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JPH09182675A - グリル装置 - Google Patents

グリル装置

Info

Publication number
JPH09182675A
JPH09182675A JP34414295A JP34414295A JPH09182675A JP H09182675 A JPH09182675 A JP H09182675A JP 34414295 A JP34414295 A JP 34414295A JP 34414295 A JP34414295 A JP 34414295A JP H09182675 A JPH09182675 A JP H09182675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
heating
temperature
grill
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34414295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomosaburo Yamazaki
友三郎 山崎
Masahiro Yoshimura
真宏 芳村
Minoru Hirose
実 広瀬
Noriyuki Nishio
憲行 西尾
Tadao Yamashita
忠夫 山下
Atsuhito Gama
厚仁 蒲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, Rinnai Corp filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP34414295A priority Critical patent/JPH09182675A/ja
Publication of JPH09182675A publication Critical patent/JPH09182675A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 判別した魚の種類に適した加熱力や加熱時間
でもって加熱源を自動制御する自動モードから、加熱源
の加熱力や加熱時間を手動で増減可能な手動モードへの
切替えが可能なグリル装置において、切替えの為のスイ
ッチを新たに設ける必要が無いグリル装置の提供。 【解決手段】 自動判別モード中にタイマ設定スイッチ
(+) (-) 92、93の何れかを押圧操作すると、加熱制
御器による上火バーナ、下火バーナの自動加熱制御が解
除され、グリルタイマ時間をタイマ設定スイッチ(+)
(-) 92、93により手動設定できるタイマカットモー
ドに移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚を調理するグリ
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、排気出口を有するグリル庫内
に扉付の受け皿を前面開口から収納し、受け皿を加熱す
る加熱源をグリル庫内に配置したグリル装置が知られて
いる(図14参照)。
【0003】このグリル装置で魚を焼く場合、使用者
は、受け皿の焼網に載せる魚を見て、勘により加熱源の
加熱量や加熱時間を決めていた。この為、時々、受け皿
をグリル庫から取り出して焼き具合を確認する必要があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発明者らは、
自動グリラを試作し、出願(特願平5- 97826号)
した。この自動グリラは、魚を置く網の部分に、魚の裏
面の表面温度を検出する温度検出センサを取り付け、庫
内の上方に取り付けた上火に点火してから表面温度の変
化から魚の種類を判別する構成である。
【0005】しかし、上記自動グリラの試用試験を行っ
たところ、魚の種類に適した加熱量や加熱時間でもって
加熱源を自動制御する自動運転と、加熱源の加熱量や加
熱時間を手動で変更できる手動運転との切替えができな
