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JPH0925220A - フォーム状整髪料組成物 - Google Patents

フォーム状整髪料組成物

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Publication number
JPH0925220A
JPH0925220A JP19916395A JP19916395A JPH0925220A JP H0925220 A JPH0925220 A JP H0925220A JP 19916395 A JP19916395 A JP 19916395A JP 19916395 A JP19916395 A JP 19916395A JP H0925220 A JPH0925220 A JP H0925220A
Authority
JP
Japan
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foam
hair
weight
hair styling
setting
Prior art date
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Granted
Application number
JP19916395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3472651B2 (ja
Inventor
Masami Nakamura
真美 中村
Junichi Shibatani
順一 柴谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
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Publication of JPH0925220A publication Critical patent/JPH0925220A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用性が良く、且つセット性を兼ね備えた整
髪料を提供する。 【解決手段】 原液と噴射剤との重量比が96:4〜9
0:10の範囲にあるフォーム状整髪料組成物におい
て、原液全体に対しグリフィンによるHLB価が13以
上のポリオキシエチレン直鎖脂肪族エーテル系非イオン
界面活性剤0.3〜1重量%、カルボキシビニルポリマ
ー0.1〜3重量%、エチルアルコール10〜20重量
%及び水とを含有し、且つ原液の粘度が5000〜60
000cpに調整されており、更に好適には高分子皮膜形
成剤を0.1〜10重量%と補助界面活性剤を0.1〜
1重量%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォーム状整髪料組
成物に関し、詳しくは吐出時には泡状に噴出し、しかる
後に速やかに泡が消失してゲル状へと移行する視覚的に
も整髪力にも優れたフォーム状整髪料組成物を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、髪にコンディショニングを与
えたり、スタイル保持性を付与する目的で各種形態の整
髪料が開発されてきた。この中でも、手軽に髪にスタイ
リングを与えることができることから、スタイリングム
ースと称されるフォーム状の形態やスタイリングジェル
と称されるゲル状の形態の製品が主流となりつつある。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】ところが、これら従来
の形態の製品はそれぞれに一長一短があり、必ずしも充
分に満足のいくものではなかった。すなわち、例えばフ
ォーム状の整髪料の場合には扱い易く、また髪全体にも
馴染ませ易いという利点がある反面、フィンガースタイ
ルがしにくく、また全体にセット力が弱いという欠点が
ある。
【0004】一方、ゲル状の整髪料の場合には、フィン
ガースタイルがし易く、且つセット力にも優れるという
長所がある反面、伸びが悪く部分的につき易く、髪全体
に馴染ませにくく、且つ手がべたつくという短所があ
る。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、使用性が良く、且つセット性(セット
力とスタイリング性)を兼ね備えた整髪料を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、特定の組成からな
る整髪料基剤を調製し、これを噴射剤と共にエアゾール
化した場合に、吐出時にはフォーム状を呈して髪全体に
馴染ませ易く、その後泡消失と共に速やかにゲル状に移
行してセット性に優れたものとなることを見いだし、本
発明の完成に至った。
【0007】すなわち、本発明は、原液及び噴射剤とか
