JPH09210019A - 係止装置 - Google Patents
係止装置Info
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- JPH09210019A JPH09210019A JP8038799A JP3879996A JPH09210019A JP H09210019 A JPH09210019 A JP H09210019A JP 8038799 A JP8038799 A JP 8038799A JP 3879996 A JP3879996 A JP 3879996A JP H09210019 A JPH09210019 A JP H09210019A
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- locking
- locking claw
- locking device
- claw
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、係止爪が必要以上に変形せず、また
外力によって破壊してしまうようなことのない、係止装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】互いに接近した状態で係止されるべき二つ
の部材のうち、一方の部材12に設けられた上記部材の
接近方向に沿って垂直に延び且つ一側に突出した突起1
4cを有する係止爪14aと、他方の部材13の接近方
向に沿って延びる内壁に設けられた係合凹部14bと、
を含んでおり、双方の部材が互いに接近したとき、一方
の部材の係止爪が一旦内側に向かって変形された後、そ
の弾性に基づいて係止爪の突起が、他方の部材の係合凹
部に嵌入することにより、係止が行なわれる、係止装置
14において、係止爪が、係止の際の変形方向及び両側
に、接近方向に延びるように形成された保護壁14dを
備えるように、係止装置14を構成する。
外力によって破壊してしまうようなことのない、係止装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】互いに接近した状態で係止されるべき二つ
の部材のうち、一方の部材12に設けられた上記部材の
接近方向に沿って垂直に延び且つ一側に突出した突起1
4cを有する係止爪14aと、他方の部材13の接近方
向に沿って延びる内壁に設けられた係合凹部14bと、
を含んでおり、双方の部材が互いに接近したとき、一方
の部材の係止爪が一旦内側に向かって変形された後、そ
の弾性に基づいて係止爪の突起が、他方の部材の係合凹
部に嵌入することにより、係止が行なわれる、係止装置
14において、係止爪が、係止の際の変形方向及び両側
に、接近方向に延びるように形成された保護壁14dを
備えるように、係止装置14を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各種機器の
ハウジング等の一部を開閉可能に覆うカバーを閉じた状
態で係止するための係止装置に関するものである。
ハウジング等の一部を開閉可能に覆うカバーを閉じた状
態で係止するための係止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなカバーを有する機器と
して、例えば図3に示すように構成されたバッテリ充電
器が知られている。図3において、バッテリ充電器1
は、充電すべきバッテリ2を収容すべき凹陥部3aを上
面に備えた本体ハウジング3と、この本体ハウジング3
の上面全体を覆うように、本体ハウジング3の一側に揺
動可能に支持されたカバー4と、本体ハウジング3の他
側の上面に備えられた係止爪5a及びカバー4の他側に
備えられた係合凹部5bから成る係止装置5と、を含ん
でいる。
して、例えば図3に示すように構成されたバッテリ充電
器が知られている。図3において、バッテリ充電器1
は、充電すべきバッテリ2を収容すべき凹陥部3aを上
面に備えた本体ハウジング3と、この本体ハウジング3
の上面全体を覆うように、本体ハウジング3の一側に揺
動可能に支持されたカバー4と、本体ハウジング3の他
側の上面に備えられた係止爪5a及びカバー4の他側に
備えられた係合凹部5bから成る係止装置5と、を含ん
でいる。
【0003】本体ハウジング3は、その内部に、バッテ
リ2を充電すべき回路が収容されていると共に、その上
面に、電源スイッチ3bを備えている。
リ2を充電すべき回路が収容されていると共に、その上
面に、電源スイッチ3bを備えている。
【0004】カバー4は、その一側の両端に備えられた
係合孔(図示せず)が、本体ハウジング3の一側の上面
付近に設けられたピン3cに、嵌合されることにより、
このピン3cの周りに、図示の開放位置から、本体ハウ
ジング3の上面を覆う閉鎖位置まで揺動可能に支持され
ている。
係合孔(図示せず)が、本体ハウジング3の一側の上面
付近に設けられたピン3cに、嵌合されることにより、
このピン3cの周りに、図示の開放位置から、本体ハウ
ジング3の上面を覆う閉鎖位置まで揺動可能に支持され