い、という課題がある事を見いだした。
【0006】本発明の第1の目的は、判別した魚の種類
に適した加熱量や加熱時間でもって加熱源を自動制御す
る自動運転と、加熱源の加熱量や加熱時間を手動で設定
できる手動運転との切替えが可能なグリル装置の提供に
ある。
【0007】本発明の第2の目的は、判別した魚の種類
に適した加熱量や加熱時間でもって加熱源を自動制御す
る自動モードから、加熱源の加熱量や加熱時間を手動で
増減可能な手動モードへの切替えが可能なグリル装置に
おいて、切替えの為のスイッチを新たに設ける必要が無
いグリル装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)魚を載置する焼網と、前記魚を加熱する加熱源
と、前記魚の下面の表面の温度を魚温度として検出する
温度センサと、加熱開始から所定時間経過後における魚
温度及び設定時間内の魚温度の上昇率に基づいて魚の種
類を判別し、判別された魚の種類に適した加熱量や加熱
時間でもって前記加熱源を自動制御する加熱制御器とを
有するグリル装置において、前記加熱制御器による前記
加熱源の自動制御を解除し、前記加熱源の加熱量や加熱
時間を手動で設定可能にする手動切替スイッチを設け
た。
【0009】(2)魚を載置する焼網と、前記魚を加熱
する加熱源と、前記魚の下面の表面の温度を魚温度とし
て検出する温度センサと、自動モード時に、加熱開始か
ら所定時間経過後における魚温度及び設定時間内の魚温
度の上昇率に基づいて魚の種類を判別し、判別された魚
の種類に適した加熱量や加熱時間でもって前記加熱源を
自動制御する加熱制御器と、手動モード時に、前記加熱
源が動作するグリルタイマ時間を設定するタイマ設定ス
イッチとを有するグリル装置において、自動モードで動
作中に前記タイマ設定スイッチを操作すると、前記加熱
制御器による前記加熱源の自動制御が解除され、前記加
熱源の加熱量や加熱時間を手動で増減可能な手動モード
に切替わる。
【0010】(3)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記加熱源は、前記魚の上側と下側から前記魚を加熱す
る。
【0011】
【作用】 (請求項1について)手動切替スイッチを操作しない場
合、温度センサが魚温度を検出し、加熱制御器は、加熱
開始から所定時間経過後における魚温度及び設定時間内
の魚温度の上昇率に基づいて魚の種類(切身魚、丸身
魚、開き魚)を判別し、判別された魚の種類に適した加
熱量や加熱時間でもって加熱源を自動制御する。手動切
替スイッチを操作すると、加熱制御器による加熱源の自
動制御が解除され、加熱源の加熱量や加熱時間が手動で
設定可能となる。
【0012】(請求項2について)温度センサが魚温度
を検出し、加熱制御器は、加熱開始から所定時間経過後
における魚温度及び設定時間内の魚温度の上昇率に基づ
いて魚の種類(切身魚、丸身魚、開き魚)を判別し、判
別された魚の種類に適した加熱量や加熱時間でもって加
熱源を自動制御する。この自動モードで動作中にタイマ
設定スイッチを操作すると、加熱制御器による加熱源の
自動制御が解除され、加熱源の加熱量や加熱時間を手動
で増減可能な手動モードに切替わる。
【0013】(請求項3について)加熱源は、魚の上側
と下側から魚を同時に加熱する。
【0014】
【発明の効果】
(請求項1について)手動切替スイッチを操作すると、
加熱制御器による加熱源の自動制御が解除され、加熱源
の加熱量や加熱時間が手動で設定可能となるので、自動
加熱に適さない魚(湾曲して温度センサに当接しない
魚、干物、蛸、烏賊等)でも手動加熱により調理する事
ができる。魚を食べる人が、自動加熱による標準焼きに
不満がある場合(半焼き又は黒焦げ好み)には、手動加
熱で加熱を行って好みの焼き加減にする事ができる。
【0015】自動加熱中に誤って焼網をグリル庫内から
取り出してしまったり、調理済の魚を再加熱する場合
や、自動加熱による焼き具合に不満がある場合には、手
動加熱により調理を行う事ができる。
【0016】(請求項2について)グリル装置は、判別
した魚の種類に適した加熱量や加熱時間でもって加熱源