らなるフォーム状整髪料組成物において、原液全体に対
しグリフィンによるHLB価が13以上のポリオキシエ
チレン直鎖脂肪族エーテル系非イオン界面活性剤0.3
〜1重量%、カルボキシビニルポリマー0.1〜3重量
%、エチルアルコール10〜20重量%及び水とを含有
し、且つ原液の粘度が5000〜60000cpに調整さ
れていることを特徴とするフォーム状整髪料組成物に関
する。
【0008】また本発明は、上記フォーム状整髪料組成
物に高分子皮膜形成剤を0.1〜10重量%含有するフ
ォーム状整髪料組成物に関する。
【0009】更に本発明は、上記フォーム状整髪料組成
物に両性界面活性剤またはポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサンから選択される補助界面活性剤を
0.1〜1重量%含有するフォーム状整髪料組成物に関
する。
【0010】同様に本発明は、上記フォーム状整髪料組
成物において原液と噴射剤との重量比が96:4〜9
0:10の範囲であるフォーム状整髪料組成物に関す
る。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
フォーム状整髪料組成物は、原液と噴射剤とからなり、
原液中には少なくとも特定の非イオン界面活性剤とカル
ボキシビニルポリマーとエチルアルコールと水とを特定
の割合で含有する。
【0012】まず本発明に適用される特定の非イオン界
面活性剤としては、グリフィンによるHLB価が13以
上のポリオキシエチレン直鎖脂肪族エーテル系化合物が
選択され、0.3〜1重量%好ましくは0.4〜0.8
重量%の範囲で配合される。具体的には、ポリオキシエ
チレン(10)セチルエーテル(HLB価13.5)、
ポリオキシエチレン(25)ラウリルエーテル(HLB
価16.5)、ポリオキシエチレン(20)セチルエー
テル(HLB価17.0)、ポリオキシエチレン(5
0)オレイルエーテル(HLB価18.0)、ポリオキ
シエチレン(20)ステアリルエーテル(HLB価1
8.0)、ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル
(HLB価20.0)などが挙げられる。
【0013】ここで、HLB価が13未満の場合、ポリ
オキシエチレン(30)ヘキシルデシルエーテル(HL
B価18.0)の如き分岐エーテル型の場合、及びポリ
オキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテル(HL
B価16.5)の如きアルキルフェニルエーテル型の場
合などは良好なフォームが形成されず本発明には適用し
難い。
【0014】また、配合量が0.3重量%より少ないと
良好なフォームが形成されず、反対に1重量%を越える
と泡消えが悪くフォーム状からゲル状への移行が円滑に
ゆかず、やはり好ましくない。
【0015】次に、本発明では、増粘剤としてハイビス
ワコー103、ハイビスワコー104、ハイビスワコー
105(以上、和光純薬工業社製)、カーボポール93
4、カーボポール940、カーボポール941(以上、
グッドリッチケミカル社製)などのカルボキシビニルポ
リマーが0.1〜3重量%好ましくは0.3〜1重量%
の範囲で配合される。
【0016】0.1重量%より少ない量では泡消失後の
ゲル形成が不充分となり、3重量%より多くなると泡消
失後のゲルが固く、伸びが悪化する等の弊害が現れてく
る。尚、カルボキシビニルポリマーを配合し系中で増粘
させるには、常法に従いトリエタノールアミン等の有機
アミンを用いて中和する方法が採られる。
【0017】更に本発明では、エチルアルコールが10
〜20重量%の範囲で配合されることが重要である。エ
チルアルコールは吐出時には泡の状態を整え、且つゲル
移行時には速やかに泡を消失させるために用いられるも
のであり、10重量%より少なくなると泡が固く且つな
かなか泡が消失せず、逆に20重量%より多くなると良
好な泡自体が得られなくなる。
【0018】本発明では、上記した非イオン界面活性剤
とカルボキシビニルポリマーとエチルアルコールとに残
部水を加えて原液が調製されるが、この際に調製される
原液の粘度は5000〜60000cpの範囲に調整され
ることが肝要である。この粘度調整は、カルボキシビニ
ルポリマーの種類と量、その中和度及び水の量などを調
整することにより行われる。
【0019】粘度が5000cpより低くなるとフォーム
状からの移行時に良好なゲルが得られずセット性に優れ
た整髪料とならず、反対に60000cpより粘度が高く
なるとゲルが固く、伸びが悪化する等の弊害が現れてく
る。
【0020】次に本発明においては、上記必須成分に加
えて、整髪力を一層向上させることを目的として、整髪
料組成物に従来一般的に用いられている高分子皮膜形成
剤が通常0.1〜10重量%の範囲で配合することがで
