JPH09277496A - 枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置 - Google Patents
枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置Info
- Publication number
- JPH09277496A JPH09277496A JP11526496A JP11526496A JPH09277496A JP H09277496 A JPH09277496 A JP H09277496A JP 11526496 A JP11526496 A JP 11526496A JP 11526496 A JP11526496 A JP 11526496A JP H09277496 A JPH09277496 A JP H09277496A
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- JP
- Japan
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- impression cylinder
- cleaning
- main body
- cam
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- Pending
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成で、圧胴のくわえ爪列との衝突を
回避する。 【構成】 旋回中心(10)を基準にして、洗浄布
(5)が圧胴(1)に接離可能に支承された洗浄装置本
体(3)と、この本体(3)の一側端に設けられたカム
フォロワ(14)と、圧胴(1)のくわえ爪列(13)
の近傍外側に設けられた逃がしカム(15)と、を有す
る枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置である。
回避する。 【構成】 旋回中心(10)を基準にして、洗浄布
(5)が圧胴(1)に接離可能に支承された洗浄装置本
体(3)と、この本体(3)の一側端に設けられたカム
フォロワ(14)と、圧胴(1)のくわえ爪列(13)
の近傍外側に設けられた逃がしカム(15)と、を有す
る枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット方式による
枚葉式印刷機に関し、特に、印刷加圧する圧胴の洗浄装
置に関する。
枚葉式印刷機に関し、特に、印刷加圧する圧胴の洗浄装
置に関する。
【0002】
【発明の背景】オフセット方式による枚葉式印刷機にあ
っては、版胴、ブランケット胴、そして圧胴により、一
印刷ユニットが構成されるのが通例である。印刷作業が
終了すると、次行の印刷作業に備えて、インキや浮遊塵
が付着した圧胴表面を的確、かつ、迅速に洗浄する必要
がある。ブランケット胴の表面には、何等突出物がない
ので、その洗浄作業が極めて容易であるのに比べ、圧胴
の表面には、紙端をくわえるくわえ爪が一列に並設され
て突出しており、従って、洗浄装置との衝突による損傷
を防止するため、くわえ爪列を具合良く回避しなければ
ならない。また、くわえ爪を回避した後は、できる限り
速やかに、言い換えると、くわえ爪列のすぐ後の圧胴表
面から洗浄作業を行なうようにしなければならない。
っては、版胴、ブランケット胴、そして圧胴により、一
印刷ユニットが構成されるのが通例である。印刷作業が
終了すると、次行の印刷作業に備えて、インキや浮遊塵
が付着した圧胴表面を的確、かつ、迅速に洗浄する必要
がある。ブランケット胴の表面には、何等突出物がない
ので、その洗浄作業が極めて容易であるのに比べ、圧胴
の表面には、紙端をくわえるくわえ爪が一列に並設され
て突出しており、従って、洗浄装置との衝突による損傷
を防止するため、くわえ爪列を具合良く回避しなければ
ならない。また、くわえ爪を回避した後は、できる限り
速やかに、言い換えると、くわえ爪列のすぐ後の圧胴表
面から洗浄作業を行なうようにしなければならない。
【0003】
【従来の技術】特開昭63−37946号公報にあって
は、洗浄装置の洗浄布が圧胴のくわえ爪を回避できるよ
うにするため、圧胴の胴軸にカムを設け、ベアリングロ
ッドを作用させて、洗浄装置を直線的に離脱させる技術
が開示されている。しかしながら、この技術は、構成が
複雑で、作動の確実性にも乏しいものであった。
は、洗浄装置の洗浄布が圧胴のくわえ爪を回避できるよ
うにするため、圧胴の胴軸にカムを設け、ベアリングロ
ッドを作用させて、洗浄装置を直線的に離脱させる技術
が開示されている。しかしながら、この技術は、構成が
複雑で、作動の確実性にも乏しいものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題に鑑みてなされ、進歩した圧胴洗浄装置を提供するも
ので、その目的は、簡易な構成で、確実な作動を実現で
きるようにすることにある。
題に鑑みてなされ、進歩した圧胴洗浄装置を提供するも
ので、その目的は、簡易な構成で、確実な作動を実現で
きるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そしてこのために、本発