を自動制御する自動モードで起動するが、タイマ設定ス
イッチを操作する事により、加熱源の加熱量や加熱時間
を手動で増減可能な手動モードへ移行させる事ができ、
上記請求項1の効果に準じた効果を奏する。
【0017】グリルタイマ時間を設定するタイマ設定ス
イッチを切替スイッチとして兼用しているので、切替え
の為のスイッチを新たに設ける必要が無い。この為、部
品代が節約できるとともに、操作パネル面が繁雑になら
ない。
【0018】(請求項3について)加熱源が魚の上側と
下側から魚を加熱する構成の方が、魚の温度や魚の温度
上昇率を精度良く検出できるので魚の種類の判別性に優
れる。又、魚を裏返したり、再加熱が不要である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例(請求項1〜3
に対応)を、図1〜図13に基づいて説明する。図に示
す様に、自動グリラGは、ガスこんろ1、2とともに、
ガステーブルAの一部として組み付けられる。ガスこん
ろ1は、Hバーナを有し、Hバーナには、セーフティバ
ルブ及びガス量調節弁を配設したガス供給管(何れも図
示せず)によりガスが供給されて燃焼する。尚、11は
調理容器の底を弾圧する温度センサである。
【0020】レバー12は、ガス量調節弁の弁開度を変
化させるものであり、スライドにより、Hバーナへ供給
するガス量が増減する。又、13は操作つまみであり、
押圧操作に連動してセーフティバルブが開弁し、点火電
極(図示せず)に点火用の高電圧が印加される。
【0021】ガスこんろ2は、Mバーナを有し、Mバー
ナには、セーフティバルブ及びガス量調節弁(図示せ
ず)を配設したガス供給管によりガスが供給されて燃焼
する。
【0022】レバー21は、ガス量調節弁の弁開度を変
化させるものであり、スライドにより、Mバーナへ供給
するガス量が増減する。又、22は操作つまみであり、
押圧操作に連動してセーフティバルブが開弁し、点火電
極に点火用の高電圧が印加される。
【0023】自動グリラGは、前面開口31を有するグ
リル庫3と、グリル庫3内を加熱する上火バーナ4、下
火バーナ5と、グリル庫内3に収納可能な出し入れ自在
の受け皿6と、受け皿6と連結し、受け皿6収納時にグ
リル庫3の前面開口31を塞ぐ扉61と、受け皿6に載
置される焼網62と、焼網62に取り付けられる温度セ
ンサ7と、上火バーナ4、下火バーナ5の燃焼等を制御
する加熱制御器8とを有する。
【0024】上火バーナ4には、セーフティバルブ40
(メカ)及び上火オリフィス41を配設したガス供給管
によりガスが供給されて燃焼する。上火オリフィス41
は、正面上部に設けられたレバー411の位置(強、
弱、切)により弁開度が変化し、上火バーナ4へ供給さ
れるガス量が切替わる。
【0025】下火バーナ5には、セーフティバルブ40
(メカ)、下火オリフィス51、及び切替オリフィス付
電磁弁52を配設したガス供給管によりガスが供給され
て燃焼する。下火オリフィス51は、正面上部に設けら
れたレバー511の位置(強、弱、切)により弁開度が
変化し、下火バーナ5へ供給されるガス量が切替わる。
【0026】又、42は操作つまみであり、押圧操作に
連動してセーフティバルブ40が開弁し、上火用のパイ
ロットバーナ43及び下火用のパイロットバーナ53を
点火する為の点火電極に点火用の高電圧が印加される。
尚、パイロットバーナは上火・下火兼用の1個としても
良い。
【0027】温度センサ7は、サーミスタ(図示せず)
を金属管に封入したものであり、焼網62から上方へ3
mm突出する様に、遮熱函71を介して焼網62の横骨
621、621間(略中央)に配設されている。尚、こ
の突出により温度センサ7が魚fの下面に当接する。
又、遮熱函71は、下火バーナ5の熱が直接、温度セン
サ7に当たらない様に設けられている。温度センサ7の
出力は、耐熱被覆線72→ジャック73→プラグ74を
経て加熱制御器8に入力される。
【0028】尚、温度センサ7は、上記の焼網装着式以
外に、以下に示す、回転式、受け皿固定式、赤外線式等
であっても良い。 〔回転式〕基端が回転自在に受け皿の後部に支持され、