ている。
【0005】係止装置5の係止爪5aは、図3(B)に
示すように、本体ハウジング3の上面から上方に向かっ
て延びると共に、外側に向かって突出した突起5cを備
えている。さらに、係止爪5aは、弾性変形可能に、好
ましくは本体ハウジング3と一体に、弾性材料により形
成されている。他方、係合凹部5bは、同様に図3
(B)に示すように、カバー4の他側の内面にて、カバ
ー4が閉鎖位置にあるとき、上記係止爪5aが嵌入し得
るように、配設されている。
示すように、本体ハウジング3の上面から上方に向かっ
て延びると共に、外側に向かって突出した突起5cを備
えている。さらに、係止爪5aは、弾性変形可能に、好
ましくは本体ハウジング3と一体に、弾性材料により形
成されている。他方、係合凹部5bは、同様に図3
(B)に示すように、カバー4の他側の内面にて、カバ
ー4が閉鎖位置にあるとき、上記係止爪5aが嵌入し得
るように、配設されている。
【0006】このように構成されたバッテリ充電器1に
よれば、カバー4が開放位置から閉鎖位置まで揺動され
ると、カバー4の他側の下縁が、係止装置5の係止爪5
aの突起5cに接触して、係止爪5aをその弾性に抗し
て内側に向かって押動しながら、下降する。そして、カ
バー4の他側の下縁が、本体ハウジング3の上面に達し
たとき、カバー4の他側の内面に形成された係合凹部5
bが、係止爪5aと整合して、係止爪5aがその弾性に
基づいて係合凹部5b内に嵌入する。これにより、カバ
ー4は、係止装置5によって、本体ハウジング3の上面
全体を覆う閉鎖位置にロックされることになる。
よれば、カバー4が開放位置から閉鎖位置まで揺動され
ると、カバー4の他側の下縁が、係止装置5の係止爪5
aの突起5cに接触して、係止爪5aをその弾性に抗し
て内側に向かって押動しながら、下降する。そして、カ
バー4の他側の下縁が、本体ハウジング3の上面に達し
たとき、カバー4の他側の内面に形成された係合凹部5
bが、係止爪5aと整合して、係止爪5aがその弾性に
基づいて係合凹部5b内に嵌入する。これにより、カバ
ー4は、係止装置5によって、本体ハウジング3の上面
全体を覆う閉鎖位置にロックされることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな係止装置5においては、カバー4の開閉が繰返し行
なわれると、係止装置5の係止爪5aが繰返し内側に向
かって弾性変形されることになり、過度の変形によって
内側に塑性変形してしまうことがある。また、外部から
不用意に外力が加えられたり、バッテリ充電器1自体が
落下する等により、係止爪5aが折損してしまうことも
あった。
うな係止装置5においては、カバー4の開閉が繰返し行
なわれると、係止装置5の係止爪5aが繰返し内側に向
かって弾性変形されることになり、過度の変形によって
内側に塑性変形してしまうことがある。また、外部から
不用意に外力が加えられたり、バッテリ充電器1自体が
落下する等により、係止爪5aが折損してしまうことも
あった。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、係止爪が必要
以上に変形せず、また外力によって破壊してしまうよう
なことのない、係止装置を提供することを目的としてい
る。
以上に変形せず、また外力によって破壊してしまうよう
なことのない、係止装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、互いに接近した状態で係止されるべき二つの部材
のうち、一方の部材に設けられた上記部材の接近方向に
沿って垂直に延び且つ一側に突出した突起を有する係止
爪と、他方の部材の接近方向に沿って延びる内壁に設け
られた係合凹部と、を含んでおり、双方の部材が互いに
接近したとき、一方の部材の係止爪が一旦内側に向かっ
て変形された後、その弾性に基づいて係止爪の突起が、
他方の部材の係合凹部に嵌入することにより、係止が行
なわれる、係止装置において、係止爪が、係止の際の変
形方向及び両側に、接近方向に延びるように形成された
保護壁を備えていることを特徴とする、係止装置によ
り、達成される。
れば、互いに接近した状態で係止されるべき二つの部材
のうち、一方の部材に設けられた上記部材の接近方向に
沿って垂直に延び且つ一側に突出した突起を有する係止
爪と、他方の部材の接近方向に沿って延びる内壁に設け
られた係合凹部と、を含んでおり、双方の部材が互いに
接近したとき、一方の部材の係止爪が一旦内側に向かっ
て変形された後、その弾性に基づいて係止爪の突起が、
他方の部材の係合凹部に嵌入することにより、係止が行
なわれる、係止装置において、係止爪が、係止の際の変
形方向及び両側に、接近方向に延びるように形成された
保護壁を備えていることを特徴とする、係止装置によ
り、達成される。
【0010】上記構成によれば、二つの部材が互いに接
近したとき、一方の部材に設けられた係止爪が、他方の
部材の内壁によって、内側に変形されることにより、こ
の係止爪が他方の部材の内壁面に沿って移動した後、係