明に係る圧胴洗浄装置は、旋回中心(10)を基準にし
て、洗浄布(5)が圧胴(1)に接離可能に支承された
洗浄装置本体(3)と、この本体(3)の一側端に設け
られたカムフォロワ(14)と、圧胴(1)のくわえ爪
列(13)の近傍外側に設けられた逃がしカム(15)
と、を有することを特徴とする。
明に係る圧胴洗浄装置は、旋回中心(10)を基準にし
て、洗浄布(5)が圧胴(1)に接離可能に支承された
洗浄装置本体(3)と、この本体(3)の一側端に設け
られたカムフォロワ(14)と、圧胴(1)のくわえ爪
列(13)の近傍外側に設けられた逃がしカム(15)
と、を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】非洗浄時には、洗浄装置本体(3)は、旋回中
心(10)を基準に大きく回動されて、圧胴(1)の表
面から離間されている。洗浄時には、エアシリンダ(1
1)によって旋回されて、洗浄布(5)が圧胴(1)に
当接して、本来の洗浄機能を果たす。そして、圧胴
(1)の回転に伴ない、くわえ爪列(13)が接近する
と、逃がしカム(15)がカムフォロワ(14)に機能
して、旋回中心(10)を基準に装置本体(3)が旋回
され、くわえ爪列(13)が回避される。
心(10)を基準に大きく回動されて、圧胴(1)の表
面から離間されている。洗浄時には、エアシリンダ(1
1)によって旋回されて、洗浄布(5)が圧胴(1)に
当接して、本来の洗浄機能を果たす。そして、圧胴
(1)の回転に伴ない、くわえ爪列(13)が接近する
と、逃がしカム(15)がカムフォロワ(14)に機能
して、旋回中心(10)を基準に装置本体(3)が旋回
され、くわえ爪列(13)が回避される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
き詳細に説明する。図1は、本発明に係る圧胴洗浄装置
の一実施例を示す側断面図、図2は、同じく横断面図、
図3は、洗浄布が圧胴表面に当接した状態の側断面図で
ある。
き詳細に説明する。図1は、本発明に係る圧胴洗浄装置
の一実施例を示す側断面図、図2は、同じく横断面図、
図3は、洗浄布が圧胴表面に当接した状態の側断面図で
ある。
【0008】洗浄の対象となる圧胴(1)の近傍には、
適宜形状のケーシング(2)中に一体化された洗浄装置
本体(3)が配設されている。すなわち、ケーシング
(2)中の装着軸(4)にロール状の洗浄布(5)が準
備され、この洗浄布(5)は、弾性体より成る押着部材
(6)を経由して、巻き取り軸(7)により巻き取られ
るようになっている。
適宜形状のケーシング(2)中に一体化された洗浄装置
本体(3)が配設されている。すなわち、ケーシング
(2)中の装着軸(4)にロール状の洗浄布(5)が準
備され、この洗浄布(5)は、弾性体より成る押着部材
(6)を経由して、巻き取り軸(7)により巻き取られ
るようになっている。
【0009】押着部材(6)の手前に、洗浄液を放出す
るノズル(8)が設けられ、洗浄布(5)に洗浄液を侵
み込ませる。そして、図3に示すように、弾性を有する
押着部材(6)により、洗浄布(5)が圧胴(1)の表
面に押し当てられて、所要の洗浄作業を行なう。
るノズル(8)が設けられ、洗浄布(5)に洗浄液を侵
み込ませる。そして、図3に示すように、弾性を有する
押着部材(6)により、洗浄布(5)が圧胴(1)の表
面に押し当てられて、所要の洗浄作業を行なう。
【0010】洗浄装置本体(3)は、印刷機のフレーム
(9)間において、旋回中心(10)を基準にして、旋
回可能に支承されている。なお、図面において、巻き取
り軸(7)の軸心と旋回中心(10)とが一致している
のは、単に設計上の都合によるものである。
(9)間において、旋回中心(10)を基準にして、旋
回可能に支承されている。なお、図面において、巻き取
り軸(7)の軸心と旋回中心(10)とが一致している
のは、単に設計上の都合によるものである。
【0011】洗浄作業の必要に応じて洗浄装置本体
(3)を圧胴(1)方向に旋回させるため、エアシリン
ダ(11)が設けられている。このエアシリンダ(1
1)の一端はフレーム(9)に結合されており、他端は
洗浄装置本体(3)の一端に連結されている。そして、
洗浄作業が必要な場合にエアシリンダ(11)がストロ
ークして、旋回中心(10)を基準に、図3の如く、洗
浄布(5)が圧胴(1)の表面に接触する位置にまで装
置本体(3)を旋回させる。なお、符号(12)はスト
ッパを示し、装置本体(3)の旋回の限界を規定するも
のである。
(3)を圧胴(1)方向に旋回させるため、エアシリン
ダ(11)が設けられている。このエアシリンダ(1
1)の一端はフレーム(9)に結合されており、他端は
洗浄装置本体(3)の一端に連結されている。そして、
洗浄作業が必要な場合にエアシリンダ(11)がストロ
ークして、旋回中心(10)を基準に、図3の如く、洗
浄布(5)が圧胴(1)の表面に接触する位置にまで装
置本体(3)を旋回させる。なお、符号(12)はスト
ッパを示し、装置本体(3)の旋回の限界を規定するも
のである。
【0012】既述の通り、圧胴(1)の表面にはくわえ
爪列(13)が突出しており、洗浄布(5)はこれを的
確に回避しなければならない。このために、洗浄装置本