先端にセンサ部を形成した鍵形アーム(バネ材製)が焼
網の下方から横骨間を通して魚の下面を弾設する。 〔受け皿固定式〕温度センサはL字状で受け皿上に固定
され、センサ部が横骨間を通して焼網の上方に数mm突
出する。 〔赤外線式〕魚の下面から放射される赤外線を感知する
赤外線センサを斜め後方に配置している。
【0029】表示器91は、操作ユニットuに配設され
る七セグメントLED(2個横設)であり、以下の調理
情報を発光表示する。 〔着火検知〕オートモード(自動判別モード)、マニュ
アルモード(タイマカットモード)において、着火が検
知されると、“⊂⊃”が例えば1秒間、停止表示される
(図6の“着火検知”参照)。 〔自動判別中表示〕オートモードにおいて、発光セグメ
ントr(一つ)が順次、移動していき、“⊂⊃”が回転
する(図6参照)。
【0030】〔グリルタイマ〕マニュアルモード又はマ
ニュアルモード移行時において、コロン“.”を1秒周
期(0.5秒点灯- 0.5秒消灯)で点滅させながら、
分を意味する数字を減らしていく。 8.→7.→6.→5.→4.…… そして、グリルタイマの終了30秒前になったら、以下
に示す様に、コロンを消灯するとともに、表示を
“1.”から“30”に変更し、1秒経過毎に数字表示
を減らしていく。 2.→1.→30→29→28→27→26……→1→
【0031】オートモードにおいて、自動判別が終了す
ると、“30”を点灯し、1秒経過毎に数字を減らして
いく。 30→29→28→27→26……→1→0
【0032】タイマ設定スイッチ(+) (-) 92、93
は、グリルタイマの時間を増減する為の押しボタンスイ
ッチであり、自動判別が完了してタイマカットモードに
移行した(ステップs5)際に押圧すると、オン信号が
加熱制御器8のマイクロコンピュータに伝達され、該マ
イクロコンピュータは、例えば、残り30秒のグリルタ
イマを、15分〜1分の範囲で増減する。又、オートモ
ード中にタイマ設定スイッチ(+) (-) 92、93の何れ
かを押圧(1回)するとオン信号が加熱制御器8のマイ
クロコンピュータに伝達され、該マイクロコンピュータ
は、タイマカットモード(ステップs8;手動加熱)に
移行させるとともに、更なる押圧操作により、初期設定
8分のグリルタイマを、15分〜1分の範囲で増減す
る。
【0033】加熱制御器8は、マイクロコンピュータ、
LED駆動回路、ブザー駆動回路(何れも図示せず)等
を有し、温度センサ7、11、タイマ設定スイッチ(+)
(-)92、93等からの信号に基づいて、セーフティバ
ルブ40、切替オリフィス付電磁弁52、ブザー、表示
器91を制御する。
【0034】つぎに、加熱制御器8のマイクロコンピュ
ータの作動(自動判別に関わる部分)を説明する。先
ず、図5に示すフローチャートに基づき、制御の大まか
な流れを説明する。温度センサ7に魚fが当接する様
に、魚fを焼網62に載せ(図3参照)、受け皿6をグ
リル庫3内に収納する。
【0035】魚fが切身魚の場合は、レバー411、5
11を“弱”位置にセット(図13参照)し、切身魚以
外の場合はレバー411、511を“強”位置にセット
(図1参照)し、操作つまみ42を押圧操作する(ステ
ップs1)。
【0036】これにより、セーフティバルブ40が開弁
状態となり、マイクロコンピュータが点火電極に点火用
の高電圧の印加を指示し、上火用のパイロットバーナ4
3及び下火用のパイロットバーナ53が点火し、これに
より、上火バーナ4、下火バーナ5が着火し、マイクロ
コンピュータは後述するオートモードでの制御を開始す
る(ステップs2)。
【0037】尚、上火バーナ4、下火バーナ5の着火を
確認すると、マイクロコンピュータは、表示器91に
“⊂⊃”が停止表示(例えば1秒間)される様にLED
駆動回路に点灯信号を出力し、続いて(1秒後)、発光
セグメントr(一つ)が順に移動(外周側セグメント9
11〜918を数十〜数百ms毎)していく様に点灯信
号を出力し、“⊂⊃”を右回転させる(図6参照)。
【0038】オートモード中に何方かのタイマ設定スイ
ッチ(+) (-) 92、93を押圧すると(ステップs3で