合凹部に嵌入する。これにより、係止爪がその弾性に基
づいて係合凹部内に保持されることにより、双方の部材
が接近した状態で係止されることになる。
近したとき、一方の部材に設けられた係止爪が、他方の
部材の内壁によって、内側に変形されることにより、こ
の係止爪が他方の部材の内壁面に沿って移動した後、係
合凹部に嵌入する。これにより、係止爪がその弾性に基
づいて係合凹部内に保持されることにより、双方の部材
が接近した状態で係止されることになる。
【0011】ここで、係止爪は、その変形方向及び両側
に関して、保護壁により包囲されているので、係止爪の
変形の際に、係止爪が変形方向の保護壁に当接すること
により、その変形量が規制されることになる。従って、
係止爪の過度の変形によって、係止爪が塑性変形を生じ
てしまうことがない。
に関して、保護壁により包囲されているので、係止爪の
変形の際に、係止爪が変形方向の保護壁に当接すること
により、その変形量が規制されることになる。従って、
係止爪の過度の変形によって、係止爪が塑性変形を生じ
てしまうことがない。
【0012】また、係止爪が変形方向及び両側で保護壁
により包囲されているので、例えば落下等によって外力
が不用意に加えられた場合であっても、係止爪が保護壁
により包囲されていることにより、直接に係止爪に衝撃
が加えられることがない。従って、外力による係止爪の
折損等の破壊が防止され得ることになる。
により包囲されているので、例えば落下等によって外力
が不用意に加えられた場合であっても、係止爪が保護壁
により包囲されていることにより、直接に係止爪に衝撃
が加えられることがない。従って、外力による係止爪の
折損等の破壊が防止され得ることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1及び図2は、本
発明による係止装置の一実施形態を組み込んだバッテリ
ケースの構成を示している。図1及び図2において、バ
ッテリ充電器10は、充電すべきバッテリ11を収容す
べき凹陥部12aを上面に備えた本体ハウジング12
と、この本体ハウジング12の上面全体を覆うように、
本体ハウジング12の一側に揺動可能に支持されたカバ
ー13と、本体ハウジング12の他側に対してカバー1
3の他側を係止するための係止装置14とを含んでい
る。
づいて、本発明を詳細に説明する。図1及び図2は、本
発明による係止装置の一実施形態を組み込んだバッテリ
ケースの構成を示している。図1及び図2において、バ
ッテリ充電器10は、充電すべきバッテリ11を収容す
べき凹陥部12aを上面に備えた本体ハウジング12
と、この本体ハウジング12の上面全体を覆うように、
本体ハウジング12の一側に揺動可能に支持されたカバ
ー13と、本体ハウジング12の他側に対してカバー1
3の他側を係止するための係止装置14とを含んでい
る。
【0014】本体ハウジング12は、その内部に、バッ
テリ11を充電すべき回路が収容されていると共に、そ
の上面に、電源スイッチ12bを備えている。
テリ11を充電すべき回路が収容されていると共に、そ
の上面に、電源スイッチ12bを備えている。
【0015】カバー13は、その一側の両端に備えられ
た係合孔(図示せず)が、本体ハウジング12の一側の
上面付近に設けられたピン12cに、嵌合されることに
より、このピン12cの周りに、図示の開放位置から、
本体ハウジング12の上面を覆う閉鎖位置まで揺動可能
に支持されている。
た係合孔(図示せず)が、本体ハウジング12の一側の
上面付近に設けられたピン12cに、嵌合されることに
より、このピン12cの周りに、図示の開放位置から、
本体ハウジング12の上面を覆う閉鎖位置まで揺動可能
に支持されている。
【0016】上記係止装置14は、本体ハウジング12
の他側の上面に備えられた係止爪14a及びカバー13
の他側に備えられた係合凹部14bとを含んでいる。係
止爪14aは、図2(A)に示すように、本体ハウジン
グ12の上面から上方に向かって延びると共に、外側に
向かって突出した突起14cを備えている。さらに、係
止爪14aは、弾性変形可能に、好ましくは本体ハウジ
ング12と一体に、弾性材料により形成されている。他
方、係合凹部14bは、同様に図2(A)に示すよう
に、カバー13の他側の内面にて、カバー13が閉鎖位
置にあるとき、上記係止爪14aが嵌入し得るように、
配設されている。
の他側の上面に備えられた係止爪14a及びカバー13
の他側に備えられた係合凹部14bとを含んでいる。係
止爪14aは、図2(A)に示すように、本体ハウジン
グ12の上面から上方に向かって延びると共に、外側に
向かって突出した突起14cを備えている。さらに、係
止爪14aは、弾性変形可能に、好ましくは本体ハウジ
ング12と一体に、弾性材料により形成されている。他
方、係合凹部14bは、同様に図2(A)に示すよう
に、カバー13の他側の内面にて、カバー13が閉鎖位
置にあるとき、上記係止爪14aが嵌入し得るように、
配設されている。
【0017】以上の構成は、図3に示した従来の係止装
置5と同様の構成であるが、本発明による係止装置14
