。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のアイウォッシュ
    であって、その架橋されたアクリル酸ポリマーが、0.
    1〜1重量%の濃度で存在するもの。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
    イウォッシュであって、そのバッファーが、リン酸カリ
    ウム・バッファー及びリン酸ナトリウムバッファーから
    成る群から選ばれるもの。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のア
    イウォッシュであって、そのポリビニルピロリドンが、
    ポリビニルピロリドンK30であるもの。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のア
    イウォッシュであって、0.2重量%のアニオン・ポリ
    マー及び1重量%のポリビニルピロリドンを含むもの。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のア
    イウォッシュであって、水溶液中、 −0.2%のカルボポール(商標)980、 −1%のポリビニルピロリドンK30、及び −10〜30 mPa・ s の粘度を作り出すために十分な量
    におけるリン酸ナトリウム・バッファー、を含むもの。
  9. 【請求項9】 ゲル化ポリアニオン・ポリマー及び組成
    物の粘度を10〜60 mPa・ s の値まで減少させるため
    に十分な量におけるバッファーを含む、乳光を発する組
    成物を透明性にする方法であって、その組成物を透明に
    するために十分な量のポリビニルピロリドンの添加を含
    む方法。
JP33718796A 1995-12-19 1996-12-17 ドライ・アイ症候群の治療に特に適したアイ・ウォッシュ Expired - Lifetime JP4044165B2 (ja)

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FR9515061 1995-12-19

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JPH09278649A true JPH09278649A (ja) 1997-10-28
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JP (1) JP4044165B2 (ja)
AT (1) ATE202924T1 (ja)
CA (1) CA2193405C (ja)
DE (1) DE69613803T2 (ja)
DK (1) DK0780121T3 (ja)
ES (1) ES2158267T3 (ja)
FR (1) FR2742336B1 (ja)
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