YES)、マイクロコンピュータはこれを検知してタイ
マカットモードでの制御に切替える(ステップs8)。
【0039】タイマカットモードに移行すると、マイク
ロコンピュータは、“⊂⊃”の右回転表示(図6参照)
の終了を指示し、8分(初期値)を意味する“8.”の
表示を指示する。尚、タイマ設定スイッチ(+) (-) 9
2、93の押圧操作により、初期値8分グリルタイマ
は、15分〜1分の範囲で増減できる。
【0040】タイマ設定スイッチ(+) (-) 92、93を
押圧せず(ステップs3でNO)、自動判別が完了する
と(ステップs4でYES)、マイクロコンピュータは
タイマカットモードでの制御に切替える(ステップs
5)。タイマカットモードに移行すると、マイクロコン
ピュータは、“⊂⊃”の右回転表示(図6参照)の終了
を指示し、残り30秒を意味する“30”の表示を指示
し、“ピピピッ”×3回とブザーが鳴動する様に指示す
る。尚、タイマ設定スイッチ(+) (-) 92、93によ
り、残り30秒のグリルタイマを、15分〜1分の範囲
で増減できる。
【0041】グリルタイマがタイムアップすると(ステ
ップs6でYES)、マイクロコンピュータは、ブザー
を“ピー”と鳴動させて報知を行うとともに、セーフテ
ィバルブ40の閉弁を指示し、上火バーナ4、下火バー
ナ5が消火する(ステップs7)。
【0042】ステップs8のタイマカットモード中、タ
イマ設定スイッチ(+) (-) 92、93を押圧操作すると
(図12参照)、マイクロコンピュータは、これを検知
して、初期値8分のグリルタイマを15分〜1分の範囲
で増減する。
【0043】この時、グリルタイマが残り30秒になる
と(ステップs9でYES)、“ピピピッ”×3回とブ
ザーの鳴動を指示する。グリルタイマがタイムアップす
ると(ステップs10でYES)、マイクロコンピュー
タは、ブザーを“ピー”と鳴動させて報知を行うととも
に、セーフティバルブ40の閉弁を指示し、上火バーナ
4、下火バーナ5が消火する(ステップs11)。
【0044】つぎに、オートモード(自動判別)の詳細
を、図7〜図10のフローチャート、図11のグラフに
基づいて説明する。マイクロコンピュータは、上火バー
ナ4、下火バーナ5の着火検知から30秒経過(ステッ
プs201でYES)における魚の温度が70℃未満で
あるか否かステップs202で判別し、70℃未満の場
合(ステップs202でYES)はステップs203に
進み、70℃以上の場合(ステップs202でNO)は
ステップs204に進む。
【0045】ステップs203で、マイクロコンピュー
タは、コールドスタートであると判定し、ステップs2
05に進む。ステップs204で、マイクロコンピュー
タは、ホットスタートであると判定し、ステップs22
2に進む。
【0046】マイクロコンピュータは、ステップs20
5〜s207において、上火バーナ4、下火バーナ5の
着火検知から120秒経過時から170秒経過時迄にお
ける魚の温度の前期温度勾配を検出し、この前期温度勾
配が小さい場合(ステップs206でYES)には燃時
間遅延フラグを1にセットしてステップs207に進
み、大きい場合(ステップs206でNO)にはそのま
まステップs208に進む。
【0047】尚、120秒経過時から10秒毎に魚の温
度をサンプリングし、10秒間の温度上昇値が3deg
未満の場合が0個〜2個の場合には前期温度勾配が大き
いと判別し、3個〜5個の場合には小さいと判別する
(図11参照)。
【0048】マイクロコンピュータは、ステップs20
8〜s212において、上火バーナ4、下火バーナ5の
着火検知から180秒経過時における魚の温度に基づい
て魚の種類を判定する。
【0049】この魚の温度が90℃未満の場合(ステッ
プs209でYES)には魚が切身魚であると判定(ス
テップs210)して完了判別範囲を着火検知から35
0秒〜420秒に設定(ステップs213)し、図10
の完了判別に進む。
【0050】この魚の温度が165℃以上の場合(ステ
ップs209でNO、ステップs211でYES)には
魚が開き魚であると判定(ステップs212)、完了判