体(3)の一側端にはカムフォロワ(14)が設けら
れ、また、圧胴(1)のくわえ爪列(13)の近傍外側
には逃がしカム(15)が配設されている。
爪列(13)が突出しており、洗浄布(5)はこれを的
確に回避しなければならない。このために、洗浄装置本
体(3)の一側端にはカムフォロワ(14)が設けら
れ、また、圧胴(1)のくわえ爪列(13)の近傍外側
には逃がしカム(15)が配設されている。
【0013】そして、図1に示す通り、圧胴(1)が回
転してくわえ爪列(13)が近接すると、逃がしカム
(15)とカムフォロワ(14)によって、洗浄装置本
体(3)が旋回中心(10)を基準にして旋回され、く
わえ爪列(13)と装置本体(3)との衝突が回避され
る。また、回避後は、最早逃がしカム(15)が作用し
ないので、洗浄布(5)が元の通り圧胴(1)の表面を
洗浄するのである。
転してくわえ爪列(13)が近接すると、逃がしカム
(15)とカムフォロワ(14)によって、洗浄装置本
体(3)が旋回中心(10)を基準にして旋回され、く
わえ爪列(13)と装置本体(3)との衝突が回避され
る。また、回避後は、最早逃がしカム(15)が作用し
ないので、洗浄布(5)が元の通り圧胴(1)の表面を
洗浄するのである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る圧胴洗浄装置によれば、簡
易な構成でくわえ爪列との衝突を確実に回避できるの
で、洗浄作業の安全性の向上に資することができる。
易な構成でくわえ爪列との衝突を確実に回避できるの
で、洗浄作業の安全性の向上に資することができる。
【図1】本発明に係る圧胴洗浄装置の一実施例を示す側
断面図である。
断面図である。
【図2】同じく横断面図である。
【図3】洗浄布が圧胴表面に当接した状態の側断面図で
ある。
ある。
1 圧胴 3 洗浄装置本体 4 装着軸 5 洗浄布 6 押着部材 7 巻き取り軸 10 旋回中心 11 エアシリンダ 13 くわえ爪列 14 カムフォロワ 15 逃がしカム
Claims (1)
- 【請求項1】 旋回中心(10)を基準にして、洗浄布
(5)が圧胴(1)に接離可能に支承された洗浄装置本
体(3)と、該本体(3)の一側端に設けられたカムフ
ォロワ(14)と、前記圧胴(1)のくわえ爪列(1
3)の近傍外側に設けられた逃がしカム(15)と、を
有する枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11526496A JPH09277496A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11526496A JPH09277496A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09277496A true JPH09277496A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14658374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11526496A Pending JPH09277496A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 枚葉式印刷機の圧胴洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09277496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1016523A3 (en) * | 1998-11-03 | 2000-08-23 | T.G.C. S.r.l. | Device for cleaning the outer surface or printing cylinders |
JP2014058109A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Ryobi Ltd | 印刷機 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP11526496A patent/JPH09277496A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1016523A3 (en) * | 1998-11-03 | 2000-08-23 | T.G.C. S.r.l. | Device for cleaning the outer surface or printing cylinders |
US6347587B2 (en) | 1998-11-03 | 2002-02-19 | T.G.C. S.R.L. | Device for cleaning the outer surface of rotary cylinders and the like |
JP2014058109A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Ryobi Ltd | 印刷機 |
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