においては、さらに係止爪14aを変形方向及び両側に
関して間隔をあけて包囲する保護壁14dが備えられて
いる。この保護壁14dは、図2(B)に示すように、
断面形状が「コ」字形に形成されていることにより、剛
性を有している。これにより、係止爪14aが弾性変形
するとき、図2(A)にて鎖線で示すように、係止爪1
4aが保護壁14dに当接することにより、係止爪14
aの変形量を規制するようになっている。
置5と同様の構成であるが、本発明による係止装置14
においては、さらに係止爪14aを変形方向及び両側に
関して間隔をあけて包囲する保護壁14dが備えられて
いる。この保護壁14dは、図2(B)に示すように、
断面形状が「コ」字形に形成されていることにより、剛
性を有している。これにより、係止爪14aが弾性変形
するとき、図2(A)にて鎖線で示すように、係止爪1
4aが保護壁14dに当接することにより、係止爪14
aの変形量を規制するようになっている。
【0018】本発明実施形態によるバッテリ充電器10
は、以上のように構成されており、カバー13が、図1
に示す開放位置から閉鎖位置まで揺動されると、カバー
13の他側の下縁が、係止装置14の係止爪14aの突
起14cに接触して、係止爪14aをその弾性に抗して
内側に向かって押動しながら、下降する。そして、カバ
ー13の他側の下縁が、本体ハウジング12の上面に達
したとき、図2(A)に示すように、カバー13の他側
の内面に形成された係合凹部14bが、係止爪14aと
整合して、係止爪14aがその弾性に基づいて係合凹部
14b内に嵌入することになる。これにより、カバー1
3は、係止装置14によって、本体ハウジング12の上
面全体を覆う閉鎖位置にロックされることになる。
は、以上のように構成されており、カバー13が、図1
に示す開放位置から閉鎖位置まで揺動されると、カバー
13の他側の下縁が、係止装置14の係止爪14aの突
起14cに接触して、係止爪14aをその弾性に抗して
内側に向かって押動しながら、下降する。そして、カバ
ー13の他側の下縁が、本体ハウジング12の上面に達
したとき、図2(A)に示すように、カバー13の他側
の内面に形成された係合凹部14bが、係止爪14aと
整合して、係止爪14aがその弾性に基づいて係合凹部
14b内に嵌入することになる。これにより、カバー1
3は、係止装置14によって、本体ハウジング12の上
面全体を覆う閉鎖位置にロックされることになる。
【0019】ここで、上述した係止爪14aの変形の際
に、係止爪14aの上端付近が、保護壁14dに当接す
ることにより、係止爪14aの変形量が規制されること
になる。従って、係止爪14aが過度に変形することが
ないので、係止爪14aの変形方向に対する塑性変形が
抑制され得ることになる。
に、係止爪14aの上端付近が、保護壁14dに当接す
ることにより、係止爪14aの変形量が規制されること
になる。従って、係止爪14aが過度に変形することが
ないので、係止爪14aの変形方向に対する塑性変形が
抑制され得ることになる。
【0020】また、係止爪14aが図(B)に示すよう
に変形方向及び両側で保護壁14dにより包囲されてい
ることにより、バッテリ充電器10の落下等によって、
係止爪14aに不用意に外力が加えられようとしても、
外力は保護壁14dにより阻止され、係止爪14aには
達しない。従って、外力によって係止爪14aが折損等
の破壊を生ずるようなことはない。
に変形方向及び両側で保護壁14dにより包囲されてい
ることにより、バッテリ充電器10の落下等によって、
係止爪14aに不用意に外力が加えられようとしても、
外力は保護壁14dにより阻止され、係止爪14aには
達しない。従って、外力によって係止爪14aが折損等
の破壊を生ずるようなことはない。
【0021】尚、上記実施形態においては、バッテリ充
電器10の本体ハウジング12とカバー13とを係止す
るための係止装置14について説明したが、これに限ら
ず、他の各種機器の本体及びカバーの係止、その他互い
に係止されるべき二つの部材の係止のための係止装置に
本発明を適用し得ることは明らかである。
電器10の本体ハウジング12とカバー13とを係止す
るための係止装置14について説明したが、これに限ら
ず、他の各種機器の本体及びカバーの係止、その他互い
に係止されるべき二つの部材の係止のための係止装置に
本発明を適用し得ることは明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、二
つの部材が互いに接近したとき、一方の部材に設けられ
た係止爪が、他方の部材の内壁によって、内側に変形さ
れることにより、この係止爪が他方の部材の内壁面に沿
って移動した後、係合凹部に嵌入する。これにより、係
止爪がその弾性に基づいて係合凹部内に保持されること
により、双方の部材が接近した状態で係止されることに
なる。
つの部材が互いに接近したとき、一方の部材に設けられ
た係止爪が、他方の部材の内壁によって、内側に変形さ
れることにより、この係止爪が他方の部材の内壁面に沿