別範囲を着火検知から350秒〜420秒に設定(ステ
ップs214)し、図10の完了判別に進む。
【0051】この魚の温度が90℃以上、165℃未満
の場合(ステップs211でNO)には、魚の種類の判
別を、後述するコールド三次判別(図8参照)に委ね
る。
【0052】マイクロコンピュータは、ステップs21
5〜s219において、上火バーナ4、下火バーナ5の
着火検知から210秒経過時から350秒経過時迄にお
ける魚の温度の後期温度勾配を検出する。
【0053】尚、210秒経過時から10秒毎に魚の温
度をサンプリングし、10秒間の温度上昇値が(5/
3)deg未満の場合が0個〜4個の場合には後期温度
勾配が大きいと判別し、5個〜9個の場合には中位であ
ると判別し、10個から14個の場合には小さいと判別
する。
【0054】この後期温度勾配が大きい場合には魚が小
形丸身魚であると判定し、完了判別範囲を着火検知から
350秒〜420秒に設定(ステップs217)し、図
10の完了判別に進む。
【0055】この後期温度勾配が中位の場合には魚が中
形丸身魚であると判定、完了判別範囲を着火検知から3
50秒〜510秒に設定(ステップs218)し、図1
0の完了判別に進む。
【0056】この後期温度勾配が小さく、燃時間遅延フ
ラグが1でない場合(ステップs219でYES)には
魚が大形丸身魚であると判定、完了判別範囲を着火検知
から350秒〜570秒に設定(ステップs220)
し、図10の完了判別に進む。
【0057】この後期温度勾配が小さく、燃時間遅延フ
ラグが1である場合(ステップs219でNO)には魚
が特大丸身魚であると判定、完了判別範囲を着火検知か
ら410秒〜630秒に設定(ステップs221)し、
図10の完了判別に進む。
【0058】マイクロコンピュータは、ステップs22
2〜s226において、上火バーナ4、下火バーナ5の
着火検知から120秒経過時における魚の温度に基づい
て魚の種類を判定する。
【0059】この魚の温度が90℃未満の場合(ステッ
プs223でYES)には魚が切身魚であると判定(ス
テップs224)、完了判別範囲を着火検知から290
秒〜360秒に設定(ステップs227)し、図10の
完了判別に進む。
【0060】この魚の温度が165℃以上の場合(ステ
ップs223でNO、ステップs225でYES)には
魚が開き魚であると判定(ステップs226)、完了判
別範囲を着火検知から290秒〜360秒に設定(ステ
ップs228)し、図10の完了判別に進む。
【0061】この魚の温度が90℃以上、165℃未満
の場合(ステップs225でNO)には、魚の種類の判
別を、後述するホット三次判別(図9参照)に委ねる。
【0062】マイクロコンピュータは、ステップs22
9〜s230において、上火バーナ4、下火バーナ5の
着火検知から150秒経過時から290秒経過時迄にお
ける魚の温度の温度勾配を検出する。
【0063】尚、150秒経過時から10秒毎に魚の温
度をサンプリングし、10秒間の温度上昇値が(5/
3)deg未満の場合が0個〜4個の場合にはこの温度
勾配が大きいと判別し、5個〜9個の場合には中位であ
ると判別し、10個から14個の場合には小さいと判別
する。
【0064】この温度勾配が大きい場合(ステップs2
30で“大”)には魚が小形丸身魚であると判定、完了
判別範囲を着火検知から290秒〜330秒に設定し、
図10の完了判別に進む。
【0065】この温度勾配が中位の場合(ステップs2
30で“中”)には魚が中形丸身魚であると判定、完了
判別範囲を着火検知から290秒〜360秒に設定(ス
テップs232)し、図10の完了判別に進む。
【0066】この温度勾配が小さい場合(ステップs2
30で“小”)には魚が大形〜特大丸身魚であると判
定、完了判別範囲を着火検知から290秒〜480秒に
設定(ステップs233)し、図10の完了判別に進
む。
【0067】ステップs234で、マイクロコンピュー
タは、完了判別範囲をオーバーしているか否か判別し、
オーバーしていない場合(NO)はステップs235に
進み、オーバーしている場合(YES)は、自動判別を
完了しタイマカットモードに移行(図5のステップs