きる。具体的には、ポリビニルピロリドン、ビニルピロ
リドンと酢酸ビニルの共重合体、アクリル酸メトキシエ
チル・アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体、N−メタ
クリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム、ア
クリル樹脂アルカノールアミン、α−N−メチルカルボ
キシベタイン・メタクリル酸ブチル共重合体などが例示
される。
【0021】更に本発明では、吐出時の泡質を改善する
ために補助界面活性剤を加えても良い。斯かる補助界面
活性剤としては、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン等に代表される両
性界面活性剤、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキ
シエチレン)シロキサン共重合体に代表されるポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンが挙げられ、
フォーム状からゲル状への円滑な移行も考慮して好適に
は0.1〜1重量%の範囲で配合される。
【0022】次に、本発明のフォーム状整髪料組成物に
おいては、上記の如くして得られた原液と噴射剤との重
量比が96:4〜90:10好ましくは94:6〜9
2:8であることが好ましい。原液の配合割合が上記上
限を越えると、最早良好なフォームを形成できず、上記
下限未満となると泡消失時に良好なゲルが得られなくな
る。噴射剤成分としては、例えばLPG等の液化石油ガ
ス、ジメチルエーテルなどの液化ガスが好ましい。ま
た、窒素ガス、炭酸ガス等の圧縮ガスを併用しても良
い。
【0023】本発明では、前記の必須成分に加えて整髪
料に従来用いられている各種成分を本発明の目的を損な
わない範囲で配合することができる。斯かる成分として
は、高級アルコール、エステル油、動植物油、シリコー
ン油等の油分、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等の
ムコ多糖類、アミノ酸、エラスチン加水分解物、コラー
ゲン加水分解物、ケラチン加水分解物等の蛋白質加水分
解物、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多
価アルコール類、その他紫外線吸収剤、キレート剤、防
腐剤、抗酸化剤、各種ビタミン等の薬効成分、色素、香
料などを挙げることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を説明す
る。各例の説明に先立ち、各例で用いた調製法について
説明する。 1)精製水にカルボキシビニルポリマーを分散、膨潤さ
せた後、トリエタノールアミンを加えてゲルベースを調
製する。 2)高分子皮膜形成剤を別途精製水又はエチルアルコー
ルに溶解し、これを前記ゲルベースに添加し混合する。 3)エチルアルコールに界面活性剤及び補助界面活性剤
を溶解し、これを前記ゲルベースに添加し混合して原液
とする。 4)原液と噴射剤とをエアゾール缶に充填し、整髪料組
成物とする。 尚、任意成分として水溶性成分を添加する場合は、別途
精製水に溶解して前記ゲルベースに加え、また脂溶性成
分を添加する場合は、上記界面活性剤等と共に溶解して
前記ゲルベースに加えれば良い。
【0025】次に、各例で得られた原液及び整髪料組成
物の評価法について説明する。 1.原液粘度 サンプル瓶に原液50mlを採取し、B型粘度計(芝浦シ
ステム社製:ビスメトロン,VS−A1型)を用い、室
温下、No.4ローター、6rpm/分の条件下で測定を行っ
た。
【0026】2.吐出時の泡質 女性官能パネラーにより、吐出時の泡の状態(キメ、弾
力性)について官能評価した。 (評価) ○:良い(キメが細かく、弾力のある泡) △:普通 ×:悪い(キメが粗く、水っぽい泡)
【0027】3.泡消えの早さ 女性官能パネラーにより、手のひらに吐出後の泡を指で
こすって馴染ませた時に消泡しゲルに変化する状態につ
いて官能評価した。 (評価) ○:良い(1〜2回で消泡しゲル化) ×:悪い(3回以上で消泡しゲル化)
【0028】4.セット性 女性官能パネラーにより、手のひらに泡を吐出し、毛髪
に塗布してスタイリングを行った時の塗布のし易さ及び
仕上がり状態について官能評価した。 (評価) ○:良い(塗布性、仕上がり共に良い) △:普通(塗布性又は仕上がりの何れかのみ良い) ×:悪い(塗布性、仕上がり共に悪い)
【0029】
【実施例】
実施例1〜6,比較例1〜8 後記表1及び表2に示す配合割合下でフォーム状整髪料
組成物を調製し、これらについて原液粘度、吐出時の泡
質、泡消えの早さならびにセット性についての評価を行
った。その結果を表1及び表2に示す。尚、表1及び表