って移動した後、係合凹部に嵌入する。これにより、係
止爪がその弾性に基づいて係合凹部内に保持されること
により、双方の部材が接近した状態で係止されることに
なる。
【0023】ここで、係止爪は、その変形方向及び両側
に関して、保護壁により包囲されているので、係止爪の
変形の際に、係止爪が変形方向の保護壁に当接すること
により、その変形量が規制されることになる。従って、
係止爪の過度の変形によって、係止爪が塑性変形を生じ
てしまうことがない。
に関して、保護壁により包囲されているので、係止爪の
変形の際に、係止爪が変形方向の保護壁に当接すること
により、その変形量が規制されることになる。従って、
係止爪の過度の変形によって、係止爪が塑性変形を生じ
てしまうことがない。
【0024】また、係止爪が変形方向及び両側で保護壁
により包囲されているので、例えば落下等によって外力
が不用意に加えられた場合であっても、係止爪が保護壁
により包囲されていることにより、直接に係止爪に衝撃
が加えられることがない。従って、外力による係止爪の
折損等の破壊が防止され得ることになる。
により包囲されているので、例えば落下等によって外力
が不用意に加えられた場合であっても、係止爪が保護壁
により包囲されていることにより、直接に係止爪に衝撃
が加えられることがない。従って、外力による係止爪の
折損等の破壊が防止され得ることになる。
【0025】かくして、本発明によれば、係止爪が必要
以上に変形せず、また外力によって破壊してしまうよう
なことのない、極めて優れた係止装置が提供され得るこ
とになる。
以上に変形せず、また外力によって破壊してしまうよう
なことのない、極めて優れた係止装置が提供され得るこ
とになる。
【図1】本発明による係止装置の一実施形態を適用した
バッテリ充電器を示す概略斜視図である。
バッテリ充電器を示す概略斜視図である。
【図2】図1のバッテリ充電器を示し、(A)は係止装
置の拡大断面図,及び(B)は係止爪及び保護壁の拡大
平面図である。
置の拡大断面図,及び(B)は係止爪及び保護壁の拡大
平面図である。
【図3】従来の係止装置の一例を利用したバッテリ充電
器の構成を示し、(A)は概略斜視図,及び(B)は係
止装置の拡大断面図である。
器の構成を示し、(A)は概略斜視図,及び(B)は係
止装置の拡大断面図である。
10 バッテリ充電器 11 バッテリ 12 本体ハウジング(第一の部材) 13 カバー(第二の部材) 14 係止装置 14a 係止爪 14b 係合凹部 14c 突起 14d 保護壁
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに接近した状態で係止されるべき二
つの部材のうち、一方の部材に設けられた上記部材の接
近方向に沿って垂直に延び且つ一側に突出した突起を有
する係止爪と、他方の部材の接近方向に沿って延びる内
壁に設けられた係合凹部と、を含んでおり、双方の部材
が互いに接近したとき、一方の部材の係止爪が一旦内側
に向かって変形された後、その弾性に基づいて係止爪の
突起が、他方の部材の係合凹部に嵌入することにより、
係止が行なわれる、係止装置において、係止爪が、係止
の際の変形方向及び両側に、接近方向に延びるように形
成された保護壁を備えていることを特徴とする、係止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038799A JPH09210019A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038799A JPH09210019A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 係止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210019A true JPH09210019A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12535354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8038799A Pending JPH09210019A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09210019A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052438A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-25 | Nippon Sanso Corp | ランチジャーの箸箱取り付け構造 |
JP2009262525A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Canon Inc | インクタンクおよびインクジェット記録装置 |
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