5)する。
【0068】ステップs235で、マイクロコンピュー
タは、魚の温度が、(完了判別迄の魚の温度の最高値+
8deg)以上であるか否か判別し、YESの場合は自
動判別を完了しタイマカットモードに移行(図5のステ
ップs5)し、NOの場合はステップs234に戻る。
【0069】つぎに、本実施例の利点を述べる。 〔ア〕温度センサ7に魚fが当接する様に、魚fを焼網
62に載せ(図3参照)、受け皿6をグリル庫3内に収
納し、レバー411、511をセットし、操作つまみ4
2を押圧操作すると、上火バーナ4、下火バーナ5が着
火し、オートモードでの制御を開始する。
【0070】この状態で、タイマ設定スイッチ(+) (-)
92、93の何れかを押圧操作すると、オートモードか
らタイマカットモードに移行し、初期値8分のグリルタ
イマ時間を、タイマ設定スイッチ(+) (-) 92、93の
操作により、1分から15分の間で手動設定(1分単
位)する事ができる。又、レバー411、511の操作
により上火バーナ4、下火バーナ5の火力を、“強”、
“弱”、“切”に設定する事ができる。
【0071】この為、自動加熱に適さない魚、(湾曲し
て温度センサ7に当接しない魚、干物、蛸、烏賊等)で
も手動加熱により調理する事ができ、使い勝手に優れ
る。魚を食べる人が、自動加熱による標準焼き(ステッ
プs213、s214、s217、s218、s22
0、s221、s227、s228、s231、s23
2、s233)では気に入らない場合(半焼き又は黒焦
げ好み)には、タイマカットモードに移行させて(ステ
ップs3でYES→ステップs8)好みの焼き加減にす
る事ができる。
【0072】自動加熱中に誤って受け皿6をグリル庫3
内から取り出してしまったり、調理済の魚fを再加熱す
る場合や、自動加熱による焼き具合に不満がある場合に
は、手動加熱により調理を行う事ができる。
【0073】〔イ〕グリルタイマ時間を設定するタイマ
設定スイッチ(+) (-) 92、93を切替スイッチとして
兼用していので、切替えの為のスイッチを新たに設ける
必要が無い。この為、部品代が節約できるとともに、操
作ユニットu面が繁雑にならない。
【0074】〔ウ〕オートモードでは、上火バーナ4、
下火バーナ5が同時に燃焼して、魚fの上側と下側から
魚を加熱する構成であるので、魚の温度や魚の温度上昇
率を精度良く検出できるので魚の種類(切身魚、丸身
魚、開き魚)の判別性に優れる。又、魚を裏返したり、
再加熱が不要である。
【0075】〔エ〕自動判別が完了(ステップs4でY
ES)すると、残り30秒のタイマカットモードに移行
し、グリルタイマ時間をタイマ設定スイッチ(+) (-) 9
2、93により1分〜15分の間で設定可能な構成であ
る。この為、焼き具合が足らない場合に更に長く焼く事
ができるので、使い勝手が良い。
【0076】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.加熱源は、ガスバーナ以外に電気ヒータ等であって
も良い。 b.手動切替スイッチを専用のスイッチで構成しても良
い(請求項1に対応)。この場合、一旦、モードを手動
モードに決める(点火前、自動モード→手動モード)と
加熱途中での自動加熱側への変更はできない構成にする
必要がある。 c.自動モードで動作中にタイマ設定スイッチを操作す
ると、加熱制御器による加熱源の自動制御が解除され、
加熱源の加熱量や加熱時間を手動で増減可能な手動モー
ドに切替わるが、グリルタイマの初期値は着火開始から
の経過時間が長い程、短く設定される構成であっても良
い。こうすれば、焼き過ぎによる魚fの黒焦げ化が防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動グリラを配設した
ガステーブルの正面図である。
【図2】その自動グリラの要部斜視図である。
【図3】その自動グリラの断面図である。
【図4】その自動グリラのガス回路図である。
【図5】ガステーブルの制御器のマイクロコンピュータ
の作動を示すフローチャートである。
【図6】その自動グリラにおいて、点火操作から自動判