2中の配合数値は重量部である。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】表1及び表2の結果から明かな様に、本発
明に係るフォーム状整髪料組成物は吐出時の泡質、泡消
えの早さ及びセット性の何れについても比較品のフォー
ム状整髪料組成物と比較して優れていることが実証され
た。
【0033】 実施例7.トリートメントフォーム A.ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.5 トリエタノールアミン 0.4 エチルアルコール 10.0 ジメチルシロキサン・メチル (ポリオキシエチレン)シロキサンコポリマー 1.0 ポリビニルピロリドン 0.1 エデト酸二ナトリウム 0.2 加水分解コラーゲン液 0.1 ポリジメチルシロキサンガム 0.01 グリセリン 1.5 香料 0.2 精製水 79.19 B.液化石油ガス(LPG) 6.5
【0034】(方法)前記記載の調製法に従って原液A
を調製した(粘度:3万cp)のち、噴射剤Bと共にエアゾ
ール缶に充填した。得られたトリートメントフォームは
吐出時の泡質、泡消えの早さ、セット性の何れにおいて
も優れていた。
【0035】 実施例8.スーパーハードフォーム A.ポリオキシエチレン(50)オレイルエーテル 0.5 カルボキシビニルポリマー 0.45 トリエタノールアミン 0.35 エチルアルコール 10.0 ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体 7.0 エデト酸二ナトリウム 0.2 香 料 0.2 精製水 74.8 B.液化石油ガス(LPG) 6.5
【0036】(方法)前記記載の調製法に従って原液A
を調製した(粘度:2万cp)のち、噴射剤Bと共にエアゾ
ール缶に充填した。得られたスーパーハードフォームは
吐出時の泡質、泡消えの早さ、セット性の何れにおいて
も優れていた。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、吐出時にはフォーム状
であるので使用性が良く、部分使用、全体使用の何れに
も使用でき、且つ髪全体に馴染ませ易く、またゲル移行
時には粘性があり、付着力が大きく、セット性に優れた
整髪料を提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液及び噴射剤とからなるフォーム状整
    髪料組成物において、原液全体に対しグリフィンによる
    HLB価が13以上のポリオキシエチレン直鎖脂肪族エ
    ーテル系非イオン界面活性剤0.3〜1重量%、カルボ
    キシビニルポリマー0.1〜3重量%、エチルアルコー
    ル10〜20重量%及び水とを含有し、且つ原液の粘度
    が5000〜60000cpに調整されていることを特徴
    とするフォーム状整髪料組成物。
  2. 【請求項2】 更に高分子皮膜形成剤を0.1〜10重
    量%含有する請求項1記載のフォーム状整髪料組成物。
  3. 【請求項3】 更に両性界面活性剤またはポリオキシア
    ルキレン変性オルガノポリシロキサンから選択される補
    助界面活性剤を0.1〜1重量%含有する請求項1また
    は2の何れかに記載のフォーム状整髪料組成物。
  4. 【請求項4】 原液と噴射剤との重量比が96:4〜9
    0:10の範囲である請求項1乃至3の何れかに記載の
    フォーム状整髪料組成物。
JP19916395A 1995-07-12 1995-07-12 後ゲル化性のフォーム状整髪料組成物 Expired - Fee Related JP3472651B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7481996B2 (en) 2003-08-06 2009-01-27 Kao Corporation Aerosol cosmetic composition
JP2017154991A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 クラシエホームプロダクツ株式会社 エアゾール型泡状毛髪化粧料
JP2017218427A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社マンダム 整髪剤組成物
JP2020176153A (ja) * 2020-08-06 2020-10-29 株式会社マンダム 整髪剤組成物

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JP2020176153A (ja) * 2020-08-06 2020-10-29 株式会社マンダム 整髪剤組成物

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