別動作に移行する際の、表示器の表示の様子を示す説明
図である。
【図7】その自動グリラにおいて、自動判別動作を示す
フローチャートである。
【図8】その自動グリラにおいて、自動判別動作を示す
フローチャートである。
【図9】その自動グリラにおいて、自動判別動作を示す
フローチャートである。
【図10】その自動グリラにおいて、完了判別動作を示
すフローチャートである。
【図11】その自動グリラにおいて、経過時間- 魚の温
度特性を示すグラフである。
【図12】その自動グリラにおいて、オートモード中に
タイマ設定スイッチを押圧してタイマカットモードでの
制御に切替わった状態を示す説明図である。
【図13】その自動グリラにおいて、切身魚を自動調理
する場合のレバーの位置を示す説明図である。
【図14】従来の手動式グリル装置の作動を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
f 魚 G 自動グリラ(グリル装置) 4 上火バーナ(加熱源) 5 下火バーナ(加熱源) 7 温度センサ 8 加熱制御器 11 温度センサ 62 焼網 91 表示器 92 タイマ設定スイッチ(+) (タイマ設定スイッチ、
手動切替スイッチ) 93 タイマ設定スイッチ(-) (タイマ設定スイッチ、
手動切替スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 実 茨城県稲敷郡茎崎町富士見台33−145 (72)発明者 西尾 憲行 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 山下 忠夫 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 蒲 厚仁 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚を載置する焼網と、 前記魚を加熱する加熱源と、 前記魚の下面の表面の温度を魚温度として検出する温度
    センサと、 加熱開始から所定時間経過後における魚温度及び設定時
    間内の魚温度の上昇率に基づいて魚の種類を判別し、判
    別された魚の種類に適した加熱量や加熱時間でもって前
    記加熱源を自動制御する加熱制御器とを有するグリル装
    置において、 前記加熱制御器による前記加熱源の自動制御を解除し、
    前記加熱源の加熱量や加熱時間を手動で設定可能にする
    手動切替スイッチを設けた事を特徴とするグリル装置。
  2. 【請求項2】 魚を載置する焼網と、 前記魚を加熱する加熱源と、 前記魚の下面の表面の温度を魚温度として検出する温度
    センサと、 自動モード時に、加熱開始から所定時間経過後における
    魚温度及び設定時間内の魚温度の上昇率に基づいて魚の
    種類を判別し、判別された魚の種類に適した加熱量や加
    熱時間でもって前記加熱源を自動制御する加熱制御器
    と、 手動モード時に、前記加熱源が動作するグリルタイマ時
    間を設定するタイマ設定スイッチとを有するグリル装置
    において、 自動モードで動作中に前記タイマ設定スイッチを操作す
    ると、前記加熱制御器による前記加熱源の自動制御が解
    除され、前記加熱源の加熱量や加熱時間を手動で増減可
    能な手動モードに切替わる事を特徴とするグリル装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱源は、前記魚の上側と下側から
    前記魚を加熱する請求項1又は請求項2記載のグリル装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211994A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2007271100A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器

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